JPS60867B2 - ウツドクラブ - Google Patents
ウツドクラブInfo
- Publication number
- JPS60867B2 JPS60867B2 JP55074657A JP7465780A JPS60867B2 JP S60867 B2 JPS60867 B2 JP S60867B2 JP 55074657 A JP55074657 A JP 55074657A JP 7465780 A JP7465780 A JP 7465780A JP S60867 B2 JPS60867 B2 JP S60867B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- shot
- heel
- club
- spin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、打撃面上の打点のばらつきによるボール落下
点の目標線に対するばらつきが少なくなるように工夫し
たウッドクラブに関する。
点の目標線に対するばらつきが少なくなるように工夫し
たウッドクラブに関する。
従来のウッドクラブでは、第1図に示す如く、そのヘッ
ドーの打撃面2は、ノェースバルジと呼ばれる円弧面に
なっていて、通常は10インチ(25.4cの)の半径
Rをなしている。
ドーの打撃面2は、ノェースバルジと呼ばれる円弧面に
なっていて、通常は10インチ(25.4cの)の半径
Rをなしている。
これは、打撃面2が平面であれば、打撃面2のトゥ部3
でショットした打球は、若干右へボール5が飛び出した
後、大きく左へ曲がり、逆に、打撃面2のヒール部4で
ショットした打球は、若干左へボール5が飛び出した後
、大きく右へ打球が曲がることを防ぐために、打撃面2
を円弧面としても平面にした時に比べて初期ボールの左
右飛び出し角を大きくし「ボール5の曲がりを小さくし
て、ミスショット時におけるボール5の落下点のばらつ
きを小さくすることを意図したものである。
でショットした打球は、若干右へボール5が飛び出した
後、大きく左へ曲がり、逆に、打撃面2のヒール部4で
ショットした打球は、若干左へボール5が飛び出した後
、大きく右へ打球が曲がることを防ぐために、打撃面2
を円弧面としても平面にした時に比べて初期ボールの左
右飛び出し角を大きくし「ボール5の曲がりを小さくし
て、ミスショット時におけるボール5の落下点のばらつ
きを小さくすることを意図したものである。
即ち、第2図に示す如く、トウ部3でショットすれば、
フェースバルジ半径Rの法線方向、つまり右側へ飛び出
すのであるが、この時ボール5は反時計回りの回転成分
(フックスピン)を有するために左へ曲がって目標線1
近くに落下し、ヒール部4でショットすれば、逆に左側
へ飛び出し、時計回りの回転成分(スライススピン)を
有するために右へ曲がって目標線1近くに落下するよう
になるのである。
フェースバルジ半径Rの法線方向、つまり右側へ飛び出
すのであるが、この時ボール5は反時計回りの回転成分
(フックスピン)を有するために左へ曲がって目標線1
近くに落下し、ヒール部4でショットすれば、逆に左側
へ飛び出し、時計回りの回転成分(スライススピン)を
有するために右へ曲がって目標線1近くに落下するよう
になるのである。
ここで、サイドスピン(フックスピン、スライススピン
)が生じる原理を第3図によって簡単に説明すると、ク
ラブヘッド1がボール5に衝突した時、トゥショット(
トウ部3でのショット)であれば、ヘッド1は時計回り
の回転を起こし、この時、打撃面2とボール5との間に
生じる摩擦のため、ボール5は反時計回りの回転をヘッ
ドーから与えられるためである。
)が生じる原理を第3図によって簡単に説明すると、ク
ラブヘッド1がボール5に衝突した時、トゥショット(
トウ部3でのショット)であれば、ヘッド1は時計回り
の回転を起こし、この時、打撃面2とボール5との間に
生じる摩擦のため、ボール5は反時計回りの回転をヘッ
ドーから与えられるためである。
ヒールショット(ヒール部4でのショット)では、逆に
、ヘッド1は反時計回りの回転を起こし、ボール5は時
計回りの回転を与えられるようになる。ところで、従来
ではクラブヘッド1とボール5のインパクト現象につい
て、第4図に示す如く、トウシヨットとヒールショット
は、スウイートスポットSSを中心として、打点がトウ
側またはヒール側へ同距離だけ外れると、同量のサイド
スピンが発生すると考えられてきた。
、ヘッド1は反時計回りの回転を起こし、ボール5は時
計回りの回転を与えられるようになる。ところで、従来
ではクラブヘッド1とボール5のインパクト現象につい
て、第4図に示す如く、トウシヨットとヒールショット
は、スウイートスポットSSを中心として、打点がトウ
側またはヒール側へ同距離だけ外れると、同量のサイド
スピンが発生すると考えられてきた。
例えば、バルジ半径Rが20インチで、トウ側、ヒール
側へそれぞれ10側離れた位置が打点とすると、トウ側
で100仇.p.mのフックスピンであれば「ヒール側
でも100仇.p肌のスライススピンが生じるというの
である。しかしながら、本発明者が厳密な条件の下で測
定をした結果、スゥィートスポットSSよりもトウ側で
ショットした時のボール5のサイドスピン量と、ヒール
側でショツトした時のサイドスピン量とは同一ではなく
、第5図に示す如く、スクエアにショットした時「トウ
部3でショット時のサイドスピン量とヒール部4でショ
ットした時のサイドスピン量を比較測定すると、トウ部
3のサイドスピン量の方が多いことが判明した。
側へそれぞれ10側離れた位置が打点とすると、トウ側
で100仇.p.mのフックスピンであれば「ヒール側
でも100仇.p肌のスライススピンが生じるというの
である。しかしながら、本発明者が厳密な条件の下で測
定をした結果、スゥィートスポットSSよりもトウ側で
ショットした時のボール5のサイドスピン量と、ヒール
側でショツトした時のサイドスピン量とは同一ではなく
、第5図に示す如く、スクエアにショットした時「トウ
部3でショット時のサイドスピン量とヒール部4でショ
ットした時のサイドスピン量を比較測定すると、トウ部
3のサイドスピン量の方が多いことが判明した。
これは「シャフトの榛みによる影響でヘッドーの進行方
向が目標線iに対して平行になっていないこと、また従
来の考え方では、インパクト直前にはヘッド1が近似的
に直線運動を行なっていると考えられていたが、実際に
は回転運動を行なっているから「その影響があること等
に起因するものと推察される。
向が目標線iに対して平行になっていないこと、また従
来の考え方では、インパクト直前にはヘッド1が近似的
に直線運動を行なっていると考えられていたが、実際に
は回転運動を行なっているから「その影響があること等
に起因するものと推察される。
従って、従釆のウッドクラブでは、トウ部3でショット
したボール5は、右へ出た後ほぼ目標線1に戻ってきた
としても、ヒール部4でショットしたボール5は、左へ
出た後、右への曲がりが少ないために、目標線1から左
へ離れた地点に落下する。
したボール5は、右へ出た後ほぼ目標線1に戻ってきた
としても、ヒール部4でショットしたボール5は、左へ
出た後、右への曲がりが少ないために、目標線1から左
へ離れた地点に落下する。
つまり、打点がスウィートスポツトSSを外れてトウ部
3に当れば、飛距離の減少はまぬがれないものの目標線
1から大きく外れることはないが勺 ヒール部4に当れ
ば、ボール5の落下点が目標線1から大きく外れる結果
となるものである。本発明は、上記従来のウッドクラブ
の問題点を解消するためになされたもので、第6図に示
すように、クラブヘッド1の打撃面2が、スゥィートス
ポットSSを境にして、ヒール部4の打撃面のバルジ半
径R2を、トウ部3の打撃面のバルジ半径R,よりも大
きく設定したものである。
3に当れば、飛距離の減少はまぬがれないものの目標線
1から大きく外れることはないが勺 ヒール部4に当れ
ば、ボール5の落下点が目標線1から大きく外れる結果
となるものである。本発明は、上記従来のウッドクラブ
の問題点を解消するためになされたもので、第6図に示
すように、クラブヘッド1の打撃面2が、スゥィートス
ポットSSを境にして、ヒール部4の打撃面のバルジ半
径R2を、トウ部3の打撃面のバルジ半径R,よりも大
きく設定したものである。
つまり、第5図からも明らかなように、仮にトウ部3が
10インチ(25.4肌)のバルジ半径R,を有してい
れば勺ヒ−ル部4で同量のサイドスピンを得ようとする
と、ヒール部4のバルジ半径R2は「10ィシチ(25
.4伽)以上に設定するのである。
10インチ(25.4肌)のバルジ半径R,を有してい
れば勺ヒ−ル部4で同量のサイドスピンを得ようとする
と、ヒール部4のバルジ半径R2は「10ィシチ(25
.4伽)以上に設定するのである。
しかしてト上記のようにバルジ半径R,,R2を設定す
れば、ヒールショットにおいて、初期ボ−ルの左右飛び
出し角度が小さく、かつサイドスピン量が増加して、ボ
ール5の落下点が目標線1に近ずくようになり、従って
、打撃面上の打点のばらつきによるボール落下点の目標
線1に対するばらつきが少なくなるのである。
れば、ヒールショットにおいて、初期ボ−ルの左右飛び
出し角度が小さく、かつサイドスピン量が増加して、ボ
ール5の落下点が目標線1に近ずくようになり、従って
、打撃面上の打点のばらつきによるボール落下点の目標
線1に対するばらつきが少なくなるのである。
実際の計測結果では、スクエアインパクトに対するゴル
ファーで、バルジ半径R,とR2との差は、2インチ(
5.08肌)以上でなければ性能差がでないことが確認
された。
ファーで、バルジ半径R,とR2との差は、2インチ(
5.08肌)以上でなければ性能差がでないことが確認
された。
また、インサイドアウトのスウィングを行なうゴルファ
ーは〜トウショツトでのフックスピン量が増加し、ヒー
ルショットでのスライススピンが減少するため、バルジ
半径R,とR2は、より大きな差がなければならない(
各ゴルファーのィンサィドアウト角が大きくなるほど、
バルジ半径R2はR,よりも、大きくなる。
ーは〜トウショツトでのフックスピン量が増加し、ヒー
ルショットでのスライススピンが減少するため、バルジ
半径R,とR2は、より大きな差がなければならない(
各ゴルファーのィンサィドアウト角が大きくなるほど、
バルジ半径R2はR,よりも、大きくなる。
)ことも確認された。第7図には、ィンサィドアウトの
ヘッド重′DGの動きaとィンサィドアゥト角8、アウ
トサイドィンのヘッド重OGの動きbとアウトサイドィ
ン角82を示してある。
ヘッド重′DGの動きaとィンサィドアゥト角8、アウ
トサイドィンのヘッド重OGの動きbとアウトサイドィ
ン角82を示してある。
第1図は従来のクラブヘッドの平面図、第2図はボール
の飛方向を示す説明図、第3図はボールのサイドスピン
の原理を示す説明図、第4図は従来考えられていた打点
からスウィートスポットまでの距離とサイドスピン量と
の関係を示すグラフ、第5図は実施した打点からスウィ
ートスポットまでの距離とサイドスピン量との関係を示
すグラフ、第6図は本発明に係るクラブヘッドの平面図
、第7図はクラブヘッドの重心の動きを示す説明図であ
る。 1…・・・クラブヘッド「 2・・・・・・打撃面、3
・…・・トウ部、4……ヒール部、5……ボール、R,
,R2・・・・・・バルジ半径、SS・…・・スウィー
トスポット、G……ヘッド重心。 第1図 第2図 第3図 第6図 第4図 第5図 第7図
の飛方向を示す説明図、第3図はボールのサイドスピン
の原理を示す説明図、第4図は従来考えられていた打点
からスウィートスポットまでの距離とサイドスピン量と
の関係を示すグラフ、第5図は実施した打点からスウィ
ートスポットまでの距離とサイドスピン量との関係を示
すグラフ、第6図は本発明に係るクラブヘッドの平面図
、第7図はクラブヘッドの重心の動きを示す説明図であ
る。 1…・・・クラブヘッド「 2・・・・・・打撃面、3
・…・・トウ部、4……ヒール部、5……ボール、R,
,R2・・・・・・バルジ半径、SS・…・・スウィー
トスポット、G……ヘッド重心。 第1図 第2図 第3図 第6図 第4図 第5図 第7図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 クラブヘツドの打撃面が、スウイートスポツトを境
にして、ヒール部の打撃面のバルジ半径R_2を、トウ
部の打撃面のバルジ半径R_1よりも大きく設定したこ
とを特徴とするウツドクラブ。 2 上記バルジ半径R_2を、バルジ半径R_1よりも
2インチ(5.08cm)以上大きく設定したことを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載のウツドクラブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55074657A JPS60867B2 (ja) | 1980-06-02 | 1980-06-02 | ウツドクラブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55074657A JPS60867B2 (ja) | 1980-06-02 | 1980-06-02 | ウツドクラブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS571360A JPS571360A (en) | 1982-01-06 |
JPS60867B2 true JPS60867B2 (ja) | 1985-01-10 |
Family
ID=13553515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55074657A Expired JPS60867B2 (ja) | 1980-06-02 | 1980-06-02 | ウツドクラブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60867B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4471961A (en) * | 1982-09-15 | 1984-09-18 | Pepsico, Inc. | Golf club with bulge radius and increased moment of inertia about an inclined axis |
JPS6085769A (ja) * | 1983-10-18 | 1985-05-15 | ヤマハ株式会社 | ゴルフ用ウツドクラブヘツド |
JPS6088571A (ja) * | 1983-10-21 | 1985-05-18 | 株式会社ブリヂストン | ウツドゴルフクラブ |
JPS6088568A (ja) * | 1983-10-21 | 1985-05-18 | 株式会社ブリヂストン | ウツドゴルフクラブ |
JPS6287664U (ja) * | 1985-11-21 | 1987-06-04 | ||
JP2008099902A (ja) | 2006-10-19 | 2008-05-01 | Sri Sports Ltd | ウッド型ゴルフクラブヘッド |
US10221964B2 (en) | 2015-08-05 | 2019-03-05 | Kabushiki Kaisha Fujikin | Valve device |
-
1980
- 1980-06-02 JP JP55074657A patent/JPS60867B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS571360A (en) | 1982-01-06 |
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