JP2001014413A - 中古部品流通促進システム及び中古部品流通促進方法 - Google Patents

中古部品流通促進システム及び中古部品流通促進方法

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JP2001014413A
JP2001014413A JP18439799A JP18439799A JP2001014413A JP 2001014413 A JP2001014413 A JP 2001014413A JP 18439799 A JP18439799 A JP 18439799A JP 18439799 A JP18439799 A JP 18439799A JP 2001014413 A JP2001014413 A JP 2001014413A
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Shozo Kera
庄三 螻
Sadaji Mizutani
貞治 水谷
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    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions

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Abstract

(57)【要約】 【課題】中古車供給者から供給される中古車のデータ
を、中古車需用者が容易に把握できるシステムを提供す
る。 【解決手段】公衆ネットワーク10上に、メインサーバ
1と、中古車供給者側端末3と、中古車需要者側端末2
と、中古部品利用者側端末4とを接続し、メインサーバ
1は、中古車供給者側端末3から送信された中古車在庫
データを格納するパーツドカーデータベース6と、各種
車両に対応する部品リストを含む車両詳細データを格納
する車両データベース5と、中古車需用者側端末2から
送信された中古部品データを格納する統合データベース
7と、に接続し、パーツドカーデータベース6に格納さ
れた中古車在庫データに対応する車両データベース5内
の車両詳細データに基づき中古車在庫データを補完し、
統合データベース7内の中古部品データを中古部品利用
者側端末4に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中古部品流通促進シ
ステム及び中古部品流通促進方法に関し、更に詳細には
自動車の中古部品の流通を促進するネットワークシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】事故等により故障が生じた自動車を修理
する場合、多くは部品の交換が必要となる。
【0003】この場合、新品或いは中古のいずれかの部
品を使用するが、概ね新品の1/3程度のコストで入手
できる中古部品の需要が高まっている。中古部品は部品
取り用の廃車(パーツドカー)から得られ、平成10年
度自動車年鑑によると1997年度には450万台のパ
ーツドカーが発生している。
【0004】このような中古部品を使用することは安価
に自動車の修理が可能となることから、特に保険会社や
中古車販売会社にとって大きなメリットとなっている。
なぜなら、保険会社は事故に伴う修理の代金を補填する
立場にあり、また、中古車販売会社では、例えばドア等
を中古部品に交換することで鈑金修理よりも安価に修理
して再販することができるからである。また、省資源の
観点からも、部品をリサイクルすることが推奨される。
【0005】このような事情から、この種の業者では近
年急速に発達したコンピュータネットワーク(インター
ネット)を利用したデータベースを構築し、社内あるい
は提携社間で中古部品情報を共有化しているケースがみ
られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したデー
タベースはあくまで社内あるいは提携社間で共有化する
ものに過ぎないため、実際に中古部品を供給する解体/
流通業者や、実際に自動車の修理を行う整備/鈑金業者
にはこのデータベースが利用できないという問題があ
る。現在これらの業者は電話やファクシミリで情報の伝
達を行っており、極めて限定的な情報しか得られない実
情にある。これにより部品の在庫が増加して流通の滞留
が生じている。
【0007】また、一般消費者にも中古部品のニーズは
あるが、現時点では実際に解体業者を訪問して部品を探
すほかはなく、部品の効率的な利用という点では不十分
な状態にある。
【0008】本発明は前記事項に鑑みなされたものであ
り、保険会社や中古車販売会社等の中古車供給者から供
給される中古車のデータを、中古部品流通業者や解体業
者等の中古車需用者が容易に把握できるシステム及び方
法を提供することを技術的課題とする。
【0009】また、中古車供給者から供給される中古車
のデータを、中古車需用者等にとって利用し易いデータ
に補正するシステム及び方法を提供することを技術的課
題とする。
【0010】また、中古車供給者と中古車需用者間の中
古車売買を円滑に行えるシステム及び方法を提供するこ
とを技術的課題とする。また、中古部品供給者(中古車
需用者)から供給される中古部品のデータを、中古部品
利用者が容易に把握できるシステム及び方法を提供する
ことを技術的課題とする。
【0011】また、中古部品供給者と中古部品利用者と
の中古部品売買を円滑に行えるシステム及び方法を提供
することを技術的課題とする。また、多数の利用者に中
古部品の詳細で広範な情報が得られるようにしたシステ
ム及び方法を提供することを技術的課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は中古部品流通促
進システムであり、前述した技術的課題を解決するため
に以下のように構成されている。
【0013】すなわち、第1の発明は、ネットワーク上
に、メインサーバと、中古車供給者側端末と、中古車需
要者側端末と、中古部品利用者側端末とを接続し、前記
メインサーバは、中古車供給者側端末から送信された中
古車在庫データを格納する第1記憶手段と、各種車両に
対応する部品リストを含む車両詳細データを格納する第
2記憶手段と、中古車需用者側端末から送信された中古
部品データを格納する第3記憶手段と、に接続し、第1
記憶手段に格納された中古車在庫データに対応する第2
記憶手段内の車両詳細データに基づき前記中古車在庫デ
ータを補完し、前記第3記憶手段内の中古部品データを
前記中古部品利用者側端末に送信することを特徴とす
る。
【0014】第2の発明は、第1の発明において、前記
メインサーバは、前記第1記憶手段に格納された中古車
在庫データに対する、前記中古車需用者側端末から送信
された買取希望データのなかから、最も高額な買取希望
データを選択するオークション手段を備えることを特徴
とする。ここで、買取希望データとは、当該中古車在庫
データに対応する中古車について、各中古車需用者が希
望する買取価格を表すものである。
【0015】第3の発明は、第1または第2の発明のい
ずれかにおいて、前記メインサーバに、中古車需用者側
端末からの中古車予約要求を受けて、当該中古車に関す
るデータを当該要求のあった中古車需用者側端末に自動
送信する配信手段を備えることを特徴とする。
【0016】第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれ
かにおいて、前記メインサーバに、中古部品利用者側端
末からの中古部品予約要求を受けて、当該中古部品に関
するデータを当該要求のあった中古部品利用者側端末に
自動送信する配信手段を備えることを特徴とする。
【0017】第5の発明は、第1〜第4の発明のいずれ
かにおいて、前記第1記憶手段、第2記憶手段、第3記
憶手段に格納される各車両データは、各個別車両データ
毎に、少なくとも型式指定番号データ、類別区分番号デ
ータ、年式データを含むことを特徴とする。
【0018】第6の発明は、ネットワーク上にて接続さ
れたメインサーバと複数の端末間にて、中古車及び中古
部品に関するデータを伝送して中古部品の流通を促進す
る方法であって、中古車供給者側端末から中古車在庫デ
ータをメインサーバに送信するステップと、各種車両に
対応する部品リストを含む車両詳細データに基づき前記
中古車在庫データを補完するステップと、前記補完され
た中古車在庫データをメインサーバから中古車需用者側
端末に送信するステップと、中古車需用者側端末から中
古部品データをメインサーバに送信するステップと、前
記中古部品データをメインサーバから中古部品利用者側
端末に送信するステップと、を含むことを特徴とする。
【0019】第7の発明は、第6の発明において、前記
中古車在庫データを補完するステップは、中古車供給者
側端末からメインサーバに送信された中古車在庫データ
に、車両詳細データを記憶した記憶手段内の当該中古車
在庫データに対応するデータを検索して得られた不足デ
ータを追加することを特徴とする。
【0020】前記中古部品利用者側端末とは自動車修理
業者は勿論、一般のインターネット接続可能な端末を示
している。また、第1記憶手段(パーツドカーデータベ
ース)へは中古車供給者側端末から任意にデータの追加
が可能である。
【0021】中古車が発生した場合、車検書記載事項の
一部を入力するだけで、第1記憶手段内の特定車両毎の
不足データ(例えば車体形状、グレード等)が第2記憶
手段から自動的に補完されるため、第1記憶手段を完全
なデータベースとして利用することが可能となる。
【0022】なお、前記メインサーバに備えたオークシ
ョン手段は、競り上げ方式によるものを例示でき、各中
古車需用者側端末から落札希望価格を送信することで、
現時点の競り価格が更新されるようになっている。そし
て、一定期間経過後最高価格で落札される。前記メイン
サーバとしてはDOS/Vベースのパーソナルコンピュ
ータやミニコンピュータが利用でき、各種OS(win
dows98,windowsNT,linux,UN
IX)上で動作するwwwブラウザを有している。ま
た、公衆ネットワークとしてはNTT公衆回線、その他
の有線公衆回線、及び携帯電話やPHSなどの無線公衆
回線を利用できる。
【0023】有線公衆回線とメインサーバ等の端末との
接続は、アナログ回線に対してはモデム(MODEM)
を介して行い、デジタル回線(ISDN)に対しては回
線終端装置(DSU)とターミナルアダプタ(TA)で
行う。通信速度は例えばアナログ回線の場合、最高56
kbps、デジタル回線では64kbps(同期通信モ
ード)となる。
【0024】以上のシステムとすることで、誰にでも中
古部品情報を共有することができ、業者は勿論、一般消
費者でも部品を入手することが可能となる。しかも、業
者はオークション手段によって希望する中古車(中古部
品)のオークションに参加することができ部品市場を形
成することができる。また、中古車や中古部品の購入希
望者は、メインサーバ(メインサーバの管理者)に対し
て中古車や中古部品の予約要求を出すことができ、自己
のアドレスへそのデータの自動配信を受けることができ
る。
【0025】なお、型式指定番号とは、各車種毎に、運
輸省により指定された番号である。また、類別区分番号
とは、各自動車メーカーが型式の指定番号ごとに様々な
種類の車両(異なるグレード等)を製造しているのを各
メーカーが独自に付番したものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の中古部品流通促進
システムを図1〜図10に示される実施形態について更
に詳細に説明する。
【0027】図1は中古部品流通促進システム全体のブ
ロック図を示している。このシステムは公衆ネットワー
ク10上に展開されるデータベースを含むシステムであ
るが、社内間などのような内部的な利用ではローカルエ
リアネットワークを経由してもよいのは勿論である。
【0028】メインサーバ1はプロバイダとしての機能
も有しており、中古部品供給者側端末(中古車需用者側
端末)2、中古車供給者側端末3、及び中古部品利用者
側端末4に接続されている。
【0029】前記中古車供給者側端末3は、中古車供給
者である損害保険会社の端末3aと中古車販売業者の端
末3b等の端末を合わせてパーツドカー登録側ホスト2
0となっており、パーツドカー登録ソフトウエア22に
よってメインサーバ1とデータ交換できるようになって
いる。
【0030】メインサーバ1は、パーツドカー登録側ホ
スト20から送信されたパーツドカーのデータを格納す
るパーツドカーデータベース(第1記憶手段)6と、各
車両の詳細な車両データを格納する車両データベース
(第2記憶手段)5と、中古部品供給者側端末2から送
信された中古部品データを格納する統合データベース
(第3記憶手段)7とを備えている。
【0031】これらデータベース5,6,7は記憶媒体
としてのハードディスク内に展開されており、必ずしも
独立した記憶媒体である必要はない。そして、データベ
ース5,6,7に格納されるデータは、各車両あるいは
各部品毎に、少なくとも「型式指定番号」「類別区分番
号」「年式」のデータにリンクして格納されている。
【0032】前記車両データベース5は、パーツドカー
データベース6と統合データベース7の他、オークショ
ン手段としてのオークションシステムウエブサーバ8及
び配信手段としてのプッシュ配信サーバ9にも接続され
ている。
【0033】配信手段は各中古車需用者側端末2からの
中古車予約要求を受けて、当該中古車に関するデータを
当該要求のあった端末のアドレスへ自動送出するもので
ある。すなわち、プッシュ配信サーバ(9)はデータを
公衆ネットワーク10を介してプッシュ配信クライアン
ト24に送出する。
【0034】また、オークション手段とは例えば競り上
げ方式によるもので、各中古車需用者側端末2から落札
希望価格を送信することにより、現時点の競り価格が更
新され一定期間経過後最高価格で落札されるものであ
る。すなわち、オークションシステムウエブサーバ8
は、ウエブブラウザ23を介してオークションデータの
処理を行う。そして、オークションが成立した場合は、
当該端末2は、中古部品流通パッケージソフト25によ
って、詳細な中古部品データを統合データベース7へ送
信するようになっている。
【0035】なお、中古車部品流通業者や解体業者の各
端末2a,2b(中古車需用者側端末2、中古部品供給
側端末2)は、データの被配信/オークション参加側ク
ライアント21となっている。
【0036】前記統合データベース7は、さらに公衆ネ
ットワーク10を介して、整備工場端末4b、鈑金工場
端末4c、部品商端末2c、及びwww(ワールドワイ
ドウエブ)による一般消費者端末4dに接続されてい
る。
【0037】前記した情報配信システムとして例えばク
レスコ社のBackWeb Infocenter4.
0を使用することができ、図2に示す構成とすることが
できる。その概要を説明すると、公衆ネットワーク10
上にメインサーバ1と、パーツドカー登録側ホスト20
と、一般消費者端末4dとが接続されている。すなわ
ち、メインサーバ1では、公衆ネットワーク10にデジ
タルサービスユニット(DSU)40aを介してターミ
ナルアダプタ(TA)41aが接続され、さらに入出力
ポート(I/O)42aが接続されている。そして、入
出力ポート(I/O)42aはマイクロプロセッシング
ユニット(MPU)50aに接続されている。マイクロ
プロセッシングユニット(MPU)50aはランダムア
クセスメモリ(RAM)44a、リードオンリメモリ
(ROM)45a、及びハードディスク43aに接続さ
れており、前記したソフトウエアによりサーバとしての
機能を有している。
【0038】また、パーツドカー登録側ホスト20で
は、同様に、公衆ネットワーク10にデジタルサービス
ユニット(DSU)40bを介してターミナルアダプタ
(TA)41bが接続され、さらに入出力ポート(I/
O)42bが接続されている。そして、入出力ポート
(I/O)42bはマイクロプロセッシングユニット
(MPU)50bに接続されている。マイクロプロセッ
シングユニット(MPU)50bはランダムアクセスメ
モリ(RAM)44b、リードオンリメモリ(ROM)
45b、及びハードディスク43bに接続されている。
【0039】そして、一般消費者端末4dでは、公衆ネ
ットワーク10にモデム46を介して入出力ポート(I
/O)42cが接続されている。そして、入出力ポート
(I/O)42cはマイクロプロセッシングユニット
(MPU)50cに接続されている。マイクロプロセッ
シングユニット(MPU)50cはランダムアクセスメ
モリ(RAM)44c、リードオンリメモリ(ROM)
45c、及びハードディスク43cに接続されている。
【0040】なお、図2ではデジタル回線とアナログ回
線とを同一線で表しているが、実際にはメインサーバ1
はデジタル回線とアナログ回線のいずれにも接続され、
いずれの方式の端末にも対応できるようになっている。
アナログ回線にはモデム46を介して通信が行われるよ
うになっている。
【0041】このようにハードウエア構成自体はどの端
末もほぼ同様であるが、ソフトウエアの違い等によりそ
の動作には違いがある。図3に中古車供給者側端末(損
害保険会社側端末3a)3と中古車需用者側端末(解体
業者側端末2b)2の構成例を示す。
【0042】中古車供給者側端末3は主に販売可能な事
故車の登録をする機能を有しており、全損車両情報作成
機能32により全損車両情報31を作成する一方、この
情報はアプリケーションサーバ33で制御されるデータ
ベースサーバ35からのデータとともにウエブサーバ3
4から公衆ネットワーク10に送出される。
【0043】そして、このデータは解体業者2bのウエ
ブクライアント(システム)60内で、全損車両情報6
1にデコードされ、表示部62にその内容が表示され
る。そして全損車両情報はワープロソフト63によって
印刷(64)されるようになっている。
【0044】ところで、車両データベース5には少なく
とも型式指定番号、類別区分番号、及び年式情報毎に、
図4に表示した車両特定データや、車検証記載事項、さ
らには詳細な部品リストが格納されている。
【0045】そこで、パーツドカーデータベース6のデ
ータを車両データベース5のデータを用いて補正するこ
とができる。したがって、中古車が発生しても車検書記
載事項の一部を入力するだけで、パーツドカーデータベ
ース6に登録されたデータにおける不足データが車両デ
ータベース5から自動的に補完されるため、パーツドカ
ーデータベース6を完全なデータベースとして利用する
ことができる。
【0046】前記した構成において、具体的な使用方法
と各端末の表示装置に表示される表示内容について図4
以降を参照して説明する。まず、中古車供給者側端末
(損保会社側端末3a、中古車販売業者側端末3b)3
は、図4に示すような書式でパーツドカーデータベース
6に登録する車両のデータを入力する。具体的には、型
式指定番号、メーカー名、車種名(類別区分番号)、車
台番号、排気量、車検日、年式、原動機の形式、ドア種
類、車体色、トリムカラー、走行距離、登録日、登録番
号等を入力する。また、車両がフル装備か否か、パワー
ステアリングの有無、ABS(アンチロックブレーキシ
ステム)の有無、エアバックの有無、サンルーフの有無
等のデータを入力する。また、車両の現況を明らかにす
るために車両のデジタル映像データを付加してもよい。
【0047】そして、パーツドカーデータベース6には
図5に示すデータが記憶されることとなる。ここで、損
害保険会社のデータ管理について考察すると、各損害保
険会社はそれぞれ自社フォーマットを使用して車両情報
を管理しているので、図5に示す所定事項のいずれかが
欠落していることがある。そこで、欠落情報を車両デー
タベース5のデータに基づき補完する。
【0048】次に、図3に示した自動配信が行われる。
BackWeb Infocenter4.0は中古車
部品流通業者等(中古車需用者側端末3)が希望する情
報(予めプッシュ配信サーバ(9)に記憶させておく)
だけを配信するものであり、パーツドカーデータベース
6から当該希望情報だけを抽出してコンテンツを自動的
に作成して配信する。図6は中古車需用者側端末3に配
信する情報の例を示し、型式、類別、年式及び画像デー
タを掲載してある。なお、自動配信には有効期限満了に
伴う自動削除や、セダン、ワゴン、RV、トラック等の
車のジャンル分け、メーカー毎のジャンル分け、車種毎
のジャンル分け、あるいは色の指定や年式の指定も可能
である。
【0049】次に、オークションを行う場合はウエブサ
ーバ8上で電子オークションが行われるが、簡便な方法
として、各端末3に配信するパーツドカーデータに期限
を設定して配信し、期日までに最高値を提示した者に自
動的に落札するように設定してある。
【0050】また、中古車供給者に中古車の希望販売価
格がある場合には、その旨を提示したうえでオークショ
ンを行うこともできる。中古車の落札後は解体業者等が
車両の解体を行い部品を取り外して、その部品リストを
統合データベース7へ登録する。統合データベース7へ
の登録にあたっては、解体業者等は次のように容易に部
品リストの登録を行うことができる。すなわち、オーク
ション落札時に、メインサーバ1から中古車需用者側端
末2に、車両データベース5内の当該落札車両に対応す
る詳細な部品リストが送信される。そこで、中古車需用
者側端末2では、取り外した部品に関するデータを、前
記部品リストに従って簡易に入力(例えば表示画面上
で、部品リストの中から流通させる部品名をマウスを用
いて選択する)しながら作成し、メインサーバ1に送信
して統合データベース7に登録する。図7は統合データ
ベース7へ登録された中古部品データの例を示してお
り、型式、類別、年式とともに、部品名称、仕様、劣化
程度、数量、価格、画像データ等が登録されている。
【0051】図8はこのようにして構築された中古部品
データベースの例を示す。登録された部品データの車両
情報は[型式指定番号][類別区分番号][年式]で容
易に検索できる。
【0052】そして、このデータベースを利用する場合
は、各端末では図9に示すような検索画面で検索を行い
(各端末から統合データベース7へのアクセス)、図1
0に示す詳細な部品情報を得る。この詳細な部品情報に
は価格や各部品の画像データまで表示される。
【0053】部品の検索に関しては一般の消費者を含む
利用者がインターネットからアクセスすることができる
ため、誰にでも中古部品を容易に購入することができ
る。そして、このように中古部品の流通と利用が確保さ
れることで、パーツドカーに資源としての価値が生まれ
違法放置自動車の減少をも期待することができる。また
中古車や中古部品の不良在庫も低減するため、販売コス
トや修理コスト等の引き下げにも効果がある。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、中古車供給者から供給
される中古車のデータを、中古車需用者が容易に把握で
きるシステム及び方法を提供できる。
【0055】また、中古車供給者から供給される中古車
のデータを、中古車需用者等にとって利用し易いデータ
に補正するシステム及び方法を提供できる。また、中古
車供給者と中古車需用者間の中古車売買を円滑に行える
システム及び方法を提供できる。
【0056】また、中古部品供給者(中古車需用者)か
ら供給される中部品のデータを、中古部品利用者が容易
に把握できるシステム及び方法を提供できる。また、中
古部品供給者と中古部品利用者との中古部品売買を円滑
に行えるシステム及び方法を提供できる。
【0057】また、多数の利用者に中古部品の詳細で広
範な情報が得られるようにしたシステム及び方法を提供
することができる。そして本発明によれば、自動車の中
古部品のデータベースをネットワーク上で公開すること
で、一般消費者を含む各利用者が容易に部品を検索する
ことができ、部品の円滑で迅速な流通と利用が促進され
る。
【0058】さらに、中古部品を、型式指定番号、類別
区分番号、及び年式に分類してデータベース化すること
で、検索が更に容易になるとともに、自動配信システム
を加えることで、中古車や中古部品の購入予約が可能と
なり、さらに円滑な流通を促進できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である中古部品流通促進シ
ステム全体を示すブロック図。
【図2】実施形態の中古部品流通促進システムのハード
ウエアを示すブロック図。
【図3】実施形態の中古部品流通促進システムにおける
データの流通経路を示すブロック図。
【図4】実施形態の中古部品流通促進システムの動作を
説明するための[パーツドカーデータベースへ登録する
車両情報の例]を示す図。
【図5】実施形態の中古部品流通促進システムの動作を
説明するための[パーツドカーデータベースの例]を示
す図。
【図6】実施形態の中古部品流通促進システムの動作を
説明するための[中古部品流通業者に配信する車両情報
の例]を示す図。
【図7】実施形態の中古部品流通促進システムの動作を
説明するための[自動車情報統合データベースへ登録す
る中古部品データの例]を示す図。
【図8】実施形態の中古部品流通促進システムの動作を
説明するための[構築された中古部品データベースの
例]を示す図。
【図9】実施形態の中古部品流通促進システムの動作を
説明するための検索画面を示す図。
【図10】実施形態の中古部品流通促進システムの動作
を説明するための[部品データの表示例]を示す図。
【符号の説明】
1 メインサーバ 2 中古車需用者側端末(中古部品供給者側端末) 3 中古車供給者側端末 4 利用者側端末 5 車両データベース(第2記憶手段) 6 パーツドカーデータベース(第1記憶手段) 7 統合データベース(第3記憶手段) 8 オークション手段 9 配信手段 10 公衆ネットワーク 40 デジタルサービスユニット(DSU) 41 ターミナルアダプタ(TA) 42 入出力ポート(I/O) 43 ハードディスク 44 ランダムアクセスメモリ(RAM) 45 リードオンリメモリ(ROM) 50 マイクロプロセッシングユニット(MPU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F022 MM08 MM21 5B049 BB16 BB36 CC06 CC27 DD05 EE05 EE07 FF02 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 5B089 GA11 GA23 GB03 HA10 JA08 JB22 KA01 KB06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワーク上に、メインサーバと、中古
    車供給者側端末と、中古車需要者側端末と、中古部品利
    用者側端末とを接続し、 前記メインサーバは、中古車供給者側端末から送信され
    た中古車在庫データを格納する第1記憶手段と、各種車
    両に対応する部品リストを含む車両詳細データを格納す
    る第2記憶手段と、中古車需用者側端末から送信された
    中古部品データを格納する第3記憶手段と、に接続し、
    第1記憶手段に格納された中古車在庫データに対応する
    第2記憶手段内の車両詳細データに基づき前記中古車在
    庫データを補完し、前記第3記憶手段内の中古部品デー
    タを前記中古部品利用者側端末に送信することを特徴と
    する中古部品流通促進システム。
  2. 【請求項2】前記メインサーバは、前記第1記憶手段に
    格納された中古車在庫データに対する、前記中古車需用
    者端末から送信された買取希望データのなかから、最も
    高額な買取希望データを選択するオークション手段を備
    えることを特徴とする請求項1記載の中古部品流通促進
    システム。
  3. 【請求項3】前記メインサーバに、中古車需用者側端末
    からの中古車予約要求を受けて、当該中古車に関する前
    記中古車在庫データを当該要求のあった中古車需用者側
    端末に自動送信する配信手段を備えることを特徴とする
    請求項1または2のいずれかに記載の中古部品流通促進
    システム。
  4. 【請求項4】前記メインサーバに、中古部品利用者側端
    末からの中古部品予約要求を受けて、当該中古部品に関
    する前記中古部品データを当該要求のあった中古部品利
    用者側端末に自動送信する配信手段を備えることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の中古部品流通促
    進システム。
  5. 【請求項5】前記第1記憶手段、第2記憶手段、第3記
    憶手段に格納される各車両データは、各個別車両データ
    毎に、少なくとも型式指定番号データ、類別区分番号デ
    ータ、年式データを含むことを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の中古部品流通促進システム。
  6. 【請求項6】ネットワーク上にて接続されたメインサー
    バと複数の端末間にて、中古車及び中古部品に関するデ
    ータを伝送して中古部品の流通を促進する方法であっ
    て、 中古車供給者側端末から中古車在庫データをメインサー
    バに送信するステップと、 各種車両に対応する部品リストを含む車両詳細データに
    基づき前記中古車在庫データを補完するステップと、 前記補完された中古車在庫データをメインサーバから中
    古車需用者側端末に送信するステップと、 中古車需用者側端末から中古部品データをメインサーバ
    に送信するステップと、 前記中古部品データをメインサーバから中古部品利用者
    側端末に送信するステップと、を含むことを特徴とする
    中古部品流通促進方法。
  7. 【請求項7】前記中古車在庫データを補完するステップ
    は、中古車供給者側端末からメインサーバに送信された
    中古車在庫データに、車両詳細データを記憶した記憶手
    段内の当該中古車在庫データに対応するデータを検索し
    て得られた不足データを追加することを特徴とする請求
    項6記載の中古部品流通促進方法。
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