JP2000500482A - イミダゾール置換基を有するメルカプトアルキルペプチジル化合物並びにマトリックス金属プロテイナーゼ(mmp)および/または腫瘍壊死因子(tnf)のインヒビターとしての該化合物の使用 - Google Patents

イミダゾール置換基を有するメルカプトアルキルペプチジル化合物並びにマトリックス金属プロテイナーゼ(mmp)および/または腫瘍壊死因子(tnf)のインヒビターとしての該化合物の使用

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Abstract

(57)【要約】 下記の一般式(I)で表されるイミダゾール置換基を有するペプチジル化合物は金属プロティナーゼおよび腫瘍壊死因子に対して抑制効果を示すので治療上有用である: 式中、R1はC1-6アルキル、C2-6アルケニル、(C1-6アルキル)アリール、アリール、C1-6アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールまたはC1-6アルキル−AR9[式中、AはO、NR9またはS(O)m(m=0〜2)を示し、R9はH、C1-4アルキル、アリール、ヘテロアリール、(C1-4アルキル)アリールまたは(C1-4アルキル)ヘテロアリールを示す(この場合、A=NR9のときにはR9は同一または異なっていてもよい)]を示し、R2はHまたはC1-6アルキル基を示し、R3は[Alk]nR6基(式中、AlkはC1-6アルキルまたはC2-6アルケニルを示し、nは0または1を示す)を示し、XはNR9、OまたはSを示し、YはNまたはCR4を示し、R4およびR5は同一または異なっていてもよく、各々R9、COR13、C1-3アルキル−R13またはC1-3アルキル−COR13を示し、R7はHまたはR10CO[式中、R10はC1-4アルキル、C1-4アルキルアリール、C1-4アルキルヘテロアリール、シクロ(C3-6)アルキル、C1-4アルキル−シクロ(C3-6)アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルケニルアリール、アリールまたはヘテロアリールを示す]を示し、R8はアリール(所望によりR11で置換されていてもよい)、ヘテロアリール(所望によりR11で置換されていてもよい)またはC1-4アルキル(所望によりR11で置換されていてもよい)等を示す。

Description

【発明の詳細な説明】 イミダゾール置換基を有するメルカプトアルキルペプチジル 化合物並びにマトリックス金属プロテイナーゼ(MMP)およ び/または腫瘍壊死因子(TNF)のインヒビターとしての該 化合物の使用 発明の分野 この発明は新規な一群のペプチジル誘導体および該誘導体の医療における使用 に関する。 発明の背景 マトリックス金属プロテイナーゼ(MMP)を含む金属プロテイナーゼ、(ヒト 線維芽細胞)コラゲナーゼ、ゼラチナーゼおよび腫瘍壊死因子(TNF)、これら の作用様式、これらのインヒビター並びに該インヒビターの臨床的効果がWO− A−9611209号公報に記載されており、これらの記載内容も本明細書の一 部を成すものである。 結合組織の損傷に関連する金属プロテイナーゼ、例えばコラゲナーゼ、ストロ メリシンおよびゼラチナーゼ等の作用に対して抑制能を発揮する化合物が生体外 と生体内におけるTNFの放出を抑制することが、例えば、次の文献に明らかに されている:ギアリングら、ネイチャー、第370巻、第555頁〜第557頁( 1994年);マクギーハンら、ネイチャー、第370巻、第558頁〜第56 1頁(1994年);GB−A−2268934号およびWO−A−932004 7号公報。これらの文献に報告されているインヒビターはWO−A−95237 90号公報に記載されているイミダゾール置換化合物の場合のように、いずれも ヒドロキサム酸亜鉛結合性基を有している。MMPとTNFを抑制する別の化合 物はWO−A−9513289号およびWO−A−9611209号各公報に記 載されている。 コラゲナーゼを抑制する化合物であって、本発明による化合物と類似の構造的 要素を有する化合物は次の米国特許の明細書に開示されている:第4,511,5 04号(1985年4月16日)および第4,568,666号(1986年2月4 日)。 ストロメリシン(プロテオグラカナーゼ)を抑制する同類構造を有する化合物は 米国特許第4,771,037号明細書(1988年9月13日)に開示されている 。 最近の研究報告によれば、MMPと同類の新規酵素が接着分子、例えばL−セ レクチンのようなセレクチンの脱離を媒介することが提案されている。これらの 可溶性の接着分子は多くの疾患、例えば、癌、自己免疫および炎症性反応に関係 する。セレクチンはいったん開裂すると、特定のリガンドと結合し、これが生物 学的活性の原因になるということが提案されている。従って、セレクチンに対す るリガンドの結合性を妨害または防止する薬剤は上記のような種々の疾患を処置 するための医薬として有用なものとなる。 発明の概要 本発明には、マトリックス金属プロテイナーゼおよび/またはTNFαによっ て媒介される疾患(変性疾患および特定の癌を含む)のインヒビターとして有用な 下記の一般式(I)で表される新規なメルカプトアルキルペプチジル化合物が包含 される。 即ち本発明は、下記の一般式(I)で表される新規な化合物並びにその塩、溶媒 和物および水和物に関する: 式中、 R1はC1-6アルキル、C2-6アルケニル、(C1-6アルキル)アリール、アリール 、C1-6アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールまたはC1-6アルキル−AR9[ 式中、AはO、NR9またはS(O)m(m=0〜2)を示し、R9はH、C1-4アルキル 、アリール、ヘテロアリール、(C1-4アルキル)アリールまたは(C1-4アルキル) ヘテロアリールを示す(この場合、A=NR9のときにはR9は同一または異なっ ていてもよい)]を示し、 R2はHまたはC1-6アルキル基を示し、 R3は[Alk]nR6基(式中、AlkはC1-6アルキルまたはC2-6アルケニルを示し 、nは0または1を示す)を示し、 XはNR9、OまたはSを示し、 YはNまたはCR4を示し、 R4およびR5は同一または異なっていてもよく、各々R9、COR13、C1-3ア ルキル−R13またはC1-3アルキル−COR13を示し、 R7はHまたはR10CO[式中、R10はC1-4アルキル、C1-4アルキルアリール 、C1-4アルキルヘテロアリール、シクロ(C3-6)アルキル、C1-4アルキル−シ クロ(C3-6)アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルケニルアリール、アリール またはヘテロアリールを示す]を示し、 R8はアリール(所望によりR11で置換されていてもよい)、ヘテロアリール(所 望によりR11で置換されていてもよい)、C1-4アルキル(所望によりR11で置換 されていてもよい)、C1-4アルキルアリール(所望によりR11で置換されていて もよい)、C1-4アルキルヘテロアリール(所望によりR11で置換されていてもよ い)、シクロ(C3-6)アルキル(所望によりR11で置換されていてもよい)、シクロ (C3-6)アルケニル(所望によりR11で置換されていてもよい)、C1-4アルキル− シクロ(C3-6)アルキル(所望によりR11で置換されていてもよい)、次式: (式中、p=1〜2) で表される基または次式:(式中、BおよびCはO、S、C(R9)2(R9は同一または異なっていてもよい)お よびNR9から成る群から相互に独立して選択される) で表される基を示し、 R6はAR9、シクロ(C3-6)アルキル、シクロ(C3-6)アルケニル、C1-6アル キル、C1-6アルコキシアリール、ベンジルオキシアリール、アリール、ヘテロ アリール、C1-3アルキルヘテロアリール、C1-3アルキルアリール、C1-6アル キル−COOR9、アミジン、グアニジン、C1-6アルキル−NHR10、CONH R10、NHCO210、NHSO210またはNHCOR10を示し、 R11はSO213、SR7、CO29、COR9、CON(R9)2[R9は同一また は異なっていてもよい]、N(R9)2[R9は同一または異なっていてもよい]、NR912、OR9、フタルイミドまたはスクシンイミドを示し、 R12はH、COR9、CO29[R9はHを示さない]、CONHR9またはSO2 9[R9はHを示さない]を示し、 R13はN(R9)2[R9は同一または異なっていてもよい]、C1-4アルキル、アリ ール、ヘテロアリール、C1-4アルキルアリールまたはC1-4アルキルヘテロアリ ールを示す。 発明の説明 本発明による化合物は1個または複数個の不斉炭素原子、例えば式(I)におい て星印で示す炭素原子を有することができる。 一般式(I)で表される化合物中に1個または複数個の不斉中心が存在するとき には立体異性体が得られるが、本発明には鏡像体やジアステレオマーを含むこの ような立体異性体およびラセミ混合物を含むこれらの混合物も包含される。 化学式において、「〜」はR−およびS−立体配置をもたらす可能性のある潜在 的な不斉中心を示すのに使用し、「<」および「…」は不斉中心における特有の立体 配置を示すのに使用する。 本明細書において単独使用または併用される「C1-6アルキル」は炭素原子数が 1〜6の直鎖状または分枝鎖状のアルキル部分、例えば、メチル、エチル、プロ ピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチルおよびヘキシル等を示す。 「C1-4アルキル」は炭素原子数1〜4の直鎖状または分枝鎖状のアルキル部分 、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルおよびt−ブチル 等を示す。「C2-6アルケニル」は炭素原子数が2〜6でEまたはZ立体化学の二重結合を 1個有する直鎖状または分枝鎖状のアルキル部分、例えばビニル、1−プロペニ ル、1−および2−ブテニルおよび2−メチル−2−プロペニル等を示す。 「シクロ(C3-6)アルキル」は炭素原子数が3〜6の飽和脂環式部分、例えばシ クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシル等を示す。 「シクロ(C3-6)アルケニル」は炭素原子数が3〜6で二重結合を1個有する脂 環式部分、例えばシクロペンテニルおよびシクロヘキセニル等を示す。 「アリール」は置換基、例えばハロゲン、トリフルオロメチル、C1-6アルキル 、アルコキシおよびフェニル等を有していてもよいフェニル基またはナフチル基 を示す。 「ハロゲン」はフッ素、塩素、臭素およびヨウ素を示す。 「ヘテロアリール」は原子数が5〜10の芳香環系であって少なくとも1個の原 子がO、NまたはSである環系、例えばフラニル、チオフェニル、ピリジル、イ ンドリルおよびキノリル等を示す。 「保護アミノ」および「保護カルボキシ」は当業者には既知の方法で保護されたア ミノ基およびカルボキシ基を示す。例えば、アミノ基はベンジルオキシカルボニ ル基、t−ブトキシカルボニル基、アセチル基もしくは類似の基またはフタルイ ミド基等によって保護することができる。カルボキシ基はメチルエステル、エチ ルエステル、ベンジルエステルまたはt−ブチルエステル等の易開裂性エステル の形で保護することができる。 「アルコキシ」は炭素原子数が6までのアルコキシ基、例えばメトキシ、エトキ シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシおよびt−ブトキシ等を示す。 「C0-4アルキル」は炭素原子数が0〜4の直鎖状または分枝鎖状のアルキル部 分、例えばメチル、エチル、プロピルおよびイソプロピル等を示す。 式(I)で表される化合物の塩には薬学的に許容される塩、例えば、無機酸また は有機酸から誘導される次の酸付加塩が含まれる:塩酸塩、臭化水素酸塩、p− トルエンスルホン酸塩、リン酸塩、硫酸塩、過塩素酸塩、酢酸塩、トリフルオロ 酢酸塩、プロピオン酸塩、クエン酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、シュ ウ 酸塩、酒石酸塩および安息香酸塩。 塩は塩基を用いて調製してもよい。この種の塩には次の無機塩基または有機塩 基から誘導されるものが例示される:アルカリ金属塩(例えば、マグネシウム塩、 カルシウム塩)、有機アミン塩(例えば、モルホリン、ピペリジン、ジメチルアミ ンまたはジエチルアミンの塩)。 本発明による化合物中の「保護カルボキシ基」がエステル化されたカルボキシル 基の場合には、該基は代謝的に不安定なエステルCO2Zであってもよい。この 場合、Zはエチル、ベンジル、フェネチル、フェニルプロピル、α−またはβ− ナフチル、2,4−ジメチルフェニル、4−t−ブチルフェニル、2,2,2−トリ フルオロエチル、1−(ベンジルオキシ)ベンジル、1−(ベンジルオキシ)エチル 、2−メチル−1−プロピオニルオキシプロピル、2,4,6−トリメチルベンジ ルオキシメチルまたはピバロイルオキシメチルであってもよい。 一般式(I)で表される化合物は当該分野のいずれかの適当な既知の方法および /または下記の方法によって調製してもよい。 式(I)で表される特定の立体異性体が必要な場合には、適当なホモキラル出発 物質を用いて本発明による合成法を実施し、および/または異性体混合物を常套 の分離法(例えば、HPLC)によって分離してもよい。 本発明による化合物は以下の方法によって調製してもよい。以下の説明と化学 式において、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R1 2 、R13、A、B、C、X、YおよびZは特に指摘しない限り、前記と同意義で ある。以下の種々の化合物に含まれる官能基(例えば、アミノ基、ヒドロキシル 基またはカルボキシル基等)を保持することが望ましい場合には、該官能基はい ずれかの反応に供する前に保護してもよい。この場合、保護基の脱離は特定の反 応の最終段階でおこなってもよい。この種の官能基の適当な保護基は当業者には 明らかであり、詳細については例えば次の文献を参照されたい:「有機合成におけ る保護基」、ウィリー、インターサイエンス、TW・グリーン、PGM・ウッツ 。 一般式(I)で表される化合物の調製法には次の一般式(II)で表される化合物の 脱保護(例えば加水分解による脱保護)が含まれる: 式中、R7は適当な保護基(例えば、t−ブチル、トリチル、ベンゾイルまたは アセテート)を示す。 式(I)で表される特定の立体異性体が必要な場合には、該立体異性体は常套の 分離法(例えば、HPLC)によって得てもよい。しかしながら、所望により、カ ップリング反応において適当なホモキラル出発物質を用いることによって式(I) で表される特定の立体異性体を得てもよい。これについては以下に例示する。 一般式(II)で表される化合物は下記の式(III)[式中、R1、R7およびR8は前 記と同意義である]で表される酸またはその活性誘導体を下記の式(IV)[式中、R2 、R3、R5、XおよびYは前記と同意義である]で表されるアミンとカップリン グさせることによって調製してもよい。 式(III)で表される酸の活性誘導体としては酸無水物および酸ハライド(例えば 、酸クロライド)が例示される。 カップリング反応はこのタイプのアミノ化反応の場合の標準的条件下でおこな ってもよい。即ち、この反応は溶剤、例えば、不活性有機溶剤、例えば、エーテ ル(例えば、テトラヒドロフランのような環状エーテル)、アミド(例えば、ジメ チ ルホルムアミドのような置換アミド)またはハロゲン化炭化水素(例えば、シクロ ロメタン)を使用し、所望による塩基、例えば、アミンのような有機塩基(例えば 、トリエチルアミンまたはN−メチルモルホリンのような環状アミン)の存在下 において、低温(例えば、−30℃)から室温の間の温度、例えば、−20℃〜0 ℃でおこなう。式(III)で表される酸を用いる場合、この反応はさらに縮合剤、 例えば、N,N'−ジシクロヘキシルカルボジイミドのようなジイミドの存在下で おこなってもよいが、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールのようなトリアゾール の存在下でおこなうのが有利である。あるいは、式(IV)で表されるアミンとの反 応の前に、該酸をクロロ蟻酸エチルのようなクロロ蟻酸塩と反応させてもよい。 式(III)で表される酸はWO−A−9611209号公報に記載のいずれかの 方法によって調製してもよい。 式(IV)で表されるアミンは下記の式(V)で表されるケトンの還元的アミノ化に よって調製してもよく、あるいは該ケトン(V)から容易に調製することができる 対応するオキシム(VI)の還元によって調製してもよい。 一般式(V)で表されるケトンは、例えば、SEMを用いて適当に保護されたイ ミダゾールを−78℃においてn−ブチルリチウムを用いてリチウム化した後、 次式(VII)で表される酸誘導体と反応させることによって調製してもよい: R3−COOH (VII) 式(VII)で表される適当な酸誘導体には酸無水物、アミドおよび酸塩化物のよ うなハロゲン化アシルが含まれる。 一般式(VII)で表される酸は市販品を出発原料として当業者には既知の方法に よって容易に得ることができ、また、これらのアミドの一部も市販品として入手 し得る。 本発明のさらに別の態様においては、ヘテロ環化合物、例えば、イミダゾール 、オキサゾール、チアゾールおよびトリアゾールは次式(VIII)で表される適当に 保護 されたアルデヒドを標準的な方法で環化させた後、保護基を脱離させることによ って調製してもよい。 H2N−CHR3−CHO (VIII) 例えば、イミダゾールは適当に保護されたアルデヒド(VIII)をアンモニアとグ リオキサルと反応させることによって調製してもよい。一般式(VIII)を表される アルデヒドは対応する適当に保護されたα−アミノ酸の還元によって調製しても よい。 このようなアミノ酸およびこれらの誘導体は光学的に純粋な形態またはラセミ 体として得ることができる。ホモキラル体の場合、これらの化合物は、一般式( I)で表される化合物の鏡像体特異的合成に必要な基本的な不斉要素を提供する 。多数のこれらの誘導体は、出発原料として市販品を使用し、当業者に既知の方 法によって容易に得ることができる。これに関しては、例えば、次の文献を参照 されたい:「ペプチド合成の実際」、ボダンスズク(M.Bodanszk)ら著、スプリン ガー、フェアラーク(ニューヨーク)1984年発行;WO−A−9221360 。 一般式(I)で表される化合物は、式(I)で表される他の化合物の相互転換によ って調製してもよい。即ち、例えば、式(I)(式中、R1はC1-6アルキル基を示 す)で表される化合物は式(I)(式中、R1はC2-6アルケニル基を示す)で表され る化合物を適当な溶剤、例えば、エタノールのようなアルコール中でカーボン担 持パラジウム触媒を用いて水素化することによって調製してもよい。さらにまた 、別の製造法として、式(I)においてR7がR10COを示す化合物を、式(I)に おいてR7がHを示す化合物を適当な溶剤、例えば、ジクロロメタンのような塩 素化溶剤中、トリエチルアミンのような塩基の存在下において、適当な酸塩化物 R10COClを用いてアシル化することによって調製する方法が例示される。 得られる最終生成物または中間体の混合物は、その構成成分の物理化学的な差 異に基づいて既知の方法、例えば、クロマトグラフィー、蒸留、分別結晶、また は所定の条件下で可能であるならば塩形成等によって分離することができる。 本発明による化合物は、ストロメリシン、コラゲナーゼおよびゼラチナーゼに 関して生体外抑制活性を示し、また、TNFαの放出に関して生体外抑制活性を 示す。該化合物の活性と選択性は、例えば、WO−A−9611209号公報の 実施例A〜Hに記載のような適当な酵素抑制試験によって決定してもよい。本明 細書においては、さらに蛍光分析アッセイについても後述する。 本発明は、前述のようにマトリックス金属プロテイナーゼおよび/またはTN Fαに起因する障害または疾患で患う患者(ヒトおよび/または乳製品、肉製品 もしくは毛皮製品に関連する分野で問題となる哺乳動物またはペットとしての哺 乳動物を含む)の処置法、特に、式(I)で表されるマトリックス金属プロテイナ ーゼインヒビターを投与することを含む処置法にも関する。 従って、式(I)で表される化合物は特に、骨関節炎、リューマチ性関節炎、お よび特定の転移性腫瘍細胞系においてみられるようなマトリックス金属プロテイ ナーゼの過発現による適応症や疾患の処置に使用できる。 前述のように、式(I)で表される化合物はTNFαおよびMMPのインヒビタ ーとしての活性を示すのでヒトまたは獣医の分野において有用である。従って、 別の観点によれば、本発明は、哺乳類、特にヒトにおいてTNFαおよび/また はMMPによって媒介される疾患または病状の処置法(治療法および予防法)であ って、前記の式(I)で表される化合物または薬学的に許容されるこれらの塩を哺 乳類に有効処置量投与することを含む該処置法、ヒトおよび獣医の分野において 、特にTNFαおよび/またはMMPによって媒介される疾患または病状の処置 (治療または予防)に使用するための式(I)で表される化合物、およびTNFαお よび/またはMMPによって媒介される疾患または病状を処置(治療または予防) するための製剤の製造における化合物(I)の使用法に関する。 このような疾患または病状には次のものが含まれる:炎症性疾患、自己免疫疾 患、癌、心臓血管疾患、組織破壊を伴う疾患、例えばリウマチ様関節炎、骨関節 症、骨粗鬆症、神経変性症、アルツハイマー病、アテローム性動脈硬化症、うっ 血性心不全、発作、脈管炎、クローン病、潰瘍性大腸炎、多発性硬化症、歯周炎 、歯肉炎および組織破壊を伴うもの、例えば骨吸収、出血、凝血、急性相応答、 カヘキシーおよび無食欲症、急性感染症、HIV感染症、熱病、ショック状態、 移植片−宿主反応、皮膚病、外科的創傷癒合症、乾癬、アトピー性皮膚炎、表皮 水泡症、腫瘍増殖、二次転移による浸潤と血管形成疾患、眼疾患、網膜症、角膜 潰 瘍、再潅流損傷、偏頭痛、髄膜炎、喘息、鼻炎、アレルギー性結膜炎、湿疹およ びアナフィラキシー。 リューマチ性関節炎、骨関節炎、特定の転移性腫瘍細胞系等にみられるような マトリックス金属エンドプロテイナーゼの過発現に起因する適応症や疾患、また はマトリックス金属エンドプロテイナーゼまたはTNFαの生産増大によって媒 介される他の疾患を処置するためには、式(I)で表される化合物のほかに非毒性 の薬学的に許容されるキャリヤー、アジュバントおよび賦形剤を含有する単位投 与形態の配合物を経口的、局所的、非経口的、吸入的、噴霧的または経直腸的に 投与する。非経口的投与には皮下注射、静脈注射、筋肉注射、胸骨内注射および 注入(infusion)が含まれる。本発明による化合物は温血動物、例えば、マウス、 ラット、馬、牛、羊、犬および猫等の処置のほかに、ヒトの処置においても有効 である。 前記の活性成分を含有する薬剤組成物は経口投与用に適した形態に調製しても よく、このような形態としてはタブレット、トローチ、ドロップ、水性もしくは 油性懸濁液、分散性の粉末もしくは顆粒、エマルション、硬質もしくは軟質のカ プセル、シロップおよびエリキシル等が例示される。経口投与用組成物は薬剤組 成物の製造分野において既知のいずれかの方法によって調製すればよく、また、 このような組成物には、薬学的に上品で風味のある製剤とするために、甘味剤、 香味剤、着色剤および防腐剤から成る群から選択される1種または2種以上の添 加剤を適宜配合してもよい。タブレットには、活性成分と共にタブレットの製造 に適した非毒性の薬学的に許容される賦形剤を配合する。賦形剤としては不活性 希釈剤(例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシ ウムおよびリン酸ナトリウム)、造粒剤および崩壊剤(例えば、コーンスターチ、 アルギン酸)、結合剤(例えば、デンプン、ゼラチンおよびアカシア)および潤滑 剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸およびタルク)等が例示さ れる。タブレットは被覆しなくてもよいが、既知の方法によって被覆することに より胃腸管内での崩壊と吸収を遅延させることによって活性成分を長期間にわた って徐放させてもよい。例えば、遅延剤としてモノステアリン酸グリセリンまた は ジステアリン酸グリセリンを用いてもよい。タブレットは米国特許第4,256, 108号、同第4,166,452号および同第4,265,874号各明細書に記 載の方法によって被覆することにより、浸透性の徐放性治療錠にしてもよい。 経口用組成物は硬質ゼラチンカプセル(この場合、活性成分は固体状の不活性 希釈剤、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムまたはカオリン等と混合す る)または軟質カプセル(この場合、活性成分は水または油性媒体、例えば、ピー ナッツオイル、流動パラフィンまたはオリーブ油等と混合する)の形態で提供し てもよい。 水性懸濁液には活性成分と共に、水性懸濁液の調製に適した賦形剤を配合する 。このような賦形剤としては沈澱防止剤(例えば、カルボキシメチルセルロース ナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギ ン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴムおよびアカシアゴム )および分散剤もしくは湿潤剤が例示される。分散剤もしくは湿潤剤としてはレ シチンのうな天然に存在するホスファチド、アルキレンオキシドと脂肪酸との縮 合物(例えば、ポリオキシエチレンステアレート)、エチレンオキシドと脂肪族長 鎖アルコールとの縮合物(例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール)および 脂肪酸とヘキシトールから誘導される部分エステルとエチレンオキシドとの縮合 物、例えば、脂肪酸と無水ヘキシトールから誘導される部分エステルとポリオキ シエチレンとの縮合物(例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート) 等が例示される。水性懸濁液には1種または2種以上の防腐剤(例えば、エチルp −ヒドロキシベンゾエート、n−プロピルp-ヒドロキシベンゾエート)、1種また は2種以上の着色剤、1種または2種以上の香味剤、1種または2種以上の甘味 剤(例えば、スクロースまたはサッカリン)を配合してもよい。 油性懸濁液は、活性成分を植物油(例えば、ピーナッツオイル、オリーブ油、 ゴマ油、ヤシ油)または鉱物油(例えば、流動パラフィン)に懸濁することによっ て調製してもよい。油性懸濁液には増粘剤、例えば、蜜ロウ、硬質パラフィンま たはセチルアルコールを配合してもよい。前記のような甘味剤および香味剤を配 合することによって風味のある経口製剤を調製してもよい。これらの組成物は、 アスコルビン酸のような抗酸化剤を添加して保存してもよい。 水の添加によって水性懸濁液を調製するのに適した分散性の粉末および顆粒に は活性成分のほかに分散剤もしくは湿潤剤、沈澱防止剤および1種または2種以 上の防腐剤を配合する。適当な分散剤もしくは湿潤剤および沈澱防止剤は先に例 示した。甘味剤、香味剤および着色剤を配合してもよい。 本発明による薬剤組成物は水中油形エマルションの形態であってもよい。油性 相は植物油(例えば、オリーブ油、ピーナッツオイル)、鉱物油(例えば、流動パ ラフィン)またはこれらの混合物であっもよい。適当な乳化剤としては天然ゴム( 例えば、アカシアゴム、トラガントゴム)、天然ホスファチド(例えば、大豆ホス ファチド、レシチン)、脂肪酸と無水ヘキシトールから誘導される完全エステル もしくは部分エステル(例えば、ソルビタンモノオレエート)および該部分エステ ルとエチレンオキシドとの縮合物(例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノ オレエート)が例示される。このエマルションには甘味剤や香味剤を配合しても よい。 シロップおよびエリキシルは甘味剤、例えば、グリセロール、プロピレングリ コール、ソルビトールまたはスクロースを用いて調製してもよい。この種の組成 物には粘滑剤、防腐剤、香味剤および着色剤を配合してもよい。 薬剤組成物は注射可能な無菌の水性もしくは油性懸濁液の形態であってもよい 。この種の懸濁液は前記の適当な分散剤もしくは湿潤剤および沈澱防止剤を使用 し、既知の方法によって調製すればよい。注射可能な無菌製剤は、非毒性の非経 口的投与に許容される希釈剤もしくは溶剤、例えば、1,3=ブタンジオールを 媒体とする注射可能な無菌の溶液または懸濁液であってもよい。この場合に使用 してもよい賦形剤および溶剤としては、水、リンゲル液および等張性塩化ナトリ ウム溶液等が例示される。さらに、無菌不揮発油を溶剤または懸濁媒体として用 いてもよい。この種の不揮発油としては、合成のモノグリセリドやジグリセリド を含む刺激の少ないいずれの不揮発油を用いてもよい。また、注射用組成物の調 製にはオレイン酸のような脂肪酸を用いてもよい。 式(I)で表される化合物は、経直腸投与用の坐剤形態で投与してもよい。この 種の組成物は、常温では固体であるが直腸内の温度では液体となる適当な無刺激 性賦形剤と活性成分を混合することによって調製することができ、該組成物は直 腸内で融解して活性成分を放出する。適当な賦形剤としてはココア乳脂およびポ リエチレングリコールが例示される。 局所的用途には、式(I)で表される化合物を含有するクリーム、軟膏、ゼリー 、溶液または懸濁液を用いればよい。このような局所的な投与態様には、含嗽剤 やうがい剤としての使用が含まれる。 前述の疾患や病状を処置するのに有効な1日あたりの投与量は、患者の体重1 kgあたりの約0.05mg〜約140mgである(1日あたりの患者への投与量:約2 .5mg〜約7g)。例えば、炎症は、式(I)で表される化合物を患者の体重1kgあ たり約0.01mg/日〜約50mg/日投与することによって効果的に処置するこ とができる(1日あたりの患者への投与量:約0.5mg〜約3.5g)。 単一投与形態の組成物にキャリヤーと共に配合される活性成分の量は処置され る患者の個体差や投与様式の相違によって変化し、例えば、ヒトに経口投与する ための組成物の場合には、全組成物の約5〜約95%である。単位投与形態の組 成物中の活性成分の量は、一般的には約1mg〜約500mgである。 しかしながら、個々の患者に対する具体的な投与量は種々の要因によって左右 される。このような要因には、使用する特定の化合物の活性、患者の年齢、体重 、全身的健康状態および性別、投与のダイエット時間、投与経路、排泄速度、併 用薬剤の種類および治療を受ける特定の疾患の痛みの程度等が含まれる。 以下の実施例は一般式(I)で表される化合物の調製法等を例示的に説明するも のであって、請求の範囲に記載の本発明の範囲を限定するものではない。 以下の実施例においては次の略号を使用する: RT:室温 EDC:1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドヒド ロクロライド TNFα:腫瘍壊死因子α LPS:リポポリサッカライド ELISA:酵素標識免疫吸着測定法中間体 (S)−N−(ベンジルオキシカルボニル)ロイシナル (S)−N−(ベンジルオキシカルボニル)ロイシンメチルエステル(8.22g; 29.4mmol)を乾燥トルエン(80ml)に溶解させた溶液を、ジイソブチルアル ミニウムヒドリドをトルエンに溶解させた1.0M溶液(74ml;74mmol)を− 78℃で滴下することによって処理した。この溶液を−78℃で30分間撹拌し 、メタノール(3.5ml)を添加して反応を停止させた。この冷混合物を酒石酸水 素カリウム水溶液(200ml)に撹拌下で添加した。撹拌をさらに1時間続行した 後、反応混合物をエーテルを用いて抽出し(3×200ml)、一緒にした抽出物を ブライン(400ml)を用いて洗浄し、MgSO4を用いて乾燥させた後、真空下で の蒸発処理に付すことによって標記化合物を無色油状物として得た。この生成物 は精製処理に付すことなく次の工程で使用した。 中間体2 (S)−N−(ベンジルオキシカルボニル)フェニルアラニナル 中間体1の製法に準拠して、(S)−N−(ベンジルオキシカルボニル)フェニル アラニンメチルエステル(8.0g)を出発原料として標記化合物を無色油状物と して得た。この生成物も精製処理に付すことなく次の工程で使用した。 中間体3 2−[1−(N−ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3−メチル]ブ チルイミダゾール 中間体1(29.4mmol)およびグリオキサルトリマー2水和物(10.36g; 49.3mmol)をメタノール(150ml)に溶解させた溶液をアンモニアガスを用 いて−15℃で処理した。この処理物を−10℃で4時間撹拌した後、RTまで 温めてさらに一夜撹拌した。得られたオレンジ色の懸濁液を水(400ml)の中へ 注ぎ込み、生成した白色固体を濾取することによって標記化合物を白色固体とし て3.96g得た(収率:47%)。 TLCのRf値:0.42(5%MeOH−CH2Cl2) 中間体4 2−[1−(N−ベンジルオキシカルボニルアミノ)−2−フェニル] エチルイミダゾール 中間体3の製法に準拠して、中間体2を出発原料として標記化合物を灰色がか った白色固体として4.1g得た(収率:32%)。 TLCのRf値:0.38(5%MeOH−CH2Cl2) 中間体5 (S)−2−[1−(N−ベンジルオキシカルボニルアミノ]−3−メ チル]−1−(1,1−ジメチルエトキシカルボニル)−ブチルイミダ ゾール ジ−t−ブチルジカルボネート(5.47g;25mmol)をジメチルホルムアミド (80ml)に溶解させた溶液を、中間体5(7.2g;25mmol)、ジイソプロピルエ チルアミン(4.35ml;25mmol)およびジメチルアミノピリジン(92mg;0. 75mmol)をジメチルホルムアミド(140ml)に溶解させた溶液に3℃で撹拌下 で滴下した。この混合物をRTまでゆっくりと温めた後、一夜撹拌した。得られ た褐色混合物を水中へ注ぎ込み、次いで酢酸エチルを用いる抽出処理を3回おこ なった。一緒にした有機相を水を用いて3回洗浄した後、ブラインを用いて1回 洗浄し、次いでMgSO4を用いて乾燥させた後、真空下での蒸発処理に付すこと によって褐色油状の粗生成物を得た。この粗生成物をシリカ上でのフラッシュカ ラムクロマトグラフィー[溶離液:20%酢酸エチル−ヘキサン]によって精製す ることによって標記化合物を淡黄色油状物として得た。この油状物をジクロロメ タン(12ml)に溶解させ、この溶液にペンタン(50ml)を添加した。この混合物 を冷蔵庫内に2時間放置し、生成した沈澱物を濾別し、濾液を真空下での蒸発処 理に付すことによって標記化合物を淡黄色油状物として7.70g(20mmol)得 た(収率79%)。 TLCのRf値:0.20(33%酢酸エチル−ヘキサン) eeアッセイ:97.8% 中間体6 (S)−2−[1−(N−ベンジルオキシカルボニルアミノ)−2−フ ェニル]−1−(1,1−ジメチルエトキシカルボニル)−エチルイミ ダゾール 中間体5の製法に準拠し、中間体4を出発原料として標記化合物を淡黄色油状 物として3.52g得た(収率53%)。 TLCのRf値:0.16(33%酢酸エチル−ヘキサン) eeアッセイ:97.5%中間体7 (S)−2−[1−(N−ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3−メ チル]ブチルイミダゾール 中間体5(7.5g;19.3mmol)をジクロロメタンに溶解させた溶液にトリフ ルオロ酢酸(15.3ml;198mmol)を3℃において撹拌下で添加した。この混 合物をRtまでゆっくりと温めた後、一夜撹拌した。反応混合物を真空下での蒸 発処理に付し、次いでヘプタンとジクロロメタンの混合溶剤を加えてから濃縮す る処理を2回おこなうことによって標記化合物を白色泡状物として5.53g得 た(収率100%)。 TLCのRf値:0.26(5%メタノール−ジクロロメタン) 中間体8 (S)−2−[1−(N−ベンジルオキシガルボニルアミノ)−2−フ ェニル]エチルイミダゾール 中間体7の製法に準拠し、中間体6を出発原料として標記化合物を淡黄色泡状 物として2.5g得た(収率100%)。 TLCのRf値:0.32(5%メタノール−ジクロロメタン) 中間体9 (S)−2−(1−アミノ−3−メチル)ブチルイミダゾール 中間体7のエタノール溶液をカーボン担持10%パラジウム触媒(50%w/w) を用いるRTで大気圧下での水素化処理に一夜付した。触媒をハイフロ(hyflo) を用いて濾去し、濾液を蒸発処理に付すことによって粗製の標記化合物を無色泡 状物として得た。この粗生成物はそのまま次の過程で使用した。 中間体10 (S)−2−(1−アミノ−3−フェニル)エチルイミダゾール 中間体9の製法に準拠し、中間体8を出発原料として標記化合物を淡黄色泡状 物として得た。この粗生成物も精製することなく次の過程で使用した。 中間体11 エチル5−コハク酸イミドペンタノエート コハク酸イミド(248g;2.5mol)、炭酸カリウム(346g;2.5mol)およ びエチル5−ブロモペンタノエート(400g;1.9mol)から成る混合物にジメ チルホルムアミド(800ml)を添加し、得られた混合物を110℃〜120℃で 3時間加熱した後、RTまで冷却し、次いで水(2.5L)を加えた。この混合物 をメチルt−ブチルエーテルを用いて抽出した(4×1L)。一緒にした抽出物を 水(400ml)を用いて洗浄し、次いでMgSO4を用いて乾燥させた後、真空下で の蒸発処理に付すことによって標記化合物を淡黄色油状物として310g得た(収 率71%) TLCのRf値:0.3(メチルt−ブチルエーテル) 中間体12 5−コハク酸イミドペンタン酸 中間体11(130g;572mmol)をジヒドロオルトリン酸カリウム50nM溶 液(650ml)に溶解させた溶液をノヴォザイム(Novoryme)435(2g)を用いて 処理した。NaOH(6N)を添加してpHを7に保持した。3時間後、該酵素を 濾別し、少量の水で洗浄した。濾液を6N塩酸の添加によって酸性化し(pH1) 、この溶液を真空下で約100mlまで濃縮させた後、ジクロロメタンを用いて抽 出した(3×250ml)。一緒にした抽出物をブライン(100ml)を用いて洗浄し 、MgSO4を用いて乾燥させた後、真空下での蒸発処理に付すことによって標記 化合物を白色固体として99g得た(収率81%)。 TLCのRf値:0.2(50%酢酸エチル/ヘキサン) 中間体13 (R,S)−2−ブロモ−5−コハク酸イミドペンタン酸 中間体12(60g;300mmol)を1,2−ジクロロエタン(120ml)に溶解さ せた溶液に塩化チオニル(26.6ml;370mmol)を80℃で滴下した。この混 合物を30分間撹拌した後、三塩化リン(2.6ml;30mmol)を添加し、さらに 臭素(18.6ml;360mmol)を20分間かけて滴下し、得られた混合物を80 ℃で16時間撹拌し、次いでRTまで冷却し、水(200ml)を添加した後、50 ℃で2.5時間撹拌した。反応混合物をRTまで冷却し、生成した沈澱物を濾取 し、真空下での乾燥処理に付すことによって標記化合物を薄いオレンジ色の粉末 として82g得た(収率98%)。 TLCのRf値:0.3(50%酢酸エチル/ヘキサン) 中間体14 (R,S)−2−アセチルメルカプト−5−コハク酸イミドペンタ ン酸 中間体13(20g;72mmol)をテトラヒドロフラン(100ml)に溶解させた溶 液をチオ酢酸カリウム(8.21g;72mmol)を用いて5℃において複数回に分け て処理した。混合物をRTまで温めてから4時間撹拌した。溶剤を真空下で蒸発 させ、残渣をメチルt−ブチルエーテル(400ml)と水(40ml)に分配させた。 有機相を分離させ、水(40ml)を用いて洗浄し、MgSO4を用いて乾燥させた後 、真空下での蒸発処理に付すことによって標記化合物を黄色油状物として14. 4g得た(収率78%)。 TLCのRf値:0.3(50%酢酸エチル/ヘキサン)中間体15 (1S)−[N−ベンジルオキシカルボニル)−L−(S−メチル)シ ステイニル]アミノ−3−メチル−2−ブチルイミダゾール N−ベンジルオキシカルボニル−L−(S−メチル)システイン(3.50g;1 4.8mmol)をテトラヒドロフラン(60ml)に溶解させた溶液を中間体9(2.0 7g;13.5mmol)およびEDC(2.82g;14.8mmol)を用いて0℃で処理 した。この混合物RTまで温めた後、一夜撹拌した。反応混合物を真空下で約3 0mlまで濃縮させてから1N塩酸(20ml)を添加し、この混合物をジクロロメタ ンを用いて抽出した(5×100ml)。一緒にした抽出物をブライン(100ml)を 用いて洗浄し、MgSO4を用いて乾燥させた後、真空下での蒸発処理に付すこと によって標記化合物を無色油状物として3.40g得た(収率68%)。 TLCのRf値:0.3(5%MeOH−CH2Cl2) 中間体16 (1S)−[(N−ベンジルオキシカルボニル)−L−ノルヴァリニ ル]アミノ−3−メチル−2−ブチルイミダゾール 中間体15の製法に準拠し、N−ベンジルオキシカルボニル−L−ノルヴァリ ン(3.43g;15mmol)および中間体9(2.20g;14mmol)を出発原料として 標記化合物を淡黄色油状物として得た(収率94%)。 TLCのRf値:0.4(5%MeOH−CH2Cl2) 中間体17 (1S)−[L−(S−メチル)システイニル]アミノ−3−メチル− 2−ブチルイミダゾール 中間体15(3.40g;9.2mmol)をジクロロメタン(100ml)に溶解させた 溶液をトリフルオロ酢酸(11.4ml;14.8mmol)を用いて0℃で処理した。 この混合物をRTまで温めてから一夜撹拌した。溶剤を真空下で蒸発させ、残渣 を水(50ml)に溶解させ、この溶液に1N NaOH溶液を添加してpHを8に調 整した後、これをジクロロメタンを用いて抽出した(3×100ml)。一緒にした 抽出物をブライン(100ml)を用いて洗浄し、MgSO4を用いて乾燥させた後、 真空下での蒸発処理に付すことによって標記化合物を無色油状物として0.99 g得た(収率40%)。 TLCのRf値:0.1(5%MeOH・CH2Cl2)中間体18 (1S)−(L−ノルヴァリニル)アミノ−3−メチル−2−ブチル イミダゾール 中間体17の製法に準拠し、中間体16(5.0g;14mmol)を出発原料として 標記化合物を白色固体として得た(収率50%)。 TLCのRf値:0.2(5%MeOH−CH2Cl2) 実施例1 (1S)−[[(2R,S)−アセチルメルカプト−5−フタルイミド]− ペンタノイル−L−ロイシル]アミノ−3−メチル−2−ブチルイ ミダゾール (R,S)−2−アセチルメルカプト−5−フタルイミドペンタノイル−L−ロ イシン[WO−A−9611209に記載の中間体122;1mmol]および中間体 9(1mmol)を乾燥テトラヒドロフラン(30ml)に溶解させた溶液をN−ヒドロキ シベンゾトリアゾール(1mmol)とEDC(1mmol)を用いて処理し、この混合物を RTで一夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(100ml)を用いて希釈した後、 重炭酸ナトリウム8%溶液(50ml)、1N塩酸(50ml)、水(50ml)およびブラ イン(50ml)を用いて順次洗浄し、次いでMgSO4を用いて乾燥させた後、真空 下での蒸発処理に付すことによって淡黄色泡状物を得た。この生成物をシリカを 用いるフラッシュカラムクロマトグラフィー[溶離液:2〜3%メタノール−ジク ロロメタン]によって精製することにより標記化合物を無色泡状物として得た(収 率43%)。 C293955S[569.7]:MH+570 実施例2 (1S)−[[(2S)−アセチルメルカプト−5−フタルイミド]−ペ ンタノイル−L−(S−メチル)システイニル]アミノ−3−メチル −2−ブチルイミダゾール 実施例1の手順に準拠し、(S)−2−アセチルメルカプト−5−フタルイミド ペンタノイル−L−(S−メチル)システイン(WO−A−9611209参照)お よび中間体9(0.65mmol)を出発原料として標記化合物を無色泡状物として得 た(収率46%)。 C2735552[573.7];MH+574実施例3 (1S)−[[(2S)−アセチルメルカプト−5−フタルイミド]−ペ ンタノイル−L−(S−メチル)システイニル]アミノ−2−フェニ ル−2−ブチルイミダゾール 実施例1の手順に準拠し、中間体2および中間体1.2(0.65mmol)を出発 原料として標記化合物を無色泡状物として得た(収率46%)。 C3033552[607.8]:MH+608 実施例4 (1S)−[[(2S)−アセチルメルカプト−5−コハク酸イミド]− ペンタノイル−L−(S−メチル)システイニル]アミノ−3−メチ ル−2−ブチルイミダゾール 中間体17(1.61g;5.96mmol)をテトラヒドロフラン(32ml)に溶解さ せた溶液を中間体14(1.62g;5.96mmol)とEDC(1.25g;6.55m mol)を用いてRTで処理し、この混合物を一夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチ ル(100ml)と水(75ml)に分配させ、有機相を分離させ、これをブライン(5 0ml)を用いて洗浄、次いでMgSO4を用いて乾燥させた後、真空下での蒸発処 理に付すことによって黄色油状物を得た。この油状物をシリカを用いるフラッシ ュカラムクロマトグラフィー[溶離液:60%酢酸エチル−ヘキサン]による精製 処理に付すことによって標記化合物を白色泡状物として1.60g得た(収率51 %)。 TLCのRf値:0.3(5%MeOH−CH2Cl2) 実施例5 (1S)−[[(2S)−アセチルメルカプト−5−コハク酸イミド]− ペンタノイル−L−ノルヴァリニル]アミノ−3−メチル−2−ブ チルイミダゾール 実施例14の手順に準拠し、中間体18(1.76g;6.98mmol)と中間体1 4(1.90g;6.98mmol)を出発原料として標記化合物を白色固体として得た (収率45%)。 TLCのRf値:0.3(5%MeOH−CH2Cl2) 実施例6 (1S)−[[(2R,S)−メルカプト−5−フタルイミド]−ペンタノ イル−L−ロイシル]アミノ−3−メチル−2−ブチルイミダゾー ル 実施例1の生成物(120mg;0.21mmol)をメタノールに溶解させた溶液に アンモニア水溶液(SG0.88;0.3ml)を3℃において添加し、1時間後、 混合物を真空下で濃縮することによって得られた粗生成物をカラムクロマトグラ フィー[溶離液:2〜3%メタノールージクロロメタン]による精製処理に付すこ とによって標記化合物を白色固体として76mg得た(収率68%)。 C273354S[515.7];MH+516 実施例7 (1S)−[[(2S)−メルカプト−5−フタルイミド]−ペンタノイ ル−L−(S−メチル)システイニル]アミノ−3−メチル−2−ブ チルイミダゾール 実施例6の手順に準拠し、実施例2の生成物(4.4g;7.67mmol)を出発原 料として得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー[溶離液:2〜3%メタノ ール−ジクロロメタン]による精製処理に付すことによって標記化合物を白色固 体として3.0g得た(収率74%)。 C2533542[531.7]:MH+532 実施例8 (1S)−[[(2S)−メルカプト−5−フタルイミド]−ペンタノイ ル−L−ロイシル]アミノ−3−メチル−2−ブチルイミダゾール 実施例6の手順に準拠し、実施例3の生成物(200mg;0.33mmol)を出発 原料として得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー[溶離液:2%メタノー ル−ジクロロメタン]による精製処理に付すことによって標記化合物を白色固体 として148mg得た(収率79%)。 C2831542[565.7]:MH+566実施例9 (1S)−[[(2S)−メルカプト−5−フタルイミド]−ペンタノイ ル−L−(S−メチル)システイニル]アミノ−2−フェニル−2− ブチルイミダゾール 実施例6の手順に準拠し、実施例3の生成物を出発原料として標記化合物を白 色固形油状物として得た(収率89%)。 TLCのRf:0.2(5%MeOH−CH2Cl2)実施例10 (1S)−[[(2S)−メルカプト−5−フタルイミド]−ペンタノ イル−L−ロイシル]アミノ−3−メチル−2−ブチルイミダゾ ールヒドロクロリド 実施例7の生成物(40mg)をテトラヒドロフラン(4ml)とメタノール(1ml)の 混合溶剤に溶解させた溶液に塩酸のエーテル溶液(1.0M;5ml)を撹拌下で添 加した。RTで1時間撹拌させた後、反応混合物を真空下での蒸発処理に付すこ とによって標記の塩酸塩を淡黄色固体として得た。 MMP抑制活性−蛍光分析アッセイ 一般式(I)で表される化合物のコラゲナーゼ−1(MMP−1)、コラゲナーゼ −2(MMP−8)、ゼラチナーゼ−A(MMP−2)、ゼラチナーゼ−B(MMP −9)およびストロメリシン−1(MMP−3)のインヒビターとして作用する効 力は以下の方法によって決定してもよい。 インヒビターをジメチルスルホキシド(β−メルカプトエタノール0.02% 含有)に溶解させ、該溶液から一連の希釈液を調製する。活性化酵素をアッセイ 用緩衝液[50mM Tris(pH7.4)、5mM CaCl2、0.002%NaN3お よびBrij35を含有する]中においてインヒビターの存在下または不存在下で温 置する。試料を37℃で15分間前温置した後、蛍光分析用基質(Mca−Pro− Leu−Dpa−Ala−Arg−NH2)を添加する(最終濃度:10μM)。このアッセ イ用緩衝液を37℃で90分間温置した後、フルオロスキャン(Fluoroscan)II を用いてλex(355nm)およびλem(460nm)における読みを測定する。 酵素活性はインヒビターを含有しない対照における活性と比較し、結果はスト ロメリシンを50%抑制するインヒビターの濃度(IC50)として表示する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CU,CZ, EE,GB,GE,HU,IL,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,RO,RU,SD,SG,SI,SK,T J,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 モンタナ,ジョン・ゲイリー イギリス、シービー4・4ダブリューイ ー、ケンブリッジ、ミルトン・ロード、ケ ンブリッジ・サイエンス・パーク、カイロ サイエンス・リミテッド内 (54)【発明の名称】 イミダゾール置換基を有するメルカプトアルキルペプチジル化合物並びにマトリックス金属プロ テイナーゼ(MMP)および/または腫瘍壊死因子(TNF)のインヒビターとしての該化合物 の使用

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記の一般式(I)で表される化合物並びにその塩、溶媒和物および水和物 : 式中、 R1はC1-6アルキル、C2-6アルケニル、(C1-6アルキル)アリール、アリー ル、C1-6アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールまたはC1-6アルキル−AR9 基[式中、AはO、NR9またはS(O)m(m=0〜2)を示し、R9はH、C1-4ア ルキル、アリール、ヘテロアリール、(C1-4アルキル)アリールまたは(C1-4ア ルキル)ヘテロアリールを示す(この場合、A=NR9のときにはR9は同一または 異なっていてもよい)]を示し、 R2はHまたはC1-6アルキル基を示し、 R3は[Alk]nR6基(式中、AlkはC1-6アルキルまたはC2-6アルケニルを示し 、nは0または1を示す)を示し、 XはNR9、OまたはSを示し、 YはNまたはCR4を示し、 R4およびR5は同一または異なっていてもよく、各々R9、COR13、C1-3ア ルキル−R13またはC1-3アルキル−COR13を示し、 R7はHまたはR10CO[式中、R10はC1-4アルキル、C1-4アルキルアリール 、C1-4アルキルヘテロアリール、シクロ(C3-6)アルキル、C1-4アルキル− シクロ(C3-6)アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルケニルアリール、アリ ールまたはヘテロアリールを示す]を示し、 R8はアリール(所望によりR11で置換されていてもよい)、ヘテロアリール(所 望によりR11で置換されていてもよい)、C1-4アルキル(所望によりR11で置換 されていてもよい)、C1-4アルキルアリール(所望によりR11で置換されていて もよい)、C1-4アルキルヘテロアリール(所望によりR11で置換されていてもよ い)、シクロ(C3-6)アルキル(所望によりR11で置換されていてもよい)、シクロ (C3-6)アルケニル(所望によりR11で置換されていてもよい)、C1-4アルキル− シクロ(C3-6)アルキル(所望によりR11で置換されていてもよい)、次式: (式中、p=1〜2) で表される基または次式: (式中、BおよびCはO、S、C(R9)2(R9は同一または異なっていてもよい)お よびNR9から成る群から相互に独立して選択される) で表される基を示し、 R6はAR9、シクロ(C3-6)アルキル、シクロ(C3-6)アルケニル、C1-6アル キル、C1-6アルコキシアリール、ベンジルオキシアリール、アリール、ヘテロ アリール、C1-3アルキルヘテロアリール、C1-3アルキルアリール、C1-6アル キル−COOR9、アミジン、グアニジン、C1-6アルキル−NHR10、CONH R10、NHCO210、NHSO210またはNHCOR10を示し、 R11はSO213、SR7、CO29、COR9、CON(R9)2[R9は同一また は異なっていてもよい]、N(R9)2[R9は同一または異なっていてもよい]、NR912、OR9、フタルイミドまたはスクシンイミドを示し、 R12はH、COR9、CO29[R9はHを示さない]、CONHR9またはSO2 9[R9はHを示さない]を示し、 R13はN(R9)2[R9は同一または異なっていてもよい]、C1-4アルキル、アリ ール、ヘテロアリール、C1-4アルキルアリールまたはC1-4アルキルヘテロアリ ールを示す。 2.R6がアミジンまたはグアニジンを示さず、R8がアリール、アルキルまた はアルキルアリールを示すときには置換されており、R11がSO213、SR7、 COR13、N(R9)2、NR912、OR9、フタルイミドまたはスクシンイミドを 示す請求項1記載の化合物。 3.(1S)−[[(2R,S)−アセチルメルカプト−5−フタルイミド]ペンタノ イル−L−ロイシル]アミノ−3−メチル−2−ブチルイミダゾールまたは(1S )−[[(2S)−アセチルメルカプト−5−フタルイミド]ペンタノイル−L−(S −メチル)システイニル]アミノ−3−メチル−2−ブチルイミダゾールである請 求項1記載の化合物。 4.(1S)−[[(2S)−アセチルメルカプト−5−フタルイミド]ペンタノイ ル−L−(S−メチル)システイニル]アミノ−2−フェニル−2−ブチルイミダ ゾール、(1S)−[[(2R,S)−メルカプト−5−フタルイミド]ペンタノイル− L−ロイシル]アミノ−3−メチル−2−ブチルイミダゾール、(1S)−[[(2S )−メルカプト−5−フタルイミド]ペンタノイル−L−(S−メチル)システイニ ル]アミノ−3−メチル−2−ブチルイミダゾール、(1S)−[[(2S)−メルカ プト−5−フタルイミド]ペンタノイル−L−ロイシル]アミノ−3−メチル−2 −ブチルイミダゾールおよびこれらの塩酸塩から成る群から選択される請求項1 記載の化合物。 5.(1S)−[[(2S)−アセチルメルカプト−5−コハク酸イミド]−ペンタ ノイル−L−(S−メチル)システイニル]アミノ−3−メチル−2−ブチルイミ ダゾール、(1S)−[[(2S)−アセチルメルカプト−5−コハク酸イミド]−ペ ンタノイル−L−ノルヴァリニル]アミノ−3−メチル−2−ブチルイミダゾー ルまたは(1S)−[[(2S)−メルカプト−5−フタルイミド]−ペンタノイル− L−(S−メチル)システイニル]アミノ−2−フェニル−2−ブチルイミダゾー ルである請求項1記載の化合物。 6.単一の鏡像体もしくはジアステレオマーまたはこれらの異性体の混合物で ある請求項1から5いずれかに記載の化合物。 7.請求項1から6いずれかに記載の化合物および薬学的に許容される希釈剤 またはキャリヤーを含有する治療用薬剤組成物。 8.ヒトまたは動物のマトリックス金属プロテイナーゼに関係する疾患または TNFαもしくはL−セレクチンシェダーゼによって仲介される疾患の治療用ま たは予防用薬剤を製造するための請求項1から6いずれかに記載の化合物の使用 法。 9.疾患が次の群から選択される疾患である請求項8記載の方法:癌、炎症、 炎症性疾患、組織変質、歯周疾患、眼疾患、皮膚疾患、高熱性疾患、心臓血管疾 患、出血、凝血疾患、急性相応答疾患、カヘキシー、無食欲症、急性感染症、H IV感染症、ショック状態、移植片−宿主反応、自己免疫疾患、再潅流損傷、髄 膜炎および偏頭痛。 10.疾患が次の群から選択される疾患である請求項8記載の方法:腫瘍増殖、 血管形成疾患、腫瘍の浸潤と拡散、転移性疾患、悪性腹水症および悪性胸膜滲出 液症。 11.疾患が次の群から選択される疾患である請求項8記載の方法:リウマチ性 関節炎、骨関節炎、骨粗鬆症、喘息、多発性硬化症、神経変性症、アルツハイマ ー病、発作、脈管炎、クローン病および潰瘍性大腸炎。 12.疾患が角膜潰瘍、網膜症または外科的創傷癒合症である請求項8記載の方 法。 13.疾患が乾癬、アトピー性皮膚炎、慢性潰瘍または表皮水泡症である請求項 8記載の方法。 14.疾患が歯周炎または歯肉炎である請求項8記載の方法。 15.疾患が鼻炎、アレルギー性結膜炎、湿疹またはアナフィラキシーである請 求項8記載の方法。 16.疾患がリストノシス(ristonosis)、うっ血性心不全、子宮内膜症、アテロ ーム性動脈硬化症または内因性硬化症である請求項8記載の方法。
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