JP2001017038A - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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JP2001017038A
JP2001017038A JP11188077A JP18807799A JP2001017038A JP 2001017038 A JP2001017038 A JP 2001017038A JP 11188077 A JP11188077 A JP 11188077A JP 18807799 A JP18807799 A JP 18807799A JP 2001017038 A JP2001017038 A JP 2001017038A
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spool
push button
spool shaft
shaft
cap
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JP11188077A
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Akihiko Sato
昭彦 佐藤
Atsuto Okada
厚人 岡田
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Ryobi Ltd
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Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚釣用リールのスプールをスプール軸上に安
定支持する。 【解決手段】 糸巻き部(8)を有するスプール(2)
を、スプール(2)の前側に設けた着脱装置の押しボタ
ン(15)の押圧操作によってスプール軸(1)より取
り外し可能に構成する。スプール(2)の略糸巻き部
(8)より先端側において、スプール(2)は小径部
(12)を有する。小径部(12)の先端には突出部
(16)を設け、押しボタン(15)の非操作状態にお
いて突出部(16)は押しボタン(15)に対して径方
向に重なり合い、この小径部(12)の長手方向全内面
においてスプール(2)はスプール軸(1)に当接嵌合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚釣用リールより
詳しくは魚釣用リールのスプールに関する。
【0002】
【従来の技術】実開平3−126471号は押しボタン
の操作によりスプールをスプール軸に対して着脱可能に
した魚釣用スピニングリールについて開示する。
【0003】この魚釣用リールのスプールは、次のよう
にしてスプール軸に取り付けるようになっている。スプ
ールにスプール軸を挿入し、スプールをスプール軸上の
ピンに回り止め係止する。スプールにスプール軸を挿入
する際スプール軸の先端の突起がスプール側に取り付け
られたバネ片を押し広げ、スプールにスプール軸が完全
に挿入されると同時にバネ片がスプール軸に形成された
環状溝内に入り込む。これによりスプールはスプール軸
上に回らないように且つスプール軸から抜け出さないよ
うに固定される。また、スプールをスプール軸から外す
には、次のような操作をする。スプールの先端にスプー
ル軸方向に摺動可能に嵌め込まれた押しボタンをスプー
ル内へと押し込む。押しボタンの先端は楔状に形成さ
れ、この楔片がバネ片を押し広げてスプール軸の溝外へ
離脱させる。そこで、スプールをスプール軸から引き抜
く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記スプール
はスプール軸上に固定された状態においてスプール軸の
表面にリング状の埋金を介して接しているに過ぎない。
このようにスプールがスプール軸に対して埋金の部分だ
けで接触していると、スプールがスプール軸に対してが
たつきやすい。また、別部品の埋金を使用するので、部
品点数が増えて重量が増加し、コスト高となる。
【0005】本発明は、スプールのスプール軸に対する
ガタツキを押さえることができ、かつスプール着脱用の
押しボタンを円滑に操作することができる魚釣用リール
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、スプール軸(1)に嵌合さ
れ、糸巻き部(8)を有するスプール(2)を、該スプ
ール(2)の前側に設けた着脱装置の押しボタン(1
5)の押圧操作によって上記スプール軸(1)より取り
外し可能に構成された魚釣用リールにおいて、上記スプ
ール(2)の略糸巻き部(8)より先端側において、該
スプール(2)は小径部(12)を有しており、この小
径部(12)の先端には突出部(16)が設けられ、上
記押しボタン(15)の非操作状態において上記突出部
(16)は該押しボタン(15)に対して径方向に重な
り合い、この小径部(12)の長手方向全内面において
上記スプール(2)は上記スプール軸(1)に当接嵌合
している魚釣用リールを採用する。
【0007】また、請求項2に係る発明は、上記押しボ
タン(15)の非操作状態において、上記スプール軸
(1)の先端には上記押しボタン(15)に設けられた
開口(27)に嵌入する突起部(28)が設けられた請
求項1に記載の魚釣用リールを採用する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0009】<実施の形態1>図1に示すように、魚釣
用スピニングリールはその前部にスプール軸1とスプー
ル2とを備えている。
【0010】図1及び図2に示すように、スプール軸1
の先端には略円錐形の突起3が形成されている。また、
スプール軸1の突起3に隣接した個所には環状溝4が形
成され、この環状溝4からある程度距離を置いた個所に
はピン5がスプール軸1を横切るように固定されてい
る。ピン5はその両端に嵌め込まれるOリング6により
スプール軸1上に着脱自在に保持される。スプール軸1
は魚釣用リールの図示しないリール本体から前方へ片持
ち状に突出し、リール本体に設けられたハンドルの操作
で前後方向に往復直線運動を行う。
【0011】スプール2はその後ろから前にスカート
7、糸巻き部8、スプールリング9、スプールリング押
え10を順に設けた構成とされる。スカート7及び糸巻
き部8は金属材料により略円筒形に一体成形されてい
る。スプールリング9は円盤であって円筒形の糸巻き部
8の前端を閉じる。スプールリング押え10はリング部
材であり、糸巻き部8を構成する円筒の内面に形成され
た雌ネジ11aに螺合する雄ネジ11bを後部に有す
る。糸巻き部8の先端にスプールリング9を当てた上で
スプールリング押え10を糸巻き部8に螺入すると、ス
プールリング9が糸巻き部8に固定され、糸巻き部8が
完成する。
【0012】糸巻き部8の空洞内の中心部には、スプー
ル軸1が挿入される小径部である嵌合筒12がステー部
13を介し糸巻き部8と一体的に設けられている。嵌合
筒12はスプール軸1のピン5の個所から環状溝4の後
縁の個所にまで至る長い筒体であり、この嵌合筒12の
内周面がスプール軸1の外周面に接触することでスプー
ル2のスプール軸1上でのガタツキが防止される。ま
た、嵌合筒12の後端にはピン5と係合する切欠14が
設けられ、切欠14とピン5との係合によりスプール軸
1上でのスプール2の回転が阻止される。嵌合筒12の
前端部には後述する押しボタン15が被さるガイド筒1
6が突出部として形成されている。このガイド筒16の
先端からスプール軸1の突起3と環状溝4とがガイド筒
16外に露出する。
【0013】スプール2はスプール軸1に対し着脱装置
により着脱自在に取り付けられている。
【0014】図1及び図2に示すように、着脱装置はキ
ャップ17と、押しボタン15と、ワッシャ18と、ス
プール止めバネ19とを具備する。
【0015】キャップ17は略円筒形に形成され、スプ
ールリング押え10の中央部に明けられた孔にあてがわ
れる。キャップ17の外周面には、スプールリング押え
10の孔の内縁に係合してスプールリング押え10から
の脱落を防止するためのフランジ20が形成される。ま
た、キャップ17の外周面のフランジ20よりも後方に
は、ステー部13の中間から突出するネジ筒21の雌ネ
ジ22aに螺合する雄ネジ22bが形成されている。キ
ャップ17はネジ筒21に螺合することでスプールリン
グ押え10と共にスプール2の前端面を形成し、スプー
ル2の前端からスプール軸1の先端の突起3に至る個所
に空洞を形成する。
【0016】押しボタン15は略円筒形に形成され、キ
ャップの中央部に明けられた孔にあてがわれる。押しボ
タン15の外周面には突起23が形成され、キャップ1
7の孔の内周面に形成されたスプール軸1に平行に伸び
る溝24にこの突起23が係合している。突起23が溝
24内に入り込むことにより、押しボタン15はキャッ
プ17内を回り止め状態で前後に摺動可能であり、また
キャップ17の前方からの脱落を阻止される。押しボタ
ン15の前部には押しボタン15を指で押し易くするた
めのくぼみ25が形成され、後部には上記嵌合筒12の
先端のガイド筒16に摺動可能に被さる筒部26が形成
されている。この筒部26はその中心軸と交差する二平
面によって切断されることにより楔状に尖る二本の脚片
26aを有する。
【0017】ワッシャ18はキャップ17の後端とステ
ー部13との間に形成される環状空室内に挿入され、ス
プール軸1に垂直な面上でのスプール止めバネ19の屈
伸動作を案内する。
【0018】スプール止めバネ19は、線材をリング状
に湾曲させたリング部19aと、湾曲した線材の両端を
リング部19aの中央へと平行に折り曲げて形成した挟
持部19bとを有する。スプール止めバネ19はキャッ
プ17の後端とステー部13との間に形成される隙間内
にワッシャ18と共に収納される。図1に示すようにス
プール2がスプール軸1上に装着された状態では、スプ
ール止めバネ19の挟持部19bがスプール軸1の環状
溝4内に嵌り込みスプール軸1からのスプール2の抜け
出しを阻止する。ただし、図1では作図の都合上押しボ
タン15の脚片26aとスプール止めバネ19の挟持片
19bとが90°だけ位相がずらされているが、実際は
脚片26aの先が二本の挟持部19b間に入り込んでい
る。
【0019】次に、この魚釣用リールにおけるスプール
の作用について説明する。
【0020】図1に示すスプール2がスプール軸1上に
保持された状態では、スプール2の嵌合筒12の後端の
切欠14にスプール軸1のピン5が嵌り込んでいる。こ
れにより、スプール2はスプール軸1上での回転が阻止
される。
【0021】また、嵌合筒12の先端から嵌合筒12外
に露出する環状溝4にスプール止めバネ19の挟持部1
9bが嵌り込みスプール軸1からのスプール2の抜け出
しを阻止する。この環状溝4に嵌り込んだスプール止め
バネ19の挟持部19間には押しボタン15の脚片26
aも楔状に入り込んでおり、このため押しボタン15は
キャップ15内を前方に押し戻され、その先端がキャッ
プ15の孔から外部に露出する。
【0022】また、図1に示すように、スプール2がス
プール軸1上に保持された状態でスプール2の嵌合筒1
2の内周面がスプール軸1の外周面に対しスプール軸1
上のピン5から環状溝4の後端までの長い距離に亘って
接触する。このため、スプール2はスプール軸1上にガ
タツクことなく安定的に保持される。
【0023】スプール2をスプール軸1から外す場合
は、押しボタン15の先端のくぼみ25に指を入れて押
しボタン15をスプール2内方へと押圧する。これによ
り、押しボタン15の後端の脚片26aがスプール止め
バネ19の挟持部19b間に入り込みその楔作用により
挟持部19bを半径方向に押し広げ環状溝4外に押し出
す。この押しボタン15の後方へのスライドは押しボタ
ン15の前部がキャップ17の孔の内面に案内され且つ
押しボタン15の筒部26が嵌合筒12のガイド筒16
に案内されることから円滑に行われる。スプール止めバ
ネ19によるスプール2の固定が解除されることによ
り、スプール2はスプール軸1から抜き取ることができ
る。
【0024】押しボタン15から手を離すとスプール止
めバネ19がその弾性力により脚片26aをスプール2
の先端側に押し戻そうとするので、押しボタン15はキ
ャップ15に当接する位置まで復帰する。
【0025】再びスプール2をスプール軸1に取り付け
る場合は、スプール2の嵌合筒12内にスプール軸1を
挿入する。スプール軸1の先端の突起3はスプール止め
バネ19の挟持部19bを半径方向に押し開きながら押
しボタン15の中空内に入り込む。スプール軸1が嵌合
筒12内に入り切ると、スプール止めバネ19の弾性作
用によりその挟持部19bがスプール軸1の環状溝4内
に入り込み、スプール2をスプール軸1上に抜け出ない
よう保持する。
【0026】<実施の形態2>図3に示すように、この
魚釣用スピニングリールにおけるスプール軸1の先端に
は、押しボタン15に設けられた開口部27に嵌入する
突起部28が設けられている。押しボタン15の非操作
状態において、突起部28は押しボタン15の開口部2
7から押しボタン15内に入り込んでいる。このため、
押しボタン15は突起部28によりその前後方向への摺
動を案内される。また、スプール2は押しボタン15及
びキャップ17を介してスプール軸1上でのガタツキを
止められる。
【0027】その他、スプール2は樹脂で形成されてい
る。また、実施の形態1におけるスプールリング9に相
当するフランジ部9aがスプール2の先端側に一体的に
形成されている。
【0028】なお、図3においても作図の都合上押しボ
タン15の脚片26aとスプール止めバネ19の挟持片
19bとが90°だけ位相がずれて示されているが、実
際は脚片26aの先が二本の挟持部19b間に入り込ん
でいる。
【0029】<実施の形態3>図4及び図5に示すよう
に、この魚釣用スピニングリールにおける押しボタン1
5の各脚片26aには、突起23が弾性変形により出没
可能に突設されている。すなわち、突起23は外力が加
えられると脚片26aの表面下に没し、外力が除去され
ると図4に示すように脚片26aの表面上に突出する。
また、押しボタン15が挿入されるキャップ17の孔の
奥には突起23が係合しうる段部29が形成されてい
る。キャップ17の前方からキャップ17の孔に押しボ
タン15が挿入されると、突起23が脚片26aの表面
下に没することで脚片26aは孔内を段部29へと通過
しうる。突起23が段部29に係合すると突起23は原
形に弾性復帰し段部29に係合する。従って、押しボタ
ン15の組立の簡略化が図れる。
【0030】また、キャップ17の孔内には支持壁30
が形成され、この支持壁30に上記脚片26aの通る貫
通孔31とスプール軸1の先端が通る支持孔32とが形
成されている。これにより、スプール2は嵌合筒12の
ほかキャップ15によってもスプール軸1上に支持され
ることとなり、より確実にガタツキを止められる。
【0031】なお、図4においても作図の都合上押しボ
タン15の脚片26aとスプール止めバネ19の挟持片
19bとが90°だけ位相がずれるように示されている
が、実際は脚片26aの先が二本の挟持部19b間に入
り込んでいる。
【0032】<実施の形態4>図6に示すように、この
魚釣用片軸受けリールは、リール本体33に水平に取り
付けられたスプール軸1でスプール2を回転可能に支持
している。
【0033】スプール軸1は円盤型のリール本体33か
ら片持ち状に突出している。スプール軸1の先端には略
円錐形の突起3が形成されている。スプール軸1の突起
3に隣接した個所には環状溝4が形成されている。
【0034】スプール2は端板34に円筒形の糸巻き部
8を一体的に設けた構成とされる。端板34は円盤型に
形成されており、円筒形の糸巻き部8の一端を閉じてい
る。端板34の外面にはハンドル35が取り付けられて
いる。
【0035】糸巻き部8の空洞の中心部には、スプール
軸1が挿入される嵌合筒12がステー部13を介し端版
34と一体的に設けられている。嵌合筒12は糸巻き部
8の略全幅に亘って伸びる長い筒体であり、この嵌合筒
12の内周面がスプール軸1の外周面に接触することで
スプール軸1上におけるスプール2のガタツキが防止さ
れる。嵌合筒12の右端部には後述する押しボタン15
が被さるガイド筒16が突出部として形成されている。
スプール2がスプール軸1上に装着された状態では、こ
のガイド筒16の先端からスプール軸1の先端の突起3
と環状溝4とがガイド筒16外に露出する。
【0036】スプール2はスプール軸1に対し着脱装置
により着脱自在に取り付けられている。着脱装置はキャ
ップ17と、押しボタン15と、ワッシャ18と、スプ
ール止めバネ19とを具備する。
【0037】キャップ17は略円筒形に形成され、その
外周面には雄ネジ22bが形成されている。一方、スプ
ール2の端板の中央部からステー部13にかけて嵌合筒
12の先端を取り囲むように凹部が形成され、この凹部
の内周面内に雌ネジ22aが形成されている。キャップ
17は雌雄ネジ22a,22bの螺合により凹部内に固
定される。
【0038】押しボタン15は略円筒形に形成され、キ
ャップ17の空洞にスライド自在にあてがわれる。押し
ボタン15の外周面には突起23が形成され、キャップ
17の空洞の内周面に形成されたスプール軸1に平行に
伸びる溝24にこの突起23が係合している。突起23
が溝24内に入り込むことにより、押しボタン15はキ
ャップ17内を回り止め状態で左右に摺動可能であり、
またキャップ17からの脱落を阻止される。押しボタン
15の後部(図中左部)には上記嵌合筒12の右端の突
出部であるガイド筒16に摺動可能に被さる筒部26が
形成されている。この筒部26は筒部26の中心軸と交
差する二平面によって切断されることにより楔状に尖る
二本の脚片26aを有する(図2参照)。
【0039】ワッシャ18はキャップ17の左端とステ
ー部13との間に形成される環状空室内にスプール止め
バネ19と共に挿入され、スプール軸1に垂直な面上で
のスプール止めバネ19の屈伸動作を案内する。
【0040】スプール止めバネ19は、図2に示すもの
と同様な弾性部材であり、キャップ17の左端とステー
部13との間に形成される隙間内にワッシャ18と共に
収納される。図6に示すようにスプール2がスプール軸
1上に装着された状態では、スプール止めバネ19の挟
持部19bがスプール軸1の環状溝4内に嵌り込みスプ
ール軸1からのスプール2の抜け出しを阻止する。図6
では作図の都合上押しボタン15の脚片26aとスプー
ル止めバネ19の挟持片19bとが90°だけ位相がず
れたように記載されているが、実際は脚片26aの先が
二本の線材からなる挟持部19b間に入り込んでいる。
【0041】次に、この魚釣用リールにおけるスプール
の作用について説明する。
【0042】図6に示すスプール2がスプール軸1上に
保持された状態では、嵌合筒12の右端から嵌合筒12
外に露出する環状溝4の中にスプール止めバネ19の挟
持部19bが嵌り込みスプール軸1からのスプール2の
抜け出しを阻止する。この環状溝4に嵌り込んだスプー
ル止めバネ19の挟持部19b間には押しボタン15の
脚片26aも入り込んでおり、このため押しボタン15
はキャップ17内を右方に押し戻され、その右端がキャ
ップ17の孔から外部に露出する。
【0043】また、図6に示すように、スプール2がス
プール軸1上に保持された状態でスプール2の嵌合筒1
2の内周面がスプール軸1の外周面に対し糸巻き部8の
略全幅に相当する長さで接触する。このため、スプール
2はスプール軸1上にガタツクことなく安定的に保持さ
れる。
【0044】スプール2をスプール軸1から外す場合
は、押しボタン15をスプール2の内方へと押圧する。
これにより、押しボタン15の左端の脚片26aがスプ
ール止めバネ19の挟持部19b間に入り込みその楔作
用により挟持部19bを半径方向に押し広げ環状溝4外
に押し出す。この押しボタン15の左方へのスライドは
押しボタン15の右部がキャップ17の空洞の内面に案
内され且つ押しボタン15の筒部26が嵌合筒12の右
端のガイド筒16に案内されることから円滑に行われ
る。スプール止めバネ19によるスプール2の固定が解
除されることにより、スプール2はスプール軸1から抜
き取ることができる。
【0045】押しボタン15から手を離すとスプール止
めバネ19がその弾性力により脚片26aをスプール2
の先端側に押し戻そうとするので、押しボタン15はキ
ャップ17内をその右端まで復帰する。
【0046】再びスプール2をスプール軸1に取り付け
る場合は、スプール2の嵌合筒12内にスプール軸1を
挿入する。スプール軸1の右端の突起3はスプール止め
バネ19の挟持部19bを半径方向に押し開きながら押
しボタン15の空洞内に入り込む。スプール軸1が嵌合
筒12内に入り切ると、スプール止めバネ19の弾性作
用によりその挟持部19bがスプール軸1の環状溝4内
に入り込み、スプール2をスプール軸1上に抜け出ない
よう保持する。
【0047】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、スプール
の小径部の先端には突出部が設けられ、押しボタンの非
操作状態において突出部は押しボタンに対して径方向に
重なり合い、この小径部の長手方向全内面においてスプ
ールはスプール軸に当接嵌合しているので、スプール軸
に対するスプールの嵌合長さが長くなり、スプールのが
たつきを押さえることができる。また、突出部により押
しボタンの摺動が案内されるので、押しボタン操作がよ
り確実で滑らかになる。
【0048】請求項2に係る発明によれば、押しボタン
の非操作状態において、スプール軸の先端には押しボタ
ンに設けられた開口に嵌入する突起部が設けられている
ので、押しボタンの摺動が更に円滑になり、押しボタン
を介してスプールのがたつきを更に押さえることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る魚釣用スピニング
リールのスプール部分の垂直断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る着脱装置を示す分
解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る魚釣用スピニング
リールのスプール部分の垂直断面図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係る魚釣用スピニング
リールのスプール部分の垂直断面図である。
【図5】図4中V−V線矢視断面図である。
【図6】本発明の実施の形態4に係る魚釣用片軸受リー
ルの垂直断面図である。
【符号の説明】
1…スプール軸 2…スプール 8…糸巻き部 12…嵌合筒 15…押しボタン 16…ガイド筒 27…開口 28…突起部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプール軸に嵌合され、糸巻き部を有す
    るスプールを、該スプールの前側に設けた着脱装置の押
    しボタンの押圧操作によって上記スプール軸より取り外
    し可能に構成された魚釣用リールにおいて、上記スプー
    ルの略糸巻き部分より先端側において、該スプールは小
    径部を有しており、この小径部の先端には突出部が設け
    られ、上記押しボタンの非操作状態において上記突出部
    は該押しボタンに対して径方向に重なり合い、この小径
    部の長手方向全内面において上記スプールは上記スプー
    ル軸に当接嵌合していることを特徴とする魚釣用リー
    ル。
  2. 【請求項2】 上記押しボタンの非操作状態において、
    上記スプール軸の先端には上記押しボタンに設けられた
    開口に嵌入する突起部が設けられたことを特徴とする請
    求項1記載の魚釣用リール。
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