JP3068008B2 - 壁付け型エアーコンディショナー - Google Patents

壁付け型エアーコンディショナー

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JP3068008B2
JP3068008B2 JP8181173A JP18117396A JP3068008B2 JP 3068008 B2 JP3068008 B2 JP 3068008B2 JP 8181173 A JP8181173 A JP 8181173A JP 18117396 A JP18117396 A JP 18117396A JP 3068008 B2 JP3068008 B2 JP 3068008B2
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恵一 木村
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木村工機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場、店舗、体育
館等の大空間用に用いられるもので、室内上部壁面に取
付け広範囲に冷暖風を送風する壁付け型エアーコンディ
ショナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍サイクルを内蔵したエアーコ
ンディショナーは、圧縮器、蒸発器、凝縮器を各1台ず
つ連結した構造となっており、冷媒の流量等を増減する
などして能力調整を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、圧縮器はその
構造上、蒸発器や凝縮器のように薄形化(扁平化)が困
難なために、室内上部壁面に取付けて使用する大空間用
のエアーコンディショナーの場合のように、扁平体長方
形の全体形状が要求されるものでは、その要求にこたえ
ることができない問題があった。また、冷媒の流量等を
増減させて能力調整をしようすると、制御が複雑化し、
製作が面倒となる問題があった。そこで、これらの問題
点を解決する壁付け型エアーコンディショナーを提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の壁付け型エアーコンディショナーは、本体
ケーシングを排気室と吹出室に上下に区画し、この吹出
室に蒸発器を設け、上記排気室に凝縮器と複数台の小容
量用圧縮器を設け、上記本体ケーシングを前後に薄い扁
平体長方形に形成したものである。
【0005】また、本体ケーシングを排気室と吹出室に
上下に区画し、この吹出室において、前方に蒸発器を左
右方向縦置きに設けると共にこの蒸発器の下方にドレン
パンを設けかつこの蒸発器の前方に吹出口を設けさらに
左右内方中央部に向かって送風する左右のファンと左右
のフィルタと左右の吸込口とを左右外方へ向かって順次
設け、上記排気室の左右中央部において、下方に左右2
台の小容量用圧縮器を設けると共に上方に凝縮器を左右
方向横置きに設けかつこの凝縮器の上方に排気口を設け
さらに左右内方中央部に向かって送風する左右のファン
と左右のフィルタと左右の吸込口とを左右外方へ向かっ
て順次設け、上記本体ケーシングを前後に薄い扁平体長
方形に形成したものである。
【0006】さらに、圧縮器毎に独立した冷媒循環回路
を設けると共に、この全冷媒循環回路に1台の蒸発器を
共用させ、かつ、この全冷媒循環回路に1台の凝縮器を
共用させる。この凝縮器と蒸発器において、フィンチュ
ーブ1列毎、フィンチューブ1段毎又はフィンチューブ
1本毎に、流れる冷媒が異なるように構成する。
【0007】また、左の圧縮器と凝縮器と蒸発器とを連
結する配管と、右の圧縮器と凝縮器と蒸発器とを連結す
る配管と、を左右に分けて配置する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、冷凍サイクルによ
り空調を行う壁付け型のエアーコンディショナー1であ
って、図8のような工場、店舗、体育館等の室内の壁面
2に取り付けられる。
【0009】 エアーコンディショナー1は、図1〜図
3に示すように、前後に薄い扁平体長方形に形成された
本体ケーシング3を、備えている。この本体ケーシング
3は、排気室6と吹出室8に上下に区画されており、そ
の左右外端部には吸込口4が形成されている。
【0010】また、排気室6の左右中央部において、下
方には左右2台の小容量用圧縮器11、11が設けられ、上
方には1台の凝縮器9が左右方向横置きに設けられ、さ
らに、凝縮器9の上方には排気口5が設けられる。
【0011】12は左右内方中央部に向かって送風するフ
ァンで、左右のファン12、12と左右のフィルタ13、13と
左右の吸込口4、4とが左右外方へ向かって順次設けら
れると共に、ファン12、12は圧縮器11、11の左右外方に
それぞれ配置され、(図1の矢印Aのように)空気を、
吸込口4からフィルタ13を介して吸込んで、左右内方中
央部に向かって送風する。これにより、空気は、左右の
圧縮器11、11に接触しつつ凝縮器9を通過して熱交換さ
れ、排気口5から暖風として排出される。
【0012】次に、吹出室8において、前方には1台の
蒸発器10が左右方向縦置きに設けられ、この蒸発器10の
下方にはドレンパン21が設けられ、この蒸発器10の前方
には吹出口7が設けられる。さらに、左右内方中央部に
向かって送風する左右のファン12、12と左右のフィルタ
13、13と左右の吸込口4、4とが左右外方へ向かって順
次設けられる。
【0013】そして、吹出室8側のファン12によって、
(図1の矢印Bのように)空気を、吸込口4からフィル
タ13を介して吸込んで、左右内方中央部に向かって送風
することにより、空気は、蒸発器10を通過して熱交換さ
れ、吹出口7から冷風として吹出される。
【0014】また、左の圧縮器11、凝縮器9、蒸発器1
0、冷媒の循環方向を切替える切替弁15a、キャピラリ
ーチューブ16a等は、配管14aにて連結され、一方の冷
媒循環回路Cが構成される。このとき、配管14aは凝縮
器9と蒸発器10の左端側に連結する。
【0015】さらに、右の圧縮器11、凝縮器9、蒸発器
10、冷媒の循環方向を切替える切替弁15b、キャピラリ
ーチューブ16b等は、配管14bにて連結され、他方の冷
媒循環回路Cが構成される。このとき、配管14bは凝縮
器9と蒸発器10の右端側に連結し、配管14a、14bは左
右に分けて配置する。
【0016】このように、圧縮器11毎に冷媒循環回路C
を独立して設け、両方の冷媒循環回路C、Cに対して1
台の凝縮器9を共用させ、かつ、両方の冷媒循環回路
C、Cに対して1台の蒸発器10を共用させて、冷凍機と
ヒートポンプに切替自在な冷凍サイクルを構成してい
る。
【0017】図4は凝縮器9と蒸発器10の簡略断面図
で、凝縮器9の放熱用フィンチューブ9a…と、蒸発器
10の吸熱用フィンチューブ10a…への冷媒の流し方を示
し(●で示すチューブに一方の冷媒循環回路Cの冷媒が
流れ、○で示すチューブに他方の冷媒循環回路Cの冷媒
が流れるものとする)、図4(イ)は、フィンチューブ
1本毎に、流れる冷媒が異なるように構成してある。
【0018】次に、図4(ロ)は、フィンチューブ1列
毎に、流れる冷媒が異なるように構成してあり、また、
図4(ハ)は、フィンチューブ1段毎に、流れる冷媒が
異なるように構成してある。
【0019】なお、図8の(ロ)のように、このエアー
コンディショナー1では、通常、排気口5にダクト17を
接続して室外に排気するが、図8の(イ)のように、天
井空間が大で換気口や換気扇18等がある場合などでは、
ダクトを用いずに自然排気させることもできる。
【0020】また、還気を排気室6と吹出室8に導入し
て空調するのみならず、ダクトやダンパ(図示省略)を
設けて、外気と還気の混合空気にて空調したり、外気冷
房することもできる。
【0021】さらには、図5〜図7のように、本体ケー
シング3の両端部に全熱交換器19を設けて、(図中矢印
Eで示す)還気と、図示省略のダクトを介して導入した
(図中矢印Dで示す)外気と、を熱交換して空調するこ
ともできる。
【0022】なお、上述の実施例では圧縮器11を2台と
したが、3台以上とし、それぞれに冷媒循環回路C…を
設け、この回路C…に蒸発器10と凝縮器9を1台ずつ共
用させてもよい。さらに、それぞれの圧縮器11…の容量
は、同一であっても、相違してもいても、いずれでもよ
い。また、圧縮器1台の単独運転では除湿をし、2台の
運転では冷房し、3台の運転では暖房するも自由であ
る。また、キャピラリーチューブ16a、16bは膨張弁で
あってもよく、蒸発器10と凝縮器9を複数台設けるも自
由である。
【0023】
【発明の効果】請求項の発明では、圧縮器11を台に
わけて小型化を図り、蒸発器10と凝縮器9を1台ずつと
して、コンパクト化を図ることにより、本体ケーシング
3(全体形状)を扁平体長方形に容易に形成できる。し
たがって、工場、店舗等の壁取付け用エアーコンディシ
ョナーに最適である。
【0024】さらに、2台の圧縮器11、11を排気室6の
左右中央部に配してあるので、全体の重量バランスが良
好で、かつ、圧縮器11、11を、凝縮器9と排気口5への
排気誘導部材に兼用でき、構造の簡素化とコンパクト化
を図れる。
【0025】請求項の発明では、必要な台数の圧縮器
11を起動・停止させるだけで能力調整でき、制御が容易
で、制御機構の簡素化を図れる。しかも、除湿、冷房、
暖房など広範囲に利用できる。さらに、1台の圧縮器11
での単独運転時、蒸発器10と凝縮器9の伝熱面積が大き
く、(1/圧縮器台数)以上の能力を得ることができ
る。
【0026】請求項の発明では、配管14a、14bを分
散してあるので、(一カ所に集中させた場合と比べて)
本体ケーシング3への配管14a、14bの設置が簡単で、
かさばらずに済み、一層の薄型化を図れる。しかも、エ
アーコンディショナーを壁付けした後においてメンテナ
ンスが容易である(特に高所に設置した場合など有利で
ある)。また、1台の圧縮器11が故障しても、それを修
理するまで待たなくとも、残りの圧縮器11だけで運転で
きるので有用である。
【0027】請求項の発明では、圧縮器11の単独運転
時に、蒸発器10と凝縮器9のフィン全体にまんべんなく
伝熱し、コイルの能力を最大限に発揮させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】凝縮器と蒸発器の簡略横断面図である。
【図5】他の実施例を示す正面図である。
【図6】同平面図である。
【図7】同側面図である。
【図8】取付け状態を示す簡略図である。
【符号の説明】
3 本体ケーシング 4 吸込口 5 排気口 6 排気室 7 吹出口 8 吹出室 9 凝縮器 9a フィンチューブ 10 蒸発器 10a フィンチューブ 11 圧縮器 12 ファン 13 フィルタ 14a 配管 14b 配管 21 ドレンパン C 冷媒循環回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/02 301 F24F 1/02 331 F24F 1/02 441 F24F 13/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルにより空調を行う壁付け型
    エアーコンディショナーであって、本体ケーシング3を
    排気室6と吹出室8に上下に区画し、この吹出室8にお
    いて、前方に蒸発器10を左右方向縦置きに設けると共に
    この蒸発器10の下方にドレンパン21を設けかつこの蒸発
    器10の前方に吹出口7を設けさらに左右内方中央部に向
    かって送風する左右のファン12、12と左右のフィルタ1
    3、13と左右の吸込口4、4とを左右外方へ向かって順
    次設け、上記排気室6の左右中央部において、下方に左
    右2台の小容量用圧縮器11、11を設けると共に上方に凝
    縮器9を左右方向横置きに設けかつこの凝縮器9の上方
    に排気口5を設けさらに左右内方中央部に向かって送風
    する左右のファン12、12と左右のフィルタ13、13と左右
    の吸込口4、4とを左右外方へ向かって順次設け、上記
    本体ケーシング3を前後に薄い扁平体長方形に形成した
    ことを特徴とする壁付け型エアーコンディショナー。
  2. 【請求項2】 小容量用圧縮器11毎に独立した冷媒循環
    回路Cを設けると共に、この全冷媒循環回路C…に1台
    の蒸発器10を共用させ、かつ、この全冷媒循環回路C…
    に1台の凝縮器9を共用させた請求項1記載の壁付け型
    エアーコンディショナー。
  3. 【請求項3】 左の小容量用圧縮器11と凝縮器9と蒸発
    器10とを連結する配管14aと、右の小容量用圧縮器11と
    凝縮器9と蒸発器10とを連結する配管14bと、を左右に
    分けて配置した請求項1記載の壁付け型エアーコンディ
    ショナー。
  4. 【請求項4】 凝縮器9と蒸発器10において、フィンチ
    ューブ1列毎、フィンチューブ1段毎又はフィンチュー
    ブ1本毎に、流れる冷媒が異なるように構成した請求項
    2又は3記載の壁付け型エアーコンディショナー。
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