JP2000353017A - 無人搬送車の運転方法 - Google Patents

無人搬送車の運転方法

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JP2000353017A
JP2000353017A JP11163543A JP16354399A JP2000353017A JP 2000353017 A JP2000353017 A JP 2000353017A JP 11163543 A JP11163543 A JP 11163543A JP 16354399 A JP16354399 A JP 16354399A JP 2000353017 A JP2000353017 A JP 2000353017A
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JP
Japan
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wheels
steering
wheel
driving
automatic guided
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Pending
Application number
JP11163543A
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English (en)
Inventor
Kien Ishibashi
希遠 石橋
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無人搬送車がスピンターンする際に、据切り
をしないようにする。 【解決手段】 前後に各1輪の操舵式駆動車輪3を有
し、前側駆動車輪3の後方および後側駆動車輪3の前方
には、駆動車輪3を挟んでその両側にキャスタ式従動車
輪4が設けられ、駆動車輪3と従動車輪4とは前後方向
の中間で枢支された車輪フレーム5にシーソー状に懸架
されている無人搬送車1の運転方法であって、前側の駆
動車輪3を前後の駆動車輪3を結んだ直線に対し右また
は左方向に90゜操舵するとともに、後側の駆動車輪3
を逆方向に前後の駆動車輪3を結んだ直線に対し90゜
操舵してから両方の駆動車輪3を回転させることによ
り、無人搬送車1を車体中心まわりにスピンさせるスピ
ンターン運転の際に、上記90゜までの切換操舵中およ
び90゜から元に戻す切換操舵中に駆動車輪3を低速で
駆動回転しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工場や倉庫などで、
物品の運搬作業を無人搬送する無軌道式無人搬送車(A
GV,automatic guided vehicle)の運転方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】生産工場や倉庫などで、部品、加工物ま
たは製品などの運搬作業を自動化する搬送システムの構
成部品としてAGVが使用されており、産業分野以外で
も病院、ホテルでの配膳などに使用される。AGVは蓄
電池を動力源とし、走行路面を無人誘導により自動的に
操舵しながら走行し、荷を指示通り運搬する台車であ
る。AGVの車輪配置と操舵方式には種々の形式のもの
がある。たとえば、前輪が駆動と操舵を行う三輪車タイ
プ、車体の中央の左右にそれぞれ独立の駆動車輪を持
ち、各車輪の回転速度の差により操舵し、前後輪は1ま
たは2個のキャスタ付車輪である二輪速度差操舵タイ
プ、片側の前後2輪が独立に駆動と操舵をし、他の側の
前後2輪はキャスタ付車輪である前後独立駆動独立操舵
タイプ、4輪すべてが独立に駆動と操舵を行う全輪駆動
全輪操舵タイプなどである。
【0003】かかるAGVの形式の1つとして、次に述
べるものがある。図3はここで説明するAGVの側面概
念図であり、図4は底面概念図であり、図5は車輪懸架
機構の平面図であり、図6は車輪懸架機構の側面図であ
る。これらの図において、1は無人搬送車である。矢印
Aは無人搬送車1の進行方向を示している。なお、無人
搬送車1は駆動車輪を逆転させれば逆方向に走行可能で
あり、その場合には前後は逆になる。無人搬送車1の前
後の中央に各1輪の操舵式の駆動車輪3を有している。
前側の駆動車輪3の後方および後側の駆動車輪3前方に
は、駆動車輪3を挟んでその両側にキャスタ式の従動車
輪4が設けられ、駆動車輪3と従動車輪4は、前後方向
の中間で枢支された車輪フレーム5にシーソー状に懸架
されている。8は前後の駆動車輪3、3を結んだ直線で
あり、車体の中心線と一致している。なお、駆動車輪3
は前後の中央ではなく、図3に一点鎖線で3xとして示
すように左右にオフセットしているものもある。8xは
オフセットした前後の駆動車輪を結んだ直線である。
【0004】2はシーソー状の車輪懸架機構である。車
輪懸架機構2は図5および図6に示すように車輪フレー
ム5を有しており、車輪フレーム5は前後方向の中間
で、車体1aに設けられたピン6により枢支されてい
る。車輪フレーム5の前方または後方に設けられた操舵
式駆動車輪3について説明する。車輪フレーム5の前方
または後方には、垂直の回転軸3gの下端に固着された
ターンテーブル3fが設けられている。ターンテーブル
3fから垂下した図示しないブラケットにより駆動モー
タ3bが支持されており、駆動モータ3bの回転軸3h
に車輪3aが固着されている。3cは操舵用モータであ
り、操舵用モータ3cにはピニオン3eが固着されてい
て、ターンテーブル3fの外周に刻設された歯車と噛合
している。車輪3aは、駆動用モータ3bで駆動される
とともに、駆動車輪3が前後の中央にある場合はターン
テーブル3fを介して左右に各90゜以内の範囲で操舵
するようになっている。なお、駆動車輪3がオフセット
している場合には直線8xに対して左右に各90゜以内
の範囲で操舵する。キャスタ式従動車輪4はそれぞれの
キャスタ4bに並列に2個の車輪4aが設けられてい
る。7はストッパであり、車輪フレーム5のシーソーの
大きな動きを規制している。
【0005】かかる無人搬送車1は、駆動車輪3の向き
を車体1aの中心線と平行にすれば直進するし、中心線
に対して傾ければカーブして進行する。また、駆動車輪
3の向きを中心線に対し同一方向に90゜傾ければ横行
するし、前後の駆動車輪3、3を結んだ直線8に対し逆
方向に90゜傾ければ、その場でスピンすることにな
る。なお、駆動車輪3がオフセットしている場合には直
線8xに対して90゜傾ければ、その場でスピンするこ
とになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかるAGVが直進し
ている状態から他の方向に方向を変えて直進する場合
に、自動車と同様に操舵をしながらカーブして進行する
ようにしてもよいが、ある程度大きな回転半径を必要と
するので、直角にクランクしている径路などの場合に
は、そこを通過するのが困難である。そのような場合に
折れ曲り点まで直行し、そこで一旦停止し、直角にスピ
ンターンし、そこから直進するようにすれば狭いクラン
ク径路でも容易に通過することができる。
【0007】このようなスピンターンをするには、ター
ンする前に止った状態で前側駆動車輪を右または左方向
に90゜据切りし、後側駆動車輪を逆方向に90゜据切
りし、スピンターンが終ってから駆動車輪の方向を元に
戻すために再び駆動車輪の据切りを行わなければならな
い。しかし、このような据切りは床面とタイヤを傷つけ
るとともに、動作が途切れるので動作時間が多くかか
る。
【0008】本発明は従来技術のかかる問題点に鑑み案
出したものであり、AGVが走行中にスピンターンする
場合にも据切りしないですみ、したがって、床面やタイ
ヤを傷つけることがなく、かつ、動作が途切れることの
ない無人搬送車の運転方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載発明の無人搬送車の運転方法は、前後
に各1輪の操舵式駆動車輪を有し、前側駆動車輪の後方
および後側駆動車輪の前方には、駆動車輪を挟んでその
両側にキャスタ式従動車輪が設けられ、駆動車輪と従動
車輪とは前後方向の中間で枢支された車輪フレームにシ
ーソー状に懸架されている無人搬送車の運転方法であっ
て、前側の駆動車輪を前後の駆動車輪を結んだ直線に対
し右または左方向に90゜操舵するとともに、後側の駆
動車輪を逆方向に前後の駆動車輪を結んだ直線に対し9
0゜操舵してから両方の駆動車輪を回転させることによ
り、無人搬送車を車体中心まわりにスピンさせるスピン
ターン運転の際に、上記90゜までの切換操舵中および
90゜から元に戻す切換操舵中に駆動車輪を低速で駆動
回転しておくものである。
【0010】さらに、請求項2記載発明の無人搬送車の
運転方法は、上記切換操舵中の無人搬送車の移動距離分
を加算して走行距離の制御を行うものである。
【0011】次に本発明の作用を説明する。無人搬送車
をスピンターンさせる前に、前側の駆動車輪を、前後の
駆動車輪を結んだ直線に対し右または左方向に90゜操
舵し、後側の駆動車輪を、前後の駆動車輪を結んだ直線
に対し反対方向に90゜操舵し、スピンターンが終って
から、両方の駆動車輪を元に戻す操舵をするが、それら
の操舵中に両方の駆動車輪を低速で駆動回転しているの
で、据切りをしなくてもよく、したがって、スピンター
ンの前後の操舵中に床面やタイヤを傷つけることがない
し、スピンターンの前後にも車体は動いており、動作が
途切れることはなく、動作時間を短縮することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施形態につい
て図面を参照しつつ説明する。無人搬送車の構造は、図
3ないし図6を用いて既に説明したように、前後の中央
に各1輪の操舵式駆動車輪3を有し前側駆動車輪3の後
方および後側駆動車輪3の前方には駆動車輪3を挟ん
で、その両側にキャスタ式従動車輪4が設けられ、駆動
車輪3と従動車輪4とは前後方向の中間でピン6により
枢支された車輪フレーム5にシーソー状に懸架されてい
る。
【0013】図1はスピンターン前に駆動車輪3を前後
の駆動車輪3を結んだ直線8に対し90゜まで切換操舵
中の車体1aの動き、駆動車輪3の動きおよび方向を時
間の経過毎に示す平面図である。図中3aは駆動車輪3
の向きを示す線である。図2は車体1aの中心位置の軌
跡を示す図である。なお、点線は従来のスピンターンの
場合を示している。図2に示すようにX方向に直進して
いた無人搬送車1を90゜ターンしてY方向に直進する
場合について具体例に基づいて説明する。D点を出発
し、X方向に直進した無人搬送車1は、従来であればE
点で停止し、右方向に90゜スピンターンしY方向に直
進しF点に至るが、本発明ではD点を出発し、X方向に
たとえば、60m/minの速度で直進した無人搬送車
1はA点に至ると、たとえば、10m/minに減速す
るとともに、80゜/secの角速度で、前側の駆動車
輪3を右方向に後側の駆動車輪3を左方向に切換操舵す
る。駆動車輪3が車体1aに対して直角方向に向くまで
に、約1.1秒かかるが、その間に車体1aの中心はA
点からB点に移動する。本例では、A点とB点のX方向
の距離は実験によれば約145mmであった。B点にお
けるスピンターン前の車体1のX方向に対する傾き角は
約17゜であった。この位置で操舵を停止し、駆動車輪
3の回転駆動を続けると、車体1aの中心はB点に止っ
た状態で車体1はスピンターンをする。スピンターンに
より車体1aがX方向に対し73゜傾いたら駆動車輪3
の回転駆動を続けながら車体1aに対して直角方向を向
いている駆動車輪3を80゜/secの角速度で元に戻
す。約1.1秒後に駆動車輪3は車体と同方向を向くと
ともに、車体1aもY方向を向く。切換操舵中に車体中
心はB点からC点に移動する。B点とC点のY方向の距
離は約145mmであった。D点からF点に至る移動を
自動制御する場合にはX方向に145mm、Y方向に同
じく145mm補正して、直進走行距離の制御を行う。
なお、図1を見ればわかるように切換操舵中の車体1a
中心の進行方向と直角方向の移動量は微小であり、その
分の直進走行距離の補正は行わなくてもよい。
【0014】次に本実施形態の作用を説明する。無人搬
送車1をスピンターンさせる前に、前側の駆動車輪3を
前後の駆動車輪3を結んだ直線8に対し右または左方向
に90゜操舵し、後側の駆動車輪3を反対方向に前後の
駆動車輪3を結んだ直線8に対し90゜操舵し、スピン
ターンが終ってから、両方の駆動車輪を元に戻す操舵を
するが、それらの操舵中にも両方の駆動車輪3を低速で
駆動回転しているので、据切りをしなくてもよく、した
がって、スピンターンの前後の操舵中に床面やタイヤを
傷つけることがないし、スピンターンの前後にも車体は
動いており、動作が途切れることはなく、動作時間を短
縮することができる。
【0015】本発明は以上述べた実施形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
更が可能である。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明の無人搬送車の
運転方法は、スピンターン前後の駆動車輪の操舵中にも
駆動車輪を低速で駆動回転させているので、据切りのよ
うに床面やタイヤを傷めることがなく、操舵中にも車体
が動いていて動作が途切れることがなく、動作時間を短
縮することができるなどの優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】切換操舵中の車体の動き、駆動車輪の動きおよ
び方向を示す平面図である。
【図2】車体中心の軌跡を示す図である。
【図3】無人搬送車の側面概念図である。
【図4】無人搬送車の底面図である。
【図5】車輪懸架機構の平面図である。
【図6】車輪懸架機構の側面図である。
【符号の説明】
1 無人搬送車 2 車輪懸架機構 3 駆動車輪 4 従動車輪 5 車輪フレーム 6 ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に各1輪の操舵式駆動車輪を有し、
    前側駆動車輪の後方および後側駆動車輪の前方には、駆
    動車輪を挟んでその両側にキャスタ式従動車輪が設けら
    れ、駆動車輪と従動車輪とは前後方向の中間で枢支され
    た車輪フレームにシーソー状に懸架されている無人搬送
    車の運転方法であって、前側の駆動車輪を前後の駆動車
    輪を結んだ直線に対し右または左方向に90゜操舵する
    とともに、後側の駆動車輪を逆方向に前後の駆動車輪を
    結んだ直線に対し90゜操舵してから両方の駆動車輪を
    回転させることにより、無人搬送車を車体中心まわりに
    スピンさせるスピンターン運転の際に、上記90゜まで
    の切換操舵中および90゜から元に戻す切換操舵中に駆
    動車輪を低速で駆動回転しておくことを特徴とする無人
    搬送車の運転方法。
  2. 【請求項2】 上記切換操舵中の無人搬送車の移動距離
    分を加算して走行距離の制御を行う無人搬送車の運転方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019020861A3 (es) * 2017-07-26 2019-03-28 Universitat Politècnica De Catalunya Plataforma omnidireccional y transportador omnidireccional
CN111123931A (zh) * 2019-12-23 2020-05-08 广东嘉腾机器人自动化有限公司 一种agv双驱动磁导航的拐弯方法及存储装置

Cited By (3)

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WO2019020861A3 (es) * 2017-07-26 2019-03-28 Universitat Politècnica De Catalunya Plataforma omnidireccional y transportador omnidireccional
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