JPH10128635A - 防振ツールホルダ - Google Patents

防振ツールホルダ

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Publication number
JPH10128635A
JPH10128635A JP28784796A JP28784796A JPH10128635A JP H10128635 A JPH10128635 A JP H10128635A JP 28784796 A JP28784796 A JP 28784796A JP 28784796 A JP28784796 A JP 28784796A JP H10128635 A JPH10128635 A JP H10128635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
holder
main body
tool
drilling bar
Prior art date
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Pending
Application number
JP28784796A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakae Hatano
栄 羽田野
Akira Yai
明 矢井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamazaki Mazak Corp
Original Assignee
Yamazaki Mazak Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋盤等にとりつけられる切削工具のホルダの
防振を図る。 【解決手段】 ボーリングバーホルダ1は、シャンク部
材10と、シャンク部材に対してボルト穴14に螺合さ
れるボルトによって連結されるボーリングバーホルダ本
体を備える。シャンク部材は取付部12を有し、この取
付部にインロー結合する本体の頭部26を差し込んで両
者を連結する。ボーリングバーホルダ本体に、ボーリン
グバーが挿入される。防振部材40は、リング状の部材
であって、径寸法がD2の内径穴42を有する。この防
振部材をボーリングホルダ本体の細径部26に嵌装す
る。ホルダにボーリングバーをとりつけ、シャンク部材
を回転スピンドルに挿入して、加工物に対してボーリン
グ加工を施すときにボーリングバーに発生する振動は、
防振部材が、この振動を打ち消す方向に振動することに
よって抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は旋削や回転工具によ
る切削を行なう工作機械に使用される防振バイトホルダ
に関する。
【0002】
【従来の技術】旋盤等の工作機械にあっては、バイトホ
ルダやボーリングバーに切削工具をとりつけて切削加工
を施すが、切削条件によっては、いわゆるビビリを発生
し、加工面の仕上げ精度に悪影響を及ぼす。この刃先の
防振を図る技術は、従来から種々提案されている。
【0003】例えば、実開昭58−132601号公報
は、ボーリングバー内に空洞を設けて、この空洞内に重
りを固定して、その周囲にシリコンオイル等を充填する
防振ボーリングバーを開示している。また、特開昭61
−188045号公報は、ボーリングバー保持部材にと
りつける際に、接着剤を用いて接合し、接着剤を防振材
とする防振ボーリングバーが開示されている。さらに、
実開平5−39806号公報は、ボーリングバーの外周
部に炭素繊維編状態のシェルを被覆して防振を図る技術
を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の防振装置は、いずれもツールホルダやボーリン
グバーの材料以外の材料を防振材料として使用するもの
である。本発明は、防振材料として非金属を使用せず、
ツールホルダやボーリングバーと同等の材料を防振材と
して使用する防振工具を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の防振ツールホル
ダは、工作機械の工具保持ヘッドに把持されるシャンク
部材と、シャンク部材とは別体の部材に形成されてシャ
ンク部材に締結手段により締結されるホルダ本体と、ホ
ルダ本体に固着される切削工具と、ホルダ本体に対して
所定の寸法範囲で遊動するように保持される防振部材を
備えるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明をボーリングバーホ
ルダに実施した例を示す。全体を符号1で示すボーリン
グバーホルダは、シャンク部材10と、シャンク部材1
0に対してボルト穴14に螺合されるボルトによって連
結されるボーリングバーホルダ本体(以下、「本体」と
もいう)20を備える。シャンク部材10は取付部12
を有し、この取付部にインロー結合する本体20の頭部
26を差し込んで両者を連結する。
【0007】ボーリングバーホルダ本体20は、ボーリ
ングバーが挿入される有底穴22を有し、図示しないボ
ーリングバーが挿入される。本体20の穴22に挿入さ
れたボーリングバーは、本体20に形成されたボルト穴
24を利用して、ボルトにより固定される。ボーリング
バーホルダ本体20のシャンク部材10の反対側の端部
を含む外周部には、径寸法がD1の細径部26が形成さ
れる。この細径部26は、半径方向の壁面28で本体2
0の外周部に連結される。
【0008】防振部材40は、リング状の部材であっ
て、径寸法がD2の内径穴42を有する。この防振部材
40をボーリングバーホルダ本体20の細径部26に嵌
装する。防振部材40は段付のボルト穴44を有し、こ
のボルト穴44と軸線を一致させた貫通穴30が本体2
0側に設けられている。
【0009】そこで、このボルト穴44にボルト46を
締め込むと、ボルト46の先端部は、本体20側の貫通
穴30内に進入する。この構成によって、防振部材40
は本体20からの抜け出しを防止される。この際に、本
体20の貫通穴30の径寸法は、ボルト46の外径寸法
に対して十分に大きな寸法としてある。したがって、防
振部材40はボルト46によって本体20に対して支持
されるが、ボルト46と貫通穴30のギャップにより本
体20に対して防振部材は独自に運動することができ
る。
【0010】ボーリングバーホルダ本体20の細径部2
6の長さ寸法L2に対して防振部材40の長さ寸法L1
1mm程度短く形成してある。この寸法差の範囲内で防
振部材40は本体20に対して軸方向に振動することが
可能である。同様に、ボーリングバーホルダ本体20の
細径部26の外径寸法D1に対して、防振部材40の穴
42の内径寸法D2を0.1mm〜0.2mmの範囲で
大きく形成してある。したがって、防振部材40は、本
体20に対してこの径方向の寸法差の範囲内で振動する
ことができる。
【0011】本発明のボーリングバーホルダは、以上の
ように構成してあるので、ホルダにボーリングバーをと
りつけ、シャンク部材10を回転スピンドルに挿入し
て、加工物に対してボーリングか甲を施すときにボーリ
ングバーに発生する振動は、防振部材40が、この振動
を打ち消す方向に振動することによって、抑制される。
【0012】図2は本発明の他の実施例を示す説明図で
ある。全体を符号100で示す外径バイトホルダは、シ
ャンク部材110とホルダ本体120を有する。シャン
ク部材110とホルダ本体120は、前記の実施例と同
様の構成を有し、ボルト114により固着される。ホル
ダ本体120には、側面形状が矩形の中空部122が形
成されており、この中空部122内に角柱状の防振部材
140が挿入され、適宜の抜け止め手段により、抜け止
めが施される。
【0013】ホルダ本体120の先端には、外径旋削用
のバイト150が固着される。中空部122のホルダの
軸線方向の長さ寸法L2は、防振部材140の長さ寸法
1に対して0.1mm〜0.2mmの範囲で大きくし
てある。したがって、防振部材140は、この寸法差の
範囲内で中空部122内で自由に運動することができ
る。防振部材140の材質は、比重の大きいものが望ま
しいが、ホルダ本体120の材料と同じものでもよい。
【0014】図3,図4は、従来のバイトホルダと本発
明のバイトホルダの防振性能を比較したグラフである。
図は横軸に時間を、縦軸に振幅をとったものであって、
一定の衝撃を与えたときの減衰波形を比較してある。
【0015】図3は標準のバイトホルダの振動減衰波、
図4は本発明のバイトホルダの振動減衰波形を示す。両
グラフから明らかなように、本発明のバイトホルダにあ
っては、振幅も小さく、減衰も速やかとなる。したがっ
て、切削時の防振効果も向上する。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のように、切削加工機械に
装備されるバイトホルダにおいて、倍度ホルダをシャン
ク部材とホルダ本体を別体の部材で構成し、両者をボル
トにより締結した構成を有する。そして、切削工具を保
持するバイトホルダ本体に防振部材を装備するものであ
る。防振部材は比重の大きな金属材料でつくられ、ホル
ダ本体に対して、所定の寸法範囲内で自由に運動するこ
とができるように本体に保持される。切削工具が加工物
を切削加工する際に発生する振動は、ホルダ本体に伝達
されるが、防振部材はこのホルダ本体の振動に対して位
相の異なる振動を行ない、ホルダ本体の振動を吸収す
る。この作用によって、ツールホルダ全体に対して防振
効果を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をボーリングバーホルダに実施した例を
示す断面図。
【図2】本発明を外径バイトホルダに実施した例を示す
断面図。
【図3】従来のツールホルダの振動の減衰を示す説明
図。
【図4】本発明のツールホルダの振動の減衰を示す説明
図。
【符号の説明】
1 ボーリングバーホルダ 10 シャンク部材 20 ホルダ本体 40 防振部材 100 外径バイトホルダ 110 シャンク部材 120 ホルダ本体 140 防振部材 150 外径バイト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の工具保持ヘッドに把持される
    シャンク部材と、シャンク部材とは別体の部材に形成さ
    れてシャンク部材に締結手段により締結されるホルダ本
    体と、ホルダ本体に固着される切削工具と、ホルダ本体
    に対して所定の寸法範囲で遊動するように保持される防
    振部材を備えてなる防振ツールホルダ。
  2. 【請求項2】 ホルダ本体は、切削工具を支持する円筒
    状のホルダ本体であって、その外周部に所定の寸法範囲
    で遊嵌される防振部材を備える請求項1記載の防振ツー
    ルホルダ。
  3. 【請求項3】 ホルダ本体は、切削工具を支持するホル
    ダ本体であって、その中空部に所定の寸法範囲で遊嵌さ
    れる防振部材を備える請求項1記載の防振ツールホル
    ダ。
  4. 【請求項4】 所定の寸法範囲1mm以下、好ましくは
    0.1mm〜0.2mmである請求項1〜請求項3のい
    ずれかに記載の防振ツールホルダ。
JP28784796A 1996-10-30 1996-10-30 防振ツールホルダ Pending JPH10128635A (ja)

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