JP2001004307A - 測定ヘッド - Google Patents

測定ヘッド

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JP2001004307A
JP2001004307A JP11179689A JP17968999A JP2001004307A JP 2001004307 A JP2001004307 A JP 2001004307A JP 11179689 A JP11179689 A JP 11179689A JP 17968999 A JP17968999 A JP 17968999A JP 2001004307 A JP2001004307 A JP 2001004307A
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JP
Japan
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gel
arm
impact
absorbing member
measuring
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JP11179689A
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English (en)
Inventor
Takaaki Kanai
隆明 金井
Nozomi Takai
望 高井
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】歯車やスプライン等の不連続面を有する外径、
内径を測定する測定ヘッドにおいて、測定ヘッドのアー
ム部材をゲル状衝撃吸収部材を介して測定ヘッド本体に
取り付けることにより、アーム部材に伝達される衝撃力
をシリコンオイルを使用することなく吸収する。 【解決手段】本発明は、ワーク14からの衝撃力を吸収
する部材として、ゲル状衝撃吸収部材60を採用する。
ゲル状衝撃吸収部材60は、ヘッド本体22内の固定部
24に接着され、ゲル状衝撃吸収部材60の表面は、ア
ーム18側のダンパ板62に接着される。したがって、
ワーク14からコンタクト16、フィーラ20、アーム
18、及びダンパ板62を介して伝達されたワーク14
からの衝撃力は、ゲル状衝撃吸収部材60に剪断力とし
て付与され、この剪断力がゲル状衝撃吸収部材60のダ
ンパ作用によって減衰され吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯車やスプライン
等の不連続面を有する外径、内径を測定するための定寸
装置に適用される測定ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】定寸装置の測定ヘッドには、先端にコン
タクト部材が設けられたアームが測定方向及びリトラク
ト方向に揺動自在に取り付けられ、このアームを測定方
向に揺動させてコンタクト部材を歯車やスプライン等の
不連続面を有する外周面又は内周面に当接させることに
より、その外径又は内径をワークの加工中に測定する。
【0003】前記測定ヘッドのヘッド本体内には、シリ
コンオイル等の衝撃吸収用オイルが充填され、このオイ
ルの粘性抵抗によって、ワークからコンタクト部材を介
してアームに伝達された衝撃力が吸収される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の測定ヘッドは、ヘッド本体内にオイル充填する構造
なので、オイル漏れを防止する密閉構造にヘッド本体を
構成しなければならず、ヘッド本体の構造が複雑になる
という欠点があった。
【0005】また、従来の測定ヘッドは、ヘッド本体を
分解してメンテナンスを行うと、ヘッド本体の組立時に
前記オイルを再度充填しなければならないので、メンテ
ナンス性が悪いという欠点もあった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、衝撃吸収用オイルを使用することなくワーク
からの衝撃力を簡単な構造で吸収することができる測定
ヘッドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、ヘッド本体に測定方向及びリトラクト方
向に揺動自在に設けられた測定用アームと、該測定用ア
ームの先端に設けられるとともに被測定物に当接される
コンタクト部材とを備えた測定ヘッドにおいて、前記測
定用アームは、ヘッド本体にゲル状衝撃吸収部材を介し
て取り付けられ、該ゲル状衝撃吸収部材によって、コン
タクト部材から測定用アームに伝達された衝撃力が吸収
されることを特徴とする。
【0008】本発明は、衝撃吸収用オイルに代えてゲル
状衝撃吸収部材を採用し、このゲル状衝撃吸収部材を介
して測定用アームをヘッド本体に取り付けることによ
り、コンタクト部材から測定用アームに伝達されたワー
クからの衝撃力をゲル状衝撃吸収部材によって吸収す
る。これにより、本発明は、衝撃吸収用オイルを使用す
ることなくワークからの衝撃力を簡単な構造で吸収する
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る測定ヘッドの好ましい実施の形態について詳説する。
【0010】図1は、定寸装置に適用された測定ヘッド
10の断面図である。同図に示す測定ヘッド10は、長
尺状に形成された一対の測定用アーム12、12を有
し、これらの測定用アーム12の先端部に、歯車又は雄
スプライン等のワーク14の外周面に接触されるコンタ
クト16がそれぞれ設けられている。また、測定用アー
ム12は、短尺状のアーム18とフィーラ20とから構
成されている。
【0011】アーム18は、アーム18の略大部分がヘ
ッド本体22内に挿入配置されるとともに、アーム18
の略中央部に形成された支持部19がヘッド本体22の
固定部24に十字ばね26を介して連結され、この十字
ばね26を揺動支点として図1上で上下方向に揺動され
る。ヘッド本体22から突出されたアーム18の先端部
18Aには、前記フィーラ20の基端部20Aがボルト
28によって直結されている。このフィーラ20の先端
部20Bに前記コンタクト16が設けられている。した
がって、コンタクト16は、十字ばね26を支点として
測定方向(コンタクト16、16間の間隔が狭くなる方
向)、及びリトラクト方向(コンタクト16、16間の
間隔が広くなる方向)に移動される。
【0012】アーム18の基端部18Bには、コンタク
ト16の変動量を検出する差動トランス30が設けられ
ている。この差動トランス30は、コア32とボビン3
4とから構成され、コア32がアーム18の基端部18
Bに固定され、ボビン34がヘッド本体22に固定され
ている。符号36は、差動トランス30の基板であり、
符号38は、前記基板36に接続される複数本の電気信
号線(不図示)が収納されたチューブである。
【0013】アーム18には突出部40が形成され、こ
の突出部40が引張りばね42を介して固定部24に連
結されている。したがって、引張りばね42の付勢力が
アーム18に作用すると、フィーラ20を介してコンタ
クト16が十字ばね26を支点として測定方向に移動さ
れる。
【0014】また、アーム18には、前記突出部40に
隣接して支持板44が取り付けられており、この支持板
44の先端部に図1、図2に示すローラ46が回転自在
に支持されている。支持板44は図2の如く、一対のア
ーム18、18間の中心軸Aに対し交差して配置され、
そのローラ46が中心軸Aを挟んで対向配置されてい
る。また、ローラ46、46に当接されるテーパ面が形
成されたコマ部材48が図1の如く、ローラ46の左側
方に配置されている。このコマ部材48は、前記中心軸
Aと同軸上に配置されたロッド50の先端に固定され、
ロッド50はエアシンリンダ装置52のシリンダ54に
連結されている。したがって、シリンダ54にエアが供
給されてロッド50が図1上で右方向に伸長されると、
コマ部材48がローラ46、46に当接し、ローラ4
6、46が押動される。これにより、図1上で上側のア
ーム18が十字ばね26を支点として反時計回り方向に
揺動され、これとは逆に下側のアーム18が十字ばね2
6を支点として時計回り方向に揺動される。このアーム
18、18の動作によって、コンタクト16、16がフ
ィーラ20、20を介してリトラクト方向に移動され
る。
【0015】ところで、本実施の形態の測定ヘッド10
は、ワーク14からの衝撃力を吸収する部材として、ゲ
ル状衝撃吸収部材60を採用している。ゲル状衝撃吸収
部材60は、シリコンを主剤とした柔らかい流動性のな
い素材であり、防振ゴムと比較して共振点、共振倍率が
低く、かつ振動減衰時間が短いという防振機能を有して
いる。また、ゲル状衝撃吸収部材60は耐候性、耐薬品
性に優れ、更に、温度依存性が少ないという特性も有し
ている。
【0016】斯かるゲル状衝撃吸収部材60は、ヘッド
本体22内の固定部24の図1上左側面に接着され、ゲ
ル状衝撃吸収部材60の表面は、アーム18に形成され
たダンパ板62の右側面に接着されている。したがっ
て、ワーク14からコンタクト16、フィーラ20、ア
ーム18、及びダンパ板62を介して伝達されたワーク
14からの衝撃力は、図3の如くゲル状衝撃吸収部材6
0に剪断力として付与され、この剪断力がゲル状衝撃吸
収部材60のダンパ作用によって減衰され吸収される。
なお、本実施の形態では、ワーク24からの衝撃力を剪
断力として付与できる位置にゲル状衝撃吸収部材60を
設けたが、ワークからの衝撃力を圧縮力又は引張力とし
て付与できる位置にゲル状衝撃吸収部材60を設けても
よい。この場合のゲル状衝撃吸収部材60の取付位置
は、アーム18の上面又は下面にゲル状衝撃吸収部材6
0が当接される位置である。
【0017】次に、前記の如く構成された測定ヘッド1
0の作用について説明する。
【0018】加工中のワーク14の外径寸法を測定する
場合、まず、シリンダ装置52のシリンダ54にエアを
供給し、ロッド50を図1上で右方向に伸長させ、コマ
部材48でローラ46、46を押動することにより、コ
ンタクト16、16をリトラクト方向に移動させる。
【0019】次に、コンタクト16、16がワーク14
の外周面に当接する位置に測定ヘッド10を固定した
後、シリンダ54内のエアを抜く。これにより、シリン
ダ54内の圧縮ばね55の作用によりコマ部材48が左
方向に移動する。そして、コンタクト16、16が測定
方向に移動していき、コンタクト16、16がワーク1
4の外周面に当接する。これによって、ワーク14の外
径寸法が測定される。
【0020】コンタクト16によるワーク14の寸法測
定中に、ワーク14からの衝撃力がフィーラ20を介し
てアーム18に伝達されると、その衝撃力は、ダンパ板
62からゲル状衝撃吸収部材60に剪断力として付与さ
れ、その剪断力がゲル状衝撃吸収部材60のダンパ作用
によって減衰される。したがって、前記衝撃力は円滑に
吸収され、この衝撃力に起因するコンタクト16の跳ね
上がりや振動を抑えることができるので、不連続面の測
定精度を向上させることができる。
【0021】このように、前記測定ヘッド10では、衝
撃吸収用オイルを使用せずゲル状衝撃吸収部材60によ
ってワーク14の衝撃力を吸収するようにしたので、ヘ
ッド本体22を密閉構造に構成する必要がなくヘッド本
体22の構造が簡素化し、また、ヘッド本体22のメン
テナンス性も向上する。
【0022】なお、本実施の形態では、ワーク14の外
径を測定する測定ヘッド10について説明したが、ワー
ク14の内径を測定する測定ヘッドにも適用できること
はいうまでもない。また、加工終了したワークの寸法を
測定する検測装置に、本発明の測定ヘッドを適用しても
よい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る測定ヘ
ッドによれば、ゲル状衝撃吸収部材を介して測定用アー
ムをヘッド本体に支持させることにより、コンタクト部
材から測定用アームに伝達されたワークからの衝撃力を
ゲル状衝撃吸収部材によって吸収するように構成したの
で、衝撃吸収用オイルを使用することなくワークからの
衝撃力を簡単な構造で吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の測定ヘッドの断面図
【図2】図1上2−2線に沿う測定ヘッドの断面図
【図3】図1に示した測定ヘッドの要部拡大図
【符号の説明】
10…測定ヘッド、12…測定用アーム、16…コンタ
クト、18…アーム、20…フィーラ、22…ヘッド本
体、30…差動トランス、60…ゲル状衝撃吸収部材、
62…ダンパ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F062 AA32 AA34 BB07 BC71 CC14 EE05 EE63 FF07 GG51 GG66 GG90 HH04 HH13 HH35 2F069 AA39 AA40 CC02 DD30 GG01 GG51 GG52 GG63 HH02 JJ10 MM01 RR01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド本体に測定方向及びリトラクト方
    向に揺動自在に設けられた測定用アームと、該測定用ア
    ームの先端に設けられるとともに被測定物に当接される
    コンタクト部材とを備えた測定ヘッドにおいて、 前記測定用アームは、ヘッド本体にゲル状衝撃吸収部材
    を介して取り付けられ、該ゲル状衝撃吸収部材によっ
    て、コンタクト部材から測定用アームに伝達された衝撃
    力が吸収されることを特徴とする測定ヘッド。
JP11179689A 1999-06-25 1999-06-25 測定ヘッド Pending JP2001004307A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006170912A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Olympus Corp 形状測定機
WO2008146697A1 (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Tokyo Seimitsu Co., Ltd. 測定用アーム移動装置
JP2010019706A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Toyota Motor Corp 内径測定装置
US8504678B2 (en) 2005-12-30 2013-08-06 Sandwave Ip, Llc Traffic routing based on geophysical location

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