JP2001265965A - 全損車両の販売処理方法とその販売処理システム - Google Patents

全損車両の販売処理方法とその販売処理システム

Info

Publication number
JP2001265965A
JP2001265965A JP2000078256A JP2000078256A JP2001265965A JP 2001265965 A JP2001265965 A JP 2001265965A JP 2000078256 A JP2000078256 A JP 2000078256A JP 2000078256 A JP2000078256 A JP 2000078256A JP 2001265965 A JP2001265965 A JP 2001265965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
bid
information
auction
exhibited
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000078256A
Other languages
English (en)
Inventor
Minato Kondo
港 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BIG WAVE KK
Original Assignee
BIG WAVE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BIG WAVE KK filed Critical BIG WAVE KK
Priority to JP2000078256A priority Critical patent/JP2001265965A/ja
Publication of JP2001265965A publication Critical patent/JP2001265965A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】自動車リサイクル部品取扱業者への全損車両の
販売を促進させて、自動車部品のリサイクルを促進させ
ることができる全損車両の販売処理及びシステムを提供
する。 【解決手段】オークション開催システム1によってイン
ターネット上で開催されるオークションに、自動車保険
事故により発生した全損車両を、損害保険会社により出
品し、自動車リサイクル部品取扱業者が出品された全損
車両を入札し、落札して販売する。全国の損害保険会社
の営業所等で発生した多くの台数の全損車両を、数多く
の潜在的な部品取扱業者に対しグローバルに提示して、
全損車両の販売を大きな規模で行なうことができ、従来
の狭い地域に限定された全損車両の販売に比べ、大幅に
販売の促進を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車保険事故で
発生した全損車両を販売処理する販売処理方法とその販
売処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両保険等の自動車保険に加入
している自動車が交通事故を起こした場合、連絡を受け
た損害保険会社の担当者(アジャスタ)は、現場等に出
向き、その事故車の破損状況を把握する。そして、その
車の破損状況から、修理に必要な修理費用を試算し、そ
の修理費の試算値が、修理した後の自動車の価値(中古
車価格)より低い場合、修理工場等にその事故車を持ち
込んで、破損部分の修理を行い、事故車を使用可能な状
態とし、その修理費を保険金として修理工場等に支払
う。
【0003】しかし、その修理費の試算値(見積金額)
が、修理した後の自動車の価値(中古車価格)より高い
と予想される場合、事故車の所有者がその車の使用を放
棄して廃車することに同意した際には、損害保険会社
は、自動車の所有者(自動車保険の契約者)に事故の保
険金を支払って、その事故車(全損車両)を譲り受け、
その修理を行わずに、自動車の抹消登録を行って廃車と
する。そして、廃車となった自動車は、全損車両とし
て、産業廃棄物業者や自動車リサイクル部品取扱業者に
販売されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の廃車になった全損車両は、年間に約二百万台と非常に
多く発生し、特に、産業廃棄物業者に引き取られる車両
が増大すると、必然的に産業廃棄物の増大をもたらし、
それを廃棄処理する際に伴う数々の問題が指摘されてい
る。また、現実には、全損車両となった事故車であって
も、事故車の全体が使用不可能な状態に破損している場
合は少なく、何れかの自動車部品が、リサイクル部品と
して使用可能な場合が多い。
【0005】ところで、自動車リサイクル部品を取り扱
うリサクル部品取扱業者は、全国に存在し、全損車両と
なった自動車から使用可能な部品を取り出し、リサイク
ル部品として販売しているが、全損車両に再使用可能な
部品がどの程度あるかは、その車両の破損状況によって
大きく異なる。このため、全損車両の外観画像や部品の
破損状況など詳細な車両情報が得られない場合、全損車
両の取り引きが成立しないケースが多くあった。
【0006】また、自動車リサイクル部品を取り扱うリ
サクル部品取扱業者が全国に散在しているため、部品を
再利用可能な全損車両であっても、その全損車両を適正
な価格で買い取る自動車リサイクル部品取扱業者が近く
に見つからない場合が多く、その場合には部品を再利用
可能な全損車両でも、産業廃棄物業者に有償で引き取っ
てもらうことになる。このため、廃車による産業廃棄物
の増大をもたらし、自動車リサイクル部品の流通が促進
されにくい、という問題があった。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、自動車リサイクル部品取扱業者への全損車両の販売
を促進させて、自動車部品のリサイクルを促進させるこ
とができる全損車両の販売処理方法とその販売処理シス
テムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の全損車両の販売処理方法は、インターネッ
トのホームページ上で全損車両のオークションを開催
し、予め登録された自動車リサイクル部品取扱業者がイ
ンターネットの該ホームページにアクセスして入札し、
損害保険会社が出品した全損車両を、落札によって該自
動車リサイクル部品取扱業者に販売する全損車両の販売
処理方法であって、該損害保険会社が、自動車保険事故
で発生した全損車両について、少なくともその車名、年
式、走行距離、及び部品利用可能状況の車情報、並びに
該全損車両を撮影した画像情報を、該ホームページを開
設するオークション開催システムの車両情報管理手段に
入力する第一の段階と、インターネット上に開設された
該ホームページ上に、該損害保険会社が出品した全損車
両の該車情報、該画像情報を、該オークション開催シス
テムの車両情報管理手段から読み出して提供し、オーク
ションを開催する第二の段階と、予め登録された該自動
車リサイクル部品取扱業者が端末を用いてインターネッ
トにアクセスして、該ホームページ上に提供された全損
車両の車情報、画像情報等を閲覧し、出品された全損車
両の入札金額を入力して該オークション開催システムに
伝送し入札する第三の段階と、該入札締め切り後に各自
動車リサイクル部品取扱業者の端末から送られた最高入
札金額を判定して、落札金額と落札業者を決定する第四
の段階と、を含むことを特徴とする。
【0009】上記全損車両の販売処理方法では、インタ
ーネット上で開催されるオークションにより、自動車保
険事故で発生した全損車両を、全国の自動車リサイクル
部品取扱業者を対象にして販売するため、全国の損害保
険会社の営業所等で発生した多くの台数の全損車両を、
数多くの潜在的な部品取扱業者に対しグローバルに提示
して、全損車両の販売を大きな規模で行なうことができ
る。また、入札する自動車リサイクル部品取扱業者は、
オークション開催のホームページの画面を通して、部品
利用可能状況を含む全損車両についての詳細な情報を得
ることができるから、このような情報に基づき的確に全
損車両を選択して入札し、購入に結びつけることができ
る。
【0010】ここで、上記販売処理方法において、全損
車両の利用可能な部品数に基づき、全損車両の破損度ラ
ンクを決定し、破損度ランクを車情報に加えて自動車リ
サイクル部品取扱業者に提示する構成とすれば、入札す
る業者はその破損度ランクを見て、出品車両の利用可能
な部品数を容易に把握することができる。
【0011】また、上記販売方法において、破損度ラン
ク毎に全損車両の入札の締め切り時刻をずらして設定す
れば、入札締め切り間近に急増しがちな駆け込み入札を
良好に受け付けて処理することができる。
【0012】また、上記販売処理方法において、入札を
行なった前記自動車リサイクル部品取扱業者が、入札締
め切り時刻前において、最低入札金額及びその時点の最
高入札金額より高い金額で再入札を可能にし、且つ入札
のキャンセルを可能とするように構成すれば、入札業者
は安心して入札を行なうことができ、入札件数を増やし
て販売を促進させることができる。
【0013】また、上記販売処理方法において、全損車
両を出品した損害保険会社が、ホームページを通して、
入札時間帯に入札状況を閲覧可能とされると共に、全損
車両の出品をキャンセル可能とされ、且つ全損車両の最
低入札金額の下方修正を可能とするように構成すれば、
出品会社は、各種の事情での出品のキャンセルを留保し
た状態で多くの全損車両を出品し、出品車両を増やして
販売を促進させることができる。また、入札時間帯に最
低入札金額を下方修正することにより、入札件数を増や
すことができる。
【0014】さらに、上記販売処理方法において、車情
報に全損車両の保管場所の情報が含まれ、出品された全
損車両の落札後に、保管場所から全損車両を引き取る引
取希望日が出品した損害保険会社により提示されたと
き、全損車両の販売を確定するように構成すれば、落札
後に出品会社の事情により出品車両の販売が不可能とな
ったりする問題を解消することができる。
【0015】本発明の全損車両の販売処理システムは、
インターネットのホームページ上で全損車両のオークシ
ョンを開催し、損害保険会社が出品した全損車両を、予
め登録された自動車リサイクル部品取扱業者がインター
ネットの該ホームページにアクセスして入札し、落札に
よって該全損車両を販売する全損車両の販売処理システ
ムであって、オークションに出品する全損車両に関する
情報を記憶する出品車両情報記憶手段と、自動車保険事
故で発生した全損車両について、該損害保険会社から送
られた少なくともその車名、年式、走行距離、及び部品
利用可能状況の車情報、並びに該全損車両を撮影した画
像情報を、該出品車両情報記憶手段に入力する車両情報
入力手段と、インターネット上に開設された該ホームペ
ージ上に、該損害保険会社が出品した全損車両の該車情
報、該画像情報を、該オークション開催システムの車両
情報管理手段から読み出して提供し、予め登録された自
動車リサイクル部品取扱業者に対し入札を促してオーク
ションを開催するオークション開催手段と、該オークシ
ョン開催手段が開催する全損車両のオークションに際
し、該自動車リサイクル部品取扱業者が、端末を用いて
該ホームページにアクセスし、該全損車両の入札金額を
入力して入札し、入札締め切り後に、各自動車リサイク
ル部品取扱業者の端末から送られた最高入札金額を判定
して、落札金額と落札業者または流札を決定する落札決
定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】ここで、上記全損車両の販売処理システム
において、全損車両の利用可能な部品数に基づき全損車
両の破損度ランクを決定し、破損度ランクを車情報に加
えて提示する破損度ランク判定手段を設ければ、入札す
る業者はその破損度ランクを見て、出品車両の利用可能
な部品数を容易に把握することができる。
【0017】また、上記販売処理システムにおいて、入
札を行なった各自動車リサイクル部品取扱業者に対し、
自己の入札状況の一覧情報をホームページの画面を通し
て提示する自入札状況提示手段を設ければ、自己の入札
した全損車両について、入札時間帯に落札可能か否かの
情報を提供することができる。
【0018】また、上記販売処理システムにおいて、入
札を行なった各自動車リサイクル部品取扱業者に対し、
入札の締め切り後に、落札の有無を含む自己の入札結果
の一覧情報をホームページの画面を通して提示する自入
札結果提示手段を設ければ、自己の入札した全損車両に
ついて、落札したか否かの情報を提供することができ
る。
【0019】さらに、上記販売処理システムにおいて、
車情報に全損車両の保管場所の情報が含まれ、出品され
た全損車両の落札後に、保管場所から全損車両を引き取
る引取希望日を出品した損害保険会社がホームページの
画面を通して入力する引取希望日入力手段を設ければ、
落札後に出品会社の事情により出品車両の販売が不可能
となったりする問題を解消することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は全損車両をオークションに
より販売処理する販売処理システムの全体構成図を示し
ている。1は全損車両のオークションをインターネット
上で開催するオークション開催システムであり、特定の
場所に設けられたオークション運営本部に設置され、そ
こには、上述の出品車両情報記憶手段、車両情報入力手
段、オークション開催手段、落札決定手段、落札結果伝
送手段としての車両情報入力部2、サーバ3等が設置さ
れる。オークション開催システム1は、電話回線を通し
てインターネットに接続され、オークション開催のため
のホームページがオークション運営本部によりインター
ネット上に開設される。
【0021】車両情報入力部2には、全損車両を出品す
る損害保険会社の端末4から伝送される全損車両の画像
情報等を受信するための画像受信端末20と、損害保険
会社からFAXまたは端末で送られた全損車両の文字情
報を入力するための車両情報入力端末21とが設けられ
る(図2)。損害保険会社の担当者(アジャスタ)は、
自動車保険事故が発生し、全損車両が発生すると、デジ
タルスチルカメラにより事故車の外観を各方向から複数
枚撮影し、その画像情報を端末4の画像伝送機能を用い
て、公衆網(電話回線)を通してオークション運営本部
の画像受信端末20に送信する。
【0022】全損車両(出品車両)の文字情報には、例
えば、その車名、メーカ名、型式、年式、エンジン型
式、トランスミッション型式、走行距離、ボディ色、事
故の状況説明、部品利用可能状況、車の保管場所、保管
料等の車情報が、含まれ、所定の書式のシートに記載さ
れた書類またはテキストデータとして、FAXまたは端
末4によりオークション運営本部に送られる。このFA
X等で送られた全損車両の文字情報は、オークション運
営本部においてオペレータにより車両情報入力端末21
に入力され、この際、各出品車両毎に整理番号が付され
る。また、その車両の最低入札金額が事故の状況説明、
部品利用可能状況等から決定され、入力される。車両を
撮影した画像データ(画像受信端末20で受信されたデ
ータ)は、車両情報入力端末21に入力され、その画像
の明度、コントラスト、鮮明度等が調整されると共に、
車両のナンバープレートや社名にマスクをかける等の画
像処理が施された後、その出品車両の文字情報テキスト
に貼り付けられる。それらの出品車両情報は、全て後述
のデータベースサーバ10の出品車両情報データベース
16に格納される。
【0023】オークション開催システム1のサーバ3
は、電子メールを扱うメールサーバ11、インターネッ
トに接続してデータの送受信を行なうwwwサーバ1
2、及びオークションを管理・運営すると共に、各種デ
ータベースを有するデータベースサーバ10を備える。
データベースサーバ10のCPU等からなる主制御部1
9は、予め記憶されたメインプログラム13に基づき、
インターネット上に開設したホームページ上で全損車両
のオークションを開催し、各自動車リサイクル部品取扱
業者(予め登録された業者)に対し入札を促し、所定の
入札時刻終了後に、最高入札金額から落札価格、落札業
者を決定し、その落札結果を電子メールで出品者の損害
保険会社と落札業者に伝送する等の処理を行なう。
【0024】データベースサーバ10の記憶部には、デ
ータベースとして、登録業者データベース14、出品車
両情報データベース16、入札情報データベース15、
落札情報データベース17、及び流札情報データベース
18が設けられる。登録業者データベース14は、オー
クションに参加する出品業者及び入札業者に関する情報
を記憶し、例えば全国の損害保険会社のサービスセンタ
ー等が出品業者として登録され、全国の自動車リサイク
ル部品販売団体に加盟する各自動車リサイクル部品取扱
業者が入札業者として登録される。これらの登録業者の
情報は、その名称、担当者名、住所、電話番号、電子メ
ールアドレス等の情報が、整理番号を付して記憶され
る。出品業者及び自動車リサイクル部品取扱業者は、オ
ークション運営本部に予め登録され、本人認証のための
IDコードとパスワードが付与されている。
【0025】出品車両情報データベース16は、オーク
ションに出品する各出品車両(全損車両)に関する情報
を記憶し、詳しくは、その車名、メーカ名、型式、年
式、エンジン型式、トランスミッション型式、走行距
離、ボディ色、事故の状況説明、破損度ランク、部品利
用可能状況、車の保管場所、保管料、最低入札金額、出
品した損害保険会社名等の文字情報、及び画像受信端末
20から送られた画像情報を、車両毎に整理番号を付し
て記憶する。また、出品するオークションの開催(予
定)日を、各出品車両について記憶する。
【0026】入札情報データベース15は、出品された
車両について、入札した入札業者(登録業者)及びその
入札金額等の情報を記憶し、詳しくは、入札日(オーク
ション開催日)、入札時刻、出品された各車両の整理番
号、入札した各自動車リサイクル部品取扱業者の整理番
号、入札金額、最低入札金額、及び現在までの最高入札
金額等が記憶される。落札情報データベース17は、出
品・落札された車両について、落札した落札業者(登録
業者)及びその落札金額等の情報を記憶し、詳しくは、
落札日(オークション開催日)、落札された各車両の整
理番号、落札した自動車リサイクル部品取扱業者の整理
番号、及び落札金額等が記憶される。流札情報データベ
ース18は、オークションに出品されたが、入札金額が
最低入札金額に達せずに流札された出品車両の整理番
号、落札をキャンセルされた出品車両の整理番号、その
オークション開催日等が記憶される。また、落札後に、
出品業者から車両の引取希望日の入力があった場合、そ
の引取希望日を記憶する。
【0027】全損車両を出品する損害保険会社のサービ
スセンター等には、公衆網(電話回線)及びインターネ
ットに接続された画像送信端末を含む端末4が設置さ
れ、出品車両(全損車両)に関する文字情報や画像情報
をオークション運営本部のオークション開催システム1
に送信する。また、全国の自動車リサイクル部品販売団
体に加盟する各自動車リサイクル部品取扱業者には、イ
ンターネットに接続された端末5が設置される。端末5
はブラウザ機能を有し、オークション運営本部のオーク
ション開催システム1がインターネット上で開設するホ
ームページにアクセスして、オークションに参加し、入
札のための情報をオークション開催システム1に伝送す
る。
【0028】次に、上記オークション開催システム1を
用いて実施する全損車両の販売処理方法を、図3〜図5
の流れ図、及び図6〜図18の画面説明図を参照して説
明する。車両保険等の自動車保険に加入している被保険
者の自動車が交通事故を起こした場合、連絡を受けた損
害保険会社の担当者(アジャスタ)は、現場等に出向
き、その事故車の破損状況を調査する。そして、その車
の破損状況から、修理に必要な修理費用を試算し、その
修理費の試算値が、修理した後の自動車の価値(中古車
価格)より高い場合、事故車の所有者がその車の使用を
放棄して廃車することに同意した際には、損害保険会社
は、自動車の所有者(自動車保険の契約者)に事故の保
険金を支払って、その事故車(全損車両)を譲り受け
る。
【0029】自動車保険事故の際、損害保険会社の担当
者(アジャスタ)は、自動車保険事故の受付票に、事故
の詳細を記録するが、その際、事故車が「全損車両」と
なった場合、担当者は、オークション出品用に、その車
情報を所定の用紙に記録する。そこには、少なくとも、
車名、メーカ名、型式、年式、エンジン型式、トランス
ミッション型式、走行距離、ボディ色、事故の状況説
明、部品利用可能状況、車の保管場所、及び保管料等の
車情報が記載される。特に、部品利用可能状況は、エン
ジン、トランスミッション、バンパー、フロントグリ
ル、ヘッドライト、クリアラナスランプ、ボンネット、
フェンダー、ガラス、ドア等の利用可能状況、及びエア
ーバッグの展開状況等が詳細に記載される。
【0030】このような全損車両の車情報を記載した文
字情報は、損害保険会社からFAXにより、或は端末4
と公衆網を介してオークション運営本部に送られる(図
3のステップS1)。また、自動車保険事故の発生時、
損害保険会社の担当者(アジャスタ)は、デジタルスチ
ルカメラによりその事故車の外観を各方向から複数枚撮
影し、その画像情報を端末4の画像送信端末を用いて、
公衆網(電話回線)を通してオークション運営本部の画
像受信端末20に送信する(図3のステップS4、S
5)。
【0031】オークション運営本部では、全国の損害保
険会社の各営業所等から送られた全損車両の文字情報を
受信すると(ステップS2)、車両情報入力端末21を
使用して、オークション開催システム1のデータベース
サーバ10の出品車両情報データベース16に、少なく
とも、それらの出品車両の車名、メーカ名、型式、年
式、エンジン型式、トランスミッション型式、走行距
離、ボディ色、事故の状況説明、部品利用可能状況、車
の保管場所、保管料等の車両情報を格納する(ステップ
S3)。また、このとき、オークション運営本部におい
て、事故の状況説明、部品利用可能状況等からその車両
の最低入札金額が決定され、入力される。
【0032】さらに、これらの車両情報の入力時に、デ
ータベースサーバ10の主制御部19は、部品利用可能
状況つまり利用可能な部品数等に基づき、その車両の破
損度ランクを決定しデータベース16に記憶する。破損
度ランクは、その全損車両の破損状況(再利用可能な部
品の状況)を示すもので、例えば、ランクA〜ランクF
に分類され、ランクAは例えば再利用可能な部品が18
個以上の場合、ランクBは再利用可能な部品が11〜1
7個で、エンジン及びトランスミッションが使用可能な
場合、ランクCは再利用可能な部品が11〜17個で、
エンジン、トランスミッションの何れか一方が使用可能
な場合、ランクDは再利用可能な部品が11〜17個
で、エンジン及びトランスミッションが使用不可能な場
合、ランクEは再利用可能な部品が11個未満の場合、
のように設定される。なお、盗難車両については、別の
ランク分け用基準が設定される。
【0033】上記車両情報には、画像受信端末20を介
して送られた全損車両の外観を複数方向から撮影した画
像が、車両のナンバープレートや社名にマスクをかけ、
また必要に応じて、画像の明度、コントラスト、鮮明度
等を調整して画像処理を施した状態で、貼り付けられ
る。このように、出品業者である損害保険会社のサービ
スセンター等から送られた出品車両情報は、各全損車両
毎に整理番号を付して、データベースサーバ10の出品
車両情報データベース16に格納され(ステップS
7)、登録される。
【0034】次に、オークション運営本部のシステム1
は、登録された出品車両について、例えばその翌日に開
催するオークションの出品車両情報をリストアップし、
電子メールによりその出品車両リストを、全国の自動車
リサイクル部品販売団体に加盟する各自動車リサイクル
部品取扱業者(登録業者)に対し配信する。その出品車
両リストは、例えば、メーカ毎に、地区(保管場所)毎
に、或は破損度ランク毎にまとめてリストアップされ
る。
【0035】オークションの開催日には、予め決められ
た時刻にオークションが開始されるが、例えば出品車両
の破損度ランク毎に時間をずらしてオークションを終了
するように入札時間帯を設定する。これにより、入札業
者が各ランクの出品車両を順次入札できるようにし、ま
た入札締め切り時刻の間近に集中しがちな入札を分散さ
せて、オークション開催システム1へのアクセスの集中
を分散するようにしている。
【0036】入札業者となる自動車リサイクル部品取扱
業者は、そのオークションに参加して入札する場合、各
々の端末5を操作して、オークション運営本部がインタ
ーネット上で開設するホームページにアクセスし(ステ
ップS10)、その入力画面で、その業者のID及びパ
スワードを入力し、ログインする(ステップS11〜S
15)。このwebサイトにログインすると、図6に示
すようなオークションメニュー画面が表示される(ステ
ップS16)。
【0037】このメニュー画面には、図6のように、
「連絡事項」、「オークションの入札締め切り時刻」が
記載されると共に、入札のための「地区選択」、「メー
カ選択」の文字がクリック可能に表示され、さらに、
「自己の入札結果一覧」、「取引確定一覧」等の文字が
クリック可能に表示される。自動車リサイクル部品取扱
業者は、入札するために、その画面上で、ポインターを
操作して「地区選択」または「メーカ選択」の文字をク
リックすると(ステップS17)、地区(出品車両の保
管場所のある都道府県等)や車両のメーカ名の一覧が送
信されて(ステップS18)、端末5の画面に表示され
る。
【0038】部品取扱業者は、その中から希望する地区
の希望するメーカを選択しクリックすると(ステップS
20)、オークション開催システム1のデータベースサ
ーバ10の主制御部19は、その出品車両情報データベ
ース16から、該当する出品車両(選択された地区に保
管された、選択されたメーカの車両)をピックアップ
し、出品車両一覧を送信し(ステップS21)、部品取
扱業者の端末5はそれを受信・表示する(ステップ2
2)。表示される出品車両一覧には、図7に示すよう
に、各出品車両について、車名、破損度ランク、最低入
札金額等が記載される。部品取扱業者は、その出品車両
一覧を見て、入札を希望する車両を選ぶが、車両の詳細
を見たい場合には、画面上の「車両詳細」にポインター
を合わせてクリックする(ステップS23)。これに応
じて、オークション開催システム1のデータベースサー
バ10は、出品車両情報データベース16から該当する
出品車両の車両情報を読み出し、送信し(ステップS2
4)、部品取扱業者の端末5はその情報を受信して、図
8のように車両情報を表示する(ステップS25)。
【0039】図8に示すごとく、そこにはその出品車両
の、車名、型式、破損度ランク(ランクB)、年式、
色、保管場所、最低入札金額等が記載されると共に、車
両の外観を各方向から撮影した画像8a(図示は省略)
が添付され、入札時間帯であれば、入札済の最高入札金
額が表示されるから、入札業者(部品取扱業者)は、そ
れらの情報を参考にして、落札可能で希望する入札金額
を決めることができる。さらに、入札業者がその車両の
部品情報を知りたい場合、画面上の「部品情報を見る」
8bをクリックする。このクリック操作に応じて、部品
情報が出品車両情報データベース16から読み出され、
図9に示すような部品情報の画面が端末5に表示され
る。入札するリサイクル部品取扱業者は、そこに表示さ
れるエンジン、トランスミッション、バンパー、ヘッド
ライト等の各部品の利用可能か否かの情報に基づき、入
札の決定と入札金額の決定を行なうことになる。
【0040】そして、入札業者が、図8、図9の画面上
で「この車へ入札する」8c,9aにポインターを合わ
せてクリックすると(ステップS26)、オークション
開催システム1のデータベースサーバ10は、入札画面
を送信し(ステップ27)、それを受信した入札業者の
端末5は、図10のような入札画面を表示する(ステッ
プS28)。入札業者は、端末5の表示画面上の「入札
金額」10aの欄に、入札金額を入力すると共に、担当
者名を入力し、「書類希望」の部分に必要な書類のチェ
ックを入れる。全損車両の引き取り後に登録の抹消手続
を行なう場合には、抹消謄本が必要となり、登録の移転
手続を行なう場合には、継続書類が必要となるから、そ
れに応じて「書類希望」を決める。
【0041】このように入力した状態で、その画面下の
「入札する」にポインターを合わせてクリックすると
(ステップS29)、そのデータが端末5からオークシ
ョン開催システム1に送られ、オークション開催システ
ム1は入札確認のための画面を端末5に送信する(ステ
ップS30)。この入札確認画面は、端末5に送られて
図11のように表示され(ステップS31)、そこには
入札情報として、出品車両の整理番号、車名、型式、ラ
ンク、入札金額、担当者名等が記載される。入札業者
は、その表示を見て入札を確認し、画面下の「確認」1
1aにポインターを合わせてクリックする。そのクリッ
クによって、端末5からオークション開催システム1に
入札信号が送信され、データベースサーバ10の主制御
部19は、その入札時刻と入札金額と入札業者の情報を
入札情報データベース15に格納して、入札処理が実行
される(ステップS33)。入札は入札情報がデータベ
ースサーバ10に到着した時点を基準とし、同じ入札金
額が時間的に前後して入力された場合、より早く到着し
た方の入札が有効となる。
【0042】予め決められた入札時間が経過して、入札
が締め切られると、オークション開催システム1のデー
タベースサーバ10の主制御部19は、入札情報データ
ベース15を検索して、出品された各出品車両毎に、入
札された全ての入札金額を比較する。そして、各出品車
両毎に最も高い入札金額を提示した入札を落札と決定
し、その落札結果を落札金額、落札業者、出品車両の整
理番号と共に、落札情報データベース17に格納する。
またこのとき、サーバ10の主制御部19は、メールサ
ーバ11にデータを送り、落札した落札業者とその車両
を出品した損害保険会社に対し、その車両の落札結果
(落札金額、落札業者、出品会社等)を伝える電子メー
ルを送信する。落札業者とその車両を出品した損害保険
会社は、その電子メールを見て直ちに落札結果を確認す
ることができる。
【0043】一方、入札時間帯に入札がなかった場合、
或は入札金額が予め設定された最低入札金額に達しなか
った場合、若しくは入札はあったがキャンセルされた場
合、流札と判定され、その流札となった出品車両の情報
は流札情報データベース18に格納される。流札となっ
た車両は、次のオークションの際に再入札として再度出
品されるか、或は処分車両として産業廃棄物業者に有償
で引取ってもらうことになる。
【0044】ところで、入札時間帯に、図6のようなオ
ークションメニュー画面を端末5に表示した状態で、入
札業者(部品取扱業者)が自社の入札状況を確認する場
合、メニュー画面下の「自入札状況一覧」6aをクリッ
クすると、オークション開催システム1からその入札業
者の入札状況をリストにした情報が端末5に送られ、図
12に示すように、表示される。そこには、出品車両の
整理番号と共に、車名、保管場所、最低入札金額、最高
入札金額、及び自社の入札金額が表示され、また、各欄
の右端には入札金額の変更用に「変更」ボタン12aが
表示される。従って、入札業者はその最高入札金額と自
社の入札金額を比較し、落札可能か否かを判断すること
ができ、自社の入札金額が最高入札金額より低くて落札
できない場合、さらに入札金額を上げて落札を目指す場
合には、「変更」ボタン12aをクリックして、前に入
札した入札金額を上げるように入力する。
【0045】また、入札の締め切り時間後に、入札業者
(部品取扱業者)が自社の入札結果を確認する場合、メ
ニュー画面の「自入札結果一覧」6bをクリックする
と、オークション開催システム1からその入札業者の入
札結果をリストにした情報が端末5に送られ、図13に
示すように、表示される。そこには、オークションの日
付と共に、出品車両の整理番号、車名、型式、年式、ラ
ンク、落札金額、及び落札結果が表示され、落札の欄が
「〇」であれば落札できたことを、「×」であれば、落
札できなかったことを示す。従って、入札業者は、その
落札の欄を見て、自社が入札した車両について、落札で
きたか否かを一目で確認することができる。なお、状態
の欄に、「引取り待ち」と記載された車両は、現在、落
札が確定し、入札業者の引取り日の入力を待つ状態であ
り、「キャンセル」と記載された車両は、落札が確定し
た後にキャンセルされたものである。
【0046】さらに、入札の締め切り時間後に、全ての
出品車両の落札結果を閲覧する場合、メニュー画面の
「落札車両一覧」をクリックすると、オークション開催
システム1から落札車両をリストにした情報が端末5に
送られ、図14に示すように、表示される。その落札車
両の一覧には、図14のように、オークションの日付と
共に、出品車両の整理番号、車名、型式、年式、ラン
ク、落札金額、入札件数が表示されるため、どのランク
の車両が、どの程度の金額で落札されたかの落札傾向を
容易に把握することができる。
【0047】一方、全損車両を出品した出品業者(損害
保険会社のサービスセンター等)は、インターネット上
のオークション運営本部のホームページにアクセスして
オークションに関する情報を閲覧することができ、損害
保険会社に対しては、入札時間帯において、その入札状
況を示す出品車両入札一覧の情報が、オークション開催
システム1から端末4に送信され、端末4に表示され
る。その一覧を示す画面には、図15のように、出品車
両の整理番号と共に、車名、型式、破損度ランク、入札
件数、最低入札金額、入札済の最高入札金額、その入札
業者名等が記載される。
【0048】車両を出品した出品業者は、その出品車両
入札一覧を見て、オークションの進行状況を把握する
が、例えば入札が一件もなく、最低入札金額が高すぎる
と判断した場合、出品業者は、そのホームページ上で、
所定の最低入札金額変更用の画面(図示せず)を呼出
し、より低い最低入札金額を入力することにより、その
最低入札金額をより低い金額に変更・登録することがで
きる。
【0049】また、出品業者は、入札締め切り時刻後
に、図16に示すような落札車両一覧を閲覧することに
より、自社の出品車両について落札されたものを確認す
ることができる。その落札車両一覧には、各出品車両に
ついて、落札金額及び落札者名が記載される。さらに、
その落札された出品車両について、この後、出品業者
は、図17に示す引取決定入力画面で引取希望日を入力
し、その車両の販売を確定させる。その引取決定入力画
面には、対象車両情報として、オークション日、車名、
保管先、落札業者、落札金額等が記載され、引取希望日
の入力欄17aが設けられる。出品業者は、その端末4
の引取決定入力画面上で、引取希望日を入力し、「登録
する」をクリックすると、その引取希望日を含む情報が
システム1のサーバ3に送られ、このときに、出品業者
の売却の最終確認を得たものとして、その車両の販売が
確定する。
【0050】なお、図17に示すように、引取決定入力
画面上には、キャンセルを入力する欄17bが設けられ
る。出品業者は、何らかの事情により、全損車両の売却
を中止せざるを得ない場合があるため、落札が決定した
後でも、このキャンセル入力欄17bに入力することに
より、売却を中止することができる。
【0051】そして、出品業者には、自社が出品した落
札車両について、引取希望日が設定された件について
は、図18のような引取を決定した落札車両一覧の画面
が表示されるから、出品業者は出品車両の最終的な売却
をこの画面で確認することができる。その後、落札業者
は、その引取希望日に車両の保管場所から落札車両を引
き取ると共に、代金の決済を行ない、全損車両の売買取
引を終了する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の全損車両
の販売処理方法とその販売処理システムによれば、イン
ターネット上で開催されるオークションにより、自動車
保険事故で発生した全損車両を、全国の自動車リサイク
ル部品取扱業者を対象にして販売するため、全国の損害
保険会社の営業所等で発生した多くの台数の全損車両
を、数多くの潜在的な部品取扱業者に対しグローバルに
提示して、全損車両の販売を大きな規模で行なうことが
でき、従来の狭い地域に限定された全損車両の販売に比
べ、大幅に販売の促進を図ることができる。また、オー
クションに出品される全損車両には、その外観画像や部
品の破損状況など詳細な車両情報が載せられるから、購
入業者は全損車両の部品の利用可能状況等を迅速に把握
でき、全損車両の取引きの成立を促進させ、これによっ
て、自動車部品のリサイクルを促進させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す販売処理システムの
全体構成図である。
【図2】オークション開催システム1の構成ブロック図
である。
【図3】損害保険会社とオークション運営本部間の情報
の伝送を示し流れ図である。
【図4】入札業者とオークション開催システム間の情報
の伝達を示す流れ図である。
【図5】入札業者とオークション開催システム間の情報
の伝達を示す流れ図である。
【図6】インターネット上に開設されるオークション運
営本部のホームページのオークション開催用のメニュー
画面である。
【図7】同オークション開催時の出品車両一覧の画面図
である。
【図8】同オークション開催時の車両情報の画面図であ
る。
【図9】同オークション開催時の部品情報の画面図であ
る。
【図10】同オークション開催時の入札の画面図であ
る。
【図11】同オークション開催時の入札確認の画面図で
ある。
【図12】同オークション開催時の自社の入札状況一覧
の画面図である。
【図13】同オークション開催時の自社の入札結果一覧
の画面図である。
【図14】同オークション後の自社の落札車両一覧の画
面図である。
【図15】同オークション開催時の出品業者のための出
品車両一覧の画面図である。
【図16】同オークション後の出品業者のための落札車
両一覧の画面図である。
【図17】同オークション後に出品業者が引取希望日を
入力するための引取決定画面の画面図である。
【図18】同オークション後の出品業者のための落札車
両一覧の画面図である。
【符号の説明】
1−オークション開催システム 2−車両情報入力部 3−サーバ 4−端末 5−端末 10−データベースサーバ 11−メースサーバ 12−wwwサーバ 14−登録業者データベース 15−入札情報データベース 16−出品車両情報データベース 17−落札情報データベース 18−流札情報データベース

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットのホームページ上で全損
    車両のオークションを開催し、予め登録された自動車リ
    サイクル部品取扱業者がインターネットの該ホームペー
    ジにアクセスして入札し、損害保険会社が出品した全損
    車両を、落札によって該自動車リサイクル部品取扱業者
    に販売する全損車両の販売処理方法であって、 該損害保険会社が、自動車保険事故で発生した全損車両
    について、少なくともその車名、年式、走行距離、及び
    部品利用可能状況の車情報、並びに該全損車両を撮影し
    た画像情報を、該ホームページを開設するオークション
    開催システムの車両情報管理手段に入力する第一の段階
    と、 インターネット上に開設された該ホームページ上に、該
    損害保険会社が出品した全損車両の該車情報と該画像情
    報を、該オークション開催システムの車両情報管理手段
    から読み出して提供し、オークションを開催する第二の
    段階と、 予め登録された該自動車リサイクル部品取扱業者が端末
    を用いてインターネットにアクセスして、該ホームペー
    ジ上に提供された全損車両の車情報、画像情報等を閲覧
    し、出品された全損車両の入札金額を入力して該オーク
    ション開催システムに伝送し入札する第三の段階と、 該入札締め切り後に各自動車リサイクル部品取扱業者の
    端末から送られた最高入札金額を判定して、落札金額と
    落札業者を決定する第四の段階と、 を含むことを特徴とする全損車両の販売処理方法。
  2. 【請求項2】前記全損車両の利用可能な部品数に基づき
    該全損車両の破損度ランクを決定し、該破損度ランクを
    前記車情報に加えて該自動車リサイクル部品取扱業者に
    該情報を提示することを特徴とする請求項1記載の全損
    車両の販売処理方法。
  3. 【請求項3】前記破損度ランク毎に全損車両の入札の締
    め切り時刻がずらして設定されることを特徴とする請求
    項1記載の全損車両の販売処理方法。
  4. 【請求項4】入札を行なった前記自動車リサイクル部品
    取扱業者は、入札締め切り時刻前において、最低入札金
    額及びその時点の最高入札金額より高い金額で再入札を
    可能され、且つ入札のキャンセルを可能されることを特
    徴とする請求項1記載の全損車両の販売処理方法。
  5. 【請求項5】全損車両を出品した損害保険会社は、前記
    ホームページを通して、入札時間帯に入札状況を閲覧可
    能とされると共に、該全損車両の出品をキャンセル可能
    とされ、且つ該全損車両の最低入札金額の下方修正を可
    能とされることを特徴とする請求項1記載の全損車両の
    販売処理方法。
  6. 【請求項6】前記入札の締め切り後、該落札結果を該落
    札業者及び出品した損害保険会社にインターネットを通
    して電子メールで送信することを特徴とする請求項1記
    載の全損車両の販売処理方法。
  7. 【請求項7】前記車情報に全損車両の保管場所の情報が
    含まれ、出品された全損車両の落札後に、該保管場所か
    ら該全損車両を引き取る引取希望日が前記出品した損害
    保険会社により提示されたとき、該全損車両の販売が確
    定することを特徴とする請求項1記載の全損車両の販売
    処理方法。
  8. 【請求項8】 インターネットのホームページ上で全損
    車両のオークションを開催し、損害保険会社が出品した
    全損車両を、予め登録された自動車リサイクル部品取扱
    業者がインターネットの該ホームページにアクセスして
    入札し、落札によって該全損車両を該自動車リサイクル
    部品取扱業者に販売する全損車両の販売処理システムで
    あって、 オークションに出品する全損車両に関する情報を記憶す
    る出品車両情報記憶手段と、 自動車保険事故で発生した全損車両について、該損害保
    険会社から送られた少なくともその車名、年式、走行距
    離、及び部品利用可能状況の車情報、及び該全損車両を
    撮影した画像情報を、該出品車両情報記憶手段に入力す
    る車両情報入力手段と、 インターネット上に開設された該ホームページ上に、該
    損害保険会社が出品した全損車両の該車情報、該画像情
    報を、該オークション開催システムの車両情報管理手段
    から読み出して提供し、予め登録された自動車リサイク
    ル部品取扱業者に対し入札を促してオークションを開催
    するオークション開催手段と、 該オークション開催手段が開催する全損車両のオークシ
    ョンに際し、該自動車リサイクル部品取扱業者が、端末
    を用いて該ホームページにアクセスし、該全損車両の入
    札金額を入力して入札し、入札締め切り後に、各自動車
    リサイクル部品取扱業者の端末から送られた最高入札金
    額を判定して、落札金額と落札業者または流札を決定す
    る落札決定手段と、 を備えたことを特徴とする全損車両の販売処理システ
    ム。
  9. 【請求項9】前記全損車両の利用可能な部品数に基づき
    該全損車両の破損度ランクを決定し、該破損度ランクを
    前記車情報に加えて提示する破損度ランク判定手段が設
    けられたことを特徴とする請求項8記載の全損車両の販
    売処理システム。
  10. 【請求項10】入札を行なった各自動車リサイクル部品
    取扱業者に対し、自己の入札状況の一覧情報を前記ホー
    ムページの画面を通して提示する自入札状況提示手段が
    設けられたことを特徴とする請求項8記載の全損車両の
    販売処理システム。
  11. 【請求項11】前記落札決定手段が決定した落札結果
    を、落札した自動車リサイクル部品取扱業者及び出品し
    た損害保険会社に電子メールで送信する落札結果送信手
    段が設けられたことを特徴とする請求項8記載の全損車
    両の販売処理システム。
  12. 【請求項12】入札を行なった各自動車リサイクル部品
    取扱業者に対し、入札の締め切り後に、落札の有無を含
    む自己の入札結果の一覧情報を前記ホームページの画面
    を通して提示する自入札結果提示手段が設けられたこと
    を特徴とする請求項8記載の全損車両の販売処理システ
    ム。
  13. 【請求項13】前記車情報に全損車両の保管場所の情報
    が含まれ、出品された全損車両の落札後に、該保管場所
    から該全損車両を引き取る引取希望日を前記出品した損
    害保険会社が前記ホームページの画面を通して入力する
    引取希望日入力手段が設けられたことを特徴とする請求
    項8記載の全損車両の販売処理システム。
JP2000078256A 2000-03-21 2000-03-21 全損車両の販売処理方法とその販売処理システム Pending JP2001265965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000078256A JP2001265965A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 全損車両の販売処理方法とその販売処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000078256A JP2001265965A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 全損車両の販売処理方法とその販売処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001265965A true JP2001265965A (ja) 2001-09-28

Family

ID=18595694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000078256A Pending JP2001265965A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 全損車両の販売処理方法とその販売処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001265965A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006155236A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Japan Research Institute Ltd 対象物管理情報生成装置、対象物管理装置、対象物管理方法および対象物管理プログラム
US7571155B2 (en) 2002-12-14 2009-08-04 Nhn Corporation System and method for generating a search result list
US7877305B2 (en) 2007-03-01 2011-01-25 Code Blue, Llc System and method for automatically monitoring the performance of a contractor in the management of an insurance claim

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7571155B2 (en) 2002-12-14 2009-08-04 Nhn Corporation System and method for generating a search result list
JP2006155236A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Japan Research Institute Ltd 対象物管理情報生成装置、対象物管理装置、対象物管理方法および対象物管理プログラム
US7877305B2 (en) 2007-03-01 2011-01-25 Code Blue, Llc System and method for automatically monitoring the performance of a contractor in the management of an insurance claim

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7113853B2 (en) System and method for generating vehicle history information
JP5112348B2 (ja) 自動車管理履歴認証システム及び方法
US20090018859A1 (en) Method for vehicle repair estimate and scheduling
US7835945B2 (en) Multiple-platform estimating and automatic quoting for network-based parts resale
JP2018028850A (ja) 個人間カーレンタル支援システム
WO2001044966A1 (en) Global asset information registry
AU2002301438B2 (en) Vehicle Information System Part 1
EP1065612A2 (en) System and method for promoting distribution of used parts
JP2007299281A (ja) 車両履歴情報を生成するためのシステムおよび方法
JP2002149774A (ja) 車両履歴情報の収集・検索システム
KR20160096582A (ko) 중고차 거래 서비스 제공 장치 및 방법
KR20000006871A (ko) 인터넷 웹사이트를 통한 중고자동차 정보제공방법
JP7122033B2 (ja) 自動車売買支援プログラム及び自動車売買支援システム
JP2001265965A (ja) 全損車両の販売処理方法とその販売処理システム
WO2010134534A1 (ja) 車両売買仲介システム、方法およびプログラム
JP2004362260A (ja) 使用済み自動車の販売処理方法とその販売処理システム
JP4183496B2 (ja) オンライン取引方法
JP2005301495A (ja) 自動車売却システム
JP2001109805A (ja) 中古車情報管理システム、中古車情報管理方法、および中古車情報管理プログラムが記録された可読記録媒体
JP2002099769A (ja) 流通システム
JP2002183502A (ja) 商品の販売仲介システムおよびその方法
JP2006053868A (ja) 商品売買支援方法およびシステム
JP2002132866A (ja) 製品生涯カードおよびその運用方法
JP2002189830A (ja) 修理業者決定方法及び記録媒体
WO2001002983A2 (en) Visual vehicle report

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060328