JP2000269360A - 半導体メモリセル - Google Patents

半導体メモリセル

Info

Publication number
JP2000269360A
JP2000269360A JP11074444A JP7444499A JP2000269360A JP 2000269360 A JP2000269360 A JP 2000269360A JP 11074444 A JP11074444 A JP 11074444A JP 7444499 A JP7444499 A JP 7444499A JP 2000269360 A JP2000269360 A JP 2000269360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
transistor
source
drain
junction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11074444A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Mukai
幹雄 向井
Toshio Kobayashi
敏夫 小林
Yutaka Hayashi
豊 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11074444A priority Critical patent/JP2000269360A/ja
Publication of JP2000269360A publication Critical patent/JP2000269360A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のDRAMのような大容量のキャパシタを
必要とせず、素子分離領域をLOCOS構造やトレンチ
構造から構成する必要が無い少なくとも3つのトランジ
スタから成る半導体メモリセルを提供する。 【解決手段】素子分離領域によって取り囲まれた活性領
域には、読み出し用の第1のトランジスタTR1、スイ
ッチ用の第2のトランジスタTR2、及び電流制御用の
接合型トランジスタJF1が設けられており、第1のト
ランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域は、第
2のトランジスタTR2のチャネル形成領域CH2に相当
し、且つ、接合型トランジスタJF1のチャネル領域C
J1に相当し、第2のトランジスタTR2の一方のソー
ス/ドレイン領域は、第1のトランジスタTR1のチャ
ネル形成領域CH1に相当し、且つ、接合型トランジス
タJF1の一方のゲート領域に相当し、半導体性の素子
分離領域IRの上には、絶縁膜IFを介して素子分離用
電極GDAが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも3つの
トランジスタ、あるいは、少なくとも3つのトランジス
タとダイオードから成る半導体メモリセル、あるいは、
これらを1つに融合した半導体メモリセルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高集積の半導体メモリセルとし
て、図89の(A)に示すような、1つのトランジスタ
と1つのキャパシタで構成された1トランジスタメモリ
セルとも呼ばれるダイナミックメモリセルが使用されて
いる。このようなメモリセルにおいては、キャパシタに
蓄積された電荷は、ビット線に電圧変化が生じるような
電荷とする必要がある。ところが、メモリセルの平面寸
法の縮小化に伴い、平行平板状に形成されたキャパシタ
の大きさが小さくなり、その結果、メモリセルのキャパ
シタに電荷として蓄えられた情報を読み出したとき、か
かる情報が雑音に埋もれてしまうという問題、あるい
は、ビット線の浮遊容量がメモリセルの世代毎に大きく
なるために、ビット線に小さな電圧変化しか生じないと
いう問題が顕著になっている。この問題を解決する一手
段として、トレンチキャパシタセル構造(図89の
(B)参照)、あるいはスタックトキャパシタセル構造
を有するダイナミックメモリセルが提案されている。し
かしながら、トレンチ(溝)の深さやスタック(積層)
の高さには加工技術上の限界があるため、キャパシタの
容量にも限界がある。それ故、これらの構造を有するダ
イナミックメモリセルは、ディープ・サブミクロン・ル
ール以下の寸法領域では、キャパシタ用の高価な新規材
料を導入しない限り、限界に至ると言われている。
【0003】また、メモリセルを構成するトランジスタ
に関しても、ディープ・サブミクロン・ルール以下の平
面寸法では、耐圧劣化やパンチスルー等の問題が生じる
ため、規定電圧下でも電流リークが発生する虞が大き
い。それ故、メモリセルが微小化したとき、従来のトラ
ンジスタ構造では、メモリセルを正常に動作させること
が困難になる。
【0004】このようなキャパシタの限界を解決するた
めに、本出願人は、特願平5−246264号(特開平
7−99251号公報)にて、2つのトランジスタ、あ
るいは2つのトランジスタを1つに融合したトランジス
タから成る半導体メモリセルを提案した。この特開平7
−99251号公報の図15の(A)及び(B)に開示
された半導体メモリセルは、半導体基板表面領域又は絶
縁性基板上に形成された第1導電形の第1の半導体領域
SC1と、第1の半導体領域SC1の表面領域に設けられ
且つ整流接合を形成して接する第1の導電性領域SC2
と、第1の半導体領域SC1の表面領域に設けられ且つ
第1の導電性領域SC2とは離間して設けられた第2導
電形の第2の半導体領域SC3と、第2の半導体領域S
3の表面領域に設けられ且つ整流接合を形成して接す
る第2の導電性領域SC4と、第1の半導体領域SC1
第2の導電性領域SC4、及び第1の導電性領域SC2
第2の半導体領域SC3を橋渡すごとくバリア層を介し
て設けられた導電ゲートGから成り、導電ゲートGは、
メモリセル選択用の第1の配線に接続され、第1の導電
性領域SC2は、書き込み情報設定線に接続され、第2
の導電性領域SC4は、メモリセル選択用の第2の配線
に接続されている。
【0005】そして、第1の半導体領域SC1(チャネ
ル形成領域Ch2に相当する)と、第1の導電性領域S
2及び第2の半導体領域SC3(これらの領域はソース
/ドレイン領域に相当する)と、導電ゲートGによっ
て、スイッチ用トランジスタTR 2が構成される。ま
た、第2の半導体領域SC3(チャネル形成領域Ch1
相当する)と、第1の半導体領域SC1及び第2の導電
性領域SC4(これらの領域はソース/ドレイン領域に
相当する)と、導電ゲートGによって、情報蓄積用トラ
ンジスタTR1が構成される。
【0006】この半導体メモリセルにおいては、情報の
書き込み時、スイッチ用トランジスタTR2が導通し、
その結果、情報は、情報蓄積用トランジスタTR1のチ
ャネル形成領域Ch1に電位あるいは電荷の形態で蓄積
される。情報の読み出し時、情報蓄積用トランジスタT
1においては、チャネル形成領域Ch1に蓄積された電
位あるいは電荷(情報)に依存して、導電ゲートGから
見た情報蓄積用トランジスタTR1のスレッショールド
値が変化する。従って、情報の読み出し時、適切に選定
された電位を導電ゲートGに印加することによって、情
報蓄積用トランジスタTR1の情報蓄積状態をチャネル
電流の大小(0も含めて)で判定することができる。こ
の情報蓄積用トランジスタTR1の動作状態を検出する
ことによって、情報の読み出しを行う。
【0007】即ち、情報の読み出し時、蓄積された情報
に依存して情報蓄積用トランジスタTR1はオン状態又
はオフ状態となる。第2の導電性領域SC4は、第2の
配線に接続されているので、蓄積された情報(”0”あ
るいは”1”)に依存して、情報蓄積用トランジスタT
1に電流が流れ、あるいは流れない。こうして、蓄積
された情報を情報蓄積用トランジスタTR1によって読
み出すことができる。
【0008】また、本出願人は、特願平9−25164
6号(特開平10−154757号公報)にて、読み出
し用のトランジスタTR1、スイッチ用のトランジスタ
TR2、及び、電流制御用の接合型トランジスタTR3
3つのトランジスタから構成された半導体メモリセルを
提案した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の特許公開公報に開示された半導体メモリセルにおいて
は、素子分離領域がLOCOS構造あるいはトレンチ構
造を有するので、素子分離領域の形成に起因して半導体
基板に生じたストレスや欠陥のため、接合リーク電流が
大きくなり易く、半導体メモリセルの情報保持時間が短
くなるという問題がある。また、LOCOS構造あるい
はトレンチ構造の素子分離領域を形成するための工程が
必要とされるといった問題もある。
【0010】従って、本発明の目的は、素子分離領域を
LOCOS構造やトレンチ構造から構成する必要が無
く、トランジスタの動作が安定しており、従来のDRA
Mのような大容量のキャパシタを必要とせず、情報の書
き込み/読み出しを確実に行うことができ、しかも、寸
法を微小化することができる半導体メモリセル、あるい
はロジック用の半導体メモリセル、更には、少なくとも
3つのトランジスタ、あるいは、少なくとも3つのトラ
ンジスタとダイオードから成る半導体メモリセル、ある
いは、これらを1つに融合した半導体メモリセルを提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルは、そ
の原理図を図1〜図8に示すように、半導体層に設けら
れた活性領域及び素子分離領域から構成され、素子分離
領域によって取り囲まれた活性領域には、(1)ソース
/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且
つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半導体性のチャ
ネル形成領域CH1、及び、該チャネル形成領域CH1
容量結合したゲート領域G1を有する第1導電形の読み
出し用の第1のトランジスタTR1、(2)ソース/ド
レイン領域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、
該ソース/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル
形成領域CH2、及び、該チャネル形成領域CH2と容量
結合したゲート領域G2を有する第2導電形のスイッチ
用の第2のトランジスタTR2、並びに、(3)チャネ
ル領域CHJ1及びゲート領域を有する電流制御用の接合
型トランジスタJF1、が設けられており、第1のトラ
ンジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域は、第2
のトランジスタTR2のチャネル形成領域CH2に相当
し、且つ、接合型トランジスタJF1のチャネル領域C
J1に相当し、第2のトランジスタTR2の一方のソー
ス/ドレイン領域は、第1のトランジスタTR1のチャ
ネル形成領域CH1に相当し、且つ、接合型トランジス
タJF1の一方のゲート領域に相当し、半導体性の素子
分離領域の上には、絶縁膜を介して素子分離用電極が設
けられていることを特徴とする。
【0012】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、図1に示すように、第1のトランジスタ
TR1のゲート領域G1及び第2のトランジスタTR2
ゲート領域G2は、メモリセル選択用の第1の配線(例
えば、ワード線)に接続され、第1のトランジスタTR
1の他方のソース/ドレイン領域は、第2の配線に接続
され、接合型トランジスタJF1の他方のゲート領域
は、第3の配線に接続され、第1のトランジスタTR1
の一方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタ
JF1を介して第4の配線に接続され、第2のトランジ
スタTR2の他方のソース/ドレイン領域は、書き込み
情報設定線に接続されている構成とすることができる。
尚、第2の配線をビット線とし、第4の配線に所定の電
位を加える構成、あるいは、第4の配線をビット線と
し、第2の配線に所定の電位を加える構成とすることが
好ましい。
【0013】また、図2の(A)及び(B)に示すよう
に、第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイ
ン領域は、接合型トランジスタJF1を介して第4の配
線に接続される代わりに、接合型トランジスタJF1
びダイオードD,DSを介して書き込み情報設定線に接
続されている構成とすることもできる。この場合、第2
の配線をビット線とする構成、あるいは、書き込み情報
設定線をビット線と兼用させ、第2の配線に所定の電位
を加える構成とすることが好ましい。
【0014】あるいは又、図3の(A)及び(B)に示
すように、接合型トランジスタJF 1の他方のゲート領
域は、第3の配線に接続される代わりに、書き込み情報
設定線に接続されている構成とすることもできる。そし
て、この場合、図4の(A)及び(B)あるいは図5の
(A)及び(B)に示すように、第1のトランジスタT
1の一方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジ
スタJF1を介して第4の配線に接続される代わりに、
接合型トランジスタJF1及びダイオードD,DSを介
して書き込み情報設定線に接続されている構成とするこ
ともできる。尚、ダイオードが設けられたこれらの場
合、第2の配線をビット線とする構成、あるいは、書き
込み情報設定線をビット線と兼用させ、第2の配線に所
定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0015】あるいは又、図6に示すように、第1のト
ランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域は、接
合型トランジスタJF1を介して第4の配線に接続され
る代わりに、接合型トランジスタJF1及びダイオード
1を介して第3の配線に接続されている構成とするこ
ともできる。
【0016】あるいは又、図7に示すように、接合型ト
ランジスタJF1の他方のゲート領域は、第3の配線に
接続される代わりに、接合型トランジスタJF1の一方
のゲート領域に接続されている構成とすることもでき
る。そして、この場合、図8の(A)及び(B)に示す
ように、第1のトランジスタTR1の一方のソース/ド
レイン領域は、接合型トランジスタJF1を介して第4
の配線に接続される代わりに、接合型トランジスタJF
1及びダイオードD,DSを介して書き込み情報設定線
に接続されている構成とすることもできる。尚、ダイオ
ードが設けられたこれらの場合、第2の配線をビット線
とする構成、あるいは、書き込み情報設定線をビット線
と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とす
ることが好ましい。
【0017】上記の目的を達成するための本発明の第2
の態様に係る半導体メモリセルは、その原理図を図31
〜図41に示すように、半導体層に設けられた活性領域
及び素子分離領域から構成され、素子分離領域によって
取り囲まれた活性領域には、(1)ソース/ドレイン領
域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース
/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル形成領域
CH1、及び、該チャネル形成領域CH1と容量結合した
ゲート領域を有する第1導電形の読み出し用の第1のト
ランジスタTR1、(2)ソース/ドレイン領域、該ソ
ース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイ
ン領域を離間する半導体性のチャネル形成領域CH2
及び、該チャネル形成領域CH2と容量結合したゲート
領域G2を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
ンジスタTR2、並びに、(3)チャネル領域CHJ1
びゲート領域を有する電流制御用の接合型トランジスタ
JF1、が設けられており、第1のトランジスタTR1
一方のソース/ドレイン領域は、第2のトランジスタT
2のチャネル形成領域CH2に相当し、第1のトランジ
スタTR1の他方のソース/ドレイン領域は、接合型ト
ランジスタJF1のチャネル領域CHJ1に相当し、第2
のトランジスタTR2の一方のソース/ドレイン領域
は、第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域CH1
に相当し、且つ、接合型トランジスタJF1の一方のゲ
ート領域に相当し、半導体性の素子分離領域の上には、
絶縁膜を介して素子分離用電極が設けられていることを
特徴とする。
【0018】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、図31の(A)及び(B)に示すよう
に、第1のトランジスタTR1のゲート領域G1及び第2
のトランジスタTR2のゲート領域G2は、メモリセル選
択用の第1の配線(例えば、ワード線)に接続され、第
1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、接
合型トランジスタJF1を介して第2の配線に接続さ
れ、接合型トランジスタの他方のゲート領域は、第3の
配線に接続され、第1のトランジスタの一方のソース/
ドレイン領域は、第4の配線に接続され、第2のトラン
ジスタの他方のソース/ドレイン領域は、書き込み情報
設定線に接続されている構成とすることができる。尚、
第2の配線をビット線とし、第4の配線に所定の電位を
加える構成、あるいは、第4の配線をビット線とし、第
2の配線に所定の電位を加える構成とすることが好まし
い。
【0019】また、図32の(A)、(B)及び図33
の(A)、(B)に示すように、第1のトランジスタT
1の一方のソース/ドレイン領域は、第4の配線に接
続される代わりに、ダイオードD,DSを介して書き込
み情報設定線に接続されている構成とすることもでき
る。尚、第2の配線をビット線とする構成、あるいは、
書き込み情報設定線をビット線と兼用させ、第2の配線
に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0020】あるいは又、図34及び図36に示すよう
に、接合型トランジスタJF1の他方のゲート領域は、
第3の配線に接続される代わりに、書き込み情報設定線
に接続されている構成とすることもできる。そして、こ
の場合、図35の(A)、(B)、及び図37の
(A)、(B)に示すように、第1のトランジスタTR
1の一方のソース/ドレイン領域は、第4の配線に接続
される代わりに、ダイオードD,DSを介して書き込み
情報設定線に接続されている構成とすることもできる。
尚、ダイオードが設けられたこれらの場合、第2の配線
をビット線とする構成、あるいは、書き込み情報設定線
をビット線と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加え
る構成とすることが好ましい。
【0021】あるいは又、図38及び図40に示すよう
に、接合型トランジスタJF1の他方のゲート領域は、
第3の配線に接続される代わりに、接合型トランジスタ
JF 1の一方のゲート領域に接続されている構成とする
こともできる。そして、この場合、図39の(A)、
(B)、及び図41の(A)、(B)に示すように、第
1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域
は、第4の配線に接続される代わりに、ダイオードD,
DSを介して書き込み情報設定線に接続されている構成
とすることもできる。尚、ダイオードが設けられたこれ
らの場合、第2の配線をビット線とする構成、あるい
は、書き込み情報設定線をビット線と兼用させ、第2の
配線に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0022】上記の目的を達成するための本発明の第3
の態様に係る半導体メモリセルは、その原理図を図6
6、図67、図72及び図73に示すように、半導体層
に設けられた活性領域及び素子分離領域から構成され、
素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、
(1)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
導体性のチャネル形成領域CH1、及び、該チャネル形
成領域CH1と容量結合したゲート領域G1を有する第1
導電形の読み出し用の第1のトランジスタTR1
(2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
導体性のチャネル形成領域CH2、及び、該チャネル形
成領域CH2と容量結合したゲート領域G2を有する第2
導電形のスイッチ用の第2のトランジスタTR2
(3)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
導体性のチャネル形成領域CH3、及び、該チャネル形
成領域CH3と容量結合したゲート領域G3を有する第2
導電形の電流制御用の第3のトランジスタTR3、並び
に、(4)チャネル領域CHJ1及びゲート領域を有する
電流制御用の接合型トランジスタJF1、が設けられて
おり、第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレ
イン領域は、第2のトランジスタTR2のチャネル形成
領域CH2に相当し、第1のトランジスタTR1の他方の
ソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1
チャネル領域CHJ1に相当し、第2のトランジスタTR
2の一方のソース/ドレイン領域は、第1のトランジス
タTR1のチャネル形成領域CH1に相当し、且つ、接合
型トランジスタJF1の一方のゲート領域に相当し、且
つ、第3のトランジスタTR3の一方のソース/ドレイ
ン領域に相当し、第3のトランジスタTR3の他方のソ
ース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1の他
方のゲート領域に相当し、半導体性の素子分離領域の上
には、絶縁膜を介して素子分離用電極が設けられている
ことを特徴とする。
【0023】本発明の第3の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、図66及び図72に示すように、第1の
トランジスタTR1のゲート領域G1、第2のトランジス
タTR2のゲート領域G2及び第3のトランジスタTR3
のゲート領域G3は、メモリセル選択用の第1の配線
(例えば、ワード線)に接続され、第1のトランジスタ
TR1の他方のソース/ドレイン領域は、接合型トラン
ジスタJF1を介して第2の配線に接続され、第1のト
ランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域は、第
3の配線に接続され、第2のトランジスタTR2の他方
のソース/ドレイン領域は、書き込み情報設定線に接続
されている構成とすることができる。尚、第2の配線を
ビット線とし、第3の配線に所定の電位を加える構成、
あるいは、第3の配線をビット線とし、第2の配線に所
定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0024】この場合、図67の(A)、(B)、及び
図73の(A)、(B)に示すように、第1のトランジ
スタTR1の一方のソース/ドレイン領域は、第3の配
線に接続される代わりに、ダイオードD,DSを介して
書き込み情報設定線に接続されている構成とすることも
できる。尚、第2の配線をビット線とする構成、あるい
は、書き込み情報設定線をビット線と兼用させ、第2の
配線に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0025】上記の目的を達成するための本発明の第4
の態様に係る半導体メモリセルは、その原理図を図76
及び図77に示すように、半導体層に設けられた活性領
域及び素子分離領域から構成され、素子分離領域によっ
て取り囲まれた活性領域には、(1)ソース/ドレイン
領域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソー
ス/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル形成領
域CH1、及び、該チャネル形成領域CH1と容量結合し
たゲート領域G1を有する第1導電形の読み出し用の第
1のトランジスタTR1、(2)ソース/ドレイン領
域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース
/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル形成領域
CH2、及び、該チャネル形成領域XH2と容量結合し
たゲート領域G2を有する第2導電形のスイッチ用の第
2のトランジスタTR2、(3)チャネル領域CHJ1
びゲート領域を有する電流制御用の第1の接合型トラン
ジスタJF1、並びに、(4)チャネル領域CHJ2及び
ゲート領域を有する電流制御用の第2の接合型トランジ
スタJF2、が設けられており、第1のトランジスタT
1の一方のソース/ドレイン領域は、第2のトランジ
スタTR2のチャネル形成領域CH2に相当し、且つ、第
1の接合型トランジスタJF1のチャネル領域CHJ1
相当し、第1のトランジスタTR1の他方のソース/ド
レイン領域は、第2の接合型トランジスタJF2のチャ
ネル領域CHJ2に相当し、第2のトランジスタTR2
一方のソース/ドレイン領域は、第1のトランジスタT
1のチャネル形成領域CH1に相当し、且つ、第1の接
合型トランジスタJF1の一方のゲート領域に相当し、
且つ、第2の接合型トランジスタJF2の一方のゲート
領域に相当し、半導体性の素子分離領域の上には、絶縁
膜を介して素子分離用電極が設けられていることを特徴
とする。
【0026】本発明の第4の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、図76の(A)に示すように、第1のト
ランジスタTR1のゲート領域G1及び第2のトランジス
タTR2のゲート領域G2は、メモリセル選択用の第1の
配線(例えば、ワード線)に接続され、第1のトランジ
スタTR1の他方のソース/ドレイン領域は、第2の接
合型トランジスタJF2を介して第2の配線に接続さ
れ、第2の接合型トランジスタJF2の他方のゲート領
域は、第3の配線に接続され、第1のトランジスタTR
1の一方のソース/ドレイン領域は、第1の接合型トラ
ンジスタJF1を介して第4の配線に接続され、第1の
接合型トランジスタJF1の他方のゲート領域は、書き
込み情報設定線に接続され、第2のトランジスタTR2
の他方のソース/ドレイン領域は、書き込み情報設定線
に接続されている構成とすることができる。
【0027】あるいは又、図76の(B)に示すよう
に、第2の接合型トランジスタJF2の他方のゲート領
域を、第3の配線に接続する代わりに、第2の接合型ト
ランジスタJF2の一方のゲート領域に接続する構成と
することもできる。
【0028】図76の(A)及び(B)に示した半導体
メモリセルにおいては、第2の配線をビット線とし、第
4の配線に所定の電位を加える構成、あるいは、第4の
配線をビット線とし、第2の配線に所定の電位を加える
構成とすることが好ましい。
【0029】また、図77の(A)及び(B)に示すよ
うに、第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレ
イン領域は、第1の接合型トランジスタJF1を介して
第4の配線に接続される代わりに、第1の接合型トラン
ジスタJF1及びダイオードD,DSを介して書き込み
情報設定線に接続されている構成とすることもできる。
尚、第2の配線をビット線とする構成、あるいは、書き
込み情報設定線をビット線と兼用させ、第2の配線に所
定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0030】上記の目的を達成するための本発明の第5
の態様に係る半導体メモリセルは、その原理図を図80
〜図82に示すように、半導体層に設けられた活性領域
及び素子分離領域から構成され、素子分離領域によって
取り囲まれた活性領域には、(1)ソース/ドレイン領
域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース
/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル形成領域
CH1、及び、該チャネル形成領域CH1と容量結合した
ゲート領域G1を有する第1導電形の読み出し用の第1
のトランジスタTR1、(2)ソース/ドレイン領域、
該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ド
レイン領域を離間する半導体性のチャネル形成領域CH
2、及び、該チャネル形成領域CH2と容量結合したゲー
ト領域G2を有する第2導電形のスイッチ用の第2のト
ランジスタTR2、(3)ソース/ドレイン領域、該ソ
ース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイ
ン領域を離間する半導体性のチャネル形成領域CH3
及び、該チャネル形成領域CH3と容量結合したゲート
領域G3を有する第2導電形の電流制御用の第3のトラ
ンジスタTR3、(4)チャネル領域CHJ1及びゲート
領域を有する電流制御用の第1の接合型トランジスタJ
1、並びに、(5)チャネル領域CHJ2及びゲート領
域を有する電流制御用の第2の接合型トランジスタJF
2、が設けられており、第1のトランジスタTR1の一方
のソース/ドレイン領域は、第2のトランジスタTR2
のチャネル形成領域CH2に相当し、且つ、第1の接合
型トランジスタJF1のチャネル領域CHJ1に相当し、
第1のトランジスタTR1の他方のソース/ドレイン領
域は、第2の接合型トランジスタJF2のチャネル領域
CHJ2に相当し、第2のトランジスタTR2の一方のソ
ース/ドレイン領域は、第1のトランジスタTR1のチ
ャネル形成領域CH1に相当し、且つ、第1の接合型ト
ランジスタJF1の一方のゲート領域に相当し、且つ、
第2の接合型トランジスタJF2の一方のゲート領域に
相当し、且つ、第3のトランジスタTR3の一方のソー
ス/ドレイン領域に相当し、第3のトランジスタTR3
の他方のソース/ドレイン領域は、第2の接合型トラン
ジスタJF2の他方のゲート領域に相当し、半導体性の
素子分離領域の上には、絶縁膜を介して素子分離用電極
が設けられていることを特徴とする。
【0031】本発明の第5の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、図80に示すように、第1のトランジス
タTR1のゲート領域G1、第2のトランジスタTR2
ゲート領域G2及び第3のトランジスタTR3のゲート領
域G3は、メモリセル選択用の第1の配線(例えば、ワ
ード線)に接続され、第1のトランジスタTR1の他方
のソース/ドレイン領域は、第2の接合型トランジスタ
JF2を介して第2の配線に接続され、第1の接合型ト
ランジスタJF1の他方のゲート領域は、書き込み情報
設定線に接続され、第1のトランジスタTR1の一方の
ソース/ドレイン領域は、第1の接合型トランジスタJ
1を介して第3の配線に接続され、第2のトランジス
タTR2の他方のソース/ドレイン領域は、書き込み情
報設定線に接続されている構成とすることができる。
尚、第2の配線をビット線とし、第3の配線に所定の電
位を加える構成、あるいは、第3の配線をビット線と
し、第2の配線に所定の電位を加える構成とすることが
好ましい。
【0032】この場合、図81あるいは図82に示すよ
うに、第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレ
イン領域は、第1の接合型トランジスタJF1を介して
第3の配線に接続される代わりに、第1の接合型トラン
ジスタJF1及びダイオードD,DSを介して書き込み
情報設定線に接続されている構成とすることもできる。
この場合、第2の配線をビット線とする構成、あるい
は、書き込み情報設定線をビット線と兼用させ、第2の
配線に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0033】上記の目的を達成するための本発明の第6
の態様に係る半導体メモリセルは、半導体層に設けられ
た活性領域及び素子分離領域から構成され、素子分離領
域によって取り囲まれた活性領域には、(1)ソース/
ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲート領域を有す
る第1導電形の読み出し用の第1のトランジスタ、
(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
ンジスタ、並びに、(3)チャネル領域及びゲート領域
を有する電流制御用の接合型トランジスタ、が設けられ
ており、(a)半導体層に設けられた、第2導電形を有
する半導体性の第1の領域、(b)第1の領域の表面領
域に設けられた、第1導電形を有する半導体性の第2の
領域、(c)第2の領域の表面領域に設けられ、且つ、
整流接合を形成して接する第3の領域、(d)第1の領
域の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接し、且
つ、第2の領域とは離間して設けられた第4の領域、
(e)第2の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
成して接し、且つ、第3の領域とは離間して設けられた
第5の領域、並びに、(f)半導体性の素子分離領域の
上に絶縁膜を介して設けられた素子分離用電極、を有す
る半導体メモリセルであって、(A−1)第1のトラン
ジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第2の領域の
表面領域の一部から構成され、(A−2)第1のトラン
ジスタの他方のソース/ドレイン領域は、第4の領域か
ら構成され、(A−3)第1のトランジスタのチャネル
形成領域は、第2の領域の表面領域の該一部と第4の領
域とで挟まれた第1の領域の表面領域の一部から構成さ
れ、(B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ド
レイン領域は、第1の領域の表面領域の他の部分から構
成され、(B−2)第2のトランジスタの他方のソース
/ドレイン領域は、第3の領域から構成され、(B−
3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、第1の
領域の表面領域の該他の部分と第3の領域とで挟まれた
第2の領域の表面領域の他の部分から構成され、(C−
1)接合型トランジスタのゲート領域は、第5の領域、
及び、該第5の領域と対向する第1の領域の部分から構
成され、(C−2)接合型トランジスタのチャネル領域
は、第5の領域と第1の領域の該部分とで挟まれた第2
の領域の一部から構成され、(C−3)接合型トランジ
スタの一方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジ
スタのチャネル領域の一端から延び、且つ、第1のトラ
ンジスタの一方のソース/ドレイン領域を構成する第2
の領域の表面領域の該一部から構成され、(C−4)接
合型トランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、接
合型トランジスタのチャネル領域の他端から延びる第2
の領域の部分から構成され、(D)第1のトランジスタ
のゲート領域及び第2のトランジスタのゲート領域は、
メモリセル選択用の第1の配線(例えば、ワード線)に
接続され、(E)第3の領域は、書き込み情報設定線に
接続され、(F)第4の領域は、第2の配線に接続さ
れ、(G)第5の領域は、第3の配線に接続されている
ことを特徴とする。尚、第2の領域を第4の配線に接続
し、第2の配線をビット線とし、第4の配線に所定の電
位を加える構成、あるいは、第4の配線をビット線と
し、第2の配線に所定の電位を加える構成とすることが
好ましい。
【0034】本発明の第6の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、素子分離用電極は、第1の領域の縁部の
上方に延びている構成とすることが好ましい。
【0035】また、本発明の第6の態様に係る半導体メ
モリセルにおいては、第2の領域と第3の領域との間で
ダイオードが形成され、第2の領域は、第3の領域を介
して書き込み情報設定線に接続されている構成とするこ
とができる。あるいは又、第2の領域の表面領域に設け
られ、整流接合を形成して接する第6の領域を更に有
し、該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア
・ダイオードが構成され、第2の領域は、該第6の領域
を介して書き込み情報設定線に接続されている構成とす
ることができる。これらの場合、第2の配線をビット線
とする構成、あるいは、書き込み情報設定線をビット線
と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とす
ることが好ましい。
【0036】また、本発明の第6の態様に係る半導体メ
モリセルにおいては、第5の領域は、第3の配線に接続
される代わりに、第1の領域に接続されている構成とす
ることができる。あるいは又、第5の領域は、第3の配
線に接続される代わりに、書き込み情報設定線に接続さ
れている構成とすることができる。これらの場合、第2
の領域と第3の領域との間でダイオードが形成され、第
2の領域は第3の領域を介して書き込み情報設定線に接
続されている構成とすることができ、あるいは又、第2
の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接す
る第6の領域を更に有し、該第6の領域と第2の領域と
によって多数キャリア・ダイオードが構成され、第2の
領域は、該第6の領域を介して書き込み情報設定線に接
続されている構成とすることができる。ダイオードや多
数キャリア・ダイオードが設けられたこれらの場合、第
2の配線をビット線とする構成、あるいは、書き込み情
報設定線をビット線と兼用させ、第2の配線に所定の電
位を加える構成とすることが好ましい。
【0037】また、本発明の第6の態様に係る半導体メ
モリセルにおいては、第2の領域の表面領域に設けら
れ、整流接合を形成して接する第7の領域を更に有し、
該第7の領域と第2の領域とによってダイオードが構成
され、第2の領域は、該第7の領域を介して第3の配線
に接続されている構成とすることができる。
【0038】上記の目的を達成するための本発明の第7
の態様に係る半導体メモリセルにおいては、第5の領域
が省略されている点、及び、第1のトランジスタと第2
のトランジスタとでゲート領域が共有されている点が、
本発明の第6の態様に係る半導体メモリセルと相違す
る。即ち、本発明の第7の態様に係る半導体メモリセル
は、半導体層に設けられた活性領域及び素子分離領域か
ら構成され、素子分離領域によって取り囲まれた活性領
域には、(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領
域及びゲート領域を有する第1導電形の読み出し用の第
1のトランジスタ、(2)ソース/ドレイン領域、チャ
ネル形成領域及びゲート領域を有する第2導電形のスイ
ッチ用の第2のトランジスタ、並びに、(3)チャネル
領域及びゲート領域を有する電流制御用の接合型トラン
ジスタ、が設けられており、(a)半導体層に設けられ
た、第2導電形を有する半導体性の第1の領域、(b)
第1の領域の表面領域に設けられた、第1導電形を有す
る半導体性の第2の領域、(c)第2の領域の表面領域
に設けられ、且つ、整流接合を形成して接する第3の領
域、(d)第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合
を形成して接し、且つ、第2の領域とは離間して設けら
れた第4の領域、(e)第1の領域と第3の領域、及
び、第2の領域と第4の領域を橋渡すごとくバリア層を
介して設けられ、第1のトランジスタと第2のトランジ
スタとで共有されたゲート領域、並びに、(f)半導体
性の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設けられた素子
分離用電極、を有する半導体メモリセルであって、(A
−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領
域は、第2の領域の表面領域から構成され、(A−2)
第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
第4の領域から構成され、(A−3)第1のトランジス
タのチャネル形成領域は、第2の領域の該表面領域と第
4の領域とで挟まれた第1の領域の表面領域から構成さ
れ、(B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ド
レイン領域は、第1のトランジスタのチャネル形成領域
を構成する第1の領域の該表面領域から構成され、(B
−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイン領
域は、第3の領域から構成され、(B−3)第2のトラ
ンジスタのチャネル形成領域は、第1のトランジスタの
一方のソース/ドレイン領域を構成する第2の領域の該
表面領域から構成され、(C−1)接合型トランジスタ
のゲート領域は、第3の領域、及び、該第3の領域と対
向する第1の領域の部分から構成され、(C−2)接合
型トランジスタのチャネル領域は、第3の領域と第1の
領域の該部分とで挟まれた第2の領域の一部から構成さ
れ、(C−3)接合型トランジスタの一方のソース/ド
レイン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の一
端から延び、且つ、第1のトランジスタの一方のソース
/ドレイン領域を構成する第2の領域の部分から構成さ
れ、(C−4)接合型トランジスタの他方のソース/ド
レイン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の他
端から延びる第2の領域の該表面領域から構成され、
(D)ゲート領域は、メモリセル選択用の第1の配線に
接続され、(E)第3の領域は、書き込み情報設定線に
接続され、(F)第4の領域は、第2の配線に接続され
ていることを特徴とする。尚、第2の領域を第4の配線
に接続し、第2の配線をビット線とし、第4の配線に所
定の電位を加える構成、あるいは、第4の配線をビット
線とし、第2の配線に所定の電位を加える構成とするこ
とが好ましい。
【0039】本発明の第7の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、各領域の構成にも依るが、素子分離用電
極は、第1の領域の縁部の上方に延びている構成とする
ことが好ましい。あるいは又、素子分離用電極は、第1
の領域の縁部の上方を越えて、第2の領域の縁部の上方
及び第4の領域の縁部の上方に延びている構成とするこ
とが好ましい。
【0040】また、本発明の第7の態様に係る半導体メ
モリセルにおいては、第2の領域と第3の領域との間で
ダイオードが形成され、第2の領域は、第3の領域を介
して書き込み情報設定線に接続されている構成とするこ
とができる。あるいは又、第2の領域の表面領域に設け
られ、整流接合を形成して接する第6の領域を更に有
し、該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア
・ダイオードが構成され、該第2の領域は、第6の領域
を介して書き込み情報設定線に接続されている構成とす
ることができる。これらの場合、第2の配線をビット線
とする構成、あるいは、書き込み情報設定線をビット線
と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とす
ることが好ましい。
【0041】上記の目的を達成するための本発明の第8
の態様に係る半導体メモリセルにおいては、各領域の配
置が、本発明の第7の態様に係る半導体メモリセルと相
違している。即ち、本発明の第8の態様に係る半導体メ
モリセルは、半導体層に設けられた活性領域及び素子分
離領域から構成され、素子分離領域によって取り囲まれ
た活性領域には、(1)ソース/ドレイン領域、チャネ
ル形成領域及びゲート領域を有する第1導電形の読み出
し用の第1のトランジスタ、(2)ソース/ドレイン領
域、チャネル形成領域及びゲート領域を有する第2導電
形のスイッチ用の第2のトランジスタ、並びに、(3)
チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用の接合
型トランジスタ、が設けられており、(a)半導体層に
設けられた、第1導電形を有する半導体性の第1の領
域、(b)第1の領域の表面領域に設けられた、第2導
電形を有する半導体性の第2の領域、(c)第1の領域
の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接し、且
つ、第2の領域とは離間して設けられた第3の領域、
(d)第2の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接
合を形成して接する第4の領域、(e)第1の領域と第
4の領域、及び、第2の領域と第3の領域を橋渡すごと
くバリア層を介して設けられ、第1のトランジスタと第
2のトランジスタとで共有されたゲート領域、並びに、
(f)半導体性の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設
けられた素子分離用電極、を有する半導体メモリセルで
あって、(A−1)第1のトランジスタの一方のソース
/ドレイン領域は、第1の領域の表面領域から構成さ
れ、(A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ド
レイン領域は、第4の領域から構成され、(A−3)第
1のトランジスタのチャネル形成領域は、第1の領域の
該表面領域と第4の領域とで挟まれた第2の領域の表面
領域から構成され、(B−1)第2のトランジスタの一
方のソース/ドレイン領域は、第1のトランジスタのチ
ャネル形成領域を構成する第2の領域の該表面領域から
構成され、(B−2)第2のトランジスタの他方のソー
ス/ドレイン領域は、第3の領域から構成され、(B−
3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、第1の
トランジスタの一方のソース/ドレイン領域を構成する
第1の領域の該表面領域から構成され、(C−1)接合
型トランジスタのゲート領域は、第3の領域、及び、該
第3の領域と対向する第2の領域の部分から構成され、
(C−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第2
の領域と第3の領域の該部分とで挟まれた第1の領域の
一部から構成され、(C−3)接合型トランジスタの一
方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタのチ
ャネル領域の一端から延び、且つ、第1のトランジスタ
の一方のソース/ドレイン領域を構成する第1の領域の
該表面領域から構成され、(C−4)接合型トランジス
タの他方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジス
タのチャネル領域の他端から延びる第1の領域の部分か
ら構成され、(D)ゲート領域は、メモリセル選択用の
第1の配線に接続され、(E)第4の領域は、第2の配
線に接続され、(F)第3の領域は、書き込み情報設定
線に接続されていることを特徴とする。尚、第1の領域
を第4の配線に接続し、第2の配線をビット線とし、第
4の配線に所定の電位を加える構成、あるいは、第4の
配線をビット線とし、第2の配線に所定の電位を加える
構成とすることが好ましい。
【0042】本発明の第8の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、素子分離用電極は、第2の領域の縁部の
上方及び第3の領域の縁部の上方に延びている構成とす
ることが望ましい。また、第1の領域と第3の領域との
間でダイオードが形成され、第1の領域は、第3の領域
を介して書き込み情報設定線に接続されている構成とす
ることができる。あるいは又、第1の領域の表面領域に
設けられ、整流接合を形成して接する第6の領域を更に
有し、該第6の領域と第1の領域とによって多数キャリ
ア・ダイオードが構成され、該第1の領域は、第6の領
域を介して書き込み情報設定線に接続されている構成と
することができる。これらの場合、第2の配線をビット
線とする構成、あるいは、書き込み情報設定線をビット
線と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成と
することが好ましい。尚、接合型トランジスタのチャネ
ル領域に、斜めイオン注入法によって第1導電形の不純
物をイオン注入し、第1導電形領域を形成すれば、チャ
ネル領域の不純物濃度を制御することができ、接合型ト
ランジスタの動作安定を図ることができる。
【0043】上記の目的を達成するための本発明の第9
の態様に係る半導体メモリセルにおいては、電流制御用
の接合型トランジスタの設けられた位置(電流制御用の
接合型トランジスタを構成する領域)が、本発明の第6
の態様に係る半導体メモリセルと相違する。即ち、本発
明の第9の態様に係る半導体メモリセルは、半導体層に
設けられた活性領域及び素子分離領域から構成され、素
子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、(1)
ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲート領
域を有する第1導電形の読み出し用の第1のトランジス
タ、(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及
びゲート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2の
トランジスタ、並びに、(3)チャネル領域及びゲート
領域を有する電流制御用の接合型トランジスタ、が設け
られており、(a)半導体層に設けられた、第2導電形
を有する半導体性の第1の領域、(b)第1の領域の表
面領域に設けられた、第1導電形を有する半導体性の第
2の領域、(c)第2の領域の表面領域に設けられ、整
流接合を形成して接する第3の領域、(d)第1の領域
の表面領域に設けられ、且つ、第2の領域とは離間して
設けられた、第1導電形を有する半導体性の第4の領
域、(e)第4の領域の表面領域に設けられ、整流接合
を形成して接する第5の領域、並びに、(f)半導体性
の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設けられた素子分
離用電極、を有する半導体メモリセルであって、(A−
1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域
は、第2の領域の表面領域の一部から構成され、(A−
2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域
は、第4の領域から構成され、(A−3)第1のトラン
ジスタのチャネル形成領域は、第2の領域の表面領域の
該一部と第4の領域の該表面領域とで挟まれた第1の領
域の表面領域の一部から構成され、(B−1)第2のト
ランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第1の領
域の表面領域の他の部分から構成され、(B−2)第2
のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、第3
の領域から構成され、(B−3)第2のトランジスタの
チャネル形成領域は、第1の領域の表面領域の該他の部
分と第3の領域とで挟まれた第2の領域の表面領域の他
の部分から構成され、(C−1)接合型トランジスタの
ゲート領域は、第5の領域、及び、該第5の領域と対向
する第1の領域の部分から構成され、(C−2)接合型
トランジスタのチャネル領域は、第5の領域と第1の領
域の該部分とで挟まれた第4の領域の一部から構成さ
れ、(C−3)接合型トランジスタの一方のソース/ド
レイン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の一
端から延び、且つ、第1のトランジスタの他方のソース
/ドレイン領域を構成する第4の領域の該表面領域から
構成され、(C−4)接合型トランジスタの他方のソー
ス/ドレイン領域は、接合型トランジスタのチャネル領
域の他端から延びる第4の領域の部分から構成され、
(D)第1のトランジスタのゲート領域及び第2のトラ
ンジスタのゲート領域は、メモリセル選択用の第1の配
線に接続され、(E)第3の領域は、書き込み情報設定
線に接続され、(F)第4の領域は、第2の配線に接続
され、(G)第5の領域は、第3の配線に接続されてい
ることを特徴とする。尚、第2の領域を第4の配線に接
続し、第2の配線をビット線とし、第4の配線に所定の
電位を加える構成、あるいは、第4の配線をビット線と
し、第2の配線に所定の電位を加える構成とすることが
好ましい。
【0044】本発明の第9の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、素子分離用電極は、第1の領域の縁部の
上方に延びている構成とすることが望ましい。
【0045】また、本発明の第9の態様に係る半導体メ
モリセルにおいては、第2の領域と第3の領域との間で
ダイオードが形成され、第2の領域は、第3の領域を介
して書き込み情報設定線に接続されている構成とするこ
とができる。あるいは又、第2の領域の表面領域に設け
られ、整流接合を形成して接する第6の領域を更に有
し、該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア
・ダイオードが構成され、該第2の領域は、第6の領域
を介して書き込み情報設定線に接続されている構成とす
ることができる。
【0046】あるいは又、本発明の第9の態様に係る半
導体メモリセルにおいては、第5の領域は、第3の配線
に接続される代わりに、書き込み情報設定線に接続され
ている構成とすることができる。あるいは又、第5の領
域は、第3の配線に接続される代わりに、第1の領域に
接続されている構成とすることができる。これらの場
合、第2の領域と第3の領域との間でダイオードが形成
され、第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報
設定線に接続されている構成とすることができ、あるい
は又、第2の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
成して接する第6の領域を更に有し、該第6の領域と第
2の領域とによって多数キャリア・ダイオードが構成さ
れ、該第2の領域は、第6の領域を介して書き込み情報
設定線に接続されている構成とすることができる。ダイ
オードや多数キャリア・ダイオードが設けられたこれら
の場合、第2の配線をビット線とする構成、あるいは、
書き込み情報設定線をビット線と兼用させ、第2の配線
に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0047】上記の目的を達成するための本発明の第1
0の態様に係る半導体メモリセルにおいては、第1のト
ランジスタと第2のトランジスタとでゲート領域が共有
されている点が、本発明の第9の態様に係る半導体メモ
リセルと相違する。即ち、本発明の第10の態様に係る
半導体メモリセルは、半導体層に設けられた活性領域及
び素子分離領域から構成され、素子分離領域によって取
り囲まれた活性領域には、(1)ソース/ドレイン領
域、チャネル形成領域及びゲート領域を有する第1導電
形の読み出し用の第1のトランジスタ、(2)ソース/
ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲート領域を有す
る第2導電形のスイッチ用の第2のトランジスタ、並び
に、(3)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制
御用の接合型トランジスタ、が設けられており、(a)
半導体層に設けられた、第2導電形を有する半導体性の
第1の領域、(b)第1の領域の表面領域に設けられ
た、第1導電形を有する半導体性の第2の領域、(c)
第2の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形成して
接する第3の領域、(d)第1の領域の表面領域に設け
られ、且つ、第2の領域とは離間して設けられた、第1
導電形を有する半導体性の第4の領域、(e)第4の領
域の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接する第
5の領域、(f)第1の領域と第3の領域、及び、第2
の領域と第4の領域を橋渡すごとくバリア層を介して設
けられ、第1のトランジスタと第2のトランジスタとで
共有されたゲート領域、並びに、(g)半導体性の素子
分離領域の上に絶縁膜を介して設けられた素子分離用電
極、を有する半導体メモリセルであって、(A−1)第
1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第
2の領域の表面領域から構成され、(A−2)第1のト
ランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、第4の領
域の表面領域から構成され、(A−3)第1のトランジ
スタのチャネル形成領域は、第2の領域の該表面領域と
第4の領域の該表面領域とで挟まれた第1の領域の表面
領域から構成され、(B−1)第2のトランジスタの一
方のソース/ドレイン領域は、第1のトランジスタのチ
ャネル形成領域を構成する第1の領域の該表面領域から
構成され、(B−2)第2のトランジスタの他方のソー
ス/ドレイン領域は、第3の領域から構成され、(B−
3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、第1の
トランジスタの一方のソース/ドレイン領域を構成する
第2の領域の該表面領域から構成され、(C−1)接合
型トランジスタのゲート領域は、第5の領域、及び、該
第5の領域と対向する第1の領域の部分から構成され、
(C−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第5
の領域と第1の領域の該部分とで挟まれた第4の領域の
一部から構成され、(C−3)接合型トランジスタの一
方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタのチ
ャネル領域の一端から延び、且つ、第1のトランジスタ
の他方のソース/ドレイン領域を構成する第4の領域の
該表面領域から構成され、(C−4)接合型トランジス
タの他方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジス
タのチャネル領域の他端から延びる第4の領域の部分か
ら構成され、(D)ゲート領域は、メモリセル選択用の
第1の配線に接続され、(E)第3の領域は、書き込み
情報設定線に接続され、(F)第4の領域は、第2の配
線に接続され、(G)第5の領域は、第3の配線に接続
されていることを特徴とする。尚、第2の領域を第4の
配線に接続し、第2の配線をビット線とし、第4の配線
に所定の電位を加える構成、あるいは、第4の配線をビ
ット線とし、第2の配線に所定の電位を加える構成とす
ることが好ましい。
【0048】本発明の第10の態様に係る半導体メモリ
セルにおいては、各領域の構成にも依るが、素子分離用
電極は、第1の領域の縁部の上方に延びている構成とす
ることが好ましい。あるいは又、素子分離用電極は、第
1の領域の縁部の上方を越えて、第2の領域の縁部の上
方及び第4の領域の縁部の上方に延びている構成とする
ことが好ましい。
【0049】また、本発明の第10の態様に係る半導体
メモリセルにおいては、第2の領域と第3の領域との間
でダイオードが形成され、第2の領域は、第3の領域を
介して書き込み情報設定線に接続されている構成とする
ことができる。あるいは又、第2の領域の表面領域に設
けられ、整流接合を形成して接する第6の領域を更に有
し、該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア
・ダイオードが構成され、第2の領域は、該第6の領域
を介して書き込み情報設定線に接続されている構成とす
ることができる。これらの場合、第2の配線をビット線
とする構成、あるいは、書き込み情報設定線をビット線
と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とす
ることが好ましい。
【0050】更には、本発明の第10の態様に係る半導
体メモリセルにおいては、第5の領域は、第3の配線に
接続される代わりに、書き込み情報設定線に接続されて
いる構成とすることもできる。あるいは又、第5の領域
は、第3の配線に接続される代わりに、第1の領域に接
続されている構成とすることもできる。これらの場合に
も、第2の領域と第3の領域との間でダイオードが形成
され、第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報
設定線に接続されている構成とすることができる。ある
いは又、第2の領域の表面領域に設けられ、整流接合を
形成して接する第6の領域を更に有し、該第6の領域と
第2の領域とによって多数キャリア・ダイオードが構成
され、第2の領域は、該第6の領域を介して書き込み情
報設定線に接続されている構成とすることができる。ダ
イオードや多数キャリア・ダイオードが設けられたこれ
らの場合、第2の配線をビット線とする構成、あるい
は、書き込み情報設定線をビット線と兼用させ、第2の
配線に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0051】上記の目的を達成するための本発明の第1
1の態様に係る半導体メモリセルにおいては、各領域の
配置が、本発明の第10の態様に係る半導体メモリセル
と相違している。即ち、本発明の第11の態様に係る半
導体メモリセルは、半導体層に設けられた活性領域及び
素子分離領域から構成され、素子分離領域によって取り
囲まれた活性領域には、(1)ソース/ドレイン領域、
チャネル形成領域及びゲート領域を有する第1導電形の
読み出し用の第1のトランジスタ、(2)ソース/ドレ
イン領域、チャネル形成領域及びゲート領域を有する第
2導電形のスイッチ用の第2のトランジスタ、並びに、
(3)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
の接合型トランジスタ、が設けられており、(a)半導
体層に設けられた、第1導電形を有する半導体性の第1
の領域、(b)第1の領域の表面領域に設けられた、第
2導電形を有する半導体性の第2の領域、(c)第1の
領域の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接し、
且つ、第2の領域とは離間して設けられた第3の領域、
(d)第2の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
を有する半導体性の第4の領域、(e)第4の領域の表
面領域に設けられ、整流接合を形成して接する第5の領
域、(f)第1の領域と第4の領域、及び、第2の領域
と第3の領域を橋渡すごとくバリア層を介して設けら
れ、第1のトランジスタと第2のトランジスタとで共有
されたゲート領域、並びに、(g)半導体性の素子分離
領域の上に絶縁膜を介して設けられた素子分離用電極、
を有する半導体メモリセルであって、(A−1)第1の
トランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第1の
領域の表面領域から構成され、(A−2)第1のトラン
ジスタの他方のソース/ドレイン領域は、第4の領域の
表面領域から構成され、(A−3)第1のトランジスタ
のチャネル形成領域は、第1の領域の該表面領域と第4
の領域の該表面領域とで挟まれた第2の領域の表面領域
から構成され、(B−1)第2のトランジスタの一方の
ソース/ドレイン領域は、第1のトランジスタのチャネ
ル形成領域を構成する第2の領域の該表面領域から構成
され、(B−2)第2のトランジスタの他方のソース/
ドレイン領域は、第3の領域から構成され、(B−3)
第2のトランジスタのチャネル形成領域は、第1のトラ
ンジスタの一方のソース/ドレイン領域を構成する第1
の領域の該表面領域から構成され、(C−1)接合型ト
ランジスタのゲート領域は、第5の領域、及び、該第5
の領域と対向する第2の領域の部分から構成され、(C
−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第5の領
域と第2の領域の該部分とで挟まれた第4の領域の一部
から構成され、(C−3)接合型トランジスタの一方の
ソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタのチャネ
ル領域の一端から延び、且つ、第1のトランジスタの他
方のソース/ドレイン領域を構成する第4の領域の該表
面領域から構成され、(C−4)接合型トランジスタの
他方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタの
チャネル領域の他端から延びる第4の領域の部分から構
成され、(D)ゲート領域は、メモリセル選択用の第1
の配線に接続され、(E)第3の領域は、書き込み情報
設定線に接続され、(F)第4の領域は、第2の配線に
接続され、(G)第5の領域は、第3の配線に接続され
ていることを特徴とする。尚、第1の領域を第4の配線
に接続し、第2の配線をビット線とし、第4の配線に所
定の電位を加える構成、あるいは、第4の配線をビット
線とし、第2の配線に所定の電位を加える構成とするこ
とが好ましい。
【0052】本発明の第11の態様に係る半導体メモリ
セルにおいては、素子分離用電極は、第2の領域の縁部
の上方及び第3の領域の縁部の上方に延びている構成と
することが好ましい。
【0053】本発明の第11の態様に係る半導体メモリ
セルにおいては、第1の領域と第3の領域との間でダイ
オードが形成され、第1の領域は、第3の領域を介して
書き込み情報設定線に接続されている構成とすることが
できる。あるいは又、第1の領域の表面領域に設けら
れ、整流接合を形成して接する第6の領域を更に有し、
該第6の領域と第1の領域とによって多数キャリア・ダ
イオードが構成され、第1の領域は、該第6の領域を介
して書き込み情報設定線に接続されている構成とするこ
とができる。
【0054】また、本発明の第11の態様に係る半導体
メモリセルにおいては、第5の領域は、第3の配線に接
続される代わりに、書き込み情報設定線に接続されてい
る構成とすることができる。あるいは又、第5の領域
は、第3の配線に接続される代わりに、第1の領域に接
続されている構成とすることができる。これらの場合、
第1の領域と第3の領域との間でダイオードが形成さ
れ、第1の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設
定線に接続されている構成とすることができ、あるいは
又、第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形成
して接する第6の領域を更に有し、該第6の領域と第1
の領域とによって多数キャリア・ダイオードが構成さ
れ、第1の領域は、該第6の領域を介して書き込み情報
設定線に接続されている構成とすることができる。ダイ
オードや多数キャリア・ダイオードが設けられたこれら
の場合、第2の配線をビット線とする構成、あるいは、
書き込み情報設定線をビット線と兼用させ、第2の配線
に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0055】上記の目的を達成するための本発明の第1
2の態様に係る半導体メモリセルにおいては、第2導電
形の電流制御用の第3のトランジスタが第1のトランジ
スタ及び第2のトランジスタと一体に設けられている点
が、本発明の第10の態様に係る半導体メモリセルと相
違する。即ち、本発明の第12の態様に係る半導体メモ
リセルは、半導体層に設けられた活性領域及び素子分離
領域から構成され、素子分離領域によって取り囲まれた
活性領域には、(1)ソース/ドレイン領域、チャネル
形成領域及びゲート領域を有する第1導電形の読み出し
用の第1のトランジスタ、(2)ソース/ドレイン領
域、チャネル形成領域及びゲート領域を有する第2導電
形のスイッチ用の第2のトランジスタ、(3)ソース/
ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲート領域を有す
る第2導電形の電流制御用の第3のトランジスタ、並び
に、(4)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制
御用の接合型トランジスタ、が設けられており、(a)
半導体層に設けられた、第2導電形を有する半導体性の
第1の領域、(b)第1の領域の表面領域に設けられ
た、第1導電形を有する半導体性の第2の領域、(c)
第2の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形成して
接する第3の領域、(d)第1の領域の表面領域に設け
られ、且つ、第2の領域とは離間して設けられた、第1
導電形を有する半導体性の第4の領域、(e)第4の領
域の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接する第
5の領域、(f)第1の領域と第3の領域、第2の領域
と第3の領域、及び、第1の領域と第5の領域を橋渡す
ごとくバリア層を介して設けられ、第1のトランジスタ
と第2のトランジスタと第3のトランジスタとで共有さ
れたゲート領域、並びに、(g)半導体性の素子分離領
域の上に絶縁膜を介して設けられた素子分離用電極、を
有する半導体メモリセルであって、(A−1)第1のト
ランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第2の領
域の表面領域から構成され、(A−2)第1のトランジ
スタの他方のソース/ドレイン領域は、第4の領域の表
面領域から構成され、(A−3)第1のトランジスタの
チャネル形成領域は、第2の領域の該表面領域と第4の
領域の該表面領域とで挟まれた第1の領域の表面領域か
ら構成され、(B−1)第2のトランジスタの一方のソ
ース/ドレイン領域は、第1の領域の該表面領域から構
成され、(B−2)第2のトランジスタの他方のソース
/ドレイン領域は、第3の領域から構成され、(B−
3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、第2の
領域の該表面領域から構成され、(C−1)第3のトラ
ンジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第1の領域
の該表面領域から構成され、(C−2)第3のトランジ
スタの他方のソース/ドレイン領域は、第5の領域から
構成され、(C−3)第3のトランジスタのチャネル形
成領域は、第4の領域の該表面領域から構成され、(D
−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第5の領
域、及び、該第5の領域と対向する第1の領域の部分か
ら構成され、(D−2)接合型トランジスタのチャネル
領域は、第5の領域と第1の領域の該部分とで挟まれた
第4の領域の一部から構成され、(D−3)接合型トラ
ンジスタの一方のソース/ドレイン領域は、接合型トラ
ンジスタのチャネル領域の一端から延び、且つ、第1の
トランジスタの他方のソース/ドレイン領域を構成し、
そして、第3のトランジスタのチャネル形成領域を構成
する第4の領域の該表面領域から構成され、(D−4)
接合型トランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
接合型トランジスタのチャネル領域の他端から延びる第
4の領域の該表面領域から構成され、(E)ゲート領域
は、メモリセル選択用の第1の配線に接続され、(F)
第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、(G)
第4の領域は、第2の配線に接続されていることを特徴
とする。尚、第2の領域を第3の配線に接続し、第2の
配線をビット線とし、第3の配線に所定の電位を加える
構成、あるいは、第3の配線をビット線とし、第2の配
線に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0056】本発明の第12の態様に係る半導体メモリ
セルにおいては、各領域の構成にも依るが、素子分離用
電極は、第1の領域の縁部の上方に延びている構成とす
ることが好ましい。あるいは又、素子分離用電極は、第
1の領域の縁部の上方を越えて、第2の領域の縁部の上
方及び第4の領域の縁部の上方に延びている構成とする
ことが好ましい。
【0057】また、本発明の第12の態様に係る半導体
メモリセルにおいては、第2の領域と第3の領域との間
でダイオードが形成され、第2の領域は、第3の領域を
介して書き込み情報設定線に接続されている構成とする
ことができる。あるいは又、第2の領域の表面領域に設
けられ、整流接合を形成して接する第6の領域を更に有
し、該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア
・ダイオードが構成され、第2の領域は、該第6の領域
を介して書き込み情報設定線に接続されている構成とす
ることができる。これらの場合、第2の配線をビット線
とする構成、あるいは、書き込み情報設定線をビット線
と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とす
ることが好ましい。
【0058】上記の目的を達成するための本発明の第1
3の態様に係る半導体メモリセルにおいては、第2導電
形の電流制御用の第3のトランジスタが第1のトランジ
スタ及び第2のトランジスタと一体に設けられている点
が、本発明の第11の態様に係る半導体メモリセルと相
違する。即ち、本発明の第13の態様に係る半導体メモ
リセルは、半導体層に設けられた活性領域及び素子分離
領域から構成され、素子分離領域によって取り囲まれた
活性領域には、(1)ソース/ドレイン領域、チャネル
形成領域及びゲート領域を有する第1導電形の読み出し
用の第1のトランジスタ、(2)ソース/ドレイン領
域、チャネル形成領域及びゲート領域を有する第2導電
形のスイッチ用の第2のトランジスタ、(3)ソース/
ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲート領域を有す
る第2導電形の電流制御用の第3のトランジスタ、並び
に、(4)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制
御用の接合型トランジスタ、が設けられており、(a)
半導体層に設けられた、第1導電形を有する半導体性の
第1の領域、(b)第1の領域の表面領域に設けられ
た、第2導電形を有する半導体性の第2の領域、(c)
第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形成して
接し、且つ、第2の領域とは離間して設けられた第3の
領域、(d)第2の領域の表面領域に設けられた、第1
導電形を有する半導体性の第4の領域、(e)第4の領
域の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接する第
5の領域、(f)第1の領域と第4の領域、第2の領域
と第3の領域、及び、第2の領域と第5の領域を橋渡す
ごとくバリア層を介して設けられ、第1のトランジスタ
と第2のトランジスタと第3のトランジスタとで共有さ
れたゲート領域、並びに、(g)半導体性の素子分離領
域の上に絶縁膜を介して設けられた素子分離用電極、を
有する半導体メモリセルであって、(A−1)第1のト
ランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第1の領
域の表面領域から構成され、(A−2)第1のトランジ
スタの他方のソース/ドレイン領域は、第4の領域の表
面領域から構成され、(A−3)第1のトランジスタの
チャネル形成領域は、第1の領域の該表面領域と第4の
領域の該表面領域とで挟まれた第2の領域の表面領域か
ら構成され、(B−1)第2のトランジスタの一方のソ
ース/ドレイン領域は、第2の領域の該表面領域から構
成され、(B−2)第2のトランジスタの他方のソース
/ドレイン領域は、第3の領域から構成され、(B−
3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、第1の
領域の該表面領域から構成され、(C−1)第3のトラ
ンジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第2の領域
の該表面領域から構成され、(C−2)第3のトランジ
スタの他方のソース/ドレイン領域は、第5の領域から
構成され、(C−3)第3のトランジスタのチャネル形
成領域は、第4の領域の該表面領域から構成され、(D
−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第5の領
域、及び、該第5の領域と対向する第2の領域の部分か
ら構成され、(D−2)接合型トランジスタのチャネル
領域は、第5の領域と第2の領域の該部分とで挟まれた
第4の領域の一部から構成され、(D−3)接合型トラ
ンジスタの一方のソース/ドレイン領域は、接合型トラ
ンジスタのチャネル領域の一端から延び、且つ、第1の
トランジスタの他方のソース/ドレイン領域を構成し、
そして、第3のトランジスタのチャネル形成領域を構成
する第4の領域の該表面領域から構成され、(D−4)
接合型トランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
接合型トランジスタのチャネル領域の他端から延びる第
4の領域の部分から構成され、(E)ゲート領域は、メ
モリセル選択用の第1の配線に接続され、(F)第3の
領域は、書き込み情報設定線に接続され、(G)第4の
領域は、第2の配線に接続されていることを特徴とす
る。尚、第1の領域を第3の配線に接続し、第2の配線
をビット線とし、第3の配線に所定の電位を加える構
成、あるいは、第3の配線をビット線とし、第2の配線
に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0059】本発明の第13の態様に係る半導体メモリ
セルにおいては、素子分離用電極は、第2の領域の縁部
の上方及び第3の領域の縁部の上方に延びている構成と
することが好ましい。
【0060】また、本発明の第13の態様に係る半導体
メモリセルにおいては、第1の領域と第3の領域との間
でダイオードが形成され、第1の領域は、第3の領域を
介して書き込み情報設定線に接続されている構成とする
ことができる。あるいは又、第1の領域の表面領域に設
けられ、整流接合を形成して接する第6の領域を更に有
し、該第6の領域と第1の領域とによって多数キャリア
・ダイオードが構成され、第1の領域は、該第6の領域
を介して書き込み情報設定線に接続されている構成とす
ることができる。ダイオードや多数キャリア・ダイオー
ドが設けられたこれらの場合、第2の配線をビット線と
する構成、あるいは、書き込み情報設定線をビット線と
兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とする
ことが好ましい。
【0061】上記の目的を達成するための本発明の第1
4の態様に係る半導体メモリセルにおいては、電流制御
用の第2の接合型トランジスタが設けられている点が、
本発明の第11の態様に係る半導体メモリセルと相違す
る。即ち、本発明の第14の態様に係る半導体メモリセ
ルは、半導体層に設けられた活性領域及び素子分離領域
から構成され、素子分離領域によって取り囲まれた活性
領域には、(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成
領域及びゲート領域を有する第1導電形の読み出し用の
第1のトランジスタ、(2)ソース/ドレイン領域、チ
ャネル形成領域及びゲート領域を有する第2導電形のス
イッチ用の第2のトランジスタ、(3)チャネル領域及
びゲート領域を有する電流制御用の第1の接合型トラン
ジスタ、並びに、(4)チャネル領域及びゲート領域を
有する電流制御用の第2の接合型トランジスタ、が設け
られており、(a)半導体層に設けられた、第1導電形
を有する半導体性の第1の領域、(b)第1の領域の表
面領域に設けられた、第2導電形を有する半導体性の第
2の領域、(c)第1の領域の表面領域に設けられ、整
流接合を形成して接し、且つ、第2の領域とは離間して
設けられた第3の領域、(d)第2の領域の表面領域に
設けられた、第1導電形を有する半導体性の第4の領
域、(e)第4の領域の表面領域に設けられ、整流接合
を形成して接する第5の領域、(f)第1の領域と第4
の領域、及び、第2の領域と第3の領域を橋渡すごとく
バリア層を介して設けられ、第1のトランジスタと第2
のトランジスタとで共有されたゲート領域、並びに、
(g)半導体性の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設
けられた素子分離用電極、を有する半導体メモリセルで
あって、(A−1)第1のトランジスタの一方のソース
/ドレイン領域は、第1の領域の表面領域から構成さ
れ、(A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ド
レイン領域は、第4の領域の表面領域から構成され、
(A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
第1の領域の該表面領域と第4の領域の該表面領域とで
挟まれた第2の領域の表面領域から構成され、(B−
1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域
は、第2の領域の該表面領域から構成され、(B−2)
第2のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
第3の領域から構成され、(B−3)第2のトランジス
タのチャネル形成領域は、第1の領域の該表面領域から
構成され、(C−1)第1の接合型トランジスタのゲー
ト領域は、第3の領域、及び、該第3の領域と対向する
第2の領域の部分から構成され、(C−2)第1の接合
型トランジスタのチャネル領域は、第2の領域と第3の
領域の該部分とで挟まれた第1の領域の一部から構成さ
れ、(C−3)第1の接合型トランジスタの一方のソー
ス/ドレイン領域は、第1の接合型トランジスタのチャ
ネル領域の一端から延び、且つ、第1のトランジスタの
一方のソース/ドレイン領域を構成する第1の領域の該
表面領域から構成され、(C−4)第1の接合型トラン
ジスタの他方のソース/ドレイン領域は、第1の接合型
トランジスタのチャネル領域の他端から延びる第1の領
域の部分から構成され、(D−1)第2の接合型トラン
ジスタのゲート領域は、第5の領域、及び、該第5の領
域と対向する第2の領域の部分から構成され、(D−
2)第2の接合型トランジスタのチャネル領域は、第5
の領域と第2の領域の該部分とで挟まれた第4の領域の
一部から構成され、(D−3)第2の接合型トランジス
タの一方のソース/ドレイン領域は、第2の接合型トラ
ンジスタのチャネル領域の一端から延び、且つ、第1の
トランジスタの他方のソース/ドレイン領域を構成する
第4の領域の該表面領域から構成され、(D−4)接合
型トランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、第2
の接合型トランジスタのチャネル領域の他端から延びる
第4の領域の部分から構成され、(E)ゲート領域は、
メモリセル選択用の第1の配線に接続され、(F)第3
の領域は、書き込み情報設定線に接続され、(G)第4
の領域は、第2の配線に接続され、(H)第5の領域
は、第3の配線に接続されていることを特徴とする。
尚、第1の領域を第4の配線に接続し、第2の配線をビ
ット線とし、第4の配線に所定の電位を加える構成、あ
るいは、第4の配線をビット線とし、第2の配線に所定
の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0062】本発明の第14の態様に係る半導体メモリ
セルにおいては、素子分離用電極は、第2の領域の縁部
の上方及び第3の領域の縁部の上方に延びている構成と
することが好ましい。
【0063】また、本発明の第14の態様に係る半導体
メモリセルにおいては、第1の領域と第3の領域との間
でダイオードが形成され、第1の領域は、第3の領域を
介して書き込み情報設定線に接続されている構成とする
ことができる。あるいは又、第1の領域の表面領域に設
けられ、整流接合を形成して接する第6の領域を更に有
し、該第6の領域と第1の領域とによって多数キャリア
・ダイオードが構成され、第1の領域は、該第6の領域
を介して書き込み情報設定線に接続されている構成とす
ることができる。ダイオードや多数キャリア・ダイオー
ドが設けられたこれらの場合、第2の配線をビット線と
する構成、あるいは、書き込み情報設定線をビット線と
兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とする
ことが好ましい。
【0064】上記の目的を達成するための本発明の第1
5の態様に係る半導体メモリセルにおいては、第2導電
形の電流制御用の第3のトランジスタが設けられている
点が、本発明の第14の態様に係る半導体メモリセルと
相違する。即ち、本発明の第15の態様に係る半導体メ
モリセルは、半導体層に設けられた活性領域及び素子分
離領域から構成され、素子分離領域によって取り囲まれ
た活性領域には、(1)ソース/ドレイン領域、チャネ
ル形成領域及びゲート領域を有する第1導電形の読み出
し用の第1のトランジスタ、(2)ソース/ドレイン領
域、チャネル形成領域及びゲート領域を有する第2導電
形のスイッチ用の第2のトランジスタ、(3)ソース/
ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲート領域を有す
る第2導電形の電流制御用の第3のトランジスタ、
(4)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
の第1の接合型トランジスタ、並びに、(5)チャネル
領域及びゲート領域を有する電流制御用の第2の接合型
トランジスタ、が設けられており、(a)半導体層に設
けられた、第1導電形を有する半導体性の第1の領域、
(b)第1の領域の表面領域に設けられた、第2導電形
を有する半導体性の第2の領域、(c)第1の領域の表
面領域に設けられ、整流接合を形成して接し、且つ、第
2の領域とは離間して設けられた第3の領域、(d)第
2の領域の表面領域に設けられた、第1導電形を有する
半導体性の第4の領域、(e)第4の領域の表面領域に
設けられ、整流接合を形成して接する第5の領域、
(f)第1の領域と第4の領域、第2の領域と第3の領
域、及び、第2の領域と第5の領域を橋渡すごとくバリ
ア層を介して設けられ、第1のトランジスタと第2のト
ランジスタと第3のトランジスタとで共有されたゲート
領域、並びに、(g)半導体性の素子分離領域の上に絶
縁膜を介して設けられた素子分離用電極、を有する半導
体メモリセルであって、(A−1)第1のトランジスタ
の一方のソース/ドレイン領域は、第1の領域の表面領
域から構成され、(A−2)第1のトランジスタの他方
のソース/ドレイン領域は、第4の領域の表面領域から
構成され、(A−3)第1のトランジスタのチャネル形
成領域は、第1の領域の該表面領域と第4の領域の該表
面領域とで挟まれた第2の領域の表面領域から構成さ
れ、(B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ド
レイン領域は、第2の領域の該表面領域から構成され、
(B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
ン領域は、第3の領域から構成され、(B−3)第2の
トランジスタのチャネル形成領域は、第1の領域の該表
面領域から構成され、(C−1)第3のトランジスタの
一方のソース/ドレイン領域は、第2の領域の該表面領
域から構成され、(C−2)第3のトランジスタの他方
のソース/ドレイン領域は、第5の領域から構成され、
(C−3)第3のトランジスタのチャネル形成領域は、
第4の領域の該表面領域から構成され、(D−1)第1
の接合型トランジスタのゲート領域は、第3の領域、及
び、該第3の領域と対向する第2の領域の部分から構成
され、(D−2)第1の接合型トランジスタのチャネル
領域は、第2の領域と第3の領域の該部分とで挟まれた
第1の領域の一部から構成され、(D−3)第1の接合
型トランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第1
の接合型トランジスタのチャネル領域の一端から延び、
且つ、第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領
域を構成する第1の領域の該表面領域から構成され、
(D−4)第1の接合型トランジスタの他方のソース/
ドレイン領域は、第1の接合型トランジスタのチャネル
領域の他端から延びる第1の領域の部分から構成され、
(E−1)第2の接合型トランジスタのゲート領域は、
第5の領域、及び、該第5の領域と対向する第2の領域
の部分から構成され、(E−2)第2の接合型トランジ
スタのチャネル領域は、第5の領域と第2の領域の該部
分とで挟まれた第4の領域の一部から構成され、(E−
3)第2の接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
ン領域は、第2の接合型トランジスタのチャネル領域の
一端から延び、且つ、第1のトランジスタの他方のソー
ス/ドレイン領域を構成し、そして、第3のトランジス
タのチャネル形成領域を構成する第4の領域の該表面領
域から構成され、(E−4)第2の接合型トランジスタ
の他方のソース/ドレイン領域は、第2の接合型トラン
ジスタのチャネル領域の他端から延びる第4の領域の部
分から構成され、(F)ゲート領域は、メモリセル選択
用の第1の配線に接続され、(G)第3の領域は、書き
込み情報設定線に接続され、(H)第4の領域は、第2
の配線に接続されていることを特徴とする。尚、第1の
領域を第3の配線に接続し、第2の配線をビット線と
し、第3の配線に所定の電位を加える構成、あるいは、
第3の配線をビット線とし、第2の配線に所定の電位を
加える構成とすることが好ましい。
【0065】本発明の第15の態様に係る半導体メモリ
セルにおいては、素子分離用電極は、第2の領域の縁部
の上方及び第3の領域の縁部の上方に延びている構成と
することが好ましい。
【0066】また、本発明の第15の態様に係る半導体
メモリセルにおいては、第1の領域と第3の領域との間
でダイオードが形成され、第1の領域は、第3の領域を
介して書き込み情報設定線に接続されている構成とする
ことができる。あるいは又、第1の領域の表面領域に設
けられ、整流接合を形成して接する第6の領域を更に有
し、該第6の領域と第1の領域とによって多数キャリア
・ダイオードが構成され、第1の領域は、該第6の領域
を介して書き込み情報設定線に接続されている構成とす
ることができる。ダイオードや多数キャリア・ダイオー
ドが設けられたこれらの場合、第2の配線をビット線と
する構成、あるいは、書き込み情報設定線をビット線と
兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とする
ことが好ましい。
【0067】尚、本発明の第6の態様〜第15の態様に
係る半導体メモリセルにおいては、第3の領域が書き込
み情報設定線に接続された構造には、第3の領域が書き
込み情報設定線の一部分と共通に形成された構造も含ま
れる。また、第4の領域が第2の配線に接続された構造
には、半導体メモリセルの各領域の構成にも依るが、第
4の領域が第2の配線の一部分と共通に形成された構造
も含まれる。
【0068】本発明の第6、第7、第9、第10若しく
は第12の態様に係る半導体メモリセルの変形例におい
ては、第2の領域と第3の領域との間で、ダイオードが
形成されている。また、本発明の第8、第11、第13
〜第15の態様に係る半導体メモリセルの変形例におい
ては、第1の領域と第3の領域との間で、ダイオードが
形成されている。第3の領域が第2の領域若しくは第1
の領域とは逆の導電形を有する半導体性の領域から構成
されている場合、ダイオードはpn接合ダイオードであ
り、かかるpn接合ダイオードは、pn接合ダイオード
を構成する領域の不純物濃度を適切な値とすることによ
って形成することができる。ところで、pn接合ダイオ
ードを形成する各領域における電位設定、あるいは、各
領域の不純物濃度関係の設計が不適切であると、このp
n接合ダイオードからの注入キャリアが半導体メモリセ
ルをラッチアップさせる可能性がある。
【0069】このような場合には、第6の領域を第2の
領域若しくは第1の領域の表面領域に形成し、第6の領
域を構成する材料を、第2の領域若しくは第1の領域の
多数キャリアに基づき動作し、しかも、接合部に順方向
バイアスが印加されたときにも多数キャリアを注入しな
いショットキ接合あるいはISO型ヘテロ接合を形成す
る材料とすることが好ましい。即ち、整流接合を、ショ
ットキ接合又はISO型ヘテロ接合といった多数キャリ
ア接合とすることが好ましい。ここで、ISO型ヘテロ
接合とは、同じ導電形を有し、しかも異種の2種類の半
導体性の領域間に形成されるヘテロ接合を意味する。I
SO型ヘテロ接合の詳細は、例えば、S.M. Sze 著、"Ph
ysics of Semiconductor Devices"、第2版、第122
頁(Johnand Sons 出版)に記載されている。尚、これ
らのショットキ接合あるいはISO型ヘテロ接合におい
ては、順方向電圧はpn接合における順方向電圧よりも
低い。多数キャリア・ダイオードのこのような性質によ
り、ラッチアップ現象を回避することができる。ショッ
トキ・バリアは、第6の領域がアルミニウム、モリブデ
ン、チタンといった金属や、TiSi2、WSi2といっ
たシリサイドから構成されている場合に、形成される。
ISO型ヘテロ接合は、第6の領域が、第2の領域若し
くは第1の領域を構成する材料とは異なり、しかも、第
2の領域若しくは第1の領域と同じ導電形を有する半導
体材料から構成されている場合に、形成される。尚、第
6の領域は、書き込み情報設定線と共通の材料(例え
ば、バリア層、グルーレイヤーとして用いられるチタン
シリサイドやTiN等の材料)から構成することもでき
る。即ち、第6の領域を第2の領域若しくは第1の領域
の表面領域に設け、この第6の領域を書き込み情報設定
線の一部分と共通とする構造とすることも可能である。
この場合、配線材料とシリコン半導体基板のシリコンと
が反応して形成された化合物から第6の領域が構成され
た状態も、第6の領域が書き込み情報設定線の一部分と
共通である構造に含まれる。
【0070】本発明の半導体メモリセルは、半導体基板
表面領域、半導体基板に設けられた絶縁層上、半導体基
板に設けられたウエル構造内、あるいは絶縁体上に形成
することができるが、α粒子又は中性子に起因したソフ
ト・エラー対策の面から、半導体メモリセルは、ウエル
構造内に形成され、あるいは又、絶縁体や絶縁層上に形
成され、あるいは又、所謂SOI構造やTFT構造を有
することが好ましい。
【0071】本発明の第6、第7、第9、第10若しく
は第12の態様に係る半導体メモリセルにおいては、第
1の領域の下に、第1導電形の高濃度不純物含有層が形
成されていることが、第1のトランジスタのチャネル形
成領域に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図ること
ができる面から好ましい。また、本発明の第8、第1
1、第13〜第15の態様に係る半導体メモリセルにお
いては、第2の領域の下に、第1導電形の高濃度不純物
含有層が形成されていることが、第1のトランジスタの
チャネル形成領域に蓄積される電位あるいは電荷の増加
を図ることができる面から好ましい。
【0072】本発明の半導体メモリセルにおける接合型
トランジスタ(JFET)、第1の接合型トランジス
タ、あるいは第2の接合型トランジスタは、 接合型トランジスタの対向するゲート領域の間の距
離(チャネル領域の厚さ)を最適化し、且つ、 接合型トランジスタの対向するそれぞれのゲート領
域における不純物濃度と、接合型トランジスタのチャネ
ル領域における不純物濃度とを最適化することによっ
て、形成することができる。尚、ゲート領域の間の距離
(チャネル領域の厚さ)、並びにゲート領域及びチャネ
ル領域における不純物濃度の最適化を図らない場合、空
乏層が広がらず、接合型トランジスタのオン/オフ動作
を得ることができない。これらの最適化は、コンピュー
タシミュレーションや実験によって行う必要がある。
【0073】チャネル形成領域あるいはチャネル領域
は、従来の方法に基づき、シリコンあるいはGaAs等
から形成することができる。第1のトランジスタ、第2
のトランジスタあるいは第3のトランジスタのゲート領
域、若しくは素子分離用電極は、従来の方法により、金
属、不純物が添加又はドープされたシリコン、アモルフ
ァスシリコンあるいはポリシリコン、シリサイド、高濃
度に不純物を添加したGaAs等から形成することがで
きる。バリア層や絶縁膜は、従来の方法により、SiO
2、Si34、Al23、GaAlAs等から形成する
ことができる。各領域は、要求される特性や構造に応
じ、従来の方法により、不純物が添加されたシリコン、
アモルファスシリコンあるいはポリシリコン、シリサイ
ド、シリサイド層と半導体層の2層構造、高濃度に不純
物が添加されたGaAs等から形成することができる。
【0074】本発明の第6の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては第3の領域、第4の領域及び第5の領域
を、また、本発明の第7若しくは第8の態様に係る半導
体メモリセルにおいては第3の領域及び第4の領域を、
また、本発明の第9〜第15の態様に係る半導体メモリ
セルにおいては第3の領域及び第5の領域を、シリサイ
ドや金属、金属化合物から構成してもよいが、半導体か
ら構成することが好ましい。尚、本発明の半導体メモリ
セルにおいて、第6の領域を設ける場合には、この第6
の領域を、半導体から構成してもよいし、シリサイドや
金属、金属化合物から構成してもよい。
【0075】本発明の半導体メモリセルにおいては、半
導体性の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設けられた
素子分離用電極を適切な電位とすることによって素子分
離を達成することができる。従って、従来の半導体メモ
リセルと異なり、素子分離領域をLOCOS構造やトレ
ンチ構造とする必要が無く、素子分離領域の形成に起因
して半導体基板等に生じたストレスや欠陥のために、接
合リーク電流が大きくなり、半導体メモリセルの情報保
持時間が短くなるという問題の発生を回避することがで
きる。
【0076】また、本発明の第6〜第15の態様に係る
半導体メモリセルにおいては、第1のトランジスタ及び
第2のトランジスタの各々のゲート領域は、メモリセル
選択用の第1の配線に接続されている。従って、メモリ
セル選択用の第1の配線は1本でよく、チップ面積を小
さくすることができる。
【0077】更には、本発明の半導体メモリセルにおい
て、読み出し用の第1のトランジスタとスイッチ用の第
2のトランジスタとを1つに融合すれば、小さいセル面
積とリーク電流の低減を図ることができる。
【0078】本発明の半導体メモリセルにおいては、メ
モリセル選択用の第1の配線の電位を適切に選択するこ
とにより、第1のトランジスタ及び第2のトランジスタ
のオン・オフ状態を制御することができる。即ち、情報
の書き込み時、メモリセル選択用の第1の配線の電位を
第2のトランジスタが充分オンとなる電位に設定する
と、第2のトランジスタは導通し、書き込み情報設定線
の電位に依存して第2のトランジスタにおけるチャネル
形成領域と一方のソース/ドレイン領域との間に形成さ
れたキャパシタに電荷が充電される。その結果、情報
は、第1のトランジスタのチャネル形成領域に、第2の
トランジスタのチャネル形成領域との電位差あるいは電
荷の形態で蓄積される。情報の読み出し時、第1のトラ
ンジスタのソース/ドレイン領域の電位は読み出し電位
となり、第1のトランジスタにおいては、そのチャネル
形成領域に蓄積された電位あるいは電荷(情報)は、第
1のトランジスタのチャネル形成領域と他方のソース/
ドレイン領域との間の電位差又は電荷に変換され、その
電荷(情報)に依存して、ゲート領域から見た第1のト
ランジスタのスレッショールド値が変化する。従って、
情報の読み出し時、適切に選定された電位をゲート領域
に印加することによって、第1のトランジスタのオン/
オフ動作を制御することができる。この第1のトランジ
スタの動作状態を検出することによって、情報の読み出
しを行うことができる。
【0079】しかも、本発明の半導体メモリセルにおい
ては、第1導電形の第1のトランジスタ及び第2導電形
の第2のトランジスタに加えて、接合型トランジスタが
備えられている。この接合型トランジスタは、情報の読
み出し時、オン/オフ動作の制御がなされるので、第1
のトランジスタのソース/ドレイン領域間を流れる電流
のマージンを非常に大きくとれる結果、例えば第2の配
線に接続し得る半導体メモリセルの数に制限を受け難
く、しかも、半導体メモリセルの情報保持時間(リテン
ション時間)を長くすることができる。
【0080】また、ダイオードを設ければ、第1のトラ
ンジスタの一方のソース/ドレイン領域(第1の領域若
しくは第2の領域)に接続すべき配線を設ける必要がな
くなる。ところで、このような本発明の第6〜第15の
態様に係る半導体メモリセルにおいて、ダイオードを形
成する各領域における電位設定、あるいは、各領域の不
純物濃度関係の設計が不適切であると、情報の書き込み
時、書き込み情報設定線に印加する電圧が、第3の領域
と第2の領域若しくは第1の領域の接合部において大き
な順方向電流が流れない程度の小電圧(pn接合の場
合、0.4ボルト以下)でないと、ラッチアップの危険
性がある。ラッチアップを除く1つの方法として、先に
説明したように、第2の領域若しくは第1の領域の表面
領域に第6の領域を形成し、第6の領域をシリサイドや
金属、金属化合物で構成して第6の領域と第2の領域若
しくは第1の領域との接合をショットキ接合とし、ある
いは又、第6の領域と第2の領域若しくは第1の領域と
の接合をISO型ヘテロ接合とするといった、多数キャ
リアが主として順方向電流を構成する接合とする方法を
挙げることができる。
【0081】本発明の第12、第13若しくは第15の
態様に係る半導体メモリセルにおいては、接合型トラン
ジスタに加えて電流制御用の第3のトランジスタが設け
られており、情報の読み出し時、オン/オフ動作の制御
がなされるので、第1のトランジスタのソース/ドレイ
ン領域間を流れる電流のマージンを一層確実に非常に大
きくとれる結果、例えば第2の配線に接続し得る半導体
メモリセルの数に制限を一層受け難い。
【0082】本発明の半導体メモリセルは、情報を電
位、電位差、又は電荷等の形態で保持するが、接合リー
ク等のリーク電流によりいずれはそれらが減衰するため
リフレッシュを必要とするので、DRAM様に動作す
る。
【0083】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略す)に基づき本発明を
説明する。尚、以下の説明における模式的な一部断面図
は、特に断りの無い限り、ゲート領域が延びる方向と直
角の垂直面で半導体メモリセルを切断したときの図であ
る。
【0084】(実施の形態1)実施の形態1は、本発明
の第1の態様及び第6の態様に係る半導体メモリセルに
関する。図2の(A)にその原理図を示すように、実施
の形態1の半導体メモリセルは、半導体層に設けられた
活性領域及び素子分離領域から構成され、素子分離領域
によって取り囲まれた活性領域には、(1)ソース/ド
レイン領域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、
該ソース/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル
形成領域CH1、及び、該チャネル形成領域CH1と容量
結合したゲート領域G1を有する第1導電形(例えば、
nチャネル形)の読み出し用の第1のトランジスタTR
1、(2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン
領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間す
る半導体性のチャネル形成領域CH2、及び、該チャネ
ル形成領域CH2と容量結合したゲート領域G2を有する
第2導電形(例えば、pチャネル形)のスイッチ用の第
2のトランジスタTR2、並びに、(3)チャネル領域
CHJ1及びゲート領域を有する電流制御用の接合型トラ
ンジスタJF1、が設けられている。
【0085】そして、第1のトランジスタTR1の一方
のソース/ドレイン領域は、第2のトランジスタTR2
のチャネル形成領域CH2に相当し、且つ、接合型トラ
ンジスタJF1のチャネル領域CHJ1に相当し;第2の
トランジスタTR2の一方のソース/ドレイン領域は、
第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域CH1に相
当し、且つ、接合型トランジスタJF1の一方のゲート
領域に相当し;半導体性の素子分離領域の上には、絶縁
膜を介して素子分離用電極が設けられている。
【0086】更には、第1のトランジスタTR1のゲー
ト領域G1及び第2のトランジスタTR2のゲート領域G
2は、メモリセル選択用の第1の配線(例えば、ワード
線)に接続され;第1のトランジスタTR1の他方のソ
ース/ドレイン領域は、第2の配線に接続され;接合型
トランジスタJF1の他方のゲート領域は、第3の配線
に接続され;第1のトランジスタTR1の一方のソース
/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1及びpn
接合ダイオードDを介して書き込み情報設定線WISL
に接続され;第2のトランジスタTR2の他方のソース
/ドレイン領域は、書き込み情報設定線WISLに接続
されている。尚、第2の配線をビット線とする構成、あ
るいは、書き込み情報設定線WISLをビット線と兼用
させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とすること
ができる。
【0087】あるいは又、図9に模式的な一部断面図を
示すように、実施の形態1の半導体メモリセルは、半導
体層(実施の形態1においてはシリコン半導体基板)に
設けられた活性領域及び素子分離領域IRから構成さ
れ、素子分離領域IRによって取り囲まれた活性領域に
は、(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域C
1及びゲート領域G1を有する第1導電形(例えば、n
チャネル形)の読み出し用の第1のトランジスタT
1、(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域
CH2及びゲート領域G2を有する第2導電形(例えば、
pチャネル形)のスイッチ用の第2のトランジスタTR
2、並びに、(3)チャネル領域CHJ1及びゲート領域
を有する電流制御用の接合型トランジスタJF1、が設
けられている。
【0088】そして、(a)半導体層に設けられた、第
2導電形(例えばp+形)を有する半導体性の第1の領
域SC1、(b)第1の領域SC1の表面領域に設けられ
た、第1導電形(例えばn+形)を有する半導体性の第
2の領域SC2、(c)第2の領域SC2の表面領域に設
けられ、且つ、整流接合を形成して接する、第2導電形
(例えばp++形)の半導体性の、又は、シリサイドや金
属、金属化合物等の導電性の第3の領域SC3、(d)
第1の領域SC1の表面領域に設けられ、整流接合を形
成して接し、且つ、第2の領域SC2とは離間して設け
られた、第1導電形(例えばn+形)の半導体性の、又
は、シリサイドや金属、金属化合物等の導電性の第4の
領域SC4、(e)第2の領域SC2の表面領域に設けら
れ、整流接合を形成して接し、且つ、第3の領域SC3
とは離間して設けられた、第2導電形(例えばp++形)
の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化合物等
の導電性の第5の領域SC 5、並びに、(f)半導体性
の素子分離領域IR(即ち、実施の形態1においては、
シリコン半導体基板それ自体から構成された素子分離領
域IR)の上に、絶縁膜IFを介して設けられた素子分
離用電極GDA、を有する。
【0089】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2
の領域SC2の表面領域の一部から構成され、(A−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4
から構成され、(A−3)チャネル形成領域CH1は、
第2の領域SC2の表面領域の該一部と第4の領域SC4
とで挟まれた第1の領域SC1の表面領域の一部から構
成されている。
【0090】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1の
領域SC1の表面領域の他の部分から構成され、(B−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3
から構成され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、
第1の領域SC1の表面領域の該他の部分と第3の領域
SC3とで挟まれた第2の領域SC2の表面領域の他の部
分から構成されている。
【0091】更には、接合型トランジスタJF1に関し
ては、(C−1)ゲート領域は、第5の領域SC5、及
び、該第5の領域SC5と対向する第1の領域SC1の部
分から構成され、(C−2)チャネル領域CHJ1は、第
5の領域SC5と第1の領域SC1の該部分とで挟まれた
第2の領域SC2の一部から構成され、(C−3)一方
のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1
のチャネル領域CHJ1の一端から延び、且つ、第1のト
ランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域を構成
する第2の領域SC2の表面領域の該一部から構成さ
れ、(C−4)他方のソース/ドレイン領域は、接合型
トランジスタJF1のチャネル領域CHJ1の他端から延
びる第2の領域SC2の部分から構成されている。
【0092】更には、(D)第1のトランジスタTR1
のゲート領域G1及び第2のトランジスタTR 2のゲート
領域G2は、メモリセル選択用の第1の配線(例えば、
ワード線)に接続され、(E)第3の領域SC3は、書
き込み情報設定線WISLに接続され、(F)第4の領
域SC4は、第2の配線に接続され、(G)第5の領域
SC5は、第3の配線に接続されている。
【0093】また、第2の領域SC2及び第3の領域S
3の不純物濃度を最適化することによって、第2の領
域SC2と第3の領域SC3との間でpn接合ダイオード
Dが形成されている。そして、第2の領域SC2は、第
3の領域SC3を介して書き込み情報設定線WISLに
接続されている。尚、第2の配線をビット線とする構
成、あるいは、書き込み情報設定線WISLをビット線
と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とす
ることができる。
【0094】実施の形態1の半導体メモリセルにおいて
は、素子分離用電極GDAは、第1の領域SC1の縁部の
上方に延びている。第1導電形をn形とした場合、素子
分離用電極GDAに正の電位を加えることによって、第
1導電形(n形)を有する半導体性の素子分離領域IR
と、第2導電形(p形)を有する第1の領域SC1との
間に、電流が流れることを抑制することができ、半導体
メモリセル間の素子分離を達成することができる。第3
の領域SC3、第2の領域SC2及び第1の領域SC1
ゲート領域が延びる方向と平行な垂直面で切断したとき
の半導体メモリセルの模式的な一部断面図を図10に示
す。尚、素子分離用電極GDAは、独立した配線(図示
せず)に接続してもよいし、例えば第2の配線に接続し
てもよい。以下に説明する素子分離用電極GDAの動作
も同様である。ここで、図10や、後述する図18、図
23に示すように、ゲート領域とチャネル形成領域とが
短絡することを防止するために、チャネル形成領域の縁
部を越えるように絶縁膜IFの端部を延在させておく必
要がある。また、ゲート領域と素子分離用電極との短絡
を防止するために、例えば、少なくとも、ゲート領域と
素子分離用電極とが重なり合う素子分離用電極の部分の
側面をサイドウオール状の絶縁材料(図示せず)で被覆
しておく必要がある。以下に説明する半導体メモリセル
においても同様である。
【0095】接合型トランジスタJF1は、対向する
ゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5の領域SC5
に対向する第1の領域SC1の部分)の間の距離(チャ
ネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対向する
それぞれのゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5
の領域SC5に対向する第1の領域SC1の部分)におけ
る不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純物濃度
とを最適化することによって、形成されている。
【0096】実施の形態1においては、半導体メモリセ
ル(具体的には、第1の領域SC1)は、例えばn形半
導体基板に設けられた第2導電形(例えばp形)のウエ
ル構造内に形成されている。
【0097】尚、実施の形態1の半導体メモリセルにお
いて、第1の領域SC1の直下に、第1導電形(例えば
++形)の高濃度不純物含有層SC8を形成すれば、読
み出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル形成領
域CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図るこ
とができる。
【0098】図9に示した半導体メモリセルの変形例を
図11に示す。この半導体メモリセルは、支持基板上の
絶縁層IL0の上に形成された半導体層SC0に、図9に
示した構造を有する半導体メモリセルが形成されてい
る。このような構造を有する半導体メモリセルは、半導
体基板の全面に絶縁体(絶縁層)を形成した後、絶縁体
(絶縁層)と支持基板とを張り合わせ、次に、半導体基
板を裏面から研削、研磨することによって得られた、所
謂張り合わせ基板に基づき製造することができる。ある
いは又、例えばシリコン半導体基板に酸素をイオン注入
した後に熱処理を行って得られるSIMOX法による絶
縁体(絶縁層)を形成し、その上に残されたシリコン層
に半導体メモリセルを作製すればよい。即ち、これらの
半導体メモリセルは、所謂SOI構造を有する。あるい
は又、例えばアモルファスシリコン層やポリシリコン層
をCVD法等によって絶縁体(絶縁層)の上に製膜し、
次いで、レーザビームや電子ビームを用いた帯域溶融結
晶化法、絶縁体(絶縁層)に設けられた開口部を介して
結晶成長を行うラテラル固相結晶成長法等の各種の公知
の単結晶化技術によってシリコン層を形成し、かかるシ
リコン層に半導体メモリセルを作製すればよい。あるい
は又、支持基板上に製膜された絶縁体(絶縁層)上に、
例えばポリシリコン層あるいはアモルファスシリコン層
を形成した後、かかるポリシリコン層あるいはアモルフ
ァスシリコン層に半導体メモリセルを作製することによ
って得ることができ、所謂TFT構造を有する。
【0099】尚、図9に示した半導体メモリセルにおい
て、原理図を図1に示すように、第1のトランジスタT
1の一方のソース/ドレイン領域に相当する第2の領
域SC2を第4の配線(図9には図示せず)に接続して
もよい。更には、原理図を図3の(A)に示すように、
接合型トランジスタJF1の他方のゲート領域は、第3
の配線に接続される代わりに、書き込み情報設定線WI
SLに接続されていてもよい。即ち、第5の領域SC5
を、第3の配線に接続する代わりに、書き込み情報設定
線WISLに接続してもよい。これらの場合、第2の配
線をビット線とし、第4の配線に所定の電位を加える構
成、あるいは、第4の配線をビット線とし、第2の配線
に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0100】図9に示した半導体メモリセルの変形例
を、更に、図12〜図19に示す。
【0101】原理図を図2の(B)に示し、模式的な一
部断面図を図12に示す半導体メモリセルは、第2の領
域SC2の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接
する第6の領域SC6を更に有し、この第6の領域SC6
と第2の領域SC2とによってショットキ接合形の多数
キャリア・ダイオードDSが構成されている。そして、
第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領
域は、接合型トランジスタJF1を介して第4の配線に
接続される代わりに、接合型トランジスタJF1及びシ
ョットキ接合形の多数キャリア・ダイオードDSを介し
て書き込み情報設定線WISLに接続されている。即
ち、第2の領域SC2は、第6の領域SC6を介して書き
込み情報設定線WISLに接続されている。図12に示
す半導体メモリセルにおいては、第6の領域SC6は第
3の領域SC3に隣接して設けられている。
【0102】また、原理図を図4の(A)及び(B)に
示し、模式的な一部断面図を図13〜図15に示す半導
体メモリセルにおいては、接合型トランジスタJF1
他方のゲート領域に相当する第5の領域SC5は、第3
の配線に接続される代わりに、書き込み情報設定線WI
SLに接続されており、しかも、第1のトランジスタT
1の一方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジ
スタJF1を介して第4の配線に接続される代わりに、
接合型トランジスタJF1及びダイオードD,DSを介
して書き込み情報設定線WISLに接続されている。こ
こで、図13に示す半導体メモリセルにおいては、第2
の領域SC2と第3の領域SC3との間でpn接合ダイオ
ードDが形成され、第2の領域SC2は、第3の領域S
3を介して書き込み情報設定線WISLに接続されて
いる。加えて、第5の領域SC5も書き込み情報設定線
WISLに接続されている。あるいは又、図14及び図
15に示す半導体メモリセルにおいては、第2の領域S
2の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接する
第6の領域SC6を更に有し、この第6の領域SC6と第
2の領域SC2とによってショットキ接合形の多数キャ
リア・ダイオードDSが構成され、第2の領域SC
2は、第6の領域SC6を介して書き込み情報設定線WI
SLに接続されている。加えて、第5の領域SC5も書
き込み情報設定線WISLに接続されている。尚、図1
4に示す半導体メモリセルにおいては、第6の領域SC
6は第3の領域SC3に隣接して設けられており、図15
に示す半導体メモリセルにおいては、第6の領域SC6
は第5の領域SC5に隣接して設けられている。ダイオ
ードDや多数キャリア・ダイオードDSが設けられたこ
れらの場合、第2の配線をビット線とする構成、あるい
は、書き込み情報設定線WISLをビット線と兼用さ
せ、第2の配線に所定の電位を加える構成とすることが
できる。
【0103】あるいは又、原理図を図6に示し、模式的
な一部断面図を図16に示す半導体メモリセルにおいて
は、第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイ
ン領域は、接合型トランジスタJF1を介して第4の配
線に接続される代わりに、接合型トランジスタJF1
びダイオードD1を介して第3の配線に接続されてい
る。即ち、第2の領域SC2の表面領域に設けられ、整
流接合を形成して接する第7の領域SC7を更に有し、
この第7の領域SC7と第2の領域SC2とによってダイ
オードD1が構成され、第2の領域SC2は、第7の領域
SC7を介して第3の配線に接続されている。この場
合、第2の配線をビット線とする構成とすることが好ま
しい。尚、第7の領域SC7を第5の領域SC5に隣接し
て設けることが、構造の簡素化の面から好ましい。
【0104】また、原理図を図8の(A)に示し、模式
的な一部断面図を図17の(A)に示す半導体メモリセ
ルにおいては、第5の領域SC5は、第3の配線に接続
される代わりに、第1の領域SC1に接続されている。
更には、第2の領域SC2と第3の領域SC3との間でp
n接合ダイオードDが形成され、第2の領域SC2は第
3の領域SC3を介して書き込み情報設定線WISLに
接続されている。尚、図17の(B)に、各領域及びゲ
ート領域の配置を模式的に示す。この場合、第2の配線
をビット線とする構成、あるいは、書き込み情報設定線
WISLをビット線と兼用させ、第2の配線に所定の電
位を加える構成とすることが好ましい。尚、原理図を図
7に示すように、第1のトランジスタTR1の一方のソ
ース/ドレイン領域に相当する第2の領域SC2を第4
の配線(図17の(A)には図示せず)に接続してもよ
く、この場合には、第2の領域SC2を第4の配線に接
続し、第2の配線をビット線とし、第4の配線に所定の
電位を加える構成、あるいは、第4の配線をビット線と
し、第2の配線に所定の電位を加える構成とすることが
好ましい。
【0105】第5の領域SC5と第1の領域SC1との接
続は、ゲート領域の延びる方向と平行な垂直面で半導体
メモリセルを切断したときの模式的な一部断面図である
図18に示すように、例えば、第1の領域SC1の一部
分を半導体基板の表面近傍まで延在させ、第2の領域S
2の外側で、第5の領域SC5と第1の領域SC1の延
在した部分とが接するような構造とすることによって、
得ることができる。半導体メモリセルをこのような構造
にすることにより、半導体メモリセルの配線構造の簡素
化を図ることができる。
【0106】更には、原理図を図8の(B)に示し、模
式的な一部断面図を図19に示す半導体メモリセルにお
いても、第5の領域SC5は、第3の配線に接続される
代わりに、第1の領域SC1に接続されている。また、
第2の領域SC2の表面領域に設けられ、整流接合を形
成して接する第6の領域SC6を更に有し、この第6の
領域SC6と第2の領域SC2とによってショットキ接合
形の多数キャリア・ダイオードDSが構成され、第2の
領域SC2は、第6の領域SC6を介して書き込み情報設
定線WISLに接続されている。この場合、第2の配線
をビット線とする構成、あるいは、書き込み情報設定線
WISLをビット線と兼用させ、第2の配線に所定の電
位を加える構成とすることが好ましい。
【0107】(実施の形態2)実施の形態2は、本発明
の第1の態様及び第7の態様に係る半導体メモリセルに
関する。実施の形態2の半導体メモリセルの原理図を図
4の(A)に示す。実施の形態2の半導体メモリセルに
おいては、第1のトランジスタTR1の一方のソース/
ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1を介して第
4の配線に接続される代わりに、接合型トランジスタJ
1及びpn接合ダイオードDを介して書き込み情報設
定線WISLに接続されている。また、接合型トランジ
スタJF 1の他方のゲート領域は、第3の配線に接続さ
れる代わりに、書き込み情報設定線WISLに接続され
ている。
【0108】更には、図20及び図22に模式的な一部
断面図を示すように、実施の形態2の半導体メモリセル
は、第5の領域SC5が省略されている点、及び、第1
のトランジスタTR1と第2のトランジスタTR2とでゲ
ート領域が共有されている点が、実施の形態1の半導体
メモリセルと相違する。即ち、実施の形態2の半導体メ
モリセルは、半導体層(実施の形態2においてもシリコ
ン半導体基板)に設けられた活性領域及び素子分離領域
IRから構成され、素子分離領域IRによって取り囲ま
れた活性領域には、(1)ソース/ドレイン領域、チャ
ネル形成領域CH1及びゲート領域Gを有する第1導電
形(例えば、nチャネル形)の読み出し用の第1のトラ
ンジスタTR1、(2)ソース/ドレイン領域、チャネ
ル形成領域CH2及びゲート領域Gを有する第2導電形
(例えば、pチャネル形)のスイッチ用の第2のトラン
ジスタTR2、並びに、(3)チャネル領域CHJ1及び
ゲート領域を有する電流制御用の接合型トランジスタJ
1、が設けられている。
【0109】そして、(a)半導体層に設けられた、第
2導電形(例えばp+形)を有する半導体性の第1の領
域SC1、(b)第1の領域SC1の表面領域に設けられ
た、第1導電形(例えばn+形)を有する半導体性の第
2の領域SC2、(c)第2の領域SC2の表面領域に設
けられ、且つ、整流接合を形成して接する、第2導電形
(例えばp++形)の半導体性の、又は、シリサイドや金
属、金属化合物等の導電性の第3の領域SC3、(d)
第1の領域SC1の表面領域に設けられ、整流接合を形
成して接し、且つ、第2の領域SC2とは離間して設け
られた、第1導電形(例えばn+形)の半導体性の、又
は、シリサイドや金属、金属化合物等の導電性の第4の
領域SC4、(e)第1の領域SC1と第3の領域S
3、及び、第2の領域SC2と第4の領域SC4を橋渡
すごとくバリア層を介して設けられ、第1のトランジス
TR1と第2のトランジスタTR2とで共有されたゲート
領域G、並びに、(f)半導体性の素子分離領域IR
(即ち、実施の形態2においては、シリコン半導体基板
それ自体から構成された素子分離領域IR)の上に、絶
縁膜IFを介して設けられた素子分離用電極GDA、を
有する。
【0110】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)ソース/ドレイン領域は、第2の領域
SC2の表面領域から構成され、(A−2)他方のソー
ス/ドレイン領域は、第4の領域SC4から構成され、
(A−3)チャネル形成領域CH1は、第2の領域SC2
の該表面領域と第4の領域SC4とで挟まれた第1の領
域SC1の表面領域から構成されている。
【0111】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1の
トランジスタTR1のチャネル形成領域CH1を構成する
第1の領域SC1の該表面領域から構成され、(B−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3
から構成され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、
第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領
域を構成する第2の領域SC2の該表面領域から構成さ
れている。
【0112】更には、接合型トランジスタJF1に関し
ては、(C−1)ゲート領域は、第3の領域SC3、及
び、該第3の領域SC3と対向する第1の領域SC1の部
分から構成され、(C−2)チャネル領域CHJ1は、第
3の領域SC3と第1の領域SC1の該部分とで挟まれた
第2の領域SC2の一部から構成され、(C−3)一方
のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1
のチャネル領域CHJ1の一端から延び、且つ、第1のト
ランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域を構成
する第2の領域SC2の部分から構成され、(C−4)
他方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJ
1のチャネル領域CHJ1の他端から延びる第2の領域
SC2の該表面領域から構成されている。
【0113】更には、(D)ゲート領域Gは、メモリセ
ル選択用の第1の配線(例えば、ワード線)に接続さ
れ、(E)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線W
ISLに接続され、(F)第4の領域SC4は、第2の
配線に接続されている。
【0114】また、第2の領域SC2及び第3の領域S
3の不純物濃度を最適化することによって、第2の領
域SC2と第3の領域SC3との間でpn接合ダイオード
Dが形成されている。そして、第2の領域SC2は、第
3の領域SC3を介して書き込み情報設定線WISLに
接続されている。この場合、第2の配線をビット線とす
る構成、あるいは、書き込み情報設定線WISLをビッ
ト線と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成
とすることが好ましい。
【0115】尚、接合型トランジスタJF1は、対向
するゲート領域(第3の領域SC3及びこの第3の領域
SC3に対向する第1の領域SC1の部分)の間の距離
(チャネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対
向するそれぞれのゲート領域(第3の領域SC3及びこ
の第3の領域SC3に対向する第1の領域SC1の部分)
における不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純
物濃度とを最適化することによって、形成されている。
【0116】実施の形態2においては、半導体メモリセ
ル(具体的には、第1の領域SC1)は、例えばn形半
導体基板に設けられた第2導電形(例えばp形)のウエ
ル構造内に形成されている。
【0117】尚、実施の形態2の半導体メモリセルにお
いて、第1の領域SC1の直下に、第1導電形(例えば
++形)の高濃度不純物含有層SC8を形成すれば、読
み出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル形成領
域CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図るこ
とができる。
【0118】図20に示した半導体メモリセルにおいて
は、素子分離用電極GDAは、第1の領域SC1の縁部の
上方に延びている。図21の(A)に、活性領域、素子
分離領域IR、ゲート領域G、素子分離用電極GDA
び第2の配線の模式的な配置関係を示す。また、図21
の(B)に、コンタクト部を含む部分をゲート領域が延
びる方向と平行な垂直面で切断したときの模式的な一部
断面図を示す。第2の配線と第4の領域SC4とのコン
タクト部、及び、第2の配線と素子分離用電極GDA
コンタクト部を共有化することによって、配線の面積低
減、半導体メモリセルの製造工程の簡略化を図ることが
できる。尚、図21の(A)において、コンタクト部を
模式的に楕円で示す。
【0119】図22に示した半導体メモリセルにおいて
は、素子分離用電極GDBは、第1の領域SC1の縁部の
上方を越えて、第2の領域SC2の縁部の上方及び第4
の領域SC4の縁部の上方に延びている。尚、ゲート領
域の延びる方向と平行な垂直面で第3の領域SC3、第
2の領域SC2及び第1の領域SC1を切断したときの模
式的な一部断面図を図23の(A)に示し、ゲート領域
の延びる方向と平行な垂直面で第4の領域SC4、第2
の領域SC2及び第1の領域SC1を垂直面で切断したと
きの模式的な一部断面図を図23の(B)に示す。この
ような構成にすることによって、第1導電形の素子分離
領域IR、第2導電形の第1の領域SC 1、及び、第1
導電形の第2の領域SC2若しくは第4の領域SC4、並
びに、素子分離用電極GDBと絶縁膜IFとによってM
IS型トランジスタと類似のトランジスタが構成され
る。それ故、第1導電形を例えばn形としたとき、かか
るトランジスタの閾値よりも小さい正の電位を素子分離
用電極GDBに加えることによって、かかるトランジス
タを常にオフ状態とすることができる結果、半導体メモ
リセル間の素子分離を達成することができる。尚、素子
分離用電極GDBは、独立した配線(図示せず)に接続
してもよいし、例えば第2の配線に接続してもよい。以
下に説明する素子分離用電極GDBの動作も同様であ
る。
【0120】図24及び図25には、実施の形態2の半
導体メモリセルの変形例の模式的な一部断面図を示す。
更に、これらの半導体メモリセルの原理図を図4の
(B)に示す。これらの半導体メモリセルにおいては、
第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領
域は、接合型トランジスタJF1を介して第4の配線に
接続される代わりに、接合型トランジスタJF1及びシ
ョットキ接合形の多数キャリア・ダイオードDSを介し
て書き込み情報設定線WISLに接続されている。ま
た、接合型トランジスタJF1の他方のゲート領域は、
第3の配線に接続される代わりに、書き込み情報設定線
WISLに接続されている。即ち、第2の領域SC2
表面領域に設けられ、整流接合を形成して接する第6の
領域SC6を更に有し、第6の領域SC6と第2の領域S
2とによってショットキ接合形の多数キャリア・ダイ
オードDSが構成され、第2の領域SC2は、第6の領
域SC6を介して書き込み情報設定線WISLに接続さ
れている。
【0121】図24に示した半導体メモリセルにおいて
は、素子分離用電極GDAは、第1の領域SC1の縁部の
上方に延びている。また、図25に示した半導体メモリ
セルにおいては、素子分離用電極GDBは、第1の領域
SC1の縁部の上方を越えて、第2の領域SC2の縁部の
上方及び第4の領域SC4の縁部の上方に延びている。
【0122】尚、図3の(A)に原理図を示すように、
第2の領域SC2を第4の配線(図示せず)に接続し、
第2の配線をビット線とし、第4の配線に所定の電位を
加える構成、あるいは、第4の配線をビット線とし、第
2の配線に所定の電位を加える構成とすることもでき
る。
【0123】(実施の形態3)実施の形態3は、本発明
の第1の態様及び第8の態様に係る半導体メモリセルに
関する。実施の形態3の半導体メモリセルの原理図を図
3の(B)に示す。実施の形態3の半導体メモリセルに
おいては、接合型トランジスタJF1の他方のゲート領
域は、第3の配線に接続される代わりに、書き込み情報
設定線WISLに接続されている。実施の形態3の半導
体メモリセルにおいては、各領域の配置が、実施の形態
2の半導体メモリセルと相違している。即ち、図26に
模式的な一部断面図を示す実施の形態3の半導体メモリ
セルは、半導体層(実施の形態3においてもシリコン半
導体基板)に設けられた活性領域及び素子分離領域IR
から構成され、素子分離領域IRによって取り囲まれた
活性領域には、(1)ソース/ドレイン領域、チャネル
形成領域CH1及びゲート領域Gを有する第1導電形
(例えば、nチャネル形)の読み出し用の第1のトラン
ジスタTR1、(2)ソース/ドレイン領域、チャネル
形成領域CH2及びゲート領域Gを有する第2導電形
(例えば、pチャネル形)のスイッチ用の第2のトラン
ジスタTR2、並びに、(3)チャネル領域CHJ1及び
ゲート領域を有する電流制御用の接合型トランジスタJ
1、が設けられている。
【0124】そして、(a)半導体層に設けられた、第
1導電形(例えばn形)を有する半導体性の第1の領域
SC1、(b)第1の領域SC1の表面領域に設けられ
た、第2導電形(例えばp+形)を有する半導体性の第
2の領域SC2、(c)第1の領域SC1の表面領域に設
けられ、整流接合を形成して接し、且つ、第2の領域S
2とは離間して設けられた、第2導電形(例えばp++
形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化合
物等の導電性の第3の領域SC 3、(d)第2の領域S
2の表面領域に設けられ、且つ、整流接合を形成して
接する、第1導電形(例えばn++形)の半導体性の、又
は、シリサイドや金属、金属化合物等の導電性の第4の
領域SC4、(e)第1の領域SC1と第4の領域S
4、及び、第2の領域SC2と第3の領域SC3を橋渡
すごとくバリア層を介して設けられ、第1のトランジス
タTR1と第2のトランジスタTR2とで共有されたゲー
ト領域G、並びに、(f)半導体性の素子分離領域IR
(即ち、実施の形態3においては、シリコン半導体基板
それ自体から構成された素子分離領域IR)の上に、絶
縁膜IFを介して設けられた素子分離用電極GDA、を
有する。
【0125】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1
の領域SC1の表面領域から構成され、(A−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4から構成
され、(A−3)チャネル形成領域CH1は、第1の領
域SC1の該表面領域と第4の領域SC4とで挟まれた第
2の領域SC2の表面領域から構成されている。
【0126】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1の
トランジスタTR1のチャネル形成領域CH1を構成する
第2の領域SC2の該表面領域から構成され、(B−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3
から構成され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、
第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領
域を構成する第1の領域SC1の該表面領域から構成さ
れている。
【0127】更には、接合型トランジスタJF1に関し
ては、(C−1)ゲート領域は、第3の領域SC3、及
び、該第3の領域SC3と対向する第2の領域SC2の部
分から構成され、(C−2)チャネル領域CHJ1は、第
2の領域SC2と第3の領域SC3の該部分とで挟まれた
第1の領域SC1の一部から構成され、(C−3)一方
のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1
のチャネル領域CHJ1の一端から延び、且つ、第1のト
ランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域を構成
する第1の領域SC1の該表面領域から構成され、(C
−4)他方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジ
スタJF1のチャネル領域CHJ1の他端から延びる第1
の領域SC1の部分から構成されている。
【0128】更には、(D)ゲート領域Gは、メモリセ
ル選択用の第1の配線(例えば、ワード線)に接続さ
れ、(E)第4の領域SC4は、第2の配線に接続さ
れ、(F)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線W
ISLに接続されている。
【0129】尚、第1の領域SC1を第4の配線に接続
し、第2の配線をビット線とし、第4の配線に所定の電
位を加える構成、あるいは、第4の配線をビット線と
し、第2の配線に所定の電位を加える構成とすることが
好ましい。
【0130】実施の形態3においては、半導体メモリセ
ル(具体的には、第1の領域SC1)は、例えばp形半
導体基板に設けられた第1導電形(例えばn形)のウエ
ル構造内に形成されている。
【0131】実施の形態3の半導体メモリセルにおい
て、第2の領域SC2の直下に、第1導電形(例えばn
++形)の高濃度不純物含有層SC8を形成すれば、読み
出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域
CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図ること
ができる。
【0132】尚、接合型トランジスタJF1は、対向
するゲート領域(第3の領域SC3及びこの第3の領域
SC3に対向する第2の領域SC2の部分)の間の距離
(チャネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対
向するそれぞれのゲート領域(第3の領域SC3及びこ
の第3の領域SC3に対向する第2の領域SC2の部分)
における不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純
物濃度とを最適化することによって、形成されている。
【0133】実施の形態3の半導体メモリセルにおいて
は、素子分離用電極GDAは、第2の領域SC2の縁部の
上方及び第3の領域SC3の縁部の上方に延びている。
第1導電形をn形とした場合、素子分離用電極GDA
正の電位を加えることによって、第1導電形(n形)を
有する半導体性の素子分離領域IRと第2導電形(p
形)を有する第2の領域SC2との間、素子分離領域I
Rと第2導電形(p形)を有する第3の領域SC3との
間に、電流が流れることを抑制することができ、半導体
メモリセル間の素子分離を達成することができる。尚、
素子分離用電極GDAは、独立した配線(図示せず)に
接続してもよいし、例えば第2の配線に接続してもよ
い。
【0134】図27〜図30に、実施の形態3の半導体
メモリセルの変形例の模式的な一部断面図を示す。
【0135】図27に示す半導体メモリセルにおいて
は、接合型トランジスタJF1のチャネル領域CH
J1に、斜めイオン注入法によって第1導電形の不純物を
イオン注入することで、第1導電形領域SC10が形成さ
れている。これによって、チャネル領域CHJ1の不純物
濃度を制御することができ、接合型トランジスタJF1
の動作を安定させることができる。
【0136】図28に示す半導体メモリセルにおいて
は、支持基板上の絶縁層IL0の上に形成された半導体
層SC0に、図26に示した構造を有する半導体メモリ
セルが形成されている。このような構造を有する半導体
メモリセルは、半導体基板の全面に絶縁体(絶縁層)を
形成した後、絶縁体(絶縁層)と支持基板とを張り合わ
せ、次に、半導体基板を裏面から研削、研磨することに
よって得られた、所謂張り合わせ基板に基づき製造する
ことができる。あるいは又、例えばシリコン半導体基板
に酸素をイオン注入した後に熱処理を行って得られるS
IMOX法による絶縁体(絶縁層)を形成し、その上に
残されたシリコン層に半導体メモリセルを作製すればよ
い。即ち、これらの半導体メモリセルは、所謂SOI構
造を有する。あるいは又、例えばアモルファスシリコン
層やポリシリコン層をCVD法等によって絶縁体(絶縁
層)の上に製膜し、次いで、レーザビームや電子ビーム
を用いた帯域溶融結晶化法、絶縁体(絶縁層)に設けら
れた開口部を介して結晶成長を行うラテラル固相結晶成
長法等の各種の公知の単結晶化技術によってシリコン層
を形成し、かかるシリコン層に半導体メモリセルを作製
すればよい。あるいは又、支持基板上に製膜された絶縁
体(絶縁層)上に、例えばポリシリコン層あるいはアモ
ルファスシリコン層を形成した後、かかるポリシリコン
層あるいはアモルファスシリコン層に半導体メモリセル
を作製することによって得ることができ、所謂TFT構
造を有する。
【0137】図29に示す半導体メモリセルにおいて
は、その原理図を図5の(A)に示すように、第1の領
域SC1及び第3の領域SC3の不純物濃度を最適化する
ことによって、第1の領域SC1と第3の領域SC3との
間でpn接合ダイオードDが形成されている。そして、
第1の領域SC1は、第3の領域SC3を介して書き込み
情報設定線WISLに接続されている。また、図30に
示す半導体メモリセルにおいては、その原理図を図5の
(B)に示すように、第1の領域SC1の表面領域に設
けられ、整流接合を形成して接する第6の領域SC6
更に有し、第6の領域SC6と第1の領域SC1とによっ
てショットキ接合形の多数キャリア・ダイオードDSが
構成され、第1の領域SC1は、第6の領域SC6を介し
て書き込み情報設定線WISLに接続されている。第6
の領域SC6は、第3の領域SC3の略中央部に形成され
ており、第3の領域SC3は第6の領域SC6を取り囲ん
でいる。これらの場合、第2の配線をビット線とする構
成、あるいは、書き込み情報設定線WISLをビット線
と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とす
ることが好ましい。
【0138】(実施の形態4)実施の形態4は、本発明
の第2の態様及び第9の態様に係る半導体メモリセルに
関する。図32の(A)にその原理図を示すように、実
施の形態4の半導体メモリセルは、半導体層に設けられ
た活性領域及び素子分離領域から構成され、素子分離領
域によって取り囲まれた活性領域には、半導体層に設け
られた活性領域及び素子分離領域から構成され、素子分
離領域によって取り囲まれた活性領域には、(1)ソー
ス/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域に接触し、
且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半導体性のチ
ャネル形成領域CH1、及び、該チャネル形成領域CH1
と容量結合したゲート領域G1を有する第1導電形(例
えば、nチャネル形)の読み出し用の第1のトランジス
タTR1、(2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ド
レイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を
離間する半導体性のチャネル形成領域CH2、及び、該
チャネル形成領域CH2と容量結合したゲート領域G2
有する第2導電形(例えば、pチャネル形)のスイッチ
用の第2のトランジスタTR2、並びに、(3)チャネ
ル領域CHJ1及びゲート領域を有する電流制御用の接合
型トランジスタJF1、が設けられている。
【0139】そして、第1のトランジスタTR1の一方
のソース/ドレイン領域は、第2のトランジスタTR2
のチャネル形成領域CH2に相当し;第1のトランジス
タTR 1の他方のソース/ドレイン領域は、接合型トラ
ンジスタJF1のチャネル領域CHJ1に相当し;第2の
トランジスタTR2の一方のソース/ドレイン領域は、
第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域CH1に相
当し、且つ、接合型トランジスタJF1の一方のゲート
領域に相当し;半導体性の素子分離領域の上には、絶縁
膜を介して素子分離用電極が設けられている。
【0140】更には、第1のトランジスタTR1のゲー
ト領域G1及び第2のトランジスタTR2のゲート領域G
2は、メモリセル選択用の第1の配線(例えば、ワード
線)に接続され;第1のトランジスタTR1の他方のソ
ース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1を介
して第2の配線に接続され;接合型トランジスタJF1
の他方のゲート領域は、第3の配線に接続され;第1の
トランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域は、
pn接合ダイオードDを介して書き込み情報設定線WI
SLに接続され;第2のトランジスタTR2の他方のソ
ース/ドレイン領域は、書き込み情報設定線WISLに
接続されている。尚、第2の配線をビット線とする構
成、あるいは、書き込み情報設定線WISLをビット線
と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とす
ることが好ましい。
【0141】あるいは又、図42に模式的な一部断面図
を示すように、実施の形態4の半導体メモリセルは、電
流制御用の接合型トランジスタJF1の設けられた位置
(電流制御用の接合型トランジスタJF1を構成する領
域)が、実施の形態1の半導体メモリセルと相違する。
即ち、実施の形態4の半導体メモリセルは、半導体層
(実施の形態4においてもシリコン半導体基板)に設け
られた活性領域及び素子分離領域IRから構成され、素
子分離領域IRによって取り囲まれた活性領域には、
(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域CH1
及びゲート領域G1を有する第1導電形(例えば、nチ
ャネル形)の読み出し用の第1のトランジスタTR1
(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域CH2
及びゲート領域G2を有する第2導電形(例えば、pチ
ャネル形)のスイッチ用の第2のトランジスタTR2
並びに、(3)チャネル領域CHJ1及びゲート領域を有
する電流制御用の接合型トランジスタJF1、が設けら
れている。
【0142】そして、(a)半導体層に設けられた、第
2導電形(例えばp+形)を有する半導体性の第1の領
域SC1、(b)第1の領域SC1の表面領域に設けられ
た、第1導電形(例えばn+形)を有する半導体性の第
2の領域SC2、(c)第2の領域SC2の表面領域に設
けられ、整流接合を形成して接する、第2導電形(例え
ばp++形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金
属化合物等の導電性の第3の領域SC3、(d)第1の
領域SC1の表面領域に設けられ、且つ、第2の領域S
2とは離間して設けられた、第1導電形(例えばn
+形)を有する半導体性の第4の領域SC4、(e)第4
の領域SC4の表面領域に設けられ、整流接合を形成し
て接する、第2導電形(例えばp++形)の半導体性の、
又は、シリサイドや金属、金属化合物等の導電性の第5
の領域SC5、並びに、(f)半導体性の素子分離領域
IR(即ち、実施の形態4においては、シリコン半導体
基板それ自体から構成された素子分離領域IR)の上
に、絶縁膜IFを介して設けられた素子分離用電極GD
A、を有する。
【0143】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2
の領域SC2の表面領域の一部から構成され、(A−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4
から構成され、(A−3)チャネル形成領域CH1は、
第2の領域SC2の表面領域の該一部と第4の領域SC4
の該表面領域とで挟まれた第1の領域SC1の表面領域
の一部から構成されている。
【0144】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1の
領域SC1の表面領域の他の部分から構成され、(B−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3
から構成され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、
第1の領域SC1の表面領域の該他の部分と第3の領域
SC3とで挟まれた第2の領域SC2の表面領域の他の部
分から構成されている。
【0145】更には、接合型トランジスタJF1に関し
ては、(C−1)ゲート領域は、第5の領域SC5、及
び、該第5の領域SC5と対向する第1の領域SC1の部
分から構成され、(C−2)チャネル領域CHJ1は、第
5の領域SC5と第1の領域SC1の該部分とで挟まれた
第4の領域SC4の一部から構成され、(C−3)一方
のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1
のチャネル領域CHJ1の一端から延び、且つ、第1のト
ランジスタTR1の他方のソース/ドレイン領域を構成
する第4の領域SC4の該表面領域から構成され、(C
−4)他方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジ
スタJF1のチャネル領域CHJ1の他端から延びる第4
の領域SC4の部分から構成されている。
【0146】更には、(D)第1のトランジスタTR1
のゲート領域G1及び第2のトランジスタTR 2のゲート
領域G2は、メモリセル選択用の第1の配線(例えば、
ワード線)に接続され、(E)第3の領域SC3は、書
き込み情報設定線WISLに接続され、(F)第4の領
域SC4(より具体的には、接合型トランジスタJF1
他方のソース/ドレイン領域を構成し、接合型トランジ
スタJF1のチャネル領域CHJ 1の他端から延びる第4
の領域SC4の部分)は、第2の配線に接続され、
(G)第5の領域SC5は、第3の配線に接続されてい
る。
【0147】また、第2の領域SC2及び第3の領域S
3の不純物濃度を最適化することによって、第2の領
域SC2と第3の領域SC3との間でpn接合ダイオード
Dが形成されている。そして、第2の領域SC2は、第
3の領域SC3を介して書き込み情報設定線WISLに
接続されている。尚、第2の配線をビット線とする構
成、あるいは、書き込み情報設定線WISLをビット線
と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とす
ることができる。
【0148】実施の形態4の半導体メモリセルにおいて
は、素子分離用電極GDAは、第1の領域SC1の縁部の
上方に延びている。
【0149】接合型トランジスタJF1は、対向する
ゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5の領域SC5
に対向する第1の領域SC1の部分)の間の距離(チャ
ネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対向する
それぞれのゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5
の領域SC5に対向する第1の領域SC1の部分)におけ
る不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純物濃度
とを最適化することによって、形成されている。
【0150】実施の形態4においては、半導体メモリセ
ル(具体的には、第1の領域SC1)は、例えばn形半
導体基板に設けられた第2導電形(例えばp形)のウエ
ル構造内に形成されている。
【0151】尚、実施の形態4の半導体メモリセルにお
いて、第1の領域SC1の直下に、第1導電形(例えば
++形)の高濃度不純物含有層SC8を形成すれば、読
み出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル形成領
域CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図るこ
とができる。
【0152】尚、原理図を図31の(A)に示すよう
に、第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイ
ン領域を第4の配線に接続してもよい。即ち、第2の領
域SC 2を第4の配線(図示せず)に接続してもよい。
この場合には、第2の領域SC2を第4の配線に接続
し、第2の配線をビット線とし、第4の配線に所定の電
位を加える構成、あるいは、第4の配線をビット線と
し、第2の配線に所定の電位を加える構成とすることが
好ましい。
【0153】図42に示した半導体メモリセルの変形例
を、図43〜図47に示す。
【0154】図43に示す半導体メモリセルにおいて
は、その原理図を図32の(B)に示すように、第1の
トランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域は、
第4の配線に接続される代わりに、多数キャリア・ダイ
オードDSを介して書き込み情報設定線WISLに接続
されている。即ち、第2の領域SC2の表面領域に設け
られ、整流接合を形成して接する第6の領域SC6を更
に有し、第6の領域SC6と第2の領域SC2とによって
ショットキ接合形の多数キャリア・ダイオードDSが構
成され、第2の領域SC2は、第6の領域SC6を介して
書き込み情報設定線WISLに接続されている。この場
合、第2の配線をビット線とする構成、あるいは、書き
込み情報設定線WISLをビット線と兼用させ、第2の
配線に所定の電位を加える構成とすることができる。
【0155】あるいは又、原理図を図34、図35の
(A)及び(B)に示すように、接合型トランジスタJ
1の他方のゲート領域は、第3の配線に接続される代
わりに、書き込み情報設定線WISLに接続されている
構成とすることもできる。即ち、図44及び図45に模
式的な一部断面図を示すように、第5の領域SC5は、
第3の配線に接続される代わりに、書き込み情報設定線
WISLに接続されている。この場合、図44に示すよ
うに、第2の領域SC2と第3の領域SC3との間でpn
接合ダイオードDが形成され、第2の領域SC2は、第
3の領域SC3を介して書き込み情報設定線WISLに
接続されており、あるいは又、図45に示すように、第
2の領域SC2の表面領域に設けられ、整流接合を形成
して接する第6の領域SC6を更に有し、第6の領域S
6と第2の領域SC2とによってショットキ接合形の多
数キャリア・ダイオードDSが構成され、第2の領域S
2は、第6の領域SC6を介して書き込み情報設定線W
ISLに接続されている構成とすることもできる。尚、
ダイオードDや多数キャリア・ダイオードDSが設けら
れたこれらの場合、第2の配線をビット線とする構成、
あるいは、書き込み情報設定線WISLをビット線と兼
用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とするこ
とが好ましい。
【0156】あるいは又、原理図を図38に示すよう
に、接合型トランジスタJF1の他方のゲート領域は、
第3の配線に接続される代わりに、接合型トランジスタ
JF1の一方のゲート領域に接続されている構成とする
こともできる。即ち、第5の領域SC5は、第3の配線
に接続される代わりに、第1の領域SC1に接続されて
いる構成とすることもできる。そして、この場合、図3
9の(A)及び(B)に示すように、第1のトランジス
タTR1の一方のソース/ドレイン領域は、第4の配線
に接続される代わりに、ダイオードD,DSを介して書
き込み情報設定線WISLに接続されている構成とする
こともできる。尚、第2の配線をビット線とする構成、
あるいは、書き込み情報設定線WISLをビット線と兼
用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とするこ
とが好ましい。即ち、図46に模式的な一部断面図を示
すように、第2の領域SC2と第3の領域SC3との間で
pn接合ダイオードDが形成され、第2の領域SC
2は、第3の領域SC3を介して書き込み情報設定線WI
SLに接続されており、あるいは又、図47に模式的な
一部断面図を示すように、第2の領域SC2の表面領域
に設けられ、整流接合を形成して接する第6の領域SC
6を更に有し、第6の領域SC6と第2の領域SC2とに
よってショットキ接合形の多数キャリア・ダイオードD
Sが構成され、第2の領域SC2は、第6の領域SC6
介して書き込み情報設定線WISLに接続されている構
成とすることもできる。
【0157】第5の領域SC5と第1の領域SC1との接
続は、図18に模式的な一部断面図を示したと同様に、
例えば、第1の領域SC1の一部分を半導体基板の表面
近傍まで延在させ、第4の領域SC4の外側で、第5の
領域SC5と第1の領域SC1の延在した部分とが接する
ような構造とすることによって、得ることができる。半
導体メモリセルをこのような構造にすることにより、半
導体メモリセルの配線構造の簡素化を図ることができ
る。
【0158】(実施の形態5)実施の形態5は、本発明
の第2の態様及び第10の態様に係る半導体メモリセル
に関する。実施の形態5の半導体メモリセルにおいて
は、第1のトランジスタTR1と第2のトランジスタT
2とでゲート領域が共有されている点が、実施の形態
4の半導体メモリセルと相違する。実施の形態5の半導
体メモリセルの原理図を図32の(A)に示す。実施の
形態5の半導体メモリセルにおいては、第1のトランジ
スタTR1の一方のソース/ドレイン領域は、pn接合
ダイオードDを介して書き込み情報設定線WISLに接
続されている。即ち、実施の形態5の半導体メモリセル
は、模式的な一部断面図を図48及び図49に示すよう
に、半導体層(実施の形態5においてもシリコン半導体
基板)に設けられた活性領域及び素子分離領域IRから
構成され、素子分離領域IRによって取り囲まれた活性
領域には、(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成
領域CH1及びゲート領域Gを有する第1導電形(例え
ば、nチャネル形)の読み出し用の第1のトランジスタ
TR1、(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領
域CH2及びゲート領域Gを有する第2導電形(例え
ば、pチャネル形)のスイッチ用の第2のトランジスタ
TR2、並びに、(3)チャネル領域CHJ1及びゲート
領域を有する電流制御用の接合型トランジスタJF1
が設けられている。
【0159】そして、(a)半導体層に設けられた、第
2導電形(例えばp+形)を有する半導体性の第1の領
域SC1、(b)第1の領域SC1の表面領域に設けられ
た、第1導電形(例えばn+形)を有する半導体性の第
2の領域SC2、(c)第2の領域SC2の表面領域に設
けられ、整流接合を形成して接する、第2導電形(例え
ばp++形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金
属化合物等の導電性の第3の領域SC3、(d)第1の
領域SC1の表面領域に設けられ、且つ、第2の領域S
2とは離間して設けられた、第1導電形(例えばn
+形)を有する半導体性の第4の領域SC4、(e)第4
の領域SC4の表面領域に設けられ、整流接合を形成し
て接する、第2導電形(例えばp++形)の半導体性の、
又は、シリサイドや金属、金属化合物等の導電性の第5
の領域SC5、(f)第1の領域SC1と第3の領域SC
3、及び、第2の領域SC2と第4の領域SC4を橋渡す
ごとくバリア層を介して設けられ、第1のトランジスタ
TR1と第2のトランジスタTR2とで共有されたゲート
領域G、並びに、(g)半導体性の素子分離領域IR
(即ち、実施の形態5においては、シリコン半導体基板
それ自体から構成された素子分離領域IR)の上に、絶
縁膜IFを介して設けられた素子分離用電極GDA、を
有する。
【0160】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2
の領域SC2の表面領域から構成され、(A−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4の表面領
域から構成され、(A−3)チャネル形成領域CH
1は、第2の領域SC2の該表面領域と第4の領域SC4
の該表面領域とで挟まれた第1の領域SC1の表面領域
から構成されている。
【0161】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1の
トランジスタTR1のチャネル形成領域CH1を構成する
第1の領域SC1の該表面領域から構成され、(B−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3
から構成され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、
第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領
域を構成する第2の領域SC2の該表面領域から構成さ
れている。
【0162】更には、接合型トランジスタJF1に関し
ては、(C−1)ゲート領域は、第5の領域SC5、及
び、該第5の領域SC5と対向する第1の領域SC1の部
分から構成され、(C−2)チャネル領域CHJ1は、第
5の領域SC5と第1の領域SC1の該部分とで挟まれた
第4の領域SC4の一部から構成され、(C−3)一方
のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1
のチャネル領域CHJ1の一端から延び、且つ、第1のト
ランジスタTR1の他方のソース/ドレイン領域を構成
する第4の領域SC4の該表面領域から構成され、(C
−4)他方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジ
スタJF1のチャネル領域CHJ1の他端から延びる第4
の領域SC4の部分から構成されている。
【0163】更には、(D)ゲート領域Gは、メモリセ
ル選択用の第1の配線(例えば、ワード線)に接続さ
れ、(E)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線W
ISLに接続され、(F)第4の領域SC4(より具体
的には、接合型トランジスタJF1の他方のソース/ド
レイン領域を構成し、接合型トランジスタJF1のチャ
ネル領域CHJ 1の他端から延びる第4の領域SC4の部
分)は、第2の配線に接続され、(G)第5の領域SC
5は、第3の配線に接続されている。
【0164】また、第2の領域SC2及び第3の領域S
3の不純物濃度を最適化することによって、第2の領
域SC2と第3の領域SC3との間でpn接合ダイオード
Dが形成されている。そして、第2の領域SC2は、第
3の領域SC3を介して書き込み情報設定線WISLに
接続されている。尚、第2の配線をビット線とする構
成、あるいは、書き込み情報設定線WISLをビット線
と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とす
ることができる。
【0165】図48に示す半導体メモリセルにおいて
は、素子分離用電極GDAは、第1の領域SC1の縁部の
上方に延びている。また、図49に示した半導体メモリ
セルにおいては、素子分離用電極GDBは、第1の領域
SC1の縁部の上方を越えて、第2の領域SC2の縁部の
上方及び第4の領域SC4の縁部の上方に延びている。
【0166】接合型トランジスタJF1は、対向する
ゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5の領域SC5
に対向する第1の領域SC1の部分)の間の距離(チャ
ネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対向する
それぞれのゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5
の領域SC5に対向する第1の領域SC1の部分)におけ
る不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純物濃度
とを最適化することによって、形成されている。
【0167】実施の形態5においては、半導体メモリセ
ル(具体的には、第1の領域SC1)は、例えばn形半
導体基板に設けられた第2導電形(例えばp形)のウエ
ル構造内に形成されている。
【0168】実施の形態5の半導体メモリセルにおい
て、第1の領域SC1の直下に、第1導電形(例えばn
++形)の高濃度不純物含有層SC8を形成すれば、読み
出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域
CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図ること
ができる。
【0169】尚、原理図を図31の(A)に示すよう
に、第1のトランジスタJF1の一方のソース/ドレイ
ン領域を第4の配線に接続してもよい。即ち、第2の領
域SC 2を第4の配線(図示せず)に接続してもよい。
この場合には、第2の領域SC2を第4の配線に接続
し、第2の配線をビット線とし、第4の配線に所定の電
位を加える構成、あるいは、第4の配線をビット線と
し、第2の配線に所定の電位を加える構成とすることが
好ましい。
【0170】図48及び図49に示した半導体メモリセ
ルの変形例を、図50〜図59に示す。
【0171】原理図を図32の(B)に示し、図50及
び図51に模式的な一部断面図を示す半導体メモリセル
においては、第2の領域SC2の表面領域に設けられ、
整流接合を形成して接する第6の領域SC6を更に有
し、第6の領域SC6と第2の領域SC2とによってショ
ットキ接合形の多数キャリア・ダイオードDSが構成さ
れ、第2の領域SC2は、第6の領域SC6を介して書き
込み情報設定線WISLに接続されている。この場合、
第2の配線をビット線とする構成、あるいは、書き込み
情報設定線WISLをビット線と兼用させ、第2の配線
に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。尚、
図50に示す半導体メモリセルにおいては、素子分離用
電極GDAは、第1の領域SC1の縁部の上方に延びてい
る。また、図51に示した半導体メモリセルにおいて
は、素子分離用電極GDBは、第1の領域SC1の縁部の
上方を越えて、第2の領域SC2の縁部の上方及び第4
の領域SC4の縁部の上方に延びている。
【0172】また、原理図を図35の(A)及び(B)
に示し、模式的な一部断面図を図52〜図55に示すよ
うに、第5の領域SC5は、第3の配線に接続される代
わりに、書き込み情報設定線WISLに接続されている
構成とすることもできる。この場合にも、図52及び図
53に模式的な一部断面図を示すように、第2の領域S
2と第3の領域SC3との間でpn接合ダイオードDが
形成され、第2の領域SC2は、第3の領域SC3を介し
て書き込み情報設定線WISLに接続されている構成と
することができる。あるいは又、図54及び図55に模
式的な一部断面図を示すように、第2の領域SC2の表
面領域に設けられ、整流接合を形成して接する第6の領
域SC6を更に有し、第6の領域SC6と第2の領域SC
2とによってショットキ接合形の多数キャリア・ダイオ
ードDSが構成され、第2の領域SC2は、第6の領域
SC6を介して書き込み情報設定線WISLに接続され
ている構成とすることができる。ダイオードDやや多数
キャリア・ダイオードDSが設けられたこれらの場合、
第2の配線をビット線とする構成、あるいは、書き込み
情報設定線WISLをビット線と兼用させ、第2の配線
に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。尚、
図52及び図54に示す半導体メモリセルにおいては、
素子分離用電極GDAは、第1の領域SC1の縁部の上方
に延びている。また、図53及び図55に示す半導体メ
モリセルにおいては、素子分離用電極GDBは、第1の
領域SC1の縁部の上方を越えて、第2の領域SC2の縁
部の上方及び第4の領域SC4の縁部の上方に延びてい
る。尚、原理図を図34に示すように、第1のトランジ
スタTR1の一方のソース/ドレイン領域を第4の配線
に接続してもよい。即ち、第2の領域SC2を第4の配
線(図示せず)に接続してもよい。この場合には、第2
の領域SC2を第4の配線に接続し、第2の配線をビッ
ト線とし、第4の配線に所定の電位を加える構成、ある
いは、第4の配線をビット線とし、第2の配線に所定の
電位を加える構成とすることが好ましい。
【0173】あるいは又、原理図を図39の(A)及び
(B)に示すように、第5の領域SC5は、第3の配線
に接続される代わりに、第1の領域SC1に接続されて
いる構成とすることもできる。この場合にも、図56及
び図57に模式的な一部断面図を示すように、第2の領
域SC2と第3の領域SC3との間でpn接合ダイオード
Dが形成され、第2の領域SC2は、第3の領域SC3
介して書き込み情報設定線WISLに接続されている構
成とすることができる。あるいは又、図58及び図59
に模式的な一部断面図を示すように、第2の領域SC2
の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接する第6
の領域SC6を更に有し、第6の領域SC6と第2の領域
SC2とによってショットキ接合形の多数キャリア・ダ
イオードDSが構成され、第2の領域SC2は、第6の
領域SC6を介して書き込み情報設定線WISLに接続
されている構成とすることができる。ダイオードDや多
数キャリア・ダイオードDSが設けられたこれらの場
合、第2の配線をビット線とする構成、あるいは、書き
込み情報設定線WISLをビット線と兼用させ、第2の
配線に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
尚、図56及び図58に示す半導体メモリセルにおいて
は、素子分離用電極GDAは、第1の領域SC1の縁部の
上方に延びている。また、図57及び図59に示す半導
体メモリセルにおいては、素子分離用電極GDBは、第
1の領域SC1の縁部の上方を越えて、第2の領域SC2
の縁部の上方及び第4の領域SC4の縁部の上方に延び
ている。尚、原理図を図38に示すように、第1のトラ
ンジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域を第4の
配線に接続してもよい。即ち、第2の領域SC2を第4
の配線(図示せず)に接続してもよい。この場合には、
第2の領域SC2を第4の配線に接続し、第2の配線を
ビット線とし、第4の配線に所定の電位を加える構成、
あるいは、第4の配線をビット線とし、第2の配線に所
定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0174】(実施の形態6)実施の形態6は、本発明
の第2の態様及び第11の態様に係る半導体メモリセル
に関する。実施の形態6の半導体メモリセルにおいて
は、各領域の配置が、実施の形態5の半導体メモリセル
と相違している。実施の形態6の半導体メモリセルの原
理図を図33の(A)に示す。実施の形態6の半導体メ
モリセルにおいては、第1のトランジスタTR1の一方
のソース/ドレイン領域は、pn接合ダイオードDを介
して書き込み情報設定線WISLに接続されている。即
ち、実施の形態6の半導体メモリセルは、模式的な一部
断面図を図60及び図61に示すように、半導体層(実
施の形態6においてもシリコン半導体基板)に設けられ
た活性領域及び素子分離領域IRから構成され、素子分
離領域IRによって取り囲まれた活性領域には、(1)
ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域CH1及びゲ
ート領域Gを有する第1導電形(例えば、nチャネル
形)の読み出し用の第1のトランジスタTR1、(2)
ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域CH2及びゲ
ート領域を有する第2導電形(例えば、pチャネル形)
のスイッチ用の第2のトランジスタTR 2、並びに、
(3)チャネル領域CHJ1及びゲート領域を有する電流
制御用の接合型トランジスタJF1、が設けられてい
る。
【0175】そして、(a)半導体層に設けられた、第
1導電形(例えばn形)を有する半導体性の第1の領域
SC1、(b)第1の領域SC1の表面領域に設けられ
た、第2導電形(例えばp+形)を有する半導体性の第
2の領域SC2、(c)第1の領域SC1の表面領域に設
けられ、整流接合を形成して接し、且つ、第2の領域S
2とは離間して設けられた、第2導電形(例えばp++
形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化合
物等の導電性の第3の領域SC 3、(d)第2の領域S
2の表面領域に設けられた、第1導電形(例えばn
+形)を有する半導体性の第4の領域SC4、(e)第4
の領域SC4の表面領域に設けられ、整流接合を形成し
て接する、第2導電形(例えばp++形)の半導体性の、
又は、シリサイドや金属、金属化合物等の導電性の第5
の領域SC5、(f)第1の領域SC1と第4の領域SC
4、及び、第2の領域SC2と第3の領域SC3を橋渡す
ごとくバリア層を介して設けられ、第1のトランジスタ
TR1と第2のトランジスタTR2とで共有されたゲート
領域G、並びに、(g)半導体性の素子分離領域IR
(即ち、実施の形態6においては、シリコン半導体基板
それ自体から構成された素子分離領域IR)の上に、絶
縁膜IFを介して設けられた素子分離用電極GDA、を
有する。
【0176】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1
の領域SC1の表面領域から構成され、(A−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4の表面領
域から構成され、(A−3)チャネル形成領域CH
1は、第1の領域SC1の該表面領域と第4の領域SC4
の該表面領域とで挟まれた第2の領域SC2の表面領域
から構成されている。
【0177】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1の
トランジスタTR1のチャネル形成領域CH1を構成する
第2の領域SC2の該表面領域から構成され、(B−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3
から構成され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、
第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領
域を構成する第1の領域SC1の該表面領域から構成さ
れている。
【0178】更には、接合型トランジスタJF1に関し
ては、(C−1)ゲート領域は、第5の領域SC5、及
び、該第5の領域SC5と対向する第2の領域SC2の部
分から構成され、(C−2)チャネル領域CHJ1は、第
5の領域SC5と第2の領域SC2の該部分とで挟まれた
第4の領域SC4の一部から構成され、(C−3)一方
のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1
のチャネル領域CHJ1の一端から延び、且つ、第1のト
ランジスタTR1の他方のソース/ドレイン領域を構成
する第4の領域SC4の該表面領域から構成され、(C
−4)他方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジ
スタJF1のチャネル領域CHJ1の他端から延びる第4
の領域SC4の部分から構成されている。
【0179】更には、(D)ゲート領域Gは、メモリセ
ル選択用の第1の配線(例えば、ワード線)に接続さ
れ、(E)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線W
ISLに接続され、(F)第4の領域SC4(より具体
的には、接合型トランジスタJF1の他方のソース/ド
レイン領域を構成し、接合型トランジスタJF1のチャ
ネル領域CHJ 1の他端から延びる第4の領域SC4の部
分)は、第2の配線に接続され、(G)第5の領域SC
5は、第3の配線に接続されている。
【0180】また、図60に示すように、第1の領域S
1及び第3の領域SC3の不純物濃度を最適化すること
によって、第1の領域SC1と第3の領域SC3との間で
pn接合ダイオードDが形成されている。そして、第1
の領域SC1は、第3の領域SC3を介して書き込み情報
設定線WISLに接続されている。あるいは又、原理図
を図33の(B)に示し、模式的な一部断面図を図61
に示すように、第1の領域SC1の表面領域に設けら
れ、整流接合を形成して接する第6の領域SC6を更に
有し、第6の領域SC6と第1の領域SC1とによってシ
ョットキ接合形の多数キャリア・ダイオードDSが構成
され、第1の領域SC1は、第6の領域SC6を介して書
き込み情報設定線WISLに接続されている。第6の領
域SC6は、第3の領域SC3の略中央部に形成されてお
り、第3の領域SC3は第6の領域SC6を取り囲んでい
る。これらの場合、第2の配線をビット線とする構成、
あるいは、書き込み情報設定線WISLをビット線と兼
用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とするこ
とが好ましい。
【0181】実施の形態6の半導体メモリセルにおいて
は、素子分離用電極GDAは、第2の領域SC2の縁部の
上方及び第3の領域SC3の縁部の上方に延びている。
【0182】接合型トランジスタJF1は、対向する
ゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5の領域SC5
に対向する第2の領域SC2の部分)の間の距離(チャ
ネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対向する
それぞれのゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5
の領域SC5に対向する第2の領域SC2の部分)におけ
る不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純物濃度
とを最適化することによって、形成されている。
【0183】実施の形態6においては、半導体メモリセ
ル(具体的には、第1の領域SC1)は、例えばp形半
導体基板に設けられた第1導電形(例えばn形)のウエ
ル構造内に形成されている。
【0184】実施の形態6の半導体メモリセルにおい
て、第2の領域SC2の直下に、第1導電形(例えばn
++形)の高濃度不純物含有層SC8を形成すれば、読み
出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域
CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図ること
ができる。
【0185】尚、原理図を図31の(B)に示すよう
に、第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイ
ン領域を第4の配線に接続してもよい。即ち、第1の領
域SC 1を第4の配線(図示せず)に接続してもよい。
この場合には、第2の領域SC2を第4の配線に接続
し、第2の配線をビット線とし、第4の配線に所定の電
位を加える構成、あるいは、第4の配線をビット線と
し、第2の配線に所定の電位を加える構成とすることが
好ましい。
【0186】図60及び図61に示した半導体メモリセ
ルの変形例を、図62〜図65に示す。
【0187】原理図を37の(A)及び(B)に示し、
模式的な一部断面図を図62及び図63に示すように、
第5の領域SC5は、第3の配線に接続される代わり
に、書き込み情報設定線WISLに接続されている。こ
こで、図62に示すように、第1の領域SC1と第3の
領域SC3との間でpn接合ダイオードDが形成され、
第1の領域SC1は、第3の領域SC3を介して書き込み
情報設定線WISLに接続されている構成とすることが
できる。あるいは又、図63に模式的な一部断面図を示
すように、第1の領域SC1の表面領域に設けられ、整
流接合を形成して接する第6の領域SC6を更に有し、
第6の領域SC6と第1の領域SC1とによってショット
キ接合形の多数キャリア・ダイオードDSが構成され、
第1の領域SC1は、第6の領域SC6を介して書き込み
情報設定線WISLに接続されている構成とすることも
できる。尚、原理図を図36に示すように、第1のトラ
ンジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域を第4の
配線に接続してもよい。即ち、第1の領域SC1を第4
の配線(図示せず)に接続してもよい。
【0188】あるいは又、原理図を図41の(A)及び
(B)に示し、模式的な一部断面図を図64及び図65
に示すように、第5の領域SC5は、第3の配線に接続
される代わりに、第2の領域SC2に接続されている構
成とすることもできる。ここで、図64に示すように、
第1の領域SC1と第3の領域SC3との間でpn接合ダ
イオードDが形成され、第1の領域SC1は、第3の領
域SC3を介して書き込み情報設定線WISLに接続さ
れている構成とすることができる。あるいは又、図65
に示すように、第1の領域SC1の表面領域に設けら
れ、整流接合を形成して接する第6の領域SC6を更に
有し、第6の領域SC6と第1の領域SC1とによってシ
ョットキ接合形の多数キャリア・ダイオードDSが構成
され、第1の領域SC1は、第6の領域SC6を介して書
き込み情報設定線WISLに接続されている構成とする
こともできる。ダイオードDや多数キャリア・ダイオー
ドDSが設けられたこれらの場合、第2の配線をビット
線とする構成、あるいは、書き込み情報設定線WISL
をビット線と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加え
る構成とすることが好ましい。尚、原理図を図40に示
すように、第1のトランジスタTR1の一方のソース/
ドレイン領域を第4の配線に接続してもよい。即ち、第
1の領域SC1を第4の配線(図示せず)に接続しても
よい。
【0189】第5の領域SC5と第2の領域SC2との接
続は、図18に模式的な一部断面図を示したと同様に、
例えば、第2の領域SC2の一部分を半導体基板の表面
近傍まで延在させ、第4の領域SC4の外側で、第5の
領域SC5と第2の領域SC2の延在した部分とが接する
ような構造とすることによって、得ることができる。半
導体メモリセルをこのような構造にすることにより、半
導体メモリセルの配線構造の簡素化を図ることができ
る。
【0190】(実施の形態7)実施の形態7は、本発明
の第3の態様及び第12の態様に係る半導体メモリセル
に関する。実施の形態7の半導体メモリセルにおいて
は、第2導電形の電流制御用の第3のトランジスタTR
3が第1のトランジスタTR1及び第2のトランジスタT
2と一体に設けられている点が、実施の形態5の半導
体メモリセルと相違する。即ち、実施の形態7の半導体
メモリセルは、図67の(A)にその原理図を示すよう
に、半導体層に設けられた活性領域及び素子分離領域か
ら構成され、素子分離領域によって取り囲まれた活性領
域には、半導体層に設けられた活性領域及び素子分離領
域から構成され、素子分離領域によって取り囲まれた活
性領域には、(1)ソース/ドレイン領域、該ソース/
ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域
を離間する半導体性のチャネル形成領域CH1、及び、
該チャネル形成領域CH1と容量結合したゲート領域G1
を有する第1導電形(例えば、nチャネル形)の読み出
し用の第1のトランジスタTR1、(2)ソース/ドレ
イン領域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該
ソース/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル形
成領域CH2、及び、該チャネル形成領域CH2と容量結
合したゲート領域G2を有する第2導電形(例えば、p
チャネル形)のスイッチ用の第2のトランジスタT
2、(3)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイ
ン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間
する半導体性のチャネル形成領域CH3、及び、該チャ
ネル形成領域CH3と容量結合したゲート領域G3を有す
る第2導電形(例えば、pチャネル形)の電流制御用の
第3のトランジスタTR3、並びに、(4)チャネル領
域CHJ1及びゲート領域を有する電流制御用の接合型ト
ランジスタJF1、が設けられている。
【0191】そして、第1のトランジスタTR1の一方
のソース/ドレイン領域は、第2のトランジスタTR2
のチャネル形成領域CH2に相当し;第1のトランジス
タTR 1の他方のソース/ドレイン領域は、接合型トラ
ンジスタJF1のチャネル領域CHJ1に相当し;第2の
トランジスタTR2の一方のソース/ドレイン領域は、
第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域CH1に相
当し、且つ、接合型トランジスタJF1の一方のゲート
領域に相当し、且つ、第3のトランジスタTR3の一方
のソース/ドレイン領域に相当し;第3のトランジスタ
TR3の他方のソース/ドレイン領域は、接合型トラン
ジスタJF1の他方のゲート領域に相当し;半導体性の
素子分離領域の上には、絶縁膜を介して素子分離用電極
が設けられている。
【0192】更には、第1のトランジスタTR1のゲー
ト領域G1、第2のトランジスタTR 2のゲート領域G2
及び第3のトランジスタTR3のゲート領域G3は、メモ
リセル選択用の第1の配線(例えば、ワード線)に接続
され;第1のトランジスタTR 1の他方のソース/ドレ
イン領域は、接合型トランジスタJF1を介して第2の
配線に接続され;第1のトランジスタTR1の一方のソ
ース/ドレイン領域は、pn接合ダイオードDを介して
書き込み情報設定線WISLに接続され;第2のトラン
ジスタTR2の他方のソース/ドレイン領域は、書き込
み情報設定線WISLに接続されている。尚、第2の配
線をビット線とする構成、あるいは、書き込み情報設定
線WISLをビット線と兼用させ、第2の配線に所定の
電位を加える構成とすることが好ましい。
【0193】また、図68及び図69に模式的な一部断
面図を示すように、実施の形態7の半導体メモリセル
は、半導体層(実施の形態7においてもシリコン半導体
基板)に設けられた活性領域及び素子分離領域IRから
構成され、素子分離領域IRによって取り囲まれた活性
領域には、(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成
領域CH1及びゲート領域Gを有する第1導電形(例え
ば、nチャネル形)の読み出し用の第1のトランジスタ
TR1、(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領
域CH2及びゲート領域Gを有する第2導電形(例え
ば、pチャネル形)のスイッチ用の第2のトランジスタ
TR2、(3)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領
域CH3及びゲート領域Gを有する第2導電形(例え
ば、pチャネル形)の電流制御用の第3のトランジスタ
TR3、並びに、(4)チャネル領域CHJ1及びゲート
領域を有する電流制御用の接合型トランジスタJF1
が設けられいる。
【0194】そして、(a)半導体層に設けられた、第
2導電形(例えばp+形)を有する半導体性の第1の領
域SC1、(b)第1の領域SC1の表面領域に設けられ
た、第1導電形(例えばn+形)を有する半導体性の第
2の領域SC2、(c)第2の領域SC2の表面領域に設
けられ、整流接合を形成して接する、第2導電形(例え
ばp++形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金
属化合物等の導電性の第3の領域SC3、(d)第1の
領域SC1の表面領域に設けられ、且つ、第2の領域S
2とは離間して設けられた、第1導電形(例えばn
+形)を有する半導体性の第4の領域SC4、(e)第4
の領域SC4の表面領域に設けられ、整流接合を形成し
て接する、第2導電形(例えばp++形)の半導体性の、
又は、シリサイドや金属、金属化合物等の導電性の第5
の領域SC5、(f)第1の領域SC1と第3の領域SC
3、第2の領域SC2と第3の領域SC3、及び、第1の
領域SC1と第5の領域SC5を橋渡すごとくバリア層を
介して設けられ、第1のトランジスタTR1と第2のト
ランジスタTR2と第3のトランジスタTR3とで共有さ
れたゲート領域G、並びに、(g)半導体性の素子分離
領域IR(即ち、実施の形態7においては、シリコン半
導体基板それ自体から構成された素子分離領域IR)の
上に、絶縁膜IFを介して設けられた素子分離用電極G
A、を有する。
【0195】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2
の領域SC2の表面領域から構成され、(A−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4の表面領
域から構成され、(A−3)チャネル形成領域CH
1は、第2の領域SC2の該表面領域と第4の領域SC4
の該表面領域とで挟まれた第1の領域SC1の表面領域
から構成されている。
【0196】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1の
領域SC1の該表面領域から構成され、(B−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3から構成
され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、第2の領
域SC2の該表面領域から構成されている。
【0197】更には、第3のトランジスタTR3に関し
ては、(C−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1
の領域SC1の該表面領域から構成され、(C−2)他
方のソース/ドレイン領域は、第5の領域SC5から構
成され、(C−3)チャネル形成領域CH3は、第4の
領域SC4の該表面領域から構成されている。
【0198】また、接合型トランジスタJF1に関して
は、(D−1)ゲート領域は、第5の領域SC5、及
び、該第5の領域SC5と対向する第1の領域SC1の部
分から構成され、(D−2)チャネル領域CHJ1は、第
5の領域SC5と第1の領域SC1の該部分とで挟まれた
第4の領域SC4の一部から構成され、(D−3)一方
のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1
のチャネル領域CHJ1の一端から延び、且つ、第1のト
ランジスタTR1の他方のソース/ドレイン領域を構成
し、そして、第3のトランジスタTR3のチャネル形成
領域CH3を構成する第4の領域SC4の該表面領域から
構成され、(D−4)他方のソース/ドレイン領域は、
接合型トランジスタJF1のチャネル領域CHJ1の他端
から延びる第4の領域SC4の該表面領域から構成され
ている。
【0199】そして、(E)ゲート領域Gは、メモリセ
ル選択用の第1の配線(例えば、ワード線)に接続さ
れ、(F)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線W
ISLに接続され、(G)第4の領域SC4(より具体
的には、接合型トランジスタJF1の他方のソース/ド
レイン領域を構成し、接合型トランジスタJF1のチャ
ネル領域CHJ 1の他端から延びる第4の領域SC4の部
分)は、第2の配線に接続されている。
【0200】更には、第2の領域SC2及び第3の領域
SC3の不純物濃度を最適化することによって、第2の
領域SC2と第3の領域SC3との間でpn接合ダイオー
ドDが形成されている。そして、第2の領域SC2は、
第3の領域SC3を介して書き込み情報設定線WISL
に接続されている。
【0201】図68に示す半導体メモリセルにおいて
は、素子分離用電極GDAは、第1の領域SC1の縁部の
上方に延びている。一方、図69に示す波面において
は、素子分離用電極GDBは、第1の領域SC1の縁部の
上方を越えて、第2の領域SC 2の縁部の上方及び第4
の領域SC4の縁部の上方に延びている。
【0202】接合型トランジスタJF1は、対向する
ゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5の領域SC5
に対向する第1の領域SC1の部分)の間の距離(チャ
ネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対向する
それぞれのゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5
の領域SC5に対向する第1の領域SC1の部分)におけ
る不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純物濃度
とを最適化することによって、形成されている。
【0203】実施の形態7においては、半導体メモリセ
ル(具体的には、第1の領域SC1)は、例えばn形半
導体基板に設けられた第2導電形(例えばp形)のウエ
ル構造内に形成されている。
【0204】実施の形態7の半導体メモリセルにおい
て、第1の領域SC1の直下に、第1導電形(例えばn
++形)の高濃度不純物含有層SC8を形成すれば、読み
出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域
CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図ること
ができる。
【0205】尚、原理図を図66に示すように、第1の
トランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域を第
3の配線に接続してもよい。即ち、第2の領域SC2
第3の配線(図示せず)に接続してもよい。この場合に
は、第2の領域SC2を第3の配線に接続し、第2の配
線をビット線とし、第3の配線に所定の電位を加える構
成、あるいは、第3の配線をビット線とし、第2の配線
に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0206】図68及び図69に示した半導体メモリセ
ルの変形例の模式的な一部断面図を図70及び図71に
示し、原理図を図67の(B)に示す。これらの図に示
した半導体メモリセルにおいては、第2の領域SC2
表面領域に設けられ、整流接合を形成して接する第6の
領域SC6を更に有し、第6の領域SC6と第2の領域S
2とによってショットキ接合形の多数キャリア・ダイ
オードDSが構成され、第2の領域SC2は、第6の領
域SC6を介して書き込み情報設定線WISLに接続さ
れている。この場合、第2の配線をビット線とする構
成、あるいは、書き込み情報設定線WISLをビット線
と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とす
ることが好ましい。尚、図70に示す半導体メモリセル
においては、素子分離用電極GDAは、第1の領域SC1
の縁部の上方に延びている。一方、図71に示す波面に
おいては、素子分離用電極GDBは、第1の領域SC1
縁部の上方を越えて、第2の領域SC2の縁部の上方及
び第4の領域SC4の縁部の上方に延びている。
【0207】(実施の形態8)実施の形態8は、本発明
の第3の態様及び第13の態様に係る半導体メモリセル
に関する。実施の形態8の半導体メモリセルにおいて
は、第2導電形の電流制御用の第3のトランジスタTR
3が第1のトランジスタTR1及び第2のトランジスタT
2と一体に設けられている点が、実施の形態6の半導
体メモリセルと相違する。実施の形態8の半導体メモリ
セルの原理図を図73の(A)に示す。実施の形態8の
半導体メモリセルにおいては、第1のトランジスタTR
1の一方のソース/ドレイン領域は、pn接合ダイオー
ドDを介して書き込み情報設定線WISLに接続されて
いる。即ち、実施の形態8の半導体メモリセルは、模式
的な一部断面図を図74に示すように、半導体層(実施
の形態8においてもシリコン半導体基板)に設けられた
活性領域及び素子分離領域IRから構成され、素子分離
領域IRによって取り囲まれた活性領域には、(1)ソ
ース/ドレイン領域、チャネル形成領域CH1及びゲー
ト領域Gを有する第1導電形(例えば、nチャネル形)
の読み出し用の第1のトランジスタTR1、(2)ソー
ス/ドレイン領域、チャネル形成領域CH2及びゲート
領域Gを有する第2導電形(例えば、pチャネル形)の
スイッチ用の第2のトランジスタTR2、(3)ソース
/ドレイン領域、チャネル形成領域CH3及びゲート領
域Gを有する第2導電形(例えば、pチャネル形)の電
流制御用の第3のトランジスタTR3、並びに、(4)
チャネル領域CHJ1及びゲート領域を有する電流制御用
の接合型トランジスタJF1、が設けられている。
【0208】そして、(a)半導体層に設けられた、第
1導電形(例えばn形)を有する半導体性の第1の領域
SC1、(b)第1の領域SC1の表面領域に設けられ
た、第2導電形(例えばp+形)を有する半導体性の第
2の領域SC2、(c)第1の領域SC1の表面領域に設
けられ、整流接合を形成して接し、且つ、第2の領域S
2とは離間して設けられた、第2導電形(例えばp++
形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化合
物等の導電性の第3の領域SC 3、(d)第2の領域S
2の表面領域に設けられた、第1導電形(例えばn
+形)を有する半導体性の第4の領域SC4、(e)第4
の領域SC4の表面領域に設けられ、整流接合を形成し
て接する、第2導電形(例えばp++形)の半導体性の、
又は、シリサイドや金属、金属化合物等の導電性の第5
の領域SC5、(f)第1の領域SC1と第4の領域SC
4、第2の領域SC2と第3の領域SC3、及び、第2の
領域SC2と第5の領域SC5を橋渡すごとくバリア層を
介して設けられ、第1のトランジスタTR1と第2のト
ランジスタTR2と第3のトランジスタTR3とで共有さ
れたゲート領域G、並びに、(g)半導体性の素子分離
領域IR(即ち、実施の形態8においては、シリコン半
導体基板それ自体から構成された素子分離領域IR)の
上に、絶縁膜IFを介して設けられた素子分離用電極G
A、を有する。
【0209】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1
の領域SC1の表面領域から構成され、(A−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4の表面領
域から構成され、(A−3)チャネル形成領域CH
1は、第1の領域SC1の該表面領域と第4の領域SC4
の該表面領域とで挟まれた第2の領域SC2の表面領域
から構成されている。
【0210】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2の
領域SC2の該表面領域から構成され、(B−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3から構成
され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、第1の領
域SC1の該表面領域から構成されている。
【0211】更には、第3のトランジスタTR3に関し
ては、(C−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2
の領域SC2の該表面領域から構成され、(C−2)他
方のソース/ドレイン領域は、第5の領域SC5から構
成され、(C−3)チャネル形成領域CH3は、第4の
領域SC4の該表面領域から構成されている。
【0212】また、接合型トランジスタJF1に関して
は、(D−1)ゲート領域は、第5の領域SC5、及
び、該第5の領域SC5と対向する第2の領域SC2の部
分から構成され、(D−2)チャネル領域CHJ1は、第
5の領域SC5と第2の領域SC2の該部分とで挟まれた
第4の領域SC4の一部から構成され、(D−3)一方
のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1
のチャネル領域CHJ1の一端から延び、且つ、第1のト
ランジスタTR1の他方のソース/ドレイン領域を構成
し、そして、第3のトランジスタTR3のチャネル形成
領域CH3を構成する第4の領域SC4の該表面領域から
構成され、(D−4)他方のソース/ドレイン領域は、
接合型トランジスタJF1のチャネル領域CHJ1の他端
から延びる第4の領域SC4の部分から構成されてい
る。
【0213】更には、(E)ゲート領域Gは、メモリセ
ル選択用の第1の配線(例えば、ワード線)に接続さ
れ、(F)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線W
ISLに接続され、(G)第4の領域SC4(より具体
的には、接合型トランジスタJF1の他方のソース/ド
レイン領域を構成し、接合型トランジスタJF1のチャ
ネル領域CHJ 1の他端から延びる第4の領域SC4の部
分)は、第2の配線に接続されている。
【0214】また、第1の領域SC1及び第3の領域S
3の不純物濃度を最適化することによって、第1の領
域SC1と第3の領域SC3との間でpn接合ダイオード
Dが形成されている。そして、第1の領域SC1は、第
3の領域SC3を介して書き込み情報設定線WISLに
接続されている。この場合、第2の配線をビット線とす
る構成、あるいは、書き込み情報設定線WISLをビッ
ト線と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成
とすることが好ましい。
【0215】実施の形態8の半導体メモリセルにおいて
は、素子分離用電極GDAは、第2の領域SC2の縁部の
上方及び第3の領域SC3の縁部の上方に延びている。
【0216】接合型トランジスタJF1は、対向する
ゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5の領域SC5
に対向する第2の領域SC2の部分)の間の距離(チャ
ネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対向する
それぞれのゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5
の領域SC5に対向する第2の領域SC2の部分)におけ
る不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純物濃度
とを最適化することによって、形成されている。
【0217】実施の形態8においては、半導体メモリセ
ル(具体的には、第1の領域SC1)は、例えばp形半
導体基板に設けられた第1導電形(例えばn形)のウエ
ル構造内に形成されている。
【0218】実施の形態8の半導体メモリセルにおい
て、第2の領域SC2の直下に、第1導電形(例えばn
++形)の高濃度不純物含有層SC8を形成すれば、読み
出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域
CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図ること
ができる。
【0219】尚、原理図を図72に示すように、第1の
トランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域を第
3の配線に接続してもよい。即ち、第1の領域SC1
第3の配線(図示せず)に接続してもよい。この場合に
は、第2の領域SC2を第3の配線に接続し、第2の配
線をビット線とし、第3の配線に所定の電位を加える構
成、あるいは、第3の配線をビット線とし、第2の配線
に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0220】図74に示した半導体メモリセルの変形例
の模式的な一部断面図を図75に示し、原理図を図73
の(B)に示す。この半導体メモリセルにおいては、第
1の領域SC1の表面領域に設けられ、整流接合を形成
して接する第6の領域SC6を更に有し、第6の領域S
6と第1の領域SC1とによってショットキ接合形の多
数キャリア・ダイオードDSが構成され、第1の領域S
1は、第6の領域SC6を介して書き込み情報設定線W
ISLに接続されている。第6の領域SC6は、第3の
領域SC3の略中央部に形成されており、第3の領域S
3は第6の領域SC6を取り囲んでいる。この場合、第
2の配線をビット線とする構成、あるいは、書き込み情
報設定線WISLをビット線と兼用させ、第2の配線に
所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0221】(実施の形態9)実施の形態9は、本発明
の第4の態様及び第14の態様に係る半導体メモリセル
に関する。図77の(A)にその原理図を示すように、
実施の形態9の半導体メモリセルは、半導体層に設けら
れた活性領域及び素子分離領域から構成され、素子分離
領域によって取り囲まれた活性領域には、(1)ソース
/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且
つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半導体性のチャ
ネル形成領域CH1、及び、該チャネル形成領域CH1
容量結合したゲート領域G1を有する第1導電形(例え
ば、nチャネル形)の読み出し用の第1のトランジスタ
TR1、(2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレ
イン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離
間する半導体性のチャネル形成領域CH2、及び、該チ
ャネル形成領域CH2と容量結合したゲート領域G2を有
する第2導電形(例えば、pチャネル形)のスイッチ用
の第2のトランジスタTR2、(3)チャネル領域CH
J1及びゲート領域を有する電流制御用の第1の接合型ト
ランジスタJF1、並びに、(4)チャネル領域CHJ2
及びゲート領域を有する電流制御用の第2の接合型トラ
ンジスタJF2、が設けられている。
【0222】そして、第1のトランジスタTR1の一方
のソース/ドレイン領域は、第2のトランジスタTR2
のチャネル形成領域CH2に相当し、且つ、第1の接合
型トランジスタJF1のチャネル領域CHJ1に相当し;
第1のトランジスタTR1の他方のソース/ドレイン領
域は、第2の接合型トランジスタJF2のチャネル領域
CHJ2に相当し;第2のトランジスタTR2の一方のソ
ース/ドレイン領域は、第1のトランジスタTR1のチ
ャネル形成領域CH1に相当し、且つ、第1の接合型ト
ランジスタJF1の一方のゲート領域に相当し、且つ、
第2の接合型トランジスタJF2の一方のゲート領域に
相当し;半導体性の素子分離領域の上には、絶縁膜を介
して素子分離用電極が設けられている。
【0223】第1のトランジスタTR1のゲート領域G1
及び第2のトランジスタTR2のゲート領域G2は、メモ
リセル選択用の第1の配線(例えば、ワード線)に接続
され;第1のトランジスタTR1の他方のソース/ドレ
イン領域は、第2の接合型トランジスタJF2を介して
第2の配線に接続され;第2の接合型トランジスタJF
2の他方のゲート領域は、第2の接合型トランジスタJ
2の一方のゲート領域に接続され;第3の配線に接続
され;第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレ
イン領域は、第1の接合型トランジスタJF1及びpn
接合ダイオードDを介して書き込み情報設定線WISL
に接続され;第1の接合型トランジスタJF1の他方の
ゲート領域は、書き込み情報設定線WISLに接続さ
れ;第2のトランジスタTR2の他方のソース/ドレイ
ン領域は、書き込み情報設定線WISLに接続されてい
る。
【0224】また、実施の形態9の半導体メモリセル
は、模式的な一部断面図を図78に示すように、電流制
御用の第2の接合型トランジスタJF2が設けられてい
る点が、実施の形態6の半導体メモリセルと相違する。
即ち、実施の形態9の半導体メモリセルは、半導体層
(実施の形態9においてもシリコン半導体基板)に設け
られた活性領域及び素子分離領域IRから構成され、素
子分離領域IRによって取り囲まれた活性領域には、
(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域CH1
及びゲート領域Gを有する第1導電形(例えば、nチャ
ネル形)の読み出し用の第1のトランジスタTR1
(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域CH2
及びゲート領域Gを有する第2導電形(例えば、pチャ
ネル形)のスイッチ用の第2のトランジスタTR2
(3)チャネル領域CHJ1及びゲート領域を有する電流
制御用の第1の接合型トランジスタJF1、並びに、
(4)チャネル領域CHJ2及びゲート領域を有する電流
制御用の第2の接合型トランジスタJF2、が設けられ
ている。
【0225】そして、(a)半導体層に設けられた、第
1導電形(例えばn形)を有する半導体性の第1の領域
SC1、(b)第1の領域SC1の表面領域に設けられ
た、第2導電形(例えばp+形)を有する半導体性の第
2の領域SC2、(c)第1の領域SC1の表面領域に設
けられ、整流接合を形成して接し、且つ、第2の領域S
2とは離間して設けられた、第2導電形(例えばp++
形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化合
物等の導電性の第3の領域SC 3、(d)第2の領域S
2の表面領域に設けられた、第1導電形(例えばn
+形)を有する半導体性の第4の領域SC4、(e)第4
の領域SC4の表面領域に設けられ、整流接合を形成し
て接する、第2導電形(例えばp++形)の半導体性の、
又は、シリサイドや金属、金属化合物等の導電性の第5
の領域SC5、(f)第1の領域SC1と第4の領域SC
4、及び、第2の領域SC2と第3の領域SC3を橋渡す
ごとくバリア層を介して設けられ、第1のトランジスタ
TR1と第2のトランジスタTR2とで共有されたゲート
領域G、並びに、(g)半導体性の素子分離領域IR
(即ち、実施の形態9においては、シリコン半導体基板
それ自体から構成された素子分離領域IR)の上に、絶
縁膜IFを介して設けられた素子分離用電極GDA、を
有する。
【0226】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1
の領域SC1の表面領域から構成され、(A−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4の表面領
域から構成され、(A−3)チャネル形成領域CH
1は、第1の領域SC1の該表面領域と第4の領域SC4
の該表面領域とで挟まれた第2の領域SC2の表面領域
から構成されている。
【0227】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2の
領域SC2の該表面領域から構成され、(B−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3から構成
され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、第1の領
域SC1の該表面領域から構成されている。
【0228】更には、第1の接合型トランジスタJF1
に関しては、(C−1)ゲート領域は、第3の領域SC
3、及び、該第3の領域SC3と対向する第2の領域SC
2の部分から構成され、(C−2)チャネル領域CHJ1
は、第2の領域SC2と第3の領域SC3の該部分とで挟
まれた第1の領域SC1の一部から構成され、(C−
3)一方のソース/ドレイン領域は、第1の接合型トラ
ンジスタJF1のチャネル領域CHJ1の一端から延び、
且つ、第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレ
イン領域を構成する第1の領域SC1の該表面領域から
構成され、(C−4)他方のソース/ドレイン領域は、
第1の接合型トランジスタJF1のチャネル領域CHJ1
の他端から延びる第1の領域SC1の部分から構成され
ている。
【0229】また、第2の接合型トランジスタJF2
関しては、(D−1)ゲート領域は、第5の領域S
5、及び、該第5の領域SC5と対向する第2の領域S
2の部分から構成され、(D−2)チャネル領域CH
J2は、第5の領域SC5と第2の領域SC2の該部分とで
挟まれた第4の領域SC4の一部から構成され、(D−
3)一方のソース/ドレイン領域は、第2の接合型トラ
ンジスタJF2のチャネル領域CHJ2の一端から延び、
且つ、第1のトランジスタTR1の他方のソース/ドレ
イン領域を構成する第4の領域SC4の該表面領域から
構成され、(D−4)他方のソース/ドレイン領域は、
第2の接合型トランジスタJF2のチャネル領域CHJ2
の他端から延びる第4の領域SC4の部分から構成され
ている。
【0230】更には、(E)ゲート領域Gは、メモリセ
ル選択用の第1の配線(例えば、ワード線)に接続さ
れ、(F)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線W
ISLに接続され、(G)第4の領域SC4(より具体
的には、第2の接合型トランジスタJF2の他方のソー
ス/ドレイン領域を構成し、第2の接合型トランジスタ
JF2のチャネル領域CHJ2の他端から延びる第4の領
域SC4の部分)は、第2の配線に接続されている。
【0231】また、第1の領域SC1及び第3の領域S
3の不純物濃度を最適化することによって、第1の領
域SC1と第3の領域SC3との間でpn接合ダイオード
Dが形成されている。そして、第1の領域SC1は、第
3の領域SC3を介して書き込み情報設定線WISLに
接続されている。この場合、第2の配線をビット線とす
る構成、あるいは、書き込み情報設定線WISLをビッ
ト線と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成
とすることが好ましい。
【0232】実施の形態9の半導体メモリセルにおいて
は、素子分離用電極GDAは、第2の領域SC2の縁部の
上方及び第3の領域SC3の縁部の上方に延びている。
【0233】第1の接合型トランジスタJF1は、対
向するゲート領域(第3の領域SC3及びこの第3の領
域SC3に対向する第2の領域SC2の部分)の間の距離
(チャネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対
向するそれぞれのゲート領域(第3の領域SC3及びこ
の第3の領域SC3に対向する第2の領域SC2の部分)
における不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純
物濃度とを最適化することによって、形成されている。
また、第2の接合型トランジスタJF2は、対向する
ゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5の領域SC5
に対向する第2の領域SC2の部分)の間の距離(チャ
ネル領域CHJ2の厚さ)を最適化し、且つ、対向する
それぞれのゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5
の領域SC5に対向する第2の領域SC2の部分)におけ
る不純物濃度とチャネル領域CHJ2における不純物濃度
とを最適化することによって、形成されている。
【0234】実施の形態9においては、半導体メモリセ
ル(具体的には、第1の領域SC1)は、例えばp形半
導体基板に設けられた第1導電形(例えばn形)のウエ
ル構造内に形成されている。
【0235】実施の形態9の半導体メモリセルにおい
て、第2の領域SC2の直下に、第1導電形(例えばn
++形)の高濃度不純物含有層SC8を形成すれば、読み
出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域
CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図ること
ができる。
【0236】尚、原理図を図76の(A)に示すよう
に、第2の接合型トランジスタJF2の他方のゲート領
域は第3の配線に接続され、第1のトランジスタTR1
の一方のソース/ドレイン領域は、第1の接合型トラン
ジスタJF1を介して第4の配線に接続された構成とす
ることもできる。即ち、第5の領域SC5を第3の配線
(図示せず)に接続し、第1の領域SC1を第4の配線
(図示せず)に接続してもよい。この場合には、第1の
領域SC1を第4の配線に接続し、第2の配線をビット
線とし、第4の配線に所定の電位を加える構成、あるい
は、第4の配線をビット線とし、第2の配線に所定の電
位を加える構成とすることが好ましい。
【0237】また、原理図を図76の(B)に示すよう
に、第2の接合型トランジスタJF 2の他方のゲート領
域は第2の接合トランジスタJF2の一方のゲート領域
に接続され、第1のトランジスタTR1の一方のソース
/ドレイン領域は、第1の接合型トランジスタJF1
介して第4の配線に接続された構成とすることもでき
る。即ち、第5の領域SC5を第2の領域SC2に接続
し、第1の領域SC1を第4の配線(図示せず)に接続
してもよい。この場合には、第1の領域SC1を第4の
配線に接続し、第2の配線をビット線とし、第4の配線
に所定の電位を加える構成、あるいは、第4の配線をビ
ット線とし、第2の配線に所定の電位を加える構成とす
ることが好ましい。
【0238】図78に示した半導体メモリセルの変形例
を、図79に示す。原理図を図77の(B)に示すこの
半導体メモリセルにおいては、第1の領域SC1の表面
領域に設けられ、整流接合を形成して接する第6の領域
SC6を更に有し、第6の領域SC6と第1の領域SC1
とによってショットキ接合形の多数キャリア・ダイオー
ドDSが構成され、第1の領域SC1は、第6の領域S
6を介して書き込み情報設定線WISLに接続されて
いる。第6の領域SC6は、第3の領域SC3の略中央部
に形成されており、第3の領域SC3は第6の領域SC6
を取り囲んでいる。この場合、第2の配線をビット線と
する構成、あるいは、書き込み情報設定線WISLをビ
ット線と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構
成とすることが好ましい。
【0239】(実施の形態10)実施の形態10は、本
発明の第5の態様及び第15の態様に係る半導体メモリ
セルに関する。図81にその原理図を示すように、実施
の形態10の半導体メモリセルは、実施の形態9の半導
体メモリセルに第3のトランジスタTR3が付加されて
いる。即ち、実施の形態10の半導体メモリセルは、半
導体層に設けられた活性領域及び素子分離領域から構成
され、素子分離領域によって取り囲まれた活性領域に
は、(1)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン
領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間す
る半導体性のチャネル形成領域CH1、及び、該チャネ
ル形成領域CH1と容量結合したゲート領域G1を有する
第1導電形(例えば、nチャネル形)の読み出し用の第
1のトランジスタTR1、(2)ソース/ドレイン領
域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース
/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル形成領域
CH2、及び、該チャネル形成領域CH2と容量結合した
ゲート領域G2を有する第2導電形(例えば、pチャネ
ル形)のスイッチ用の第2のトランジスタTR2
(3)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
導体性のチャネル形成領域CH3、及び、該チャネル形
成領域CH3と容量結合したゲート領域G3を有する第2
導電形(例えば、pチャネル形)の電流制御用の第3の
トランジスタTR3、(4)チャネル領域CHJ1及びゲ
ート領域を有する電流制御用の第1の接合型トランジス
タJF1、並びに、(5)チャネル領域CHJ2及びゲー
ト領域を有する電流制御用の第2の接合型トランジスタ
JF2、が設けられている。
【0240】そして、第1のトランジスタTR1の一方
のソース/ドレイン領域は、第2のトランジスタTR2
のチャネル形成領域CH2に相当し、且つ、第1の接合
型トランジスタJF1のチャネル領域CHJ1に相当し;
第1のトランジスタTR1の他方のソース/ドレイン領
域は、第2の接合型トランジスタJF2のチャネル領域
CHJ2に相当し;第2のトランジスタTR2の一方のソ
ース/ドレイン領域は、第1のトランジスタTR1のチ
ャネル形成領域CH1に相当し、且つ、第1の接合型ト
ランジスタJF1の一方のゲート領域に相当し、且つ、
第2の接合型トランジスタJF2の一方のゲート領域に
相当し、且つ、第3のトランジスタTR3の一方のソー
ス/ドレイン領域に相当し;第3のトランジスタTR3
の他方のソース/ドレイン領域は、第2の接合型トラン
ジスタJF2の他方のゲート領域に相当し;半導体性の
素子分離領域の上には、絶縁膜を介して素子分離用電極
が設けられている。
【0241】第1のトランジスタTR1のゲート領域
1、第2のトランジスタTR2のゲート領域G2及び第
3のトランジスタTR3のゲート領域G3は、メモリセル
選択用の第1の配線(例えば、ワード線)に接続され;
第1のトランジスタTR1の他方のソース/ドレイン領
域は、第2の接合型トランジスタJF2を介して第2の
配線に接続され;第1の接合型トランジスタJF1の他
方のゲート領域は、書き込み情報設定線WISLに接続
され;第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレ
イン領域は、第1の接合型トランジスタJF1及びpn
接合ダイオードDを介して書き込み情報設定線WISL
に接続され;第2のトランジスタTR2の他方のソース
/ドレイン領域は、書き込み情報設定線WISLに接続
されている。尚、第2の配線をビット線とする構成、あ
るいは、書き込み情報設定線WISLをビット線と兼用
させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とすること
が好ましい。
【0242】また、模式的な一部断面図を図83に示す
ように、実施の形態10の半導体メモリセルは、半導体
層(実施の形態9においてもシリコン半導体基板)に設
けられた活性領域及び素子分離領域IRから構成され、
素子分離領域IRによって取り囲まれた活性領域には、
(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域CH1
及びゲート領域Gを有する第1導電形(例えば、nチャ
ネル形)の読み出し用の第1のトランジスタTR1
(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域CH2
及びゲート領域Gを有する第2導電形(例えば、pチャ
ネル形)のスイッチ用の第2のトランジスタTR2
(3)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域CH3
及びゲート領域Gを有する第2導電形(例えば、pチャ
ネル形)の電流制御用の第3のトランジスタTR3
(4)チャネル領域CHJ1及びゲート領域を有する電流
制御用の第1の接合型トランジスタJF1、並びに、
(5)チャネル領域CHJ2及びゲート領域を有する電流
制御用の第2の接合型トランジスタJF2、が設けられ
ている。
【0243】そして、(a)半導体層に設けられた、第
1導電形(例えばn形)を有する半導体性の第1の領域
SC1、(b)第1の領域SC1の表面領域に設けられ
た、第2導電形(例えばp+形)を有する半導体性の第
2の領域SC2、(c)第1の領域SC1の表面領域に設
けられ、整流接合を形成して接し、且つ、第2の領域S
2とは離間して設けられた、第2導電形(例えばp++
形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化合
物等の導電性の第3の領域SC 3、(d)第2の領域S
2の表面領域に設けられた、第1導電形(例えばn
+形)を有する半導体性の第4の領域SC4、(e)第4
の領域SC4の表面領域に設けられ、整流接合を形成し
て接する、第2導電形(例えばp++形)の半導体性の、
又は、シリサイドや金属、金属化合物等の導電性の第5
の領域SC5、(f)第1の領域SC1と第4の領域SC
4、第2の領域SC2と第3の領域SC3、及び、第2の
領域SC2と第5の領域SC5を橋渡すごとくバリア層を
介して設けられ、第1のトランジスタTR1と第2のト
ランジスタTR2と第3のトランジスタTR3とで共有さ
れたゲート領域G、並びに、(g)半導体性の素子分離
領域IR(即ち、実施の形態10においては、シリコン
半導体基板それ自体から構成された素子分離領域IR)
の上に、絶縁膜IFを介して設けられた素子分離用電極
GDA、を有する。
【0244】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1
の領域SC1の表面領域から構成され、(A−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4の表面領
域から構成され、(A−3)チャネル形成領域CH
1は、第1の領域SC1の該表面領域と第4の領域SC4
の該表面領域とで挟まれた第2の領域SC2の表面領域
から構成されている。
【0245】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2の
領域SC2の該表面領域から構成され、(B−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3から構成
され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、第1の領
域SC1の該表面領域から構成されている。
【0246】更に、第3のトランジスタTR3に関して
は、(C−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2の
領域SC2の該表面領域から構成され、(C−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第5の領域SC5から構成
され、(C−3)チャネル形成領域CH3は、第4の領
域SC4の該表面領域から構成されている。
【0247】また、第1の接合型トランジスタJF1
関しては、(D−1)ゲート領域は、第3の領域S
3、及び、該第3の領域SC3と対向する第2の領域S
2の部分から構成され、(D−2)チャネル領域CH
J1は、第2の領域SC2と第3の領域SC3の該部分とで
挟まれた第1の領域SC1の一部から構成され、(D−
3)一方のソース/ドレイン領域は、第1の接合型トラ
ンジスタJF1のチャネル領域CHJ1の一端から延び、
且つ、第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレ
イン領域を構成する第1の領域SC1の該表面領域から
構成され、(D−4)他方のソース/ドレイン領域は、
第1の接合型トランジスタJF1のチャネル領域CHJ1
の他端から延びる第1の領域SC1の部分から構成され
ている。
【0248】更に、第2の接合型トランジスタJF2
関しては、(E−1)ゲート領域は、第5の領域S
5、及び、該第5の領域SC5と対向する第2の領域S
2の部分から構成され、(E−2)チャネル領域CH
J2は、第5の領域SC5と第2の領域SC2の該部分とで
挟まれた第4の領域SC4の一部から構成され、(E−
3)一方のソース/ドレイン領域は、第2の接合型トラ
ンジスタJF2のチャネル領域CHJ2の一端から延び、
且つ、第1のトランジスタTR1の他方のソース/ドレ
イン領域を構成し、そして、第3のトランジスタTR3
のチャネル形成領域CH3を構成する第4の領域SC4
該表面領域から構成され、(E−4)他方のソース/ド
レイン領域は、第2の接合型トランジスタJF2のチャ
ネル領域CHJ2の他端から延びる第4の領域SC4の部
分から構成されている。
【0249】更には、(F)ゲート領域Gは、メモリセ
ル選択用の第1の配線(例えば、ワード線)に接続さ
れ、(G)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線W
ISLに接続され、(H)第4の領域SC4(より具体
的には、第2の接合型トランジスタJF2の他方のソー
ス/ドレイン領域を構成し、第2の接合型トランジスタ
JF2のチャネル領域CHJ2の他端から延びる第4の領
域SC4の部分)は、第2の配線に接続されている。
【0250】また、第1の領域SC1及び第3の領域S
3の不純物濃度を最適化することによって、第1の領
域SC1と第3の領域SC3との間でpn接合ダイオード
Dが形成されている。そして、第1の領域SC1は、第
3の領域SC3を介して書き込み情報設定線WISLに
接続されている。この場合、第2の配線をビット線とす
る構成、あるいは、書き込み情報設定線WISLをビッ
ト線と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成
とすることが好ましい。
【0251】実施の形態10の半導体メモリセルにおい
ては、素子分離用電極GDAは、第2の領域SC2の縁部
の上方及び第3の領域SC3の縁部の上方に延びてい
る。
【0252】第1の接合型トランジスタJF1は、対
向するゲート領域(第3の領域SC3及びこの第3の領
域SC3に対向する第2の領域SC2の部分)の間の距離
(チャネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対
向するそれぞれのゲート領域(第3の領域SC3及びこ
の第3の領域SC3に対向する第2の領域SC2の部分)
における不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純
物濃度とを最適化することによって、形成されている。
また、第2の接合型トランジスタJF2は、対向する
ゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5の領域SC5
に対向する第2の領域SC2の部分)の間の距離(チャ
ネル領域CHJ2の厚さ)を最適化し、且つ、対向する
それぞれのゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5
の領域SC5に対向する第2の領域SC2の部分)におけ
る不純物濃度とチャネル領域CHJ2における不純物濃度
とを最適化することによって、形成されている。
【0253】実施の形態10においては、半導体メモリ
セル(具体的には、第1の領域SC 1)は、例えばp形
半導体基板に設けられた第1導電形(例えばn形)のウ
エル構造内に形成されている。
【0254】実施の形態10の半導体メモリセルにおい
て、第2の領域SC2の直下に、第1導電形(例えばn
++形)の高濃度不純物含有層SC8を形成すれば、読み
出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域
CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図ること
ができる。
【0255】尚、原理図を図80に示すように、第1の
トランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域は、
第1の接合型トランジスタJF1を介して第3の配線に
接続された構成とすることもできる。即ち、第1の領域
SC1を第3の配線(図示せず)に接続してもよい。こ
の場合には、第2の領域SC2を第3の配線に接続し、
第2の配線をビット線とし、第3の配線に所定の電位を
加える構成、あるいは、第3の配線をビット線とし、第
2の配線に所定の電位を加える構成とすることが好まし
い。
【0256】図83に示した半導体メモリセルの変形例
の模式的な一部断面図を図84に示し、原理図を図82
に示す。この半導体メモリセルにおいては、第1の領域
SC 1の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接す
る第6の領域SC6を更に有し、第6の領域SC6と第1
の領域SC1とによってショットキ接合形の多数キャリ
ア・ダイオードDSが構成され、第1の領域SC1は、
第6の領域SC6を介して書き込み情報設定線WISL
に接続されている。第6の領域SC6は、第3の領域S
3の略中央部に形成されており、第3の領域SC3は第
6の領域SC6を取り囲んでいる。この場合、第2の配
線をビット線とする構成、あるいは、書き込み情報設定
線WISLをビット線と兼用させ、第2の配線に所定の
電位を加える構成とすることが好ましい。
【0257】(半導体メモリセルの製造方法)以下、図
26を参照して説明した実施の形態3の半導体メモリセ
ルの製造方法の概要を、図85〜図88を参照して説明
する。
【0258】[工程−100]先ず、公知の方法に従
い、p形シリコン半導体基板10の表面に、第1導電形
の不純物を導入した後、SiO2から成る絶縁膜IF
を、例えば熱酸化法に基づき形成する。次いで、全面
に、不純物を含有するポリシリコン層11をCVD法に
基づき形成した後、ポリシリコン層の上にSiO2から
成る層間絶縁層12をCVD法に基づき形成する。そし
て、リソグラフィ技術及びドライエッチング技術に基づ
き、活性領域を形成すべきシリコン半導体基板10の上
の層間絶縁層12、ポリシリコン層11及び絶縁膜IF
を除去する。尚、ゲート領域とチャネル形成領域とが短
絡することを防止するために、チャネル形成領域の縁部
を越えるように絶縁膜IFの端部を延在させておく。ま
た、ゲート領域と素子分離用電極との短絡を防止するた
めに、素子分離用電極の部分の側面をサイドウオール状
の絶縁材料で被覆しておく。図においては、絶縁膜IF
の延在した端部、及びサイドウオール状の絶縁材料の図
示を省略した。こうして、半導体層であるシリコン半導
体基板10に素子分離領域IRを設けることができ、且
つ、素子分離領域IRの上に、絶縁膜IFを介して素子
分離用電極GDAを設けることができる。この状態を、
図85の(A)の模式的な一部端面図に示す。尚、素子
分離用電極GDAは、ポリサイド構造を有していてもよ
い。
【0259】[工程−110]次に、露出したシリコン
半導体基板10に、n形ウエル、第1導電形(n形)の
第1の領域SC1や、バリア層に相当するゲート絶縁膜
13を形成した後、例えば不純物を含有するポリシリコ
ンあるいはポリサイド構造を有するゲート領域Gを活性
領域上に形成する。尚、ゲート領域Gの延在部は層間絶
縁層12上に延び、ワード線として機能する。こうし
て、図85の(B)に示す構造を得ることができる。こ
こで、ゲート領域Gは、図面の紙面垂直方向に延びてい
る。尚、n形の第1の導電性領域SC1の不純物濃度
を、1.0×1017cm-3とした。また、ゲート領域G
のゲート長を0.28μmとした。
【0260】[工程−120]次いで、レジスト材料か
らイオン注入用マスク14を形成した後、第2導電形
(例えば、p形)の不純物をイオン注入し、第1の領域
SC1の表面領域に設けられ且つ整流接合を形成して接
する第3の領域SC3を形成する(図86の(A)参
照)。イオン注入の条件を以下の表1に例示する。
【0261】[表1] イオン種 :BF2 加速エネルギー:20keV ドーズ量 :1×1013cm-2 イオン入射角 :7度
【0262】[工程−130]その後、イオン注入用マ
スク14を除去し、レジスト材料からイオン注入用マス
ク15を形成した後、第2導電形(例えば、p形)の不
純物を斜めイオン注入法にてイオン注入し、第1の領域
SC1の表面領域に設けられ、且つ第3の領域SC3とは
離間して設けられた第2導電形の第2の領域SC2を形
成する。斜めイオン注入法にてイオン注入を行うことに
よって、ゲート領域Gの下方にも第2の領域SC2が形
成される(図86の(B)参照)。尚、表2に示すよう
に、イオン注入を2回行い、各イオン注入におけるイオ
ン入射角を異ならせた。特に、第1回目のイオン注入に
おけるイオン入射角を60度に設定することで、ゲート
領域Gの下方の第2の領域SC2の不純物濃度を高い精
度で制御することができる。
【0263】[表2] 第1回目のイオン注入 イオン種 :ホウ素 加速エネルギー:10keV ドーズ量 :3.4×1013cm-2 イオン入射角 :60度 第2回目のイオン注入 イオン種 :ホウ素 加速エネルギー:30keV ドーズ量 :2.1×1013cm-2 イオン入射角 :10度
【0264】[工程−140]次いで、第1導電形(例
えば、n形)の不純物をイオン注入し、第2の領域SC
2の表面領域に設けられ且つ整流接合を形成して接する
第4の領域SC4を形成する(図87の(A)参照)。
イオン注入の条件を以下の表3に例示する。
【0265】[表3] イオン種 :ヒ素 加速エネルギー:25keV ドーズ量 :1×1013cm-2 イオン入射角 :7度
【0266】[工程−150]その後、イオン注入用マ
スク15を除去し、CVD法に全面にSiO2層を成膜
し、かかるSiO2層をエッチバックすることによっ
て、ゲート領域Gの側壁にサイドウオール16を形成す
る。
【0267】[工程−160]次いで、レジスト材料か
らイオン注入用マスク17を形成した後、第1導電形
(例えば、n形)の不純物をイオン注入し、第4の領域
SC4の不純物濃度を1019〜1020cm-3程度まで高
くすることによって、第4の領域SC4の低抵抗化を図
る(図87の(B)参照)。イオン注入の条件を以下の
表4に例示する。
【0268】[表4] イオン種 :ヒ素 加速エネルギー:30keV ドーズ量 :5×1015cm-2 イオン入射角 :7度
【0269】[工程−170]その後、イオン注入用マ
スク17を除去し、レジスト材料からイオン注入用マス
ク18を形成した後、第2導電形(例えば、p形)の不
純物をイオン注入し、第2の領域SC2の不純物濃度を
1019〜1020cm-3程度まで高くすることによって、
第2の領域SC2の低抵抗化を図る(図88参照)。イ
オン注入の条件を以下の表5に例示する。
【0270】[表5] イオン種 :BF2 加速エネルギー:30keV ドーズ量 :3×1015cm-2 イオン入射角 :7度
【0271】[工程−180]その後、従来のMOSト
ランジスタの製造方法に従い、半導体メモリセルを完成
させる。
【0272】以上のイオン注入条件により、接合型トラ
ンジスタJF1のゲート領域(第2の領域SC2及び第3
の領域SC3)並びにチャネル領域CHJ1の不純物濃度
は、以下の表6のとおりとなった。また、接合型トラン
ジスタJF1のチャネル領域CHJ1の厚さは0.1μm
であった。
【0273】[表6] 第2の領域SC2 :1.5×1018cm-3 第3の領域SC3 :2.1×1019cm-3 チャネル領域CHJ1:5.0×1017cm-3
【0274】尚、半導体メモリセルの製造工程は、上記
の方法に限定されない。例えば、[工程−120]を省
略することができる。[工程−130]、[工程−14
0]、[工程−150]の順序は任意の順序することが
できる。ゲート領域Gや素子分離領域IRの形成を、
[工程−170]の後に行ってもよい。イオン注入の条
件も例示であり、適宜変更することができる。ゲート領
域Gを形成した後、素子分離領域IRを形成してもよ
い。
【0275】ショットキ接合形の多数キャリア・ダイオ
ードDSを設ける場合には、第1の領域SC1の表面領
域に、例えばチタンシリサイド層から成る導電性の第6
の領域SC6を形成する。かかるチタンシリサイド層の
形成は、例えば、以下の方法で行うことができる。即
ち、例えば、全面に層間絶縁層を形成し、チタンシリサ
イド層を形成すべきシリコン半導体基板10の領域の層
間絶縁層を除去する。次いで、露出したシリコン半導体
基板10の表面を含む層間絶縁層の上にチタン層をスパ
ッタ法にて形成する。その後、第1回目のアニール処理
を施し、チタン層とシリコン半導体基板とを反応させ
て、シリコン半導体基板の表面にチタンシリサイド層を
形成する。次いで、層間絶縁層上の未反応のチタン層
を、例えばアンモニア過水(NH4OHとH22とH2
の混合溶液)で除去した後、第2回目のアニール処理を
行うことによって、安定なチタンシリサイド層を得るこ
とができる。多数キャリア・ダイオードDSを形成する
ための材料はチタンシリサイドに限定されず、コバルト
シリサイド、タングステンシリサイド等の材料を用いる
こともできる。
【0276】ショットキ接合形の多数キャリア・ダイオ
ードDSを形成するための方法、あるいは又、各種の領
域の表面領域に導電性の領域を形成する方法は、上述の
方法に限定されない。例えば書き込み情報設定線WIS
Lを形成する際、例えば、チタンシリサイドやTiNか
ら成るバリア層やグルーレイヤーを形成するが、かかる
バリア層やグルーレイヤーを第1の領域SC1の表面に
も形成する。これによって、書き込み情報設定線WIS
Lの一部分(より具体的には、バリア層やグルーレイヤ
ーの一部分)と共通である第6の領域SC6を第1の領
域SC1の表面に形成することができる。同様にして、
各種の領域の表面領域に導電性の領域を形成することも
できる。
【0277】その他の実施の形態の半導体メモリセル
も、実質的には同様の方法で製造することができるの
で、詳細な説明は省略する。
【0278】以下、図9に示した実施の形態1の半導体
メモリセルを参照して、本発明の半導体メモリセルの動
作を説明するが、実施の形態2〜実施の形態10の半導
体メモリセルの動作原理も実質的には同じである。
【0279】書き込み時、各部位における電位を以下の
表7のとおりとする。また、読み出し時、各部位におけ
る電位を以下の表8のとおりとする。尚、素子分離用電
極GDAが接続された配線の電位を、常に、正の値とす
る。
【0280】[表7] メモリセル選択用の第1の配線:VW 書き込み情報設定線 ”0”の書き込み時 :V0 ”1”の書き込み時 :V1
【0281】[表8] メモリセル選択用の第1の配線:VR 第2の配線 :V2
【0282】読み出し時、ゲート領域から見た読み出し
用の第1のトランジスタTR1のスレッショールド値を
以下の表9のとおりとする。また、読み出し用の第1の
トランジスタTR1における電位の関係を以下の表9の
ように設定する。尚、”0”の読み出し時と、”1”の
読み出し時とでは、チャネル形成領域CH1の電位が異
なる。この影響を受けて、”0”の読み出し時、及
び、”1”の読み出し時において、ゲート領域から見た
読み出し用の第1のトランジスタTR1のスレッショー
ルド値が変化する。但し、従来のDRAMが必要とする
ような大きなキャパシタを必要としない。尚、電流制御
用の接合型トランジスタJF1のオン/オフ電流比が大
きい場合には、|VR|≧|VTH_11|でも、誤読み出し
無く、読み出しを行うことができる。
【0283】[表9] ”0”の読み出し時:VTH_10 ”1”の読み出し時:VTH_11 |VTH_11|>|VR|>|VTH_10
【0284】[情報の書き込み時]”0”(書き込み情
報設定線の電位:V0)又は”1”(書き込み情報設定
線の電位:V1)の情報の書き込み時、メモリセル選択
用の第1の配線の電位をVW(<0)とする。その結
果、スイッチ用の第2のトランジスタTR2のゲート領
域G2の電位もVW(<0)となる。従って、スイッチ用
の第2のトランジスタTR2はオンの状態である。それ
故、読み出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル
形成領域CH1の電位は、V0(”0”の情報の場合)又
はV1(”1”の情報の場合。尚、|VW|<|V1+V
TH2|の場合VW−VTH2)となる。
【0285】情報の書き込み後、読み出し前の情報保持
状態においては、読み出し用の第1のトランジスタTR
1及びスイッチ用の第2のトランジスタTR2が導通しな
いように、各トランジスタの各部分における電位を設定
する。このためには、例えば、メモリセル選択用の第1
の配線の電位を0(ボルト)とし、書き込み情報設定線
の電位をV1とすればよい。
【0286】情報の書き込み時、読み出し用の第1のト
ランジスタTR1のゲート領域の電位はVW(<0)であ
る。従って、読み出し用の第1のトランジスタTR1
オフ状態である。こうして、”0”又は”1”の情報の
書き込み時、読み出し用の第1のトランジスタTR1
チャネル形成領域CH1の電位は、V0(”0”の情報の
場合)、又は、V1あるいはVW−VTH2(”1”の情報
の場合)となり、この状態は情報の読み出し時まで、漏
洩電流(第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域
CH1と例えば半導体基板間、第2のトランジスタTR2
のオフ電流等)のために経時変化するが、許容範囲内に
保持される。尚、読み出し用の第1のトランジスタTR
1のチャネル形成領域CH1の電位の経時変化が読み出し
動作に誤りを与える程大きくなる前に、所謂リフレッシ
ュ動作を行う。
【0287】[情報の読み出し時]”0”又は”1”の
情報の読み出し時、メモリセル選択用の第1の配線の電
位はVR(>0)である。その結果、スイッチ用の第2
のトランジスタTR2のゲート領域の電位はVR(>0)
となり、スイッチ用の第2のトランジスタTR2はオフ
の状態である。
【0288】読み出し用の第1のトランジスタTR1
ゲート領域の電位はVR(>0)である。また、ゲート
領域から見た読み出し用の第1のトランジスタTR1
スレッショールド値は、VTH_10又はVTH_11である。こ
の読み出し用の第1のトランジスタTR1のスレッショ
ールド値は、チャネル形成領域CH1の電位の状態に依
存する。これらの電位の間には、 |VTH_11|>|VR|>|VTH_10| という関係がある。従って、蓄積された情報が”0”の
場合、読み出し用の第1のトランジスタTR1はオン状
態となる。また、蓄積された情報が”1”の場合、読み
出し用の第1のトランジスタTR1はオフ状態となる。
但し、電流制御用の接合型トランジスタJF1のオン/
オフ電流比が大きい場合には、|VR|≧|VTH_11|で
も、誤読み出し無く、読み出しを行うことができる。
【0289】更には、電流制御用の接合型トランジスタ
JF1のゲート領域を構成する第5の領域SC1及び第1
の領域SC1に対するバイアス条件に基づき、読み出し
用の第1のトランジスタTR1は電流制御用の接合型ト
ランジスタJF1によって制御される。即ち、蓄積され
た情報が”0”の場合、電流制御用の接合型トランジス
タJF1をオン状態とし、蓄積された情報が”1”の場
合、電流制御用の接合型トランジスタJF1をオフ状態
とする。
【0290】こうして、蓄積された情報に依存して読み
出し用の第1のトランジスタTR1は、確実にオン状態
又はオフ状態となる。第4の領域SC4はメモリセル選
択用の第2の配線(例えばビット線)に接続されている
ので、蓄積された情報(”0”あるいは”1”)に依存
して、読み出し用の第1のトランジスタTR1に電流が
流れ、あるいは流れない。こうして、蓄積された情報を
読み出し用の第1のトランジスタTR1によって読み出
すことができる。
【0291】以上に説明した読み出し用の第1のトラン
ジスタTR1及びスイッチ用の第2のトランジスタTR2
の動作状態を表10に纏めた。尚、表10中、各電位の
値は例示であり、上記の条件を満足する値ならば如何な
る値をとることも可能である。
【0292】[表10]
【0293】以上、好ましい発明の実施の形態に基づき
本発明の半導体メモリセルを説明したが、本発明はこれ
らの発明の実施の形態に限定されない。発明の実施の形
態にて説明した半導体メモリセルの構造や電圧、電位等
の数値は例示であり、適宜変更することができる。ま
た、例えば、各発明の実施の形態にて説明した本発明の
半導体メモリセルにおいて、第1のトランジスタTR1
や、接合型トランジスタJF1,JF2をpチャネル形と
し、第2のトランジスタTR2や第3のトランジスタT
3をnチャネル形とすることができる。各トランジス
タにおける各要素の配置は例示であり、適宜変更するこ
とができる。更には、図11や図28に示したSOI構
造やTFT構造を、各種の本発明の半導体メモリセルに
適用することができる。また、各種の領域への不純物の
導入はイオン注入法だけでなく、拡散法にて行うことも
できる。また、シリコン半導体のみならず、例えばGa
As系等の化合物半導体から構成されたメモリセルにも
本発明を適用することができる。更には、本発明の半導
体メモリセルを、MIS型FET構造を有する半導体メ
モリセルにも適用することができる。
【0294】
【発明の効果】本発明の半導体メモリセルにおいては、
半導体性の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設けられ
た素子分離用電極を適切な電位とすることによって素子
分離を達成することができるので、従来の半導体メモリ
セルと異なり、素子分離領域をLOCOS構造やトレン
チ構造とする必要が無く、半導体メモリセルの情報保持
時間の延長を図ることができる。
【0295】しかも、読み出し用の第1のトランジスタ
のチャネル形成領域に蓄積された電位あるいは電荷(情
報)に依存して、読み出し用の第1のトランジスタの動
作が規定され、リフレッシュ時間内に読み出されるトラ
ンジスタの電流としての情報は、付加的に追加されたと
してもそのコンデンサ容量(例えば、ゲート領域の容量
+付加容量等)の大きさに依存することがない。従っ
て、従来の半導体メモリセルにおけるキャパシタ容量の
問題を解決することができるし、リフレッシュ時間調整
のために付加的なキャパシタを加えることがあっても、
従来のDRAMのような著しく大きなキャパシタを必要
としない。そして、半導体メモリセルの最大面積は2つ
のトランジスタの面積に等しいかそれ以下である。
【0296】しかも、電流制御用の接合型トランジスタ
が備えられており、この接合型トランジスタは、情報の
読み出し時、オン/オフ制御されるので、第1のトラン
ジスタTR1を流れる電流のマージンを非常に大きくと
れる結果、ビット線に接続される半導体メモリセルの数
に制限を受け難く、また、半導体メモリセルの情報保持
時間(リテンション時間)を長くすることができる。
【0297】また、トランジスタを一体化すれば、半導
体メモリセルの面積を一層小さくすることができる。
【0298】本発明の半導体メモリセルのプロセスは、
図85〜図88に示したように、MOSロジック回路形
成プロセスとコンパチブルである。従って、半導体メモ
リセルの構成にも依るが、ほぼ1トランジスタの面積で
半導体メモリセルを実現することができ、しかも、MO
Sロジック回路内にDRAM機能をほんの僅かの工程の
増加のみで組み込むことができる。また、必ずしもSO
I技術を用いることなく、従来の半導体メモリセルの製
造技術で、ほぼ1トランジスタ分の面積の半導体メモリ
セルを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルの
原理図である。
【図2】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルの
変形例の原理図である。
【図3】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルの
変形例の原理図である。
【図4】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルの
変形例の原理図である。
【図5】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルの
変形例の原理図である。
【図6】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルの
変形例の原理図である。
【図7】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルの
変形例の原理図である。
【図8】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルの
変形例の原理図である。
【図9】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの模式
的な一部断面図である。
【図10】図6に示した発明の実施の形態1の半導体メ
モリセルの模式的な一部断面図である。
【図11】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図12】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図13】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図14】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図15】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図16】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図17】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図18】図17に示した発明の実施の形態1の半導体
メモリセルの変形例の模式的な一部断面図である。
【図19】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図20】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図である。
【図21】図20に示した発明の実施の形態2の半導体
メモリセルのゲート領域、第2の配線及び素子分離用電
極の配置を模式的に示す図である。
【図22】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図23】図22に示した発明の実施の形態2の半導体
メモリセルの変形例の模式的な一部断面図である。
【図24】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図25】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図26】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図である。
【図27】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図28】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図29】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図30】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図31】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の原理図である。
【図32】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図33】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図34】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図35】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図36】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図37】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図38】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図39】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図40】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図41】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図42】発明の実施の形態4の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図である。
【図43】発明の実施の形態4の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図44】発明の実施の形態4の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図45】発明の実施の形態4の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図46】発明の実施の形態4の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図47】発明の実施の形態4の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図48】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図である。
【図49】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図50】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図51】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図52】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図53】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図54】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図55】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図56】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図57】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図58】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図59】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図60】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図である。
【図61】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図62】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図63】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図64】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図65】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図66】本発明の第3の態様に係る半導体メモリセル
の原理図である。
【図67】本発明の第3の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図68】発明の実施の形態7の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図である。
【図69】発明の実施の形態7の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図70】発明の実施の形態7の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図71】発明の実施の形態7の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図72】本発明の第3の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図73】本発明の第3の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図74】発明の実施の形態8の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図である。
【図75】発明の実施の形態8の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図76】本発明の第4の態様に係る半導体メモリセル
の原理図である。
【図77】本発明の第4の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図78】発明の実施の形態9の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図である。
【図79】発明の実施の形態9の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図80】本発明の第5の態様に係る半導体メモリセル
の原理図である。
【図81】本発明の第5の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図82】本発明の第5の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図83】発明の実施の形態10の半導体メモリセルの
模式的な一部断面図である。
【図84】発明の実施の形態10の半導体メモリセルの
変形例の模式的な一部断面図である。
【図85】発明の実施の形態3にて説明した半導体メモ
リセルの製造方法の概要を説明するための半導体基板等
の模式的な一部断面図である。
【図86】図85に引き続き、発明の実施の形態3にて
説明した半導体メモリセルの製造方法の概要を説明する
ための半導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図87】図86に引き続き、発明の実施の形態3にて
説明した半導体メモリセルの製造方法の概要を説明する
ための半導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図88】図87に引き続き、発明の実施の形態3にて
説明した半導体メモリセルの製造方法の概要を説明する
ための半導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図89】従来の1トランジスタメモリセルの概念図、
及び、従来のトレンチキャパシタセル構造を有するメモ
リセルの断面を概念的に示す図である。
【符号の説明】
TR1・・・第1のトランジスタ、TR2・・・第2のト
ランジスタ、TR3・・・第3のトランジスタ、JF1
・・第1の接合型トランジスタ、JF2・・・第2の接
合型トランジスタ、D,DS・・・ダイオード、SC0
・・・半導体層、SC1・・・第1の領域、SC2・・・
第2の領域、SC3・・・第3の領域、SC4・・・第4
の領域、SC5・・・第5の領域、SC6・・・第6の領
域、SC7・・・第7の領域、SC8・・・高濃度不純物
含有層、SC10・・・第1導電形領域、CH1,CH2
CH3・・・チャネル形成領域、CHJ1,CHJ2・・・
チャネル領域、G,G1,G2,G3・・・ゲート領域、
GDA,GDB・・・素子分離用電極、IF・・・絶縁
膜、IR・・・素子分離領域、IL・・・層間絶縁層、
IL0・・・支持基板上の絶縁層、10・・・シリコン
半導体基板、11・・・ポリシリコン層、12・・・層
間絶縁層、14,15,17,18・・・イオン注入用
マスク、16・・・サイドウオール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 豊 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B015 JJ31 KA13 QQ08 5F083 AD70 HA01 HA02 HA06 JA33 JA35 JA40 LA01 NA05 PR36

Claims (80)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体層に設けられた活性領域及び素子分
    離領域から構成され、 素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、 (1)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第1導電形の読み出
    し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第2導電形のスイッ
    チ用の第2のトランジスタ、並びに、 (3)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の接合型トランジスタ、が設けられており、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第2のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、接合型トランジスタのチャネル領域に相当し、 第2のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、接合型トランジスタの一方のゲート領域に相当し、 半導体性の素子分離領域の上には、絶縁膜を介して素子
    分離用電極が設けられていることを特徴とする半導体メ
    モリセル。
  2. 【請求項2】第1のトランジスタのゲート領域及び第2
    のトランジスタのゲート領域は、メモリセル選択用の第
    1の配線に接続され、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    第2の配線に接続され、 接合型トランジスタの他方のゲート領域は、第3の配線
    に接続され、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタを介して第4の配線に接続され、 第2のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする
    請求項1に記載の半導体メモリセル。
  3. 【請求項3】第1のトランジスタの一方のソース/ドレ
    イン領域は、接合型トランジスタを介して第4の配線に
    接続される代わりに、接合型トランジスタ及びダイオー
    ドを介して書き込み情報設定線に接続されていることを
    特徴とする請求項2に記載の半導体メモリセル。
  4. 【請求項4】接合型トランジスタの他方のゲート領域
    は、第3の配線に接続される代わりに、書き込み情報設
    定線に接続されていることを特徴とする請求項2に記載
    の半導体メモリセル。
  5. 【請求項5】第1のトランジスタの一方のソース/ドレ
    イン領域は、接合型トランジスタを介して第4の配線に
    接続される代わりに、接合型トランジスタ及びダイオー
    ドを介して書き込み情報設定線に接続されていることを
    特徴とする請求項4に記載の半導体メモリセル。
  6. 【請求項6】第1のトランジスタの一方のソース/ドレ
    イン領域は、接合型トランジスタを介して第4の配線に
    接続される代わりに、接合型トランジスタ及びダイオー
    ドを介して第3の配線に接続されていることを特徴とす
    る請求項2に記載の半導体メモリセル。
  7. 【請求項7】接合型トランジスタの他方のゲート領域
    は、第3の配線に接続される代わりに、接合型トランジ
    スタの一方のゲート領域に接続されていることを特徴と
    する請求項2に記載の半導体メモリセル。
  8. 【請求項8】第1のトランジスタの一方のソース/ドレ
    イン領域は、接合型トランジスタを介して第4の配線に
    接続される代わりに、接合型トランジスタ及びダイオー
    ドを介して書き込み情報設定線に接続されていることを
    特徴とする請求項7に記載の半導体メモリセル。
  9. 【請求項9】半導体層に設けられた活性領域及び素子分
    離領域から構成され、 素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、 (1)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第1導電形の読み出
    し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第2導電形のスイッ
    チ用の第2のトランジスタ、並びに、 (3)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の接合型トランジスタ、が設けられており、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第2のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタのチャネル領域に相当し、 第2のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、接合型トランジスタの一方のゲート領域に相当し、 半導体性の素子分離領域の上には、絶縁膜を介して素子
    分離用電極が設けられていることを特徴とする半導体メ
    モリセル。
  10. 【請求項10】第1のトランジスタのゲート領域及び第
    2のトランジスタのゲート領域は、メモリセル選択用の
    第1の配線に接続され、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタを介して第2の配線に接続され、 接合型トランジスタの他方のゲート領域は、第3の配線
    に接続され、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第4の配線に接続され、 第2のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする
    請求項9に記載の半導体メモリセル。
  11. 【請求項11】第1のトランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域は、第4の配線に接続される代わりに、ダイ
    オードを介して書き込み情報設定線に接続されているこ
    とを特徴とする請求項10に記載の半導体メモリセル。
  12. 【請求項12】接合型トランジスタの他方のゲート領域
    は、第3の配線に接続される代わりに、書き込み情報設
    定線に接続されていることを特徴とする請求項10に記
    載の半導体メモリセル。
  13. 【請求項13】第1のトランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域は、第4の配線に接続される代わりに、ダイ
    オードを介して書き込み情報設定線に接続されているこ
    とを特徴とする請求項12に記載の半導体メモリセル。
  14. 【請求項14】接合型トランジスタの他方のゲート領域
    は、第3の配線に接続される代わりに、接合型トランジ
    スタの一方のゲート領域に接続されていることを特徴と
    する請求項10に記載の半導体メモリセル。
  15. 【請求項15】第1のトランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域は、第4の配線に接続される代わりに、ダイ
    オードを介して書き込み情報設定線に接続されているこ
    とを特徴とする請求項14に記載の半導体メモリセル。
  16. 【請求項16】半導体層に設けられた活性領域及び素子
    分離領域から構成され、 素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、 (1)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第1導電形の読み出
    し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第2導電形のスイッ
    チ用の第2のトランジスタ、 (3)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第2導電形の電流制
    御用の第3のトランジスタ、並びに、 (4)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の接合型トランジスタ、が設けられており、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第2のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタのチャネル領域に相当し、 第2のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、接合型トランジスタの一方のゲート領域に相当し、
    且つ、第3のトランジスタの一方のソース/ドレイン領
    域に相当し、 第3のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタの他方のゲート領域に相当し、 半導体性の素子分離領域の上には、絶縁膜を介して素子
    分離用電極が設けられていることを特徴とする半導体メ
    モリセル。
  17. 【請求項17】第1のトランジスタのゲート領域、第2
    のトランジスタのゲート領域及び第3のトランジスタの
    ゲート領域は、メモリセル選択用の第1の配線に接続さ
    れ、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタを介して第2の配線に接続され、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第3の配線に接続され、 第2のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする
    請求項16に記載の半導体メモリセル。
  18. 【請求項18】第1のトランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域は、第3の配線に接続される代わりに、ダイ
    オードを介して書き込み情報設定線に接続されているこ
    とを特徴とする請求項17に記載の半導体メモリセル。
  19. 【請求項19】半導体層に設けられた活性領域及び素子
    分離領域から構成され、 素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、 (1)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第1導電形の読み出
    し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第2導電形のスイッ
    チ用の第2のトランジスタ、 (3)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の第1の接合型トランジスタ、並びに、 (4)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の第2の接合型トランジスタ、が設けられており、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第2のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、第1の接合型トランジスタのチャネル領域に相当
    し、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    第2の接合型トランジスタのチャネル領域に相当し、 第2のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、第1の接合型トランジスタの一方のゲート領域に相
    当し、且つ、第2の接合型トランジスタの一方のゲート
    領域に相当し、 半導体性の素子分離領域の上には、絶縁膜を介して素子
    分離用電極が設けられていることを特徴とする半導体メ
    モリセル。
  20. 【請求項20】半導体層に設けられた活性領域及び素子
    分離領域から構成され、 素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、 (1)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第1導電形の読み出
    し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第2導電形のスイッ
    チ用の第2のトランジスタ、 (3)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第2導電形の電流制
    御用の第3のトランジスタ、 (4)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の第1の接合型トランジスタ、並びに、 (5)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の第2の接合型トランジスタ、が設けられており、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第2のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、第1の接合型トランジスタのチャネル領域に相当
    し、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    第2の接合型トランジスタのチャネル領域に相当し、 第2のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、第1の接合型トランジスタの一方のゲート領域に相
    当し、且つ、第2の接合型トランジスタの一方のゲート
    領域に相当し、且つ、第3のトランジスタの一方のソー
    ス/ドレイン領域に相当し、 第3のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    第2の接合型トランジスタの他方のゲート領域に相当
    し、 半導体性の素子分離領域の上には、絶縁膜を介して素子
    分離用電極が設けられていることを特徴とする半導体メ
    モリセル。
  21. 【請求項21】半導体層に設けられた活性領域及び素子
    分離領域から構成され、 素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、 (1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第1導電形の読み出し用の第1のトラ
    ンジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
    ンジスタ、並びに、 (3)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の接合型トランジスタ、が設けられており、 (a)半導体層に設けられた、第2導電形を有する半導
    体性の第1の領域、 (b)第1の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第2の領域、 (c)第2の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接
    合を形成して接する第3の領域、 (d)第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接し、且つ、第2の領域とは離間して設けられた
    第4の領域、 (e)第2の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接し、且つ、第3の領域とは離間して設けられた
    第5の領域、並びに、 (f)半導体性の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設
    けられた素子分離用電極、を有する半導体メモリセルで
    あって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の表面領域の一部から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第2の領域の表面領域の該一部と第4の領域とで挟まれ
    た第1の領域の表面領域の一部から構成され、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域の他の部分から構成さ
    れ、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の表面領域の該他の部分と第3の領域とで挟
    まれた第2の領域の表面領域の他の部分から構成され、 (C−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第5の
    領域、及び、該第5の領域と対向する第1の領域の部分
    から構成され、 (C−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第5
    の領域と第1の領域の該部分とで挟まれた第2の領域の
    一部から構成され、 (C−3)接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の一端か
    ら延び、且つ、第1のトランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域を構成する第2の領域の表面領域の該一部か
    ら構成され、 (C−4)接合型トランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の他端か
    ら延びる第2の領域の部分から構成され、 (D)第1のトランジスタのゲート領域及び第2のトラ
    ンジスタのゲート領域は、メモリセル選択用の第1の配
    線に接続され、 (E)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (F)第4の領域は、第2の配線に接続され、 (G)第5の領域は、第3の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  22. 【請求項22】素子分離用電極は、第1の領域の縁部の
    上方に延びていることを特徴とする請求項21に記載の
    半導体メモリセル。
  23. 【請求項23】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項21に記載の
    半導体メモリセル。
  24. 【請求項24】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接する第6の領域を更に有し、 該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア・ダ
    イオードが構成され、 第2の領域は、該第6の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項21に記載
    の半導体メモリセル。
  25. 【請求項25】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接する第7の領域を更に有し、 該第7の領域と第2の領域とによってダイオードが構成
    され、 第2の領域は、該第7の領域を介して第3の配線に接続
    されていることを特徴とする請求項21に記載の半導体
    メモリセル。
  26. 【請求項26】第5の領域は、第3の配線に接続される
    代わりに、第1の領域に接続されていることを特徴とす
    る請求項21に記載の半導体メモリセル。
  27. 【請求項27】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項26に記載の
    半導体メモリセル。
  28. 【請求項28】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接する第6の領域を更に有し、 該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア・ダ
    イオードが構成され、 第2の領域は、該第6の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項26に記載
    の半導体メモリセル。
  29. 【請求項29】第5の領域は、第3の配線に接続される
    代わりに、書き込み情報設定線に接続されていることを
    特徴とする請求項21に記載の半導体メモリセル。
  30. 【請求項30】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項29に記載の
    半導体メモリセル。
  31. 【請求項31】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接する第6の領域を更に有し、 該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア・ダ
    イオードが構成され、 第2の領域は、該第6の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項29に記載
    の半導体メモリセル。
  32. 【請求項32】半導体層に設けられた活性領域及び素子
    分離領域から構成され、 素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、 (1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第1導電形の読み出し用の第1のトラ
    ンジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
    ンジスタ、並びに、 (3)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の接合型トランジスタ、が設けられており、 (a)半導体層に設けられた、第2導電形を有する半導
    体性の第1の領域、 (b)第1の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第2の領域、 (c)第2の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接
    合を形成して接する第3の領域、 (d)第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接し、且つ、第2の領域とは離間して設けられた
    第4の領域、 (e)第1の領域と第3の領域、及び、第2の領域と第
    4の領域を橋渡すごとくバリア層を介して設けられ、第
    1のトランジスタと第2のトランジスタとで共有された
    ゲート領域、並びに、 (f)半導体性の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設
    けられた素子分離用電極、を有する半導体メモリセルで
    あって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の表面領域から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第2の領域の該表面領域と第4の領域とで挟まれた第1
    の領域の表面領域から構成され、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1のトランジスタのチャネル形成領域を構
    成する第1の領域の該表面領域から構成され、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域を構
    成する第2の領域の該表面領域から構成され、 (C−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第3の
    領域、及び、該第3の領域と対向する第1の領域の部分
    から構成され、 (C−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第3
    の領域と第1の領域の該部分とで挟まれた第2の領域の
    一部から構成され、 (C−3)接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の一端か
    ら延び、且つ、第1のトランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域を構成する第2の領域の該表面領域から構成
    され、 (C−4)接合型トランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の他端か
    ら延びる第2の領域の部分から構成され、 (D)ゲート領域は、メモリセル選択用の第1の配線に
    接続され、 (E)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (F)第4の領域は、第2の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  33. 【請求項33】素子分離用電極は、第1の領域の縁部の
    上方に延びていることを特徴とする請求項32に記載の
    半導体メモリセル。
  34. 【請求項34】素子分離用電極は、第1の領域の縁部の
    上方を越えて、第2の領域の縁部の上方及び第4の領域
    の縁部の上方に延びていることを特徴とする請求項32
    に記載の半導体メモリセル。
  35. 【請求項35】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項32に記載の
    半導体メモリセル。
  36. 【請求項36】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接する第6の領域を更に有し、 該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア・ダ
    イオードが構成され、 該第2の領域は、第6の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項32に記載
    の半導体メモリセル。
  37. 【請求項37】半導体層に設けられた活性領域及び素子
    分離領域から構成され、 素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、 (1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第1導電形の読み出し用の第1のトラ
    ンジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
    ンジスタ、並びに、 (3)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の接合型トランジスタ、が設けられており、 (a)半導体層に設けられた、第1導電形を有する半導
    体性の第1の領域、 (b)第1の領域の表面領域に設けられた、第2導電形
    を有する半導体性の第2の領域、 (c)第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接し、且つ、第2の領域とは離間して設けられた
    第3の領域、 (d)第2の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接
    合を形成して接する第4の領域、 (e)第1の領域と第4の領域、及び、第2の領域と第
    3の領域を橋渡すごとくバリア層を介して設けられ、第
    1のトランジスタと第2のトランジスタとで共有された
    ゲート領域、並びに、 (f)半導体性の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設
    けられた素子分離用電極、を有する半導体メモリセルで
    あって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域と第4の領域とで挟まれた第2
    の領域の表面領域から構成され、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1のトランジスタのチャネル形成領域を構
    成する第2の領域の該表面領域から構成され、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域を構
    成する第1の領域の該表面領域から構成され、 (C−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第3の
    領域、及び、該第3の領域と対向する第2の領域の部分
    から構成され、 (C−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第2
    の領域と第3の領域の該部分とで挟まれた第1の領域の
    一部から構成され、 (C−3)接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の一端か
    ら延び、且つ、第1のトランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域を構成する第1の領域の該表面領域から構成
    され、 (C−4)接合型トランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の他端か
    ら延びる第1の領域の部分から構成され、 (D)ゲート領域は、メモリセル選択用の第1の配線に
    接続され、 (E)第4の領域は、第2の配線に接続され、 (F)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続されて
    いることを特徴とする半導体メモリセル。
  38. 【請求項38】素子分離用電極は、第2の領域の縁部の
    上方及び第3の領域の縁部の上方に延びていることを特
    徴とする請求項37に記載の半導体メモリセル。
  39. 【請求項39】半導体層に設けられた活性領域及び素子
    分離領域から構成され、 素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、 (1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第1導電形の読み出し用の第1のトラ
    ンジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
    ンジスタ、並びに、 (3)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の接合型トランジスタ、が設けられており、 (a)半導体層に設けられた、第2導電形を有する半導
    体性の第1の領域、 (b)第1の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第2の領域、 (c)第2の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第3の領域、 (d)第1の領域の表面領域に設けられ、且つ、第2の
    領域とは離間して設けられた、第1導電形を有する半導
    体性の第4の領域、 (e)第4の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第5の領域、並びに、 (f)半導体性の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設
    けられた素子分離用電極、を有する半導体メモリセルで
    あって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の表面領域の一部から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第2の領域の表面領域の該一部と第4の領域の該表面領
    域とで挟まれた第1の領域の表面領域の一部から構成さ
    れ、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域の他の部分から構成さ
    れ、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の表面領域の該他の部分と第3の領域とで挟
    まれた第2の領域の表面領域の他の部分から構成され、 (C−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第5の
    領域、及び、該第5の領域と対向する第1の領域の部分
    から構成され、 (C−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第5
    の領域と第1の領域の該部分とで挟まれた第4の領域の
    一部から構成され、 (C−3)接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の一端か
    ら延び、且つ、第1のトランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域を構成する第4の領域の該表面領域から構成
    され、 (C−4)接合型トランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の他端か
    ら延びる第4の領域の部分から構成され、 (D)第1のトランジスタのゲート領域及び第2のトラ
    ンジスタのゲート領域は、メモリセル選択用の第1の配
    線に接続され、 (E)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (F)第4の領域は、第2の配線に接続され、 (G)第5の領域は、第3の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  40. 【請求項40】素子分離用電極は、第1の領域の縁部の
    上方に延びていることを特徴とする請求項39に記載の
    半導体メモリセル。
  41. 【請求項41】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項39に記載の
    半導体メモリセル。
  42. 【請求項42】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接する第6の領域を更に有し、 該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア・ダ
    イオードが構成され、 該第2の領域は、第6の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項39に記載
    の半導体メモリセル。
  43. 【請求項43】第5の領域は、第3の配線に接続される
    代わりに、書き込み情報設定線に接続されていることを
    特徴とする請求項39に記載の半導体メモリセル。
  44. 【請求項44】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項43に記載の
    半導体メモリセル。
  45. 【請求項45】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接する第6の領域を更に有し、 該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア・ダ
    イオードが構成され、 該第2の領域は、第6の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項43に記載
    の半導体メモリセル。
  46. 【請求項46】第5の領域は、第3の配線に接続される
    代わりに、第1の領域に接続されていることを特徴とす
    る請求項39に記載の半導体メモリセル。
  47. 【請求項47】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項46に記載の
    半導体メモリセル。
  48. 【請求項48】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接する第6の領域を更に有し、 該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア・ダ
    イオードが構成され、 該第2の領域は、第6の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項46に記載
    の半導体メモリセル。
  49. 【請求項49】半導体層に設けられた活性領域及び素子
    分離領域から構成され、 素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、 (1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第1導電形の読み出し用の第1のトラ
    ンジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
    ンジスタ、並びに、 (3)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の接合型トランジスタ、が設けられており、 (a)半導体層に設けられた、第2導電形を有する半導
    体性の第1の領域、 (b)第1の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第2の領域、 (c)第2の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第3の領域、 (d)第1の領域の表面領域に設けられ、且つ、第2の
    領域とは離間して設けられた、第1導電形を有する半導
    体性の第4の領域、 (e)第4の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第5の領域、 (f)第1の領域と第3の領域、及び、第2の領域と第
    4の領域を橋渡すごとくバリア層を介して設けられ、第
    1のトランジスタと第2のトランジスタとで共有された
    ゲート領域、並びに、 (g)半導体性の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設
    けられた素子分離用電極、を有する半導体メモリセルで
    あって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の表面領域から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域の表面領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第2の領域の該表面領域と第4の領域の該表面領域とで
    挟まれた第1の領域の表面領域から構成され、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1のトランジスタのチャネル形成領域を構
    成する第1の領域の該表面領域から構成され、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域を構
    成する第2の領域の該表面領域から構成され、 (C−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第5の
    領域、及び、該第5の領域と対向する第1の領域の部分
    から構成され、 (C−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第5
    の領域と第1の領域の該部分とで挟まれた第4の領域の
    一部から構成され、 (C−3)接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の一端か
    ら延び、且つ、第1のトランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域を構成する第4の領域の該表面領域から構成
    され、 (C−4)接合型トランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の他端か
    ら延びる第4の領域の部分から構成され、 (D)ゲート領域は、メモリセル選択用の第1の配線に
    接続され、 (E)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (F)第4の領域は、第2の配線に接続され、 (G)第5の領域は、第3の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  50. 【請求項50】素子分離用電極は、第1の領域の縁部の
    上方に延びていることを特徴とする請求項49に記載の
    半導体メモリセル。
  51. 【請求項51】素子分離用電極は、第1の領域の縁部の
    上方を越えて、第2の領域の縁部の上方及び第4の領域
    の縁部の上方に延びていることを特徴とする請求項49
    に記載の半導体メモリセル。
  52. 【請求項52】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項49に記載の
    半導体メモリセル。
  53. 【請求項53】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接する第6の領域を更に有し、 該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア・ダ
    イオードが構成され、 第2の領域は、該第6の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項49に記載
    の半導体メモリセル。
  54. 【請求項54】第5の領域は、第3の配線に接続される
    代わりに、書き込み情報設定線に接続されていることを
    特徴とする請求項49に記載の半導体メモリセル。
  55. 【請求項55】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項54に記載の
    半導体メモリセル。
  56. 【請求項56】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接する第6の領域を更に有し、 該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア・ダ
    イオードが構成され、 第2の領域は、該第6の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項54に記載
    の半導体メモリセル。
  57. 【請求項57】第5の領域は、第3の配線に接続される
    代わりに、第1の領域に接続されていることを特徴とす
    る請求項49に記載の半導体メモリセル。
  58. 【請求項58】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、第2の領域は、第3の領域を介して書
    き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする請
    求項57に記載の半導体メモリセル。
  59. 【請求項59】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接する第6の領域を更に有し、 該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア・ダ
    イオードが構成され、 第2の領域は、該第6の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項57に記載
    の半導体メモリセル。
  60. 【請求項60】半導体層に設けられた活性領域及び素子
    分離領域から構成され、 素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、 (1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第1導電形の読み出し用の第1のトラ
    ンジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
    ンジスタ、並びに、 (3)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の接合型トランジスタ、が設けられており、 (a)半導体層に設けられた、第1導電形を有する半導
    体性の第1の領域、 (b)第1の領域の表面領域に設けられた、第2導電形
    を有する半導体性の第2の領域、 (c)第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接し、且つ、第2の領域とは離間して設けられた
    第3の領域、 (d)第2の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第4の領域、 (e)第4の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第5の領域、 (f)第1の領域と第4の領域、及び、第2の領域と第
    3の領域を橋渡すごとくバリア層を介して設けられ、第
    1のトランジスタと第2のトランジスタとで共有された
    ゲート領域、並びに、 (g)半導体性の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設
    けられた素子分離用電極、を有する半導体メモリセルで
    あって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域の表面領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域と第4の領域の該表面領域とで
    挟まれた第2の領域の表面領域から構成され、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1のトランジスタのチャネル形成領域を構
    成する第2の領域の該表面領域から構成され、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域を構
    成する第1の領域の該表面領域から構成され、 (C−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第5の
    領域、及び、該第5の領域と対向する第2の領域の部分
    から構成され、 (C−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第5
    の領域と第2の領域の該部分とで挟まれた第4の領域の
    一部から構成され、 (C−3)接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の一端か
    ら延び、且つ、第1のトランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域を構成する第4の領域の該表面領域から構成
    され、 (C−4)接合型トランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の他端か
    ら延びる第4の領域の部分から構成され、 (D)ゲート領域は、メモリセル選択用の第1の配線に
    接続され、 (E)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (F)第4の領域は、第2の配線に接続され、 (G)第5の領域は、第3の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  61. 【請求項61】素子分離用電極は、第2の領域の縁部の
    上方及び第3の領域の縁部の上方に延びていることを特
    徴とする請求項60に記載の半導体メモリセル。
  62. 【請求項62】第1の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第1の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項60に記載の
    半導体メモリセル。
  63. 【請求項63】第1の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接する第6の領域を更に有し、 該第6の領域と第1の領域とによって多数キャリア・ダ
    イオードが構成され、 第1の領域は、該第6の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項60に記載
    の半導体メモリセル。
  64. 【請求項64】第5の領域は、第3の配線に接続される
    代わりに、書き込み情報設定線に接続されていることを
    特徴とする請求項60に記載の半導体メモリセル。
  65. 【請求項65】第1の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第1の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項64に記載の
    半導体メモリセル。
  66. 【請求項66】第1の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接する第6の領域を更に有し、 該第6の領域と第1の領域とによって多数キャリア・ダ
    イオードが構成され、 第1の領域は、該第6の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項65に記載
    の半導体メモリセル。
  67. 【請求項67】第5の領域は、第3の配線に接続される
    代わりに、第2の領域に接続されていることを特徴とす
    る請求項60に記載の半導体メモリセル。
  68. 【請求項68】第1の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第1の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項67に記載の
    半導体メモリセル。
  69. 【請求項69】第1の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接する第6の領域を更に有し、 該第6の領域と第1の領域とによって多数キャリア・ダ
    イオードが構成され、 第1の領域は、該第6の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項67に記載
    の半導体メモリセル。
  70. 【請求項70】半導体層に設けられた活性領域及び素子
    分離領域から構成され、 素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、 (1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第1導電形の読み出し用の第1のトラ
    ンジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
    ンジスタ、 (3)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形の電流制御用の第3のトラ
    ンジスタ、並びに、 (4)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の接合型トランジスタ、が設けられており、 (a)半導体層に設けられた、第2導電形を有する半導
    体性の第1の領域、 (b)第1の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第2の領域、 (c)第2の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第3の領域、 (d)第1の領域の表面領域に設けられ、且つ、第2の
    領域とは離間して設けられた、第1導電形を有する半導
    体性の第4の領域、 (e)第4の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第5の領域、 (f)第1の領域と第3の領域、第2の領域と第3の領
    域、及び、第1の領域と第5の領域を橋渡すごとくバリ
    ア層を介して設けられ、第1のトランジスタと第2のト
    ランジスタと第3のトランジスタとで共有されたゲート
    領域、並びに、 (g)半導体性の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設
    けられた素子分離用電極、を有する半導体メモリセルで
    あって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の表面領域から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域の表面領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第2の領域の該表面領域と第4の領域の該表面領域とで
    挟まれた第1の領域の表面領域から構成され、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の該表面領域から構成され、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第2の領域の該表面領域から構成され、 (C−1)第3のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の該表面領域から構成され、 (C−2)第3のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第5の領域から構成され、 (C−3)第3のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第4の領域の該表面領域から構成され、 (D−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第5の
    領域、及び、該第5の領域と対向する第1の領域の部分
    から構成され、 (D−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第5
    の領域と第1の領域の該部分とで挟まれた第4の領域の
    一部から構成され、 (D−3)接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の一端か
    ら延び、且つ、第1のトランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域を構成し、そして、第3のトランジスタのチ
    ャネル形成領域を構成する第4の領域の該表面領域から
    構成され、 (D−4)接合型トランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の他端か
    ら延びる第4の領域の該表面領域から構成され、 (E)ゲート領域は、メモリセル選択用の第1の配線に
    接続され、 (F)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (G)第4の領域は、第2の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  71. 【請求項71】素子分離用電極は、第1の領域の縁部の
    上方に延びていることを特徴とする請求項70に記載の
    半導体メモリセル。
  72. 【請求項72】素子分離用電極は、第1の領域の縁部の
    上方を越えて、第2の領域の縁部の上方及び第4の領域
    の縁部の上方に延びていることを特徴とする請求項70
    に記載の半導体メモリセル。
  73. 【請求項73】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項70に記載の
    半導体メモリセル。
  74. 【請求項74】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接する第6の領域を更に有し、 該第6の領域と第2の領域とによって多数キャリア・ダ
    イオードが構成され、 第2の領域は、該第6の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項70に記載
    の半導体メモリセル。
  75. 【請求項75】半導体層に設けられた活性領域及び素子
    分離領域から構成され、 素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、 (1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第1導電形の読み出し用の第1のトラ
    ンジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
    ンジスタ、 (3)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形の電流制御用の第3のトラ
    ンジスタ、並びに、 (4)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の接合型トランジスタ、が設けられており、 (a)半導体層に設けられた、第1導電形を有する半導
    体性の第1の領域、 (b)第1の領域の表面領域に設けられた、第2導電形
    を有する半導体性の第2の領域、 (c)第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接し、且つ、第2の領域とは離間して設けられた
    第3の領域、 (d)第2の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第4の領域、 (e)第4の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第5の領域、 (f)第1の領域と第4の領域、第2の領域と第3の領
    域、及び、第2の領域と第5の領域を橋渡すごとくバリ
    ア層を介して設けられ、第1のトランジスタと第2のト
    ランジスタと第3のトランジスタとで共有されたゲート
    領域、並びに、 (g)半導体性の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設
    けられた素子分離用電極、を有する半導体メモリセルで
    あって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域の表面領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域と第4の領域の該表面領域とで
    挟まれた第2の領域の表面領域から構成され、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の該表面領域から構成され、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域から構成され、 (C−1)第3のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の該表面領域から構成され、 (C−2)第3のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第5の領域から構成され、 (C−3)第3のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第4の領域の該表面領域から構成され、 (D−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第5の
    領域、及び、該第5の領域と対向する第2の領域の部分
    から構成され、 (D−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第5
    の領域と第2の領域の該部分とで挟まれた第4の領域の
    一部から構成され、 (D−3)接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の一端か
    ら延び、且つ、第1のトランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域を構成し、そして、第3のトランジスタのチ
    ャネル形成領域を構成する第4の領域の該表面領域から
    構成され、 (D−4)接合型トランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の他端か
    ら延びる第4の領域の部分から構成され、 (E)ゲート領域は、メモリセル選択用の第1の配線に
    接続され、 (F)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (G)第4の領域は、第2の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  76. 【請求項76】素子分離用電極は、第2の領域の縁部の
    上方及び第3の領域の縁部の上方に延びていることを特
    徴とする請求項75に記載の半導体メモリセル。
  77. 【請求項77】半導体層に設けられた活性領域及び素子
    分離領域から構成され、 素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、 (1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第1導電形の読み出し用の第1のトラ
    ンジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
    ンジスタ、 (3)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の第1の接合型トランジスタ、並びに、 (4)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の第2の接合型トランジスタ、が設けられており、 (a)半導体層に設けられた、第1導電形を有する半導
    体性の第1の領域、 (b)第1の領域の表面領域に設けられた、第2導電形
    を有する半導体性の第2の領域、 (c)第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接し、且つ、第2の領域とは離間して設けられた
    第3の領域、 (d)第2の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第4の領域、 (e)第4の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第5の領域、 (f)第1の領域と第4の領域、及び、第2の領域と第
    3の領域を橋渡すごとくバリア層を介して設けられ、第
    1のトランジスタと第2のトランジスタとで共有された
    ゲート領域、並びに、 (g)半導体性の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設
    けられた素子分離用電極、を有する半導体メモリセルで
    あって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域の表面領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域と第4の領域の該表面領域とで
    挟まれた第2の領域の表面領域から構成され、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の該表面領域から構成され、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域から構成され、 (C−1)第1の接合型トランジスタのゲート領域は、
    第3の領域、及び、該第3の領域と対向する第2の領域
    の部分から構成され、 (C−2)第1の接合型トランジスタのチャネル領域
    は、第2の領域と第3の領域の該部分とで挟まれた第1
    の領域の一部から構成され、 (C−3)第1の接合型トランジスタの一方のソース/
    ドレイン領域は、第1の接合型トランジスタのチャネル
    領域の一端から延び、且つ、第1のトランジスタの一方
    のソース/ドレイン領域を構成する第1の領域の該表面
    領域から構成され、 (C−4)第1の接合型トランジスタの他方のソース/
    ドレイン領域は、第1の接合型トランジスタのチャネル
    領域の他端から延びる第1の領域の部分から構成され、 (D−1)第2の接合型トランジスタのゲート領域は、
    第5の領域、及び、該第5の領域と対向する第2の領域
    の部分から構成され、 (D−2)第2の接合型トランジスタのチャネル領域
    は、第5の領域と第2の領域の該部分とで挟まれた第4
    の領域の一部から構成され、 (D−3)第2の接合型トランジスタの一方のソース/
    ドレイン領域は、第2の接合型トランジスタのチャネル
    領域の一端から延び、且つ、第1のトランジスタの他方
    のソース/ドレイン領域を構成する第4の領域の該表面
    領域から構成され、 (D−4)接合型トランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の接合型トランジスタのチャネル領域の
    他端から延びる第4の領域の部分から構成され、 (E)ゲート領域は、メモリセル選択用の第1の配線に
    接続され、 (F)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (G)第4の領域は、第2の配線に接続され、 (H)第5の領域は、第3の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  78. 【請求項78】素子分離用電極は、第2の領域の縁部の
    上方及び第3の領域の縁部の上方に延びていることを特
    徴とする請求項77に記載の半導体メモリセル。
  79. 【請求項79】半導体層に設けられた活性領域及び素子
    分離領域から構成され、 素子分離領域によって取り囲まれた活性領域には、 (1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第1導電形の読み出し用の第1のトラ
    ンジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
    ンジスタ、 (3)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形の電流制御用の第3のトラ
    ンジスタ、 (4)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の第1の接合型トランジスタ、並びに、 (5)チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用
    の第2の接合型トランジスタ、が設けられており、 (a)半導体層に設けられた、第1導電形を有する半導
    体性の第1の領域、 (b)第1の領域の表面領域に設けられた、第2導電形
    を有する半導体性の第2の領域、 (c)第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接し、且つ、第2の領域とは離間して設けられた
    第3の領域、 (d)第2の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第4の領域、 (e)第4の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第5の領域、 (f)第1の領域と第4の領域、第2の領域と第3の領
    域、及び、第2の領域と第5の領域を橋渡すごとくバリ
    ア層を介して設けられ、第1のトランジスタと第2のト
    ランジスタと第3のトランジスタとで共有されたゲート
    領域、並びに、 (g)半導体性の素子分離領域の上に絶縁膜を介して設
    けられた素子分離用電極、を有する半導体メモリセルで
    あって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域の表面領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域と第4の領域の該表面領域とで
    挟まれた第2の領域の表面領域から構成され、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の該表面領域から構成され、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域から構成され、 (C−1)第3のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の該表面領域から構成され、 (C−2)第3のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第5の領域から構成され、 (C−3)第3のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第4の領域の該表面領域から構成され、 (D−1)第1の接合型トランジスタのゲート領域は、
    第3の領域、及び、該第3の領域と対向する第2の領域
    の部分から構成され、 (D−2)第1の接合型トランジスタのチャネル領域
    は、第2の領域と第3の領域の該部分とで挟まれた第1
    の領域の一部から構成され、 (D−3)第1の接合型トランジスタの一方のソース/
    ドレイン領域は、第1の接合型トランジスタのチャネル
    領域の一端から延び、且つ、第1のトランジスタの一方
    のソース/ドレイン領域を構成する第1の領域の該表面
    領域から構成され、 (D−4)第1の接合型トランジスタの他方のソース/
    ドレイン領域は、第1の接合型トランジスタのチャネル
    領域の他端から延びる第1の領域の部分から構成され、 (E−1)第2の接合型トランジスタのゲート領域は、
    第5の領域、及び、該第5の領域と対向する第2の領域
    の部分から構成され、 (E−2)第2の接合型トランジスタのチャネル領域
    は、第5の領域と第2の領域の該部分とで挟まれた第4
    の領域の一部から構成され、 (E−3)第2の接合型トランジスタの一方のソース/
    ドレイン領域は、第2の接合型トランジスタのチャネル
    領域の一端から延び、且つ、第1のトランジスタの他方
    のソース/ドレイン領域を構成し、そして、第3のトラ
    ンジスタのチャネル形成領域を構成する第4の領域の該
    表面領域から構成され、 (E−4)第2の接合型トランジスタの他方のソース/
    ドレイン領域は、第2の接合型トランジスタのチャネル
    領域の他端から延びる第4の領域の部分から構成され、 (F)ゲート領域は、メモリセル選択用の第1の配線に
    接続され、 (G)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (H)第4の領域は、第2の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  80. 【請求項80】素子分離用電極は、第2の領域の縁部の
    上方及び第3の領域の縁部の上方に延びていることを特
    徴とする請求項79に記載の半導体メモリセル。
JP11074444A 1999-03-18 1999-03-18 半導体メモリセル Pending JP2000269360A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11074444A JP2000269360A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 半導体メモリセル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11074444A JP2000269360A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 半導体メモリセル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000269360A true JP2000269360A (ja) 2000-09-29

Family

ID=13547421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11074444A Pending JP2000269360A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 半導体メモリセル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000269360A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057399A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Nishigaki Pump Seizo Kk 非容積形ポンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057399A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Nishigaki Pump Seizo Kk 非容積形ポンプ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0869511B1 (en) Semiconductor memory cell and method of manufacturing the same
US6632723B2 (en) Semiconductor device
US6913964B2 (en) Method of fabricating a one transistor floating-body DRAM cell in bulk CMOS process with electrically isolated charge storage region
US6714436B1 (en) Write operation for capacitorless RAM
US5872032A (en) Fabrication method for a DRAM cell with bipolar charge amplification
KR101689409B1 (ko) Jfet 디바이스 구조를 갖는 저전력 메모리 디바이스
US20050280001A1 (en) Memory cell using silicon carbide
JPS6136384B2 (ja)
JP2001024161A (ja) 半導体メモリセル
KR100688314B1 (ko) 반도체 메모리 셀
US6501110B1 (en) Semiconductor memory cell
JP2000269360A (ja) 半導体メモリセル
US6842372B1 (en) EEPROM cell having a floating-gate transistor within a cell well and a process for fabricating the memory cell
EP0913867B1 (en) DRAM cell with separate read and write transistors
JP2000349171A (ja) 半導体メモリセル
US20060105519A1 (en) DRAM on SOI
JP2000269359A (ja) 半導体メモリセル
JP2000294657A (ja) 半導体メモリセル
JP2000299392A (ja) 半導体メモリセル
JPH11204661A (ja) 半導体メモリセル及びその製造方法
JPH11238811A (ja) 半導体メモリセル
JP2001024067A (ja) 半導体メモリセル
JP2000299391A (ja) 半導体メモリセル
JP2000323588A (ja) 半導体メモリセル
JPH11251456A (ja) 半導体メモリセル