JP2000510785A - 動的リヤプロポーショニングブレーキシステム - Google Patents

動的リヤプロポーショニングブレーキシステム

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JP2000510785A JP09510533A JP51053397A JP2000510785A JP 2000510785 A JP2000510785 A JP 2000510785A JP 09510533 A JP09510533 A JP 09510533A JP 51053397 A JP51053397 A JP 51053397A JP 2000510785 A JP2000510785 A JP 2000510785A
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ケルシ・ヘイズ、カムパニ
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Abstract

(57)【要約】 本発明に使う総合の動的リヤプロポーショニング及びアンチ・ロックブレーキシステムの流体圧部品及び電気部品を選択図に示してある。この流体圧システムは普通のマスタシリンダ30/ブースタを備えている。マスタシリンダ30は車両運転者によりブレーキペダル32を介して作動されそれぞれ左右前後の車輪ブレーキ34、36、38、40に補助動力により流体圧力を加える。流体圧力はそれぞれ、ソレノイド作動付与弁44、46の制御のもとに流体管路42を介しブレーキ34、40に加える。同様に流体圧力はそれぞれソレノイド作動付与弁48、50の制御のもとに流体管路52を介しブレーキ36、38に加える。ソレノイド作動放出弁54、56は流体管路42内に設けられそれぞれブレーキ34、40への流体圧力を低下させる。同様にブレーキ36、38への流体圧力は、流体管路52に含めたソレノイド作動放出弁58、60を作動することによって低下させる。動的リヤプロポーショニングシステムは、ABSを必要としないで既存の車両アンチロック制動ブレーキ圧力プロポーショニング装置と一体にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 動的リヤプロポーショニングブレーキシステム 技術分野 本発明は、車両用ブレーキ圧力制御システム、ことにリヤブレーキ(rear brake)への圧力を車両ブレーキ性能が最適になるように車輪制動特性に 従って動的に制御するこのようなシステムに関する。 背景技術 車両制動システムでは、リヤブレーキに利用できる流体制動圧力を制限する必 要のあることが多い。このことは、適当な車両安定性が確実に得られるようにフ ロントブレーキ(front brake)及びリヤブレーキの力の間に釣合い が得られるようにして行われる。リヤブレーキ圧力のプロポーショニングは典型 的にはフロントブレーキ圧力に対する一定の比例性によりリヤブレーキ圧力を制 御する流体圧弁により行う。リヤプロポーショニング弁(rear propo rtioning valve)の機能を果たしブレーキシステムの性能を高め るのにアンチ・ロックブレーキシステム(Antilock Braking System)(ABS)を使うことが提案されている。このことは本発明の譲 受人に譲渡された英国特許第1,431,466号明細書を参照すればよい。 発明の開示 本発明によれば、システム本体に必要なセンサ及び制御装置を利用して既存の 車両のアンチロックブレーキシステム(ABS)[anti−lock bra king system]と一体にした動的リヤプロポーショニングシステム(D RP)[dynamic rear proportioning syste m]が得られる。DRPシステムは、リヤブレーキ圧力プロポーショニングの機 能を果たすのにアンチロックブレーキシステムを利用する。リヤブレーキ流体流 路は、ABS内に設けた後部遮断弁を作動することによりマスタリングから隔離 することができる。DRPは、負荷感知機構を使用しないで車両負荷に関係なく 最適のブレーキ力釣合いを生ずる。このシステムは、車輪速度を監視し、車両及 び車輪の減速度、車両速度、及び横方向加速と共に後部車輪の滑りを評価しリヤ ブレーキ力を動的に制御する。これ等の制御パラメータを連続的に更新すること により、本システムはさらにブレーキ操作を通じて最適のブレーキ力釣合いを保 つようにリヤブレーキ圧力を増減することができる。制動条件が変化すれば、遮 断弁を脈動させることにより圧力を徐々に増すことができる。条件が許せば、圧 力を前部流路の圧力(又はマスタリンダ圧力)に等しい最高圧力に増すことがで きる。システムの作動だけでソレノイドの往復動が生ずるから,DRP制御中に ペダル感触にあまり変化がなく認識できる雑音がない。このようなシステムには かなりの利点がある。後部のプロポーショニング流体圧部品の必要がなくなり費 用及ぶ重量が節約できる。ブレーキ力は一層均等に配分され車両安定性、付着力 利用、ライニング摩耗及び温度応力を最適にする。 以下本発明を添付図面により詳細に説明する。 図面の簡単な説明 第1a図は従来のブレーキシステムのリヤブレーキプロポーショニングの線図 である。 第1b図は本発明のリヤブレーキプロポーショニング作用の線図である。 第2図は本発明の総合の動的リヤプロポーショニング及びアンチロックブレー キシステムの流体圧部品及び電気部品の配置図である。 第3図は本発明のDRPの状能転移図である。 第4図は本発明のDRP制御装置の流れ図である。 第4a図はDRP抑止チェックルーチンである。 第5a図は本発明DRP制御装置により行われる作動化しきい値(activ ation threshold)計算の流れ図である。 第5b図は第5の図に続く流れ図である。 第6図は第5a図及び第5b図の車輪速度最高加速度捕獲フィルタ機構の効果 を示す線図である。 第7図は第5a図及び第5b図の制限機能の流れ図である。 実施例 添付図面のうち先ず第1a図に示すように従末のブレーキシステムのリヤブレ ーキ圧力の流体圧プロポーショニングは図示のように一定の輸郭を持つ。リヤ圧 力は「曲がり」12に達するまで領域10内のフロント圧力に追従しこの圧力値 に等しい。この点でリヤブレーキへの圧力の増加は流体圧プロポーショニング弁 によりフロント(又はマスタシリンダ)ブレーキ圧力に対し一定の比率に制限さ れる。領域14におけるこの比率すなわち曲線の傾斜は、残りの圧力範囲で一定 であり典型的には0.2ないし0.4の範囲の値を持つ。プロポーショニング弁 圧力輪郭の曲がり及び傾斜は特定の車両用に寸法を定める。 第1b図は、動的プロポーショニングを使うときのフロントブレーキ及びリヤ ブレーキの各圧力の間の関係を示す。後車輪の滑り及び車両の特性が与えられた 停止条件に対し最適の制動効率に達するような状態になるまでは、リヤブレーキ 圧力が領域20でフロントブレーキ圧力に等しい場合に1群の曲線が得られる。 この点でリヤブレーキ圧力はABS流体圧制御ユニットの後部遮断弁を作動する ことにより一定のレベルに保持される。曲線22、24に示すよりに保持される リヤブレーキ圧力は,制動条件が性能窓内に留まる間に保持されるだけである。 リヤブレーキ圧力は、停止の条件が曲線24、26に示すように変わるに伴い上 昇させそして/又は低下させることができる。下部の曲線は、リヤブレーキ圧力 が従末のプロポーショニング弁の曲がりの下方に保持され次いで時間と共に増大 することを示す。このことは、車両安定性を高めるようにリヤブレーキ圧力が低 い値に保たれる(高い横方向加速度によって)旋回中の強い制動作用を示す。車 両が速度を低めるに伴い、横方向加速度が低下するからリヤブレーキ圧力を増す ことができる。破線は第1a図の従末のシステムの場合を示す。 第1b図の上部の曲線は、増大したリヤブレーキ能力を考慮してリヤブレーキ 圧力が従末のシステムの圧力よりかなり高い値に増すことのできる状態を示す。 この状態は、車両が重負荷を受け良好な付着力を持つ表面に停止している場合に 生ずる。又制動性能が最適になるように圧力が増大すると共に減小する状態も示 してある。圧力減小28は、制動中に生ずる表面変化又はステアリング操作を補 償するのに必要である。 DRPシステムは、ABSを必要としない全部の制動条件に対しリヤブレーキ 圧力の制御を行う。DRPの作動中であれば、前部(又は後部)の通路にABS 作動を必要とし、次いでDRP制御は中止し後部通路により所要のABS制御を 行う。正常な制動作用中に、DRP機構の作動化及び非作動化はもっぱら停止の 条件による。DRPは、必要に応じ作動化するだけであり,ABS作動化により 先行され又は代わられる。ABS作動が車両の完全停止になるのに先だって終わ る場合には、DRPはリヤブレーキ圧力の遮断状態を保持しふたたび圧力を加え るか又は遮断を解除し制御を終わるかすることによりリヤブレーキの制御を行う 。ABS作動は一般に、車輪の不安定又は初期滑り条件の検出時に望ましい。車 輪の不安定又は初期の滑り条件の原因となるものは互いに異なるABS構造の間 で互いに異なるが、一般に車輪減速度が所定の限度を越える間に所定の車輪滑り が得られる場合に存在する。車輪滑りは、車輪速度及び計算車輪速度基準値の間 の差に基づいて計算する。 総合した動的のリヤプロポーショニング及びアンチロックブレーキシステムの 流体圧部品及び電気部品の概略図を第2図に示してある。流体圧システムは普通 のマスタシリンダ/ブースタ30を備えている。マスタシリンダ30は、それぞ れ左右前後の車輪ブレーキ34,36,38,40に補助動力により流体圧力を 加えるように、車両運転者がブレーキペダル32によって作動する。流体圧力は 、それぞれソレノイド作動付与弁(solenoid operated ap ply valve)44、46の制御のもとにブレーキ34、40に流体管路 42を介して加える。同様に流体圧力は、それぞれソレノイド作動付与弁48, 50の制御のもとにブレーキ36,38に流体管路52を介して加える。ソレノ イド作動放出弁(solenoid operated dump valve )54,56は、それぞれブレーキ34,40への流体圧力を低減するように流 体管路42に設ける。同様にブレーキ36,38への流体圧力は、流体管路52 に設けたソレノイド作動放出弁58,60を作動することにより低下させる。 各付与弁44ないし50と各放出弁54ないし60は、各速度センサ68ない し74から入力データを受けるマイクロプロセッサによる電子制御ユニット(E CU)62からの出力信号により制御する。ブレーキランプスイッチ(図示して ない)は、ブレーキペダル32により作動されECU62への入力を生ずる。セ ンサ68ないし74はそれぞれ左前部(LF)、右前部(RF)左後部(LR) 及び右後部(RR)の車輪の速度に応答する。正常な制動作用中に正常に閉じた 各放出弁が閉じたままになることにより各ブレーキからの流体の流れを阻止する 間は、各付与弁は開いて流体圧力をマスタシリンダ30によりフロントブレーキ 及びリヤブレーキに加えることができる。ABSの作動をECUにより命令する ときはつねに、通常開いた付与弁は作動して車輪ブレーキをマスタシリンダから 遮断する。通常閉じた放出弁は協働するソレノイドの通電により開かれ車輪ブレ ーキの圧力を解放する。ABSの作動中に付与弁は、協働するソレノイドの通電 停止により開かれ協働する放出弁の閉じる間はブレーキへの圧力を生成する。 ポンプ76は、モータ78により駆動する往復動複式ピストン形ポンプが好適 である。モータ78は、ECU62によりABS作動が命令されるとつねにEC U62から通電される。ポンプ76の個別のピストンはピストン76a,76b として示してある。ポンプ76はその吸込み側をアキュムレータ80,82にそ の圧力側をそれぞれ制限オリフイス88,90を持つ放出室84,86に連結し てある。 DRP及びABSの各モード間の転移を処理するときは第3図に示すように3 つの制御状態がある。これ等の状態は、1)IDLE(空転状態)100、2) DRP制御102、及び3)ABS制御104である。後部通路は、先ずDRP 制御非戻る向きに転移しないとABS状態からIDLE状態に転移することがで きない。 IDLEモードでは、制御装置は作動的に情報を処理し計算を行うが、制御作 用は行われない。ABSモードでは、ブレーキ圧力をABS制御装置により自動 的に制御する場合に少なくとも1つの通路又は車輪がある。ABSモードは、周 期的な車輪不安定により絶えず停止距離を最小にし車両安定性を最高にすること を特徴とする。DRP作動モードでは、電子制御装置はリヤブレーキの圧力を自 動的に制御する。このシステムはABS制御は作動化しないで最適のブレーキ釣 合いを保持するようにする。DRP制御システムは圧力を保持し、付与し、放出 することができるが、設計目標は主としてリヤブレーキ圧力を最適のレベルに保 持することである。このようにしてDRP制御は、その代りとなる機械式システ ムほどには運転者に気付かれない。強すぎる制御作用が生ずると、圧力の過度の 脈動がブレーキペダルで感じられ運転者の満足感のために避けなければならない ポンプの作動も必要になる。 第3図に示すように若干の可能なモード転移がある。車両の減速中に制御パラ メータを監視する。そして条件が正当であれば制御装置はIDLEモードからD RFモードに転移することができる。IDLEモードからABSモードへの転移 は典型的には積極的な又はあわてたブレーキ掛けによって生ずる。ブレーキ圧力 は表面に対し許容できるピーク値を急速に越え車輪はロック状態に進行的に向か う。DRPモードからABSモードへの転移は、少なくとも1個の後車輪が過度 の滑り及び車輪減速度により示されるように不安定になると生ずる。この「後部 だけ」のABSは持続時間が極めて短くすなわち若干の場合わずかに1制御装置 サイクルだけである。ABS制御は又、両車輪がABS制御状態に転移した場合 に後車輪の滑り及び減速度のレベルに関係なく後車輪で作動化する。後部だけの ABSの最も簡単な場合にはABSからDRPへのモード転移は車輪が安定な状 態に戻った後に生ずる。このことの例は、DRP制御中に一方の(又は両方の) 後車輪を不安定にしてABS制御モードを作動する若干の条件が変化した場合で ある。車輪の回復後に付加的な(又は他方の)車輪の不安定状態が生じないと、 本システムはDRP制御モードに戻る。全部の場合に本システムはABSモード からDRP制御モードに転移しなければならない。このことは、後部通路のAB SモードからIDLEモードへの転移が滑り条件を誘起するので必要である。そ の理由は、マスタシリンダ圧力が後車輪ロックを生じさせるのに十分に高いが前 車輪はロックを生じさせないからである。たとえば本システムが1,000ps iのマスタシリンダ圧力で前部及び後部の両方の通路でABSモードで作動して いるものとする。次いでマスタシリンダ圧力は700psiに低下させる(運転 者により)。この圧力及び表面条件において前部ABSは必要がなくフロントブ レーキも又700psiの圧力(マスタシリンダの圧力に等しい)を持つような 状態に終るものとする。700psiにより、後部通路をABSモードからID LEモードに転移させるとリヤブレーキで車輪をロック状態にしABSをふたた び作動させることができる。実際上望ましいことは、ABS制御は後部チャネル で終了させるが電子装置による後部圧力プロポーショニング制御の状態は保持す ることである。従って本システムはABS制御からDRF制御に転移して制御装 置が車両条件を監視しリヤブレーキ圧力プロポーショニング機能を果たし続ける ことができるようにする。条件がリヤブレーキプロポーショニングの必要がもは やなくなるようなものであれば、この場合DRPからIDLEへの転移が起る。 DRPモードからIDLEモードへの転移は、条件が前部対後部のプロポーショ ニングに対しリヤブレーキ圧力の自動制御をもはや保証しなければ生ずる。この ことは低速度(車両停止)によるか又はブレーキ圧力の低下(ブレーキペダルの 解放)によって生ずる。 DRF制御機構はABS制御装置のサブシステムと考えられる。共有の情報と とくにDRP機能に対し計算された情報とは共にリヤブレーキの制御に使われる 。DRP制御機構は2区分に分割される。主区分は、状態制御機構と、システム の作動化及び不作動化の間の調停、と、パルス・アップ(pulse−up)モ ード、保持モード、及び放出モードとDRP制御からABS制御への転移とを容 易にする。第2の区分は、制動操作の動力学の評価とDRP制御の必要の判定と を処理する。この第2の区分はDRP作動化限しきい値管理(DRP acti vation threshold management)と呼ばれる。 第4図にはDRP制御概要の流れ図を示してある。ブロック105では、DR Pフェールセーフ状態を判定するのにサブルーチンが呼出される。ブロック10 6では、DRPフェールセーフ状態の検査を行う。フェールセーフシステムにつ いてはなお詳しく後述する。この点ではDRP制御が作動するか又は作動状態の ままに留まるのに十分なシステム機能性があるかどうかに関して決定が行われる といえば十分である。この場合は次いで制御はブロック108に進む。DRPシ ステムを抑止しなければならないと、ブロック110、112が実行される。こ の場合全部のDRP制御が終りそして/又は抑止される。ブロック110ではA BS作動中にシステム誤りが生じたかどうかを判定するのに誤り状態の検査を行 う。ABS作動中に誤りが生じシステムを停止しなければならなくなると、リヤ ブレーキで制御された停止が行われる。このことは誤り停止中に車両の安定性の レベルをできるだけ高く保つために行われる。とくにリヤブレーキの遮断の解除 の代わりに制御した圧力付与順序を実行しリヤブレーキ圧力をマスタシリンダ圧 力に徐々に戻す。この状態中にDRP抑止をYES径路に示すようにブロック1 10からバイパスされる。そしてDRP−形パルス・アップを行うブロック11 1を実行する。このことは第3図に例示した状態転移に一致する。この場合、A BSからIDLEへの転移が許されなくて先ずABS制御中に誤り状態に対して もDRPモードへの転移の生ずることを要求する第3図に例示した状態転移に一 致する。ブロック112の実行により、ブロック111aにより判定されるよう にパルス・アップが終ると制御を終える。ブロック112に示したDRP不作動 化機能は又後述のように正常なDRP作動状態の終了の際に使う。 ブロック106におけるフェールセーフ検査の後、評価車両速度の検査をブロ ック108で行う。車両速度が一定のしきい値又は低い速度限度以下であれば、 この場合DRPモードが前もって作動していないとDRPモードへの入りが抑止 される。低速度限度に達したときにDRPが作動していれば、DRPモードは停 止過程を進行する。ブロック114では、所定の低速度限度に達したときにDR P機構の状態を判定するように検査を行う。DRPが作動していなければ、作用 の必要がなく、本システムはブロック116に示すように主ループに戻る。低速 度限度に達したときにDRPが作動していれば、ブロック117に示すように「 停止終り」遮断手順が実行される。この過程で、車両が低速度限度に達しても又 おそらくは前もって全停止の状態になっていても、DRPシステムを作動状態に 保つ遅延指令が加えられる。この遅延指令は判定ブロック118により実現する 。DRP制御中に後部通路はマスタシリンダから隔離され従ってマスタシリンダ 圧力に対しこのような比較的低い圧力になることができる。後部通路が車両の低 速度限度に達した直後にDRPの終了により遮断を解除されると、ブレーキペダ ルの急降下を生ずる。この急降下は後部通路及びマスタシリンダ間のブレーキ圧 力の均等化によって生ずる。遅延指令型的には1秒の程度の指令を加えることに より、典型的には車両が完全停止の状態になり運転者がブレーキペダルへの押圧 力をゆるめるのに時間が十分になる。この場合後部通路の遮断解除は、マスタシ リンダ圧力が典型的にはこのときまでには低下していてリヤブレーキの圧力に一 層密接に一致するから運転者はあまり気づかない。遅延指令が終るまでは、流れ はブロック116から主ループに戻る。遅延指令が完了すると、流れはブロック 112に進みDRF制御を終える。 車両速度が低速度限度に達しないと、DRP作動化限しきい値計算サブルーチ ンを呼出すブロック120が実行される。このサブルーチンは第5a図および5 b図について後述する。出力すなわち戻された値はDRP作動化限しきい値であ る。このしきい値は、DRP制御に対する要求を指示するのに零の値を使う場合 に零と最高上限値との間の値である。作動化しきい値計算を完了した後、DRP からABSへの転移制御を行う。この制御はブロック122により示すようにD RP作動の状態の検査により開始する。DRPが作動状態であればすなわち後車 輪が保持位相、放出位相又は適用位相のいずれかの状態にあれば、前部通路がA BS作動状態であるかどうかに関して判定を行う。後部ABSに対する作動化判 定基準では、DRP制御が放棄されABSに転移させるのに先だって圧力を放出 していることを両前部通路に要求する。前部ABS作動化の評価はブロック12 4で指示される。一方の通路だけでなく両通路が圧力を放出していること要求す ることにより、全ABS制御への望ましくない転移を避ける。両前車輪がABS モードにある場合に、後部ABSが生ずる適当な制御フラグをセットしクリアす るブロック126を実行する。後部チャネルがABS制御に転移すると、付与順 序(apply sequence)を開始し後部逸脱を生じさせる。付与順序 は、前部通路がABSモードに入る前に後車輪逸脱が生じなければ後部ABS制 御の始動を示す。この場合後部ABSは後部放出順序により始動する。後部放出 順序の完了後に前部通路をブロック124でABSモードにあることを検出する と、後車輪に正常なABS制御を使う。又前部通路がABSモードになければ後 部通路は後部放出順序の後にDRP制御のもとに留まる。判定ブロック128は DRP制御の作動化及び保持モードとパルス・アップモード又はABS制御モー ドとの間を微分する。ブロック128では後部CYCLEフラグを検査する。こ のフラグは、各後部通路がABS制御のもとにあるか又はDRPパルス・アップ モードが開始しているか進行中であるかであれば、真である。このフラグが真で あれば、流れは判定ブロック130に進む。DRPが作動していなければ又はD RPが作動しているか保持モードにある場合には、CYCLEフラグは誤りであ り、流れは判定ブロック132に進む。ブロック132は、ブロック120から 呼ばれるサブルーチンにより計算したDRP作動化しきい値を検査する。このし きい値が零(この値は負になるときに零に制限される)であればDRP機構はブ ロック134で作動化する。DRPシステムがすでに作動していれば、このシス テムは作動状態に留まりDRP保持モードを構成する。この作動化及び圧力保持 は、ブロック132から出るYES径路として示され、ブロック134を実行す る。ブロック134では所要の制御フラグはセットされ又は保持される。 作動化しきい値が零より大きいと、DRP制御は必要がないか、又は制動条件 は一層高いリヤブレーキトルクが加えられるように変わっている。DRPパルス ・アップ判定はブロック136で行われる。このシステムがDRP制御のもとに なければ、零より大きいしきい値は、DRP制御の必要がなく又ブロック136 から径路が出ないことを示す。この条件では本システムはブロック116を介し て主制御ループに戻る。本システムがこの場合DRP制御のもとにあれば、ブロ ック136で2つの制御ステップが取られパルス・アップモードを開始するかど うかを判定する。第1のステップではDRP作動化しきい値の実際の値を一定の パラメータに比較する。DRP制御の条件が消失し始めると作動化しきい値が増 大し始める。この増加は条件の変化に比例する。たとえば車両減速度が低下する と、作動化しきい値が増しDRP制御の必要度の減ることを示す。この条件にな るとカウンタが増分を生じ、この増分はパルス・アップモードの作動化のヒステ リシスとして作用する。増分を生じた後、カウンタはヒステレシスしきい値と比 較される。カウンタは、パルス・アップが始動するのに先だってヒステリシスし きい値を越えなければならない。これ等の2つの検査の組合わせは、制動条件の 瞬間的変化によりDRPパルス・アップモードを作動化しないようにする作用を する。前記条件に出会うと、ブロック138が実行される。ブロック138では 後部CYCLEフラグがDRPパルス・アップ制御フラグ(pulse−up control frag)と共にセットされ、この場合引き続く制御ループに パルス・アップモードを開始する。これ等のフラグのほかにDRP終了カウンタ しきい値が設定される。このことは、パルス・アップ時間を設定し、DRPパル ス・アップが不定量の時間にわたって継続しないようにするために行われる。 直線の停止条件に対してパルス・アップ持続時間カウンタは典型的にはパルス ・アップの時間切れの近くにセットする。すなわちパルス・アップモードは直線 停止条件に対しては持続時間が比較的短い。これに対する主な理由は、ブレーキ ペダルを正しい周期で上下に動かしペダルに力を加えるごとにDRP機構を作動 すると(ABSなしに)、ペダルは「硬い」と感ずることができる。このことは 、後部通路がペダル上下動中にDRPパルス・アップ制御状態に留まる際に長い パルス・アップを使えば生ずる。ブレーキスイッチは、ペダル上下運動中にトグ ル作用をしないからこの問題をなくすのに使用することはできない。この問題を なくすのにDRPからIDLE状態への転移論理装置は、パルス・アップカウン タを時間切れ限度の近くで初期設定することにより急速に時間切れにすることが できる。はるかに大きいパルス・アップ順序を使う場合にこのことに対し若干の 例外がある。たとえば車両が旋回状態にあるとパルス・アップを開始する。車両 旋回の判定は、車両横方向加速の評価により行う。この変更は、第5a図及び5 b図に関してDRP作動化しきい値の説明でなお詳しく述べる。横方向加速度が 正常なしきい値を越えると、カウンタはブロック136で零に初期設定され全パ ルス・アップ順序を使用可能にする。このことは、旋回運転を通じて良好な車両 安定性を確実に得るのに行われる。パルス・アップモードの実行はなお詳しく後 述する。 ブロック128に戻ると、本システムがABS又はDRPのパルス・アップモ ードにあれば、いずれかの前部チャネルがこの場合ABS制御モードにあるかど うかについてブロック130で判定を行う。この判定が行われると、本システム は継続したABS制御を考慮すると主制御ループに戻る。前部ABS作動が行わ れていなければ、ブロック140で後部放出モード検査が行われ後部チャネルが ABSモードにあるかどうかを判定する。後部チャネルがDRP放出パルスを実 行しているか又はABS制御が作動化の初期段階にあり後部車輪の不安定状態で 始動すると、本システムはブロック140のYES径路を介し主ループに戻り後 部放出(そしておそらくはABS)制御を継続させる。 後部放出モードが作動していなければ、別のモード転移判定が行われる。DR P作動化しきい値のレベルはブロック142でふたたび検査する。このしきい値 が零に等しいと、本システムは、ブロック142のNO径路を経てDRP保持モ ードに転移する。このことは、ABSからDRPへの転移の場合に又はDRPパ ルス・アップモードを終える必要性から生ずる。ABSからDRPへの転移の場 合に、前部通路はすでに終っていて(ブロック130の検査より示すように)後 部通路は圧力付与モードにある(ブロック140からのNO径路により示すよう に)。圧力がリヤブレーキに加えられると、DRP作動化しきい値はブレーキト ルクの増加によって零に近づく。後部ABSモードからDRF保持モードへの転 移が生ずるのは、しきい値が零に達するときである。同様にしてDRPパルス・ アップモードは、作動化しきい値が零になることによって終了する。圧力付与が 継続すると、リヤブレーキトルク及び車輪滑りが増す。この場合作動化しきい値 を低下させ、最終的に零に達しパルス・アップモードを終了させる。ブロック1 28、130、140、142内の判定モードはすべて各モード転移の生起を認 めるのに必要である。このモード転移は、RESETブロック144によるCY CLEフラグの消去により実現する。後部CYCLEフラグをクリアすると、こ の場合引続く制御ループでブロック128からNO径路から取出されないように なる。前記したようにこの径路は、作動化しきい値がパルス・アップモードに( ふたたび)関連するのに十分なだけ増加するまでDRP保持モードになる。 ブロック142に戻ると、作動化しきい値が零より大きい場合にブロック14 6により示すようにDRPプルスアップ制御の検査を行う。パルス・アップ持続 時間カウンタは増分を生じこの論理回路で検査する。時間切れしきい値を越えな ければ本システムは監視制御ループに戻る。この論理径路は又、DRP放出パル ス後に圧力再付与位相中に取られる。この場合、DRP作動しきい値が零に達す るまでABS付与モードを利用して車輪回復後に車輪に圧力を部分的に回復する 。このことは、これ等の条件のもとに誤りとなるDRPパルス・アップ制御フラ グにより容易になる。ブロック146からYES径路を取ると、パルス・アップ 持続時間カウンタを越えている。この点ではDRP制御フラグがクリアされ、ブ ロック148、144に示すようにリセット機能が呼出される。リセットが行わ れたときにDRP制御フラグをクリアすると、完全なリセットが生じDRP制御 が終了する。 DRP作動化しきい値管理 前記したようにDRP作動化しきい値は、或る変数に或る値を割当てこの値を 種種の車両パラメータにより低減させ又は減少させることにより生ずる。零の値 に達すると、DRPが作動化する。この方法は、同じ成績を得るマイクロプロセ ッサ内の機具及び複数の別の制御手段とを選定してある場合に便宜上選定したも のである。ルーチンは、横方向加速度、縦方向減速度、速度及び相対的後車輪滑 りの評価車両パラメータを取り、これ等の各パラメータからの重み付け寄与によ り作動化しきい値を減らす。これ等のパラメータは、作動化に対する各制御パラ メータの影響をはかるように重み付けし限定する。 第5a図及び第5b図はDRP作動化しきい値計算の流れ図である。ブロック 150では作動化しきい値は省略値をロードする。この値の大きさは基準DRP 作動化感度を定める。選定した値は又、減少法に使う倍率及び重み付け係数によ り影響を受ける。ブロック152ではブレーキスイッチの状態を検査する。ブレ ーキを掛けると、この点におけるしきい値には変化がない。ブレーキを掛けてな い場合には、作動化しきい値に一定のオフセットを加えるブロック154を実行 する。このことは主として、本システムを減感させブレーキを掛けないときに誤 った又は早い作動化を防ぐように行われる。ブレーキを掛けていなくて横方向加 速度、車両減速度及び若干の後車輪滑りがかなりの値になる。これと同時に本シ ステムはブレーキスイッチが故障してもなお機能しなければならない。しきい値 にオフセットを加えることにより、本システムはなおブレーキスイッチが故障し ていても作動するが、しかし制御パラメータの変化により誤作動しない。 ブロック156ではDRP状態の検査は、この状態が作動されヒステリシスを 生ずるとDRPモードを鎖錠するように行われる。DRP制御フラグの検査を行 う。DRPが作動していれば、作動化しきい値を一定量だけ減らすブロック15 8を実行する。このことは、本システムをしきい値が零点又は作動化点の付近に 浮動しているときにDRP制御に又この制御から転移するのを防ぐように主とし て行われる。DRPを作動化したときに一定値を差引くことにより、しきい値は 負になり又零で飽和する。次いでブロック158で加えられるオフセットに等し い制御パラメータのレベル変化は、DRPが非作動化される前に生じなければな らない。 次の2つのブロック160,162は横方向加速度信号を入力し制限し重み付 けする。この信号は、非駆動車輪速度の差に基づく評価値である。この信号は又 センサにより供給され、次いでしきい値計算ルーチンにより同様にして使う。横 方向加速度信号の計算の詳細は述べないが、本発明の譲受人に譲度され本発明に 参照した1995年7月21日付米国特許願KELS 0256 PUS施回検 出用の方法及びびシステム に記載してある。信号の重み付けは、横方向加速度の 与えられた増加に対し生ずる作動化しきい値の減少のレベルを設定するのに使う 。たとえば、0.5gの横方向加速度の増加は、作動化しきい値の50%の減少 を生ずるように重み付けすることができる。従ってしきい値の付加的減少は、D RPの作動化に先だって他の制御パラメータから生じなければならない。なお詳 しく後述する制御機能は、作動化しきい値の減少に対する種種の制御パラメータ の最低及び最高の寄与(contribution)を設定するのに使う。たと えば横方向加速度信号に対し0.1gの最低値を使うと、この値以下の任意の信 号レベルは作動化しきい値に影響を及ぼさない。同様に横方向加速度が最高値た とえば2.0gを越えると、この限度以上の任意の値に対し作動化しきい値の付 加的減少がない。横方向加速度信号の処理後に、この値はルーチン内で後の最終 計算に対し一時記憶装置に記憶する。 次いでブロック164ないし174を実行して相対的後車輪滑りを計算する。 この信号は車輪固有のものではなくて平均後車軸滑り値である。この値は、平均 後車輪速度を各前車輪速度の平均値を比較し次いで合成信号をろ波することによ って定める。これは絶対的な滑り値でなくて前後部の平均滑りレベル間の差従っ て後車軸滑りが前車軸の滑りを越える量である。このようにしてこの計算が不当 になり避けなければならない条件がある。第1のこのような条件はブロック16 4で与えられる。このブロックでは従動車輪がスピン・アップ(spin−up )条件にあればYES径路を取る。スピン・アップ条件は、加速している車輪に よって定義され、車輪速度が基準値を前もって定めた量だけ越える。この条件は 通常、滑りやすい表面上の硬い加速度から生じ又は車輪がABS逸脱から回復し ているときときに生ずる。スピン・アップ条件が示されなければ、後車輪の滑り 及び減速度を探索するブロック166を実行する。これ等の値のいずれかが所定 のしきい値(典型的には車両速度の6.25%を越える車輪滑り又は1.0gを 越える車輪減速度)を越えると、車輪は不安定になりYES径路を取る。ブロッ ク164又はブロック166のいずれからYES径路が出る前後車輪の滑りの間 の差の代りに零の滑りフイルタ入力を使うブロック168を実行する。フイルタ への零入力により後部滑り信号をフイルタ時定数の値に等しい割合で減衰させる 。後車輪の不安定の時限中に、滑り信号はもはや妥当でなくて零に減衰させる。 滑り計算は、各ブロック164,166の条件が誤りである間はプロック170 に示すようにふたたび始まる。前車輪速度の平均値は2つの前車輪速度基準値か ら計算する。前車輪速度基準値は、前車輪の加速度又は減速度が所定の限度内に ある間はろ波車輪速度に等しい。フイルタ入力又は瞬間後車輪滑りはこの場合平 均後車輪速度を平均前車輪速度から差引くことにより計算する。次いで最終後車 輪滑り値を計算するのに使った低域フイルタを示すブロック172を実行する。 25%の新たなろ波及び75%の古いろ波を使う。次にブロック174では信号 の限度及び重み付けを横方向加速度信号の場合と同様に加える。ふたたびこの最 終値は後の計算のために一時記憶装置に記憶する。 ブロック176では車両減速度信号を入力し処理する。横方向車両加速度信号 の場合のように車両減速度評価をABS算法の一部として計算する。信号は、車 両速度基準を平均し車両速度の評価を得て次いでこの信号を微分して減速度を得 ることによって実質的に計算する。減速度信号は次いで、この信号を車輪ピーク 加速信信号の平均値で付勢することによりさらに処理する。 第6図は、車輪速度最高加速度(MAX_ACCEL)補獲フイルタ機構の作 用する状態を示す。車輪が振動[又は逸脱(departure)]から回復す るときは、最高加速度はMAX ACCEL変量内に記憶する。車輪加速度がこ の記憶値より低い間は、記憶値は固定フイルタで減衰させる。典型的減衰値は1 5/16であり、すなわちこの値は、制御プロセッサの反復ごとに前回の値の1 /16だけ減衰させる。第6図に明らかなように車輪が振動し続けると、MAX _ACCELパラメータは、別の加速度が生じMAX_ACCELに一層大きい 値をロードする前にあまり減衰する機械を持たない。 ブロック176に示すようにMAX_ACCEL信号の平均値で付勢すると、 車両減速度を重み付けし制御し、次いで他の制御パラメータの場合と同様に一時 記憶装置に記憶する。 ブロック178に示した最終計算は、作動化しきい値を取りこの値を、横方向 加速度、後車輪滑り及び車輪減速度制御パラメータを差引くことにより修正する 。この結果は次いで主DRP制御ループに使うように記憶し戻す。種種の制御パ ラメータが作動化しきい値を零又はそれ以下に減らすにの十分な大きさを持つ場 合に、零の値に戻しDRPが作動する。 ブロック162及びブロック174ないし178で行われる制御機能は第7図 のブロック180ないし188に示してある。ブロック180、182において は、入力パラメータを最高値および最低値と比較する。入力がこれ等の値以内で あれば、ブロック184に示すようにこの入力はこれ等の値を通じ低下し又出力 は入力値にセットされる。入力が最高値より大きいと、出力はブロック186に 示すように最高値に等しい値にセットする。入力が最高値より小さいと、出力は ブロック188に示すように最低値に等しい値にセットする。これ等の全部の場 合に出力値は戻しブロックを経てしきい値計算ルーチンに戻す。ブロック150 ないし186で実施された作動化しきい値計算は次のような式で表わされる。 T=KO+KBRAKE−KDRPACT −W1*LAT_ACCEL*AVEL/MAX_AVEL −W2*RSLIP −W3*(VEH_DEC−KMACEL*ΣMACEL) この式において、 T=DRP作動化に使う合成値(resultant value)又はしきい 値、 KO=省略時値(default value)又は公称のオフセット値、 KBRAKE=ブレーキスイッチを開いたときに加える定数、 KDRPACT=DRPが作動しているときに差引く定数値 W1=横方向加速度の寄与(constribution)に使う重み付け係数 、 LAT_ACCEL=評価した車両横方向加速度、 AVEL=LAT_ACCELの作用に影響させるのに使う評価した車両速度 MAX_AVEL=LAT_ACCELの作用に影響させるのに使う評価した車 両速度 MAX_ABEL=LAT_ACCEL作用を増す最高評価車両速度、この速度 以上ではLAT_ACCELの作用が低下する。 W2=後部滑り変数の寄与に使う重み付け係数、 RSLIP=評価しろ波した後部滑り値、 W3=車両減速度の寄与に使う重み付け係数、 VEH_DEC=評価した車両減速度、 KMACEL=MACEL変数寄与に使う基準か因数および利得 ΣMACEL=車両最高加速度値の合計である。 作動化しきい値式は、全プロセッサループごとに実行して「実時間」計算と考 えることができる。この式はつねに、零にしたときにDRPの作動化を生ずるK 0の値を持つ。KBRAKEおよびKDRPACTの値はルーチン内の判断論理に基づいて 条件つきで使う。その他全部の項がしきい値に積極的に影響を及ぼす。フエールセーフ及び診断 DRPシステムのフエールセーフ及び診断の機能は、ABSシステムの機能に 認められるがABS障害に対し使う正常なフエールセーフ手順にまさる。とくに ABSシステムが使用不能になる複数の障害条件があるが、DRP制御機構はな お正常に機能する。1つのこのような障害を検出した場合に、このシステムはD RP Keep−Alive(キープアライブ)モードで作動状態のままになっ ている。ABS警告灯はなお点燈しABSシステムに障害の存在することを指示 するが、DRP機構はなお機能する。 DRP機構は、システム障害が正常な機能を許す間はABS障害状態中に正常 に機能し続ける。DRPシステムは、後部遮断弁を必要としいずれかの後部遮断 コイルで障害が検出されると機能することができない。障害の検出は又ソレノイ ド駆動機構で行われ、短絡したソレノイド駆動機構が検出されるとDRPは機能 することができない。この場合各電気部品に別の損傷を防ぐように電力継電器を 非作動にしなければならない。低電力条件の場合にマイクロプロセッサ及びコイ ル駆動電子装置がDRPを機能し続けるように作動するのに十分なだけ電圧が高 くなければならないDRPキープアライブモードの使用可能化を制御するのに特 定の障害バッファを使う。この障害バッファは、確実にDRPの臨界的障害だけ によってもっぱらDRPを使用不能化にするのに使う。この障害バッファは又、 各パワー・アップサイクルに対し電流故障を見失わないようにするのに使う。従 って多数の障害によりDRPが抑止されるがこの場合引続くパワー・アップサイ クルで障害が除かれると、DRPキープアライブは残りの障害がDRP制御を許 容する間はふたたび使用可能化される。このようにして、ABSシステムを機能 しないように使用不能化する障害か生じてもDRPシステムを作動状態に保持す ることができる。 第4図について前記したように動的プロポーショニングルーチンはブロック1 05でDRP抑止検査ルーチンへのサブルーチン呼出しにより始動する。このル ーチンはシステム障害があるかどうか、又障害があればDRPキープアライブが 機能できるかどうかを判定するのに使う。第4a図にはDRPキープアライブに 対する判定論理の流図を示してある。ブロック202では、システム障害が生じ ているかどうかを判定するように記憶装置で検査を行う。記憶装置に障害コード がなければ、DRP抑止フラグがブロック214でクリアされた場合に径路が取 出されなくて、そしてブロック216でDRP制御ループに戻る。 システム障害が検出されると、YES径路が取られブロック204が実施され る。この処理では、システム障害がDRPシステムは機能状態に留まることがで きるような障害であるかどうかを判定するのにテーブル検索を行う。次のテーブ ルにDRP機能が作動状態に留まるABSシステム障害とDRPが使用不能化に なる障害との表である。ABSは又ブレーキスイッチ関連障害に対して作動状態 に留まる。これ等の障害は、情報及び差サービス目的のためだけに検出し記録す る。 次のテーブルは、DRP機能が作動状態に留まるABS障害とDRPが使用不 能化になる障害との表である。 ブロック206では、DRPキープ・アライブモードを始動しなければならな いかどうかを判定するように障害テーブルの出力の検査を行う。YES径路が取 られると、DRPはシステム障害が存在しても作動することができる。ブロック 208では障害が車輪速度センサに関連しているかどうかを判定するようにシス テム障害の種類についてさらに検査を行う。障害がこの速度センサに関連してい なければ、DRP抑止をクリアする場合に制御はブロック214に飛越し、制御 はブロック216を介し主DRP制御に戻す。障害が車輪速度センサに関連する 場合には、ブロック208からYES径路が取られブロック210の論理が行わ れる。この論理により誤ったセンサからのデータが車輪速度を入力する種種の制 御機構に使われないようにする。 車輪速度センサ障害が検出されている若干の場合に、誤った車輪速度センサ情 報がもはや信頼性がなく使うことができないからシステム性能にわずかな低下を 伴う。単一のセンサ障害が生じても、DRPシステムは作動したままになり性能 がわずかに低下する。低下した性能は、制御機構に寄与した情報の減少によって 生ずる。たとえば後部センサの故障が生じ車両に分割したmu(splitmu )表面で車両にブレーキをかけると、故障のある後部通路過度の滑りを生ずる。 低いmuの後車輪に障害が生ずると、DRPシステムは高いmuの後車輪速度セ ンサに基づいて両後部通路を制御しなければならない。DRPシステムは多数の センサ障害により機能することができない。 障害車両の速度情報を除いた後、ブロック214でDRP抑止をクリアし、D RPシステムに動作を継続させブロック216を介し制御を主DRP制御装置に 戻す。ブロック206に戻ると、障害がDRPシステムが機能できないものであ ればDRP抑止をセットするブロック212を実行する。次いでDRP抑止フラ グの状態を検査する場合にブロック216を介し制御を主DRPループに戻す。 以上本発明を実施する最良のモードを詳細に述べたが当業者には明らかなよう に本発明によればなお種種の変化変型を行うことができる。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、前車輪及び後車輪とこれ等の各車輪における圧力を制御する制御手段とを 持つ車両用のブレーキ圧力制御方法において、 リヤプロポーショニングモード作動化しきい値を所定車両パラメータの関数と して計算する段階と、 評価した車両速度が低速度限度以上であり前記作動化しきい値が所定の値を超 える場合に前記後車輪の自動ブレーキ圧力制御の動的リヤプロポーショニング( DRP)モードを開始する段階と、 前記後車輪の初期滑り条件の検出時に前記後車輪の自動ブレーキ圧力制御の前 記動的リヤプロポーショニングモードを中止し活動的アンチ・ロックブレーキン グ(ABS)モードの転移する段階と、 前記初期滑り条件からの前記後車輪の回復時に前記各後者臨の前記活動的アン チ・ロック作動モードを終るし、前記動的リヤプロポーショニングモードに転移 する段階と、 前記車両速度が前記低速度限度以下に低下してた後前記値が所定の時間間隔を もはや越えないか又はこの時間間隔であるときに前記動的リヤプロポーショニン グモードを終了する段階と、 を包含することから成る車両用のブレーキ圧力制御方法。 2、2つの前車輪及び2つの後車輪を持つ車両において、前記DRPモードか ら前記ABSモードへの転移を又、前記前車輪の両方の初期滑り条件の検出時に 行う請求の範囲第1項記載の方法。 3、前記各車両パラメータが後車輪滑り及び評化した車両減速度を含み、所定 の車輪滑り値及び所定の車両減速レベルにおいて前記初期滑り条件が生ずるよう にする請求の範囲第2項記載の方法。 4、前記リヤプロポーショニングモードが、少なくとも圧力保持位相及び圧力 付加位相を持ち、前記前車輪の両方における初期滑り条件に応答して前記DRP モードから前記ABSモードへの転移時に前記付加位相に入り後車輪の逸脱を強 制する請求の範囲第3項記載の方法。 5、前記作動化しきい値を次の式 T=KO+KBRAKE−KDRPACT −W1*LAT_ACCEL*AVEL/MAX_AVE −W2*RSLIP −W3*(VEH_DEC−KMACEL*ΣMACEL) により計算する (この式中で Tは合成的な作動化しきい値であり、 K0は不足の又は正常なオフセット値であり、 KBRAKEは車両ブレーキスイッチが開くときに加えられる定数であり、 KDRPACTは、リヤプロポーショニングモードが活動しているときに差惹かれる一 定値であり、 W1は横方向加速度の寄与に重み付けするのに使う係数であり、 LAT_ACCELは評価した車両横方向加速度であり、 AVELは評価した車両速度であり、 MAX_AVELはLAT_ACCEL効果を増す最高評価車両速度であり、こ の速度以上ではLAT_ACCELの効果が低下し、 W2は後部滑り変数の寄与を重み付けするのに使う係数であり、 RSLIPは評価しろ波した後部滑り値であり、 W3は車両減速度の寄与に重み付けするのに使う係数であり、 WEH_DECは評価した車両減速度であり、 KMACELはMACEL変数寄与に使う目盛係数及び利得であり、 ΣMACELは車輪最高加速度値の合計である。) 請求の範囲第2項記載の方法。 6、前車輪及び後車輪とこれ等の各車輪における圧力を制御する制御手段とを 持つ車両用のブレーキ圧力制御方法において、 リヤプロポーショニングモード作動化しきい値を次の式 T=KO+KBRAKE−KDRPACT −W1*LAT_ACCEL*AVEL/MAX_AVEL −W2*RSLIP −W3*(VEH_DEL−KMACEL*ΣMACEL) により計算する段階と、 (この式中で Tは合成的なの作動化しきい値であり、 KOは不足の又は正常なオフセット値であり、 KBRAKEは車両ブレーキスイッチが開くときに加えられる定数であり、 KDRPACTは、リヤプロポーショニングモードが活動しているときに差引かれる一 定値であり、 W1は横方向加速度の寄与を重み付けするのに使う係数であり、 LAT_ACCELは評価した車両横方向加速度であり、AVELは評価した車 両速度であり、 MAX_AVELはLAT_ACCEL効果を増す最高評価車両速度であり、こ の速度以上ではLAT_ACCELの効果が低下し、 W2は後部滑り変数の寄与を重み付けするのに使う係数であり、 RSLIPは評価しろ波した後部滑り値であり、 W3は車両減速度の寄与に重み付けするのに使う係数であり、 WEH_DECは評価した車両減速度であり、 KMACELはMACEL変数寄与に遣う目盛係数及び利得であり、 ΣMACELは車輪最高加速度値の合計である。) 評価した車両速度が低速度限度以上であり前記作動化しきい値が所定の値を越え る場合に前記後車輪の自動ブレーキ圧力制御のリヤプロポーションニングモード を開始することにより前記各後車輪に最適の圧力を保持する段階と、 前記車両速度が前記低速度限度以下に低下して後に前記しきい値が所定の時間 間隔をもはや越えないか又はこの時間間隔であるときに前記動的リヤプロポーシ ョニングモードを終了する段階と、 を包含する車両用のブレーキ圧力制御方法。 7、ブレーキ制御のABSモードに入る両前車輪に応答して、ブレーキ制御の 前記DRPモードを終了し、ABSモードを前記後車輪に対して開始する請求の 範囲第6項記載の方法。 8、前記作動化しきい値が、零及び最高値の間で変化し、前記DRPモードが 、零以下にレベルの低下するときに開始される請求の範囲第7項記載の方法。 9、前車輪及び後車輪と、少なくとも1つの前車輪の速度及び少なくとも1つ の後車輪の速度を感知する車輪速度センサと、作動弁により制御できるブレーキ 圧力を持つ各車輪用流体圧ブレーキとを備えた車両用のブレーキ圧力制御方法に おいて 感知した車輪速度に基づいて車両速度を評価する段階と、 作動化しきい値を次の式 T=KO+KBRAKE−KDRPACT −W1*LAT_ACCEL*AVEL/MAX_AVEL −W2*RSLIP −W3*(VEH_DEC−KMACEL*ΣMACEL) に基づいて計算する段階と、 (この式中で Tは合成てきな作動化しきい値であり、 KOは不足の又は正常なオフセット値であり、 KBRAKEは車両ブレーキスイッチが開くときに加えられる定数であり、 KDRPACTは、リヤプロポーショニングモードが活動しているときに差引かれる一 定値であり、 W1は横方向加速度の寄与に重み付けするのに使う係数であり、 LAT_ACCELは評価した車両横方向加速度であり、 AVELは評価した車両速度であり、 MAX_AVELはLAT_ACCEL効果を増やす最高評価車両速度であり、 この速度以上ではLAT_ACCELの効果が低下し、 W2は後部滑り変数の寄与を重み付けするのに使う係数であり、 RSLIPは評価しろ波した後部滑り値であり、 W3は車両減速度の寄与に重み付けするのに使う係数であり、 WEH_DECは評価した車両減速度であり、 KMACELはMACEL変数寄与に使う目盛係数及び利得であり、 ΣMACELは車輪最高加速度値の合計である。) 車両速度が所定の速度しきい値以上であり前記作動化しきい値が零に等しい場 合に少なくとも一方の後車輪へのブレーキ圧力を制限することを含むブレーキ圧 力制御の動的リヤプロポーショニング(DRP)モードを開始する段階と、 前記車両速度が前記の所定の速度しきい値以下に低下して後所定の時限で前記 DRPモードを終了する段階と、 を包含する車両用のブレーキ圧力制御方法。 10、前記前車輪の両方が前記DRPモード中に初期滑り条件を示す場合に、 前記後車輪にブレーキ圧力を加えることを含むブレーキ圧力制御のABSモード を開始して後車輪の逸脱を強制する請求の範囲第9項記載の方法。 11、前車輪及び後車輪を持つ車両のリヤブレーキ圧力を制御する方法におい て、 前記リヤブレーキに加えるブレーキ圧力が手動制御のもとにあるIDLE作動 モードから前記リヤブレーキに加える圧力が前記フロントブレーキに加える圧力 に対して自動的に比例するDRP作動モードに転して後車輪滑り及び車両減速度 を含む車両条件に基づいて最適のリヤブレーキ圧力を保持する段階と、 前記各後車輪へのブレーキ圧力を初めに増して前記DRP作動モードからAB S作動モードに転移し前記両前車輪における初期滑り条件に応答して後車輪の逸 脱を強制する段階と、 前記ABS作動モードを、前記車両が完全停止状態になるのに先だって、前記 ABS作動モードが終了する場合に、前記ABS作動モードから前記DRP作動 モードに転移する段階と、 前記車両速度が所定の速度以下に低下した後所定の時間間隔で前記DRP作動 モードから前記IDLE作動モードに転移する段階と、 を包含する車両用のリヤブレーキ圧力制御方法。 12、ABS作動モードを必要としない制動状態中に、リヤブレーキ制御を行 う一体式動的リヤプロポーショニング(DRP)作動モードを含み停止距離が最 小になり車両安定性が最高になるようにして周期的に車輪不安定性を連続的に強 制することにより、それぞれ車両の前車輪及び後車輪のフロントブレーキ及びリ ヤブレーキを制御する車両アンチ・ロックブレーキシステム(ABS)において 、 少なくとも前部及び一方の後部の車両車輪の速度を指示する入力信号を生ずる センサ手段と、 前記フロントブレーキ及びリヤブレーキへのブレーキ圧力を制御する弁手段と 、 前記入力信号に応答して所定の車両パラメータに基づきDRPに作動化しきい 値を計算するコンピュータ手段とを備え、 前記車両速度が所定の速度以上であり又前記作動化しきい値が所定の値を越え る場合に、前記コンピュータ手段により前記弁手段に出力信号を供給し、 前記コンピュータ手段により前記弁手段に出力信号を供給し、前記後車輪の初 期滑り状態に応答して前記DRPモードから前記ABSモードに転位し、後車輪 回復時に前記ABSモードから前記DRPモードに転移し、前記車両速度が前記 所定値以下に低下して後所定の時間間隔で前記DRPモードを終了するようにし て成る車両アンチ・ロックブレーキシステム。 13、前記パラメータが、車両減速度と後車輪滑りが前者輪滑りを越える量と を含むようにした請求の範囲第12項記載のシステム。 14、前記パラメータが各非駆動車輪の速度の差に基づく車両の横方向が速度 を含み、前記作動化しきい値に対する車両横方向加速度の作用が後でこの作用の 低下する所定の車両速度しきい値に達するまで、車両速度の増加に伴い増大する ようにした請求の範囲第13項記載のシステム。 15、前記車両減速度を、車両速度の計算値を微分することにより計算するよ うにした請求の範囲第14項記載のシステム。 16、或る変数に初期値を割当て又前記パラメータのうちの若干のパラメータ の前記DRPモードの作動化に対する影響をはかるようにこのパラメータの重み 付けし制限した寄与により前記変数を減少させることにより、前記作動化しきい 値を定めるようにした請求の範囲第15項記載のシステム。 17、前記コンピュータ手段に、システム障害に応答してアクセスでき、若干 の所定の条件のもとでDRP作動モードを抑止し、他の所定の条件のもとでシス テム障害が存在してもDRPキープアライブモードを保持するようにする参照用 テーブル手段を設けた請求の範囲第12項記載のシステム。 18、前記コンピュータ手段にさらに、車輪速度センサ障害に応答し関連する センサからのデータの使用を防ぐようにする手段を設けた請求の範囲第17項記 載のシステム。
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