JP3521323B2 - 天井埋込形の室内機 - Google Patents
天井埋込形の室内機Info
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- F24F1/0067—Indoor units, e.g. fan coil units characterised by heat exchangers by the shape of the heat exchangers or of parts thereof, e.g. of their fins
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機の室内機
にかかり、特にＵ字形またはＣ字形の熱交換器と該熱交
換器が形成する内空間に送風機を備えた天井埋込形室内
機に関するものである。
にかかり、特にＵ字形またはＣ字形の熱交換器と該熱交
換器が形成する内空間に送風機を備えた天井埋込形室内
機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】空気調和機の室内機の構造に関する従来
技術として、筐体・熱交換器・送風機・送風機用電動機
により構成される空気調和機の天井埋込形４方向吹出し
室内機において、軸が鉛直方向に位置した複数の遠心式
送風機の周囲に、ロ型に形成された熱交換器を配置して
いるものや、Ｌ型の熱交換器を2つ四角に組み合わせて
配置している例はあるが、天井埋込形２方向吹出し室内
機においてはその実例がない。なお、この天井埋込形４
方向吹出し室内機の例おいて、複数の遠心式送風機は鉛
直方向に同じ高さで取り付けられている。
技術として、筐体・熱交換器・送風機・送風機用電動機
により構成される空気調和機の天井埋込形４方向吹出し
室内機において、軸が鉛直方向に位置した複数の遠心式
送風機の周囲に、ロ型に形成された熱交換器を配置して
いるものや、Ｌ型の熱交換器を2つ四角に組み合わせて
配置している例はあるが、天井埋込形２方向吹出し室内
機においてはその実例がない。なお、この天井埋込形４
方向吹出し室内機の例おいて、複数の遠心式送風機は鉛
直方向に同じ高さで取り付けられている。
【０００３】また、複数の送風機の回転数制御におい
て、ある送風機の回転数を固定として、別の送風機の回
転数を可変とした例は、室外機には存在するが、室内機
では実例がない。
て、ある送風機の回転数を固定として、別の送風機の回
転数を可変とした例は、室外機には存在するが、室内機
では実例がない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】空気調和機の天井埋込
形（４方向吹出し、２方向吹出しを問わず）室内機は天
井の懐高さが少ないところ〈例えば３００ｍｍ以下〉で
も設置ができるよう、室内機の高さはできるだけ小さい
ものが要求されている。技術的に室内機の高さを低く抑
えるにはその構成部品である熱交換器の高さを如何に低
くするかが課題である。熱交換器高さを低くすれば自ず
と熱交換器の面積は小さくなるので、その分熱交換器の
長さは長くする必要がある。
形（４方向吹出し、２方向吹出しを問わず）室内機は天
井の懐高さが少ないところ〈例えば３００ｍｍ以下〉で
も設置ができるよう、室内機の高さはできるだけ小さい
ものが要求されている。技術的に室内機の高さを低く抑
えるにはその構成部品である熱交換器の高さを如何に低
くするかが課題である。熱交換器高さを低くすれば自ず
と熱交換器の面積は小さくなるので、その分熱交換器の
長さは長くする必要がある。
【０００５】特に、能力１０ｋＷ程度以上の大容量の室
内機になると、室内機筐体の幅が施工上の制約で大きく
できないため、長方形の筐体を採用することが多くな
る。この筐体にロ型やＵ型の熱交換器を用いた場合、必
然的に熱交換器も長方形になり、軸を鉛直方向に配置し
た遠心式送風機は１個では熱交換器への風速バランスが
悪化し、複数個の送風機を用いることになる。
内機になると、室内機筐体の幅が施工上の制約で大きく
できないため、長方形の筐体を採用することが多くな
る。この筐体にロ型やＵ型の熱交換器を用いた場合、必
然的に熱交換器も長方形になり、軸を鉛直方向に配置し
た遠心式送風機は１個では熱交換器への風速バランスが
悪化し、複数個の送風機を用いることになる。
【０００６】この場合、従来の技術における天井埋込形
４方向吹出し室内機の例では、ロ型熱交換器やＬ型熱交
換器の組み合わせを採用し、の周囲をほぼ均等に囲って
いるため、複数の送風機の回転数が同等でも、熱交換器
への風速バランスば均等に近くなる。
４方向吹出し室内機の例では、ロ型熱交換器やＬ型熱交
換器の組み合わせを採用し、の周囲をほぼ均等に囲って
いるため、複数の送風機の回転数が同等でも、熱交換器
への風速バランスば均等に近くなる。
【０００７】しかし、天井埋込形２方向吹出し室内機
で、ロ型熱交換器やＬ型熱交換器の組み合わせを採用し
た場合、吹き出し口に位置しない熱交換器の辺が２つあ
り、コスト的に不利になる。また、吹き出し口に位置す
る部分のみ熱交換器を配置した場合は、熱交換器が２つ
となり、冷媒分配器等が２つ必要になるため、これもコ
スト的に不利である。
で、ロ型熱交換器やＬ型熱交換器の組み合わせを採用し
た場合、吹き出し口に位置しない熱交換器の辺が２つあ
り、コスト的に不利になる。また、吹き出し口に位置す
る部分のみ熱交換器を配置した場合は、熱交換器が２つ
となり、冷媒分配器等が２つ必要になるため、これもコ
スト的に不利である。
【０００８】よって２方向吹き出し室内機では、Ｕ型熱
交換器がコスト的に最も適しているが、上述のように複
数個の送風機を用いた場合、各々の送風機から吐出され
る空気の当たる熱交換器面積が異なるため、熱交換器へ
の風速バランスが均一でなく、冷暖房能力や通風騒音が
悪化する問題が予測される。
交換器がコスト的に最も適しているが、上述のように複
数個の送風機を用いた場合、各々の送風機から吐出され
る空気の当たる熱交換器面積が異なるため、熱交換器へ
の風速バランスが均一でなく、冷暖房能力や通風騒音が
悪化する問題が予測される。
【０００９】また、複数個の送風機は互いに近い回転数
で運転させると、騒音の高い周波数帯域が近くなるた
め、うなり音を発生し易いという問題も予測される。
で運転させると、騒音の高い周波数帯域が近くなるた
め、うなり音を発生し易いという問題も予測される。
【００１０】本発明は、製品高さとコストを低く抑える
ために、複数の遠心式とＵ字型熱交換器を用いた場合に
おいても、熱交換器への風速バランスを均一として高い
冷暖房能力を保ったまま、送風機のうなり音を防ぎつつ
通風音を低減できる天井埋込形室内機を提供することを
目的としている。
ために、複数の遠心式とＵ字型熱交換器を用いた場合に
おいても、熱交換器への風速バランスを均一として高い
冷暖房能力を保ったまま、送風機のうなり音を防ぎつつ
通風音を低減できる天井埋込形室内機を提供することを
目的としている。
【００１１】また、本発明は、複数の熱交換器を用いる
ことによるコスト高の問題は解決できないものの、限ら
れたスペースの中で熱交換器の周長を長く取り、熱交換
器への風速を一様にして熱交換量を増加させ,結果的に
コンパクトになる天井埋込形室内機を提供することを別
の目的としている
ことによるコスト高の問題は解決できないものの、限ら
れたスペースの中で熱交換器の周長を長く取り、熱交換
器への風速を一様にして熱交換量を増加させ,結果的に
コンパクトになる天井埋込形室内機を提供することを別
の目的としている
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明の第１の天井埋込形室内機は、天井に埋め込
まれた筐体と、この筐体内に設置され、２つの側部とこ
れらの側部を一端側で接続する底部で構成され側部と底
部が水平方向に配置されたＵ字状の熱交換器と、熱交換
器の内空間でＵ字の底部からＵ字の開放端側へ並んで配
置された複数の送風機と、各送風機を下端の回転軸に取
り付け上端を筐体の天井側に固定された複数の電動機
と、筐体の下面に取り付けられ、Ｕ字状の熱交換器の側
部に対応して長い２つの空気吹出し口と該空気吹出し口
の間に空気吸い込み口を形成された化粧パネルと、筐体
内に設置された制御装置とを備えた天井埋込形の室内機
において、制御装置は、Ｕ字の谷部寄りの送風機の回転
数を高く、Ｕ字の開放端寄りの送風機の回転数を低く制
御することを特徴とする。この制御により、Ｕ字型の熱
交換器への風速バランスが均一に近くなるまた、本発明
の第２の天井埋込形の室内機は、第１の天井埋込形の室
内機と同じように、筐体、Ｕ字状の熱交換器、複数の送
風機、複数の電動機、化粧パネル及び制御装置を備えた
ものであって、制御装置は、Ｕ字の開放端寄りの送風機
の回転数を固定にし、Ｕ字の谷部寄りの送風機を回転数
可変とし、かつＵ字の谷部寄りの送風機の最高回転数が
Ｕ字の開放端寄りの送風機の固定回転数より高く制御す
るものである。これらの制御回路は高価であるため、あ
る送風機の回転数を固定することにより、制御装置の容
量を少なくすることができ、コストを低減する。
に,本発明の第１の天井埋込形室内機は、天井に埋め込
まれた筐体と、この筐体内に設置され、２つの側部とこ
れらの側部を一端側で接続する底部で構成され側部と底
部が水平方向に配置されたＵ字状の熱交換器と、熱交換
器の内空間でＵ字の底部からＵ字の開放端側へ並んで配
置された複数の送風機と、各送風機を下端の回転軸に取
り付け上端を筐体の天井側に固定された複数の電動機
と、筐体の下面に取り付けられ、Ｕ字状の熱交換器の側
部に対応して長い２つの空気吹出し口と該空気吹出し口
の間に空気吸い込み口を形成された化粧パネルと、筐体
内に設置された制御装置とを備えた天井埋込形の室内機
において、制御装置は、Ｕ字の谷部寄りの送風機の回転
数を高く、Ｕ字の開放端寄りの送風機の回転数を低く制
御することを特徴とする。この制御により、Ｕ字型の熱
交換器への風速バランスが均一に近くなるまた、本発明
の第２の天井埋込形の室内機は、第１の天井埋込形の室
内機と同じように、筐体、Ｕ字状の熱交換器、複数の送
風機、複数の電動機、化粧パネル及び制御装置を備えた
ものであって、制御装置は、Ｕ字の開放端寄りの送風機
の回転数を固定にし、Ｕ字の谷部寄りの送風機を回転数
可変とし、かつＵ字の谷部寄りの送風機の最高回転数が
Ｕ字の開放端寄りの送風機の固定回転数より高く制御す
るものである。これらの制御回路は高価であるため、あ
る送風機の回転数を固定することにより、制御装置の容
量を少なくすることができ、コストを低減する。
【００１３】第２の天井埋込形の室内機においては、制
御装置は、最低風量時に回転数可変の送風機を風量0近
くで運転する場合、この回転数可変の送風機を、固定回
転数側の送風機からの吐出空気がショートサーキットす
るのを防ぐ回転数で運転するよう構成することが好まし
い。また、吸い込み空気温度を正確に感知するために、
固定回転数の送風機近傍に吸い込み空気温度センサーを
設置することが好ましい。
御装置は、最低風量時に回転数可変の送風機を風量0近
くで運転する場合、この回転数可変の送風機を、固定回
転数側の送風機からの吐出空気がショートサーキットす
るのを防ぐ回転数で運転するよう構成することが好まし
い。また、吸い込み空気温度を正確に感知するために、
固定回転数の送風機近傍に吸い込み空気温度センサーを
設置することが好ましい。
【００１４】また、本発明の第３の天井埋込形の室内機
は、第１の天井埋込形の室内機と同じように、筐体、Ｕ
字状の熱交換器、複数の送風機、複数の電動機、化粧パ
ネル及び制御装置を備えたものであって、制御装置は、
Ｕ字の谷部寄りの送風機の回転数を高く、Ｕ字の開放端
寄りの送風機の回転数を低く、かつ両送風機の回転数比
を一定にして回転数可変で制御するものである。このよ
うな制御により、急風・強風・弱風等の風量切り替えを
行った場合でも、熱交換器への風速バランスを均一に近
づけられる。第３の天井埋込形の室内機には、吸い込み
空気温度を正確に感知するために、高い回転数の送風機
近傍に吸い込み空気温度センサーを設置することが好ま
しい。
は、第１の天井埋込形の室内機と同じように、筐体、Ｕ
字状の熱交換器、複数の送風機、複数の電動機、化粧パ
ネル及び制御装置を備えたものであって、制御装置は、
Ｕ字の谷部寄りの送風機の回転数を高く、Ｕ字の開放端
寄りの送風機の回転数を低く、かつ両送風機の回転数比
を一定にして回転数可変で制御するものである。このよ
うな制御により、急風・強風・弱風等の風量切り替えを
行った場合でも、熱交換器への風速バランスを均一に近
づけられる。第３の天井埋込形の室内機には、吸い込み
空気温度を正確に感知するために、高い回転数の送風機
近傍に吸い込み空気温度センサーを設置することが好ま
しい。
【００１５】また、第２、第３の天井埋込形の室内機に
おいて、吹出し空気温度センサーを設け、そして制御装
置は、各々の送風機の回転数、吸い込み空気温度、熱交
換器に流入出するガス冷媒及び液冷媒の各温度を因子と
して予め求めた吹出し空気温度をデータとして格納し、
該データを参照して各送風機の回転数、吸い込み空気温
度、ガス冷媒温度及び液冷媒温度の各検出値を基に吹出
し空気温度を求め、該吹出し空気温度を吹出し空気温度
センサに出力するように構成するとよい。これにより、
風量が変化しても、吹き出し空気温度センサーが、吹き
出し口全体の平均温度に近い値を示す。
おいて、吹出し空気温度センサーを設け、そして制御装
置は、各々の送風機の回転数、吸い込み空気温度、熱交
換器に流入出するガス冷媒及び液冷媒の各温度を因子と
して予め求めた吹出し空気温度をデータとして格納し、
該データを参照して各送風機の回転数、吸い込み空気温
度、ガス冷媒温度及び液冷媒温度の各検出値を基に吹出
し空気温度を求め、該吹出し空気温度を吹出し空気温度
センサに出力するように構成するとよい。これにより、
風量が変化しても、吹き出し空気温度センサーが、吹き
出し口全体の平均温度に近い値を示す。
【００１６】また、本発明の第４の天井埋込形の室内機
は、第１の天井埋込形の室内機と同じように、筐体、Ｕ
字状の熱交換器、複数の送風機、複数の電動機、化粧パ
ネル及び制御装置を備えたものであって、複数の送風機
の位置を上下方向に互いにずらせたことを特徴とする。
これにより、隣り合う送風機から吐出される空気の干渉
が減少する。
は、第１の天井埋込形の室内機と同じように、筐体、Ｕ
字状の熱交換器、複数の送風機、複数の電動機、化粧パ
ネル及び制御装置を備えたものであって、複数の送風機
の位置を上下方向に互いにずらせたことを特徴とする。
これにより、隣り合う送風機から吐出される空気の干渉
が減少する。
【００１７】上記別の目的を達成するために、本発明の
第５の天井埋込形の室内機は、天井に埋め込まれた筐体
と、筐体内に設置された熱交換器と、熱交換器に送風す
るため筐体の長手方向に並んで配置された複数の送風機
と、これらの送風機を下端の回転軸に取り付け上端を筐
体の天井側に固定された複数の電動機と、筐体の下面に
取り付けられ、筐体の長手方向に長く互いに並行する２
つの空気吹出し口と該空気吹出し口の間に空気吸い込み
口を有する化粧パネルとを備えた室内機にであって、熱
交換器は送風機それぞれの周り大半を取り囲むＣ形の各
熱交換器からなるものである。このように構成すること
により、熱交換器の周長を長くとれ、かつ風速分布を一
様に近づけられる。
第５の天井埋込形の室内機は、天井に埋め込まれた筐体
と、筐体内に設置された熱交換器と、熱交換器に送風す
るため筐体の長手方向に並んで配置された複数の送風機
と、これらの送風機を下端の回転軸に取り付け上端を筐
体の天井側に固定された複数の電動機と、筐体の下面に
取り付けられ、筐体の長手方向に長く互いに並行する２
つの空気吹出し口と該空気吹出し口の間に空気吸い込み
口を有する化粧パネルとを備えた室内機にであって、熱
交換器は送風機それぞれの周り大半を取り囲むＣ形の各
熱交換器からなるものである。このように構成すること
により、熱交換器の周長を長くとれ、かつ風速分布を一
様に近づけられる。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の天井埋込形の室内
機を具体的に説明する。まず、図８に本発明に関わる空
気調和機の天井埋込形室内機で、２つの空気吹き出し口
を持つ、いわゆる２方向吹き出し室内機の基本的な構造
を示す。この例は２個の送風機を用いた例である。
機を具体的に説明する。まず、図８に本発明に関わる空
気調和機の天井埋込形室内機で、２つの空気吹き出し口
を持つ、いわゆる２方向吹き出し室内機の基本的な構造
を示す。この例は２個の送風機を用いた例である。
【００１９】この室内機は、天井（図示なし）に埋め込
まれた筐体１と、筐体内に設置されたＵ字状の熱交換器
２と、Ｕ字状の熱交換器２の内空間でＵ字の縦方向に並
べて配置された送風機３ａ、３ｂと、送風機３ａ、３ｂ
を駆動する電動機４ａ、４ｂと、筐体１下面の開口部に
取り付けられ、空気の吸い込み口及び吹き出し口を有す
る化粧パネル６と、制御装置を収納する電気部品箱９と
から構成されている。筐体１内にはそのほか、水受け５
が設けられている。この室内機は吊りボルト１０を介し
て天井より吊り下げて取り付けられる。
まれた筐体１と、筐体内に設置されたＵ字状の熱交換器
２と、Ｕ字状の熱交換器２の内空間でＵ字の縦方向に並
べて配置された送風機３ａ、３ｂと、送風機３ａ、３ｂ
を駆動する電動機４ａ、４ｂと、筐体１下面の開口部に
取り付けられ、空気の吸い込み口及び吹き出し口を有す
る化粧パネル６と、制御装置を収納する電気部品箱９と
から構成されている。筐体１内にはそのほか、水受け５
が設けられている。この室内機は吊りボルト１０を介し
て天井より吊り下げて取り付けられる。
【００２０】Ｕ字状の熱交換器２は、２つの側部とこれ
ら側部を一端で接続する底部で構成され、側部と底部が
水平方向に配置されている。送風機３ａ、３ｂは、Ｕ字
状の熱交換器２の内空間で底部寄りの位置及び側部の開
放端寄りの位置に配置されている。電動機４ａ、４ｂ
は、その上端を筐体１の天井側に固定され、その下端の
回転軸に送風機３ａ、３ｂを取り付けられている。化粧
パネル６は、図９に示すように、Ｕ字形状の熱交換器の
各側部に並行するように形成された２つの長細い空気吹
出し口８とこれら空気吹出し口８の間に形成された空気
吸い込み口７とを有する。２方向吹出しの室内機とは図
９に示すように、吹出口が２個所設けられているタイプ
である。
ら側部を一端で接続する底部で構成され、側部と底部が
水平方向に配置されている。送風機３ａ、３ｂは、Ｕ字
状の熱交換器２の内空間で底部寄りの位置及び側部の開
放端寄りの位置に配置されている。電動機４ａ、４ｂ
は、その上端を筐体１の天井側に固定され、その下端の
回転軸に送風機３ａ、３ｂを取り付けられている。化粧
パネル６は、図９に示すように、Ｕ字形状の熱交換器の
各側部に並行するように形成された２つの長細い空気吹
出し口８とこれら空気吹出し口８の間に形成された空気
吸い込み口７とを有する。２方向吹出しの室内機とは図
９に示すように、吹出口が２個所設けられているタイプ
である。
【００２１】図1〜図７に本発明の実施の形態を示す。
各実施の形態の天井埋込形の室内機はいずれも２個の送
風機を用いた例であるが、３個以上の送風機を用いても
よい。
各実施の形態の天井埋込形の室内機はいずれも２個の送
風機を用いた例であるが、３個以上の送風機を用いても
よい。
【００２２】＜実施の形態１＞図１に本発明の実施の形
態１となる天井埋込形の室内機を示す。この室内機は、
２方向吹出しの室内機の中央部に送風機３ａおよび３
ｂ、その周囲にＵ字形熱交換器１１を配置する。Ｕ字形
熱交換器１１の開放端には仕切り板１２を取り付けてお
り、この仕切り板１２は、 Ｕ字形熱交換器の内部であ
る１次側空間１３ａと外部である２次側空間１３ｂとを
隔てている。Ｕ字形熱交換器は概ね室内機の長手方向に
並行するように設置される。なお、Ｕ字形とは平板状態
の熱交換器に曲げを2個所施し、曲げ角度は概ね９０度
とし、アルファベット「Ｕ」の形状に形成されているこ
とである。なお、図１に示す熱交換器１１では各々の送
風機３ａ、３ｂの吐出空気が互いに干渉するのを防ぐた
め両送風機３ａ、３ｂ間に仕切り板１４を設置してい
る。
態１となる天井埋込形の室内機を示す。この室内機は、
２方向吹出しの室内機の中央部に送風機３ａおよび３
ｂ、その周囲にＵ字形熱交換器１１を配置する。Ｕ字形
熱交換器１１の開放端には仕切り板１２を取り付けてお
り、この仕切り板１２は、 Ｕ字形熱交換器の内部であ
る１次側空間１３ａと外部である２次側空間１３ｂとを
隔てている。Ｕ字形熱交換器は概ね室内機の長手方向に
並行するように設置される。なお、Ｕ字形とは平板状態
の熱交換器に曲げを2個所施し、曲げ角度は概ね９０度
とし、アルファベット「Ｕ」の形状に形成されているこ
とである。なお、図１に示す熱交換器１１では各々の送
風機３ａ、３ｂの吐出空気が互いに干渉するのを防ぐた
め両送風機３ａ、３ｂ間に仕切り板１４を設置してい
る。
【００２３】この場合、送風機３ａの吐出空気が供与さ
れる熱交換器の面は図中で熱交換器の底部とその両端に
続く側部の一部からなる３方の面（図示のＡの部分）で
あり、送風機ｂの吐出空気が供与される熱交換器の面は
熱交換器の各側部の一部からなる２方の面（図示のＢ１
とＢ２の部分）である。しかし、熱交換器１１はＵ字形
で構成されているため、Ａの周長は（Ｂ１＋Ｂ２）より
も長くなる。ここでＢ１、Ｂ２の長さを伸ばせば（Ｂ１
＋Ｂ２）はＡと同長にできるが、熱交換器端部が３ｂか
ら遠くなり、風速が低下するため熱交換量が低下する。
よって熱交換器の面積比Ａ：（Ｂ１＋Ｂ２）に相当する
よう、送風機３ａの回転数を高め、３ｂの回転数を低く
設定すれば、熱交換器１１への風速バランスは周長に渡
り均一に近くなる。すなわち、実施の形態１の室内機
は、両送風機３ａ、３ｂを回転数可変として、熱交換器
により３方を囲われた送風機３ａの回転数を、２方を囲
われた送風機３ｂのそれより高くするように制御装置に
より制御するものである。
れる熱交換器の面は図中で熱交換器の底部とその両端に
続く側部の一部からなる３方の面（図示のＡの部分）で
あり、送風機ｂの吐出空気が供与される熱交換器の面は
熱交換器の各側部の一部からなる２方の面（図示のＢ１
とＢ２の部分）である。しかし、熱交換器１１はＵ字形
で構成されているため、Ａの周長は（Ｂ１＋Ｂ２）より
も長くなる。ここでＢ１、Ｂ２の長さを伸ばせば（Ｂ１
＋Ｂ２）はＡと同長にできるが、熱交換器端部が３ｂか
ら遠くなり、風速が低下するため熱交換量が低下する。
よって熱交換器の面積比Ａ：（Ｂ１＋Ｂ２）に相当する
よう、送風機３ａの回転数を高め、３ｂの回転数を低く
設定すれば、熱交換器１１への風速バランスは周長に渡
り均一に近くなる。すなわち、実施の形態１の室内機
は、両送風機３ａ、３ｂを回転数可変として、熱交換器
により３方を囲われた送風機３ａの回転数を、２方を囲
われた送風機３ｂのそれより高くするように制御装置に
より制御するものである。
【００２４】これより、熱交換器内冷媒が常に気体から
液体（暖房時）に、又は逆に液体から気体（冷房時）に
変化する相変化域にあるとすれば、交換器１１の周長に
渡る熱交換量は均一に近くなり、熱交換器の有する冷暖
房能力を最大限に発揮することができる。また、吐出空
気の熱交換器通過音も最小にでき、送風騒音を下げるこ
とが可能になる。更に各々の送風機の回転数が異なるこ
とより、騒音の高い周波数帯域が離れるため、うなり音
を発生し難くなる。
液体（暖房時）に、又は逆に液体から気体（冷房時）に
変化する相変化域にあるとすれば、交換器１１の周長に
渡る熱交換量は均一に近くなり、熱交換器の有する冷暖
房能力を最大限に発揮することができる。また、吐出空
気の熱交換器通過音も最小にでき、送風騒音を下げるこ
とが可能になる。更に各々の送風機の回転数が異なるこ
とより、騒音の高い周波数帯域が離れるため、うなり音
を発生し難くなる。
【００２５】＜実施の形態２＞図２は本発明の実施の形
態２となる天井埋込形の室内機を示す図である。この室
内機は、送風機３ａを回転数可変とし、送風機３bを回
転数固定とし、室内機の最大風量時に送風機３ａの回転
数を送風機３ｂのそれより高くしたものである。
態２となる天井埋込形の室内機を示す図である。この室
内機は、送風機３ａを回転数可変とし、送風機３bを回
転数固定とし、室内機の最大風量時に送風機３ａの回転
数を送風機３ｂのそれより高くしたものである。
【００２６】送風機３ａ、３ｂの駆動用電動機４ａ、４
ｂは電気品箱９を介して電源に電気的に結線されてい
る。送風機３ａは最大風量にて３ｂよりも回転数が高
く、送風機用電動機４ａは電気品箱９に内蔵された回転
数制御装置１５を介して電源に結線されており、可変で
ある。一方、用電動機４ｂはＯＮ／ＯＦＦ制御装置１６
を介して電源に接続されており、固定回転数である。
ｂは電気品箱９を介して電源に電気的に結線されてい
る。送風機３ａは最大風量にて３ｂよりも回転数が高
く、送風機用電動機４ａは電気品箱９に内蔵された回転
数制御装置１５を介して電源に結線されており、可変で
ある。一方、用電動機４ｂはＯＮ／ＯＦＦ制御装置１６
を介して電源に接続されており、固定回転数である。
【００２７】ここで回転数制御装置１５は従来、リレー
回路により急風・強風・弱風等を切り替えていたが、近
年、用電動機の標準化より自在に回転数が設定できるサ
イリスタ制御やインバータ、ＡＣチョッパ等のＰＷＭ制
御を用いることが多くなってきた。しかしこれらはいず
れもコストが高く、複数の送風機に用いると電流容量が
大きくなることより、更にコスト高となる。
回路により急風・強風・弱風等を切り替えていたが、近
年、用電動機の標準化より自在に回転数が設定できるサ
イリスタ制御やインバータ、ＡＣチョッパ等のＰＷＭ制
御を用いることが多くなってきた。しかしこれらはいず
れもコストが高く、複数の送風機に用いると電流容量が
大きくなることより、更にコスト高となる。
【００２８】よって、一方の送風機のみ可変回転数と
し、他方を固定回転数にすれば、回転数制御装置１５の
コストを抑えることができる。なお、最大風量と最低風
量の差を大きく取るためには、実施の形態２の室内機の
ように最大風量で可変回転数側の送風機３ａの回転数を
高く設定すると、有利である。
し、他方を固定回転数にすれば、回転数制御装置１５の
コストを抑えることができる。なお、最大風量と最低風
量の差を大きく取るためには、実施の形態２の室内機の
ように最大風量で可変回転数側の送風機３ａの回転数を
高く設定すると、有利である。
【００２９】＜実施の形態３＞図３は本発明の実施の形
態３となる天井埋込形室内機を示す図である 。この室
内機は、送風機３a及び３b共に回転数可変とし、送風機
３ａの高い回転数と送風機３bの低い回転数の比を一定
にして制御するものである。送風機３ａ、３ｂの駆動用
電動機４ａ、４ｂは電気品箱９を介して電源に電気的に
結線されている。送風機用電動機送風機３ａおよび４ａ
は電気品箱９に内蔵された回転数制御装置１５を介して
電源に結線されており、可変である。
態３となる天井埋込形室内機を示す図である 。この室
内機は、送風機３a及び３b共に回転数可変とし、送風機
３ａの高い回転数と送風機３bの低い回転数の比を一定
にして制御するものである。送風機３ａ、３ｂの駆動用
電動機４ａ、４ｂは電気品箱９を介して電源に電気的に
結線されている。送風機用電動機送風機３ａおよび４ａ
は電気品箱９に内蔵された回転数制御装置１５を介して
電源に結線されており、可変である。
【００３０】送風機３ａは３ｂよりも回転数が高く、急
風、強風、弱風等の風量の切り替えを行なった場合にお
いても、送風機３ａと３ｂの回転数比率が等しくなるよ
うにしており、実施の形態１で述べた熱交換器１への風
速バランスを、風量切り替え時でも周長に渡り均一にで
き、熱交換器の有する能力を最大限に発揮することがで
きる。
風、強風、弱風等の風量の切り替えを行なった場合にお
いても、送風機３ａと３ｂの回転数比率が等しくなるよ
うにしており、実施の形態１で述べた熱交換器１への風
速バランスを、風量切り替え時でも周長に渡り均一にで
き、熱交換器の有する能力を最大限に発揮することがで
きる。
【００３１】なお、送風機の回転数比率を、風量切り替
え時にも等しくする方法としては、送風機用電動機４
ａ、４ｂの回転数−トルク特性をそうなるように、予め
チュ−ニングしておく、あるいは、回転数制御装置１５
を２系統持たせ、送風機用電動機４ａ、４ｂの回転数比
率が一定となるように設定する等がある。
え時にも等しくする方法としては、送風機用電動機４
ａ、４ｂの回転数−トルク特性をそうなるように、予め
チュ−ニングしておく、あるいは、回転数制御装置１５
を２系統持たせ、送風機用電動機４ａ、４ｂの回転数比
率が一定となるように設定する等がある。
【００３２】＜実施の形態４＞図４は本発明の実施の形
態４となる天井埋込形の室内機を示す図でである。図８
に示した天井埋込形２方向吹出し室内機の構造において
は、送風機３ａ、３ｂが鉛直方向に同位置に配置されて
おり、各々の吐出空気が送風機３ａと３ｂの中間部分で
衝突・干渉し、風量をロスさせ、かつ、騒音を増加させ
る問題がある。そこで、図４に示す天井埋込形の室内機
では、送風機３ａ、３ｂが鉛直方向に異なった位置に配
置されており、上記のような問題を回避することがで
き、送風機用電動機４ａ、４ｂの消費電力および騒音を
減少させることができる。
態４となる天井埋込形の室内機を示す図でである。図８
に示した天井埋込形２方向吹出し室内機の構造において
は、送風機３ａ、３ｂが鉛直方向に同位置に配置されて
おり、各々の吐出空気が送風機３ａと３ｂの中間部分で
衝突・干渉し、風量をロスさせ、かつ、騒音を増加させ
る問題がある。そこで、図４に示す天井埋込形の室内機
では、送風機３ａ、３ｂが鉛直方向に異なった位置に配
置されており、上記のような問題を回避することがで
き、送風機用電動機４ａ、４ｂの消費電力および騒音を
減少させることができる。
【００３３】＜実施の形態５＞図５は本発明の実施の形
態５となる天井埋込形の室内機を示す図でである。この
室内機は、実施の形態２の室内機における風量切り替え
時の最低風量に対する改良である。実施の形態２のよう
に、最大風量時に回転数の低い方の送風機３ｂを固定回
転数とし、回転数の高い方の送風機３ａにのみ回転数制
御装置１５を用いて可変回転数とした場合、最大風量と
最低風量の差を大きくするために、最低風量では可変回
転数側の送風機３ａを停止させることが望ましい。しか
しながら、送風を完全に停止させると、図５に示すよう
に、固定回転数側の送風機３ｂの吐出空気が可変回転数
側の送風機３ａを通過して送風機３ｂ側に戻るショート
サーキットを起こし、送風機３ｂが無駄な仕事をする恐
れがあった。
態５となる天井埋込形の室内機を示す図でである。この
室内機は、実施の形態２の室内機における風量切り替え
時の最低風量に対する改良である。実施の形態２のよう
に、最大風量時に回転数の低い方の送風機３ｂを固定回
転数とし、回転数の高い方の送風機３ａにのみ回転数制
御装置１５を用いて可変回転数とした場合、最大風量と
最低風量の差を大きくするために、最低風量では可変回
転数側の送風機３ａを停止させることが望ましい。しか
しながら、送風を完全に停止させると、図５に示すよう
に、固定回転数側の送風機３ｂの吐出空気が可変回転数
側の送風機３ａを通過して送風機３ｂ側に戻るショート
サーキットを起こし、送風機３ｂが無駄な仕事をする恐
れがあった。
【００３４】よって、実施の形態５の室内機では、最低
風量時においても、回転数制御装置１５にて可変回転数
側の送風機３ａに微弱な回転を与え、この回転数をショ
ートサーキットしない程度の回転数に設定する。これに
より、固定回転数側の３ｂの無駄な仕事を抑えながらも
低い最低風量を得ることができる。
風量時においても、回転数制御装置１５にて可変回転数
側の送風機３ａに微弱な回転を与え、この回転数をショ
ートサーキットしない程度の回転数に設定する。これに
より、固定回転数側の３ｂの無駄な仕事を抑えながらも
低い最低風量を得ることができる。
【００３５】＜実施の形態６＞図６は本発明の実施の形
態６となる天井埋込形の室内機を示す図である。この室
内機は、実施の形態２および３の室内機に吸込み空気温
度センサーを付与したものである。
態６となる天井埋込形の室内機を示す図である。この室
内機は、実施の形態２および３の室内機に吸込み空気温
度センサーを付与したものである。
【００３６】実施の形態２の室内機のように送風機３ａ
を可変回転数とし、送風機３ｂを固定回転数にした場
合、吸込み空気温度センサー１７を固定回転数側の３ｂ
の吸込み口に位置させる。これにより、室内機の最低風
量とした場合、可変回転数側の送風機３ａの吸込み口で
の流速は大幅に低下、あるいは０になるが、固定回転数
側の送風機３ｂの吸込み口の流速は最大風量時と同等の
流速を持つため、正確な吸込み空気温度をセンサー１７
が感知できる。
を可変回転数とし、送風機３ｂを固定回転数にした場
合、吸込み空気温度センサー１７を固定回転数側の３ｂ
の吸込み口に位置させる。これにより、室内機の最低風
量とした場合、可変回転数側の送風機３ａの吸込み口で
の流速は大幅に低下、あるいは０になるが、固定回転数
側の送風機３ｂの吸込み口の流速は最大風量時と同等の
流速を持つため、正確な吸込み空気温度をセンサー１７
が感知できる。
【００３７】また、実施の形態３の室内機のように送風
機３ａ、３ｂとも、可変回転数とした場合、吸込み温度
センサー１７を高い回転数の送風機の吸込み口に位置さ
せることより、より正確な吸込み空気温度を感知でき
る。
機３ａ、３ｂとも、可変回転数とした場合、吸込み温度
センサー１７を高い回転数の送風機の吸込み口に位置さ
せることより、より正確な吸込み空気温度を感知でき
る。
【００３８】＜実施の形態７＞図７は本発明の実施の形
態７となる天井埋込形の室内機を示す図である。本発明
のように複数の送風機３ａ、３ｂを有する室内機では、
風量を切り替えて各々の送風機の回転数を変化させた場
合、熱交換器１１への風速分布が変わり、熱交換量が変
化して、その後流の空気温度も変化し、吹出し口８の流
出空気の平均温度に対し、吹き出し空気温度センサー１
８が正確な温度を感知できない恐れがある。
態７となる天井埋込形の室内機を示す図である。本発明
のように複数の送風機３ａ、３ｂを有する室内機では、
風量を切り替えて各々の送風機の回転数を変化させた場
合、熱交換器１１への風速分布が変わり、熱交換量が変
化して、その後流の空気温度も変化し、吹出し口８の流
出空気の平均温度に対し、吹き出し空気温度センサー１
８が正確な温度を感知できない恐れがある。
【００３９】吹出し空気の平均温度およびセンサー１８
での吹出し空気温度は、各々の送風機の風量、つまり各
々の送風機の回転数と、吸込み空気温度および冷凍サイ
クルの状態とによって決定される。
での吹出し空気温度は、各々の送風機の風量、つまり各
々の送風機の回転数と、吸込み空気温度および冷凍サイ
クルの状態とによって決定される。
【００４０】実施の形態７の室内機において、空気吸い
込み口に温度センサ１７を設置し、冷凍サイクル状態を
検地するために熱交換器１１の冷媒流入口及び冷媒流出
口に温度センサ１９、２０を設置する。ここでは温度セ
ンサ１９は冷媒液温度センサであり、温度センサ２０は
冷媒ガス温度センサである。そして吸込み空気温度セン
サー１７の感知値、冷媒液温度センサー１９、冷媒ガス
温度センサー２０の検知値を空調機の制御装置２１に取
り込み、これらを入力因子として、送風機３ａ、３ｂの
回転数を決定し、回転数制御装置１５で制御する。
込み口に温度センサ１７を設置し、冷凍サイクル状態を
検地するために熱交換器１１の冷媒流入口及び冷媒流出
口に温度センサ１９、２０を設置する。ここでは温度セ
ンサ１９は冷媒液温度センサであり、温度センサ２０は
冷媒ガス温度センサである。そして吸込み空気温度セン
サー１７の感知値、冷媒液温度センサー１９、冷媒ガス
温度センサー２０の検知値を空調機の制御装置２１に取
り込み、これらを入力因子として、送風機３ａ、３ｂの
回転数を決定し、回転数制御装置１５で制御する。
【００４１】入力因子と各々の送風機の回転数の関係は
予め、試験や、サイクル状態予測計算等により、入力因
子を発生する可能性のある範囲で振って求めておく。な
お、入力因子は上記のみでなく、冷凍サイクルの高圧側
圧力や、低圧側圧力、冷媒循環量等も加味できれば、精
度はより向上できる。
予め、試験や、サイクル状態予測計算等により、入力因
子を発生する可能性のある範囲で振って求めておく。な
お、入力因子は上記のみでなく、冷凍サイクルの高圧側
圧力や、低圧側圧力、冷媒循環量等も加味できれば、精
度はより向上できる。
【００４２】これにより、風量を切り替えて各々の送風
機の回転数を変化させた場合でも、吹出し口８の流出空
気の平均温度に対し、吹き出し空気温度センサー１８が
正確な温度を感知できるようになる。
機の回転数を変化させた場合でも、吹出し口８の流出空
気の平均温度に対し、吹き出し空気温度センサー１８が
正確な温度を感知できるようになる。
【００４３】＜実施の形態８＞図１０〜図１３により、
本発明の実施の形態８となる天井埋込形の室内機につい
て説明する。実施の形態８の室内機は、図１０に示すよ
うに、複数の遠心式送風機３ａ、３ｂそれぞれの周囲を
取り囲むように送風機と同じ個数の熱交換器１１ａ、１
１ｂを配置したものである。この熱交換器は送風機と同
心円の円形をしたＣ字型に成形されており、同じ筐体寸
法ならＬ字型熱交を２個組み合わせたものや、ロ字型熱
交よりも、熱交換器の周長を長く取れる利点がある。ま
た、送風機と同心円形状なので、送風機３ａ３ｂから吐
出された空気が一様の風速で熱交換器に当り、熱交換率
を高めることができる。これより同じ筐体寸法なら、本
発明では熱交換量を多く得ることができ、結果的に室内
機の筐体をコンパクト化することが可能である。なお、
図１０では２つのＣ字型熱交換器は、Ｃ字の開口側を互
いに外向けにして設置されている。
本発明の実施の形態８となる天井埋込形の室内機につい
て説明する。実施の形態８の室内機は、図１０に示すよ
うに、複数の遠心式送風機３ａ、３ｂそれぞれの周囲を
取り囲むように送風機と同じ個数の熱交換器１１ａ、１
１ｂを配置したものである。この熱交換器は送風機と同
心円の円形をしたＣ字型に成形されており、同じ筐体寸
法ならＬ字型熱交を２個組み合わせたものや、ロ字型熱
交よりも、熱交換器の周長を長く取れる利点がある。ま
た、送風機と同心円形状なので、送風機３ａ３ｂから吐
出された空気が一様の風速で熱交換器に当り、熱交換率
を高めることができる。これより同じ筐体寸法なら、本
発明では熱交換量を多く得ることができ、結果的に室内
機の筐体をコンパクト化することが可能である。なお、
図１０では２つのＣ字型熱交換器は、Ｃ字の開口側を互
いに外向けにして設置されている。
【００４４】図１１、図１２は図１０に示すＣ字型熱交
換器の向きを変えた例であり、図１１ではＣ字の開口側
を同一方向に向けて、また図１２ではＣ字の開口側を向
かい合わせにしている。 各Ｃ字型熱交換器熱をどの方
向に向けるかは、交換器から出た配管の引き回しによ
り、適切な向きを選択すればよい。図１３は図１０のＣ
字型熱交換器をＵ字型熱交換器に変えた例であり、Ｃ字
型熱交換器に比べ周長や風速分布の一様性では劣るが、
熱交換器の製造設備にて制約がある場合にはこの例の形
状を選択してもよい。
換器の向きを変えた例であり、図１１ではＣ字の開口側
を同一方向に向けて、また図１２ではＣ字の開口側を向
かい合わせにしている。 各Ｃ字型熱交換器熱をどの方
向に向けるかは、交換器から出た配管の引き回しによ
り、適切な向きを選択すればよい。図１３は図１０のＣ
字型熱交換器をＵ字型熱交換器に変えた例であり、Ｃ字
型熱交換器に比べ周長や風速分布の一様性では劣るが、
熱交換器の製造設備にて制約がある場合にはこの例の形
状を選択してもよい。
【００４５】図１４に本発明に関る、室内機・室外機セ
パレートタイプの空気調和機の代表的な冷凍サイクル系
統図を示す。室内機は既述の天井埋込形で、減圧装置２
７、冷媒液温度センサ１９、冷媒ガスセンサ２０を備え
たものである。室外機は筐体２２内に順次配管接続され
た圧縮機２３、四方弁２６、室外熱交換器２４と、室外
熱交換器に送風する室外機ファン２５とを備えたもので
ある。
パレートタイプの空気調和機の代表的な冷凍サイクル系
統図を示す。室内機は既述の天井埋込形で、減圧装置２
７、冷媒液温度センサ１９、冷媒ガスセンサ２０を備え
たものである。室外機は筐体２２内に順次配管接続され
た圧縮機２３、四方弁２６、室外熱交換器２４と、室外
熱交換器に送風する室外機ファン２５とを備えたもので
ある。
【００４６】空気調和機の冷房運転時、室外機内で、圧
縮機２３により圧縮された高温高圧のガス冷媒は、四方
弁２６を通り室外熱交換器２４に流入し、そこで室外機
ファン２５の送風に対して放熱して凝縮し高温高圧液冷
媒となり、それから室内機内で、膨張弁やキャピラリ管
等の減圧装置２７により減圧・膨張されて、相変化域に
ある低温低圧の液に近い気液２相の冷媒となり、室内熱
交換器１１に流入し、そこで室内ファン３ａ、３ｂの送
風から吸熱して蒸発し低温低圧のガス冷媒となり、四方
弁２６を通って圧縮機２３に戻る。減圧装置２７と室内
熱交換器１１を結ぶ配管には、制御のために必要に応じ
て冷媒液温度センサー１９が設けられている。室内熱交
換器１１の出口配管には冷媒ガス温度センサー２０が制
御のために必要に応じて設けられている。
縮機２３により圧縮された高温高圧のガス冷媒は、四方
弁２６を通り室外熱交換器２４に流入し、そこで室外機
ファン２５の送風に対して放熱して凝縮し高温高圧液冷
媒となり、それから室内機内で、膨張弁やキャピラリ管
等の減圧装置２７により減圧・膨張されて、相変化域に
ある低温低圧の液に近い気液２相の冷媒となり、室内熱
交換器１１に流入し、そこで室内ファン３ａ、３ｂの送
風から吸熱して蒸発し低温低圧のガス冷媒となり、四方
弁２６を通って圧縮機２３に戻る。減圧装置２７と室内
熱交換器１１を結ぶ配管には、制御のために必要に応じ
て冷媒液温度センサー１９が設けられている。室内熱交
換器１１の出口配管には冷媒ガス温度センサー２０が制
御のために必要に応じて設けられている。
【００４７】暖房運転時には、四方弁２３が図中の破線
のように切り替わり、冷凍サイクルは冷房時とは逆方向
の流れになり、冷媒は室内熱交換器１１で凝縮し、室外
熱交換器２４で蒸発器する。
のように切り替わり、冷凍サイクルは冷房時とは逆方向
の流れになり、冷媒は室内熱交換器１１で凝縮し、室外
熱交換器２４で蒸発器する。
【００４８】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
天井埋込形の室内機は、天井に埋め込まれた筐体と、該
筐体内に設置されＵ字状の熱交換器と、該熱交換器の内
空間で並んで配置された複数の送風機と、該送風機を駆
動する複数の電動機と、筐体の下面に取り付けられ長い
２つの空気吹出し口と該空気吹出し口の間に空気吸い込
み口を形成された化粧パネルと、制御装置とを備えた室
内機において、次のように構成することにより、以下の
効果を奏する。
天井埋込形の室内機は、天井に埋め込まれた筐体と、該
筐体内に設置されＵ字状の熱交換器と、該熱交換器の内
空間で並んで配置された複数の送風機と、該送風機を駆
動する複数の電動機と、筐体の下面に取り付けられ長い
２つの空気吹出し口と該空気吹出し口の間に空気吸い込
み口を形成された化粧パネルと、制御装置とを備えた室
内機において、次のように構成することにより、以下の
効果を奏する。
【００４９】（１）Ｕ字状の熱交換器内でＵ字の谷部に
あって多くの面に風が当る側の送風機の回転数を高く
し、Ｕ字の開放端側で熱交換器の少ないの面に風が当る
側の送風機の回転数を低く設定することにより、熱交換
器への風速バランスが均一となり、冷暖房能力や通風騒
音の悪化、および回転数の干渉によるうなり音を防ぐこ
とができた。
あって多くの面に風が当る側の送風機の回転数を高く
し、Ｕ字の開放端側で熱交換器の少ないの面に風が当る
側の送風機の回転数を低く設定することにより、熱交換
器への風速バランスが均一となり、冷暖房能力や通風騒
音の悪化、および回転数の干渉によるうなり音を防ぐこ
とができた。
【００５０】（２）風量の切替えが要求される場合に、
複数の送風機の内１つの送風機にのみ回転数制御装置を
用い、他の送風機は固定回転数としたため、高価な回転
数制御装置のコストを低減することができた。さらに、
最低風量時に可変回転数の送風機の風量を０に近づけた
ときに、固定回転数の送風機からの吐出空気がショート
サーキットしない程度の回転数を、可変回転数の送風機
に持たせるよう制御することにより、送風機用電動機の
無駄な仕事を防止することができる。また、固定回転数
側の送風機の近傍に吸い込み空気温度センサーを配置す
ることにより、吸い込み空気温度センサーが正確な温度
を検知できるようになった。
複数の送風機の内１つの送風機にのみ回転数制御装置を
用い、他の送風機は固定回転数としたため、高価な回転
数制御装置のコストを低減することができた。さらに、
最低風量時に可変回転数の送風機の風量を０に近づけた
ときに、固定回転数の送風機からの吐出空気がショート
サーキットしない程度の回転数を、可変回転数の送風機
に持たせるよう制御することにより、送風機用電動機の
無駄な仕事を防止することができる。また、固定回転数
側の送風機の近傍に吸い込み空気温度センサーを配置す
ることにより、吸い込み空気温度センサーが正確な温度
を検知できるようになった。
【００５１】（３）各々の送風機の回転数比を一定に保
ったまま、回転数が変化するように制御したため、風量
の切替えが要求される場合にも、熱交換器への風速バラ
ンスを均一に近づけることができ、冷暖房能力や通風騒
音の悪化を防ぐことができた。また、高回転数側の送風
機の近傍に吸い込み空気温度センサーを配置することよ
り、吸い込み空気温度センサーが正確な温度を検知でき
るようになった。
ったまま、回転数が変化するように制御したため、風量
の切替えが要求される場合にも、熱交換器への風速バラ
ンスを均一に近づけることができ、冷暖房能力や通風騒
音の悪化を防ぐことができた。また、高回転数側の送風
機の近傍に吸い込み空気温度センサーを配置することよ
り、吸い込み空気温度センサーが正確な温度を検知でき
るようになった。
【００５２】（４）各送風機の回転数、吸い込み空気温
度、サイクル運転状態を示す冷媒液温度、冷媒ガス温度
等を因子として吹出し空気温度を予め求め、各因子の検
出値に対する吹出し空気温度を吹き出し空気温度センサ
ーに示すようにしたので、吹き出し空気の平均温度に近
い温度を感知できるようになった。
度、サイクル運転状態を示す冷媒液温度、冷媒ガス温度
等を因子として吹出し空気温度を予め求め、各因子の検
出値に対する吹出し空気温度を吹き出し空気温度センサ
ーに示すようにしたので、吹き出し空気の平均温度に近
い温度を感知できるようになった。
【００５３】（５）各送風機の位置を鉛直方向に異なら
せて配置したため、各送風機の吐出空気の干渉が抑制さ
れ、送風機用電動機の入力と騒音の低減を図ることがで
きた。
せて配置したため、各送風機の吐出空気の干渉が抑制さ
れ、送風機用電動機の入力と騒音の低減を図ることがで
きた。
【００５４】また、本発明によれば、天井埋込形の室内
機を、天井に埋め込まれた筐体と、筐体の長手方向に並
んで配置された複数の送風機と、送風機それぞれの周り
大半を取り囲むＣ形の各熱交換器を備えたものとしたの
で、 （６）熱交換器の周長を長く取ることができ、また送風
機から吐出された空気が一様な風速で熱交換器に当り、
熱交換率を高めることができた。これより同じ筐体寸法
なら、本発明では熱交換量を多く得ることができ、結果
的には筐体寸法をコンパクト化することができる。
機を、天井に埋め込まれた筐体と、筐体の長手方向に並
んで配置された複数の送風機と、送風機それぞれの周り
大半を取り囲むＣ形の各熱交換器を備えたものとしたの
で、 （６）熱交換器の周長を長く取ることができ、また送風
機から吐出された空気が一様な風速で熱交換器に当り、
熱交換率を高めることができた。これより同じ筐体寸法
なら、本発明では熱交換量を多く得ることができ、結果
的には筐体寸法をコンパクト化することができる。
【図１】本発明の実施の形態１となる天井埋込形の室内
機の構成を説明する図。
機の構成を説明する図。
【図２】本発明の実施の形態２となる天井埋込形の室内
機の構成を説明する図。
機の構成を説明する図。
【図３】本発明の実施の形態３となる天井埋込形の室内
機の構成を説明する図。
機の構成を説明する図。
【図４】本発明の実施の形態４となる天井埋込形の室内
機の構成を説明する図。
機の構成を説明する図。
【図５】本発明の実施の形態５となる天井埋込形の室内
機の構成を説明する図。
機の構成を説明する図。
【図６】本発明の実施の形態６となる天井埋込形の室内
機の構成を説明する図。
機の構成を説明する図。
【図７】本発明の実施の形態７となる天井埋込形の室内
機の構成を説明する図。
機の構成を説明する図。
【図８】本発明にかかる天井埋込形の室内機の基本構成
を示す図。
を示す図。
【図９】本発明にかかる天井埋込形の室内機下面に取り
付けられた２方向吹出し化粧パネルの正面図。
付けられた２方向吹出し化粧パネルの正面図。
【図１０】本発明の実施の形態７となる天井埋込形の室
内機の構成を説明する図。
内機の構成を説明する図。
【図１１】本発明の実施の形態７の変形例を示す図。
【図１２】本発明の実施の形態７の別の変形例を示す
図。
図。
【図１３】本発明の実施の形態７の別の変形例を示す
図。
図。
【図１４】室内機・室外機セパレートタイプの空気調和
気の代表的な冷凍サイクル系統図。
気の代表的な冷凍サイクル系統図。
１ 筐体
２ 熱交換器
３ａ、３ｂ 送風機
４ａ，４ｂ 送風機用電動機
６ 化粧パネル
７ 空気吸い込み口
８ 空気吹出し口
９ 電気品箱
１１ａ、１１ｂ Ｕ字型またはＣ型熱交換器
１２ａ、１２ｂ 仕切り板
１４ 仕切板
１５ 回転数制御装置
１６ ＯＮ／ＯＦＦ制御装置
１７ 吸込み空気温度センサー
１８ 吹出し空気温度センサー
１９ 冷媒液温度センサー
２０ 冷媒ガス温度センサー
２１ 空調機制御装置
２２ 室外機筐体
２３ 圧縮機
２４ 室外熱交換器
２５ 室外ファン
２６ 四方弁
２７ 減圧装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平10−141708（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−141697（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−257796（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−148382（ＪＰ，Ａ)
特開 平１−302059（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−227245（ＪＰ，Ａ)
特開 平11−237104（ＪＰ，Ａ)
実開 平６−69617（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F24F 11/04
Claims (9)
- 【請求項１】 天井に埋め込まれた筐体と、該筐体内に
設置され、２つの側部と該側部を一端側で接続する底部
で構成され該側部と底部が水平方向に配置されたＵ字状
の熱交換器と、該熱交換器の内空間でＵ字の底部からＵ
字の開放端側へ並んで配置された複数の送風機と、該送
風機を下端の回転軸に取り付け上端を筐体の天井側に固
定された複数の電動機と、筐体の下面に取り付けられ、
Ｕ字状の熱交換器の側部に対応して長い２つの空気吹出
し口と該空気吹出し口の間に空気吸い込み口を形成され
た化粧パネルと、筐体内に設置された制御装置とを備え
た天井埋込形の室内機において、制御装置は、Ｕ字の谷
部寄りの送風機の回転数を高く、Ｕ字の開放端寄りの送
風機の回転数を低く制御することを特徴とする天井埋込
形の室内機。 - 【請求項２】 天井に埋め込まれた筐体と、該筐体内に
設置され、２つの側部と該側部を一端側で接続する底部
で構成され該側部と底部が水平方向に配置されたＵ字状
の熱交換器と、該熱交換器の内空間でＵ字の底部からＵ
字の開放端側へ並んで配置された複数の送風機と、該送
風機を下端の回転軸に取り付け上端を筐体の天井側に固
定され複数の電動機と、筐体の下面に取り付けられ、Ｕ
字状の熱交換器の側部に対応して長い２つの空気吹出し
口と該空気吹出し口の間に空気吸い込み口を形成された
化粧パネルと、筐体内に設置された制御装置とを備えた
天井埋込形の室内機において、制御装置は、Ｕ字の開放
端寄りの送風機の回転数を固定にし、Ｕ字の谷部寄りの
送風機を回転数可変とし、かつＵ字の谷部寄りの送風機
の最高回転数がＵ字の開放端寄りの送風機の固定回転数
より高く制御することを特徴とする天井埋込形の室内
機。 - 【請求項３】 制御装置は、最低風量時に回転数可変の
送風機を風量0近くで運転する場合、該回転数可変の送
風機を、固定回転数側の送風機からの吐出空気がショー
トサーキットするのを防ぐ回転数で運転することを特徴
とする請求項２記載の天井埋込形の室内機。 - 【請求項４】 固定回転数の送風機近傍に吸い込み空気
温度センサーを設置したことを特徴とする請求項２記載
の天井埋込形の室内機。 - 【請求項５】 天井に埋め込まれた筐体と、該筐体内に
設置され、２つの側部と該側部を一端側で接続する底部
で構成され該側部と底部が水平方向に配置されたＵ字状
の熱交換器と、該熱交換器の内空間でＵ字の底部からＵ
字の開放端側へ並んで配置された複数の送風機と、該送
風機を下端の回転軸に取り付け上端を筐体の天井側に固
定され複数の電動機と、筐体の下面に取り付けられ、Ｕ
字状の熱交換器の側部に対応して長い２つの空気吹出し
口と該空気吹出し口の間に空気吸い込み口を形成された
化粧パネルと、筐体内に設置された制御装置とを備えた
天井埋込形の室内機において、制御装置は、Ｕ字の谷部
寄りの送風機の回転数を高く、Ｕ字の開放端寄りの送風
機の回転数を低く、かつ両送風機の回転数比を一定にし
て回転数可変で制御することを特徴とする天井埋込形の
室内機。 - 【請求項６】 高い回転数の送風機近傍に吸い込み空気
温度センサーを設置したことを特徴とする請求項５記載
の天井埋込形の室内機。 - 【請求項７】 吹出し空気温度センサーを設け、そして
制御装置は、各々の送風機の回転数、吸い込み空気温
度、熱交換器に流入出するガス冷媒及び液冷媒の各温度
を因子として予め求めた吹出し空気温度をデータとして
格納し、該データを参照して各送風機の回転数、吸い込
み空気温度、ガス冷媒温度及び液冷媒温度の各検出値を
基に吹出し空気温度を求め、該吹出し空気温度を吹出し
空気温度センサに出力することを特徴とする請求項４ま
たは６に記載の天井埋込形の室内機。 - 【請求項８】 天井に埋め込まれた筐体と、該筐体内に
設置され、２つの側部と該側部を一端側で接続する底部
で構成され該側部と底部が水平方向に配置されたＵ字状
の熱交換器と、該熱交換器の内空間でＵ字の底部からＵ
字の開放端側へ並んで配置された複数の送風機と、該送
風機を下端の回転軸に取り付け上端を筐体の天井側に固
定された複数の電動機と、筐体の下面に取り付けられ、
Ｕ字状の熱交換器の側部に対応して長い２つの空気吹出
し口と該空気吹出し口の間に空気吸い込み口を形成され
た化粧パネルと、制御装置とを備えた天井埋込形の室内
機において、複数の送風機の位置を上下方向に互いにず
らせたことを特徴とする天井埋込形の室内機。 - 【請求項９】 天井に埋め込まれた筐体と、該筐体内に
設置された熱交換器と、該熱交換器に送風するため筐体
の長手方向に並んで配置された複数の送風機と、該送風
機を下端の回転軸に取り付け上端を筐体の天井側に固定
された複数の電動機と、筐体の下面に取り付けられ、筐
体の長手方向に長く互いに並行する２つの空気吹出し口
と該空気吹出し口の間に空気吸い込み口を有する化粧パ
ネルとを備えた天井埋込形の室内機において、熱交換器
は送風機それぞれの周り大半を取り囲むＣ形の各熱交換
器からなることを特徴とする天井埋込形の室内機。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36021698A JP3521323B2 (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 天井埋込形の室内機 |
| TW088121412A TW421702B (en) | 1998-12-18 | 1999-12-07 | Ceiling embodded type indoor unit |
| GB9929675A GB2344878B (en) | 1998-12-18 | 1999-12-15 | Ceiling embedded type indoor unit |
| US09/461,731 US6345667B1 (en) | 1998-12-18 | 1999-12-16 | Ceiling embedded air conditioning unit |
| US09/901,107 US6554059B2 (en) | 1998-12-18 | 2001-07-10 | Ceiling embedded type indoor unit |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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|---|---|
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Family
ID=18468417
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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| US6802361B2 (en) * | 2000-06-22 | 2004-10-12 | Air Techno Company Limited | Ceiling panel structure for a ceiling-mounted air-conditioning apparatus or the like |
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| JP3972894B2 (ja) * | 2003-11-27 | 2007-09-05 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
| JP4495755B2 (ja) * | 2004-04-12 | 2010-07-07 | ヨーク・インターナショナル・コーポレーション | 冷却器の減音制御システムおよび方法 |
| KR100823404B1 (ko) * | 2005-02-21 | 2008-04-18 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 팬 필터 유닛 |
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| JP4880032B2 (ja) * | 2007-03-14 | 2012-02-22 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
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- 1998-12-18 JP JP36021698A patent/JP3521323B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1999
- 1999-12-07 TW TW088121412A patent/TW421702B/zh not_active IP Right Cessation
- 1999-12-15 GB GB9929675A patent/GB2344878B/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-12-16 US US09/461,731 patent/US6345667B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2001
- 2001-07-10 US US09/901,107 patent/US6554059B2/en not_active Expired - Lifetime
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