JPH0311505Y2 - - Google Patents

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JPH0311505Y2
JPH0311505Y2 JP1984045191U JP4519184U JPH0311505Y2 JP H0311505 Y2 JPH0311505 Y2 JP H0311505Y2 JP 1984045191 U JP1984045191 U JP 1984045191U JP 4519184 U JP4519184 U JP 4519184U JP H0311505 Y2 JPH0311505 Y2 JP H0311505Y2
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JP
Japan
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threaded rod
main cylinder
weight
drum
sun gear
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JP1984045191U
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JPS60158089U (ja
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、発電所や化学プラント等において、
配管系等の被支持体を地震等による振動から保護
するために、被支持体と建屋の梁等の支持体との
間に介設される制振装置に関するものである。
従来、制振装置は、例えば特開昭48−17071号
公報に記載のように、支持体と被支持体との間の
相対直線運動を回転運動に変換するねじ棒を備
え、このねじ棒の端部に慣性抵抗を付与するため
のウエイトが設けられている。しかし、この制振
装置により大きな制振効果を得るためには、ウエ
イトの重量や寸法を大きく設定しなければなら
ず、元々取付箇所に制約があるにもかかわらず小
型軽量化が困難であるという問題がある。
また、特開昭54−28977号公報に記載のように、
ばねで結合されたブレーキシユーの遠心力による
筒体13との摩擦抵抗により制振作用を行うよう
にした遠心ブレーキ型の制振器がある。しかしこ
の制振器におては、遠心ブレーキの動作開始時期
を調整するのに引きばねのばね定数を変更するし
か手段がなく、微調整が容易でない。また、遠心
ブレーキのブレーキ動作を行うには比較的大きな
遠心力を必要とするので、同一回転角速度の下で
はブレーキシユーの設定位置を回転軸からある程
度離さなければならず、小型化の障害になつてい
る。
そこで、本考案は急激な振動を慣性抵抗により
抑制するほか、増速機構を介した遠心ブレーキ装
置による摩擦抵抗を付加して小型でも制振効果の
高い制振装置を提供することを目的としている。
以下図について本考案の実施例を説明する。主
筒1は、一端に引手2aを有する端壁2を、中間
部には中間壁3を夫々有し、他端は開放してい
る。引手2aは配管系等の被支持体または建屋の
梁等の支持体へ連結される。
ねじ棒4は中間において主筒中間壁3に回転自
在に支持されている。
ウエイトドラム5は、円筒状で、一端壁におい
てねじ棒4に固着され、他端側は主筒端壁2に向
つて開放している。
太陽歯車6はウエイトドラム5の内側に位置し
てねじ棒4に相対回転自在に取付けられている。
遠心ブレーキ装置7は、ウエイトドラム5の内
側に位置して太陽歯車6のスリーブ6aに固着さ
れている。この遠心ブレーキ装置は、太陽歯車6
の回転による遠心力を感知して、ウエイトドラム
5の内周に摩擦係合するものとする。
2つの中間歯車8,9は、主筒端壁2に軸着さ
れ、内側において夫々太陽歯車6に噛合つてい
る。
内歯車10は、ウエイトドラム5の開放側の内
周縁に固着され、2つの中間歯車8,9の外側に
噛合つている。
副筒11は、一端壁12に引手12aを、他端
にねじ棒4を螺挿させるナツト13を夫々有し、
主筒1内に軸線方向相対出入自在に挿入されて
る。
副筒11は、引手12aにより、建屋の梁の如
き支持体または配管系の如き被支持体へ連結され
る。そして、副筒11の主筒1に対する相対出入
動は、ナツト13によりねじ棒4の回転運動に変
換される。
次に作用を説明する。この制振装置は、主筒1
または副筒11のいずれか一方を被支持体へ、他
方を支持体へ夫々連結して用いる。いま被支持体
と支持体との間に、被支持体の熱膨徴による緩慢
な相対変位が生じた場合、主筒1に対して副筒1
1が軸線方向に出入動し、ねじ棒4がウエイトド
ラム5、太陽歯車6、遠心ブレーキ装置7と共に
ゆつくりと回動する。そして、被支持体の緩慢な
変位は無利なく許容される。一方地震等により被
支持体と支持体との間に急激な相対変位が生じた
場合には、先ずウエイトドラム5の慣性抵抗によ
りねじ棒4の急加速を制限して回動を抑制し被支
持体の制振作用を行なう。また、ウエイトドラム
5がより高速回動し、その回転が歯車6,8,
9,10列により増速されて遠心ブレーキ装置7
に伝わり、これが遠心力により動作してウエイト
ドラム5の内周に摩擦係合する。このとき、遠心
ブレーキ装置7の回動方向は、ウエイトドラム5
のそれと反対方向となるので、ブレーキ効果は一
層高いものとなる。これによりねじ棒4の回動が
抑制される。
以上説明してきたように、本考案は、一端壁2
の外側引手2aを介して支持体または被支持体の
いずれかへ連結され他端が開放した主筒1と、主
筒1内に回転自在に設けられたねじ棒4とねじ棒
4上に固定された円筒型ウエイトドラム5と、ウ
エイトドラム5の内側に位置してねじ棒4上に回
転自在に設けられた太陽歯車6と、同じくウエイ
トドラム5の内側に位置して前記太陽歯車6に結
合され遠心力によりウエイトドラム5の内周面に
摩擦係合可能な遠心ブレーキ装置7と主筒1の端
壁に軸支され太陽歯車6に噛合う複数の中間歯車
8,9とウエイトドラム5の内周に固着され中間
歯車8の外側に噛合う内歯車10と、一側が主筒
1内へ軸線方向出入自在に挿入され他側が被支持
体または支持体のいずれかへ連結される副筒11
と、副筒11の主筒1内一端に固着されねじ棒4
を螺挿させるナツトとを具備した構成としたた
め、被支持体の熱変位等の緩慢な動きはこれを無
理なく許容するが、地震等による急激な変位は、
通常ウエイトドラム5の慣性抵抗によりこれを抑
制し、ウエイトドラム5が回転すると、遠心ブレ
ーキ装置7が起動して逆回転し、所定の回転速度
に達したらウエイトドラム5に対して相対的に高
速で摩擦係合することにより制振効果を高めるこ
とができる。また、ウエイトドラム5と共に遠心
ブレーキ装置7を小型にしても、歯車6,8,
9,10から成る増速機構により十分な遠心力を
確保することができるので、その制振効果は減じ
られることがなく、従つて、装置全体の小型軽量
化を図ることができる。しかも歯6,8,9,1
0の歯車比を適宜変更することによりブレーキ動
作の開始時点を容易に微調整することができると
いう特有の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので第1図は
縦断正面図、第2図は第1図−断面図であ
る。 1…主筒、2…端壁、2a…引手、4…ねじ
棒、5…ウエイトドラム、6…太陽歯車、7…遠
心ブレーキ装置、8,9…中間歯車、10…内歯
車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端壁外側の引手を介して支持体または被支持
    体のいずれかへ連結され他端が開放した主筒と、
    主筒内に回転自在に設けられたねじ棒と、ねじ棒
    上に固定され、ねじ棒の急速回転に対する慣性抵
    抗を付与するための円筒形ウエイトドラムと、ウ
    エイトドラムの内側に位置してねじ棒上に回転自
    在に設けられた太陽歯車と、同じくウエイトドラ
    ムの内側に位置して前記太陽歯車に結合され遠心
    力によりウエイトドラムの内周面に摩擦係合して
    ねじ棒の高速回転に対する摩擦抵抗を付与する遠
    心ブレーキ装置と、前記主筒の端壁に軸支され前
    記太陽歯車に噛み合う複数の中間歯車と、前記ウ
    エイトドラムの内周に固着され前記中間歯車の外
    側に噛み合つてこれと共にウエイトドラムの回動
    を遠心ブレーキ装置に伝える内歯車と、一端が前
    記主筒内へ軸線方向出入自在に挿入され他側が被
    支持体または支持体のいずれかへ連結される副筒
    と、副筒の主筒内一端に固着され前記ねじ俸を螺
    挿させるナツトとを具備した遠心ブレーキ型制振
    装置。
JP4519184U 1984-03-30 1984-03-30 遠心ブレ−キ型制振装置 Granted JPS60158089U (ja)

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JP4519184U JPS60158089U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 遠心ブレ−キ型制振装置

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JP4519184U JPS60158089U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 遠心ブレ−キ型制振装置

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JPS60158089U JPS60158089U (ja) 1985-10-21
JPH0311505Y2 true JPH0311505Y2 (ja) 1991-03-19

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ID=30558470

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JP4519184U Granted JPS60158089U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 遠心ブレ−キ型制振装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5387123B2 (ja) * 2009-05-14 2014-01-15 株式会社大林組 摩擦ダンパー

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52142327A (en) * 1976-05-21 1977-11-28 Yamashita Seisakushiyo Kk Vibration proofing equipment
JPS5428977A (en) * 1977-08-05 1979-03-03 Wright Barry Corp Absorbing machine
JPS58163885A (ja) * 1982-03-23 1983-09-28 株式会社山下製作所 制振器
JPS5954876A (ja) * 1982-09-21 1984-03-29 石川島播磨重工業株式会社 防振装置

Patent Citations (4)

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JPS60158089U (ja) 1985-10-21

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