JP2001240211A - 屋内自動収納庫 - Google Patents

屋内自動収納庫

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JP2001240211A
JP2001240211A JP2000058480A JP2000058480A JP2001240211A JP 2001240211 A JP2001240211 A JP 2001240211A JP 2000058480 A JP2000058480 A JP 2000058480A JP 2000058480 A JP2000058480 A JP 2000058480A JP 2001240211 A JP2001240211 A JP 2001240211A
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JP
Japan
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storage
standby position
guide
box
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Application number
JP2000058480A
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English (en)
Inventor
Osamu Hattori
修 服部
Toshikatsu Haneda
年克 羽田
Shunichi Hamamoto
俊一 濱本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 案内路に複数の収納箱を載置し、案内路での
収納箱の移動を回転しないプレート上で旋回させて行
い、選択された収納箱を上方又は下方へ移動できるよう
にすることを課題とする。 【解決手段】 案内路・収納域の中心位置にアーム装置
6のボス部7が略垂直に配設され、ボス部7の側部に複
数個の回転用アーム8が略水平に固定され、各回転用ア
ーム8の側部にガイドレール10が固定されている。各収
納箱3の側部に係合子が配設され、案内路に載置された
複数の収納箱3の係合子が回転用アーム8のガイドレー
ル10に係合されている。アーム装置6の回転により、各
収納箱3が案内路上で旋回して移動され、選択された収
納箱3が待機位置に位置するときに、選択された収納箱
3を上下方向に離れた出入口に移動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根裏等の屋内空
所に配置された収納箱を、室内に移動して物品の出し入
れができるようにした屋内自動収納庫に関する。
【0002】
【従来の技術】屋内空所に配置された収納箱を、室内に
移動して物品の出し入れができるようにした旋回昇降式
床下収納庫が、実開平5−54741号公報に記載され
ている。この第1従来例では、床下空間に水平回転する
ターンテーブルを配設し、ターンテーブルに4個の貫通
穴を設け、ターンテーブル上で各貫通穴の上部に貫通穴
よりも大径の収納箱を載置している。ターンテーブルの
昇降位置の下方に昇降機構を配置し、昇降機構の多段伸
縮軸の伸縮により昇降位置にある収納箱を昇降させてい
る。
【0003】収納箱を床下から室内に移動させるときに
は、ターンテーブルを回転させて搬出したい収納箱を昇
降位置に位置させる。次に、昇降機構の多段伸縮軸を伸
長させると、多段伸縮軸がターンテーブルの貫通穴を挿
通して昇降位置の収納箱を持ち上げ、収納箱を床下から
床穴を通って室内に移動させる。収納箱を床下に収納す
るときは、伸長した多段伸縮軸上に収納箱を載せ、多段
伸縮軸を収縮させると、収納箱がターンテーブル上に移
動され、多段収縮軸はさらに収縮し、停止する。
【0004】第1従来技術では、収納箱が貫通穴よりも
大径であるので、収納箱をターンテーブルよりも上方へ
は移動できるが下方へは移動できない。また、収納箱の
下側は平坦面であるので、収納箱を床上で移動させよう
としても抵抗が多くて移動が困難であり。そして、収納
箱の下側に車輪を取り付けると、昇降時に積載台上で収
納箱が横方向に移動して昇降動作が不安定になる。
【0005】天井裏に収納した1個の収納箱を、天井の
開口部を通して室内に移動し、物品の出し入れができる
ようにした昇降式天井収納庫が、特開平5−25601
8号公報に記載されている。この第2従来例では、収納
箱の上側に動滑車が固定され、天井裏に固定滑車と巻き
上げ装置が配設され、固定滑車と動滑車に掛け渡したワ
イヤーの一端を固定し、他端を巻き上げドラムに取り付
けてある。巻き上げ装置を作動することにより、吊り下
げ式の1個の収納箱を昇降させることができるが、複数
の収納箱を昇降させることができないため、不経済であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、屋内自動収
納庫において、案内路に複数の収納箱を載置し、案内路
での収納箱の移動を回転しないプレート上で旋回させて
行い、選択された収納箱を上方又は下方へ移動できるよ
うにすることを第1課題とし、案内路を上方に出入口を
下方にそれぞれ配置し、安定した状態で昇降させること
を第2課題とし、収納箱の下側に車輪を取り付けて収納
箱の移動を容易にすることを第3課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、屋内自動収納
庫において、収納箱用の案内路に収納域が形成され、案
内路・収納域の一部を待機位置としてこの位置に昇降プ
レートが配設されるとともに案内路・収納域の残部に固
定プレートが配設され、案内路・収納域の中心位置にア
ーム装置のボス部が略垂直に配設され、アーム装置のボ
ス部の側部に複数個の回転用アームが略水平に固定さ
れ、各回転用アームの側部にガイドレールが固定され、
各収納箱の側部に係合子が配設され、案内路に載置され
た複数の収納箱の係合子が回転用アームのガイドレール
に係合され、アーム装置の回転により、各収納箱が案内
路上で旋回して移動され、選択された収納箱が待機位置
に位置するときに、選択された収納箱を上下方向に離れ
た出入口に移動させ、また出入口に位置する収納箱を待
機位置へ移動させるようにしたことを第1構成とする。
本発明は、第1構成において、昇降プレートに昇降案内
専用の係合子が配設され、待機位置の下方の昇降通路内
に昇降案内専用のガイドレールが配設され、昇降案内専
用のガイドレールに昇降案内専用の係合子が昇降可能状
態に係合されたことを第2構成とする。本発明は、第2
構成において、収納箱の係合子が昇降案内専用のガイド
レールに係合可能とされたことを第3構成とする。本発
明は、第1〜第3構成において、係合子をガイドローラ
となし、収納箱の下側に収納箱の移動を円滑にするため
の揺動式車輪が配設されたことを第4構成とする。本発
明は、第1〜第4構成において、待機位置に収納箱が位
置することを判別するための回転用スイッチが配置さ
れ、収納域に配列された収納箱のボックスナンバーが予
め制御回路に記憶され、昇降プレートが待機位置に位置
するときに回転用アームを1区間角回転させることによ
り次のボックスナンバーの収納箱が待機位置に移動さ
れ、待機位置に移動された収納箱のボックスナンバーを
制御回路によって判別できるようになし、次のa,bの
機能を備えたことを第5構成とする。 a.選択したボックスナンバーの出庫選択スイッチをオ
ンにすると、出入口の開閉扉が閉められているか否かを
検出し、前記開閉扉が閉められていることを確認し、昇
降プレートが待機位置にあることを確認し、選択したボ
ックスナンバーの収納箱が待機位置に位置するまでアー
ム装置を回転させ、次に選択されたボックスナンバーの
収納箱を出入口に移動させる機能。 b.収納スイッチをオンにすると、出入口の開閉扉が閉
められているか否かを検出し、前記開閉扉が閉められて
いることを確認し、収納箱を出入口から待機位置へ移動
させる機能。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図8は本発明の屋内自動収
納庫の実施の形態を示す。図1・図2(a) において、固
定プレート2及び昇降プレート4の上面であって、収納
箱3A〜3Dがアーム装置6により旋回され移動される
部分を収納箱3用の案内路39とする。また、図2(a) に
おいて、固定プレート2及び昇降プレート4の上面であ
って、No.1〜No.4の枠で示す停止時の収納箱3
A〜3Dが位置する部分を収納域38とする。案内路39・
収納域38の一部を待機位置(図2(a) ではNo.1の位
置)としてこの位置に昇降プレート4が配設されるとと
もに案内路39・収納域38の残部に固定プレート2が配設
され、案内路39・収納域38の中心位置にアーム装置6の
ボス部7が略垂直に配設されている。
【0009】アーム装置6のボス部7の下端部は、フレ
ーム1に配設された不図示の回転装置のモータの出力シ
ャフトに連結され、回転装置のモータの作動によってア
ーム装置6が回転される。アーム装置6のボス部7の上
端側部に複数個(4個)の回転用アーム8の基端が溶接
等により等間隔(90°の間隔)で固定され、各回転用
アーム8は半径方向の外側に略水平に延びている。各回
転用アーム8の一方の側部には、先端とボス部7寄りの
位置に所定縦方向長さの一対のガイドレール10が固定さ
れている。ガイドレール10には断面長方形の枠体の一側
(一対のガイドレール10の相互に対向する側)に縦方向
のスリット(上端及び下端が開口した隙間)が形成され
ており、スリットの2つの表面がそれぞれガイド面とな
る。
【0010】各収納箱3の側部に一対のガイドローラ
(係合子)12が回転自在に配設され、案内路39に載置さ
れた各収納箱3の一対のガイドローラ12は、一対のガイ
ドレール10に係合されている。ここで、係合とは、縦方
向には2物体が相互移動可能であるが、横方向には係
止,規制されて2物体が相互に離れない状態を意味す
る。図2(b) に明示されているように、一対のガイドレ
ール10に対向する側の各収納箱3の側部に、支持金具13
が固定され、支持金具13の両側に前方へ伸びた一対の突
出部13Aが連設されている。一対の突出部13Aの軸孔に
支持軸14が嵌合され、支持軸14に2個のナットが螺合さ
れて、支持軸14が突出部13Aに固定され、一対の突出部
13Aの外側(反・対向側)に支持軸14が突出している。
【0011】支持軸14の突出部には、ガイドローラ12が
回転自在に嵌合され、不図示のピンによってガイドロー
ラ12の抜け出しが防止されている。ガイドローラ12の外
周面には環状溝が形成され、ガイドローラ12の環状溝が
ガイドレール10の上方又は下方からガイドレール10のス
リットに係合され、案内路39に載置された各収納箱3の
ガイドローラ12とガイドレール10との係合が維持されて
いる。ガイドローラ12はガイドレール10のスリットの両
側の表面に同時に接触することはなく、ガイドローラ12
がスリットから上下方向へ抜け出すことは可能であるが
(案内路39に載置された各収納箱3では起こらない)、
ガイドローラ12がスリットから横方向へ抜け出すことは
ない。なお、ガイドレール10のスリットにはガイドロー
ラ12の支持軸14が挿通され、ガイドローラ12の外周面が
ガイドレール10の内面のいずれかに接触するようにして
もよい。
【0012】このように、複数の収納箱3が案内路39上
に載置され、収納箱3の一対のガイドローラ12と各回転
用アーム8の一対のガイドレール10との係合が維持され
ている。アーム装置6の回転により、ガイドローラ12と
ガイドレール10の係合箇所を介して回転力(牽引力)が
各収納箱3に伝達され、各収納箱3が左回りに旋回され
る。選択された収納箱3が待機位置に位置するときにア
ーム装置6の回転を停止させ、選択された収納箱3を下
方の出入口に移動(下降)させ、また待機位置に収納箱
3が存在しないときに、出入口に位置する収納箱3を待
機位置へ移動(上昇)させる。
【0013】図8は、二階建ての建屋31に屋内自動収納
庫を配設する様子を示し、屋根裏(小屋裏)収納庫27が
屋根裏(小屋裏)26に配置され、開閉扉(昇降通路用
扉)32及びスイッチ操作盤28が二階室30内に配設されて
いる。なお、29は一階室であり、33は隔壁である。
【0014】図1〜図4に示すとおり、隔壁33の上にフ
レーム1が固定され、フレーム1及び隔壁33には昇降通
路16の水平断面と概ね合同(四角形)で上下に連続した
切欠穴1A,33Aが形成されている。フレーム1の上面
に平板状の固定プレート2が載置され固定され、固定プ
レート2には略四角形の切欠穴(四角形の穴の一辺に後
述の一対の通過溝2Bが切り欠かれている)2Aが形成
されている。切欠穴2Aは、切欠穴1A,33Aより一回
り小さい。切欠穴2A内には四角形で切欠穴2Aより僅
かに小さい昇降プレート4が挿通可能に配置され、昇降
プレート4を切欠穴2Aに挿入し脱出させることが容易
である。昇降プレート4が待機位置にあるとき、固定プ
レート2と昇降プレート4との間の隙間は小さく、昇降
プレート4の上面と固定プレート2の上面とが水平とな
り、この隙間は収納箱3の移動の障害にはならない。
【0015】昇降プレート4の下側には一対のL型の支
持部材41が、正面視(図4)で前後方向に固定され、側
面視(図3)の右端が昇降プレート4の右端より右方へ
少々突出し、突出した部分が下方へ伸びた垂直支持部41
Aとなっている。一対の垂直支持部41Aの下方部の内側
面は、梁部材42により連結され、梁部材42にはワイヤー
43の下端が固定されている。図4に示すように、昇降用
モータ44がフレーム1に配設され、昇降用モータ44に連
結されたドラムにワイヤー43が巻回されている。従っ
て、ワイヤー43の巻き上げによって支持部材41・昇降プ
レート4が上昇し、ワイヤー43の巻き戻しによって支持
部材41・昇降プレート4が下降することとなる。
【0016】昇降通路16の奥端部(図3の側面図では右
端部)に一対の昇降案内専用のガイドレール17が配設さ
れ、ガイドレール17は固定プレート2から昇降通路16の
下方に伸びている。ガイドレール17は、固定プレート2
や(及び/又は)フレーム1にのみ取り付けてもよい
し、昇降通路16の奥壁のみに取り付けてもよいし、固定
プレート2やフレーム1と昇降通路16の奥壁との両方に
取り付けてもよい。一対のガイドレール17の構造は一対
のガイドレール10の構造と同じであり、ガイドレール17
には断面長方形の枠体の一側(一対のガイドレール17の
相互に対向する側)に縦方向のスリットが形成されてお
り、スリットの2つの表面がそれぞれガイド面となる。
そして、一対のガイドレール17の間隔は一対のガイドレ
ール10の間隔と同じであり、しかも、収納箱3Aが待機
位置にあるとき、収納箱3Aのガイドローラ12と係合し
た一対のガイドレール10は、一対のガイドレール17と同
一直線上に位置している。
【0017】一対の垂直支持部41Aの上下2個の水平方
向の軸孔にそれぞれ支持軸が固定され、各支持軸が一対
の垂直支持部41Aの外側(反・対向側)に突出され、各
突出端にそれぞれ昇降プレート4用のガイドローラ(係
合子)18が回転自在に固定されている。ガイドローラ12
と同様に、ガイドローラ18の外周面には環状溝が形成さ
れ、ガイドローラ18の環状溝がガイドレール17のスリッ
トに係合され、ガイドローラ18とガイドレール17との係
合が維持され、ガイドローラ18がスリットから横方向へ
抜け出すことはない。上下一対のガイドローラ18の横方
向の間隔は一対のガイドローラ12の横方向の間隔と同一
であり、上下一対のガイドローラ18が一対のガイドレー
ル17に係合され、係合が維持されている。
【0018】図1,図2に明示するように、固定プレー
ト2の切欠穴2Aの一部として、一対のガイドローラ12
のための一対の通過溝2Bが形成され、一対の通過溝2
Bは待機位置にある収納箱3の一対のガイドローラ12の
下方に位置する。通過溝2Bの大きさは、収納箱3のガ
イドローラ12,支持具13の突出部13A,支持軸14及び2
つのナットが、通過溝2Bに接触することなく通過する
のに必要な大きさである。なお、一対の通過溝2Bは、
一対で2組のガイドローラ18の上方に位置している。
【0019】選択された収納箱3が待機位置に位置する
ときに、昇降用モータ44を回転させて昇降プレート4を
下降させると、収納箱3のガイドローラ12と回転用アー
ム8のガイドレール10との係合が解除され(ガイドロー
ラ12がガイドレール10のスリットの下端開口を通って外
れ)、収納箱3の下降とともにガイドローラ12等が通過
溝2Bを通過する。通過溝2Bを通過した一対のガイド
ローラ12は、次に昇降案内専用のガイドレール17と係合
し、次に係合しつつ下降し、収納箱3を下方の出入口に
移動させる。また、出入口に位置する収納箱3を待機位
置へ移動(上昇)させると、収納箱3のガイドローラ12
とガイドレール17との係合が解除された後に、収納箱3
の上昇とともにガイドローラ12等が通過溝2Bを通過
し、ガイドローラ12が回転用アーム8のガイドレール10
と係合する。
【0020】図1,図2(a) では収納箱3の通過範囲が
固定プレート2・昇降プレート4の範囲を越えるが、固
定プレート2・昇降プレート4の周囲に空間を設けてお
くことにより、収納箱3の旋回移動を安全に行うことが
できる。初期状態で、4つの収納域No.1〜No.4
の全部に収納箱3A〜3Dをそれぞれ配置させて、アー
ム装置6を回転させるときには、固定プレート2の所定
位置に配設された回転用スイッチ(リミットスイッチ)
24が収納箱3の一つの外側隅部により回転用スイッチ24
の検出部を押圧されて、収納箱3の停止位置(収納箱の
一つが待機位置に位置すること)を検出することができ
る。なお、アーム装置6のボス部7の側部にアームを突
出させ、そのアームにより回転用スイッチの検出部を押
圧させて、停止位置を検出するようにしてもよい。
【0021】案内路39上で収納箱3が小さい力で旋回で
きるように、収納箱3の下側にキャスター(揺動式車
輪)15が配設され、収納箱3の移動方向と同一方向に向
かってキャスター15の車輪が回転できるようにする。こ
のとき、キャスター15が固定プレート2の通過溝2Bの
上方を旋回しないようにする。なお、キャスター15に代
えてボールトランスファー(ボール移送装置)を用いる
ことができる。
【0022】図7は、システムブロック図であり、制御
回路への信号を入力する部材(スイッチ、センサー)と
制御回路からの信号が出力される部材(昇降用モータ4
4、回転装置のモータ)とがある。スイッチのうちメイ
ンスイッチ, 収納スイッチ, 出庫選択スイッチはスイッ
チ操作盤28(図8参照)により操作され、開閉扉スイッ
チ25は昇降通路16の下端部の出入口に隣接して配設され
( 図1参照)ている。下限リミットスイッチ23は昇降通
路16の下端部の奥に配設され、上限リミットスイッチ22
は固定プレート2の上面で切欠穴2Aの表面(図4)に
配設されている。障害物センサーは昇降通路16内の適宜
箇所に配設されている。
【0023】図5は、選択された収納箱3を取り出す
(出庫する)ときのフローチャートを示す。アーム装置
6の回転用アーム8は、図2に矢印で示すように、上面
視で反時計方向(左回り)に回転されることとする。制
御回路は、収納域38のNo.1〜No.4の範囲に収納
箱3A〜3Dがそれぞれ順番に載置され、収納箱3Aは
待機位置に載置されていることを記憶している。回転用
アーム8が左回りに1区間角(現在の収納位置と次の収
納位置との間を1区間とし、その1区間の移動のために
要するアーム装置6の回転角度をいい、収納箱3が4個
のときの1区間角は90°である)回転すると、回転用
スイッチ24がオンからオフとなり更にオンとなり、制御
回路は待機位置に収納箱3Bが載置されていることを判
定することになる。以下同様にして、制御回路は待機位
置及び昇降プレート4に載置された収納箱3のボックス
ナンバーを常に判定できる。
【0024】ステップS1でメインスイッチをオンにす
ると制御回路が作動を開始し、ステップS2で取り出し
たい収納箱3のボックスナンバーを選択し、スイッチ操
作盤28(図8参照)を操作して、選択したボックスナン
バーの出庫選択スイッチをオンにする。ステップS3で
開閉扉32が閉まっているか否かが判断され、開閉扉32が
閉まっていないと判断されたときは、ステップS4で警
告灯が点灯し、ステップS5で開閉扉32を閉じ、ステッ
プS3に戻す。
【0025】ステップS3で開閉扉32が閉まっていると
判断されたときは、ステップS6で障害物センサーがオ
フか否かが判断される。ステップS6で障害物センサー
がオフではない(オンである)と判断されたときは、ス
テップS7で警告灯が点灯し、ステップS8で昇降通路
16内の障害物を除き、ステップS6へ戻る。ステップS
6で障害物センサーがオフであると判断されたときは、
ステップS9で下限リミットスイッチ23がオンか否かが
判断され、下限リミットスイッチ23がオンではない(下
端の出入口に収納箱3が存在しない)と判断されると、
待機位置に収納箱3が存在するものとされ、ステップS
10へ進む。
【0026】ステップS10で選択したボックスナンバー
の収納箱3が待機位置にあるか否か(待機位置に位置す
る収納箱3は選択したボックスナンバーの収納箱3か否
か)が判断される。前記のとおり待機位置に最初にあっ
たボックスナンバーが制御回路に記憶され、収納箱3が
3A,3B,3C,3Dの順に移動され、その移動した
区間の数は回転スイッチ24のオン, オフ,オンで判断さ
れるので、初期位置からの区間数が分かれば現在のボッ
クスナンバーが分かる。従って、現在待機位置にある収
納箱3のボックスナンバーと選択されたボックスナンバ
ーとが一致するか否かを判断でき、こうしてステップS
10における判断が行われる。
【0027】ステップS10で、選択したボックスナンバ
ーの収納箱3が待機位置にないと判断されたときは、ス
テップS11で回転装置のモータを駆動してアーム装置6
を回転させる。ステップS12でアーム装置6が1区間角
(90°)回転したか否かが判断され、未だ1区間角回
転していない(回転用スイッチ24がオンからオフに変化
した儘である)と判断されたときはステップS11へ戻
る。ステップS12でアーム装置6が1区間角回転した
(回転用スイッチ24がオンからオフになり次にオンとな
った)ときは、ステップS10へ戻る。
【0028】ステップS10で選択したボックスナンバー
の収納箱3が待機位置にあると判断されたときは、ステ
ップS13で昇降用モータ44を下降方向に回転させ、昇降
プレート4を下降させる。ステップS14で下限リミット
スイッチ23がオンか否かを判断し、下限リミットスイッ
チ23がオンではないときはステップS13へ戻す。ステッ
プS14で下限リミットスイッチがオンであると判断され
たときは、選択した収納箱3が室内の出入口に到着した
ことになり、ステップS15で昇降用モーター44を停止さ
せ、エンドとなる。開閉扉32を開けて、選択したボック
スナンバーの収納箱3又は収納箱3内部の物品を取り出
す。
【0029】ステップS9で下限リミットスイッチ23が
オンか否かが判断され、下限リミットスイッチ23がオン
である(下端の出入口に収納箱3が存在する)と判断さ
れると、ステップS16へ進む。ステップS16で出入口に
ある収納箱3は選択したボックスナンバーのものか否か
の判断が行われ、選択したボックスナンバーのものであ
ると判断されたときは、エンドとなる。
【0030】ステップS16で出入口にある収納箱3は選
択したボックスナンバーのものではないと判断されたと
きは、ステップS17で昇降用モータ44を上昇方向に回転
させ、昇降プレート4を上昇させる。ステップS18で上
限リミットスイッチ22がオンか否かを判断し、上限リミ
ットスイッチ22がオンではないときはステップS17へ戻
す。ステップS18で上限リミットスイッチ22がオンであ
ると判断されたときは、ステップS19で昇降用モータ44
を停止させ、ステップS20で回転装置のモータを駆動し
てアーム装置6を回転させる。ステップS21でアーム装
置6が1区間角回転したか否かが判断され、未だ1区間
角回転していないと判断されたときはステップS19へ戻
る。ステップS21でアーム装置6が1区間角回転したと
判断されたときは、ステップS10へ戻る。以下前記と同
様にして選択したボックスナンバーの収納箱3が出庫さ
れる。
【0031】図6は、収納箱3を屋根裏収納庫27に納め
る(収納する)ときのフローチャートを示す。ステップ
S1でメインスイッチをオンにすると制御回路が作動を
開始し、出入口から収納箱3を入れて昇降プレート4に
載せ、ステップS2でスイッチ操作盤28(図8参照)の
収納スイッチをオンにする。ステップS3で開閉扉32が
閉まっているか否かが判断され、開閉扉32が閉まってい
ないと判断されたときは、ステップS4で警告灯が点灯
し、ステップS5で開閉扉32を閉じ、ステップS3に戻
す。
【0032】ステップS3で開閉扉32が閉まっていると
判断されたときは、ステップS6で昇降用モータ44を上
昇方向に回転させ、昇降プレート4を上昇させる。ステ
ップS7で上限リミットスイッチ22がオンか否かを判断
し、上限リミットスイッチ22がオンではないときはステ
ップS6へ戻す。ステップS7で上限リミットスイッチ
22がオンであると判断されたときは、昇降プレート4は
待機位置に到達し、ステップS8で昇降用モータ44を停
止させてエンドとなる。
【0033】
【発明の効果】本発明では、請求項1記載の構成を有す
るので、案内路に複数の収納箱を載置し、案内路での収
納箱の移動を、回転しないプレート上で旋回させて行
い、待機位置にある選択された収納箱を上方又は下方へ
移動できる。収納箱の旋回は、アーム装置の回転用アー
ムのガイドレールに収納箱の係合子を係合させて行うの
で、確実に行われる。選択された収納箱を上方又は下方
へ移動するとき、ガイドレールと係合子との係合は外
れ、収納箱の昇降は円滑に行われる。また、本発明で
は、固定プレート及び昇降プレートの上面に収納箱を載
置しアーム装置で収納箱を滑らせて旋回移動(牽引移
動)させるので、ターンテーブルを回転させることに比
べると、旋回移動に要するエネルギーは少なく、そのた
めの機構のコストが小さい。
【0034】本発明の請求項2,3のものは、昇降プレ
ートに昇降案内専用の係合子が配設され、待機位置の下
方の昇降通路内に昇降案内専用のガイドレールが配設さ
れ、昇降案内専用のガイドレールに昇降案内専用の係合
子が昇降可能状態に係合され、収納箱の係合子が昇降案
内専用のガイドレールに係合可能とされたので、案内路
を上方に出入口を下方にそれぞれ配置し、安定した状態
で収納箱を昇降させることができる。
【0035】本発明の請求項4のものは、収納箱の下側
に揺動式車輪が配設されたので、収納箱の移動を円滑か
つ容易に行うことができる。
【0036】本発明の請求項5のものは、収納域に配列
された収納箱のボックスナンバーが予め制御回路に記憶
されており、昇降プレートが待機位置に位置するときに
回転アーム装置を1区間角回転させ、その回転を回転用
スイッチで確認して、待機位置に移動された収納箱のボ
ックスナンバーを判別できるので、選択した収納箱が待
機位置に位置させるための制御を簡単に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋内自動収納庫の実施の形態の全容を
示す斜視図である。
【図2】図2(a) は本発明の実施の形態の全容を示す平
面図であり、図2(b) は図2(a) の要部拡大図である。
【図3】図2(a) のA−A線縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の正面図である。
【図5】本発明の実施の形態の収納箱を出庫するときの
フローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態の収納箱を収納するときの
フローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態のシステムブロック図であ
る。
【図8】建屋本体内に本発明の屋内自動収納庫を配設す
る様子を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2 固定プレート 3,3A〜3D 収納箱 4 昇降プレート 6 アーム装置 7 ボス部 8 回転用アーム 12 ガイドローラ(係合子) 15 キャスター(揺動式車輪) 16 昇降通路 17 ガイドレール 18 ガイドローラ 38 収納域 39 案内路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱本 俊一 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内 Fターム(参考) 3F022 FF33 JJ20 MM01 MM51 MM70 QQ01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納箱用の案内路に収納域が形成され、
    案内路・収納域の一部を待機位置としてこの位置に昇降
    プレートが配設されるとともに案内路・収納域の残部に
    固定プレートが配設され、案内路・収納域の中心位置に
    アーム装置のボス部が略垂直に配設され、アーム装置の
    ボス部の側部に複数個の回転用アームが略水平に固定さ
    れ、各回転用アームの側部にガイドレールが固定され、
    各収納箱の側部に係合子が配設され、案内路に載置され
    た複数の収納箱の係合子が回転用アームのガイドレール
    に係合され、アーム装置の回転により、各収納箱が案内
    路上で旋回して移動され、選択された収納箱が待機位置
    に位置するときに、選択された収納箱を上下方向に離れ
    た出入口に移動させ、また出入口に位置する収納箱を待
    機位置へ移動させるようにした屋内自動収納庫。
  2. 【請求項2】 昇降プレートに昇降案内専用の係合子が
    配設され、待機位置の下方の昇降通路内に昇降案内専用
    のガイドレールが配設され、昇降案内専用のガイドレー
    ルに昇降案内専用の係合子が昇降可能状態に係合された
    請求項1の屋内自動収納庫。
  3. 【請求項3】 収納箱の係合子が昇降案内専用のガイド
    レールに係合可能とされた請求項2の屋内自動収納庫。
  4. 【請求項4】 係合子をガイドローラとなし、収納箱の
    下側に収納箱の移動を円滑にするための揺動式車輪が配
    設された請求項1ないし3のいずれか一つの屋内自動収
    納庫。
  5. 【請求項5】 待機位置に収納箱が位置することを判別
    するための回転用スイッチが配置され、収納域に配列さ
    れた収納箱のボックスナンバーが予め制御回路に記憶さ
    れ、昇降プレートが待機位置に位置するときに回転用ア
    ームを1区間角回転させることにより次のボックスナン
    バーの収納箱が待機位置に移動され、待機位置に移動さ
    れた収納箱のボックスナンバーを制御回路によって判別
    できるようになし、次のa,bの機能を備えた請求項1
    ないし4のいずれか一つに記載の屋内自動収納庫。 a.選択したボックスナンバーの出庫選択スイッチをオ
    ンにすると、出入口の開閉扉が閉められているか否かを
    検出し、前記開閉扉が閉められていることを確認し、昇
    降プレートが待機位置にあることを確認し、選択したボ
    ックスナンバーの収納箱が待機位置に位置するまでアー
    ム装置を回転させ、次に選択されたボックスナンバーの
    収納箱を出入口に移動させる機能。 b.収納スイッチをオンにすると、出入口の開閉扉が閉
    められているか否かを検出し、前記開閉扉が閉められて
    いることを確認し、収納箱を出入口から待機位置へ移動
    させる機能。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007070101A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 天井裏収納装置
CN108185681A (zh) * 2018-01-08 2018-06-22 傅峰峰 一种家电收纳箱
JP2020506784A (ja) * 2017-01-27 2020-03-05 143046 カナダ インコーポレイテッド 頭上収納ユニット

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