JP2001086711A - 集中巻コイル巻線装置 - Google Patents
集中巻コイル巻線装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 分割した巻枠を用いることなく三次元形状の
集中巻コイルを製造すると共に巻き付けられる素線の損
傷を防止する。 【解決手段】 回転軸が軸方向および軸に垂直な方向に
移動可能な一体の略矩形の巻枠24と、素線22の巻枠
24への巻き付け動作に連動して素線22をガイドする
4つのローラ32〜38を有するガイド装置30とを備
える。巻枠24の一対の長辺または一対の短辺のいずれ
かに素線22を巻き付けるときには、第2ローラ34と
第3ローラ36とをその間隔を開いて巻枠24の両端に
位置するように移動し、その後、素線22が第1ローラ
32と第4ローラ38とによりガイドされた状態で所定
の曲率を描くように巻枠24や各ローラ32〜38を移
動させる。こうした動作により、三次元形状の集中巻コ
イルを成形する。
集中巻コイルを製造すると共に巻き付けられる素線の損
傷を防止する。 【解決手段】 回転軸が軸方向および軸に垂直な方向に
移動可能な一体の略矩形の巻枠24と、素線22の巻枠
24への巻き付け動作に連動して素線22をガイドする
4つのローラ32〜38を有するガイド装置30とを備
える。巻枠24の一対の長辺または一対の短辺のいずれ
かに素線22を巻き付けるときには、第2ローラ34と
第3ローラ36とをその間隔を開いて巻枠24の両端に
位置するように移動し、その後、素線22が第1ローラ
32と第4ローラ38とによりガイドされた状態で所定
の曲率を描くように巻枠24や各ローラ32〜38を移
動させる。こうした動作により、三次元形状の集中巻コ
イルを成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集中巻コイル巻線
装置に関し、詳しくは、三次元形状の集中巻コイルを製
造する集中巻コイル巻線装置に関する。
装置に関し、詳しくは、三次元形状の集中巻コイルを製
造する集中巻コイル巻線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の集中巻コイル巻線装置と
しては、素線を巻枠に倣わせて巻き付けるものが提案さ
れている(例えば、特開平9−322491号公報な
ど)。この装置では、巻枠は凹型部材と凸型部材とから
構成されており、素線を巻枠の凹型部材と凸型部材との
隙間に巻き付けることにより三次元形状の集中巻コイル
を形成している。
しては、素線を巻枠に倣わせて巻き付けるものが提案さ
れている(例えば、特開平9−322491号公報な
ど)。この装置では、巻枠は凹型部材と凸型部材とから
構成されており、素線を巻枠の凹型部材と凸型部材との
隙間に巻き付けることにより三次元形状の集中巻コイル
を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た集中巻コイル巻線装置では、巻き付けられる素線に傷
が生じる場合がある。この装置では、前述したように、
素線は凹型部材と凸型部材との隙間に巻き付けられる
が、素線をガイドする部材がないから、部材の縁に当接
して傷を生じることがある。また、この装置では、巻き
付けたコイルを巻枠から取り外す際には、巻枠を分割さ
せる必要があり、その作業性が低下してしまう。
た集中巻コイル巻線装置では、巻き付けられる素線に傷
が生じる場合がある。この装置では、前述したように、
素線は凹型部材と凸型部材との隙間に巻き付けられる
が、素線をガイドする部材がないから、部材の縁に当接
して傷を生じることがある。また、この装置では、巻き
付けたコイルを巻枠から取り外す際には、巻枠を分割さ
せる必要があり、その作業性が低下してしまう。
【0004】本発明の集中巻コイル巻線装置は、分割し
た巻枠を用いることなく三次元形状の集中巻コイルを製
造することによる生産性の向上を目的の一つとする。ま
た、本発明の集中巻コイル巻線装置は、巻き付けられる
素線の損傷を防止することを目的の一つとする。
た巻枠を用いることなく三次元形状の集中巻コイルを製
造することによる生産性の向上を目的の一つとする。ま
た、本発明の集中巻コイル巻線装置は、巻き付けられる
素線の損傷を防止することを目的の一つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の集中巻コイル巻線装置は、上述の目的の少なくと
も一部を達成するために以下の手段を採った。
発明の集中巻コイル巻線装置は、上述の目的の少なくと
も一部を達成するために以下の手段を採った。
【0006】本発明の集中巻コイル巻線装置は、三次元
形状の集中巻コイルを製造する集中巻コイル巻線装置で
あって、巻線動作に伴って回転軸を三次元に水平移動可
能な巻枠と、該巻枠の巻線動作に連動して、該巻枠に巻
き付けられる素線に一部が当接すると共に該巻枠の周回
上の所定範囲の前記素線に所定の曲率が生じるよう該素
線をガイドするガイド手段とを備えることを要旨とす
る。
形状の集中巻コイルを製造する集中巻コイル巻線装置で
あって、巻線動作に伴って回転軸を三次元に水平移動可
能な巻枠と、該巻枠の巻線動作に連動して、該巻枠に巻
き付けられる素線に一部が当接すると共に該巻枠の周回
上の所定範囲の前記素線に所定の曲率が生じるよう該素
線をガイドするガイド手段とを備えることを要旨とす
る。
【0007】この本発明の集中巻コイル巻線装置では、
巻線動作に伴って回転軸を三次元に水平移動する巻枠の
この動作に連動して、巻枠に巻き付けられる素線に一部
が当接するガイド手段が、巻枠の周回上の所定範囲の素
線に所定の曲率が生じるよう素線をガイドする。
巻線動作に伴って回転軸を三次元に水平移動する巻枠の
この動作に連動して、巻枠に巻き付けられる素線に一部
が当接するガイド手段が、巻枠の周回上の所定範囲の素
線に所定の曲率が生じるよう素線をガイドする。
【0008】こうした本発明の集中巻コイル巻線装置に
よれば、周回上の所定範囲に所定の曲率を有する三次元
形状の集中巻コイルを製造することができる。しかも、
ガイド手段が素線を常にガイドするから、素線に損傷が
生じるのを防止することができる。また、製造されるコ
イルの周回上の所定範囲に所定の曲率を形成するから、
巻枠を分割せずにコイルを巻枠から取り外すことができ
る。この結果、コイルの取り外しの際に巻枠を分割する
タイプの装置に比して、作業性、即ち生産性を向上させ
ることができる。
よれば、周回上の所定範囲に所定の曲率を有する三次元
形状の集中巻コイルを製造することができる。しかも、
ガイド手段が素線を常にガイドするから、素線に損傷が
生じるのを防止することができる。また、製造されるコ
イルの周回上の所定範囲に所定の曲率を形成するから、
巻枠を分割せずにコイルを巻枠から取り外すことができ
る。この結果、コイルの取り外しの際に巻枠を分割する
タイプの装置に比して、作業性、即ち生産性を向上させ
ることができる。
【0009】本発明の集中巻コイル巻線装置において、
前記ガイド手段は、前記巻枠の回転軸に垂直な回転軸を
有し前記巻き付けられる素線または素線が巻き付けられ
ている層をガイドする第1ローラと、該第1ローラと平
行な回転軸を有し該第1ローラが巻き付けられる素線を
ガイドするときには該素線が巻き付けられている層をガ
イドし該第1ローラが素線が巻き付けられている層をガ
イドするときには巻き付けられる素線をガイドする一対
の第2ローラとを備える手段であるものとすることもで
きる。この態様の本発明の集中巻コイル巻線装置におい
て、前記第1のローラは、前記所定範囲に前記素線を巻
き付けるとき、前記巻枠の巻線動作に伴って該第1ロー
ラの回転軸が前記所定の曲率で移動するよう該回転軸を
移動させる第1回転軸移動手段を備え、前記一対の第2
ローラは、前記所定範囲に前記素線を巻き付けるとき、
該一対のローラの回転軸の間隔が該所定範囲の両端に一
致するよう該回転軸を移動させる第2回転軸移動手段を
備えるものとすることもできる。こうすれば、第1ロー
ラと一対の第2ローラにより、素線をガイドしながら容
易に周回上の所定範囲に所定の曲率を設けることができ
る。
前記ガイド手段は、前記巻枠の回転軸に垂直な回転軸を
有し前記巻き付けられる素線または素線が巻き付けられ
ている層をガイドする第1ローラと、該第1ローラと平
行な回転軸を有し該第1ローラが巻き付けられる素線を
ガイドするときには該素線が巻き付けられている層をガ
イドし該第1ローラが素線が巻き付けられている層をガ
イドするときには巻き付けられる素線をガイドする一対
の第2ローラとを備える手段であるものとすることもで
きる。この態様の本発明の集中巻コイル巻線装置におい
て、前記第1のローラは、前記所定範囲に前記素線を巻
き付けるとき、前記巻枠の巻線動作に伴って該第1ロー
ラの回転軸が前記所定の曲率で移動するよう該回転軸を
移動させる第1回転軸移動手段を備え、前記一対の第2
ローラは、前記所定範囲に前記素線を巻き付けるとき、
該一対のローラの回転軸の間隔が該所定範囲の両端に一
致するよう該回転軸を移動させる第2回転軸移動手段を
備えるものとすることもできる。こうすれば、第1ロー
ラと一対の第2ローラにより、素線をガイドしながら容
易に周回上の所定範囲に所定の曲率を設けることができ
る。
【0010】また、本発明の集中巻コイル巻線装置にお
いて、前記ガイド手段は、前記巻枠の回転軸と平行な回
転軸を有し、前記巻き付けられる素線に当接して該素線
をガイドする第3ローラを備えるものとすることもでき
る。こうすれば、巻き付けられる素線のガイド性を向上
させることができる。
いて、前記ガイド手段は、前記巻枠の回転軸と平行な回
転軸を有し、前記巻き付けられる素線に当接して該素線
をガイドする第3ローラを備えるものとすることもでき
る。こうすれば、巻き付けられる素線のガイド性を向上
させることができる。
【0011】さらに、本発明の集中巻コイル巻線装置に
おいて、前記巻枠は回転軸に対する断面が略矩形形状に
形成されており、前記所定範囲は前記巻枠の前記略矩形
形状における対向する一対の長辺または対向する一対の
短辺の少なくとも一方の一対の辺であるものとすること
もできる。こうすれば、略矩形形状でその一対の長辺ま
たは一対の短辺の少なくとも一方の一対の辺に所定の曲
率を有する集中巻コイルを成型することができる。
おいて、前記巻枠は回転軸に対する断面が略矩形形状に
形成されており、前記所定範囲は前記巻枠の前記略矩形
形状における対向する一対の長辺または対向する一対の
短辺の少なくとも一方の一対の辺であるものとすること
もできる。こうすれば、略矩形形状でその一対の長辺ま
たは一対の短辺の少なくとも一方の一対の辺に所定の曲
率を有する集中巻コイルを成型することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は本発明の一実施例である集
中巻コイル巻線装置20の巻枠24とガイド装置30と
の関係を斜視図的に例示する構成図であり、図2は実施
例の集中巻コイル巻線装置20の構成を模式的に例示す
る模式図である。実施例の集中巻コイル巻線装置20
は、図示するように、素線22が巻き付けられる巻枠2
4と、巻枠24に素線22が巻き付けられる際に巻枠2
4の回転駆動に伴って所定の動作をしながら素線22を
ガイドするガイド装置30と、集中巻コイル巻線装置2
0全体をコントロールする電子制御ユニット40とを備
える。
例を用いて説明する。図1は本発明の一実施例である集
中巻コイル巻線装置20の巻枠24とガイド装置30と
の関係を斜視図的に例示する構成図であり、図2は実施
例の集中巻コイル巻線装置20の構成を模式的に例示す
る模式図である。実施例の集中巻コイル巻線装置20
は、図示するように、素線22が巻き付けられる巻枠2
4と、巻枠24に素線22が巻き付けられる際に巻枠2
4の回転駆動に伴って所定の動作をしながら素線22を
ガイドするガイド装置30と、集中巻コイル巻線装置2
0全体をコントロールする電子制御ユニット40とを備
える。
【0013】巻枠24には、巻枠24を回転駆動(図1
中のΘ方向の駆動)すると共にその回転軸を回転軸方向
(図1中Z方向)および回転軸と垂直な方向(図1中X
Y方向)に水平移動可能に軸支する巻枠アクチュエータ
26が取り付けられている。この巻枠アクチュエータ2
6は、制御信号ラインによって電子制御ユニット40に
接続されており、電子制御ユニット40による駆動制御
を受ける。また、巻枠24の回転軸には、その回転角を
検出する回転角センサ28が取り付けられている。
中のΘ方向の駆動)すると共にその回転軸を回転軸方向
(図1中Z方向)および回転軸と垂直な方向(図1中X
Y方向)に水平移動可能に軸支する巻枠アクチュエータ
26が取り付けられている。この巻枠アクチュエータ2
6は、制御信号ラインによって電子制御ユニット40に
接続されており、電子制御ユニット40による駆動制御
を受ける。また、巻枠24の回転軸には、その回転角を
検出する回転角センサ28が取り付けられている。
【0014】ガイド装置30は、図1に示すように、巻
枠24の回転軸に垂直な回転軸を有し巻き付けられる素
線22または巻き付けられた素線22をガイドする3つ
のローラ32,34,36と、巻枠24の回転軸と平行
な回転軸を有し巻き付けられる素線22をガイドするロ
ーラ38とを備える。第1ローラ32の回転軸は、図1
中のZ方向に平行移動可能に第1アクチュエータ33に
軸支されており、第2ローラ34および第3ローラ36
の回転軸は、図1中X方向およびZ方向に平行移動可能
に第2アクチュエータ35および第3アクチュエータ3
7にそれぞれ軸支されている。また、第4ローラ38の
回転軸は、第1ローラ32の動作と連動して動作するよ
う、即ち、図1中Z方向に平行移動可能に第4アクチュ
エータ39に軸支されている。これら第1〜第4アクチ
ュエータ33,35,37,39は、それぞれ制御信号
ラインによって電子制御ユニット40に接続されてお
り、電子制御ユニット40による駆動制御を受ける。な
お、実施例では、巻枠アクチュエータ26や第1〜第4
アクチュエータ33,35,37,39の回転部分とし
てサーボモータを用いている。
枠24の回転軸に垂直な回転軸を有し巻き付けられる素
線22または巻き付けられた素線22をガイドする3つ
のローラ32,34,36と、巻枠24の回転軸と平行
な回転軸を有し巻き付けられる素線22をガイドするロ
ーラ38とを備える。第1ローラ32の回転軸は、図1
中のZ方向に平行移動可能に第1アクチュエータ33に
軸支されており、第2ローラ34および第3ローラ36
の回転軸は、図1中X方向およびZ方向に平行移動可能
に第2アクチュエータ35および第3アクチュエータ3
7にそれぞれ軸支されている。また、第4ローラ38の
回転軸は、第1ローラ32の動作と連動して動作するよ
う、即ち、図1中Z方向に平行移動可能に第4アクチュ
エータ39に軸支されている。これら第1〜第4アクチ
ュエータ33,35,37,39は、それぞれ制御信号
ラインによって電子制御ユニット40に接続されてお
り、電子制御ユニット40による駆動制御を受ける。な
お、実施例では、巻枠アクチュエータ26や第1〜第4
アクチュエータ33,35,37,39の回転部分とし
てサーボモータを用いている。
【0015】電子制御ユニット40は、CPU42を中
心として構成されたマイクロプロセッサとして構成され
ており、処理プログラムを記憶したROM44と、一時
的にデータを記憶するRAM46と、入出力ポート(図
示せず)とを備える。この電子制御ユニット40には、
回転角センサ28からの巻枠24の回転角が入力ポート
を介して入力されており、電子制御ユニット40から
は、巻枠アクチュエータ26や第1〜第4アクチュエー
タ33,35,37,39などに駆動信号が出力ポート
を介して出力されている。
心として構成されたマイクロプロセッサとして構成され
ており、処理プログラムを記憶したROM44と、一時
的にデータを記憶するRAM46と、入出力ポート(図
示せず)とを備える。この電子制御ユニット40には、
回転角センサ28からの巻枠24の回転角が入力ポート
を介して入力されており、電子制御ユニット40から
は、巻枠アクチュエータ26や第1〜第4アクチュエー
タ33,35,37,39などに駆動信号が出力ポート
を介して出力されている。
【0016】次に、こうして構成された実施例の集中巻
コイル巻線装置20の動作について説明する。図3は、
巻枠24が180度回転するまでの各部の動作の様子を
模式的に示す説明図である。図3(a)は、巻枠24の
一対の長辺の一方に素線22が巻き付けられた状態であ
る。この状態では、第3ローラ36は、第1ローラ32
と整合した位置、即ち巻枠24に巻き付けられた素線2
2を挟んで対峙する位置にある。通常、第1ローラ32
と第3ローラ36と第4ローラ38は、この状態を保持
しながら巻枠24に素線22を巻き付ける。なお、第2
ローラ34は、第3ローラ36から離れた(第2ローラ
34と第3ローラ36のローラ間の距離が巻枠24に巻
き付いているコイルの外径以上となる)位置で動作する
よう制御されている。
コイル巻線装置20の動作について説明する。図3は、
巻枠24が180度回転するまでの各部の動作の様子を
模式的に示す説明図である。図3(a)は、巻枠24の
一対の長辺の一方に素線22が巻き付けられた状態であ
る。この状態では、第3ローラ36は、第1ローラ32
と整合した位置、即ち巻枠24に巻き付けられた素線2
2を挟んで対峙する位置にある。通常、第1ローラ32
と第3ローラ36と第4ローラ38は、この状態を保持
しながら巻枠24に素線22を巻き付ける。なお、第2
ローラ34は、第3ローラ36から離れた(第2ローラ
34と第3ローラ36のローラ間の距離が巻枠24に巻
き付いているコイルの外径以上となる)位置で動作する
よう制御されている。
【0017】この図3(a)の状態になると、電子制御
ユニット40は、巻枠24の回転軸が第1ローラ32の
中央を中心として図3(a)〜(c)において反時計周
りに90度回転するよう巻枠アクチュエータ26を駆動
制御する。そしてラジアル成形処理を行なって図3
(d)の状態とする。
ユニット40は、巻枠24の回転軸が第1ローラ32の
中央を中心として図3(a)〜(c)において反時計周
りに90度回転するよう巻枠アクチュエータ26を駆動
制御する。そしてラジアル成形処理を行なって図3
(d)の状態とする。
【0018】ラジアル成形処理は、図4に例示するラジ
アル成形処理ルーチンにより行なわれる。このルーチン
は、素線22の巻き付け開始と同時に繰り返し実行され
る。このルーチンでは、電子制御ユニット40は、巻枠
24の回転角が第1または第2の所定角度になったか否
かを判定する(ステップS100)。ここで、第1また
は第2の回転角は、実施例では、図3(c)の状態の回
転角とこの状態と180度異なる回転角である。なお、
巻枠24の回転角は回転角センサ28によって検出され
るものを用いている。
アル成形処理ルーチンにより行なわれる。このルーチン
は、素線22の巻き付け開始と同時に繰り返し実行され
る。このルーチンでは、電子制御ユニット40は、巻枠
24の回転角が第1または第2の所定角度になったか否
かを判定する(ステップS100)。ここで、第1また
は第2の回転角は、実施例では、図3(c)の状態の回
転角とこの状態と180度異なる回転角である。なお、
巻枠24の回転角は回転角センサ28によって検出され
るものを用いている。
【0019】巻枠24の回転角が第1または第2の所定
角度になると、即ち図3(c)の状態になると、第2ロ
ーラ34の中心と第3ローラ36の中心が図3(c)の
巻枠24の左の辺の両端に位置するよう第2アクチュエ
ータ35と第3ローラ36を駆動制御する(ステップS
102)。この状態では、第1ローラ32と第3ローラ
36とが巻き付けられた素線22を挟んで対峙するよう
になる。次に、素線22が所定の曲率の弧を描くよう巻
き付けるラジアル成形処理を行なう(ステップS10
4)。図5は、このラジアル成形処理における各部の動
作を示す説明図である。このラジアル成形処理は、図示
するように第2ローラ34と第3ローラ36とが巻枠2
4に対して同じ位置を保持するよう巻枠24と第2ロー
ラ34と第3ローラ36とを水平に移動させると共に第
1ローラ32と第4ローラ38とを素線22が所定の曲
率で弧を描くよう移動させることにより行なわれる。こ
のラジアル成形処理が終了した状態が図3(d)であ
る。
角度になると、即ち図3(c)の状態になると、第2ロ
ーラ34の中心と第3ローラ36の中心が図3(c)の
巻枠24の左の辺の両端に位置するよう第2アクチュエ
ータ35と第3ローラ36を駆動制御する(ステップS
102)。この状態では、第1ローラ32と第3ローラ
36とが巻き付けられた素線22を挟んで対峙するよう
になる。次に、素線22が所定の曲率の弧を描くよう巻
き付けるラジアル成形処理を行なう(ステップS10
4)。図5は、このラジアル成形処理における各部の動
作を示す説明図である。このラジアル成形処理は、図示
するように第2ローラ34と第3ローラ36とが巻枠2
4に対して同じ位置を保持するよう巻枠24と第2ロー
ラ34と第3ローラ36とを水平に移動させると共に第
1ローラ32と第4ローラ38とを素線22が所定の曲
率で弧を描くよう移動させることにより行なわれる。こ
のラジアル成形処理が終了した状態が図3(d)であ
る。
【0020】そして、図3(d)の状態になると、電子
制御ユニット40は、巻枠24の回転軸が第1ローラ3
2の中央を中心として図3(d)〜(g)において反時
計周りに90度回転するよう巻枠アクチュエータ26を
駆動制御する(ステップS106)。巻枠24が回転し
ている途中、即ち成形部が第3ローラ36の動作軌道上
からずれた状態に至ったときに(ステップS108)、
第2ローラ34と第3ローラ36が図3(e)の状態を
経て図3(g)の状態となるよう第2アクチュエータ3
5と第3アクチュエータ37とを駆動制御して(ステッ
プS110)、本ルーチンを終了する。このラジアル成
形処理ルーチンが終了すると、巻枠24を図3(g)中
下方に移動させて図3(a)の状態とする。この状態
は、巻枠24において180度の巻線動作が終了しただ
けで360度の巻線動作を終了したわけではないが、巻
線動作は180度でもって完了し、これを繰り返すか
ら、360度の巻線動作を説明するには及ばない。な
お、実施例では、断面が矩形の巻枠24を用い、その一
対の短辺に素線22が所定の曲率をもって巻き付けられ
るようにしたが、一対の長辺に素線22が所定の曲率を
もって巻き付けられるようにしてもよく、或いは、一対
の長辺と一対の短辺のいずれにも所定の曲率をもって巻
き付けられるようにしてもよい。この際、曲率は成形す
る集中巻コイルに応じて設定するものとすることができ
る。
制御ユニット40は、巻枠24の回転軸が第1ローラ3
2の中央を中心として図3(d)〜(g)において反時
計周りに90度回転するよう巻枠アクチュエータ26を
駆動制御する(ステップS106)。巻枠24が回転し
ている途中、即ち成形部が第3ローラ36の動作軌道上
からずれた状態に至ったときに(ステップS108)、
第2ローラ34と第3ローラ36が図3(e)の状態を
経て図3(g)の状態となるよう第2アクチュエータ3
5と第3アクチュエータ37とを駆動制御して(ステッ
プS110)、本ルーチンを終了する。このラジアル成
形処理ルーチンが終了すると、巻枠24を図3(g)中
下方に移動させて図3(a)の状態とする。この状態
は、巻枠24において180度の巻線動作が終了しただ
けで360度の巻線動作を終了したわけではないが、巻
線動作は180度でもって完了し、これを繰り返すか
ら、360度の巻線動作を説明するには及ばない。な
お、実施例では、断面が矩形の巻枠24を用い、その一
対の短辺に素線22が所定の曲率をもって巻き付けられ
るようにしたが、一対の長辺に素線22が所定の曲率を
もって巻き付けられるようにしてもよく、或いは、一対
の長辺と一対の短辺のいずれにも所定の曲率をもって巻
き付けられるようにしてもよい。この際、曲率は成形す
る集中巻コイルに応じて設定するものとすることができ
る。
【0021】図6は、素線22が第1ローラ32に当接
しながら巻枠24に巻き付けられる際の動作を説明する
説明図であり、図7は、素線22が第2ローラ34や第
3ローラ36に当接しながら巻枠24に巻き付けられる
際の動作を説明する説明図である。図6に示すように、
素線22が第1ローラ32に当接しながら巻枠24に巻
き付けられるときには、巻線の方向は、図6(b)に示
すように図中上方向になる。このとき、第1ローラ32
と第4ローラ38は、ラジアル成形処理時以外は、図1
中Z方向への移動はせず、素線22が周回する毎に巻枠
24と第2ローラ34とがZ方向に素線22分だけ移動
する動作を行なう。逆に、素線22が第2ローラ34や
第3ローラ36に当接しながら巻枠24に巻き付けられ
るときには、図7に示すように、巻線の方向は、図7
(b)に示すように図中下方向になる。このとき、第2
ローラ34および第3ローラ36と第4ローラ38は、
ラジアル成形処理時以外は、図1中Z方向への移動はせ
ず、素線22が周回する毎に巻枠24と第1ローラ32
とがZ方向に素線22分だけ移動する動作を行なう。こ
のように動作させることにより、素線22を折り返し巻
き付けることができる。
しながら巻枠24に巻き付けられる際の動作を説明する
説明図であり、図7は、素線22が第2ローラ34や第
3ローラ36に当接しながら巻枠24に巻き付けられる
際の動作を説明する説明図である。図6に示すように、
素線22が第1ローラ32に当接しながら巻枠24に巻
き付けられるときには、巻線の方向は、図6(b)に示
すように図中上方向になる。このとき、第1ローラ32
と第4ローラ38は、ラジアル成形処理時以外は、図1
中Z方向への移動はせず、素線22が周回する毎に巻枠
24と第2ローラ34とがZ方向に素線22分だけ移動
する動作を行なう。逆に、素線22が第2ローラ34や
第3ローラ36に当接しながら巻枠24に巻き付けられ
るときには、図7に示すように、巻線の方向は、図7
(b)に示すように図中下方向になる。このとき、第2
ローラ34および第3ローラ36と第4ローラ38は、
ラジアル成形処理時以外は、図1中Z方向への移動はせ
ず、素線22が周回する毎に巻枠24と第1ローラ32
とがZ方向に素線22分だけ移動する動作を行なう。こ
のように動作させることにより、素線22を折り返し巻
き付けることができる。
【0022】こうして成形された集中巻コイル50は、
巻枠24の一対の短辺にラジアルが成形されているか
ら、このラジアルを撓ませることにより、巻枠24から
容易に取り外すことができる。図8に、巻枠24から集
中巻コイル50を取り外す様子を例示する。こうして形
成された集中巻コイル50は、図9に例示するように、
断面が矩形で、その一対の短辺に所定の曲率をもって巻
き付けられたものとなる。
巻枠24の一対の短辺にラジアルが成形されているか
ら、このラジアルを撓ませることにより、巻枠24から
容易に取り外すことができる。図8に、巻枠24から集
中巻コイル50を取り外す様子を例示する。こうして形
成された集中巻コイル50は、図9に例示するように、
断面が矩形で、その一対の短辺に所定の曲率をもって巻
き付けられたものとなる。
【0023】以上説明した実施例の集中巻コイル巻線装
置20によれば、三次元形状の集中巻コイル50を製造
することができる。しかも、ガイド装置30により常に
素線22を上下左右方向からガイドするから、整列性の
よい集中巻コイル50を成形することができる。また、
実施例の集中巻コイル巻線装置20によれば、双方向か
らの巻線が可能なので、素線22によるクロス線のない
占積率の高い集中巻コイル50を成形することができ
る。さらに、実施例の集中巻コイル巻線装置20によれ
ば、分割された部材を用いない一体の巻枠24を用いる
ことができ、成形された集中巻コイル50の取り外しも
容易に行なうことができる。この結果、巻線における作
業性、生産性を向上させることができる。
置20によれば、三次元形状の集中巻コイル50を製造
することができる。しかも、ガイド装置30により常に
素線22を上下左右方向からガイドするから、整列性の
よい集中巻コイル50を成形することができる。また、
実施例の集中巻コイル巻線装置20によれば、双方向か
らの巻線が可能なので、素線22によるクロス線のない
占積率の高い集中巻コイル50を成形することができ
る。さらに、実施例の集中巻コイル巻線装置20によれ
ば、分割された部材を用いない一体の巻枠24を用いる
ことができ、成形された集中巻コイル50の取り外しも
容易に行なうことができる。この結果、巻線における作
業性、生産性を向上させることができる。
【0024】また、実施例の集中巻コイル巻線装置20
によれば、素線22の巻き付けと成形とを同時に行なう
から、生産性を向上させることができる。あるいは、実
施例の集中巻コイル巻線装置20によれば、第1ローラ
32の上下方向(Z方向)の動作量や速度,第2ローラ
34と第3ローラ36との間隔を変化させて成形形状を
変えることができるから、素線22の巻き付け回転毎に
形状が変化しても対応することができる。加えて、実施
例の集中巻コイル巻線装置20によれば、ガイド装置3
0により素線22をガイドして巻き付けるから、成形力
を最小限にすることができると共に素線22の被覆に剥
離を生じるなどの損傷を防止することができる。また、
実施例の集中巻コイル巻線装置20によれば、素線22
の巻付けの際、素線22を上下左右のいずれの方向にも
移動させないから、比較的硬い素線や平角の素線を使用
して集中巻コイルを成形することができる。
によれば、素線22の巻き付けと成形とを同時に行なう
から、生産性を向上させることができる。あるいは、実
施例の集中巻コイル巻線装置20によれば、第1ローラ
32の上下方向(Z方向)の動作量や速度,第2ローラ
34と第3ローラ36との間隔を変化させて成形形状を
変えることができるから、素線22の巻き付け回転毎に
形状が変化しても対応することができる。加えて、実施
例の集中巻コイル巻線装置20によれば、ガイド装置3
0により素線22をガイドして巻き付けるから、成形力
を最小限にすることができると共に素線22の被覆に剥
離を生じるなどの損傷を防止することができる。また、
実施例の集中巻コイル巻線装置20によれば、素線22
の巻付けの際、素線22を上下左右のいずれの方向にも
移動させないから、比較的硬い素線や平角の素線を使用
して集中巻コイルを成形することができる。
【0025】実施例の集中巻コイル巻線装置20では、
回転軸に垂直な断面が略矩形の巻枠24を用いて集中巻
コイル50を成形したが、巻枠24の形状は如何なる形
状でも差し支えない。この場合、用いる巻枠の形状と成
形するコイルの形状とによって、巻枠やガイド装置の動
作を設定すればよい。こうすれば、形状の異なる巻枠を
用いて、形状の異なる集中巻コイルを成形することがで
きる。
回転軸に垂直な断面が略矩形の巻枠24を用いて集中巻
コイル50を成形したが、巻枠24の形状は如何なる形
状でも差し支えない。この場合、用いる巻枠の形状と成
形するコイルの形状とによって、巻枠やガイド装置の動
作を設定すればよい。こうすれば、形状の異なる巻枠を
用いて、形状の異なる集中巻コイルを成形することがで
きる。
【0026】実施例の集中巻コイル巻線装置20では、
ガイド装置30は、4つのローラにより構成したが、素
線22を傷つけることなくガイドできればよいから、ロ
ーラに限定されるものではない。また、実施例の集中巻
コイル巻線装置20では、第4ローラ38により側面か
ら素線22をガイドするものとしたが、第1ローラ32
や第2ローラ34の素線22に当接する部位が素線22
をホールドする形状である場合や素線22の張力により
素線22が巻枠24に押し付けられるように巻枠24や
第1ローラ32等を配置する場合などには、第4ローラ
38がない構成としても差し支えない。
ガイド装置30は、4つのローラにより構成したが、素
線22を傷つけることなくガイドできればよいから、ロ
ーラに限定されるものではない。また、実施例の集中巻
コイル巻線装置20では、第4ローラ38により側面か
ら素線22をガイドするものとしたが、第1ローラ32
や第2ローラ34の素線22に当接する部位が素線22
をホールドする形状である場合や素線22の張力により
素線22が巻枠24に押し付けられるように巻枠24や
第1ローラ32等を配置する場合などには、第4ローラ
38がない構成としても差し支えない。
【0027】実施例の集中巻コイル巻線装置20では、
第3ローラ36はラジアル成形処理の際に巻き付けられ
た素線22を支持するものであるから、ローラである必
要はなく、例えば押さえ棒等としても差し支えない。
第3ローラ36はラジアル成形処理の際に巻き付けられ
た素線22を支持するものであるから、ローラである必
要はなく、例えば押さえ棒等としても差し支えない。
【0028】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図1】 本発明の一実施例である集中巻コイル巻線装
置20の巻枠24とガイド装置30との関係を斜視図的
に例示する構成図である。
置20の巻枠24とガイド装置30との関係を斜視図的
に例示する構成図である。
【図2】 実施例の集中巻コイル巻線装置20の構成を
模式的に例示する模式図である。
模式的に例示する模式図である。
【図3】 巻枠24が180度回転するまでの各部の動
作の様子を模式的に示す説明図である。
作の様子を模式的に示す説明図である。
【図4】 実施例の電子制御ユニット40により実行さ
れるラジアル成形処理ルーチンの一例を示すフローチャ
ートである。
れるラジアル成形処理ルーチンの一例を示すフローチャ
ートである。
【図5】 ラジアル成形処理における各部の動作を示す
説明図である。
説明図である。
【図6】 素線22が第1ローラ32に当接しながら巻
枠24に巻き付けられる際の動作を説明する説明図であ
る。
枠24に巻き付けられる際の動作を説明する説明図であ
る。
【図7】 素線22が第2ローラ34や第3ローラ36
に当接しながら巻枠24に巻き付けられる際の動作を説
明する説明図である。
に当接しながら巻枠24に巻き付けられる際の動作を説
明する説明図である。
【図8】 巻枠24から集中巻コイル50を取り外す様
子を例示する説明図である。
子を例示する説明図である。
【図9】 集中巻コイル50の外観を例示する説明図で
ある。
ある。
20 集中巻コイル巻線装置、22 素線、24 巻
枠、26 巻枠アクチュエータ、28 回転角センサ、
30 ガイド装置、32 第1ローラ、33 第1アク
チュエータ、34 第2ローラ、35 第2アクチュエ
ータ、36 第3ローラ、37 第3アクチュエータ、
38 第4ローラ、39 第4アクチュエータ、40
電子制御ユニット、42 CPU、44 ROM、46
RAM、50 集中巻コイル。
枠、26 巻枠アクチュエータ、28 回転角センサ、
30 ガイド装置、32 第1ローラ、33 第1アク
チュエータ、34 第2ローラ、35 第2アクチュエ
ータ、36 第3ローラ、37 第3アクチュエータ、
38 第4ローラ、39 第4アクチュエータ、40
電子制御ユニット、42 CPU、44 ROM、46
RAM、50 集中巻コイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米多 等 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5H615 AA01 PP17 QQ02 QQ19 QQ25 QQ26 QQ27 SS10 SS57
Claims (5)
- 【請求項1】 三次元形状の集中巻コイルを製造する集
中巻コイル巻線装置であって、 巻線動作に伴って回転軸を三次元に水平移動可能な巻枠
と、 該巻枠の巻線動作に連動して、該巻枠に巻き付けられる
素線に一部が当接すると共に該巻枠の周回上の所定範囲
の前記素線に所定の曲率が生じるよう該素線をガイドす
るガイド手段とを備える集中巻コイル巻線装置。 - 【請求項2】 前記ガイド手段は、前記巻枠の回転軸に
垂直な回転軸を有し前記巻き付けられる素線または素線
が巻き付けられている層をガイドする第1ローラと、該
第1ローラと平行な回転軸を有し該第1ローラが巻き付
けられる素線をガイドするときには該素線が巻き付けら
れている層をガイドし該第1ローラが素線が巻き付けら
れている層をガイドするときには巻き付けられる素線を
ガイドする一対の第2ローラとを備える手段である請求
項1記載の集中巻コイル巻線装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の集中巻コイル巻線装置で
あって、 前記第1のローラは、前記所定範囲に前記素線を巻き付
けるとき、前記巻枠の巻線動作に伴って該第1のローラ
の回転軸が前記所定の曲率で移動するよう該回転軸を移
動させる第1回転軸移動手段を備え、 前記一対の第2ローラは、前記所定範囲に前記素線を巻
き付けるとき、該一対のローラの回転軸の間隔が該所定
範囲の両端に一致するよう該回転軸を移動させる第2回
転軸移動手段を備える集中巻コイル巻線装置。 - 【請求項4】 前記ガイド手段は、前記巻枠の回転軸と
平行な回転軸を有し、前記巻き付けられる素線に当接し
て該素線をガイドする第3ローラを備える請求項1ない
し3いずれか記載の集中巻コイル巻線装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか記載の集中巻
コイル巻線装置であって、 前記巻枠は、回転軸に対する断面が略矩形形状に形成さ
れており、 前記所定範囲は、前記巻枠の前記略矩形形状における対
向する一対の長辺または対向する一対の短辺の少なくと
も一方の一対の辺である集中巻コイル巻線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26289399A JP2001086711A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 集中巻コイル巻線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26289399A JP2001086711A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 集中巻コイル巻線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001086711A true JP2001086711A (ja) | 2001-03-30 |
Family
ID=17382088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26289399A Pending JP2001086711A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 集中巻コイル巻線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001086711A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008178168A (ja) * | 2007-01-16 | 2008-07-31 | Toshiba Corp | 回転電機のロータコイル曲げ装置及びコイル成形方法 |
WO2009115312A2 (en) | 2008-03-19 | 2009-09-24 | Atop S.P.A. | Apparatus and methods for winding supports for coils and single poles of cores of dynamo electric machines |
JP2009302245A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Nittoku Eng Co Ltd | エッジワイズコイルの巻線方法及び巻線装置 |
CN104285362A (zh) * | 2012-05-23 | 2015-01-14 | 丰田自动车株式会社 | 扁立线圈绕线方法以及绕线装置 |
US9467029B2 (en) | 2010-06-21 | 2016-10-11 | Atop S.P.A. | Apparatus and method for winding supports for coils and single poles of cores for dynamoelectric machines |
-
1999
- 1999-09-17 JP JP26289399A patent/JP2001086711A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008178168A (ja) * | 2007-01-16 | 2008-07-31 | Toshiba Corp | 回転電機のロータコイル曲げ装置及びコイル成形方法 |
WO2009115312A2 (en) | 2008-03-19 | 2009-09-24 | Atop S.P.A. | Apparatus and methods for winding supports for coils and single poles of cores of dynamo electric machines |
WO2009115312A3 (en) * | 2008-03-19 | 2009-12-23 | Atop S.P.A. | Apparatus and methods for winding supports for coils and single poles of cores of dynamo electric machines |
US9543813B2 (en) | 2008-03-19 | 2017-01-10 | Atop S.P.A. | Apparatus and methods for winding supports for coils and single poles of cores of dynamo electric machines |
JP2009302245A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Nittoku Eng Co Ltd | エッジワイズコイルの巻線方法及び巻線装置 |
US9467029B2 (en) | 2010-06-21 | 2016-10-11 | Atop S.P.A. | Apparatus and method for winding supports for coils and single poles of cores for dynamoelectric machines |
CN104285362A (zh) * | 2012-05-23 | 2015-01-14 | 丰田自动车株式会社 | 扁立线圈绕线方法以及绕线装置 |
US20150270763A1 (en) * | 2012-05-23 | 2015-09-24 | Nittoku Engineering Co., Ltd. | Method for winding edgewise coil and winding device |
US9762108B2 (en) * | 2012-05-23 | 2017-09-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method for winding edgewise coil and winding device |
CN104285362B (zh) * | 2012-05-23 | 2017-10-24 | 丰田自动车株式会社 | 扁立线圈绕线方法以及绕线装置 |
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