JP2000516232A - ビニルグリコールの不飽和ジオールへの異性化 - Google Patents

ビニルグリコールの不飽和ジオールへの異性化

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、レニウムをベースとする触媒の存在下において、ビニルグリコールを不飽和ジオールに異性化させるための方法およびこの異性化のための触媒に関する。より詳細には、本発明は3−ブテン−1,2−ジオールの2−ブテン−1,4−ジオールへの異性化、および、前記触媒の存在下における3−ブテン−1,2−ジオールの2−ブテン−1,4−ジオールへの異性化の工程を含む、1,4−ブタンジオールの製造法に関する。この触媒は担体上の遷移金属を含み、担体が1.5:1〜1000:1のモル比で珪素およびアルミニウムを含むゼオライトYタイプの物質であり、そして、遷移金属がレニウムまたはレニウム化合物およびそれらの混合物であり、担体と、レニウムまたはレニウムおよびそれらの混合物の合計重量を基準として0.1〜50重量%の量で含まれることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 ビニルグリコールの不飽和ジオールへの異性化 本発明はビニルグリコールの不飽和ジオールへの異性化のための方法に関する 。特定の不飽和アルコールは、加熱され、または酸性もしくは塩基性の条件下に 付されるときに、炭素−炭素二重結合の置換とともにβ−位のヒドロキシル基の 移動が起こるアリル転位と呼ばれる異性化を受けることが知られている。このよ うな異性化を促進することが知られている物質は、米国特許第2,911,44 5号明細書に開示されているような、酸性条件下において用いられる水溶性第二 水銀塩、日本公開特許公報59−084,831および82−002,227に 開示されているような金属ヨウ化物、および、日本公開特許公報79−073, 710に開示されているようなカルシウム化合物を含む。 今日まで、不飽和アルコールのこのような転位反応は、低い選択率もしくは低 い収率またはそれらの組み合わせのために、工業法における顕著な有用性を見い だすことがなかった。それ故、より高い選択率、そして好ましくは、より高い選 択率とともに向上した収率を提供することができる触媒を用いた反応手順を提供 することが望まれるであろう。 主要な産業上の重要性を有する物質は1,4−ブタンジオールであり、それは 、2−ブテン−1,4−ジオールの水素化により得ることができる。従って、中 間体として2−ブテン−1,4−ジオールを提供する不飽和アルコールの転位反 応を用いた1,4−ブタンジオールの製造法を開発することは望まれるであろう 。1,4−ブタンジオールはポリマー産業および医薬産業において重要な工業製 品である。 第一の態様において、本発明は下記一般式 HO−CHR−CHOH−CH=CR’H (I) (式中、RおよびR’は、独立に、水素または低級アルキルである)のビニルグ リコールを、下記一般式 HO−CHR−CH=CH−CHR’−OH (II) (式中、RおよびR’は、独立に、水素または低級アルキルである)の不飽和ジ オールに異性化するための方法に関し、この方法は、上記のビニルグリコールを 、レニウム、レニウム化合物およびそれらの混合物と接触させることを含む。 第二の態様において、本発明は、担持された遷移金属触媒の存在下における3 −ブテン−1,2−ジオールの異性化により、2−ブテン−1,4−ジオールを 製造するための方法であって、この触媒はレニウム、レニウム化合物およびそれ らの混合物からなる群より選ばれ、かつ、1:1〜1000:1の原子比の珪素 およびアルミニウムを含むゼオライトタイプの担体により担持されていることを 特徴とする方法に関する。 第三の態様において、本発明は、担持された遷移金属触媒の存在下において3 −ブテン−1,2−ジオールを2−ブテン−1,4−ジオールに異性化させる工 程を含み、この触媒はレニウム、レニウム化合物およびそれらの混合物からなる 群より選ばれ、かつ、1:1〜1000:1の原子比の珪素およびアルミニウム を含むゼオライトタイプの担体により担持されていることを特徴とする、1,4 −ブタンジオールを製造するための方法に関する。 第四の態様において、本発明はビニルグリコールを不飽和ジオールへ転化させ るために適する、担体上において遷移金属を含む触媒に関し、この担体は1:1 〜1000:1の原子比の珪素およびア ルミニウムを含むホージャサイトタイプのゼオライトであり、かつ、この遷移金 属はレニウムまたはレニウム化合物およびそれらの混合物であり、そして担体と 、レニウムまたはレニウム化合物およびそれらの混合物との合計重量を基準とし て0.1〜50重量%の量で含まれることを特徴とする。 このようなレニウムをベースとする触媒は、驚くほどの高い選択率をもって、 ビニルグリコールの不飽和ジオールへの転位を促進することができることを発見 した。 本発明によると、ビニルグリコールの不飽和ジオールへの異性化は、担持され た遷移金属触媒の存在下において行われる。好ましい遷移金属は、レニウム金属 、レニウム化合物およびそれらの混合物として存在するレニウムであり、好まし くはシリカをベースとする担体により担持されている。有利には、この担持され た触媒はレニウム金属またはレニウム化合物から実質的になる。担体と遷移金属 との合計重量を基準として、レニウムまたはレニウム化合物は0.1〜約50重 量%、好ましくは1〜30重量%、そしてより好ましくは5〜25重量%、そし てさらにより好ましくは8〜20重量%の量で含まれる。 担体またはキャリアは、ホージャサイトタイプのゼオライトとして認識される 構造を有する、珪素をベースとする物質であり、それは1:1〜1000:1の 原子比の珪素およびアルミニウムを含み、好ましくは、1.5:1〜約200: 1の珪素およびアルミニウムの比を有するY−タイプのゼオライト、そしてより 好ましくは、5:1〜100:1のSi/Al比の超安定化ホージャサイトタイ プゼオライトを含む。適切な担体の例は、Pennsylvania Quartz Corporationか ら入手可能であり、40〜1のSi/Al比のYタイプゼオライトであるとされ る製品CBV-780のようなゼオライトを含 む。 この担体は、このような担体への担持のために一般的に用いられている方法の いずれかにより、レニウムまたはレニウム化合物が担持されることができる。こ のような方法は担体を、水性金属塩溶液と接触させ、次に、この担体を乾燥させ 、そして必要に応じて焼成することを含む。この開示のために、適切な金属塩は 、HReO4、KReO4、NaReO4および他のReO4塩、ReCl5、Re Cl4、ReC13、ReF6、Re27および好ましくはNH4,ReO4を含む 、水溶性レニウム含有物質を含む。 上記の担持された触媒はビニルグリコールの不飽和ジオールへの転位を促進す るために特に価値があることが判る。このビニルグリコールは、下記一般式 HO−CHR−CHOH−CH=CR’H (I) (式中、RおよびR’は、独立に、水素または低級アルキルである)を有する物 質を含む。低級アルキルとは、1〜6個の炭素原子を含む部分であると理解され る。RおよびR’は脂環式構造の一部分であってもよい。本発明のために、好ま しいビニルグリコールは、RおよびR’が水素である、3−ブテン−1,2−ジ オールにより例示されるものである。 本発明により得られる不飽和ジオールは、次の一般式 HO−CHR−CH=CH−CHR’−OH (II) (式中、RおよびR’は、独立に、水素または低級アルキルであり、ビニルグリ コールについて記載される通りである)であることを特徴とする。出発のビニル グリコールが3−ブテン−1,2−ジオールであるときには、得られるジオール は2−ブテン−1,4−ジオールである。 上記のように、本発明の1つの態様は、3−ブテン−1,2−ジ オールを2−ブテン−1,4ジオールに異性化する中間工程を用いた1,4−ブ タンジオールの製造法を提供することである。次の反応スキームは、広く工業上 入手可能なフィードストックである1,3−ブタジエンから出発しそして議論さ れている異性化反応を含む、1,4−ブタンジオールを製造するための手順を例 示している。 工程1:1,3−ブタジエンから1,2−エポキシ−3−ブテンへの転化 工程2:1,2−エポキシ−3−ブテンの3−ブテン−1,2−ジオールへの水 素化 工程3:3−ブテン−1,2−ジオールの2−ブテン−1,4−ジオールへの異 性化 工程4:2−ブテン−1,4−ジオールの1,4−ブタンジオールへの水素化 工程1に関して、1,3−ブタジエンは適切なエポキシ化剤により1,2−エ ポキシ−3−ブテンへ転化されうる。このようなエポキシ化剤は、独国特許第2 ,734,240号明細書に開示されているような酸触媒の存在下における過酸 化水素、米国特許第5,117,012号明細書に開示されているような銀触媒 の存在下における酸素、米国特許第5,166,372号明細書に開示されてい るようなオルガノレニウム触媒の存在下における過酸化水素/アルコール/水混 合物、欧州特許第190,609号明細書に開示されているようなTi/Si触 媒の存在下における過酸化水素を含む。 工程2に関して、1,2−エポキシ−3−ブテンは適切な加水分解剤により加 水分解されて3−ブテン−1,2−ジオールを得ることができる。このような加 水分解剤および手順は、刊行物Tetrahedron Asymmetry p.15〜16、Vol.6、1995 に開示されているような、酸により触媒されるソルボリシス、独国特許第4,342, 030号明細書 に開示されるような水、独国特許第4,429,699号明細書に開示されるようなSi O2/TiO2/Fの存在下における水、独国特許第4,429,700号明細書に開示さ れるような酸化レニウム(Re27)の存在下における水を含む。 工程3に関して、3−ブテン−1,2−ジオールの2−ブテン−1,4−ジオ ールへの異性化は上記のように担持されたレニウム触媒の存在下において行われ る。 工程4に関して、2−ブテン−1,4−ジオールは日本公開特許公報53-127,4 05、同62-054,788、同74-049,910および同79-061,108に開示されるような、ニッ ケル触媒上において水素を用いる手順により水素化されうる。 1,4−ブタンジオールの製造は4工程手順として示されるが、有機合成に関 する当業者は工程1および工程2は組み合わせることができることに気がつくで あろう。 次の例は本発明を例示するために示される。特に指示がないかぎり、全ての量 は重量基準で与えられたものである。例1 (a)触媒の製造 Pennsylvania Quartz Corp.から入手可能であり、そしてSi/Al比が40 /1である、超安定ゼオライトY担体であるUS-YCBV-780、60部を、水60部 の中に溶解したNH4ReO48.6部と40℃において混合することによりレニ ウム含有触媒を製造する。その後、得られたスラリーを炉内に入れ、そして20 ℃から100℃に1℃/分の速度で温度を徐々に上げ、次に、100℃に1時間 維持することにより乾燥する。その後、炉の温度を3℃/分の速度で温度を25 0℃に上げ、乾燥したスラリーを5時間焼成する。得られた触媒は10重量%の Re(VII)酸化物を含む。(b)触媒2、3および4の製造 触媒1について示したのと同一の一般手順によりさらなる触媒を製造する。 触媒2は超安定ゼオライトY担体US-YCBV-780上の1重量%Re(VII)酸 化物を含む。 触媒3は超安定ゼオライトY担体US-YCBV-780上の5重量%Re(VII)酸 化物を含む。 触媒4は超安定ゼオライトY担体US-YCBV-780上の30重量%Re(VII) 酸化物を含む。(c)比較触媒A、BおよびC 触媒Aはレニウム物質を含まない超安定ゼオライトY担体US-Y CBV-780である 。 触媒BはAldrichから入手可能な99.9%純度のRe27である。 触媒Cは10重量%のレニウムを担持した、Rhone-Poulencから入手可能な3 16m2/gの表面積を有するγ−Al23であり、触媒1について記載した一 般手順により製造したものである。(d)3−ブテン−1,2−ジオールの2−ブテン−1,4−ジオールへの異性 触媒1〜4を用いて、次の一般手順により、3−ブテン−1,2−ジオールの 2−ブテン−1,4−ジオールへの転化を行う。 1,2−エポキシ−3−ブテン(0.75部、99%純度)を水(37.5部 )中で100℃において加水分解させることにより3−ブテン−1,2−ジオー ルを得る。得られた混合物は、CP−Sil−5−カラム上でのGC分析による と、90モル%の3−ブテン−1,2−ジオール、8モル%の2−ブテン−1, 4−ジオールおよび2モル%の2−ブテナールを含んだ。得られた3−ブテン− 1,2−ジオール混合物を0.1部の触媒と接触させ、長時間150℃に加熱す る。3−ブテン−1,2−ジオールの2−ブテン−1,4−ジオールへの異性化 は、1、3および5時間後にGC分析を用いて混合物の組成を決定することによ り追跡する。表Iは、触媒により示されたモル転化率および選択率を示す。 表Iに示す結果は、レニウムをベースとする触媒はビニルグリコールを不飽和 ジオールへ高い選択率で異性化しうることを示す。選択率は触媒上に存在するレ ニウムの量による。含まれるべきレニウムの最適量は異性化しようとするビニル グリコールにより決まり、そしてルーチンの実験により確立される必要がある。比較例 比較例として、3−ブテン−1,2−ジオールの転位を0.1部の担持されて いないRe27、0.1部のUS−Y Si/Al=40、および、0.1部の 、触媒1について上記に示したように製造したγ−Al23上に10重量%のR eを含む触媒の存在下において行った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA, UG,UZ,VN,YU (72)発明者 ファン オエフェレン,ドミニクス ア ー.ヘー. オランダ国,エヌエル―4535 ハーセー テルノウゼン,ドムメルストラート 45 (72)発明者 ステイジン,マスィアス,ハー.ヘー. オランダ国,エヌエル―4531 ヘーテー テルノウゼン,オステリイク ボルウェル ク 8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記一般式 HO−CHR−CHOH−CH=CR’H (I) (式中、RおよびR’は、独立に、水素または低級アルキルである)のビニルグ リコールを、下記一般式 HO−CHR−CH=CH−CHR’−OH (II) (式中、RおよびR’は、独立に、水素または低級アルキルである)の不飽和ジ オールに異性化させるための方法であって、 前記ビニルグリコールを、レニウム、レニウム化合物およびそれらの混合物か らなる物質と接触させることを含む方法。 2.レニウムまたはレニウム化合物およびそれらの混合物がシリカをベースと する担体により担持されている、請求項1記載の方法。 3.シリカをベースとする担体はゼオライトである、請求項2記載の方法。 4.ゼオライトはホージャサイトタイプの物質である、請求項3記載の方法。 5.担体は1:1〜1000:1の原子比で珪素およびアルミニウムを含む、 請求項4記載の方法。 6.担体は1.5:1〜100:1の原子比で珪素およびアルミニウムを含む 、請求項5記載の方法。 7.レニウムまたはレニウム化合物およびそれらの混合物は、担体と、レニウ ムまたはレニウム化合物およびそれらの混合物との合計重量を基準として0.1 〜50重量%の量で含まれる、請求項3記載の方法。 8.レニウムまたはレニウム化合物およびそれらの混合物は1〜 30重量%の量で含まれる、請求項7記載の方法。 9.レニウムまたはレニウム化合物およびそれらの混合物は5〜25重量%の 量で含まれる、請求項8記載の方法。 10.担持された遷移金属触媒の存在下において3−ブテン−1,2−ジオー ルを異性化することにより2−ブテン−1,4−ジオールを製造するための方法 であって、 前記触媒はレニウム、レニウム化合物およびそれらの混合物からなる群より選 ばれ、かつ、1.5:1〜100:1の原子比の珪素およびアルミニウムを含む ホージャサイトタイプのゼオライト担体により担持されていることを特徴とする 方法。 11.担持された遷移金属触媒の存在下において、3−ブテン−1,2−ジオ ールを2−ブテン−1,4−ジオールへ異性化する中間の工程を含む、1,4− ブタンジオールを製造するための方法であって、 前記遷移金属はレニウム、レニウム化合物およびそれらの混合物からなる群よ り選ばれ、かつ、1.5:1〜1000:1の原子比の珪素およびアルミニウム を含むゼオライトYタイプの担体により担持されていることを特徴とする方法。 12.ビニルグリコールを不飽和ジオールに転化させるために適する、担体上 の遷移金属を含む触媒であって、 前記担体は1.5:1〜1000:1の原子比で珪素およびアルミニウムを含 むゼオライトYタイプの物質であり、そして、前記遷移金属はレニウムまたはレ ニウム化合物およびそれらの混合物であり、前記担体と、前記レニウムまたはレ ニウム化合物およびそれらの混合物との合計重量を基準として0.1〜50重量 %の量で含まれる、触媒。 13.水性レニウム含有溶液を担体と接触させ、次に、乾燥させ 、そしてその後、得られた混合物を焼成することを含む、担持されたレニウム触 媒を製造するための方法であって、 前記担体は、1.5:1〜1000:1の原子比で珪素およびアルミニウムを 含み、そして、前記水性レニウム含有溶液は、触媒と担体との合計重量を基準と して0.1〜50重量%のレニウム含有率を有する触媒を提供する量で存在する HReO4、KReO4、NaReO4および他のReO4塩、ReCl5、ReC l4、ReCl3、ReF6、Re27またはNNH4ReO4から得られることを特 徴とする方法。
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