JP6271204B2 - 巻線装置、巻線方法 - Google Patents

巻線装置、巻線方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6271204B2
JP6271204B2 JP2013205916A JP2013205916A JP6271204B2 JP 6271204 B2 JP6271204 B2 JP 6271204B2 JP 2013205916 A JP2013205916 A JP 2013205916A JP 2013205916 A JP2013205916 A JP 2013205916A JP 6271204 B2 JP6271204 B2 JP 6271204B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
unit
movement path
moving
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013205916A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015070235A (ja
Inventor
家佑 林
家佑 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2013205916A priority Critical patent/JP6271204B2/ja
Priority to US14/206,247 priority patent/US9601273B2/en
Priority to CN201410338881.8A priority patent/CN104517719B/zh
Publication of JP2015070235A publication Critical patent/JP2015070235A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6271204B2 publication Critical patent/JP6271204B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
    • H01F41/06Coil winding
    • H01F41/064Winding non-flat conductive wires, e.g. rods, cables or cords
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
    • H01F41/06Coil winding
    • H01F41/071Winding coils of special form
    • H01F41/074Winding flat coils
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
    • H01F41/06Coil winding
    • H01F41/082Devices for guiding or positioning the winding material on the former

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

本発明の実施形態は、ワイヤをワークに巻線する巻線装置に関する。
従来、コイルを形成するために、ワークの所定の位置にワイヤを巻線する巻線装置が提案されている。この種の巻線装置は、ワイヤをワークとの間の挟持する押付部と、移動装置とを備えている。移動装置は、押付部を、ワーク上において予め設定されている経路に沿って移動する。ここで言う予め設定されている経路は、所望のコイルの形状に基づいて決定される。
ワークと押付部との間にワイヤが挟持された状態で、移動装置によって押付部が移動されることによって、ワーク上にコイルが形成される。
この種の巻線装置では、作業員が、ワークに設定される経路に対してワイヤがずれたことを目視で確認すると、装置が停止される。そして、作業員によって、押付部とワークとの間にワイヤを挟み込んだ後に、巻線装置の動作が再開される。
特開平8−51042号公報
移動経路に対してワイヤがずれたことを、効率よく検出することが求められている。
実施形態によれば、巻線装置は、コイルを形成可能にワイヤを支持する支持部と、前記支持部との間に前記ワイヤを挟持する押付部と、前記支持部に対して前記押付部を相対的に移動する移動部と、前記移動部の動作を制御する制御部と、前記支持部に対して前記押付部が移動する所定の移動経路に沿って前記押付部を移動する為の前記移動部の動作情報基づいて前記支持部に対する前記押付部の目標相対移動速度を検出する目標移動速度算出部と、前記押付部の移動に伴う前記ワイヤの送り速度を検出するワイヤ送り速度検出部と、前記目標移動速度算出部の検出結果と前記ワイヤ送り速度検出部の検出結果の差を算出するずれ量算出部と、前記ずれ量算出部の算出結果に基づいて、前記ワイヤが前記移動経路からずれたことを判断する判断部とを備える。
第1の実施形態に係る巻線装置を示す概略図。 同巻線装置によって巻き線されるワイヤの実際の送り速度と目標送り速度との差分と上限値と下限値とを示すグラフ。 同巻線装置の制御用コンピュータの動作を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る巻線装置を示す概略図。 同巻線装置の動作を示すフローチャート。
第1の実施形態に係る巻線装置と巻線方法とを、図1〜3を用いて説明する。図1は、巻線装置10を示す斜視図である。図1に示すように、巻線装置10は、コイル支持ワーク20と、ワーク移動ステージ30と、巻付けヘッド40と、ヘッド移動装置50と、制御用コンピュータ60と、モーションコントローラ70とを備えている。
コイル支持ワーク20は、ワイヤ5が巻線可能に形成されている。コイル支持ワーク20上に設定される移動経路80に沿ってワイヤ5が巻線されることによって、コイルが形成される。コイル支持ワーク20上に設定される移動経路80は、所望のコイルが形成されるように形成される。なお、移動経路80は、図1中、2点鎖線で示されている。図1に示すように、移動経路80は、本実施形態では、楕円形である。
コイル支持ワーク20の表面21は、粘着剤が塗布される。このことによって、移動経路80に沿って巻線されたワイヤ5は、コイル支持ワーク20の表面21に、粘着剤によって、固定される。なお、粘着剤は、コイル支持ワーク20上にワイヤ5を固定する固定手段の一例である。
ワーク移動ステージ30は、コイル支持ワーク20を支持している。ワーク移動ステージ30は、コイル支持ワーク20を、互いに直交する第1,2の軸100,110によって規定される平面に沿って移動可能に形成されている。コイル支持ワーク20の表面21は、第1,2の軸100,110によって規定される平面に平行な面である。第1,2の軸100,110によって規定される平面は、一例として、上下方向に垂直な平面である。
巻付けヘッド40は、本体部41と、押付部42と、速度測定装置43とを備えている。本体部41は、後術されるヘッド移動装置50によって移動可能に形成されている。押付部42は、本体部41に一体に設けられている。押付部42は、本体部41とともに移動する。押付部42は、例えば上下方向に延びる筒状の部材である。押付部42は、コイル支持ワーク20の表面21との間に、ワイヤ5を挟持可能に形成されている。ワイヤ5は、巻付けヘッド40の外部に設けられるワイヤ供給部200から供給される。
ワイヤ供給部200は、一例として、ワイヤ5が巻回されるボビンである。または、ワイヤ供給部200は、ワイヤ5が巻回されたローラである。本実施形態では、一例として、ワイヤ5は、コイル支持ワーク20の表面21に対して押付部42が相対的に移動することに伴って、ワイヤ供給部200から繰り出される。
速度測定装置43は、測定ローラ44と、押付ローラ45と、ロータリーエンコーダ46とを備えている。測定ローラ44は、ワイヤ供給部200から押付部42までワイヤ5を供給する供給路210上に設けられている。測定ローラ44は、回転自由に形成されている。測定ローラ44は、一例として、本体部41に回転自由に固定されている。押付ローラ45は、測定ローラ44との間にワイヤ5を挟持可能に形成されている。押付ローラ45は、回転自由に形成されている。押付ローラ45は、例えば、ばね部材などの付勢手段によって測定ローラ44に向かって付勢されている。押付ローラ45が測定ローラ44に向かって付勢されることによって、ワイヤ5は、測定ローラ44と押付ローラ45との間に挟持される。押付ローラ45は、一例として、上述の付勢手段を介して、本体部41に固定されている。
ロータリーエンコーダ46は、測定ローラ44の回転を検出可能に形成されている。ロータリーエンコーダ46の検出結果は、後術される制御用コンピュータ60に送信される。
ヘッド移動装置50は、ヘッド40の本体部41を、第1,2の軸100,110によって規定される平面に沿って移動可能に形成されている。また、ヘッド移動装置50は、本体部41を、第3の軸120に沿って移動可能に形成されている。第3の軸120は、第1,2の軸100,1120に対して直交する方向に延びる軸であり、本実施形態では、上下方向である。
モーションコントローラ70は、ワーク移動ステージ30の動作と、ヘッド移動装置50の動作とを制御可能に形成されている。具体的は、モーションコントローラ70は、後術される制御用コンピュータ60から入力される移動経路80の情報に基づいて、押付部42が移動経路80に沿って相対的に移動するように、ワーク移動ステージ30の動作とヘッド移動装置50の動作とを制御する。
制御用コンピュータ60は、以下の第1〜9の機能を有している。第1の機能は、コイルの座標情報を生成する機能である。制御用コンピュータ60は、例えば作業員などが入力したコイルの形状の情報に基づいて、コイルの第1,2軸100,110によって規定される座標上の座標情報を生成する。
第2の機能は、ワイヤ5をコイル支持ワーク20の表面21上に巻線するための、ワーク移動ステージ30の動作情報と、ヘッド移動装置50の動作情報とを生成する機能である。これら動作情報は、第1の機能によって生成された、第1,2の軸100,110によって規定される座標上のコイルの座標情報に基づいて生成される。
ワーク移動ステージ30の動作情報とヘッド移動装置50の動作情報とは、押付部42を、コイル支持ワーク20の表面21の移動経路80に沿って移動するための動作情報である。例えば、本実施形態では、ワーク移動ステージ30は、第1の軸100に沿って移動するボールねじ装置と、第2の軸110に沿って移動するボールねじ装置とを備えている。ワーク移動ステージ30の動作情報とは、これらボールねじ装置のねじ部を回転駆動する駆動部の回転速度などの情報である。
例えば、本実施形態では、ヘッド移動装置50は、巻付けヘッド40を、第1〜3の軸100〜120によって規定される座標空間内で移動可能とするために、本体部41を第1の軸100に沿って移動するボールねじ装置と、第2の軸110に沿って移動するためのボールねじ装置と、第3の軸120に沿って移動するためのボールねじ装置とを備えている。ヘッド移動装置50を動作する動作情報とは、これらボールねじ装置のねじ部を回転駆動する駆動部の回転速度などの情報である。
第3の機能は、ワイヤ5の目標送り速度を算出する機能である。制御用コンピュータ60は、ワーク移動ステージ30の動作情報と、ヘッド移動装置50の動作情報とに基づいて、コイル支持ワーク20に対する押付部42の相対速度を算出する。そして、コイル支持ワーク20の表面21に対する押付部42の相対速度を、ワイヤ5の目標送り速度としている。
この点について、具体的に説明する。上述のように、ワイヤ5は、コイル支持ワーク20の表面21に対する押付部42の相対的な移動に伴って、ワイヤ供給部200から繰り出される。このため、理論的には、コイル支持ワーク20の表面21に対する押付部42の相対速度は、ワイヤの送り速度と同じなる。このため、本実施形態では、コイル支持ワーク20の表面21に対する押付部42の相対速度を、ワイヤ5の目標送り速度としている。
第4の機能は、ワイヤ5の実際の送り速度を算出する機能である。制御用コンピュータ60は、速度測定装置43の検出結果に基づいて、ワイヤ5の実際の送り速度を算出する。具体的には、コイル支持ワーク20に対して押付部42が移動すると、この移動に伴って、ワイヤ5が繰り出される。つまり、測定ローラ44の回転数は、ワイヤ5の実際の送り速度に応じて変化する。
ワイヤ5が繰り出されることによって、測定ローラ44が回転する。ロータリーエンコーダ46は、測定ローラ44の回転を検出し、測定ローラ44の回転数に対応する信号を制御用コンピュータ60に送信する。制御用コンピュータ60は、速度測定装置43から受信した信号から、ワイヤ5の実際の送り速度を算出する。
第5の機能は、第3,4の機能で説明した、ワイヤ5の目標送り速度と、ワイヤ5の実際の送り速度とを比較し、これらの差の量を算出する機能である。
第6の機能は、第5の機能で算出された差の量を、下限値および上限値と比較する機能である。図2は、ワイヤ5の目標送り速度と、ワイヤ5の実際の送り速度との差の量、言い換えると速度の差分と上限値と下限値とを示すグラフである。図2の横軸は、時間を示している。図2の縦軸は、速度の差分を示している。上限値P1と下限値P2とは、予め決定される値である。上限値P1と下限値P2とについて、後で具体的に説明する。
図2では、一例として、時間t1のとき、ワイヤ5の目標送り速度と実際の送り速度との差が、上限値P1以上となった状態を示している。より具体的には、移動経路80において、時間t1のときに位置する目標位置にて、ワイヤ5が移動経路80からずれたことを示している。
第7の機能は、移動経路80上の目標位置と、ワイヤ5の目標送り速度とワイヤ5の実際の送り速度との差の量とを、関連付けて記憶装置90に記憶する機能である。第7の機能について、具体的に説明する。第1の機能で説明したように、制御用コンピュータ60は、所望のコイルを形成するための、ワーク移動ステージ30の動作情報とヘッド移動装置50の動作情報とを生成する。制御用コンピュータ60は、これら2つの動作情報と、移動経路80の位置情報とに基づいて、移動経路80上の押付部42の位置を算出する。移動経路80上の目標位置とは、移動経路80に設定される位置であり、予め設定されている。後述するように、制御用コンピュータ60は、これら各位置で、ワイヤ5の目標送り速度とワイヤ5の実際の送り速度との差の量を算出するとともに、当該差の量に基づいて各判断を行う。これら、各判断などについては、後で具体的に説明する。
制御用コンピュータ60は、記憶装置90に、移動経路80上の各位置の位置情報と、当該各位置でのワイヤ5の目標送り速度とワイヤ5の実際の送り速度との差の量とを関連付けて記憶させる。
第8の機能は、ワイヤ5の目標送り速度とワイヤ5の実際の送り速度との差の量と、上限値P1と下限値P2との比較結果に基づいて、ワイヤ5が移動経路80からずれたか否かを判断する機能である。
まず、移動経路80に対するワイヤ5のずれについて、説明する。移動経路80に対するワイヤ5のずれとして、第1,2のずれがある。
第1のずれは、押付部42とコイル支持ワーク20の表面21との間からワイヤ5がはずれることである。第1のずれの場合では、押付部42とコイル支持ワーク20の表面21との間からワイヤ5がはずれることによって、ワイヤ5の目標送り速度とワイヤ5の実際の送り速度との間に差が生じる。
例えば、押付部42が、移動経路80において湾曲した部分を移動している最中に、押付部42とコイル支持ワーク20の表面21との間からワイヤ5が外れると、ワイヤ5は、押付部42によって表面21に押し付けられなくなるので、表面21に固定されなくなる。
この場合、押付部42が移動経路80の湾曲部81を移動していると、ワイヤ5は、湾曲部81に沿うのではなく、移動経路80においてワイヤ5が押付部42と表面21との間から外れた位置から、押付部42までを直線で結ぶように延びる状態になる。この結果、表面21に対する押付部42の移動量に対して、ワイヤ5の送り量が小さくなる。言い換えると、表面21に対する押付部42の相対的な移動速度に対して、ワイヤ5の実際の送り速度が小さくなる。
第2のずれは、コイル支持ワーク20の表面21に粘着剤によって固定されたワイヤ5が、移動経路80から外れることである。例えば、移動経路80の湾曲部81に沿ってコイル支持ワーク20の表面21にワイヤ5が固定された後に、ワイヤ5は、ワイヤ5の弾性力によって、湾曲した状態から元の直線状態に戻ろうとする。弾性力が大きい場合では、ワイヤ5は、コイル支持ワーク20の表面21に設けられる粘着剤による固定力に打ち勝って、移動経路80から外れてしまう。
この場合では、ワイヤ5がコイル支持ワーク20の表面21から外れたときの勢いによって、ワイヤ5の繰り出し量が、多くなる傾向になる。つまり、ワイヤの目標送り速度に対してワイヤ5の実際の送り速度が大きくなる。
制御用コンピュータ60は、ワイヤ5の目標送り速度とワイヤ5の実際の送り速度との差の量と、上限値P1および下限値P2との比較結果に基づいて、差の量が下限値P2以下である場合、差の量が上限値P1以上である場合は、移動経路80に対してワイヤ5がずれたと判断する。
なお、上限値P1と下限値P2とは、ワイヤ5の目標送り速度に対する、ワイヤ5の実際の送り速度の誤差を考慮した値であり、実験などによって得ることができる。
第9の機能は、ワイヤ5が移動経路80に対してずれたと判断すると、ワイヤ5の目標送り速度と実際の送り速度との差の量に基づいて、ワイヤ5が移動経路80からずれた位置を検出する機能である。
具体的には、制御用コンピュータ60は、ワイヤ5が移動経路80からずれたと判断すると、当該判断を行った際の目標位置での押付部42の位置情報と動作情報と、当該目標位置でのワーク移動ステージ30の位置情報と動作情報と、差の量とに基づいて、移動経路80においてワイヤ5が外れた位置を算出する。
第10の機能は、移動経路80に対してワイヤ5がずれたと判断すると、ワーク移動ステージ30の動作と、ヘッド移動装置50の動作とを停止する機能である。具体的には、制御用コンピュータ60は、モーションコントローラ70に、ワーク移動ステージ30の動作と、ヘッド移動装置50の動作とを停止するように、信号を送信する。モーションコントローラ70は、制御用コンピュータ60から、ワーク移動ステージ30の動作とヘッド移動装置50の動作とを停止する信号を受信すると、ワーク移動ステージ30とヘッド移動装置50の動作とを停止する。
第11の機能は、ワーク移動ステージ30の動作とヘッド移動装置50の動作とを停止した後に、第7の機能により算出された、移動経路80に対するワイヤ5のずれが発生位置に、押付部42を戻す機能である。
具体的には、制御用コンピュータ60は、コイル支持ワーク20の表面21の移動経路80においてワイヤ5のずれた発生した位置に押付部42が戻るように、ワーク移動ステージ30とヘッド移動装置50とに動作指示を送信する。モーションコントローラ70は、制御用コンピュータ60から受信する信号に基づいて、押付部42をずれが発生した位置に戻すように、ワーク移動ステージ30の動作とヘッド移動装置50の動作とを制御する。
次に、巻線装置10の動作中の制御用コンピュータ60の動作を説明する。図3は、制御用コンピュータ60の動作を示すフローチャートである。図3に示すように、制御用コンピュータ60は、コイル支持ワーク20の表面21上の移動経路80にワイヤ5を巻線する動作中において、移動経路80の各目標位置で、ステップST1からステップST12の動作を行う。ここでは、移動経路80に設定される複数の目標位置のうちの1つの目標位置に到達したときの制御用コンピュータ60の動作を説明する。
ステップST1では、制御用コンピュータ60は、目標位置に到達すると、速度測定装置43の検出結果に基づいて、ワイヤ5の実際の送り速度を測定する。次に、ステップST2に進む。
ステップST2では、制御用コンピュータ60は、ワーク移動ステージ30の動作情報と、ヘッド移動装置50の動作情報と、移動経路80の目標位置の座標情報とに基づいて、移動経路80上の各位置でのワイヤ5の目標送り速度を算出する。次に、ステップST3に進む。
ステップST3では、制御用コンピュータ60は、ステップST1で測定されたワイヤ5の実際の送り速度と、ステップST2で算出されたワイヤ5の目標送り速度と差の量を算出する。つまり、速度の差分を計算する。速度の差分は、一例として、(実際の送り速度)−(目標送り速度)である。次に、ステップST4に進む。
ステップST4では、制御用コンピュータ60は、ステップST3で算出された、差分、つまり、差の量の情報と、当該差の量が生じた目標位置の情報とを、記憶装置90に記憶する。なお、ここで言う目標位置の位置情報とは、この説明で説明されている目標位置の位置情報である。次に、ステップST5に進む。
ステップST5では、制御用コンピュータ60は、ステップST3で算出した、ワイヤ5の実際の送り速度と目標送り速度との差の量が、閾値を越えたか否かを判断する。ここで言う閾値を越えたか否かを判断するということは、差の量が、下限値P2以下であるか、または、上限値P1以上であるかを判断することである。
ステップST1〜5の動作を行った目標位置において、ワイヤ5の実際の送り速度と目標送り速度との差が、下限値P2以下または上限値P1以上ではないと判断されると、つまり、ワイヤ5が移動経路80に対してずれていないと判断すると、ステップST6に進む。また、ワイヤ5の実際の送り速度と目標送り速度との差が、下限値P2以下または上限値P1以上であると判断されると、ステップST7に進む。
ステップST6では、制御用コンピュータ60は、巻線動作が終了したか否かを判断する。具体的には、制御用コンピュータ60は、ステップST1〜5の対象となる目標位置が、巻線動作の終了の位置である否かを判断する。終了であるか否かの情報は、予め制御用コンピュータ60に入力されている。
制御用コンピュータ60は、目標位置が巻線動作の終了の位置であると判断すると、モーションコントローラ70に、ワーク移動ステージ30の動作と、ヘッド移動装置50の動作とを終了する信号を送信する。モーションコントローラ70は、制御用コンピュータ60から動作終了の信号を受信すると、ワーク移動ステージ30の動作とヘッド移動装置50の動作とを停止させて、巻線動作を終了する。
制御用コンピュータ60は、ステップST6において、ステップST1〜ST5で動作を行った目標位置が、巻線動作の終了位置ではないと判断すると、ステップST1に戻る。ステップST1に戻ると、制御用コンピュータ60は、移動経路80の次の目標位置において、ステップST1から動作を行う。
ステップST7では、制御用コンピュータ60は、巻線装置10の動作を一時停止する。具体的には、制御用コンピュータ60は、モーションコントローラ70に、ワーク移動ステージ30の動作とヘッド移動装置50の動作とを停止する信号を送信する。モーションコントローラ70は、制御用コンピュータ60から停止信号を受信すると、ワーク移動ステージ30の動作とヘッド移動装置50の動作とを停止する。次に、ステップST8に進む。
ステップST8では、制御用コンピュータ60は、記憶装置90に記憶された、目標位置の情報とステップST3で算出されたワイヤ5の実際の送り速度と目標送り速度との差の量の情報とを読み込む。次に、ステップST9に進む。
ステップST9では、制御用コンピュータ60は、ステップST8で読み込まれた、目標位置の情報と差の量とに基づいて、巻線軌道ずれの発生位置を算出する。言い換える緒と、移動経路80に対してワイヤ5がずれた位置を算出する。次に、ステップST10に進む。
ステップST10では、制御用コンピュータ60は、押付部42を、ずれが発生した位置に復帰すべく、モーションコントローラ70に、ワーク移動ステージ30とヘッド移動装置50の動作情報を送信する。モーションコントローラ70は、制御用コンピュータ60から受信した、ワーク移動ステージ30とヘッド移動装置50の動作情報とに基づいて、ワーク移動ステージ30とヘッド移動装置50とを動作する。この結果、押付部42は、移動経路80においてワイヤ5のずれが発生した位置に復帰する。次に、ステップST11に進む。
ステップST11では、制御用コンピュータ60は、報知装置220に、周囲に報知するよう信号を送信する。報知装置220は、例えば、スピーカを備えている。報知装置220は、スピーカから報知音を発する。
作業員は、報知装置220から報知音が発せられると、コイル支持ワーク20の表面21の移動経路80に対してワイヤ5がずれたとともに、押付部42が、ずれが発生した位置に復帰した状態であることを認識する。
作業員は、ずれたワイヤ5を、押付部42とコイル支持ワーク20との間に挟持させる。作業員は、押付部42とコイル支持ワーク20との間にワイヤ5を挟持する作業が終了すると、動作再開スイッチを押す。制御用コンピュータ60は、動作再開スイッチが押されると、ステップST12に進む。なお、動作再開スイッチを押す動作は、復帰位置に戻った押付部42とコイル支持ワーク20との間にワイヤ5が挟持する作業が完了し、巻線動作を再開可能な状態になったことを制御用コンピュータ60に認識させるための動作の一例である。
制御用コンピュータ60は、動作再開スイッチが押されると、ステップST13に進む。ステップST13では、制御用コンピュータ60は、巻線動作を再開するべく、モーションコントローラ70に、動作再開の信号を送信する。次に、ステップST1に戻る。制御用コンピュータ60は、移動経路80の各目標位置に対して、ステップST1〜ST13の動作を繰り返す。
このように構成される巻線装置10では、ワイヤ5の実際の送り速度と目標送り速度との差の量を算出し、この差の量に基づいて、ワイヤ5が移動経路80に対してずれたか否かを判断することができる。このため、ワイヤ5が移動経路80に対してずれたことを、効率よく検出することができる。
この点について、具体的に説明する。本実施形態のように、巻線装置10がワイヤ5のずれを検出しない構成の場合は、ワイヤ5がずれたことを、作業員が検出する必要がある。この場合、作業員は、目視でずれを確認するため、巻線装置10の移動経路80を常に監視する必要がある。さらに、複数の巻線装置10を同時に稼働する場合では、巻線装置10の台数分の作業員が必要となるので、作業効率がよくない。
しかしながら、本実施形態では、速度測定装置43と制御用コンピュータ60とによって、ワイヤ5移動経路80からずれたことを検出することができる。言い換えると、作業員に代えて、自動的にずれを検出することができる。このため、ワイヤ5のずれを効率よく検出することができる。
また、制御用コンピュータ60は、ワイヤ5が移動経路80に対してずれたことを検出すると、巻線装置10の動作を停止する。このことによって、コイル支持ワーク20の表面21が傷付くことを抑制できる。この点について、具体的に説明する。押付部42は、コイル支持ワーク20との間にワイヤ5を挟持するために、コイル支持ワーク20に向って付勢されている。押付部42がコイル支持ワーク20に向って付勢されることによって、ワイヤ5は、コイル支持ワーク20に対して相対的に押付部42が移動した後に、コイル支持ワーク20の表面21の粘着剤によって、移動経路80に沿って固定される。
しかしながら、ワイヤ5が押付部42とコイル支持ワーク20との間からはずれてしまうと、押付部42は、付勢力によって、コイル支持ワーク20の表面21に押し付けられる。この状態で、コイル支持ワーク20に対して相対的に押付部42が移動すると、押付部42によって、コイル支持ワーク20の表面21が傷付くおそれがある。
これに対して本実施形態では、制御用コンピュータ60は、ワイヤ5が移動経路80に対してずれたことを検出すると、巻線装置10の動作を停止する。巻線装置10の動作が停止されることによって、コイル支持ワーク20に対する押付部 42相対的移動が停止されるので、押付部42によってコイル支持ワーク20が傷つくことが抑制される。
また、制御用コンピュータ60が、ワイヤ5が移動経路80に対してずれたことを検出すると、押付部42は、移動経路80においてずれた発生した位置に戻される。このため、作業員は、押付部42とコイル支持ワーク20との間にワイヤ5を挟持する作業を行うだけでよいので、巻線装置10の復帰作業を効率よく行うことができる。
また、報知装置220が報知を行うことによって、周囲の作業員が、ワイヤ5が移動経路80からずれたことを認識することができる。
次に、第2の実施形態に係る巻線装置と巻線方法とを、図4,5を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同様の機能を有する構成は、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態では、さらに、ロボットアーム250を備える点が第1の実施形態に対して異なる。また、ロボットアーム250を備えることに伴って、制御用コンピュータ60の動作が第1の実施形態に対して異なる。他の構造は、第1の実施形態と同じである。
図4は、本実施形態の巻線装置10を示す概略図である。図4に示すように、巻線装置10は、第1の実施形態で説明した構成に加えて、さらに、ロボットアーム250を備える。ロボットアーム250は、制御用コンピュータ60の制御によって、移動経路80からずれたワイヤ5を掴んで、ずれ発生位置に復帰した押付部42とコイル支持ワーク20との間に挟持可能に構成されている。
図5は、本実施形態の制御用コンピュータ60の動作を示すフローチャートである。図5に示すように、本実施形態では、制御用コンピュータ60は、ステップST12に代えて、ステップST14を備えている。ステップST11の次にステップST14に進む。
ステップST14では、制御用コンピュータ60は、ロボットアーム250に制御して、ずれたワイヤ5をずれ発生位置に復帰した押付部とコイル支持ワーク20との間に挟持させる。次に、ステップST13に進む。
本実施形態では、第1の実施形態の効果に加えて、ワイヤ5がずれた後に、巻線装置10の動作を効率よく再開することができる。
なお、本実施形態では、ロボットアーム250によってワイヤ5が押付部42とコイル支持ワーク20との間に挟持されるので、ワイヤ5がずれたことを周囲に報知する報知装置220を備えていなくてもよい。
なお、ロボットアーム250は、ずれたワイヤ5を、押付部42とコイル支持ワーク20との間に挟持させる挟持手段の一例である。
なお、第1,2の実施形態では、コイル支持ワークは、支持部の一例である。制御用コンピュータ70は、制御部と、目標移動速度算出部と、ワイヤ送り速度検出部と、ずれ量算出部と、判断部としての機能を有している。ワーク移動ステージ30とヘッド移動装置50は、移動部の一例を構成している。速度装置43と制御用コンピュータ70とは、ワイヤ送り速度検出部の一例を構成している。
報知装置220は、スピーカから発せられる音によって周囲に報知することに代えて、ランプを点等させることによって、報知するようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求範囲に記載された発明を付記する。
[1]
ワイヤを支持する支持部と、
前記支持部との間にワイヤを挟持する押付部と、
前記支持部と前記押付部との相対位置を移動する移動部と、
前記移動部の動作を制御する制御部と、
前記支持部に対して前記押付部が移動する所定の移動経路の情報と前記移動部の動作情報とに基づいて前記支持部に対する前記押付部の目標相対移動速度を検出する目標移動速度算出部と、
前記押付部の移動に伴う前記ワイヤの送り速度を検出するワイヤ送り速度検出部と、
前記目標移動速度算出部の検出結果と前記ワイヤ送り速度検出部の検出結果の差を算出するずれ量算出部と、
前記ずれ量算出部の算出結果に基づいて、前記ワイヤが前記移動経路からずれたことを判断する判断部と
を具備することを特徴とする巻線装置。
[2]
前記制御部は、前記ワイヤが前記移動経路からずれたと前記判断部が判断すると、前記移動部の動作を停止する
ことを特徴とする[1]に記載の巻線装置。
[3]
前記移動経路上の目標位置の情報と、当該目標位置における前記ずれ量算出部の検出結果とを関連付けて記憶する記憶部と、
前記判断部が前記移動経路から前記ワイヤがずれたと判断すると、前記記憶部に記憶される前記目標位置と当該目標位置に関連付けられる前記ずれ量算出部の算出結果に基づいて、前記移動経路に対して前記ワイヤのずれが発生した位置を算出するずれ位置算出部と
を具備することを特徴とする[1]または[2]に記載の巻線装置。
[4]
前記制御部は、前記判断部がずれを検出すると、前記ずれ位置算出部の算出結果に基づいて、前記移動部を制御して前記押付部を前記ずれが発生した位置に復帰する
ことを特徴とする[3]に記載の巻線装置。
[5]
前記判断部が前記移動経路に対して前記ワイヤがずれたことを検出すると、当該ずれが発生したことを報知する報知部を具備する
ことを特徴とする[1]に記載の巻線装置。
[6]
ワイヤを支持する支持部に対して押付部が移動する所定の移動経路の情報と前記押付部の動作情報とに基づいて前記支持部に対する前記押付部の目標相対移動速度を検出し、
前記押付部の移動に伴う前記ワイヤの送り速度を検出し、
前記目標移動速度算出部の検出結果と前記ワイヤ送り速度検出部の検出結果の差を算出し、
前記差の算出結果に基づいて、前記ワイヤが前記移動経路からずれたことを判断する
ことを特徴とする巻線方法。
[7]
前記ワイヤが前記移動経路からずれたと判断すると、前記支持部に対する前記ワイヤの巻線動作を停止する
ことを特徴とする[6]に記載の巻線方法。
[8]
前記移動経路上の目標位置の情報と、当該目標位置における前記差の算出結果とを関連付けて記憶し、
前記移動経路から前記ワイヤがずれたと判断すると、記憶された前記目標位置と当該目標位置に関連付けられる前記ずれ量の算出結果とに基づいて、前記移動経路に対して前記ワイヤのずれが発生した位置を算出する
ことを特徴とする[6]または[7]に記載の巻線方法。
[9]
前記ワイヤが前記移動経路に対してずれたことを検出すると、前記押付部を前記ずれが発生した位置に復帰する
ことを特徴とする[8]に記載の巻線方法。
[10]
前記移動経路に対して前記ワイヤがずれたことを検出すると、当該ずれが発生したことを報知する
ことを特徴とする[6]に記載の巻線方法。
10…巻線装置、20…コイル支持ワーク(支持部)、30…ワーク移動ステージ(移動部)、42…押付部、43…速度測定装置(ワイヤ送り速度検出部)、50…ヘッド移動装置(移動部)60…制御用コンピュータ(制御部、目標移動速度算出部、ずれ量算出部、判断部)、80…移動経路、90…記憶装置(記憶部)、220…報知装置(報知部)。

Claims (10)

  1. コイルを形成可能にワイヤを支持する支持部と、
    前記支持部との間に前記ワイヤを挟持する押付部と、
    前記支持部に対して前記押付部を相対的に移動する移動部と、
    前記移動部の動作を制御する制御部と、
    前記支持部に対して前記押付部が移動する所定の移動経路に沿って前記押付部を移動する為の前記移動部の動作情報基づいて前記支持部に対する前記押付部の目標相対移動速度を検出する目標移動速度算出部と、
    前記押付部の移動に伴う前記ワイヤの送り速度を検出するワイヤ送り速度検出部と、
    前記目標移動速度算出部の検出結果と前記ワイヤ送り速度検出部の検出結果の差を算出するずれ量算出部と、
    前記ずれ量算出部の算出結果に基づいて、前記ワイヤが前記移動経路からずれたことを判断する判断部と
    を具備することを特徴とする巻線装置。
  2. 前記制御部は、前記ワイヤが前記移動経路からずれたと前記判断部が判断すると、前記移動部の動作を停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の巻線装置。
  3. 前記移動経路上の目標位置の情報と、当該目標位置における前記ずれ量算出部の検出結果とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記判断部が前記移動経路から前記ワイヤがずれたと判断すると、前記記憶部に記憶される前記目標位置と当該目標位置に関連付けられる前記ずれ量算出部の算出結果に基づいて、前記移動経路に対して前記ワイヤのずれが発生した位置を算出するずれ位置算出部と
    を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の巻線装置。
  4. 前記制御部は、前記判断部がずれを検出すると、前記ずれ位置算出部の算出結果に基づいて、前記移動部を制御して前記押付部を前記ずれが発生した位置に復帰する
    ことを特徴とする請求項3に記載の巻線装置。
  5. 前記判断部が前記移動経路に対して前記ワイヤがずれたことを検出すると、当該ずれが発生したことを報知する報知部を具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載の巻線装置。
  6. コイルを形成可能にワイヤを支持する支持部に対して前記支持部との間に前記ワイヤを挟持する押付部が移動する所定の移動経路に沿って前記押付部を移動する為の前記押付部の動作情報基づいて前記支持部に対する前記押付部の目標相対移動速度を検出し、
    前記押付部の移動に伴う前記ワイヤの送り速度を検出し、
    前記目標相対移動速度の検出結果と前記ワイヤ送り速度検出結果の差を算出し、
    前記差の算出結果に基づいて、前記ワイヤが前記移動経路からずれたことを判断する
    ことを特徴とする巻線方法。
  7. 前記ワイヤが前記移動経路からずれたと判断すると、前記支持部に対する前記ワイヤの巻線動作を停止する
    ことを特徴とする請求項6に記載の巻線方法。
  8. 前記移動経路上の目標位置の情報と、当該目標位置における前記差の算出結果とを関連付けて記憶し、
    前記移動経路から前記ワイヤがずれたと判断すると、記憶された前記目標位置と当該目標位置に関連付けられる前記の算出結果とに基づいて、前記移動経路に対して前記ワイヤのずれが発生した位置を算出する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の巻線方法。
  9. 前記ワイヤが前記移動経路に対してずれたことを検出すると、前記押付部を前記ずれが発生した位置に復帰する
    ことを特徴とする請求項8に記載の巻線方法。
  10. 前記移動経路に対して前記ワイヤがずれたことを検出すると、当該ずれが発生したことを報知する
    ことを特徴とする請求項6に記載の巻線方法。
JP2013205916A 2013-09-30 2013-09-30 巻線装置、巻線方法 Active JP6271204B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013205916A JP6271204B2 (ja) 2013-09-30 2013-09-30 巻線装置、巻線方法
US14/206,247 US9601273B2 (en) 2013-09-30 2014-03-12 Winding device and winding method
CN201410338881.8A CN104517719B (zh) 2013-09-30 2014-07-16 卷线装置及卷线方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013205916A JP6271204B2 (ja) 2013-09-30 2013-09-30 巻線装置、巻線方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015070235A JP2015070235A (ja) 2015-04-13
JP6271204B2 true JP6271204B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=52739125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013205916A Active JP6271204B2 (ja) 2013-09-30 2013-09-30 巻線装置、巻線方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9601273B2 (ja)
JP (1) JP6271204B2 (ja)
CN (1) CN104517719B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105762600B (zh) * 2016-04-21 2018-04-03 四川航电微能源有限公司 导电滑环及应用该导电滑环的线缆收放装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57196855A (en) 1981-05-27 1982-12-02 Hitachi Ltd Coil forming apparatus
JPH0782957B2 (ja) * 1988-03-08 1995-09-06 三菱電機株式会社 平板コイル巻装置
US5333800A (en) * 1990-08-04 1994-08-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus for winding wire into a coil on the inner surface of a cylindrical body
JPH04139709A (ja) * 1990-09-29 1992-05-13 Toshiba Lighting & Technol Corp 平面状巻線および平面インダクタンス素子の製造方法
JPH05151892A (ja) * 1991-11-29 1993-06-18 Victor Co Of Japan Ltd コイル巻線装置
JPH07183152A (ja) * 1993-12-22 1995-07-21 Toshiba Corp コイル巻線装置
US5547532A (en) 1994-03-23 1996-08-20 Universities Research Association, Inc. Direct wind coil winding head assembly
US20010015393A1 (en) 1998-02-24 2001-08-23 Hiroshi Miyazaki Winding apparatus
WO2000069234A1 (fr) * 1999-05-07 2000-11-16 The Furukawa Electric Co., Ltd. Procede de cablage et dispositif de cablage
JP2002093652A (ja) * 2000-09-14 2002-03-29 Union Giken:Kk 巻線機障害自動修復・遠隔監視システム
JP4278700B1 (ja) 2008-06-12 2009-06-17 日特エンジニアリング株式会社 エッジワイズコイルの巻線方法及び巻線装置
JP4917577B2 (ja) 2008-06-27 2012-04-18 株式会社タムラ製作所 連結コイル形成装置および連結コイル形成制御方法
JP5617365B2 (ja) * 2010-06-16 2014-11-05 株式会社豊田自動織機 エッジワイズ巻きコイル製造装置
CN102378427B (zh) * 2010-08-11 2015-05-13 富士施乐株式会社 感应加热线圈的制造装置以及感应加热线圈的制造方法
JP4831644B1 (ja) 2011-06-29 2011-12-07 日特エンジニアリング株式会社 カム機構及びその動作方法並びに長尺物搬送方法及び装置並びにコイルの巻線方法及び装置
JP5995355B2 (ja) * 2012-06-26 2016-09-21 日特エンジニアリング株式会社 非円形コイルの製造装置及び非円形コイルの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US9601273B2 (en) 2017-03-21
CN104517719A (zh) 2015-04-15
US20150090829A1 (en) 2015-04-02
JP2015070235A (ja) 2015-04-13
CN104517719B (zh) 2017-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4957753B2 (ja) ロボット、搬送装置、及び慣性センサーを用いた制御方法
US9248522B2 (en) Friction stir welding apparatus
JP6174636B2 (ja) ワークを位置決めするためのワーク位置決め装置
TWI526388B (zh) Traverse control method and device thereof
JP2018516766A (ja) 多関節アームロボットに取り付けられた穴加工工具を使用して、静的に装着された工作物の表面に穿孔を設けるための方法及び装置
JP2011258924A5 (ja)
JP2014172760A5 (ja)
JP7227073B2 (ja) ワーク回転装置およびロボットシステム
JP6309732B2 (ja) 巻線装置、巻線方法
JP6271204B2 (ja) 巻線装置、巻線方法
JP2012223841A (ja) 自動ねじ締め装置
TWI531450B (zh) Industrial robots
JP2010284737A (ja) 位置決め装置
US9889488B2 (en) Peening device and peening method
JP6630535B2 (ja) 形状測定装置の制御方法
JP5198352B2 (ja) タッチロール又はニアロールの移動制御方法及びウェブ巻取装置
JP2015074067A5 (ja)
TWI748978B (zh) 線性馬達之控制裝置及控制方法
JP2011104733A (ja) ロボット
TWI790374B (zh) 絲捲繞機
JP2015179733A (ja) 巻線装置、および巻線方法
JP6638512B2 (ja) 金属加工装置及び金属材の製造方法
US9796075B2 (en) Fixturing device and method of use
JP5950690B2 (ja) 配管形状修正装置
JP5850087B2 (ja) ロボット、制御装置及びロボットシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171227

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6271204

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151