JP3094737B2 - 回転式棚設備 - Google Patents

回転式棚設備

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数種の物品を種類ご
とに収納したバケットを上下、あるいは水平方向に回転
移動させて、物品に対するオーダーピッキングを行うと
きなどに採用される回転式棚設備、特にバケットの移動
経路脇に複数のバケットの物品の搬入出口を設けた回転
式棚設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転式棚設備として、た
とえば特開平5−58415 号公報に開示された上下方向に
バケットを移動させる回転式棚設備が提供されている。
すなわち囲壁体内に、駆動輪体と従動輪体とを上下方向
に適当間隔を置いて配設し、これら輪体間に無端回動体
を巻張し、この無端回動体に多数のバケットを取り付
け、前記駆動輪体を正逆駆動する駆動装置を設けて回転
式棚を形成し、前記囲壁体の前壁板に複数のバケットの
荷の搬入出口を形成し、各搬入出口に開閉シャッタを設
け、これら開閉シャッタ毎にシャッタの閉限を検出する
検出器を設け、これら検出器の検出信号に基づき、起動
操作が行われる作業対象搬入出口とは異なる他の全ての
搬入出口の開閉シャッタが閉じているときのみ、作業対
象搬入出口へのバケットの回動を可能ならしめる制御装
置を設けている。
【0003】また一般に安全対策として、各搬入出口
に、搬入出口への作業員の手、あるいは物品の侵入を検
出するセフティセンサを設けており、制御装置は、この
セフティセンサが動作すると、バケットの回動を急停止
し、バケットの回動をロックする制御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の回転式
棚設備では、開閉シャッタの開閉状態に無関係にセフテ
ィセンサの動作によりバケットの回動を停止しているた
めに、開閉シャッタが閉状態にある搬入出口のセフティ
センサが動作してもバケットを急停止させてしまい、よ
って作業員が新たに操作を繰り返してバケットを回動さ
せなければならず、この無駄な操作および時間により作
業能率を悪くしていた。また、バケットの急停止により
バケット内の荷が飛び出したり、バケット内の荷の荷崩
れが発生することがあった。
【0005】本発明は上記問題を解決するものであり、
作業能率を改善し、バケット内の荷の飛び出しなどを防
止した回転式棚設備を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
本発明の回転式棚設備は、囲壁体内に駆動輪体と従動輪
体とを上下、あるいは水平方向に適当間隔を置いて配設
し、これら輪体間に無端回動体を巻張し、この無端回動
体に多数のバケットを取り付け、前記駆動輪体を駆動す
る駆動装置を設け、前記囲壁体に前記バケットの荷の搬
入出口を複数設け、これら搬入出口にそれぞれ開閉シャ
ッタを設けて回転式棚を形成した回転式棚設備であっ
て、前記各搬入出口にそれぞれ、前記シャッタの開閉状
態を検出する開閉検出センサを設け、前記各搬入出口の
前記シャッタの外方位置にそれぞれ、搬入出口への作業
員の手または前記荷の侵入を検出する侵入検出センサを
設け、前記開閉検出センサにより前記搬入出口のシャッ
タが開状態にあることを検出すると、この搬入出口の前
記侵入検出センサにより搬入出口への作業員の手または
荷の侵入を検出しているとき、前記駆動輪体の駆動によ
る前記バケットの回転禁止処理を行い、前記開閉検出セ
ンサにより前記搬入出口のシャッタが閉状態にあること
を検出すると、この搬入出口の前記侵入検出センサの動
作を無効とし、前記駆動輪体の駆動による前記バケット
の回転許可処理を行う前記駆動装置の制御装置を設けた
ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記発明の構成により、開閉検出センサにより
開閉シャッタの開状態が検出されるとき、侵入検出セン
サにより搬入出口への作業員の手または荷の侵入が検出
されると、駆動輪体の駆動によるバケットの回転禁止処
理が行われ、また開閉検出センサにより開閉シャッタの
閉状態が検出されるとき、この開閉シャッタの外方位置
に設けられた搬入出口の侵入検出センサの動作は無効と
され、閉状態の開閉シャッタの外方に荷が置かれるなど
の原因で侵入検出センサが動作しても駆動輪体の駆動に
よるバケットの回転許可処理が行われる。よって、従来
のように、開閉シャッタが閉状態の搬入出口のセフティ
センサの動作によりバケットの回動を急停止することが
防止され、作業員が新たに操作を繰り返してバケットを
回動させる無駄な手間と時間が省かれ、またバケット内
の荷が飛び出したり、荷崩れを起こすことが防止され
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例における回転式棚設備
の斜視図、図2は同回転式棚設備の縦断側面図である。
【0009】1はパネル材からなる囲壁体で、前壁板1A
と、後壁板1Bと、左右の側壁板1C,1Dと、天壁板1Eとに
よりボツクス状に形成され、1階(1F)の床2上に縦
向きで立設してある。この囲壁体1内の上部には左右一
対の従動輪体3が、また下部には左右一対の駆動輪体4
が配設され、上下方向で対向する両輪体3,4間には無
端回動体(チエンなど)5が巻張されている。前記駆動
輪体4を取り付けた駆動軸6は、囲壁体1内に配設した
内部フレーム7に軸受(図示せず)を介して回転自在に
支持され、そして囲壁体1内に設けた正逆駆動自在なモ
ータ9に連動連結している。このモータ9はベースフレ
ーム10に配置した電磁ブレーキ付きのモータからなり、
その出力軸11と前記駆動軸6とを巻掛伝動機構12により
連動連結している。また左右一対の無端回動体5間には
多数のバケット13がリンクプレート14を介して取り付け
てある。すなわちリンクプレート14は2本1組で、その
遊端間を連結するピン15にバケット13が揺動自在に支持
されている。そしてピン15側からのレバー16の遊端に取
り付けたローラを案内するガイドレール17が前記内部フ
レーム7の内面側に配設してある。
【0010】また前記バケット13の移動経路の一側、す
なわち囲壁体1の前壁板1Aに搬入出口18を上下2か所に
形成している。下側の搬入出口18Aは1階の搬入出口
(メイン搬入出口)として使用され、上側の搬入出口18
Bは2階(2F)の搬入出口(サブ搬入出口)として使
用される。これら搬入出口18A,18Bにはそれぞれ、外
側下部に受け台(テーブル)19が設けられ、また上端中
央付近にコンソール20が設けられ、このコンソール20の
両側にそれぞれ搬入出口18とテーブル19を照明する照明
装置21が設置されている。また各搬入出口18A,18Bの
側部の前壁板1Aには、スイッチパネル22A,22Bが設け
られ、さらに前記囲壁体1内で前壁板1Aの裏面側には、
前記搬入出口18A,18Bの開閉を行うシャッタ板23が設
けられ、また囲壁体1内でスイッチパネル22Aの裏面側
に、後述する制御装置25が配置されている。
【0011】各コンソール20は、図3に示すように、表
示部26と、シートキーから形成される操作部28から構成
されている。表示部26は、液晶表示器29とこの表示器29
に表示される設定データ(棚番、個数、コードナンバ
ー、ポジション、サブ仕切)の種類、バケット定位置、
および異常を表示するランプ30とから構成され、操作部
28は、手動設定時搬入出口18に呼び出すバケット13をそ
のナンバーで設定するモード(棚番設定モード)を選択
するランプ付き設定スイッチ31と、オンライン運転モー
ドを選択するランプ付きオンラインスイッチ32と、手動
設定時搬入出口18に呼び出すバケット13を、バケット13
内に収納した、あるいは収納する荷のコードナンバーで
設定するモード(コード設定モード)を選択するランプ
付き入庫・出庫スイッチ33と、強制的にバケット13を正
転、逆転駆動する正転・逆転スイッチ34と、手動設定時
に使用される起動(スタート)/完了スイッチ35Aおよ
び停止(ストップ)スイッチ35Bと、手動設定時(棚番
設定モードあるいはコード設定モード選択時)に使用さ
れる入出庫を行うバケット13のナンバーあるいは荷のコ
ードナンバーを設定する、クリアキーとセットキーを有
すテンキースイッチ36と、バケット13を基準位置(H
P)にリターンするHPスイッチ37と、他のキーとの組
合せにより特別の機能を持たせるファンクションキース
イッチ38と、異常が発生したときにその表示を消す解除
スイッチ39と、バケット13内の荷のピッキングのために
間口表示灯(図示せず)を点灯させるポジションスイッ
チ40とから構成される。これらコンソール20のスイッチ
31〜40、表示器29、ランプ30は、制御装置25に接続され
ている。なお、スイッチ31〜33のランプはスイッチ選択
時点灯する。
【0012】メイン搬入出口18Aのスイッチパネル22A
は、図4に示すように、電源の切位置と入位置、および
点検位置を備えた電源キースイッチ41と、正常/異常
を、表示色を緑/赤に切り換えることにより表示するラ
ンプ42Aと、非常停止スイッチ43Aから構成され、これ
らスイッチ41,43Aとランプ42Aは制御装置25に接続さ
れている。
【0013】またサブ搬入出口18Bのスイッチパネル22
Bは、図5に示すように、正常/異常を、表示色を緑/
赤に切り換えることにより表示するランプ42Bと、非常
停止スイッチ43Bから構成され、これらスイッチ43Bと
ランプ42Bは制御装置25に接続されている。
【0014】さらに搬入出口18A,18Bにはそれぞれ図
6,図2に示すように、その一方内側面にこのシャッタ
板23の閉限位置を検出する近接センサ44が設けられ、両
内側面にわたって、シャッタ板23の前面側(テーブル19
側)に搬入出口18への作業員の手または物品の侵入を検
出する、上下3対の光電スイッチ(受光器と投光器)か
らなる侵入検出センサ(セフティセンサ)45,46,47が
設けられ、さらにシャッタ板23の背面側に物品のバケッ
ト13からのはみ出しを検出する、上下2対の光電スイッ
チ(受光器と投光器)からなるはみ出し検出センサ48,
49が設けられている。これらセンサ44〜49は制御装置25
に接続されている。
【0015】図7に示すように、前記制御装置25は、通
信機能を有しており、たとえばRS232C方式で、上
位の管理装置50と接続されており、各コンソール20の操
作部28(スイッチ31〜40)、スイッチパネル22A,22B
のスイッチ41,43A,43Bの操作による、オンライン、
棚番設定などのモード信号、起動、停止の操作信号およ
び搬入出口18A,18Bに対向して停止させるバケット13
のナンバーあるいは荷のコードナンバーからなる設定信
号が入力され、また上位の管理装置50より入庫、出庫の
モードと、搬入出口18A,18Bに対向して停止させるバ
ケット13のナンバーからなる作業モード信号が入力さ
れ、これら入力信号に応じて公知のバケット制御方式に
よりモータコントローラ51を介してモータ9の制御を行
い、目的のバケット13を搬入出口18A,18Bに対向して
停止させ、上位の管理装置50へ作業終了信号を出力す
る。また、スイッチパネル22A,22Bのランプ42A,42
Bを電源キースイッチ41が入位置で、正常な場合に緑色
に点灯し、異常が発生すると赤色に点灯している。
【0016】また、制御装置25は、センサ44〜49の検出
信号に応じて、上記バケット13の回動を停止、またはロ
ックする制御を行っている。この制御方法を図8のフロ
ーチャートにしたがって説明する。
【0017】まず、メイン側搬入出口18Aの近接センサ
44の検出信号によりこの搬入出口18Aのシャッタ板23が
閉状態にあるかを判断し(ステップ−1)、閉状態でな
い場合(開状態の場合)、搬入出口18Aの各侵入検出セ
ンサ45,46,47が動作しているかを順に確認し(ステッ
プ−2〜4)、いずれかの侵入検出センサ45,46,47が
動作している場合(オフの場合)、バケット13の回動を
停止、またはロックする処理(回転禁止処理)を行う
(ステップ−5)。またステップ−1において、閉状態
が検出された場合、あるいは各侵入検出センサ45,46,
47の動作が確認されない場合、メイン搬入出口18Aの各
はみ出し検出センサ48,49が動作しているかを確認し
(ステップ−6,7)、いずれかのはみ出し検出センサ
48,49が動作している場合、ステップ−5の回転禁止処
理を行う。また、各はみ出し検出センサ48,49の動作が
確認されない場合、サブ側搬入出口18Bの近接センサ44
の検出信号によりこの搬入出口18Bのシャッタ板23が閉
状態にあるかを判断する(ステップ−8)。サブ搬入出
口18Bのシャッタ板23が閉状態でない場合(開状態の場
合)、搬入出口18Bの各侵入検出センサ45,46,47が動
作しているかを順に確認し(ステップ−9〜11)、いず
れかの侵入検出センサ45,46,47が動作している場合、
ステップ−5の回転禁止処理を行う。またステップ−8
において、閉状態が検出された場合、あるいは各侵入検
出センサ45,46,47の動作が確認されない場合、サブ搬
入出口18Bの各はみ出し検出センサ48,49が動作してい
るかを確認し(ステップ−12,13)、いずれかのはみ出
し検出センサ48,49が動作している場合、ステップ−5
の回転禁止処理を行う。また、各はみ出し検出センサ4
8,49の動作が確認されない場合、バケット13の回動を
許可する処理(回転許可処理)を行う(ステップ−1
4)。なお、制御装置25は、この回転許可処理が行われ
た場合にのみ、モータコントローラ51を介してモータ9
の制御を行い、バケット13を回動する。
【0018】上記構成により、たとえば、メイン側搬入
出口18Aのシャッタ板23が作業員により開かれ、かつサ
ブ側搬入出口18Bのシャッタ板23が閉状態の場合、サブ
側搬入出口18Bの近接センサ44により閉状態が検出され
ているので、2Fのサブ側搬入出口18Bの侵入検出セン
サ45,46,47の動作は無効とされ、この侵入検出センサ
45,46,47がテーブル19上に物品に載置されたことなど
により動作しても、回転許可処理が行われる。なお、物
品がバケット13よりはみ出したことがはみ出し検出セン
サ48,49により検出されると、回転禁止処理が行われ、
バケット13の回動が停止され、またその回動がロックさ
れる。
【0019】このように、搬入出口18が閉状態にあると
き、この搬入出口の侵入検出センサ45,46,47の動作を
無効とすることによって、従来のように開閉シャッタが
閉状態の搬入出口のセフティセンサの動作によりバケッ
ト13の回動を停止することが防止され、作業員が新たに
操作を繰り返してバケット13を回動させる無駄な手間と
時間を省くことができ、作業能率を改善することができ
る。またバケット13内の荷が飛び出したり、荷崩れを起
こすことを防止することができる。
【0020】また作業員は、搬入出口18の中央にコンソ
ール20を設けたことにより、搬入出作業時に邪魔になる
ことがなく、またコンソール20により作業データの入力
を行うことができ、かつ搬入出作業を実施できることか
ら、ほとんど横移動しないで作業に集中でき、作業効率
を向上することができる。また搬入出口18の前面に設置
したテーブル19の使用に制約されることがなくなり、ま
たこのテーブル19が取り外されても支障が発生しない。
さらに、搬入出作業を行う搬入出口18の作業員の目の前
に棚の状態が表示されることにより、作業員は作業を実
行しながら移動することなく状態を監視できる。
【0021】なお、本実施例では上下方向にバケット13
を移動させる回転式棚設備について説明しているが、水
平方向にバケット13を移動させる回転式棚設備において
も同様に、搬入出口が閉状態になると、侵入検出センサ
の動作を無効とすることにより同様の効果を上げること
ができる。また、本実施例では搬入出口18A,18Bを前
壁板1A側の上下方向に設けているが、前壁板1A側と後壁
板1B側にそれぞれ搬入出口を設ける場合にも適用でき
る。また、本実施例では、2か所に搬入出口18を設けて
いるが、2か所以上に設ける場合にも適用できる。
【0022】さらに、本実施例では、近接センサ44によ
りシャッタ板23の閉限位置を検出しているが、光電スイ
ッチなどの他の手段により閉限位置を検出することがで
きる。また、開限位置を検出してシャッタ板23の開閉状
態を検出するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】上記発明によれば、開閉検出センサによ
り開閉シャッタの開状態が検出されるとき、侵入検出セ
ンサにより搬入出口への作業員の手または荷の侵入が検
出されると、駆動輪体の駆動によるバケットの回転禁止
処理が行われ、また開閉検出センサにより開閉シャッタ
の閉状態が検出されるとき、この開閉シャッタの外方位
置に設けられた搬入出口の侵入検出センサの動作は無効
とされ、閉状態の開閉シャッタの外方に荷が置かれるな
どの原因で侵入検出センサが動作しても駆動輪体の駆動
によるバケットの回転許可処理が行われることによっ
て、従来のように開閉シャッタが閉状態の搬入出口のセ
フティセンサの動作によりバケットの回動を停止するこ
とが防止され、作業員が新たに操作を繰り返してバケッ
トを回動させる無駄な手間と時間を省くことができ、作
業能率を改善することができる。またバケット内の荷が
飛び出したり、荷崩れを起こすことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のー実施例における回転式棚設備の斜視
図である。
【図2】同回転式棚設備の縦断側面図である。
【図3】同回転式棚設備のコンソールの正面図である。
【図4】同回転式棚設備のスイッチパネルの正面図であ
る。
【図5】同回転式棚設備のスイッチパネルの正面図であ
る。
【図6】同回転式棚設備の搬入出口部の斜視図である。
【図7】同回転式棚設備の制御構成図である。
【図8】同回転式棚設備の制御装置のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 囲壁体 3 従動輪体 4 駆動輪体 5 無端回動体 9 モータ 13 バケット 18A,18B 搬入出口 19 テーブル 20 コンソール 23 シャッタ板 25 制御装置 26 コンソール表示部 28 コンソール操作部 44 近接センサ(開閉検出スイッチ) 45,46,47 侵入検出センサ 48,49 はみ出し検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 囲壁体内に駆動輪体と従動輪体とを上
    下、あるいは水平方向に適当間隔を置いて配設し、これ
    ら輪体間に無端回動体を巻張し、この無端回動体に多数
    のバケットを取り付け、前記駆動輪体を駆動する駆動装
    置を設け、前記囲壁体に前記バケットの荷の搬入出口を
    複数設け、これら搬入出口にそれぞれ開閉シャッタを設
    けて回転式棚を形成した回転式棚設備であって、 前記各搬入出口にそれぞれ、前記シャッタの開閉状態を
    検出する開閉検出センサを設け、 前記各搬入出口の前記シャッタの外方位置にそれぞれ、
    搬入出口への作業員の手または前記荷の侵入を検出する
    侵入検出センサを設け、前記開閉検出センサにより前記搬入出口のシャッタが開
    状態にあることを検出すると、この搬入出口の前記侵入
    検出センサにより搬入出口への作業員の手または荷の侵
    入を検出しているとき、前記駆動輪体の駆動による前記
    バケットの回転禁止処理を行い、 前記開閉検出センサに
    より前記搬入出口のシャッタが閉状態にあることを検出
    すると、この搬入出口の前記侵入検出センサの動作を無
    とし、前記駆動輪体の駆動による前記バケットの回転
    許可処理を行う前記駆動装置の制御装置を設けたことを
    特徴とする回転式棚設備。
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