JPS5911220Y2 - メカニカル摩擦ダンパ− - Google Patents

メカニカル摩擦ダンパ−

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Publication number
JPS5911220Y2
JPS5911220Y2 JP14995479U JP14995479U JPS5911220Y2 JP S5911220 Y2 JPS5911220 Y2 JP S5911220Y2 JP 14995479 U JP14995479 U JP 14995479U JP 14995479 U JP14995479 U JP 14995479U JP S5911220 Y2 JPS5911220 Y2 JP S5911220Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
friction
way clutch
axle box
fixed
Prior art date
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Expired
Application number
JP14995479U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5667449U (ja
Inventor
茂 滝野
義夫 樫尾
Original Assignee
エヌ・テ−・エヌ東洋ベアリング株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by エヌ・テ−・エヌ東洋ベアリング株式会社 filed Critical エヌ・テ−・エヌ東洋ベアリング株式会社
Priority to JP14995479U priority Critical patent/JPS5911220Y2/ja
Publication of JPS5667449U publication Critical patent/JPS5667449U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5911220Y2 publication Critical patent/JPS5911220Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は複写機のミラースライド部や他の往復運動機
構のショツクアブソーバに関するもので、衝撃の減衰効
果が高く且つ振動を生じない装置を提供せんとするもの
である。
例えば複写機のミラースライド部に設けられるショツク
アブソーバは通常コイルバネを利用したバネ式のショツ
クアブソーバが用いられている。
即ち、第1図に於いて、1はスライドバーで複写機本体
に沿って両側に配され、支持ブラケット2,3にて支持
されている。
4はスライドパー1に摺動自在に取付けられたミラース
ライド本体で、前後に第1ミラー5及び第2ミラー6を
取付けてあり、複写時にスライドパー1に沿って往復動
し、光を反射させる。
7は支持ブラケット2とミラースライド本体4との間に
設けたコイルバネ(ショツクアブソーバ)で、一端は支
持ブラケット2に固定されており、ミラースライド本体
4が往復動し、先部へ戻って来た時にミラースライド本
体4の端板4aに当接し、長手方向に縮んで、ミラース
ライド本体4の停止時の衝撃を緩和する。
しかし乍ら上記コイルバネ7によるショツクアブソーバ
ではコイルバネ7がミラースライド本体4に当接した際
コイルバネ7は弾力により縮むが逆に復元しようとする
力が作用し、これが振動する為にスムーズに衝撃を緩和
できない。
またコイルバネ7の弾力が弱いとそのまま停止すること
なく支持ブラケット2に衝突することになり、強いと復
元力により一旦縮んだ後ミラースライド本体4をはね返
すことになり、衝撃力の減衰効果がない。
更にミラースライド本体4の立ち上り時及び最終停止時
に振動を生じ動作がスムーズに行なわれないといった欠
点がありコイルバネ7は衝撃を緩和させる為に多くの隙
間が必要で、複写機本体のスペースが大きくなる。
またコイルバネ7に変えてエアーダンパー等を用いる場
合もあるが、やはり軸方向スペースが大となる欠点があ
った。
この考案は上記従来の欠点に鑑み、これを改良・除去し
たもので、揺動レバーワンウエイクラッチ、摩擦板の組
合せにより、揺動レバーの揺動により衝撃を減衰させる
様になしたものであって、以下この考案の構或を図面に
示す実施例に示す実施例に従って説明する。
第2図に於いて、10はミラースライド本体で、スライ
ドパー11に摺動自在に取付けられる。
12はミラースライド本体10の下面一部に設けた係合
板で、後述する揺動レバー15と係合し、減衰力を作用
させるものである。
13はミラースライド本体10の下部に設けられたメカ
ニカル摩擦ダンパーで、ミラースライド本体10の最終
停止時の衝撃を緩和し、スムースに停止させるものであ
る。
このメカニカル摩擦ダンパー13は第3図に示す様に回
転軸14の一端に揺動レバー15を固着し、他端側にワ
ンウエイクラッチ16を取付けてあり、そのワンウエイ
クラッチ16の外輪16aに回転板17を圧人固定して
外輪16 aと一体に回転する様になしてある。
18.19はワンウエイクラッチ16の外輪16 aに
遊嵌され、且つ回転板17の両側に配された固定及び可
動の摩擦板で、両摩擦板18.19の摩擦面には第4図
及び第5図に示す様に円周等配置に耐摩耗性に優れ且つ
摩擦係数の小さいプレート20(例えば商品名ルーロン
J)を貼着してあり、各プレート20間には放射状に溝
21を形或し、この溝21を通じて摩擦時に発生する摩
擦粉を外部へ排出させる。
22は回転板17及びワンウエイクラッチ16の周囲を
囲み、回転軸14を支持する軸箱で、そのフランジ部2
2 aを適当に固定する。
また軸箱22の胴部22 bの外周面にネジ部23を形
威してある。
そして前記固定の摩擦板18の嵌合孔24を軸箱22に
形威した突部25に嵌合させてある。
26は前記軸箱22に対向して配され、且つその胴部2
6 a内周面に形戊したネジ部27を軸箱22のネジ部
23に螺合させたキャップで、内部に突設させたガイド
28に巻装したコイルスプリング29にて可動の摩擦板
19を回転板17に押圧させ、回転板17と摩擦板18
.19の摩擦抵抗により回転板17の回転に負荷をかけ
る。
この負荷はキャツフ゜26を回転させてコイルスプリン
グ29の弾力を調整すればよい。
30.31は回転軸14に取付けられた止め輪である。
32は一端を適当な固定部材に他端を揺動レバー15に
係止させた牽引スプリングで、揺動レバー15を常時フ
リー回転方向に牽引している。
前記ワンウエイクラッチ16は第2図に於いて揺動レバ
ー15が反時計方向に揺動した時に外輪16 aも一体
に回転する様になす。
上記構戊に於いて、その作用を説明すると、揺動レバー
15に外力が作用していない間は、牽引スプリング32
にて時計方向に引張られてストッパー33位置で停止し
ており、ミラースライド本体10が往復動し、最終停止
位置手前で係合板12が揺動レバー15に係合すると、
それ以後ミラースライド本体10の移動に伴い、揺動レ
バー15が牽引スプリング32に抗して反時計方向に揺
動する。
すると揺動レバー15と一体の回転軸14も同方向に回
転し、ワンウエイクラッチ16がロック状態となり、そ
の外輪16 aも回転するので、外輪16aと一体の回
転板17も回転する。
この時回転板17は固定及び可動の摩擦板18.19に
挾持されており、これらの摩擦抵抗により回転板17は
所定の回転トルクで回転し、揺動レバー15の動作も除
々に減速され、ミラースライド本体10も衝撃を緩和さ
れて停止する。
そして再びミラースライド本体10が反対方向に動作し
始めると、揺動レバー15は牽引スプリング32にて牽
引され、時計方向に揺動し、ストッパー33位置で待期
する。
この時ワンウエイクラッチ16はフリー状態になってお
り、外軸16aは回転せず、回転軸14と揺動レバー1
5のみが動作する。
上記メカニカル摩擦ダンパーによれば回転板17と摩擦
板18.19との摩擦抵抗により回転板17と一体に動
作する揺動レバー15に負荷をかけて減速させ、これに
より衝撃を緩和させるので、減衰効果が高い。
また摩擦板18.19の摩擦面に耐摩耗性に優れ且つ摩
擦係数の小さいプレート20を貼着させてあるので、こ
れを回転板17に押圧することにより回転時の摩擦トル
クが安定し、振動を生じる様なことがなく、同時に摩擦
時に生じた摩耗紛はプレート20間の溝21から外部へ
排出されるので、この摩耗紛が摩擦面間に浸入すること
がなく、摩耗量も少ないので耐久性がよく、長期に亘っ
て安定した動作が得られる。
更に揺動レバー15に連動する回転軸14と回転板17
との間にワンウエイクラッチを介在させたので、揺動レ
バーは一方向のみ負荷が作用し、他方向はフリーとなる
ので動作に無理がない。
またキャップ26を回転させ軸箱22との距離を調整す
れば、摩擦トルクを任意に設定でき、何れの衝撃をも減
衰させることができ、ミラースライド本体10の移動量
を適宜設定でき軸方向スペースを小さくすることができ
る。
尚、上記説明ではメカニカル摩擦ダンパーを複写機のミ
ラースライド本体の停止時の衝撃緩和に用いた場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、他の
あらゆる往復運動機構の衝撃緩和装置として用い得るも
のである。
以上説明した様にこの考案は回転軸に取付けられるワン
ウエイクラッチと、ワンウエイクラッチの外輪に圧入固
定される回転板と、回転板の両側に配される固定及び可
動の耐摩耗材付摩擦板と、固定の摩擦板及びワンウエイ
クラッチを囲む軸箱と、軸箱に対向して配され、且つ軸
箱に螺合し、内蔵したスプリングにて前記可動の摩擦板
を回転板に常時押圧させるキャップと、前記回転軸の一
端に固着された揺動レバーとで構威したから、揺動レバ
ーに所定方向の外力が作用すると、回転板と摩擦板とが
摩擦してトルクを生じ揺動レバーを除々に減速させるこ
とにより揺動レバーに作用する衝撃を確実に減衰させる
ことができる。
また直線運動ではなく回転運動により衝撃を減衰させ、
しかも摩擦トルクを適宜調整できるので軸方向スペース
を多く必要とせず、空間を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は複写機のミラースライド本体に用いられている
ショツクアブソーバの従来例を示す要部側面図、第2図
は本考案メカニカル摩擦ダンパーをミラースライド本体
に適用した例を示す側面図、第3図はメカニカル摩擦ダ
ンパーの構造を示す断面図、第4図は本考案に係かる摩
擦板の正面図、第5図はその断面図である。 13・・・・・・メカニカル摩擦ダンパー、14・・・
・・・回転軸、15・・・・・・揺動レバー、16・・
・・・・ワンウエイクラッチ、17・・・・・・回転板
、18.19・・・・・・摩擦板、22・・・・・・軸
箱、26・・・・・・キャップ、29・・・・・・コイ
ルスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸に取付けられるワンウエイクラッチと、ワンウエ
    イクラッチの外輪に圧入固定される回転板と、回転板の
    両側に配される固定及び可動の耐摩耗材付摩擦板と、固
    定の摩擦板及びワンウエイクラッチを囲む軸箱と、軸箱
    に対向して配され、且つ軸箱に螺合し、内蔵したスプリ
    ングにて前記可動の摩擦板を回転板に常時押圧させるキ
    ャップと、前記回転軸の一端に固着された揺動レバーと
    で構威したことを特徴とするメカニカル摩擦ダンノくー
JP14995479U 1979-10-29 1979-10-29 メカニカル摩擦ダンパ− Expired JPS5911220Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14995479U JPS5911220Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29 メカニカル摩擦ダンパ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14995479U JPS5911220Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29 メカニカル摩擦ダンパ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5667449U JPS5667449U (ja) 1981-06-04
JPS5911220Y2 true JPS5911220Y2 (ja) 1984-04-06

Family

ID=29381023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14995479U Expired JPS5911220Y2 (ja) 1979-10-29 1979-10-29 メカニカル摩擦ダンパ−

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JP (1) JPS5911220Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS5667449U (ja) 1981-06-04

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