JP2000357348A - 記録媒体の製造システム及びその製造方法 - Google Patents

記録媒体の製造システム及びその製造方法

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JP2000357348A
JP2000357348A JP11167509A JP16750999A JP2000357348A JP 2000357348 A JP2000357348 A JP 2000357348A JP 11167509 A JP11167509 A JP 11167509A JP 16750999 A JP16750999 A JP 16750999A JP 2000357348 A JP2000357348 A JP 2000357348A
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recording
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JP11167509A
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Yoshihisa Usami
由久 宇佐美
Koichi Kawai
晃一 河合
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録媒体の製造過程において、記録媒体に対す
る全数検査を可能とし、記録層の成膜ばらつき等の製造
履歴を体系的に把握できるようにして、故障の発生等を
迅速に、かつ、的確に発見できるようにする。 【解決手段】光ディスクDにおける色素記録層204の
成膜ばらつき等を検査する特性検査装置108に、光デ
ィスクDから再生信号を読み取るための第1〜第3の光
学ピックアップ340a〜340cを設置する。この場
合、第1の光学ピックアップ340aは、色素記録層2
04の最内周端から最外周に向かって半径方向ほぼ1/
3の部分(距離a1)まで移動できるように構成し、第
2の光学ピックアップ340bは、前記半径方向ほぼ1
/3の部分(距離a1)からほぼ2/3の部分(距離a
2)まで移動できるように構成し、第3の光学ピックア
ップ340cは、色素記録層204の最外周端から最内
周に向かって半径方向ほぼ1/3の部分(距離a3)ま
で移動するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に、レーザ
光の照射により情報を記録することができる記録層を有
し、該記録層上に光反射層を有する記録媒体の製造シス
テム及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザ光により1回限りの情報
の記録が可能な光情報記録媒体(光ディスク)として
は、追記型CD(いわゆるCD−R)やDVD−Rなど
があり、従来のCD(コンパクトディスク)の作製に比
べて少量のCDを手頃な価格でしかも迅速に市場に供給
できるという利点を有しており、最近のパーソナルコン
ピュータなどの普及に伴ってその需要も増している。
【0003】CD−R型の光情報記録媒体の代表的な構
造は、厚みが約1.2mmの透明な円盤状基板上に有機
色素からなる記録層、金や銀などの金属からなる光反射
層、更に樹脂製の保護層をこの順に積層したものである
(例えば特開平6−150371号公報参照)。
【0004】また、DVD−R型の光情報記録媒体は、
2枚の円盤状基板(厚みが約0.6mm)を各情報記録
面をそれぞれ内側に対向させて貼り合わせた構造を有
し、記録情報量が多いという特徴を有する。
【0005】そして、これら光情報記録媒体への情報の
書き込み(記録)は、近赤外域のレーザ光(CD−Rで
は通常780nm付近、DVD−Rでは635nm付近
の波長のレーザ光)を照射することにより行われ、色素
記録層の照射部分がその光を吸収して局所的に温度上昇
し、物理的あるいは化学的な変化(例えばピットの生
成)が生じて、その光学的特性を変えることにより情報
が記録される。
【0006】一方、情報の読み取り(再生)も、通常、
記録用のレーザ光と同じ波長のレーザ光を照射すること
により行われ、色素記録層の光学的特性が変化した部位
(ピットの生成による記録部分)と変化しない部位(未
記録部分)との反射率の違いを検出することにより情報
が再生される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザ光を
用いて情報の記録及び再生を行うことができるヒートモ
ード型の光情報記録媒体においては、記録層の成膜ばら
つき等で、光反射率やトラッキング信号が変動し、この
場合、レーザ光のトラッキング外れが生ずる蓋然性が高
くなる。
【0008】そのため、従来では、抜取り検査を実施し
て、記録層の成膜ばらつき等の大きい不良品を抜き取る
ようにしていた。通常、抜取り検査は、最終段階で行わ
れることが多い。この場合、品質の悪い記録媒体が最終
段階まで送られることになり、その分、記録媒体の製造
処理が無駄になるという問題がある。
【0009】また、抜取り検査の場合、記録層の成膜ば
らつき等の製造履歴を体系的に把握することができず、
故障の発生を迅速に、かつ、的確に発見することができ
ないおそれがある。
【0010】また、抜取り検査の場合、検査対象の記録
媒体を製造ラインから抜き取って、例えば製造ラインと
は別の施設に設置された検査設備に運搬して、検査を行
う必要があるため、そのための手間と時間が必要になる
という問題がある。
【0011】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、記録媒体の製造過程において、記録媒体
に対する全数検査が可能で、記録層の成膜ばらつき等の
製造履歴を体系的に把握することができ、故障の発生等
を迅速に、かつ、的確に発見することができる記録媒体
の製造システム及びその製造方法を提供することを目的
とする。
【0012】また、本発明の他の目的は、品質の悪い記
録媒体を最終段階までもっていく必要がなく、製造処理
の無駄を省くことができる記録媒体の製造システム及び
その製造方法を提供することにある。
【0013】また、本発明の他の目的は、最終段階にお
いて抜取り検査を行うための手間や時間を省くことがで
き、工数の削減を図ることができる記録媒体の製造シス
テム及びその製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に、レ
ーザ光の照射により情報を記録することができる記録層
を有し、該記録層上に光反射層を有する記録媒体の製造
システムにおいて、前記記録媒体の製造ラインに、前記
記録媒体を回転させて、該記録媒体から再生信号を得、
該再生信号から少なくとも反射率及び/又はトラッキン
グ信号を検出して前記記録媒体の良否を枚葉方式で判定
する検査装置を組み込んで構成する。
【0015】また、本発明は、基板上に、レーザ光の照
射により情報を記録することができる記録層を有し、該
記録層上に光反射層を有する記録媒体の製造方法におい
て、前記記録媒体を回転させて、該記録媒体から再生信
号を得、該再生信号から少なくとも反射率及び/又はト
ラッキング信号を検出して前記記録媒体の良否を枚葉方
式で判定しながら前記記録媒体を製造することを特徴と
する。
【0016】これにより、製造過程にある記録媒体は全
て検査装置での検査を経ることになる。この場合、検査
装置に投入された記録媒体は、まず、回転され、該記録
媒体から再生信号が読み取られる。そして、この再生信
号から少なくとも反射率とトラッキング信号が検出さ
れ、これら反射率やトラッキング信号の変動に基づいて
前記記録媒体の良否が判別される。
【0017】このように、本発明に係る記録媒体の製造
システム及びその製造方法においては、記録媒体の製造
過程において、記録媒体に対する全数検査が可能で、記
録層の成膜ばらつき等の製造履歴を体系的に把握するこ
とができ、故障の発生等を迅速に、かつ、的確に発見す
ることができる。
【0018】また、採取段階で抜取り検査を行う必要が
ないため、品質の悪い記録媒体を最終段階まで送る必要
がなく、製造処理の無駄を省くことができる。しかも、
最終段階において抜取り検査を行うための手間や時間を
省くことができ、工数の削減を図ることができる。
【0019】そして、本発明に係る記録媒体の製造シス
テム及びその製造方法においては、前記記録媒体から少
なくとも2つ以上の光学ピックアップを介して得られた
再生信号に基づいて前記記録媒体の良否を判定するよう
にしてもよい。
【0020】この場合、前記光学ピックアップを前記記
録媒体における記録層の内周側に対応した位置と外周側
に対応した位置にそれぞれ設置して、前記記録媒体の良
否を判定するようにしてもよい。
【0021】また、前記光学ピックアップを前記記録媒
体における記録層の内周側に対応した位置、記録層の半
径方向中央部に対応する部分と外周側に対応した位置に
それぞれ設置して、前記記録媒体の良否を判定するよう
にしてもよい。
【0022】また、本発明に係る記録媒体の製造システ
ム及びその製造方法において、前記記録媒体から再生信
号を得る際に、前記記録媒体を真空吸着し、該記録媒体
を回転させながら行うようにしてもよい。
【0023】この場合、前記記録媒体を真空吸着するた
めのパッドのうち、前記記録媒体と接触する面が平坦で
あることが好ましい。また、前記記録媒体を真空吸着す
るためのパッドのうち、前記記録媒体と接触する面の外
径が前記記録媒体における記録層の最内周の径よりも小
さいことが好ましい。また、前記検査過程において、前
記記録媒体の回転開始と回転停止をゆっくりと行うこと
が好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る記録媒体の製
造システム及びその製造方法を例えばCD−R等の光デ
ィスクを製造するシステムに適用した実施の形態例(以
下、単に実施の形態に係る製造システムと記す)を図1
〜図15Cを参照しながら説明する。
【0025】本実施の形態に係る製造システム10は、
図1に示すように、例えば射出成形、圧縮成形又は射出
圧縮成形によって基板を作製する2つの成形設備(第1
及び第2の成形設備12A及び12B)と、基板の一主
面上に色素塗布液を塗布して乾燥させることにより、該
基板上に色素記録層を形成する塗布設備14と、基板の
色素記録層上に光反射層を例えばスパッタリングにより
形成し、その後、光反射層上にUV硬化液を塗布した
後、UV照射して前記光反射層上に保護層を形成する後
処理設備16とを有して構成されている。
【0026】第1及び第2の成形設備12A及び12B
は、ポリカーボネートなどの樹脂材料を射出成形、圧縮
成形又は射出圧縮成形して、一主面にトラッキング用溝
又はアドレス信号等の情報を表す凹凸(グルーブ)が形
成された基板を作製する成形機20と、該成形機20か
ら取り出された基板を冷却する冷却部22と、冷却後の
基板を段積みして保管するためのスタックポール24が
複数本設置された集積部26(スタックポール回転台)
とを有する。
【0027】塗布設備14は、3つの処理部30、32
及び34から構成され、第1の処理部30には、前記第
1及び第2の成形設備12A及び12Bから搬送された
スタックポール24を収容するためのスタックポール収
容部40と、該スタックポール収容部40に収容された
スタックポール24から1枚ずつ基板を取り出して次工
程に搬送する第1の搬送機構42と、該第1の搬送機構
42によって搬送された1枚の基板に対して静電気の除
去を行う静電ブロー機構44とを有する。
【0028】第2の処理部32は、第1の処理部30に
おいて静電ブロー処理を終えた基板を次工程に順次搬送
する第2の搬送機構46と、該第2の搬送機構46によ
って搬送された複数の基板に対してそれぞれ色素塗布液
を塗布する色素塗布機構48と、色素塗布処理を終えた
基板を1枚ずつ次工程に搬送する第3の搬送機構50と
を有する。この色素塗布機構48は6つのスピンコート
装置52を有して構成されている。
【0029】第3の処理部34は、前記第3の搬送機構
50にて搬送された1枚の基板の裏面を洗浄する裏面洗
浄機構54と、裏面洗浄を終えた基板を次工程に搬送す
る第4の搬送機構56と、該第4の搬送機構56によっ
て搬送された基板に対してロット番号等の刻印をインク
ジェット印刷にて行う番号付与機構58と、ロット番号
等の刻印を終えた基板を次工程に搬送する第5の搬送機
構60と、該第5の搬送機構60によって搬送された基
板に対して欠陥の有無並びに色素記録層の膜厚の検査を
行う第1の欠陥検査装置62と、該第1の欠陥検査装置
62での検査結果に応じて基板を正常品用のスタックポ
ール64あるいはNG用のスタックポール66に選別す
る選別機構68とを有する。
【0030】第1の処理部30と第2の処理部32との
間に第1の仕切板70が設置され、第2の処理部32と
第3の処理部34との間にも同様に第2の仕切板72が
設置されている。第1の仕切板70の下部には、第2の
搬送機構46による基板の搬送経路を塞がない程度の開
口(図示せず)が形成され、第2の仕切板72の下部に
は、第3の搬送機構50による基板の搬送経路を塞がな
い程度の開口(図示せず)が形成されている。
【0031】後処理設備16は、塗布設備14から搬送
された正常品用のスタックポール64を収容するための
スタックポール収容部80と、該スタックポール収容部
80に収容されたスタックポール64から1枚ずつ基板
を取り出して次工程に搬送する第6の搬送機構82と、
該第6の搬送機構82によって搬送された1枚の基板に
対して静電気の除去を行う第1の静電ブロー機構84
と、静電ブロー処理を終えた基板を次工程に順次搬送す
る第7の搬送機構86と、該第7の搬送機構86によっ
て搬送された基板の一主面に光反射層をスパッタリング
にて形成するスパッタ機構88と、光反射層のスパッタ
リングを終えた基板を次工程に順次搬送する第8の搬送
機構90と、該第8の搬送機構90によって搬送された
基板の周縁(エッジ部分)を洗浄するエッジ洗浄機構9
2とを有する。
【0032】また、この後処理設備16は、エッジ洗浄
を終えた基板に対して静電気の除去を行う第2の静電ブ
ロー機構94と、静電ブロー処理を終えた基板の一主面
に対してUV硬化液を塗布するUV硬化液塗布機構96
と、UV硬化液の塗布を終えた基板を高速回転させて基
板上のUV硬化液の塗布厚を均一にするスピン機構98
と、UV硬化液の塗布及びスピン処理を終えた基板に対
して紫外線を照射することによりUV硬化液を硬化させ
て基板の一主面に保護層を形成するUV照射機構100
と、前記基板を第2の静電ブロー機構94、UV硬化液
塗布機構96、スピン機構98及びUV照射機構100
にそれぞれ搬送する第9の搬送機構102と、UV照射
された基板を次工程に搬送する第10の搬送機構104
と、該第10の搬送機構104によって搬送された基板
に対して記録層塗布面と保護層面の欠陥を検査するため
の第2の欠陥検査装置106と、基板に形成されたグル
ーブによる信号特性を検査するための特性検査装置10
8と、これら第2の欠陥検査装置106及び特性検査装
置108での検査結果に応じて基板を正常品用のスタッ
クポール110あるいはNG用のスタックポール112
に選別する選別機構114とを有する。
【0033】ここで、1つのスピンコート装置52の構
成について図2〜図6を参照しながら説明する。
【0034】このスピンコート装置52は、図2及び図
3に示すように、塗布液付与装置400、スピナーヘッ
ド装置402及び飛散防止壁404を有して構成されて
いる。塗布液付与装置400は、塗布液が充填された加
圧タンク(図示せず)と、該加圧タンクからノズル40
6に引き回されたパイプ(図示せず)と、ノズル406
から吐出される塗布液の量を調整するための吐出量調整
バルブ408とを有し、塗布液は前記ノズル406を通
してその所定量が基板202の表面上に滴下されるよう
になっている。この塗布液付与装置400は、ノズル4
06を下方に向けて支持する支持板410と該支持板4
10を水平方向に旋回させるモータ412とを有するハ
ンドリング機構414によって、待機位置から基板20
2の上方の位置に旋回移動できるように構成されてい
る。
【0035】スピナーヘッド装置402は、前記塗布液
付与装置400の下方に配置されており、着脱可能な固
定具420により基板202が水平に保持されると共
に、駆動モータ(図示せず)により軸回転が可能とされ
ている。
【0036】固定具420により水平に保持された状態
で回転している基板202上に、上記の塗布液付与装置
400のノズル406から滴下した塗布液は、基板20
2の表面上を外周側に流延する。そして、余分の塗布液
は基板202の外周縁部で振り切られ、その外側に放出
され、次いで塗膜が乾燥されることにより、基板202
の表面上に塗膜(色素記録層204)が形成される。
【0037】飛散防止壁404は、基板202の外周縁
部から外側に放出された余分の塗布液が周辺に飛散する
のを防止するために設けられており、上部に開口422
が形成されるようにスピナーヘッド装置402の周囲に
配置されている。飛散防止壁404を介して集められた
余分の塗布液はドレイン424を通して回収されるよう
になっている。
【0038】また、第2の処理部32(図1参照)にお
ける各スピンコート装置52の局所排気は、前記飛散防
止壁404の上方に形成された開口422から取り入れ
た空気を基板202の表面上に流通させた後、各スピナ
ーヘッド装置402の下方に取り付けられた排気管42
6を通じて排気されるようになっている。
【0039】塗布液付与装置400のノズル406は、
図4及び図5に示すように、軸方向に貫通孔430が形
成された細長い円筒状のノズル本体432と、該ノズル
本体432を支持板410(図3参照)に固定するため
の取付部434を有する。ノズル本体432は、その先
端面及びその先端面から1mm以上の範囲の外側又は内
側、あるいは両方の壁面がフッ素化合物からなる表面を
有する。このフッ素化合物としては、例えばポリテトラ
フルオロエチレンやポリテトラフルオロエチレン含有物
等を使用することができる。
【0040】この実施の形態で用いられる好ましいノズ
ル406の例としては、例えば、図5に示すように、ノ
ズル本体432の先端面及びその先端面から1mm以上
の範囲をフッ素化合物を用いて形成したノズル406
や、図6に示すように、ノズル本体432の先端面44
0及びその先端面440から1mm以上の範囲の外側又
は内側、あるいは両方の壁面442及び444をフッ素
化合物を用いて被覆したノズル406を挙げることがで
きる。
【0041】ノズル本体432の先端面及びその先端面
から1mm以上の範囲をフッ素化合物で形成する場合、
強度などを考慮すると、実用的には、例えばノズル本体
432をステンレススチールで形成し、その先端面及び
その先端面から最大で5mmの範囲をフッ素化合物で形
成することが好ましい。
【0042】また、図6に示すように、ノズル本体43
2の先端面440及びその先端面440から1mm以上
の範囲の外側又は内側、あるいは両方の壁面442及び
444をフッ素化合物で被覆する場合、ノズル本体43
2の先端面440から10mm以上、更に好ましくは、
ノズル本体432の全領域をフッ素化合物で被覆するこ
とが好ましい。被覆する場合のその厚みは、特に制限は
ないが、5〜500μmの範囲内が適当である。また、
ノズル本体432の材質としては、上記のように、ステ
ンレススチールが好ましい。ノズル本体432に形成さ
れた貫通孔430の径は一般に0.5〜1.0mmの範
囲である。
【0043】次に、本実施の形態に係る製造システムの
特徴的な構成である特性検査装置108について図7〜
図15Cを参照しながら説明する。
【0044】この特性検査装置108は、図7及び図8
に示すように、基台300上に、光ディスクDを回転駆
動するためのスピンドルユニット302と、光ディスク
Dから再生信号を得るための3つの再生ユニット(第1
〜第3の再生ユニット304a〜304c)と、コンピ
ュータ306とを有する。
【0045】コンピュータ306には、第1〜第3の再
生ユニット304a〜304cにて得られた再生信号S
1〜S3(図10参照)に基づいて光ディスクDの良否
を判別するための判定手段308(図10参照)が組み
込まれている。この判定手段308は、デジタル回路等
からなるハードウェアで構成するようにしてもよいし、
コンピュータ306のCPUで動作するプログラムとし
て構成するようにしてもよい。
【0046】この判定手段308は、例えば図10に示
すように、第1〜第3の再生ユニット304a〜304
cからの再生信号を取り込んで、それぞれ光反射率によ
るDC成分(Sd11,Sd12)、(Sd21,Sd
22)及び(Sd31,Sd32)とトラッキング信号
St1、St2及びSt3とを抽出する第1〜第3の波
形抽出部320a、320b及び320cと、これら第
1〜第3の波形抽出部320a、320b及び320c
にて抽出された波形と規定の波形とを比較して、光反射
率に関するずれ量(Dd11,Dd12)、(Dd2
1,Dd22)及び(Dd31,Dd32)とトラッキ
ング信号に関するずれ量Dt1、Dt2及びDt3を検
出する第1〜第3の検出部322a、322b及び32
2cと、これらずれ量を予め設定された許容範囲と比較
しながら不良の度合いE1、E2及びE3を演算処理す
る第1〜第3の比較演算部324a、324b及び32
4cと、これら第1〜第3の比較演算部324a、32
4b及び324cでの演算結果(不良の度合い)E1、
E2及びE3に基づいて光ディスクDの良否を判別し、
その判別結果Seを後段の選別機構114に出力する判
別部326とを有する。
【0047】スピンドルユニット302は、図9に示す
ように、光ディスクDを保持するためのテーブル部33
0と該テーブル部330を回転駆動するスピンドルモー
タ332とを有する。
【0048】テーブル部330は、光ディスクDの中央
孔を挿通する膨出部334と、光ディスクDの最内周部
分を支持して、光ディスクDを水平に保持する平坦部3
36とが一体に形成され、平坦部336に光ディスクD
をエア吸着するための吸引孔338が形成されている。
平坦部336の外径は、光ディスクDにおける色素記録
層204の最内周の径よりも小さく設定されている。
【0049】第1〜第3の再生ユニット304a〜30
4cは、それぞれ光学ピックアップ(第1〜第3の光学
ピックアップ340a〜340c)を有する。各光学ピ
ックアップ340a〜340cは、水平方向の面をXY
面とし、鉛直方向をZ軸方向と定義したとき、3軸方向
に移動可能とされたテーブル342a〜342cにそれ
ぞれ支点部材344a〜344cを介して取り付けら
れ、支点部材344a〜344cを中心として上下方向
に移動可能となっている。
【0050】そして、第1の光学ピックアップ340a
は、図11に示すように、光ディスクDにおける色素記
録層204の最内周端から最外周に向かって色素記録層
204の半径方向ほぼ1/3の部分(距離a1)まで移
動するように構成され、第2の光学ピックアップ340
bは、光ディスクDにおける色素記録層204の最内周
端から最外周に向かって色素記録層204の半径方向ほ
ぼ1/3の部分(距離a1)から色素記録層204の半
径方向ほぼ2/3の部分(距離a2)まで移動するよう
に構成され、第3の光学ピックアップ340cは、光デ
ィスクDにおける色素記録層の最外周端から最内周に向
かって色素記録層204の半径方向ほぼ1/3の部分
(距離a3)まで移動するように構成されている。
【0051】従って、第1の光学ピックアップ340a
からは前記距離a1に含まれる複数本のトラックの再生
信号S1が得られ、第2の光学ピックアップ340bか
らは前記距離a2に含まれる複数本のトラックの再生信
号S2が得られ、第3の光学ピックアップ340cから
は前記距離a3に含まれる複数本のトラックの再生信号
S3が得られ、これら第1〜第3の光学ピックアップ3
40a〜340cで全トラックの再生信号S1〜S3が
得られるようになっている。
【0052】ここで、色素記録層204の半径方向の距
離をdとしたとき、a1≒a2≒a3≒d/3の関係に
ある。つまり、各光学ピックアップ340a〜340c
が全トラックに相当する距離dの1/3を移動するだけ
で、全トラックについての再生信号が得られることと等
価になる。この特性検査装置108を使用して光ディス
クDの良否を判別する処理については後述する。
【0053】次に、この製造システム10によって光デ
ィスクを製造する過程について図12A〜図13Bの工
程図も参照しながら説明する。
【0054】まず、第1及び第2の成形設備12A及び
12Bにおける成形機20において、ポリカーボネート
などの樹脂材料が射出成形、圧縮成形又は射出圧縮成形
されて、図7Aに示すように、一主面にトラッキング用
溝又はアドレス信号等の情報を表す凹凸(グルーブ)2
00が形成された基板202が作製される。
【0055】前記基板202の材料としては、例えばポ
リカーボネート、ポリメタルメタクリレート等のアクリ
ル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体等の塩化
ビニル系樹脂、エポキシ樹脂、アモルファスポリオレフ
ィン及びポリエステルなどを挙げることができ、所望に
よりそれらを併用してもよい。上記の材料の中では、耐
湿性、寸法安定性及び価格などの点からポリカーボネー
トが好ましい。また、グルーブ200の深さは、0.0
1〜0.3μmの範囲内であることが好ましく、その半
値幅は、0.2〜0.9μmの範囲内であることが好ま
しい。
【0056】成形機20から取り出された基板202
は、後段の冷却部22において冷却された後、一主面が
下側に向けられてスタックポール24に積載される。ス
タックポール24に所定枚数の基板202が積載された
段階で、スタックポール24はこの成形設備12A及び
12Bから取り出されて、次の塗布設備14に搬送さ
れ、該塗布設備14におけるスタックポール収容部40
に収容される。この搬送は、台車で行ってもよいし、自
走式の自動搬送装置で行うようにしてもよい。
【0057】スタックポール24がスタックポール収容
部40に収容された段階で、第1の搬送機構42が動作
し、スタックポール24から1枚ずつ基板202を取り
出して、後段の静電ブロー機構44に搬送する。静電ブ
ロー機構44に搬送された基板202は、該静電ブロー
機構44において静電気が除去された後、第2の搬送機
構46を介して次の色素塗布機構48に搬送され、6つ
のスピンコート装置52のうち、いずれか1つのスピン
コート装置52に投入される。スピンコート装置52に
投入された基板202は、その一主面上に色素塗布液が
塗布された後、高速に回転されて塗布液の厚みが均一に
された後、乾燥処理が施される。これによって、図7B
に示すように、基板202の一主面上に色素記録層20
4が形成されることになる。
【0058】即ち、スピンコート装置52に投入された
基板202は、図2に示すスピナーヘッド装置402に
装着され、固定具420により水平に保持される。次
に、加圧式タンクから供給された塗布液は、吐出量調整
バルブ408によって所定量が調整され、基板202上
の内周側にノズル406を通して滴下される。
【0059】このノズル406は、上述したように、そ
の先端面及びその先端面から1mm以上の範囲の外側又
は内側、あるいは両方の壁面がフッ素化合物からなる表
面を有しているため、塗布液の付着が生じにくく、ま
た、これが乾燥して色素の析出やその堆積物が生じにく
く、従って、塗膜を塗膜欠陥などの障害を伴うことなく
スムーズに形成させることができる。
【0060】なお、塗布液としては色素を適当な溶剤に
溶解した色素溶液が用いられる。塗布液中の色素の濃度
は一般に0.01〜15重量%の範囲内、好ましくは
0.1〜10重量%の範囲内、特に好ましくは0.5〜
5重量%の範囲内、最も好ましくは0.5〜3重量%の
範囲内である。
【0061】駆動モータによってスピナーヘッド装置4
02は高速回転が可能である。基板202上に滴下され
た塗布液は、スピナーヘッド装置402の回転により、
基板202の表面上を外周方向に流延し、塗膜を形成し
ながら基板202の外周縁部に到達する。外周縁部に到
達した余分の塗布液は、更に遠心力により振り切られ、
基板202の縁部の周囲に飛散する。飛散した余分の塗
布液は飛散防止壁404に衝突し、更にその下方に設け
られた受皿に集められた後、ドレイン424を通して回
収される。塗膜の乾燥はその形成過程及び塗膜形成後に
行われる。塗膜(色素記録層)204の厚みは、一般に
20〜500nmの範囲内、好ましくは50〜300n
mの範囲内に設けられる。
【0062】色素記録層204に用いられる色素は特に
限定されない。使用可能な色素の例としては、シアニン
系色素、フタロシアニン系色素、イミダゾキノキサリン
系色素、ピリリウム系色素、チオピリリウム系色素、ア
ズレニウム系色素、スクワリリウム系色素、Ni、Cr
などの金属錯塩系色素、ナフトキノン系色素、アントラ
キノン系色素、インドフェノール系色素、インドアニリ
ン系色素、トリフェニルメタン系色素、メロシアニン系
色素、オキソノール系色素、アミニウム系色素、ジイン
モニウム系色素及びニトロソ化合物を挙げることができ
る。これらの色素のうちでは、シアニン系色素、フタロ
シアニン系色素、アズレニウム系色素、スクワリリウム
系色素、オキソノール系色素及びイミダゾキノキサリン
系色素が好ましい。
【0063】色素記録層204を形成するための塗布剤
の溶剤の例としては、酢酸ブチル、セロソルブアセテー
トなどのエステル;メチルエチルケトン、シクロヘキサ
ノン、メチルイソブチルケトンなどのケトン;ジクロル
メタン、1,2−ジクロルエタン、クロロホルムなどの
塩素化炭化水素;ジメチルホルムアミドなどのアミド;
シクロヘキサンなどの炭化水素;テトラヒドロフラン、
エチルエーテル、ジオキサンなどのエーテル;エタノー
ル、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノ
ール、ジアセトンアルコールなどのアルコール;2,
2,3,3−テトラフロロ−1−プロパノールなどのフ
ッ素系溶剤;エチレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレング
リコールモノメチルエーテルなどのグリコールエーテル
類などを挙げることができる。
【0064】前記溶剤は使用する色素の溶解性を考慮し
て単独または二種以上を適宜併用することができる。好
ましくは、2,2,3,3−テトラフロロ−1−プロパ
ノールなどのフッ素系溶剤である。なお、塗布液中に
は、所望により退色防止剤や結合剤を添加してもよい
し、更に酸化防止剤、UV吸収剤、可塑剤、そして潤滑
剤など各種の添加剤を、目的に応じて添加してもよい。
【0065】退色防止剤の代表的な例としては、ニトロ
ソ化合物、金属錯体、ジインモニウム塩、アミニウム塩
を挙げることができる。これらの例は、例えば、特開平
2−300288号、同3−224793号、及び同4
−146189号等の各公報に記載されている。
【0066】結合剤の例としては、ゼラチン、セルロー
ス誘導体、デキストラン、ロジン、ゴムなどの天然有機
高分子物質;およびポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリイソブチレン等の炭化水素系樹脂、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル・
ポリ酢酸ビニル共重合体等のビニル系樹脂、ポリアクリ
ル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等のアクリル樹
脂、ポリビニルアルコール、塩素化ポリエチレン、エポ
キシ樹脂、ブチラール樹脂、ゴム誘導体、フェノール・
ホルムアルデヒド樹脂等の熱硬化性樹脂の初期縮合物な
どの合成有機高分子を挙げることができる。
【0067】結合剤を使用する場合に、結合剤の使用量
は、色素100重量部に対して、一般に20重量部以下
であり、好ましくは10重量部以下、更に好ましくは5
重量部以下である。
【0068】なお、色素記録層204が設けられる側の
基板表面には、平面性の改善、接着力の向上および記録
層の変質防止などの目的で、下塗層が設けられてもよ
い。
【0069】下塗層の材料としては例えば、ポリメチル
メタクリレート、アクリル酸・メタクリル酸共重合体、
スチレン・無水マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコ
ール、N−メチロールアクリルアミド、スチレン・ビニ
ルトルエン共重合体、クロルスルホン化ポリエチレン、
ニトロセルロース、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリオレフ
ィン、ポリエステル、ポリイミド、酢酸ビニル・塩化ビ
ニル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート等の高分子
物質;およびシランカップリング剤などの表面改質剤を
挙げることができる。
【0070】下塗層は、前記物質を適当な溶剤に溶解ま
たは分散して塗布液を調整した後、この塗布液をスピン
コート、ディップコート、エクストルージョンコートな
どの塗布法を利用して基板表面に塗布することにより形
成することができる。下塗層の層厚は一般に0.005
〜20μmの範囲内、好ましくは0.01〜10μmの
範囲内に設けられる。
【0071】色素記録層204が形成された基板202
は、第3の搬送機構50を介して次の裏面洗浄機構54
に搬送され、基板202の一主面の反対側の面(裏面)
が洗浄される。その後、基板202は、第4の搬送機構
56を介して次の番号付与機構58に搬送され、基板2
02の一主面又は裏面に対してロット番号等の刻印が行
われる。
【0072】その後、基板202は、第5の搬送機構6
0を介して次の第1の欠陥検査装置62に搬送され、基
板202の欠陥の有無や色素記録層204の膜厚の検査
が行われる。この検査は、基板202の裏面から光を照
射してその光の透過状態を例えばCCDカメラで画像処
理することによって行われる。この第1の欠陥検査装置
62での検査結果は次の選別機構68に送られる。
【0073】上述の検査処理を終えた基板202は、そ
の検査結果に基づいて選別機構68によって正常品用の
スタックポール64か、NG用のスタックポール66に
搬送選別される。
【0074】正常品用のスタックポール64に所定枚数
の基板202が積載された段階で、正常品用のスタック
ポール64はこの塗布設備14から取り出されて、次の
後処理設備16に搬送され、該後処理設備16のスタッ
クポール収容部80に収容される。この搬送は、台車で
行ってもよいし、自走式の自動搬送装置で行うようにし
てもよい。
【0075】正常品用のスタックポール64がスタック
ポール収容部80に収容された段階で、第6の搬送機構
82が動作し、スタックポール64から1枚ずつ基板2
02を取り出して、後段の第1の静電ブロー機構84に
搬送する。第1の静電ブロー機構84に搬送された基板
202は、該第1の静電ブロー機構84において静電気
が除去された後、第7の搬送機構86を介して次のスパ
ッタ機構88に搬送される。スパッタ機構88に投入さ
れた基板202は、図7Cに示すように、その一主面
中、周縁部分(エッジ部分)206を除く全面に光反射
層208がスパッタリングによって形成される。
【0076】光反射層208の材料である光反射性物質
はレーザ光に対する反射率が高い物質であり、その例と
しては、Mg、Se、Y、Ti、Zr、Hf、V、N
b、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Re、Fe、Co、
Ni、Ru、Rh、Pd、Ir、Pt、Cu、Ag、A
u、Zn、Cd、Al、Ga、In、Si、Ge、T
e、Pb、Po、Sn、Biなどの金属及び半金属ある
いはステンレス鋼を挙げることができる。
【0077】これらのうち、好ましいものは、Cr、N
i、Pt、Cu、Ag、Au、Al及びステンレス鋼で
ある。これらの物質は単独で用いてもよいし、あるいは
二種以上を組み合わせて用いてもよい。または合金とし
て用いてもよい。特に好ましくはAu、Agもしくはそ
の合金である。
【0078】光反射層208は、例えば、前記光反射性
物質を蒸着、スパッタリングまたはイオンプレーティン
グすることにより記録層の上に形成することができる。
反射層の層厚は、一般的には10〜800nmの範囲
内、好ましくは20〜500nmの範囲内、更に好まし
くは50〜300nmの範囲内に設けられる。
【0079】光反射層208が形成された基板202
は、第8の搬送機構90を介して次のエッジ洗浄機構9
2に搬送され、図8Aに示すように、基板202の一主
面中、エッジ部分206が洗浄されて、該エッジ部分2
06に形成されていた色素記録層204が除去される。
その後、基板202は、第9の搬送機構102を介して
次の第2の静電ブロー機構94に搬送され、静電気が除
去される。
【0080】その後、基板202は、同じく前記第9の
搬送機構102を介してUV硬化液塗布機構96に搬送
され、基板202の一主面の一部分にUV硬化液が滴下
される。その後、基板202は、同じく前記第9の搬送
機構102を介して次のスピン機構98に搬送され、高
速に回転されることにより、基板202上に滴下された
UV硬化液の塗布厚が基板全面において均一にされる。
【0081】その後、基板202は、同じく前記第9の
搬送機構102を介して次のUV照射機構100に搬送
され、基板202上のUV硬化液に対して紫外線が照射
される。これによって、図8Bに示すように、基板20
2の一主面上に形成された色素記録層204と光反射層
208を覆うようにUV硬化樹脂による保護層210が
形成されて光ディスクDとして構成されることになる。
【0082】保護層210は、色素記録層204などを
物理的及び化学的に保護する目的で光反射層208上に
設けられる。保護層210は、基板202の色素記録層
204が設けられていない側にも耐傷性、耐湿性を高め
る目的で設けることができる。保護層210で使用され
る材料としては、例えば、SiO、SiO2 、Mg
2 、SnO2 、Si3 4 等の無機物質、及び熱可塑
性樹脂、熱硬化性樹脂、そしてUV硬化性樹脂等の有機
物質を挙げることができる。
【0083】保護層210は、例えば、プラスチックの
押出加工で得られたフイルムを接着剤を介して光反射層
208上及び/または基板202上にラミネートするこ
とにより形成することができる。あるいは真空蒸着、ス
パッタリング、塗布等の方法により設けられてもよい。
また、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の場合には、これら
を適当な溶剤に溶解して塗布液を調整したのち、この塗
布液を塗布し、乾燥させることによっても形成すること
ができる。
【0084】UV硬化性樹脂の場合には、上述したよう
に、そのまま、もしくは適当な溶剤に溶解して塗布液を
調整したのちこの塗布液を塗布し、UV光を照射して硬
化させることによって形成することができる。これらの
塗布液中には、更に帯電防止剤、酸化防止剤、UV吸収
剤等の各種添加剤を目的に応じて添加してもよい。保護
層210の層厚は一般には0.1〜100μmの範囲内
に設けられる。
【0085】その後、光ディスクDは、第10の搬送機
構104を介して次の第2の欠陥検査装置106と特性
検査装置108に搬送され、色素記録層204の面と保
護層210の面における欠陥の有無や光ディスクDの基
板202に形成されたグルーブ200による信号特性が
検査される。
【0086】第2の欠陥検査装置106での検査は、光
ディスクDの両面に対してそれぞれ光を照射してその反
射光を例えばCCDカメラで画像処理することによって
行われ、特性検査装置108での検査は、図7、図10
及び図11に示すように、第1〜第3の光学ピックアッ
プ340a〜340cからの再生信号S1〜S3に基づ
いて行われる。これら第2の欠陥検査装置106及び特
性検査装置108での各検査結果は次の選別機構114
に送られる。
【0087】上述の欠陥検査処理及び特性検査処理を終
えた光ディスクDは、各検査結果に基づいて選別機構1
14によって正常品用のスタックポール110か、NG
用のスタックポール112に搬送選別される。
【0088】正常品用のスタックポール110に所定枚
数の光ディスクDが積載された段階で、該スタックポー
ル110が後処理設備16から取り出されて図示しない
ラベル印刷工程に投入される。
【0089】ここで、前記特性検査装置108での処理
動作について図14のフローチャートを参照しながら説
明する。
【0090】まず、図14のステップS1において、光
ディスクDは、第10の搬送機構104を介して特性検
査装置108に搬送され、スピンドルユニット302に
おけるテーブル部330に載置される。このとき、光デ
ィスクDの中心孔にテーブル部330の膨出部334が
挿通され、同時に光ディスクDの最内周部分が平坦部3
36上に載置される。平坦部336の外径が、光ディス
クDにおける色素記録層204の最内周の径よりも小さ
いため、平坦部336の存在によって最内周の再生信号
が得られないという不都合を回避することができる。
【0091】また、平坦部336は、その上面(光ディ
スクDが載置される面)が平坦とされているため、光デ
ィスクDが載置されたとき、該光ディスクDを水平に保
持することができ、第1〜第3の光学ピックアップ34
0a〜340cを通じての再生信号S1〜S3の検出を
高精度に行うことができる。
【0092】次に、ステップS2において、テーブル部
330に設けられた吸引孔338を通じてのエア吸引が
開始され、このエア吸引によって、光ディスクDは平坦
部336に真空吸着される。
【0093】次に、ステップS3において、スピンドル
ユニット302のスピンドルモータ332によってテー
ブル部330が回転駆動される。このとき、回転をゆっ
くりと開始させるようにする。急激に回転を開始する
と、光ディスクDに対する真空吸着が外れてしまうおそ
れがあるからである。これは、ステップS6での光ディ
スクDの回転停止でも同じである。
【0094】次に、第1〜第3の光学ピックアップ34
0a〜340cを通じて光ディスクDから全トラックに
ついての再生信号S1〜S3を得る。具体的には、第1
の光学ピックアップ340aにおいては、光ディスクD
の半径方向に上述した距離a1にわたって一定速度で移
動しながら、距離a1に含まれるトラックの再生信号S
1を得、第2の光学ピックアップ340bにおいては、
光ディスクDの半径方向に上述した距離a2にわたって
一定速度で移動しながら、距離a2に含まれるトラック
の再生信号S2を得、第3の光学ピックアップ340c
においては、光ディスクDの半径方向に上述した距離a
3にわたって一定速度で移動しながら、距離a3に含ま
れるトラックの再生信号S3を得る。
【0095】次に、ステップS5において、前記再生信
号S1〜S3に基づいて光ディスクDの良否判別が行わ
れる。
【0096】この場合、図10に示すように、コンピュ
ータ306に組み込まれた判定手段308は、まず、第
1〜第3の波形抽出部320a〜320cにおいて、各
光学ピックアップ340a〜340cからの再生信号S
1〜S3が取り込まれて、図15A〜図15Cに示すよ
うに、各再生信号S1〜S3からそれぞれランドの光反
射率による第1DC成分Sd11、Sd21及びSd3
1と、グルーブの光反射率による第2DC成分Sd1
2、Sd22及びSd32と、光ディスクDの半径方向
に移動したことによるトラッキング信号St1、St2
及びSt3の変動波形が抽出される。この変動波形は、
各光学ピックアップ340a〜340cが、それぞれ割
り当てられたトラックのランドとグルーブを横切ること
によって生じたトラッキング信号St1、St2及びS
t3の波形である。
【0097】第1〜第3の光学ピックアップ340a〜
340cに対応する各第1DC成分Sd11、Sd21
及びSd31、各第2DC成分Sd12、Sd22及び
Sd32並びに各トラッキング信号St1、St2及び
St3は、後段の第1〜第3の検出部322a〜322
cに供給される。
【0098】第1〜第3の検出部322a〜322cに
おいては、供給された第1DC成分Sd11、Sd21
及びSd31と規定の第1DC成分Sd1(図15Aの
一点鎖線の波形参照)とが比較されて、それぞれランド
の光反射率に関する第1〜第3のずれ量Dd11、Dd
21及びDd31が検出され、供給された第2DC成分
Sd12、Sd22及びSd32と規定の第2DC成分
Sd2(図15Bの一点鎖線の波形参照)とが比較され
て、それぞれグルーブの光反射率に関する第1〜第3の
ずれ量が検出される。
【0099】また、供給されたトラッキング信号St
1、St2及びSt3の波形と規定の振幅上の所定範囲
Stとが比較されて、それぞれ第1〜第3のトラッキン
グ信号St1、St2及びSt3の前記所定範囲に対す
る平均ずれ量Dt1、Dt2及びDt3が検出される。
【0100】これらランドの光反射率に関する第1〜第
3のずれ量Dd11、Dd21及びDd31、グルーブ
の光反射率に関する第1〜第3のずれ量Dd12、Dd
22及びDd32及び第1〜第3のトラッキング信号S
t1、St2及びSt3に関する平均ずれ量Dt1、D
t2及びDt3は、それぞれ第1〜第3の比較演算部3
24a〜324cに供給される。
【0101】第1〜第3の比較演算部324a〜324
cにおいては、ランドの光反射率に関する第1〜第3の
ずれ量Dd11、Dd21及びDd31と予め設定され
た許容範囲とが比較され、グルーブの光反射率に関する
第1〜第3のずれ量Dd12、Dd22及びDd32と
予め設定された許容範囲とが比較され、第1〜第3のト
ラッキング信号St1、St2及びSt3に関する平均
ずれ量Dt1、Dt2及びDt3と予め設定された許容
範囲とが比較される。
【0102】更に、第1〜第3の比較演算部324a〜
324cにおいては、ランドの光反射率に関する比較結
果、グルーブの光反射率に関する比較結果及びトラッキ
ング信号に関する比較結果を所定の演算規則に従って演
算して、色素記録層204の成膜ばらつき等を反映した
第1〜第3の不良の度合いE1、E2及びE3が求めら
れる。
【0103】そして、後段の判別部326において、第
1〜第3の比較演算部324a〜324cにて求められ
た第1〜第3の不良の度合いE1〜E3に基づいて光デ
ィスクDの良否が判別される。この判別結果Seは、選
別機構114に出力され、上述したように選別機構11
4を通じて光ディスクDに対する実際の選別が行われ
る。
【0104】その後、図14のステップS6において、
前記スピンドルモータ332によるテーブル部330の
回転駆動が停止される。このとき、回転をゆっくりと停
止させるようにする。
【0105】次に、ステップS7において、光ディスク
Dに対する真空空着が解除され、次の選別機構114に
搬出される。そして、次のステップS8において、選別
機構114は、前記第2の欠陥検査装置106と上述し
た特性検査装置108からの検査結果に基づいて光ディ
スクDを良品と不良品のいずれかに選別する。
【0106】このように、本実施の形態に係る製造シス
テム10においては、光ディスクDの後処理設備16
に、光ディスクDを回転させて、該光ディスクDから再
生信号S1〜S3を得、該再生信号S1〜S3からラン
ドに関する光反射率のDC成分、グルーブに関する光反
射率のDC成分及びトラッキング信号を検出して、光デ
ィスクDの良否を枚葉方式で判定する特性検査装置10
8を組み込むようにしたので、製造過程にある光ディス
クDは、全てこの特性検査装置108での検査を経るこ
とになる。
【0107】この場合、特性検査装置108に投入され
た光ディスクDは、まず、回転され、該光ディスクDか
ら再生信号S1〜S3が読み取られる。そして、この再
生信号S1〜S3からランドに関する光反射率のDC成
分、グルーブに関する光反射率のDC成分及びトラッキ
ング信号が検出され、これら反射率を示すDC成分やト
ラッキング信号の変動に基づいて光ディスクDの良否が
判別される。
【0108】このように、本実施の形態に係る製造シス
テム10においては、光ディスクDの製造過程におい
て、光ディスクDに対する全数検査が可能で、色素記録
層204の成膜ばらつき等の製造履歴を体系的に把握す
ることができ、故障の発生等を迅速に、かつ、的確に発
見することができる。
【0109】また、採取段階で抜取り検査を行う必要が
ないため、品質の悪い光ディスクDを最終段階まで送る
必要がなく、製造処理の無駄を省くことができる。しか
も、最終段階において抜取り検査を行うための手間や時
間を省くことができ、工数の削減を図ることができる。
【0110】特に、この実施の形態に係る製造システム
10においては、3つの光学ピックアップ340a〜3
40cを使用して1枚の光ディスクDから再生信号S1
〜S3を得るようにしているため、1つの光学ピックア
ップで全トラックの再生信号を得る場合の1/3の時間
で済み、検査時間の大幅な短縮化を図ることができる。
【0111】なお、この発明に係る記録媒体の製造シス
テム及びその製造方法は、上述の実施の形態に限らず、
この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り
得ることはもちろんである。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る記録
媒体の製造システム及びその製造方法によれば、記録媒
体の製造過程において、記録媒体に対する全数検査が可
能で、記録層の成膜ばらつき等の製造履歴を体系的に把
握することができ、故障の発生等を迅速に、かつ、的確
に発見することができる。
【0113】また、本発明に係る記録媒体の製造システ
ム及びその製造方法によれば、品質の悪い記録媒体を最
終段階までもっていく必要がなく、製造処理の無駄を省
くことができる。また、最終段階において抜取り検査を
行うための手間や時間を省くことができ、工数の削減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る製造システムを示す構成図
である。
【図2】塗布設備に設置されるスピンコート装置を示す
構成図である。
【図3】塗布設備に設置されるスピンコート装置を示す
斜視図である。
【図4】スピンコート装置のノズルを示す平面図であ
る。
【図5】スピンコート装置のノズルの一例を示す側面図
である。
【図6】スピンコート装置のノズルの他の例を一部省略
して示す拡大断面図である。
【図7】本実施の形態に係る製造システムに組み込まれ
る特性検査装置を示す平面図である。
【図8】特性検査装置を示す正面図である。
【図9】特性検査装置のテーブル部を示す拡大図であ
る。
【図10】判定手段を示すブロック図である。
【図11】第1〜第3の光学ピックアップの配置関係を
示す説明図である。
【図12】図12Aは基板にグルーブを形成した状態を
示す工程図であり、図12Bは基板上に色素記録層を形
成した状態を示す工程図であり、図12Cは基板上に光
反射層を形成した状態を示す工程図である。
【図13】図13Aは基板のエッジ部分を洗浄した状態
を示す工程図であり、図13Bは基板上に保護層を形成
した状態を示す工程図である。
【図14】特性検査装置による光ディスクの検査工程を
示すフローチャートである。
【図15】図15Aは再生信号から検出されたランドの
光反射率による第1DC成分を示す波形図であり、図1
5Bは再生信号から検出されたグルーブの光反射率によ
る第2DC成分を示す波形図であり、図15Cは再生信
号から検出されたトラッキング信号を示す波形図であ
る。
【符号の説明】
10…製造システム 16…後処理設備 104…第10の搬送機構 108…特性検査
装置 114…選別機構 204…色素記録
層 304a…第1の再生ユニット 304b…第2の
再生ユニット 304c…第3の再生ユニット 308…判定手段 330…テーブル部 336…平坦部 338…吸引孔 340a…第1の
光学ピックアップ 340b…第2の光学ピックアップ 340c…第3の
光学ピックアップ D…光ディスク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に、レーザ光の照射により情報を記
    録することができる記録層を有し、 該記録層上に光反射層を有する記録媒体の製造システム
    において、 前記記録媒体の製造ラインに、該記録媒体を回転させ
    て、該記録媒体から再生信号を得、該再生信号から少な
    くとも反射率及び/又はトラッキング信号を検出して前
    記記録媒体の良否を枚葉方式で判定する検査装置が組み
    込まれていることを特徴とする記録媒体の製造システ
    ム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の記録媒体の製造システムに
    おいて、 前記検査装置は、前記記録媒体から少なくとも2つ以上
    の光学ピックアップを介して得られた再生信号に基づい
    て前記記録媒体の良否を判定することを特徴とする記録
    媒体の製造システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の記録媒体の製造システムに
    おいて、 前記光学ピックアップを少なくとも前記記録媒体におけ
    る記録層の内周側に対応した位置と外周側に対応した位
    置にそれぞれ設置して、前記記録媒体の良否を判定する
    ことを特徴とする記録媒体の製造システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録
    媒体の製造システムにおいて、 前記記録媒体を真空吸着するためのパッドのうち、前記
    記録媒体と接触する面の外径が前記記録媒体における記
    録層の最内周の径よりも小さいことを特徴とする記録媒
    体の製造システム。
  5. 【請求項5】基板上に、レーザ光の照射により情報を記
    録することができる記録層を有し、該記録層上に光反射
    層を有する記録媒体の製造方法において、 前記記録媒体を回転させて、該記録媒体から再生信号を
    得、該再生信号から少なくとも反射率及び/又はトラッ
    キング信号を検出して前記記録媒体の良否を枚葉方式で
    判定しながら前記記録媒体を製造することを特徴とする
    記録媒体の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の記録媒体の製造方法におい
    て、 前記記録媒体から少なくとも2つ以上の光学ピックアッ
    プを介して得られた再生信号に基づいて前記記録媒体の
    良否を判定することを特徴とする記録媒体の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載の記録媒体の製造方法におい
    て、 前記光学ピックアップを少なくとも前記記録媒体におけ
    る記録層の内周側に対応した位置と外周側に対応した位
    置にそれぞれ設置して、前記記録媒体の良否を判定する
    ことを特徴とする記録媒体の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項6記載の記録媒体の製造方法におい
    て、 前記光学ピックアップを少なくとも前記記録媒体におけ
    る記録層の内周側に対応した位置、記録層の半径方向中
    央部に対応する部分と外周側に対応した位置にそれぞれ
    設置して、前記記録媒体の良否を判定することを特徴と
    する記録媒体の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項5〜8のいずれか1項に記載の記録
    媒体の製造方法において、 前記記録媒体から再生信号を得る際に、前記記録媒体を
    真空吸着し、該記録媒体を回転させながら行うことを特
    徴とする記録媒体の製造方法。
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