JP2002269401A - 自動車受発注装置及び自動車受発注システム - Google Patents

自動車受発注装置及び自動車受発注システム

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JP2002269401A
JP2002269401A JP2001069473A JP2001069473A JP2002269401A JP 2002269401 A JP2002269401 A JP 2002269401A JP 2001069473 A JP2001069473 A JP 2001069473A JP 2001069473 A JP2001069473 A JP 2001069473A JP 2002269401 A JP2002269401 A JP 2002269401A
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Yuji Osada
裕司 長田
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Toyota Central R&D Labs Inc
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/82Elements for improving aerodynamics

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動的な仕様も選択することができ顧客満足度
を向上させることができると共に、メーカにおける商品
の製造コストを低減することができる自動車受発注装置
及び自動車受発注システムを提供する。 【解決手段】 サーバコンピュータ12は、顧客側コン
ピュータ14に自動車の電子カタログ情報を送信し、顧
客側コンピュータ14で選択された仕様の自動車を仮想
設計し、仮想設計した自動車の性能を予測する。仮想設
計した自動車の情報は顧客側コンピュータ14へ送信さ
れる。顧客側コンピュータ14により発注が指示される
と、サーバコンピュータ12は、発注内容を販売店側コ
ンピュータ16、部品製造会社側コンピュータ18、部
品搬送会社側コンピュータ20、組立会社側コンピュー
タ22、及び車両搬送会社側コンピュータ24へ配信す
る。これにより、部品製造会社、組立会社により自動車
が製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車受発注装置及
び自動車受発注装置システムに係り、特に、顧客側で自
動車の各部の仕様を設定することができる自動車受発注
装置及び自動車受発注システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の受注及び発注は、顧客が
メーカの販売店を訪問したり、又は販売店のセールスマ
ンが顧客を訪問したりして、顧客が各自動車の製品パン
フレットから希望の自動車を選択して購入するといっ
た、販売店主体で受注及び発注が行われるのが通常であ
った。
【0003】このような販売店主体で受注及び発注を行
う場合、顧客は購入候補の車種を扱っている販売店をそ
れぞれ訪問してパンフレットを収集したり、見積りを依
頼したりしなければならない。また、同一車種でも装備
の違い等によって複数のグレードが選択できるものの、
グレードの数もある程度決まっているため、顧客が細部
に亘って満足する仕様の自動車を購入するのは困難であ
る、という問題があった。
【0004】また、メーカ側では、車種毎に販売店網を
展開し、車種毎に設計、生産する必要があるため、多大
な設備及び人件費が必要となる、という問題もあった。
【0005】近年では、情報通信技術の発達により、イ
ンターネット等のネットワークを利用してオンラインで
自動車の受注及び発注を行うシステムも利用されている
が、これは、製品パンフレットの内容をオンラインで提
供し、その中からグレードやオプションの仕様等を設定
できるに過ぎず、上記問題を解決できるものではない。
【0006】また、例えば特開平8−96032号公報
には、パソコンを用いて顧客の要望に応じた住宅の仕様
を選定し、該選定した仕様の発注表を電話回線又は専用
回線を通じてメーカーへ送信することにより住宅の発注
を行う技術が開示されている。
【0007】また、再公表特許WO98/15908号
公報には、メーカが商品の構成部品を示す部品デジタル
情報、及びこれら構成部品を組み合わせるためのデザイ
ンソフトをネットワークを介して消費者に提供し、消費
者がデザインソフトを用いて作成した商品オリジナルデ
ザイン情報をネットワークを介してメーカに送信するこ
とにより商品の受発注を行う技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載された技術は、商品のデザインに関する仕様を
顧客側で選択してメーカに発注するものであり、外観や
内装のデザイン等のいわば静的な製品仕様を選択するこ
とはできるものの、性能等のいわば動的な仕様を選択す
ることはできないため、顧客が真に満足する商品を提供
するのが困難である、という問題があった。
【0009】自動車のような商品の場合、機動性や燃費
等の経済性を含む性能については、各構成要素の相関に
より決定されるため、従来では自動車の仕様はメーカ側
で限定して設定されており、顧客側で基本諸元を選択す
る自由度はなかった。
【0010】また、上記従来技術では、商品を注文して
から商品が到着するまでの詳細な進捗状況を把握するこ
とができない、という問題もあった。
【0011】本発明は、上記問題を解決すべく成された
ものであり、動的な仕様も選択することができ顧客満足
度を向上させることができると共に、メーカにおける商
品の製造コストを低減することができる自動車受発注装
置及び自動車受発注システムを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、複数種類の自動車の構成要
素に関する構成要素情報を記憶したデータベースと、前
記ネットワークを介して前記構成要素情報をユーザ側端
末装置に送信すると共に、前記ユーザ側端末装置から送
信された前記構成要素情報から選択された前記選択構成
要素情報を受信する送受信手段と、前記選択構成要素情
報に基づいて自動車を仮想設計する仮想設計手段と、仮
想設計された自動車の性能を予測して性能情報を生成
し、該生成した性能情報を前記ユーザ側端末装置へ送信
する性能予測手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、データベースには、複
数種類の自動車の構成要素に関する構成要素情報、例え
ば構成要素の種類、性能、形状、サイズ、価格等の情報
が記憶されている。構成要素には、例えばボディ、エン
ジン、シート等の内装、ABS(アンチロックブレーキ
ングシステム)等の部品や機能等の要素が含まれる。
【0014】送受信手段は、例えばインターネット等の
ネットワークを介して構成要素情報をユーザ側端末装置
に送信する。ユーザ側端末装置では、送受信手段から送
信された構成要素情報をユーザに提示する。ユーザ端末
装置は、提示された構成要素情報から要望する構成要素
を選択するための入力装置を備え、ユーザの入力により
構成要素が選択されると、ユーザ端末装置は、選択され
た構成要素情報を選択構成要素情報として送受信手段へ
送信する。なお、構成要素を直接選択する他、居住性や
快適性、機動性、経済性等のレベルを選択できるように
してもよい。例えば、経済性の場合には、価格帯等を選
択できるようにする。この場合には、選択された価格帯
が選択構成要素情報として送受信手段へ送信される。
【0015】仮想設計手段は、送受信手段で受信した選
択構成要素情報に基づいて自動車を仮想設計する。すな
わち、例えば設計プログラム等のソフトウェアを用いて
選択構成要素情報で示される各構成要素を仮想的に組み
合わせて自動車を設計する。なお、選択構成要素情報が
居住性や快適性、機動性、経済性等のレベルの場合に
は、このレベルに適合する自動車の構成要素を自動的に
データベースから抽出し、抽出した各構成要素を仮想的
に組み合わせて自動車を設計する。
【0016】性能予測手段は、仮想設計手段により仮想
設計された自動車の性能を性能予測プログラム等のソフ
トウェアにより予測して性能情報を生成し、該生成した
性能情報をユーザ側端末装置へ送信する。性能予測は、
例えば各構成要素単体の性能から予測することができ
る。
【0017】このように、ユーザが自動車の仕様を自由
に選択することができ、ユーザの要望やオリジナリティ
を十分に反映させることができる。また、居住性や快適
性、機動性、経済性等のレベルを設定することにより自
動的に推奨候補の自動車が仮想設計されるため、自動車
の知識に乏しいユーザに対しても満足度を向上させるこ
とができる。
【0018】請求項2記載の発明は、前記仮想設計した
自動車の価格を算出して見積情報を生成し、該生成した
見積情報を前記ユーザ側端末装置へ送信する見積情報生
成手段と、前記ユーザ側端末装置から送信された発注指
示信号を受信した場合に発注番号を設定し、該設定した
発注番号及び該発注番号に対応する前記選択構成要素情
報を前記ネットワークを介して製造側端末装置へ送信す
る発注手段と、前記製造側端末装置から送信された発注
番号及び該発注番号に対応する進捗状況情報を受信し、
該受信した発注番号及び該発注番号に対応する進捗状況
情報を前記ユーザ側端末へ送信する進捗状況情報送受信
手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、見積情報生成手段は、
仮想設計した自動車の価格を各構成要素の価格等から算
出して見積情報を生成し、該生成した見積情報をユーザ
側端末装置へ送信する。
【0020】ユーザ側端末装置では、見積情報をユーザ
へ提示する。ユーザがこれを見て発注を指示した場合に
は、ユーザ側端末装置から発注指示信号を送信する。
【0021】発注手段は、ユーザ側端末装置から送信さ
れた発注指示信号を受信した場合には、固有の発注番号
を設定し、設定した発注番号及びこの発注番号に対応す
る選択構成要素情報をネットワークを介して製造側端末
装置へ送信する。これにより、製造側では、選択構成要
素情報に基づいた自動車の製造が行われる。
【0022】このように、ネットワークを介して発注す
ることができるため、ユーザは販売店を介することなく
自動車の発注を行うことができる。
【0023】また、製造側端末装置からは、要求によ
り、または定期的に、製造の進捗状況を示す進捗状況情
報が発注番号と共に送信される。
【0024】進捗状況情報送受信手段では、製造側端末
装置から送信された発注番号及び該発注番号に対応する
進捗状況情報を受信し、この受信した発注番号及び発注
番号に対応する進捗状況情報をユーザ側端末へ送信す
る。
【0025】これにより、ユーザ側では、発注した自動
車の製造の進捗状況を容易に把握することができる。
【0026】請求項3記載の発明は、ネットワークを介
して送信された複数の自動車の構成要素に関する構成要
素情報から所定の構成要素を選択するための選択手段及
び選択された選択構成要素情報を送信する送信手段を備
えたユーザ側端末装置と、前記複数の自動車の構成要素
に関する構成要素情報を記憶したデータベース、前記構
成要素情報を前記ユーザ側端末装置に送信し、かつ前記
ユーザ端末装置から送信された選択構成要素情報を受信
する送受信手段、前記選択構成要素情報に基づいて自動
車を仮想設計する仮想設計手段、及び仮想設計された自
動車の性能を予測して性能情報を生成し、該生成した性
能情報を前記ユーザ側端末装置へ送信する性能予測手段
を備えたサーバと、を備えたことを特徴とする。
【0027】この発明によれば、サーバから構成要素情
報が提供され、ユーザ側端末装置で自動車の仕様を自由
に選択することができるため、ユーザは、ユーザの要望
やオリジナリティを十分に反映した自動車を選択するこ
とができる。
【0028】請求項4記載の発明は、前記ネットワーク
を介して送信された発注番号及び該発注番号に対応する
前記選択構成要素情報を受信し、該受信した発注番号及
び該発注番号に対応する前記選択構成要素情報に基づい
て製造される自動車の進捗状況情報を生成して前記サー
バへ送信する進捗状況情報生成手段を備えた製造側端末
装置をさらに備え、前記サーバは、前記仮想設計した自
動車の価格を算出して見積情報を生成し、該生成した見
積情報を前記ユーザ側端末装置へ送信する見積情報生成
手段と、前記ユーザ側端末装置から送信された発注指示
信号を受信した場合に発注番号を設定し、該設定した発
注番号及び該発注番号に対応する前記選択構成要素情報
を前記製造側端末装置へ送信する発注手段と、前記製造
側端末装置から送信された進捗状況情報を受信し、該受
信した進捗状況情報を前記ユーザ側端末へ送信する進捗
状況情報送受信手段と、をさらに備えたことを特徴とす
る。
【0029】この発明によれば、ネットワークを介して
発注することができるため、ユーザは販売店を介するこ
となく自動車の発注を行うことができる。また、製造側
端末装置からは、要求により、または定期的に、製造の
進捗状況を示す進捗状況情報が発注番号と共に送信され
るため、ユーザは、発注した自動車の製造の進捗状況を
容易に把握することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図面を参
照して、本発明の第1実施形態について説明する。
【0031】図1には、自動車受発注システム10の概
略構成が示されている。自動者受発注システム10は、
図1に示すように、自動車メーカ(サーバコンピュー
タ)12、顧客(顧客側コンピュータ)14、販売店
(販売店側コンピュータ)16、部品製造会社(部品製
造会社側コンピュータ)18、部品搬送会社(部品搬送
会社側コンピュータ)20、組立会社(組立会社側コン
ピュータ)22、及び車両搬送会社(車両搬送会社側コ
ンピュータ)24で構成されている。
【0032】ここで、図4を参照して自動車の受発注の
流れの概略について説明すると、サーバコンピュータ1
2は、自動車の仮想設計オンラインシステムサイトを開
設し、顧客側コンピュータ14からのアクセスにより自
動車の電子カタログ情報を送信する(ステップ)。顧
客側コンピュータ14では、送信された電子カタログ情
報を表示し、顧客はこれを参照して希望の仕様を設定、
入力する(ステップ)。サーバコンピュータ12は、
顧客により設定された仕様の自動車を仮想設計し、仮想
設計した自動車の画像や性能等の情報を顧客側コンピュ
ータ14へ送信する(ステップ)。顧客側コンピュー
タ14は、仮想設計した自動車の画像や性能等の情報を
表示する。そして、顧客がこれを発注すると(ステップ
)、サーバコンピュータ12は、発注の確認を行い
(ステップ)、発注内容を販売店側コンピュータ1
6、部品製造会社側コンピュータ18、部品搬送会社側
コンピュータ20、組立会社側コンピュータ22、及び
車両搬送会社側コンピュータ24へ配信する(ステップ
)。これにより、部品製造工場により部品が製造さ
れ、部品搬送会社により部品が組立会社へ搬送され、組
立会社で部品が組み立てられる。
【0033】このとき、サーバコンピュータ12は、各
会社に対して進捗状況を問い合わせる(検索する)こと
ができる(ステップ)。
【0034】自動車が完成すると、組立会社側コンピュ
ータ22からサーバコンピュータ12へ通知され、サー
バコンピュータ12は、これを顧客側コンピュータ14
へ通知する。また、完成車は販売店16を通じて顧客1
4へ納車される(ステップ)。
【0035】図2には、自動車受発注システム10が適
用されたネットワークシステムを示した。図2に示すよ
うに、各コンピュータは、それぞれモデム、ルータ、T
A(ターミナル・アダプタ:Terminal Adapter)等の接
続装置30を介して、ネットワーク(例えば、インター
ネット)32に接続されて構成されている。これらのコ
ンピュータは、ネットワーク32を介して、相互通信に
より情報授受が可能である。
【0036】本実施形態では、ネットワークとしてイン
ターネットを適用した場合を説明する。この場合、サー
バコンピュータ12は、例えばWWW(World Wide We
b)サーバとして機能し、顧客側コンピュータ14は、
WWWクライアントとして機能することができる。
【0037】詳細には、顧客側コンピュータ14には、
WWWブラウザがインストールされており、このWWW
ブラウザを起動することにより、ネットワーク32を介
してサーバコンピュータ12に任意にアクセス可能とな
る。このとき、アクセス位置(アクセス先のサーバコン
ピュータ12の位置、及びサーバコンピュータ12内の
情報の位置で構成されるデータ)は、URL(Uniform
Resource Locator)で指定される。
【0038】なお、販売店側コンピュータ16、部品製
造会社側コンピュータ18、部品搬送会社側コンピュー
タ20、組立会社側コンピュータ22、及び車両搬送会
社側コンピュータ24をWWWクライアントとして機能
させてもよい。
【0039】サーバコンピュータ12は、顧客側コンピ
ュータ14からアクセス要求があった場合、URLで指
定された位置にあるデータを、ネットワーク32を介し
て、アクセス元の顧客側コンピュータ14へ送信する。
このとき、データは、一般に、HTTP(Hyper Text T
ransfer Protocol)に従って転送される。
【0040】なお、各コンピュータの識別には、IP
(Internet Protocol)アドレスが用いられる。また、
顧客側コンピュータ14を操作するユーザの識別には、
ユーザ自信の入力や、予め定められているコード等のユ
ーザID、パスワードを用いることができる。
【0041】サーバコンピュータ12は、図3に示すよ
うに汎用的な構成であり、CPU40,RAM41,R
OM42、及びI/O(入出力インターフェース)43
を備え、各々バス44により接続され、相互にデータの
授受が可能となっている。
【0042】I/O43には、処理結果等を表示するた
めのディスプレイ45、指示入力するためのキーボー
ド、マウス等の入力装置46、自動車の構成要素データ
ベースや各種プログラム、例えば仮想設計ソフト、性能
予測ソフト、価格算出ソフト、管理ソフト、及び表示ソ
フト等が記憶されたハードディスク47、CD−ROM
等の記録媒体に記録されたデータを読み取るためのCD
−ROMドライブ48、及び前述した接続装置30が接
続されている。
【0043】また、販売店側コンピュータ16、部品製
造会社側コンピュータ18、部品搬送会社側コンピュー
タ20、組立会社側コンピュータ22、及び車両搬送会
社側コンピュータ24は、サーバコンピュータ12と比
較してCPUの処理能力が低いものやハードディスクの
容量が少ないものを用いるのが通常であるものの、基本
的な構成はサーバコンピュータ12と略同様とすること
ができるため、説明は省略する。
【0044】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0045】図5には、サーバコンピュータ12で実行
されるメインルーチンのフローチャートを示した。ま
ず、ステップ100において、顧客側コンピュータ14
からメーカのホームページ又は他の自動車購入サイトか
らサーバコンピュータ12で開設されている仮想設計オ
ンラインシステムサイトにアクセスがあったか否かを判
断し、アクセスがあった場合には、次のステップ102
において、図11に示すような初期画面50を表示する
ための初期画面データを顧客側コンピュータ14へ送信
する。
【0046】これにより、顧客側コンピュータ14に初
期画面50が表示される。初期画面50は、図11に示
すように、新規ボタン51、継続ボタン52、進捗検索
ボタン53、ヘルプボタン54を備えている。ここで、
顧客の操作により新規ボタン51がクリックされると、
顧客側コンピュータ14は、新規ボタン51がクリック
されたことを示す操作信号をサーバコンピュータ12へ
送信する。これにより、サーバコンピュータ12では、
ステップ104で新規ボタン51がクリックされたと判
断し、次のステップ106で図6に示す仕様選択処理が
実行される。
【0047】また、継続ボタン52がクリックされた場
合には、顧客側コンピュータ14は、継続ボタン52が
クリックされたことを示す操作信号をサーバコンピュー
タ12へ送信する。これにより、サーバコンピュータ1
2では、ステップ108で継続ボタン52がクリックさ
れたと判断し、次のステップ110で一時保存データが
ハードディスク等から読み出されてサーバコンピュータ
12へ送信される。この一時保存データは、詳細は後述
するが、仕様の選択の途中で顧客側コンピュータ14の
ハードディスク等に一時保存されるものであり、それま
でに選択した仕様のデータ等が含まれる。これにより、
途中で仕様の選択の操作を止めた場合でも、最初から仕
様を選択しなければならないのを防ぐことができる。
【0048】図6に示す仕様選択処理では、まず、ステ
ップ200において、図12に示すような車種選択画面
55を表示するための車種選択画面データをハードディ
スク47に記憶された構成要素データベースに基づいて
生成し、顧客側コンピュータ14へ送信する。これによ
り、顧客側コンピュータ14に車種選択画面55が表示
される。車種選択画面55は、図12に示すように、終
了ボタン56、一時保存ボタン57、設定ボタン58、
戻るボタン59を備えている。また、画面の右側には、
車種名60がタイプ(セダン、スポーツ等)毎に表示さ
れ、各々選択可能になっており、左側には、選択された
車種の外観が表示されるようになっている。
【0049】ここで、顧客の操作により所望の車種名6
0がクリックされると、クリックされた車種の外観が画
面左側に表示される。そして、設定ボタン58がクリッ
クされると、顧客側コンピュータ14は、選択された車
種名データをサーバコンピュータ12へ送信する。これ
により、サーバコンピュータ12では、ステップ202
で設定ボタン58がクリックされたと判断し、次のステ
ップ204で図7に示すボディ仕様選択処理が実行され
る。
【0050】また、一時保存ボタン57がクリックされ
た場合には、顧客側コンピュータ14は、それまでに選
択された仕様、すなわち車種名をハードディスクに保存
する。
【0051】また、戻るボタン59がクリックされた場
合には、顧客側コンピュータ14は、戻るボタン59が
クリックされたことを示す操作信号をサーバコンピュー
タ12へ送信する。これにより、サーバコンピュータ1
2では、ステップ210で戻るボタン59がクリックさ
れたと判断してリターンする。
【0052】また、終了ボタン56がクリックされた場
合には、顧客側コンピュータ14は、終了ボタン56が
クリックされたことを示す操作信号をサーバコンピュー
タ12へ送信する。これにより、サーバコンピュータ1
2では、ステップ212で終了ボタン56がクリックさ
れたと判断して本処理を終了する。
【0053】図7に示すボディ仕様選択処理では、ま
ず、ステップ300において、選択された車種名につい
ての図13に示すようなボディ仕様選択画面61を表示
するためのボディ仕様選択画面データをハードディスク
47に記憶された構成要素データベースに基づいて生成
し、顧客側コンピュータ14へ送信する。これにより、
顧客側コンピュータ14にボディ仕様選択画面61が表
示される。ボディ仕様選択画面61は、図13に示すよ
うに、終了ボタン56、一時保存ボタン57、設定ボタ
ン58、戻るボタン59を備えている。また、画面の右
側には、車種選択画面55で選択された車種名60が表
示されると共に、ボディ仕様の項目(ボディカラー、グ
レード等)毎にそれぞれの項目の種類(ボディカラー:
赤、青等、グレード:3ドア、5ドア等)62が表示さ
れ、各々選択可能となっている。左側には、車種名60
の外観が表示される。
【0054】ここで、顧客の操作により所望のボディ仕
様の種類62がクリックされると、クリックされた種類
62に応じて画面左側に表示された車両の外観が切り換
わる。これにより、顧客は、画面上で選択したボディ仕
様を確認することができる。そして、設定ボタン58が
クリックされると、顧客側コンピュータ14は、選択さ
れたボディ仕様データをサーバコンピュータ12へ送信
する。これにより、サーバコンピュータ12では、ステ
ップ302で設定ボタン58がクリックされたと判断
し、次のステップ304で図8に示すパワーユニット仕
様選択処理が実行される。
【0055】また、一時保存ボタン57がクリックされ
た場合には、顧客側コンピュータ14は、それまでに選
択された仕様、すなわち車種名、ボディ仕様の種類のデ
ータをハードディスクに保存する。
【0056】なお、戻るボタン59がクリックされた場
合、終了ボタンがクリックされた場合におけるステップ
310、312の処理は、図6のステップ210、21
2の処理と各々同じであるため説明は省略する。
【0057】図8に示すパワーユニット選択処理では、
まず、ステップ400において、選択されたボディ仕様
についての図14に示すようなパワーユニット仕様選択
画面63を表示するためのパワーユニット仕様選択画面
データをハードディスク47に記憶された構成要素デー
タベースに基づいて生成し、顧客側コンピュータ14へ
送信する。これにより、顧客側コンピュータ14にパワ
ーユニット仕様選択画面63が表示される。パワーユニ
ット仕様選択画面63は、図14に示すように、終了ボ
タン56、一時保存ボタン57、設定ボタン58、戻る
ボタン59を備えている。また、画面の右側には、ボデ
ィ仕様選択画面61で選択されたボディ仕様の種類62
が表示されると共に、パワーユニットの項目(ガソリ
ン、ディーゼル、ハイブリッド、燃料電池等)毎にそれ
ぞれの項目の種類(排気量、モータ出力、トルク等)6
4が表示され、各々選択可能となっている。左側には、
ボディ仕様の種類62に応じた車両の外観が表示され
る。
【0058】ここで、顧客の操作により所望のパワーユ
ニット仕様の種類64がクリックされ、設定ボタン58
がクリックされると、顧客側コンピュータ14は、設定
ボタン58がクリックされたことを示す操作信号をサー
バコンピュータ12へ送信する。これにより、サーバコ
ンピュータ12では、ステップ402で設定ボタン58
がクリックされたと判断し、次のステップ404で図9
に示す主要装備選択処理が実行される。
【0059】なお、種類64をダブルクリックした場合
に、単体における性能等の詳細な情報が表示されるよう
にしてもよい。
【0060】また、一時保存ボタン57がクリックされ
た場合には、顧客側コンピュータ14は、それまでに選
択された仕様、すなわち車種名、ボディ仕様の種類、パ
ワーユニット仕様の種類のデータをハードディスクに保
存する。
【0061】なお、戻るボタン59がクリックされた場
合、終了ボタンがクリックされた場合におけるステップ
410、412の処理は、図6のステップ210、21
2の処理と各々同じであるため説明は省略する。
【0062】図9に示す主要装備選択処理では、まず、
ステップ500において、図15に示すような主要装備
選択画面65を表示するための主要装備選択画面データ
を顧客側コンピュータ14へ送信する。これにより、顧
客側コンピュータ14に主要装備選択画面65が表示さ
れる。主要装備選択画面65は、図15に示すように、
終了ボタン56、一時保存ボタン57、戻るボタン5
9、コピー(印刷)ボタン66、注文ボタン67、外観
ボタン68、内観ボタン69、性能価格ボタン70を備
えている。また、画面の右側には、顧客側が選択したボ
ディの仕様やパワーユニットの仕様に対するメーカ推奨
の標準仕様(内装、インパネ、外装、ミッション、足回
り、空調、オーディオ、オプション等)が表示され、各
々選択ボックス71が設けられ各々選択可能となってい
る。すなわち、サーバコンピュータ12は、ステップ5
00では、顧客側が選択したボディ仕様、パワーユニッ
ト仕様からメーカ推奨の標準仕様を決定し、これに基づ
いて主要装備選択画面データを生成して顧客側コンピュ
ータ14へ送信する。また、左側には、選択された仕様
に応じた車両の外観が表示される。
【0063】ここで、顧客の操作により所望の主要装備
を選択ボックス71から選択し、注文ボタン67がクリ
ックされると、顧客側コンピュータ14は、選択された
主要装備を含む注文内容データをサーバコンピュータ1
2へ送信する。これにより、サーバコンピュータ12で
は、ステップ502で注文ボタン67がクリックされた
と判断し、次のステップ504で図10に示す注文処理
が実行される。
【0064】また、性能価格ボタン70がクリックされ
た場合には、顧客側コンピュータ14は、性能価格ボタ
ン70がクリックされたことを示す操作信号をサーバコ
ンピュータ12へ送信する。これにより、サーバコンピ
ュータ12では、ステップ506で性能価格ボタン70
がクリックされたと判断し、ステップ508へ進む。
【0065】ステップ508では、それまでに選択され
た仕様、すなわち車種名、ボディ仕様の種類、パワーユ
ニット仕様の種類、主要装備のデータ、及び構成要素デ
ータベース等に基づいて、仮想設計プログラム等を用い
て自動車を仮想設計すると共に、仮想設計した自動車の
性能を性能予測プログラム等を用いて構成要素データベ
ース等に基づいて予測し、さらに、価格算出プログラム
等を用いて、仮想設計した自動車の価格や納期までの日
程を算出する。そして、これらから図16に示すような
主要諸元性能表示画面72を表示するための主要諸元性
能表示画面データを生成し、顧客側コンピュータ14へ
送信する。これにより、顧客側コンピュータ14には、
図16に示すような主要諸元性能表示画面72が表示さ
れる。そして、戻りボタン59がクリックされて図15
に示す主要装備選択画面65でコピーボタン66がクリ
ックされると、顧客側コンピュータ14は、図16に示
す主要諸元性能表示画面72をプリンタにプリントアウ
トさせる。
【0066】なお、選択された仕様が組み合わせ不可な
場合には、その旨を示す信号を顧客側コンピュータ14
へ送信し、顧客側コンピュータ14でメッセージを表示
したり、アラームを鳴らすなどして警告するようにして
もよい。
【0067】また、外観ボタン68又は内観ボタン69
がクリックされた場合には、顧客側コンピュータ14
は、外観ボタン68又は内観ボタン69がクリックされ
たことを示す操作信号をサーバコンピュータ12へ送信
する。これにより、サーバコンピュータ12では、ステ
ップ510で外観ボタン68又は内観ボタン69がクリ
ックされたと判断し、ステップ512で、シミュレータ
処理を行う。
【0068】具体的には、外観ボタン68がクリックさ
れた場合には、図17(A)に示すようなシミュレータ
画面74、内観ボタン70がクリックされた場合には、
図17(B)に示すようなシミュレータ画面75を表示
するための画面データを顧客側コンピュータ14へ送信
する。シミュレータ画面74、75は、選択された仕様
を満たす自動車を3次元画像でシミュレートするための
画面であり、戻るボタン59、視点切換用の矢印ボタン
76を備えている。戻るボタン59がクリックされた場
合には、主要装備選択画面65へ戻り、矢印ボタン76
がクリックされた場合には、矢印ボタン76に応じた視
点から見た自動車の3次元画像を含むシミュレータ画面
がサーバコンピュータ12で生成され、顧客側コンピュ
ータ14へ送信される。これにより、顧客は、従来の試
乗に相当するバーチャルシミュレーションを体験するこ
とができる。
【0069】また、一時保存ボタン57がクリックされ
た場合には、顧客側コンピュータ14は、それまでに選
択された仕様、すなわち車種名、ボディ仕様の種類、パ
ワーユニット仕様の種類、主要装備のデータをハードデ
ィスクに保存する。
【0070】なお、戻るボタン59がクリックされた場
合、終了ボタンがクリックされた場合におけるステップ
518、520の処理は、図6のステップ210、21
2の処理と各々同じであるため説明は省略する。
【0071】図10に示す注文処理では、まず、ステッ
プ600において、図18に示すような注文画面77を
表示するための主要装備選択画面データを顧客側コンピ
ュータ14へ送信する。これにより、顧客側コンピュー
タ14に注文画面77が表示される。注文画面77は、
図18に示すように、注文(発注)ボタン78、戻るボ
タン59を備えている。また、画面上部には注文内容が
表示され、その下には、名前やふりがな、住所、電話番
号、Eメールアドレス等を入力するための入力ボックス
79が設けられている。顧客が注文内容を確認し、これ
らの顧客情報を入力して注文ボタン78をクリックする
と、顧客側コンピュータ14は、注文ボタン78がクリ
ックされたことを示す操作信号をサーバコンピュータ1
2へ送信する。これにより、サーバコンピュータ12で
は、ステップ602で注文ボタン78がクリックされた
と判断し、次のステップ604で、顧客情報及び顧客に
より選択された各仕様のデータから注文データを生成す
ると共に、この注文データに対応する発注番号及びパス
ワードを設定し、これらを顧客側コンピュータ14へ送
信する。これにより、顧客側コンピュータ14には、発
注番号及びパスワードが表示されると共に、発注ファイ
ルが自動作成され記憶される。また、サーバコンピュー
タ12にも発注番号及びこれに対応したパスワード、発
注内容が記憶される。
【0072】さらに、ステップ604では、発注番号及
び注文データ、すなわち発注内容が販売店側コンピュー
タ16、部品製造会社側コンピュータ18、部品搬送会
社側コンピュータ20、組立会社側コンピュータ22、
及び車両搬送会社側コンピュータ24へ配信される。こ
れにより、部品製造工場により部品が製造され、部品搬
送会社により部品が組立会社へ搬送され、組立会社で部
品が組み立てられる。
【0073】なお、戻るボタン59がクリックされた場
合には、主要装備選択画面65へ戻る。
【0074】このように、顧客は自動車の仕様を自由に
選択することができ、選択した仕様を満たす自動車の性
能も予測されるため、顧客の要望やオリジナリティを十
分に反映させることができる。また、メーカ側では、部
品の共通化や組み付け設計の標準化などを図ることにな
るため、製造コストを大幅に削減することができる。
【0075】さらに、従来の車種毎の生産ラインから汎
用性の高い生産ラインへの転換により、長期的かつ効率
的な生産ラインの運用が可能となる。
【0076】なお、顧客が直接オンラインで発注する場
合の他、販売店との間で紙面により契約を行い、販売店
からメーカに対して発注するようにしてもよい。
【0077】一方、図11に示す初期画面50におい
て、進捗検索ボタン53がクリックされた場合には、顧
客側コンピュータ14は、進捗検索ボタン53がクリッ
クされたことを示す操作信号をサーバコンピュータ12
へ送信する。これにより、サーバコンピュータ12で
は、図5に示すステップ112で進捗検索ボタン53が
クリックされたと判断し、次のステップ114で進捗検
索処理を行う。具体的には、まず、発注番号及びパスワ
ードを入力するための画面を顧客側コンピュータ14へ
送信する。そして、顧客が、サーバコンピュータ12か
ら指定された発注番号及びパスワードを入力して顧客側
コンピュータ14から発注番号及びパスワードが送信さ
れると、サーバコンピュータ12は、発注番号とパスワ
ードとを照合する。
【0078】そして、照合結果が正しい場合には、顧客
側コンピュータ14から送信された発注番号を部品製造
会社側コンピュータ18、部品搬送会社側コンピュータ
20、組立会社側コンピュータ22、及び車両搬送会社
側コンピュータ24へ送信して進捗状況を問い合わせ、
各コンピュータから送信された進捗状況から図19に示
すような進捗状況画面80を表示するための進捗状況画
面データを生成して顧客側コンピュータ14へ送信す
る。これにより、顧客側コンピュータ14には、進捗状
況画面80が表示される。
【0079】進捗状況画面80は、発注番号(注文N
o)や発注内容(注文明細)、進捗状況、連絡事項、担
当者等の情報が表示され、さらに担当者への連絡内容を
入力するための連絡欄81が設けられている。顧客は、
この連絡欄81に担当者への連絡事項を入力して送信ボ
タン82をクリックすることにより、担当者へ連絡事項
を伝えることが出来る。
【0080】なお、進捗状況は、顧客側コンピュータ1
4から要求があった場合の他、定期的、または段階的に
サーバコンピュータ12から顧客側コンピュータ14へ
送信するようにしてもよく、例えば自動車が完成した場
合には、完了通知をメールなどにより顧客側コンピュー
タ14へ送信する。また、販売店側コンピュータ16へ
完成通知を送信し、販売店から直接顧客へ連絡するよう
にしてもよい。
【0081】このように、顧客は、メーカや販売店に問
い合わせることなく、進捗状況をオンラインで確認する
ことができるため、24時間いつでも進捗状況を確認す
ることができる。
【0082】なお、ヘルプボタン54がクリックされた
場合には、顧客側コンピュータ14は、ヘルプボタン5
4がクリックされたことを示す操作信号をサーバコンピ
ュータ12へ送信する。これにより、サーバコンピュー
タ12では、ステップ116でヘルプボタン54がクリ
ックされたと判断し、次のステップ118でヘルプ処理
を行う。具体的には、操作方法等を表示するためのヘル
プ画面データを生成して顧客側コンピュータ14へ送信
する。これにより、顧客側コンピュータ14に操作方法
等のヘルプ画面が表示される。このため、顧客は操作方
法を知らない場合でも容易に自動車の発注をオンライン
で行うことができる。
【0083】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態について説明する。第2実施形態では、サーバ側で
推奨仕様の自動車を設定して顧客へ提示する場合につい
て説明する。なお、第1実施形態と同一部分については
同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0084】本実施形態に係る自動車受発注システム1
0の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略
し、サーバコンピュータ12で実行される制御ルーチン
について説明する。
【0085】サーバコンピュータ12では、図5に示す
メインルーチンのステップ106において、図20に示
すような仕様選択処理が実行される。その他のステップ
は、第1実施形態で説明したのと同様であるので説明は
省略する。
【0086】図20に示す仕様選択処理では、まず、ス
テップ700において、図22に示すような希望仕様選
択画面85を表示するための希望仕様選択画面データを
生成し、顧客側コンピュータ14へ送信する。これによ
り、顧客側コンピュータ14に希望仕様選択画面85が
表示される。希望仕様選択画面85は、図22に示すよ
うに、終了ボタン56、一時保存ボタン57、設定ボタ
ン58、戻るボタン59を備えている。また、居住性
(室内空間、車両タイプ、乗員数等)、快適性(インテ
リア、静粛性、AV装備等)、機動性(加速性、応答
性、ミッション等)、経済性(価格帯、燃費等)のアイ
テムを選択するための選択ボックス86が設けられてお
り、その右側には、各々のアイテムの仕様を設定するた
めのレベルバー87及び選択ボックス88が設けられて
いる。
【0087】例えば、図22に示すように居住性のアイ
テムとして選択ボックス86から室内空間を選択した場
合、レベルバー87を左右に移動させることにより、室
内空間のレベルを所望のレベルに設定することができ
る。また、経済性のアイテムとして選択ボックス86か
ら価格帯を選択した場合、選択ボックス88で所望の価
格帯を選択することができる。
【0088】ここで、顧客の操作により各アイテムにつ
いて所望の仕様を選択し、設定ボタン58がクリックさ
れると、顧客側コンピュータ14は、選択された仕様デ
ータをサーバコンピュータ12へ送信する。これによ
り、サーバコンピュータ12では、ステップ702で設
定ボタン58がクリックされたと判断し、次のステップ
704で図21に示す希望仕様選択処理が実行される。
【0089】また、一時保存ボタン57がクリックされ
た場合には、顧客側コンピュータ14は、それまでに選
択された仕様、すなわち、各アイテムの仕様をハードデ
ィスクに保存する。
【0090】なお、戻るボタン59がクリックされた場
合、終了ボタン56がクリックされた場合におけるステ
ップ710、712の処理は、図6のステップ210、
212の処理と各々同じであるため説明は省略する。
【0091】図21に示す希望仕様選択処理では、ま
ず、ステップ800において、顧客側コンピュータ14
から送信された仕様データ及び構成要素データベースに
基づいて推奨車両候補の仮想設計を行い、次のステップ
802で、図23に示すような推奨車両候補画面90を
表示するための推奨車両候補画面データを生成し、顧客
側コンピュータ14へ送信する。これにより、顧客側コ
ンピュータ14に推奨車両候補画面90が表示される。
【0092】推奨車両候補画面90は、図23に示すよ
うに、複数の推奨車両候補の外観や主要諸元が表示され
ている。また、各推奨車両候補の主要諸元(車両ボデ
ィ、エンジン、ミッション、空調、燃費等)の右側に
は、詳細表示ボタン91、再設定ボタン92が設けられ
ている。また、画面下側には、終了ボタン56、一時保
存ボタン57、コピーボタン66が設けられている。
【0093】ここで、顧客が複数の推奨車両候補から希
望する使用を満足する推奨車両候補を決定し、その推奨
車両候補の詳細表示ボタン58がクリックされると、顧
客側コンピュータ14は、選択された推奨車両候補に関
するデータをサーバコンピュータ12へ送信する。これ
により、サーバコンピュータ12では、ステップ804
で詳細表示ボタン91がクリックされたと判断し、次の
ステップ806で主要装備仕様選択処理が実行される。
なお、この主要装備仕様選択処理は、図9に示す処理と
同様であるので説明を省略する。
【0094】ここでコピーボタン58がクリックされた
場合には、顧客側コンピュータ14において、推奨車両
候補画面90に表示されている内容がプリントアウトさ
れる。
【0095】また、一時保存ボタン57がクリックされ
た場合には、それまでに選択された仕様がハードディス
クに保存される。
【0096】また、顧客が全ての推奨車両候補について
満足せず、最も希望に近い推奨車両候補の再設定ボタン
92をクリックした場合には、ステップ808で肯定さ
れリターンする。これにより、顧客側コンピュータ14
は、図22の希望仕様選択画面85に戻り、各仕様アイ
テムの再設定が可能な状態となる。このとき、サーバコ
ンピュータ12は、顧客が前回提示した仕様結果を基準
として推奨仕様を再計算、提示する。顧客は、このよう
な操作を繰り返し、希望の自動車の仕様を絞り込む。
【0097】なお、希望の仕様を設定した後の発注や進
捗状況の確認などについては第1実施形態と同様である
ので説明を省略する。
【0098】このように、本実施形態では、居住性や快
適性といったアイテムを選択するだけで推奨車両候補が
提示されるため、自動車に詳しくない顧客でも容易に希
望の使用の自動車を発注することができる。
【0099】なお、上記実施形態では、各コンピュータ
が別々の会社(部品製造会社、組立会社等)に各々備え
られている場合について説明したが、これに限らず、同
一の会社の各工場(部品製造工場、組立工場等)にコン
ピュータが各々設けられた構成にも本発明を適用可能で
あることはいうまでもない。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動的な仕様も選択することができ顧客満足度を向上させ
ることができると共に、メーカにおける商品の製造コス
トを低減することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシステムの概略ブロック図であ
【図2】 本発明に係るネットワークシステムの概略構
成図である。
【図3】 サーバコンピュータの概略ブロック図であ
る。
【図4】 本発明に係るシステムにおける自動車の受発
注の概略的な流れを示すフローチャートである。
【図5】 第1実施形態に係るサーバコンピュータで実
行されるメインルーチンのフローチャートである。
【図6】 第1実施形態に係るサーバコンピュータで実
行される仕様選択処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図7】 第1実施形態に係るサーバコンピュータで実
行されるボディ仕様選択処理ルーチンのフローチャート
である。
【図8】 第1実施形態に係るサーバコンピュータで実
行されるパワーユニット選択処理ルーチンのフローチャ
ートである。
【図9】 第1実施形態に係るサーバコンピュータで実
行される主要装備仕様選択処理ルーチンのフローチャー
トである。
【図10】 第1実施形態に係るサーバコンピュータで
実行される注文処理ルーチンのフローチャートである。
【図11】 第1実施形態に係る顧客側コンピュータで
表示される初期画面の画面例を示す図である。
【図12】 第1実施形態に係る顧客側コンピュータで
表示される車種選択画面の画面例を示す図である。
【図13】 第1実施形態に係る顧客側コンピュータで
表示されるボディ仕様選択画面の画面例を示す図であ
る。
【図14】 第1実施形態に係る顧客側コンピュータで
表示されるパワーユニット仕様選択画面の画面例を示す
図である。
【図15】 第1実施形態に係る顧客側コンピュータで
表示される主要装備仕様選択画面の画面例を示す図であ
る。
【図16】 第1実施形態に係る顧客側コンピュータで
表示される主要諸元性能表示画面の画面例を示す図であ
る。
【図17】 (A)、(B)は第1実施形態に係る顧客
側コンピュータで表示されるシミュレータ画面の画面例
を示す図である。
【図18】 第1実施形態に係る顧客側コンピュータで
表示される注文画面の画面例を示す図である。
【図19】 第1実施形態に係る顧客側コンピュータで
表示される進捗状況画面の画面例を示す図である。
【図20】 第2実施形態に係るサーバコンピュータで
実行される仕様選択処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図21】 第2実施形態に係るサーバコンピュータで
実行される希望仕様選択処理ルーチンのフローチャート
である。
【図22】 第2実施形態に係る顧客側コンピュータで
表示される希望仕様選択画面の画面例を示す図である。
【図23】 第2実施形態に係る顧客側コンピュータで
表示される推奨車両候補画面の画面例を示す図である。
【符号の説明】
10 自動車受発注システム 12 サーバコンピュータ(自動車受発注装置) 14 顧客側コンピュータ(ユーザ側端末装置) 16 販売店側コンピュータ 18 部品製造会社側コンピュータ(製造側端末装置) 22 組立会社側コンピュータ(製造側端末装置) 30 接続装置 40 CPU(送受信手段、仮想設計手段、性能予測手
段、見積情報生成手段、発注手段、進捗状況情報送受信
手段) 47 ハードディスク(データベース)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の自動車の構成要素に関する構
    成要素情報を記憶したデータベースと、 前記ネットワークを介して前記構成要素情報をユーザ側
    端末装置に送信すると共に、前記ユーザ側端末装置から
    送信された前記構成要素情報から選択された選択構成要
    素情報を受信する送受信手段と、 前記選択構成要素情報に基づいて自動車を仮想設計する
    仮想設計手段と、 仮想設計された自動車の性能を予測して性能情報を生成
    し、該生成した性能情報を前記ユーザ側端末装置へ送信
    する性能予測手段と、 を備えた自動車受発注装置。
  2. 【請求項2】 前記仮想設計した自動車の価格を算出し
    て見積情報を生成し、該生成した見積情報を前記ユーザ
    側端末装置へ送信する見積情報生成手段と、 前記ユーザ側端末装置から送信された発注指示信号を受
    信した場合に発注番号を設定し、該設定した発注番号及
    び該発注番号に対応する前記選択構成要素情報を前記ネ
    ットワークを介して製造側端末装置へ送信する発注手段
    と、 前記製造側端末装置から送信された発注番号及び該発注
    番号に対応する進捗状況情報を受信し、該受信した発注
    番号及び該発注番号に対応する進捗状況情報を前記ユー
    ザ側端末へ送信する進捗状況情報送受信手段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の自動車
    受発注装置。
  3. 【請求項3】 ネットワークを介して送信された複数種
    類の自動車の構成要素に関する構成要素情報から所定の
    構成要素を選択するための選択手段及び選択された選択
    構成要素情報を送信する送信手段を備えたユーザ側端末
    装置と、 前記複数の自動車の構成要素に関する構成要素情報を記
    憶したデータベース、前記構成要素情報を前記ユーザ側
    端末装置に送信し、かつ前記ユーザ端末装置から送信さ
    れた選択構成要素情報を受信する送受信手段、前記選択
    構成要素情報に基づいて自動車を仮想設計する仮想設計
    手段、及び仮想設計された自動車の性能を予測して性能
    情報を生成し、該生成した性能情報を前記ユーザ側端末
    装置へ送信する性能予測手段を備えたサーバと、 を備えた自動車受発注システム。
  4. 【請求項4】 前記ネットワークを介して送信された発
    注番号及び該発注番号に対応する前記選択構成要素情報
    を受信し、該受信した発注番号及び該発注番号に対応す
    る前記選択構成要素情報に基づいて製造される自動車の
    進捗状況情報を生成して前記サーバへ送信する進捗状況
    情報生成手段を備えた製造側端末装置をさらに備え、 前記サーバは、前記仮想設計した自動車の価格を算出し
    て見積情報を生成し、該生成した見積情報を前記ユーザ
    側端末装置へ送信する見積情報生成手段と、前記ユーザ
    側端末装置から送信された発注指示信号を受信した場合
    に発注番号を設定し、該設定した発注番号及び該発注番
    号に対応する前記選択構成要素情報を前記製造側端末装
    置へ送信する発注手段と、前記製造側端末装置から送信
    された進捗状況情報を受信し、該受信した進捗状況情報
    を前記ユーザ側端末へ送信する進捗状況情報送受信手段
    と、をさらに備えたことを特徴とする請求項3記載の自
    動車受発注システム。
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