JP2001011811A - 透水性舗装構造 - Google Patents
透水性舗装構造Info
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Abstract
ることができると共に、優れた耐久性を備え、重交通道
路へも容易に適用することのできる透水性舗装構造を提
供する。 【解決手段】 路面11に降った雨水を路盤層13及び
路床層14を浸透させて地中に還元するようにした透水
性舗装構造10であって、3000回/mm以上の動的
安定度、及び層全体で1×10-2cm/sec以上の透水係数
を有する舗装層13と、2N/mm2 以上の曲げ強度、
及び1×10-2cm/sec以上の透水係数を有する路盤層1
3と、K30=0.2N/mm3 以上の路床面での支持
力、及び1×10-3cm/sec以上の透水係数を有する路床
層14とからなる。また路床層14には、所定幅の縦溝
を形成して粒状材料を充填することにより、道路の縦断
方向に所定の間隔をおいて路床面下排水トレンチ21が
形成されている。
Description
を地中に還元するようにした透水性舗装構造に関し、特
に重交通道路へも適用することが可能な透水性舗装構造
に関する。
舗装構造は、一般に、アスファルトやコンクリートから
なる舗装層と、砕石等からなる路盤層と、砂等からなる
路床層とによって構成され、自然な地形に切土や盛土を
施して造成された基礎地盤上に築造される。また舗装構
造は、路盤や路床に水が帯水するとこれらの支持力が損
なわれ、耐久性が低下することから、水を侵入させない
ように設計・施工し、路面に降り注いだ雨水をこれの下
方の地中に浸透させることなく排出するような工夫がな
されている。
り、かかる地表面の保水性と透水性は地表空間の水循環
や熱循環の重要な要因となっている。このことに着目
し、近年、道路の築造による地表空間の環境を道路築造
前の「自然な状態」に近づけて水環境や熱環境の変化を
抑制すると共に、天の恵みである雨水を有効利用するこ
と目的として、路面に降り注いだ雨水を路盤及び路床を
通過させて地中に還元できる舗装構造の開発が望まれて
いる。
透させながら排出するようにした透水性舗装が例えば歩
道用の舗装に採用されているが、雨水の浸透による路盤
や路床の支持力の低下が大きいため、かかる透水性舗装
を重交通道路へ適用することは困難である。
たもので、路面に降った雨水を地中まで容易に浸透させ
ることができると共に、優れた耐久性を備え、重交通道
路へも適用することが可能な透水性舗装構造を提供する
ことを目的とする。
雨水を路盤及び路床を浸透させて地中に還元するように
した透水性舗装構造であって、3000回/mm以上の
動的安定度、及び層全体で1×10-2cm/sec以上の透水
係数を有する舗装層と、2N/mm2 以上の曲げ強度、
及び1×10-2cm/sec以上の透水係数を有する路盤層
と、K30=0.2N/mm3 (20kgf/cm3 )以上の路
床面での支持力、及び1×10-3cm/sec以上の透水係数
を有する路床層とからなることを特徴とする透水性舗装
構造を提供することにより、上記目的を達成したもので
ある(請求項1記載の発明)。
装層を、最大粒径5mmの小粒径骨材を用いた小粒径透
水性アスファルトコンクリートによる表層部と、最大粒
径25mmの大粒径骨材を用いた大粒径透水性アスファ
ルトコンクリートによる基層部とによって構成すること
が好ましい(請求項2記載の発明)。
及び路床層を浸透させて地中に還元するようにした透水
性舗装構造であって、5N/mm2 以上の曲げ強度、及
び1×10-2cm/sec以上の透水係数を有するコンクリー
トブロック層と、2N/mm 2 以上の曲げ強度、及び1
×10-2cm/sec以上の透水係数を有する路盤層と、K 30
=0.2N/mm3 (20kgf/cm3 )以上の路床面での
支持力、及び1×10 -3cm/sec以上の透水係数を有する
路床層とからなることを特徴とする透水性舗装構造を提
供することにより、上記目的を達成したものである(請
求項3記載の発明)。
路盤層を、空隙率15〜25%、設計基準曲げ強度2〜
3N/mm2 の透水性セメントコンクリートにより形成
することが好ましい(請求項4記載の発明)。
床層を、0.425mm通過質量百分率が20%以下と
なるように粒度調整された路床土に、セメント系材料を
用いた安定処理を行って形成することが好ましい(請求
項5記載の発明)。
なる産業廃棄物粒状材を用いて粒度調整することができ
る(請求項6記載の発明)。
路床層に所定幅の縦溝を形成して粒状材料を充填するこ
とにより、道路の縦断方向に所定の間隔をおいて、該縦
断方向と交差して延設される路床面下排水トレンチを形
成することが好ましい(請求項7記載の発明)。
ず等からなる産業廃棄物粒状材を用いることができる
(請求項8記載の発明)。
社団法人日本道路協会、舗装試験法便覧に規定する試験
方法により測定されるものである。透水係数は、JIS
A1218に規定する試験方法により測定されるもの
である。路盤層の曲げ強度は、JIS A 1106に
規定する試験方法により測定されるものである。路床層
の路床面での支持力(K30)は、JIS A 1215
に規定する試験方法により測定されるものである。コン
クリートブロック層の曲げ強度は、JISA 1106
に規定する試験方法により測定されるものである。透水
性セメントコンクリートの設計基準曲げ強度は、JIS
A 1106に規定する試験方法により測定されるも
のである。さらに路床土の0.425mm通過質量百分
率は、JIS A 1204に規定する試験方法により
測定されるものである。
を、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態
の透水性舗装構造10は、例えば原地盤を切土して造成
した基礎地盤25上に、図1に示すような幹線道路を築
造する際に採用されたものである。ここで、切土前の原
地盤は、地表面より下方に帯水層を有し、地表面に降っ
た雨水を帯水層まで浸透させ、この帯水層を経て地下水
として流下させていたものである。本実施形態によれ
ば、道路築造後の地表空間の水環境を、原地盤による地
表空間の水環境にできるだけ近づけることを目的とし
て、車道部12の路面11に降った雨水をこれの全面か
ら路盤層13及び路床層14を通過させて下方の地中に
還元するべく採用されたものである。
は、重交通道路である幹線道路の車道部12を構成す
る。歩道部15には、透水性ブロックを用いた舗装構造
が採用され、また歩道部13の路面の下方には、例えば
凹状に敷設したシート部材の内部に高空隙産業廃棄物粒
状材を充填して、雨水貯水槽16が設置されている。
は、図2にも示すように、3000回/mm以上の動的
安定度、及び層全体で1×10-2cm/sec以上の透水係数
を有する舗装層17と、2N/mm2 以上の曲げ強度、
及び1×10-2cm/sec以上の透水係数を有する路盤層1
3と、K30=0.2N/mm3 (20kgf/cm3 )以上の
路床面での支持力、及び1×10-3cm/sec以上の透水係
数を有する路床層14とによって構成されている。
粒径5mmの小粒径骨材を用いた小粒径透水性アスファ
ルトコンクリートによる厚さ1.5cm程度の表層部1
8と、最大粒径25mmの大粒径骨材を用いた大粒径透
水性アスファルトコンクリートによる厚さ8.5cm程
度の基層部19とからなる。小粒径透水性アスファルト
コンクリートによる表層部18は、その細い骨材間の間
隙により雨水を通過させる際のフィルター機能を発揮す
ると共に、1500回/mm以上の動的安定度と1×1
0-2cm/sec以上の透水係数を備える。また、大粒径透水
性アスファルトコンクリートによる基層部19は500
0回/mm以上の耐流動性に優れた動的安定度と1×1
0-2cm/sec以上の透水係数を備える。
離抵抗性と耐候性に優れた高粘度バインダ(例えばシー
ロフレックス(商品名;大林道路株式会社製))を用い
て接合され、上記3000回/mm以上の動的安定度、
及び層全体で1×10-2cm/sec以上の透水係数を有す
る、一体となった表・基層構造からなる10cm程度の
厚さの舗装層17が形成される。舗装層17の路盤層1
3との接着には、ゴム入りアスファルト乳剤(高濃度乳
剤が望ましい)を使用するが、その散布量については透
水性を損なわない程度とする。
び基層部の厚さは、耐久性を考慮して必要最小厚さが決
められている。重交通道路を対象とした透水性アスファ
ルト舗装の表層部及び基層部の厚さについても同様に考
えた場合、10cm程度以上のアスファルトコンクリー
ト層が要求される。従来の透水性アスファルトコンクリ
ートによって10cm以上の表・基層を構築した場合、
塑性流動によるわだち掘れの発生と空隙の潰れの発生
や、透水機能の回復が困難な透水層深部への泥土等の侵
入といった課題が懸念される。本実施形態によれば、耐
流動性に優れた厚層の大粒径透水性アスファルトコンク
リート層と、フィルター機能を有する薄厚の小粒径透水
性アスファルトコンクリート層とを接合した表・基層構
造によって舗装層17が構成されるので、透水機能の維
持・補修が容易で(早期の空隙詰まりをフィルター機能
により抑制するとともに、高圧水洗浄によって透水機能
を回復を図ることが可能になる。)、重交通に対しても
耐久的な舗装層17が実現する。また舗装層17を構成
するポーラスな表層部18及び基層部19は、車両の走
行による騒音を低減することができ、透水性を有する路
盤層16との組み合わせによって地下水の潅養等に貢献
する。
コンクリート舗装の技術を基本としたポーラスなセメン
トコンクリートである透水性セメントコンクリートによ
って、25cm程度の厚さで形成される。この透水性セ
メントコンクリートは、空隙率15%程度、設計基準曲
げ強度2N/mm2 の物性を備えている。なお、硬化収
縮によるひび割れ発生に対しては、使用するセメントの
物性やコンクリ−トの配合の改良等によって対処する。
路盤材料として用いることにより、上記2N/mm2 以
上の曲げ強度(層下縁に生じる輪荷重応力の2倍程度の
曲げ強度)、及び1×10-2cm/sec以上の透水係数を有
する、舗装層15からの浸透水に対する排水機能と湿潤
状態における耐久性とが十分に確保された路盤層13が
形成される。
質量百分率が20%以下となるように粒度調整されて透
水性が向上した路床土に、セメント系材料を用いた安定
処理を行って40cm程度の厚さで形成され、上記K30
=0.2N/mm3 (20kgf/cm3 )以上の路床面での
支持力、及び1×10-3cm/sec以上の透水係数を有す
る。なお、K30=0.2N/mm3 の支持力の確保は、
一般の路床安定処理工法に準拠するものとする。また、
本実施形態によれば、この路床層14の下方には、さら
に、CBRが3程度の一般路床層20が60cm程度の
厚さで設けられている。
路盤層以下の支持力を確保するために、路盤・路床には
水を侵入させないように設計・施工されている。本実施
形態によれば、道路の築造によって生じる地盤の水環境
の変化を最小限に抑えるために、車道部12の全面から
雨水を浸透させて地盤に還元する。従って、路盤・路床
の構造・材料は、水浸条件下においても耐久的なもので
ある必要がある。水浸による路盤・路床の支持力の低下
は、繰り返し載荷環境下において保水状態が長時間継続
することにより発生するが、本実施形態によれば、路盤
層13及び路床層14は、いずれも上記浸透水を速やか
に排除し、しかも所定の支持力を保持しているので、優
れた透水性及び剛性を併せ持った路盤・路床が得られ
る。これによって、水循環の保全に貢献できると共に、
一種のコンポジット構造となるため耐久的な舗装構造1
0を築造することが可能になり、重交通道路への透水性
舗装の適用を容易にする。
を構成する路床土を粒度調整するための材料として、ガ
ラス、陶磁器くず等からなる産業廃棄物粒状材が用いら
れている。ガラス、陶磁器くず等は、顆粒状の産業廃棄
物であるが、荷重に対して脆弱であるため、重交通道路
の舗装材料としては使用できない。これに対して、交通
荷重を考慮して荷重の比較的かからない路床土の粒度調
整用の材料としては用いることができるので、雨水透水
能力の向上を目的としてこれらを積極的に利用すること
により、産業廃棄物に費やしている処分費用を低減し
て、社会的便益に寄与することが可能になる。
磁器くずを例えば20%程度混合することにより、透水
係数を1×10-3cm/sec程度まで改善し、また舗装面積
1m 2 当たり0.14tのガラス、陶磁器くずを処理す
ることができるように設計する。
ように、路床層14には、所定幅(例えば70cm)の
縦溝を形成して粒状材料を充填することにより、道路の
縦断方向に所定の間隔(例えば5m)をおいて、該縦断
方向と交差して道路の横断方向に斜めに延設される路床
面下排水トレンチ21が形成されている。この路床面下
排水トレンチ21は、中央分離帯22の下方及び歩道部
15の下方において道路の縦断方向に延設された粒状材
料による縦断方向排水トレンチ23に、その両端が各々
接続している。また路床面下排水トレンチ21及び縦断
方向排水トレンチ23は、一般路床層20の下端に致る
深さまで形成されていると共に、縦断方向排水トレンチ
23の下端部には、所定の排水勾配で、有孔浸透配水管
24が道路の縦断方向に延設されている。なお、路床面
下排水トレンチ21や縦断方向排水トレンチ23の幅、
深さ、配設間隔等は、舗装構造10の透水性能や原地盤
の水環境等を鑑みて適宜設計されるものである。
トレンチ21や縦断方向排水トレンチ23を形成する粒
状材料として、ガラス、陶磁器くず等からなる産業廃棄
物粒状材が用いられている。このように産業廃棄物を積
極的に使用することにより、これらの処分費用を低減し
て、社会的便益に寄与することが可能になる。なお、本
実施形態によれば、路床面下排水トレンチ21及び縦断
方向排水トレンチ23の粒状材料として、ガラス、陶磁
器くずを使用することにより、例えば舗装面積1m2 当
たり0.28t程度のガラス、陶磁器くずを処理するこ
とができる。
によれば、道路に降った雨水は、図3に示すように、十
分な透水性を有する舗装層17を介して、車道部12の
表面11の全体から舗装構造10に流入し、十分な透水
性を有する路盤層13及び路床層14を介して原地盤で
ある基礎地盤25に向かって速やかに浸透してゆき、原
地盤に還元される。従って、道路築造後の地表空間の水
環境を、原地盤における地表空間の水環境に近づけるこ
とができる。また晴天時には舗装層17の空隙を介して
水分を蒸発させて、路面11の温度が過度に高くなるの
を防止して、熱環境をも道路築造前の環境に保持するこ
とができる。
水性能により雨水を速やかに浸透させて水浸することが
なく、所望の強度を有していて支持力を低下させないの
で、耐久性に優れた透水性舗装構造10が得られること
になる。
0によれば、路面11に降った雨水を地中まで容易に浸
透させることが出来ると共に、優れた耐久性を備えた幹
線道路の車道部を容易に築造することができる。
は、路床面下排水トレンチ21が設けられているので、
路床層14を通過する雨水を横方向にも浸透させてさら
に速やかに排出することができる共に、地下水が毛細管
現象等により路盤層13や路床層14に侵入するのを効
果的に防止することもできる。
m/hr程度の降雨強度に対して舗装表面から溢れさせ
ることなく雨水を原地盤に浸透させる能力を有している
ので、例えば路肩排水構造物等の道路排水施設を設計す
る際に、舗装表面から排水可能な降雨強度を差し引いた
降雨強度に基づいて設計することができ、かかる道路排
水施設を簡易なものにすることができる。
性舗装構造40の構成を示すものである。図4の透水性
舗装構造40によれば、図2に示す透水性舗装構造10
における舗装層17に換えて、5N/mm2 以上の曲げ
強度、及び1×10-2cm/sec以上の透水係数を有するコ
ンクリートブロック層41を路盤層13の上方に敷設し
て構成される。すなわち、路盤層13の表面に不織布4
2を砂流下防止材として敷設すると共に、粗目砂による
サンドクッション43を敷設し、このサンドクッション
43の表面に厚さ10cmの透水性インターロッキング
ブロックを敷並べてコンクリートブロック層41とす
る。
43を構成する粗目砂が、コンクリートブロック層41
からの雨水の流入に伴って路盤層13内に流下侵入する
のを防止するもので、単位体積重量が300g/m2 程
度の高耐久性の不織布42を路盤層13の上面に敷設し
て使用する。サンドクッション43は、コンクリートブ
ロック層41を構成する透水性インターロッキングブロ
ックの敷並べ作業を容易にすると共に、この透水性イン
ターロッキングブロックに負荷される上載荷重を分散し
て路盤層13に伝える機能を果たすもので、不織布42
を通過しにくいように粗目砂を用いて、路盤層13の上
面に例えば3mm程度の厚さで敷設される。
水性インターロッキングブロックは、10cmの厚さを
備えることにより相当の曲げ強度を有すると共に、空隙
率20%以上のポーラスコンクリートからなることによ
り、相当の透水性能を備えている。すなわち、従来の透
水性インターロッキングブロックによれば、基準曲げ強
度が3N/mm2 程度、厚さが8cm程度であって、重
交通道路に採用することは困難であったが、ブロックの
厚さを10cm以上とし、かつブロックの噛み合わせ形
状を検討することにより、インターロッキング効果を強
固にして重交通道路におけるブロック舗装の耐久性を高
めるようにし、かつ空隙詰まりを考慮した持続的な透水
性能が確保されるようにしている。かかる透水性インタ
ーロッキングブロックを用いることにより、コンクリー
トブロック層41は、5N/mm 2 以上の曲げ強度、及
び1×10-2cm/sec以上の透水係数を有することにな
る。
ば、上記図2に示す透水性舗装構造10と同様の作用効
果が得られると共に、好ましくは、特に道路の交差点部
や車両停止部における舗装構造として採用することがで
きる。
れることなく種々の変更が可能である。例えば、粒度調
整された路床層14の下方の一般路床層20は必ずしも
設ける必要はなく、路床層14の厚さを増大してこの路
床層14のみによって路床部分を構成するようにしても
よい。また、路床面下排水トレンチ21や縦断方向排水
トレンチ23は必ずしも設ける必要はない。さらに、本
発明は、重交通道路に限定されることなく、その他の種
々の一般の道路にも採用することができ、切土地盤のみ
ならず盛土地盤に設けられる道路にも採用することがで
きる。
に降った雨水を地中まで容易に浸透させることができる
と共に、優れた耐久性を備え、重交通道路へも容易に適
用することができる。
成を説明する一部破断斜視図である。
成を示す断面図である。
る。
構成を示す断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 路面に降った雨水を路盤層及び路床層を
浸透させて地中に還元するようにした透水性舗装構造で
あって、 3000回/mm以上の動的安定度、及び層全体で1×
10-2cm/sec以上の透水係数を有する舗装層と、 2N/mm2 以上の曲げ強度、及び1×10-2cm/sec以
上の透水係数を有する路盤層と、 K30=0.2N/mm3 (20kgf/cm3 )以上の路床面
での支持力、及び1×10-3cm/sec以上の透水係数を有
する路床層とからなることを特徴とする透水性舗装構
造。 - 【請求項2】 前記舗装層が、最大粒径5mmの小粒径
骨材を用いた小粒径透水性アスファルトコンクリートに
よる表層部と、最大粒径25mmの大粒径骨材を用いた
大粒径透水性アスファルトコンクリートによる基層部と
からなることを特徴とする請求項1に記載の透水性舗装
構造。 - 【請求項3】 路面に降った雨水を路盤層及び路床層を
浸透させて地中に還元するようにした透水性舗装構造で
あって、 5N/mm2 以上の曲げ強度、及び1×10-2cm/sec以
上の透水係数を有するコンクリートブロック層と、 2N/mm2 以上の曲げ強度、及び1×10-2cm/sec以
上の透水係数を有する路盤層と、 K30=0.2N/mm3 (20kgf/cm3 )以上の路床面
での支持力、及び1×10-3cm/sec以上の透水係数を有
する路床層とからなることを特徴とする透水性舗装構
造。 - 【請求項4】 前記路盤層が、空隙率15〜25%、設
計基準曲げ強度2〜3N/mm2 の透水性セメントコン
クリートにより形成される請求項1〜3のいずれかに記
載の透水性舗装構造。 - 【請求項5】 前記路床層が、0.425mm通過質量
百分率が20%以下となるように粒度調整された路床土
に、セメント系材料を用いた安定処理を行って形成され
ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の透
水性舗装構造。 - 【請求項6】 前記路床土は、ガラス、陶磁器くず等か
らなる産業廃棄物粒状材を用いて粒度調整される請求項
5に記載の透水性舗装構造。 - 【請求項7】 前記路床層に所定幅の縦溝を形成して粒
状材料を充填することにより、道路の縦断方向に所定の
間隔をおいて、該縦断方向と交差して延設される路床面
下排水トレンチが形成されている請求項1〜6のいずれ
かに記載の透水性舗装構造。 - 【請求項8】 前記粒状材料として、ガラス、陶磁器く
ず等からなる産業廃棄物粒状材を用いる請求項7に記載
の透水性舗装構造。
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---|---|---|---|
JP18311699A JP4225634B2 (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 透水性舗装構造 |
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