JPH10173947A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JPH10173947A
JPH10173947A JP8335574A JP33557496A JPH10173947A JP H10173947 A JPH10173947 A JP H10173947A JP 8335574 A JP8335574 A JP 8335574A JP 33557496 A JP33557496 A JP 33557496A JP H10173947 A JPH10173947 A JP H10173947A
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color
image
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JP8335574A
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Shinichi Kato
進一 加藤
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オフセット印刷の色味・階調性と複写機の色味
・階調性とを合致させる。 【解決手段】複写機200によりオフセット印刷の色見
本帳(サンプル画像)を読み取り、読み取った画像に基
づいて、色補正係数(マトリックス演算係数)及び階調
補正曲線を算出し、設定する。複写機200に画像デー
タを供給する際、色補正演算部110及び階調補正部1
20において,設定された色補正係数及び階調補正曲線
に基づいて画像データを補正することにより、オフセッ
ト印刷と同様の色味・階調性を有する出力画像を得るこ
とができる.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
その方法に係り、特に、画像を変換する画像処理装置及
びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像入出力装置、とりわけフルカ
ラー複写機を中心として、パーソナルコンピュータ、フ
ルカラースキャナ、フルカラー高精細ディスプレイ、フ
ルカラープリンタ、アプリケーションソフトなどから構
成されるフルカラー製版システムが、その低価格化及び
高機能化に伴って普及してきた。これにより、従来は熟
練を要したフルカラーのオフセット印刷に関する作業工
程のうち、製版印刷の前工程の確認のための印刷見本と
なるカラーカンプ作成までは、フルカラー製版システム
の操作者自身によって比較的低コストかつ短時間で一括
して行えるようになってきた。。
【0003】例えば、販売促進のためのパンフレットを
印刷する場合、従来は、デザイナーが紙上で作画したデ
ザイン案を製版印刷業者に提出し、写植打ち、色分解、
網だし、集版などの製版印刷の工程を経て、本刷りの試
し刷りとして、印刷後のイメージを確認するための校正
刷りが行われる。このように、製版印刷は、多くの工程
を経て行われるために、多大な時間と費用を要する他、
各工程毎に熟練した人手を要し、デザイン変更などに対
して早急に対応できないなどの問題がある。
【0004】しかし、近年、フルカラー製版システムが
登場し、印刷するパンフレット等のデザインをホストコ
ンピュータ上で作案してレイアウトを行うことによりパ
ンフレット等のデザイン画を作成し、フルカラー複写機
などの画像出力装置からその場でプリントできるように
なった。その結果、印刷の本刷りのイメージをその場で
確認することが可能になったため、製版印刷の前行程の
確認としての印刷見本となる校正刷りまでは、フルカラ
ー製版システムの操作者自身によって非常に効率良く短
時間で一括して行える。
【0005】一般に、オフセット印刷においては、C
(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブ
ラック)からなるプロセスインキのそれぞれの網点面積
率を変えることにより色を調合して印刷することが多
い。そのため、印刷インキ会社各社より、自社のインキ
を使用してオフセット印刷を行った場合に、どのような
色味で印刷されるのかを確認するための色見本帳(プロ
セスインキの網点面積率を変えて混色したカラーパッチ
が、多数印刷されているサンプル画像)と呼ばれる刷り
見本が発行されている。カラー製版システムの操作者
は、この色見本帳を参考として印刷の色味を決定するこ
とになる。
【0006】従って、カラー製版システムによってオフ
セット印刷のためのカラーカンプを作成する場合には、
オフセット印刷におけるC,M,Y,Kインクの網点面
積率(以下、CMYK網点面積率という)に対応してい
るCMYK画像信号で表現される入力画像を該カラー製
版システムに入力して処理・出力した際に得られるカラ
ー出力機からの出力画像の色味が、オフセット印刷によ
る印刷結果における色味とほぼ同等であることが要求さ
れる。
【0007】次に、オフセット印刷におけるデザインか
ら校正刷りまでをフルカラー製版システムで一括して行
うための従来の方法について説明する。
【0008】フルカラー製版システムとして、例えば、
ホストコンピュータと、リーダ及びプリンタ、あるいは
カラー複写機とを接続する画像入出力制御装置(例え
ば、ホストコンピュータからの画像データに対して所定
の処理を施した後に、カラー複写機へ画像データを転送
する装置)を有するシステムがある。このシステムは、
カラー複写機を画像入出力制御装置を介してホストコン
ピュータに接続することにより、ホストコンピュータ上
で作製したCG画像などを、カラー複写機のプリンタ部
より出力することができる。
【0009】操作者は、このフルカラー製版システムを
用いて、ホストコンピュータ上でデザイン・レイアウト
などを行って作成したフルカラー画像のデジタルデータ
をカラー複写機より出力することにより、短時間かつ安
価にカラーカンプを手に入れることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
フルカラー製版システムにおいても未解決の問題があ
る。
【0011】すなわち、フルカラー製版システムを構成
する画像入出力装置として、例えば、フルカラー複写機
を使用した場合に、そのCMYKカラートナーの色味、
階調特性などが、オフセット印刷のCMYKプロセスカ
ラーインキの色味、階調特性と異なるために、フルカラ
ー複写機による出力画像とオフセット印刷による出力画
像との色味が異なってしまう。この問題は、フルカラー
複写機に限らず、使用する色剤の色味がオフセット印刷
の色味と異なるカラープリンタでも同様であると言え
る。
【0012】カラー複写機を単独で複写機として使用す
る場合には、カラー複写機のスキャナ部で読み取られた
カラー原稿は、カラー複写機の本体内の色処理回路を通
ることによって、入力されたカラー原稿の色味と同様な
色味で出力するように色処理が行われ、カラー複写機の
プリンタ部で出力される。そのため、オフセット印刷で
刷られた印刷原稿の場合でも、ほぼ同様な色味でプリン
トすることができる。一方、フルカラー製版システムの
プリンタとしてカラー複写機を使用する場合には、以下
に示すような問題点がある。
【0013】ホストコンピュータ上のアプリケーション
ソフトを使用し、作成されたフルカラー画像をカラー複
写機より出力する場合に、CMYK網点面積率に対応し
た信号(例えば、CMYK画像信号)は、ホストコンピ
ュータから画像入出力制御装置を介してカラー複写機へ
送られる。すなわち、ホストコンピュータからのCMY
K画像信号が画像入出力制御装置へ送られる。
【0014】画像入出力制御装置は、受け取ったCMY
K画像信号をCMYKのラスタ画像として、装置内のメ
モリに展開する。展開されたCMYKの各ラスタ画像
は、カラー複写機でプリントされる際の色順で順次送出
され、カラー複写機のプリンタ部で出力される。つま
り、ホストコンピュータから供給されたCMYK網点面
積率に対応したCMYK画像信号は、カラー複写機の本
体内の色処理を受けずに出力されるため、オフセット印
刷のCMYKプロセスインキと異なる色味、階調特性の
画像が出力される。その理由は、カラー複写機のプリン
タ部は、オフセット印刷とは異なる色味を持つ色材、階
調特性を有するからである。
【0015】例えば、C:10%、M:40%、Y:9
0%、K:5%などというCMYK網点面積率を持つパ
ッチをオフセット印刷で刷ったときの色味、階調特性な
どと、フルカラー製版システムのカラー複写機によりプ
リントされてくる色味、階調特性などとが、同じ画像信
号に基づくにも拘わらず異なってしまう。
【0016】この問題を解決するために、画像入出力制
御装置内において、カラー複写機の出力時のカラーバラ
ンスやカラーカーブを調整するものもある。しかし、こ
の方法は、カラーバランスやカラーカーブを補正するだ
けであるため、オフセット印刷に合致した補正をするこ
とができない。また、オフセット印刷のCMYKプロセ
スインキを同様の色味を持つCMYKカラートナーを使
いカラー複写機より出力すれば、オフセット印刷による
色味と同等な色味で出力することができる。しかし、こ
の方法では、CMYKカラートナーを新規に作成し商品
化するためには、時間、コスト、工場の設備投資などの
問題を招く。
【0017】以上説明した問題のため、従来のフルカラ
ー製版システムにおいては、その出力画像の色味をオフ
セット印刷による色味と同等にすることは困難であっ
た。
【0018】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、色味及び階調を所望の特性に簡単に補正でき
る画像処理装置及び方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、入力画像データに対して色味調整を行う色味調整
手段と、入力画像データに対して階調補正を行う階調補
正手段とを有する画像処理装置であって、サンプル画像
を示す画像データを入力する入力手段と、前記画像デー
タに基づき前記色味調整に関する色味調整データ及び前
記階調補正に関する階調補正データを生成し、記憶する
生成手段とを有することを特徴とする。
【0020】本発明に係る画像処理装置において、前記
色味調整は、マトリクス演算に基づく色味調整を行うこ
とが好ましい。
【0021】本発明に係る画像処理装置において、前記
階調補正は、複数の色成分に対して独立に階調補正を行
うことが好ましい。
【0022】本発明に係る画像処理装置において、前記
サンプル画像は、色見本帳であることが好ましい。
【0023】本発明に係る画像処理装置において、前記
サンプル画像は標準の出力デバイスで生成され、前記色
味調整データ及び前記階調補正データは該標準の出力デ
バイスの出力に所望の出力デバイスをマッチングさせる
ように生成されることが好ましい。
【0024】本発明に係る画像処理装置において 前記
生成手段は、前記サンプル画像に含まれる混色サンプル
を含むサンプルに基づき前記色味調整データを生成し、
前記サンプル画像に含まれる単色サンプルに基づき前記
階調補正データを生成することが好ましい。
【0025】本発明に係る画像処理装置において、前記
入力手段は、更に前記サンプル画像に含まれるサンプル
の網点面積率を入力することが好ましい。
【0026】本発明に係る画像処理方法は、入力画像デ
ータに対して色味調整を行う色味調整工程と、入力画像
データに対して階調補正を行う階調補正工程とを有する
画像処理方法であって、サンプル画像を示す画像データ
を入力する入力工程と、前記画像データに基づき前記色
味調整に関する色味調整データ及び前記階調補正に関す
る階調補正データを生成して記憶手段に格納する生成工
程とを有することを特徴とする。
【0027】本発明に係る画像処理方法において、前記
サンプル画像は標準の出力デバイスで生成され、前記色
味調整データ及び前記階調補正データは該標準の出力デ
バイスの出力に所望の出力デバイスをマッチングさせる
ように生成されることが好ましい。
【0028】本発明に係る画像処理方法において、前記
生成工程は、前記サンプル画像に含まれる混色サンプル
を含むサンプルに基づき前記色味調整データを生成し、
前記サンプル画像に含まれる単色サンプルに基づき前記
階調補正データを生成することが好ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の好適な実施の形態を説明する。
【0030】<第1の実施の形態>図1は、本発明の実
施の形態に係る画像処理システムの構成を示す図であ
る。図1において、100は画像処理装置であり、画像
入出力制御装置300と、カラー複写機などの画像入出
力装置200との間に接続されている。ここで、画像入
出力装置200として、カラープリンタなどの画像出力
部とスキャナなどの画像入力部とが別体をなして接続さ
れていても構わない。500はホストコンピュータであ
り、画像処理部100及び画像入出力制御装置300を
介して画像入出力装置200と接続されている。また、
400はカラーモニタ等の表示部、600はシステムに
対する操作者からの指示やデータを入力するための操作
部であり、例えば、キーボードなどを含む。
【0031】図2は、画像入出力装置200の一例とし
てのカラー複写機の概略構成を示す図である。図2にお
いて、201はイメージスキャナ部であり、原稿を読み
取り、色空間の変換等のディジタル信号処理を施す部分
である。また、202はプリンタ部であり、イメージス
キャナ201によって読み取られた原稿画像に対応した
画像を記録紙にフルカラーでプリントする部分である。
【0032】イメージスキャナ201において、200
は鏡面圧板であり、原稿台ガラス(プラテン)203上
の原稿204は、ランプ205で照射され、ミラー20
6,207,208に導かれ、レンズ209によって、
3ラインの個体撮像素子センサ(CCD)210上に像
を結び、フルカラー情報としてのレッド(R),グリー
ン(G),ブルー(B)の3つの画像信号が信号処理部
211に送られる。なお、205,206は速度vで、
207,208は速度1/2vでラインセンサの電気的
走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に動くこ
とによって、原稿全面を走査(副走査)する。この例で
は、原稿204は、主走査及び副走査ともに400dp
i(dots/inch)の解像度で読み取られる。
【0033】信号処理部211においては、読み取られ
た画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン
(C),イエロー(Y),ブラック(Bk)の各成分に
分解し、プリンタ部202に送る。また、イメージスキ
ャナ201における一回の原稿操作につき、M,C,
Y,Bkのうち一つの成分がプリンタ部202に送ら
れ、計4回の原稿走査によって、一回のプリントアウト
が完成する。
【0034】イメージスキャナ部201より送られてく
るM,C,Y,Bkの各画像信号は、レーザドライバ2
12に送られる。レーザドライバ212は、送られてき
た画像信号に応じ、半導体レーザ213を変調駆動す
る。レーザ光は、ポリゴンミラー214、f−θレンズ
215、ミラー216を開始、感光ドラム217上を走
査する。この例では、読取と同様に主走査及び副走査と
もに400dpi(dots/inch)の解像度で書
き込まれる。
【0035】218は回転現像器であり、マゼンタ現像
部219、シアン現像部220、イエロー現像部22
1、ブラック現像部222より構成され、4つの現像部
が交互に感光ドラム217に接し、感光ドラム上に形成
された静電現像をトナーで現像する。
【0036】223は転写ドラムであり、用紙カセット
224または225より供給される用紙をこの転写ドラ
ム223に巻き付け、感光ドラム上に現像された像を用
紙に転写する。
【0037】この様にして、M,C,Y,Bkの4色が
順次転写された後に、記録紙は、定着ユニット226を
通過して、トナーが用紙に定着された後に排紙される。
【0038】画像入出力装置200は、例えば、信号処
理部211内に画像処理装置100とのインターフェー
ス部を備え、画像処理装置100から送出される画像デ
ータを受信して、対応する画像をプリントすることがで
きる他、イメージスキャナ部201により読み取った原
稿画像を画像処理装置100に送信することもできる。
【0039】図3は、画像入出力制御装置300の具体
的な構成例を示す図である。図3において、ホストコン
ピュータ500は、画像入出力制御装置300とインタ
ーフェイス部301により接続されおり、例えば、画像
入出力装置200に対して画像データとしてのコマンド
群を供給する。このコマンド群は、画像情報を記述した
ものである。このようなコマンド体系は、ページ記述言
語(PDL)と呼ばれ、代表的なものとして、Post
ScriptRやCapslRなどがある。
【0040】インターフェース部301は、ホストコン
ピュータ500より受信した画像データ(PDLのコマ
ンド群)をコマンドインタプリタであるPDLインタプ
リタ部302に転送する。PDLインタープリタ部30
2は、転送されたコマンド群を解釈して、これをビット
マップ画像に展開し、ビットマップメモリ部303に書
き込む。ホストコンピュータ500から送信された全コ
マンドについてラスタ展開が終了すると、PDLインタ
ープリタ302は、不図示のコントローラ部に処理の終
了を通知する。該コントローラ部は、その処理の通知を
受け取ると、ビットマップメモリ部303上に生成され
たビットマップデータを、インターフェイス部304よ
り送出することにより、画像処理装置100を介して画
像入出力装置200へ転送し、ハードコピー画像を出力
せしめる。
【0041】図4は、画像処理装置100の具体的な構
成例を示す図である。画像処理装置100は、インター
フェイス部101によって画像入出力制御装置300と
接続され、画像入出力制御装置300から転送される画
像データ(ビットマップデータ)を受信する。そして、
転送されたシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)、ブラック(K)の各画像データに対して、色補
正演算部110によって後述のマトリクス演算を施す。
この演算で使用されるマトリクス演算係数は、後述のマ
トリクス演算係数導出部130によって決定される。マ
トリクス演算が行われたCMYKの各画像データは、階
調補正部120によって、後述の階調補正処理が施され
る。この処理で使用される階調補正曲線は、後述の階調
補正曲線導出部140によって決定される。以上のよう
な処理が施された各色の画像データは、順次インターフ
ェイス部102を介して、画像入出力装置200に転送
され、ハードコピー画像が出力される。
【0042】図5は、画像処理装置100内の色補正演
算部110の具体的な構成例を示す図である。図5にお
いて、111は画像処理装置100のインターフェイス
部101を通じて、画像入出力制御装置300より転送
されるCMYKの画像データである。画像データは、例
えば、4×4のマトリクスに基づいてマトリクス演算部
112によりマトリクス演算される。演算に使用される
マトリクス係数は、マトリクス演算係数メモリ113に
記憶されている。この演算係数は、後述の色補正係数導
出部130で決定される。これにより任意のオフセット
印刷の色味を選択することによって、自由に色味を補正
することができる。マトリクス演算により、画像データ
C,M,Y,Kは、画像データC1,M1,Y1,K1
に変換される。その後、階調補正を行うために、階調補
正部120へと送られる。
【0043】図6は、マトリクス演算部112における
マトリクス演算の具体例を示す図である。マトリクス演
算は、図6(a)に示すような1次項からなる4×4の
マトリクスを用いても良いし、さらに色味一致の精度を
上げるために、図6(b)に示すような2次項を含めた
4×8のマトリクスを用いても良いし、さらには、3次
項以上のN次項のマトリクスを用いても良い。
【0044】図7は、色補正演算部110におけるマト
リクス演算係数を決定する色補正係数導出部130の具
体的な構成例を示す図である。ここで決定されたマトリ
クス演算係数は、マトリクス演算係数メモリ113に記
憶される。図7において、700は印刷インキ会社各社
から発行されている色見本帳(自社のインキを利用して
オフセット印刷を行った場合に、どのような色味で印刷
されるのかを確認するためのサンプル画像)である。
【0045】オフセット印刷で実際に使用するインキに
関し、印刷インキ会社が発行する色見本帳700を画像
入出力装置200のイメージスキャナ部201で読み取
り、読み取った画像にディジタル信号処理を施す。な
お、色見本帳の中の網点面積率のステップは、印刷イン
キ会社毎に異なるのが普通である。例えば、各色0,
5,10,20,30,40,50,60,70,8
0,90,100%の順にCMYKを混色した色見本帳
もあれば、0,10,20,40,60,80,90,
100%の順にCMYKを混色した色見本帳もある。図
7は、0,10,20,30,40,50,60,7
0,80,90,100%の順にCMYKを混色した色
見本帳の例を示している。
【0046】色見本帳700を読み取る際に、操作者
は、使用する色見本帳700の網点面積率に関する情報
(例えば、各ステップにおける網点面積率、ステップ数
等)を画像入出力装置200に配置された不図示の操作
パネルにより入力(設定)する。図7に示す色見本帳7
00においては、例えばステップ数を入力する場合、M
=10、Y=10となる。イメージスキャナ部201に
よって読み取られた色見本帳700の画像信号は、フル
カラー情報としてのレッド(R),グリーン(G),ブ
ルー(B)の3つの画像データに分解され、その信号
は、先に設定した網点面積率に関する情報と共に画像処
理装置100に送られる。
【0047】インターフェイス部102を介して受信し
た網点面積率に関する情報とRGB画像データは、色補
正係数導出部130及び階調補正曲線導出部140に送
られる。色補正係数導出部130において、領域分離部
131は、受け取ったRGB画像データをパッチ部分と
余白部分とに分離し、領域分離したパッチ部分のRGB
画像信号の値を平均化し、順次RGB/Lab演算部1
32に送る。RGB/Lab演算部132では、不図示
のメモリにRGB画像データの信号値を記憶し、RGB
画像データの信号値をLab信号値へ変換する。なお、
RGB信号値からLab信号値への変換については、公
知であるため、詳細については省略する。
【0048】プリンタモデル133には、画像入出力装
置200のプリンタ出力特性、すなわち、任意の値のC
MYK画像データを送った場合の画像入出力装置200
から出力される画像のLab信号値が記憶されている。
【0049】係数算出部134では、網点面積率に関す
る情報と、各網点面積率に対応するLab信号値と、プ
リンタモデル133に記憶されているプリンタ出力特性
とから、最小自乗法に代表される最適化の手法を利用す
ることにより、画像入出力装置200からオフセット印
刷の色味と同様の色味の画像を出力するためのマトリク
ス演算係数を求める。ここで求められたマトリクス演算
係数が色補正演算部110のマトリクス演算係数とし
て、マトリクス演算係数テーブルメモリ113に記憶さ
れる。
【0050】以上のように、オフセット印刷で使用する
インキの色見本帳を読み取り、色味がオフセット印刷に
よる画像を同等になるように画像データを補正するマト
リクス演算係数を求めてマトリクス演算係数テーブルメ
モリ113に設定することにより、画像入出力制御装置
300から転送された画像データを画像入出力装置20
0に供給する際に、画像入出力装置200からの出力画
像の色味がオフセット印刷の色味と同様になるように、
画像データを変換することができる。
【0051】図8は、画像処理装置100内の階調補正
部120の具体的な構成例を示す図である。図8におい
て、C1、M1、Y1、K1は、色補正演算部110か
らの画像データである。転送された画像データ114
は、各々階調補正処理部122,123,124,12
5によって、後述する階調補正処理が施される。126
は階調補正処理部122,123,124,125によ
り階調を補正する際の階調補正テーブルを記憶する補正
テーブルメモリである。この階調補正テーブルは、後述
の階調補正曲線導出部140で決定される。これにより
任意のオフセット印刷の階調補正曲線を選択することに
よって、自由に階調を補正することができる。階調補正
処理部122,123,124,125から出力される
画像データ127は、画像入出力装置200へ転送すべ
くインターフェイス部102に供給される。
【0052】図9は、画像入出力装置及びオフセット印
刷における階調特性の一例を示す図である。
【0053】図9において、aは画像入出力装置200
の階調特性曲線を示す。ここでは、画像入出力装置20
0として、カラー複写機を考える。ここで述べるカラー
複写機は、入力信号値が255のときに最大濃度、入力
信号が0のときに最小濃度(つまり描画しない)とな
り、中間濃度は入力信号に対してリニアになるように設
定してある。
【0054】一方、bはオフセット印刷における階調特
性曲線を示す。このaとbの階調特性の違いのために、
オフセット印刷に適合した画像データに基づいてカラー
複写機で画像を出力すると、全体的に暗い印象の画像と
なり、オフセット印刷と異なる色味になる。
【0055】そこで、階調補正曲線導出部140では、
CMYKの各色について、bのようなオフセット印刷に
おける階調特性曲線を求め、各色について、bのような
階調特性になるような濃度補正曲線(テーブル)を生成
し、補正テーブルメモリ126に設定することにより、
画像入出力装置200の階調特性をオフセット印刷の階
調特性に合致させる。
【0056】階調補正曲線(テーブル)は、CMYKの
各々について独立に備えても良いし、CMYKの全てを
1つの階調補正曲線(テーブル)で代用しても良い。
【0057】図10は、階調補正部120において使用
する階調補正曲線(テーブル)を決定する階調補正曲線
導出部140の具体的な構成例を示す図である。ここで
決定された階調補正曲線は、階調補正テーブルメモリ1
26に記憶される。
【0058】前述のように、画像入出力装置200より
インターフェイス部102を介して受信された網点面積
率に関する情報とRGB画像データは、色補正係数導出
部130の他、階調補正曲線導出部140にも送られ
る。
【0059】階調補正曲線導出部140において、領域
分離部141は、RGB画像データをパッチ部分と余白
部分に分離し、パッチ部分のRGB画像データを平均化
し、順次RGB/CMYK演算部142に送る。この領
域分離部141は、色補正係数導出部130の領域分離
部131と共通にしても良い。
【0060】RGB/CMYK演算部142では、不図
示のメモリにRGB画像データの信号値を記憶し、RG
B信号値をCMYK信号値へ変換する。なお、RGB信
号値からCMYK信号値への変換については、公知であ
るため詳細については省略する。
【0061】CMYK単色スケール抽出部143では、
RGB/CMYK演算部142から供給されるCMYK
信号値から、網点面積率に関する情報に基づいて、CM
YK単色スケールのCMYK信号値を抽出する。このC
MYK信号値は、CMYK網点面積率と異なる性質の値
である。CMYK信号値は、読み取ったパッチの濃度を
示す値であるのに対して、CMYK網点面積率は、読み
取ったパッチに相当する画像をを印刷する際に入力する
値である。
【0062】補正曲線算出部144では、網点面積率に
関する情報と、それに対応するCMYK単色スケールの
CMYK信号値とから、入力信号値(網点面積率)に対
する出力濃度曲線(CMYK信号値)を求める。この入
力信号値(網点面積率)に対する出力濃度(CMYK信
号値)の関係は、図9の出力濃度曲線bに相当する。こ
こで求められた出力濃度曲線は、階調補正部120の階
調補正曲線として、補正テーブルメモリ126に記憶さ
れる。
【0063】以上のように、オフセット印刷で使用する
インキの色見本帳を読み取り、階調特性をオフセット印
刷による出力画像と同等に補正する階調補正曲線を求め
て、これを補正テーブルメモリ126に設定することに
より、画像入出力制御装置300から転送された画像デ
ータを画像入出力装置200に供給する際に、画像入出
力装置200からの出力画像の階調特性がオフセット印
刷の階調特性と同様になるように、画像データを変換す
ることができる。
【0064】図11は、本実施の形態に係る画像処理シ
ステムの動作を示すフローチャートである。同図のフロ
ーチャートは、操作者がオフセット印刷のための画像を
表示部400及び操作部600を用いてホストコンピュ
ータ500上で作案し、これを画像入出力装置200よ
り出力する際の動作を示す。
【0065】操作者は、画像処理装置100内のマトリ
クス演算部110のマトリクス演算係数メモリ113に
適正なマトリクス演算係数を設定し、また、画像処理装
置100内の階調補正部120の補正テーブルメモリ1
26に所望の階調補正テーブルを設定するために、色見
本帳700を画像入出力装置200のイメージスキャナ
部201で読み取らせる。
【0066】先ず、S1101において、色見本帳の読
み取り指示を待つ。この色見本帳の読み取りは、ホスト
コンピュータ500、すなわち操作部600を介して操
作者から与えられる指示に基づいて実行しても良いし、
画像入出力制御装置300に設けられた不図示の操作パ
ネルを介して操作者から与えられる指示に基づいて実行
しても良いし、その他、画像処理装置100や画像入出
力装置200に設けられた不図示の操作パネル等を介し
て与えられる指示に基づいて実行しても良く、指示手段
が特に限定されるものではない。
【0067】S1102では、色見本帳の読み取り指示
に基づいてイメージスキャナ部201により色見本帳7
00を読み取る。S1103では、読み取った画像信号
に基づいて、色補正係数導出部130及び階調補正曲線
導出部140において、マトリクス演算係数及び階調補
正曲線を夫々求める。そして、S1104において、マ
トリクス演算係数メモリ113及び階調補正テーブルメ
モリ部126に対して、マトリクス演算係数及び階調補
正曲線を夫々設定する。
【0068】次いで、S1105において、ホストコン
ピュータ500より、作成した画像データ(PDLコマ
ンド)を送出し、画像入出力制御装置300において、
その画像データをビットマップ形式の画像データに変換
し、画像処理装置100に転送する。
【0069】S1106では、画像処理装置100にお
いて、設定されたマトリクス演算係数及び階調補正テー
ブルに基づいて、色補正演算部110及び階調補正部1
20により、転送に係る画像データ(ビットマップ形
式)に対してマトリクス演算及び階調補正処理を施し、
画像入出力装置200に転送する。
【0070】S1107において、画像入出力装置20
0は、転送された画像データに基づいて記録紙上に画像
を出力する。
【0071】上述のように、本実施の形態によれば、任
意のオフセット印刷における色味、階調性に合致した画
像を画像入出力装置において形成するために、所望のオ
フセット印刷に関する色見本帳を読み取り、その結果に
基づいて画像データを変換・補正するためのマトリクス
演算係数及び階調補正曲線(テーブル)を設定し、これ
らに基づいて、画像データを変換するため、画像入出力
装置による出力画像とオフセット印刷との色味、階調性
を合致させることができる。
【0072】従って、オフセット印刷のCMYKプロセ
スインキの色味、階調性と画像入出力装置の色味、階調
性との差異を考慮する必要がなくなる。
【0073】<第2の実施の形態>上記の実施の形態
は、画像処理装置100を独立の装置としたシステムの
構成例であるが、本実施の形態は、画像処理装置100
を画像入出力制御装置300内に組み込んだシステムの
構成例を提供する。
【0074】図12は、本発明の第2の実施の形態に係
る画像処理システムの構成を示す図である。画像処理部
100’は、上記の画像処理装置100よりインターフ
ェース部101及び102を削除したものであるが、画
像処理に関しては画像処理装置100と同一の機能を有
する。なお、第1の実施の形態と実質的に同一の機能を
有する構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略す
る。
【0075】上記のように、画像処理装置100と画像
入出力制御装置300とを一体化することにより、シス
テムの小型化、高速化することができる。
【0076】画像処理装置100は、画像入出力制御装
置300と一体化するのみならず、例えば、画像入出力
装置200内に組み込んでも良いし、例えば、画像処理
装置100と画像入出力制御装置300との双方を画像
入出力装置200内に組み込んでも良い。
【0077】<第3の実施の形態>本実施の形態は、数
種類の色見本帳700を予め読み取り、マトリクス演算
係数メモリ113及び階調補正テーブルメモリ部126
に夫々数種類のマトリクス演算係数及び階調補正曲線
(テーブル)を登録しておき、画像入出力装置200に
画像データを供給する際に、所望のオフセット印刷に対
応したマトリクス演算係数及び階調補正テーブルを選択
可能なシステムを提供する。
【0078】図13は、本発明の第3の実施の形態の画
像処理システムにおいて、マトリクス演算係数及び階調
補正テーブルを登録(色見本帳の登録)する処理の流れ
を示すフローチャートである。
【0079】先ず、S1301において、色見本帳70
0の読み取り指示を待つ。この色見本帳の読み取りは、
ホストコンピュータ500、すなわち操作部600を介
して操作者から与えられる指示に基づいて実行しても良
いし、画像入出力制御装置300に設けられた不図示の
操作パネルを介して操作者から与えられる指示に基づい
て実行しても良いし、その他、画像処理装置100や画
像入出力装置200に設けられた不図示の操作パネル等
を介して与えられる指示に基づいて実行しても良く、指
示手段が特に限定されるものではない。
【0080】S1302では、色見本帳700の読み取
り指示に基づいてイメージスキャナ部201により色見
本帳700を読み取る。S1303では、読み取った画
像信号に基づいて、色補正係数導出部130及び階調補
正曲線導出部140において、マトリクス演算係数及び
階調補正曲線を夫々求める。そして、S1304におい
て、マトリクス演算係数メモリ113及び階調補正テー
ブルメモリ部126に対して、マトリクス演算係数及び
階調補正曲線を夫々設定する。このとき、マトリクス演
算係数及び階調補正曲線の組に対して、識別情報(例え
ば、番号)を付与する。
【0081】S1305では、さらに他の色見本帳70
0を登録するか否かの指示を操作者に促す。そして、他
の色見本帳700を登録する旨の指示を受けた場合に
は、S1301〜S1304の処理を繰り返す。なお、
他の色見本帳700を登録するか否かに関する指示手段
は、S1301における場合と同様に特に限定されるも
のではない。
【0082】図14は、本実施の形態に係る画像処理シ
ステムにおいて、画像データを画像入出力装置200に
供給する際の動作を示すフローチャートである。同図の
フローチャートは、操作者がオフセット印刷のための画
像を表示部400及び操作部600を用いてホストコン
ピュータ500上で作案し、これを画像入出力装置20
0より出力する際の動作を示す。
【0083】先ず、S1401において、マトリクス演
算係数及び階調補正テーブルの選択指示(例えば、上記
の識別情報により指示)を待つ。この選択は、ホストコ
ンピュータ500、すなわち操作部600を介して操作
者から与えられる指示に基づいて実行しても良いし、画
像入出力制御装置300に設けられた不図示の操作パネ
ルを介して操作者から与えられる指示に基づいて実行し
ても良いし、その他、画像処理装置100や画像入出力
装置200に設けられた不図示の操作パネル等を介して
与えられる指示に基づいて実行しても良く、指示手段が
特に限定されるものではない。
【0084】S1402では、選択指示に基づいて、マ
トリクス演算係数メモリ113及び階調補正テーブルメ
モリ126に登録されたマトリクス演算係数及び階調補
正テーブルを夫々選択する。S1403では、選択に係
るマトリクス演算係数及び階調補正テーブルを、夫々マ
トリクス演算部110及び階調補正部120に設定す
る。
【0085】次いで、S1404において、ホストコン
ピュータ500より、作成した画像データ(PDLコマ
ンド)を送出し、画像入出力制御装置300において、
その画像データをビットマップ形式の画像データに変換
し、画像処理装置100に転送する。
【0086】S1405では、画像処理装置100にお
いて、設定されたマトリクス演算係数及び階調補正テー
ブルに基づいて、色補正演算部110及び階調補正部1
20により、転送に係る画像データ(ビットマップ形
式)に対してマトリクス演算及び階調補正処理を施し、
画像入出力装置200に転送する。
【0087】S1406において、画像入出力装置20
0は、転送された画像データに基づいて記録紙上に画像
を出力する。
【0088】上述のように、本実施の形態に拠れば、複
数の色見本帳700に基づくマトリクス演算係数及び階
調補正テーブルを登録しておき、画像入出力装置200
より画像を出力させる際に、所望のマトリクス演算係数
及び階調補正テーブルを選択できるため、逐一色見本帳
を読み取らせる煩わしさから解放される。
【0089】なお、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリ
ンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つ
の機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装
置など)に適用してもよい。
【0090】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0091】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0092】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0093】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0094】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0095】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に拠れば、色味及
び階調を所望の特性に簡単に補正することができる、ま
た、請求項5に記載の発明に拠れば、サンプル画像は標
準の出力デバイスで生成され、色味調整データ及び階調
補正データは該標準の出力デバイスの出力に所望の出力
デバイスの出力をマッチングさせるように生成されるの
で、該所望の出力デバイスで該標準の出力デバイスの出
力を確認することができる。
【0096】請求項6に記載の発明に拠れば、生成手段
は、サンプル画像に含まれる混色サンプルを含むサンプ
ルに基づき色味調整データを生成し、サンプル画像に含
まれる単色サンプルに基づき階調補正データを生成する
ので、複数のサンプル画像を必要とせず、色味調整デー
タ及び階調補正データを簡単に生成することができる。
【0097】請求項7に記載の発明に拠れば、所望の出
力デバイスを、オフセット印刷による色味と同等にする
ことができる。
【0098】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1及び第3の実施の形態に係る画像処理シス
テムの構成を示す図である。
【図2】画像入出力装置の一例としてのカラー複写機の
概略構成を示す図である。
【図3】画像入出力制御装置の具体的な構成例を示す図
である。
【図4】画像処理装置の具体的な構成例を示す図であ
る。
【図5】画像処理装置内の色補正演算部の具体的な構成
例を示す図である。
【図6】マトリクス演算部におけるマトリクス演算の具
体例を示す図である。
【図7】色補正演算部におけるマトリクス演算係数を決
定する色補正係数導出部の具体的な構成例を示す図であ
る。
【図8】画像処理装置内の階調補正部の具体的な構成例
を示す図である。
【図9】画像入出力装置及びオフセット印刷における階
調特性の一例を示す図である。
【図10】階調補正部において使用する階調補正曲線を
決定する階調補正曲線導出部の具体的な構成例を示す図
である。
【図11】画像処理システムの動作を示すフローチャー
トである。
【図12】第2の実施の形態に係る画像処理システムの
構成を示す図である。
【図13】第3の実施の形態の画像処理システムにおい
て、マトリクス演算係数及び階調補正テーブルを登録
(色見本帳の登録)する処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図14】第3の実施の形態に係る画像処理システムに
おいて、画像データを画像入出力装置に供給する際の動
作を示すフローチャートである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データに対して色味調整を行う
    色味調整手段と、入力画像データに対して階調補正を行
    う階調補正手段とを有する画像処理装置であって、 サンプル画像を示す画像データを入力する入力手段と、 前記画像データに基づき前記色味調整に関する色味調整
    データ及び前記階調補正に関する階調補正データを生成
    し、記憶する生成手段とを有することを特徴とする画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記色味調整は、マトリクス演算に基づ
    く色味調整を行うことを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記階調補正は、複数の色成分に対して
    独立に階調補正を行うことを特徴とする請求項1に記載
    の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記サンプル画像は、色見本帳であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記サンプル画像は標準の出力デバイス
    で生成され、前記色味調整データ及び前記階調補正デー
    タは該標準の出力デバイスの出力に所望の出力デバイス
    をマッチングさせるように生成されることを特徴とする
    請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記生成手段は、前記サンプル画像に含
    まれる混色サンプルを含むサンプルに基づき前記色味調
    整データを生成し、前記サンプル画像に含まれる単色サ
    ンプルに基づき前記階調補正データを生成することを特
    徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 更に、前記入力手段は前記サンプル画像
    に含まれるサンプルの網点面積率を入力することを特徴
    とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 入力画像データに対して色味調整を行う
    色味調整工程と、入力画像データに対して階調補正を行
    う階調補正工程とを有する画像処理方法であって、 サンプル画像を示す画像データを入力する入力工程と、 前記画像データに基づき前記色味調整に関する色味調整
    データ及び前記階調補正に関する階調補正データを生成
    して記憶手段に格納する生成工程とを有することを特徴
    とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記サンプル画像は標準の出力デバイス
    で生成され、前記色味調整データ及び前記階調補正デー
    タは該標準の出力デバイスの出力に所望の出力デバイス
    をマッチングさせるように生成されることを特徴とする
    請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記生成工程は、前記サンプル画像に
    含まれる混色サンプルを含むサンプルに基づき前記色味
    調整データを生成し、前記サンプル画像に含まれる単色
    サンプルに基づき前記階調補正データを生成することを
    特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
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