JPH07183152A - コイル巻線装置 - Google Patents

コイル巻線装置

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Publication number
JPH07183152A
JPH07183152A JP5324887A JP32488793A JPH07183152A JP H07183152 A JPH07183152 A JP H07183152A JP 5324887 A JP5324887 A JP 5324887A JP 32488793 A JP32488793 A JP 32488793A JP H07183152 A JPH07183152 A JP H07183152A
Authority
JP
Japan
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winding
wire
roller
pressing
coil
Prior art date
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Application number
JP5324887A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Taniguchi
光浩 谷口
Yoichi Seo
洋一 瀬尾
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Toshiba Corp
Toshiba IT and Control Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba MEC Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07183152A publication Critical patent/JPH07183152A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 素線の弛み防止と素線相互間の密着性の均一
化と素線の位置ずれ防止を図る。 【構成】 第1,第2のアーム33a,34aには第
1,第2の押えローラ33b,34bが設けられてお
り、矢印A方向へ巻型16を回転させる場合には、第1
のエアーシリンダ35の出力を一定値に保持しながら、
第1のエアーシリンダ35により、第1の押えローラ3
3bを巻型16に押付ける。また、反矢印A方向へ巻型
16を回転させる場合には、精密レギュレータを用いて
第2のエアーシリンダ36の出力を一定値に保持しなが
ら、第2のエアーシリンダ36により、第2の押えロー
ラ34bを巻型16に押付ける。しかも、第1,第2の
押えローラ33b,34bには第1,第2のずれ止め部
33c,34cが設けられており、素線13の位置ずれ
は、第1,第2のずれ止め部33c,34cにより防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻型を回転させること
により巻型に素線を巻取ってコイルを製造するコイル巻
線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種コイル巻線装置の従来構成を図3
0ないし図38に基づいて説明する。まず、図30およ
び図31において、テーブル1には矩形板状をなす巻型
2が取付けられており、テーブル1は、コイル巻駆動部
3に収容された巻型モータ(図示せず)により回転駆動
される。
【0003】また、ドラム装着部4の上面プレート4a
には第1および第2の軸4bおよび4cが設けられ、第
1の軸4bにはドラム5が回転可能に取付けられてい
る。そして、ドラム5に巻装された素線6は巻型2に掛
け渡されており、巻型2が回転すると、ドラム5から素
線6が引出され、巻型2に素線6が巻回される。尚、素
線6は、図32の(a)に示すように、断面矩形状をな
しており、2本の銅線6aを絶縁被覆6bで覆うことか
ら構成されている。
【0004】巻型2とドラム5との間には、図30およ
び図31に示すように、ローラ装着部7が設けられてい
る。このローラ装着部7の上面には4対の捻り修正ロー
ラ7a,7bおよび1対の反りローラ7c,7dが取付
けられており、一方の捻り修正ローラ7bおよび反りロ
ーラ7dは移動可能にされている。そして、素線6は各
ローラ7a,7b間および7c,7d間に挿入され、ワ
イヤドラム5に巻装されることによって生じた素線6の
捻り癖は4対の捻り修正ローラ7a,7bによって修正
される。また、捻り癖が修正された素線6には、反りロ
ーラ7c,7dにより反り癖が付けられ、素線6はこの
反り癖により巻型2に密着状態で巻回される。
【0005】コイル巻駆動部3の側方には押付け駆動部
8が設けられている。この押付け駆動部8にはアーム9
が回動可能に設けられ、アーム9には押えローラ9aが
取付けられている。そして、アーム9と押付け駆動部8
との間には、復動型のエアーシリンダ10が設けられて
おり、エアーシリンダ10のロッド10aが突出する
と、押えローラ9aが巻型2に巻き取られた素線6を巻
型2に押付ける。
【0006】以上のように構成されたコイル巻線装置に
よれば、素線6が1段に巻回された1段巻きコイル,上
下2段に巻回された2段巻きコイル,巻回途中で反転さ
れた転移コイル等の各種コイルを製造することができ
る。ここでは最初に、1段巻きコイルの製造手順につい
て説明する。
【0007】まず、図30および図31において、ドラ
ム5から引出した素線6の先端部を巻型2に取付け、巻
型2を矢印A方向へ回転させる。すると、素線6は、4
対の捻り修正ローラ7a,7bによって捻り癖が修正さ
れ、反りローラ7c,7dによって反り癖が付けられ、
押えローラ9aにより巻型2に押付けられながら、巻型
2に矩形板状に巻き取られる。これにより、1段巻きコ
イルが形成される。
【0008】また、2段巻きコイルを製造するにあたっ
ては、まず、図33に示すように、巻型2の上側に素線
巻取ドラム5aを取付け、巻型2を回転させることによ
り素線巻取ドラム5aに素線6を巻き取る。そして、素
線巻取ドラム5aに所定量の素線6を巻き取った後、そ
の素線6の途中を巻型2に固定し、1段巻きコイルの場
合と同様、図34に示すように、捻り癖の修正や反り癖
の付与や押えローラ9aによる押付けを行いながら、ド
ラム5から素線6を引出して巻型2に1段目の素線6を
内周側から外周側に矩形板状に巻回した後、所定の位置
で切断する。
【0009】この後、巻型2の上側にある素線巻取ドラ
ム5aを上面プレート4aの第2の軸4cに取付け、捻
り修正ローラ7a,7bおよび反りローラ7c,7d間
に挿入されていた素線6を抜取り、換わりに素線巻取ド
ラム5aから引出した素線6を挿入する。この素線6は
1段目のコイルの内周側に連続する。次に、この素線6
の引出し位置に合わせて、4個の捻り修正ローラ7bお
よび1個の反りローラ7dを移動させる。これと共に、
ドラム装着部4の上面プレート4a,ローラ装着部7、
押付け駆動部8の高さ位置を素線6の幅寸法分だけ上方
に移動させ、図30において、反矢印A方向へテーブル
1を回転させることにより、巻型2に2段目のコイルを
内周側から外周側に矩形板状に巻装する。以上の操作に
より2段巻きコイルが形成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、素線6を巻
型2に巻回する場合、図35の(a),(b),(c)
に示すように、素線6は巻型2のR部から巻き取られ始
め、そのR部によりR成形される。従って、押えローラ
9aが同図の(a),(b)に二点鎖線で示す位置にあ
ると、素線巻回開始点αと押えローラ9aによる素線押
さえ点βとの間に距離の長い直線部が生じ、その直線部
で素線6が弛んだ状態になる。すると、その弛んだ部分
を押えローラ9aにより押えても、その弛みを除去する
ことは容易ではない。
【0011】この点上記従来構成において、2段巻きコ
イルの1段目コイルおよび1段巻きコイルを巻回する場
合には、素線巻回開始点αが押えローラ9a側にあるの
で、図35に実線で示すように、素線巻回開始点αと素
線押さえ点βとの間に距離の長い直線部が生じ難い。し
かしながら、2段巻きコイルの2段目コイルを巻回する
場合には、巻型2の回転が反矢印A方向になるので、図
35に一点鎖線で示すように、巻回開始点αと素線押え
点βとの間の距離が長くなり、2段目コイルが弛んでし
まう虞れがあった。
【0012】また、押えローラ9aに押付け力を付与す
るエアーシリンダ10は復動型のものであり、図36に
示すように、往動シリンダチューブ10b内の圧力が高
まるとロッド10aが突出し、逆に、復動シリンダチュ
ーブ10c内の圧力が高まるとロッド10aが後退する
構成になっている。従って、図30に実線で示す状態で
は、往動リンダチューブ10b内の空気が十分に圧縮さ
れ、ロッド10aに作用する圧力が比較的高く、それに
伴って、押えローラ9aによる押え力も十分なものにな
っている。
【0013】しかしながら、図30に二点鎖線で示すよ
うに、巻型2が略90度回動すると、ロッド10aが突
出して往動シリンダチューブ10bの容積が増加するの
で、ロッド10aに作用する圧力が低下し、押えローラ
9aによる押え力も低下してしまう。このため、巻型2
の各部位において、押えローラ9aの押え力に差が生
じ、その結果、素線6相互間の密着性にばらつきが生じ
ていた。
【0014】しかも、素線6の断面形状が一定の長方形
断面になっていないことや、捻り修正ローラ7a,7b
により素線6の曲り癖を十分に除去することができない
ことや、押えローラ9aによる素線6の押さえ角度のば
らつき等の事情により、押えローラ9aが素線を6を押
える際、上方向へ分力が発生し、図31において、素線
6が上方向へ位置ずれしてしまうことがあった。総じ
て、上記従来構成では、素線6の弛みや密着性のばらつ
きや上方向への位置ずれがあり、コイルの寸法を揃える
ことが難しく、コイル成形時には、所定回転数毎に巻型
2を停止させ、コイルの寸法を測定しながら作業を行う
必要があり、作業性が悪かった。
【0015】さらに、上記のように、2段巻きコイルの
1段目コイルおよび1段巻きコイルは、2段巻きコイル
の2段目コイルに比べると弛みが生じ難いと言える。し
かしながら、2段巻きコイルの1段目コイルおよび1段
巻きコイルにおいても、図35の(c)に示すように、
素線巻回開始点αと素線押え点βとの間に若干の直線部
が生じる場合がある。従って、上記従来構成は、弛みの
除去という点で改善の余地が残されている。
【0016】ところで、上述の装置を用いて転移コイル
を製造するにあたっては、まず、図30において、巻型
2に素線6を所定量だけ巻回したら、巻回作業を中断
し、反転部分の直前直後を夫々ペンチ等で挟む。この状
態で、第1の軸4bからドラム5を取外し、一方のペン
チおよびドラム5を180度反転させることにより、図
37の(b)に示すように、素線6を反転させる。この
後、図38に示すように、ドラム5を第2の軸4cに付
け換える。これと共に、素線6の引出し位置に合わせ
て、各ローラ7bおよび7dを移動させ、巻型2を回転
させて巻型2に素線6を巻き取る。これにより、素線6
が反転された転移コイルが製造される。
【0017】しかしながら、この場合、素線6の反転箇
所をペンチ等で挟み、素線6を反転させる一連の作業を
人手により行っていたので、素線6の反転作業が面倒で
あるという問題があった。
【0018】また、1段巻きコイル,2段巻きコイル,
転移コイル等のコイルを製造するにあたって、次のコイ
ル成形を同じドラム5により行うか否かは、ドラム5に
残っている素線6の量を作業者が勘で判断することに基
づいて決めざるを得なかった。この場合、その判断が間
違うこともあり、例えば、ドラム5に残っている素線6
の量を多く見積もってしまうと、次のコイルを巻回して
いる途中で素線6が足りなくなり、コイルが未完成にな
ってしまう。逆に、少なく見積もってしまうと、コイル
成形ができるにも係わらずドラム5を破棄することにな
り、無駄が多くなる。
【0019】さらに、1段巻きコイル,2段巻きコイ
ル,転移コイル等のコイルを製造するにあたって、コイ
ル成形終了後には、コイルを紐等で結束して、巻型2か
ら取外すのであるが、その結束作業を慎重且つ確実に行
わないと、コイルが膨らんでしまう虞れがあった。尚、
一旦コイルが膨らむと、復元しても素線6のR部におい
てスプリングバック力が働くので、成形終了時と同一寸
法にならないという事情がある。
【0020】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その第1の目的は、素線の弛み防止や素線相互間
の密着性の均一化や素線の位置ずれ防止を図り得、寸法
の均一なコイルを製造できるコイル巻線装置を提供する
ことにある。その第2の目的は、巻型に巻回される素線
に直線部が生じることを十分に無くし得、素線相互間の
密着性をより向上させることができるコイル巻線装置を
提供することにある。その第3の目的は、転移コイルを
製造するにあたって、素線の反転作業を簡単に行い得る
コイル巻線装置を提供することにある。
【0021】その第4の目的は、ドラムに残っている素
線の量を正確に検出でき、ドラムを破棄する等の無駄を
無くすことができるコイル巻線装置を提供することにあ
る。その第5の目的は、コイルを紐等で結束しなくとも
コイルの膨らみを防止できるコイル巻線装置を提供する
ことにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドラムに巻装
された素線を巻型に掛渡し、この巻型を回転させること
により巻型に素線を巻き取ってコイルを製造するコイル
巻線装置において、請求項1記載のものは、第1の目的
である寸法の均一なコイルを製造するためになされたも
のであり、前記巻型の両側部に回動可能に設けられた第
1および第2のアームと、これら第1および第2のアー
ムに設けられ、前記巻型に巻き取られた素線に該巻型の
一方側および他方側から当接する第1および第2の押え
ローラと、前記第1および第2の押えローラに設けら
れ、前記素線の第1および第2の押えローラに対する位
置ずれを防止する第1および第2のずれ止め部と、前記
第1および第2のアームを回動させ、前記第1および第
2の押えローラを前記巻型に押付ける第1および第2の
押付け手段と、前記第1および第2の押えローラの押付
け力が夫々一定となるように前記第1および第2の押付
け手段の出力を調整する第1および第2の出力調整手段
とを具備したところに特徴を有する。
【0023】請求項2記載のものは、第2の目的である
素線相互間の密着性をより向上させるためになされたも
のであり、第1および第2のアームのうちの少なくとも
一方を移動可能に設け、この移動可能なアームに設けら
れた押えローラによる素線押え点が巻型の素線巻回開始
点から所定範囲内に位置するように該アームを移動制御
する移動制御手段を備えたところに特徴を有する。
【0024】請求項3記載のものは、第3の目的である
素線の反転作業を簡単化するためになされたものであ
り、巻型に掛渡される素線を挟み込む2対のクランプ
と、これら2対のクランプのうちの一方を反転させるク
ランプ反転機構と、このクランプ反転機構に追従してド
ラムを反転させるドラム反転機構とを具備したところに
特徴を有する。
【0025】請求項4記載のものは、第4の目的である
ドラムを破棄する等の無駄を無くすためになされたもの
であり、巻型に掛渡される素線にその一方側から当接
し、該巻型に素線が巻き取られることに追従して回転す
る巻取量検出ローラと、この巻取量検出ローラの回転量
を検出することにより前記巻型の素線巻取量を検出する
巻取量検出手段と、移動可能に設けられ、その移動に伴
い前記巻型に掛渡される素線に前記巻取量検出ローラと
は反対側から当接する厚さ寸法検出ローラと、この厚さ
寸法検出ローラの移動量を検出することにより、前記素
線の厚さ寸法を検出する厚さ寸法検出手段とを具備した
ところに特徴を有する。
【0026】請求項5記載のものは、第5の目的である
コイルの結束作業を簡単化するためになされたものであ
り、巻型に掛渡される素線に当接する接着剤塗布ローラ
と、この接着剤塗布ローラの表面に接着剤を供給する接
着剤供給手段とを具備したところに特徴を有する。
【0027】
【作用】請求項1記載の手段によれば、巻型の一方側お
よび他方側には夫々第1および第2の押えローラがある
ので、巻型を正逆いずれの方向へ回転させて素線を巻き
取る場合でも、素線巻回開始点と素線押え点との間に距
離の長い直線部が生じ難く、その結果、コイルの弛みを
防止できる。しかも、第1および第2の押えローラの押
え力が第1および第2の出力調整手段により一定に保た
れるので、素線に作用する押え力が一定となり、その結
果、素線相互間の密着性を均一化できる。さらに、第1
および第2の押えローラに設けられた第1および第2の
ずれ止め部により、素線の位置ずれが防止できるので、
総じて、コイル寸法にばらつきが生じることを防止でき
る。
【0028】請求項2記載の手段によれば、巻型に素線
を巻回している間、押えローラによる素線押え点が素線
巻回開始点の近傍に位置するように、押えローラが移動
するので、素線巻回開始点と素線押さえ点との間に直線
部が生じることを確実に防止でき、ひいては、コイルの
弛みをより確実に防止できる。
【0029】請求項3記載の手段によれば、素線を2対
のクランプにより挟むと、一対のクランプとドラムとが
自動的に反転するので、素線の反転作業が簡単化され
る。請求項4記載の手段によれば、ドラムから素線が引
出されると、これに追従して巻取量検出ローラが回転す
るので、その回転量を検出することにより、ドラムから
引出された素線量が分かる。しかも、厚さ寸法検出ロー
ラを素線に当接するように移動させ、その移動量を検出
することにより、素線の中心線位置が分かる。従って、
上記2つのデータにより、素線の中心線がドラムから引
出された量を検出できるので、この引出し量からドラム
に残っている素線量も検出できる。
【0030】請求項5記載の手段によれば、ドラムから
素線が引出されることに伴い接着剤塗布ローラが回転
し、接着剤塗布ローラに当接する素線に接着剤が塗布さ
れる。その結果、巻型に素線が巻回されたときには、素
線相互間が接着剤により接着された状態になるので、巻
型からコイルを取外す際にあたって、コイルの結束作業
を簡単化できる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図1
0に基づいて説明する。まず、図2において、図示左側
にあるドラム装着部11は、脚部11a,11aに取付
プレート11bを取付けて構成されたものであり、取付
プレート11bは脚部11a,11aの屈伸動作に伴い
上下動する。また、取付プレート11bの上面には、図
1に示すように、第1の軸11cおよび第2の軸11d
が設けられている。そして、第1の軸11cにはドラム
12が回転可能に取付けられ、このドラム12には素線
13が巻装されている。尚、素線13は、図3に示すよ
うに、断面矩形状をなしており、2本の銅線を絶縁被覆
で覆うことから構成されている。
【0032】ドラム装着部11の反対側には、図2に示
すように、コイル巻駆動部14が設けられている。この
コイル巻駆動部14は、サーボモータからなる巻型モー
タ14a(図7参照)を内部に収容してなるものであ
り、その上面にはテーブル15が取付けられ、このテー
ブル15は巻型モータ14aに連結されている。そし
て、図1に示すように、テーブル15には矩形板状をな
す巻型16が取付けられており、巻型モータ14aが駆
動すると、テーブル15と一体的に巻型16が回転する
ようになっている。また、ドラム12から引出された素
線13は巻型16に掛渡されており、テーブル15の回
転に伴って巻型16に巻き取られる。
【0033】尚、図7に示すように、巻型モータ14a
はドライバ14bを介してマイクロコンピュータ17に
接続されており、このマイクロコンピュータ17によっ
て、図1に示す矢印A方向(正方向)および反矢印A方
向(逆方向)へ選択的に回転させられる。
【0034】図2に示すように、ドラム装着部11とコ
イル巻駆動部14との間には、上下動可能なローラ装着
部18が設けられている。このローラ装着部18の上面
左側には、図1に示すように、ベース19が設けられ、
このベース19には一対の捻り修正ローラ19a,19
bが固定配置されている。そして、ドラム12から引出
された素線13は捻り修正ローラ19a,19b間に挿
入されている。
【0035】ローラ装着部18の上面中央部にはスライ
ドベース20が設けられ、図3に示すように、このスラ
イドベース20には突片20aが設けられている。そし
て、この突片20aには送りねじ21が枢支され、この
送りねじ21は、突片20aに取付けられた捻り修正モ
ータ21aにより回転されるようになっている。また、
送りねじ21にはスライドベース22が螺合されてお
り、捻り修正モータ21aにより送りねじ21が回転す
ると、スライドベース22は、その下面がスライドベー
ス20によりガイドされながら移動する。
【0036】スライドベース22の上面には支持片22
aが固定配置されており、この支持片22aには、図1
に示すように、2個の捻り修正ローラ23a,23aが
取付けられている。また、スライドベース22の上面に
は、図3に示すように、2個の突片22b,22bが設
けられ、突片22b,22bには送りねじ24が枢支さ
れている。そして、この送りねじ24は、捻り修正モー
タ24aにより回転されるようになっている。
【0037】送りねじ24には支持片25が螺合されて
いる。この支持片25の上面には、図1に示すように、
2個の捻り修正ローラ23b,23bが取付けられ、捻
り修正ローラ19a,19b間に挿入された素線13
は、捻り修正ローラ23a,23aと23b,23bと
の間に挿入されている。そして、図3において、捻り修
正モータ24aを用いて送りねじ24を回転させること
により、素線13の厚さ寸法に応じて支持片25を移動
させ、捻り修正ローラ23a,23aと捻り修正ローラ
23b,23bとの間で素線13を挟み込む。
【0038】ローラ装着部18の上面右側には、図1に
示すように、ベース26が設けられている。このベース
26には、図4に示すように、支持片26aが固定さ
れ、この支持片26aには捻り修正ローラ27aが設け
られている。また、ベース26には突片26b,26b
が設けられている。そして、突片26b,26bには送
りねじ28が枢支され、この送りねじ28は、捻り修正
モータ28aにより回転されるようになっている。
【0039】送りねじ28には支持片29が螺合され、
この支持片29には捻り修正ローラ27bが設けられて
いる。そして、図1に示すように、捻り修正ローラ23
a,23aと捻り修正ローラ23b,23bとの間で挟
み込まれた素線13は、捻り修正ローラ27a,27b
間に挿入されており、図4において、捻り修正モータ2
8aを用いて送りねじ28を回転させることにより、素
線13の厚さ寸法に応じて支持片29を移動させ、捻り
修正ローラ27a,27b間で素線13を挟み込む。
【0040】また、図3において、捻り修正モータ21
aを用いて送りねじ21を回転させることにより、2対
の捻り修正ローラ23a,23bをスライドベース22
ごと移動させ、図1において、左側の捻り修正ローラ1
9a,19bと中央部の捻り修正ローラ23a,23b
と右側の捻り修正ローラ27a,27bとの位置関係を
調整し、ワイヤドラム12に巻装されることにより生じ
た素線13の捻り癖を除去する。
【0041】ローラ装着部18の上面右端部にはベース
30が設けられている。このベース30には反りローラ
31a,31bが設けられており、素線13は反りロー
ラ31a,31b間に挿入されている。この場合、反り
ローラ31bは、捻り修正ローラ27bと同様、反り付
与モータ32aの駆動に伴い送りねじ32に螺進されて
移動するようになっており、反りローラ31bを移動さ
せることにより、反りローラ31a,31b間で素線1
3を挟み込む。
【0042】そして、前記各捻り修正ローラ19a,1
9bおよび23a,23bならびに27a,27bと反
りローラ31a,31bとの位置関係に基づいて、素線
13に反り癖を付け、素線13を、この反り癖により巻
型16密着させるようになっている。尚、各捻り修正モ
ータ21a,24a,27aおよび反り付与モータ32
aは、図7に示すように、ドライバ21b,24b,2
7bおよび32bを介してマイクロコンピュータ17に
接続され、マイクロコンピュータ17により駆動制御さ
れる。
【0043】巻型16の両側には、図1に示すように、
第1および第2の押付け駆動部33および34が設けら
れている。これら第1および第2の押付け駆動部33お
よび34には夫々第1および第2のアーム33aおよび
34aが水平方向へ回動可能に取付けられ、第1および
第2のアーム33aおよび34aの先端部には夫々第1
および第2の押えローラ33bおよび34bが取付けら
れている。そして、図8に示すように、第1の押えロー
ラ33bは、第1のアーム33aが矢印A方向へ回動さ
れることに伴い、巻型16に巻回される素線13に巻型
16の一方側から当接する。また、第2の押えローラ3
4bは、図9に示すように、第2のアーム34aが反矢
印A方向へ回動されることに伴い、巻型16に巻回され
る素線13に巻型16の他方側から当接する。
【0044】第1の押えローラ33bの上端部には、図
5に示すように、鍔状をなす第1のずれ止め部33cが
一体で設けられており、第1の押えローラ33bにより
押えられた素線16が上方へ位置ずれすることは、素線
13の上面が第1のずれ止め部33cに当接することよ
り防止され、また、下方へ位置ずれすることは、素線1
3の下面がテーブル15の上面に当接することにより防
止される。尚、図1に示すように、第2の押えローラ3
4bの上端部にも鍔状をなす第2のずれ止め部34cが
設けられており、第2の押えローラ34bにより押えら
れた素線16が上方へ位置ずれすることは、第2のずれ
止め部34cにより防止され、下方へ位置ずれすること
はテーブル15の上面によって防止される。
【0045】第1および第2の押付け駆動部33および
34には、第1および第2の押付け手段としての第1お
よび第2のエアーシリンダ35および36が取付けら
れ、第1のエアーシリンダ35のロッド35aおよび第
2のエアーシリンダ36のロッド36aは夫々第1およ
び第2のアーム33aおよび34aに回動可能に連結さ
れている。この場合、第1のエアーシリンダ35は復動
型のものであり、図6に示すように、ピストン35b,
往動シリンダチューブ35c,復動シリンダチューブ3
5dを備えている。そして、エア源からエアパイプ37
aを介して往動シリンダチューブ35c内にエアーが供
給されると、ピストン35bが矢印B方向へ押圧され、
ピストン35cに連結された第1のロッド35aが突出
するようになっている。
【0046】また、これとは反対に、エアパイプ37b
を介して復動シリンダチューブ35d内にエアーが供給
されると、ピストン35bが反矢印B方向へ押圧され、
第1のロッド35aが後退する。尚、第1の電磁弁38
aは、第1のエアーシリンダ35にエアーを供給するた
めのものであり、図7に示すように、マイクロコンピュ
ータ17に接続され、マイクロコンピュータ17により
駆動制御される。
【0047】エアパイプ37aには、図6に示すよう
に、第1の出力調整手段である第1の精密レギュレータ
39が設けられている。この精密レギュレータ39は、
往動シリンダチューブ35c内のエアー量を調整するこ
とにより、ピストン35bに作用する矢印B方向の圧力
を一定に保つためのものであり、例えば図1に実線で示
す状態では、図6において、ピストン35bが反矢印B
方向へ後退して往動シリンダチューブ35c内の圧力が
高まるので、精密レギュレータ39は過剰のエアーを排
出し、ピストン35bに作用する矢印B方向の圧力を一
定値(例えば5kg/cm2 )に保持する。これによ
り、第1の押えローラ33bが一定の押え力で素線13
を巻型16の軸心方向へに押え付けるように構成されて
いる。
【0048】尚、第2のエアーシリンダ36は第1のエ
アーシリンダ35と同一構成になっており、図7に示す
第2の電磁弁38bによりエアーが供給される。しか
も、第2のエアーシリンダ36の出力(ロッド36aの
突出力)は第2の出力調整手段である第2の精密レギュ
レータ(図示せず)によって一定値(例えば5kg/c
2 )に保持され、これにより、第2の押えローラ34
bが一定の押え力で素線13を巻型16の軸心方向へ押
え付けるように構成されている。
【0049】次に上記構成の作用について説明する。ま
ず、1段巻きコイルを製造するにあたっては、図1およ
び図2において、ドラム12から引出した素線13を、
捻り修正ローラ19a,19b間と23a,23b間と
27a,27b間と反りローラ31a,31b間とに挿
入し、その先端部を巻型16に固定する。
【0050】そして、図3において、捻り修正ローラ2
4aにより支持片25を移動させ、捻り修正ローラ23
a,23aと捻り修正ローラ23b,23bとの間で素
線13を挟み込む。同様に、図4において、捻り修正モ
ータ28aにより支持片29を移動させ、捻り修正ロー
ラ27a,27b間で素線13を挟み込む。さらに、図
1において、反り付与モータ32aにより反りローラ3
1bを移動させ、反りローラ31a,31b間で素線1
3を挟み込む。これと共に、捻り修正モータ21aを用
い、素線13の捻り癖が除去され且つ反り癖が付与され
るように、スライドベース22を移動させる。この状態
で、巻型16を正方向(矢印A方向)へ回転させること
により、ドラム12から素線13を引出して巻型16に
1段に巻き取る。
【0051】ところで、巻型16に素線13を巻回して
いる間、マイクロコンピュータ17は、図6において、
第1の電磁弁38aを用いて往動シリンダチューブ35
c内にエアーを供給することにより、第1のエアーシリ
ンダ35のロッド35aを矢印B方向へ突出した状態に
保持している。従って、巻型16が、図1に二点鎖線で
示すように、略90度回動された状態になっているとき
には、第1の精密レギュレータ39がエアーの排出を行
わず、第1の押えローラ33bは押え力5kg/cm2
で素線13を巻型16に押え付けている。
【0052】この状態から、巻型16が矢印A方向へ回
転するにつれ、第1の押えローラ33bが反矢印A方向
へ回動され、ピストン35bが反矢印B方向へ移動して
往動シリンダチューブ35c内の圧力が高まる。する
と、精密レギュレータ39が過剰のエアーを排出し、ピ
ストン35bに作用する矢印B方向の圧力を一定値に保
持するので、素線13は、第1のずれ止め部33cによ
り位置ずれ防止されながら、一定の押え力で巻型16に
押え付けられる。
【0053】尚、マイクロコンピュータ17は、第2の
電磁弁38bを用いて第2のエアーシンダ36の復動シ
リンダチューブにエアーを供給することにより、ロッド
36aを移動させ、第2の押えローラ34bを巻型16
から離間した状態に保持している。
【0054】また、2段巻きコイルを製造するにあたっ
ては、図10に示すように、巻型16の上側に、素線1
3が巻装されていない素線巻取ドラム12aを取付け、
巻型16を回転させることにより素線巻取ドラム12a
に所定量の素線13を巻き取る。この後、素線13を巻
型16に固定し、上記1段巻きコイルを巻回した場合と
同様、巻型16を矢印A方向へ回転させ、捻り癖の除去
および反り癖の付与ならびに第1の押えローラ33bに
よる押え力の付与を行いながら、素線13を巻型16に
矩形板状に1段に巻き取り所定位置で切断する。素線巻
取ドラム12aの素線13は1段目のコイルの内周側と
連続している。
【0055】次に、巻型16の上側にある素線巻取ドラ
ム12aを取付プレート11bの第2の軸11dに取付
ける。そして、各捻り修正ローラ19a,19b間と2
3a,23b間と27a,27b間と反りローラ31
a,31b間とから素線13を抜取り、それらの間に素
線巻取ドラム12aに連続する素線13を装着する。さ
らに、取付プレート11b,ローラ装着部18,第2の
押付け駆動部34を素線13の幅寸法分だけ上方へ移動
させ、反矢印A方向へテーブル15を回転させることに
より、巻型16に2段目コイルを巻装する。
【0056】ここで、巻型16に2段目コイルを巻回し
ている間、第1のロッド35aは反矢印B方向へ移動
し、第1の押えローラ33bは巻型16から離間した状
態に保持されている。これに対し、第2の押えローラ3
4bは、1段目コイル巻回時の第1の押えローラ33b
と同様、第2のずれ止め部34cにより素線13の位置
ずれを防止しながら、一定の押え力で素線13を巻型1
6に押え付けている。
【0057】以上の説明から明らかなように、本実施例
によれば、巻型16の両側に第1および第2の押えロー
ラ33bおよび34bを設けたので、巻型16を正逆い
ずれの方向へ回転させる場合でも、素線巻回開始点と素
線押え点との間に距離の長い直線部が生じなくなり、そ
の結果、コイルの弛みを防止できる。しかも、第1の精
密レギュレータ39および第2の精密レギュレータを用
い、巻型16の回動位置に係わらず第1の押えローラの
33bおよび第2の押えローラ34bの押え力が一定値
になるようにしたので、素線13相互間の密着性を均一
化できる。これに加え、第1および第2のずれ止め部3
3cおよび34cにより、素線13の位置ずれを防止で
きるので、総じて、コイル寸法を均一化できる。
【0058】特に、第1および第2の押えローラ33b
および34bにより素線13相互間を均一に密着させて
いるので、その摩擦力も均一化され、素線13が上下方
向へ位置ずれしようとする力にばらつきがなくなる。従
って、第1および第2のずれ止め部33cおよび34c
の剛性は、比較的小さくて良く、ひいては、第1および
第2のずれ止め部33cおよび34cの肉厚を小さくで
きるといった効果も奏する。
【0059】次に本発明の第2実施例を図11ないし図
15に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。
【0060】まず、図12において、コイル巻駆動部4
0内には減速機構40a収納されている。この減速機構
40aにはテーブル41の巻軸41aが連結され、テー
ブル41には、図11に示すように、巻型16が取付け
られている。一方、巻型モータ14aは、図12に示す
ように、コイル巻駆動部40の外側から減速機構40a
に連結されており、巻型モータ14aの回転は減速機構
40aにより減速され、巻型16に伝達される。
【0061】そして、図13に示すように、巻型モータ
14aの回転速度はタコジェネレータ14cにより検出
され、ドライバ14bにフィードバックされる。また、
巻型モータ14aの回転数はロータリエンコーダ14d
により検出され、位置決めコントローラ14eにフィー
ドバックされる。尚、41bはテーブル41の巻軸41
aの回転数を検出するためのロータリエンコーダであ
る。
【0062】コイル巻駆動部40の側方には、図12に
示すように、ベース42が設けられ、このベース42に
は2本のレール42a,42aが設けられている。ま
た、ベース42には突片42bが設けられ、突片42b
には送りねじ43が枢支されている。そして、この送り
ねじ43は、図11に示すように、サーボモータからな
る押えローラ移動モータ43aにより回転されるように
なっている。
【0063】レール42a,42aには、図12に示す
ように、第1の押付け駆動部33が嵌合され、第1の押
付け駆動部33がレール42a,42aに沿って移動す
るようになっている。しかも、第1の押付け駆動部33
の下面には突片33dが設けられ、この突片33dは送
りねじ43に螺合されている。従って、押えローラ移動
モータ43aにより送りねじ43が回転されると、第1
の押付け駆動部33と共に第1の押えローラ33bがレ
ール42a,42aに沿って移動する。
【0064】そして、図13に示すように、押えローラ
移動モータ43aの回転速度はタコジェネレータ43c
によって検出され、ドライバ43bにフィードバックさ
れる。また、押えローラ移動モータ43aの回転数はロ
ータリエンコーダ43dによって検出され、位置決めコ
ントローラ43eにフィードバックされるようになって
いる。
【0065】次に上記構成の作用について説明する。ま
ず、素線巻回作業を行うにあたっては、図14に示すよ
うな各種の基礎データ(1)〜(9)を、移動制御手段
としてのマイクロコンピュータ17に入力する。ここ
で、(1)は素線13の厚さ寸法、(2)は巻型16の
短辺寸法、(3)は同長辺寸法、(4)は同隅部のr寸
法、(5)は第1の押えローラ33bの半径寸法、
(6)は反りローラ31aの半径寸法、(7)および
(8)は巻型16の回動中心と反りローラ31aの回動
中心とのずれ量、(9)は第1のアーム33aの長さ寸
法である。
【0066】そして、マイクロコンピュータ17は、上
記基礎データに基づいて、図15の(a)および(c)
に示すように、反りローラ31aから円d1 およびd3
に下ろした接線と巻型16の短辺とが一直線となる巻型
16の回動位置θ1 およびθ3 、(b)および(d)に
示すように、反りローラ31aから円d2 およびd4に
下ろした接線と巻型16の長辺とが一直線となる巻型1
6の回動位置θ2 およびθ4 を演算する。
【0067】この後、スタートスイッチ(図示せず)が
操作されると、マイクロコンピュータ17は、ドライバ
14bから巻型モータ14aに駆動信号を出力し、巻型
16に素線13を巻き取る。これと共に、ロータリエン
コーダ41bから信号を検出し、その検出信号から巻型
16の回動位置θを検出する。
【0068】ここで、図15の(a)に示す状態から素
線巻回作業が開始され、巻型16の回動位置θが「θ1
〜θ2 」の範囲にあるとすると、マイクロコンピュータ
17は、この回動位置θと基礎データとに基づいて、回
動位置θにおける円d1 の座標式を演算する。そして、
反りローラ31aから円d1 に接線を下ろし、該接線と
円d1 との接点座標を演算し、この接点を第1の押えロ
ーラ33bが押えるように、第1の押付け駆動部33の
目標位置を演算する。
【0069】次に、マイクロコンピュータ17は、ドラ
イバ43bから押えローラ移動モータ43aに駆動信号
を出力し、第1の押付け駆動部33を移動させる。そし
て、この第1の押付け駆動部33の現在位置を、押えロ
ーラ移動モータ43aの回転数としてロータリエンコー
ダ41cにより検出し、その検出値を位置決めコントロ
ーラ43eにフィードバックし、このフィードバック値
が目標位置に一致するまで、駆動信号の出力を継続す
る。これにより、第1の押えローラ33bによる素線押
え点が素線巻回開始点である円d1 の接点に保持され
る。
【0070】この後、巻型16の回動位置が図15の
(b)に示すθ2 を越えると、マイクロコンピュータ1
7は、回動位置θにおける円d2 の座標式を演算する。
次に、反りローラ31aから円d2 に下ろした接線と円
d2 との接点座標を演算し、この接点を第1の押えロー
ラ33bが押えるように、第1の押付け駆動部33の目
標位置を演算する。そして、この目標位置に第1の押付
け駆動部33が位置するように、押えローラ移動モータ
43aを駆動制御する。而して、巻型16の回動位置が
図15の(c)に示すθ3 に達するまで、この動作を繰
返す。
【0071】そして、マイクロコンピュータ17は、巻
型16の回動位置が「θ3 〜θ4 」であるときには、反
りローラ31aから円d3 に下ろした接線と円d3 との
接点を第1の押えローラ33bが押えるように、第1の
押付け駆動部33を移動制御する。また、巻型16の回
動位置が「θ4 〜θ1 」であるときには、反りローラ3
1aから円d4 に下ろした接線と円d4 との接点を第1
の押えローラ33bが押えるように、第1の押付け駆動
部33を移動制御する。これにより、第1の押えローラ
33bによる素線押え点を素線巻回開始点に一致させた
まま、巻型16に素線13を一周巻き取る。
【0072】ところで、上記一連の動作の繰返しによ
り、巻型16に素線13が一周巻き取られるごとに、円
d1 〜d4 の座標式が素線13の厚さ寸法だけ変化す
る。このため、マイクロコンピュータ17は、素線13
が一周巻き取られるごとに、図14に示す(10)巻型
16の短辺寸法、(11)同長辺寸法、(12)隅部の
r寸法を演算し、円d1 〜d4 の座標式を再度演算す
る。そして、再度演算された円から反りローラ31aに
接線を下ろし、該接線と各円との接点を第1の押えロー
ラ33bが押えるように、第1の押付け駆動部33を移
動制御する。これにより、素線13の巻回開始から巻回
終了に至る間、素線押え点と素線巻回開始点とが一致し
た状態を保持する。
【0073】尚、マイクロコンピュータ17は、タコジ
ェネレータ43cから送りねじ43の回転速度を検出し
ており、巻型16の回動位置がθ1 ,θ2 ,θ3 ,θ4
の各前後において、送りねじ43の回転速度が所定の高
スピード値と一致するまで、押えローラ移動モータ43
aへの速度指令を変更する。これにより、素線巻回開始
点の位置が大きく移動する回動位置θ1 ,θ2 ,θ3 ,
θ4 の近辺において、第1の押えローラ33bを高速度
で移動させ、素線13に弛みが生じないようにしてい
る。しかも、巻型16が第1の押えローラ33bの高速
移動に対応して回動するよう、タコジェネレータ14c
から巻型16の回転速度を検出し、その回転速度が所定
値と一致するまで、巻型モータ14aへの速度指令を変
更する。
【0074】以上の説明から明らかなように、本実施例
によれば、第1の押えローラ33bによる素線押え点が
素線巻回開始点と一致するよう、第1の押えローラ33
bを移動制御しているので、巻回巻回開始点と素線押え
点との間に直線部が生じることを確実に防止でき、ひい
ては、コイルの弛みを確実に防止できる。特に上記実施
例においては、素線巻回開始点の位置が大きく移動する
回動位置θ1 ,θ2 ,θ3 ,θ4 の近辺で、第1の押え
ローラ33bを高速度で移動させているため、より確実
に素線13の弛みを防止できる。
【0075】尚、上記実施例においては、第1の押えロ
ーラ33bのみを移動制御する構成としたが、これと同
様の構成により、第2の押えローラ34bを移動制御す
るようにしても良い。この場合、2段巻きコイルの2段
目コイルを巻回するにあたっても、より確実にコイル素
線13の弛みを防止できる。
【0076】また、上記実施例においては、素線押え点
と素線巻回開始点とを一致させる構成としたが、必ずし
も一致させる必要はなく、要は、素線巻回開始点の近傍
に素線押え点が位置していれば良い。この場合、近傍の
具体的数字は、素線13の種類により異なるが、素線1
3の厚さ寸法の20倍以内とすることが好ましい。
【0077】次に本発明の第3実施例を図16ないし図
22に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。まず、図17
において、ローラ装着部18の左側にはL字状をなす支
持脚44が設けられ、この支持脚44にはドラム反転機
構45が取付けられている。以下、ドラム反転機構45
について詳述する。
【0078】支持脚44にはウォーム減速機付きのドラ
ムモータ46が取付けられている。このドラムモータ4
6はサーボモータからなり、図22に示すように、ドラ
イバ46aを介してマイクロコンピュータ17に接続さ
れている。また、ドラムモータ46には、図17に示す
ように、L字状をなす取付プレート47が連結され、取
付プレート47にはドラム12が取付けられている。
【0079】支持脚44には、その上部に位置して反転
検出スイッチ48aが取付けられ、反転検出スイッチ4
8aの対向部位に位置して復帰検出スイッチ48bが取
付けられており、両スイッチ48aおよび48bは、図
22に示すように、マイクロコンピュータ17に接続さ
れている。一方、図17に示すように、取付プレート4
7には、その下部に位置してスイッチ操作部47aが設
けられており、取付プレート47が非回動状態(同図に
示す状態)にある場合には、復帰検出スイッチ48bが
スイッチ操作部47aによりオンされ、取付プレート4
7が180度回動することに伴い、反転検出スイッチ4
8aがスイッチ操作部47aによりオンされる。
【0080】マイクロコンピュータ17には、図22に
示すように、メインスイッチ49が接続されており、マ
イクロコンピュータ17は、メインスイッチ49のオン
を検出すると、反転検出スイッチ48aおよび復帰検出
スイッチ48bの信号を検出する。そして、復帰検出ス
イッチ48bがオンされている場合、反転検出スイッチ
48aがオンされるまでドラムモータ46に正転信号を
出力する。これにより、取付プレート47およびドラム
12を一体的に正方向へ180度反転させる。以上のよ
うにドラム反転機構45は構成されている。
【0081】ローラ装着部18の右側には、図17に示
すように、クランプベース50が設けられ、このクラン
プベース50にはクランプ反転機構51が取付けられて
いる。以下、クランプ反転機構51について詳述する。
【0082】クランプベース50の上面には、サーボモ
ータからなるクランプモータ52が取付けられ、このク
ランプモータ52は、図22に示すように、ドライバ5
2aを介してマイクロコンピュータ17に接続されてい
る。そして、クランプモータ52の回転軸には、図19
に示すように、小ギア53aが取付けられている。
【0083】また、クランプベース50の上面にはガイ
ドプレート54が設けられ、ガイドプレート54にはガ
イド部54aが突設されている。そして、ガイド部54
aには大ギア53bが回転可能に嵌合され、この大ギア
53bは、図18に示すように、小ギア53aに噛合さ
れている。従って、クランプモータ52が駆動すると、
その回転が小ギア53aを介して大ギア53bに伝達さ
れ、大ギア53bがガイド部54aにガイドされながら
回転する。
【0084】ガイドプレート54には、その端部に位置
して反転検出スイッチ55aが取付けられ、その対向側
に位置して復帰検出スイッチ55bが取付けられてお
り、両スイッチ55aおよび55bは、図22に示すよ
うに、マイクロコンピュータ17に接続されている。一
方、大ギア53bの裏面には、図18に示すように、ス
イッチ操作部53cが設けられており、大ギア53bが
非回動状態(同図に示す状態)にある場合には、復帰検
出スイッチ55bがスイッチ操作部53cによりオンさ
れ、大ギア53bが180度回動することに伴い、反転
検出スイッチ55aがスイッチ操作部53cによりオン
される。
【0085】マイクロコンピュータ17は、メインスイ
ッチ49のオンを検出すると、ガイドプレート54の反
転検出スイッチ55aおよび復帰検出スイッチ55bか
ら信号を検出するように構成されている。そして、マイ
クロコンピュータ17は、復帰検出スイッチ55bがオ
ンされていることを検出すると、ドラムモータ46と共
にクランプモータ52にも正転信号を出力し、大ギア5
5bをドラム12に同期して正方向へ回動させる。しか
も、マイクロコンピュータ17は、反転検出スイッチ5
5aがオンされると、クランプモータ52への正転信号
の出力を停止する。これにより、大ギア53bが180
度反転させられる。以上のように、クランプ反転機構5
1は構成されている。
【0086】大ギア53bには、図18に示すように、
一対のクランプ56a,56aが取付けられており、操
作部(図示せず)を操作すると、クランプ56a,56
aが開閉するようになっている。そして、大ギア53b
およびガイドプレート54には夫々切欠部53dおよび
54bが形成されており、操作部によりクランプ56
a,56a間を開放した状態で、切欠部53dおよび5
4bを通してクランプ56a,56a間に素線13を挟
み込む。
【0087】クランプベース50には、図16に示すよ
うに、クランプ56a,56aより巻型16側に位置し
て一対のクランプ56b,56bが設けられている。そ
して、このクランプ56b,56bは、図20に示すよ
うに、クランプ56a,56aと同様、操作部(図示せ
ず)の操作により開閉されるようになっている。
【0088】尚、図16に示すように、反りローラ31
a,31bはローラ装着部18から取外され、クランプ
ベース50と巻型16との間に設けられたベース57に
取付けられている。また、送りねじ24および28は、
ハンドル58aおよび58bの回転操作により回転され
るようになっており、捻り修正ローラ23bおよび27
bは、ハンドル58aおよび58bにより移動させられ
る。これと同様、スライドベース22および捻り修正ロ
ーラ19bはハンドル58cおよび58dの回転操作に
より移動させられる。
【0089】次に上記構成の作用について説明する。ま
ず、ハンドル58dと58aと58bとを回転操作する
ことにより、捻り修正ローラ19a,19b間と23
a,23b間と27a,27b間とで素線13を挟み込
み、また、ハンドル58cを回転操作することにより、
素線13の捻り癖が除去され且つ反り癖が付与されるよ
うに、スライドベース20を移動させる。これと共に、
クランプ56a,56aおよび56b,56b間を開放
し、クランプ56a,56aおよび56b,56b間に
素線13を通す。
【0090】この状態で素線巻回作業が開始されると、
素線13は第1の押えローラ33bにより押えられなが
ら巻型16に巻回される。この後、マイクロコンピュー
タ17は、巻型16に素線13が所定周巻き取られたこ
とを検出すると、巻型モータ14aを停止させ、素線巻
回作業を中断させる。
【0091】この後、作業者は、両クランプ56a,5
6aおよび56b,56bを閉塞し、素線13を挟み込
む。これと共に、ハンドル58dと58aと58bとを
回転操作し、素線13が反転可能なように、捻り修正ロ
ーラ19a,19b間と23a,23b間と27a,2
7b間との間隔寸法を夫々大きくした後、メインスイッ
チ49をオンする。
【0092】すると、マイクロコンピュータ17は、ド
ラム反転機構45の復帰検出スイッチ48bがオンされ
ていることを検出し、ドライバ46aを介してドラムモ
ータ46に正転信号を出力する。これと共に、クランプ
反転機構51の復帰検出スイッチ55bがオンされてい
ることを検出し、ドライバ52aを介してクランプモー
タ52に正転信号を出力する。これより、クランプ56
a,56aとドラム12とが同期して正方向へ回動す
る。
【0093】次に、マイクロコンピュータ17は、ドラ
ム反転機構45の反転検出スイッチ48aのオン,クラ
ンプ反転機構51の反転検出スイッチ55aのオンを検
出すると、ドラムモータ46およびクランプモータ52
への正転信号の出力を停止し、ドラム12およびクラン
プ56a,56aを夫々180度反転させる。すると、
図21に示すように、クランプ56a,56aおよび5
6b,56b間に位置する部分で素線13が反転され
る。
【0094】この後、作業者は、クランプ56a,56
aおよび56b,56bを開放し、メインスイッチ49
を再度操作する。すると、マイクロコンピュータ17
は、ドラム反転機構45の反転検出スイッチ48aのオ
ンおよびクランプ反転機構51の反転検出スイッチ55
aのオンを検出し、クランプ反転機構51の復帰検出ス
イッチ55bがオンされるまでクランプモータ52に逆
転信号を出力する。これにより、クランプ56a,56
aのみが非回動状態に復帰する。以上の操作が終了する
と、作業者はハンドル58dと58aと58bとを回転
操作し、捻り修正ローラ19a,19b間と23a,2
3b間と27a,27b間とで素線13を挟み込み、素
線巻回作業を再開させ、転移コイルを製造する。
【0095】尚、反転状態にあるドラム12を非回動状
態に復帰させるには、メインスイッチ49を操作する。
すると、マイクロコンピュータ17は、ドラム反転機構
45の反転検出スイッチ48aのオンおよびクランプ反
転機構51の復帰検出スイッチ55bのオンを検出し、
ドラム反転機構45の復帰検出スイッチ48bがオンさ
れるまでドラムモータ46に逆転信号を出力する。これ
により、ドラム12が非回動状態に復帰する。
【0096】以上の説明から明らかなように、本実施例
によれば、素線13の反転時には、クランプベース50
に固定配置されたクランプ56a,56aおよび56
b,56bにより素線13を挟み込むので、目測で素線
13の反転箇所を挟み込んでいた従来に比べ、反転部分
の長さ寸法等を一定化できる。しかも、クランプ56
a,56aおよびドラム12を自動的に反転させるの
で、人手により素線13の反転作業を行っていた従来と
は異なり、素線13の反転作業が簡単化される。
【0097】尚、上記実施例においては、ドラム12お
よびクランプ56a,56aの反転をスイッチにより検
出する構成としたが、これに限定されるものではなく、
例えばロータリーエンコーダ等のセンサを用いて検出す
る構成としても良い。
【0098】次に本発明の第4実施例を図23ないし図
26に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。
【0099】まず、図23において、ローラ装着部18
の上面にはスライドベース59が設けられ、このスライ
ドベース59には、図24に示すように、支持台60が
固定配置されている。そして、支持台60の内部にはベ
アリング60a,60aが設けられ、ベアリング60
a,60aには、巻取量検出ローラとしての反りローラ
61の軸61aが取付けられている。
【0100】スライドベース59には2個の突片59
a,59aが設けられ、突片59a,59aには送りね
じ62が枢支されている。そして、この送りねじ62
は、ローラ移動モータ62aにより回転されるようにな
っている。また、送りねじ62には支持台63が螺合さ
れている。この支持台63の内部にはベアリング63
a,63aが設けられており、ベアリング63a,63
aには、厚さ寸法検出ローラとしての反りローラ64の
軸64aが取付けられている。そして、ローラ移動モー
タ62aを駆動させ、支持台63を送りねじ62に沿っ
て移動させると、両反りローラ64および61間で素線
13が挟み込まれるようになっている。
【0101】尚、図26に示すように、ローラ移動モー
タ62aはドライバ62bを介してマイクロコンピュー
タ17に接続されており、マイクロコンピュータ17に
より駆動制御される。また、反りローラ61の軸61a
は反りローラ61に一体で設けられ、同様に、反りロー
ラ64の軸64aは反りローラ64に一体で設けられて
いる。
【0102】支持台60内には、巻取量検出手段として
のロータリーエンコーダ65が収容され、ロータリーエ
ンコーダ65は反りローラ61の軸61aに連結されて
いる。このロータリーエンコーダ65は、図26に示す
ように、カウンタ65aを介してマイクロコンピュータ
17に接続されており、カウンタ65aのカウンタ値
は、巻型16に素線13が巻き取られることに追従して
反りローラ61が回転するごとにインクリメントされ
る。
【0103】送りねじ62を支持する片側の突片59a
には、厚さ寸法検出手段としてのロータリエンコーダ6
6が取付けられ、このロータリエンコーダ66は送りね
じ62に連結されている。そして、図26に示すよう
に、ロータリーエンコーダ66はカウンタ66aを介し
てマイクロコンピュータ17に接続されており、送りね
じ62が正方向へ回転して反りローラ64が矢印C方向
へ移動した場合には、カウンタ66aのカウンタ値はイ
ンクリメントされる。また、送りねじ62が逆方向へ回
転して反りローラ64が反矢印C方向へ移動した場合、
カウンタ66aのカウンタ値はデクリメントされる。そ
して、マイクロコンピュータ17は、カウンタ66aの
カウンタ値を検出することに基づいて素線13の厚さ寸
法を検出する。
【0104】次に上記構成の作用について説明する。ま
ず、図23において、第1実施例と同様、捻り修正ロー
ラ19a,19b間と23a,23b間と27a,27
b間とで素線13を挟み込む。さらに、ローラ移動モー
タ62aにより反りローラ64を移動させ、反りローラ
61,64間で素線13を挟み込む。
【0105】このとき、マイクロコンピュータ17は、
反りローラ64移動用の送りねじ62の回転量N1 をカ
ウンタ66aのカウント値から検出し、下記(1)の演
算を行うことにより、素線13の厚さ寸法Tを検出し、
その厚さ寸法Tを内部記憶装置に記憶する。
【0106】 T=P−L1 ×N1 −2r ……(1) 但し、Pは反りローラ61,64間のピッチ間基準距離
(図24参照)、L1 は送りねじ62のリード、rは反
りローラ64の半径(図24参照)である。
【0107】そして、マイクロコンピュータ17は巻型
モータ14aを駆動させ、巻型16に素線13を巻き取
る。この後、素線巻回作業が終了したことを検出する
と、反りローラ61の回転量N2 をカウンタ65aのカ
ウント値から検出すると共に内部記憶装置から素線13
の厚さ寸法Tを読出す。そして、下記(2)の演算を行
うことにより、素線13の中心線13c(図25参照)
の送り量Lを演算し、その演算結果を表示装置17a
(図26参照)に表示する。 L=(r+T/2)×π×2×N2 ……(2)
【0108】以上の説明から明らかなように、本実施例
によれば、ロータリエンコーダ65および66の検出結
果から、素線13の送り量を演算するようにしたので、
作業者は、表示装置17aに表示された演算結果に基づ
いて、ドラム12に残っている素線13の量を正確に検
出することができる。このため、コイル成形ができるに
も係わらずドラム12を破棄する等の無駄を無くすこと
ができ、材料を有効利用することができる。しかも、成
形後の実コイル長さと設計したコイル長さとの差を確認
し、その結果から、設計コイル長さを補正することも可
能になる。
【0109】ところで、第1実施例で説明したように、
素線13は巻型16に対して正逆両方向に巻き取られる
ため、反りローラ61の回転量N2 だけから素線13の
引出し量を検出すると、検出値に誤差が生じる。この点
本実施例では、素線13の中心線13cの送り量Lを検
出する構成としたので、素線13の巻取方向に影響され
ず、素線13の引出し量を正確に検出できる。
【0110】次に本発明の第5実施例を図27ないし図
29に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。
【0111】まず、図27において、ローラ装着部18
の上面には、反りローラ31a,31bの前方に位置し
て2本のレール67,67が設けられ、これらレール6
7,67には、図28に示すように、支持台68が移動
可能に取付けられている。また、ローラ装着部18の上
面には突片69が設けられている。この突片69にはア
クチュエータ70が取付けられ、アクチュエータ70は
支持台68に連結されている。そして、アクチュエータ
70が作動すると、支持台68がレール67,67に沿
って移動するようになっている。
【0112】支持台68の内部にはベアリング68a,
68aが収容され、ベアリング68a,68aには接着
剤塗布ローラ71の軸71aが取付けられている。この
接着剤塗布ローラ71には、図29に示すように、1つ
の接着剤供給孔71bおよび3つの接着剤流出孔71c
が形成されており、接着剤供給孔71bに接着剤を注入
すると、その接着剤が各接着剤流出孔71cから接着剤
塗布ローラ71の表面に流出するようになっている。
【0113】接着剤塗布ローラ71への接着剤供給作業
は接着剤供給手段72により自動的に行われる。この接
着剤供給手段72は、図28に示すように、ノズル72
aとノズル72aに速乾性の接着剤を吐出する定量吐出
ポンプ72bとを備えたものであり、マイクロコンピュ
ータ17は、所定のタイミングで定量吐出ポンプ72b
を駆動し、ノズル72aから接着剤塗布ローラ71の接
着剤供給孔71bに速乾性の接着剤を供給する。
【0114】次に上記実施例の作用について説明する。
まず、図27において、巻型16を1周回転させ、巻型
16に素線13を1周だけ巻取ったら、素線巻回作業を
中断し、アクチュエータ70を用いて接着剤塗布ローラ
71を移動させ、素線13に接着剤塗布ローラ71を当
接させる。
【0115】この後、素線巻回作業が再開されると、マ
イクロコンピュータ17は定量吐出ポンプ72bを駆動
し、ノズル72aから接着剤塗布ローラ71の接着剤供
給孔71bに速乾性接着剤を供給する。すると、その速
乾性接着剤は、接着剤供給孔71bから3つの接着剤流
出孔71cに分流し、接着剤塗布ローラ71の表面に流
出する。これにより、素線13の片面に接着剤が塗布さ
れ、素線13相互間は接着剤により接着されながら巻型
16に巻回される。
【0116】以上の説明から明らかなように、本実施例
によれば、巻型16に巻回された素線13相互間が接着
剤により接着された状態になるので、コイルが膨らんで
しまうことを防止できる。その結果、コイルを紐等で結
束する結束作業を廃止したり、あるいは、結束作業を行
うにしても慎重に行う必要がなくなるので、作業性が向
上する。
【0117】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のコイル巻線装置によれば次のような優れた効果を奏す
る。請求項1記載の手段によれば、巻型の一方側および
他方側に第1および第2の押えローラがあるので、巻型
を正逆いずれの方向へ回転させて素線を巻き取る場合で
も、素線巻回開始点と素線押え点との間に距離の長い直
線部が生じ難くなり、その結果、コイルの弛みを防止で
きる。しかも、第1および第2の押えローラの押え力が
出力調整手段により一定に保たれるので、素線相互間の
密着性を均一化できる。さらに、第1および第2のずれ
止め部により、素線の位置ずれが防止できるので、総じ
て、コイル寸法にばらつきが生じることを防止できる。
【0118】請求項2記載の手段によれば、押えローラ
による素線押え点が素線巻回開始点の近傍に位置するよ
うに、押えローラを移動させるので、素線巻回開始点と
素線押え点との間に距離の長い直線部が生じることを確
実に防止でき、ひいては、コイルの弛みをより確実に防
止できる。
【0119】請求項3記載の手段によれば、2対のクラ
ンプにより素線を挟むと、ドラムと共に一方のクランプ
が自動的に反転するので、素線の反転作業が簡単化され
る。しかも、目測で素線の反転箇所を挟み込む必要がな
いので、反転部分の長さ寸法等も一定化できる。
【0120】請求項4記載の手段によれば、巻取量検出
手段の検出結果と厚さ寸法検出手段の検出結果とから、
素線の中心線が送られた量が分かるので、その送り量に
基づいて、ドラムに残っている素線量を正確に検出でき
る。このため、コイル成形ができるにも係わらずドラム
を破棄する等の無駄を無くすことができ、材料を有効利
用することができる。請求項5記載の手段によれば、素
線相互間が接着剤により接着された状態になるので、コ
イルの結束作業を簡単化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す上面図
【図2】側面図
【図3】捻り修正ローラを示す縦断背面図
【図4】別の捻り修正ローラを示す縦断背面図
【図5】押えローラを示す縦断背面図
【図6】第1のエアーシリンダと第1の精密レギュレー
タとを概念的に示す図
【図7】電気的構成を示すブロック図
【図8】第1の押付け駆動部部分の拡大上面図
【図9】第2の押付け駆動部部分の拡大上面図
【図10】2段巻きコイルの巻回手順を説明するための
側面図
【図11】本発明の第2実施例を示す要部の概略上面図
【図12】正面図
【図13】電気的構成を示すブロック図
【図14】基礎データを説明するための概略上面図
【図15】作用説明用の要部の概略上面図
【図16】本発明の第3実施例を示す上面図
【図17】側面図
【図18】クランプ反転機構を示す正面図
【図19】クランプ反転機構を示す横断面図
【図20】別のクランプを示す正面図
【図21】素線が反転された状態を示す斜視図
【図22】電気的構成を示すブロック図
【図23】本発明の第4実施例を示す上面図
【図24】反りローラ部分を示す縦断背面図
【図25】反りローラ部分を示す上面図
【図26】電気的構成を示すブロック図
【図27】本発明の第5実施例を示す上面図
【図28】接着剤塗布ローラ部分を示す縦断背面図
【図29】接着剤塗布ローラ部分を示す上面図
【図30】従来例を示す上面図
【図31】側面図
【図32】(a)は素線の縦断面図、(b)は側面図
【図33】素線巻取ドラムを示す側面図
【図34】2段巻きコイルの巻回手順を説明するための
側面図
【図35】素線に弛みができることを説明するための概
略上面図
【図36】エアーシリンダを示す断面図
【図37】(a)は反転された素線の縦断面図、(b)
は側面図
【図38】転移コイルの巻回手順を説明するための上面
【符号の説明】
12はドラム、13は素線、16は巻型、17はマイク
ロコンピュータ(移動制御手段)、33aは第1のアー
ム、33bは第1の押えローラ、33cは第1のずれ止
め部、34aは第2のアーム、34bは第2の押えロー
ラ、34cは第2のずれ止め部、35は第1のエアーシ
リンダ(第1の押付け手段)、36は第2のエアーシリ
ンダ(第2の押付け手段)、39は第1の精密レギュレ
ータ(第1の出力調整手段)、45はドラム反転機構、
51はクランプ反転機構、56aはクランプ、56bは
クランプ、61は反りローラ(巻取量検出ローラ)、6
4は反りローラ(厚さ寸法検出ローラ)、65はロータ
リーエンコーダ(巻取量検出手段)、66はロータリエ
ンコーダ(厚さ寸法検出手段)、71は接着剤塗布ロー
ラ、72は接着剤供給手段を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムに巻装された素線を巻型に掛渡
    し、この巻型を回転させることにより巻型に素線を巻き
    取ってコイルを製造するものにおいて、 前記巻型の両側部に回動可能に設けられた第1および第
    2のアームと、 これら第1および第2のアームに設けられ、前記巻型に
    巻き取られた素線に該巻型の一方側および他方側から当
    接する第1および第2の押えローラと、 前記第1および第2の押えローラに設けられ、前記素線
    の第1および第2の押えローラに対する位置ずれを防止
    する第1および第2のずれ止め部と、 前記第1および第2のアームを回動させ、前記第1およ
    び第2の押えローラを前記巻型に押付ける第1および第
    2の押付け手段と、 前記第1および第2の押えローラの押付け力が夫々一定
    となるように前記第1および第2の押付け手段の出力を
    調整する第1および第2の出力調整手段とを具備してな
    るコイル巻線装置。
  2. 【請求項2】 第1および第2のアームのうちの少なく
    とも一方を移動可能に設け、 この移動可能なアームに設けられた押えローラによる素
    線押え点が巻型の素線巻回開始点から所定範囲内に位置
    するように該アームを移動制御する移動制御手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載のコイル巻線装置。
  3. 【請求項3】 巻型に掛渡される素線を挟み込む2対の
    クランプと、 これら2対のクランプのうちの一方を反転させるクラン
    プ反転機構と、 このクランプ反転機構に追従してドラムを反転させるド
    ラム反転機構とを具備してなる請求項1または2記載の
    コイル巻線装置。
  4. 【請求項4】 巻型に掛渡される素線にその一方側から
    当接し、該巻型に素線が巻き取られることに追従して回
    転する巻取量検出ローラと、 この巻取量検出ローラの回転量を検出することにより前
    記巻型の素線巻取量を検出する巻取量検出手段と、 移動可能に設けられ、その移動に伴い前記巻型に掛渡さ
    れる素線に前記巻取量検出ローラとは反対側から当接す
    る厚さ寸法検出ローラと、 この厚さ寸法検出ローラの移動量を検出することによ
    り、前記素線の厚さ寸法を検出する厚さ寸法検出手段と
    を具備してなる請求項1ないし3のいずれかに記載のコ
    イル巻線装置。
  5. 【請求項5】 巻型に掛渡される素線に当接する接着剤
    塗布ローラと、 この接着剤塗布ローラの表面に接着剤を供給する接着剤
    供給手段とを具備してなる請求項1ないし4のいずれか
    に記載のコイル巻線装置。
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