JP2009302245A - エッジワイズコイルの巻線方法及び巻線装置 - Google Patents

エッジワイズコイルの巻線方法及び巻線装置 Download PDF

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Abstract

【課題】巻終えたコイルの保持に好適なエッジワイズコイルの巻線方法及び巻線装置を提供する。
【解決手段】予め設定した長さ毎に送出される平角線3の折曲げ部分を折曲げ手段としてのメインクランプ11の支点部材とベンダ12とにより保持し、前記折曲げ手段に連なる平角線3の供給側を固定した状態で、ベンダ12を支点部材回りに回転させることにより保持した平角線3を折曲げて、エッジワイズコイル4を形成するエッジワイズコイルの巻線方法であり、前記形成されるエッジワイズコイル4の内周側若しくは外周側にコイルガイド31を係合させ、前記平角線3の送出し動作によるエッジワイズコイル4の移動に追従してコイルガイド31を移動させ、前記折曲げ動作に伴って回転しつつ移動するエッジワイズコイル4の移動に追従させてコイルガイド31を回転させつつ移動させるようにした。
【選択図】図7

Description

本発明は、平角線を縦巻きするエッジワイズコイルの巻線方法及び巻線装置に関し、特に、巻線されたコイルの暴れ(軸方向、径方向への振動)が生じないように工夫したエッジワイズコイルの巻線方法及び巻線装置に関するものである。
従来から被覆銅線をコイル状に巻回した場合における巻線空間の利用効率を向上させるため、矩形断面の平角線を順次折り曲げて(平角線を幅方向に巻線する)縦巻きしてエッジワイズコイルを形成するエッジワイズコイル巻線装置が提案されている(特許文献1参照)。
これは、所定長繰り出した平角線を、軸中心に回転する支点ローラと支点ローラの外周に設けたベンダとにより挟み、ベンダを支点ローラ回りに回動させて平角線を90度折曲げ、次いで平角線を所定長繰り出し、再びベンダを支点ローラ回りに回動させて平角線を90度折曲げる動作を繰返すことにより、順次、平角線を90度ずつ折り曲げて、エッジワイズコイルを製作するものである。
特開2007−74881号公報
ところで、上記したエッジワイズコイル巻線装置では、平角線を支点ローラとベンダとにより順次90度ずつ折曲げてエッジワイズコイルを巻線するものであるため、巻線されたコイルは、平角線の上記折り曲げの都度当該折り曲げ部を中心として90度ずつ回転され、平角線の繰出しの都度横移動される。
このため、高速に巻線しようとすると、巻線されたコイルが回転に伴い軸方向、径方向に振られて、コイルが暴れる現象を生じ、コイルの変形やコイル間の隙間が大きくなり、きれいに積層した巻線を製作するには巻線速度を下げる必要があった。特に巻線の終盤には、巻き上がったコイルが慣性のために、所定長さ送り時及び曲げの回転時に大きくふらついたり揺れたりして、巻線不能になる場合があり、この点からも、安定したコイル形状を保つためには巻線速度を下げる必要があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、巻終えたコイルの保持に好適なエッジワイズコイルの巻線方法及び巻線装置を提供することを目的とする。
本発明は、予め設定した長さ毎に送出される平角線の折曲げ部分を折曲げ手段の支点部材とベンダとにより保持し、前記折曲げ手段に連なる平角線の供給側を固定した状態で、ベンダを支点部材回りに回転させることにより保持した平角線を折曲げて、エッジワイズコイルを形成するエッジワイズコイルの巻線方法及び巻線装置であって、前記形成されるエッジワイズコイルの内周側若しくは外周側にコイルガイドを係合させ、前記平角線の送出し動作によるエッジワイズコイルの移動に追従してコイルガイドを移動させ、前記折曲げ動作に伴って回転しつつ移動するエッジワイズコイルの移動に追従させてコイルガイドを回転させつつ移動させることを特徴とする。
したがって、本発明では、形成されるエッジワイズコイルの内周側若しくは外周側にコイルガイドを係合させ、前記平角線の送出し動作によるエッジワイズコイルの移動に追従してコイルガイドを移動させ、前記折曲げ動作に伴って回転しつつ移動するエッジワイズコイルの移動に追従させてコイルガイドを回転させつつ移動させるため、巻線されるエッジワイズコイルと同様の動きをするコイルガイドによりエッジワイズコイルの振れを規制し、コイル形状を維持して、巻線時におけるコイルの暴れを防止できる。また、巻終えたエッジワイズコイルを、順次コイルガイドで規制しながら下方に巻落すので、新たに巻線されたコイルがコイルガイドにより規制され、軸方向、径方向に振動して巻線されたコイル形状が変形されることがない。
以下、本発明におけるエッジワイズコイル(以下では、単に「コイル」という場合もある)を形成するエッジワイズコイルの巻線方法および巻線装置を一実施形態に基づいて説明する。図1は、本発明を適用したエッジワイズコイルの巻線装置の斜視図である。
図1において、エッジワイズコイルの巻線装置1は、平角線3をメインクランプ11とベンダ12とにより保持して所定の角度、例えば、90度に折曲げる折曲げユニット10と、折曲げユニット10により順次折曲げられることにより枠状に巻かれ、折曲げユニット10の折曲げ動作に伴って平面内で姿勢変化する枠状の平角線3を保持するコイルガイドユニット30と、を備える。
また、折曲げユニット10に平角線3を送出す上流側に、折曲げユニット10に送出した平角線3をクランプして、折曲げユニット10の折曲げ動作による下流側へ引出されを防止する押えユニット70と、折曲げユニット10による巻線に対応してエッジワイズコイル4の各辺の寸法に見合った所定長ずつ折曲げユニット10へ平角線3を送出し作動する送りユニット50と、を備える。
また、エッジワイズコイルの巻線装置1は、スプール81から繰り出される平角線3を幅方向から複数のガイドローラ82により交互に平角線3を挟んで幅方向に矯正する横ストレーナ部83及び平角線3の厚さ方向から複数のガイドローラ84により交互に挟んで厚さ方向に矯正する縦ストレーナ部85からなる矯正ユニット80を備え、歪み取りされた平角線3を前記送りユニット50に送出すようにしている。前記各ユニット10,30,50,70,80は、基台としてのテーブル2に取付けられる。
前記平角線3は、前記スプールから矯正ユニット80、送りユニット50、押えユニット70を経由して折曲げユニット10に送出され、折曲げユニット10によりエッジワイズコイル4に巻線され、巻線されたエッジワイズコイル4をコイルガイドユニット30により保持するようにしている。ここで、スプールから折曲げユニット10への平角線3に沿った方向をY軸方向とし、この平角線3に直角な平面方向をX軸方向とし、これらに直交する上下方向をZ軸方向とする。
<送りユニット50>
前記送りユニット50はテーブル2の側面に下端が固定された縦板51に配置され、Y軸方向に配置した複数のガイド55により往復移動可能に配置され且つ折曲げユニット10へ向かっての前進移動時に平角線3に厚さ方向から係合する送りクランプ52と、送りクランプ52を往復移動させる送り駆動機構53と、前記送り駆動機構53による送りクランプ52の前進移動時に送りクランプ52を平角線3に係合作動させ、送りクランプ52の後退作動時に平角線3への係合作動を解除する送りクランプ作動手段54を備える。
前記送りクランプ52は、複数のガイド55によりY軸方向に一体となって往復移動可能な上板56と下板57を備え、これら上下板56,57は平角線3を上下方向から挟んで案内する。上板56には、図2に示すように、上下方向移動可能に保持されて平角線3の上面に接触する係合片58と、係合片58との間にスプリング59を介して上下方向移動可能に配置された押圧片60と、押圧片60に回転可能に保持されたローラ61と、を備える。ローラ61の一部は上板56の上面から突出させて配置され、この状態では平角線3と係合片58とは軽く接触し、送りクランプ52による平角線3への拘束を解除している。前記送りクランプ作動手段54によりローラ61が下方へ押込まれると、押圧片60が下降されスプリング59を介して係合片58を下方に付勢して、下板57との間で平角線3を挟圧することにより、送りクランプ52を平角線3へ係合保持させる。
前記送りクランプ作動手段54は、縦板51上に昇降可能に配置された上下板62と、上下板62をカムローラ63により下降させる送りクランプモータ64と、を備える。前記上下板62は下降時送りクランプ52のローラ61に係合してローラ61を下方へ押込むY軸方向のレール65を備え、上方にはカムローラ63に接触するローラ66を備える。そして、送りクランプ52の前進移動時に、送りクランプモータ64によりカムローラ63を介して上下板62を下降させて、レール65により送りクランプ52のローラ61を押下げて送りクランプ52を平角線3に係合させ、送りクランプ52の後退移動時に、送りクランプモータ64によりカムローラ63を介して上下板62を上昇させて、レール65を送りクランプ52のローラ61から離脱させて送りクランプ52の平角線3への係合を解除させる。
前記送り駆動手段53は、縦板51上にY軸方向に配置されて送りクランプ52の上板56に累合するボールねじ67と、ボールねじ67を回転駆動する送り駆動モータ68と、を備える。送り駆動手段53は、平角線3を送出す場合には、平角線3に係合した状態の送りクランプ52をボールねじ67により折曲げユニット10に向かって、エッジワイズコイル4の各辺の寸法に見合った所定長だけ初期位置から前進させ、引き続く折曲げユニット10による折曲げ動作と連動する押えユニット70作動時に、平角線3への係合を解除した状態の送りクランプ52を初期位置に後退させる。平角線3は、前記送り駆動機構53による送りクランプ52の前進作動時に送出しされ、送りクランプ52の後退作動時には送りクランプ52のみが後退する。
なお、前記送りクランプ作動手段54は、送りクランプモータ64により作動するカム機構(63)により上下板62を昇降させるものについて説明したが、上下板62をエアシリンダ等により昇降させるようにしてもよく、また、その他の方法で上下板を昇降させるものであってもよい。
また、前記送りユニット50として、図示しないが、例えば、平角線3の上下面に夫々ローラ面が接する一対のローラを駆動モータ等により駆動して、平角線3を送出すものであってもよい。
<押えユニット70>
前記押えユニット70は、折曲げユニット10による平角線の曲げ時に平角線が曲げの力によって引き出されることを防止するものであり、前記縦板51上に配置された平角線3を下方から支える枠体71と、枠体71内で昇降可能に配置された押え板72と、押え板72を下降させるカム73と、カム73を回転させるモータ74と、を備える。平角線3が折曲げユニット10により90度曲げられる場合に、平角線3の巻線方向に大きな引張力が作用し、この力により平角線3が巻線方向に引き出されてしまうと、エッジワイズコイル4の各辺の長さがばらつきコイル形状が乱れることになる。したがって、押えユニット70は、折曲げユニット10による平角線3の90度折曲げ時に、モータ74によりカム73を介して押え板72を下降させて枠体71との間で平角線3を挟圧して、巻線方向に引出されないようにする。
<折曲げユニット10>
前記折曲げユニット10は、前記送りユニット50及び押えユニット70が配置された縦板51に隣接させて、同様にテーブル2の側面に下端が固定された縦板13からテーブル2上に延設された上下の棚板14に保持され、棚板14から下方のテーブル2に向かって突出した位置にメインクランプ11とベンダ12とを備える。
前記下側の棚板14には、図3に示すように、テーブルに向かって突出させて円筒部14Aを備え、この円筒部14Aの内部に前記ベンダ12を構成する円筒部材15を、複数(図示例では上下に配置した2個)の軸受け15Aにより軸方向移動を拘束した状態で回転自在に支持して備える。また、円筒部材15の内部に前記メインクランプ11を構成する円筒部材17を、複数(図示例では上下に配置した2個)の軸受け15Bにより軸方向移動を拘束した状態で回転自在に支持して備える。なお、後述するように、円柱部材16及び円筒部材17の回転は阻止されている。
前記メインクランプ11は、図3,4に示すように、前記円筒部材17と、円筒部材17にスプライン嵌合等を介して収容されて円筒部材17と一体となって回転可能であり且つ軸方向には独立して移動可能な円柱部材16と、を備える。
前記円柱部材16の下端は、円筒部材17の下端より突出して露出し、その下端には平角線3を下方から支持するフランジ18が一体に形成されている。前記フランジ18の上面と円筒部材17の下端面とで、平角線3の上下面を拘束する隙間が形成され、この隙間に平角線3を収容し、露出する円柱部材16を折曲げ時の支点部材とするメインクランプ11を構成している。前記支点部材を形成する円柱部材16の半径は、後述するコイルガイド31の角部に形成される部分円弧の曲率半径と一致させて形成している。
<メインクランプ作動機構>
前記円柱部材16の上端は、連結手段21を介して昇降可能な枠体22に連結され、枠体22にはローラ23が回転可能に支持されると共に、ローラ23には棚板14に固定されたメインクランプモータ24により回転駆動されるカム25が係合している。前記連結手段21は、円柱部材16と枠体22とを連結して一体となって昇降可能であり、枠体22の回転が阻止されていることにより円柱部材16及び円柱部材16にスプライン嵌合している円筒部材17の回転も阻止された状態としている。前記連結手段21、枠体22、ローラ23、カム25及びメインクランプモータ24は、メインクランプ作動機構20を構成する。
そして、平角線3の折曲げ時には、前記メインクランプ作動機構20のメインクランプモータ24によりカム25を回転させてローラ23を上昇させ、一体となっている枠体22を引上げ、連結手段21を介して円柱部材16を引上げ、メインクランプ11である下端のフランジ18上面と円筒部材17の下端面との間で平角線3を挟み付けるクランプ位置に位置される。このように折曲げ時に平角線3を上下から挟み付けて押圧することにより、平角線3の折曲げ時のふくらみを防止する。フランジ18上面と円筒部材17の下端との隙間の間隔は、円筒部材17の下端部に配置され隙間に差込まれたスペース板19により、その最小寸法が設定される。
また、メインクランプ作動機構20のメインクランプモータ24を回転させてカム25によりローラ23を下降させると、一体となって枠体22が下降され、連結手段21を介して円柱部材16が下降され、下端のフランジ18上面と円筒部材17の下端面との間隔が拡大され、平角線3に対するメインクランプ11の拘束を解除し、クランプ開放位置に位置される。
なお、メインクランプ作動機構20として、上述したカム機構(22〜25)を用いることなく、例えば、エアシリンダ等により、フランジ18(円柱部材16)を引上げるようにしてもよく、また、その他の方法でフランジ18(円柱部材16)を昇降させるものであってもよい。
<ベンダ12 収容部 折曲げモータ>
前記円筒部材15の下端には、平角線3のメインクランプ11の隙間に保持された側とは反対側の外周側面に接する上下片12Aと、上下片12Aの上下端から円筒部材17及びフランジ18に向かって内周側に突出する突出片12Bと、を備えるコ字状のベンダ12が固定されている。平角線3は、メインクランプ11側においては、上下面がフランジ18上面及び円筒部材17の下端面によりガイドされると共に、その側面が支点部材を構成する円柱部材16の外周によりガイドされ、ベンダ12側においては、ベンダ12の上下片12Aと突出片12Bとにより側面および上下面がガイドされる。前記フランジ18上面と、支点部材を構成する円柱部材16の外周と、円筒部材17の下端面と、ベンダ12の上下片12A及び突出片12Bとは、平角線3をガイドし且つ折曲げる平角線3の収容部を形成する。
また、前記円筒部材15の上端には、歯車27が固定され、棚板14に固定された折曲げモータ28のスピンドルに固定された歯車29が噛合されている。折曲げモータ28は、噛合っている歯車27,29を介して円筒部材15を初期位置から90度回転させて、収容部に保持している平角線3を90度折曲げし、再び円筒部材15を90度回転させて初期位置に戻すよう作動する。
<コイルガイドユニット30>
前記コイルガイドユニット30は、前記折曲げユニット10により順次折曲げられることにより枠状に巻かれるエッジワイズコイル4を保持するコイルガイド31と、折曲げユニット10の折曲げ動作に伴って平面内で姿勢変化する枠状の平角線3に対応してコイルガイド31を回転させるコイルガイド回転機構32を備えるコイルガイド受け台33と、コイルガイド31の回転に伴ってコイルガイド受け台33のテーブル2上の平面位置を変化させるXY移動テーブル34と、を備える。
前記コイルガイド31は、図5,6に示すように、前記コイルガイド受け台33に軸受けによりZ軸回りに回転可能に配置された前記コイルガイド回転機構32を構成する大傘歯車35の軸部に内蔵された保持ケース36内に下部が収容されて抜け止されると共に、保持ケース36から上部に露出する部分は、巻線された平角線3によるエッジワイズコイル4の内周形状にほぼ等しい外周形状に形成されている。コイルガイド31の四角部は部分円弧状に形成され、その曲率半径は前記折曲げユニット10の支点部材を形成する円柱部材16の半径と一致させて形成している。
<コイルガイド収縮機構>
前記コイルガイド31は、長手方向の分割面により中央から2分割されると共に、分割面間に挿入したスプリング37により互いに離間するよう付勢されることで、保持ケース36の内面に押付けられて拡張状態となっている。保持ケース36内のコイルガイド31は、長手方向の両側面が下方に移るに連れて保持ケース36内面から離間する下窄まりの一対の斜面38Aに形成され、この一対の斜面38Aには保持ケース36内で昇降可能に設けたストッパ39に設けた上拡がりの一対の斜面38Bが係合している。
前記ストッパ39は、前記大傘歯車35の軸部を貫通して下方に延びる軸39Aを一体に備え、軸39Aの下端にはスラストベアリング40を介して、コイルガイド受け台33に固定したモータ41により上下動するスライダ41に連結されている。即ち、モータ41はボールナット42を回転駆動して、ボールナット42にねじ込まれたボールねじ43を昇降させ、ボールねじ43に連結されたスライダ41を昇降させるよう構成している。前記ストッパ39、軸39A、スラストベアリング40、スライダ41、ボールナット42、ボールねじ43、モータ41は、コイルガイド収縮機構44を構成する。したがって、コイルガイド収縮機構44のモータ41によりスライダ41を上昇させると、軸39Aが上昇してストッパ39が上昇され、斜面38A,38B同士の係合により、2分割されたコイルガイド31が拡張状態からその幅寸法を縮小可能となっている。
前記コイルガイド31は、後述するように、コイルガイド31の周囲に巻線された平角線3を保持し、上述したように、コイルガイド収縮機構44により幅寸法が縮むことにより、巻線されたコイルがコイルガイド31上の下方位置に落下され、巻線が進むに連れ、順次縮んでいくことにより、台形形状のコイルが積層されて巻線される。
<コイルガイド回転機構32>
前記コイルガイド回転機構32を構成する大傘歯車35はコイルガイド受け台33内に内蔵され、コイルガイド受け台33の側面にY軸(若しくはX軸)回りに回転可能に配置され、コイルガイド回転モータ45により回転される小傘歯車46と噛合っている。したがって、小歯車46をコイルガイド回転モータ45により回転させることにより、大傘歯車35をZ軸回りに回転させ、コイルガイド31をZ軸回りに回転させるよう機能する。
<XY移動テーブル>
前記XY移動テーブル34は、テーブル2上に固定した枠体34Aを貫通させてY軸方向に配置したボールねじ47AをY軸モータ47Bにより回転させることによりY軸スライダ47Cに沿ってY軸方向に移動するY軸テーブル47Dと、前記Y軸テーブル47D上において、X軸方向に配置したボールねじ48AをX軸モータ48Bにより回転させることによりX軸スライダ48Cに沿ってX軸方向に移動するX軸テーブル48Dと、を備える。前記X軸テーブル48D上に前記コイルガイド受け台33が固定されている。
図7はコイルガイド31のXY平面内での移動状態を示したものであり、エッジワイズコイル4の長辺に対する平角線3の折曲げ時には、コイルガイド31はその中心位置をP1に位置させて実線図示に位置し、エッジワイズコイル4の長辺の折曲げに連れて、その中心位置をP1からP2に向けて移動させつつZ軸回りに回転されてその中心位置をP2として波線図示に移動する。そして、エッジワイズコイル4の短辺の折曲げに対してはコイルガイド31の位置をP2からY軸方向に移動させたP3に位置させてエッジワイズコイル4の短辺の折曲げが開始される。
次いで、エッジワイズコイル4の短辺に対する平角線3の折曲げ時には、コイルガイド31はその中心位置をP3に位置させて破線図示に位置し、エッジワイズコイル4の短辺の折曲げに連れて、その中心位置をP3からP4に向けて移動させつつZ軸回りに回転されてその中心位置をP4として波線図示に移動する。そして、エッジワイズコイル4の長辺の折曲げに対してはコイルガイド31の位置をP4からY軸方向に移動させたP1に位置させてエッジワイズコイル4の長辺の折曲げが開始される。
以上の動作が繰返されることにより、折曲げユニット10により折曲げて形成されるエッジワイズコイル4をコイルガイド31により保持させるよう作動する。上記したP1からP2への移動時、および、P3からP4への移動時には、図示された直線上の移動されるのではなく、後述するように、インボリュート曲線による移動軌跡を伴って移動される。
以上の構成のエッジワイズコイルの巻線装置の動作について以下に説明する。
まず、スプール81から平角線3を引き出し、横方向及び縦方向のストレーナ83,85、送りユニット50の上板56と下板57の間を通し、押えユニット70の枠体71を通過させて、折曲げユニット10に案内する。
折曲げユニット10では、メインクランプ11のフランジ18上面と、支点部材を構成する円柱部材16の外周と、円筒部材17の下端面と、ベンダ12の上下片12A及び突出片12Bと、で構成した平角線3の収容部の開口方向を、Y軸方向に向け、メインクランプ作動機構20によりメインクランプ11のフランジ18が下降されて、平角線3の収容部を開いたクランプ開放状態としている。そして、平角線3の先端を、メインクランプ11のフランジ18と円筒部材17との隙間に挿入するとともに、外周方向からコ字状のベンダ12により平角線3を位置決めして、前記平角線3の収容部に平角線3の先端を収容させる。
次に、送りユニット50の送りクランプモータ64を回転させて、カム63の凸部を上下板62のローラ66に当接させて上下板62を下降させ、上下板62のレール65を送りクランプ52の上板56から突出している回転可能なローラ61に当接させてローラ61を下降させ、係合片58と下板57とで平角線3を固定クランプする。
そして、送り駆動モータ68によりボールねじ67を回転駆動して、上板56と下板57で構成された送りクランプ52を前進移動させ、平角線3を所定長さだけ送り出す。平角線3は、折曲げユニット10の収容部より更に先端側に突出される。
そして、押えユニット70のモータ74を作動させて押え板72を下降させて平角線3をクランプすると共に、送りユニット50の送りクランプモータ64を回転させて、カム63の凹部を上下板62のローラ66に当接させて上下板62を上昇させ、上下板62のレール65を送りクランプ52のローラ61より離間させてローラ61を上昇させ、係合片58への押圧力を解除して平角線3へのクランプを開放させ、次いで、送り駆動モータ68によりボールねじ67を回転駆動して、上板56と下板57で構成された送りクランプ52を後退移動させて初期位置に復帰させる。この場合に、平角線3は停止した状態を維持する。
次に、コイルガイド31をXY移動テーブル34により移動させ且つコイルガイド回転機構32により回転させて、図8に示すように、収容部より先に突出された平角線3に対してその側面がXY平面上で接触するよう位置させる(なお、平角線3とコイルガイド31とはZ軸方向には離間している)と共に、コイルガイド31の角部(部分円弧となっている)を円柱部材16で形成する支点部材よりY軸方向へ所定距離Aだけ離間させて位置させる。このY軸方向への所定距離Aは、平角線3が前記支点部材(コイルガイド31の部分的に円弧状となっている角部)に巻付く(平角線3の中央部の)長さ寸法により設定する。従って、この長さ寸法は、前記支点部材の表面への巻付き長さ(角部の部分円弧の長さ)と平角線3の幅寸法に応じて変化される。
この状態で、折曲げユニット10のメインクランプ作動機構20を作動させてメインクランプ11のフランジ18を上昇させて、平角線3の収容部を上下方向に狭めてクランプ状態とし、図9に示すように、折曲げモータ28を回転させて円筒部材15を90度回転させ、ベンダ12を支点部材(回転が阻止されているメインクランプ11)回りに90度回転させて、平角線3を90度折曲げる。
これと並行して、コイルガイド回転機構32のコイルガイド回転モータ45によりコイルガイド31を同様にZ軸回りに回転させると共に、XY移動テーブル34によりコイルガイド31の中心を前記支点部材に対して90度だけ巻付くインボリュート曲線の軌跡を持ってXY方向に移動させて、XY平面上でコイルガイド31の側面に折曲げされる平角線3が、XY平面上から見て、ほぼ当接状態を保つように移動させる。
前記平角線3の90度折曲げの際、平角線3にはベンダ12との摩擦力により平角線3を引出そうとするテンションが加わるが、押えユニット70により平角線3は保持されているため、平角線3の折曲げ時に引出されることがなく、コイル形状が不安定になることはない。
また、前記平角線3の90度折曲げの際、曲げの内周側では平角線3は収縮するので、強く押圧しないと膨らんでしまうが、折曲げユニット10のメインクランプ11を、メインクランプ作動機構20を駆動させてクランプ位置として、平角線3に上下方向から押圧力をかけて、平角線3が寸法以上に膨らむのを防止している。
次いで、折曲げユニット10のメインクランプ作動機構20を作動させてメインクランプ11のフランジ18を下降させて、平角線3の収容部を上下方向に拡げてクランプ開放状態とし、図10に示すように、折曲げモータ28により円筒部材15を90度反転させ、ベンダ12を支点部材回りに90度回転させて、元の位置に戻す。
図11は前記平角線3の折曲げ時におけるコイルガイド31の移動軌跡を示すものである。平角線3の折曲げを開始前のコイルガイド31は、実線で示され、メインクランプ11の支点部材である円柱部材16に沿って延びる平角線3に対して長辺を接触させるよう位置してその中心がP1に位置する。また、平角線3の折曲げ後のコイルガイド31は、破線で示され、折曲げられた平角線3(破線)に対して長辺を接触させるよう位置してその中心がP2に位置する。そして、コイルガイド31の中心位置は、XY移動テーブル34によりP1から鎖線で示す移動軌跡を持ってP2に移動されると共に実線図示状態から波線図示状態に向かってコイルガイド31回転機構により回転される。前記鎖線で示す移動軌跡は、支点部材の表面に加えて平角線3の曲げに対する中立面(折曲げ時に圧縮力も引張り力も作用しない面)までの厚さを加えた仮想の折曲げ半径に対して、平角線3を90度だけ巻付けるインボリュート曲線の軌跡を持っている。
次いで、エッジワイズコイル4を形成するための次の折曲げ動作が開始される。即ち、押えユニット70のモータ74を作動させて押え板72を上昇させて平角線3のクランプを解除する。
そして、送りユニット50の送りクランプモータ64を回転させて、カム63の凸部を上下板62のローラ66に当接させて上下板62を下降させ、上下板62のレール65を送りクランプ52の上板56から突出している回転可能なローラ61に当接させてローラ61を下降させ、係合片58と下板57とで平角線3を固定クランプする。そして、送り駆動モータ68によりボールねじ67を回転駆動して、上板56と下板57で構成された送りクランプ52を前進移動させ、平角線3を所定長さだけ送り出す。そして、押えユニット70のモータ74を作動させて押え板72を下降させて平角線3をクランプすると共に、前記したように、平角線3を開放させた状態で送りユニット50を初期状態に復帰させる。
前記平角線3は、図12に示すように、折曲げユニット10の収容部より更に先端側に所定長だけ突出される。また、前記平角線3の送りに同期して、コイルガイド31も、平角線3の側面にほぼ接した状態を保つようY軸方向に移動される。前記所定長とは、エッジワイズコイル4の直線部の長さと、90度曲げ時のコイル長さ(中心軸に巻き付けられる前記した長さA)を足したものとなる。
そして、再び、メインクランプ作動機構20によりメインクランプ11をクランプ状態として平角線3を上下方向から挟圧して、再び、ベンダ12を軸中心に回転させるとともに、コイルガイド31を同様にZ軸中心に回転させるとともに、コイルガイド31の側面に平角線3がほぼ当接状態を保つように、XY方向に移動させる(図13)。
次いで、折曲げユニット10のメインクランプ作動機構20を作動させてメインクランプ11のフランジ18を下降させて、平角線3の収容部を上下方向に拡げてクランプ開放状態とし、折曲げモータ28により円筒部材15を90度反転させ、ベンダ12を支点部材回りに90度回転させて、元の位置に戻す(図14)。
引き続き、図15,16に示すように、エッジワイズコイル4の直線部においては、メインクランプ11による平角線3の押圧を解除すると共に、送りクランプ52により平角線3を所定長さ繰り出し、エッジワイズコイル4の曲げ部においては、メインクランプ11で平角線3を押圧して、曲げ時の平角線3の膨らみを防止して、巻線を継続することにより、エッジワイズコイル4を製作することができる。
また、コイルガイド31を絶えず巻線される平角線3および巻線されたエッジワイズコイル4にほぼ当接させて巻線することにより、エッジワイズコイル4の振れを規制し、高速に巻線する場合でも、巻かれたエッジワイズコイル4が軸方向(上下方向)や径方向(外周方向)に移動して暴れるのを防止することができる。
なお、上記実施形態において、メインクランプ11が回転しないものについて説明したが、上端の連結手段21を回転を許容するスラスト軸受けにより構成すると共に、メインクランプ11を構成する円筒部材17を円筒部材15に、軸受け15Bを介在させることなく一体化させ、円筒部材15と円筒部材17とが一体回転するようにしてもよい。また、メインクランプ11を構成する円筒部材17と円筒部材15との間の軸受け15Bを介在させた状態で、上端の連結手段21を回転を許容するスラスト軸受けにより構成し、円筒部材15と円筒部材17(円柱部材16)とが夫々互いに拘束されずに自由に回転するようにしてもよい。
<台形コイル>
また、上記したコイルガイド31は、台形のエッジワイズコイル4を巻線する場合に、コイルの一巻き毎に、コイルガイド収縮機構44により2分割したコイルガイド31を縮小させて、コイルガイド31上の下方位置に巻き落とすものであるので、連続して台形巻きが可能であり、かつ巻き線されたコイルはコイルガイド31に規制され高速移動時にも安定して、軸方向(上下方向)や径方向(外周方向)にコイルガイド31と共に移動してコイル自体が暴れることがない。
なお、この場合には、1巻き毎に、コイルガイド31の外周形状が小さくなっていくので、メインクランプ11の回転中心軸である円柱部材16とコイルガイド31との距離、及び、90度折曲げ時のコイルガイド31の移動軌跡であるインボリュート曲線形状は、絶えず変化していくため、その移動軌跡を設定するプログラムは複雑なものになるが、基本的には、1巻き毎に所定数値に変更を加えることにより実現可能である。
なお、上記実施形態において、コイルガイド31として、台形のエッジワイズコイル4を巻線するものについて説明したが、例えば、外径が巻初めと巻き終りで寸法が同一のエッジワイズコイル4であれば、図17,18に示すように、コイルガイド31の周囲に平角線3により巻付けられるエッジワイズコイル4の巻初めの端部を受けるとともに、1巻き毎に、下方に移動するコイル受け90を設ける構造としてもよい。このコイルガイド31においては、長手方向の分割部により分割してもしなくてもよい。このようにコイルの一巻き毎に、下方に移動させるコイル受け90を設けるようにすると、巻き終わったコイルが、コイルガイド31に規制されて、高速移動時にも安定して、軸方向(上下方向)や径方向(外周方向)に移動して暴れることがない。
また、実際には、最初の数ターンの巻線ではコイルの重量も軽く、高速に巻線しても、コイルが暴れることはないので、特に下方に移動させるコイル受け90を設けない、図19,20に示す構造であっても、コイルガイド31とコイルの内周にわずかな隙間が生じるような形状で巻線するように折曲げユニット10の動作プログラムを組めば、数ターン後に、コイルは重量で、コイルガイド31に収容されるため、その後高速に巻線がなされても、コイルはコイルガイド31に規制されコイルが暴れることがない。
また、コイルガイド31はコイルを内周から規制するのではなく、外周あるいは両方から規制するものであってもよく、折曲げユニット10との位置関係は上下反対、即ち、コイルガイド31は、ベンダ12の下方に位置させているが、これを逆にして、コイルガイド31をベンダ12の上方に位置させ、ベンダ12を下方に配置してもよい。
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
(ア)予め設定した長さ毎に送出される平角線3の折曲げ部分を折曲げ手段としてのメインクランプ11の支点部材とベンダ12とにより保持し、前記折曲げ手段に連なる平角線3の供給側を固定した状態で、ベンダ12を支点部材回りに回転させることにより保持した平角線3を折曲げて、エッジワイズコイル4を形成するエッジワイズコイルの巻線方法であり、前記形成されるエッジワイズコイル4の内周側若しくは外周側にコイルガイド31を係合させ、前記平角線3の送出し動作によるエッジワイズコイル4の移動に追従してコイルガイド31を移動させ、前記折曲げ動作に伴って回転しつつ移動するエッジワイズコイル4の移動に追従させてコイルガイド31を回転させつつ移動させる。このため、巻線されるエッジワイズコイル4と同様の動きをするコイルガイド31によりエッジワイズコイル4の振れを規制し、コイル形状を維持して、巻線時におけるコイルの暴れを防止できる。また、巻終えたエッジワイズコイル4を、順次コイルガイド31で規制しながら下方に巻落すので、新たに巻線されたコイルがコイルガイド31により規制され、軸方向、径方向に振動して巻線されたコイル形状が変形されることがない。
(イ)平角線3の折曲げ動作に伴うエッジワイズコイル4の移動に追従させるコイルガイド31の移動は、前記支点部材の外径に対するインボリュート曲線を基準とする移動軌跡上に沿ってコイルガイド31の回転中心軸を移動させつつ、コイルガイド31を回転させるものであるため、折曲げユニット10による平角線3の折曲げ時における巻終えたエッジワイズコイル4の移動に対して、精度よくコイルガイド31を追従させることができる。
(ウ)インボリュート曲線を基準とする移動軌跡は、エッジワイズコイル4に使用する平角線3の幅寸法に応じて、前記支点部材の仮想の外径を変化させることにより補正することにより、平角線3の断面寸法が変化しても、折曲げユニット10による平角線3の折曲げ時における巻終えたエッジワイズコイル4の移動に対して、精度よくコイルガイド31を追従させることができる。
本発明のエッジワイズコイルの巻線方法及び巻線装置は、ステータを構成するものに限らず、例えば、コイル単体を構成するものや、他の電機子を構成するものにも利用できる。
本発明の一実施形態を示すエッジワイズコイル巻線機の概略構成を示す斜視図。 送りクランプの概略断面図。 折曲げユニットの断面図。 メインクランプの斜視図。 コイルガイドの斜視図。 コイルガイドユニットの概略断面図。 コイルガイドの平面内での移動状態を説明する説明図。 巻線装置による巻線状態を説明する作動図。 巻線装置による図8に続く巻線状態を説明する作動図。 巻線装置による図9に続く巻線状態を説明する作動図。 コイルガイドの移動軌跡を説明する説明図。 巻線装置による図10に続く巻線状態を説明する作動図。 巻線装置による図12に続く巻線状態を説明する作動図。 巻線装置による図13に続く巻線状態を説明する作動図。 巻線装置による図14に続く巻線状態を説明する作動図。 巻線装置による図15に続く巻線状態を説明する作動図。 コイルガイドの第1の変形例を示す斜視図。 図18に示すコイルガイドユニットの断面図。 コイルガイドの第2の変形例を示す斜視図。 図19に示すコイルガイドユニットの断面図。
符号の説明
1 エッジワイズコイルの巻線装置
2 テーブル
3 平角線
10 折曲げユニット
11 メインクランプ
12 ベンダ
30 コイルガイドユニット
31 コイルガイド
50 送りユニット
70 押えユニット
80 矯正ユニット

Claims (6)

  1. 予め設定した長さ毎に送出される平角線の折曲げ部分を折曲げ手段の支点部材とベンダとにより保持し、前記折曲げ手段に連なる平角線の供給側を固定した状態で、ベンダを支点部材回りに回転させることにより保持した平角線を折曲げて、エッジワイズコイルを形成するエッジワイズコイルの巻線方法であって、
    前記形成されるエッジワイズコイルの内周側若しくは外周側にコイルガイドを係合させ、
    前記平角線の送出し動作によるエッジワイズコイルの移動に追従してコイルガイドを移動させ、
    前記折曲げ動作に伴って回転しつつ移動するエッジワイズコイルの移動に追従させてコイルガイドを回転させつつ移動させることを特徴とするエッジワイズコイルの巻線方法。
  2. 前記平角線の折曲げ動作に伴うエッジワイズコイルの移動に追従させるコイルガイドの移動は、前記支点部材の外径に対するインボリュート曲線を基準とする移動軌跡上に沿ってコイルガイドの回転中心軸を移動させつつ、コイルガイドを回転させるものであることを特徴とする請求項1に記載のエッジワイズコイルの巻線方法。
  3. 前記インボリュート曲線を基準とする移動軌跡は、エッジワイズコイルに使用する平角線の幅寸法に応じて、前記支点部材の仮想の外径を変化させることにより補正することを特徴とする請求項2に記載のエッジワイズコイルの巻線方法。
  4. 平角線の折曲げ部分を支点部材とベンダとにより保持し、ベンダを支点部材回りに回転させることにより保持した平角線を折曲げる折曲げ手段と、平角線を前記折曲げ手段に予め設定した長さ毎に送出す送り手段と、前記折曲げ手段の折曲げ動作時に折曲げ手段に連なる平角線を固定保持する保持手段と、を備えて、平角線の折曲げによりエッジワイズコイルを形成するエッジワイズコイルの巻線装置であって、
    前記折曲げ手段による平角線の折曲げにより形成されるエッジワイズコイルの内周側若しくは外周側に係合するコイルガイドを備え、
    前記送り手段の送り動作によるエッジワイズコイルの移動に追従してコイルガイドを移動させ、前記折曲げ手段の折曲げ動作に伴って回転しつつ移動するエッジワイズコイルの移動に追従してコイルガイドを回転させつつ移動させるコイルガイド移動手段を備えることを特徴とするエッジワイズコイルの巻線装置。
  5. 前記平角線の折曲げ動作に伴うエッジワイズコイルの移動に追従させるコイルガイドの移動は、前記支点部材の外径に対するインボリュート曲線を基準とする移動軌跡上に沿ってコイルガイドの回転中心軸を移動させつつ、コイルガイドを回転させるものであることを特徴とする請求項4に記載のエッジワイズコイルの巻線装置。
  6. 前記インボリュート曲線を基準とする移動軌跡は、エッジワイズコイルに使用する平角線の幅寸法に応じて、前記支点部材の仮想の外径を変化させることにより補正することを特徴とする請求項5に記載のエッジワイズコイルの巻線装置。
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