JP2000344469A - 移動式タワークレーン - Google Patents

移動式タワークレーン

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JP2000344469A
JP2000344469A JP15798899A JP15798899A JP2000344469A JP 2000344469 A JP2000344469 A JP 2000344469A JP 15798899 A JP15798899 A JP 15798899A JP 15798899 A JP15798899 A JP 15798899A JP 2000344469 A JP2000344469 A JP 2000344469A
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JP
Japan
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boom
tower crane
mobile tower
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cylinder
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JP15798899A
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Inventor
Kenzo Hoashi
Masazo Mita
雅三 三田
建三 帆足
Original Assignee
Komatsu Engineering Kk
コマツエンジニアリング株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、吊り荷の揺れの少ない移動式
タワークレーンを提供する。 【解決手段】 上部旋回体4に起伏自在に、かつ直立可
能に設けた第1ブームの下部ブーム10と、下部ブーム
10の先端部に上下方向に伸ばし又は屈折自在に取着
し、下部ブーム10と共に直立可能な第1ブームの上部
ブーム20と、上部ブーム20の先端部に上下方向に回
動自在に取着した伸縮自在な第2ブーム30とを備え
る。下部ブーム10と上部ブーム20とを直立させたと
きに、下部ブーム10の先端フランジ13の面と上部ブ
ーム20の基端フランジ23の面とを当接させる。下部
ブーム10、上部ブーム20及び上部旋回体4をリンク
を介して連結し、下部ブーム10の起伏に連動して上部
ブーム20を伸ばし又は屈折する連動リンク装置50を
備えてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動式タワークレ
ーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、起伏自在な第1ブームの先端部に
伸縮自在な第2ブームを設けた移動式クレーンとして
は、例えば特開平7−33388号公報及び特開平7−
144884号公報に開示されたものがある。これらの
移動式クレーンの第1ブームは、複数個の筒状部材を順
次挿入し、この筒状部材を相互に摺動させながら伸縮す
るテレスコピック式構成となっている。この第1ブーム
を伸長し、ほぼ直立させた状態で、同じくテレスコピッ
ク式で多段に伸縮する第2ブームを上下方向に回動さ
せ、伸長して第1ブームの横方向に張り出すことにより
タワークレーンとして機能するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−33388号公報又は特開平7−144884
号公報に開示された従来の移動式クレーンにおいては、
以下の問題がある。すなわち、第1ブームをテレスコピ
ック式としているので、各段の筒状部材の間にはそれぞ
れ摺動するための隙間が存在する。このため、第1ブー
ムを伸長し、ほぼ直立させてクレーン作業を行うと、各
隙間がガタとなり、第1ブームの先端部がガタついて吊
り荷が揺れて安定せず、作業が非常にやりにくいという
問題がある。また、各段の筒状部材の摺動面に滑りを良
くするスライドパッドを取り付けたり、ブームの内部に
伸縮駆動用の油圧シリンダを取着したり、また多数の伸
縮駆動用のロープやロープシーブ、上記油圧シリンダを
作動させるためのホースやホースリール等を配設する等
のことが必要となり、この結果構造が複雑でコストも高
くなるという問題もある。
【0004】本発明は上記の問題点に着目し、クレーン
作業時に吊り荷の揺れが少なく、また構造が簡単で、コ
ストが安い移動式タワークレーンを提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、本発明に係る移動式タワークレー
ンの第1発明は、走行自在な下部走行体に旋回自在に上
部旋回体を設け、上部旋回体に起伏自在に取着した第1
ブームの先端部に、多段に伸縮自在な第2ブームを上下
方向に回動自在に取着した移動式タワークレーンにおい
て、上部旋回体に起伏自在に、かつ直立可能に設けた第
1ブームの下部ブームと、下部ブームの先端部に上下方
向に伸ばし又は屈折自在に取着し、下部ブームと共に直
立可能な第1ブームの上部ブームと、上部ブームの先端
部に上下方向に回動自在に取着した伸縮自在な第2ブー
ムとを備えた構成としている。
【0006】本発明では、従来技術における起伏自在な
第1ブームを、互いに伸ばし又は屈折自在な下部ブーム
と上部ブームとに分割している。第1発明によれば、第
1ブームの下部ブームを起立させ、第1ブームの屈折し
た上部ブームを上方に伸ばして下部ブーム及び上部ブー
ムを起立させ、第2ブームを上部ブームの先端部で上下
方向に回動して横方向に張り出すことにより、所定の高
さのタワークレーンを形成する。よって直立させた下部
ブーム及び上部ブームにはテレスコピック式伸縮ブーム
のような摺動部のガタは無く、吊り荷作業時の横揺れが
少なくなる。したがって、吊り荷作業時の操作がやり易
くなり、作業性を向上できる。また、起伏する第1ブー
ムを互いに伸ばし又は屈折自在な下部ブームと上部ブー
ムとの2個のブームで構成したため、従来のように伸縮
ブームの内部に油圧シリンダ、スライドパッド、シー
ブ、伸縮用ロープ等を設ける必要がなく、よって構造が
簡単で、小型化が容易である。また、メンテナンスが容
易となり、コストの安い移動式タワークレーンを製作で
きる。
【0007】第2発明は、第1発明において、輸送車両
の荷台に搭載した状態のまま、張り出して地面に接地し
クレーン作業を可能としたアウトリガを備えた構成とし
ている。
【0008】第2発明によれば、輸送車両(例えば、一
般トラック)が進入可能な広さの作業現場では、輸送車
両の荷台に搭載した状態のままでクレーン作業ができる
ので、輸送車両から地面に降ろすための段取り作業が不
要となり、現場での稼働率を向上できる。輸送車両が進
入できないような狭隘な現場では輸送車両の荷台から降
ろして自走で作業現場に移動できるので、作業現場の広
さに左右されない自由度のある移動式タワークレーンが
得られる。
【0009】第3発明は、第1又は第2発明において、
下部ブームと共に上部ブームを直立させたときに、下部
ブームの先端部に設けた先端フランジの面と上部ブーム
の基端部に設けた基端フランジの面とを当接させた構成
としている。
【0010】第3発明によれば、下部ブームと上部ブー
ムとを直立させた時に上部ブームの位置が定まり、ガタ
の無い安定した直立姿勢を確保できる。また、吊り荷作
業時の荷重を下部ブーム及び上部ブームの長手方向で受
けるので、大きな荷重を受けることができる。したがっ
て、吊り荷作業時の作業性及び安全性を向上できる。
【0011】第4発明は、第1、第2又は第3発明にお
いて、下部ブーム、上部ブーム及び上部旋回体をリンク
を介して連結し、下部ブームの起伏に連動して上部ブー
ムを伸ばし又は屈折する連動リンク装置を備えた構成と
している。
【0012】第4発明によれば、下部ブーム、上部ブー
ム及び上部旋回体をリンクを介して連結したので、下部
ブームを起伏することにより下部ブームと上部ブームと
を連動させて上部旋回体に対して起伏させることができ
る。よって、下部ブームと上部ブームとの間の屈折用の
シリンダは不要となり、構成が簡単になり、また操作が
容易となる。したがって、コストの安い移動式タワーク
レーンを製作できる。また、上記リンク構造を所定の適
切な関係に設定することにより、下部ブームと上部ブー
ムとを連動させて起伏する際に下部ブーム及び上部ブー
ムの前端側と後端側が車体中心から所定範囲内に入るよ
うにすることができる。この結果、作業現場の周囲との
衝突を防止して作業できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態について図1〜
図9を参照して詳述する。
【0014】図1は、第1実施形態の移動式タワークレ
ーン1のブーム収納姿勢を示す側面図である。クローラ
式の下部走行体3には上部旋回体4が旋回自在に搭載さ
れ、上部旋回体4の後部にはブラケット5が固設されて
いる。ブラケット5には下部ブーム10の基端部がピン
11により起伏自在に取着され、ブラケット5と下部ブ
ーム10とは下部ブーム10の下面側(下部ブーム10
の起立時の後面側)に配設された起伏シリンダ12によ
り連結されている。下部ブーム10の先端部には上部ブ
ーム20の基端部がピン21により上下方向に屈折自在
に取着されている。下部ブーム10の先端部には先端フ
ランジ13が設けられ、上部ブーム20の基端部には基
端フランジ23が設けられている。下部ブーム10の上
面側(下部ブーム10の起立時の前面側)の基端部には
屈折シリンダ22の基端部が回動自在に取着されてい
る。下部ブーム10の先端部には第1リンク14の一端
部が回動自在に取着され、上部ブーム20の基段部には
第2リンク24の一端部が回動自在に取着されている。
第1リンク14の他端部と第2リンク24の他端部とは
屈折シリンダ22の先端部に回動自在に連結されてい
る。
【0015】上部ブーム20の先端部には伸縮自在な第
2ブーム30がピン31により上下方向に回動自在に取
着されている。上部ブーム20の先端部には第3リンク
33の一端部が回動自在に取着され、第2ブーム30の
基端部には第4リンク34の一端部が回動自在に取着さ
れている。第2ブーム30の先端部には回動シリンダ3
2の基端部が回動自在に取着され、回動シリンダ32の
先端部には第3リンク33の他端部と第4リンク34の
他端部とが連結されている。第2ブーム30の先端部に
は吊り荷用のフック35が図示しないワイヤロープを介
して昇降自在に取着されている。
【0016】図に示すように、ブーム格納姿勢において
は、起伏シリンダ12は縮小されて下部ブーム10は後
方に俯伏して略水平位置にあり、また屈折シリンダ22
も縮小されて上部ブーム20は前方に屈折して略水平位
置にある。また、回動シリンダ32も縮小されて第2ブ
ーム30は水平に近い格納姿勢となっている。
【0017】また、下部走行体3にはアウトリガ装置4
0が設けられている。図2は、アウトリガ装置40を表
す平面図である。図1,2において、下部走行体3の前
後部にはそれぞれ支持部材41,41を介して筒状部材
42,42が左右方向に沿って固設されている。それぞ
れの筒状部材42には左右方向に摺動自在に一対の梁状
部材43,43が両端部から挿入されており、その先端
部にはそれぞれ油圧シリンダ44,44が設けられてい
る。それぞれの油圧シリンダ44の下端部には接地プレ
ート45が取着されている。梁状部材43は、手動又は
図示しない油圧シリンダにより図2の矢印のように摺動
自在となっており、実線又は細い2点鎖線に示す位置に
位置決め可能である。また接地プレート45は、油圧シ
リンダ44により図1に示す実線又は細い2点鎖線に示
す位置に昇降可能である。すなわち、クレーン作業時に
は実線に示すように梁状部材43を左右に張り出し、次
に油圧シリンダ44を伸長して接地プレート45を接地
させる。また移動時又は輸送時等には、細い2点鎖線の
位置に設定する。
【0018】なお、下部走行体3及び上部旋回体4は専
用的に製作してもよいが、これに限らず、例えば通常の
油圧掘削機の作業機部を取り外した車体本体部(下部走
行体及び上部旋回体を含む)を用いてもよい。このと
き、車体前方に取着する前記支持部材41は、油圧掘削
機の下部走行体に設けられている土工板取付用のブラケ
ット(図示せず)に取着してもよい。
【0019】次に、移動式タワークレーン1の作動につ
いて図3に基づいて説明する。図3はクレーン作業姿勢
を示す。クレーン作業開始時には移動式タワークレーン
1を作業場に移動したのち、前述のようにアウトリガ装
置40の4個の梁状部材43を左右方向に張り出し、油
圧シリンダ44を伸長して接地プレート45を接地させ
て車両を水平にし、安定させる。次に起伏シリンダ12
を伸長して下部ブーム10をピン11を中心として回動
させ、起立させると同時に、屈折シリンダ22を伸長し
て上部ブーム20を第1リンク14及び第2リンク24
を介してピン21を中心に回動させ伸ばす。下部ブーム
10が直立し、上部ブーム20も直立すると下部ブーム
10の先端フランジ13の面と上部ブーム20の基端フ
ランジ23の面とは当接して安定した直立姿勢を保つ。
次に第2ブーム30の回動シリンダ32を伸長して第2
ブーム30を細い2点鎖線の位置から実線の位置に回動
させ、第2ブーム30を横方向に張り出してタワークレ
ーンとしての作業姿勢となる。以降は第2ブーム30を
所望長さに伸縮してクレーン作業を行う。
【0020】以上の構成によると、直立ブーム(従来技
術に係る第1ブーム)を互いに屈折及び伸展自在な下部
ブーム10と上部ブーム20とにより構成したので、従
来の伸縮自在なテレスコピック式の直立ブームに比して
起立時の横方向のガタが無く、よって吊り荷の揺れが少
なくて操作が容易となる。したがって、作業性を向上で
きる。また、従来は伸縮ブームの内部に伸縮用油圧シリ
ンダ、スライドパッド、伸縮用ロープ及び伸縮用シーブ
等を設け、かつ伸縮用油圧シリンダのゴムホースを処理
するためのホースリールを設ける必要があったが、これ
らの構成部品が不要となる。よって、直立ブームの構造
が簡単で、小型化可能となり、またコストを安くでき
る。また、伸縮用ロープの定期的なメインテナンスが不
要となり、取付部品がブームの外部に装着されているの
で、メンテナンス性を向上でき、保守費用も低減でき
る。
【0021】さらに、下部ブームの先端部に設けた先端
フランジの面と上部ブームの基端部に設けた基端フラン
ジの面とを当接させたので、下部ブームと上部ブームと
を直立させた時に上部ブームの位置が定まり、ガタの無
い安定した直立姿勢を確保できる。また、吊り荷作業時
の荷重を下部ブーム及び上部ブームの長手方向で受ける
ので、大きな荷重を受けることができる。したがって、
吊り荷作業時の作業性及び安全性を向上できる。
【0022】さらにまた、下部ブーム10及び上部ブー
ム20が上部旋回体4の後部に位置しているため上部旋
回体4の後部の重量が増大し、上部旋回体4の前方で吊
り荷作業を行うようにしているので、吊り荷作業時の安
定性を向上できる。また、下部ブーム10及び上部ブー
ム20が起立する状態でのそれぞれの下部に(ここで
は、前面側に)屈折シリンダ22を取着しているので、
起立させる際に下部ブーム10及び上部ブーム20の荷
重を屈折シリンダ22が縮小する方向で支持することに
なる。したがって、屈折シリンダ22のボトム室側に荷
重がかかるようにしたので、低いシリンダ圧により支持
され、小型のシリンダを使用できる。また、屈折シリン
ダ22の装着位置が低いので、下部ブーム10及び上部
ブーム20を立設したときに重心が低くなり、さらに安
定性が良い。
【0023】図4は上部旋回体4の前部にさらに作業機
6を装着した他の実施例を示しており、同図に示すよう
に作業機6を伸ばし、先端部のバケット7を接地させる
ことにより前方アウトリガとして利用したものである。
これにより、上部旋回体4の前方での吊り荷作業時の安
定性は一層良好となる。
【0024】図5は第2実施形態の移動式タワークレー
ン1aのブーム直立時の側面図であり、上部ブーム20
の先端部は省略して示している。ここでは、第1実施形
態と同一構成要素には同一符号を付して説明は省略し、
異なる部分についてのみ説明する。屈折シリンダ22の
基端部を上部ブーム20の後面側に取着する。また、第
1リンク14の一端部を下部ブーム10に取着し、第2
リンク24の一端部を上部ブーム20に取着する。さら
に、第1リンク14の他端部及び第2リンク24の他端
部を屈折シリンダ22の先端部に連結する。本実施形態
では、上部ブーム20及び下部ブーム10の直立時に屈
折シリンダ22を縮小し、格納時には屈折シリンダ22
を伸長する。上記構成によると、第1実施形態と同様の
作用により、屈折シリンダ22を縮小すると下部ブーム
10の先端フランジ13及び上部ブーム20の基端フラ
ンジが当接し、直立した状態で荷重をフランジ面で受け
ることができる。また、伸縮ブーム構造に特有の構成部
品が不要となるので、構成が簡単で小型化可能となり、
メンテナンス性を向上でき、コストを低減できる。
【0025】図6は第3実施形態の移動式タワークレー
ン1bの側面図であり、上部ブーム20の先端部は省略
して図示している。第1実施形態と同一構成要素には同
一符号を付して説明は省略し、異なる部分についてのみ
説明する。上部旋回体4の後部にはブラケット5aが固
設され、その上端部には下部ブーム10の基端部がピン
11により回動自在に取着され、ブラケット5aと下部
ブーム10とは下部ブーム10の後面側に配設された起
伏シリンダ12により連結されている。下部ブーム10
の先端部には上部ブーム20の基端部がピン21により
回動自在に取着されており、下部ブーム10の先端部に
は先端フランジ13が設けられ、上部ブーム20の基端
部には基端フランジ23が設けられている。下部ブーム
10の前面側のほぼ中央部には第1リンク14の一端部
が回動自在に取着され、上部ブーム20の後方側の基端
部には第2リンク24の一端部が回動自在に取着されて
いる。また、ブラケット5aの下端部には連結ロッド5
1の一端部が回動自在に取着され、連結ロッド51の他
端部は第1リンク14及び第2リンク24のそれぞれの
他端部と連結ピン52により連結されている。連結ロッ
ド51、第1リンク14及び第2リンク24により連動
リンク装置50を構成している。
【0026】ブーム格納時には実線に示すように起伏シ
リンダ12を縮小して下部ブーム10を略水平にする。
このとき上部ブーム20も連動リンク装置50の作用に
より略水平位置にある。下部ブーム10及び上部ブーム
20を直立させる場合には、起伏シリンダ12を伸長し
て下部ブーム10を起立させる。下部ブーム10が起立
すると、この起立運動に連動して連動リンク装置50の
作用により第2リンク24が第1リンク14及び連結ロ
ッド51で下方に引っ張られ、上部ブーム20はピン2
1を中心として伸び、細い2点鎖線に示すように下部ブ
ーム10と上部ブーム20とは同時に直立する。このと
き、下部ブーム10の先端フランジ13の面と上部ブー
ム20の基端フランジ23の面とは当接する。
【0027】本実施形態の構成によると、起伏シリンダ
12の伸縮により下部ブーム10及び上部ブーム20の
起伏を連動して行うことができるので、起伏操作が容易
となる。また、前記実施形態のような屈折シリンダ22
が不要となり、構造が簡単となる。したがって、コスト
の安い移動式タワークレーンを製作できる。また、連動
リンク装置50の構造を所定の適切な関係に設定するこ
とにより、下部ブームと上部ブームとを連動させて起伏
する際に下部ブーム及び上部ブームの前端側と後端側が
車体中心から所定距離の範囲内に入るようにすることが
できる。この結果、作業現場の周囲との衝突を防止して
容易に作業できる。
【0028】図7は第4実施形態の移動式タワークレー
ン1cのクレーン作業姿勢を示す側面図であり、第1、
第2実施形態と同一部材には同一符号を付して説明は省
略し、異なる部分についてのみ説明する。上部旋回体4
の前部に設けられた作業機用ブラケット8にはブラケッ
ト5bが取着されている。ブラケット5bの上端部には
下部ブーム10の基端部がピン11により回動自在に取
着されている。ブラケット5bと下部ブーム10とは下
部ブーム10の後面側に配設された起伏シリンダ12に
より連結されている。屈折シリンダ22は第2実施形態
と同様に上部ブーム20の後面側に取着されている。ブ
ーム格納時には起伏シリンダ12を縮小し、屈折シリン
ダ22を伸長して下部ブーム10と上部ブーム20との
間を屈折して細い2点鎖線に示すように格納する。本実
施形態では、通常の油圧掘削機に設けている作業機取付
用ブラケット8にブラケット5bを取着するので、取付
が容易となり、コストを安くすることができる。
【0029】図8は第5実施形態の移動式タワークレー
ン1dのブーム直立時の側面図であり、上部ブームの先
端部は省略してある。第4実施形態と同一構成要素には
同一符号を付して説明は省略し、異なる部分についての
み説明する。下部ブーム10の左右両側面にはブラケッ
ト5bと下部ブーム10とを連結する一対の起伏シリン
ダ12,12が配設されている。下部ブーム10の後面
側の下端部に屈折シリンダ22の下端部を取着し、下部
ブーム10に一端部を取着した第1リンク14の他端部
と、上部ブームに一端部を取着した第2リンク24の他
端部とを屈折シリンダ22の先端部に連結する。ブーム
格納時には起伏シリンダ12を縮小し、屈折シリンダ2
2を伸長する。
【0030】図9は第6実施形態の移動式タワークレー
ン1eのブーム直立時の側面図であり、上部ブームの先
端部は省略してある。第4実施形態と同一構成要素には
同一符号を付して説明は省略し、異なる部分についての
み説明する。下部ブーム10の先端部を下部ブーム10
の基端部のピン11を通る垂直線B−Bより車体中心線
A−A側に距離L2だけオフセットさせる。上部ブーム
20の中心線C−Cはこのオフセット線上に位置させ
る。これにより上部ブーム20の中心線C−Cは車体中
心線A−AからL3=L1−L2だけオフセットするこ
ととなる。すなわち、図7に示す第4実施形態の上部ブ
ーム20のオフセット量L1より距離L2だけ小さくな
り、クレーン作業時の安定性を向上させることができ
る。
【0031】次に図10,11に基づいて、第7実施形
態を説明する。本実施形態における移動式タワークレー
ンは、上下方向の伸縮最大長さを拡張可能なアウトリガ
40aを有している。アウトリガ40aは、車両進行方
向に対して左右方向に摺動自在な梁状部材43と、梁状
部材43の先端部に設けられ、かつ上下方向に伸縮自在
な油圧シリンダ44とを有している。油圧シリンダ44
のロッド44aの下端部にはピン47を挿入可能な孔4
4bが設けられており、この孔44bと接地プレート4
5の孔45aとにピン47を挿入することによりロッド
44aの下端部に接地プレート45が着脱自在に取着さ
れるようになっている。また、エクステンションバー4
6の上端部にはロッド44aの下端部が挿入可能な中空
部が設けられており、この中空部にはピン47を長手方
向に直交に挿入可能な孔46aが設けられていて、この
孔46aとロッド44aの下端部の孔44bとにピン4
7を挿入することによりロッド44aの下端部にエクス
テンションバー46が取着される。さらに、エクステン
ションバー46の下端部にも同様にピン47を長手方向
に直交に挿入可能な孔が設けられており、この孔と接地
プレート45の孔45aとにピン47を挿入することに
よりエクステンションバー46の下端部に接地プレート
45が着脱自在に取着されるようになっている。エクス
テンションバー46の長さは、当該移動式タワークレー
ンを輸送車両61の荷台上に搭載した状態のままで油圧
シリンダ44を伸長したときに接地プレート45が地面
に接地できるように設定されている。他の構成は前記実
施形態と同様なので、ここでの説明を省く。
【0032】本実施形態の構成によれば、通常、本発明
に係る移動式タワークレーンは輸送車両61(一般のト
ラック)の荷台上に搭載して作業現場に輸送されるが、
輸送車両61が進入できるほどの広さを有する作業現場
の場合には、その都度輸送車両61の荷台から移動式タ
ワークレーンを降ろさなくても、荷台上に搭載した状態
のままでアウトリガ40aを張り出せる。このとき、ま
ず梁状部材43を左右方向に摺動して接地プレート45
を荷台の外側に出し、ピン47を抜いて油圧シリンダ4
4のロッド44aから接地プレート45を外し、ロッド
44aの下端部にエクステンションバー46の上端部を
ピン47により取着すると共に、エクステンションバー
46の下端部に接地プレート45を取着する。この後、
油圧シリンダ44を伸長して接地プレート45を接地さ
せる。これにより、輸送車両61の荷台上でクレーン作
業ができるので、輸送時の段取り時間を短縮化できる。
また、輸送車両61が進入できないような狭隘な作業現
場の場合には、輸送車両61からエクステンションバー
46が取着されてない移動式タワークレーンを降ろして
自走させることもできるので、作業現場の広さに左右さ
れずに進入できるような自由度のある移動式タワークレ
ーンを得ることができる。
【0033】尚、本実施形態ではアウトリガの伸長のた
めの構成を油圧シリンダ及びエクステンションバーを組
み合わせた例で示しているが、本発明はこの構成に限定
されず、要するに地上でも、又は運送車両の荷台上から
でもアウトリガを地面に張ることができる構成のアウト
リガであればよい。したがって、例えばリンク式及びテ
レスコ式であっても可能である。また、本実施形態にお
ける移動式タワークレーンのアウトリガ以外の構成は、
これまでに説明した第1〜第6実施形態と同様の構成で
あってもよい。
【0034】以上説明したように、本発明によれば、第
1ブームの下部ブームを起立させ、第1ブームの屈折し
た上部ブームを上方に伸ばして下部ブーム及び上部ブー
ムを起立させ、第2ブームを上部ブームの先端部で上下
方向に回動して横方向に張り出すことにより、所定の高
さのタワークレーンを形成する。よって直立させた下部
ブーム及び上部ブームにはテレスコピック式伸縮ブーム
のような摺動部のガタは無く、吊り荷作業時の横揺れが
少なくなる。したがって、吊り荷作業時の操作がやり易
くなり、作業性を向上できる。また、起伏する第1ブー
ムを互いに伸ばし又は屈折自在な下部ブームと上部ブー
ムとの2個のブームで構成したため、従来のように伸縮
ブームの内部に油圧シリンダ、スライドパッド、シー
ブ、伸縮用ロープ等を設ける必要がなく、よって構造が
簡単で、小型化が容易である。また、メンテナンスが容
易となり、コストの安い移動式タワークレーンを製作で
きる。
【0035】さらに、下部ブームの先端部に設けた先端
フランジの面と上部ブームの基端部に設けた基端フラン
ジの面とを当接させたので、下部ブームと上部ブームと
を直立させた時に上部ブームの位置が定まり、ガタの無
い安定した直立姿勢を確保できる。また、吊り荷作業時
の荷重を下部ブーム及び上部ブームの長手方向で受ける
ので、大きな荷重を受けることができる。したがって、
吊り荷作業時の作業性及び安全性を向上できる。
【0036】さらにまた、下部ブーム、上部ブーム及び
上部旋回体をリンクを介して連結したので、下部ブーム
を起伏することにより下部ブームと上部ブームとを連動
させて上部旋回体に対して起伏させることができる。よ
って、下部ブームと上部ブームとの間の屈折用のシリン
ダは不要となり、構成が簡単になり、また操作が容易と
なる。したがって、コストの安い移動式タワークレーン
を製作できる。また、上記リンク構造を所定の適切な関
係に設定することにより、下部ブームと上部ブームとを
連動させて起伏する際に下部ブーム及び上部ブームの前
端側と後端側が車体中心から所定距離の範囲内に入るよ
うにすることができる。この結果、作業現場の周囲との
衝突を防止して容易に作業できる。
【0037】また、運搬車両の荷台上に搭載した状態で
アウトリガを張り出して接地可能としたので、運搬車両
が進入できるような広さの作業現場では移動式タワーク
レーンを運搬車両から降ろさずに直ちにクレーン作業が
できる。したがって、運搬時の段取り時間を短縮でき、
移動式タワークレーンの稼動率を向上できる。さらに、
作業現場の広さに左右されずに進入可能となり、進入の
自由度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の移動式タワークレーン
のクレーン格納姿勢の側面図である。
【図2】本発明の移動式タワークレーンのアウトリガの
平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態の移動式タワークレーン
の作業姿勢の側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態の移動式タワークレーン
に作業機を装着した場合の作業姿勢を示す側面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施形態の移動式タワークレーン
の側面図である。
【図6】本発明の第3実施形態の移動式タワークレーン
の側面図である。
【図7】本発明の第4実施形態の移動式タワークレーン
の側面図である。
【図8】本発明の第5実施形態の移動式タワークレーン
の側面図である。
【図9】本発明の第6実施形態の移動式タワークレーン
の側面図である。
【図10】本発明の第7実施形態の移動式タワークレー
ンの側面図である。
【図11】本発明の第7実施形態のアウトリガ説明図で
ある。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d,1e:移動式タワークレ
ーン、3:下部走行体、4:上部旋回体、5,5a,5
b:ブラケット、6:作業機、8作業機用ブラケット、
10:下部ブーム、11,21,31:ピン、12:起
伏シリンダ、13:先端フランジ、14:第1リンク、
20:上部ブーム、22:屈折シリンダ、23:基端フ
ランジ、24:第2リンク、30:第2ブーム、32:
回動シリンダ、35:フック、40:アウトリガ装置、
44:油圧シリンダ、44a:ロッド、45:接地プレ
ート、46:エクステンションバー、47:ピン、5
0:連動リンク装置、51:連結ロッド、61:輸送車
両。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行自在な下部走行体(3) に旋回自在に
    上部旋回体(4) を設け、上部旋回体(4) に起伏自在に取
    着した第1ブームの先端部に、多段に伸縮自在な第2ブ
    ームを上下方向に回動自在に取着した移動式タワークレ
    ーンにおいて、上部旋回体(4) に起伏自在に、かつ直立
    可能に設けた第1ブームの下部ブーム(10)と、下部ブー
    ム(10)の先端部に上下方向に伸ばし又は屈折自在に取着
    し、下部ブーム(10)と共に直立可能な第1ブームの上部
    ブーム(20)と、上部ブーム(20)の先端部に上下方向に回
    動自在に取着した伸縮自在な第2ブーム(30)とを備えた
    ことを特徴とする移動式タワークレーン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動式タワークレーンに
    おいて、輸送車両の荷台に搭載した状態のまま、張り出
    して地面に接地しクレーン作業を可能としたアウトリガ
    を備えたことを特徴とする移動式タワークレーン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の移動式タワークレ
    ーンにおいて、下部ブーム(10)と共に上部ブーム(20)を
    直立させたときに、下部ブーム(10)の先端部に設けた先
    端フランジ(13)の面と上部ブーム(20)の基端部に設けた
    基端フランジ(23)の面とを当接させたことを特徴とする
    移動式タワークレーン。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の移動式タワー
    クレーンにおいて、下部ブーム(10)、上部ブーム(20)及
    び上部旋回体(4) をリンクを介して連結し、下部ブーム
    (10)の起伏に連動して上部ブーム(20)を伸ばし又は屈折
    する連動リンク装置(50)を備えたことを特徴とする移動
    式タワークレーン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102862919A (zh) * 2012-08-21 2013-01-09 吉首市宗南重工制造有限公司 车载式塔吊

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