JPH08225244A - コイル巻線方法並びに装置 - Google Patents

コイル巻線方法並びに装置

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JPH08225244A
JPH08225244A JP7032575A JP3257595A JPH08225244A JP H08225244 A JPH08225244 A JP H08225244A JP 7032575 A JP7032575 A JP 7032575A JP 3257595 A JP3257595 A JP 3257595A JP H08225244 A JPH08225244 A JP H08225244A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルの整列巻きの精度を向上させる。 【構成】 回転する巻芯1の外周に嵌合して軸方向に移
動するガイド7を介して線材2を巻芯1の線材巻付位置
へと案内する。さらに、巻線終了後にガイド7を逆方向
に変位させて巻線同士を密着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精密コイルの巻線装置
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】高速道路の料金所に備えるカード読取装
置などに使用されるアンテナコイルには、高感度でかつ
対抵抗インダクタンス値が高いことが要求される。
【0003】このため、これらのアンテナコイルは一般
に密着かつ整列した状態でフェライト巻芯に巻きつける
必要がある。寸法上の要求からフェライト巻芯は薄板状
に形成される場合が多い。
【0004】コイルのインダクタンスを高くするために
は巻線回数を多くすることが必要で、そのために巻線用
線材には径の極めて小さいものが使用され、径の選択は
1ミクロン単位で行われる。
【0005】巻芯への線材の巻き付けは、巻芯を回転さ
せながらノズルから線材を供給することで行うが、この
時線材の間に隙間ができたり、線材がとなりの線材に乗
り上げたりしないように、巻線に従ってノズルをスピン
ドルの軸方向に少しずつ動かす必要がある。
【0006】このようなノズルの動作を制御するため
に、例えば特開平3−249065号には、巻芯に至る
線材の傾斜角度をセンサで読み取り、この角度が一定に
なるようにノズルの移動速度を制御する装置が提案され
ている。
【0007】
【発明の課題】しかしながら、このようにノズルの変位
を高精度に制御しても、前記のような細線を扱うと、角
度の検出やノズル移動機構の追従に誤差が出やすく、線
材が相互に密着したきれいな整列巻きを行うことはなか
なかに困難であった。
【0008】本発明は上記問題点を解決すべくなされた
もので、コイルの整列巻きの精度を向上させることを目
的とする。
【0009】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明は、回転
する巻芯に巻線用の線材を供給して線材を巻芯に巻き付
けるコイル巻線方法において、巻芯の外周に嵌合して軸
方向に移動するガイドを用いて線材を巻芯の線材巻付位
置へと案内している。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、巻線終了後にガイドを逆方向に変位させて巻線同士
を密着させている。
【0011】請求項3の発明は、巻芯を支持して回転す
る手段と、回転する巻芯に巻線用線材を供給する機構と
により、線材を巻芯に巻きつけるコイル巻線装置におい
て、供給機構から供給される前記線材を巻芯の所定の巻
線位置へ案内するガイドと、線材供給機構とガイドとを
一体に前記巻芯と平行に移動する手段とを備えている。
【0012】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、ガイドと前記巻芯との相対回転を規制するととも
に、ガイドを前記線材供給機構にベアリングを介して回
転自由に支持している。
【0013】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、ガイドを巻芯と同期して回転駆動する手段を備えて
いる。
【0014】請求項6の発明は、請求項3の発明におい
て、線材供給機構とガイドの前記スピンドル軸方向の相
対変位を可能にする手段を備えている。
【0015】請求項7の発明は、線材供給機構とガイド
を前記巻芯と平行に個別に移動する手段を備えている。
【0016】
【作用】請求項1の発明は、軸方向に移動するガイドを
用いて線材を巻線位置へ案内することで、巻線の重なり
や離間を防止する。
【0017】請求項2の発明は、巻線後にガイドを逆方
向に移動することで巻線の密着を確実にする。
【0018】請求項3の発明は、移動手段が巻芯と平行
に線材供給機構とガイドと移動させることで、ガイドを
常に巻線位置に保持し、線材の巻き付け位置への案内精
度を高める。また、巻線終了後にガイドを逆方向に若干
移動することで巻線の列間の隙間をなくし、巻線を相互
に密着させる。
【0019】請求項4の発明は、ガイドと前記巻芯との
相対回転を規制することで、ガイドを巻芯と一体回転さ
せるとともに、ベアリングがこのガイドの回転を支持す
る。
【0020】請求項5の発明は、回転駆動手段がガイド
を巻芯と同期して回転させることによりガイドを巻芯に
負荷をかけることなく巻芯と一体回転させる。
【0021】請求項6の発明は、線材供給機構とガイド
との相対変位を可能にすることで、2層目以降の巻線に
おけるガイドと下層の巻線との干渉を回避する。
【0022】請求項7の発明は、線材供給機構とガイド
を巻芯と平行に個別に移動することにより、2層目の巻
線の開始位置の調整を可能にする。
【0023】
【実施例】図1〜図5に本発明の実施例を示す。
【0024】図1は本発明の第1の実施例であり、巻芯
であるフェライトコア1に線材2を巻き付けてコイルを
制作する巻線装置を示す。フェライトコア1はスピンド
ル3に治具4を介して固定され、回転手段としてのスピ
ンドルモータ5の運転により回転駆動される。
【0025】フェライトコア1の外周にはガイド7が異
径嵌合する。ガイド7はフェライトコア1に対して軸方
向の変位のみを許容される。ガイド7はベアリング8を
介してノズル支持具9に回転自由に支持される。このベ
アリング8はまたガイド7とノズル支持具9とのフェラ
イトコア1の軸方向に沿った相対変位を規制する。
【0026】ノズル支持具9には線材供給機構として線
材2を所定の張力のもとで供給するノズル10が取り付
けられる。また。ノズル支持具9はフェライトコア1と
平行に設けたスピンドル11に螺合する。スピンドル1
1にはトラバースモータ13が結合し、トラバースモー
タ13の運転によりスピンドル11が回転すると、ノズ
ル支持具9はフェライトコア1に沿ってねじ送りされ
る。トラバースモータ13の回転速度は、線材2の巻線
に伴う巻線位置の変化に等しい速度でノズル支持具9を
ねじ送りするようにあらかじめ設定する。
【0027】次に作用を説明する。
【0028】巻線はスピンドル3に近いフェライトコア
1の基端寄りの位置で開始される。ノズル支持具9はト
ラバースモータ12の運転によりあらかじめこの開始位
置に対応した位置に移動しておく。巻線開始時には、ガ
イド7は治具4に対して線材2の線径に略等しい隙間を
あけて保持される。
【0029】巻線作業は線材2の先端をフェライトコア
1の所定位置に係止した後、スピンドルモータ5とトラ
バースモータ12の運転を同時に開始することで行う。
これによりフェライトコア1が回転し、ノズル10から
所定の張力で送り出される線材2が治具4とガイド7の
隙間に誘導されフェライトコア1に巻き付けられる。
【0030】巻線開始後は、トラバースモータ12の運
転によりスピンドル11を介してノズル支持具9がねじ
送りされ、ノズル支持具9に支持されたノズル10はフ
ェライトコア1と平行にフェライトコア1の先端方向へ
と少しずつ移動する。
【0031】一方、フェライトコア1の外周に異径嵌合
するガイド7は、ベアリング8を介してノズル支持具9
に回転自由に支持され、かつノズル支持具9との軸方向
の相対変位を規制されているため、フェライトコア1と
一体に回転しながら、フェライトコア1に沿ってノズル
10とともに先端方向へと移動する。
【0032】そのため、ノズル10から送り出された線
材2はガイド7に沿ってフェライトコア1の巻線位置へ
と導かれる。ノズル支持具9の移動速度は巻線の進行に
伴う巻線位置の移動速度に等しく設定されているので、
ノズル10とガイド7の移動速度もこれに等しく、線材
2はすでに巻き付けられた線材2に対して重なったり、
離れたりすることなく、整列状態でフェライトコア1に
順次巻き付けられる。
【0033】所定回数の巻線を終了したら、スピンドル
モータ5の運転を停止し、フェライトコア1を停止させ
た状態でトラバースモータ12を僅かに逆回転させても
良い。こうすることにより、ガイド7はフェライトコア
1に沿って逆方向、すなわちスピンドル3の方向に変位
し、巻線の列をスピンドル3の方向に押し戻す。これに
より、巻線間に存在していた微少な隙間がなくなり、巻
線同士が密着し、より完全な整列巻きが行える。
【0034】このようにして、巻線の進行とともに移動
し、かつ巻線終了後に逆方向に若干変位するガイドによ
り、線径の極めて細い線材2を用いて完全な整列状態で
かつ線材密度の高いコイルを得ることができる。
【0035】図2に本発明の第2の実施例を示す。
【0036】この巻線機は、ガイド7をフェライトコア
1を介さずに回転駆動するものであり、ガイド7はフェ
ライトコア1の外周に回転自由に装着される。ガイド7
にはプーリ24が、スピンドル3にはプーリ20がそれ
ぞれ固設される。また、ノズル支持具9を軸方向及び回
転方向に変位自由に貫通するスプライン軸21が設けら
れ、その両端にプーリ22と23が固定される。
【0037】そして、プーリ20と22の間にベルト2
5が、プーリ23と24の間にベルト26がそれぞれ掛
け回される。なお、各プーリの径はガイド7がフェライ
トコア1と同期回転するように設定される。
【0038】スピンドルモータ5はスピンドル3を介し
てフェライトコア1を回転させるととも、プーリ20を
回転させる。この回転はベルト25、プーリ22、スプ
ライン軸21、プーリ23、ベルト26及びプーリ24
を介してガイド7に伝達される。
【0039】これにより、ガイド7はフェライトコア1
を介さずに回転駆動されるので、ガイド7はフェライト
コア1に一切の負荷を及ぼさず、負荷によるフェライト
コア1の歪みを防止することができる。
【0040】図3に本発明の第3の実施例を示す。
【0041】この実施例はノズル支持部9とガイド7と
を着脱可能なジョイント部30を介して結合したもので
あり、他の構成は前記第1の実施例と同様である。
【0042】これは複数層の巻線を行うコイルへの適用
を考慮した実施例であり、1層目の巻線作業はガイド7
をノズル支持部9に結合した状態で第1の実施例と同様
に行い、2層目以降の巻線作業はジョイント部30の結
合を解除し、ガイド7をノズル支持部9から切り離して
行う。
【0043】1層目の巻線完了後にノズル支持部9から
切り放されたガイド7は、ノズル支持部9を再びスピン
ドル3寄りの巻線開始位置に移動した後も、そのまま巻
線終了位置に留まる。
【0044】2層目の巻線は1層目の巻線完了位置から
ノズル支持具9を逆方向に移動しながらガイド7なしで
行うが、この場合にはノズル10から供給される線材2
は下層の巻線間の溝の中へと誘導されるので、下層巻線
に対して線径の半分だけ軸方向にずれた状態で下層の巻
線と同じピッチで巻き付けられる。したがって、2層目
以降はガイド7による案内を行わなくても1層目と同様
に整列状態で密着した巻線が行われる。
【0045】図4に本発明の第4の実施例を示す。
【0046】ここでは、ノズル支持部9とガイド7とを
分割し、個別に駆動する。ガイド7はベアリング8を介
してホルダ32に支持され、ホルダ32に螺合するスピ
ンドル33をガイド送りモータ34が回転させること
で、ガイド7をフェライトコア1に沿って移動する。
【0047】トラバースモータ12とガイド送りモータ
34はいずれもサーボモータで構成され、同期運転する
ように制御される。
【0048】この実施例においては、前記第3の実施例
と同様に、1層目の巻線ではノズル10とガイド7を一
体に移動し、2層目以降の巻線においてはノズル10の
みを移動する。
【0049】2層目の巻線は1層目と半ピッチずらした
位置で行うが、その場合に2層目の巻数を1層目と等し
く設定した同相巻と、2層目の巻数を1層目より巻数を
一周分だけ減らした異相巻という二種類の巻線形式があ
る。
【0050】この実施例では、ガイド7とノズル支持部
9を個別に駆動するため、どちらの巻線形式においても
線材2を2層目の巻線開始位置へ案内するためにガイド
7を有効に使用することができる。
【0051】すなわち、同相巻の場合は、2層目の巻始
めが1層目の最終の巻線より半ピッチ分だけ外側にずれ
るが、この場合には2層目の巻線の開始に先立ち、ガイ
ド7を1層目の巻線終了位置から半ピッチ分だけ、スピ
ンドル3から遠ざかる方向へ移動しておく。これによ
り、2層目の巻線を1層目の最後の巻線とガイド7との
間の隙間の上に1周目を巻き付ける。以後の巻線は1層
目の巻線間の溝をガイドとして行われる。一方、異相巻
の場合は、ガイド7は1層目の巻線終了位置にそのまま
保持される。このため1周目の最後の巻線とガイド7と
の間に隙間ができず、2層目の巻線は1層目の最後の巻
線とその一つ手前の巻線の間の溝から巻き始められる。
【0052】このようなガイド7の使用法は前記第3の
実施例においても可能である。
【0053】図5に本発明の第5の実施例を示す。
【0054】これは、ボビンレスコイルの巻線機に本発
明を適用した実施例であり、巻線は巻芯40を用いて行
われる。ボビンレスコイルは巻線の終了後に巻芯40を
除去して、巻線のみでコイルを構成するものである。
【0055】この巻線機におていは、巻芯40の一端は
スピンドル3に結合する。スピンドル3には線材の巻き
始め位置を規定するためのフランジ状の固定ガイド3A
が形成される。スピンドル3はホルダ44にベアリング
45を介して回転自由に支持される一方、軸方向の相対
変位を規制される。スピンドル3はスピンドルモータ5
に直結したスプライン41によりベルト42を介して回
転駆動される。
【0056】巻芯40のもう一端はガイド7の中心に形
成された穴に軸方向に変位自由に侵入する。
【0057】ガイド7は前記第4の実施例と同様にベア
リング8を介してホルダ32に回転自由に支持され、ホ
ルダ32との間で軸方向の相対変位を規制される。ホル
ダ32はガイド送りモータ34の運転によりスピンドル
33を介したねじ送りで、ガイド7を巻芯40に沿って
軸方向に移動する。
【0058】また、ガイド7はベルト43を介してスプ
ライン41に回転駆動され、巻芯40と同期して回転す
る。
【0059】この実施例でも前記第4の実施例と同様
に、1層目の巻線時のみガイド7をノズル10と一体に
移動し、ガイド7の案内により巻線を行う。2層目以降
の巻線においてはガイド7を動かさずにノズル10のみ
を移動する。
【0060】ところで、ボビンレスコイルの巻線の場
合、従来は1層目の巻線を整列状態で行うために、例え
ば巻芯の外周に溝を形成して、溝をガイドとして巻線を
行っていた。けれども、巻心に溝を形成すると、巻線と
溝の係合のために巻線後に巻芯を取り出すことができ
ず、やむを得ず巻芯を分解可能に構成していた。
【0061】けれども、この実施例のようにガイド7を
用いて線材を案内することで、巻線40の外周に溝を設
ける必要がなくなるため、巻線後は巻芯40を分解せず
に容易に巻線から列巻線を行うことが可能になる。
【0062】また、ボビンレスコイルの場合は自立可能
なように、巻線後に熱風を吹き付けてコイルを硬化させ
るが、この時熱で治具の軸方向の幅が変化することがあ
る。そのような場合に治具の両端に固定ガイドを設けて
いると、治具の軸方向の幅の変化に伴って固定ガイドの
間隔が変化し、結果として固定ガイドがコイルに軸方向
力が及ぼして、コイルの変形を招くことがある。しかし
ながら、この実施例のようにガイド7を移動式とするこ
とにより、治具の軸方向の幅の変化やさらには線材のロ
ットによる公差の変化等に応じてガイド7の位置が設定
し直されるため、このような問題も回避できる。
【0063】
【発明の効果】請求項1の発明は、巻芯の外周に嵌合し
て軸方向に移動するガイドにより線材を案内するので、
巻線の重なりや離間を防止でき、巻線が相互に密着しつ
つ整列した良質のコイルを得ることができる。
【0064】請求項2の発明は、巻線後にガイドを逆方
向に移動するので、巻線をさらに密着させることができ
る。
【0065】請求項3の発明は、移動手段が巻芯と平行
に線材供給機構とガイドと移動させることで、ガイドが
常に巻線位置に保持される。したがって、線材の巻き付
け位置への案内精度が向上する。さらに、巻線終了後に
ガイドを逆方向に若干移動することで巻線の列間の隙間
をなくし、巻線をさらに密着させることができる。
【0066】請求項4の発明は、ガイドと巻芯との相対
回転を規制し、ガイドを線材供給機構にベアリングを介
して回転自由に支持したので、ガイドの回転手段が不要
となり、簡易な構成で請求項1の発明を実施することが
できる。
【0067】請求項5の発明は、ガイドと巻芯を同期し
て回転駆動する手段を備えたので、巻芯にガイドを回転
させるための負荷が作用せず、巻芯の歪みなどが生じる
のを防止できる。
【0068】請求項6の発明は線材供給機構とガイドと
のスピンドル軸方向の相対変位を可能にする手段を備え
たので、1層目のみガイドを用いて巻線を行い、2層目
以降は下層の巻線間の溝をガイドとして巻線を行うこと
により、複数層の巻線を要するコイルにおいても巻線が
相互に密着しつつ整列した良質のコイルを得ることがで
きる。
【0069】請求項7の発明は、線材供給機構とガイド
を巻芯と平行に個別に移動することにより、2層目の巻
線の開始位置の調整を可能にするので、同相巻や異相巻
などの巻線形式に応じてガイドを2層目の巻線開始位置
の位置決めに有効利用できる。
【0070】したがって、本発明によりコイルの密着状
態での整列巻を簡易な構成で実現することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すコイル巻線装置の
概略側面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示すコイル巻線装置の
概略側面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示すコイル巻線装置の
概略側面図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示すコイル巻線装置の
概略側面図である。
【図5】本発明の第5の実施例を示すコイル巻線装置の
概略側面図である。
【符号の説明】
1 フェライトコア 2 線材 3 スピンドル 5 スピンドルモータ 7 ガイド 8 ベアリング 9 ノズル支持具 10 ノズル 12 トラバースモータ 34 ガイド送りモータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する巻芯に巻線用の線材を供給して
    線材を巻芯に巻き付けるコイル巻線方法において、巻芯
    の外周に嵌合して軸方向に移動するガイドを用いて線材
    を巻芯の線材巻付位置へと案内することを特徴とするコ
    イル巻線方法。
  2. 【請求項2】 巻線終了後に前記ガイドを逆方向に変位
    させて巻線同士を密着させる請求項1に記載のコイル巻
    線方法。
  3. 【請求項3】 巻芯を支持して回転する手段と、回転す
    る巻芯に巻線用の線材を供給する機構とにより、線材を
    巻芯に巻きつけるコイル巻線装置において、線材供給機
    構から供給される線材を巻芯の所定の巻線位置へ案内す
    るガイドと、線材供給機構とガイドを前記巻芯と平行に
    一体に移動する手段とを備えたことを特徴とするコイル
    巻線装置。
  4. 【請求項4】 ガイドと前記巻芯との相対回転を規制す
    るとともに、ガイドを前記線材供給機構にベアリングを
    介して回転自由に支持した請求項3に記載のコイル巻線
    装置。
  5. 【請求項5】 ガイドを巻芯と同期して回転駆動する手
    段を備えた請求項3に記載のコイル巻線装置。
  6. 【請求項6】 線材供給機構とガイドの前記スピンドル
    軸方向の相対変位を可能にする手段を備えた請求項3に
    記載のコイル巻線装置。
  7. 【請求項7】 線材供給機構とガイドを前記巻芯と平行
    に個別に移動する手段を備えた請求項3に記載のコイル
    巻線装置。
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