JP2507435B2 - 回転電機の巻線装置 - Google Patents

回転電機の巻線装置

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JP2507435B2
JP2507435B2 JP62138145A JP13814587A JP2507435B2 JP 2507435 B2 JP2507435 B2 JP 2507435B2 JP 62138145 A JP62138145 A JP 62138145A JP 13814587 A JP13814587 A JP 13814587A JP 2507435 B2 JP2507435 B2 JP 2507435B2
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文郎 藤井
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は回転電機に使用するコイルの巻線装置に関す
る。
(従来の技術) 従来回転電機の鉄心に挿着するコイルの巻線作業を行
なう場合、第3図に示すように、長円形状の巻型1を巻
線機2に取付け、これを駆動モータ3で回転させ別置さ
れたワイヤドラム4に巻回されている電線5を作業者が
保持し、張力を加減しながら巻型1に巻付けていた。
(発明が解決しようとする問題点) このような従来の巻線装置によれば、巻型1の長手方
向が水平状態の時と垂直状態の時では、電線5のワイヤ
ドラム4から引出される速度が大きく違い、特に水平状
態から垂直状態に移行する時にはワイヤドラム4からの
電線5の引出される加速度が最大になり、さらに水平状
態の前後では巻型1が電線5を叩きつける現象もあり、
電線5に大きなショックが加わって、巻型1内で電線の
巻きずれが生じたり、絶縁損傷、電線の局所的な伸び等
の不具合が生じたりして、巻線作業の高速化・自動化を
阻害し、かつコイルの品質低下の原因になっていた。
本発明の目的は、これらの問題を解決するために電線
に加わるショックを出来るだけ少なくして、高速化かつ
自動化しうる回転電機の巻線装置を提供することにあ
る。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明の回転電機の巻線装置は、長円形状の巻型を回
転軸に取付け駆動モータにより回転させ、この巻型にワ
イヤドラムに巻回されている電線を巻付けてコイルを製
作する回転電機の巻線装置において、前記回転軸の一端
に取付けられたカムと、このカムの外周に接して設けら
れその回転位置を検出する回転位置検出器と、前記ワイ
ヤドラムの回転軸に取付けられたドラム駆動モータと、
ワイヤドラムと巻型の中間に配設され支柱の一端が回転
自在に軸支され他端にはワイヤドラムからの電線を巻型
に供給するドラムを有し支柱中央部に電線に張力を与え
るエアシリンダと支柱の傾きで張力を検出する張力検出
器とを有して成る張力付加機構と、前記ワイヤドラムに
速度指令を与える速度制御装置とを備え、前記巻型の長
手方向が水平位置付近では小さく垂直位置付近では大き
な夫々速度指令が出るよう前記カムを巻軸に取付け、カ
ムを介して前記回転位置検出器からの出力信号と、巻回
される電線に一定の張力を付加指示する前記張力検出器
からの出力信号とを夫々前記速度制御装置へ入力し、そ
の出力によりドラム駆動モータを回転制御し巻型とワイ
ヤドラムを同期運転させ、ワイヤドラムに巻回の電線を
巻型に巻付けてコイルを製作することに特徴を有する。
(作 用) 本発明の巻線装置によれば、巻型の回転位置によって
これに巻回される電線の速度が異なる場合には、カムの
外周に当接する回転位置検出器の出力信号によりドラム
駆動モータの回転速度を同期化させると共に、一定の張
力を与える張力付加装置の張力検出器からの出力信号が
発生すれば、この出力をも加えてドラム駆動モータの回
転速度を制御するようにしたので、巻型に巻回される電
線には常に一定の張力が与えられて巻線作業を行うこと
ができる。
(実施例) 以下、本発明の回転電機の巻線装置の一実施例を第1
図及び第2図を用いて説明する。第1図において、巻線
機6の巻軸7には長円形状の巻型1が取付けられ、駆動
モータ8にて回転する。この巻軸7にはその一端にカム
9が取付けられ、その外周に接触してカム9の回転位置
を検出する回転位置検出器10が取付いている。又、巻型
1に巻かれる電線5はワイヤガイド11及び張力付加機構
12を通ってワイヤドラム13から供給される。この張力付
加機構12には、一端が軸14で回転自在に軸支され、他端
に電線5が巻回されたドラム15を軸支した支柱16と、こ
の支柱16の中間には電線5に一定の張力を与えるための
エアシリンダ17及びこの支柱16の傾きによってその張力
状態を検出する張力検出器18が取り付けられている。ワ
イヤドラム13の回転軸にはドラム駆動モータであるサー
ボモータ19、回転発電機20が取付けられている。カム9
に取付けられた回転位置検出器10よりの出力信号と張力
付加機構12に設けられた張力検出器18の出力信号は速度
制御装置22のサーボ制御器21に速度指令として入力さ
れ、その出力によってサーボモータ19が駆動されてワイ
ヤドラム13を回転させ電線5を送り出す。そして、巻型
1の長手方向が水平位置付近では小さな速度指令が、垂
直位置付近では大きな速度指令が出るように、巻型1長
手方向の水平に対してカム9の長手方向を略垂直にして
巻軸7に取付けられている。尚、回転位置検出器10は巻
型1の回転により引張られる電線5の速度の変化をワイ
ヤドラム13の速度制御装置22に速度指令として与える。
次に上記構成における本発明の作用について説明す
る。
巻線機6が駆動モータ8により回転を始めると、巻軸
7に設けられたカム9により回転位置検出器10からは、
検出した回転角に対するワイヤドラム13の回転速度指令
が出力される。この指令によりワイヤドラム13は速度制
御装置22により回転を始め、電線5を供給する。
一方、電線5は巻型1が回転を始めた事により引張ら
れ、張力付加機構12のドラム15を矢印Aの方向に引張ろ
うとする。しかし、前述のカム9の回転位置検出器10か
らの信号により、ワイヤドラム13はすでに回転を始め電
線5を供給し始めていめ為、張力付加機構12のドラム15
は元の位置のまま、常に一定した張力で電線5を巻型1
へ供給する。
又、長円形状の巻型1の位置が変化してゆき、巻型1
の長手方向の水平位置付近では電線5の速度は最も遅
く、カム9の回転位置検出器10からの出力信号も小さく
なり、ワイヤドラム13の回転は遅くなる。同様に巻型1
の垂直位置付近では電線5の速度は最も速く、回転位置
検出器10からの出力信号も最も大きくなる為、ワイヤド
ラム13は回転が速くなる。このように巻型1の回転位置
による電線5の速度と同期してワイヤドラム13が動作す
る。
さらに、巻型1に電線5が巻かれてゆくと、巻型1の
巻き径は段々と大きくなり、1回転当りの電線5の引張
り速度は速くなってゆく。その時、逆にワイヤドラム13
は電線5が少なくなり巻き径が小さくなって、1回転当
りの電線5の供給速度は遅れて行き電線5の供給ができ
なくなる。この時張力付加機構12のドラム15は矢印A方
向に引張られるようになる。ドラム15が矢印A方向に動
くと、張力検出器18の出力信号が変化し、ワイヤドラム
13への速度指令信号を大きくするように働らく。このた
めワイヤドラム13は速度を上げ巻型1の速度に同期して
電線5を供給する。
このように張力付加機構12のドラム15の位置が電線5
の速度変動等で変化すると張力検出器18よりの出力信号
が変化し、ワイヤドラム13への速度指令信号を大きくす
るように働らく。このためワイヤドラム13の速度制御装
置22へ入力される速度指令も変化し、ワイヤドラム13の
回転速度が修正され、常に巻型1には一定張力の電線5
が安定して供給される。
以上述べたように本実施例によれば巻型1の電線巻取
り速度と同期してワイヤドラム13が駆動され一定した張
力の電線5が供給される為、電線5を巻型1が叩きつけ
るような衝撃も少なく、巻型1内の電線5の巻きずれ等
も無くなる為、電線5の絶縁損傷、局所的な伸び等が無
くなり、巻線作業の自動化・高速化が可能となる。
[発明の効果] 本発明の回転電機の巻線装置によれば、ワイヤドラム
からの電線の供給が巻型の回転速度と同期してスムーズ
に行なわれるようにしたので、電線に加わる衝撃も少な
く、巻型内での電線の巻きずれ等もなくなり、電線の絶
縁損傷及び局所的な伸び等の不具合も無くなる為、巻線
作業の自動化・高速化を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回転電機の巻線装置の
構成図、第2図は第1図のブロック図、第3図は従来の
巻線装置の構成図である。 1……巻型、7……巻軸(回転軸)、 8……駆動モータ、9……カム、 10……回転位置検出器、12……張力付加機構、 13……ワイヤドラム、18……張力検出器、 19……ドラム駆動モータ、 22……速度制御装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長円形状の巻型を回転軸に取付け駆動モー
    タにより回転させ、この巻型にワイヤドラムに巻回され
    ている電線を巻付けてコイルを製作する回転電機の巻線
    装置において、前記回転軸の一端に取付けられたカム
    と、このカムの外周に接して設けられその回転位置を検
    出する回転位置検出器と、前記ワイヤドラムの回転軸に
    取付けられたドラム駆動モータと、ワイヤドラムと巻型
    の中間に配設され支柱の一端が回転自在に軸支され他端
    にはワイヤドラムからの電線を巻型に供給するドラムを
    有し支柱中央部に電線に張力を与えるエアシリンダと支
    柱の傾きで張力を検出する張力検出器とを有して成る張
    力付加機構と、前記ワイヤドラムに速度指令を与える速
    度制御装置とを備え、前記巻型の長手方向が水平位置付
    近では小さく垂直位置付近では大きな夫々速度指令が出
    るよう前記カムを巻軸に取付け、カムを介して前記回転
    位置検出器からの出力信号と、巻回される電線に一定の
    張力を付加指示する前記張力検出器からの出力信号とを
    夫々前記速度制御装置へ入力し、その出力によりドラム
    駆動モータを回転制御し巻型とワイヤドラムを同期連転
    させ、ワイヤドラムに巻回の電線を巻型に巻付けてコイ
    ルを製作することを特徴とする回転電機の巻線装置。
JP62138145A 1987-06-03 1987-06-03 回転電機の巻線装置 Expired - Lifetime JP2507435B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5529261A (en) * 1978-08-23 1980-03-01 Hitachi Ltd Constant-tension correcting device

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