JP2000349324A - 太陽電池モジュール - Google Patents
太陽電池モジュールInfo
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- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
信頼性を向上でき、また、構造及び組立て工程の簡素化
を図ることができ、コストダウンを図ることができる太
陽電池モジュールを提供することにある。 【解決手段】開口部24を有する樹脂製の端子箱本体2
1内に太陽電池モジュールの出力取出し線が接続される
端子32を配設し、端子箱本体21の側壁22に配線ケ
ーブルを接続する接続端子としての接続ピン35を有す
る太陽電池モジュールにおいて、前記出力取出し線が接
続される端子32と前記配線ケーブルが接続される接続
ピン35を一体に形成したことを特徴とする。
Description
ーを電気エネルギーに直接変換する太陽電池モジュール
に関する。
ーに直接変換する太陽電池モジュールの発電力を例えば
一般家庭の電源として利用する太陽光発電システムが注
目されている。この太陽光発電システムは、建物の屋根
等に複数枚の太陽電池モジュールを搭載し、太陽電池モ
ジュールからの直流電流をインバータ等を介して家庭用
電源として供給するように構成されている。
電池モジュールを面一となるように敷設し、各太陽電池
モジュールから導出された出力取出し線を端子箱を介し
て直列または並列に接続している。
が設けられ、太陽電池モジュールから導出された出力取
出し線が端子箱の内部に配設された端子に接続されてい
る。そして、太陽電池モジュールを建物の屋根等に敷設
施工する際に、端子箱から導出された配線ケーブルによ
って複数枚の太陽電池モジュールを直列または並列に接
続している。
ともに屋外に設置され、風雨に晒されることから、防水
構造にする必要があるとともに、塵埃等の侵入を防止
し、さらには紫外線の照射による劣化を防止する必要が
ある。また、太陽電池モジュールの敷設施工時及び配線
作業時には端子箱から導出された配線ケーブルに引張り
力や曲げ力が加わることが想定されるため、端子箱内の
端子と接続される配線ケーブルを端子箱に対して強固に
固定し、端子と配線ケーブルとの接続部における断線を
防止する必要がある。
ば特開平10−270734号公報、特開平11−26
035号公報及び特開平9−223538号公報に示す
ような太陽電池モジュール用端子ボックスが提案されて
いる。
のは、太陽電池モジュールの裏面に固定した端子ボック
スに配線ケーブルを直接引込み、太陽電池モジュールの
出力端子と直接接続するようにしたものである。
は、端子箱本体の底部に設けられた端子取付け部に一対
の突起が設けられ、これら突起にプラス電極とマイナス
電極となる帯状金属板からなる一対の端子の孔を嵌合
し、突起を超音波融着することにより、端子を端子箱本
体に固着している。
するケーブル挿通孔が設けられ、ケーブル挿通孔に挿通
された配線ケーブルの芯線を端子の一端部にカシメ固定
するとともに、端子の他端部に太陽電池モジュールから
導出された出力取出し線を半田付けしている。また、端
子箱本体には配線ケーブルの端部が嵌入される半円状の
凹部が設けられ、この凹部に対応する凹部を有する固定
片を端子箱本体に固定することにより、配線ケーブルを
挟持し、配線ケーブルに引張り力が加わっても配線ケー
ブルの芯線と端子との接続部が切り離されないようにな
っている。
のものは、端子箱本体の外側壁に一対の円筒状ソケット
を一体に突出形成するとともに、このソケットの軸芯に
プラグを設け、このプラグと端子箱本体の内部の端子と
をナットによって締結したものである。さらに、ソケッ
トには配線ケーブルのプラグが着脱可能に接続されてい
る。
開平10−270734号公報のものは、太陽電池モジ
ュールの敷設施工時や配線作業時に配線ケーブルに引張
り力や曲げ力が加わると、配線ケーブルと太陽電池モジ
ュールの出力端子との接続部が切り離されるという虞が
あり信頼性に欠ける。
は、端子箱本体に対して端子を超音波融着あるいは加熱
溶融等によって固着しているため、端子箱本体の底部に
融着、溶融のための突起を設ける必要があり、端子箱本
体を成形する射出成型用金型が複雑となってコストアッ
プの原因となり、また組立て時に突起に端子に設けられ
た孔を嵌合し、突起を超音波融着する等の面倒な作業が
必要となる。また、配線ケーブルの端部を挟持固定して
いるため、構造的に複雑で、組立てが面倒であるととも
に、配線ケーブルに大きな引張り力が加わると、端子と
の接続部から切り離されるという問題があり、信頼性に
欠ける。
のものは、ソケットの軸芯に設けたプラグと端子箱本体
の内部の端子とをナットによって締結しているため、組
立て作業が面倒であるとともに、振動、衝撃によってナ
ットが緩むと、プラグと端子との接続部に接続不良を招
く虞があり、信頼性に欠ける。
もので、その目的とするところは、出力取出し線が接続
される端子と配線ケーブルが接続される接続端子を一体
に形成することにより、接続箇所を少なくして構成の簡
素化と組立て工程の簡素化を図ることができるととも
に、太陽電池モジュールの電力の取り出しの信頼性を向
上できる太陽電池モジュールを提供することにある。
達成するために、請求項1は、開口部を有する樹脂製の
端子箱本体内に太陽電池モジュールの出力取出し線が接
続される端子を配設し、端子箱本体の側壁に配線ケーブ
ルを接続する接続端子を有する太陽電池モジュールにお
いて、前記出力取出し線が接続される端子と前記配線ケ
ーブルが接続される接続端子を一体に形成したことを特
徴とする。
箱本体に一体にインサート成形したことを特徴とする。
箱本体の側壁及び底部の少なくとも一方に、少なくとも
1つのエアー抜き孔を設けたことを特徴とする。
端子の前記出力取出し線と接続される部分に、出力取出
し線を仮止めする接続溝を設けたことを特徴とする。
くなり、電力取り出しの信頼性を向上できるとともに、
構造及び組立て工程の簡素化を図ることができる。
一体にインサート成形することにより、端子を端子箱本
体に取付ける部品が不要となる。
部の少なくとも一方にエアー抜き孔を設けることによ
り、ポッティング樹脂の充填時に端子箱本体のエアーが
抜け、樹脂が隅々まで行き渡り、絶縁の信頼性を向上で
きる。
接続される部分に、出力取出し線を仮止めする接続溝を
設けることにより、出力取出し線の半田付け時に出力取
出し線を仮止めでき、ずれることはなく作業性の向上が
図れる。
面に基づいて説明する。
は太陽電池モジュール用端子箱を示し、(A)は縦断側
面図、(B)は下面図、(C)は蓋体を取外した状態の
上面図、(D)は(C)のY−Y線に沿う側面図、
(E)は(A)のZ−Z線に沿う断面図、図2は雌型コ
ネクタを示し、(A)は横断平面図、(B)は縦断側面
図、図3は太陽電池モジュールに端子箱を取付けた状態
の断面図である。
ュール用端子箱の端子箱本体21は合成樹脂材料によっ
て一体に成形されており、矩形状の側壁22及び底部2
3を有し、上部には開口部24が設けられている。側壁
22の開口縁には段差部25が設けられ、この段差部2
5には開口部24を閉塞する蓋体26が支持されるよう
になっている。
電池モジュールMの下面に対する取付け面27に形成さ
れ、取付け面27には接着剤による接着性を向上させる
ために梨地加工(微細な凹凸)が施されている。
一端部側には一対の開口窓28が設けられ、この開口窓
28は後述する出力取出し線を端子箱本体21の内部に
引込む通線開口として使用される。さらに、開口窓28
の周囲には小孔からなる複数個のエアー抜き孔29が穿
設されている。
一対の端子取付け部30が端子箱本体21の長手方向に
沿って平行に配置されている。端子取付け部30相互間
にはダイオード取付け部31が設けられている。
ス電極に対応する一対の端子32が配置されている。こ
の端子32のは帯状金属板からなる端子本体33の一端
部には直角に折曲する折曲部34が設けられ、この折曲
部34に対して端子本体33と逆方向に直角に折曲した
向きに接続端子としての円柱棒状の接続ピン35が一体
に設けられている。さらに、端子本体33の他端部には
側部から切欠された接続溝36が設けられている。一対
の端子32の接続ピン35は側壁22から外方に突出
し、しかも平行に配設され、接続溝36は底部23に設
けた開口窓28に臨んでいる。
の端部を除き、端子本体33の折曲部34及び接続ピン
35の基端部は端子箱本体21を成形する合成樹脂材料
によって埋設されている。すなわち、端子箱本体21を
射出成型用金型によって射出成形する際に、端子本体3
3及び端子本体33と一体の接続ピン35を射出成型用
金型に予めセットし、その後溶融樹脂を射出することに
よりインサート成形されている。このとき、端子箱本体
21の側壁22から外方に突出する2本の接続ピン35
の基端部は端子箱本体21の側壁22と一体に成形され
た嵌合凸部37内にインサート成形されており、この嵌
合凸部37の外面にはその周方向に連続する係合溝37
aが設けられている。
一体に形成したこと、及びこれらを端子箱本体21にイ
ンサート成形したことによって、端子32及び接続ピン
35の端子箱本体21に対する固定を兼ね、さらには防
水、防塵構造としており、端子32及び接続ピン35の
端子箱本体21に対する取付け部品の廃止及び組立て工
数の低減を図っている。
て成形されており、開口部24を閉塞する矩形板状の蓋
主体38の一端部には側壁22の接続ピン35側を覆う
縦側板39が蓋主体38と直角に一体に設けられてい
る。この縦側板39の略中央部には接続ピン35を含む
嵌合凸部37に嵌合する差込みガイド筒体40が設けら
れている。さらに、縦側板39の下端部における両端側
には内側へ突出する突起41が設けられ、この突起41
と対応する端子箱本体21の底部には係合凹部42が設
けられている。
続される雌型コネクタ43は、配線ケーブル44に個別
に接続されるレセプタクル状の雌型接続端子45を内蔵
したゴムまたは合成樹脂材料からなるコネクタカバー4
6を有している。コネクタカバー46には雌型接続端子
45に臨んで嵌合穴47が設けられて、この嵌合穴47
の内周面には係合凸部47aが設けられている。
みガイド筒体40内に挿入することにより、嵌合孔47
が嵌合凸部37に着脱可能に雄雌嵌合されるとともに、
係合溝37aと係合凸部47aとの係合によって雌型コ
ネクタ43が確実に接続ピン35に接続されるようにな
っている。
ュールMから導出された出力取出し線48は端子箱本体
21の開口窓28から端子箱本体21内に引込まれてい
る。この出力取出し線48は例えば帯状のフレキシブル
リードであり、その先端部は端子32の接続溝36に差
込んで仮止めされた状態で端子32に半田付けされてい
る。また、ダイオード取付け部31には電流の逆流を防
止するバイパスダイオード49が取付けられ、この接続
端子(図示しない)は端子32に接続されている。
ィング樹脂としての絶縁性樹脂50が充填されており、
出力取出し線48と端子42との接続部及びバイパスダ
イオード49が接続端子とともに埋設されている。な
お、絶縁性樹脂50の充填時には端子箱本体21内の底
部23に溜まったエアーは底部23に設けられた開口窓
28及びエアー抜き孔29から抜けるため、絶縁性樹脂
50を端子箱本体21の空間の隅々まで行き渡らせるこ
とができる。
26によって閉塞されている。この蓋体26は端子箱本
体21の側壁22と係合する構造でもよく、接着剤によ
って側壁22に固定してもよい。
付ける手順について説明する。
4とこの端子本体34と一体に形成された接続ピン35
を有しており、ダイオード取付け部31にはバイパスダ
イオード49が取付けられ、これらは前述したインサー
ト成形によって端子箱本体21を成形する成形材料によ
って埋設された状態にある。
太陽電池モジュールMの裏面に位置し、太陽電池モジュ
ールMの裏面における略中央部から導出された出力取出
し線48を端子箱本体21の底部23に設けられた開口
窓28から端子箱本体21内に導入する。そして、出力
取出し線48の先端部を端子32の接続溝36に差込ん
で仮止めした状態で端子32に半田付けする。
面26における周囲にシリコン系の接着剤51を塗布
し、取付け面26を太陽電池モジュールMの裏面におけ
る略中央部に押し付けて端子箱本体21を太陽電池モジ
ュールMに対して接着固定すると、太陽電池モジュール
Mと端子箱本体21の取付け面26との間に接着層の厚
みに相当する隙間が形成される。
から絶縁性樹脂50を注入し、端子箱本体21の空間部
に充填すると、出力取出し線48と端子42との接続部
及びバイパスダイオード49が埋設される。このとき、
端子箱本体21内の底部23に溜まったエアーは底部2
3に設けられた開口窓28及びエアー抜き孔29から抜
けるため、絶縁性樹脂50を端子箱本体21の空間の隅
々まで行き渡らせることができる。
筒体40を嵌合しながら蓋主体38を端子箱本体21の
段差部25に係合して開口部24を蓋体26によって閉
塞することにより、太陽電池モジュールMに対する端子
箱の電気的接続及び機械的に取付けが完了する。
によって端子及び配線ケーブルとの接続部を埋設するこ
とにより、端子箱本体の内部空間が少なくなり、その分
だけポッティング樹脂としての絶縁性樹脂の充填量を少
なくでき、作業性の向上を図ることができる。
ールMの下面に対する取付け面を梨地加工(微細な凹
凸)を施すことにより、太陽電池モジュールMに対する
接着剤による接着性を向上させることができ、端子箱の
小型化に伴って取付け面が小面積になっても確実に固定
できるという効果がある。
設け、絶縁性樹脂の充填時に底部に溜まったエアーを抜
くようにしたが、エアー抜き孔は側壁に設けてもよい。
また、端子箱本体を太陽電池モジュールに固定する手段
として接着剤を用いたが、ボルト等の固定手段であって
もよい。
よれば、端子箱本体に端子及びこの端子と一体に配線ケ
ーブルが接続される接続端子を一体に設けたから、電気
的接続部分が少なくなり、電力取り出しの信頼性を向上
できる。また、構造及び組立て工程の簡素化を図ること
ができ、コストダウンを図ることができる。
一体にインサート成形することにより、端子を端子箱本
体に取付ける部品が不要となり、組立て作業性の向上が
図れる。
部の少なくとも一方に、少なくとも1つのエアー抜き孔
を設けることにより、ポッティング樹脂の充填時にエア
ーが抜け、樹脂が隅々まで行き渡り、絶縁の信頼性を向
上できる。
接続される部分に、出力取出し線を仮止めする接続溝を
設けることにより、出力取出し線の半田付け時の作業性
を向上できるという効果がある。
ル用端子箱を示し、(A)は縦断側面図、(B)は下面
図、(C)は蓋体を取外した状態の上面図、(D)は
(C)のY−Y線に沿う側面図、(E)は(A)のZ−
Z線に沿う断面図。
断平面図、(B)は縦断側面図。
箱を取付けた状態の断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 開口部を有する樹脂製の端子箱本体内に
太陽電池モジュールの出力取出し線が接続される端子を
配設し、端子箱本体の側壁に配線ケーブルを接続する接
続端子を有する太陽電池モジュールにおいて、 前記出力取出し線が接続される端子と前記配線ケーブル
が接続される接続端子を一体に形成したことを特徴とす
る太陽電池モジュール。 - 【請求項2】 前記端子を、端子箱本体に一体にインサ
ート成形したことを特徴とする請求項1記載の太陽電池
モジュール。 - 【請求項3】 前記端子箱本体の側壁及び底部の少なく
とも一方に、少なくとも1つのエアー抜き孔を設けたこ
とを特徴とする請求項1または2記載の太陽電池モジュ
ール。 - 【請求項4】 前記端子の前記出力取出し線と接続され
る部分に、出力取出し線を仮止めする接続溝を設けたこ
とを特徴とする請求項1,2または3記載の太陽電池モ
ジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16078599A JP4774136B2 (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 太陽電池モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16078599A JP4774136B2 (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 太陽電池モジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000349324A true JP2000349324A (ja) | 2000-12-15 |
JP4774136B2 JP4774136B2 (ja) | 2011-09-14 |
Family
ID=15722408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP16078599A Expired - Lifetime JP4774136B2 (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 太陽電池モジュール |
Country Status (1)
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JP (1) | JP4774136B2 (ja) |
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