JP2000294657A - 半導体メモリセル - Google Patents

半導体メモリセル

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JP2000294657A
JP2000294657A JP11097679A JP9767999A JP2000294657A JP 2000294657 A JP2000294657 A JP 2000294657A JP 11097679 A JP11097679 A JP 11097679A JP 9767999 A JP9767999 A JP 9767999A JP 2000294657 A JP2000294657 A JP 2000294657A
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JP11097679A
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Mikio Mukai
幹雄 向井
Toshio Kobayashi
敏夫 小林
Yutaka Hayashi
豊 林
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】閾値電位を下げることを可能とし、トランジス
タの動作が安定しており、DRAMのような大容量のキ
ャパシタを必要としない半導体メモリセルを提供する。 【解決手段】半導体メモリセルは、(1)ソース/ドレ
イン領域、チャネル形成領域CH1、及びゲート領域G1
を有する読み出し用の第1のトランジスタTR1、並び
に、(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域C
2、及びゲート領域G2を有するスイッチ用の第2のト
ランジスタTR2から成り、第1のトランジスタTR1
一方のソース/ドレイン領域は第2のトランジスタTR
2のチャネル形成領域CH2に相当し、第2のトランジス
タTR2の一方のソース/ドレイン領域は第1のトラン
ジスタTR1のチャネル形成領域CH1に相当し、ゲート
領域G1の導電形はゲート領域G2の導電形と異なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つのトランジス
タ、あるいは、2つのトランジスタとダイオードから成
る半導体メモリセル、あるいは、これらを1つに融合し
た半導体メモリセルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高集積の半導体メモリセルとし
て、図28の(A)に示すような、1つのトランジスタ
と1つのキャパシタで構成された1トランジスタメモリ
セルとも呼ばれるダイナミックメモリセルが使用されて
いる。このようなメモリセルにおいては、キャパシタに
蓄積された電荷は、ビット線に電圧変化が生じるような
電荷とする必要がある。ところが、メモリセルの平面寸
法の縮小化に伴い、平行平板状に形成されたキャパシタ
の大きさが小さくなり、その結果、メモリセルのキャパ
シタに電荷として蓄えられた情報を読み出したとき、か
かる情報が雑音に埋もれてしまうという問題、あるい
は、ビット線の浮遊容量がメモリセルの世代毎に大きく
なるために、ビット線に小さな電圧変化しか生じないと
いう問題が顕著になっている。この問題を解決する一手
段として、トレンチキャパシタセル構造(図28の
(B)参照)、あるいはスタックトキャパシタセル構造
を有するダイナミックメモリセルが提案されている。し
かしながら、トレンチ(溝)の深さやスタック(積層)
の高さには加工技術上の限界があるため、キャパシタの
容量にも限界がある。それ故、これらの構造を有するダ
イナミックメモリセルは、ディープ・サブミクロン・ル
ール以下の寸法領域では、キャパシタ用の高価な新規材
料を導入しない限り、限界に至ると言われている。
【0003】また、メモリセルを構成するトランジスタ
に関しても、ディープ・サブミクロン・ルール以下の平
面寸法では、耐圧劣化やパンチスルー等の問題が生じる
ため、規定電圧下でも電流リークが発生する虞が大き
い。それ故、メモリセルが微小化したとき、従来のトラ
ンジスタ構造では、メモリセルを正常に動作させること
が困難になる。
【0004】このようなキャパシタの限界を解決するた
めに、本出願人は、特願平5−246264号(特開平
7−99251号公報)にて、2つのトランジスタ、あ
るいは2つのトランジスタを1つに融合したトランジス
タから成る半導体メモリセルを提案した。この特開平7
−99251号公報の図15の(A)及び(B)に開示
された半導体メモリセルは、半導体基板表面領域又は絶
縁性基板上に形成された第1導電形の第1の半導体領域
SC1と、第1の半導体領域SC1の表面領域に設けられ
且つ整流接合を形成して接する第1の導電性領域SC2
と、第1の半導体領域SC1の表面領域に設けられ且つ
第1の導電性領域SC2とは離間して設けられた第2導
電形の第2の半導体領域SC3と、第2の半導体領域S
3の表面領域に設けられ且つ整流接合を形成して接す
る第2の導電性領域SC4と、第1の半導体領域SC1
第2の導電性領域SC4、及び第1の導電性領域SC2
第2の半導体領域SC3を橋渡すごとくバリア層を介し
て設けられた導電ゲートGから成り、導電ゲートGは、
メモリセル選択用の第1の配線に接続され、第1の導電
性領域SC2は、書き込み情報設定線に接続され、第2
の導電性領域SC4は、メモリセル選択用の第2の配線
に接続されている。
【0005】そして、第1の半導体領域SC1(チャネ
ル形成領域Ch2に相当する)と、第1の導電性領域S
2及び第2の半導体領域SC3(これらの領域はソース
/ドレイン領域に相当する)と、導電ゲートGによっ
て、スイッチ用トランジスタTR 2が構成される。ま
た、第2の半導体領域SC3(チャネル形成領域Ch1
相当する)と、第1の半導体領域SC1及び第2の導電
性領域SC4(これらの領域はソース/ドレイン領域に
相当する)と、導電ゲートGによって、情報蓄積用トラ
ンジスタTR1が構成される。
【0006】この半導体メモリセルにおいては、情報の
書き込み時、スイッチ用トランジスタTR2が導通し、
その結果、情報は、情報蓄積用トランジスタTR1のチ
ャネル形成領域Ch1に電位あるいは電荷の形態で蓄積
される。情報の読み出し時、情報蓄積用トランジスタT
1においては、チャネル形成領域Ch1に蓄積された電
位あるいは電荷(情報)に依存して、導電ゲートGから
見た情報蓄積用トランジスタTR1のスレッショールド
値が変化する。従って、情報の読み出し時、適切に選定
された電位を導電ゲートGに印加することによって、情
報蓄積用トランジスタTR1の情報蓄積状態をチャネル
電流の大小(0も含めて)で判定することができる。こ
の情報蓄積用トランジスタTR1の動作状態を検出する
ことによって、情報の読み出しを行う。
【0007】即ち、情報の読み出し時、蓄積された情報
に依存して情報蓄積用トランジスタTR1はオン状態又
はオフ状態となる。第2の導電性領域SC4は、第2の
配線に接続されているので、蓄積された情報(”0”あ
るいは”1”)に依存して、情報蓄積用トランジスタT
1に電流が流れ、あるいは流れない。こうして、蓄積
された情報を情報蓄積用トランジスタTR1によって読
み出すことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
許公開公報に開示された半導体メモリセルにおいては、
情報蓄積用トランジスタTR1を構成する導電ゲートG
とスイッチ用トランジスタTR2を構成する導電ゲート
Gが共有されているため(即ち、同じ導電ゲートである
ため)、情報蓄積用トランジスタTR1やスイッチ用ト
ランジスタTR2の閾値電位を下げることができず、半
導体メモリセルの低電圧化に対処し難いという問題があ
る。
【0009】従って、本発明の目的は、閾値電位を下げ
ることを可能とし、トランジスタの動作が安定してお
り、従来のDRAMのような大容量のキャパシタを必要
とせず、情報の書き込み/読み出しを確実に行うことが
でき、しかも、寸法を微小化することができる半導体メ
モリセル、あるいはロジック用の半導体メモリセル、更
には、2つのトランジスタ、あるいは、2つのトランジ
スタとダイオードから成る半導体メモリセル、あるい
は、これらを1つに融合した半導体メモリセルを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルは、そ
の原理図を図1〜図4に示すように、(1)ソース/ド
レイン領域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、
該ソース/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル
形成領域、及び、該チャネル形成領域と容量結合したゲ
ート領域を有する第1導電形の読み出し用の第1のトラ
ンジスタ、並びに、(2)ソース/ドレイン領域、該ソ
ース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイ
ン領域を離間する半導体性のチャネル形成領域、及び、
該チャネル形成領域と容量結合したゲート領域を有する
第2導電形のスイッチ用の第2のトランジスタ、から成
り、第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域
は、第2のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、
第2のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
第1のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、第1
のトランジスタを構成するゲート領域の導電形は、第2
のトランジスタを構成するゲート領域の導電形と異なる
ことを特徴とする。
【0011】尚、「第1のトランジスタの一方のソース
/ドレイン領域が第2のトランジスタのチャネル形成領
域に相当する」とは、第1のトランジスタの一方のソー
ス/ドレイン領域と第2のトランジスタのチャネル形成
領域とが共有されている構成、あるいは、第1のトラン
ジスタの一方のソース/ドレイン領域と第2のトランジ
スタのチャネル形成領域とが繋がっている構成を指す。
また、「第2のトランジスタの一方のソース/ドレイン
領域が第1のトランジスタのチャネル形成領域に相当す
る」とは、第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
ン領域と第1のトランジスタのチャネル形成領域とが共
有されている構成、あるいは、第2のトランジスタの一
方のソース/ドレイン領域と第1のトランジスタのチャ
ネル形成領域とが繋がっている構成を指す。
【0012】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、図1及び図3に原理図を示すように、第
1のトランジスタのゲート領域は、メモリセル選択用の
第1Aの配線に接続され、第2のトランジスタのゲート
領域は、メモリセル選択用の第1Bの配線に接続され、
第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は第
2の配線に接続され、第1のトランジスタの一方のソー
ス/ドレイン領域は第3の配線に接続され、第2のトラ
ンジスタの他方のソース/ドレイン領域は書き込み情報
設定線に接続されている構成とすることができる。尚、
第2の配線をビット線とし、第3の配線に所定の電位を
加える構成、あるいは、第3の配線をビット線とし、第
2の配線に所定の電位を加える構成とすることが好まし
い。また、メモリセル選択用の第1Aの配線とメモリセ
ル選択用の第1Bの配線とを1つの配線(第1の配線と
呼ぶ)から構成してもよい。
【0013】この場合、図2の(A)及び(B)、並び
に図4の(A)及び(B)に原理図を示すように、ダイ
オードを更に備え、第1のトランジスタの一方のソース
/ドレイン領域は、第3の配線に接続される代わりに、
ダイオードを介して書き込み情報設定線に接続されてい
る構成とすることもでき、これによって、配線構造の簡
素化を図ることができる。尚、第2の配線をビット線と
する構成、あるいは、書き込み情報設定線をビット線と
兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成とする
ことが好ましい。
【0014】上記の目的を達成するための本発明の第2
の態様に係る半導体メモリセルは、(1)ソース/ドレ
イン領域、チャネル形成領域及びゲート領域を有する第
1導電形の読み出し用の第1のトランジスタ、並びに、
(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
ンジスタ、から成り、(a)第2導電形を有する半導体
性の第1の領域、(b)第1の領域の表面領域に設けら
れた、第1導電形を有する半導体性の第2の領域、
(c)第2の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接
合を形成して接する第3の領域、並びに、(d)第2の
領域とは離間して第1の領域の表面領域に設けられ、且
つ、整流接合を形成して接する第4の領域、を有する半
導体メモリセルであって、(A−1)第1のトランジス
タの一方のソース/ドレイン領域は、第2の領域の表面
領域の一部から構成され、(A−2)第1のトランジス
タの他方のソース/ドレイン領域は、第4の領域から構
成され、(A−3)第1のトランジスタのチャネル形成
領域は、第2の領域の表面領域の該一部と第4の領域と
で挟まれた第1の領域の表面領域の一部から構成され、
(A−4)第1のトランジスタのゲート領域は、第1の
トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
て設けられており、(B−1)第2のトランジスタの一
方のソース/ドレイン領域は、第1の領域の表面領域の
他の部分から構成され、(B−2)第2のトランジスタ
の他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域から構成
され、(B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領
域は、第1の領域の表面領域の該他の部分と第3の領域
とで挟まれた第2の領域の表面領域の他の部分から構成
され、(B−4)第2のトランジスタのゲート領域は、
第2のトランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜
を介して設けられており、(C)第1のトランジスタの
ゲート領域は、メモリセル選択用の第1Aの配線に接続
され、第2のトランジスタのゲート領域は、メモリセル
選択用の第1Bの配線に接続され、(D)第3の領域
は、書き込み情報設定線に接続され、(E)第4の領域
は、第2の配線に接続され、(F)第1のトランジスタ
を構成するゲート領域の導電形は、第2のトランジスタ
を構成するゲート領域の導電形と異なることを特徴とす
る。尚、第2の領域を第3の配線に接続し、第2の配線
をビット線とし、第3の配線に所定の電位を加える構
成、あるいは、第3の配線をビット線とし、第2の配線
に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。ま
た、メモリセル選択用の第1Aの配線とメモリセル選択
用の第1Bの配線とを1つの配線(第1の配線)から構
成してもよい。
【0015】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、第2の領域と第3の領域との間でダイオ
ードが形成され、第2の領域は、第3の領域を介して書
き込み情報設定線に接続されている構成とすることがで
きる。あるいは又、第2の領域、及び第2の領域の表面
領域に設けられた導電性の第5の領域から構成された多
数キャリア・ダイオードを更に備え、第2の領域は、第
3の配線に接続される代わりに、該第5の領域を介して
書き込み情報設定線に接続されている構成とすることが
できる。これらの場合、第2の配線をビット線とする構
成、あるいは、書き込み情報設定線をビット線と兼用さ
せ、第2の配線に所定の電位を加える構成とすることが
好ましい。
【0016】上記の目的を達成するための本発明の第3
の態様に係る半導体メモリセルにおいては、各領域の配
置関係点が、本発明の第2の態様に係る半導体メモリセ
ルと相違する。即ち、本発明の第3の態様に係る半導体
メモリセルは、(1)ソース/ドレイン領域、チャネル
形成領域及びゲート領域を有する第1導電形の読み出し
用の第1のトランジスタ、並びに、(2)ソース/ドレ
イン領域、チャネル形成領域及びゲート領域を有する第
2導電形のスイッチ用の第2のトランジスタ、から成
り、(a)第1導電形を有する半導体性の第1の領域、
(b)第1の領域の表面領域に形成された、第2導電形
を有する半導体性の第2の領域、(c)第2の領域とは
離間した第1の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流
接合を形成して接する第3の領域、並びに、(d)第2
の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接合を形成し
て接する第4の領域、を有する半導体メモリセルであっ
て、(A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ド
レイン領域は、第1の領域の表面領域の一部から構成さ
れ、(A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ド
レイン領域は、第4の領域から構成され、(A−3)第
1のトランジスタのチャネル形成領域は、第1の領域の
表面領域の該一部と第4の領域とで挟まれた第2の領域
の表面領域の一部から構成され、(A−4)第1のトラ
ンジスタのゲート領域は、第1のトランジスタのチャネ
ル形成領域の上方に絶縁膜を介して設けられており、
(B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
ン領域は、第2の領域の表面領域の他の部分から構成さ
れ、(B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ド
レイン領域は、第3の領域から構成され、(B−3)第
2のトランジスタのチャネル形成領域は、第2の領域の
表面領域の該他の部分と第3の領域とで挟まれた第1の
領域の表面領域の他の部分から構成され、(B−4)第
2のトランジスタのゲート領域は、第2のトランジスタ
のチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介して設けられて
おり、(C)第1のトランジスタのゲート領域は、メモ
リセル選択用の第1Aの配線に接続され、第2のトラン
ジスタのゲート領域は、メモリセル選択用の第1Bの配
線に接続され、(D)第3の領域は、書き込み情報設定
線に接続され、(E)第4の領域は、第2の配線に接続
され、(F)第1のトランジスタを構成するゲート領域
の導電形は、第2のトランジスタを構成するゲート領域
の導電形と異なることを特徴とする。尚、第1の領域を
第3の配線に接続し、第2の配線をビット線とし、第3
の配線に所定の電位を加える構成、あるいは、第3の配
線をビット線とし、第2の配線に所定の電位を加える構
成とすることが好ましい。また、メモリセル選択用の第
1Aの配線とメモリセル選択用の第1Bの配線とを1つ
の配線(第1の配線)から構成してもよい。
【0017】本発明の第3の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、第1の領域と第3の領域とによってダイ
オードが構成され、第1の領域は、第3の配線に接続さ
れる代わりに、第3の領域を介して書き込み情報設定線
に接続されている構成とすることができる。あるいは
又、第1の領域、及び第1の領域の表面領域に設けられ
た導電性の第5の領域から構成された多数キャリア・ダ
イオードを更に備え、第1の領域は、第3の配線に接続
される代わりに、該第5の領域を介して書き込み情報設
定線に接続されている構成とすることができる。これら
の場合、第2の配線をビット線とする構成、あるいは、
書き込み情報設定線をビット線と兼用させ、第2の配線
に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0018】上記の目的を達成するための本発明の第4
の態様に係る半導体メモリセルにおいては、第1のトラ
ンジスタと第2のトランジスタとが1つに融合されてい
る点が、本発明の第3の態様に係る半導体メモリセルと
相違する。即ち、本発明の第4の態様に係る半導体メモ
リセルは、(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成
領域及びゲート領域を有する第1導電形の読み出し用の
第1のトランジスタ、並びに、(2)ソース/ドレイン
領域、チャネル形成領域及びゲート領域を有する第2導
電形のスイッチ用の第2のトランジスタ、から成り、
(a)第1導電形を有する半導体性の第1の領域、
(b)第1の領域と接し、第2導電形を有する半導体性
の第2の領域、(c)第2の領域とは離間した第1の領
域の表面領域に設けられ、且つ、整流接合を形成して接
する第3の領域、並びに、(d)第1の領域とは離間し
た第2の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接合を
形成して接する第4の領域、を有する半導体メモリセル
であって、(A−1)第1のトランジスタの一方のソー
ス/ドレイン領域は、第1の領域の表面領域から構成さ
れ、(A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ド
レイン領域は、第4の領域から構成され、(A−3)第
1のトランジスタのチャネル形成領域は、第1の領域の
該表面領域と第4の領域とで挟まれた第2の領域の表面
領域から構成され、(A−4)第1のトランジスタのゲ
ート領域は、第1のトランジスタのチャネル形成領域の
上方に絶縁膜を介して設けられており、(B−1)第2
のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第1
のトランジスタのチャネル形成領域を構成する第2の領
域の該表面領域から構成され、(B−2)第2のトラン
ジスタの他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域か
ら構成され、(B−3)第2のトランジスタのチャネル
形成領域は、第1のトランジスタの一方のソース/ドレ
イン領域を構成する第1の領域の該表面領域から構成さ
れ、(B−4)第2のトランジスタのゲート領域は、第
2のトランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を
介して設けられており、(C)第1のトランジスタのゲ
ート領域は、メモリセル選択用の第1Aの配線に接続さ
れ、第2のトランジスタのゲート領域は、メモリセル選
択用の第1Bの配線に接続され、(D)第3の領域は、
書き込み情報設定線に接続され、(E)第4の領域は、
第2の配線に接続され、(F)第1のトランジスタを構
成するゲート領域の導電形は、第2のトランジスタを構
成するゲート領域の導電形と異なることを特徴とする。
尚、第1の領域を第3の配線に接続し、第2の配線をビ
ット線とし、第3の配線に所定の電位を加える構成、あ
るいは、第3の配線をビット線とし、第2の配線に所定
の電位を加える構成とすることが好ましい。また、メモ
リセル選択用の第1Aの配線とメモリセル選択用の第1
Bの配線とを1つの配線(第1の配線)から構成しても
よい。
【0019】本発明の第4の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、第1の領域と第3の領域とによってダイ
オードが構成され、第1の領域は、第3の配線に接続さ
れる代わりに、第3の領域を介して書き込み情報設定線
に接続されている構成とすることができる。あるいは
又、第1の領域、及び第1の領域の表面領域に設けられ
た導電性の第5の領域から構成された多数キャリア・ダ
イオードを更に備え、第1の領域は、第3の配線に接続
される代わりに、該第5の領域を介して書き込み情報設
定線に接続されている構成とすることができる。これら
の場合、第2の配線をビット線とする構成、あるいは、
書き込み情報設定線をビット線と兼用させ、第2の配線
に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0020】本発明の第1〜第4の態様に係る半導体メ
モリセルにおいて、第1のトランジスタを構成するゲー
ト領域の導電形を第1導電形とする場合には、第2のト
ランジスタを構成するゲート領域の導電形を第2導電形
とし、第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電
形を第2導電形とする場合には、第2のトランジスタを
構成するゲート領域の導電形を第1導電形とする。
【0021】本発明の第2の態様〜第4の態様に係る半
導体メモリセルにおいて、第3の領域が書き込み情報設
定線に接続された構造には、第3の領域が書き込み情報
設定線の一部分と共通に形成された構造も含まれる。ま
た、第4の領域が第2の配線に接続された構造には、第
4の領域が第2の配線の一部分と共通に形成された構造
も含まれる。
【0022】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセ
ルの変形例においては、第2の領域と第3の領域との間
でダイオードが形成されている。また、本発明の第3の
態様及び第4の態様に係る半導体メモリセルの変形例に
おいては、第1の領域と第3の領域との間でダイオード
が形成されている。第3の領域が第2の領域若しくは第
1の領域とは逆の導電形を有する半導体性の領域から構
成されている場合、ダイオードはpn接合ダイオードで
あり、かかるpn接合ダイオードは、pn接合ダイオー
ドを構成する領域の不純物濃度を適切な値とすることに
よって形成することができる。ところで、pn接合ダイ
オードを形成する各領域における電位設定、あるいは、
各領域の不純物濃度関係の設計が不適切であると、この
pn接合ダイオードからの注入キャリアが半導体メモリ
セルをラッチアップさせる可能性がある。
【0023】このような場合には、第5の領域を第2の
領域若しくは第1の領域の表面領域に形成し、第5の領
域を構成する材料を、第2の領域若しくは第1の領域の
多数キャリアに基づき動作し、しかも、接合部に順方向
バイアスが印加されたときにも多数キャリアを注入しな
いショットキ接合あるいはISO型ヘテロ接合を形成す
る材料とすることが好ましい。即ち、整流接合を、ショ
ットキ接合又はISO型ヘテロ接合といった多数キャリ
ア接合とすることが好ましい。ここで、ISO型ヘテロ
接合とは、同じ導電形を有し、しかも異種の2種類の半
導体性の領域間に形成されるヘテロ接合を意味する。I
SO型ヘテロ接合の詳細は、例えば、S.M. Sze 著、"Ph
ysics of Semiconductor Devices"、第2版、第122
頁(Johnand Sons 出版)に記載されている。尚、これ
らのショットキ接合あるいはISO型ヘテロ接合におい
ては、順方向電圧はpn接合における順方向電圧よりも
低い。多数キャリア・ダイオードのこのような性質によ
り、ラッチアップ現象を回避することができる。ショッ
トキ接合は、第5の領域がアルミニウム、モリブデン、
チタンといった金属や、TiSi2、WSi2といったシ
リサイドから構成されている場合に、形成される。IS
O型ヘテロ接合は、第5の領域が、第2の領域若しくは
第1の領域を構成する材料とは異なり、しかも、第2の
領域若しくは第1の領域と同じ導電形を有する半導体材
料から構成されている場合に、形成される。尚、第5の
領域は、書き込み情報設定線と共通の材料(例えば、バ
リア層、グルーレイヤーとして用いられるチタンシリサ
イドやTiN等の材料)から構成することもできる。即
ち、第5の領域を第2の領域若しくは第1の領域の表面
領域に設け、この第5の領域を書き込み情報設定線の一
部分と共通とする構造とすることも可能である。この場
合、配線材料とシリコン半導体基板のシリコンとが反応
して形成された化合物から第5の領域が構成された状態
も、第5の領域が書き込み情報設定線の一部分と共通で
ある構造に含まれる。
【0024】本発明の半導体メモリセルは、半導体基板
表面領域、半導体基板に設けられた絶縁層上、半導体基
板に設けられたウエル構造内、あるいは絶縁体上に形成
することができるが、α粒子又は中性子に起因したソフ
ト・エラー対策の面から、半導体メモリセルは、ウエル
構造内に形成され、あるいは又、絶縁体や絶縁層上に形
成され、あるいは又、所謂SOI構造やTFT構造を有
することが好ましい。
【0025】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、第1の領域の下に、第1導電形の高濃度
不純物含有層が形成されていることが、第1のトランジ
スタのチャネル形成領域に蓄積される電位あるいは電荷
の増加を図ることができる面から好ましい。また、本発
明の第3の態様及び第4の態様に係る半導体メモリセル
においては、第2の領域の下に、第1導電形の高濃度不
純物含有層が形成されていることが、第1のトランジス
タのチャネル形成領域に蓄積される電位あるいは電荷の
増加を図ることができる面から好ましい。
【0026】チャネル形成領域は、従来の方法に基づ
き、シリコンあるいはGaAs等から形成することがで
きる。第1のトランジスタあるいは第2のトランジスタ
のゲート領域は、従来の方法により、不純物が添加又は
ドープされたシリコン、アモルファスシリコンあるいは
ポリシリコン、これらとシリサイドの積層構造であるポ
リサイド構造、高濃度に不純物を添加したGaAs等か
ら形成することができる。絶縁膜は、従来の方法によ
り、SiO2、Si34、Al23、GaAlAs等か
ら形成することができる。各領域は、要求される特性や
構造に応じ、従来の方法により、不純物が添加されたシ
リコン、アモルファスシリコンあるいはポリシリコン、
シリサイド、シリサイド層と半導体層の2層構造、高濃
度に不純物が添加されたGaAs等から形成することが
できる。
【0027】本発明の半導体メモリセルにおいては第3
の領域及び第4の領域を、シリサイドや金属、金属化合
物から構成してもよいが、半導体から構成することが好
ましい。尚、本発明の半導体メモリセルにおいて、第5
の領域を設ける場合には、この第5の領域を、半導体か
ら構成してもよいし、シリサイドや金属、金属化合物か
ら構成してもよい。
【0028】本発明の半導体メモリセルにおいては、第
1のトランジスタを構成するゲート領域の導電形と、第
2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形とが異
なるので、それぞれのトランジスタの閾値電位を下げる
ことができ、半導体メモリセルの低電圧化に容易に対処
することができる。
【0029】また、本発明の第2〜第4の態様に係る半
導体メモリセルにおいては、第1のトランジスタ及び第
2のトランジスタの各々のゲート領域を、メモリセル選
択用の第1の配線に接続すれば、メモリセル選択用の配
線を1本でとすることが可能となり、チップ面積を小さ
くすることができる。更には、本発明の半導体メモリセ
ルにおいて、読み出し用の第1のトランジスタとスイッ
チ用の第2のトランジスタとを1つに融合すれば、小さ
いセル面積とリーク電流の低減を図ることができる。
【0030】本発明の半導体メモリセルにおいては、メ
モリセル選択用の第1Aの配線及び第1Bの配線の電位
を適切に選択することにより、第1のトランジスタ及び
第2のトランジスタのオン・オフ状態を制御することが
できる。即ち、情報の書き込み時、メモリセル選択用の
第1Bの配線の電位を第2のトランジスタが充分オンと
なる電位に設定し、メモリセル選択用の第1Aの配線の
電位を第1のトランジスタが充分オフとなる電位に設定
すると、第2のトランジスタは導通し、書き込み情報設
定線の電位に依存して第2のトランジスタにおけるチャ
ネル形成領域と一方のソース/ドレイン領域との間に形
成されたキャパシタに電荷が充電される。その結果、情
報は、第1のトランジスタのチャネル形成領域に、第2
のトランジスタのチャネル形成領域との電位差あるいは
電荷の形態で蓄積される。情報の読み出し時、第1のト
ランジスタにおいて、チャネル形成領域に蓄積された電
位あるいは電荷(情報)は、チャネル形成領域と他方の
ソース/ドレイン領域との間の電位差又は電荷に変換さ
れ、その電荷(情報)に依存して、ゲート領域から見た
第1のトランジスタのスレッショールド値が変化する。
従って、情報の読み出し時、メモリセル選択用の第1A
の配線の電位を第1のトランジスタが充分オンとなる電
位に設定し、メモリセル選択用の第1Bの配線の電位を
第2のトランジスタが充分オフとなる電位に設定するこ
とによって、第1のトランジスタのオン/オフ動作を制
御することができる。この第1のトランジスタの動作状
態を検出することによって、情報の読み出しを行うこと
ができる。
【0031】また、ダイオードを設ければ、第1のトラ
ンジスタの一方のソース/ドレイン領域(第1の領域若
しくは第2の領域)に接続すべき第3の配線を設ける必
要がなくなる。ところで、本発明の第2〜第4の態様に
係る半導体メモリセルにおいて、ダイオードを形成する
各領域における電位設定、あるいは、各領域の不純物濃
度関係の設計が不適切であると、情報の書き込み時、書
き込み情報設定線に印加する電圧が、第3の領域と第2
の領域若しくは第1の領域の接合部において大きな順方
向電流が流れない程度の小電圧(pn接合の場合、0.
4ボルト以下)でないと、ラッチアップの危険性があ
る。ラッチアップを除く1つの方法として、先に説明し
たように、第2の領域若しくは第1の領域の表面領域に
第5の領域を形成し、第5の領域をシリサイドや金属、
金属化合物で構成して第5の領域と第2の領域若しくは
第1の領域との接合をショットキ接合とし、あるいは
又、第5の領域と第2の領域若しくは第1の領域との接
合をISO型ヘテロ接合とするといった、多数キャリア
が主として順方向電流を構成する接合とする方法を挙げ
ることができる。
【0032】本発明の半導体メモリセルは、情報を電
位、電位差、又は電荷等の形態で保持するが、接合リー
ク等のリーク電流によりいずれはそれらが減衰するため
リフレッシュを必要とするので、DRAM様に動作す
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。尚、以下の説明における半導体メモリセ
ルの模式的な一部断面図は、ゲート領域が延びる方向と
直角の垂直面で半導体メモリセルを切断したときの図で
ある。
【0034】(実施の形態1)実施の形態1は、本発明
の第1の態様及び第2の態様に係る半導体メモリセルに
関する。図1にその原理図を示すように、実施の形態1
の半導体メモリセルは、(1)ソース/ドレイン領域、
該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ド
レイン領域を離間する半導体性のチャネル形成領域CH
1、及び、該チャネル形成領域CH1と容量結合したゲー
ト領域G1を有する第1導電形(例えば、nチャネル
形)の読み出し用の第1のトランジスタTR1、並び
に、(2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン
領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間す
る半導体性のチャネル形成領域CH2、及び、該チャネ
ル形成領域CH2と容量結合したゲート領域G2を有する
第2導電形(例えば、pチャネル形)のスイッチ用の第
2のトランジスタTR2、から成り、第1のトランジス
タTR1の一方のソース/ドレイン領域は、第2のトラ
ンジスタTR2のチャネル形成領域CH2に相当し、第2
のトランジスタTR2の一方のソース/ドレイン領域
は、第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域CH1
に相当し、第1のトランジスタTR1を構成するゲート
領域G1の導電形は、第2のトランジスタTR2を構成す
るゲート領域G2の導電形と異なる。具体的には、第1
のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1の導電形
をn形とし、第2のトランジスタTR2を構成するゲー
ト領域G2の導電形をp形とした。
【0035】実施の形態1及び後述する実施の形態2の
半導体メモリセルにおいては、第1のトランジスタTR
1の一方のソース/ドレイン領域と第2のトランジスタ
TR2のチャネル形成領域CH2とが繋がっており、第2
のトランジスタTR2の一方のソース/ドレイン領域と
第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域CH1とが
繋がっている。
【0036】そして、第1のトランジスタTR1のゲー
ト領域G1は、メモリセル選択用の第1Aの配線(例え
ば、第1のワード線)に接続され、第2のトランジスタ
TR2のゲート領域G2は、メモリセル選択用の第1Bの
配線(例えば、第2のワード線)に接続され、第1のト
ランジスタTR1の他方のソース/ドレイン領域は第2
の配線に接続され、第1のトランジスタTR1の一方の
ソース/ドレイン領域は第3の配線に接続され、第2の
トランジスタTR2の他方のソース/ドレイン領域は書
き込み情報設定線WISLに接続されている。尚、第2
の配線をビット線とし、第2の配線に所定の電位を加え
る構成、あるいは、第3の配線をビット線とし、第2の
配線に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
第1Aの配線と第1Bの配線の接続は、1つの半導体メ
モリセル毎に、第1のトランジスタTR1のゲート領域
1と第2のトランジスタTR2のゲート領域G2とを第
1の配線に接続してもよいし(この場合には、メモリセ
ル選択用の第1Aの配線とメモリセル選択用の第1Bの
配線とが1つの配線である第1の配線から構成され
る)、所定の数の第1のトランジスタTR1のゲート領
域G1相互を第1Aの配線で接続し、所定の数の第2の
トランジスタTR2のゲート領域G2相互を第1Bの配線
で接続し、これらの第1A及び第1Bの配線を接続して
もよい。尚、所定の数の第1のトランジスタTR1のゲ
ート領域G1相互を第1Aの配線で接続する形態には、
ゲート領域G1の延在部がかかる第1Aの配線に該当す
る形態を含み、所定の数の第2のトランジスタTR2
ゲート領域G2相互を第1Bの配線で接続する形態に
は、ゲート領域G2の延在部がかかる第1Bの配線に該
当する形態を含む。更には、第1のトランジスタTR1
を構成するゲート領域G1と第2のトランジスタTR2
構成するゲート領域G2とが接触し、ゲート領域G1の延
在部とゲート領域G2の延在部も接触している形態も含
まれる。尚、この場合、ゲート領域G1の延在部及びゲ
ート領域G2の延在部は、それら自体が第1A及び第1
Bの配線(更には第1の配線)に該当する。以下に説明
する本発明の半導体メモリセルにおいても同様である。
【0037】あるいは又、図5に模式的な一部断面図を
示すように、実施の形態1の半導体メモリセルは、
(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域CH1
及びゲート領域G1を有する第1導電形(例えば、nチ
ャネル形)の読み出し用の第1のトランジスタTR1
並びに、(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領
域CH2及びゲート領域G2を有する第2導電形(例え
ば、pチャネル形)のスイッチ用の第2のトランジスタ
TR2、から成り、(a)第2導電形(例えば、p+形)
を有する半導体性の第1の領域SC1、(b)第1の領
域SC1の表面領域に設けられた、第1導電形(例え
ば、n+形)を有する半導体性の第2の領域SC2
(c)第2の領域SC2の表面領域に設けられ、且つ、
整流接合を形成して接する、第2導電形(例えばp
++形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化
合物等の導電性の第3の領域SC3、並びに、(d)第
2の領域SC2とは離間して第1の領域SC1の表面領域
に設けられ、且つ、整流接合を形成して接する、第1導
電形(例えばn+形)の半導体性の、又は、シリサイド
や金属、金属化合物等の導電性の第4の領域SC4、を
有する。
【0038】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2
の領域SC2の表面領域の一部から構成され、(A−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4
から構成され、(A−3)チャネル形成領域CH1は、
第2の領域SC2の表面領域の該一部と第4の領域SC4
とで挟まれた第1の領域SC1の表面領域の一部から構
成され、(A−4)ゲート領域G1は、第1のトランジ
スタTR1のチャネル形成領域CH1の上方に絶縁膜を介
して設けられている。
【0039】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1の
領域SC1の表面領域の他の部分から構成され、(B−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3
から構成され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、
第1の領域SC1の表面領域の該他の部分と第3の領域
SC3とで挟まれた第2の領域SC2の表面領域の他の部
分から構成され、(B−4)ゲート領域G2は、第2の
トランジスタTR2のチャネル形成領域CH2の上方に絶
縁膜を介して設けられている。
【0040】そして、(C)第1のトランジスタTR1
のゲート領域G1はメモリセル選択用の第1Aの配線
(例えば、第1のワード線)に接続され、第2のトラン
ジスタTR2のゲート領域G2はメモリセル選択用の第1
Bの配線(例えば、第2のワード線)に接続され、
(D)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線WIS
Lに接続され、(E)第4の領域SC4は、第2の配線
に接続され、(F)第1のトランジスタTR1を構成す
るゲート領域G1の導電形は、第2のトランジスタTR2
を構成するゲート領域G2の導電形と異なる。尚、第2
の領域SC2を第3の配線に接続し、第2の配線をビッ
ト線とし、第3の配線に所定の電位を加える構成、ある
いは、第3の配線をビット線とし、第2の配線に所定の
電位を加える構成とすることが好ましい。また、メモリ
セル選択用の第1Aの配線とメモリセル選択用の第1B
の配線とを1つの配線(第1の配線)から構成してもよ
い。
【0041】図中、符号「IR」は素子分離領域を示
し、「IL」は絶縁層を示す。
【0042】実施の形態1においては、半導体メモリセ
ル(具体的には、第1の領域SC1)は、例えばn形半
導体基板に設けられた第2導電形(例えばp形)のウエ
ル構造内に形成されている。また、実施の形態1の半導
体メモリセルにおいて、第1の領域SC1の直下に、第
1導電形(例えばn++形)の高濃度不純物含有層SC1 0
を形成すれば、読み出し用の第1のトランジスタTR1
のチャネル形成領域CH 1に蓄積される電位あるいは電
荷の増加を図ることができる。
【0043】図5に示した半導体メモリセルの変形例
を、図6〜図8に示す。
【0044】図6に模式的な一部断面図を示し、原理図
を図2の(A)に示す半導体メモリセルにおいては、第
1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域
は、第3の配線に接続される代わりに、pn接合ダイオ
ードDを介して書き込み情報設定線WISLに接続され
ている。即ち、第2の領域SC2と第3の領域SC3との
間でpn接合ダイオードDが形成され、第2の領域SC
2は第3の領域SC3を介して書き込み情報設定線WIS
Lに接続されている。第2の領域SC2及び第3の領域
SC3の不純物濃度を最適化することによって、第2の
領域SC2と第3の領域SC3との間にpn接合ダイオー
ドDを形成することができる。そして、第2の領域SC
2は、第3の領域SC3を介して書き込み情報設定線WI
SLに接続されている。尚、第2の配線をビット線とす
る構成、あるいは、書き込み情報設定線WISLをビッ
ト線と兼用させ、第2の配線に所定の電位を加える構成
とすることができる。
【0045】図7に示す半導体メモリセルは、支持基板
上の絶縁層IL0の上に形成された半導体層SC0に、図
6に示した構造を有する半導体メモリセルが形成されて
いる。このような構造を有する半導体メモリセルは、半
導体基板の全面に絶縁体(絶縁層)を形成した後、絶縁
体(絶縁層)と支持基板とを張り合わせ、次に、半導体
基板を裏面から研削、研磨することによって得られた、
所謂張り合わせ基板に基づき製造することができる。あ
るいは又、例えばシリコン半導体基板に酸素をイオン注
入した後に熱処理を行って得られるSIMOX法による
絶縁体(絶縁層)を形成し、その上に残されたシリコン
層に半導体メモリセルを作製すればよい。即ち、これら
の半導体メモリセルは、所謂SOI構造を有する。ある
いは又、例えばアモルファスシリコン層やポリシリコン
層をCVD法等によって絶縁体(絶縁層)の上に製膜
し、次いで、レーザビームや電子ビームを用いた帯域溶
融結晶化法、絶縁体(絶縁層)に設けられた開口部を介
して結晶成長を行うラテラル固相結晶成長法等の各種の
公知の単結晶化技術によってシリコン層を形成し、かか
るシリコン層に半導体メモリセルを作製すればよい。あ
るいは又、支持基板上に製膜された絶縁体(絶縁層)上
に、例えばポリシリコン層あるいはアモルファスシリコ
ン層を形成した後、かかるポリシリコン層あるいはアモ
ルファスシリコン層に半導体メモリセルを作製すること
によって得ることができ、所謂TFT構造を有する。
【0046】原理図を図2の(B)に示し、模式的な一
部断面図を図8に示す半導体メモリセルは、第2の領域
SC2の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接す
る第5の領域SC5を更に有し、この第5の領域SC5
第2の領域SC2とによってショットキ接合を有する多
数キャリア・ダイオードDSが構成されている。そし
て、第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイ
ン領域は、第3の配線に接続される代わりに、多数キャ
リア・ダイオードDSを介して書き込み情報設定線WI
SLに接続されている。即ち、第2の領域SC2は、第
5の領域SC5を介して書き込み情報設定線WISLに
接続されている。図8に示す半導体メモリセルにおいて
は、第5の領域SC5は第3の領域SC3に隣接して設け
られているが、このような配置に限定するものではな
い。尚、第2の配線をビット線とする構成、あるいは、
書き込み情報設定線WISLをビット線と兼用させ、第
2の配線に所定の電位を加える構成とすることができ
る。
【0047】(実施の形態2)実施の形態2は、本発明
の第1の態様及び第3の態様に係る半導体メモリセルに
関する。実施の形態2の半導体メモリセルの原理図を図
3に示す。図9に模式的な一部断面図を示すように、実
施の形態2の半導体メモリセルは、各領域の配置関係が
実施の形態1の半導体メモリセルと相違する。即ち、実
施の形態2の半導体メモリセルは、(1)ソース/ドレ
イン領域、チャネル形成領域CH1及びゲート領域G1
有する第1導電形(例えば、nチャネル形)の読み出し
用の第1のトランジスタTR1、並びに、(2)ソース
/ドレイン領域、チャネル形成領域CH2及びゲート領
域G2を有する第2導電形(例えば、pチャネル形)の
スイッチ用の第2のトランジスタTR2、から成り、
(a)第1導電形(例えば、n形)を有する半導体性の
第1の領域SC1、(b)第1の領域SC1の表面領域に
形成された、第2導電形(例えば、p+形)を有する半
導体性の第2の領域SC2、(c)第2の領域SC2とは
離間した第1の領域SC1の表面領域に設けられ、且
つ、整流接合を形成して接する第2導電形(例えばp+
形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化合
物等の導電性の第3の領域SC3、並びに、(d)第2
の領域SC2の表面領域に設けられ、且つ、整流接合を
形成して接する、第1導電形(例えばn+形)の半導体
性の、又は、シリサイドや金属、金属化合物等の導電性
の第4の領域SC4、を有する。
【0048】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1
の領域SC1の表面領域の一部から構成され、(A−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4
から構成され、(A−3)チャネル形成領域CH1は、
第1の領域SC1の表面領域の該一部と第4の領域SC4
とで挟まれた第2の領域SC2の表面領域の一部から構
成され、(A−4)ゲート領域G1は、第1のトランジ
スタTR1のチャネル形成領域CH1の上方に絶縁膜を介
して設けられている。
【0049】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2の
領域SC2の表面領域の他の部分から構成され、(B−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3
から構成され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、
第2の領域SC2の表面領域の該他の部分と第3の領域
SC3とで挟まれた第1の領域SC1の表面領域の他の部
分から構成され、(B−4)ゲート領域G2は、第2の
トランジスタTR2のチャネル形成領域CH2の上方に絶
縁膜を介して設けられている。
【0050】そして、(C)第1のトランジスタTR1
のゲート領域G1は、メモリセル選択用の第1Aの配線
(例えば、第1のワード線)に接続され、第2のトラン
ジスタTR2のゲート領域G2は、メモリセル選択用の第
1Bの配線(例えば、第2のワード線)に接続され、
(D)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線WIS
Lに接続され、(E)第4の領域SC4は、第2の配線
に接続され、(F)第1のトランジスタTR1を構成す
るゲート領域G1の導電形は、第2のトランジスタTR2
を構成するゲート領域G2の導電形と異なる。具体的に
は、第1のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1
の導電形をn形とし、第2のトランジスタTR2を構成
するゲート領域G2の導電形をp形とした。
【0051】尚、第1の領域SC1を第3の配線に接続
し、第2の配線をビット線とし、第3の配線に所定の電
位を加える構成、あるいは、第3の配線をビット線と
し、第2の配線に所定の電位を加える構成とすることが
好ましい。また、第1の領域SC1の下部に、第3の配
線として機能する第1導電形(例えばn++形)の高濃度
不純物含有層SC11を設ければ、これによって、配線構
造の簡素化を図ることができる。また、メモリセル選択
用の第1Aの配線とメモリセル選択用の第1Bの配線と
を1つの配線(第1の配線)から構成してもよい。
【0052】実施の形態2においては、半導体メモリセ
ル(具体的には、第1の領域SC1)は、例えばp形半
導体基板に設けられた第1導電形(例えばn形)のウエ
ル構造内に形成されている。
【0053】尚、実施の形態2の半導体メモリセルにお
いて、第2の領域SC2の直下に、第1導電形(例えば
++形)の高濃度不純物含有層SC10を形成すれば、読
み出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル形成領
域CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図るこ
とができる。
【0054】実施の形態2の半導体メモリセルの変形例
を、図10及び図11の模式的な一部断面図に示す。
【0055】図10に示す半導体メモリセル(原理図は
図4の(A)参照)においては、第1のトランジスタT
1の一方のソース/ドレイン領域は、第3の配線に接
続される代わりに、pn接合ダイオードDを介して書き
込み情報設定線WISLに接続されている。即ち、第1
の領域SC1及び第3の領域SC3の不純物濃度を最適化
することによって、第1の領域SC1と第3の領域SC3
との間でpn接合ダイオードDが形成されている。そし
て、第1の領域SC1は、第3の領域SC3を介して書き
込み情報設定線WISLに接続されている。この場合、
第2の配線をビット線とする構成、あるいは、書き込み
情報設定線WISLをビット線と兼用させ、第2の配線
に所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0056】図11に示す半導体メモリセル(原理図は
図4の(B)参照)においては、第1のトランジスタT
1の一方のソース/ドレイン領域は、第3の配線に接
続される代わりに、ショットキ接合形の多数キャリア・
ダイオードDSを介して書き込み情報設定線WISLに
接続されている。即ち、第1の領域SC1の表面領域に
設けられ、整流接合を形成して接する第5の領域SC5
を更に有し、第5の領域SC5と第1の領域SC1とによ
ってショットキ接合形の多数キャリア・ダイオードDS
が構成され、第1の領域SC1は、第5の領域SC5を介
して書き込み情報設定線WISLに接続されている。こ
の場合にも、第2の配線をビット線とする構成、あるい
は、書き込み情報設定線WISLをビット線と兼用さ
せ、第2の配線に所定の電位を加える構成とすることが
できる。
【0057】(実施の形態3)実施の形態3は、本発明
の第1の態様及び第4の態様に係る半導体メモリセルに
関する。実施の形態3の半導体メモリセルの原理図は図
3と同じである。実施の形態3の半導体メモリセルにお
いては、読み出し用の第1のトランジスタTR 1とスイ
ッチ用の第2のトランジスタTR2とが1つに融合され
ている点が、実施の形態2の半導体メモリセルと相違し
ている。即ち、図12及び図16に模式的な一部断面図
を示す実施の形態3の半導体メモリセルは、(1)ソー
ス/ドレイン領域、チャネル形成領域CH1及びゲート
領域G1を有する第1導電形(例えば、nチャネル形)
の読み出し用の第1のトランジスタTR1、並びに、
(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域CH2
及びゲート領域G2を有する第2導電形(例えば、pチ
ャネル形)のスイッチ用の第2のトランジスタTR2
から成り、(a)第1導電形(例えば、n形)を有する
半導体性の第1の領域SC1、(b)第1の領域SC1
接し、第2導電形(例えば、p+形)を有する半導体性
の第2の領域SC2、(c)第2の領域SC2とは離間し
た第1の領域SC1の表面領域に設けられ、且つ、整流
接合を形成して接する、第2導電形(例えばp++形)の
半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化合物等の
導電性の第3の領域SC3、並びに、(d)第1の領域
SC1とは離間した第2の領域SC2の表面領域に設けら
れ、且つ、整流接合を形成して接する、第1導電形(例
えばn++形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、
金属化合物等の導電性の第4の領域SC4、を有する。
【0058】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1
の領域SC1の表面領域から構成され、(A−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4から構成
され、(A−3)チャネル形成領域CH1は、第1の領
域SC1の該表面領域と第4の領域SC4とで挟まれた第
2の領域SC2の表面領域から構成され、(A−4)第
1のトランジスタTR1のゲート領域は、第1のトラン
ジスタTR1のチャネル形成領域CH1の上方に絶縁膜を
介して設けられている。
【0059】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1の
トランジスタTR1のチャネル形成領域CH1を構成する
第2の領域SC2の該表面領域から構成され、(B−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3
から構成され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、
第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領
域を構成する第1の領域SC1の該表面領域から構成さ
れ、(B−4)ゲート領域G2は、第2のトランジスタ
TR2のチャネル形成領域CH2の上方に絶縁膜を介して
設けられている。
【0060】そして、(C)第1のトランジスタTR1
のゲート領域G1は、メモリセル選択用の第1Aの配線
(例えば、第1のワード線)に接続され、第2のトラン
ジスタTR2のゲート領域G2は、メモリセル選択用の第
1Bの配線(例えば、第2のワード線)に接続され、
(D)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線WIS
Lに接続され、(E)第4の領域SC4は、第2の配線
に接続され、(F)第1のトランジスタTR1を構成す
るゲート領域の導電形は、第2のトランジスタTR2
構成するゲート領域の導電形と異なる。具体的には、第
1のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1の導電
形をn形とし、第2のトランジスタTR2を構成するゲ
ート領域G2の導電形をp形とした。
【0061】尚、第1の領域SC1と第2の領域SC2
は接しているが、図12、あるいは後述する図13〜図
15に示す半導体メモリセルにおいては、具体的には、
第1の領域SC1の表面領域に第2の領域SC2が設けら
れている。一方、図16、あるいは後述する図17〜図
18に示す半導体メモリセルにおいては、具体的には、
第2の領域SC2の表面領域に第1の領域SC1が設けら
れている。
【0062】ここで、図12に示す半導体メモリセルに
おいては、第1のトランジスタTR 1を構成するゲート
領域G1は、サイドウオール状であり、第2のトランジ
スタTR2を構成するゲート領域G2の側面であって、第
2の領域SC2の上方に形成されている。一方、図16
に示す半導体メモリセルにおいては、第2のトランジス
タTR2を構成するゲート領域G2は、サイドウオール状
であり、第1のトランジスタTR1を構成するゲート領
域G1の側面であって、第1の領域SC1の上方に形成さ
れている。第1のトランジスタTR1を構成するゲート
領域G1と第2のトランジスタTR2を構成するゲート領
域G2とは、図示しない部分で接続されている。また、
ゲート領域G1とゲート領域G2とは絶縁材料層IFによ
って隔てられている。尚、メモリセル選択用の第1Aの
配線とメモリセル選択用の第1Bの配線とを1つの配線
(第1の配線)から構成してもよい。
【0063】尚、第1の領域SC1を第3の配線に接続
し、第2の配線をビット線とし、第3の配線に所定の電
位を加える構成、あるいは、第3の配線をビット線と
し、第2の配線に所定の電位を加える構成とすることが
好ましい。また、第1の領域SC1の下部に、第3の配
線として機能する第1導電形(例えばn++形)の高濃度
不純物含有層SC11を設ければ、これによって、配線構
造の簡素化を図ることができる。
【0064】尚、図12に示す半導体メモリセル(具体
的には、第1の領域SC1)は、例えばp形半導体基板
に設けられた第1導電形(例えばn形)のウエル構造内
に形成されている。そして、第2の領域SC2の直下
に、第1導電形(例えばn++形)の高濃度不純物含有層
SC10を形成すれば、読み出し用の第1のトランジスタ
TR1のチャネル形成領域CH1に蓄積される電位あるい
は電荷の増加を図ることができる。一方、図16に示す
半導体メモリセル(具体的には、第2の領域SC 2
は、例えばn形半導体基板に設けられた第2導電形(例
えばp形)のウエル構造内に形成されている。そして、
第2の領域SC2の直下に、第1導電形(例えばn
++形)の高濃度不純物含有層SC10を形成すれば、読み
出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域
CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図ること
ができる。
【0065】実施の形態3の半導体メモリセルにおいて
は、第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイ
ン領域と第2のトランジスタTR2のチャネル形成領域
CH2とが共有されており、第2のトランジスタTR2
一方のソース/ドレイン領域と第1のトランジスタTR
1のチャネル形成領域CH1とが共有されている。
【0066】図13〜図15、図17〜図18に、実施
の形態3の半導体メモリセルの変形例の模式的な一部断
面図を示す。
【0067】図13に示す半導体メモリセルにおいて
は、支持基板上の絶縁層IL0の上に形成された半導体
層SC0に、図12に示した構造を有する半導体メモリ
セルが形成されている。このような構造を有する半導体
メモリセルは、半導体基板の全面に絶縁体(絶縁層)を
形成した後、絶縁体(絶縁層)と支持基板とを張り合わ
せ、次に、半導体基板を裏面から研削、研磨することに
よって得られた、所謂張り合わせ基板に基づき製造する
ことができる。あるいは又、例えばシリコン半導体基板
に酸素をイオン注入した後に熱処理を行って得られるS
IMOX法による絶縁体(絶縁層)を形成し、その上に
残されたシリコン層に半導体メモリセルを作製すればよ
い。即ち、これらの半導体メモリセルは、所謂SOI構
造を有する。あるいは又、例えばアモルファスシリコン
層やポリシリコン層をCVD法等によって絶縁体(絶縁
層)の上に製膜し、次いで、レーザビームや電子ビーム
を用いた帯域溶融結晶化法、絶縁体(絶縁層)に設けら
れた開口部を介して結晶成長を行うラテラル固相結晶成
長法等の各種の公知の単結晶化技術によってシリコン層
を形成し、かかるシリコン層に半導体メモリセルを作製
すればよい。あるいは又、支持基板上に製膜された絶縁
体(絶縁層)上に、例えばポリシリコン層あるいはアモ
ルファスシリコン層を形成した後、かかるポリシリコン
層あるいはアモルファスシリコン層に半導体メモリセル
を作製することによって得ることができ、所謂TFT構
造を有する。
【0068】図14及び図17に示す半導体メモリセル
においては、その原理図を図4の(A)に示すように、
第1の領域SC1及び第3の領域SC3の不純物濃度を最
適化することによって、第1の領域SC1と第3の領域
SC3との間でpn接合ダイオードDが形成されてい
る。そして、第1の領域SC1は、第3の領域SC3を介
して書き込み情報設定線WISLに接続されている。ま
た、図15及び図18に示す半導体メモリセルにおいて
は、その原理図を図4の(B)に示すように、第1の領
域SC1の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接
する第5の領域SC5を更に有し、第5の領域SC5と第
1の領域SC1とによってショットキ接合形の多数キャ
リア・ダイオードDSが構成され、第1の領域SC
1は、第5の領域SC5を介して書き込み情報設定線WI
SLに接続されている。第5の領域SC5は、第3の領
域SC3の略中央部に形成されており、第3の領域SC3
は第5の領域SC5を取り囲んでいるが、このような配
置に限定するものではない。これらの場合、第2の配線
をビット線とする構成、あるいは、書き込み情報設定線
WISLをビット線と兼用させ、第2の配線に所定の電
位を加える構成とすることが好ましい。
【0069】(半導体メモリセルの製造方法)以下、本
発明の半導体メモリセルの製造方法の概要を、図12を
参照して説明した実施の形態3の半導体メモリセルを例
にとり、図25〜図27を参照して説明する。
【0070】[工程−10]先ず、公知の方法に従い、
p形シリコン半導体基板10に素子分離領域(図示せ
ず)、第1導電形のウエル(例えばn形ウエル)、n形
の半導体の第1の領域SC1、第1導電形(例えばn++
形)の高濃度不純物含有層SC10(図示せず)や、絶縁
膜に相当するゲート絶縁膜11を形成した後、例えばp
形不純物を含有するポリシリコンから成り、あるいは
又、ポリサイド構造を有するゲート領域G 2を形成す
る。こうして、図25の(A)に示す構造を得ることが
できる。尚、n形の第1の領域SC1の不純物含有濃度
を、1.0×1017/cm3とした。また、ゲート領域
2のゲート長を0.28μmとした。
【0071】[工程−20]次いで、レジスト材料から
イオン注入用マスク12を形成した後、第2導電形(例
えば、p形)の不純物をイオン注入し、第1の領域SC
1の表面領域に設けられ且つ整流接合を形成して接する
第3の領域SC3を形成する(図25の(B)参照)。
イオン注入の条件を以下の表1に例示する。
【0072】[表1] イオン種 :BF2 加速エネルギー:20keV ドーズ量 :1×1013cm-2 イオン入射角 :7度
【0073】[工程−30]その後、イオン注入用マス
ク12を除去し、ゲート領域G2を被覆するように絶縁
材料層IFを形成する。その後、レジスト材料からイオ
ン注入用マスク13を形成した後、第2導電形(例え
ば、p形)の不純物をイオン注入法にてイオン注入し、
第1の領域SC1の表面領域に設けられ、且つ第3の領
域SC3とは離間して設けられた第2導電形の第2の領
域SC2を形成する(図26の(A)参照)。
【0074】[表2] イオン種 :ホウ素 加速エネルギー:30keV ドーズ量 :2.0×1013cm-2 イオン入射角 :7度
【0075】[工程−40]次いで、イオン注入用マス
ク13を除去し、全面にn形不純物を含有するポリシリ
コン層を堆積させ、かかるポリシリコン層をエッチバッ
クすることによって、サイドウオール状のゲート領域G
1をゲート領域G2の側面であって、第2の領域SC2
上方に形成する(図26の(B)参照)。ゲート領域G
1とゲート領域G2とは、絶縁材料層IFによって隔てら
れている。
【0076】[工程−50]その後、イオン注入用マス
ク14を形成し、第1導電形(例えば、n形)の不純物
をイオン注入し、第2の領域SC2の表面領域に設けら
れ且つ整流接合を形成して接する第4の領域SC4を形
成する(図27の(A)参照)。イオン注入の条件を以
下の表3に例示する。尚、第4の領域SC4の不純物濃
度を1019〜1020cm-3程度まで高くすることによっ
て、第4の領域SC4の低抵抗化を図る。
【0077】[表3] イオン種 :ヒ素 加速エネルギー:30keV ドーズ量 :5×1015cm-2 イオン入射角 :7度
【0078】[工程−60]その後、イオン注入用マス
ク14を除去し、CVD法に全面にSiO2層を成膜
し、かかるSiO2層をエッチバックすることによっ
て、ゲート領域G2の側壁にゲートサイドウオール15
を形成する。その後、レジスト材料からイオン注入用マ
スク16を形成した後、第2導電形(例えば、p形)の
不純物をイオン注入し、第3の領域SC3の不純物濃度
を1019〜1020cm-3程度まで高くすることによっ
て、第2の領域SC2の低抵抗化を図る(図27の
(B)参照)。イオン注入の条件を以下の表4に例示す
る。
【0079】[表4] イオン種 :BF2 加速エネルギー:30keV ドーズ量 :3×1015cm-2 イオン入射角 :7度
【0080】[工程−70]その後、従来のMOSトラ
ンジスタの製造方法に従い、半導体メモリセルを完成さ
せる。
【0081】以上のイオン注入条件により、第2の領域
SC2及び第3の領域SC3の不純物含有濃度は以下の表
5のとおりとなった。
【0082】[表5] 第2の領域SC2:1.5×1018/cm3 第3の領域SC3:2.1×1019/cm3
【0083】尚、半導体メモリセルの製造工程は、上記
の方法に限定されない。例えば、[工程−20]を省略
することができる。[工程−30]、[工程−50]、
[工程−60]の順序は任意の順序することができる。
ゲート領域G1,G2や素子分離領域IRの形成を、[工
程−60]の後に行ってもよい。イオン注入の条件も例
示であり、適宜変更することができる。
【0084】ショットキ接合形の多数キャリア・ダイオ
ードDSを設ける場合には、例えば、第1の領域SC1
の表面領域に、例えばチタンシリサイド層から成る導電
性の第5の領域SC5を形成する。かかるチタンシリサ
イド層の形成は、例えば、以下の方法で行うことができ
る。即ち、例えば、全面に層間絶縁層を形成し、チタン
シリサイド層を形成すべきシリコン半導体基板10の領
域の層間絶縁層を除去する。次いで、露出したシリコン
半導体基板10の表面を含む層間絶縁層の上にチタン層
をスパッタ法にて形成する。その後、第1回目のアニー
ル処理を施し、チタン層とシリコン半導体基板とを反応
させて、シリコン半導体基板の表面にチタンシリサイド
層を形成する。次いで、層間絶縁層上の未反応のチタン
層を、例えばアンモニア過水(NH4OHとH22とH2
Oの混合溶液)で除去した後、第2回目のアニール処理
を行うことによって、安定なチタンシリサイド層を得る
ことができる。多数キャリア・ダイオードDSを形成す
るための材料はチタンシリサイドに限定されず、コバル
トシリサイド、タングステンシリサイド等の材料を用い
ることもできる。
【0085】ショットキ接合形の多数キャリア・ダイオ
ードDSを形成するための方法、あるいは又、各種の領
域の表面領域に導電性の領域を形成する方法は、上述の
方法に限定されない。例えば書き込み情報設定線WIS
Lを形成する際、例えば、チタンシリサイドやTiNか
ら成るバリア層やグルーレイヤーを形成するが、かかる
バリア層やグルーレイヤーを第1の領域SC1の表面に
も形成する。これによって、書き込み情報設定線WIS
Lの一部分(より具体的には、バリア層やグルーレイヤ
ーの一部分)と共通である第5の領域SC5を第1の領
域SC1の表面に形成することができる。同様にして、
各種の領域の表面領域に導電性の領域を形成することも
できる。
【0086】その他の実施の形態の半導体メモリセル
も、実質的には同様の方法で製造することができるの
で、詳細な説明は省略する。
【0087】以下、図5に示した実施の形態1の半導体
メモリセルを参照して、本発明の半導体メモリセルの動
作を説明するが、実施の形態2及び実施の形態3の半導
体メモリセルの動作原理も実質的には同じである。ま
た、第1Aの配線と第1Bの配線を総称して第1の配線
と呼ぶ。
【0088】書き込み時、各部位における電位を以下の
表6のとおりとする。また、読み出し時、各部位におけ
る電位を以下の表7のとおりとする。
【0089】[表6] メモリセル選択用の第1の配線:VW 書き込み情報設定線 ”0”の書き込み時 :V0 ”1”の書き込み時 :V1
【0090】[表7] メモリセル選択用の第1の配線:VR 第2の配線 :V2
【0091】読み出し時、ゲート領域から見た読み出し
用の第1のトランジスタTR1のスレッショールド値を
以下の表8のとおりとする。また、読み出し用の第1の
トランジスタTR1における電位の関係を以下の表8の
ように設定する。尚、”0”の読み出し時と、”1”の
読み出し時とでは、チャネル形成領域CH1の電位が異
なる。この影響を受けて、”0”の読み出し時、及
び、”1”の読み出し時において、ゲート領域から見た
読み出し用の第1のトランジスタTR1のスレッショー
ルド値が変化する。但し、従来のDRAMが必要とする
ような大きなキャパシタを必要としない。
【0092】[表8] ”0”の読み出し時:VTH_10 ”1”の読み出し時:VTH_11 |VTH_11|>|VR|>|VTH_10
【0093】[情報の書き込み時]”0”(書き込み情
報設定線の電位:V0)又は”1”(書き込み情報設定
線の電位:V1)の情報の書き込み時、メモリセル選択
用の第1の配線の電位をVW(<0)とする。その結
果、スイッチ用の第2のトランジスタTR2のゲート領
域G2の電位もVW(<0)となる。従って、スイッチ用
の第2のトランジスタTR2はオンの状態である。それ
故、読み出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル
形成領域CH1の電位は、V0(”0”の情報の場合)又
はV1(”1”の情報の場合。尚、|VW|<|V1+V
TH2|の場合VW−VTH2)となる。
【0094】情報の書き込み後、読み出し前の情報保持
状態においては、読み出し用の第1のトランジスタTR
1及びスイッチ用の第2のトランジスタTR2が導通しな
いように、各トランジスタの各部分における電位を設定
する。このためには、例えば、メモリセル選択用の第1
Aの配線の電位を−0.3ボルト程度とし、メモリセル
選択用の第1Bの配線の電位を0.7ボルト程度とし、
書き込み情報設定線の電位をV1とすればよい。
【0095】情報の書き込み時、読み出し用の第1のト
ランジスタTR1のゲート領域の電位はVW(<0)であ
る。従って、読み出し用の第1のトランジスタTR1
オフ状態である。こうして、”0”又は”1”の情報の
書き込み時、読み出し用の第1のトランジスタTR1
チャネル形成領域CH1の電位は、V0(”0”の情報の
場合)、又は、V1あるいはVW−VTH2(”1”の情報
の場合)となり、この状態は情報の読み出し時まで、漏
洩電流(第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域
CH1と例えば半導体基板間、第2のトランジスタTR2
のオフ電流等)のために経時変化するが、許容範囲内に
保持される。尚、読み出し用の第1のトランジスタTR
1のチャネル形成領域CH1の電位の経時変化が読み出し
動作に誤りを与える程大きくなる前に、所謂リフレッシ
ュ動作を行う。
【0096】[情報の読み出し時]”0”又は”1”の
情報の読み出し時、メモリセル選択用の第1の配線の電
位はVR(>0)である。その結果、スイッチ用の第2
のトランジスタTR2のゲート領域の電位はVR(>0)
となり、スイッチ用の第2のトランジスタTR2はオフ
の状態である。
【0097】読み出し用の第1のトランジスタTR1
ゲート領域の電位はVR(>0)である。また、ゲート
領域から見た読み出し用の第1のトランジスタTR1
スレッショールド値は、VTH_10又はVTH_11である。こ
の読み出し用の第1のトランジスタTR1のスレッショ
ールド値は、チャネル形成領域CH1の電位の状態に依
存する。これらの電位の間には、 |VTH_11|>|VR|>|VTH_10| という関係がある。従って、蓄積された情報が”0”の
場合、読み出し用の第1のトランジスタTR1はオン状
態となる。また、蓄積された情報が”1”の場合、読み
出し用の第1のトランジスタTR1はオフ状態となる。
【0098】こうして、蓄積された情報に依存して読み
出し用の第1のトランジスタTR1は、確実にオン状態
又はオフ状態となる。第4の領域SC4はメモリセル選
択用の第2の配線(例えばビット線)に接続されている
ので、蓄積された情報(”0”あるいは”1”)に依存
して、読み出し用の第1のトランジスタTR1に電流が
流れ、あるいは流れない。こうして、蓄積された情報を
読み出し用の第1のトランジスタTR1によって読み出
すことができる。
【0099】以上に説明した読み出し用の第1のトラン
ジスタTR1及びスイッチ用の第2のトランジスタTR2
の動作状態を表9に纏めた。尚、表9中、各電位の値は
例示であり、上記の条件を満足する値ならば如何なる値
をとることも可能である。
【0100】[表9]
【0101】以上、好ましい発明の実施の形態に基づき
本発明の半導体メモリセルを説明したが、本発明はこれ
らの発明の実施の形態に限定されない。発明の実施の形
態にて説明した半導体メモリセルの構造や電圧、電位等
の数値は例示であり、適宜変更することができる。ま
た、例えば、各発明の実施の形態にて説明した本発明の
半導体メモリセルにおいて、第1のトランジスタTR1
をpチャネル形とし、第2のトランジスタTR2をnチ
ャネル形とすることができる。各トランジスタにおける
各要素の配置は例示であり、適宜変更することができ
る。更には、図7や図13に示したSOI構造やTFT
構造を、各種の本発明の半導体メモリセルに適用するこ
とができる。また、各種の領域への不純物の導入はイオ
ン注入法だけでなく、拡散法にて行うこともできる。ま
た、シリコン半導体のみならず、例えばGaAs系等の
化合物半導体から構成されたメモリセルにも本発明を適
用することができる。更には、本発明の半導体メモリセ
ルを、MIS型FET構造を有する半導体メモリセルに
も適用することができる。
【0102】発明の実施の形態においては、サイドウオ
ール状のゲート領域G1をゲート領域G2の側面に形成
し、あるいは又、サイドウオール状のゲート領域G2
ゲート領域G1の側面に形成したが、ゲート領域G1,G
2の形状はこのようなサイドウオール状に限定されな
い。図14及び図17に示した発明の実施の形態3の半
導体メモリセルの変形例において、ゲート領域G1,G2
を変形した例を図19、図21、及び図20、図22に
示す。図19に示す半導体メモリセルにおいては、第1
のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1は、絶縁
材料層IFを介して第2のトランジスタTR2を構成す
るゲート領域G2と平行に設けられており、しかも、ゲ
ート領域G1の延在部はゲート領域G2の上方まで延びて
いる。一方、図20に示す半導体メモリセルにおいて
は、第2のトランジスタTR2を構成するゲート領域G2
は、絶縁材料層IFを介して第1のトランジスタTR1
を構成するゲート領域G1と平行に設けられており、し
かも、ゲート領域G2の延在部はゲート領域G1の上方ま
で延びている。
【0103】また、図21に示す半導体メモリセルにお
いては、第1のトランジスタTR1を構成するゲート領
域G1は、絶縁材料層IFを介して第2のトランジスタ
TR2を構成するゲート領域G2と平行に設けられてお
り、しかも、ゲート領域G1の延在部はゲート領域G2
上方まで延びている。更には、ゲート領域G2はポリサ
イド構造を有し、ゲート領域G2の頂面はゲート領域G1
と接している。一方、図22に示す半導体メモリセルに
おいては、第2のトランジスタTR2を構成するゲート
領域G2は、絶縁材料層IFを介して第1のトランジス
タTR1を構成するゲート領域G1と平行に設けられてお
り、しかも、ゲート領域G2の延在部はゲート領域G1
上方まで延びている。更には、ゲート領域G1はポリサ
イド構造を有し、ゲート領域G1の頂面はゲート領域G2
と接している。
【0104】図19及び図20に示した発明の実施の形
態3の半導体メモリセルの変形例において、メモリセル
選択用の第1Aの配線とメモリセル選択用の第1Bの配
線とを1つの配線(第1の配線,ワード線)から構成し
た例を図23及び図24に示す。第1のトランジスタT
1を構成するゲート領域G1と第2のトランジスタTR
2を構成するゲート領域G2とは共通のコンタクトホール
を介してメモリセル選択用の第1の配線(ワード線)に
接続されている。
【0105】
【発明の効果】本発明の半導体メモリセルにおいては、
第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電形と、
第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形とが
異なるので、それぞれのトランジスタの閾値電位を下げ
ることができ、半導体メモリセルの低電圧化に容易に対
処することができる。また、第1Aの配線と第1Bの配
線に異なる電位を加えることが可能となるため、半導体
メモリセルの設計自由度を高めることができる。
【0106】しかも、読み出し用の第1のトランジスタ
のチャネル形成領域に蓄積された電位あるいは電荷(情
報)に依存して、読み出し用の第1のトランジスタの動
作が規定され、リフレッシュ時間内に読み出されるトラ
ンジスタの電流としての情報は、付加的に追加されたと
してもそのコンデンサ容量(例えば、ゲート領域の容量
+付加容量等)の大きさに依存することがない。従っ
て、従来の半導体メモリセルにおけるキャパシタ容量の
問題を解決することができるし、リフレッシュ時間調整
のために付加的なキャパシタを加えることがあっても、
従来のDRAMのような著しく大きなキャパシタを必要
としない。そして、半導体メモリセルの最大面積は2つ
のトランジスタの面積に等しいかそれ以下である。
【0107】また、トランジスタを一体化すれば、半導
体メモリセルの面積を一層小さくすることができる。
【0108】本発明の半導体メモリセルのプロセスは、
図25〜図27に示したように、MOSロジック回路形
成プロセスとコンパチブルである。従って、半導体メモ
リセルの構成にも依るが、ほぼ1トランジスタの面積で
半導体メモリセルを実現することができ、しかも、MO
Sロジック回路内にDRAM機能をほんの僅かの工程の
増加のみで組み込むことができる。また、必ずしもSO
I技術を用いることなく、従来の半導体メモリセルの製
造技術で、ほぼ1トランジスタ分の面積の半導体メモリ
セルを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体メモリセルの原理図である。
【図2】本発明の半導体メモリセルの変形例の原理図で
ある。
【図3】本発明の半導体メモリセルの変形例の原理図で
ある。
【図4】本発明の半導体メモリセルの変形例の原理図で
ある。
【図5】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの模式
的な一部断面図である。
【図6】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変形
例の模式的な一部断面図である。
【図7】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変形
例の模式的な一部断面図である。
【図8】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変形
例の模式的な一部断面図である。
【図9】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの模式
的な一部断面図である。
【図10】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図11】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図12】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図である。
【図13】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図14】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図15】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図16】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図17】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図18】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図19】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図20】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図21】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図22】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図23】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図24】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図25】発明の実施の形態3にて説明した半導体メモ
リセルの製造方法の概要を説明するための半導体基板等
の模式的な一部断面図である。
【図26】図25に引き続き、発明の実施の形態3にて
説明した半導体メモリセルの製造方法の概要を説明する
ための半導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図27】図26に引き続き、発明の実施の形態3にて
説明した半導体メモリセルの製造方法の概要を説明する
ための半導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図28】従来の1トランジスタメモリセルの概念図、
及び、従来のトレンチキャパシタセル構造を有するメモ
リセルの断面を概念的に示す図である。
【符号の説明】
TR1・・・第1のトランジスタ、TR2・・・第2のト
ランジスタ、D,DS・・・ダイオード、SC0・・・
半導体層、SC1・・・第1の領域、SC2・・・第2の
領域、SC3・・・第3の領域、SC4・・・第4の領
域、SC5・・・第5の領域、SC10・・・高濃度不純
物含有層、CH1,CH2・・・チャネル形成領域、
1,G2・・・ゲート領域、IR・・・素子分離領域、
IL・・・層間絶縁層、IL0・・・支持基板上の絶縁
層、IF・・・絶縁材料層、10・・・シリコン半導体
基板、11・・・ポリシリコン層、12,13,14,
16・・・イオン注入用マスク、15・・・ゲートサイ
ドウオール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 豊 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5F083 AD69 AD70 JA32 JA35 KA01 PR36 PR39 5F110 DD05 EE05 EE09 EE14 GG02 GG13 GG15 GG44 HJ13 PP03 QQ17

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)ソース/ドレイン領域、該ソース/
    ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域
    を離間する半導体性のチャネル形成領域、及び、該チャ
    ネル形成領域と容量結合したゲート領域を有する第1導
    電形の読み出し用の第1のトランジスタ、並びに、 (2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第2導電形のスイッ
    チ用の第2のトランジスタ、から成り、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第2のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、 第2のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、 第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電形は、
    第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形と異
    なることを特徴とする半導体メモリセル。
  2. 【請求項2】第1のトランジスタのゲート領域は、メモ
    リセル選択用の第1Aの配線に接続され、第2のトラン
    ジスタのゲート領域は、メモリセル選択用の第1Bの配
    線に接続され、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    第2の配線に接続され、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第3の配線に接続され、 第2のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする
    請求項1に記載の半導体メモリセル。
  3. 【請求項3】ダイオードを更に備え、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第3の配線に接続される代わりに、ダイオードを介して
    書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする
    請求項2に記載の半導体メモリセル。
  4. 【請求項4】(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形
    成領域及びゲート領域を有する第1導電形の読み出し用
    の第1のトランジスタ、並びに、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
    ンジスタ、から成り、 (a)第2導電形を有する半導体性の第1の領域、 (b)第1の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第2の領域、 (c)第2の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接
    合を形成して接する第3の領域、並びに、 (d)第2の領域とは離間して第1の領域の表面領域に
    設けられ、且つ、整流接合を形成して接する第4の領
    域、を有する半導体メモリセルであって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の表面領域の一部から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第2の領域の表面領域の該一部と第4の領域とで挟まれ
    た第1の領域の表面領域の一部から構成され、 (A−4)第1のトランジスタのゲート領域は、第1の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域の他の部分から構成さ
    れ、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の表面領域の該他の部分と第3の領域とで挟
    まれた第2の領域の表面領域の他の部分から構成され、 (B−4)第2のトランジスタのゲート領域は、第2の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、 (C)第1のトランジスタのゲート領域は、メモリセル
    選択用の第1Aの配線に接続され、第2のトランジスタ
    のゲート領域は、メモリセル選択用の第1Bの配線に接
    続され、 (D)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (E)第4の領域は、第2の配線に接続され、 (F)第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電
    形は、第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電
    形と異なることを特徴とする半導体メモリセル。
  5. 【請求項5】第2の領域と第3の領域とによってダイオ
    ードが構成され、第2の領域は、第3の領域を介して書
    き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする請
    求項4に記載の半導体メモリセル。
  6. 【請求項6】第2の領域、及び第2の領域の表面領域に
    設けられた導電性の第5の領域から構成された多数キャ
    リア・ダイオードを更に備え、第2の領域は、該第5の
    領域を介して書き込み情報設定線に接続されていること
    を特徴とする請求項4に記載の半導体メモリセル。
  7. 【請求項7】(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形
    成領域及びゲート領域を有する第1導電形の読み出し用
    の第1のトランジスタ、並びに、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
    ンジスタ、から成り、 (a)第1導電形を有する半導体性の第1の領域、 (b)第1の領域の表面領域に形成された、第2導電形
    を有する半導体性の第2の領域、 (c)第2の領域とは離間した第1の領域の表面領域に
    設けられ、且つ、整流接合を形成して接する第3の領
    域、並びに、 (d)第2の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接
    合を形成して接する第4の領域、を有する半導体メモリ
    セルであって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域の一部から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の表面領域の該一部と第4の領域とで挟まれ
    た第2の領域の表面領域の一部から構成され、 (A−4)第1のトランジスタのゲート領域は、第1の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の表面領域の他の部分から構成さ
    れ、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第2の領域の表面領域の該他の部分と第3の領域とで挟
    まれた第1の領域の表面領域の他の部分から構成され、 (B−4)第2のトランジスタのゲート領域は、第2の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、 (C)第1のトランジスタのゲート領域は、メモリセル
    選択用の第1Aの配線に接続され、第2のトランジスタ
    のゲート領域は、メモリセル選択用の第1Bの配線に接
    続され、 (D)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (E)第4の領域は、第2の配線に接続され、 (F)第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電
    形は、第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電
    形と異なることを特徴とする半導体メモリセル。
  8. 【請求項8】第1の領域と第3の領域とによってダイオ
    ードが構成され、第1の領域は、第3の領域を介して書
    き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする請
    求項7に記載の半導体メモリセル。
  9. 【請求項9】第1の領域、及び第1の領域の表面領域に
    設けられた導電性の第5の領域から構成された多数キャ
    リア・ダイオードを更に備え、 第1の領域は、該第5の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項7に記載の
    半導体メモリセル。
  10. 【請求項10】(1)ソース/ドレイン領域、チャネル
    形成領域及びゲート領域を有する第1導電形の読み出し
    用の第1のトランジスタ、並びに、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域及びゲ
    ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
    ンジスタ、から成り、 (a)第1導電形を有する半導体性の第1の領域、 (b)第1の領域と接し、第2導電形を有する半導体性
    の第2の領域、 (c)第2の領域とは離間した第1の領域の表面領域に
    設けられ、且つ、整流接合を形成して接する第3の領
    域、並びに、 (d)第1の領域とは離間した第2の領域の表面領域に
    設けられ、且つ、整流接合を形成して接する第4の領
    域、を有する半導体メモリセルであって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域と第4の領域とで挟まれた第2
    の領域の表面領域から構成され、 (A−4)第1のトランジスタのゲート領域は、第1の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1のトランジスタのチャネル形成領域を構
    成する第2の領域の該表面領域から構成され、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域を構
    成する第1の領域の該表面領域から構成され、 (B−4)第2のトランジスタのゲート領域は、第2の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、 (C)第1のトランジスタのゲート領域は、メモリセル
    選択用の第1Aの配線に接続され、第2のトランジスタ
    のゲート領域は、メモリセル選択用の第1Bの配線に接
    続され、 (D)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (E)第4の領域は、第2の配線に接続され、 (F)第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電
    形は、第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電
    形と異なることを特徴とする半導体メモリセル。
  11. 【請求項11】第1の領域と第3の領域とによってダイ
    オードが構成され、 第1の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項10に記載の
    半導体メモリセル。
  12. 【請求項12】第1の領域、及び第1の領域の表面領域
    に設けられた導電性の第5の領域から構成された多数キ
    ャリア・ダイオードを更に備え、 第1の領域は、該第5の領域を介して書き込み情報設定
    線に接続されていることを特徴とする請求項10に記載
    の半導体メモリセル。
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