JP2001003367A - ブロック構造体、ブロック構造体用ブロックピース、およびブロック構造体用継手ピース、ならびにパネル構造体、パネル構造体用パネルピース、およびパネル構造体用継手ピース - Google Patents

ブロック構造体、ブロック構造体用ブロックピース、およびブロック構造体用継手ピース、ならびにパネル構造体、パネル構造体用パネルピース、およびパネル構造体用継手ピース

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JP2001003367A
JP2001003367A JP2000059822A JP2000059822A JP2001003367A JP 2001003367 A JP2001003367 A JP 2001003367A JP 2000059822 A JP2000059822 A JP 2000059822A JP 2000059822 A JP2000059822 A JP 2000059822A JP 2001003367 A JP2001003367 A JP 2001003367A
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昌平 千田
Nobumitsu Kondo
信光 近藤
Shiro Kimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐久力のある構造体を構築することができるよ
うにする。 【解決手段】ブロックピースB1,…が積み上げられて
形成されたブロック構造体であって、上下方向に隣接す
るブロックピースB1,B1における、一方のブロック
ピースB1に凸部P1,…が形成され、他方のブロック
ピースB1に凹部H1,…が形成されており、凸部P1
が凹部H1内に嵌合しているものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木や建築に適用
されるブロック構造体(以下、単にブロック構造体とも
いう)、ブロック構造体用ブロックピース(以下、単に
ブロックピースともいう)、およびブロック構造体用継
手ピース、ならびにパネル構造体(以下、単にパネル構
造体ともいう)、パネル構造体用パネルピース(以下、
単にパネルピースともいう)、およびパネル構造体用継
手ピースに関する。
【0002】
【従来の技術】土木または建築用のブロックピースは、
施工現場や施工目的に応じて様々なものがある。本出願
人の一方は、先の特願平9−159515号、特願平9
−192836号、特願平9−270202号、特願平
9−270203号、特願平9−270204号、特願
平9−270237号、特願平9−270238号、特
願平9−270239号、特願平9−279181号、
特願平9−279182号、および特願平9−2791
83号において、軽量等の利点を有する中空ブロック
や、その製造方法、そのブロックピースを用いるブロッ
ク構造体の他、同様の中空ブロックピースを用いた水中
構造物、貯水槽構造物、護岸構造物、軽量盛土構造物、
壁体構造、落差工構造物、砂防ダム構造物、魚道構造物
を提案した(以下、これらを総括して先行例という)。
【0003】この先行例のブロックピースは中空の立方
体形状をなしている。施工に際しては、例えば特願平9
−159515号に示されるように、多数のブロックピ
ースを積み上げ(配列および積層し)、上下面が平面の
ブロック層を複数有するブロック構造体を形成するのに
使用したり、特願平9−192836号に示されるよう
に、多数のブロックピースを積み上げ、上下面が平面の
ブロック層を複数有するブロック構造体を形成するにあ
たり、隣接するブロックピース角部間にスペーサを介在
させ、上下方向および水平方向に列をなすように積み重
ねて使用したりするものである。また、これら先行例で
は、ブロックピース同士の接合もしくはブロックとスペ
ーサとの接合に際しては、各接合面間にモルタルを介在
させ接合していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、先行例のブロ
ック構造体は、周囲からの拘束力がある程度しかも均等
に作用していないと一体構造を保ち難く、外力の加わり
方や、周囲の状況(周囲が軟弱地盤である場合)によっ
ては崩壊する虞がある。しかも、ブロックピース間もし
くは各ブロック層間をモルタル接合したとしても、当該
接合部分はブロックピース自体よりも弱いので、当該接
合部分に沿って滑り破壊を生じる等して、全体が崩壊す
る虞がある。
【0005】逆にいえば、これらの例のブロック構造体
の構築に際しては周囲が固められている必要がある。
【0006】したがって、特に水中構造物、貯水槽構造
物、護岸構造物、軽量盛土構造物への適用を考慮する
と、先行技術では、耐久力のあるブロック構造体を構築
し難い場合が想定された。
【0007】他方、先行例のブロックピースは中空であ
るため、中実のものと比べるならば軽量であり、その意
味では現場への搬入や設置に際して大型機械が不要であ
るという利点がある。しかし、先行例の中空ブロックピ
ースは中空とはいっても体積は中実のものと変わらない
ため、一度に搬送できる量は中実のものと殆ど変わりが
なく、中空部分の分だけ車両の積載スペースが無駄にな
る部分が多い。
【0008】先行例のブロックピースは立体型枠を用い
た一体打ちで形成されるので、これ以上に分割すること
はできないが、ブロックピースをさらに小さな小ピース
に分けることができれば、車両により一度に搬送できる
量を増やすことができ、また各小ピースは軽いので搬送
や設置等における取り扱いがさらに容易となることが想
定された。
【0009】そこで、本発明の主たる課題は、耐久力の
ある構造体の提供、および耐久力のある構造体を構築す
ることができる構造体構成ピースを提供することにあ
る。
【0010】他の課題は、構造体構成ピースの現場への
搬入効率を向上させるとともに、搬入時や設置時におけ
る構造体構成ピースの取り扱いを容易にすることにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明のうち、請求項1記載の発明は、ブロックピースが積
み上げられて形成されたブロック構造体であって、隣接
するブロックピースとブロックピースとを、下記(a
1)〜(d1)のいずれか1つの係止構造により係止し
てなることを特徴とするブロック構造体である。 (a1)隣接するブロックピースにおける、一方のブロ
ックピースに凸部が形成され、他方のブロックピースに
凹部が形成されており、前記凸部が前記凹部内に挿入ま
たは嵌合されている係止構造。 (b1)隣接するブロックピースにおける、両ブロック
ピースに噛合い部がそれぞれ形成されており、これら噛
合い部が噛み合っている係止構造。 (c1)隣接するブロックピースにおける、一方のブロ
ックピースが他方のブロックピースに対して固定具によ
り固定されている係止構造。 (d1)隣接するブロックピースが連結具により連結さ
れている係止構造。
【0012】請求項2記載の発明は、ブロックピースが
継手ピースを介して積み上げられて形成されたブロック
構造体であって、前記継手ピースとこれに接するブロッ
クピースとを、下記(a2)〜(d2)のいずれか1つ
の係止構造により係止してなることを特徴とするブロッ
ク構造体である。 (a2)継手ピースとこれに接するブロックピースとに
おける、一方のピースに凸部が形成され、他方のピース
に凹部が形成されており、前記凸部が前記凹部内に挿入
または嵌合されている係止構造。 (b2)継手ピースとこれに接するブロックピースとに
おいて、両ピースに噛合い部がそれぞれ形成されてお
り、これら噛合い部が噛み合っている係止構造。 (c2)継手ピースとこれに接するブロックピースとに
おいて、一方のピースが他方のピースに対して固定具に
より固定されている係止構造。 (d2)継手ピースとこれに接するブロックピースとが
連結具により連結されている係止構造。
【0013】請求項3記載の発明は、積み上げられて或
いは継手ピースを介して積み上げられて、ブロック構造
体を形成するブロックピースであって、前記積み上げ状
態で、隣接する他のブロックピースまたは隣接する継手
ピースに対して係止されるために用いられる係止手段と
して、下記(a3)〜(d3)のいずれか1つの係止手
段を備えていることを特徴とする、ブロック構造体用ブ
ロックピースである。 (a3)前記積み上げ状態で、隣接する他のブロックピ
ースまたは隣接する継手ピースと接触する部位に形成さ
れた、前記隣接する他のブロックピースまたは隣接する
継手ピースの凸部が挿入または嵌合される凹部、および
前記隣接する他のブロックピースまたは隣接する継手ピ
ースの凹部に挿入または嵌合される凸部の少なくとも一
方からなる係止手段。 (b3)前記積み上げ状態で、隣接する他のブロックピ
ースまたは隣接する継手ピースと接触する部位に形成さ
れた、前記隣接する他のブロックピースの噛合い部また
は隣接する継手ピースの噛合い部と噛み合う、噛合い部
からなる係止手段。 (c3)前記積み上げ状態で、隣接する他のブロックピ
ースまたは隣接する継手ピースと接触する部位に形成さ
れた、ボルト挿通孔からなる係止手段。 (d3)前記積み上げ状態で、隣接する他のブロックピ
ースまたは隣接する継手ピースと接触する部位に形成さ
れた、ジベル孔からなる係止手段。
【0014】請求項4記載の発明は、ブロックピースを
積み上げてブロック構造体を形成するにあたり、前記ブ
ロックピース間に挟まれる継手ピースであって、前記積
み上げ状態で隣接するブロックピースに対して係止され
るために用いられる係止手段として、下記(a4)〜
(d4)のいずれか1つの係止手段を備えていることを
特徴とするブロック構造体用継手ピースである。 (a4)前記積み上げ状態で、隣接するブロックピース
と接触する部位に形成された、前記隣接するブロックピ
ースの凸部が挿入または嵌合される凹部、および前記隣
接するブロックピースの凹部に挿入または嵌合される凸
部の少なくとも一方からなる係止手段。 (b4)前記積み上げ状態で、隣接するブロックピース
と接触する部位に形成された、前記隣接するブロックピ
ースの噛合い部と噛み合う、噛合い部からなる係止手
段。 (c4)前記積み上げ状態で、隣接するブロックピース
と接触する部位に形成された、ボルト挿通孔からなる係
止手段。 (d4)前記積み上げ状態で、隣接するブロックピース
と接触する部位に形成された、ジベル孔からなる係止手
段。
【0015】他方、請求項5記載の発明は、ブロック構
造体の代用構造体であって、パネルピースを組み上げて
形成され、前記パネルピースを面材とする立体枠状の単
位構造を有することを特徴とする、パネル構造体であ
る。
【0016】請求項6記載の発明は、パネルピースが継
手ピースを介して組み上げられて形成され、前記パネル
ピースを面材とする立体枠状の単位構造を有する、ブロ
ック構造体の代用構造体であって、前記パネルピースと
前記継手ピースとを、下記(a6)〜(d6)のいずれ
か1つの係止構造により係止してなることを特徴とす
る、パネル構造体である。 (a6)前記継手ピースとこれに接するパネルピースと
における、一方のピースに凸部が形成され、他方のピー
スに凹部が形成されており、前記凸部が前記凹部内に挿
入または嵌合されている係止構造。 (b6)前記継手ピースとこれに接するパネルピースと
において、両ピースに噛合い部がそれぞれ形成されてお
り、これら噛合い部が噛み合っている係止構造。 (c6)前記継手ピースとこれに接するパネルピースと
において、一方のピースが他方のピースに対して固定具
により固定されている係止構造。 (d6)前記継手ピースとこれに接するパネルピースと
が連結具により連結されている係止構造。
【0017】請求項7記載の発明は、組み上げられて或
いは継手ピースを介して組み上げられて、自身を面材と
する立体枠状の単位構造を有する、ブロック構造体の代
用構造体を形成するパネルピースであって、前記積み上
げ状態で、隣接する他のパネルピースまたは隣接する継
手ピースに対して係止されるために用いられる係止手段
として、下記(a7)〜(d7)のいずれか1つの係止
手段を備えていることを特徴とする、パネル構造体用パ
ネルピースである。 (a7)前記積み上げ状態で、隣接する他のパネルピー
スまたは隣接する継手ピースと接触する部位に形成され
た、前記隣接する他のパネルピースまたは隣接する継手
ピースの凸部が挿入または嵌合される凹部、および前記
隣接する他のパネルピースまたは隣接する継手ピースの
凹部に挿入または嵌合する凸部の少なくとも一方からな
る係止手段。 (b7)前記積み上げ状態で、隣接する他のパネルピー
スまたは隣接する継手ピースと接触する部位に形成され
た、前記隣接する他のパネルピースの噛合い部または隣
接する継手ピースの噛合い部と噛み合う、噛合い部から
なる係止手段。 (c7)前記積み上げ状態で隣接する他のパネルピース
または隣接する継手ピースと接触する部位に形成され
た、ボルト挿通孔からなる係止手段。 (d7)前記積み上げ状態で隣接する他のパネルピース
または隣接する継手ピースと接触する部位に形成され
た、ジベル孔からなる係止手段。
【0018】請求項8記載の発明は、パネルピースを組
み上げて、前記パネルピースを面材とする立体枠状の単
位構造を有する、ブロック構造体の代用構造体を形成す
るにあたり、前記パネルピース間に挟まれる継手ピース
であって、前記積み上げ状態で、隣接するパネルピース
に対して係止されるために用いられる係止手段として、
下記(a8)〜(d8)のいずれか1つの係止手段を備
えていることを特徴とする、パネル構造体用継手ピース
である。 (a8)前記積み上げ状態で、隣接するパネルピースと
接触する部位に形成された、前記隣接するパネルピース
の凸部が挿入または嵌合される凹部、および前記パネル
ピースの凹部に挿入または嵌合する凸部の少なくとも一
方からなる係止手段。 (b8)前記積み上げ状態で、隣接するパネルピースと
接触する部位に形成された、前記隣接するパネルピース
の噛合い部と噛み合う、噛合い部からなる係止手段。 (c8)前記積み上げ状態で、隣接するパネルピースと
接触する部位に形成された、ボルト挿通孔からなる係止
手段。 (d8)前記積み上げ状態で、隣接するパネルピースと
接触する部位に形成された、ジベル孔からなる係止手
段。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しつつ詳説する。 <第1の形態>図1〜図5は、第1の形態に係るブロッ
ク構造体ST1を主体とする盛土構造物Mを示してい
る。本ブロック構造体1は、図5に示す立方体状中空ブ
ロックB1を、図1〜図4に示すように多数個積み上げ
てなるものであり、同積上げ状態では、特に図4に詳細
に示すように上下方向に隣接するブロックピースB1,
B1において、上側のブロックピースB1の凹部H1,
…内に、下側のブロックピースの凸部P1,…が嵌合し
ている。
【0020】各ブロックピースB1は、図5に詳細に示
すように中空立法体状をなし、積上げ状態で他のブロッ
クピースB1にそれぞれ接する上面四隅に凸部P1,…
それぞれ形成され、且つ下面四隅に凹部H1,…がそれ
ぞれ形成されたものである。
【0021】かかるブロックピースB1を積み上げる場
合、概ね3通りの積上げ構造を採用できる。すなわち第
1の構造は、図1〜図4に示すピース離間タイプの千鳥
状(縦方向および横方向に千鳥状。以下、同じ)積上げ
構造であり、各ブロックピースB1は水平方向に間隔を
あけて配列されるとともに、上隣または下隣の複数個の
ブロックピースB1,…に跨り、且つそれらの凸部P
1,…または凹部H1,…に自身の凹部H1,…または
凸部P1,…がそれぞれ嵌合連結しているものである。
【0022】第2の積上げ構造は、前述先行例と同様で
あり、図6に示すように、上下方向および水平方向にそ
れぞれ列をなすように密に積上げるものである。ST2
はブロック構造体を示している。この場合、図7にも示
すように、各ブロックピースB1,…上面四隅の凸部P
1,…および下面四隅の凹部H1,…は、その上側に重
なるブロックピースB1の下面四隅の凹部H1,…およ
び下側に重なるブロックピースB1の上面四隅の凸部P
1,…とそれぞれ嵌合させている。第3の積上げ構造に
ついては後述する。
【0023】他方、上述のブロックピースB1は例えば
図8に示すように側面に凸部および凹部が位置するよう
に横向き配置で積上げることも可能である。この例では
上述のブロックピースB1を横向きで積上げて形成した
ブロック構造体ST3を主体として、擁壁Y背面側の盛
土構造物M2を構築している。
【0024】このように、隣接するブロックブロックピ
ースB1,…において、一方が他方に嵌合していると、
それらブロックピースB1,…は、嵌合方向(すなわち
図1に示す例では上下方向、図8に示す例では図中左右
方向)以外の方向へ移動しないように、互いに拘束し合
うことになる。よって、かかる拘束構造によりブロック
構造体1は、周囲からの拘束力に関わらず、耐久性すな
わち一体構造を保持する力が向上する。
【0025】また、積上げ構造に関し、上述のピース離
間タイプの千鳥状構造を採用すると、ブロックピースB
1,B1間の空隙を大きく取ることができる利点がある
とともに、各ブロックピースをこれに隣接する他の複数
のブロックピースと嵌合連結させることができるだけで
なく、横隣のブロックピースに対して間接的に連結する
ことができるので、ブロックピース拘束力が大きくなる
利点がある。
【0026】上記例では、凸部および凹部が嵌合するよ
うになっているが、遊嵌すなわち凸部が凹部内に隙間を
もって挿入されるように構成しても良い。
【0027】上記例のブロックピースB1は、中空立法
体状をなしているが、他の形状、例えば図9および図1
0に示すように裁頭四角錐状外形をなすフレーム状ブロ
ックB2とすることができる。同図中P2は凸部を示
し、H2は凹部を示している。
【0028】さらに、凸部および凹部の形状は、上記例
のように半球状にするのが好ましい。しかし、他の形
状、例えば立方体状、直方体状、多角柱状、円柱状等に
することもできる。
【0029】また図11に示すように、溝状凹部D,…
を形成することもできる。図示例では立方体状ブロック
ピースの上下左右の各面に溝状凹部D形成しているが、
上下面に形成するだけでも良い。この場合、凹溝Dの底
面に対して相対的に突出する部分がスジ状凸部P3,…
となる。特に同図の例では、凹溝形成面の一対の辺から
の距離が等しい位置にある中心線に沿って凹溝Dが形成
され、かつ溝Dの幅が当該凹溝形成面の一辺の半分とさ
れている。このため、例えば図12および図13に示す
ように、各ブロックピースB3は上隣もしくは下隣のブ
ロックピースB3’と嵌合させつつも、ブロックピース
B3,…同士を密接させつつ千鳥状に積上げ、ブロック
構造体ST4を構築することができる。(第3の積上げ
構造)。
【0030】また図示しないが、例えば上記例のピース
上面に凸部だけでなく凹部も設け、下面には凹部だけで
なく凸部をも設け、積上げ時において上側ピース下面の
凸部がこれに隣接する下側ピース上面の凹部に、上側ピ
ース下面の凹部に下側ピース上面の凸部がそれぞれ嵌合
または遊嵌するように構成することもできる(以下、凹
凸嵌合を採用する形態に同じ)。
【0031】<第2の形態>図14〜図17は、第2の
形態に係るブロック構造体ST5、すなわち隣接するブ
ロックピースB4,B4において、両ブロックピースB
4,B4に噛合い部L1,…(同図には符号を付してい
ない)がそれぞれ形成されており、これら噛合い部L
1,…およびL1,…が噛み合っているブロック構造体
ST5を主体とする埋め戻し構造物U示している。
【0032】より詳細に説明する。図示例のブロック構
造体ST5は、図18に示す円筒状ブロックピースB4
を縦向き姿勢で横方向および上下方向において千鳥状を
なすように積上げてなるものであり、特に同図に詳細に
示すように、各円筒状ブロックピースB2の上端部およ
び下端部における、他のピースB4,…に対して平面視
で交わる部分は所定の深さでそれぞれ切り欠かれてい
る。したがって、切り欠き溝部C1,C1間の部位P4
は切り欠き溝部C1の底面に対して相対的に突出してい
る。かかる切り欠き溝部C1,…を含む上端部および下
端部が噛合い部L1,L1をそれぞれ形成する。
【0033】本ブロック構造体ST5では、かかるブロ
ックピースB4が図14から図17に示すように積み上
げられるとともに、上下方向に隣接するブロックピース
B4,B4において、一方の切り欠き溝部C1と他方の
切り欠き溝部C1が嵌り合うとともに、一方の切り欠き
溝部間の相対的に突出する部分P4が他方のそれと重な
り合うようにして他方のピースB4内に挿入され、両ブ
ロックピースB4,B4が噛合している。また、図17
に詳細に示すように、各ブロックピースB4の切り欠き
溝部C1は、その上隣または下隣において水平方向に隣
接する2つのブロックピースB4’,B4’における、
隣接する一対の切り欠き溝部C1’,C1’に跨って嵌
合している。かくして、各ブロックピースB4はその上
下方向に隣接する他の複数のブロックピースB4,…と
噛合っている。さらに、ブロックピースB4,…が千鳥
状に積上げられているので、上下方向の噛合いのみで
も、同一層内のブロックピースB4,…同士がその上層
または下層のブロックピースB5,…を介して強固に一
体となる。
【0034】かかるようにして、ブロックピースB4,
…が互いに噛合わされ、いわゆるインターロック構造と
なっていると、前述第1の形態よりもより強固に一体と
なったブロック構造体ST5を構築することができるよ
うになる。
【0035】なお、上記例のブロックピースB4,…は
円筒状をなしているが、多角形断面の筒状体でも同様の
ブロック構造体を構築することができる(図示せず)。
【0036】<第3の形態>第3の形態は、ボルト・ナ
ット等の固定具を用いて積極的にブロックピース同士を
連結固定し、もって強固に一体化されたブロック構造体
を構築しようとするものである。
【0037】図19〜23に本形態に係るブロック構造
体ST6を主体とする盛土構造物M3を示す。本例で用
いるブロックピースB5は、図22に詳細に示すよう
に、中空立法形状をなし、積み上げ状態で隣接する他の
ブロックピースと接触する部位間を結ぶ線に沿って貫通
するボルト用貫通孔K1を形成したものである。
【0038】より詳細に説明する。ブロックピースB5
には、上面から下面まで上下方向に貫通するボルト貫通
孔K1,…が四隅部にそれぞれ形成され、各ボルト貫通
孔のK1の下端部Ka1は相対的に孔径が大きくされて
いる(以下、この部分を拡径部Ka1という)。拡径部
Ka1のサイズは後述の連結ナットNが挿入収容される
程度とする。
【0039】かかるブロックピースB5が、前述のピー
ス離間タイプの千鳥状積上げ構造でもって、且つ各ブロ
ックピースB5,…の各ボルト用貫通孔K1,…が上下
方向に連通するように積上げられている(積上げ構造の
詳細については第1の形態を参照されたい)。
【0040】積上げに際しては、図23の要部拡大図か
ら理解されるように、ブロックピースB5の一辺と同程
度もしくはそれ以上の長さを有する両端ねじ切り型ロン
グボルト(以下、単にロングボルトという)Rを、ブロ
ックピースB5の各ボルト用貫通孔K1に挿し通すとと
もに、ボルト用貫通孔下端の拡径部Ka1内において連
結ナットNを螺合させる。この際、ロングボルトRの上
端螺子部が、ブロックピースB5上面に突出するように
する。かかるブロックピースB5を平面配列する。
【0041】しかる後、ブロックピース5上に突出する
ロングボルトRの上端螺子部に更に連結ナットNを螺合
する。この際、両端ねじ切り型ロングボルトの先端螺子
部が、連結ナットNの中間まで螺合するように、ナット
長を予め定めておく。
【0042】続いて、その上に上層のブロックピースB
5を千鳥状に積み重ねる。平面配列する。この際、下側
のブロックピースB5上面に突出するナットNを、上側
のブロックピースB5下面に開口する拡径部Ka1内に
収容されるようにするとともに、当該上側のブロックピ
ースB5のボルト用貫通孔K1を通してボルトRを挿入
し、当該貫通孔K1の拡径部Ka1内の連結ナットNに
螺合する。
【0043】以降同様の工程を繰り返すことによってブ
ロックピースを積み上げ、最終的には構造体上面にロン
グボルトが突出するので、これに連結ナットを螺合し締
め付けることで、上下方向に隣接するブロックピースB
5,B5同士が強固に連結固定される(以下、ボルトナ
ット固定の形態に同じ)。特にブロックピースB5,…
が千鳥状に積上げられているので、上下方向の連結のみ
でも、同一層内のブロックピースB5,…同士がその上
層または下層のブロックピースB5,…を介して強固に
連結固定される。かくして、ボルトおよびナットにより
全ブロックピースB5,…が強固に連結固定され一体化
されたブロック構造体ST5を得ることができる。
【0044】なお、図示しないが、拡径部K1をボルト
用貫通孔Kの両端部にそれぞれ形成したり、上端部にの
み形成し、これらに連結ナットを収容するようにしても
良い。
【0045】また、2または3層程度の比較的薄いブロ
ック構造体を構築する場合には、図示しないが、両端ね
じ切り型ロングボルトもしくは頭部を有する通常のロン
グボルトを構造体の下面から上面まで各層のブロックピ
ースを貫通させ、その突出端部にナットを螺合させ締め
つけることによって、構造体を上下方向に挟むようにし
てブロックピースを連結固定し一体化することもでき
る。この場合、各貫通部あたり1本のロングボルトおよ
び1つまたは2つのナットにより、ブロックピースを一
体化させることができる。
【0046】<第4の形態>第4の形態は、ジベル(ダ
ボ)等の連結具を用いて積極的にブロックピース同士を
連結固定し、もって強固に一体化されたブロック構造体
を構築しようとするものである。
【0047】図24〜図27に、本第4の形態のブロッ
ク構造体ST6’を主体とする盛土構造体M4を示す。
本例では、図27に詳細に示す、積み上げ状態で隣接す
る他のブロックピースと接触する部位にジベル孔GH,
…を形成した立法形状中空ブロックピースB6を用い
る。図示例のブロックピースB6には、上面の四隅およ
び下面の四隅にジベル孔GHがそれぞれ形成されてい
る。
【0048】また本例では、かかるブロックピースB6
が図24および図25に示すように前述のピース離間タ
イプの千鳥状積上げ構造でもって、且つ各ブロックピー
スB6の各ジベル孔GH,…が対向するように積上げら
れるとともに、図26に詳細に示すように上下方向に隣
接するブロックピース間において対向するジベル孔G
H,…に跨ってジベルG,…が埋め込まれ固定されてい
る。ジベルG外面とジベル孔内面との隙間には硬化剤を
充填する(以下、ジベルを用いる形態において同じ)。
【0049】かくして、上下方向に隣接するブロックB
6,…同士が強固に連結固定されるとともに、千鳥状に
積上げられているので、上下方向の連結のみでも、同一
層内のブロックB6,…はその上層または下層のブロッ
クB6,…を介して強固に連結固定される。よって、本
形態によっても、全ブロックピースB6,…がジベル
G,…によって強固に連結固定され一体化されたブロッ
ク構造体ST6’を構築することができる。
【0050】なお、上記例では、連結具としてジベル
G,…を用いたので、全ブロックピースB6,…が連結
されるだけでなく固定されてしまうが、例えば自在継手
のような可動連結構造を有する連結具によりブロックピ
ース間を連結し、各ブロックがある程度移動できるよう
にすることもできる(図示せず)。
【0051】次に、ブロックピースを積上げるにあた
り、ブロックピース間に継手ピースを介在させてなるブ
ロック構造体について詳説する。
【0052】<第5の形態>図28〜図33は第5の形
態のブロック構造体ST7を示しており、このものは、
ブロックピースB7,…を積上げるにあたりブロックピ
ースB7,B7間に継手ピースJ1,…を介在させると
ともに、継手ピースJ1とこれに接するブロックピース
B7とにおいて、一方のピースに凸部P5が形成され、
他方のピースに凹部H3が形成されており、各凸部P
5,…が対応する凹部H3,…内に嵌合されているもの
である(図示例では継手ピースJ1に凸部P5が、ブロ
ックピースB7に凹部H3が形成されている)。
【0053】さらに詳細に説明する。本ブロック構造体
ST7では、ブロックピースB7,…および継手ピース
J1,…の交互積上げ構造となっており、ブロックピー
スB7,…は横方向および上下方向に列をなし、継手ピ
ースJ1,…はその上隣および下隣の横方向に隣接する
複数個のブロックピースB7,…に跨っている。ただ
し、積上げかたによっては、後述の第7の形態と同様に
複数のブロックピースB7,…に跨らない継手ピースJ
1もある。
【0054】ブロックピースB7は、図32にも示すよ
うに中空立法形状をなしており、上面および下面のそれ
ぞれにおける、継手ピースJ1,…と接触する四隅に、
凹部H3がそれぞれ形成されているものである。この場
合、凸部は形成されていない。
【0055】継手ピースJ1は、図33にも示すように
上下面が正方形をなす板状をなし、上面および下面それ
ぞれにおける、ブロックピースB7,…と接触する四隅
に、凸部P5,…がそれぞれ形成されているものであ
る。特に図示例のものは、軽量化等のために、上面から
下面に連通する連通孔Zが形成されている。
【0056】かかる継手ピースJ1四隅の各凸部P5
が、それぞれ対応するブロックピースB7,…の凹部に
嵌合している。
【0057】すなわち図31に詳細に示すように、1個
の継手ピースJ1は、その上下両側において横方向に隣
接する4個のブロックピースB7,…に跨るとともに、
当該継手ピースJ1の上面四隅の各凸部P5,…が、そ
の上側に接する複数個(4個もしくは2個)のブロック
ピースB7,…の各1つの凹部H3,…にそれぞれ嵌合
し、下面四隅の各凸部P5,…が、下側に接する複数個
のブロックピースB7,…の各1つの凹部H3,…にそ
れぞれ嵌合している。本形態のブロック構造体ST7
は、かかる単位構造が立体的に連続するものである。
【0058】かくして、本形態のブロック構造体ST7
は、各ブロックピースB7,…が、継手ピースJ1,…
および他のブロックピースB7,…を介して直接的また
は間接的に相互に連結されるので、強固に一体とされた
構造体となっている。
【0059】上記例では、凸部P5および凹部H3が嵌
合するようになっているが、遊嵌すなわち凸部が凹部内
に隙間をもって挿入されるように構成しても良い。
【0060】また上記例では継手ピースJ1に凸部P5
を形成し、ブロックピースB7に凹部H3を形成してい
るが、逆に、すなわち継手ピースJ1には凸部P5に代
えて凹部を形成し、ブロックピースB7には凹部H3に
代えて凸部を形成しても良い(図示せず)。
【0061】さらに、凸部および凹部の形状は、上記例
のように半球状にするのが好ましいが、前述第1の形態
と同様に他の形状とすることもできる。
【0062】<第6の形態>第6の形態は、継手ピース
を介在させつつブロックを積上げて形成するブロック構
造体に対して、前述第2の形態のような噛合い連結構造
を適用しようとするものである。
【0063】図34〜39に具体例を示す。このブロッ
ク構造体では、ブロックピースB8,…および継手ピー
スJ2,…の積上げ構造は基本的に前述第5の形態と同
様であるが、ブロックピースB8,…および継手ピース
J2,…に噛合い部L2,…およびL3,…がそれぞれ
形成されている点が異なる。
【0064】すなわち、ブロックピースB8,…は横方
向および上下方向に列をなし、継手ピースJ2,…はそ
の上下両側において横方向に隣接する複数個のブロック
ピースB8,…にそれぞれ跨るように配された、ブロッ
クピースB8,…および継手ピースの交互積上げ構造と
なっている。ただし、積上げかたによっては、後述の第
7の形態と同様に複数のブロックピースB8,…に跨ら
ない継手ピースJ2もある。
【0065】ブロックピースB8,…は、図38にも示
すように中空立法形状をなしており、上面および下面の
それぞれにおける継手ピースと接触する四隅に、隅角を
中心とする1/4円弧状の凹溝D2,…がそれぞれ形成
されているものである。したがって隅角部P6,…は、
凹溝D2,…の底面に対して相対的に突出している。か
かる凹溝D2,…および隅角部P6,…を含む上端部お
よび下端部が噛合い部L2,L2をそれぞれ形成する。
【0066】一方、継手ピースJ2は、円筒状をなして
おり、上面および下面における、ブロックピースB8と
接する部分C2,…が所定の深さにそれぞれ切り欠かれ
ている。したがって、切り欠き溝部間の部位P7,…
は、切り欠き溝部C2の底面に対して相対的に突出して
いる。かかる切り欠き溝部C2,…およびそれらの間の
部位P7,…を含む上端部および下端部がそれぞれ噛合
い部L3,L3を形成する。図示例では軽量化等のため
継手ピース側面に透孔Z2が形成されている。
【0067】本ブロック構造体ST8では、かかるブロ
ックピースB8,…および継手ピースJ2,…が交互に
積み上げられており、図37に詳細に示すように、上下
方向に隣接するブロックピースB8および継手ピースJ
2において、ブロックピースの凹溝D2と継手ピースJ
2の切り欠き溝部C2が嵌り合うとともに、ブロックピ
ースの隅角部P6が継手ピースJ2の切り欠き溝部間の
部位P7と重なり合うようにして継手ピースJ2内に挿
入され、両ピースB8,J2が噛合っている。
【0068】また、図示例では千鳥状に積上げられ、各
ブロックピースB8,…はその上下両側において横方向
に隣接する複数個(4個若しくは2個)の継手ピースJ
2,…に跨って、それらとそれぞれ噛合っている。
【0069】かくして、本形態のブロック構造体ST8
では、上下方向に隣り合うブロックピースB8,…の噛
合い部L2,…と継手ピースJ2,…の噛合い部L3,
…とが噛合い、間接的に全ブロックピースB8,…およ
び全継手ピースJ2,…が強固に一体となる。
【0070】<第7の形態>第7の形態は、継手ピース
を介在させつつブロックを積上げて形成するブロック構
造体に対して、前述第3の形態のような固定具による連
結固定構造を適用しようとするものである。
【0071】図40〜図45はその具体例を示してい
る。本例の構造体ST9では、ブロックピースB9,…
および継手ピースJ3,…の交互積上げ構造となってお
り、ブロックピースB9,…は横方向および上下方向に
列をなし、構造体の隅角部に位置するものを除く継手ピ
ースJ3,…はその上隣および下隣における横方向に隣
接する複数個のブロックピースに跨り、構造体の隅角部
に位置する継手ピースJ3,…はその上隣および下隣の
各1つのブロックピース間に配されている。
【0072】ブロックピースB9,…は、図44に示す
ように、中空部の形状を除けば前述第3の形態と同様の
ものを用いているので、ここでは説明を略す。なお図4
5中の、K2はボルト用貫通孔を示し、K2aは拡径部
を示している。
【0073】一方、継手ピースJ3は、図45にも示す
ように上下面が正方形をなす板状をなしている点では前
述第5の形態と同様であるが、積上げ状態において、ブ
ロックピースB9と接触する上面および下面のそれぞれ
の四隅に、そのボルト用貫通孔K2と連通する上下方向
に沿う第2のボルト用貫通孔K3がそれぞれ形成されて
いる点では異なる。
【0074】積上げに際しては、図43の要部拡大図か
ら理解できるように、ブロックピースB9の一辺に継手
ピースJ3の板厚を加えた長さと同等以上の長さを有す
る両端ねじ切り型ロングボルト(以下、単にロングボル
トという)R2を、ブロックピースB9の各ボルト用貫
通孔K2,…に挿し通し、ボルト用貫通孔下端の拡径部
Ka2,…内において連結ナットNを螺合させる。この
際、ロングボルトR2の上端螺子部が、ブロックピース
B9上面に突出するようにする。同様にボルトR2を貫
通させたブロックピースB9を平面配列する。
【0075】次いで継手ピースJ3を、横方向に隣接す
る4個(構造体側端では2個)のブロックピースB9,
…のそれぞれに跨るように、かつ各ブロックピースB
9,…上に近接して突出する4本のロングボルトR2を
第2のボルト用貫通孔K3,…に通すように配設する。
【0076】次いで継手ピースJ3,…上面から突出す
る各ロングボルトR2,…の先端螺子部に連結ナット
N,…をそれぞれ螺合し締め付ける。この際、ロングボ
ルトR2,…の先端螺子部が、連結ナットNの中間位置
まで螺合するように、ナット長を予め定めておく。
【0077】しかる後に、継手ピースJ3の上に上層の
ブロックピースB9,…を積み重ねる。この際、上層の
ブロックB9,…と下層のブロックB9,…とが平面視
で重なるようにするとともに、上層のブロックB9,…
下端の拡径部Ka2,…内に、継手ピースJ3,…上面
に突出する連結ナットNがそれぞれ収容されるようにす
る。次いで、上層のブロックピースB9,…の上面四隅
のボルト用貫通孔K2,…に新たに両端ねじ切り型ロン
グボルトR2,…をそれぞれ挿入し、そのボルト用貫通
孔K2,…下端の拡径部Ka2,…に収容されている各
連結ナットにそれぞれ螺合させ締めつける。この状態
で、上層のブロックB9,…上面にロングボルトR2,
…の上端が突出するので、さらにこの上層のブロックB
9,…の上に前述の場合と同様に継手ピースJ3,…を
配置し、この継手ピースJ3,…上面に突出するロング
ボルトR2,…上端に連結ナットN,…をそれぞれ螺合
させ締め付ける。
【0078】かくして、上下方向に隣接するブロックピ
ースB9,…同士のみならず、同一層内のブロックピー
スB9,…も、継手ピースJ3,…および他のブロック
B9,…を介して直接的または間接的に強固に連結固定
される。
【0079】以降、同様にして所望の高さまでブロック
ピースB9,…および継手ピースJ3,…を交互に積上
げることによって、ロングボルトR2,…およびナット
N,…により全ブロックピースB9,…が継手ピースJ
3,…を介して強固に連結固定され一体化されたブロッ
ク構造体ST9を得ることができる。
【0080】なお、前述第3の形態と同様に拡径部をボ
ルト用貫通孔の両端部にそれぞれ形成したり、上端部に
のみ形成したりしても良く、また本例の場合には継手ピ
ースJ3に形成しても良い。さらに、2または3層程度
の比較的薄いブロック構造体を構築する場合、両端ねじ
切り型ロングボルトもしくは頭部を有する通常のロング
ボルトを構造体の下面から上面まで各層のブロックピー
スおよび各層間の継手ピースを貫通させ、その突出端部
にナットを螺合させ締めつけることによって、構造体を
上下方向に挟むようにしてブロックピースおよび継手ピ
ースを連結固定し一体化することもできる。
【0081】<第8の形態>第8の形態は、継手ピース
を介在させつつブロックを積上げて形成するブロック構
造体に対して、前述第4の形態のような連結具による連
結構造を適用しようとするものである。
【0082】図46〜50に具体例を示した。本例の構
造体ST10の積上げ形態は、図46および図47に示
すように前述第7の形態と同様である。また、本例のブ
ロックピースB10は、中空部の形状を除き前述第4の
形態と同様である。したがって、いずれも説明を略す。
なお、図48および図49中、GH2はジベル孔を示し
ている。
【0083】継手ピースは、図50にも示すように上下
面が正方形をなす板状をなし、積上げ状態において、横
方向に隣接する4個のブロックピースB10と接触する
上面および下面のそれぞれの四隅に、ブロックピースの
ジベル孔と対向する上下方向に沿うジベル貫通孔GH
3,…がそれぞれ形成されたものである。図示例では、
ジベル貫通孔GH3の下端部に、ジベルG2の張出掛止
部Ga2を収容する拡径部Ga3が形成されている。
【0084】かかるブロックピースB10および継手ピ
ースJ4が前述の第7の形態等と同様に積上げられると
ともに、図48に詳細に示すように、対向連通するブロ
ックピースB10,…のジベル孔GH2,…と継手ピー
スJ4,…のジベル孔GH3,…とに跨ってジベルG
2,…が埋め込まれ固定されている。またジベルG2の
張出掛止部Ga2はジベル貫通孔GH3の拡径部Ga3
内に収容されている。特に本例では、ブロックピースB
10のジベル孔GH2内に埋め込まれたジベルG2は、
継手ピースJ4のジベル貫通孔GH3を貫通して、反対
側のブロックピースB10のジベル孔GH2内に挿入さ
れている。すなわち、ジベルG2は継手ピースJ4のジ
ベル貫通孔GH3を貫通して上下方向に隣り合うブロッ
クピースB10,B10の各ジベル孔GH2,GH2間
に跨り、これら三者を連結しているのである。
【0085】かくして、各ブロックピースB10,…
は、ジベルG2,…により継手ピースJ4,…および他
のブロックピースB10,…を介して直接的または間接
的に強固に連結固定される。よって、本形態でも強固に
一体化したブロック構造体ST10を構築することがで
きる。
【0086】なお、本第8の形態においても、前述第4
の形態と同様に、ジベル以外の他の連結具を用いること
ができる。また図示しないが、上記例のように、継手ピ
ースおよびこれを挟んで対向する2つのブロックピース
の三者をジベルにより連結せず、一方のブロックピース
と継手ピースとの連結ならびに継手ピースと他方のブロ
ックピースとの連結を、それぞれ個別のジベルにより行
っても良い。
【0087】他方、以上の構造体ST1〜ST10は、
ブロックB1〜B10を積上げて構築するものである
が、ブロックは体積が大きいので車両による搬送効率が
悪く、またブロック単体の重さも、中空にすれば軽量と
なるものの、さらに軽量であるのが好ましい。そこで、
パネルピースを組み上げて形成され、パネルピースを面
材とする立体枠状の単位構造を有する、ブロック構造体
の代用構造体としてのパネル構造体をも提案する。換言
すれば、この発明は、ブロックピースをさらに分割した
パネルピースを現場で組み上げ、ブロックピースと類似
の単位構造を有する、ブロック構造体に代わりうるパネ
ル構造体を構築しようとするものである。以下、パネル
構造体の具体例について詳説する。
【0088】<第9の形態>第9の形態は、パネルピー
スを組み上げるに際し、継手ピースを介在させるととも
に、パネルピースと継手ピースとを嵌合連結しようとす
るものである。
【0089】図51〜図55に具体例を示した。本例の
パネル構造体ST11では、正方形パネルPP1,…
を、間隔を空けつつ立方格子状に組み上げており、その
格子点位置に、パネルピースPP1,…相互を側部突合
せ状態(接触していない。以下同)でもって連結する継
手ピースJ5,…を介在させている。したがって、横向
きのパネルピースはなく、またパネルピースPP1,…
および継手ピースJ5,…は高さ方向に交互に組み上げ
られている。
【0090】パネルピースPP1は、図54に詳細に示
すように、上面における継手ピースJ5と接する部位
(長手方向の両端部)に凸部P8,P8が、下面におけ
る継手ピースJ5と接する部位には凹部H4,H4がそ
れぞれ形成されているものである。一方、継手ピースJ
5は図55に詳細に示すように、円柱状をなしており、
上面におけるパネルピースPP1と接する四隅部に凸部
P9,…がそれぞれ形成され、下面におけるパネルピー
スPP1と接する四隅部に凹部H5,…がそれぞれ形成
されているものである。
【0091】本構造体ST11では、かかる継手ピース
J5の凸部P9,…が対応するパネルピースPP1,…
の凹部H4,…に嵌合し、継手ピースJ5の凹部H5,
…に、対応するパネルピースPP1,…の凸部P8,…
が嵌合している。
【0092】すなわち図51に示すように、各継手ピー
スJ5は、その上下両側に接する、横方向に端面が突き
合わせ状態となっている複数枚のパネルピースPP1,
…に跨って挟まるとともに、当該継手ピースJ5の上面
の各凸部P9,P9が、その上側に接する複数枚のパネ
ルピースPP1,PP1の各凹部H4,H4にそれぞれ
嵌合し、下面の各凹部に、下側に接する複数枚のパネル
ピースPP1,PP1の各凸部P8,P8がそれぞれ嵌
合している。
【0093】本形態のパネル構造体ST11は、かかる
単位構造が立体的に連続するものであり、横方向に端面
が突き合わせ状態となっている複数枚のパネルピースP
P1,…が、その突き合わせ部分の上側および下側の継
手ピースJ5,J5により連結されるとともに、横方向
に隣接する継手ピースJ5,J5同士が、それらの間の
上側および下側にあるパネルピースPP1,…により連
結されているものである。
【0094】このように本形態では、パネルピースPP
1,…および継手ピースJ5,…は、全体として一体化
されており、他のパネルピースPP1,…および継手ピ
ースJ5,…により直接的または間接的に拘束されるの
で、構造体の耐久性も高いものとなる。
【0095】上記図示例では、各ピースPP1,J5に
凸部および凹部を形成したが、例えば前述第5の形態と
同様に、継手ピースの上下面に凸部のみをそれぞれ形成
しパネルピースの上下面に凹部のみをそれぞれ形成した
り、反対に継手ピースに凹部のみを形成しパネルピース
に凸部のみを形成したりしても良い(図示せず)。
【0096】また、上記図示例では断面矩形状にパネル
を組み上げたが、継手ピースの凸部の配置および数を変
更することで、次述する第10の形態において示すよう
な、断面ハニカム状やダイアゴナル状に組み上げること
ができる。
【0097】<第10の形態>第10の形態は、パネル
ピースを組み上げるに際し、継手ピースを介在させると
ともに、パネルピースと継手ピースとを噛合い構造によ
り連結しようとするものである。
【0098】図56〜60に具体例を示した。本例のパ
ネル構造体ST12は、組み上げ形態については前述第
9の形態と同様である。
【0099】パネルピースPP2は、図59に詳細に示
すように、上面および下面における、継手ピースJ6と
接する部分C3,…が所定の深さにそれぞれ切り欠かれ
ているものである。一方、継手ピースJ6は、パネルピ
ースPP2と接する部分C4,…が所定の深さにそれぞ
れ切り欠かれているものである。これら切り欠き溝部C
3,C4およびそれらの間の部分を含む上端部および下
端部が本発明の噛合い部をなす。
【0100】組上げ状態では、各継手ピースJ6は、そ
の上下両側に接する、横方向に端面が突き合わせ状態と
なっている複数枚のパネルピースPP2,…に跨るとと
もに、当該継手ピースJ6の上面の各切り欠き溝部C
4,…が、その上側に接する複数枚のパネルピースPP
2の各切り欠き溝部C3,…にそれぞれ嵌合し、下面の
各切り欠き溝部C4,…が、下側に接する複数枚のパネ
ルピースPP2,…の各切り欠き溝部C3,…にそれぞ
れ嵌合している。かくして、継手ピースJ6とパネルピ
ースPP2とが噛合っている。
【0101】本形態のパネル構造体ST12は、かかる
単位構造が立体的に連続するものであり、横方向に端面
が突き合わせ状態となっている複数枚のパネルピースP
P2,…が、その突き合わせ部分の上側および下側の継
手ピースJ6,J6により連結されるとともに、横方向
に隣接する継手ピースJ6,J6同士が、それらの間の
上側および下側にあるパネルピースPP2により連結さ
れている点では、前述第9の形態と同様であるが、パネ
ルピースPP2,…と継手ピースJ6,…とが噛合って
いるので、嵌合の場合よりもより強固に連結しているも
のといえる。
【0102】このように、本形態でも、各パネルピース
PP2,…および各継手ピースJ6,…は、全体として
一体化されており、他のパネルピースPP2,…および
継手ピースJ6,…により直接的または間接的に拘束さ
れ、しかもパネルピースPP2と継手ピースJ6との連
結が一層強固となるので、構造体ST12の耐久性もよ
り一層高いものとなる。
【0103】ところで、パネルピースを用いる場合に
は、パネルピースの配列形態を種々変化させることで、
上記例のような断面矩形状の構造体ST12以外の構造
とすることができる。
【0104】例えば、図63に示す円筒状継手ピースJ
7を用いれば、同じパネルピースPP2であっても、図
61および図62に示すように断面ハニカム状(すなわ
ち断面六角形の筒状体単位構造を有する)のパネル構造
体ST13を組み上げることができる。図61〜図63
中、C5,…は継手ピースJ7の上端部および下端部
に、ピース中心軸周りに120度間隔の三本のピース半
径方向線に沿ってそれぞれ形成された切り欠き溝部C
5,…を示している。上面の切り欠き溝部と下面のそれ
とは平面視で重なる位置にある。
【0105】また、図66に示す円筒状継手ピースJ8
を用いれば、同様のパネルピースPP2を用いて、図6
4および図65に示すように断面ダイアゴナル状(すな
わち断面三角形の筒状体単位構造を有する)のパネル構
造体ST14を組み上げることができる。図64〜図6
6中、C6,…は継手ピースJ8の上端部および下端部
に、ピース中心軸周りに60度間隔の6本のピース半径
方向線に沿ってそれぞれ形成された切り欠き溝部C6,
…を示している。
【0106】<第11の形態>第11の形態は、パネル
ピースを組み上げるに際し、継手ピースを介在させると
ともに、パネルピースと継手ピースとを固定具により連
結しようとするものである。
【0107】この具体例を図67〜70に示した。本例
の構造体ST15は、前述第10の形態等で述べた、断
面ハニカム状のパネル構造体と同様の、パネルピースP
P3,…および継手ピースJ9,…の交互組み上げ形態
を採用するが他の点では異なる。
【0108】本例のパネルピースは、図70にも示すよ
うに正方形パネルであり、上下面それぞれの継手ピース
J9と接する部分間を結ぶ鉛直方向線に沿って上下面に
貫通するボルト用貫通孔K4が両側部にそれぞれ形成さ
れたものである。このボルト用貫通孔K4の下端部は連
結ナット収容のための拡径部Ka4とされている。一
方、継手ピースJ9は円盤状をなしており、上下面それ
ぞれのパネルピースと接する部分間を結ぶ鉛直方向線に
沿って上下面に貫通するボルト用貫通孔K5,…が、円
盤中心軸周りの軌跡円上に120度の孔中心間隔でもっ
てそれぞれ形成されたものである。
【0109】組上げ構造は、図69に詳細に示されてい
る。すなわち本構造体ST15では、各パネルピースP
P3,PP3の拡径部には連結ナットN,Nがそれぞれ
収容されており、これら各連結ナットN,Nにより、そ
の連結ナットNを収容する上側パネルピースPP3,P
P3のボルト用貫通孔K4,K4を通る両端ねじ切り型
ロングボルトR3,R3と、その下側パネルピースPP
3,PP3のボルト用貫通孔K4,K4ならびに上側お
よび下側パネルピースPP3,…間に挟まれる円盤状継
手ピースJ9のボルト用貫通孔K5を通り、その上側に
突出する両端ねじ切り型ロングボルトR3,R3とがそ
れぞれ連結されている。組み立て手順については当業者
であれば前述第7の形態から容易に理解できるので、こ
こでは敢えて説明を略す。
【0110】かくして、本パネル構造体ST15は、各
パネルピースPP3,…とそれらの間に挟まれる継手ピ
ースJ9,…とを含む全体がボルト・ナット固定により
強固に連結固定されており、しかも、横方向に端面が突
き合わせ状態となっている複数枚のパネルピースPP
3,…が、その突き合わせ部分の上側および下側の継手
ピースJ9,J9により連結されるとともに、反対に、
横方向に隣接する継手ピースJ9,J9同士が、それら
の間の上側および下側にあるパネルピースPP3,PP
3により連結されたものとなる。したがって、構造体S
T15を構成する各ピースPP3,…、J9,…は強固
に一体となり、相互に拘束しあうことになる。
【0111】なお、前述第7の形態と同様に、パネルピ
ースの拡径部をボルト用貫通孔の両端部にそれぞれ形成
したり、上端部にのみ形成したりしても良い。また、2
または3層程度の比較的薄いパネル構造体を構築する場
合、両端ねじ切り型ロングボルトもしくは頭部を有する
通常のロングボルトを構造体の下面から上面まで各層の
パネルピースおよび各層間の継手ピースを貫通させ、そ
の突出端部にナットを螺合させ締めつけることによっ
て、上下方向に挟むようにしてパネルピースおよび継手
ピースを連結固定し一体化することもできる。
【0112】<第12の形態>第12の形態は、パネル
ピースを組み上げるに際し、継手ピースを介在させると
ともに、パネルピースと継手ピースとを連結具により連
結しようとするものである。
【0113】この具体例を図70〜74に示した。本例
の構造体は、前述第10の形態におけるパネルピースと
継手ピースとのボルト・ナット固定に代えて、ジベル連
結を採用したものである(外観は図示していないが前述
第10の形態と略同様であるので、図67および図68
を参照されたい)。すなわち、パネルピースPP4,…
には、図73および図74に示すように上下面における
円盤状継手ピースJ10と接する部分にジベル孔GH
4,…がそれぞれ形成されるとともに、円盤状継手ピー
スJ10には、図73および図75に示すように各パネ
ルピースPP4,…と接する部分間を結ぶ線に沿って貫
通し、且つそれらパネルピースPP4,…のジベル孔G
H4,…と連通するジベル貫通孔GH5,…が形成され
ており、この継手ピースJ10のジベル貫通孔GH5,
…を通り、かつ継手ピースJ10を挟んで上側のパネル
ピースPP4,…のジベル孔GH4,…と下側のパネル
ピースPP4,…のそれとに跨ってジベルG4が埋め込
み固定されている。
【0114】かくして、本パネル構造体例では、パネル
ピースPP4およびこれに接する継手ピースJ10のみ
ならず、反対側に接触するパネルピースPP4までも同
一のジベル連結により強固に連結固定されており、しか
も、横方向に端面が突き合わせ状態となっている複数枚
のパネルピースPP4,…が、その突き合わせ部分の上
側および下側の継手ピースJ10,…により連結される
とともに、反対に、横方向に隣接する継手ピースJ1
0,…同士は、それらの間の上側および下側にあるパネ
ルピースPP4,…により連結されている。よって、構
造体を構成する各ピースは強固に一体となり、相互に拘
束しあうことになる。
【0115】なお、本第12の形態においても、前述第
4の形態と同様に、ジベル以外の他の連結具を用いるこ
とができる。
【0116】<構造体の用途について>以上に説明した
本発明に係る構造体は、複数の最小分割ユニットとして
のブロックピースまたはパネルピースを積み上げ、必要
に応じて連結手段によりピース相互を連結した土木用ユ
ニット組立型構造体であり、土補強用の補強体として、
あるいは道路や土地類を造成する際における造成部分の
他、橋梁等の各種構造体の支持構造体として、あるいは
土木工事における土の代替物として、あるいはブロック
塀・壁等のような、ユニット式の積上げ型若しくは組上
げ型構造体自体として用いることができる。具体的に
は、水中または地中構造物、貯水槽構造物、護岸構造
物、軽量盛土構造物、擁壁等の各種壁構造物、落差工構
造物、砂防ダム構造物、魚道構造物の全部または一部と
して、好適に使用することができる。
【0117】以下、本発明構造体の適用例(上記以外の
も含む)について、図75〜図85に基づき詳説する。
先ず図75に示す例は、本発明構造体200を自然法面
Nの中腹に設け、土留め構造物300としたものであ
り、本例では、構造体200底面が自然法面Nの傾斜に
沿う形状をなすように組み上げられている。このよう
に、本発明構造体は設置場所の形状に合わせた底面形状
とすることができるので、設置場所を問わず適用できる
ものである。また、本土留め構造物例300では、本発
明構造体200上面に道路301を設けること、すなわ
ち道路の支持体として本発明構造体200を設けること
前提としたものである。したがって、本発明構造体は道
路幅以上の幅で道路敷設方向に延在している。302は
中央分離帯、303はガードレール、304は側溝をそ
れぞれ示している。
【0118】次に図76に示す例は、先ず地盤の浅層混
合処理を行い、その処理部311上にコンクリートスラ
ブ312を敷設し、その上に本発明構造体201を主要
高盛土材として、高盛土構造物310を構築したもので
ある。本例も、道路301の支持体として本発明構造体
200を設けることを前提としたものであり、道路幅以
上の幅で道路敷設方向に延在している。302は中央分
離帯、303はガードレール、304は側溝をそれぞれ
示している。
【0119】次に図77に示す例は、自然法面Nの中腹
部分に盛土を行い盛土構造物320を構築する場合に、
当該盛土内に補強材として本発明構造体202埋設し、
当該盛土を補強するものである。
【0120】次に図78に示す例は、橋台331の背面
盛土構造物330の主要盛土材として本発明構造体20
3を構築したものである。
【0121】次に図79に示す例は、既設盛土体341
を拡幅する場合において、その拡幅部分340の主要盛
土材として本発明構造体204を構築したものである。
なお同図は、既設盛土道路342の拡幅工事への適用例
を示している。
【0122】次に図80に示す例は、港湾等の水辺35
0において護岸部分拡幅する場合において、その拡幅部
分351の主要盛土材として本発明構造体205を構築
したものである。352は、拡幅前部分を示している。
【0123】次に図81に示す例は、軟弱地盤361上
に軽量盛土構造物360を構築する場合に、その主要盛
土材として本発明構造体206を構築したものである。
【0124】次に図82に示す例は、埋め戻し工により
雨水貯留構造物370を地中に構築する場合に、通水・
保水部の埋め戻し材として、本発明構造体207を構築
したものである。
【0125】次に図83に示す例は、海、河川、湖沼等
において人工島380を構築する場合に、その下部支持
基盤体として、本発明構造体208を構築したものであ
る。本発明構造体208部分のピース間空隙に何も充填
しないようにすると、当該構造体が漁礁となる利点があ
る。
【0126】次に図84および図85に示す例は、海、
河川、湖沼等において護岸390,400を構築するに
あたり、その護岸構造体として本発明構造体209,2
10をそれぞれ構築したものである。なお図84は、岸
の淵391が鉛直方向に沿う場合の適用例を、図85は
岸の淵401が傾斜している場合の適用例をそれぞれ示
している。
【0127】なお、以上の例において、通液性や軽量性
を重視する場合等には本発明構造体部分のピース間空隙
には何も充填しないほうが好ましいが、必要に応じて土
砂や砕石等の土質材料を充填することもできる。
【0128】<その他> (イ)上記第1〜第12の形態における各ピース(ブロ
ックピース、パネルピース、継手ピース)の外形は、適
宜定めることができる。ただし、耐久性および景観上は
図示例の外形状とするのが好ましい。
【0129】(ロ)上記第1〜第12の形態における各
ピースは、中空にしたり肉抜きしたりしてあるが、中実
にしても肉抜きしなくても良い。
【0130】(ハ)上記第1〜第12の形態において、
前掲先行例と同様に各ピース間をモルタル接合し、さら
に耐久性を向上させることもできる。
【0131】(ニ)本発明における各ピース(ブロック
ピース、パネルピース、継手ピース)は、コンクリート
等の自硬性材料やプラスチック等の合成樹脂など、適宜
の材料で形成することができる。
【0132】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、耐久力
のある構造体を構築することができるようになる。ま
た、構造体構成ピースの現場への搬入効率が向上すると
ともに、搬入時や設置時における構造体構成ピースの取
り扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を示す、縦断面図である。
【図2】その要部を示す平面図である。
【図3】その要部を示す斜視図である。
【図4】図1のI部を示す拡大図である。
【図5】第1の実施形態で使用するブロックピースの斜
視図である。
【図6】他の例を示す、縦断面図である。
【図7】図6のII部を示す拡大図である。
【図8】他の例を示す、縦断面図である。
【図9】他の例を示す、右側面図である。
【図10】その斜視図である
【図11】他の例で使用するブロックピースの斜視図で
ある。
【図12】そのブロック構造体を示す正面図である。
【図13】その要部を示す斜視図である。
【図14】第2の実施形態を示す、縦断面図である。
【図15】その要部を示す、平面図である。
【図16】その斜視図である。
【図17】図14のIII部を示す拡大図である。
【図18】第2の実施形態で使用するブロックピースの
斜視図である。
【図19】第3の実施形態を示す、縦断面図である。
【図20】その要部を示す、平面図である。
【図21】その斜視図である。
【図22】第3の実施形態で使用するブロックピースの
斜視図である。
【図23】図19のIV部を示す拡大図である。
【図24】第4の実施形態を示す、縦断面図である。
【図25】その要部を示す、斜視図である。
【図26】図24のV部を示す拡大図である。
【図27】第4の実施形態で使用するブロックピースの
斜視図である。
【図28】第5の実施形態を示す、正面図である。
【図29】その平面図である。
【図30】その斜視図である。
【図31】図28のVI部を示す拡大図である。
【図32】第5の実施形態で使用するブロックピースの
斜視図である。
【図33】第5の実施形態で使用する継手ピースの斜視
図である。
【図34】第6の実施形態を示す、正面図である。
【図35】その平面図である。
【図36】その斜視図である。
【図37】図33のVII部を示す拡大図である。
【図38】第6の実施形態で使用するブロックピースの
斜視図である。
【図39】第6の実施形態で使用する継手ピースの斜視
図である。
【図40】第7の実施形態を示す、正面図である。
【図41】その平面図である。
【図42】その要部斜視図である。
【図43】図40の要部拡大図である。
【図44】第7の実施形態で使用するブロックピースの
斜視図である。
【図45】第7の実施形態で使用する継手ピースの斜視
図である。
【図46】第8の実施形態を示す、正面図である。
【図47】その斜視図である。
【図48】図46の要部拡大図である。
【図49】第8の実施形態で使用するブロックピースの
斜視図である。
【図50】第8の実施形態で使用する継手ピースの斜視
図である。
【図51】第9の実施形態を示す、正面図および要部拡
大図である。
【図52】その平面図である。
【図53】その要部斜視図である。
【図54】第9の実施形態で使用するブロックピースの
斜視図である。
【図55】第9の実施形態で使用する継手ピースの斜視
図である。
【図56】第10の実施形態を示す、正面図である。
【図57】その平面図である。
【図58】その要部斜視図である。
【図59】第10の実施形態で使用するパネルピースの
斜視図である。
【図60】第10の実施形態で使用する継手ピースの斜
視図である。
【図61】他の例の平面図である。
【図62】その要部斜視図である。
【図63】その継手ピースの斜視図である。
【図64】他の例の平面図である。
【図65】その要部斜視図である。
【図66】その継手ピースの斜視図である。
【図67】第11の実施形態を示す、平面図である。
【図68】その要部斜視図である。
【図69】図67の要部拡大図である。
【図70】第11の実施形態で使用するパネルピースの
斜視図である。
【図71】第11の実施形態で使用する継手ピースの斜
視図である。
【図72】第12の実施形の要部拡大図である。
【図73】第12の実施形態で使用するパネルピースの
斜視図である。
【図74】第12の実施形態で使用する継手ピースの斜
視図である。
【図75】本発明構造体の第1の適用例を示す、縦断面
図である。
【図76】本発明構造体の第2の適用例を示す、縦断面
図である。
【図77】本発明構造体の第3の適用例を示す、縦断面
図である。
【図78】本発明構造体の第4の適用例を示す、縦断面
図である。
【図79】本発明構造体の第5の適用例を示す、縦断面
図である。
【図80】本発明構造体の第6の適用例を示す、縦断面
図である。
【図81】本発明構造体の第7の適用例を示す、縦断面
図である。
【図82】本発明構造体の第8の適用例を示す、縦断面
図である。
【図83】本発明構造体の第9の適用例を示す、縦断面
図である。
【図84】本発明構造体の第10の適用例を示す、縦断
面図である。
【図85】本発明構造体の第11の適用例を示す、縦断
面図である。
【符号の説明】
B1〜B10…ブロックピース、PP1〜PP4パネル
ピース、ST1〜ST15…ブロック構造体。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E02D 29/02 304 E02D 29/02 304 E03B 11/14 E03B 11/14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロックピースが積み上げられて形成され
    たブロック構造体であって、 隣接するブロックピースとブロックピースとを、下記
    (a1)〜(d1)のいずれか1つの係止構造により係
    止してなることを特徴とするブロック構造体。 (a1)隣接するブロックピースにおける、一方のブロ
    ックピースに凸部が形成され、他方のブロックピースに
    凹部が形成されており、前記凸部が前記凹部内に挿入ま
    たは嵌合されている係止構造。 (b1)隣接するブロックピースにおける、両ブロック
    ピースに噛合い部がそれぞれ形成されており、これら噛
    合い部が噛み合っている係止構造。 (c1)隣接するブロックピースにおける、一方のブロ
    ックピースが他方のブロックピースに対して固定具によ
    り固定されている係止構造。 (d1)隣接するブロックピースが連結具により連結さ
    れている係止構造。
  2. 【請求項2】ブロックピースが継手ピースを介して積み
    上げられて形成されたブロック構造体であって、 前記継手ピースとこれに接するブロックピースとを、下
    記(a2)〜(d2)のいずれか1つの係止構造により
    係止してなることを特徴とするブロック構造体。 (a2)継手ピースとこれに接するブロックピースとに
    おける、一方のピースに凸部が形成され、他方のピース
    に凹部が形成されており、前記凸部が前記凹部内に挿入
    または嵌合されている係止構造。 (b2)継手ピースとこれに接するブロックピースとに
    おいて、両ピースに噛合い部がそれぞれ形成されてお
    り、これら噛合い部が噛み合っている係止構造。 (c2)継手ピースとこれに接するブロックピースとに
    おいて、一方のピースが他方のピースに対して固定具に
    より固定されている係止構造。 (d2)継手ピースとこれに接するブロックピースとが
    連結具により連結されている係止構造。
  3. 【請求項3】積み上げられて或いは継手ピースを介して
    積み上げられて、ブロック構造体を形成するブロックピ
    ースであって、 前記積み上げ状態で、隣接する他のブロックピースまた
    は隣接する継手ピースに対して係止されるために用いら
    れる係止手段として、下記(a3)〜(d3)のいずれ
    か1つの係止手段を備えていることを特徴とする、ブロ
    ック構造体用ブロックピース。 (a3)前記積み上げ状態で、隣接する他のブロックピ
    ースまたは隣接する継手ピースと接触する部位に形成さ
    れた、前記隣接する他のブロックピースまたは隣接する
    継手ピースの凸部が挿入または嵌合される凹部、および
    前記隣接する他のブロックピースまたは隣接する継手ピ
    ースの凹部に挿入または嵌合される凸部の少なくとも一
    方からなる係止手段。 (b3)前記積み上げ状態で、隣接する他のブロックピ
    ースまたは隣接する継手ピースと接触する部位に形成さ
    れた、前記隣接する他のブロックピースの噛合い部また
    は隣接する継手ピースの噛合い部と噛み合う、噛合い部
    からなる係止手段。 (c3)前記積み上げ状態で、隣接する他のブロックピ
    ースまたは隣接する継手ピースと接触する部位に形成さ
    れた、ボルト挿通孔からなる係止手段。 (d3)前記積み上げ状態で、隣接する他のブロックピ
    ースまたは隣接する継手ピースと接触する部位に形成さ
    れた、ジベル孔からなる係止手段。
  4. 【請求項4】ブロックピースを積み上げてブロック構造
    体を形成するにあたり、前記ブロックピース間に挟まれ
    る継手ピースであって、 前記積み上げ状態で隣接するブロックピースに対して係
    止されるために用いられる係止手段として、下記(a
    4)〜(d4)のいずれか1つの係止手段を備えている
    ことを特徴とするブロック構造体用継手ピース。 (a4)前記積み上げ状態で、隣接するブロックピース
    と接触する部位に形成された、前記隣接するブロックピ
    ースの凸部が挿入または嵌合される凹部、および前記隣
    接するブロックピースの凹部に挿入または嵌合される凸
    部の少なくとも一方からなる係止手段。 (b4)前記積み上げ状態で、隣接するブロックピース
    と接触する部位に形成された、前記隣接するブロックピ
    ースの噛合い部と噛み合う、噛合い部からなる係止手
    段。 (c4)前記積み上げ状態で、隣接するブロックピース
    と接触する部位に形成された、ボルト挿通孔からなる係
    止手段。 (d4)前記積み上げ状態で、隣接するブロックピース
    と接触する部位に形成された、ジベル孔からなる係止手
    段。
  5. 【請求項5】ブロック構造体の代用構造体であって、 パネルピースを組み上げて形成され、前記パネルピース
    を面材とする立体枠状の単位構造を有することを特徴と
    する、パネル構造体。
  6. 【請求項6】パネルピースが継手ピースを介して組み上
    げられて形成され、前記パネルピースを面材とする立体
    枠状の単位構造を有する、ブロック構造体の代用構造体
    であって、 前記パネルピースと前記継手ピースとを、下記(a6)
    〜(d6)のいずれか1つの係止構造により係止してな
    ることを特徴とする、パネル構造体。 (a6)前記継手ピースとこれに接するパネルピースと
    における、一方のピースに凸部が形成され、他方のピー
    スに凹部が形成されており、前記凸部が前記凹部内に挿
    入または嵌合されている係止構造。 (b6)前記継手ピースとこれに接するパネルピースと
    において、両ピースに噛合い部がそれぞれ形成されてお
    り、これら噛合い部が噛み合っている係止構造。 (c6)前記継手ピースとこれに接するパネルピースと
    において、一方のピースが他方のピースに対して固定具
    により固定されている係止構造。 (d6)前記継手ピースとこれに接するパネルピースと
    が連結具により連結されている係止構造。
  7. 【請求項7】組み上げられて或いは継手ピースを介して
    組み上げられて、自身を面材とする立体枠状の単位構造
    を有する、ブロック構造体の代用構造体を形成するパネ
    ルピースであって、 前記積み上げ状態で、隣接する他のパネルピースまたは
    隣接する継手ピースに対して係止されるために用いられ
    る係止手段として、下記(a7)〜(d7)のいずれか
    1つの係止手段を備えていることを特徴とする、パネル
    構造体用パネルピース。 (a7)前記積み上げ状態で、隣接する他のパネルピー
    スまたは隣接する継手ピースと接触する部位に形成され
    た、前記隣接する他のパネルピースまたは隣接する継手
    ピースの凸部が挿入または嵌合される凹部、および前記
    隣接する他のパネルピースまたは隣接する継手ピースの
    凹部に挿入または嵌合する凸部の少なくとも一方からな
    る係止手段。 (b7)前記積み上げ状態で、隣接する他のパネルピー
    スまたは隣接する継手ピースと接触する部位に形成され
    た、前記隣接する他のパネルピースの噛合い部または隣
    接する継手ピースの噛合い部と噛み合う、噛合い部から
    なる係止手段。 (c7)前記積み上げ状態で隣接する他のパネルピース
    または隣接する継手ピースと接触する部位に形成され
    た、ボルト挿通孔からなる係止手段。 (d7)前記積み上げ状態で隣接する他のパネルピース
    または隣接する継手ピースと接触する部位に形成され
    た、ジベル孔からなる係止手段。
  8. 【請求項8】パネルピースを組み上げて、前記パネルピ
    ースを面材とする立体枠状の単位構造を有する、ブロッ
    ク構造体の代用構造体を形成するにあたり、前記パネル
    ピース間に挟まれる継手ピースであって、 前記積み上げ状態で、隣接するパネルピースに対して係
    止されるために用いられる係止手段として、下記(a
    8)〜(d8)のいずれか1つの係止手段を備えている
    ことを特徴とする、パネル構造体用継手ピース。 (a8)前記積み上げ状態で、隣接するパネルピースと
    接触する部位に形成された、前記隣接するパネルピース
    の凸部が挿入または嵌合される凹部、および前記パネル
    ピースの凹部に挿入または嵌合する凸部の少なくとも一
    方からなる係止手段。 (b8)前記積み上げ状態で、隣接するパネルピースと
    接触する部位に形成された、前記隣接するパネルピース
    の噛合い部と噛み合う、噛合い部からなる係止手段。 (c8)前記積み上げ状態で、隣接するパネルピースと
    接触する部位に形成された、ボルト挿通孔からなる係止
    手段。 (d8)前記積み上げ状態で、隣接するパネルピースと
    接触する部位に形成された、ジベル孔からなる係止手
    段。
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