JP3464381B2 - アンチスキッド制御装置 - Google Patents

アンチスキッド制御装置

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JP3464381B2 JP11419198A JP11419198A JP3464381B2 JP 3464381 B2 JP3464381 B2 JP 3464381B2 JP 11419198 A JP11419198 A JP 11419198A JP 11419198 A JP11419198 A JP 11419198A JP 3464381 B2 JP3464381 B2 JP 3464381B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンチスキッド制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、液圧ポンプを不要と
して、この液圧ポンプによる騒音や脈圧振動をなしとし
ながら、いかなる場合においても、マスターシリンダに
結合するブレーキペダルへの踏力を解除すると、直ち
に、リザーバの貯液しているブレーキ液をマスターシリ
ンダ側に戻して、次のアンチスキッド制御に直ちに対処
することができるアンチスキッド制御装置を提供するこ
とを課題として、図1に示すようなアンチスキッド制御
装置を開示した。
【0003】以下、この詳細な構成、作用につき図面を
参照して説明する。
【0004】即ち、本例によれば、マスターシリンダ1
の一方の系統には管路31a’を介して右側前輪FR及
び左側後輪RLのホイールシリンダが接続され、他方の
ブレーキ系統には管路31b’を介して左側前輪FLの
ホイールシリンダ及び右側後輪RRのホイールシリンダ
が接続される。即ち、X配管が採用されている。
【0005】一方の配管31a’は一方の系統の右側前
輪FR及び左側後輪RLのホイールシリンダに電磁切換
弁7A、7Cを介して接続される。また、これらのホイ
ールシリンダは同じく2ポート2位置電磁切換弁8A、
8Cを介して、一方のリザーバ30Aに接続される。な
お、この接続管路にはフィルタfが設けられている。他
方の配管31b’には右側後輪RR及び左側前輪FLと
ホイールシリンダに2ポート2位置電磁切換弁7B、7
Dを介して接続される。これらのホイールシリンダは2
ポート2位置電磁切換弁8B、8Dを介して、他方のリ
ザーバ30Bに接続される。これらのリザーバ30A、
30Bは公知の構造を有し、シリンダ本体内に摺動可能
にピストンpがばねvにより上方に付勢されてそのブレ
ーキ液貯蔵室と空気室を画成している。これに管路31
a’a、31b’aが接続され、この管路中にマスタシ
リンダ1への方向を順方向とする逆止弁32a’と32
b’とが設けられている。また、切換弁7A乃至7Dに
は並列にマスタシリンダ側への方向を順方向とする逆止
弁g’が設けられ、これらの入口側及び出口側にフィル
タfが接続されている。切換弁8A〜8Dの入口側にも
フィルタfが接続されている。
【0006】各車輪FR、RL、RR、FLには近接し
て車輪速度センサW1 及びW2 、W3 、W4 が接続さ
れ、これらの検出信号はコントロール・ユニットEに供
給される。これは公知のロジックを内蔵し、これらセン
サの出力を受けて、ブレーキを弛めるべきか、保持する
べきか、増大するべきかを判断し、この判断結果に基づ
いて、上述の切換弁7A乃至7D、8A乃至8Dのソレ
ノイドsを励磁する。または非励磁とする。
【0007】即ち、ホイールシリンダの液圧を上昇させ
る場合には、ソレノイド部sはすべて非励磁となってお
り、第1の2ポート、2位置電磁切替弁7A、7B、7
C、7Dが連通位置をとっており、従って、これを通っ
てホイールシリンダに圧液が供給されブレーキがかけら
れる。
【0008】コントロールユニットEがブレーキを弛め
るべきである(なお、説明をわかりやすくするために全
輪が同じスキッド状態で変化するものとする。)と判断
すると、第2の2ポート、2位置電磁切替弁8A〜8D
のソレノイド部sが励磁されて連通状態とされ、他方、
第1の2ポート、2位置電磁切替弁7A〜7Dのソレノ
イド部sも励磁されて遮断状態とされる。これによっ
て、ホイールシリンダの圧液は第2の2ポート、2位置
電磁切替弁8A〜8Dを通ってリザーバ30A、30B
に排出される。これによって、ブレーキが弛められる。
本実施の形態においては液圧ポンプが設けられていない
ので、リザーバ30A、30Bに排出されるブレーキ液
は貯蔵されたままとなる。即ち、ブレーキを弛め得る量
はこれらリザーバ30A、30Bの許容貯蔵容量によっ
て決められる。
【0009】コントロールユニットEは最初にブレーキ
を保持すべきであると判断すると、第1の2ポート、2
位置電磁切替弁7A〜7Dのソレノイド部sを励磁し、
第2の2ポート、2位置電磁切替弁8A〜8Dのソレノ
イド部sは非励磁のままで、ホイールシリンダの圧液は
一定の液圧に保持される。よって、車輪のブレーキ圧は
一定とされる。
【0010】そして、ブレーキ力を上昇させる時には第
1の2ポート、2位置電磁切替弁7A〜7Dのソレノイ
ド部sを断続的に励磁して、これによりホイールシリン
ダの液圧を階段的に上昇することにより、ブレーキ力を
上昇させる。そしてコントロールユニットEがブレーキ
を弛めるべきであると判断すると、第1の2ポート、2
位置電磁切替弁7A〜7Dは遮断状態であり、第2の2
ポート、2位置電磁切替弁8A〜8Dのソレノイド部s
は励磁されて連通状態とされ、リザーバ30A、30B
にブレーキ液を排出することによって車輪のブレーキは
弛められる。このようなブレーキ力の保持、弛め及び階
段上昇はコントロールユニットEで車輪のスキッド状態
に応じて設定されており、限られたリザーバ30A、3
0Bの容量に応じて制御される。運転者がブレーキペダ
ル2への踏力を解除すると、今、ホイールシリンダの液
圧がいかなる値にあろうともリザーバ30A、30Bに
貯液されているブレーキ液は、内蔵するばねvのばね力
により逆止弁32a’、32b’を開弁させてマスター
シリンダ1側へ戻す。よって、リザーバ30A、30B
はほぼ空の状態にして車輪のホイールシリンダの液圧を
0とすることができる。また、本実施の形態によれば、
第2の2ポート、2位置電磁切替弁8A〜8Dには逆止
弁が設けられていないが、そのソレノイド部が非励磁の
状態で遮断状態にあっても確実に、直ちにリザーバ30
A、30Bからブレーキ液をマスターシリンダ1に戻す
ことができ、次のアンチスキッド制御に対処することが
できる。
【0011】なお、またこの例によれば、管路31
a’、31b’は上述したようにマスタシリンダ4とリ
ザーバ30A、30Bとを直結するのであるが、これら
には1個の逆止弁32a’、32b’が設けられている
だけであるので、リザーバ30A、30Bの内蔵するば
ねvのばね力により、確実にリザーバ30A、30Bに
貯蔵されていたブレーキ液は全てマスタシリンダ4に戻
すことができる。圧損は1個の逆止弁32a’、32
b’のばね力のみである。
【0012】上記リザーバ30A、30Bは、本体内に
外周をシールされて摺動自在に嵌合されるピストンp
と、該ピストンの両側に画成されるブレーキ液貯蔵室
と、空気室と、前記ピストンを前記ブレーキ液貯蔵室側
に向かって付勢するばねvとを備え、前記ブレーキ液貯
蔵室に前記ばねのばね力に抗して外部からブレーキ液を
貯蔵させ、前記ばね力により前記ピストンを復動させて
前記ブレーキ液を外部へ排出させるようにしているので
あるが、このように液圧ポンプを用いないアンチスキッ
ド制御装置では、アンチスキッド制御中に液圧ポンプを
作動させてブレーキ液貯蔵室からブレーキ液をマスタシ
リンダ側に強制的に還流させることがないので、ピスト
ンに上下動を行わせることがほとんどなく、従って空気
室の開口を図示しないスリット付きゴムキャップにより
被覆し、これから空気を出入りさせて、ピストンpの動
きをスムースにしているのであるが、この空気孔から外
部のごみや水分を吸い込んで、ピストンpの周りに引っ
付いてピストンpの外周を錆び付かせたり、ごみにより
移動を行いにくくさせる場合がある。この場合には、ホ
イルシリンダーからブレーキ液をブレーキ液貯蔵室に排
出せんとしても、極端な場合にはピストンを移動させる
ことなく、ホイルシリンダーからブレーキ液を排出させ
ることができない場合がある。これでは本来のアンチス
キッド制御を行うことができない。
【0013】或いはピストンがシリンダ本体に固着せず
とも、アンチスキッド制御によってはこの貯蔵を供給す
る許容量を越えて排出されると、これ以上ホイールシリ
ンダからこのリザーバ30A、30Bにはブレーキ液を
排出することができないので、適正なアンチスキッド制
御を行なうことが出来なくなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に
鑑みてなされ、リザーバのピストンのストロークの状況
を機械的な方法で判断するのではなくて、電気的にすな
わちコストを上昇させることなく、本来のコントロール
・ユニットだけでこれを解決することの出来るアンチス
キッド制御装置を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、タンデム
マスタシリンダとホイールシリンダとの間に液圧制御弁
を設け、該液圧制御弁は、車輪速度センサの信号を入力
するコントロール・ユニットから制御信号を受け、ブレ
ーキを弛めるべき制御信号を受けたときには、該液圧制
御弁を介して、前記ホイールシリンダからブレーキ液を
対応する系統用のリザーバに排出するようにし、該リザ
ーバと前記マスタシリンダとを直接に結ぶ管路を設け、
該管路に前記マスタシリンダへの方向を順方向とする逆
止弁を接続し、前記マスタシリンダに結合するブレーキ
ペダルへの踏力を解除したときには、前記リザーバの貯
蔵ブレーキ液を前記逆止弁を介して前記マスタシリンダ
へ還流するようにしたアンチスキッド制御装置におい
て、 前記コントロール・ユニットがアンチスキッド制御
を開始せず、一方の系統の両車輪又は一方の車輪がロッ
ク又はロック傾向を所定時間継続させたときには前記リ
ザーバのピストンは固着していると判断するようにした
ことを特徴とするアンチスキッド制御装置、によって解
決される。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態によれば、図
1に示す上述したアンチスキッド制御装置が適用され
る。図2は上記装置においてコントロール・ユニットE
による制御を示すが、図2Aにおいては時間t0 にブレ
ーキペダル2を踏み込んだ後、車体速度Vは公知の方法
で演算して求められたものであるが、これは時間と共に
図示したように低下してくる。一方車輪速度はWで示す
ように速度を変化させる。図示せずとも車体速度Vに対
してリファレンス速度が設定されており、これとの比較
において又は車体速度Vの変化率によりロック傾向を判
断させるのであるが、時間t1 においてはブレーキ力を
保持すべきであると判断され、切換弁7A乃至7Dのソ
レノイド部sを励磁する。なお説明をわかりやすくする
ために全輪が同一のスキッド状態にあるとする。これに
よって車輪FR、RR、RL、FLのホイールシリンダ
の液圧が図2Bで示すように一定に保持される。更にリ
ファレンス速度を越えたことによって時間t2 において
ブレーキを弛めるべきであると判断すると、切換弁8A
乃至8Dのソレノイド部sを励磁する。これにおいてリ
ザーバ30A、30Bへのブレーキ液が排出され、ブレ
ーキ液圧が低下する。時間t3で、液圧低下を停止させ
ブレーキ力を保持するべきであると判断すると、切換弁
8A〜8D及び7A〜7Dのソレノイド部sを非励磁と
する。よってホイールシリンダの液圧が一定に保持され
る。次いで時間t4 でブレーキ力を増大すべきであると
判断すると図示するように階段上段が行なわれる。時間
5 で再びブレーキ力を低下させるべきであると判断さ
せると、ブレーキ液圧を上述したように低下させる。
【0018】このようにしてA1 、A2 、A3 で示すよ
うなアンチスキッド制御が繰り返し行なわれるのである
が、これらA1 、A2 、A3 の各サイクルにおいてブレ
ーキを弛めるべき時にはブレーキ液がホイールシリンダ
側からリザーバ30A、30Bに排出されるのである
が、今、時間t6 の階段込め中に一方の系統、例えば管
路31a’に接続される右側前輪FR及び左側後輪RL
がロックしたとする。そうすると図2Aで示すように車
輪速度Wが0となりロックを示している。コントロール
ユニットEからブレーキ弛め信号が出ている。車体速度
Vもやがて殆んど滑り走行でその速度を一定にする。本
発明によれば一方の系統の前輪FRおよびRLが共にロ
ックしたことをコントロール・ユニットEが判断したに
も拘らず、図2Bで示すようにアンチスキッド制御を行
なわなくなる。両車輪がロックした時点t6 からT1
時間後に図2Cに示すようにフラグaをたてる。これに
よりリザーバ30A又は30Bは満杯であると判断す
る。本実施の形態によれば時間t7 で運転者がブレーキ
ペダル2への踏力を解除すると、これからT2 時間後に
は満杯になったリザーバ30A又は30Bに貯蔵されて
いるブレーキ液全て逆止弁32a’又は32b’を開
弁させて、マスタシリンダ側に還流されるのでフラグa
を閉じる。
【0019】図3はリザーバの固着を検知する方法を示
す。すなわち、時間t0 でブレーキペダル2を踏み込む
と車体速度V’は図3Aに図示するように車体速度V’
を減少させる。一方の系統における前輪が時間t1 でロ
ックし、次いで他方の車輪すなわち後輪がロックすると
時間t1 〜t2 までの時間、すなわち一方の車輪のロッ
ク後、時間 1 で図3Bで示すようにフラグbを立て
る。それによりリザーバ30A又は30Bにおけるピス
トンpが固着していると判断する。なお一方の車輪、例
えば後輪がロックしただけで他方の車輪がロックせずと
も時間t1 から時間 2 を通過するとフラグcを立てる
ようにしている。これにより、確実にリザーバ30A又
は30Bにおけるピストンpの固着を判断する。更にあ
る時間経過して何らかの原因で固着が解除され、車体速
度Vが上昇し、また車輪速度W’もアンチスキッド制
御を開始させるとフラグbとcをリセットする。
【0020】図4、図5は以上のリザーバの満杯及びピ
ストンpの着を判断するフローチャートを示すもので
あるが、図4において段階aにおいて制御がスタート
し、段階bにおいてアンチスキッド制御が開始されてい
るかどうかが判断される。YESであれば段階cにおい
て一方の系統もしくは片系の車輪がロックしているかど
うかを判断する。YESであれば段階dにおいて片系が
ロックしたことを示すフラグをセットする。更に段階e
で後輪についてのロックを示すフラグをセットする。
【0021】次の段階fにおいてアンチスキッド制御中
であるかどうか判断される。今、YESであれば、図5
に示すようにリザーバは固着していないので、段階gで
リザーバ固着フラグはリセットされる。次いで段階hに
おいて一方の系統もしくは片系のフラグはセットされ
いるかどうかを判断し、YESであれば段階iで片系の
両車輪がロックしているのであるから、このロック時間
がT1 より大であるか小であるかを判断し、YESであ
れば段階jでリザーバ30A又は30Bが一杯であるこ
とを検出する。
【0022】次いで段階kにおいて制動中であるかどう
か、すなわちブレーキペダル2を踏み込んでいるかどう
かを判断する。YESであれば、段階iにおいて終了と
する。以下、上述のフローチャートを段階aから繰り返
す。
【0023】段階bにおいてアンチスキッド制御は開始
していない、すなわちNOであれば、段階fにおいてア
ンチスキッド制御が行われているかどうかを判断する。
ここでNOであれば、段階pで片系又は後輪がロックし
ていることを示すフラグが立っているかどうかを判断す
る。YESであればこの車輪のロック時間がT2 より大
であるかどうかが判断される。YESであれば段階rで
リザーバが固着していることを検出する。次いで段階k
で制動中であるかどうか、すなわちブレーキペダル2に
は踏力が加えられているかどうか判断される。これでY
ESであれば上述したように段階iで制御が終了する
が、NOであればブレーキペダルの踏力の解除後、時間
3 より長く経ったかどうかが判断される。YESであ
れば段階tでリザーバがいっぱいであることを示すフラ
グをリセットする。NOであれば段階iで制御を終了す
る。段階mでは減圧比例弁(pバルブ)を持っているか
どうか判断する。YESであれば後輪がロックしている
かどうか判断され、YESであれば更に車体減速度から
高μ路面かどうかが判断される。YESであれば上述の
段階eにおいて後輪がロックしているのでフラグがセッ
トされる。
【0024】段階fでアンチスキッドが制御中でない、
すなわちNOであれば片方の系統又は後輪のフラグがセ
ットされているかどうか判断する。YESであれば段階
qにおいてこの車輪のロック時間を演算し、時間T2
り、大であるかどうかが判断され、YESであれば段階
rでリザーバにピストンpが固着していると判断する。
【0025】以下、ブレーキペダル2を踏み込んでいる
かどうかを段階kで判断するのであるが、YESであれ
ば上述と同様であり、NOであればブレーキペダルの踏
み込みを解除した後に時間T3 より長くたっているかど
うかを判断してYESであればリザーバの一杯であると
いうフラグをリセットする。NOであれば、段階iで終
了である。以下、上述のフローチャートを繰り返す。
【0026】以上述べたように本発明によれば、リザー
バのモニタに機械的な手段を用いることなく、コントロ
ール・ユニットEだけで判断しているので、従来のアン
チスキッド制御装置そのままで本発明を用いることがで
き、製造コストを上昇することがない。
【0027】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本
発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0028】例えば以上の実施の形態においては、図1
に示すアンチスキッド制御装置が用いられたが勿論、本
発明はこれに限られることなく、液圧制御弁として1個
の3ポート3位置弁を用いるようにしても本発明は適用
可能である。
【0029】また、以上の実施例ではフラグa、b、c
をセットして車輪のロック状況又はリザーバの状況を示
したが、これと同一の段階で警報手段を駆動するように
して運転者にそのリザーバの状態を報知するようにして
もよい。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のアンチスキ
ッド制御装置によれば、従来のアンチスキッド制御装置
をそのまま用いて液圧ポンプを用いない装置に対するリ
ザーバの状況を的確に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるアンチスキッド制御装置の
配管系統図である。
【図2】同作用を示すチャートで、Aは車体速度及び車
輪速度の時間的変化、Bはブレーキ液圧の時間的変化、
Cはリザーバの状態を判断するフラグを示す。
【図3】更に本発明の作用を示すためのチャートであ
り、Aは車体速度及び車輪速度の時間的変化、Bは両車
輪に対しリザーバの状態を示すフラグ、Cは後輪に対し
同リザーバの状態を示すフラグを示す。
【図4】制御のフローチャートの前半を示す。
【図5】制御のフローチャートの後半を示す。
【符号の説明】
30A リザーバ 30B リザーバ E コントロール・ユニット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−148359(JP,A) 特開 平2−182561(JP,A) 特開 平10−6962(JP,A) 特開 昭64−67464(JP,A) 特開 平1−164663(JP,A) 特開 平2−81759(JP,A) 特開 平2−169359(JP,A) 特開 平2−290764(JP,A) 特開 平6−255465(JP,A) 特開 平9−164934(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 8/00 - 8/96

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンデムマスタシリンダとホイールシリ
    ンダとの間に液圧制御弁を設け、該液圧制御弁は、車輪
    速度センサの信号を入力するコントロール・ユニットか
    ら制御信号を受け、ブレーキを弛めるべき制御信号を受
    けたときには、該液圧制御弁を介して、前記ホイールシ
    リンダからブレーキ液を対応する系統用のリザーバに排
    出するようにし、該リザーバと前記マスタシリンダとを
    直接に結ぶ管路を設け、該管路に前記マスタシリンダへ
    の方向を順方向とする逆止弁を接続し、前記マスタシリ
    ンダに結合するブレーキペダルへの踏力を解除したとき
    には、前記リザーバの貯蔵ブレーキ液を前記逆止弁を介
    して前記マスタシリンダへ還流するようにしたアンチス
    キッド制御装置において、 前記コントロール・ユニットがアンチスキッド制御を開
    始せず、一方の系統の両車輪又は一方の車輪がロック又
    はロック傾向を所定時間継続させたときには前記リザー
    バのピストンは固着していると判断するようにしたこと
    を特徴とするアンチスキッド制御装置。
  2. 【請求項2】 前記判断中にアンチスキッド制御が行な
    われたときには前記判断を解除するようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載のアンチスキッド制御装置。
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