JP2001016437A - 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理を行うプログラムコードを格納したコンピュータ可読メモリ - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、および画像処理を行うプログラムコードを格納したコンピュータ可読メモリ

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JP2001016437A
JP2001016437A JP11187691A JP18769199A JP2001016437A JP 2001016437 A JP2001016437 A JP 2001016437A JP 11187691 A JP11187691 A JP 11187691A JP 18769199 A JP18769199 A JP 18769199A JP 2001016437 A JP2001016437 A JP 2001016437A
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Zenichi Ishikawa
善一 石川
Takatsune Akaishi
貴恒 赤石
Hiroshi Endo
浩志 遠藤
Akio Iino
明夫 飯野
Hidekazu Takagi
英一 高木
Hisashi Matsumoto
久 松本
Takeshi Ozasa
剛 小笹
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 版を用いた手法による印字物の作成のための
版を画像データに基づいてプリントする際に、版の位置
ずれの影響を受け難く、版にずれが生じても良好な印字
物を得られる版をプリント可能な画像データを作成す
る。 【解決手段】 入力される多値画像データの処理を行う
画像処理において、色展開されて得られた一つの色に対
応する多値の画像データを複数の多値の画像データに変
換し、変換によって得られた複数の多値の画像データそ
れぞれを2値の画像データに変換するとともに、得られ
た複数の2値の画像データを合成する。この処理によっ
て得られた2値の画像データに基づいて版をプリントす
ることにより、プリントされた版により印字物を生成す
る場合に版の位置がずれた場合も、そのずれを目立たな
くして良好な印字物を得ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーン捺染機
のような版印刷装置に用いられる版をプリントにより生
成する技術において、画像データに基づいて版をプリン
トする場合の版データ作成のための画像処理に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷版上に形成された印刷パ
ターンを記録媒体上に転写することにより印刷を行う印
刷技術が知られている。また、印刷版としては、ローラ
方式、スクリーン版方式等の種々の方式のものが知られ
ている。また、スクリーン版を用いてプリントを行う装
置の一つとして、布帛上にプリントを行うスクリーン捺
染装置がある。
【0003】近年においては、スクリーン版を用いた捺
染方式に代る方式として、コンピュータなどから出力さ
れる画像データを用い、インクジェット方式により布帛
上に直接インクを付与してプリントを行うインクジェッ
ト捺染方式の開発が進み、実用化されている。このイン
クジェット方式を採用したインクジェット捺染装置は、
従来より知られるのスクリーン捺染装置とは異なり、プ
リントすべき画像の原版を必要としないため、プリント
できる画像の自由度が高いこと、また、捺染における全
体のコストが小さいことなどの利点があることが知られ
ている。
【0004】このような版を用いた印刷装置と、コンピ
ュータ等から得られるデジタル情報を用いて媒体に直接
印刷する印刷装置とでは、それぞれが特長を持つもので
あり、それぞれの特長を有効に利用したシステムも提案
されている。例えば、上述した捺染の分野においては、
インクジェット捺染方式はコンピュータ上でデザインの
作成が行え、比較的短期間で生産が行えることから、イ
ンクジェット捺染装置をデザインの見本を印刷するため
の装置として使用し、また、大量の印刷を行う本生産に
おいてはスクリーン捺染装置を使用することが、それぞ
れの装置の有効活用の手段として提案されている。
【0005】スクリーン捺染装置とインクジェット捺染
装置を有効に活用する上では、インクジェット捺染装置
においてプリントに用いる画像データを、スクリーン捺
染装置で印刷に使用するスクリーン版の作成においても
共通に用いることが考えられる。
【0006】図10に、スクリーン版を用いた捺染装置
とインクジェット方式の捺染装置のそれぞれにおける印
刷処理の流れを示す。
【0007】図10(a)はインクジェット方式の捺染
装置における印刷処理を示す図であり、インクジェット
捺染システムは102、全体の制御を行う制御部10
3、入力されるデータの処理を行うデータ処理部10
4、布帛に対するプリントを行うプリント部105、布
帛の搬送を行う布搬送部106、等から構成されてお
り、コンピュータ等から得られる画像データ101を用
いて印刷を行い、120に示す印字物Aを出力する。ま
た、図10(b)はスクリーン版を用いた捺染装置にお
ける印刷処理を示す図である。図10(b)では、コン
ピュータ等から得られる画像データ101’を用いてス
クリーン版印刷装置111により色毎に対応した複数の
スクリーン版112を作成し、スクリーン捺染機113
によりスクリーン版112を用いることで120’に示
す印字物Bを出力する。このように、コンピュータから
出力される画像データ101’を、インクジェット捺染
システムで用いる画像データ101と共通とし、版を印
刷によって作成することで、スクリーン捺染装置におけ
る工程で多大な時間を有する版作成工程を比較的短縮化
することができる。また、インクジェット捺染システム
により得られる印字物Aと、スクリーン捺染機により得
られる印字物Bとは、可能な限り同じ色調に仕上がるこ
とが要求されるため、それぞれの印刷方式の印刷処理上
の工程で適切な画像処理を施すことも重要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図10(b)で示した
スクリーン捺染用の版の作成の工程においては、必要な
版数分だけ分版を行って版データを作成し、各版のプリ
ントを行っている。しかしながら、版を用いて布帛上に
プリントを行う実際の染色工程においては、版の位置合
わせの精度や記録媒体である布帛の送りの精度等が十分
に高くないと、版ズレと称される各版によってプリント
される画像のズレが生じてしまう。そのため、良好な印
字物の生産を達成するには、版の位置合わせ精度を十分
に高くする必要がある。各版でプリントされる画像の位
置を正確に合わせるためには、高度なスキルや、各版の
位置を高精度に一致させるための機構が必要である。
【0009】特に、上述のように画像データにより版の
プリントを行う場合においては、解像度の高いプリント
を行うため、複数の版それぞれによって形成される画像
同士の位置が微妙にずれただけでも部分的な色調の変化
が生じてしまう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
に鑑みてなされたものであり、画像データに基づいて版
を作成する際において、版ズレを生じにくく、また版に
ずれが生じても画像の品位劣化の発生しにくい版作成の
ための画像処理装置、画像処理手法、ならびに画像処理
を行うプログラムを格納したコンピュータ可読メモリを
提供することを目的とする。
【0011】上記目的を達成する本発明は、入力される
多値画像データの処理を行う画像処理装置において、一
つの色に対応する多値の画像データを、複数の多値の画
像データに変換するデータ変換手段と、前記データ変換
手段によって得られた複数の多値の画像データそれぞれ
を2値の画像データに変換する2値化手段と、前記2値
化手段によって得られた複数の2値の画像データを合成
する合成処理手段と、を有することを特徴とする。
【0012】また、本発明は、入力される多値画像デー
タの処理を行う画像処理方法において、一つの色に対応
する多値の画像データを、複数の多値の画像データに変
換するデータ変換工程と、前記データ変換工程により変
換されて得られた複数の多値の画像データそれぞれを2
値の画像データに変換する2値化工程と、前記2値化工
程により2値化されて得られた複数の2値の画像データ
を合成する合成処理工程と、からなることを特徴とす
る。
【0013】また、本発明は、入力される多値画像デー
タの処理を行う画像処理を行うプログラムが格納された
コンピュータ可読メモリであって、一つの色に対応する
多値の画像データを、複数の多値の画像データに変換す
るデータ変換工程のプログラムコードと、前記データ変
換工程により変換されて得られた複数の多値の画像デー
タそれぞれを2値の画像データに変換する2値化工程の
プログラムコードと、前記2値化工程により2値化され
て得られた複数の2値の画像データを合成する合成処理
工程のプログラムコードと、からなることを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態例を詳細に説明する。
【0015】(実施形態例1)本発明の実施形態1は、
入力される多値画像データの処理を行う画像処理に関す
るものであり、色展開されて得られた一つの色に対応す
る多値の画像データを複数の多値の画像データに変換
し、変換によって得られた複数の多値の画像データそれ
ぞれを2値の画像データに変換するとともに、得られた
複数の2値の画像データを合成することを特徴とするも
のである。この処理によって得られた2値の画像データ
に基づいて版をプリントすることにより、プリントされ
た版により印字物を生成する場合に版の位置がずれた場
合も、そのずれを目立たなくして良好な印字物を得るこ
とが可能となる。
【0016】図1は、本発明の実施形態例1におけるデ
ータの流れを示した図であり、また、図2は図1に対す
る従来例のデータの流れを示した図である。
【0017】従来におけるデータの処理は、まず、印刷
される画像のデータを、印刷に使用するインクの色に応
じて展開(以下、インク色展開という)してインクの色
毎の多値データを生成しするインク色展開処理21が行
われる。ここでは、例えば8色または9色に展開するも
のとする。続いて、展開された色毎の多値のインク色デ
ータをそれぞれについて2値化処理22を行ない、各色
毎の版データが作成された。この従来の構成では、版ズ
レが生じない場合は各色のドットが形成される位置が同
じであることを前提にしている。そのため、布の送り精
度や版の位置合せ精度に微妙なズレが生じることによ
り、各ドットの打つ位置が微妙に変わり、印字結果中の
色味が大きく変化して版ズレが目立ってしまうという問
題があった。
【0018】図1に示す本発明の実施形態例1の構成を
詳細に説明する。尚、データの処理は複数の色それぞれ
に対応して行われるものであるが、図1においては所定
の一色のデータ処理16のみを詳細に示している。
【0019】まず、インク色展開11の処理は、図2に
おいて説明したインク色展開と同様であり、例えばR,
G,Bの原色データを使用するインクの色に対応した複
数色の多値データに展開するものである。次に、展開さ
れた多値データを、1色について複数個の多値データに
変換するデータ変換12a、12bを行う。このデータ
変換の処理は、それぞれ異なる任意の係数に基づいて複
数の多値データに変換するものである。続いて、変換さ
れた複数の多値データそれぞれを2値のデータに変換す
る2値化処理13a、13bを行う。2値化処理の手法
としては、誤差拡散法やディザ法等が一般的に知られて
おり、本発明ではどの2値化の手法でも適用することが
可能である。続いて、2値化処理13a、13bそれぞ
れによって得られた2値データを合成して一つの2値デ
ータとする合成処理15を行う。
【0020】図3は、図1に示した本実施形態における
データの流れの具体例を表すものであり、所定の一色に
対応するデータ処理の具体例を示している。
【0021】まず、インクの色に対応して展開された多
値の画像データ31に対し、2つの多値の画像データ3
2a、32bに分割するよう変換を行うデータ変換を行
なう。尚、図中の枠内の数値が多値データの値を示して
いる。本実施形態で示すデータ変換の処理は、係数m
(0<m<1)を積算して多値データ32aを得る処理
と、数n(0<n<1)を積算して多値データ32bを
得る処理である。また、m+n>=1である必要があ
る。
【0022】次に、データ変換処理された多値の画像デ
ータ32a、32bそれぞれに対し2値化処理を33
a、33bを行なう。本実施形態例では、誤差拡散法を
用いて2値化処理を行う例を上げている。また、33
a、33bそれぞれの誤差拡散法は異なる誤差拡散法を
使用している。上述したデータ変換処理、及び2値化処
理に関しては、データ変換の処理における係数がm≠n
を満たすか、33a、33bそれぞれの2値化処理を異
なる誤差拡散法を用いて行うか、という2つの条件につ
いて少なくとも一方の条件を満たすことが必要となる。
異なる誤差拡散法とは、例えば、誤差の分配係数を異な
るものとする構成や、2値化のための閾値を異なる値と
する構成、等が挙げられる。また、図3では誤差拡散法
による2値化を例に挙げているが、ディザ法を使用した
場合は、2値化処理33a、33bそれぞれで異なるデ
ィザマトリックスを使用すればよい。異なるディザマト
リックスとは、例えば、マトリックスサイズを異ならせ
る構成や、マトリックスの閾値を異ならせる構成が挙げ
られる。
【0023】次に、2値化処理された2値の画像データ
34a、34bを合成して一つの画像データ36とする
合成処理35を行なう。一方の画像データをM、もう一
方の画像データをNとすると、合成処理35では、画像
データMと画像データNの各画素毎について論理和をと
って一つの画像データ36とする処理が行われる。
【0024】図4は、図3の35に示す複数の2値デー
タ(a),(b)の合成処理を説明する図である。上記
のように2つの多値データの各画素毎について論理和を
とって合成処理を行なっているため、合成された2値デ
ータは図4(c)に示す通りとなる。
【0025】前述したデータ変換係数m、nが(m+n
=1)の条件を満たしている場合はデータの階調を表現
することができないため。階調毎にドットの被覆率に応
じてデータ変換係数(m、n)を変化させる必要があ
り、データ変換係数を変化させることにより、元データ
が示す階調表現が可能となる。
【0026】図7は従来の手法により各色の多値データ
を値化処理した場合の各色の版のドットの状態と、各色
の版を重ねて混色した状態を示している。(a)はシア
ンに対応した版のドットを形成する位置、(b)はマゼ
ンタに対応した版のドットを形成する位置、また、
(c)はイエローに対応した版のドットを形成する位置
を示している。各色の版によるプリントを重ね合わせる
際の位置合わせ精度が充分な場合は、図7(d)に示す
ようにドットが良好に重なるが、位置合わせ精度が不十
分な場合には、図7(e)に示すように各色のドットの
位置がずれ、ドットが乱れた状態で重なってしまう。そ
のため、図2に示すような従来の手法では版の位置合わ
せの具合いによって版ズレが発生しやすい。
【0027】図8は本発明の実施形態1による処理を施
して得られる各色の2値データにより作成した版のドッ
トの状態と、各色の版を重ねて混色した状態を示してい
る。図8(a)、(b)、(c)それぞれは、シアン、
マゼンタ、イエローに対応した版のドットを形成する位
置を示している。また、図8(d)は、各色の版を重ね
て混色した状態であり、各色の版によるプリントを重ね
合わせる際の位置合わせ精度が充分な場合のドットの重
なり状態を示している。また、図8(e)は、各色の版
を重ねて混色した状態について、各色の版によるプリン
トを重ね合わせる際の位置合わせ精度が充分に高くない
場合のドットの重なり状態を示している。
【0028】この図8(d),(e)に示すように、各
色の版によるプリントの重ね合わせる際の位置合わせ精
度が充分な場合と不十分な場合とでドットの重なり具合
いに大きな変化はなく、版のズレが目立ちにくい、つま
りは版ズレが発生しずらい画像を形成することが可能と
なる。
【0029】次に、図12に示すフローチャートを参照
して、本発明の特徴的な画像処理におけるデータの流れ
を説明する。尚、図12のステップS12からステップ
S14に示す処理は、一色に対応したデータの流れであ
り、複数の色それぞれに対応した版を作成するために、
各処理は色毎に行われるものである。
【0030】まず処理が開始されると、入力される画像
データを、プリントする色剤の色毎に対応した多値画像
データに展開する色展開処理が行われる(ステップS1
1)。この色展開処理は、前述のように原色のRGBの
3色のデータを、インクの色に応じて8色または9色の
データに展開する処理が含まれるが、入力される画像デ
ータについてはY(イエロー)、M(マゼンタ)、C
(シアン)の3色であったり、また、Bk(ブラック)
を付加した4色であってもよい。また、インクの色とし
ては、8色もしくは9色に限られるものではなく、Y,
M,Cの3色、もしくはBkを付加した4色であっても
よい。次に、ステップS12において、任意の係数を用
いて複数の多値データに変換するデータ変換処理が行わ
れ、得られた複数の多値データそれぞれについて2値化
処理(ステップS13)を行い、2値化処理によって得
られた複数の2値データの合成処理(ステップS14)
が行われる。以上のようなステップS12〜S14まで
の処理を色毎に行い、各色のデータに基づいて色毎の版
を作成することにより、各色の版によるプリントを重ね
合わせて記録媒体上に印刷を行う場合に、各版のプリン
ト画像のズレが目立ちにくく、結果として常に良好な画
像を記録媒体上に形成することが可能となる。
【0031】(実施形態例2)次に、本発明の実施形態
例2を説明する。尚、本実施形態は、実施形態1で説明
した構成に、さらに階調性を良好にするための構成を付
加したものであり、実施形態1で説明した構成について
は説明を一部省略する。
【0032】本発明の実施形態2は、前述した実施形態
1に加え、得られた2値の画像データそれぞれに対して
解像度変換の処理を行うものである。また、合成処理に
おい合成される複数の2値画像データについて、ドット
の記録を示すデータが重複する場合に、周囲にドットの
記録を示すデータを拡張することを特徴とするものであ
る。
【0033】図11は、本発明の実施形態2におけるデ
ータの流れを示した図である。実施形態1において参照
した図1に示す構成とは、2値化処理を行った後に、解
像度変換14a、14bの処理を行い、続いて合成処理
15を行う点で相違する。
【0034】図11の14a、14bは、2値化処理さ
れて得られた複数の2値データそれぞれに対して解像度
変換を行うものである。また、解像度変換処理を行った
後のデータの合成処理において、元の多値データが示す
階調を良好に表現してプリントを行うために、解像度変
換処理によって得られた複数の2値データが重なる位置
のドットを、拡張してプリントするよう変換する処理が
施される。この拡張の処理は、例えば、ドットを縦、
横、斜め等の複数の方向に膨らませる処理である。この
ようにドットの拡張処理を行うことにより、階調性を良
好にすることができ、合成処理時に生じ得る階調性の低
下による画質の劣化を防ぐことができる。
【0035】図5は図11に示す解像度変換14a、1
4bの処理を行った後の合成処理15における具体例を
示す図である。図5においては、塗られたマスが記録ド
ット位置を示す。
【0036】図5(a)、(b)は、図11の2値化処
理13a、13bによって得られた複数の2値データの
一例を示す。図5(c)、(d)は、それぞれ、図5
(a)、(b)の2値データに解像度変換処理を施した
2値データを示している。尚、本実施形態における解像
度変換の変倍率は縦、横とも2倍の解像度とするもので
ある。解像度変換されたそれぞれの2値データ(c)、
(d)は、図11の合成処理15により合成されて、図
5(e)に示す一つの2値画像データとなる。ここで、
図5(e)に示す2値のデータは、図5(c)に示す2
値データと図5(e)に示す2値データの論理和をとっ
て合成し、さらに、2つの2値データのドットが一致す
る画素を周囲に拡張するように記録するドットを増加さ
せたものである。
【0037】次に、図5(e)に示すように複数の2値
データを合成する手法を詳細に説明する。図5(c)に
示す2値の画像データをM、図5(d)に示す2値の画
像データをNとし、ドットが記録されるデータを
「1」、ドットが記録されないデータを「0」として2
値で示されるものとする。この2つのデータM,Nにつ
いて、論理和と論理積をとり、論理和によって得られる
データについてはそのままとする。論理積によって得ら
れるデータは、2つのデータM,Nのドットが重なる位
置であり、この重なるドットについては図6に例を示す
ように記録ドットを周囲に膨らませるように拡張する処
理を行う。図6に示す例は2つのデータで重複するドッ
トの周囲に、縦、横方向へそれぞれ1ドットずつデータ
を付加するものである。
【0038】尚、ドットを拡張する程度については、適
宜採用し得るものであるが、解像度変換処理やデータ変
換係数(m、n)との関連して適切な程度に行えばよ
い。例えば、データ変換係数が(m+n=1)の条件を
満たす場合には、周囲にドットを増加させることにより
拡張されるサイズを解像度変換前の1画素のサイズとな
るようにすることが好ましい。また、拡張されるサイズ
を、解像度変換前の1画素のサイズを上限として拡張す
ることが好ましい。
【0039】次に、図13に示すフローチャートを参照
して、本実施形態の特徴的な画像処理におけるデータの
流れを説明する。尚、図13のステップS22からステ
ップS25に示す処理は、一色に対応したデータの流れ
であり、複数の色それぞれに対応した版を作成するため
に、各処理は色毎に行われるものである。また、ステッ
プS21からステップS23までの処理は、図12に示
すフローチャートを参照して説明した実施形態1の構成
と同様であり、説明を省略する。
【0040】図13に示すステップS24では、ステッ
プS23の2値化処理によって得られた複数の2値デー
タそれぞれについて解像度変換の処理が行われる。解像
度変換を行った後に、解像度変換によって得られた複数
の2値画像データの合成処理(ステップS25)が行わ
れる。この合成処理において、図5を参照して説明した
ように、複数の2値画像データ(図5(c)及び図5
(d))で重複するドットについて、周囲に記録ドット
を増やすドット拡張処理が行われる。このようにして、
ステップS22からステップS25までの処理を色毎に
行い、得られた各色のデータに基づいて色毎の版を作成
することにより、各色の版によるプリントを重ね合わせ
て記録媒体上に印刷を行う場合に、各版のプリント画像
のズレが目立ちにくく、結果として常に良好な画像を記
録媒体上に形成することが可能となる。
【0041】図7は、実施形態1の説明においても述べ
た通り、通常の2値化処理を行った場合の、各色の版の
ドットの状態と、各色の版を重ねて混色した状態を示し
ている。先述したように、各色の版によるプリントを重
ね合わせる際の位置合わせ精度が充分な場合は、図7
(d)に示すようにドットが良好に重なるが、位置合わ
せ精度が不十分な場合には、図7(e)に示すように各
色のドットの位置がずれ、ドットが乱れた状態で重なっ
てしまう。
【0042】これに対して図9は本実施形態による処理
を施して得られる各色の2値データにより作成した版の
ドットの状態と、各色の版を重ねて混色した状態を示し
ている。図9(a)、(b)、(c)それぞれは、シア
ン、マゼンタ、イエローに対応した版のドットを形成す
る位置を示している。また、図9(d)は、各色の版を
重ねて混色した状態であり、各色の版によるプリントを
重ね合わせる際の位置合わせ精度が充分な場合のドット
の重なり状態を示している。また、図9(e)は、各色
の版を重ねて混色した状態について、各色の版によるプ
リントを重ね合わせる際の位置合わせ精度が充分に高く
ない場合のドットの重なり状態を示している。
【0043】図9(d),(e)に示すように、本実施
形態においても、各色の版によるプリントの重ね合わせ
る際の位置合わせ精度が充分な場合も不十分な場合もド
ットの重なり具合いに大きな変化はなく、版ズレが発生
しずらい画像を形成することが可能となる。
【0044】(実施形態3)次に本発明の実施形態3に
ついて、図を参照して詳細に説明する。
【0045】本実施形態は、プリントに使用する色剤で
あるインクに対応させて色展開を行った後の2値化処理
の手法を、各色毎に異ならせることにより、版ズレを目
立たなくして良好なプリント結果を得るものである。本
実施形態の手法においては、図2に示す従来の手法に簡
単な構成を付すだけで版ズレを目立たなくできる効果が
得られるものである。
【0046】本実施形態においては、図2に示すインク
色展開処理21に続いて行われる2値化処理22を、色
毎に異ならせることを特徴とするものである。尚、この
2値化処理に関して誤差拡散法を例に挙げて前述した
が、2値化の手法は誤差拡散法、ディザ法等の種々の手
法を適用することができる。
【0047】本実施形態において2値化の手法を異なら
せる例としては、誤差拡散法においては、例えば各イン
ク色毎に異なる誤差分配マトリクスを使用して2値化処
理を行うことが挙げられる。また、この手法以外にも、
例えば、2値化の閾値を各インク色で異なる方法を採用
することも有効である。また、誤差拡散法、ディザ法等
のそれぞれの方法で2値化の手法を異ならせる構成に限
らず、例えば、色毎に誤差拡散法、ディザ法等など異な
る2値化処理手法を使用してもよい。
【0048】本実施形態によっても、版ズレによる画質
劣化を抑えて、良好な画像をプリント可能な版を作成す
ることが可能である。詳細に説明すると、例えば、色展
開を行って得られたシアンに対応する多値データとマゼ
ンタに対応する多値データとが全く同じであった場合、
それぞれで共通の2値化処理を行うと、2値化されたデ
ータも同じものとなってしまう。その結果に従って版を
作成すると、版同士の位置のずれが全く生じない場合は
2色のドットが同じ位置に記録されて良好な画像のプリ
ントが行われてしまう。しかしながら、版の位置が微妙
にずれた場合、2色のドットの重なり状態が全体として
ずれてしまい、結果として全体の色調が変化してしま
う。
【0049】本実施形態で説明する発明によれば、各色
の多値データが同じであっても、複数の色それぞれで2
値化処理を異ならせることにより、各色の記録されるド
ットの位置を異ならせることができ、版を精度良く位置
合わせ可能な場合と、版の位置が微妙にずれてしまった
場合とで画質の差を少なくでき、版ズレによる画質の劣
化を抑えることができる。
【0050】(他の実施形態)本発明の目的は、前述し
た実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム
コードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に
供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(ま
たはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラ
ムコードを読出し実行することによっても、達成される
ことは言うまでもない。
【0051】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0052】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0053】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0054】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユ二ットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユ二ットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0055】尚、本発明を上記記憶媒体に適用する場
合、その記憶媒体には、先に発明した、図1、図3を参
照して説明した処理を示すフローチャートである図1
2、図11を参照して説明した処理を示すフローチャー
トである図13、図2を参照して説明した処理、等に対
応するプログラムコードが格納されることになる。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の構成によれ
ば、画像データに基づいて版を作成する際において、版
による印字物生成時に版の位置にずれが生じても画像の
品位劣化が生じにくい版作成のためのデータを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例形態1における画像データ処理
を説明する図である。
【図2】色展開処理及び2値化処理による版作成のため
の画像データ処理を説明する図である。
【図3】本発明の実施形態1における画像処理の具体例
を示す図である。
【図4】本発明の実施形態1において、2つの2値デー
タの合成の具体例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態2において、解像度変換、及
び2値データの合成処理の具体例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態2において、複数の2値デー
タの合成におけるドットが重なる場合の処理の具体例を
示す図である。
【図7】従来の手法により作成された各色の版のドット
の配置と、複数色の版によるドットを重ね合わせた場合
のドットの配置を示す図である。
【図8】本発明を採用して作成された各色の版のドット
の配置と、複数色の版によるドットを重ね合わせた場合
のドットの配置を示す図である。
【図9】本発明を採用して作成された各色の版のドット
の配置と、複数色の版によるドットを重ね合わせた場合
のドットの配置を示す図である。
【図10】インクジェット方式の捺染システムとスクリ
ーン版を用いた捺染システムそれぞれにおける印刷処理
の流れを示す図である。
【図11】本発明の実施例形態2における画像データ処
理を説明する図である。
【図12】本発明の実施形態1による画像データの処理
を説明するフローチャートである。
【図13】本発明の実施形態2による画像データの処理
を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
101 画像データ 102 インクジェット捺染システム 111 スクリーン版印刷装置 112 スクリーン版 113 スクリーン捺染機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 1/46 Z (72)発明者 遠藤 浩志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 飯野 明夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 高木 英一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 松本 久 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 小笹 剛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA11 BA25 BA29 CA01 CA08 CB01 CB06 CE08 CE12 CE17 CH11 DA17 DB06 DB08 DB09 5C076 AA12 AA27 BA02 BA07 BB08 CA01 5C077 LL19 MP06 MP08 NN02 NN08 PP23 PP33 PP39 PP48 PQ22 RR02 RR08 RR09 SS02 TT05 5C079 HB02 KA12 LA24 LA34 LC04 LC09 MA01 NA04 NA05 PA03

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される多値画像データの処理を行う
    画像処理装置において、 一つの色に対応する多値の画像データを、複数の多値の
    画像データに変換するデータ変換手段と、 前記データ変換手段によって得られた複数の多値の画像
    データそれぞれを2値の画像データに変換する2値化手
    段と、 前記2値化手段によって得られた複数の2値の画像デー
    タを合成する合成処理手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記データ変換手段は、前記多値の画像
    データを、それぞれ異なる複数の任意の係数を用いるこ
    とにより、前記複数の多値の画像データに変換すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の任意の係数それぞれは、0よ
    り大きく1未満の値であることを特徴とする請求項2に
    記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の任意の係数の和は1以上であ
    ることを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】 前記2値化手段は、誤差拡散法またはデ
    ィザ法により、前記多値の画像データを2値の画像デー
    タに変換することを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記2値化手段は、前記複数の多値の画
    像データそれぞれに対する2値化の処理を異ならせるこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記2値化手段は誤差拡散法により前記
    多値の画像データを2値の画像データに変換するもので
    あって、前記複数の多値の画像データそれぞれに対し
    て、誤差拡散法における誤差の分配係数を異ならせるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記2値化手段はディザ法により前記多
    値の画像データを2値の画像データに変換するものであ
    って、前記複数の多値の画像データそれぞれに対して、
    2値化の際のディザマトリックスを異ならせることを特
    徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記合成処理手段は、複数の2値の画像
    データの論理和をとることを特徴とする請求項1乃至8
    のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記2値化手段によって得られた2値
    の画像データの解像度を変換する解像度変換手段をさら
    に有し、 前記合成処理手段は、前記解像度変換手段によって変換
    された2値の画像データを合成することを特徴とする請
    求項1乃至9のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記2値の画像データはドットの記録
    の有無を示すデータであり、前記合成処理手段は、複数
    の2値の画像データの論理和をとるとともに、前記複数
    の2値の画像データ間でドットの記録を示すデータが重
    複する位置の周囲に、ドットの記録を示すデータの拡張
    を行うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに
    記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記合成処理手段は、前記複数の2値
    の画像データ間でドットの記録を示すデータが重複する
    場合、そのデータの縦、横、斜め方向へ対してドットの
    記録を示すデータを拡張することを特徴とする請求項1
    1に記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記合成処理手段は、複数の2値の画
    像データを合成によって一つの2値の画像データとする
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の
    画像処理装置。
  14. 【請求項14】 入力される多値画像データの処理を行
    う画像処理方法において、 一つの色に対応する多値の画像データを、複数の多値の
    画像データに変換するデータ変換工程と、 前記データ変換工程により変換されて得られた複数の多
    値の画像データそれぞれを2値の画像データに変換する
    2値化工程と、 前記2値化工程により2値化されて得られた複数の2値
    の画像データを合成する合成処理工程と、 からなることを特徴とする画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記データ変換工程は、前記多値の画
    像データを、それぞれ異なる複数の任意の係数を用いる
    ことにより、前記複数の多値の画像データに変換するこ
    とを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記複数の任意の係数は、いずれも0
    より大きく1未満の値であることを特徴とする請求項1
    5に記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記複数の任意の係数の和は1以上で
    あることを特徴とする請求項15または16に記載の画
    像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記2値化工程は、誤差拡散法または
    ディザ法のいずれかの手法により2値化を行うことを特
    徴とする請求項14乃至17のいずれかに記載の画像処
    理方法。
  19. 【請求項19】 前記2値化工程は、前記複数の多値の
    画像データそれぞれに対する2値化の処理を異ならせる
    ことを特徴とする請求項14乃至18のいずれかに記載
    の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記2値化工程は誤差拡散法により多
    値の画像データの2値化を行うものであって、前記複数
    の多値の画像データそれぞれに対して、誤差拡散法にお
    ける誤差の分配係数を異ならせることを特徴とする請求
    項19に記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記2値化工程はディザ法により多値
    の画像データの2値化を行うものであって、前記複数の
    多値の画像データそれぞれに対して、2値化の際のディ
    ザマトリックスを異ならせることを特徴とする請求項1
    9に記載の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 前記合成処理工程は、複数の2値の画
    像データの論理和をとって合成を行うことを特徴とする
    請求項14乃至21のいずれかに記載の画像処理方法。
  23. 【請求項23】 前記2値化工程によって得られた2値
    の画像データの解像度を変換する解像度変換工程をさら
    に有し、 前記合成処理工程は、前記解像度変換工程によって解像
    度が変換された2値の画像データを合成することを特徴
    とする請求項14乃至22のいずれかに記載の画像処理
    方法。
  24. 【請求項24】 前記2値の画像データはドットの記録
    の有無を示すデータであり、前記合成処理工程は、複数
    の2値の画像データの論理和をとるとともに、前記複数
    の2値の画像データ間でドットの記録を示すデータが重
    複する位置の周囲に、ドットの記録を示すデータの拡張
    を行うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに
    記載の画像処理方法。
  25. 【請求項25】 前記合成処理工程は、複数の2値の画
    像データを合成によって一つの2値の画像データとする
    ことを特徴とする請求項1乃至24のいずれかに記載の
    画像処理方法。
  26. 【請求項26】 前記データ変換工程に先立ち、入力さ
    れる画像データを色毎の多値画像データに展開する色展
    開処理を行うことを特徴とする請求項14乃至25のい
    ずれかに記載の画像処理方法。
  27. 【請求項27】 前記データ変換工程、前記2値化工
    程、および前記合成処理工程を、前記色展開処理によっ
    て得られた色毎の多値画像データそれぞれに対して行う
    ことを特徴とする請求項26に記載の画像処理方法。
  28. 【請求項28】 入力される多値画像データの処理を行
    う画像処理を行うプログラムが格納されたコンピュータ
    可読メモリであって、 一つの色に対応する多値の画像データを、複数の多値の
    画像データに変換するデータ変換工程のプログラムコー
    ドと、 前記データ変換工程により変換されて得られた複数の多
    値の画像データそれぞれを2値の画像データに変換する
    2値化工程のプログラムコードと、 前記2値化工程により2値化されて得られた複数の2値
    の画像データを合成する合成処理工程のプログラムコー
    ドと、 からなることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
  29. 【請求項29】 前記2値化工程によって得られた2値
    の画像データの解像度を変換する解像度変換工程のプロ
    グラムコードをさらに有し、 前記合成処理工程のプログラムコードは、前記解像度変
    換工程によって解像度が変換された2値の画像データを
    合成する処理を行うことを特徴とする請求項28に記載
    のコンピュータ可読メモリ。
  30. 【請求項30】 入力される多値画像データの処理を行
    う画像処理方法において、 入力される画像データを色毎の多値画像データに展開す
    る色展開工程と、色毎の多値画像データそれぞれを、色
    毎に異なる2値化の処理により2値の画像データに変換
    する2値化工程と、 からなることを特徴とする画像処理方法。
  31. 【請求項31】 前記2値化工程は、誤差拡散法または
    ディザ法のいずれかの手法により2値化を行うことを特
    徴とする請求項30に記載の画像処理方法。
  32. 【請求項32】 前記2値化工程は誤差拡散法により多
    値の画像データの2値化を行うとともに、2値化の際の
    誤差の分配係数を色毎に異ならせることを特徴とする請
    求項30または31に記載の画像処理方法。
  33. 【請求項33】 前記2値化工程はディザ法により多値
    の画像データの2値化を行うとともに、2値化の際のデ
    ィザマトリックスを色毎に異ならせることを特徴とする
    請求項30または31に記載の画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021106364A (ja) * 2019-12-27 2021-07-26 国立大学法人千葉大学 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP7303504B2 (ja) 2019-12-27 2023-07-05 国立大学法人千葉大学 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

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