JP2000517200A - 座席用背中サポート構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は座席用背中サポート構造に関する。この構造はフレーム（１）と、隣接するエッジにおいて互いに対して回動可能に構成された複数の細片（３）を含む変形可能サポート表面（２）とを有する。サポート表面は、垂直方向に延びる保持手段（５、６）によって、様々な方向に保持され得る。使用者の背中に一致する素早く且つ安定した調節を可能にするために、保持手段（５、６）は、係合時、複数の細片（３）の各々に個別に作用する。このようにして、座席は使用者をサポートする形状に素早く且つ確実に形成され得る。

Description

【発明の詳細な説明】名称： 座席用背中サポート構造発明の分野： 本発明は、請求項１の前提部に記載される、座席用背中サポート構造に関する 。詳細には、本発明は、乗り物の座席用背中サポート構造に関する。従来技術： 請求項１の前提部による座席用背中サポート構造は、EP-A-0 291 298から公知 である。この文献は、座席測定機器および調節可能背もたれを有する椅子につい て記載しており、この調節可能背もたれ部は、複数の金属細片が取り付けられ得 る柔軟な表面(pliable surface)によって形成される。人の背中の湾曲に対応す る湾曲を得るために、この変形可能表面は調節を可能にする３つのサポートを備 えており、これにより人の背中の測定を可能にしている。サポート位置の間にお いて、変形可能表面はどんな積極的な(positive)手段によっても抑制されていな い。 乗り物の衝突力学ならびに背中および首の損傷を最小化する手段を考えると、 とりわけ背中上部、肩、首および頭については、背中の正確なサポートが非常に 重要であることが知られている。しかしシートバックはまた、異なる体格の人々 による使用に耐えうるように、簡単な方法で調節可能でなければならない。いか なる車種にも対応できる標準的な乗り物座席の場合は特にこのことがあてはまる 。EP-A-0 291 298（これは主に座席測定装置およびその装置の椅子への応用に関 する）による座席を考えると、使用者の背中へ一致させる作業は非常に煩雑であ り、多数の操作を必要とする。更に、精密な一致を得ようとする場合には、使用 者が着席した状態で、別の人の助けが必要である。 更なる公知の座席がUS-A-5 120 109に開示されている。US-A-5 120 109には、 複数の調節可能制御部を有し、座席の上側端部に制御部によって分離ヘッドレス ト部が取り付けられた標準的な自動車の座席が記載されている。調節可能部の 各々は、複数の平行コードとこれらに交差する複数のケーブルから成る、様々な 湾曲度の凸形状(convex orientation)に変形可能なパネルを含む。しかし、この ような座席は使用者の背中の実際の形状に十分に一致することはできず、様々な 使用者の体格にフィットするかどうか分からない一連の規格凸表面によって背中 の特定の領域をサポートして妥協点を提供するに過ぎない。 従って本発明の主要な目的は、簡単に調節可能で良好な一致を提供しながらも 、変形可能サポート表面に積極的なサポートを与えるシートバックを提供し、こ れにより、安定したシートバック構造を提供することである。発明の要旨 上記課題は、請求項１に規定される特徴部を有する座席用背中サポート構造に よって解決される。 本発明の好適な特徴は、従属クレームに記載される。 請求項１のような背中サポートに、実質的に全ての個別の細片のための個別の サポートを提供することにより、サポート表面の各細片の動きおよび望ましくな い変形に対する積極的な耐性が提供され得る。しかし、保持手段は係合位置から 解放位置へと移動可能なので、背中の形状に対する良好な一致が簡単に得られる 。 サポート表面の上側端部がシートバックの首領域を通過して頭領域にまで延び ている場合、シートバックが最適なサポートを、背中だけでなく、前向き凸面を 必要とする首にも提供することが明らかである。 上記US-A-5 120 109またはEP-A-0291 298のような従来技術による調節可能座 席を考えると、これらの座席は、頭または首のサポートを実現するために、付加 的なヘッドレストを備えている。しかし、個別のヘッドレストは費用がかさむの みならず、首の領域が充分にサポートされるかまたは頭の領域が充分にサポート されるかのいずれかで、背中の上部から頭にかけての連続的なサポートが全く提 供されないという別の大きな課題を有する。多数の調節部材が使用されている文 献US-A-5 120 109においても、首サポート領域と頭サポート領域との間のサポー トの欠如は明らかである。衝突の際、ヘッドレストがあるにも関わらず頭が下方 に首が後方に力を受ける場合などには、このサポートの不足のために重度の脊髄 損傷を引き起こし得る。このことはEP-A-0 291 298にもあてはまる。なぜなら、 背中上部と頭や首領域との間の湾曲を十分に複製することができず、さらには、 座席の上端とヘッドレストとの間に比較的大きなギャップが存在するからである 。 従って、本発明のシートバックを、乗り物座席の分野に非常に有利に適用して 、頭および首サポートの更なる問題を解決することが可能である。図面の簡単な説明 ここで本発明を、以下の図面を参照してより詳細に説明する。 図１は、本発明のある実施形態に従って形成された乗り物の座席用背中サポー ト構造の断面を露出させた、乗り物の座席の部分切取側面図を示し、明晰さのた めに特定の部品が除去されている。 図２は、装置の特定の細部を示すために装飾およびカバーを除去した、図１の 座席の正面図を示す。 図３は、図２の線III-IIIで切った部分切取図を示す。装飾は除去した。 図４は、通常の運転位置に座った乗客のモデル化側面図である。シートバック は本発明の変形可能サポート表面を組み込んでいる。好適な実施形態の詳細な説明 完全な乗り物座席の略図を図１に示したが、座席の上部のみを分解し、本発明 の背中サポート構造を露出させた。背中サポート構造はフレーム１を含み、この フレーム１は、図示した実施形態において、シートバックの上側端部付近の位置 から、シートバックの下側端部の回動点７へと延びる。回動点は通常、シートバ ックをリクライニングするためにバックレスト全体がその周りを回動する点であ る。フレーム自体は、サポート構造の他の部品が取り付けられ得る、任意の適切 なフレーム部材から構成され得る。 フレームの前方に突出している変形可能サポート表面２は、フレーム１にその 上側端部４および下側端部８において回動可能に取り付けられ、各端部で実質的 に水平な軸の周りを回動可能である。サポート表面自体は、隣接する水平方向の エッジに沿って回動可能に結合された複数の水平細片３(例えば硬性プラスチッ ク材料製)を含む。細片は、使用者の背中の輪郭に適切に沿うこと(following)が 可能である高さを有する。従って、典型的な高さは３cmから８cmの間であるが、 他の寸法も実現可能である。 細片３の間の回動可能連結は、細片の隣接するエッジ同士を結合する個別ヒン ジによる方法、または細片下の可撓性シートに細片を固定する方法等の多くの方 法で形成され得る。別の可能性として、単一のプラスチック層に(細片の高さに 対応する)短い間隔で材料厚低減部分を形成し、それによりこのように形成され た各細片間にライブヒンジを提供して、このサポート層を形成することも可能で ある。 サポート表面が座席の前方に向かって凸状および／または凹状に変形して、人 の背中および首の輪郭に一致し得るように、ヒンジを形成する。 座席は通常、サポート表面２の上部が、百分位数９９の人(99-percentile occ upant)（つまり非常に背の高い人）の首領域(領域Ａ)を通過して、その後頭部の 中心を越えるような長さである。図１に示したサポート表面の形状の場合、領域 「Ａ」は、とりわけ衝突の場合に、しかし望まれる場合には通常の運転中にも使 用者の首をサポートする前向き凸部であることが分かる。このように、首および 頭を含む使用者の体の上部はしっかりサポートされ、首を損傷する危険性を低減 する。 変形可能サポート表面がモデル化された人間の乗客「Ｈ」の背中の輪郭に沿っ て理想的なサポートを付与する方法を模式的に示す、変形可能サポート表面の側 面図を図４に示す。とりわけ、エリア「Ａ」が首の上部で背骨の形状に非常にし っかりと適合する様子、およびエリア「Ａ」が頭に適合する様子がわかる。 装飾層９はサポート層２の前面を覆い、使用者の背中にパッドを提供する。 変形可能サポート構造を所望の形状構成に保持するために、図２および図３に 示すように保持手段が提供される。図示した実施形態において、保持手段は、( 例えばゴム突出部１０で形成された)高摩擦表面を有する１対の対向垂直プレー ト部材５および６を含む。これについては以下でより詳細に説明する。 図２に示した位置において、２枚のプレート５および６をサポート表面２の垂 直エッジとそれぞれ係合する位置に保持し、これによりサポート表面２を両プレ ート間に把持する。図３により明確に示すように、保持手段の高摩擦表面はサポ ート表面の分離細片３の各々と接触し、これにより、個別の細片の各々の端部に おける強固な係合を提供し、細片のシートバックの後方または前方への動きを防 ぐ。 プレート５および６が、表面２を所望の構成に保持する係合位置(図示)、なら びに表面２を使用者の背中に一致させる解放位置をとることを可能にするために 、プレート５および６に短いガイドピン１１を取り付けるとともに、ガイドピン の周りに圧縮ばね１２を自由に配設する。ガイドピンは、各プレート５および６ の後側から突出し、垂直フレーム部材１ａを通過して、その反対側で（例えばス プリットピンまたはサークリップ(circlip)によって）適切に固定される。圧縮 ばねは、フレーム部材１ａから離れる方向に付勢され、(各細片３の個々の垂直 エッジから形成される)サポート表面２の垂直エッジと接触するように、フレー ム部材１ａと各プレート５および６との間に嵌合する。これらのばねは適切には 、プレート５および６に対するサポート表面２の垂直エッジの著しい動きを伴わ ないで衝突の力を許容するような数およびばね定数である。典型的な後方からの 追突の際、最大１０ｇ迄の加速による力が座席にかかるが、この程度の力には対 応できるはずである。 図示した実施形態において、ガイドピン１１は、プレートの各々の上側端部領 域および下側端部領域に示される。但し、ガイドピンの数および位置が設計事項 であることは明らかである。 プレート５および６を解放してサポート表面が特定の構成に保持されていない 状態にするために、ワイヤ１３、１４、１５および１６ならびに制御レバー２０ が使用され得る。ワイヤの各々は、一方の端部でレバー２０に連結され、他方の 端部でプレート５および６に連結される。例えばワイヤ１３について考えると、 このワイヤはプレート６に取り付けられ、レバー２０と連結する前にフレーム部 材１ａの穴を通ってガイドローラー(またはプーリー)１７および１８の周りを通 過する。同様に、ワイヤ１５はプーリー１８および１９の周りを通過する。ワイ ヤ１４および１６は、ワイヤ１４および１６側で同様に構成され、プーリー２１ 、２２および２３のそれぞれの周りを通過する。プーリー１８および２３は、好 ま しくは、各ワイヤのための溝を有するダブルＶ型プーリー(double V-pulleys)で ある。 このように、レバー２０をピボット３１の周りを(図２に示すように)反時計周 りに一度動かすことにより、プレート５および６は個別の細片３の各々と接触し た状態から解放される。レバーを放すことにより、ばね１２はプレート５および ６を、複数の細片３の各々と接触した状態へと戻るよう付勢する。必要な場合、 適切な平衡化(balancing)機構および／または張力(tensioning)機構をワイヤに 設け得る。 保持手段およびその動きをワイヤおよびプレートによって規定したが、係合お よび解放機能を果たし得る限り他の適切な保持手段も想起され得る。例えば、適 切な手段に作用し且つ手動バルブで制御される流体圧を用いて、係合力／解放力 を提供することが可能である。 複数の異なる着席位置および複数の異なる身体寸法により良く対応するために 、変形可能サポート表面２の(ここではガイドブロック８によって形成される)下 側エッジ８が、垂直方向に可動となるようにフレームに取り付けられる。あるい は、または更には、上側エッジ（４）が可動であり得る。図示した実施形態にお いて、垂直方向の移動は、座席フレーム１の垂直ガイドスロット２７を介して突 出したガイドブロック８に取り付けられたサポート表面２の最下端の細片によっ て提供される。ガイドブロックは、小プーリー２６上を通過して回転可能シャフ ト２８と連結するワイヤ２５に取り付けられる。シャフト２８は、座席フレーム および装飾の外側で、シャフトに作用する適切な手段によって回転しないように 固定され得る調節ホイール２４に連結される。このような手段自体は公知であり 、例えば、この手段は、シャフト２８を外側に動して(これにより、ホイール２ ４を介してシャフト２８を回すことが可能になる)解放し、ホイール２４を解放 することによって（これにより、シャフト２８が再び内側に移動可能になる）係 合してホイール２４の動きを固定し得る。 ホイール２４を回すと、ワイヤ２５はシャフト２８の周りに巻回され(または シャフト２８から巻き出され)、サポート表面の下側エッジ８はホイール２４の 回転方向に従って上方または下方に移動する。無論、ホイールをサーボモータ駆 動することも可能である。 下側エッジ８の上方への移動によって、サポート表面２とフレーム１との間の 空間３０の容積は変化する(このことは図１で最も明らかに見られる)。このよう にして、個々の背中の必要に対して、より大きな調節能力が得られる。 通常の状況において、シートバックは乗り物座席の一部分である。座席に座っ ている乗客は、例えば以下のように座席を調節する。乗客はまず始めに座り、通 常の運転姿勢をとるとする。レバー２０の移動により保持手段５および６がサポ ート表面２から解放され、サポート表面２は、表面２の上側端部と下側端部との 間で使用者の背中の形状に自由に一致可能となる。使用者の背中をシートバック に押し当てるので、背中の輪郭はサポート表面にぴったりと適合する。更に、座 席の首領域において、表面２は座席の前方に向かって凸状に変形し、使用者の首 および頭部下部に一致する。 良好なサポートを提供する位置に居る状態で、レバー２０を放すと、サポート 表面はそれ以上動かないようにプレート５および６によってロックされる。これ により、衝突の場合のみならず望まれる場合には通常の運転中にも、使用者にこ のように良好に一致する背中サポート、首サポートおよび頭サポートが提供され る。使用者が、通常の運転中に首および頭領域において実際に接触することを望 まない場合、ユーザの頭をシートバックに対して後方にもたれかけた状態でサポ ート表面２を調節し、これにより、領域「Ａ」において凸領域の高さを低減して、 使用者の頭が首および頭サポートから数センチメートル離れた状態にすることが できる。いずれにしろ、いかなる追突(rearward collisions)であっても、頭お よび首が十分にサポートされる位置に動かされる。 使用者の肩／首／頭領域に充分に一致する凸領域「Ａ」を提供するために、不 十分な（または過剰な）容積３０が存在する場合、レバー２４を回してこの空間 容積を増大（または減少）し得る。しかし、レバー２４を動かすために、プレー ト５および６は通常は解放位置になければならない。この目的のために、レバー ２０およびホイール２４を（図中に示すように）座席に対して互いに反対側に設 けて、別々の手で同時に操作するようにすることが適切であり得る。しかし、レ バーおよびホイールは座席の同一側面上にあってもよい。あるいは、ホイール２ ４を動かすことによって保持手段が自動的に解放位置へと移動するように構成さ れ得る。しかしたいていの場合において、容積３０は既に使用者の大部分に適切 であり、レバー２０を使用することによって上に説明したようにサポート表面２ の一致度を変えればよいだけである。 以上のように、単に座席に座り、１つのレバー（レバー２０）を操作するだけ で、良好な背中サポート、首サポートおよび頭サポートを提供するようにシート バックを調節することができる。 別の実施形熊において、シートバックの腰領域を、上記と同様の構成を用いて 代替的に設ける、または上記に加えて別の構成をによって設けることが可能であ る。加えて、想像できるように、更に別の実施形態において、連続的なサポート 表面をシートバック全体に提供するように、上記の構成を座席の腰領域へと拡張 することによって、腰サポートを提供することができる。しかし、事故による損 傷防止に関して、背中の下側部分は、背中の上側部分ほどの大きなリスクにはさ らされていない。 プレート５および６は、完全平坦状態（下側エッジ８が最も低い位置にある状 態）から最大容積状態（下側エッジ８が最も高い位置にある状態）までの、実質 的に全ての細片３の使用可能領域を覆う幅（図３の左右方向）に形成される。図 ３に示すように、プレート５は、シートバックの上部領域および中間領域におけ る表面２の最大湾曲度を考慮した、幾分湾曲した形状を有していてもよい。異な る形状のプレートも当然提供され得る。 プレート５および６の代わりに、全ての細片に個別にかかる把持力または保持 力を生じ得る、他の適した保持手段を使用してもよい。しかしプレート状部材（ つまり実質的に平坦な接触表面を有する部材）は、安価、頑強且つ効果的なので 、好適な手段といえる。 図中１０で示される高摩擦手段は、 例えば、小さな突出または窪みを有する ）パターン化されたゴムフェイシング(patterned rubber facing)または研磨表 面(abrasive surface)が適しているが、いかなる適した種類のものであってもよ い。 以上に本発明を、特定の非限定的な実施形態を参照して説明した。しかし本発 明では、添付の請求項に規定された本発明の範囲から逸脱することなく、改変お よび修正が為され得る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．座席用背中サポート構造であって、フレーム（１）と変形可能サポート表面 （２）とを有し、該サポート表面は互いにエッジ同士を合わせた複数の細片（３ ）を有し、該細片は互いに回動可能に構成され、該サポート表面（２）は該フレ ームに回動可能に取り付けられる上側エッジ（４）を有し、該サポート表面は該 変形可能サポート表面に作用する保持手段（５、６）によってさまざまな方向に 保持され得、該保持手段（５、６）が係合位置と解放位置との間を移動し、係合 位置において該保持手段が該複数の細片（３）の各々と個別に係合することを特 徴とする、座席用背中サポート構造。 ２．前記変形可能サポート表面（２）が、前記フレーム（１）の上部へのアタッ チメント（４）を有する上側部分（Ａ）を有し、該上側部分（Ａ）が、シートバ ックの前方部分に向かって外側へ凸状に変形され得、それにより背中の上部だけ でなく頭および首の輪郭に合わせて調節可能なサポートを提供することを特徴と する、請求項１に記載の背中サポート構造。 ３．前記サポート表面（２）が実質的に垂直エッジ部分を有し、前記保持手段（ ５、６）が、全ての所望の方向において、該サポート表面（２）の該垂直エッジ 部分と係合することを特徴とする、請求項１または２に記載の背中サポート構造 。 ４．前記保持手段が高摩擦表面（１０）を有する少なくとも１つのプレート部材 （５、６）を含み、該高摩擦表面が前記垂直エッジ部分に対向することを特徴と する、請求項３に記載の背中サポート構造。 ５．前記少なくとも１つのプレート部材（５、６）が、該プレート部材（５、６ ）を各垂直エッジ部分との係合位置へと付勢しようとする付勢力（ばね１２）に 反して、作動手段（２０）によって、該各垂直エッジ部分から離れる方向に移 動可能であることを特徴とする、請求項４に記載の背中サポート構造。 ６．前記細片（３）の各々がヒンジ手段によって隣接する細片に取り付けられる ことを特徴とする、請求項１から５のいずれかに記載の背中サポート構造。 ７．前記細片（３）およびヒンジがプラスチックによって一体形成され、該ヒン ジが前記隣接する細片の間の低減材料厚によって形成され、これによりライブヒ ンジ(live hinge)を形成することを特徴とする、請求項６に記載の背中サポート 構造。 ８．前記サポート部材が前記フレーム（１）上の上側端部および下側端部（４、 ８）においてサポートされ、該端部の一方の端部（４）が固定され、該端部の他 方の端部（８）が該フレームに沿って垂直方向に移動可能であることを特徴とす る、請求項１から７のいずれかに記載の背中サポート構造。 ９．乗り物座席であって、該座席が前記請求項のいずれか１つに記載の背中サポ ート構造を含み、該座席が前記保持手段（５、６）の動きを制御するための制御 手段（２０）および前記サポート表面の下側端部（８）または上側端部（４）の フレーム（１）への垂直方向の取付け高さを調節するための調節手段（２４）を 備えていることを特徴とする乗り物座席。 １０．前記変形可能サポート表面（２）が前記シートバックサポート構造の腰部 領域内に延び、これにより、頭および首サポートだけでなく腰部サポートを提供 することを特徴とする、請求項９に記載の乗り物座席。