JP2000349517A - ディレイライン - Google Patents
ディレイラインInfo
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- JP2000349517A JP2000349517A JP11154044A JP15404499A JP2000349517A JP 2000349517 A JP2000349517 A JP 2000349517A JP 11154044 A JP11154044 A JP 11154044A JP 15404499 A JP15404499 A JP 15404499A JP 2000349517 A JP2000349517 A JP 2000349517A
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- transmission line
- delay
- delay line
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01P9/00—Delay lines of the waveguide type
- H01P9/006—Meander lines
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
- Pulse Circuits (AREA)
- Waveguide Connection Structure (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
Abstract
つ連続的に遅延時間を調整できるディレイラインを提供
する。 【解決手段】 ディレイライン10は、誘電体基板11
を備え、誘電体基板11の一方主面にはミアンダ状に折
り曲げて蛇行させた信号線路用の伝送線路12が、誘電
体基板11の裏面にはほぼ全面に接地導体13がそれぞ
れ形成される。そして、伝送線路12と並列に可変容量
コンデンサであるトリマコンデンサ14が接続される。
また、伝送線路12の両端には入力端子15、出力端子
16が、接地導体13にはグランド端子17,18がそ
れぞれ接続される。
Description
測器等において信号伝達を遅延させるために用いるディ
レイラインに関し、特に、遅延時間の調整が可能なディ
レイラインに関する。
図である。ディレイライン80は、誘電体基板81の一
方主面にミアンダ状に折り曲げて蛇行させた信号線路用
の伝送線路82が、誘電体基板81の他方主面のほぼ全
面に接地導体(図示せず)がそれぞれ形成され、伝送線
路82の両端に入力端子83、出力端子84がそれぞれ
接続された構成のものである。そして、伝送線路82の
全長によって、入力端子83と出力端子84との間の遅
延時間が決まる。このため、遅延時間によっては、図9
のように、ミアンダ状の伝送線路82の途中に中間タッ
プ用端子85を設け、この中間タップ用端子85を例え
ば出力端子として用いることにより、遅延時間を変更す
るようにしている。なお、中間タップ用端子85は、伝
送線路82への接続位置を変え得るようになっており、
その位置を変更することによっても遅延時間を調整でき
る。
ディレイラインのように、遅延時間によって出力端子の
位置が異なるため、プリント基板などへ実装した後は遅
延時間の調整が不可能であるといった問題がある。
となり、その使用しない端子が容量を形成したり、ある
いはスタブとして働いて信号の反射が起こったりする不
具合が生じるといった問題もある。
状の場合には、中間タップ用端子はミアンダ状の伝送線
路の下側の湾曲部にしか接続できず、その結果、連続的
に遅延時間を調整できないといった問題もある。
めになされたものであり、実装後であっても遅延時間の
調整ができ、かつ連続的に遅延時間を調整できるディレ
イラインを提供することを目的とする。
るため本発明は、誘電体基板の一方主面に伝送線路を設
け、他方主面に接地導体を設けて構成したディレイライ
ンであって、 前記誘電体基板に、前記伝送線路に並列
接続される可変容量コンデンサ及びダイオードの少なく
とも一方を設けたことを特徴とする。
と、該積層体内に埋設された伝送線路と、該伝送線路及
び前記誘電体層を介して相対するように設けられた複数
の接地導体とを備えたディレイラインであって、前記積
層体に、前記伝送線路に並列接続される可変容量コンデ
ンサ及びダイオードの少なくとも一方を設けたことを特
徴とする。
路に並列接続された可変容量コンデンサ及びダイオード
の少なくとも一方を設けるため、可変容量コンデンサや
ダイオードの容量を変化させることにより、プリント基
板への実装後であっても遅延時間を連続的に調整でき
る。
施例を説明する。図1は、本発明のディレイラインに係
る第1の実施例の(a)上面図及び(b)断面図であ
る。ディレイライン10は、誘電体基板11を備え、誘
電体基板11の一方主面にはミアンダ状に折り曲げて蛇
行させた信号線路用の伝送線路12が、誘電体基板11
の裏面にはほぼ全面に接地導体13がそれぞれ形成され
る。
ンデンサであるトリマコンデンサ14が接続される。ま
た、伝送線路12の両端には入力端子15、出力端子1
6が、接地導体13にはグランド端子17,18がそれ
ぞれ接続される。
図である。ディレイライン10は、入力端子15と出力
端子16との間に、伝送線路12と接地導体13とで形
成されるマイクロストリップラインのインダクタンス成
分Lとトリマコンデンサ14の容量成分Cとが並列に接
続されたものとなる。
(L・C)1/2)で求められる周波数に減衰極が発生す
る。この減衰極により、伝送線路12を通過する高周波
信号に位相変化が生じ、その結果、ディレイライン10
の遅延時間が周波数に応じて変化することとなる。
特性及び遅延時間の周波数依存性を示す図である。図3
において、実線は通過特性、破線は遅延時間を示す。な
お、伝送線路12のインダクタンス成分Lは20(n
H)、トリマコンデンサ14の容量Cは0.5(pF)
である。
π(L・C)1/2)で求められる周波数である1.6
(GHz)付近に減衰極が生じ、その減衰極の影響で遅
延時間が大きく変化していることが解る。
時間の変化を示す図である。図4において、横軸はトリ
マコンデンサ14の容量、縦軸がディレイライン10の
遅延時間を示す。また、実線は1.5GHzにおける変
化、破線は1.7GHzにおける変化である。
を調整することにより、ディレイライン10の遅延時間
を調整することが可能となることは解る。これは、トリ
マコンデンサ14の容量を変化させることにより、1/
(2π(L・C)1/2)で求められる通過特性における
減衰極の発生する周波数が変化するためである。
れば、伝送線路と並列に可変容量コンデンサが接続され
るため、トリマコンデンサの容量を連続的に変化させる
ことにより、プリント基板への実装後であっても、通過
特性における減衰極の発生する周波数を連続的に変化さ
せる。したがって、ディレイラインの遅延時間を連続的
に変化させ、所望の遅延時間を得ることが可能となる。
2の実施例の分解斜視図である。ディレイライン20
は、酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリカを主成分
とする誘電体セラミックス(比誘電率εr:約6.0)
からなる矩形状の誘電体層211〜215を順次積層
し、圧着した後、800〜1000℃で一体焼成するこ
とにより得られる直方体状の積層体21を備える。積層
体21の側面と上下面部分には入力端子22、出力端子
23及び2つのグランド端子24,25が形成される。
形状の接地導体261,262が形成される。また、誘
電体層212の上面には、略ミアンダ状の伝送線路27
が形成される。さらに、誘電体層214,215の上面
には、略矩形状のコンデンサ電極281,282が形成
される。
た伝送線路27の両端、及び誘電体層211,213の
上面に形成された接地導体261,262の一部は、積
層体21の側面に引き出され、入力端子22、出力端子
23及びグランド端子24,25にそれぞれ接続され
る。
7の一端と誘電体層214の上面のコンデンサ電極28
1とは、誘電体層213,214を貫通するように設け
られたビアホール導体291により接続される。
27の他端と誘電体層215の上面のコンデンサ電極2
82とは、誘電体層213〜215を貫通するように設
けられたビアホール導体292により接続される。
0は、入力端子22と出力端子23との間に、伝送線路
27と接地導体261,262とで形成されるストリッ
プラインのインダクタンス成分Lとコンデンサ電極28
1,282で形成される可変容量コンデンサ28の容量
成分Cとが並列接続されたものになる。
は、ディレイライン10の等価回路である図2と同様の
回路構成となる。
成される入力端子22、出力端子23及びグランド端子
24,25は、印刷された導電ペーストを積層体21と
同時焼成するか、積層体21を焼成した後に焼付けるか
によって形成される。
ンデンサ電極282をレーザなどでトリミングすること
により、可変容量コンデンサ28の容量を連続的に変
え、第1の実施例のディレイライン10(図1)と同様
に、ディレイライン20の遅延時間を連続的に変えられ
るようになる。
断面図である。ディレイライン20aは、図5のディレ
イライン20と比較して、接地導体261a,262a
及び伝送線路27aが内部に形成された積層体21aの
上面に、コンデンサ電極281,282で形成される可
変容量コンデンサ28(図5)に変えて、トリマコンデ
ンサ28aを搭載する点で異なる。
サ28aとは、積層体21aの内部に設けられたビアホ
ール導体291a,292aで接続される。
れば、伝送線路と並列に可変容量コンデンサが接続され
るため、トリマコンデンサの容量を連続的に変化させる
ことにより、プリント基板への実装後であっても、通過
特性における減衰極の発生する周波数を連続的に変化さ
せる。したがって、ディレイラインの遅延時間を連続的
に変化させ、所望の遅延時間を得ることが可能となる。
れた積層体に内部に形成するため、伝送線路と可変容量
コンデンサとの配線も積層体の内部に形成することがで
きる。したがって、これらの配線による損失が抑えられ
るため、より特性の優れたディレイラインを得ることが
可能になる。
3の実施例の分解斜視図ある。ディレイライン30は、
酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリカを主成分とす
る誘電体セラミックス(比誘電率εr:約6.0)から
なる矩形状の誘電体層311〜314を順次積層し、圧
着した後、800〜1000℃で一体焼成することによ
り得られる直方体状の積層体31を備える。
ード32が搭載され、積層体31の側面と上下面部分に
は入力端子33、出力端子34及び2つのグランド端子
35,36が形成される。
形状の接地導体371,372が形成される。また、誘
電体層312の上面には、略ミアンダ状の伝送線路38
が形成される。
た伝送線路38の両端、及び誘電体層311,313の
上面に形成された接地導体371,372の一部は、積
層体31の側面に引き出され、入力端子33、出力端子
34及びグランド端子35,36にそれぞれ接続され
る。
8の一端と積層体31に搭載されるバリキャップダイオ
ード32の一端とは、誘電体層313,314を貫通す
るように設けられたビアホール導体391により接続さ
れる。
38の他端と積層体31に搭載されるバリキャップダイ
オード32の他端とは、誘電体層313,314を貫通
するように設けられたビアホール導体392により接続
される。
0は、入力端子33と出力端子34との間に、伝送線路
38と接地導体371,372とで形成されるストリッ
プラインのインダクタンス成分Lとバリキャップダイオ
ード32の容量成分Cとが並列接続されたものになる。
は、ディレイライン10の等価回路である図2と同様の
回路構成となる。
成される入力端子33、出力端子34及びグランド端子
35,36は、第2の実施例のディレイライン20の場
合と同様に、印刷された導電ペーストを積層体31と同
時焼成するか、積層体31を焼成した後に焼付けるかに
よって形成される。
リキャップダイオード32の印加電圧を変えることによ
り、バリキャップダイオード32の容量成分を連続的に
変え、第1及び第2の実施例のディレイライン10(図
1),20(図5)と同様に、ディレイライン30の遅
延時間を連続的に変えられるようになる。
の変化を示す図である。図8において、横軸がダイオー
ド32への印加電圧、縦軸が遅延時間を示す。また、実
線は1.5GHzにおける変化、破線は1.7GHzに
おける変化である。
への印加電圧を変化させることにより、伝送線路38の
遅延時間を変化させることが可能となることが理解でき
る。これは、バリキャップダイオード32への印加電圧
を変化させることにより、バリキャップダイオード32
の容量成分が変化し、その結果、通過特性における減衰
極の発生する周波数が変化するためである。
れば、伝送線路と並列にバリキャップダイオードが接続
されるため、バリキャップダイオードへの印加電圧を変
化させることにより、バリキャップダイオードの容量成
分が変化する。したがって、通過特性における減衰極の
発生する周波数が変化するため、ディレイラインの遅延
時間を変化させることが可能となる。
層が酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリカを主成分
とするセラミックの場合について説明したが、比誘電率
(εr)が1以上であれば何れの材料でもよく、例えば
酸化マグネシウム、シリカを主成分とするセラミックあ
るいはフッ素系樹脂等でも同様の効果が得られる。
ードのいずれか一方を伝送線路に並列接続する場合につ
いて説明したが、可変容量コンデンサ及びダイオードの
両方を並列接続してもよい。
伝送線路に並列接続する場合について説明したが、ダイ
オードを使用しても同様の効果が得られる。
層体の内部に存在している場合について説明したが、誘
電体層を挟んで伝送線路及び接地導体が存在していれば
よく、接地導体が積層体の表面に存在していてもよい。
いはダイオードとの接続手段として、ビアホール導体を
用いた場合について説明したが、スルーホール導体を使
用しても同様の効果が得られる。
電体基板に、伝送線路に並列接続された可変容量コンデ
ンサ及びダイオードの少なくとも一方を設けているた
め、可変容量コンデンサやダイオードの容量を連続的に
変化させることにより、プリント基板への実装後であっ
ても、通過特性における減衰極の発生する周波数を連続
的に変化させる。したがって、ディレイラインの遅延時
間を連続的に変化させ、所望の遅延時間を得ることが可
能となる。
体に、伝送線路に並列接続された可変容量コンデンサ及
びダイオードの少なくとも一方を設けているため、可変
容量コンデンサやダイオードの容量を連続的に変化させ
ることにより、プリント基板への実装後であっても、通
過特性における減衰極の発生する周波数を連続的に変化
させる。したがって、ディレイラインの遅延時間を連続
的に変化させ、所望の遅延時間を得ることが可能とな
る。
れた積層体に内部に形成するため、伝送線路と可変容量
コンデンサとの配線も積層体の内部に形成することがで
きる。したがって、これらの配線による損失が抑えられ
るため、より特性の優れたディレイラインを得ることが
可能になる。
(a)上面図及び(b)断面図である。
の周波数依存性を示す図である。
容量依存性を示す図である。
分解斜視図である。
る。
分解斜視図である。
存性を示す図である。
372 接地導体 14,28,28a 可変容量コンデンサ 21,21a,31 積層体 211〜215,311〜314 誘電体層 32 ダイオード
Claims (2)
- 【請求項1】 誘電体基板の一方主面に伝送線路を設
け、他方主面に接地導体を設けて構成したディレイライ
ンであって、 前記誘電体基板に、前記伝送線路に並列接続される可変
容量コンデンサ及びダイオードの少なくとも一方を設け
たことを特徴とするディレイライン。 - 【請求項2】 複数の誘電体層が積層された積層体と、
該積層体内に埋設された伝送線路と、該伝送線路及び前
記誘電体層を介して相対するように設けられた複数の接
地導体とを備えたディレイラインであって、 前記積層体に、前記伝送線路に並列接続される可変容量
コンデンサ及びダイオードの少なくとも一方を設けたこ
とを特徴とするディレイライン。
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