JP2004057247A - リクライニングシート - Google Patents

リクライニングシート Download PDF

Info

Publication number
JP2004057247A
JP2004057247A JP2002215895A JP2002215895A JP2004057247A JP 2004057247 A JP2004057247 A JP 2004057247A JP 2002215895 A JP2002215895 A JP 2002215895A JP 2002215895 A JP2002215895 A JP 2002215895A JP 2004057247 A JP2004057247 A JP 2004057247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
headrest
backrest
seat
reclining
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002215895A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Yajima
矢島 賢三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002215895A priority Critical patent/JP2004057247A/ja
Publication of JP2004057247A publication Critical patent/JP2004057247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】背もたれ部を倒した場合にヘッドレストの位置が自動調節されて、着座者の頭部を当該ヘッドレストで最適な状態でサポートできるようにする。
【解決手段】
背もたれ部20の後方への傾斜角度量の増大に応じてヘッドレスト30の背もたれ部20に対する距離Lを減少させるヘッドレスト位置調節手段40を設ける。ヘッドレスト位置調節手段40を、一端部41aがヘッドレスト30に接続されかつ他端部41bが背もたれ部20のヒンジ部25よりも上方部分と接続されたワイヤー41と、座部10又は座部10近傍の静止体に設けられワイヤー41の中間部分を支持して移動方向を変換する滑車45とから形成する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘッドレスト付きの背もたれ部が後方に倒れて傾斜角度を調節可能なリクライニングシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、自動車・列車・飛行機等の乗り物の座席として、リクライニングシートが用いられることが多い。また、屋内でも、リクライニングシートが使われることがある。
【0003】
図3(A),(B)に、従来のリクライニングシートの代表的な例を示す。これらの図に示すリクライニングシートは、座部10と、ヒンジ部(図示省略)を中心として回動可能な背もたれ部20と、この背もたれ部20の上端部に設けられたヘッドレスト30とを備え、背もたれ部20が後方に倒れて傾斜角度を調節可能に構成されている。
【0004】
ここで、ヘッドレスト30は、シートに座っている者(着座者H)の頭を背後からサポートできるように高さ位置が調節される。このヘッドレスト30は、着座者Hの頭の動きを一定の範囲内で規制し、頭部から首にかかる力の一部を負担して首の疲労を軽減するものである。なお、乗り物などでは、ヘッドレスト30は衝突時に着座者Hの頭部をサパートして首や頭部に過大な力がかかるのを防止する役目も果たす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記リクライニングシートでは、着座者Hが、仮眠をとったり身体を休めるためなどに、背もたれ部20を後方へ倒して横になった場合、図3(B)に示すように、着座者Hの頭部がヘッドレスト30にうまく当たらず寝心地が悪い欠点を有する。
【0006】
かかる不都合が起こらないようにするには、背もたれ部20を倒す前にヘッドレスト30の位置を調節する(すなわち、ヘッドレスト30を背もたれ部20に近づける)か、着座者Hが頭がヘッドレスト30にうまく当たる位置まで後方へ移動する必要がある。しかし、仮眠等をとる都度にヘッドレスト位置調節を行うのは面倒であり、また身体を移動するのでは座部10や背もたれ部20のフィット感が損なわれることになる。
【0007】
本発明の目的は、背もたれ部を倒した場合にヘッドレストの位置が自動調節されて、着座者の頭部を当該ヘッドレストで最適な状態でサポートできるリクライニングシートを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、座部と、ヒンジ部を中心として回動可能な背もたれ部と、背もたれ部の上端部に設けられたヘッドレストとを備え、背もたれ部が後方に倒れて傾斜角度を調節可能なリクライニングシートにおいて、前記背もたれ部の後方への傾斜角度量の増大に応じて前記ヘッドレストの前記背もたれ部に対する距離を所定の割合で減少させるヘッドレスト位置調節手段を設けたものである。
【0009】
また、請求項2の発明は、前記ヘッドレスト位置調節手段が、一端部が前記ヘッドレストに接続されかつ他端部が前記背もたれ部の前記ヒンジ部よりも上方部分と接続された紐体と、前記座部又は前記座部近傍の静止体に設けられ紐体の中間部分を支持して移動方向を変換する中間支持体と、から形成されたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0011】
本発明に係るリクライニングシートは、図1および図2(A),(B)に示すように、基本的構成は従来例(図3(A),(B))と同様であるが、ヘッドレスト位置調節手段40を設け、背もたれ部20の後方への傾斜角度量(θ)の増大に応じてヘッドレスト30の背もたれ部20に対する距離Lを所定の割合で減少させる構成とされている。
【0012】
より具体的には、ヘッドレスト30は、図1に示すように、背もたれ部20の上部に支持部31を介して上下動可能に装着されている。なお、図1は、構造を明確に示すために、座部10および背もたれ部20の各カバーを取り除いた状態を示す。また、背もたれ部20は、リクライニングレバー29を操作することにより、ヒンジ部25を中心として回動可能かつ複数の設定角度位置に固定可能・固定解除可能とされている。
【0013】
支持部31は、上端部がヘッドレスト30に接合され下部がフレーム33に上下動自在に保持された一対の支持棒(32,32)と、支持棒(32,32)の下端部に固定された連結部材35を介して当該支持棒(32,32)を上向きに付勢するバネ(34,34)とから形成されている。
【0014】
次に、本リクライニングシートの特徴部であるヘッドレスト位置調節手段40は、一端部がヘッドレスト30に接続されかつ他端部が背もたれ部20のヒンジ部25よりも上方部分と接続された紐体と、座部10に設けられ紐体の中間部分を支持して移動方向を変換する中間支持体と、から形成されている。
【0015】
この実施形態では、上記紐体は、鋼鉄製のワイヤー41から形成されている。ワイヤー41は、その一端部41aが連結部材35に接続され、かつ、他端部41bが背もたれ部20のヒンジ部25よりも上方に所定距離だけ離れた側部に固定されている。そして、ワイヤー41は、その中間部分が滑車42および中間ガイドリング43ならびに次に詳述する中間支持体によって支持されている。
【0016】
中間支持体は、座部10の側部に回転自在に設けられた滑車45から形成されている。
【0017】
したがって、背もたれ部20を、図2(A),(B)に示すように、通常の使用位置P1から後方へ回動させると、ワイヤー41が当該背もたれ部20の回動量θに比例した距離だけ後ろに引っ張られてヘッドレスト30は下方へ強制移動させられる。これにより、ヘッドレスト30と背もたれ部20との距離Lは、当該背もたれ部20の回動量θに応じて所定の割合で減少した値となる。なお、上記Lの減少の割合は、ワイヤー41の他端部41bの固定位置を変えるなどして調節可能である。
【0018】
また、背もたれ部20を後方へ倒した状態から前方へ回動させると、ヘッドレスト30はバネ34の弾性復元力によって上方へ強制移動させられる。そして、背もたれ部20を通常の使用位置P1に位置決めすると、図2(A)に示すように元の位置に復帰する。
【0019】
次に、この実施形態の作用について説明する。
【0020】
本リクライニングシートの着座者Hが、仮眠等をとるために、背もたれ部20を図2(A)に示す通常使用位置P1から同図(B)に示す位置P2まで倒し、当該背もたれ部20に背中を密着させた状態で横になった場合、着座者Hの上半身の回動中心CT2が背もたれ部20の回動中心CT1と異なるため、当該背もたれ部20に対する着座者Hに対する位置がずれることになる。そのため、ヘッドレスト30が通常使用位置P1のままでは、横になった着座者Hの頭が当該ヘッドレスト30にうまく当たらないことになる。
【0021】
しかし、本リクライニングシートでは、上記したヘッドレスト位置調節手段40によって、背もたれ部20の後方への傾斜角度量θの増大に応じてヘッドレスト30の背もたれ部20に対する距離Lが所定の割合で減少するので、上記着座者Hは頭をヘッドレスト30に良好な状態で支持された状態で仮眠等をとることができる。
【0022】
しかして、本リクライニングシートは、ヘッドレスト位置調節手段40を設け、背もたれ部20の後方への傾斜角度量(θ)の増大に応じてヘッドレスト30の背もたれ部20に対する距離Lを所定の割合で減少させる構成とされているので、背もたれ部20を倒した場合にヘッドレスト30の位置が自動調節されて、着座者Hの頭部を当該ヘッドレスト30で最適な状態でサポートできる。
【0023】
また、ヘッドレスト位置調節手段40を、一端部41aがヘッドレスト30に接続されかつ他端部30bが背もたれ部20のヒンジ部25よりも上方部分と接続されたワイヤー41と、座部10に設けられワイヤー40の中間部分を支持して移動方向を変換する滑車42とから形成したので、背もたれ部20を後方へ倒す力を利用してヘッドレスト30の位置調節をすることができる。したがって、ヘッドレスト30を位置調節用に移動するための駆動源を必要とせず、構成を一段と簡単化することができる。
【0024】
なお、上記実施形態では、中間支持体としての滑車45を座部10の側部に設けたが、座部10近傍の静止体(例えば、自動車の床面)に設けてもよい。
【0025】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、ヘッドレスト位置調節手段を設け、背もたれ部の後方への傾斜角度量の増大に応じてヘッドレストの背もたれ部に対する距離を減少させることとしたので、背もたれ部を倒した場合にヘッドレストの位置が自動調節されて、着座者の頭部を当該ヘッドレストで最適な状態でサポートできる。
【0026】
また、請求項2の発明によれば、ヘッドレスト位置調節手段を、ワイヤー等の紐体と、紐体の中間部分を支持して移動方向を変換する中間支持体とから形成したので、請求項1記載の発明と同様な効果を奏する他、一段と構成を簡単化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための図である。
【図2】本リクライニングシートの使用態様を説明するための図である。
【図3】従来のリクライニングシートの不具合を説明するための図である。
【符号の説明】
10 座部
20 背もたれ部
25 ヒンジ部
29 リクライニングレバー
30 ヘッドレスト
31 支持部
32 支持棒
33 フレーム
34 バネ
35 連結部材
40 ヘッドレスト位置調節手段
41 ワイヤー(紐体)
41a ワイヤーの一端部
41b ワイヤーの他端部
42 滑車
43 中間ガイドリング
45 滑車(中間支持体)

Claims (2)

  1. 座部と、ヒンジ部を中心として回動可能な背もたれ部と、背もたれ部の上端部に設けられたヘッドレストとを備え、背もたれ部が後方に倒れて傾斜角度を調節可能なリクライニングシートにおいて、
    前記背もたれ部の後方への傾斜角度量の増大に応じて前記ヘッドレストの前記背もたれ部に対する距離を所定の割合で減少させるヘッドレスト位置調節手段を設けたことを特徴とするリクライニングシート。
  2. 前記ヘッドレスト位置調節手段が、一端部が前記ヘッドレストに接続されかつ他端部が前記背もたれ部の前記ヒンジ部よりも上方部分と接続された紐体と、前記座部又は前記座部近傍の静止体に設けられ前記紐体の中間部分を支持して移動方向を変換する中間支持体と、から形成された請求項1記載のリクライニングシート。
JP2002215895A 2002-07-24 2002-07-24 リクライニングシート Pending JP2004057247A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002215895A JP2004057247A (ja) 2002-07-24 2002-07-24 リクライニングシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002215895A JP2004057247A (ja) 2002-07-24 2002-07-24 リクライニングシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004057247A true JP2004057247A (ja) 2004-02-26

Family

ID=31937796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002215895A Pending JP2004057247A (ja) 2002-07-24 2002-07-24 リクライニングシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004057247A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006042929A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Okamura Corp 椅子
WO2013162435A1 (en) * 2012-04-27 2013-10-31 3K Holding Ab Head support device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006042929A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Okamura Corp 椅子
WO2013162435A1 (en) * 2012-04-27 2013-10-31 3K Holding Ab Head support device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10239419B2 (en) Anthropomorphic pivotable upper seatback support
CN100393551C (zh) 具有凸轮驱动自定位头部限制器的车座组件
JP4647331B2 (ja) ヘッドレスト付き車両用シート
JP2000517200A (ja) 座席用背中サポート構造
JPH06245837A (ja) 車両用シート
JP3415209B2 (ja) 車両のシ−ト構造
JP2004057247A (ja) リクライニングシート
CN113619460B (zh) 车辆座椅的扶手
JPH115479A (ja) 車両用シート
JP2862853B2 (ja) 自動車用シート
JPH07257242A (ja) 車両用シート
KR20110023201A (ko) 자동차용 시트의 헤드레스트 높이 자동변경 장치
JP2604640Y2 (ja) 腰 掛
JP6064922B2 (ja) 車両用シート装置
KR101407262B1 (ko) 차량용 시트의 틸팅 장치
JP2008043521A (ja) シートバックの中折れ・リクライニング式自動車用シート
JP2001231651A (ja) 腰掛装置
KR19980050838A (ko) 헤드 레스트 틸트 어셈블리
JP2589977Y2 (ja) シート装置
KR100444673B1 (ko) 자동차용 시트의 틸팅장치
JPH0527087Y2 (ja)
JP2024044003A (ja) 車両用シート
JPS6164540A (ja) 自動車用シ−トの前後調節機構
JPH07213371A (ja) 車両用シート
JP2023004166A (ja) 乗物用シート