JP2000348959A - 巻線装置 - Google Patents

巻線装置

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JP2000348959A
JP2000348959A JP11135770A JP13577099A JP2000348959A JP 2000348959 A JP2000348959 A JP 2000348959A JP 11135770 A JP11135770 A JP 11135770A JP 13577099 A JP13577099 A JP 13577099A JP 2000348959 A JP2000348959 A JP 2000348959A
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wire
winding
winding device
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JP11135770A
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Hiroshi Miyazaki
寛 宮崎
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Toyota Motor Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
    • H01F41/06Coil winding
    • H01F41/082Devices for guiding or positioning the winding material on the former

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品の交換なしに簡易な構成で素線の列替え
を規則正しく整列させて所望のコイルを迅速に安価に製
造する。 【解決手段】 巻線装置20は、巻枠24の鉛直上方か
らその先端部が素線12の側面を当接する整列棒32
と、この整列棒32を3軸方向に移動させるアクチュエ
ータ34とを有する整列ユニット30を備える。素線の
列替えは、整列棒32の先端部が列替えの外側からその
側面に当接して素線に押圧力を与える状態で、素線をガ
イドするガイドローラを列替えする方向に大きく振る動
作とこの振りを戻す動作とにより行なう。素線は、整列
棒32により押さえ込まれているから、ガイドローラの
動作によってずれることはなく、このガイドローラの動
作により「S」字状の列替部が形成される。この結果、
素線の列替えを規則正しく整列させて行なうことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻線装置に関し、
詳しくは、素線を巻き付けてコイルを作成する巻線装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の巻線装置としては、素線
をガイドする二つのローラを備えるものが提案されてい
る(例えば、特開平7−183152号公報など)。こ
の装置では、二つのローラは巻枠を挟むように配置され
ており、巻枠に整列して巻き付けられた素線が横ずれし
ないよう素線をガイドする。そして、こうしたローラを
備えることにより、素線を隙間なく巻き付けることがで
きるとされている。
【0003】また、他の巻線装置として、巻き付けられ
る素線を案内する部材を備えるものも提案されている
(例えば、特開昭64−43046号公報など)。この
装置では、巻枠を挟むように二つの案内部材が設けられ
ており、素線を巻き付ける際に交互に案内部材を1ピッ
チずつ巻き付けられる方向にずらしている。そして、こ
うした動作により、素線を整列して巻き付けることがで
きるとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
いずれの巻線装置でも、巻枠に巻き付けられる素線が列
を替える際に若干の隙間を生じて密に巻き付けることが
できないという問題があった。上述の装置では、整列し
て巻き付けられた素線はガイドされるが、素線が列を替
えるときに素線の形状に必要な「S」字カーブはガイド
されないから、この列替部で隙間を生じてしまう。こう
した隙間は、素線の巻回により形成されるコイルの巻回
数の減少につながり、このコイルが用いられる機器、例
えば電動機や発電機等の性能に影響を与える。
【0005】本発明の巻線装置は、所望のコイルを迅速
に安価に製造することを目的の一つとする。また、本発
明の巻線装置は、素線の列替えを規則正しく整列させて
行なうことを目的の一つとする。さらに、本発明の巻線
装置は、素線の列替えの整列等を部品の交換なしに簡易
な構成により行なうことによる整列ツール交換時間の排
除による生産性向上を目的の一つとする。また、本発明
の巻線装置は、汎用のボビン巻線装置で整列巻できない
太い平角線の台形ボビン巻きコイルやピラミッド型のコ
イルを巻き付けることができるよう取り付け可能なもの
とすることを目的の一つとする。
【0006】なお、上述の問題を解決する巻線装置とし
て、出願人は、素線の列替部を形成する手段を備える巻
線装置(特願平11−13051号)や、素線の列移行
手段を備える巻線装置(特願平11−28867号)等
を提案している。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の巻線装置は、上述の目的の少なくとも一部を達成
するために以下の手段を採った。
【0008】本発明の巻線装置は、素線を巻き付けてコ
イルを作成する巻線装置であって、回転により前記素線
が巻き付けられる巻枠と、該巻枠の回転軸の方向に移動
可能で、前記素線を支持すると共に該素線に所定の張力
を作用させる素線支持手段と、前記素線が前記巻枠への
巻き付けに伴い列を替えるとき、該素線に当接すると共
に前記素線支持手段により該素線に作用された前記所定
の張力を利用して該素線に列替部を形成する列替部形成
手段とを備えることを要旨とする。
【0009】この本発明の巻線装置では、巻枠の回転軸
の方向に移動可能な素線支持手段が、素線を支持すると
共にこの素線に所定の張力を作用させる。列替部形成手
段は、素線が巻枠への巻き付けに伴い列を替えるとき、
この素線に当接すると共に素線支持手段により素線に作
用された所定の張力を利用して素線に列替部を形成す
る。このように素線の列替えの際に列替部が形成される
から、素線の列替えを規則正しく整列させることができ
る。また、素線支持手段により素線に作用する所定の張
力を利用して列替部を形成するから、列替部形成手段は
素線に当接する部材でよく、巻線装置を簡易な構成とす
ることができる。さらに、汎用のボビン巻線装置におい
て素線支持手段を若干改良すると共に、取り付けキット
として構成された本発明の巻線装置を構成する列替部形
成手段を取り付けることにより、汎用のボビン巻線装置
を本発明の巻線装置とすることができる。
【0010】こうした本発明の巻線装置において、前記
列替部形成手段は、前記素線と当接する部位が前記巻枠
近傍の所定範囲の空間内で移動可能な手段であるものと
することもできる。こうすれば、素線の巻き付けの層が
替わっても素線に当接する方向を変えることができ、列
替部を形成するための部品を交換する必要がない。この
結果、コイルを迅速に安価に製造することができる。こ
こで、「巻枠近傍の所定範囲の空間」とは、少なくとも
巻枠の一側面から巻枠に巻き付けられるコイルが占有す
る空間を含む空間を意味する。
【0011】また、本発明の巻線装置において、前記列
替部形成手段は、少なくとも前記素線と当接する部位が
鉛直方向に配置された棒状に形成されてなるものとする
こともできる。こうすれば、巻線装置を簡易な構成とし
て構成することができる。
【0012】これら種々の態様を含め本発明の巻線装置
において、前記巻枠の回転位置を検出する回転位置検出
手段と、該検出された前記巻枠の回転位置に基づいて前
記素線支持手段と前記列替部形成手段とを駆動制御する
制御手段とを備えるものとすることもできる。こうすれ
ば、より確実に適切な位置に列替部を形成することがで
きると共に迅速にコイルを形成することができる。
【0013】この制御手段を備える態様の本発明の巻線
装置において、前記制御手段は、前記回転位置検出手段
により検出された前記巻枠の回転位置が前記素線が列を
替える位置となったとき、巻き付けにより整列している
該素線を押さえる方向に前記列替部形成手段が該素線に
当接するよう該列替部形成手段を駆動制御すると共に、
前記巻枠の回転軸に対して前記素線が列を変更する方向
に一旦所定角度をなした後に略90度の角度に戻るよう
前記素線支持手段を駆動制御する手段であるものとする
こともできる。こうすれば、より確実に規則正しく整列
する列替部を形成することができる。この態様の本発明
の巻線装置において、前記制御手段は、前記素線支持手
段の駆動制御の後、前記列替部形成手段が前記素線に当
接した状態で該素線の列替部の端部まで移動するよう該
列替部形成手段を駆動制御する手段であるものとするこ
ともできる。こうすれば、硬い素線の場合にも規則正し
く整列する列替部を形成することができる。
【0014】本発明の巻線装置において、少なくとも前
記列替部形成手段により前記列替部が形成されるとき、
該列替部が形成される前記素線の層の巻き付け開始端に
おける列替部を保持する列替部保持手段を備えるものと
することもできる。こうすれば、列替部を形成する際に
層が崩れることがなく、太い平角線の台形ボビン巻きコ
イルやピラミッド型のコイルを容易に巻き付けることが
できる。
【0015】この列替部保持手段を備える本発明の巻線
装置において、前記列替部形成手段は前記素線に当接す
る棒状の素線当接部を有し、前記列替部保持手段は前記
巻き付け開始端に当接する棒状の開始端当接部を有し、
前記列替部形成手段と前記列替部保持手段は前記巻枠の
回転軸を中心に所定の回転角をもって配置されてなるも
のとすることもできる。この態様の本発明の巻線装置に
おいて、前記列替部形成手段と前記列替部保持手段とを
支持し、該列替部形成手段と該列替部保持手段とを前記
巻枠の回転軸と同一の軸を中心として回転駆動可能な支
持回転手段を備えるものとすることもできる。
【0016】こうした支持回転手段を備える本発明の巻
線装置において、前記巻枠の回転位置を検出する回転位
置検出手段と、該検出された前記巻枠の回転位置に基づ
いて前記素線支持手段と前記列替部形成手段と前記列替
部保持手段と前記支持回転手段とを駆動制御する制御手
段とを備えることもできる。こうすれば、より確実に適
切な位置に列替部を形成することができると共に迅速に
コイルを形成することができる。
【0017】この回転検出手段と制御手段とを備える本
発明の巻線装置において、前記制御手段は、前記回転位
置検出手段により検出された前記巻枠の回転位置が前記
素線が列を替える位置となったとき、巻き付けにより整
列している該素線を押さえる方向に前記素線当接部が該
素線に当接するよう前記列替部形成手段を駆動制御する
と共に前記開始端当接部が前記巻き付け開始端に当接す
るよう前記列替部保持手段を駆動制御し、前記巻枠の回
転軸に対して前記素線が列を変更する方向に一旦所定角
度をなした後に略90度の角度に戻る列替動作をするよ
う前記素線支持手段を駆動制御する手段であるものとす
ることもできる。こうすれば、より確実に規則正しく整
列する列替部を形成することができる。
【0018】この態様の本発明の巻線装置において、前
記制御手段は、少なくとも前記素線支持手段が前記所定
の角度をなした後に略90度の角度に戻る際に前記開始
端当接部が前記巻き付け開始端に当接するよう前記列替
部保持手段を駆動制御する手段であるものとすることも
できる。また、こうした態様の本発明の巻線装置におい
て、前記制御手段は、前記素線支持手段の前記列替動作
の間、前記列替部形成手段と前記列替部保持手段とが前
記巻枠の回転軸と同一の軸を中心として該巻枠の回転に
同期して回転するよう前記支持回転手段を駆動制御する
手段であるものとすることもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は本発明の一実施例である巻
線装置20の構成の概略を示す構成図であり、図2は図
1に例示する巻線装置20をB−B面から見た概略構成
図であり、図3は図1に例示する巻線装置20のC−C
面から見た概略構成図である。図1ないし図3に示すよ
うに、実施例の巻線装置20は、据え付け台22と、素
線ボビン10からの素線12が巻き付けられる巻枠24
と、巻枠24に巻き付けられる素線12に所定の張力を
与えると共に素線12を平角素線に形成する2個一組の
2対の圧延ローラ36,38と、この圧延ローラ36,
38により平角素線に形成された素線12を巻枠24に
ガイドするガイドローラ40と、巻枠24に素線12を
巻き付ける際に素線12を整列して列替えさせる整列ユ
ニット30と、巻線装置20全体をコントロールする電
子制御ユニット50(図1ではECUと記載)とを備え
る。
【0020】図2に示すように、巻枠24はスピンドル
26に保持されており、スピンドル26は据え付け台2
2に収納されたスピンドルモータ28により回転可能に
軸支されている。スピンドル26のスピンドルモータ2
8の取付部付近には、スピンドル26の回転を検出する
レゾルバ29が取り付けられており、このレゾルバ29
の検出データに基づいて巻枠24の回転位置が検出でき
るようになっている。巻枠24は、その中心部のコア2
5を有し、このコア25に素線12が巻き付けられてコ
イル16を形成する。なお、巻枠24は、巻き付けられ
るコイル16の大きさや形状などにより取り替え可能な
部材であり、実施例では、図1および図2に示すように
断面が矩形のピラミッド形のコイル16を形成可能なも
のとして示した。
【0021】整列ユニット30は、先端部で素線12の
側面に当接する整列棒32と、整列棒32を巻枠24近
傍の所定範囲の空間内で移動するアクチュエータ34と
を備える。整列棒32は、アクチュエータ34により3
軸方向に移動可能に軸支されており、整列棒32の先端
部は、素線12に当接しても素線12を損傷しないよう
面取りされた素線12の幅の2ないし3倍程度の円柱形
状をしている。整列棒32の軸支の手法としては、3軸
方向に移動可能な手法であれば如何なる手法でもよく、
例えばボールスプラインやガイドレール等により軸支す
るものがある。なお、アクチュエータ34による整列棒
32の移動については後述する。
【0022】ガイドローラ40は、図3に示すように、
ローラ軸42に軸支されており、ローラ軸42の一端は
ローラ軸42を巻枠24の回転軸方向(図3中上下方
向)に移動可能なアクチュエータ44に取り付けられて
いる。したがって、ガイドローラ40は、ローラ軸42
と共に巻枠24の回転軸方向に移動する。
【0023】図4は、電子制御ユニット50を中心に巻
線装置20の電気信号の概略を例示するブロック図であ
る。図示するように、電子制御ユニット50は、CPU
52を中心として構成されたワンチップマイクロプロセ
ッサとして構成されており、処理プログラムを記憶した
ROM54と、一時的にデータを記憶するRAM56
と、入出力ポート(図示せず)とを備える。この電子制
御ユニット50には、据え付け台22に取り付けられた
巻線を開始するスタータスイッチ60からのスタート信
号や同じく据え付け台22に取り付けられた操作パネル
62からの入力信号,レゾルバ29からの回転位置信号
などが入力ポートを介して入力されている。また、電子
制御ユニット50からは、ガイドローラ40のアクチュ
エータ44への駆動信号やスピンドルモータ28への駆
動信号,整列棒32のアクチュエータ34への駆動信
号,操作パネル62にはめ込まれたディスプレイ64へ
の画像信号などが出力ポートを介して出力されている。
【0024】次に、こうして構成された実施例の巻線装
置20の動作、特に素線12を巻き付ける際の素線12
の列替えについて説明する。図5は、電子制御ユニット
50により実行される素線12の巻き付け処理ルーチン
の一例を示すフローチャートである。この巻き付け処理
ルーチンは、巻枠24がスピンドル26に取り付けら
れ、操作パネル62から素線12の太さや形成するコイ
ル16の巻回数などの情報が入力され、その後、スター
タスイッチ60が押されたときに実行される。
【0025】図5の巻き付け処理ルーチンが実行される
と、CPU52は、まず、操作パネル62から入力され
た素線12やコイル16の情報を読み込み(ステップS
100)、読み込んだ情報に基づいて初期設定を実行す
る(ステップS102)。初期設定では、素線12の幅
や形成されるコイル16の形状,各層の列数,層数など
に基づいて整列棒32の各層における上下方向の位置や
列替部の移動量,整列棒32やガイドローラ40のピッ
チ幅などの値を設定するのである。初期設定を行なう
と、素線12の巻き付けを開始する(ステップS10
4)。具体的には、スピンドルモータ28に駆動信号を
出力して巻枠24を回転させるのである。
【0026】素線12の巻き付けを開始すると、CPU
52は、レゾルバ29により検出されるスピンドル26
の回転位置信号に基づいて巻枠24が第1の所定回転位
置まで回転するのを待ち(ステップS106)、巻枠2
4が第1の所定回転位置となったら、層の変更があるか
を判定する(ステップS108)。層の変更と判定され
ると後述するステップS126の処理を行ない、層が同
じであると判定されると整列棒32の押さえ動作を開始
する処理を実行する(ステップS110)。いま、素線
12の巻き始めた直後を考えているから、層は同じと判
定され、整列棒32の押さえ動作を開始する処理を行な
う。図6は巻枠24が第1の所定回転位置となったとき
の巻枠24のコア25と整列棒32の様子を例示する説
明図であり、図7は図6に示した巻枠24のD−D面か
ら見た際の整列棒32の様子を例示する説明図である。
図示するように、第1の所定回転位置は、素線12の巻
き始め端部が270度回転する少し手前の回転位置とし
て設定されている。整列棒32の押さえ動作は、整列棒
32の先端部が巻枠24のコア25に若干のクリアラン
スをもって素線12の側部に当接する位置に整列棒32
を移動させる動作である。この動作は、電子制御ユニッ
ト50からのアクチュエータ34へ駆動信号を出力する
ことにより行なう。この際、整列棒32の位置は、コア
25の位置や素線12の幅などに基づいて行なわれる初
期設定により設定される。なお、整列棒32は、巻枠2
4の回転に伴いその位置を変化させる必要があるが、巻
枠24の回転に拘わらず、その先端部が巻枠24のコア
25に若干のクリアランスをもって素線12の側部に当
接する位置となるよう電子制御ユニット50により駆動
制御を受ける。
【0027】次に、巻枠24が第2の所定回転位置にな
るのを待って(ステップS112)、ガイドローラ40
の振り動作の処理を実行する(ステップS114)。図
8は巻枠24が第2の所定回転位置となったときの巻枠
24のコア25と整列棒32の様子を例示する説明図で
あり、図9は図8に示した巻枠24のE−E面から見た
際の巻枠24と整列棒32とガイドローラ40の様子を
例示する説明図である。図示するように、第2の所定回
転位置は、第1の所定回転位置から90度回転した位置
として設定されている。ガイドローラ40の振り動作
は、図9に示すように、コア25に巻き付けられた素線
12の横に巻き付けられる素線12が列をなす分だけガ
イドローラ40をローラ軸42と共に図中矢印方向に移
動させる動作である。この振り幅(ガイドローラ40の
移動量)は、巻枠24の形状や素線12の幅などの情報
により初期設定で定められる。このガイドローラ40の
振り動作では、図8および図9に示すように整列棒32
は、素線12が列を替える外側から素線12に当接して
いるから、素線12がガイドローラ40の振りによりず
れることはない。
【0028】そして、巻枠24が第3の所定回転位置に
なるのを待って(ステップS116)、ガイドローラ4
0の戻し動作の処理を実行すると共に(ステップS11
8)、整列棒32による素線12の列替部の形成動作の
処理を実行する(ステップS120)。図10は巻枠2
4が第3の所定回転位置となったときの巻枠24のコア
25と整列棒32の様子を例示する説明図であり、図1
1は図10に示した巻枠24のF−F面から見た際の巻
枠24と整列棒32とガイドローラ40の様子を例示す
る説明図である。図示するように、第3の所定回転位置
は、素線12の巻き始め端部が真上になる位置として設
定されている。ガイドローラ40の戻し動作は、図11
に示すように、振り動作の前の位置から素線12の幅と
して設定された1ピッチだけ列が増える位置に戻される
動作である。このときも、整列棒32は素線12に当接
しているから、素線12はずれることがない。また、素
線12の剛性と素線12に作用する張力にもよるが、整
列棒32を素線12に当接させた状態でガイドローラ4
0の戻し動作を行なうことにより、素線12に「S」字
状の列替部を形成することができる。図12は整列棒3
2による素線12の列替部を形成する動作を説明する説
明図であり、図13は図12に示した巻枠24のG−G
面から見た際の巻枠24と整列棒32の様子を例示する
説明図である。整列棒32による素線12の列替部の形
成動作は、整列棒32の先端部が素線12の側面に当接
すると共に素線12の側面に押圧力を作用させた状態で
素線12に沿ってコア25の図12中左側から右側へ移
動する動作である。この動作により硬い素線12でも隙
間のない「S」字状の列替部が形成される。なお、整列
棒32の移動は、素線12の幅などの情報に基づいて初
期設定で設定される。
【0029】続いて、巻枠24が第4所定回転位置にな
るのを待って(ステップS122)、整列棒32による
素線12の当接を解除する整列棒32の戻し動作の処理
を行なう(ステップS124)。図14は巻枠24が第
4の所定回転位置となったときの巻枠24のコア25と
整列棒32の様子を例示する説明図であり、図15は整
列棒32の戻し動作の処理を終了した後の巻枠24のコ
ア25と整列棒32の様子を例示する説明図である。図
示するように、第4の所定回転位置は、第3の所定回転
位置から90度回転する少し前の位置として設定されて
いる。この回転位置で、アクチュエータ34により整列
棒32は上方に引き上げられ、図15に示すように素線
12から離れた状態となるのである。
【0030】整列棒32の戻し動作の処理が終了する
と、素線12の巻き付けの終了を判定し(ステップS1
26)、まだ終了していないときにはステップS106
の処理に戻って、巻き付けを続行する。巻き付けの終了
は巻枠24の回転数をカウントして初期設定で設定した
巻き付け終了のカウント数と比較することにより行なう
ことができる。巻き付けの終了を判定すると、巻枠24
を終了位置まで回転させてスピンドルモータ28を停止
させると共に巻き付けの終了をディスプレイ64に表示
する処理などの終了処理を実行して(ステップS12
8)、本ルーチンを終了する。
【0031】なお、ステップS108の処理で層の変更
と判定されたときには、列替えの処理(ステップS11
0ないしS124)を行なわずに巻枠24を回転させて
ステップS126の巻き付け終了の判定処理を行なう。
すなわち、列替え処理を行なわずに巻枠24を回転させ
ると、素線12は最後に巻き付けた列に乗り上がって層
の変更が行なわれるのである。
【0032】以上、コア25に第1層目を巻き付ける様
子について説明した。第2層目以降の巻き付けでは、ス
テップS110の整列棒32の押さえ動作の処理は、整
列棒32の先端部が既に巻き付けられた第1層や第2層
などに若干のクリアランスをもって素線12の側面に当
接するよう整列棒32が動かされるだけで、同様な動作
により巻き付けを行なうことができる。なお、整列棒3
2の先端部が既に巻き付けられた第1層や第2層に若干
のクリアランスをもって素線12に当接する位置は、素
線12の厚みなどの情報に基づいて初期設定により設定
される。
【0033】以上説明した実施例の巻線装置20によれ
ば、巻き付けの途中で部品交換することなく所望の形状
のコイル16を迅速に巻き付けることができる。しか
も、3軸方向に移動可能な整列棒32を用いるだけだか
ら、装置を簡易なものとすることができる。また、実施
例の巻線装置20によれば、整列棒32の先端部を面取
りした円柱形状としたから、整列棒32の素線12への
当接の際に素線12やコア25などに損傷を与えること
を防止することができる。
【0034】また、実施例の巻線装置20によれば、素
線12に所定の張力を作用させてガイドローラ40の振
り動作と戻し動作を行なうことにより素線12に「S」
字状の列替部を形成することができ、素線12の列替え
を規則正しく整列させて行なうことができる。しかも、
整列棒32による素線12の列替部の形成動作の処理を
行なうから、硬い素線12でも列替えを規則正しく整列
させて行なうことができる。この結果、密に巻回された
コイル16を製造することができ、延いては、このコイ
ル16が用いられる機器、例えば電動機や発電機等の性
能を向上させることができる。
【0035】さらに、実施例の巻線装置20によれば、
整列棒32とアクチュエータ34とを整列ユニット30
として構成したから、整列ユニット30を備えない巻線
装置に整列ユニット30を取り付けることができる。こ
の結果、他の巻線装置を容易にかつ安価に実施例の巻線
装置20とすることができる。
【0036】実施例の巻線装置20では、巻枠24が第
3の所定回転位置となったときにガイドローラ40の戻
し動作に加えて整列棒32による素線12の列替部の形
成動作の処理を行なったが、説明したように、素線12
が比較的軟らかくガイドローラ40の戻し動作の処理で
列替部が形成できる場合は、整列棒32による素線12
の列替部の形成動作の処理は行なわないものとしてもよ
い。
【0037】実施例の巻線装置20では、電子制御ユニ
ット50により整列棒32のアクチュエータ34を駆動
制御したが、巻枠24の回転に伴って機械的に整列棒3
2が動作するものとしてもよい。
【0038】次に、本発明の第2の実施例としての巻線
装置120について説明する。図16は本発明の第2実
施例の巻線装置120の構成の概略を示す構成図であ
り、図17は図16のH−H面から見た第2実施例の巻
線装置120の構成の概略を示す構成図である。図16
および図17に示すように、第2実施例の巻線装置12
0の構成のうち第1実施例の構成と同一の構成について
は同一の符号を付してある。この同一の構成についての
説明は重複するから省略する。また、第2実施例の巻線
装置120でも、図2や図3に示すように、素線ボビン
10からの素線12が圧延ローラ36,38により平角
素線としてガイドローラ40を介して巻枠24に供給さ
れているが、その図示については、図2および図3と同
一であるため、省略する。
【0039】第2実施例の巻線装置120は、図16お
よび図17に示すように、据え付け台22と、素線ボビ
ン10からの素線12が巻き付けられる巻枠24と、巻
枠24に巻き付けられる素線12に所定の張力を与える
と共に素線12を平角素線に形成する2個一組の2対の
圧延ローラ36,38と、この圧延ローラ36,38に
より平角素線に形成された素線12を巻枠24にガイド
するガイドローラ40と、巻枠24に素線12を巻き付
ける際に素線12を整列して列替えさせる整列ユニット
130と、巻線装置120全体をコントロールする電子
制御ユニット50(図16ではECUと記載)とを備え
る。
【0040】整列ユニット130は、図16および図1
7に示すように、先端部で素線12の側面に当接する整
列棒142と、ガイドローラ40と整列棒142との動
作により素線12に列替部が形成されるときに素線12
が巻き付けられている層全体を押さえて保持する層保持
棒152と、整列棒142や層保持棒152が取り付け
られる支持部132と、支持部132が取り付けられた
アーム状の回転台座134と、据え付け台22に取り付
けられ回転台座134を回転させる整列ユニット回転モ
ータ136とを備える。
【0041】整列棒142と層保持棒152は、図17
に示すように、巻枠24の回転軸を略中心軸として放射
状に配置されて支持部132に支持されており、その軸
方向に移動可能なようにアクチュエータ143,153
が設けられている。また、整列棒142および層保持棒
152は、図16に示すように、巻枠24の回転軸に沿
った方向に移動可能なようにアクチュエータ144,1
54が設けられている。これらのアクチュエータ14
3,144,153,154は導電ラインにより電子制
御ユニット50に接続されており、電子制御ユニット5
0による駆動制御を受けるようになっている。
【0042】支持部132が取り付けられている回転台
座134は、整列ユニット回転モータ136の回転軸1
38に軸受け135を介して取り付けられており、据え
付け台22に対して回転可能となっている。したがっ
て、整列ユニット回転モータ136をスピンドルモータ
28の回転に同期させて回転させれば、回転台座134
に取り付けられた支持部132も整列棒142や層保持
棒152と共に同期して回転するから、整列棒142や
層保持棒152は巻枠24の回転に対して相対的に停止
した状態として取り扱うことができる。なお、回転軸1
38にはその回転位置を検出するレゾルバ140が取り
付けられており、その検出信号が電子制御ユニット50
に入力されるようになっている。
【0043】図18は、第2実施例の巻線装置120が
備える電子制御ユニット50を中心に巻線装置120の
電気信号の概略を例示するブロック図である。図示する
ように、電子制御ユニット50には、図4に例示した信
号の他、レゾルバ140からの回転位置信号も入力ポー
トを介して入力されており、電子制御ユニット50から
は、整列ユニット回転モータ136への駆動信号や整列
棒142や層保持棒152のアクチュエータ143,1
44,153,154への駆動信号などが出力ポートを
介して出力されている。
【0044】次に、こうして構成された第2実施例の巻
線装置120の動作、特に素線12を巻き付ける際の素
線12の列替えについて説明する。図19は、電子制御
ユニット50により実行される素線12の巻き付け処理
ルーチンの一例を示すフローチャートである。この巻き
付け処理ルーチンは、第1実施例で説明した図5の巻き
付け処理ルーチンと同様に、巻枠24がスピンドル26
に取り付けられ、操作パネル62から素線12の太さや
形成するコイル16の巻回数などの情報が入力され、そ
の後、スタータスイッチ60が押されたときに実行され
る。
【0045】図19の巻き付け処理ルーチンが実行され
ると、CPU52は、まず、操作パネル62から入力さ
れた素線12やコイル16の情報を読み込み(ステップ
S200)、読み込んだ情報に基づいて初期設定を実行
する(ステップS202)。この初期設定などの処理
は、図5のルーチンのステップS102の処理と同一で
あり、素線12の幅や形成されるコイル16の形状,各
層の列数,層数などに基づいて整列棒32の各層におけ
る上下方向の位置や列替部の移動量,整列棒32やガイ
ドローラ40のピッチ幅などの値を設定する。初期設定
を行なうと、素線12の巻き付けを開始する(ステップ
S204)。
【0046】素線12の巻き付けを開始すると、CPU
52は、レゾルバ29により検出されるスピンドル26
の回転位置信号に基づいて巻枠24が第1の所定回転位
置まで回転するのを待ち(ステップS206)、巻枠2
4が第1の所定回転位置となったら、層替えか否かを判
定する(ステップS208)。層替えのときには、層替
え後の新たな整列棒142と層保持棒152の位置を設
定し(ステップS210)、層替えでないときには、層
保持棒152の位置の変更はせずに整列棒142の新た
な位置のみを設定する(ステップS212)。
【0047】整列棒142の新たな位置や層保持棒15
2の位置を設定すると、整列棒142の押さえ動作を開
始する処理を実行する(ステップS214)。いま、第
1層目の巻き付けが完了し第2層目に層替えするときを
考える。図20は巻枠24が第1の所定回転位置となっ
たときの巻枠24と整列棒142の様子を例示する説明
図であり、図21は図20に示した巻枠24のJ−J面
から見た際の巻枠24と整列棒142の様子を例示する
説明図である。図21に示すように、第1の所定回転位
置は、素線12が第1層目を完全に巻き付けを完了する
少し手前の位置として設定されている。整列棒142の
押さえ動作は、整列棒142の先端部が素線12の側部
に当接する位置に整列棒142を移動させる動作であ
る。この動作は、電子制御ユニット50からアクチュエ
ータ143,144へ駆動信号を出力することにより行
なう。なお、この整列棒142の位置は、前述したステ
ップS210の処理により設定される。即ち、ステップ
S210やS212の処理では、ステップS200の処
理により入力したコイル16などの情報と素線12を何
回転巻き付けたかの情報とにより、現在の素線12の巻
き付け位置を第m層第n列のように持ち、この情報に基
づいて列替部の位置を判定し、整列棒142の位置を設
定するのである。
【0048】整列棒142の押さえ動作を開始すると、
整列ユニット130を巻枠24の回転に同期させて回転
させる動作を開始する処理を実行する(ステップS21
6)。この処理は、電子制御ユニット50から整列ユニ
ット回転モータ136に駆動信号を出力することにより
行なう。こうして整列ユニット130を巻枠24の回転
に同期させて行なうと、整列棒142も巻枠24と同期
して回転するから、回転座標系で考えれば、整列棒14
2は、図21に示す位置で保持することになる。
【0049】次に、巻枠24が第2の所定回転位置にな
るのを待って(ステップS218)、ガイドローラ40
の振り動作の処理を実行する(ステップS220)。図
22は巻枠24が第2の所定回転位置となったときの巻
枠24と整列棒142の様子を例示する説明図であり、
図23は図22に示した巻枠24のK−K面から見た際
の巻枠24と整列棒142とガイドローラ40の様子を
例示する説明図である。図示するように、第2の所定回
転位置は、第1の所定回転位置から若干の角度回転した
位置として設定されている。ガイドローラ40の振り動
作は、図5のルーチンのステップS118で説明した動
作と同様であり、整列棒142が列を替える外側から素
線12に当接しているから、素線12がガイドローラ4
0の振りによりずれることはない。
【0050】このガイドローラ40の振り動作に引き続
いて、層保持棒152の押さえ動作を開始する処理を実
行する(ステップS222)。図24は層保持棒152
の押さえ動作を開始したときの巻枠24と整列棒142
と層保持棒152の様子を例示する説明図であり、図2
5は図24に示した巻枠24のL−L面から見た際の巻
枠24と整列棒142と層保持棒152とガイドローラ
40の様子を例示する説明図である。層保持棒152の
押さえ動作は、ガイドローラ40の振り動作に引き続い
て行なわれるから、巻枠24の回転位置はガイドローラ
40の振り動作とほぼ同じ位置で行なわれ、新たな層の
開始端の素線12の側部に層保持棒152の先端部が当
接する位置に層保持棒152を移動させる動作として行
なわれる。この動作は、具体的には、電子制御ユニット
50から層保持棒152のアクチュエータ153,15
4へ駆動信号を出力することにより行なう。いま、ピラ
ミッド型のコイル16を巻き付ける際の第1層目から第
2層目への層替えの動作を考えているから、層保持棒1
52は、ガイドローラ40の振り動作により素線幅だけ
巻枠24の端部から内側に位置している素線12の側部
を押さえる位置に配置される。なお、層保持棒152
は、層替えでないときは、即ち第2層の2列目などを巻
き付けるときにも、図26に例示するように、巻き付け
られる層の開始端(図25と同一の位置)の位置に配置
される。層替えのときにステップS210で層保持棒1
52の位置を設定し、層替えでないときにはステップS
212で層保持棒152の位置を設定しないのは、層保
持棒152の位置は、素線12を巻き付ける層が同じと
きには、同じ位置になるからである。
【0051】そして、巻枠24が第3の所定回転位置に
なるのを待って(ステップS224)、ガイドローラ4
0の戻し動作の処理を実行して(ステップS226)、
素線12に「S」字状の列替部を形成する。図27は、
巻枠24が第3の所定回転位置となったときの巻枠24
と整列棒142と層保持棒152とガイドローラ40の
動作の様子を例示する説明図である。このガイドローラ
40の戻し動作では、巻枠24に巻き付けられた素線1
2に層の開始端方向の力が作用するが、層の開始端が層
保持棒152により押さえられて保持されているから、
巻き付けられた素線12が崩れることはない。
【0052】次に、巻枠24が第4所定回転位置になる
のを待って(ステップS228)、整列棒142による
素線12の当接と層保持棒152による層の押さえ保持
を解除する整列棒142と層保持棒152の戻し動作を
行なうと共に(ステップS230)、巻枠24と同期し
て回転していた整列ユニット130を、巻枠24が第1
の所定回転位置となったときに再び整列棒142の押さ
え動作が可能なように、元の位置まで戻す動作を実行す
る(ステップS232)。図28は巻枠24が第4の所
定回転位置となったときの巻枠24と整列棒142と層
保持棒152の様子を例示する説明図である。図示する
ように、第4の所定回転位置は、第3の所定回転位置か
ら約30度回転する位置として設定されている。この回
転位置で、アクチュエータ143,153により整列棒
142と層保持棒152は巻枠24から引き上げられ
る。
【0053】整列棒142や層保持棒152の戻し動作
の処理が終了すると、素線12の巻き付けの終了を判定
し(ステップS234)、まだ終了していないときには
ステップS206の処理に戻って巻き付けを続行し、巻
き付けの終了を判定すると、巻枠24を終了位置まで回
転させてスピンドルモータ28を停止させると共に巻き
付けの終了をディスプレイ64に表示する処理などの終
了処理を実行して(ステップS236)、本ルーチンを
終了する。
【0054】以上、巻枠24に第2層目の第1列を巻き
付ける様子および第2列目以降を巻き付ける様子につい
て説明した。第3層目以降の巻き付けでも、ステップS
210やS212で整列棒142や層保持棒152の位
置が設定され、同様に整列棒142の押さえ動作や層保
持棒152の押さえ動作の処理が行なわれて、素線12
の巻き付けが行なわれる。なお、ピラミッド型のコイル
16を巻き付けるときには、第3層目や第5層目の開始
端は巻枠24に当接するから、層保持棒152の押さえ
動作は実行されない。
【0055】以上説明した第2実施例の巻線装置120
によれば、巻き付けの途中で部品交換することなく所望
の形状のコイル16を迅速に巻き付けることができる。
しかも、ガイドローラ40の戻し動作の際に層保持棒1
52が層の開始端を押さえ保持しているから、列替部を
形成する際に素線12が崩れることがない。第2実施例
の巻線装置120では、この他、第1実施例の巻線装置
20が備える効果、例えば、「S」字状の列替部を形成
することができる効果や、これにより規則正しく整列さ
せることができる効果、密に巻回されたコイル16を製
造できる効果、電動機や発電機の性能を向上させること
ができる効果、整列ユニット130をこのユニットを備
えない巻線装置に取り付けることができる効果なども同
様に奏することができる。
【0056】第1実施例の巻線装置20や第2実施例の
巻線装置120では、圧延ローラ36,38により素線
12を平角素線としたが、圧延ローラ36,38を備え
ないものとしてもよい。この場合、素線12に所定の張
力を与える必要があるが、所定の張力は素線ボビン10
やガイドローラ40により与えるものとしてもよい。
【0057】第1実施例の巻線装置20や第2実施例の
巻線装置120では、ガイドローラ40がローラ軸42
と共に巻枠24の回転軸方向に移動可能なものとした
が、ガイドローラ40だけが移動可能なものとしてもよ
く、素線12に初期設定で定められる角度を与えること
ができればよいから、巻枠24の回転軸方向に移動せ
ず、円弧を描いて移動するものとしてもよい。
【0058】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である巻線装置20の構成
の概略を示す構成図である。
【図2】 図1に例示する巻線装置20をB−B面から
見た概略構成図である。
【図3】 図1に例示する巻線装置20のC−C面から
見た概略構成図である。
【図4】 電子制御ユニット50を中心に巻線装置20
の電気信号の概略を例示するブロック図である。
【図5】 電子制御ユニット50により実行される素線
12の巻き付け処理ルーチンの一例を示すフローチャー
トである。
【図6】 巻枠24が第1の所定回転位置となったとき
の巻枠24のコア25と整列棒32の様子を例示する説
明図である。
【図7】 図6に示した巻枠24のD−D面から見た際
の整列棒32の様子を例示する説明図である。
【図8】 巻枠24が第2の所定回転位置となったとき
の巻枠24のコア25と整列棒32の様子を例示する説
明図である。
【図9】 図8に示した巻枠24のE−E面から見た際
の巻枠24と整列棒32とガイドローラ40の様子を例
示する説明図である。
【図10】 巻枠24が第4の所定回転位置となったと
きの巻枠24のコア25と整列棒32の様子を例示する
説明図である。
【図11】 整列棒32の戻し動作の処理を終了した後
の巻枠24のコア25と整列棒32の様子を例示する説
明図である。
【図12】 整列棒32による素線12の列替部を形成
する動作を説明する説明図である。
【図13】 図12に示した巻枠24のG−G面から見
た際の巻枠24と整列棒32の様子を例示する説明図で
ある。
【図14】 巻枠24が第4の所定回転位置となったと
きの巻枠24のコア25と整列棒32の様子を例示する
説明図である。
【図15】 整列棒32の戻し動作の処理を終了した後
の巻枠24のコア25と整列棒32の様子を例示する説
明図である。
【図16】 本発明の第2実施例の巻線装置120の構
成の概略を示す構成図である。
【図17】 図16のH−H面から見た第2実施例の巻
線装置120の構成の概略を示す構成図である。
【図18】 第2実施例の巻線装置120が備える電子
制御ユニット50を中心に巻線装置120の電気信号の
概略を例示するブロック図である。
【図19】 第2実施例の巻線装置120が備える電子
制御ユニット50により実行される素線12の巻き付け
処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図20】 巻枠24が第1の所定回転位置となったと
きの巻枠24と整列棒142の様子を例示する説明図で
ある。
【図21】 図20に示した巻枠24のJ−J面から見
た際の巻枠24と整列棒142の様子を例示する説明図
である。
【図22】 巻枠24が第2の所定回転位置となったと
きの巻枠24と整列棒142の様子を例示する説明図で
ある。
【図23】 図22に示した巻枠24のK−K面から見
た際の巻枠24と整列棒142とガイドローラ40の様
子を例示する説明図である。
【図24】 層保持棒152の押さえ動作を開始したと
きの巻枠24と整列棒142と層保持棒152の様子を
例示する説明図である。
【図25】 図24に示した巻枠24のL−L面から見
た際の巻枠24と整列棒142と層保持棒152とガイ
ドローラ40の様子を例示する説明図である。
【図26】 第2列目を巻き付ける際の巻枠24と整列
棒142と層保持棒152の様子を例示する説明図であ
る。
【図27】 巻枠24が第3の所定回転位置となったと
きの巻枠24と整列棒142と層保持棒152とガイド
ローラ40の動作の様子を例示する説明図である。
【図28】 巻枠24が第4の所定回転位置となったと
きの巻枠24と整列棒142と層保持棒152の様子を
例示する説明図である。
【符号の説明】
10 素線ボビン、12 素線、16 コイル、20
第1実施例の巻線装置、22 据え付け台、24 巻
枠、25 コア、26 スピンドル、28 スピンドル
モータ、29 レゾルバ、30 整列ユニット、32
整列棒、34 アクチュエータ、36,38 圧延ロー
ラ、40 ガイドローラ、42 ローラ軸、44 アク
チュエータ、50 電子制御ユニット、52 CPU、
54 ROM、56 RAM、60 スタータスイッ
チ、62 操作パネル、64 ディスプレイ、120
第2実施例の巻線装置、130 整列ユニット、132
支持部、134 回転台座、135 軸受け、136
整列ユニット回転モータ、138 回転軸、140
レゾルバ、142 整列棒、143,144,153,
154 アクチュエータ、152 層保持棒。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素線を巻き付けてコイルを作成する巻線
    装置であって、 回転により前記素線が巻き付けられる巻枠と、 該巻枠の回転軸の方向に移動可能で、前記素線を支持す
    ると共に該素線に所定の張力を作用させる素線支持手段
    と、 前記素線が前記巻枠への巻き付けに伴い列を替えると
    き、該素線に当接すると共に前記素線支持手段により該
    素線に作用された前記所定の張力を利用して該素線に列
    替部を形成する列替部形成手段とを備える巻線装置。
  2. 【請求項2】 前記列替部形成手段は、前記素線と当接
    する部位が前記巻枠近傍の所定範囲の空間内で移動可能
    な手段である請求項1記載の巻線装置。
  3. 【請求項3】 前記列替部形成手段は、少なくとも前記
    素線と当接する部位が鉛直方向に配置された棒状に形成
    されてなる請求項1または2記載の巻線装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載の巻線装
    置であって、 前記巻枠の回転位置を検出する回転位置検出手段と、 該検出された前記巻枠の回転位置に基づいて前記素線支
    持手段と前記列替部形成手段とを駆動制御する制御手段
    とを備える巻線装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記回転位置検出手段
    により検出された前記巻枠の回転位置が前記素線が列を
    替える位置となったとき、巻き付けにより整列している
    該素線を押さえる方向に前記列替部形成手段が該素線に
    当接するよう該列替部形成手段を駆動制御すると共に、
    前記巻枠の回転軸に対して前記素線が列を変更する方向
    に一旦所定角度をなした後に略90度の角度に戻るよう
    前記素線支持手段を駆動制御する手段である請求項4記
    載の巻線装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記素線支持手段の駆
    動制御の後、前記列替部形成手段が前記素線に当接した
    状態で該素線の列替部の端部まで移動するよう該列替部
    形成手段を駆動制御する手段である請求項5記載の巻線
    装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記列替部形成手段により前
    記列替部が形成されるとき、該列替部が形成される前記
    素線の層の巻き付け開始端における列替部を保持する列
    替部保持手段を備える請求項1記載の巻線装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の巻線装置であって、 前記列替部形成手段は、前記素線に当接する棒状の素線
    当接部を有し、 前記列替部保持手段は、前記巻き付け開始端に当接する
    棒状の開始端当接部を有し、 前記列替部形成手段と前記列替部保持手段は、前記巻枠
    の回転軸を中心に所定の回転角をもって配置されてなる
    巻線装置。
  9. 【請求項9】 前記列替部形成手段と前記列替部保持手
    段とを支持し、該列替部形成手段と該列替部保持手段と
    を前記巻枠の回転軸と同一の軸を中心として回転駆動可
    能な支持回転手段を備える請求項8記載の巻線装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の巻線装置であって、 前記巻枠の回転位置を検出する回転位置検出手段と、 該検出された前記巻枠の回転位置に基づいて前記素線支
    持手段と前記列替部形成手段と前記列替部保持手段と前
    記支持回転手段とを駆動制御する制御手段とを備える巻
    線装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記回転位置検出手
    段により検出された前記巻枠の回転位置が前記素線が列
    を替える位置となったとき、巻き付けにより整列してい
    る該素線を押さえる方向に前記素線当接部が該素線に当
    接するよう前記列替部形成手段を駆動制御すると共に前
    記開始端当接部が前記巻き付け開始端に当接するよう前
    記列替部保持手段を駆動制御し、前記巻枠の回転軸に対
    して前記素線が列を変更する方向に一旦所定角度をなし
    た後に略90度の角度に戻る列替動作をするよう前記素
    線支持手段を駆動制御する手段である請求項10記載の
    巻線装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、少なくとも前記素線
    支持手段が前記所定の角度をなした後に略90度の角度
    に戻る際に前記開始端当接部が前記巻き付け開始端に当
    接するよう前記列替部保持手段を駆動制御する手段であ
    る請求項11記載の巻線装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、前記素線支持手段の
    前記列替動作の間、前記列替部形成手段と前記列替部保
    持手段とが前記巻枠の回転軸と同一の軸を中心として該
    巻枠の回転に同期して回転するよう前記支持回転手段を
    駆動制御する手段である請求項11または12記載の巻
    線装置。
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