JP2001012071A - 屋内自動収納庫 - Google Patents

屋内自動収納庫

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JP2001012071A
JP2001012071A JP11181764A JP18176499A JP2001012071A JP 2001012071 A JP2001012071 A JP 2001012071A JP 11181764 A JP11181764 A JP 11181764A JP 18176499 A JP18176499 A JP 18176499A JP 2001012071 A JP2001012071 A JP 2001012071A
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JP
Japan
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storage box
storage
standby position
box
arm device
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Application number
JP11181764A
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English (en)
Inventor
Osamu Hattori
修 服部
Toshikatsu Haneda
年克 羽田
Shunichi Hamamoto
俊一 濱本
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 案内路での収納箱の移動を回転しないプレー
ト上で行い、収納箱を案内路・収納域の下方へ移動でき
るようにすることを課題とする。 【解決手段】 案内路39・収納域38の中心位置にアーム
装置6のボス部6Aが略垂直に配設され、アーム装置6
のボス部6Aの側部に複数個の回転用アーム6Bが略水
平に固定されている。各回転用アーム6Bの先端には両
側に突出した抜け出し防止具6Cが配設され、複数の収
納箱3が案内路39上であってそれぞれ2本の回転用アー
ム6Bと抜け出し防止具6Cで形成される保護領域内に
載置される。アーム装置6の回転により、各収納箱3が
保護領域内に確保された状態で左回り又は右回りに旋回
して移動され、選択された収納箱3が待機位置に位置す
るときに、選択された収納箱を下方の出入口に移動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根裏等の屋内空
所に配置された収納箱を、室内に移動して物品の出し入
れができるようにした屋内自動収納庫に関する。
【0002】
【従来の技術】屋内空所に配置された収納箱を、室内に
移動して物品の出し入れができるようにした旋回昇降式
床下収納庫が、実開平5−54741号公報に記載され
ている。この従来例では、床下空間に水平回転するター
ンテーブルを配設し、ターンテーブルに4個の貫通穴を
設け、ターンテーブル上で各貫通穴の上部に貫通穴より
も大径の収納箱を載置している。ターンテーブルの昇降
位置の下方に昇降機構を配置し、昇降機構の多段伸縮軸
の伸縮により昇降位置にある収納箱を昇降させている。
【0003】収納箱を床下から室内に移動させるときに
は、ターンテーブルを回転させて搬出したい収納箱を昇
降位置に位置させる。次に、昇降機構の多段伸縮軸を伸
長させると、多段伸縮軸がターンテーブルの貫通穴を挿
通して昇降位置の収納箱を持ち上げ、収納箱を床下から
床穴を通って室内に移動させる。収納箱を床下に収納す
るときは、伸長した多段伸縮軸上に収納箱を載せ、多段
伸縮軸を収縮させると、収納箱がターンテーブル上に移
動され、多段収縮軸はさらに収縮し、停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、収
納箱が貫通穴よりも大径であるので、収納箱をターンテ
ーブルよりも上方へは移動できるが下方へは移動できな
い。また、多段伸縮軸を有する昇降機構は構造が複雑で
あり高価であり、収納箱を載置したターンテーブルは支
持し回転させる支持回転機構は大荷重が作用するので、
支持回転機構は大型となりコストがかかる。本発明は、
屋内自動収納庫において、案内路での収納箱の移動を回
転しないプレート上で行い、収納箱を案内路・収納域の
下方へ移動できるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、屋内自動収納
庫において、収納箱の案内路に収納域が形成され、案内
路・収納域の一部を待機位置としてこの位置に昇降プレ
ートが配設されるとともに案内路・収納域の残部に固定
プレートが配設され、案内路・収納域の中心位置にアー
ム装置のボス部が略垂直に配設され、アーム装置のボス
部の側部に複数個の回転用アームが略水平に固定され、
各回転用アームの先端には両側に突出した抜け出し防止
具が配設され、複数の収納箱が案内路上であってそれぞ
れ2本の回転用アームと抜け出し防止具で形成される保
護領域内に載置され、アーム装置の回転により、各収納
箱が保護領域内に確保された状態で左回り又は右回りに
旋回して移動され、選択された収納箱が待機位置に位置
するときに、選択された収納箱を下方の出入口に移動
(下降)させ、また出入口に位置する収納箱を待機位置
へ移動(上昇)させるようにしたことを第1構成とす
る。本発明は、第1構成において、案内路の上面又は収
納箱の下面に収納箱の移動を円滑にするための揺動式車
輪又はボール移送装置が配設されたことを第2構成とす
る。本発明は、第1,第2構成において、昇降プレート
が待機位置にあるとき、昇降プレートの上面が固定プレ
ートの上面と略同一平面に配置され、待機位置の下方に
昇降通路が形成され、昇降台が昇降通路内を昇降可能に
配設され、昇降台のパレット上に昇降プレートが固定さ
れ、パレットに複数のプーリーが固定され、各プーリー
に掛け渡したワイヤーの巻き上げ又は巻き戻し(巻き上
げの逆方向への回転)により昇降台が上昇又は下降され
ることを第3構成とする。本発明は、第1〜第3構成に
おいて、待機位置に収納箱が位置することを判別するた
めの回転用スイッチが配置され、収納域に配列された収
納箱のボックスナンバーが予め制御回路に記憶され、昇
降プレートが待機位置に位置するときに回転アーム装置
を1区間角回転させることにより次のボックスナンバー
の収納箱が待機位置に移動され、待機位置に移動された
収納箱のボックスナンバーを制御回路によって判別でき
るようになし、次のa,bの機能を備えたことを第4構
成とする。 a.選択したボックスナンバーの出庫選択スイッチをオ
ンにすると、出入口の開閉扉が閉められているか否かを
検出し、前記開閉扉が閉められていることを確認し、昇
降プレートが待機位置にあることを確認し、選択したボ
ックスナンバーの収納箱が待機位置に位置するまでアー
ム装置を回転させ、次に選択されたボックスナンバーの
収納箱を出入口に移動させる機能。 b.収納スイッチをオンにすると、出入口の開閉扉が閉
められているか否かを検出し、前記開閉扉が閉められて
いることを確認し、収納箱を出入口から待機位置へ移動
させる機能。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図9は本発明の屋内自動収
納庫の実施の形態を示す。収納箱3の案内路39(図1・
図4において、固定プレート2及び昇降プレート4の上
面であって、収納箱3A〜3Dがアーム装置6により旋
回され移動される部分)に収納域38(図4において、固
定プレート2及び昇降プレート4の上面であって、N
o.1〜No.4の枠で示す停止時の収納箱3A〜3D
が位置する部分)が形成されている。案内路39・収納域
38の一部を待機位置(図4ではNo.1の位置)として
この位置に昇降プレート4が配設されるとともに案内路
39・収納域38の残部に固定プレート2が配設され、案内
路39・収納域38の中心位置にアーム装置6のボス部6A
が略垂直に配設されている。アーム装置6のボス部6A
の側部に複数個の回転用アーム6Bが略水平に固定さ
れ、各回転用アーム6Bの先端には両側に突出した抜け
出し防止具6Cが配設されている。複数の収納箱3が案
内路39上であってそれぞれ2本の回転用アーム6Bと該
アーム先端の抜け出し防止具6Cで形成される保護領域
(アーム装置6の停止時には図4のNo.1〜No.4
の枠で示す位置に概ね相当する)内に載置されている。
アーム装置6の回転により、各収納箱3が保護領域内に
確保された状態で左回り又は右回りに旋回され、選択さ
れた収納箱3が待機位置に位置するときに、選択された
収納箱3を下方の出入口に移動(下降)させ、また出入
口に位置する収納箱3を待機位置へ移動(上昇)させ
る。
【0007】図5は、二階建ての建屋本体31に屋内自動
収納庫を配設する様子を示し、収納庫27が屋根裏(小屋
裏)26に配置され、納戸扉(開閉扉)32及びスイッチ操
作盤28が二階室30内に配設されている。なお、29は一階
室であり、17は天井の隔壁である。
【0008】図1〜図4に示すとおり、隔壁17の上にフ
レーム1が固定され、隔壁17及びフレーム1には納戸
(昇降通路)16の水平断面と概ね合同(正方形)で上下
に連続した切欠穴1A,17Aが形成されている。フレー
ム1には、昇降用モータ8、回転装置18等を配置するた
めの凹部1Bと、上下方向の間隔を保つための支持部1
Cとが形成されている。フレーム1の支持部1Cの上面
に平板状の固定プレート2が載置され固定され、固定プ
レート2には正方形の切欠穴2Aが形成されている。切
欠穴2Aは、切欠穴1A,17Aより一回り小さく、切欠
穴2Aと切欠穴1A・17Aとは相似である。
【0009】納戸16には昇降台35が昇降可能状態に配設
され、昇降台35のパレット20上にスペーサ5を介して平
板状で正方形の昇降プレート4が固定されている。昇降
台35は昇降用モータ8によって昇降され、昇降台35が上
昇端の待機位置にあるとき、昇降プレート4の上面は固
定プレート2の上面と同一平面上に位置するようにされ
ている。昇降プレート4の平面形状は固定プレート2の
切欠穴2Aの形状と相似で、昇降プレート4を切欠穴2
Aに挿入し脱出させることが容易であり、待機位置のと
き固定プレート2と昇降プレート4との間の隙間は小さ
く、この隙間は収納箱3の移動の障害にはならない。パ
レット20は切欠孔17Aよりも一回り小さく、パレット20
の下面四隅に取付具を介してガイドローラ7A,7B等
が配設され、昇降台35のパレット20はガイドローラ7
A,7B等に案内されて納戸16内を昇降するようにされ
ている。
【0010】フレーム1の一つの凹部1B(図1・図3
では切欠穴1Aの右側)に、切欠穴1Aの一辺に沿って
ドライブシャフト12が配置され、ドライブシャフト12に
沿って昇降用モータ8が配設されている。ドライブシャ
フト12の両端はブラケット21によって回転自在に支持さ
れ、ドライブシャフト12の中央部にはチェーンギヤ10が
固定されている。チェーンギヤ10はチェーン9を介して
昇降用モータ8のチェーンギヤに連結され、チェーンギ
ヤ10の両側のドライブシャフト12にドラム11A,11Bが
固定されている。ドラム11A,11Bにはワイヤー14A,
14Bの一端が固定され、パレット20の上面の四隅近傍に
プーリー13A〜13Dが固定されている。
【0011】ドラム11Aに巻回されたワイヤー14Aがプ
ーリー13B,13Aに掛けられ、ワイヤー14Aの他端が固
定プレート2に固定されている。同様に、ドラム11Bに
巻回されたワイヤー14Bがプーリー13C,13Dに掛けら
れ、ワイヤー14Bの他端が固定プレート2に固定されて
いる。昇降用モータ8を下降方向に回転させると、ドラ
ム11A,11Bに巻回されたワイヤー14A,14Bが巻き戻
されて昇降台35が下降する。反対に昇降用モータ8を上
昇方向に回転させると、ドラム11A,11Bに巻回された
ワイヤー14A,14Bが巻き上げられて昇降台35が上昇す
る。
【0012】フレーム1の他の凹部1B(図3では切欠
穴1Aの左側奥)に回転装置18が配設され、回転装置18
には回転モータがあり、回転モータの出力が垂直方向に
向けられた出力シャフト18Aに伝動されるように構成さ
れている。出力シャフト18Aの上端部にアーム装置6の
ボス部6Aの下端部が嵌合され、スプライン等により出
力シャフト18Aの回転がボス部6Aに伝達されるように
なっている。図3に示すように出力シャフト18Aはパレ
ット20の左奥部分の上方に配置され、図1,図4に示す
とおりボス部6Aは固定プレート2,昇降プレート4の
案内路39の中心に配置され、昇降プレート4の左奥部の
円弧状部分がボス部6Aに対向している。
【0013】アーム装置6のボス部6Aの上端側部には
4本の回転用アーム6Bの内端が溶接等により等間隔
(90°の間隔)で固定され、各回転用アーム6Bは半
径方向の外側に略水平に延びている。各回転用アーム6
Bの先端には両側に(上面視で回転用アーム6Bに対し
て90°をなす方向に)向けて突出する抜け出し防止具
6Cが固定されている。固定プレート2の上面及び昇降
プレート4の上面が収納箱3の収納域38・案内路39とな
り、図4に示すようにアーム装置6が停止しているとき
は収納域38のNo.1〜No.4の範囲に収納箱3A〜
3Dがそれぞれ載置されている。
【0014】収納箱3A〜3Dは収納域38・案内路39で
回転用アーム6Bと抜け出し防止具6C及びその延長部
分で囲まれた4つの保護領域内にそれぞれ確保されてい
る。アーム装置6を左回り又は右回りに回転させると、
収納箱3A〜3Dは前記の保護領域に確保されつつ、各
回転用アーム6Bと抜け出し防止具6Cによって収納箱
3A〜3Dの側面下方を押圧されて旋回し移動する。ア
ーム装置6の回転により収納箱3A〜3Dが移動する範
囲が案内路39となり、案内路39・収納域38のうち昇降プ
レート4の上面が待機位置となる。
【0015】図4では収納箱3の通過範囲が固定プレー
ト2・昇降プレート4の範囲を越えるが、固定プレート
2・昇降プレート4の周囲に空間を設けておくことによ
り、収納箱3の旋回移動を安全に行うことができる。ア
ーム装置6を回転させるときには、4つの保護領域の全
部に収納箱3A〜3Dをそれぞれ配置させることとし、
固定プレート2の所定位置に配設された回転用スイッチ
(リミットスイッチ)24により(収納箱3の一つの外側
隅部が回転用スイッチの検出部を押圧する)、収納箱3
の停止位置(収納箱の一つが待機位置に位置すること)
を検出することができる。なお、アーム装置6のボス部
6Aの側部にアームを突出させ、そのアームにより回転
用スイッチの検出部を押圧させて、停止位置を検出する
ようにしてもよい。
【0016】案内路39上で収納箱3が小さい力で旋回で
きるように、収納箱3の下面で常に案内路39の上部に位
置する箇所にキャスター(揺動式車輪)15が配設され、
収納箱3の移動方向と同一方向に向かってキャスター15
の車輪が回転できるようにする。図6(a) はキャスター
15の拡大図であり、両側の支持部15A内に車輪15Bを位
置させ、車軸の両端を両側の支持部15Aの挿通孔に挿通
し、車軸をピン止めする。取付部15Cには取り付け用の
孔が形成され、取付部15Cと支持部15Aとの間にはベア
リング15Dが配置されている。取付部15Cを収納箱3の
下面に連結し、収納箱3の移動方向に応じて支持部15A
が垂直軸線の回りに揺動し、車輪15Bの回転進行方向が
収納箱3の移動方向と一致する。
【0017】キャスター15に代えて図6(b) に示すボー
ルトランスファー(ボール移送装置)36を用いることが
できる。支持部材36Bの下面の負荷ボール案内通路に小
球36Cが配置され、大球36Dが負荷案内通路の小球36C
に支持され、抜け出さないようにされている。本体36A
と支持部材36Bとの間に空間(無負荷ボール案内通路)
36Eが形成され、大球36Dの回転時に負荷ボール案内通
路から押し出された小球36Cは空間36Eを通って反対側
の負荷ボール案内通路に移動する。本体36Aの上部の取
付棒部材36Fが収納箱3の下面の取付孔に挿入され(キ
ャスター15と同様の位置に)、案内路39上に載せられ
る。大球36Dは全方向に回転可能であり、収納箱3の移
動に応じて大球36Dが回転する。
【0018】キャスター15・ボールトランスファー36に
代えて図6(c),(d) に示す上向きのボールトランスファ
ー(ボール移送装置)37を案内路39上に配設することが
できる。ハウジング37Aの環状段部に保持具37Bが固定
され、保持具37Bの保持孔に小球(剛球)37Cが回転自
在に配設されている。帯磁した大球(回転体)37Dが小
球37Cに吸着され、取付孔37Eにねじを挿通して多数の
ボールトランスファー37が案内路39に固定される。案内
路39のボールトランスファー37の大球37Dの上に収納箱
3の平面部を載置し、収納箱3を移動させると、ボール
トランスファー37の大球37Dが収納箱3の移動に応じて
回転し、小さい力で収納箱3を旋回移動させることがで
きる。なお、ボールトランスファー37を収納箱3の下面
に取り付けることができ、またキャスター15・ボールト
ランスファー36を案内路39に配置することもできる。
【0019】図9は、システムブロック図であり、制御
回路への信号を入力する部材(スイッチ、センサー)と
制御回路からの信号が出力される部材(昇降用モータ
8、回転装置18のモータ)とがある。スイッチのうちメ
インスイッチ, 収納スイッチ,出庫選択スイッチはスイ
ッチ操作盤28(図5参照)により操作され、納戸扉スイ
ッチ25は納戸16の下端部の出入口に隣接して配設され(
図2参照)ている。下限リミットスイッチ23は納戸16の
下端部の奥に配設され、上限リミットスイッチ22は隔壁
17の切欠穴17Aの表面に配設されている。障害物センサ
ーは納戸16内の適宜箇所に配設されている。
【0020】図7は、選択された収納箱3を取り出す
(出庫する)ときのフローチャートを示す。アーム装置
6の回転用アーム6Bは、図4に矢印で示すように、上
面視で反時計方向(左回り)に回転されることとする。
制御回路は、収納域38のNo.1〜No.4の範囲に収
納箱3A〜3Dがそれぞれ順番に載置され、収納箱3A
は待機位置(昇降台35が上端位置にあり、昇降プレート
4が案内路39の一部となっている位置)に載置されてい
ることを記憶している。回転用アーム6Bが左回りに1
区間角(現在の収納位置と次の収納位置との間を1区間
とし、その1区間の移動のために要するアーム装置6の
回転角度をいい、収納箱3が4個のときの1区間角は9
0°である)回転すると、回転用スイッチ24がオンから
オフとなり更にオンとなり、制御回路は待機位置に収納
箱3Bが載置されていることを判定することになる。以
下同様にして、制御回路は待機位置及び昇降プレート4
に載置された収納箱3のボックスナンバーを常に判定で
きる。
【0021】ステップS1でメインスイッチをオンにす
ると制御回路が作動を開始し、ステップS2で取り出し
たい収納箱3のボックスナンバーを選択し、スイッチ操
作盤28(図5参照)を操作して、選択したボックスナン
バーの出庫選択スイッチをオンにする。ステップS3で
納戸扉32が閉まっているか否かが判断され、納戸扉32が
閉まっていないと判断されたときは、ステップS4で警
告灯が点灯し、ステップS5で納戸扉32を閉じ、ステッ
プS3に戻す。
【0022】ステップS3で納戸扉32が閉まっていると
判断されたときは、ステップS6で障害物センサーがオ
フか否かが判断される。ステップS6で障害物センサー
がオフではない(オンである)と判断されたときは、ス
テップS7で警告灯が点灯し、ステップS8で納戸16内
の障害物を除き、ステップS6へ戻る。ステップS6で
障害物センサーがオフであると判断されたときは、ステ
ップS9で下限リミットスイッチ23がオンか否かが判断
され、下限リミットスイッチ23がオンではない(下端の
出入口に収納箱3が存在しない)と判断されると、待機
位置に収納箱3が存在するものとされ、ステップS10へ
進む。
【0023】ステップS10で選択したボックスナンバー
の収納箱3が待機位置にあるか否か(待機位置に位置す
る収納箱3は選択したボックスナンバーの収納箱3か否
か)が判断される。前記のとおり待機位置に最初にあっ
たボックスナンバーが制御回路に記憶され、収納箱3が
3A,3B,3C,3Dの順に移動され、その移動した
区間の数は回転スイッチ24のオン, オフ,オンで判断さ
れるので、初期位置からの区間数が分かれば現在のボッ
クスナンバーが分かる。従って、現在待機位置にある収
納箱3のボックスナンバーと選択されたボックスナンバ
ーとが一致するか否かを判断でき、こうしてステップS
10における判断が行われる。
【0024】ステップS10で、選択したボックスナンバ
ーの収納箱3が待機位置にないと判断されたときは、ス
テップS11で回転装置18を駆動してアーム装置6を回転
させる。ステップS12でアーム装置6が1区間角(90
°)回転したか否かが判断され、未だ1区間角回転して
いない(回転用スイッチ24がオンからオフに変化した儘
である)と判断されたときはステップS11へ戻る。ステ
ップS12でアーム装置6が1区間角回転した(回転用ス
イッチ24がオンからオフになり次にオンとなった)とき
は、ステップS10へ戻る。
【0025】ステップS10で選択したボックスナンバー
の収納箱3が待機位置にあると判断されたときは、ステ
ップS13で昇降用モータ8を下降方向に回転させ、昇降
台35を下降させる。ステップS14で下限リミットスイッ
チ23がオンか否かを判断し、下限リミットスイッチ23が
オンではないときはステップS13へ戻す。ステップS14
で下限リミットスイッチがオンであると判断されたとき
は、選択した収納箱3が室内の出入口に到着したことに
なり、ステップS15で昇降用モーター8を停止させ、エ
ンドとなる。納戸扉32を開けて、選択したボックスナン
バーの収納箱3を取り出す。
【0026】ステップS9で下限リミットスイッチ23が
オンか否かが判断され、下限リミットスイッチ23がオン
である(下端の出入口に収納箱3が存在する)と判断さ
れると、ステップS16へ進む。ステップS16で出入口に
ある収納箱3は選択したボックスナンバーのものか否か
の判断が行われ、選択したボックスナンバーのものであ
ると判断されたときは、エンドとなる。
【0027】ステップS16で出入口にある収納箱3は選
択したボックスナンバーのものではないと判断されたと
きは、ステップS17で昇降用モータ8を上昇方向に回転
させ、昇降台35を上昇させる。ステップS18で上限リミ
ットスイッチ22がオンか否かを判断し、上限リミットス
イッチ22がオンではないときはステップS17へ戻す。ス
テップS18で上限リミットスイッチ22がオンであると判
断されたときは、ステップS19で昇降用モータ8を停止
させ、ステップS20で回転装置18を駆動してアーム装置
6を回転させる。ステップS21でアーム装置6が1区間
角回転したか否かが判断され、未だ1区間角回転してい
ないと判断されたときはステップS19へ戻る。ステップ
S21でアーム装置6が1区間角回転したと判断されたと
きは、ステップS10へ戻る。以下前記と同様にして選択
したボックスナンバーの収納箱3が出庫される。
【0028】図8は、収納箱3を収納庫27に納める(収
納する)ときのフローチャートを示す。ステップS1で
メインスイッチをオンにすると制御回路が作動を開始
し、出入口から収納箱3を入れて昇降台35に載せ、ステ
ップS2でスイッチ操作盤28(図5参照)の収納スイッ
チをオンにする。ステップS3で納戸扉32が閉まってい
るか否かが判断され、納戸扉32が閉まっていないと判断
されたときは、ステップS4で警告灯が点灯し、ステッ
プS5で納戸扉32を閉じ、ステップS3に戻す。
【0029】ステップS3で納戸扉32が閉まっていると
判断されたときは、ステップS6で昇降用モータ8を上
昇方向に回転させ、昇降台35を上昇させる。ステップS
7で上限リミットスイッチ22がオンか否かを判断し、上
限リミットスイッチ22がオンではないときはステップS
6へ戻す。ステップS7で上限リミットスイッチ22がオ
ンであると判断されたときは、昇降台35は待機位置に到
達し、ステップS8で昇降用モータ8を停止させてエン
ドとなる。
【0030】
【発明の効果】本発明では、請求項1記載の構成を有す
るので、案内路での収納箱の旋回移動を回転しない固定
プレートと昇降プレートの上でアーム装置を回転させる
ことにより行い、収納箱を待機位置から下方へ移動させ
ることができる。従って、屋根裏に収納域を設け、室内
に出入口を設けることができる。
【0031】本発明では、固定プレート及び昇降プレー
トの上面に収納箱を載置しアーム装置で収納箱を滑らせ
て旋回移動させるので、ターンテーブルを回転させるこ
とに比べると、旋回移動に要するエネルギーは少なく、
そのための機構のコストが小さい。
【0032】本発明では、昇降台のパレット上に昇降プ
レートが固定され、パレットに複数のプーリーが固定さ
れ、各プーリーに掛け渡したワイヤーの巻き上げ又は巻
き戻しにより昇降台が上昇又は下降されるので、従来の
多段伸縮軸を有する昇降機構に比べて構造が簡単であり
コストも低い。
【0033】本発明では、収納域に配列された収納箱の
ボックスナンバーが予め制御回路に記憶されており、昇
降プレートが待機位置に位置するときに回転アーム装置
を1区間角回転させ、その回転を回転用スイッチで確認
して、待機位置に移動された収納箱のボックスナンバー
を判別できるので、選択した収納箱が待機位置に位置さ
せるための制御を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋内自動収納庫の実施の形態の全容を
示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の縦断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図1の平面図である。
【図5】建屋本体に本発明の屋内自動収納庫を配設する
様子を示す縦断面図である。
【図6】図6(a) は 本発明の実施の形態に適用するキ
ャスターの側面図であり、図6(b) は同じくボール移送
装置の説明図であり、図6(c) は他のボール移送装置の
説明図であり、図6(d) は図6(C) の分解斜視図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態の収納箱を出庫するときの
フローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態の収納箱を収納するときの
フローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態のシステムブロック図であ
る。
【符号の説明】
2 固定プレート 3,3A〜3D 収納箱 4 昇降プレート 6 アーム装置 6A ボス部 6B 回転用アーム 6C 抜け出し防止具 13 プーリー 14 ワイヤー 15 車輪 16 昇降通路 20 パレット 24 回転用スイッチ 35 昇降台 36 ボール移送装置 37 ボール移送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱本 俊一 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内 Fターム(参考) 3F022 FF33 JJ20 MM01 MM02 MM04 MM35 MM70 NN08 QQ01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納箱の案内路に収納域が形成され、案
    内路・収納域の一部を待機位置としてこの位置に昇降プ
    レートが配設されるとともに案内路・収納域の残部に固
    定プレートが配設され、案内路・収納域の中心位置にア
    ーム装置のボス部が略垂直に配設され、アーム装置のボ
    ス部の側部に複数個の回転用アームが略水平に固定さ
    れ、各回転用アームの先端には両側に突出した抜け出し
    防止具が配設され、複数の収納箱が案内路上であってそ
    れぞれ2本の回転用アームと抜け出し防止具で形成され
    る保護領域内に載置され、アーム装置の回転により、各
    収納箱が保護領域内に確保された状態で左回り又は右回
    りに旋回して移動され、選択された収納箱が待機位置に
    位置するときに、選択された収納箱を下方の出入口に移
    動させ、また出入口に位置する収納箱を待機位置へ移動
    させるようにした屋内自動収納庫。
  2. 【請求項2】 案内路の上面又は収納箱の下面に収納箱
    の移動を円滑にするための揺動式車輪又はボール移送装
    置が配設された請求項1の屋内自動収納庫。
  3. 【請求項3】 昇降プレートが待機位置にあるとき、昇
    降プレートの上面が固定プレートの上面と略同一平面に
    配置され、待機位置の下方に昇降通路が形成され、昇降
    台が昇降通路内を昇降可能に配設され、昇降台のパレッ
    ト上に昇降プレートが固定され、パレットに複数のプー
    リーが固定され、各プーリーに掛け渡したワイヤーの巻
    き上げ又は巻き戻しにより昇降台が上昇又は下降される
    請求項1又は2記載の屋内自動収納庫。
  4. 【請求項4】 待機位置に収納箱が位置することを判別
    するための回転用スイッチが配置され、収納域に配列さ
    れた収納箱のボックスナンバーが予め制御回路に記憶さ
    れ、昇降プレートが待機位置に位置するときに回転アー
    ム装置を1区間角回転させることにより次のボックスナ
    ンバーの収納箱が待機位置に移動され、待機位置に移動
    された収納箱のボックスナンバーを制御回路によって判
    別できるようになし、次のa,bの機能を備えた請求項
    1ないし3のいずれか一つに記載の屋内自動収納庫。 a.選択したボックスナンバーの出庫選択スイッチをオ
    ンにすると、出入口の開閉扉が閉められているか否かを
    検出し、前記開閉扉が閉められていることを確認し、昇
    降プレートが待機位置にあることを確認し、選択したボ
    ックスナンバーの収納箱が待機位置に位置するまでアー
    ム装置を回転させ、次に選択されたボックスナンバーの
    収納箱を出入口に移動させる機能。 b.収納スイッチをオンにすると、出入口の開閉扉が閉
    められているか否かを検出し、前記開閉扉が閉められて
    いることを確認し、収納箱を出入口から待機位置へ移動
    させる機能。
JP11181764A 1999-06-28 1999-06-28 屋内自動収納庫 Pending JP2001012071A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113812768A (zh) * 2021-11-03 2021-12-21 北京同道正和技术咨询有限公司 一种独立控制收纳箱的智能收纳柜

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