JP2001000596A - ゴルフクラブヘッド、ゴルフクラブおよびゴルフクラブセット - Google Patents

ゴルフクラブヘッド、ゴルフクラブおよびゴルフクラブセット

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JP2001000596A JP11180298A JP18029899A JP2001000596A JP 2001000596 A JP2001000596 A JP 2001000596A JP 11180298 A JP11180298 A JP 11180298A JP 18029899 A JP18029899 A JP 18029899A JP 2001000596 A JP2001000596 A JP 2001000596A
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政弘 溝端
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打撃位置の変動に伴うボールの飛距離と飛球
方向の変動の小さいゴルフクラブヘッド、ゴルフクラブ
およびゴルフクラブセットを提供する。 【解決手段】 ゴルフクラブヘッドの慣性楕円体であ
り、その原点で互いに直交する慣性楕円体の3本の主軸
を、それらの主軸まわりの慣性モーメントが大きい順に
軸I1、軸I2および軸I3としたとき、原点を通り、フ
ェース面に平行な平面で慣性楕円体を切断したときの断
面積Aと、軸I1および軸I2を含む平面で慣性楕円体を
切断したときの断面積Bとの比(A/B)が1以上1.
4以下となるようにフェース面が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴルフクラブヘ
ッド、ゴルフクラブおよびゴルフクラブセットに関す
る。特に、クラブヘッドの特性として重要な慣性モーメ
ントを重心まわりの慣性楕円体で表わし、その慣性楕円
体をフェース面に平行でゴルフクラブヘッドの重心を通
る仮想平面で切断したときの平面楕円の面積を小さくす
るように設計するものである。また、これにより、打球
方向に対するゴルフクラブヘッドの慣性抵抗を大きく
し、打撃位置のばらつきに起因する飛距離のばらつきを
効率よく減少させるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、慣性楕円体を考慮してゴルフクラ
ブヘッドを設計する技術は、特開平5−57034号公
報に記載されている。この公報では、ゴルフクラブヘッ
ドが元々持つ慣性楕円体の主軸方向に対して重量を付加
して、ヘッドの重量増加を最小限に抑えつつ慣性楕円体
を大きくする技術が開示されている。
【0003】また、特開平9−149954号公報や特
開平10−248969号公報には、飛球線を含む平面
および水平面に対して垂直な平面に慣性主軸を投影した
際の角度を、ゴルファーの打撃位置のばらつき方向近傍
に設定することにより、飛距離のばらつきを抑制する技
術が開示されている。
【0004】しかしながら、特開平5−57034号公
報に開示される技術は、生産したヘッドが予め有する慣
性主軸の方向を変化させずにその軸上に重量を付加する
ことで慣性楕円体を大きくすることを開示しているだけ
である。したがって、上記公報では、そもそもその慣性
主軸の方向がゴルフクラブの性能を考慮した場合に望ま
しいものであるかどうかの判断がなされていない。
【0005】また、特開平9−149954号公報や特
開平10−248969号公報では、ゴルフクラブヘッ
ドに望ましい慣性主軸の傾斜角度が開示されているが、
これは、ゴルフクラブヘッドをフェース側から見た一平
面に投影したときの望ましい角度を開示してにすぎな
い。そのため、この公報では、三次元的に存在する慣性
楕円体の配置をどうすれば望ましいかについては言及さ
れていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ゴルファーがボールを
打撃するとき、さまざまな要因でボールがゴルフクラブ
ヘッドに当たる位置は変動する。ゴルフクラブに要求さ
れる特性の1つに、打撃位置の変動に伴うボールの飛距
離と飛球方向の変動が小さいことが挙げられる。
【0007】打撃位置が変動することによりボールの方
向と飛距離が不安定になると、ゴルファーが望んだ位置
にボールを運ぶことができず、スコアメイクの上で好ま
しくない。
【0008】従来の技術においてもある程度の改善がな
されているが、必ずしも、十分であるとはいえなかっ
た。
【0009】そこで、この発明は、上述のような問題点
を解決するためになされたものであり、打撃位置が変動
しても、ボールの飛距離と飛球方向の変動が小さいゴル
フクラブヘッド、ゴルフクラブおよびゴルフクラブセッ
トを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、打撃位置
の変動とボールの飛距離と飛球方向についてさまざまな
検討をした結果、ゴルフクラブヘッドの慣性楕円体を平
面に投影するのでなく三次元的に捉えることでより効率
的な改善が可能であることがわかった。つまり、本発明
は、従来技術では開示されていない、ゴルフクラブにと
って望ましい慣性主軸の配置を三次元的に設計すること
で、打撃位置のばらつきに対してより効率的に飛距離と
打球方向のばらつきを抑えたゴルフクラブヘッドを提供
しようとするものである。
【0011】物体には、図1に示すように、慣性楕円体
が三次元的に存在する。図1の(A)と(B)におい
て、ゴルフクラブヘッド1はフェース面11を有する。
このゴルフクラブヘッド1内の慣性楕円体10は、慣性
主軸I1、I2およびI3を有する。これらの慣性主軸
は、原点としての重心Gで交わる。
【0012】慣性楕円体においては、一般には、主軸の
長さがその軸まわりの慣性モーメントの大きさの平方根
の逆数で表わされる。任意の平面で慣性楕円体を切断す
るとき、その断面の面積が小さいほどその面に垂直に作
用する荷重に対する慣性抵抗は大きくなる。
【0013】ここで、ゴルフクラブでボールを打撃する
際に発生する荷重は図2中のベクトルFで示される。こ
のベクトルFは、フェース面11に垂直なベクトルFP
と、フェース面11に平行な微小なベクトルFHとの分
解することができる。飛距離や飛球方向のばらつきはゴ
ルフクラブヘッド1の矢印12で示す不必要な回転運動
に起因する。この回転運動を発生させるモーメントのほ
とんどは、その大きさからフェース面11に垂直なベク
トルFPが主な成分であり、フェース面11に平行なベ
クトルFHは微小成分であり、無視し得る程度であるこ
とがわかる。
【0014】すなわち、ゴルフクラブヘッド1を回転さ
せようとする荷重は、フェース面11に垂直な方向から
加わり、この荷重に対するゴルフクラブヘッド1の慣性
抵抗を大きくするために、フェース面11に平行で慣性
楕円体の中心を通る平面で慣性楕円体を切断し、その断
面積(以下、有効断面積という)がなるべく小さくなる
ようにフェース面11を設計すればよいことがわかる。
【0015】なお、ゴルフクラブヘッドの中には、一般
的なウッド用のゴルフクラブヘッドのように、フェース
面11が凸状となったものがあるが、この場合は、フェ
ース面の中心(図心)近傍に位置する面をフェース面と
定義する。この場合、フェース図心、スイートスポット
またはフェース面外周を含む面に対して最も距離がある
フェース面上の点に接する平面がフェース面である。各
々の点は図心付近に位置するので、いずれに接する面を
基準にしても大きな違いはない。
【0016】上記の目的を達成するために、本発明で
は、以下の構成からなる方法を用いて慣性楕円体および
その切断面を求めた。
【0017】図3において、地面に垂直で重心Gを通る
軸をZ軸とし、フェース面11の図心(フェース面11
の中心)における接面と地面との交線に平行でかつZ軸
と垂直で重心Gを通る軸をX軸とする。X軸とZ軸の両
方に垂直で重心Gを通る軸をY軸とする。
【0018】まず、図4で示すように、フェース面の図
心における接面(フェース面)と地面との交線に平行で
かつ重心を通る面の方向ベクトルをf(l,m,n)T
とし、次式の各ベクトルを計算する。
【0019】 f1(l1,m1,n1T=f×Z(0,0,1)T2(l2,m2,n2T=f1×f …(1) f3(l3,m3,n3T=f1×f2 ただし、×は外積を表わす。
【0020】次に、図5で示すように、フェース面11
の図心21aにおける接面21と地面23との交線22
に平行でかつ重心Gを通る軸をα軸、その接面21に平
行でα軸と垂直な軸をβ軸、α軸とβ軸に垂直な軸をγ
軸とすると、α,β,γ座標系からX,Y,Z座標系へ
の変換が、次式で表わされる。
【0021】 X=l1・α+l2・β+l3・γ Y=m1・α+m2・β+m3・γ …(2) Z=n1・α+n2・β+n3・γ ここで、l1,l2,l3,l12,l13,l23はX,Y,
Z軸に関する慣性モーメントと慣性乗積とすると、以下
の関係が得られる。
【0022】 l1・X2+l2・Y2+l3・Z2+2・l12・X・Y+2・l13・X・Z+2・ l23・Y・Z=1 …(3) 式(3)で表わされる楕円体は慣性楕円体と呼ばれてい
る。これは各方向の慣性抵抗の大きさを示すものであ
る。式(2)を式(3)に代入し、γの項を0にする
と、切断楕円面の式(4)が求められる。
【0023】 (I11 2+I21 2+I31 2+I1211+I1311+I2311)α2 +(I12 2+I32 2+I32 2+I1222+I1322+I2322)β2 +(I112+I212+I312+I1212+I1221+I131 2 ) +I1321+I2312+I2321)αβ=1 …(4) この切断面の大きさは、この面での回転のしやすさを示
す慣性抵抗の大きさを表わしていることになり、またそ
の切断面はその面の垂直方向の慣性抵抗を表わしてい
る。さらに、図6、7および8に示すように、この切断
面の形状は立体の慣性楕円体と面の切断面であるため、
平面楕円となるのは明白である。
【0024】図7で示すように、この平面楕円の式によ
り、長軸の長さをa、短軸の長さをbとすると、この長
軸と短軸を含む平面で慣性楕円体を切断したときの面積
Sは以下の式で表わされる。
【0025】S=πab このときの面積が有効断面積である。
【0026】一方、上述のように、フェース面11に平
行で慣性楕円体の中心を通る平面で切断した慣性楕円体
の有効断面積は、その面に垂直に働く荷重に対する物体
の慣性抵抗の大きさを表わす。この有効断面積が小さい
ほど慣性抵抗は大きくなる。このため、有効断面積を極
力小さくするように設計することで飛距離と方向の安定
したヘッドを提供することができるのである。
【0027】この発明に従ったゴルフクラブヘッドは、
ゴルフクラブヘッドの慣性楕円体であり、その原点で互
いに直交する慣性楕円体の3本の主軸を、それらの主軸
まわりの慣性モーメントが大きい順に軸I1、軸I2およ
び軸I3としたとき、原点を通り、フェース面に平行な
平面で慣性楕円体を切断したときの断面積A(有効断面
積)と、軸I1および軸I2を含む平面で慣性楕円体を切
断したときの断面積B(最小断面積)との比(A/B)
が1以上1.4以下となる。
【0028】また、好ましくは、断面積A(有効断面
積)が、0.0005(1/g・cm 2)以上0.00
25(1/g・cm2)以下である。
【0029】また、好ましくは、断面積A(有効断面
積)が、0.0005(1/g・cm 2)以上0.00
125(1/g・cm2)以下である。
【0030】また、好ましくは、断面積A(有効断面
積)をフェース面の面積で除した値が1.00×10-4
(1/g・cm4)以下である。
【0031】さらに、好ましくは、断面積A(有効断面
積)をゴルフクラブヘッドの体積で除した値が1.50
×10-5(1/g・cm5)以下である。
【0032】また、好ましくは、断面積A(有効断面
積)をゴルフクラブヘッドの質量で除した値が1.00
×10-5(1/g2・cm2)以下である。
【0033】また、好ましくは、ゴルフクラブヘッド
が、ウッド用のゴルフクラブヘッドであって、断面積A
(有効断面積)が0.0005(1/g・cm2)以上
0.0020(1/g・cm2)以下である。
【0034】また、好ましくは、ゴルフクラブヘッド
は、アイアン用のゴルフクラブヘッドであって、断面積
A(有効断面積)が0.001(1/g・cm2)以上
0.0025(1/g・cm2)以下である。
【0035】また、好ましくは、ゴルフクラブヘッド
は、アイアン用のゴルフクラブヘッドであって、断面積
A(有効断面積)をゴルフクラブヘッドの体積で除した
値が7.80×10-5(1/g・cm5)以下である。
【0036】また、好ましくは、ゴルフクラブヘッド
は、アイアン用のゴルフクラブヘッドであって、断面積
A(有効断面積)をゴルフクラブヘッドの質量で除した
値が1.10×10-5(1/g2・cm2)以下である。
【0037】また、この発明に従ったゴルフクラブは、
上述のゴルフクラブヘッドと、その一方端がゴルフクラ
ブヘッドに接続されたシャフトとを備える。
【0038】また、そのゴルフクラブにおいて、好まし
くは、ロフト角は16°以下である。
【0039】この発明に従ったゴルフクラブセットは、
アイアンのゴルフクラブとウッドのゴルフクラブとを備
える。
【0040】アイアンのゴルフクラブは、アイアン用の
ゴルフクラブヘッドと、その一方端がアイアン用のゴル
フクラブヘッドに接続されたシャフトとを備える。アイ
アン用のゴルフクラブヘッドは、ゴルフクラブヘッドの
慣性楕円体であり、その原点で互いに直交する慣性楕円
体の3本の主軸を、それらの主軸まわりの慣性モーメン
トが大きい順に軸I1、軸I2および軸I3としたとき、
原点を通り、フェース面に平行な平面で慣性楕円体を切
断したときの断面積A(有効断面積)と、軸I 1および
軸I2を含む平面で慣性楕円体を切断したときの断面積
B(最小断面積)との比(A/B)が1以上1.4以下
となる。また、断面積A(有効断面積)は0.001
(1/g・cm2)以上0.0025(1/g・cm2
以下である。
【0041】ウッドのゴルフクラブは、ウッド用のゴル
フクラブヘッドと、その一方端がウッド用のゴルフクラ
ブヘッドに接続されたシャフトとを備える。ウッド用の
ゴルフクラブヘッドでは、断面積A(有効断面積)と断
面積B(最小断面積)との比(A/B)が1以上1.4
以下となる。また、断面積Aは0.0005(1/g・
cm2)以上0.0020(1/g・cm2)以下であ
る。
【0042】この発明に従ったゴルフクラブセットは、
ゴルフクラブヘッドの慣性楕円体であり、その原点で互
いに直交する慣性楕円体の3本の主軸を、それらの主軸
まわりの慣性モーメントが大きい順に軸I1、軸I2およ
び軸I3としたとき、原点を通り、フェース面に平行な
平面で慣性楕円体を切断したときの断面積A(有効断面
積)と、軸I1および軸I2を含む平面で慣性楕円体を切
断したときの断面積B(最小断面積)との比(=A/
B)が1以上1.4以下のゴルフクラブヘッドと、その
一方端がゴルフクラブヘッドに接続されたシャフトとに
より構成される複数のゴルフクラブを備える。複数のゴ
ルフクラブヘッドについて、断面積A(有効断面積)と
断面積B(最小断面積)との比の値は、所定値Cに対し
て最大でC+0.1以下であり、最小でC−0.1以上
である。
【0043】このゴルフクラブセットは、ウッドのゴル
フクラブにより構成されるもの、アイアンのゴルフクラ
ブにより構成されるもの、ウッドとアイアンのゴルフク
ラブとにより構成されるもののいずれにも適用される。
【0044】また、この発明に従ったゴルフクラブセッ
トは、ゴルフクラブヘッドの慣性楕円体であり、その原
点で互いに直交する慣性楕円体の3本の主軸を、それら
の主軸まわりの慣性モーメントが大きい順に軸I1、軸
2および軸I3としたとき、原点を通り、フェース面に
平行な平面で慣性楕円体を切断したときの断面積A(有
効断面積)と、軸I1および軸I2を含む平面で慣性楕円
体を切断したときの断面積B(最小断面積)との比(=
A/B)が1以上1.4以下のゴルフクラブヘッドと、
その一方端がゴルフクラブヘッドに接続されたシャフト
とにより構成される複数のウッドのゴルフクラブと、断
面積A(有効断面積)と断面積B(最小断面積)との比
が1以上1.4以下のゴルフクラブヘッドと、その一方
端がゴルフクラブヘッドに接続されたシャフトとにより
構成される複数のアイアンのゴルフクラブとを備える。
【0045】複数のウッドのゴルフクラブヘッドについ
て、断面積A(有効断面積)と断面積B(最小断面積)
との比の値は、所定値Dに対して最大でD+0.1以下
であり、最小でD−0.1以上である。複数のアイアン
のゴルフクラブヘッドについて、断面積A(有効断面
積)と断面積B(最小断面積)との比の値は、所定値D
とは異なる値Eに対して最大でE+0.1以下であり、
最小でE−0.1以上である。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて詳細に説明する。
【0047】まず、この発明では、ゴルフクラブヘッド
の慣性楕円体であり、その原点で互いに直交する慣性楕
円体の3本の主軸を、それらの主軸まわりの慣性モーメ
ントが大きい順に軸I1、軸I2および軸I3としたと
き、原点を通り、フェース面に平行な平面で慣性楕円体
を切断したときの断面積A(有効断面積)と、軸I1
よび軸I2を含む平面で慣性楕円体を切断したときの断
面積B(最小断面積)との比(A/B)が1以上1.4
以下となる。
【0048】上述のように、ゴルフクラブヘッドを回転
させる主な荷重はフェース面に垂直に作用する。フェー
ス面に垂直に作用する荷重に対する慣性抵抗の大きさ
は、有効断面積Aで表わすことができる。
【0049】すなわち、慣性楕円体の有効断面積が最小
のときが、フェース面に加わる荷重に対して最も抵抗が
大きくなる。有効断面積を最小断面積Bの1.4倍以下
に抑えることにより飛距離が安定する。
【0050】図9は、軸I3をトウ−ヒール方向に連続
的に変化させ、スイートスポットからトウ側に10mm
ずらした位置でボールを打撃したときの慣性楕円体の有
効断面積/最小面積比の変化と、飛距離の関係をシミュ
レートしたものである。
【0051】これにより、有効断面積/最小面積比が
1.4を超えなければ飛距離の著しい低下は起きない。
すなわち、有効断面積/最小面積比を1.4以下に収め
ればよいことがわかる。
【0052】また、上述のようなゴルフクラブヘッドを
用いてゴルフクラブセットを構成することができる。従
来のゴルフクラブヘッドでは、有効断面積/最小面積比
はヘッドごとに異なっており、特にウッド用のゴルフク
ラブヘッドとアイアン用のゴルフクラブヘッドとにおけ
る差が大きい。ウッドは飛距離のクラブ、アイアンは方
向性のクラブと言われるのはこのためである。
【0053】セットを構成するすべてのゴルフクラブが
上述の範囲を満たすようにすれば、ゴルフクラブヘッド
が持つ最大の慣性抵抗と実際に有する慣性抵抗の割合が
一定になるので、飛距離の安定したゴルフクラブセット
とすることができる。
【0054】このとき、ゴルフクラブセット内で有効断
面積/最小面積比の値を一定または最大でも±0.1の
範囲にすることで、よりゴルフクラブセット内の飛距離
安定性に対するフィーリングが一致することは言うまで
もない。
【0055】また、この発明に従ったゴルフクラブヘッ
ドは、有効断面積Aが0.0005(1/g・cm2
以上0.0025(1/g・cm2)以下となるゴルフ
クラブヘッドである。有効断面積は、慣性楕円体の主軸
の傾斜や慣性楕円体の形状により値が変わる。この値が
大きいと最小断面積との比率に関係なく慣性抵抗が小さ
くなり飛距離安定性のないヘッドになってしまう。その
ため、有効断面積Aは0.0005(1/g・cm2
以上0.0025(1/g・cm2)以下にするのがよ
い。
【0056】さらに、ウッド用のゴルフクラブヘッドで
は、有効断面積Aは0.0005(1/g・cm2)以
上0.002(1/g・cm2)以下にするのがよい。
【0057】ゴルフクラブヘッドは、有効断面積Aが
0.0005(1/g・cm2)以上0.00125
(1/g・cm2)以下となるゴルフクラブヘッドであ
る。
【0058】図10に、ドライバヘッドの有効断面積を
変化させたときの、スイートスポットからトウ側に10
mm外して打撃したときの飛距離変化を示す。この試験
は、図11に示すように所定の質量より軽量のヘッドを
準備し、その重心Gに関して対称となる位置に等しい重
量を配置し、ゴルフクラブヘッドの重心位置と重量は変
化しないが、慣性主軸の傾きのみが変化するように調整
した。
【0059】たとえば、ヘッド1で表示される軸の傾斜
は、ヘッドスピード40m/sでロボットで試打した結
果である。その他についても、ヘッドスピードは40m
/sとした。図10において、破線は実測データを多項
式で近似し、仮想線で結んだものである。このデータよ
り、有効断面積Aが0.00125付近に高原状のピー
クがあることわかる。また、有効断面積Aが0.002
5を超えるあたりから急激に飛距離が低下しているのが
わかる。そのため、有効断面積Aは、0.002(1/
g・cm2)以下、望ましくは0.00125(1/g
・cm2)以下に設定することがよいことがわかる。
【0060】また、この発明に従ったゴルフクラブヘッ
ドは、有効断面積Aをフェース面の面積で除した値が
1.00×10-4(1/g・cm4)以下のゴルフクラ
ブヘッドである。
【0061】慣性楕円体の有効断面積を小さくするに
は、ゴルフクラブヘッドを大きくすることでも達成でき
る。この場合、ゴルフクラブヘッドを大きくすると必然
的にフェース面の面積も大きくなる。しかし、一般レベ
ルのゴルファーの打点位置のばらつきは、フェース面積
の65〜70%で一定している。そのため、ヘッドを大
きくすると打点のばらつきも大きくなる。
【0062】慣性楕円体を小さくしても、打点のばらつ
きが大きくなればクラブとしての性能は向上しないの
で、何らかの制限を設けるべきである。このため打点の
ばらつきと相関のあるフェースの面積と有効断面積の比
の範囲を1.00×10-4(1/g・cm4)以下にす
ることで両者のバランスを取ることができるのである。
【0063】また、上述のとおり、ゴルファーはフェー
ス面積の大きさに合わせて打点のばらつき量が変わる、
常用打撃面積を持つ。ゴルフクラブセットにおいて、ウ
ッド用のゴルフクラブヘッドでは番手が大きくなるほど
フェース面積が小さくなるが、フェース面積と有効断面
積の比を一定にすることでゴルファーが持つ常用打撃面
積との感覚の一致した、扱いやすいクラブを提供ことが
できる。
【0064】また、ゴルフクラブヘッドでは、有効断面
積Aをゴルフクラブヘッドの体積で除した値が1.50
×10-5(1/g・cm5)以下である。
【0065】ゴルフクラブ、特にウッド用のゴルフクラ
ブヘッドを大きくする手法において、ヘッドの高さ、長
さ、幅方向に拡大させることができる。拡大する方向に
より慣性楕円体の形状が変化し、有効断面積の値も変化
する。ここで、単位体積当りの慣性楕円体への寄与率が
高いほど飛距離のばらつきの少ないヘッドにすることが
できる。その有効断面積Aをヘッドの体積で除した値は
1.50×10-5(1/g・cm5)以下にすることが
望ましい。
【0066】また、ゴルファーは、経験的に、体積の大
きいヘッドは慣性抵抗が大きく、ヘッド体積の小さいも
のは慣性抵抗が小さいと感じている。このため、ヘッド
体積と有効断面積の比率を一定に揃えるとゴルファーの
フィーリングにマッチしたクラブセットが提供できるこ
とは言うまでもない。
【0067】また、ゴルフクラブヘッドでは、有効断面
積Aをゴルフクラブヘッドの質量で除した値が1.00
×10-5(1/g2・cm2)以下である。
【0068】ゴルフクラブヘッドの質量はゴルフクラブ
の設計上の制約を受けるので、体積を増加するにせよ質
量配分を変更するにせよ、単位質量当りの有効断面積へ
の寄与率が高いほど飛距離のばらつきの少ないヘッドに
することができる。この値として、1.00×10
-5(1/g2・cm2)以下となるようにすることが望ま
しい。
【0069】また、ウッド用のゴルフクラブにする場合
には、有効断面積Aを0.0005(1/g・cm2
以上0.0020(1/g・cm2)以下とすることが
望ましい。この場合、ウッド用のゴルフクラブの特性を
引出し、打撃位置のばらつきに起因する飛距離のばらつ
きの少ないヘッドにすることができる。
【0070】また、この発明に従ったゴルフクラブヘッ
ドをウッド用のゴルフクラブセット内のすべてのクラブ
に適用することで、セット内のクラブの特性を等質化
し、打球感の統一されたウッド用のゴルフクラブセット
を構成することができる。
【0071】また、そのウッド用のゴルフクラブにおい
て、ロフト角が16°以下であることが好ましい。
【0072】本発明では、セット内のすべてのクラブの
打球感を統一することが望ましいが、ロフト角が大きく
なるとボールの打球感に対して鈍感になる。しかも、飛
距離を求める場合、ゴルファーは16°以下のロフト角
を用いることが多い。最低でもロフト角が16°以下の
ウッド用のゴルフヘッドについて、飛距離の安定性の高
いクラブを提供すればよい。以上、ここまでは、主にウ
ッド用のゴルフクラブヘッドについて記述したが、ウッ
ドとアイアンでは形状を含む、さまざまな要因により個
々の特性における数値が変わる。以下では、アイアン用
のゴルフクラブヘッドにおける最適値を示すが、その効
果はウッド用のゴルフクラブヘッドにおけるものに準ず
る。
【0073】この発明に従ったアイアン用のゴルフクラ
ブヘッドは、有効断面積Aが0.001(1/g・cm
2)以上0.0025(1/g・cm2)以下である。
【0074】また、アイアン用ゴルフクラブヘッドで
は、有効断面積Aをゴルフクラブヘッドの体積で除した
値が7.80×10-5(1/g・cm5)以下である。
【0075】また、アイアン用ゴルフクラブヘッドにお
いて、有効断面積Aをゴルフクラブヘッドの質量で除し
た値が1.10×10-5(1/g2・cm2)以下であ
る。
【0076】さらに、上述のアイアン用のゴルフクラブ
ヘッドと、その一方端がゴルフクラブヘッドに接続され
たシャフトとを備えたゴルフクラブであれば、上記特性
を発揮できるので好ましい。
【0077】また、その場合、ゴルフクラブのロフト角
は16°以下である。今回開示された実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明のゴルフクラブヘ
ッドでは、ゴルフクラブヘッドの持つ慣性楕円体の有効
断面積を、最小断面積に対して1.0倍以上1.4倍以
下に抑えることにより、飛距離のばらつきを抑えたクラ
ブとすることができる。そのときの有効断面積のベスト
モードの値を明示し飛距離の安定するヘッドの設計指針
とするとともに、単位フェース面積、単位ヘッド体積、
単位ヘッド質量当りの有効断面積のベストモードを開示
し、より効果的に飛距離の安定を得るヘッドとなる効果
を有する。さらに、上記の特性をクラブヘッドを構成す
るクラブに展開することにより、打球感の統一されたゴ
ルフクラブセットとする効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ゴルフクラブヘッドの慣性主軸を模式的に示
す図である。
【図2】 ボール打撃時に発生する力とモーメントをフ
ェースに水平な分力と垂直な分力とに分解した図であ
る。
【図3】 慣性楕円体系の座標の基本軸を示す概念図で
ある。
【図4】 切断楕円面と座標変換を説明するための模式
図である。
【図5】 フェース面の図心における接面と地面との交
線に平行でかつ重心を通る軸をα軸、その面と平行でα
軸に垂直な軸をβ軸、α軸とβ軸に垂直な軸をγ軸とし
て示す模式図である。
【図6】 慣性楕円体のその重心を通り、フェース面に
平行な平面で切断した面を示す図である。
【図7】 慣性楕円体のその重心を通り、フェース面で
平行な平面で切断した面を示す図である。
【図8】 慣性楕円体のその重心を通り、フェース面に
平行な平面で切断した面を示す模式図である。
【図9】 ドライバヘッドにおける有効断面積/最小面
積比の変化とスイートスポットからトウ方向に10mm
ずらした位置でボールを打撃したときの飛距離のシミュ
レーションの結果を示すグラフである。
【図10】 ドライバヘッドにおける有効断面積とスイ
ートスポットからトウ側に10mmずれた位置でボール
を打撃したときの飛距離を示す図である。
【図11】 図10で示すテストを実施する際に用いた
ゴルフクラブヘッドの模式図である。
【符号の説明】
1 ゴルフクラブヘッド、10 慣性楕円体、11 フ
ェース面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長尾 裕史 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35 号 美津濃株式会社内 (72)発明者 木村 卓司 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35 号 美津濃株式会社内 (72)発明者 溝端 政弘 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35 号 美津濃株式会社内 Fターム(参考) 2C002 AA02 AA03 LL01 SS01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフクラブヘッドの慣性楕円体であ
    り、その原点で互いに直交する前記慣性楕円体の3本の
    主軸を、それらの主軸まわりの慣性モーメントが大きい
    順に軸I1、軸I2および軸I3としたとき、 前記原点を通り、フェース面に平行な平面で前記慣性楕
    円体を切断したときの断面積Aと、前記軸I1および前
    記軸I2を含む平面で前記慣性楕円体を切断したときの
    断面積Bとの比(A/B)が1以上1.4以下となる、
    ゴルフクラブヘッド。
  2. 【請求項2】 前記断面積Aが、0.0005(1/g
    ・cm2)以上0.0025(1/g・cm2)以下であ
    る、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 【請求項3】 前記断面積Aが、0.0005(1/g
    ・cm2)以上0.00125(1/g・cm2)以下で
    ある、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 【請求項4】 前記断面積Aを前記フェース面の面積で
    除した値が1.00×10-4(1/g・cm4)以下で
    ある、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 【請求項5】 前記断面積Aを前記ゴルフクラブヘッド
    の体積で除した値が1.50×10-5(1/g・c
    5)以下である、請求項1に記載のゴルフクラブヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 前記断面積Aを前記ゴルフクラブヘッド
    の質量で除した値が1.00×10-5(1/g2・c
    2)以下である、請求項1に記載のゴルフクラブヘッ
    ド。
  7. 【請求項7】 ウッド用のゴルフクラブヘッドであっ
    て、前記断面積Aが0.0005(1/g・cm2)以
    上0.0020(1/g・cm2)以下である、請求項
    1に記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 【請求項8】 アイアン用のゴルフクラブヘッドであっ
    て、前記断面積Aが0.001(1/g・cm2)以上
    0.0025(1/g・cm2)以下である、請求項1
    に記載のゴルフクラブヘッド。
  9. 【請求項9】 アイアン用のゴルフクラブヘッドであっ
    て、前記断面積Aを前記ゴルフクラブヘッドの体積で除
    した値が7.80×10-5(1/g・cm5)以下であ
    る、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  10. 【請求項10】 アイアン用のゴルフクラブヘッドであ
    って、前記断面積Aを前記ゴルフクラブヘッドの質量で
    除した値が1.10×10-5(1/g2・cm2)以下で
    ある、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  11. 【請求項11】 請求項1から10のいずれか1項に記
    載のゴルフクラブヘッドと、その一方端が前記ゴルフク
    ラブヘッドに接続されたシャフトとを備えた、ゴルフク
    ラブ。
  12. 【請求項12】 ロフト角が16°以下である、請求項
    11に記載のゴルフクラブ。
  13. 【請求項13】 ゴルフクラブヘッドの慣性楕円体であ
    り、その原点で互いに直交する前記慣性楕円体の3本の
    主軸を、それらの主軸まわりの慣性モーメントが大きい
    順に軸I1、軸I2および軸I3としたとき、 前記原点を通り、フェース面に平行な平面で前記慣性楕
    円体を切断したときの断面積Aと、前記軸I1および前
    記軸I2を含む平面で前記慣性楕円体を切断したときの
    断面積Bとの比(A/B)が1以上1.4以下となるよ
    うに前記フェース面が形成されているアイアン用のゴル
    フクラブヘッドと、その一方端が前記アイアン用のゴル
    フクラブヘッドに接続されたシャフトとを備え、前記断
    面積Aが0.001(1/g・cm2)以上0.002
    5(1/g・cm2)以下のアイアンのゴルフクラブ
    と、 前記断面積Aと前記断面積Bとの比(A/B)が1以上
    1.4以下となるように前記フェース面が形成されてい
    るウッド用のゴルフクラブヘッドと、その一方端が前記
    ウッド用のゴルフクラブヘッドに接続されたシャフトと
    を備え、前記断面積Aが0.0005(1/g・c
    2)以上0.0020(1/g・cm2)以下のウッド
    のゴルフクラブとを備えた、ゴルフクラブセット。
  14. 【請求項14】 ゴルフクラブヘッドの慣性楕円体であ
    り、その原点で互いに直交する前記慣性楕円体の3本の
    主軸を、それらの主軸まわりの慣性モーメントが大きい
    順に軸I1、軸I2および軸I3としたとき、 前記原点を通り、フェース面に平行な平面で慣性楕円体
    を切断したときの断面積Aと、前記軸I1および前記軸
    2を含む平面で慣性楕円体を切断したときの断面積B
    との比(=A/B)が1以上1.4以下のゴルフクラブ
    ヘッドと、 その一方端が前記ゴルフクラブヘッドに接続されたシャ
    フトとにより構成される複数のゴルフクラブを備え、 前記複数のゴルフクラブヘッドについて、前記断面積A
    と前記断面積Bとの比の値は、所定値Cに対して最大で
    C+0.1以下であり、最小でC−0.1以上である、
    ゴルフクラブセット。
  15. 【請求項15】 ゴルフクラブヘッドの慣性楕円体であ
    り、その原点で互いに直交する前記慣性楕円体の3本の
    主軸を、それらの主軸まわりの慣性モーメントが大きい
    順に軸I1、軸I2および軸I3としたとき、 前記原点を通り、フェース面に平行な平面で慣性楕円体
    を切断したときの断面積Aと、前記軸I1および前記軸
    2を含む平面で慣性楕円体を切断したときの断面積B
    との比(=A/B)が1以上1.4以下のゴルフクラブ
    ヘッドと、その一方端が前記ゴルフクラブヘッドに接続
    されたシャフトとにより構成される複数のウッドのゴル
    フクラブと、 前記断面積Aと前記断面積Bとの比が1以上1.4以下
    のゴルフクラブヘッドと、その一方端が前記ゴルフクラ
    ブヘッドに接続されたシャフトとにより構成される複数
    のアイアンのゴルフクラブとを備えたゴルフクラブセッ
    トであって、 前記複数のウッドのゴルフクラブヘッドについて、前記
    断面積Aと前記断面積Bとの比の値は、所定値Dに対し
    て最大でD+0.1以下であり、最小でD−0.1以上
    であり、 前記複数のアイアンのゴルフクラブヘッドについて、前
    記断面積Aと前記断面積Bとの比の値は、前記所定値D
    とは異なる値Eに対して最大でE+0.1以下であり、
    最小でE−0.1以上である、ゴルフクラブセット。
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