JP3554515B2 - ウッド型ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ウッド型ゴルフクラブヘッド Download PDFInfo
- Publication number
- JP3554515B2 JP3554515B2 JP35953199A JP35953199A JP3554515B2 JP 3554515 B2 JP3554515 B2 JP 3554515B2 JP 35953199 A JP35953199 A JP 35953199A JP 35953199 A JP35953199 A JP 35953199A JP 3554515 B2 JP3554515 B2 JP 3554515B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- bulge
- moment
- inertia
- curvature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、打球の方向性を向上しうるウッド型ゴルフクラブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、ウッド型ゴルフクラブヘッドaでボールを打球する際に、ヘッドの重心点Gからフェース面に引いた垂線の足であるスイートスポット点Sよりもトウ側で打球すると、ヘッドaは重心点Gを中心に時計回りに回転し、このヘッドaと接触しているボールには反時計回り(右打ちの場合のフック回転)のサイドスピンがかかる。これとは逆にスイートスポット点Sよりもヒール側で打球すると、ヘッドaは重心点Gを中心に反時計回りに回転し、このヘッドaと接触しているボールには時計回り(右打ちの場合のスライス回転)のサイドスピンがかかる。
【0003】
このような現象は、ギア効果として良く知られているところである。またフェース面が平坦であると、図4に示した如く、打ち出されたボールは、目標飛球線方向jに平行に打ち出しされるが、すぐさま前記サイドスピンにより目標飛球線方向jに対して大きくフック或いはスライスして左右にそれてしまう。
【0004】
従来、このような問題を解決するために、ウッド型ゴルフクラブヘッドaには、図5に示すように、フェース面を平面から見たときにヘッド外方に凸となる有限の曲率半径Rの滑らかな曲面とすること、すなわちバルジ(ホリゾンタルフェースバルジ)を与えることが行われている。フェース面をバルジとした場合、図5に示すように、例えばスイートスポット点Sよりもトウ側で打球すると、ボールは目標飛球線方向jに対して振れ角θで一旦右方向に打ち出された後、前記フック回転のサイドスピンにより目標飛球線方向jに戻る作用が得られる。逆にスイートスポット点Sよりもヒール側で打球すると、ボールは目標飛球線方向jに対して若干左方向に向けて打ち出された後、前記スライス回転のサイドスピンにより中央に戻る作用が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年ではウッド型ゴルフクラブヘッドの素材や製造技術の進展により、ヘッドの著しい大型化が進んでおり、このようなヘッドの大型化はヘッドの重心点を通る垂直軸回りの慣性モーメントの増大をたらしている。慣性モーメントの大きいヘッドは、スイートスポット点Sをトウ側又はヒール側に外して打球した場合でも、ヘッドの重心点Gを通る垂直軸回りの回転ぶれが少なくなるため、上述のギア効果によってボールに与えられるサイドスピン量も少なくなる。従って、例えば図6に示すように、バルジの曲率半径Rが小さく(丸みが強い)かつ前記慣性モーメントが大きいヘッドの場合、スイートスポット点Sをトウ側又はヒール側に外して打球すると打球の振れ角θが大きいにも拘わらず、それに見合ったサイドスピン量が得られないために、打球が目標飛球線方向jに戻りきらず方向性が悪化することが考えられる。
【0006】
例えば特開平8−196665号公報では、ヘッドの慣性モーメントを3000(g・cm 2)以上としかつバルジの曲率半径を40cm以上とすること、また特開平11−89976号公報では、ヘッド体積を220〜320(cm 3)としかつバルジの曲率半径を40cm以上とすることをそれぞれ提案している。しかしながら、これらの提案では、ヘッドの慣性モーメントに適した具体的なバルジの曲率半径が与えられているものではなく、未だ多くの改善の余地が残されているものである。
【0007】
すなわち、例えば前者に関して、ヘッドの慣性モーメントが4000(g・cm2)である場合、バルジの曲率半径は40cm以上であればいくらでも良いため、例えばバルジの曲率半径を100cm程度の大きな曲率半径にも定め得るものである。このようなヘッドでは、慣性モーメントが大きいとは言え、バルジが過度に平坦化されてしまう結果、打球の振れ角が小さいにも拘わらずギア効果によるサイドスピン量が過大となる傾向があり、打球は目標飛球線から大きく逸脱することが容易に推察される。
【0008】
発明者らは、種々の実験を重ねた結果、ウッド型ゴルフクラブヘッドにおいて、フェース面のバルジの曲率半径と、ヘッドの重心点を通る垂直軸回りの慣性モーメントとは相互に関連づけて規制することが必要であること、そしてこれによりスイートスポット点を外して打球した場合であっても、ボールに与えられる振れ角と、ボールのサイドスピン量とのバランスを適切にコントロールしてやることにより、打球の方向性を安定させうることを見い出し本発明を完成するに至った。このよう本発明は、打球の方向性を向上しうるウッド型ゴルフクラブヘッドを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本件請求項1に係る発明は、フェース面をバルジとしたウッド型ゴルフクラブであって、該ヘッドを所定のライ角、ロフト角として水平面に載置した基準状態において、ヘッド重心点を通る垂直軸回りの慣性モーメントIが3500〜4010(g・cm2 )であり、かつこの慣性モーメントI(g・cm2 )と、前記バルジのスイートスポット点Sを通る位置で測定した曲率半径R( cm )とにおいて、曲率半径Rを一定、しかも下記式(1) を満足することを特徴とするウッド型ゴルフクラブヘッドである。
0.01×I−13.0≦R≦0.01×I−2.0 …(1)
【0010】
なおフェース面のバルジの曲率半径が、フェース面の上下間(クラウン部−ソール部間)で一様でない場合、前記バルジの曲率半径Rは、フェース面のスイートスポット点を通るバルジの曲率半径にて特定する。
【0011】
また請求項1に係る発明においては、さらにチタンないしチタン合金を用いるとともにヘッド体積を380〜440cm3 としている。
【0012】
請求項2に係る発明は、下記式 (2) を満足することを特徴とする。
0.01×I−12.5≦R≦0.01×I−2.6 … (2)
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は本実施形態のウッド型ゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)1の平面図、図2はフェース面側からみたその正面図、図3にはトウ側からみた側面図をそれぞれ示している。図の如く、本実施形態のヘッド1は、ボールを打撃する面をなすフェース面Fを有するフェース部2と、このフェース部2の上縁に連なりヘッド上面をなすクラウン部3と、前記フェース部2の下縁に連なりヘッドの下面をなすソール部4と、前記クラウン部3とソール部4との間を継ぐサイド部5とを含んで構成され、例えば内部には中空部が形成される。また本例のヘッド1には、図示しないシャフトが装着されるシャフト取付部6がクラウン部3のヒール側に一体的に連設されたものを例示している。
【0014】
また、ヘッド1には、図2(A)に示す如く、シャフト取付部6の軸中心線Cを垂直面VP内に固定しかつこの軸中心線Cと水平面HPとがなす角度であるライ角α、図2(B)に示す如くフェース面Fと垂直線Vとのなす角度であるロフト角βがそれぞれ与えられている。そして、図1に示すヘッド1は、該ヘッドに予め定められた所定のライ角α、ロフト角β(フェース角は0゜)として水平面HPに載置した基準状態として示されている。
【0015】
またヘッド1は、フェース面Fをバルジ、すなわちヘッド外方に凸で膨らむ曲面で構成するとともに、前記基準状態においてヘッド1の重心点Gを通る垂直軸回りの慣性モーメントIが3500(g・cm 2)以上であり、かつこの慣性モーメントI(g・cm 2)と、前記バルジの曲率半径R(cm)とにおいて、下記式▲1▼を満足するように構成されている。
0.01×I−13.0≦R≦0.01×I−2.0 …▲1▼
【0016】
先ず、本発明のヘッド1は、前記重心点Gを通る垂直軸回りの慣性モーメントIを3500(g・cm 2)以上としている。前記慣性モーメントIは、フェース面Fのスイートスポット点Sをトウ側又はヒール側に外して打球した際に、該ヘッド1の回転ぶれに影響を及ぼすもので、本発明ではこの慣性モーメントIを3500(g・cm 2)以上とすることにより、前記回転ぶれ自体を抑制している。
【0017】
ヘッド1の慣性モーメントを増大させるためには、
a)ヘッドの重量を大きくする、
b)ヘッドの体積を大きくする、
c)ヘッドの肉厚、形状等の変更による重量分布の変更
などが挙げられる。ただし、ヘッドの重量が過度に重すぎるとスイングが困難となる傾向があり、ヘッド体積が過度に大きすぎると構えた際に違和感が生じ易いほか、ヘッドの重心高さが大となって打球のバックスピン量を増すなどの影響がある。従って、これらの観点から、現状のヘッド材料の特性、製造技術などを考慮して、ヘッドの前記慣性モーメントIは、3500〜5000g・ cm 2 としている。
【0018】
例えばチタンないしチタン合金(例えば6Al−4Vチタン)を用いた場合、ヘッド体積を、380〜440cm3 とすることにより、一般的なスイングが可能かつ違和感なく構えることができ、しかも慣性モーメントIが3500g・cm2 以上であるヘッド1を製造しうることが発明者らの実験により判明している。
【0019】
また発明者らは、既存のヘッドや、上述のように慣性モーメントが大きいヘッド1などを試作して種々の実験を行った。図3には、ヘッドの慣性モーメントIとバルジの曲率半径Rとの関係を示すグラフである。バルジの曲率半径Rは、スイートスポット点Sを通る位置でかつ図1に示すように、基準状態で測定し、またヘッドの慣性モーメントIは、INERTIA DYNAMICS Inc社製のMOMENT OF INERTIA MEASURING INSTRUMENTの MODEL NO.005-002を用いて測定した値である。種々の実験の結果、フェース面Fのスイートスポット点Sをトウ側又はヒール側に外して打球した場合であっても、ボールに与えられる振れ角と、ボールのサイドスピン量とのバランスを最適化しうるためには、ヘッド1の前記慣性モーメントI(g・cm2 )と、前記バルジの曲率半径R(cm)とにおいて、下記式(1) を満足することが必要であることが判明した。
0.01×I−13.0≦R≦0.01×I−2.0 …(1)
【0020】
すなわち、R<0.01×I−13.0であると、慣性モーメントIを3500(g・cm 2)以上としたヘッドにおいてはバルジの丸みが強くなり過ぎる。このため、例えば図6に例示したように、打球の振れ角θが大きいにも拘わらず、この振れ角θに見合ったサイドスピン量が得られ難いため、ギア効果だけでは打球が目標飛球線jまで戻りきれない現象が生じる。逆に、R>0.01×I−2.0とすると、慣性モーメントIを3500(g・cm 2)以上としたヘッドといえどもバルジが平坦化し過ぎる。このため、例えば図4に例示したように、打球の振れ角が非常に小さく、サイドスピンによって目標飛球線を超えてボールが曲がり過ぎるという現象が生じる。
【0021】
このような観点より、ヘッド1の前記慣性モーメントI(g・cm 2)と、前記バルジの曲率半径R(cm)とは、下記式▲2▼を満足することにより、より打球の方向性を安定化しうる。
0.01×I−12.5≦R≦0.01×I−2.6 …▲2▼
【0022】
また発明者らの種々の実験の結果、慣性モーメントIが3500g・cm2 以上のヘッドの場合、バルジの曲率半径Rが38.1cmを超えていくと、打球時のおいてボールに与えられるサイドスピン量、振れ角に関する特性は、バルジを設けていない実質的に平坦なフェース面を有するヘッドの特性に急激に近づいていく傾向があり、ひいてはボールの方向性の向上効果が相対的に低下することが分かった。すなわち、前記バルジの曲率半径Rが、38.1cmを超えると、図4に示したように、ボール打ち出し時には、フェース面Fとほぼ垂直(目標飛球線方向)に打ち出された後、サイドスピンにより目標飛球線方向から逸れ出す傾向がある。かかる観点より、前記バルジの曲率半径Rは、ヘッド1の慣性モーメントIとの関係において上述の式(1) ないし(2) を満たすように設定されつつ、より好ましくはバルジの曲率半径Rについてはその上限を38.1cmとする。なお下限は表1に記載するように、23.1cm、従って、曲率半径Rは、23.1〜38.1cmに設定する。
【0023】
【実施例】
表1に示す仕様によりウッド型ゴルフクラブヘッドを試作し、このヘッドを用いたクラブにより試打テストを行った。各ヘッドは、チタン合金(6Al−4Vチタン)からなり、いずれもロフト角、ライ角、フェース角は同一とした。実施例1〜3、比較例1、2については、ヘッド体積を380cm 3、実施例4、5、比較例3、4については同420cm 3とした。
【0024】
また各ヘッドにそれぞれ同一のシャフト(住友ゴム工業(株)製の「ファージェクトFJ474カーボンシャフト)、同一のグリップ(芹沢ゴム工業所製「パーフェクトコード」)を装着してウッド型ゴルフクラブを試作した。このクラブは、いずれも全長114.3cm、質量280g、スイングバランスD0とした。そして該クラブをスイングロボットに設置するとともに、ヘッドスピード45m/sにてゴルフボール(住友ゴム工業(株)社製「MAXFLI HI−BRID」)を打撃し、打ち出しされたボールの振れ角(時計方向を正)、サイドスピン量(スライス回転を正)、ボールの落下地点の目標に対するずれ量(目標に対し右側を正)を測定する試打テストを行った。なお試打テストでは、ボールを打撃するフェース面の位置として、スイートスポット点より水平方向トウ側に20mmの位置(トウ側打点)、及びスイートスポット点よりから水平方向ヒール側に20mmの位置(ヒール側打点)の2点を設定し、各位置にて5球づつ打撃し、それぞれの平均値により評価を行った。
ヘッドの仕様及びテストの結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
実施例1は、慣性モーメントが3505g・cm 2と各クラブ中最も小さいながらも、バルジの曲率半径Rが適切であるため、落下地点でのずれ量が全クラブ中最も少なかった。
【0027】
実施例2は、慣性モーメントは実施例1と同レベルで、バルジの曲率半径Rが実施例1より大きい仕様である。バルジの曲率半径Rが実施例1より大きいために振れ角が小さくなり、その為にずれ量は実施例1より多少大きくなっている。但し、振れ角とサイドスピン量の関係が適切な範囲内に入っているため、落下地点でのずれ量は少なくて良好である。
【0028】
また実施例3は、慣性モーメントは実施例1と同レベルで、バルジの曲率半径Rが実施例1より小さい仕様である。バルジの曲率半径Rが実施例1より小さいために振れ角が大きくなり、その為にずれ量は実施例1より多少大きくなっている。但し、振れ角とサイドスピン量の関係が適切な範囲内に入っているため、落下地点でのずれ量は少なくて良好である。
【0029】
また実施例4は、バルジの曲率半径Rが実施例1と同レベルで、慣性モーメントが実施例1より大きい仕様である。慣性モーメントが大きいのでサイドスピン量が小さくなり、サイドスピンによる打球の戻りが少なくなって、実施例1よりは多少ずれ量が大きい。ただし、振れ角とサイドスピン量の関係が適切な範囲内に入っているため、落下地点でのずれ量は少なくて良好である。
【0030】
また実施例5は、慣性モーメント及びバルジの曲率半径Rが実施例1より大きい仕様である。バルジの曲率半径Rが実施例1より大きいために振れ角が小さくなり、また慣性モーメントが大きいのでサイドスピンが小さくなっている。振れ角が小さく、且つサイドスピンによる打球の戻りも少ないものであり、つまり振れ角とサイドスピン量の関係が適切であり、落下地点でのずれ量は少なくて良好である。
【0031】
これに対して、比較例1では慣性モーメントIに対してバルジの曲率半径Rが小さすぎるため、振れ角が大きくトウ寄りの打撃では右方向に、またヒール側の打撃では左方向に、それぞれずれ量が大きくなっている。また比較例2では慣性モーメントIに対してバルジの曲率半径Rが大きすぎるため、振れ角が小さすぎてトウ寄りの打撃では左方向に、またヒール側の打撃では右方向へのずれ量が大きくなっている。さらに、比較例3では慣性モーメントIは大きいが、比較例1と同様、バルジの曲率半径Rが小さいため、振れ角が大きくトウ寄りの打撃では右方向に、またヒール側の打撃では左方向に、それぞれずれ量が大きくなっている。さらに、比較例4では慣性モーメントIは大きいが、比較例2と同様、バルジの曲率半径Rが大きいため、振れ角が大きくトウ寄りの打撃では左方向に、またヒール側の打撃では右方向にそれぞれずれ量が大きくなっている。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フェース面のバルジの曲率半径と、ヘッドの重心点を通る垂直軸回りの慣性モーメントとを相互に関連づけて限定したことにより、スイートスポット点を外して打球した場合であっても、ボールに与えられる振れ角とボールのサイドスピン量とをバランス良く適切にコントロールでき、打球の方向性が安定するウッド型ゴルフクラブヘッドを実現しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すヘッドの基準状態での平面図である。
【図2】(A)はフェース面から見たその正面図、(B)はトウ側から見たその側面図である。
【図3】ヘッドの慣性モーメントIとバルジの曲率半径Rとの関係を示すグラフである。
【図4】フェース面を平坦としたヘッドのギア効果を説明する平面図である。
【図5】フェース面をバルジとしたヘッドのギア効果を説明する平面図である。
【図6】フェース面をバルジとしたヘッドのギア効果を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド
2 フェース部
3 クラウン部
4 ソール部
5 サイド部
B バルジ
F フェース面
G ヘッドの重心点
I ヘッドの重心点を通る垂直軸回りの慣性モーメント
R バルジの曲率半径
Claims (2)
- フェース面をバルジとしたウッド型ゴルフクラブであって、該ヘッドを所定のライ角、ロフト角として水平面に載置した基準状態において、ヘッドの重心点を通る垂直軸回りの慣性モーメントIが3500〜4010(g・cm2 )であり、
かつこの慣性モーメントI(g・cm2 )と、前記バルジのスイートスポット点Sを通る位置で測定した曲率半径R(cm)とにおいて、曲率半径Rを一定、しかも下記式(1) を満足し、かつチタンないしチタン合金を用いるとともにヘッド体積を380〜440cm3 としたことを特徴とするウッド型ゴルフクラブヘッド。
0.01×I−13.0≦R≦0.01×I−2.0 …(1) - 下記式(2) を満足することを特徴とする請求項1記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
0.01×I−12.5≦R≦0.01×I−2.6 …(2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35953199A JP3554515B2 (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | ウッド型ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35953199A JP3554515B2 (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | ウッド型ゴルフクラブヘッド |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004096268A Division JP4430968B2 (ja) | 2004-03-29 | 2004-03-29 | ウッド型ゴルフクラブヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001170223A JP2001170223A (ja) | 2001-06-26 |
JP3554515B2 true JP3554515B2 (ja) | 2004-08-18 |
Family
ID=18464983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35953199A Expired - Fee Related JP3554515B2 (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | ウッド型ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3554515B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8616999B2 (en) | 2007-12-21 | 2013-12-31 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club head |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6582323B2 (en) * | 1999-11-01 | 2003-06-24 | Callaway Golf Company | Multiple material golf club head |
JP2004041681A (ja) * | 2002-07-12 | 2004-02-12 | Callaway Golf Co | 金属打撃板インサートを備えたゴルフクラブヘッド |
JP5314319B2 (ja) * | 2008-04-15 | 2013-10-16 | ダンロップスポーツ株式会社 | ウッド型ゴルフクラブヘッド |
JP2011212101A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Mrc Composite Products Co Ltd | ゴルフクラブヘッド |
JP6149380B2 (ja) * | 2012-10-31 | 2017-06-21 | 横浜ゴム株式会社 | ゴルフクラブヘッド |
-
1999
- 1999-12-17 JP JP35953199A patent/JP3554515B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8616999B2 (en) | 2007-12-21 | 2013-12-31 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club head |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001170223A (ja) | 2001-06-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4680820B2 (ja) | アイアン型ゴルフクラブ | |
JP5185992B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
JP2000084124A (ja) | ウッドクラブヘッド | |
JP2000061009A (ja) | ゴルフクラブフェ―ス表面形状 | |
JP2004195005A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP2006288882A (ja) | ウッドクラブヘッドおよびそれを備えたゴルフクラブ | |
JP4111820B2 (ja) | ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ | |
JP3554515B2 (ja) | ウッド型ゴルフクラブヘッド | |
JP2001238988A (ja) | ゴルフクラブ | |
JP4367822B2 (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP4430968B2 (ja) | ウッド型ゴルフクラブヘッド | |
JP2007167622A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP4329887B2 (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP2004267460A (ja) | ゴルフクラブ及びそのフック角調整方法 | |
JP2005185751A (ja) | アイアン型ゴルフクラブヘッド | |
JP2001129131A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP3405629B2 (ja) | ウッドクラブのメタルヘッド | |
JP4272754B2 (ja) | ドライバーウッドクラブ | |
JP2001161866A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JPS6311032B2 (ja) | ||
JP4262547B2 (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP2001017585A (ja) | ウッド型ゴルフクラブ用ヘッド | |
JP4043070B2 (ja) | 同一番手のゴルフクラブ群 | |
JP2569339B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
JP3592961B2 (ja) | ゴルフクラブヘッド、ゴルフクラブおよびゴルフクラブセット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040203 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040329 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040427 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040507 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |