JPS6115320Y2 - - Google Patents

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JPS6115320Y2
JPS6115320Y2 JP16049380U JP16049380U JPS6115320Y2 JP S6115320 Y2 JPS6115320 Y2 JP S6115320Y2 JP 16049380 U JP16049380 U JP 16049380U JP 16049380 U JP16049380 U JP 16049380U JP S6115320 Y2 JPS6115320 Y2 JP S6115320Y2
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JP
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rod
tape cassette
force
collar
shock absorbing
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JP16049380U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は緩衝装置に係り、例えばテープカセツ
ト保持体の緩衝装置に適用されて、互いに同芯の
柱状部材及び中空筒状部材間に粘体層を配してな
りテープカセツト保持体を緩衝力調整自在に緩衝
的にカセツト離脱位置へ移動させうる装置を提供
することを目的とする。
一般にカセツトテープレコーダにおいて、テー
プカセツトを保持するテープカセツト保持体はス
プリング等によりカセツト離脱位置方向への変位
力を常時附勢されている。このため、テープカセ
ツト保持体が内部にテープカセツトを保持してテ
ープカセツト装着位置にロツクされているとき、
このロツクを解除すると、テープカセツト保持体
はスプリングによりテープカセツト離脱位置の方
向へ急激に移動し、これに伴なつて、テープカセ
ツト保持体が振動したり不快音を発生したり、ま
たテープカセツトが保持体より飛び出すという不
都合が生ずる。
そこで、上記不都合を除去するため、テープカ
セツト保持体にこの移動に関連して動作する緩衝
装置を設けたものがある。しかし、従来のこの種
の緩衝装置は、例えば工作精度の高いシリンダと
ピストンとを組合わせ、テープカセツト保持体と
関連的に動作するピストンの移動時にシリンダ内
で圧縮した空気を弁を通して徐々に外部へ放出す
るように構成してある。この装置においては、シ
リンダ内の空気の圧縮効率を高めるためにシリン
ダ及びピストンの工作精度を高めることが必要と
なり、且つシリンダに弁及び弁座等の付属部品が
必要となり、必然的に高価となる欠点があつた。
本考案は上記欠点を除去したものであり、以下
図面と共にその1実施例について説明する。
第1図及び第2図は夫々本考案になる緩衝装置
の1実施例を適用したテープカセツト保持体がカ
セツト装着位置及びカセツト離脱位置にあるとき
の状態を示す側面図である。
第1図に示す状態において、内部にテープカセ
ツト1を保持したテープカセツト保持体2はシヤ
ーシ3上に設けたブラケツト4に固定してある軸
5に関して時計方向に回動した状態にあり、テー
プカセツト1は所定位置に装着されている。この
とき、テープカセツト保持体2は軸5に設けてあ
るトーシヨンスプリング6の弾撥力により反時計
方向の回動力を附勢されているも、ピン7を二点
鎖線で示す係止レバー8により係止されて上記カ
セツト装着位置にロツクされている。
L字状レバー9はその折曲部近傍をシヤーシ3
上のブラケツト10に軸22により軸支され、そ
の水平腕部の先端に植立してあるピン11をテー
プカセツト保持体2に穿設してある長孔2aに嵌
合されており、その垂直腕部9aはシヤーシ3開
口部3aを通つてシヤーシの下方に突出して本考
案の要部をなす緩衝装置12のロツド17の端面
に離問対向している。
この緩衝装置12はアーム間にカラー14を保
持しているコ字状ブラケツト15をネジ16a及
び16bによりシヤーシ3の下面側にネジ止めさ
れて垂下状態で固定してある。なお、ネジ16a
及び16bが嵌合するブラケツト15の長孔15
a及び15bを利用して、緩衝装置12は適宜位
置調整されて固定される。
ここで、緩衝装置12の内部構造を第3図を併
せ参照して説明するに、カラー14の内部にはそ
の右端側よりロツド17が嵌合しており、その左
端側より緩衝力調整部材18のロツド部18aが
嵌合している。また、緩衝力調整部材18の雄ネ
ジ部18bが上記ロツド17の雌ネジ部17aと
螺合しており、緩衝力調整部材18とロツド17
とが結合してある。コイルスプリング19がロツ
ド17の外部突出部に嵌合してブラケツト15と
ワツシヤ20との間に介挿してあり、ロツド17
及び緩衝力調整部材18はコイルスプリング19
の弾撥力により第3図中右方向、即ちロツド17
が外部に突出する方向の変位力を附勢されている
も、緩衝力調整部材18のネジ頭部18cがブラ
ケツト15の垂下アーム部に当接した第1図及び
第3図に示す位置で変位を制限されている。コイ
ルスプリング19の弾撥力は上記トーシヨンスプ
リング6の弾撥力に比べて相当小なる値に設定し
てある。
なお、上記ロツド17及びロツド部18aのカ
ラー14に対するはめ合いは前記従来のピストン
とシリンダとの関係程高精度を要求されるもので
はなく、ロツド17及びカラー14として市販の
棒材及び管材とそのまゝ使用しうる。また、ロツ
ド17及びロツド部18aの外周部とカラー14
の内周面との隙間に粘性を有するシリコングリー
ス層21を介在してある。
次に上記構成になる緩衝装置12の動作につい
て説明する。
第1図中、エジエクト釦(図示せず)を操作す
るとピン7の係止レバー8による係止が解除さ
れ、テープカセツト保持体2はトーシヨンスプリ
ング6の弾撥力により軸5を中心に図中反時計方
向に回動する。このテープカセツト保持体2の回
動に応じて、L字状レバー9はピン11を長孔2
aに案内されて時計方向に回動される。
ここで、L字状レバー9の上記回動時、緩衝装
置12のロツド17はその端部を垂直腕部9aの
先端により押動されて緩衝力調整部材18と共に
矢印A方向に変位し、第3図中二点鎖線で示す位
置に移動する。このとき、ロツド17はロツド1
7及びロツド部18aの外周面とカラー14の内
周面との間でのシリコングリース層21の存在に
よる摩擦抵抗力及びスプリング19の弾撥力によ
る抗力に抗して変位し、トーシヨンスプリング6
により附勢されているテープカセツト保持体2は
上記ロツド17の変位と共に緩慢に反時計方向に
第2図に示すテープカセツト離脱位置へ回動す
る。
次にテープカセツト保持体2を第1図のテープ
カセツト装着位置に押下げ回動すると、L字状レ
バー9はロツド17とは離れて回動し、カセツト
保持体2は緩衝装置12とは独立に動作して上記
押下げにより時計方向に回動する。これに引き続
いてロツド17及び緩衝力調整部材18がコイル
スプリング19の弾撥力により摺動し、緩衝装置
12は第1図及び第3図に示す元の状態に復帰す
る。
次に上記テープカセツト保持体2のテープカセ
ツト離脱位置への移動を緩衝する緩衝装置12の
抵抗緩衝力の調整操作について説明する。
緩衝装置12が動作時に附与する抵抗力はロツ
ド17及びロツド部18aのシリコングリース層
21に接触する表面積により定まるものであり、
この接触表面の増減に応じて比例的に変化する。
緩衝力調整部材18のネジ頭部18cを操作し
て回動すると、雄ネジ18bと雌ネジ部17aと
の螺合状態が変化し、ロツド部18aとロツド1
7との離間距離Dが適宜可変される。この距離D
が変化する際、緩衝力調整部材18はネジ頭部1
8cをブラケツト15に係止されて位置を化せ
ず、ロツド17がカラー内に引き込まれ又はカラ
ー外に押し出され、ロツド17のカラー14に嵌
合する長さLが変化する。
ここで、緩衝力調整部材18の操作によりロツ
ド17のカラー14内への嵌合長さLをL1(L1
>L)とすると、ロツド17のシリコングリース
層21に対する接触面積が増加し、ロツド17及
びロツド部18aのカラー14内における移動に
対する抵抗力が増加する。これにより、テープカ
セツト保持体2のカセツト離脱位置への移動は緩
慢に行なわれる。
また、上記とは逆にロツド17のカラー14内
への嵌入長さLをL2(L2<L)とすると、ロツ
ド17のシリコングリース層21に対する接触面
積が減少し、ロツド17及びロツド部18aのカ
ラー14内おける移動に対する抗力は減少する。
これによりテープカセツト保持体2は緩慢の程度
を低減され今までより多少速い速度で第2図に示
すカセツト離脱位置に移動する。
なお、上記調整に伴ないロツド17のカラー1
4外への突出寸法が変化し、ロツド端面と垂下腕
部9aとの離間寸法d(第1図に示す)が変化す
るが、この寸法はコ字状ブラケツト15のシヤー
シ3に対する取付位置を長孔15a及び15bを
利用して可変し緩衝装置12全体を移動させるこ
とにより適宜調整される。
また、上記緩衝装置12の動作時、可動体であ
るロツド17とロツド部18aのシリコングリー
ス層21に対する接触する面積の和は変化せず同
一であるため、緩衝装置12はテープカセツト保
持体2に対してこれがカセツト離脱位置へ移動す
るまで一定の緩衝力を継続的に附与する。
なお、上記実施例においては、テープカセツト
保持体2と緩衝装置12のロツド17とをL字状
レバー9を介して間接的に関連させているが、テ
ープカセツト保持体2の一部が上記ロツド17を
直接押動するように構成することもできる。
また、上記実施例において、緩衝装置12はカ
ラー14が固定されてロツド17及びロツド部1
8aが移動するように構成してあるが、これとは
逆にロツド17及びロツド部18aを固定的に保
持しカラー14が摺動するよう構成することもで
きる。また、上記実施例において緩衝力を附与す
るための粘性物質としてシリコングリースを適用
してあるが、これに限るものではない。
上述の如く、本考案になる緩衝装置によれば、
互いに同芯的に配設され一方が他方に対して摺動
する柱状部材及び中空の筒状部材と、該柱状部材
及び筒状部材の近接対向面間に介在する粘体層と
よりなる緩衝装置において、該柱状部材は略中間
部分に該筒状部材内周面に近接対向しないでしか
も軸方向長を可変しうる接続部を有する構成とし
てなるため、例えばテープカセツト保持体のカセ
ツト離脱位置への移動時の緩衝力附与に適用され
て、該保持体の移動に連動して該柱状部材又は筒
状部材を摺動させ該粘体層の抵抗力により該保持
体の移動を緩衝的に緩慢に行なわせ不要な振動及
び不快音の発生を抑止しえ、又該柱状部材及び筒
状部材はその間に粘体層を介在されるため互いに
高精度の嵌合を必要とせず夫々市販の柱材又は管
材を機械加工は不要にそのまま使用することがで
きコストを低減しえ、更に弁等を用いていないた
め構造が簡単化し故障も発生し難く、又該接続部
の軸方向長を可変させることにより該粘体層の抵
抗力発生部分面積を可変して全体の抵抗力を可変
しうるため、上記緩衝力を種々に可変設定でき実
用上大変便利である等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本考案になる緩衝装置
の1実施例を適用したテープカセツト保持体のカ
セツト装着時及びカセツト離脱時の状態を示す側
面図、第3図は上記緩衝装置の縦断面図である。 1……カセツト、2……テープカセツト保持
体、3……シヤーシ、6……トーシヨンスプリン
グ、9……L字状レバー、12……緩衝装置、1
4……カラー、17……ロツド、17a……雌ネ
ジ部、18……緩衝力調整部材、18a……ロツ
ド部、18b……雄ネジ部、19……コイルスプ
リング、21……シリコングリース層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに同芯的に配設され一方が他方に対して摺
    動する柱状部材及び中空の筒状部材と、該柱状部
    材及び筒状部材の近接対向面間に介在する粘体層
    よりなる緩衝装置において、該柱状部材は略中間
    部分に該筒状部材内周面に近接対向しないでしか
    も軸方向長を可変しうる接続部を有する構成とし
    てなる緩衝装置。
JP16049380U 1980-11-10 1980-11-10 Expired JPS6115320Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16049380U JPS6115320Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16049380U JPS6115320Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5671542U JPS5671542U (ja) 1981-06-12
JPS6115320Y2 true JPS6115320Y2 (ja) 1986-05-13

Family

ID=29386431

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JP16049380U Expired JPS6115320Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10

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