JP2001011753A - 流体噴射式織機における不良糸除去装置 - Google Patents

流体噴射式織機における不良糸除去装置

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JP2001011753A JP11179275A JP17927599A JP2001011753A JP 2001011753 A JP2001011753 A JP 2001011753A JP 11179275 A JP11179275 A JP 11179275A JP 17927599 A JP17927599 A JP 17927599A JP 2001011753 A JP2001011753 A JP 2001011753A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良糸除去装置において、不良糸の検出器に
よって、不良糸を確実に検出できるようにする。 【解決手段】 不良糸3aを捕捉して巻き取る巻き取り
器12と、不良糸3aの巻き取り経路で不良糸3aを検
出する検出器13とを有し、緯入れ不良の発生時には、
給糸カッタ11による不良糸3aの切断を回避して、緯
入れ用のメインノズル5側の緯糸3と不良糸3aとをつ
ながった状態とし、前記巻き取り器12をメインノズル
5近傍の捕捉位置に移動させ、不良糸3aを捕捉し、そ
の後、前記巻き取り器12を巻き取り位置に移動させ、
前記メインノズル5側の緯糸3から切断された状態の不
良糸3aを前記巻き取り器12により織布9から抜き取
る流体噴射式織機における不良糸除去装置において、前
記の検出器13に先端に向かって広がる一対の案内壁2
4と、この一対の案内壁24の収束方向に位置する検出
壁25とを形成するとともに、この検出壁25の近傍に
前記検出器13の検出領域26を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、流体噴射式織機におい
て、緯入れ不良の発生時に、不良糸を織布の織り前から
除去する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の不良糸除去装置においては、緯
入れ不良が発生すると、不良糸が給糸カッタによって切
断されないようにし、巻き取り器が待機位置から不良糸
捕捉位置に移動し、メインノズルに連なる不良糸を捕捉
した後、巻き取り位置に移動して、不良糸を巻き取る方
式のものがある。
【0003】特開平11−107133号公報では、不
良糸を巻き取る際、巻き取り器と織布の緯入れ側織り端
との間で不良糸の有無を検出することにより、巻き取り
の完了を検出することが記載されている。
【0004】上記の公報の技術によると、巻き取り器が
捕捉位置と巻き取り位置との間を移動するため、不良糸
の有無を検出する検出器は、巻き取り器の移動範囲を避
けて設けられる。したがって、検出器は、糸経路から離
れた位置より不良糸を検出せざるを得ず、周囲を流れる
空気流によりたえず振れながら巻き取られる不良糸を正
確に検出するのは極めて困難である。
【0005】
【発明の目的】したがって、本発明の目的は、不良糸除
去装置において、不良糸の検出器によって、不良糸を確
実に検出できるようにすることである。
【0006】
【発明の解決手段】本発明は、流体噴射式織機において
下記の不良糸除去装置を前提としている。不良糸除去装
置は、不良糸を捕捉して巻き取る巻き取り器と、不良糸
を検出する検出器とを有し、緯入れ不良の発生時には、
給糸カッタによる不良糸の切断を回避して、緯入れ用の
メインノズル側の緯糸と不良糸とをつながった状態と
し、前記巻き取り器をメインノズル近傍の捕捉位置に移
動させ、不良糸を捕捉し、その後、前記巻き取り器を巻
き取り位置に移動させ、前記メインノズル側の緯糸から
切断された状態の不良糸を前記巻き取り器により織布か
ら抜き取る。
【0007】そして、請求項1記載の流体噴射式織機に
おける不良糸除去装置は、前記の検出器に先端に向かっ
て広がる一対の案内壁と、この一対の案内壁の収束方向
に位置する検出壁とを形成するとともに、この検出壁の
近傍を前記検出器の検出領域とし、前記検出器を前記巻
き取り器と前記織布の緯入れ側織り端との間につながっ
ている不良糸に向かって進出することにより、不良糸を
一対の案内壁の間を通過させて、前記検出壁に当接さ
せ、不良糸を前記検出領域に位置させることを特徴とす
る。
【0008】請求項2記載の流体噴射式織機における不
良糸除去装置は、請求項1で、メインノズルの上方に設
けた回動軸により前記巻き取り器を捕捉位置から巻き取
り位置に回動させて移動させる流体噴射式織機における
不良糸除去装置において、前記巻き取り器と前記検出器
とを一体に設けるとともに、前記巻き取り器の巻き取り
位置への回動にともなって、前記巻き取り器と織布の緯
入れ側織り端との間につながっている不良糸に向かって
前記検出器を進出させ、前記検出器の検出壁に不良糸を
当接させることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の流体噴射式織機における不
良糸除去装置は、請求項1または請求項2で、不良糸を
噴射空気流により上方に吹き上げて、給糸カッタによる
不良糸の切断を回避する流体噴射式織機における不良糸
除去装置において、前記検出器の少なくとも1つの側面
に下方からの前記噴射空気流を斜め上方向に曲げる案内
プレートを設け、吹き上げられた不良糸を前記案内プレ
ートに沿って斜め上方向に案内することを特徴とする。
【0010】請求項4記載の流体噴射式織機における不
良糸除去装置は、請求項1、請求項2または請求項3
で、前記検出器に検出糸位置決め部材を設け、不良糸を
前記検出壁の所定の位置に当接させることを特徴とす
る。
【0011】そして、請求項5記載の流体噴射式織機に
おける不良糸除去装置は、請求項4で、前記検出糸位置
決め部材を前記検出器の不良糸の入口側に設けることを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1ないし図5は、流体噴射式織
機1として空気噴射式織機に不良糸除去装置2を組み込
んだ状態を示している。流体噴射式織機1において、緯
糸3は、スレー4の上に固定されている緯入れ用のメイ
ンノズル5からの噴射空気によって、経糸6の開口7の
中に緯入れされる。なお、経糸6は、ヘルド30の上下
運動によって開口7を形成する。緯入れされた緯糸3
は、筬8により織布9の織り前10に筬打ちされ、やが
て緯入れ側の織り端側の給糸カッタ11により切断さ
れ、メインノズル5の内部の緯糸3から切り離される。
なお、給糸カッタ11は、流体噴射式織機1のフレーム
などの定位置に取り付けられている。
【0013】つぎに、不良糸除去装置2は、緯入れ不良
発生時の緯糸3すなわち不良糸3aを織り前10から巻
き取るための巻き取り器12、巻き取り過程で、不良糸
3aの有無を検出する検出器13、および緯入れ不良の
発生時に、緯糸3を給糸カッタ11の切断域から回避さ
せるための吹き上げノズル14などによって構成されて
いる。
【0014】巻き取り器12は、移動ブラケット15に
取り付けられている巻き取りモータ16、この巻き取り
モータ16の回転軸17に取り付けられた巻き取りドラ
ム18、この巻き取りドラム18の外周で、直径方向に
設けられたピン19によって構成されている。
【0015】そして、上記移動ブラケット15は、流体
噴射式織機1のフレームなどに取り付けられた回動モー
タ20の回動軸21に対し、経糸6の上方位置で回動自
在に取り付けられており、織り前10から離れた上方の
待機位置と織り前10に近い捕捉位置との間で回動によ
り移動可能な状態で取り付けられている。なお、巻き取
り器12の待機位置は、後述するが、同時に巻き取り位
置でもある。
【0016】また、検出器13は、移動ブラケット15
のアーム22の部分に取り付けられている。検出器13
のケーシング23は、図1ないし図5のほか、図6に示
すように、先端に向かって広がる一対の案内壁24と、
一対の案内壁24の収束方向に位置する検出壁25とを
有し、検出壁25の近傍を検出領域26としている。一
対の案内壁24は、巻き取り器12の巻き取り位置への
移動時に、進行方向側が開口するように設けられてい
る。
【0017】図6において、一対の案内壁24は、不良
糸3aを受け入れる側で広がっておればよく、Aのよう
に、その広がり具合を一方の案内壁24のみによって、
またはB、C、Dのように、双方の案内壁24によって
形成しても良い。そして、検出壁25は、一対の案内壁
24の収束方向に最も内側に位置する壁部からなり、C
では双方の案内壁24の交差部、DではU字状円弧面の
中央部に形成されている。なお、Bのように、不良糸3
aの入口が検出壁25より狭い状態に形成されている
と、検出領域26の中に入り込んだ不良糸3aが、その
位置から抜けにくくなるため、その位置からの離脱が防
止できる。
【0018】なお、検出器13に、必要に応じ、不良糸
3aを回避するための案内プレート27が吹き上げノズ
ル14からの噴射空気流を側方にそらす向きに斜めに取
り付けられている。
【0019】図3に示すように、巻き取り器12が捕捉
位置にある状態で、検出壁25は、回動軸21と巻き取
りドラム18の回転軸17とを含む面により分けられる
空間の反巻き取り位置(ヘルド30)側の空間にあり、
回動軸21より低く、回転軸17より高い位置にある。
しかも、巻き取り器12が巻き取り位置にあるとき、検
出壁25は、不良糸3aに当接可能な位置にある。
【0020】流体噴射式織機1の製織時に、不良糸除去
装置2の巻き取りドラム18は、図1および図2に示す
ように、待機位置に設定されている。製織中に、緯入れ
不良の発生が検出されると、吹き上げノズル14から空
気が噴射され、その空気流がメインノズル5と筬8との
間の不良糸3aに噴射され、筬打ち後の給糸カッタ11
による不良糸3aの切断が回避される。吹き上げノズル
14からの空気流は、メインノズル5から常時噴射され
ている弱い空気流により、反緯入れ側に屈曲しながら上
昇し、案内プレート27に沿って、巻き取りドラム18
に干渉しない方向に向けられている。
【0021】このようにして、緯糸3およびこれに連な
る不良糸3aは、ループ状になり、ループの先端部分
で、検出器13から離れた位置に達している。なお、流
体噴射式織機1は、緯入れ不良の発生後、つぎのサイク
ルで停止し、停止後、自動的に緯入れ不良の発生サイク
ルまで逆転することにより、不良糸3aを口出し状態と
して、織り前10から抜き取り可能な状態に設定する。
【0022】この状態で、図3に示すように、回動モー
タ20の回動により巻き取り器12は、不良糸3aの捕
捉位置に移動する。捕捉位置で、巻き取りモータ16が
起動し、巻き取りドラム18が図3において時計方向に
回転すると、ピン19は、メインノズル5から織布9の
織り前10につながっている不良糸3aを引き掛けて捕
捉する。
【0023】捕捉後、図4に示すように、回動モータ2
0は、逆方向に回動することによって、巻き取り器12
を巻き取り位置でもある待機位置まで移動させる。この
回動に伴う移動によって、巻き取り器12の回転軸17
は、検出器13の検出壁25よりも高い位置に移動する
とともに、検出器13は、織布9の織り端と巻き取り器
12につながっている不良糸3aに向かって、一対の案
内壁24の先端を前側として進出し、次第に不良糸3a
に接近する。
【0024】このため、不良糸3aは、図4および図5
に示すように、一対の案内壁24に案内され、それらの
間を通過して、検出壁25に当接し、検出領域26に案
内され、図示しないセンサーにより検出される。なお、
メインノズル5と巻き取り器12との間につながってい
る緯糸3は、検出領域26に導かれなくてもよい。図5
に示すように、巻き取り器12が巻き取り位置に完全に
移動すると、巻き取り器12と織布9の給糸側織り端と
の間でつながる不良糸3aは、検出器13の検出壁25
に当接し、屈曲した状態となる。
【0025】不良糸3aの巻き取りが開始される前に、
筬打ちが1回行われ、メインノズル5の側で、緯糸3が
給糸カッタ11により切断される。この後、巻き取りモ
ータ16は、巻き取りドラム18を回転させることによ
って、不良糸3aを巻き取りドラム18の外周に巻き取
り、不良糸3aを織り前10から抜き取る。巻き取りが
進むと、不良糸3aが緯入れ側織り端から抜け出し、検
出壁25に当接しなくなるため、検出器13による不良
糸3aの検出ができなくなるか、もしくは不安定にな
る。
【0026】巻き取り開始から検出ができなくなるか、
もしくは不安定になるまでの巻き取りドラム18の回転
数が測定される。予め求めた値に達しない場合は、不良
糸3aが途中で切れ、織布9の織り前10に残っている
と判断されて、巻き取り完了後、自動運転はされない。
これに対し、予め求めた値に達した場合は、不良糸3a
の除去完了と判断され、巻き取り完了後、流体噴射式織
機1の自動運転が開始される。
【0027】巻き取り器12と検出器13とは一体に固
定され、共通の駆動源としての回動モータ20の回動に
より位置関係が逆転できるので、捕捉位置では、巻き取
り器12は、メインノズル5に接近でき、巻き取り位置
では、検出壁25は、不良糸3aに接近できる。また、
案内プレート27により、吹き上げられた不良糸3a
は、検出器13から離れた位置から降下するので、検出
器13の上に落ちて引っ掛かり、除去不能となることが
ない。
【0028】不良糸3aを検出器13の検出壁25に当
接させ、安定した状態で、検出器13の検出領域26を
通過させるので、検出器13による不良糸3aの検出が
安定する。一対の案内壁24により、不良糸3aの捕捉
可能な領域が広くなり、緯入れ側織り端からでる不良糸
3aの位置が多少異なっていても、検出壁25に当接可
能となる。
【0029】なお、図7の具体例は、前記の例に対し
て、移動ブラケット15に対する検出器13の取り付け
位置を異ならせ、移動ブラケット15の回動方向を逆と
する例である。巻き取り器12および検出器13の捕捉
位置から巻き取り位置への移動は、時計方向すなわち経
糸6の送り出し側方向に回動して行われる。
【0030】つぎに、図8の具体例は、検出器13を移
動ブラケット15に取り付けることなく、専用の例えば
シリンダなどの移動手段31により、水平方向に移動さ
せるものである。不良糸3aの巻き取り時には、検出器
13の検出壁25は、不良糸3aに当接する検出位置に
ある。巻き取り器12が待機位置と捕捉位置を移動する
間は、検出器13は、その移動を妨げない待機位置に移
動している。この構成によると、検出器13の待機位置
を切断回避のために吹き上げられた不良糸3aが干渉し
ない位置とすることにより、案内プレート27を設けな
くても、不良糸3aの引っ掛かりを防止できる。
【0031】さらに、図9の具体例は、検出器13の不
良糸の入口側に検出糸位置決め部材29として吸い込み
ノズル28を設ける例である。不良糸3aの巻き取り時
に、吸い込みノズル28は、吸い込み動作を開始し、不
良糸3aを吸引して、引っ張った状態とし、振れをなく
するとともに、不良糸3aを検出壁25の位置に当接さ
せて、確実に検出領域26を通過させる。検出糸位置決
め部材29としての吸い込みノズル28が検出器13の
下方に設けられているため、不良糸3aの巻き取り終了
近くで、不良糸3aが織布9の緯入れ側織り端から抜け
出した後、検出器13を通過するまでの時期にわたっ
て、不良糸3aの検出が可能となる。また吸い込みノズ
ル28の吸引により、検出器13の検出面に付着した風
綿を除去することもできる。
【0032】なお、検出糸位置決め部材29は、検出器
13の上方に設けてもよい。また、検出糸位置決め部材
29は、吹き出しノズルとし、エアーを検出領域26に
向けて吹き出し、不良糸3aを検出領域26に押し当て
てもよい。吹き出しノズルによれば、検出器13の検出
面に付着した風綿を吹き飛ばし、除去することもでき
る。
【0033】さらに、検出糸位置決め部材29を相対す
る面で付勢力により当接している一対の板ばねとし、相
対する面の間に不良糸3aを通して、張力を付与すると
ともに、不良糸3aの振れをなくし、検出壁25の所定
の位置に当接させることもできる。
【0034】
【発明の効果】請求項1によると、不良糸の検出器が不
良糸の巻き取り器と織布の緯入れ側織り端との間につな
がっている不良糸に向かって進出し、不良糸は不良糸の
案内壁に案内されて、検出壁に当接し、検出領域に位置
して、検出が開始される。この状態で検出器が不良糸に
接近可能となるので、不良糸の検出が確実に行える。ま
た、検出壁は、不良糸の通過位置を規制する部材として
働き、不良糸は検出領域をほとんど揺れることなく通過
し、検出領域から外れることがないため、不良糸の検出
が経時的にも安定化する。
【0035】請求項2によると、不良糸の検出器は、巻
き取り器と一体となって回動し、捕捉位置から巻き取り
位置への移動に伴って、検出器は、不良糸に向かって進
出する。検出器は、捕捉位置では巻き取り器より高い位
置にあり、不良糸の巻き取り器の動作を妨げず、回動に
より逆転し、巻き取り位置では低い位置となるので、巻
き取り器から下につながる不良糸に当接できる。検出器
と巻き取り器の駆動装置とを同一とすることができると
ともに、それらの同時移動により、移動時間を短縮でき
る。
【0036】さらに、請求項3によると、吹き上げられ
た不良糸は、不良糸回避用の案内プレートに沿って斜め
上方向に案内され、検出器から離れた位置に案内され
る。ループ状となっている不良糸が下降する際に、検出
器に引っ掛かり、巻き取り不能となるのを防止できる。
【0037】また請求項4によると、検出糸位置決め部
材は、不良糸の検出領域通過の際の振れをなくするた
め、不良糸は、確実に検出可能となり、また検出領域が
狭い検出器の使用が可能となる。エアーの噴射によるも
のでは、センサーに付着した風綿等を除去することがで
きる。
【0038】さらに、請求項5によると、不良糸の端部
が織布の緯入れ側織り端から抜け出た後も、不良糸は検
出壁の所定の位置に当接するので、この状態でも、不良
糸の検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流体噴射式織機における不良糸除
去装置の待機位置での側面図である。
【図2】本発明による流体噴射式織機における不良糸除
去装置の待機位置での正面図である。
【図3】本発明による流体噴射式織機における不良糸除
去装置の捕捉位置での側面図である。
【図4】本発明による流体噴射式織機における不良糸除
去装置の捕捉位置から巻き取り位置への移動位置での側
面図である。
【図5】本発明による流体噴射式織機における不良糸除
去装置の巻き取り位置での側面図である。
【図6】検出器の一対の案内壁および検出壁の説明図で
ある。
【図7】本発明による流体噴射式織機における不良糸除
去装置の巻き取り位置での側面図である。
【図8】本発明による流体噴射式織機における不良糸除
去装置の巻き取り位置での側面図である。
【図9】本発明による流体噴射式織機における不良糸除
去装置の巻き取り位置での側面図である。
【符号の説明】
1 流体噴射式織機 2 不良糸除去装置 3 緯糸 3a 不良糸 4 スレー 5 メインノズル 6 経糸 7 開口 8 筬 9 織布 10 織り前 11 給糸カッタ 12 巻き取り器 13 検出器 14 吹き上げノズル 15 移動ブラケット 16 巻き取りモータ 17 回転軸 18 巻き取りドラム 19 ピン 20 回動モータ 21 回動軸 22 アーム 23 ケーシング 24 案内壁 25 検出壁 26 検出領域 27 案内プレート 28 吸い込みノズル 29 検出糸位置決め部材 30 ヘルド 31 移動手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不良糸を捕捉して巻き取る巻き取り器
    と、不良糸の検出器とを有し、緯入れ不良の発生時に
    は、給糸カッタによる不良糸の切断を回避して、緯入れ
    用のメインノズル側の緯糸と不良糸とをつながった状態
    とし、前記巻き取り器をメインノズル近傍の捕捉位置に
    移動させ、不良糸を捕捉し、その後、前記巻き取り器を
    巻き取り位置に移動させ、前記メインノズル側の緯糸か
    ら切断された状態の不良糸を前記巻き取り器により織布
    から抜き取る流体噴射式織機における不良糸除去装置に
    おいて、 前記の検出器に先端に向かって広がる一対の案内壁と、
    この一対の案内壁の収束方向に位置する検出壁とを形成
    するとともに、この検出壁の近傍を前記検出器の検出領
    域とし、 前記検出器を前記巻き取り器と前記織布の緯入れ側織り
    端との間につながっている不良糸に向かって進出するこ
    とにより、不良糸を一対の案内壁の間を通過させて、前
    記検出壁に当接させることを特徴とする流体噴射式織機
    における不良糸除去装置。
  2. 【請求項2】 メインノズルの上方に設けられた回動軸
    により前記巻き取り器を捕捉位置から巻き取り位置に回
    動させて移動させる流体噴射式織機における不良糸除去
    装置において、前記巻き取り器と前記検出器とを一体に
    設けるとともに、前記巻き取り器の巻き取り位置への回
    動にともなって、前記巻き取り器と織布の緯入れ側織り
    端との間につながっている不良糸に向かって前記検出器
    を進出させ、前記検出器の検出壁に不良糸を当接させる
    ことを特徴とする請求項1記載の流体噴射式織機におけ
    る不良糸除去装置。
  3. 【請求項3】 不良糸を噴射空気流により上方に吹き上
    げて、給糸カッタによる不良糸の切断を回避する流体噴
    射式織機における不良糸除去装置において、前記検出器
    の少なくとも1つの側面に下方からの前記噴射空気流を
    斜め上方向に曲げる案内プレートを設け、吹き上げられ
    た不良糸を前記案内プレートに沿って斜め上方向に案内
    することを特徴とする請求項1または請求項2記載の流
    体噴射式織機における不良糸除去装置。
  4. 【請求項4】 前記検出器に検出糸位置決め部材を設
    け、不良糸を前記検出壁の所定の位置に当接させること
    を特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の
    流体噴射式織機における不良糸除去装置。
  5. 【請求項5】 前記検出糸位置決め部材を前記検出器の
    不良糸の入口側に設けることを特徴とする請求項4記載
    の流体噴射式織機における不良糸除去装置。
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