JP2569339B2 - ゴルフクラブ - Google Patents

ゴルフクラブ

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JP2569339B2
JP2569339B2 JP62249622A JP24962287A JP2569339B2 JP 2569339 B2 JP2569339 B2 JP 2569339B2 JP 62249622 A JP62249622 A JP 62249622A JP 24962287 A JP24962287 A JP 24962287A JP 2569339 B2 JP2569339 B2 JP 2569339B2
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良太 梶田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ウッドと呼ばれるゴルフクラブに関し、
特にシャフト軸の軸線とヘッドフェイスにおける打点と
の関係に着目したゴルフクラブに関するものである。
〔従来の技術〕
従来のゴルフクラブ中、ウッドクラブは第5図に示す
ように、シャフト軸1の軸心を通る軸線Xとヘッド2の
打点Hを通り軸線Xに平行な線X′との間の距離、すな
わちXとX′とはゴルファに正対する正面図上にあり、
このXとX′の平面上での距離をyとしたとき、打点H
が軸線Xの前方に位置する。打点Hが軸線Xの前方に位
置するときを負,後方に位置するときを正とすると、ウ
ッドクラブでは、y=−5〜−20(mm)程度、の範囲内
であった。アイアンクラブは第9図に示すように、y=
−1〜5(mm)程度、の範囲内であった。
yの値を求めるには、第10図(a),(b)〜第14図
(a),(b)に示すように、飛球線方向から見たと
き、すなわちシャフト軸1の軸線Xを含み水平面Sに直
交する面を正対して見た図において、ヘッド2の底部輪
郭線がこの投影図で接地点(水平面Sに対する接地点)
を通り、水平面Sに直交する直線に対し、最大の範囲で
ほぼ左右対称となるように接地点を選んでクラブをセッ
トした状態で打点Hを求め、次いでyの値を求める。こ
のようなクラブのセット状態は、所定のライ、ロフトの
各角度を求める状態と同一である。
また、ウッドクラブのヘッド2の材料としては、パー
シモンが使用されてきた。パーシモンを使用した場合に
は、強度的な面からyを−15mm以下に設定せざるを得な
い事情もあった。伝統的にパーシモンが使用されてきた
結果、金属やFRPでヘッドを形成した場合でも形状はパ
ーシモン使用のウッドクラブに倣って製造してきたた
め、アイアンクラブとは相当異なる形状のものとして発
展してきた。
〔解決しようとする問題点〕
現在、ウッドクラブのヘッド2の材料としては、金属
やFRPも登場し、強度的にはパーシモンに比較して飛躍
的に向上したが、形状自体は何ら見直されていない。即
ち、ヘッド2の材料がパーシモン,金属,FRPのいずれか
であっても形状的にはy=−5mm以下、であるため、ア
マチュアゴルファはウッドクラブでボールBを打つとそ
の打球はスライスボールになり易いものであった。アマ
チュアゴルファは、シャフト軸1上、即ちグリップ延長
上またはその近傍の一点でボールBを捉えようと意識し
てスウィングする。すると、打点Hがシャフト軸1より
も前にあるために意識しているよりも早くボールBを打
つことになる。即ち、フェースを目標に向けようと準備
を整えているのにインパクトの方が先行するために、フ
ェースが開いた状態のままインパクトに入ってしまう。
このときは、第7図に示すようにヘッド2が飛球線Zに
沿って入ってもボールにスライス回転を与えてしまう。
また、スウィング時に手首の回転(シャフト軸1回りの
ヘッドの回転、ローリング回転)が生じ、この手首の回
転による打点Hの速度vは、第6図に示すようにボール
Bにスライス回転を与えるように作用する。このvは、
v=rω(rはローリング回転の中心から打点Hまでの
距離、ωは回転角速度)、で求められる。スライスボー
ルを直すために、第8図に示すように意識してフェース
が閉じ気味にボールBを捉えるようにすればフック気味
になるが、アマチュアにとってはその兼ね合いがむずか
しい。プロゴルファや上級者は、ウッドとアイアンとの
差を充分把握し、勘と経験からウッドとアイアンの使い
分けを調整している。しかしながら、アマチュアゴルフ
ァの場合は大半の者がウッドもアイアンも同じクラブで
あり、プロのように器用に使い分けができず、ウッドク
ラブを使用するとスライスボールが出易いものであっ
た。
そこで、この発明は、距離yに着目し、アマチュアゴ
ルファにとってスライスボールの出にくいゴルフクラブ
を提供することを目的とする。
〔解決しようとする問題点〕
上述の目的を達成するため、この発明は、ウッドと呼
ばれるゴルフクラブにおいて、ウッドと呼ばれるゴルフ
クラブのシャフト軸の軸心を通る軸線とヘッドフェース
の打点とのゴルファに正対する正面図上における両者間
の距離をyとし、軸線より前に打点があるときを負、軸
線より後に打点があるときを正とした場合、ヘッドフェ
ースのロフト角が23゜未満のゴルフクラブの上記距離y
が0〜20mmの範囲にあるようにしたものである。
〔作用〕
従来のドライバーと呼ばれ、ヘッドがパーシモンから
成るウッドクラブのyが−20mm前後であり、ゴルファの
手首の回転数が500rpm、ヘッドスピードが40m/secとし
た場合、このゴルファがグリップ延長上の一点でボール
をとらえようとスウィングすると、約1.5゜フェースが
開いた状態でとらえることとなり、スライスボールが生
ずるが、yが0〜20mmの範囲としたこの発明ではフェー
スの開きが抑えられ、ストレートボールないしはフック
気味のボールが生ずる。
〔実施例〕
以下にこの発明の好適な実施例を図面を参照にして説
明する。
第1図において、シャフト軸1の軸心を通る軸線Xと
ヘッド2のフェースの打点Hを通りこの軸線Xと平行な
線X′との間、すなわちゴルファに正対する正面図上に
おける両者間の距離yをプラスの方向、すなわち打点H
を軸線Xよりも後に位置させた。この打点Hは幾何学的
打点であり、ヘッド2のソールの水平面Sとの接触点か
ら打点Hまでの高さをhとすれば、これは、h=A(1
−sinθ)+α、で求められる。この式中θはロフト角
であり、AはボールBの半径、αは芝生上のボールを想
定し2.5mmとした。また、使用ボールは半径21.4mmのラ
ージボールを使用した。また、図中矢印ZはボールBの
飛び出し方向(飛球線)を示す。打点Hを求める場合、
ゴルフクラブのロフト、ライの各角度を計測する状態に
ゴルフクラブをセットして求める。ソールがほぼ平坦な
ものではこの平坦部分を水平面Sに接地させ、そうでな
いものでは、例えば、第2,3図に示すように、フェース
のセンターライン3Aを水平面Sに対して直交させ、打球
部3のソール側の端から水平面Sまでの高さa,aを同一
高さにしたときに軸線Xと水平面Sとの角度、即ちライ
角βを求める。その他ヘッド2が種々の形状のものでは
先に説明した第10図(a),(b)〜第14図(a),
(b)に示すように、クラブをセットして打点Hを求め
る。また、ゴルファに正対する正面図上における軸線X
が水平面Sに直交するときに打点Hがセンターライン3A
上にある状態で打点Hを求め、この打点Hを通る線X′
に対する打球部3の傾斜、すなわちロフト角θとする。
このように、距離yをプラスの方向にセッティングする
ことは、ヘッド2の材料として強度の優れた金属やFRP
の使用により十分に可能であることが確認できた。
このように構成されたゴルフクラブをアマチュアゴル
ファが、グリップ延長上の一点でボールBをとらえよう
と意識してスウィングしたとき、第4図に示すようにヘ
ッド2は若干遅れてボールBをとらえ、手首の回転によ
る打点Hの速度は必ずボールBにフック回転を与えるよ
うに作用する。
上述の距離yは、種々の実験をした結果、0〜20mmの
範囲であればスライスボールの発生を防止できることが
判明した。ヘッド2の材料としては金属やFRPが好まし
い。なお、yが20mmを超えるときにはフックボールが生
じ易いことが実打試験の結果判明した。
また、このように構成されたゴルフクラブのヘッド構
造は、第15図に示すように、シャフト軸1が挿入される
ネック3とヘッド2の本体部2Aとを夫々異種材料から一
体成形又は接合し、ネック3を形成する材料をステンレ
ス、鉄、チタン、アルミニュウム等の比重2.5以上の金
属材料等から形成し、ヘッド本体部2Aより破壊強度が大
きいものとする。また、ネック3の先端側をラッパ状に
拡開し、ヘッド本体部2Aの輪郭線に大略倣うように配設
し、その先端部4をヘッド本体部2Aへ埋設してアンカー
を形成する。ヘッド本体部2Aを形成する材料としては、
カーボン繊維強化プラスチックス、その他のプラスチッ
クス、アルミニュウム等が好適であり、内部は中空のま
までも良いし、軽量の発泡材料を充てんしてもよい。こ
のようなヘッド構造にすると、ネック2が折れにくくな
り、ヘッド2全体の重量をできる限りヘッド本体部2Aの
周辺に付加することが可能となり、インパクト性能(弾
道の安定性能)を向上させることができる。また、ネッ
ク3の形状を種々作成しておくことにより、ヘッド本体
部2Aの金型さえあればあるいはヘッド本体部2Aの上部金
型さえ作れば、種々の形状のネック3を有するヘッド2
を簡単に成型することができる。
〔効果〕
以上説明したように、この発明では、yが0〜20mmの
範囲としたので、スライスボールの発生が減少した。従
来のウッドクラブでは、y=−5mm以下、であったのに
比べて、この発明のクラブでは、従来のクラブに比べて
フェースが閉じ気味にボールをとらえることとなりスト
レートボールあるいはフックボールが生じ易くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の好適な実施例を示す正面図、第2図
は右側面図、第3図は正面図、第4図はインパクト時に
おけるボールへの作用を説明するための平面図、第5図
は従来例を示す正面図、第6図は従来例のボールに対す
る作用を説明する平面図、第7図はボールにスライス成
分が作用した状態の平面図、第8図はボールにフック成
分が作用した状態の平面図、第9図は従来のアイアンク
ラブの正面図、第10図(a),(b)〜第14図(a),
(b)はそれぞれyの値を計測する状態に各種形状のヘ
ッドを有するクラブをセットした状態の正面及び右側面
の図、第15図は内部構造を示す断面図である。 1……シャフト軸、 2……ヘッド、 X……軸線、 X′……打点Hを通る線、 H……打点、 y……線X,X′間の距離。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウッドと呼ばれるゴルフクラブのシャフト
    軸の軸心を通る軸線とヘッドフェースの打点とのゴルフ
    ァに正対する正面図上における両者間の距離をyとし、
    軸線より前に打点があるときを負、軸線より後に打点が
    あるときを正とした場合、ヘッドフェースのロフト角が
    23゜未満のゴルフクラブの上記距離yが0〜20mmの範囲
    にあることを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 【請求項2】ヘッドの本体がカーボン繊維強化プラスチ
    ックス、またはその他のプラスチックスよりなり、ヘッ
    ドのネック部分が、比重が2.5以上有し、ヘッド本体よ
    り破壊強度が大きい金属材料よりなることを特徴とする
    請求項1に記載のゴルフクラブ。
JP62249622A 1987-06-05 1987-10-02 ゴルフクラブ Expired - Lifetime JP2569339B2 (ja)

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JP62-140943 1987-06-05
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JPS6476882A JPS6476882A (en) 1989-03-22
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JPS5549102U (ja) * 1978-09-25 1980-03-31

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