JP2001010489A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP2001010489A
JP2001010489A JP18107599A JP18107599A JP2001010489A JP 2001010489 A JP2001010489 A JP 2001010489A JP 18107599 A JP18107599 A JP 18107599A JP 18107599 A JP18107599 A JP 18107599A JP 2001010489 A JP2001010489 A JP 2001010489A
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JP
Japan
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air
axial fan
outdoor heat
heat exchangers
fan
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Pending
Application number
JP18107599A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Akemaru
大祐 明丸
Akinori Inoue
明典 井上
Haruo Hirakawa
治生 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】室外ファン1の吹出風が室外熱交換器2a,2
bにショートサーキットするのを防止する。 【解決手段】室外機室の天カバー13の軸流ファン2か
らの吹き出し口15の外周部は塞がれて円形でなくなっ
ている。この塞ぎ位置15b、15cは軸流ファン1の
回転方向において、室外熱交換器2a,2bに対して上
流側にある。吸い込み口14a,14bから室外熱交換
器を通して吸い込んだ空気は軸流ファン1から上方に吹
き出される。吹き出し口は塞がれているので、室外熱交
換器側へ吹き出される周方向成分の風が緩和され、塞が
れた部分の風はファンの内側に偏向されて真上に吹き出
るようになる。周方向の風は空調装置の長手方向に吹く
風が主流となり、室外熱交換器にショートサーキットす
る風は大幅に低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空調装置に係わり、
特に、鉄道車両の屋根上に搭載される室外機に好適であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根上に搭載される鉄道車両用空
調装置の室外機は、室外ファンの両側面に熱交換器を配
置しており、熱交換器を通して外気を吸い込み、真上に
吹き出すようにしている(特公平3−44023号公
報)。
【0003】室外機の室外ファンは軸流ファンであり、
軸流ファンはその回転軸を垂直に配置している。軸流フ
ァンの上方はカバーで覆われている。軸流ファンの上方
には円形や正方形の吹き出し口が空いている。この吹き
出し口は小径の穴を多数からなり、多数の穴をまとめて
円形や正方形に配置して吹き出し口としている。または
大きな開口に安全用の網を配置している。吹き出し口は
軸流ファンの軸に対して軸対称に配置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】室外ファンの風を真上
に吹き出す場合、風を真っ直ぐに上方に吹き出す必要が
ある。斜めや横に吹き出すと、吸い込み口が近くにある
ので、直ちに再度、室外熱交換器に吸い込まれる(ショ
ートサーキット)ことになる。室外ファンを出た空気は
温度が上昇しており、再度、室外熱交換器に入って、冷
凍サイクルの圧力、温度を上昇させて保護スイッチが作
動し、運転が停止する。
【0005】本発明の目的は室外ファンの吹出風が室外
熱交換器にショートサーキットするのを防止する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、軸流ファン
から吹き出し口までの空気流路を上方から見たとき、該
空気流路は外周部の2個所が塞いでおり、該2個所を塞
ぐことによって前記空気流路の外周は円形でなくすこと
によって、達成できる。
【0007】これによれば、室外熱交換器側へ吹き出さ
れる周方向成分の風は緩和され、塞がれた部分の風はフ
ァンの内側に偏向されて真上に吹き出るようになる。周
方向の風は空調装置の長手方向に吹く風が主流となり、
室外熱交換器にショートサーキットする風は大幅に低減
される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1か
ら図4により説明する。空調装置の構成は、図3に示す
ように中央部に室内機室を設け、その右側に室外機室、
左側に圧縮機室を設けている。室外機室には、中央に室
外ファン(軸流ファン)1を設け、その前後に凝縮器2
a,2bを配置している。室内機室には室内ファン3
a,3bと蒸発器4a,4bが配置され、電動膨張弁5
は室内ファン3a,3bの吸込口と、該吸込口に面した
仕切壁との間に取り付けられる。6a,6bは車内の空
気を取り入れるリターン口である。配電盤7は圧縮機室
に隣接したリターン口近傍に設置され、電動膨張弁のコ
ントローラ10は配電盤7の反対側に位置するリターン
口近傍の枠に取り付けられている。圧縮機室には圧縮機
8とアキュムレータ9が設置される。11a,11b
は、蒸発器4a,4bで冷却されて凝縮した空気中の水
分を外部に排出するためのドレンパイプである。
【0009】次に、図4により冷凍サイクルについて説
明する。圧縮機8から吐き出された高温、高圧のガス冷
媒は、凝縮器2a.2bで室外ファン1により送風され
る外気で空冷されて中温・高圧の液冷媒となる。液冷媒
は電動膨張弁5で減圧されて低温、低圧の液とガスの二
相状態となり、ディストリビュータ12a,12bで分
流されて蒸発器4a,4bの配管内を流れ、車内の空気
と熱交換されてガス冷媒となる。ガス冷媒は、アキュム
レータ9を通って圧縮機8に戻る。
【0010】図1および図2において、室外機室には、
室外ファン(軸流ファン)1の回転軸を垂直方向に向け
て設置している。室外ファン1の両側には室外熱交換器
2a,2bを設置している、2つの室外熱交換器2a,
2bはハの字状に設置している。
【0011】この室外機室の床は板で覆われ、上部は天
カバー13で覆われている。室外熱交換器2a,2bの
吸い込み側に面した天カバー13の側面から上面には吸
い込み口14a,14bを設けている。室外ファン1の
上方の天カバー13には吹き出し口15を開口してい
る。室外ファン1を運転すると、斜め上方の吸い込み口
14a,14bから空気が吸い込まれ、室外熱交換器2
a,2b、室外ファン1を取って吹き出し口15から上
方に吹き出される。
【0012】吸い込み口14a,14b、吹き出し口1
5は小さなの穴(円形、四角形)を多数設けたものであ
る。吸い込み口14a,14bは室外熱交換機2a,2
bの吸い込み側が四角形であるので、四角形に配置して
いる。
【0013】吹き出し口15は図1のように吹き出し口
の外周部の2個所が塞がれて円形ではない。吹き出し口
15の形状は、室外ファン1からの空気が吸い込み口1
4a,14bにショートサーキットしないような形状に
構成している。軸流ファン1の回転方向は反時計方向で
ある。このため、吹き出し口15から吹き出された空気
も反時計方向に流出しやすい。
【0014】そこで、図1に示すように、軸流ファン1
の回転方向において、室外熱交換器2a,2bに対して
上流側の位置に塞ぎ箇所15b、15cを設けている。
すなわち、吹き出し口15のうち、吹き出し口15から
吸い込み口14a,14bへの空気流れの距離が最も近
くなる箇所15b,15cには吹き出し口を設けていな
い。すなわちこの部分には吹き出し用の小さな穴を設け
ていない。吹き出し口15の一部は塞がれているといえ
る。
【0015】これによれば、位置15b,15cからは
空気が吹き出されないので、吸い込み口14a,14b
にショートサーキットされることがないものである。室
外熱交換器側へ吹き出される周方向成分の風は緩和さ
れ、塞がれた部分の風はファンの内側に偏向されて真上
に吹き出るようになる。周方向の風は空調装置の長手方
向に吹く風が主流となり、室外熱交換器にショートサー
キットする風が大幅に低減される。他の位置の吹き出し
口15から吸い込み口14a,14bへの空気流路は長
い。
【0016】ショートサーキットしやすい位置の吸い込
み口14a,14bを塞ぐことも考えられるが、室外熱
交換器2a,2bの能力を低下させる恐れもある。しか
し、吹き出し口15の吹き出し位置を選択する上記方法
によればこのような性能低下もないものである。
【0017】吹き出し口15を大きな穴とし、それに安
全用の網等を配置する場合は、前記位置15b,15c
を除いて穴を開ければよい。
【0018】上記の構成を詳細に説明する。吹き出し口
15の外周部の径は軸流ファン1の外径よりも大きい。
塞ぎ位置15b,15cの内周端は軸流ファン1の外径
よりも小さい。1bは、2つの室外熱交換器2a,2b
が対向する面に沿った線であって、軸流ファン1の軸心
を通る線である。1cは、線1bに直交する線であっ
て、軸流ファン1の軸心を通る線である。一方の前記塞
ぎ箇所15bは、線1bよりも一方の室外熱交換器2a
側にある。他方の塞ぎ箇所15cは、線1bよりも他方
の室外熱交換器2b側にある。それぞれの塞ぎ箇所15
b,15cは、軸流ファン1の回転方向(反時計方向)
において、上流側にある。線1b,1cで区切られた4
つの位置がある。右上を第1の位置とし、反時計方向に
数える。室外熱交換器2a側においては、線1bと線1
cとに囲まれた第1の位置に塞ぎ箇所15bの主体があ
る。室外熱交換器2b側においては、線1bと線1cと
に囲まれた第3の位置に塞ぎ箇所15bの主体がある。
【0019】図5、図6の実施例は、ベルマウス16の
吹き出し穴の前記位置15b,15cに相当する位置を
平板17a,17bで塞いだものである。塞ぎ板17
a,17bは回転方向において比較的上流側にある。す
なわち、塞ぎ板17a,17bはそれぞれ第1の位置、
第3の位置に主体がある。塞ぎ板17a,17bの上流
端は線1bよりも若干下流側にある。塞ぎ板17a,1
7bの下流端は線1cよりも下流側にある。
【0020】以上、室外機室の天カバーに空ける吹出穴
の加工形状について述べたが、空調装置の構成は本実施
例に限定されるものではなく、種々変化させても良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、室
外熱交換器側へ吹き出される周方向成分の風は緩和さ
れ、塞がれた部分の風はファンの内側に偏向されて真上
に吹き出るようになり、室外熱交換器にショートサーキ
ットする風は大幅に低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の室外機室の平面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】空調装置の平面配置図である。
【図4】空調装置の冷凍サイクル系統図である。
【図5】本発明の他の実施例のベルマウスの平面図であ
る。
【図6】図5の縦断面図である。
【符号の説明】
1…室外ファン(軸流ファン)、12a,12b…室外
熱交換器、14a,14b…吸い込み口、15…吹き出
し口、15b,15c…塞ぎ位置、17a,17b…塞
ぎ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平川 治生 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸事業所内 Fターム(参考) 3L054 BA02 BA03 BB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸を垂直方向に向けており、側方から
    吸い込んだ空気を上方に吹き出す軸流ファンと、 前記軸流ファンの両側に配置した2つ熱交換器と、 前記熱交換器の上方において、室外機のカバーに設けた
    吸い込み口と、 前記軸流ファンの上方において、前記カバーに設けた空
    気の吹き出し口と、からなり、 前記軸流ファンから前記吹き出し口までの空気流路を上
    方から見たとき、該空気流路は外周部の2個所が塞がれ
    ており、該2個所を塞ぐことによって前記空気流路の外
    周は円形でなくなっていること、 を特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】請求項1の空調装置において、前記2つの
    塞いだ箇所は、前記軸流ファンの外径よりも前記軸流フ
    ァンの中心側を塞いでいること、を特徴とする空調装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1の空調装置において、前記塞いだ
    箇所は、前記吹き出し口を構成するカバーに設置してい
    ること、を特徴とする空調装置。
  4. 【請求項4】請求項1の空調装置において、前記塞いだ
    箇所は、前記軸流ファンのベルマウスに設置しているこ
    と、を特徴とする空調装置。
  5. 【請求項5】請求項1の空調装置において、一方の前記
    塞ぎ箇所は、2つの熱交換器が対向する面に沿った線で
    あって、前記軸流ファンの軸心を通る第1の線よりも一
    方の前記室外熱交換器側にあり、 他方の前記塞ぎ箇所は、前記第1の線よりも他方の前記
    室外熱交換器側にあり、 それぞれの前記塞ぎ箇所は、前記軸流ファンの回転方向
    において、比較的上流側にあること、を特徴とする空調
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008302770A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Tokyu Car Corp 鉄道車両の天井構造
JP2017180965A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 Jfeエンジニアリング株式会社 空冷式復水装置
KR101897912B1 (ko) * 2017-05-22 2018-09-12 한서대학교 산학협력단 앱을 활용한 해양시설물 사고방지 및 그 관리시스템

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KR101897912B1 (ko) * 2017-05-22 2018-09-12 한서대학교 산학협력단 앱을 활용한 해양시설물 사고방지 및 그 관리시스템

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RD01 Notification of change of attorney

Effective date: 20060417

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