JP2001200550A - 可変四節リンクによるブーム支持機構を備えた作業機 - Google Patents

可変四節リンクによるブーム支持機構を備えた作業機

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JP2001200550A
JP2001200550A JP2000008532A JP2000008532A JP2001200550A JP 2001200550 A JP2001200550 A JP 2001200550A JP 2000008532 A JP2000008532 A JP 2000008532A JP 2000008532 A JP2000008532 A JP 2000008532A JP 2001200550 A JP2001200550 A JP 2001200550A
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Toshimasa Kanda
俊正 勘田
Satoru Nishimura
悟 西村
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Komatsu Ltd
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    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/62Constructional features or details
    • B66C23/64Jibs
    • B66C23/70Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths
    • B66C23/701Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths telescopic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C2700/00Cranes
    • B66C2700/03Cranes with arms or jibs; Multiple cranes
    • B66C2700/0321Travelling cranes
    • B66C2700/0357Cranes on road or off-road vehicles, on trailers or towed vehicles; Cranes on wheels or crane-trucks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 四節リンク機構を利用して作業機高さを高め
ることなく合理的に揚重作業が実施できる可変四節リン
クによるブーム支持機構を備えた作業機を提供する。 【解決手段】 車輌の上部旋回体3上に基端を取付ピン
4,7で支持される所要長さの第1リンク5および第3
リンク(ブームシリンダ6)と、これら第1リンク5お
よび第3リンク(ブームシリンダ6)の先端によって連
結ピン4a,9で連結されて支持される伸縮ブーム11
と、前記第3リンクのブーム連結ピン9に一端を連結さ
れるとともに他端を前記第1リンク5の基部にピン9′
で連結されるリンクシリンダ8とを備えて構成され、伸
縮ブーム11の先端に揚重作業装置20が付設されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低姿勢で作業を行
わせることができるブームを備え、かつそのブームの姿
勢を変えて作業時あるいは輸送時に対応できるようにさ
れた可変四節リンクによるブーム支持機構を備えた揚重
作業機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、建設作業現場で掘削土の搬出作業
などを行う作業機において、その作業現場の状況によっ
て作業機高さに制限を受けるような場合が多くなってい
る。例えば、ビル建設工事において逆打ち工法と呼ばれ
る地上部から上方に構築すると同時に、地下方向にも掘
下げて地下部の構築を行うような作業が行われている。
【0003】このような逆打ち工法での掘削現場で掘削
される土砂を搬出するには、例えば地下での随道掘削工
事のように掘削搬出個所を特定して、その位置に地中か
ら掘削された土砂を定置式の土砂搬出装置で地上まで運
び上げた後ダンプトラックに移して搬出するような手法
が行えない。そのために、地下掘削された土砂は短期の
内に搬出個所を変えて地上部に運び出してダンプトラッ
クによって処理場に運ばれることになっている。
【0004】このようなことから、掘削された土砂は、
建築作業が進行している構築物の内部において地下から
地上部に運び上げると同時に、ダンプトラックに移して
搬出させる必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような高さの制約
を受ける工事現場において掘削土の搬出作業を行うに
は、移動が容易でしかも土砂などの揚重ができる作業機
が要求されている。しかしながら、構築されつつある構
築物の内部で揚重作業を行うには、その作業機に高さ制
限が生じ、一般に使用されるようなクローラクレーンの
ような機械ではジブが高さ制限を遥かに越えて使用でき
ないという問題がある。
【0006】このようなことから、設置スペースのある
工事現場ではベルトコンベアを多段に配置して、地下の
掘削個所からコンベアで地上部に土砂を運び出すという
ような大掛かりな工法に依存せざるを得ないのが現状で
ある。このほかは、クレーンを持ち込んでその搬出個所
のみ地上に構築される建物の構築部を組立てずに残して
作業を進め、土砂搬出作業が終わった後で、組立てられ
なかった部分を仕上げるというような手段を講じてい
る。このような、いわゆるダメが残ると作業効率が悪く
全体の工期が遅れるという問題がある。
【0007】このほかに、市街地で工事現場の周囲や上
部に空中線その他の障害物がある場合、作業機の動作に
高さ制限を受けることがしばしば見受けられる。このよ
うな高さの制約を受ける工事現場での揚重作業に際して
も、当然背を高くして作業する形式の作業機は使用でき
ない。したがって、このような工事現場では、その状況
に合わせるべく、やむを得ず手数の掛かる手段で対応し
ており、当然工費がかさむという問題点がある。
【0008】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、四節リンク機構を利用して作業機
高さを高めることなく合理的に揚重作業が実施できる可
変四節リンクによるブーム支持機構を備えた作業機を提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、本発明による可変四節リン
クによるブーム支持機構を備えた作業機は、作業機支持
構造体に基端をピン支持される所要長さの第1リンクお
よび第3リンクと、これら第1リンクおよび第3リンク
の先端によってピン連結されて支持されるブームと、前
記ブームに一端を連結されるとともに他端を前記第1リ
ンクまたは第3リンクの基部にピン連結されるリンクシ
リンダとを備えて、前記第3リンクまたは第1リンクを
ブーム起伏シリンダで構成され、ブームの先端に作業用
機器が付設されていることを特徴とするものである。
【0010】このように構成される本発明においては、
作業機支持構造体として例えば履帯走行式車輌の上部旋
回体上に搭載して使用され、ブーム先端に付設される作
業用機器を操作するのに、第1リンクと第3リンクを一
定に保ったままでリンクシリンダを伸縮作動させると、
四節リンクを構成する第1,第3リンクと第2リンクの
役目をするブームがそれぞれの位置関係を保持したまま
でブームとの取付点の周りを回動変位して、ブームを水
平に保って進退させることができる。また、ブームシリ
ンダ(第1または第3リンク)を伸縮操作することによ
り、ブームを起伏させて作業をすることができる。
【0011】本発明によれば、ブームの支持機構に四節
リンク機構を採用することで、高さ制限を受ける工事現
場などで、作業機姿勢の制約を受けることなく揚重作業
が行えるという効果がある。また、ブームを後退動作さ
せたとき、その後端部が大きく移動しないようにできる
ので、例えば小旋回型のベースマシーン(履帯走行式車
輌)に搭載して旋回半径からの飛び出しをなくし、狭隘
な作業現場で有効に作業できるという利点がある。ま
た、ブームシリンダを作動させてブームを低い姿勢にす
ることによって分解することなく、作業車輌の輸送時に
おける寸法制限内に収めて輸送できるという効果があ
る。
【0012】前記ブームを支持する第1リンクと第3リ
ンクとは、作業機支持構造体に取り付くそれらリンクの
基端間距離Lとブームに連結される先端間距離L
がほぼ等間隔にされるのがよい。こうすると、四節平行
リンクが形成されて、リンクシリンダの作動によってブ
ームを水平に保って移動できるので、揚重搬送物を荷振
れさせずに安定状態で移動させることができるという効
果がある。
【0013】また、前記ブームはスライド伸縮構造にさ
れるのがよい。こうすると、ベースブーム内に伸縮駆動
機を設置して、この伸縮駆動機により先端ブームをベー
スブームからスライドさせて伸縮させるようにすること
で、その先端ブームの先端部に付される作業装置を大き
く移動させることができ、ブームを支持する四節リンク
機構の作動と相俟って、低い姿勢で広い範囲に移動させ
て作業することができる。
【0014】前記ブームの先端部には、アームを基端部
で上下動可能に軸着され、そのアームに作業用機器がブ
ーム先端部に付設されるチルトシリンダによって上下動
可能に付設されるのがよい。このようにされると、その
アームに作業機器を取付けて揚重作業などが行えるよう
にして、作業機の輸送時などにアームを折畳むようにす
ることで大きく分解することなく姿勢を低く収めること
ができるという利点がある。
【0015】前記第3リンクのブーム起伏シリンダの縮
み側ストロークエンド時のリンク長さが第1リンク長さ
とほぼ同一であるのが好ましい。こうすると、第3リン
ク長さを容易に第1リンク長さとほぼ同一とすることが
できるので、容易に平行四節リンクになり、ベースブー
ムの姿勢をいつも同一に保つことができる。この状態で
ベースブームをグランドラインに水平になるようにして
おけば、先端作業機は常時水平であり、いろいろな作業
に非常に好都合である。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明による可変四節リン
クによるブーム支持機構を備えた作業機の具体的な実施
の形態につき、図面を参照しつつ説明する。
【0017】図1に本発明の可変四節リンクによるブー
ム支持機構を備えた揚重作業機の一実施例正面図が示さ
れている。
【0018】この実施例の揚重作業機1は、履帯走行式
の車輌2における上部旋回体3に設置されたものであ
り、その上部旋回体3上に基端を取付ピン4で支持され
る所要長さの第1リンク5と、この第1リンク5から所
要距離L離れて前側位置で基端を取付ピン7で支持さ
れるブームシリンダ6と、前記第1リンク5の基部5a
前面に基端をピン9′で連結されて先端を前記ブームシ
リンダ6の先端部と同一軸線上で連結ピン9で連結され
るリンクシリンダ8によってブーム支持機構10が構成
され、このブーム支持機構10によって所要長さの伸縮
ブーム11を支持し、その伸縮ブーム11の先端に揚重
作業装置20が付されてなるものである。なお、図中符
号3Aは運転室である。
【0019】前記伸縮ブーム11は、所要長さのベース
ブーム12とその内部にスライド可能に嵌合挿入される
先端ブーム13とで構成され、ベースブーム12の基部
下側に下向き突設のブラケット13aで、前記ブーム支
持機構10のブームシリンダ6とリンクシリンダ8の先
端を連結ピン9および第1リンク5の上端を連結ピン4
aによって連結支持されている。
【0020】前記ブーム支持機構10におけるブームシ
リンダ6の先端の連結ピン9と前記第1リンク5先端の
連結ピン4a間の距離Lは、前記上部旋回体3上にお
けるブームシリンダ6の取付ピン7と第1リンク5の取
付ピン4との距離Lと等しくなるようにしてあるのが
好ましい。こうして、ブームシリンダ6のロッド6aの
突き出しによるそのブームシリンダ6の長さが第1リン
ク5と同じになるようにすることで、これら第1リンク
5と第3リンクであるブームシリンダ6の軸心線を平行
にして四節平行リンクを構成することになる。なお、こ
の状態となるように、リンクシリンダ8のロッド8aを
伸長させて連結される。
【0021】伸縮ブーム11には、ベースブーム12内
部に直動の駆動機としてブーム伸縮シリンダ14が組込
まれ、そのブーム伸縮シリンダ14のロッド(図示省
略)先端を先端ブーム13の後端部に接続してスライド
伸縮するようになされている。
【0022】このようにされた伸縮ブーム11の先端部
には、内部にチルトシリンダ15が付設され、基端を先
端ブーム13の先端に軸支16aされる所要長さのアー
ム16を前記チルトシリンダ15のロッド15a端と連
結されて、常時はアーム16が水平状態に保たれるよう
にされている。このようにされるアーム16には、その
下側に揚重作業装置20が付設されている。なお、この
実施例において使用される前記揚重作業装置20は、縦
軸で回転する巻胴を備えた昇降装置21により操作され
る吊下げ索22と開閉索23によって昇降自在にされた
クラムシェルバケット25を備えるものである。
【0023】このように構成される本実施例の揚重作業
機1は、履帯走行式の車輌2を駆動して工事現場におけ
る所要位置に移動して作業を行うことができる。
【0024】図2に、ブーム支持機構による伸縮ブーム
の動作態様説明図が示されている。伸縮アーム11は、
ブーム支持機構10のリンクシリンダ8を作動して、図
1の状態から、例えば、そのロッド8aを引き込むと、
連結ピン9の位置が図上右方向に引き寄せられるように
作動して、長さに変化のない第1リンク5およびブーム
シリンダ6(第3リンク)がそれぞれの基部における取
付ピン4,7の周りに回動して平行運動により図2にお
ける右方向に移動される。そして、リンクシリンダ8の
ロッド8aが最大量後退すると、図2に実線aで表わさ
れるように、移動して伸縮ブーム11を後退させる。こ
の間伸縮ブーム11は水平状態を保って移動する。予
め、ブーム支持機構10を構成する各部材の寸法を適正
に設定しておけば、図2によって示されるように、伸縮
ブーム11が最も後退した状態で、その後端が搭載され
る上部旋回体3の後端より突出すことなく停止できる。
そして、この状態で水平に保たれた伸縮ブーム11は最
も高い位置となる。
【0025】また、前記リンクシリンダ8のロッド8a
を突出すように操作すれば、前記動作と逆に作動して図
上左方向に移動変位され、そのロッド8aを最大ストロ
ーク前進させると図上二点鎖線bで示されるように伸縮
ブーム11を前方に移動させることができる。この際
に、ブーム支持機構10の第1リンク5と第3リンク
(ブームシリンダ6)は、長さに変わりがないので平行
運動により伸縮ブーム11を正常位置(図1で示され
る)よりやや低い状態で水平に保って前進変位する。
【0026】また、ブーム支持機構10におけるリンク
シリンダ8を定常状態(図1で示される状態)に保って
第3リンクであるブームシリンダ6を作動させて、その
ロッド6aを前進させると、第1リンク5とリンクシリ
ンダ8はそれぞれの伸縮ブーム11との位置関係を保持
したままで第1リンク5の取付ピン4の周りに図上時計
方向に回動し、二点鎖線cで表わされるように変位して
伸縮ブーム11先端部が持上げられる。
【0027】また、ブーム支持機構10におけるブーム
シリンダ6のロッド6aを後退させると、前記同様に第
1リンク5とリンクシリンダ8はそれぞれの伸縮ブーム
11との位置関係を保持したままであるから、ロッド6
aの後退に伴ない第1リンク5の取付ピン4の周り反時
計方向に回動され、最大限ロッド6aが後退すると、図
上二点鎖線dで表わされるように伏せる状態になる。
【0028】さらに、伸縮ブーム11は、伸縮構造にな
っているので、ブーム伸縮シリンダ14を作動させて前
記ブーム支持機構10における動作に加えて先端ブーム
13を伸長させれば、伸縮ブーム11を正常姿勢(図1
で示す)から最大仰角位置まで起こして作業を行うよう
にすれば、伸縮ブーム11の先端にアームによって支持
される揚重作業装置20を上限位置まで引き上げた状態
で、図上斜線Aによって囲まれる範囲で揚重物の取扱い
ができることになる。また、伸縮ブーム11を伏せる方
向に操作すれば、図上斜線Bによって囲まれる範囲で揚
重作業を行うことができる。
【0029】したがって、例えば、地下工事における掘
削土などを搬出する現場において、図2で示されるよう
に、本実施例の揚重作業機1を用いて掘削土の排出作業
を行うには、開口部C近くに車輌2を停止させて、伸縮
ブーム11をブーム支持機構10におけるリンクシリン
ダ8を作動させて定常位置から後退位置(aで示す)に
水平状態を保ったままで移動させ、揚重作業装置20が
開口部C上に位置させて後、昇降装置21を作動させて
クラムシェルバケット25を開口部C内に吊降ろし、掘
削土をつかんで引き上げて、そのまま水平状態を保った
ままブーム支持機構10のリンクシリンダ8のロッド8
aを突出すように作動させると、前述のように第1リン
ク5および第3リンク(ブームシリンダ6)が開口部側
に回動変位して伸縮ブーム11を前方に移動させ、先端
部に吊り下げられている揚重作業装置20のクラムシェ
ルバケット25を待機しているダンプトラック30の荷
台上に移動させることができる。
【0030】そこで、前記ブーム支持機構10による伸
縮ブーム11の前進を制御することにより、図2におけ
る移動範囲Aの適宜位置でクラムシェルバケット25を
開いて掴み上げた土砂を荷台上に排出して積み込む。以
後伸縮ブーム11を後退させて開口部Cの上部位置にク
ラムシェルバケット25を移動させ、開口部C内に吊降
ろして掘削土を掴み、上部まで引き上げると前記動作を
行ってダンプトラック30の荷台上へ移動させて掴み上
げた土砂を排出する、という操作を繰り返し掘削土をダ
ンプトラックへ積み込む作業を行うことができる。この
際、ブーム伸縮シリンダ14を作動させることにより、
先端ブーム13を伸長させて揚重作業装置20のクラム
シェルバケット25を遠位置まで移動させて荷台に土砂
を積み込むことができる。なお、伸縮ブーム11を水平
動作させるだけでは積み込みがうまくできない場合に
は、ブームシリンダ6を作動させることにより、前述の
ようにブーム先端を持上げることができるのでクラムシ
ェルバケット25を水平移動位置よりも高くすることが
できる。この際、必要に応じて伸縮ブーム11先端のチ
ルトシリンダ15を操作してアーム16を少し下げるよ
うにすることで、揚重作業装置20の支持部を水平に保
つことができる。
【0031】このようにして、本実施例の揚重作業機1
は、一般のブームを備えた作業機のように、目的の作業
を行うに際してブーム先端部に取付く揚重作業装置を高
く持上げることなく作業ができるので、高さ制約を受け
るような工事現場において使用するのにふさわしいもの
であるといえる。したがって、例えば前述の逆打ち工法
による建設作業現場や市街地における上部に障害物があ
って作業高さが制限される工事現場、あるいは橋梁の下
での作業など高さ制約を受ける場合に有効に機能する作
業機であるといえる。
【0032】また、この揚重作業機1は、輸送時に輸送
高さ制限を受けることになるが、前述のようにブーム支
持機構10におけるブームシリンダ6を作動させて伸縮
ブーム11を伏せることができるので、輸送時には、揚
重作業装置20を最上位に引き上げた状態で、第1リン
ク5とリンクシリンダ8を定常に保ってブームシリンダ
6を作動させ、そのロッド6aを引き込んで伸縮ブーム
11を伏せ、揚重作業装置20のクラムシェルバケット
25の下端が接地する位置で、一旦伸縮ブーム11の伏
せ動作を止め、チルトシリンダ15のロッド15a端と
アーム16との連結ピン15bを抜いてアーム16をフ
リーにし、その後に伸縮ブーム11をさらに伏せるよう
にすることで、図3(a)で示されるように、揚重作業
機1の高さを低くできる。
【0033】こうして姿勢を低くした後は、アーム16
とそれに付設される揚重作業装置20をブーム先端から
取外し、車輌2上の上部旋回体3に支持されるブーム支
持機構10ならびに伸縮ブーム11を分解することな
く、図3(b)に示されるように、低床トレーラ31に
搭載して輸送することができる。このように低床トレー
ラ31に搭載された揚重作業機1の運転室3A頂部まで
の高さhが道路交通法規によって決められた制限高さ以
内に収めることが可能になる。したがって、ブーム先端
に取付けられる揚重作業装置20のみを分離して運搬で
きることになり、取扱いが便利であるという利点があ
る。なお、分離された揚重作業装置20は、別途トラッ
ク(図示せず)に搭載して運搬され、次の作業現場で組
立てて使用される。
【0034】なお、本実施例の揚重作業機1におけるブ
ーム先端部に取り付ける揚重用の機器としては、前記の
昇降装置21を備える揚重作業装置20に限定されるも
のではなく、このほかに、図示省略するがフォークを取
り付けてチルトシリンダ15によって操作できるように
すること、あるいは開閉動作ができる抱え部材を一対備
える掴み装置を取り付けてポールや木材などを掴んで搬
送するような機器を使用することが可能である。
【0035】また、図4に揚重作業機の他の実施例図が
示される。この実施例の揚重作業機1Aは、伸縮ブーム
11の先端に滑車26が取付けられて上部旋回体3上に
別途搭載の巻上げ機27によって駆動される吊上げ索2
8を、一端をその伸縮ブーム11の先端部に取付けられ
て滑車26を巡らせてフックブロック29を吊下げ、こ
のフックブロック29によって所要の資材などを揚降さ
せるようにするクレーン構造にされたものである。な
お、主要部を前記実施例と同様に構成されていているの
で、それら前記実施例と同一もしくは同様の構造につい
ては同一の符号を付して説明を省略している。
【0036】このようにされたクレーン構造の揚重作業
機1Aにおいても、前記実施例と同様に姿勢を低くして
広範囲での揚重作業を行うことができるので、高さの制
約がある作業現場で有効に作業を行わせることができ
る。
【0037】上述の実施例によれば、作業機を搭載する
車輌として履帯走行式の車輌によるものについて説明し
たが、車輪を備える車輌であってもよい。また、必要に
応じて定置されたベース上で旋回台に搭載するようにし
てもよい。また、ブームの起伏操作をするブームシリン
ダを第3リンクに適用した実施例で説明したが、第1リ
ンクをブームシリンダに置きかえるようにしても同様の
効果が得られる。さらに、ブームについては、伸縮式の
みならず単一のブームであってもよい。また、ブーム支
持機構について、必要に応じて第1リンクと第3リンク
の取付ピンの間隔と連結ピンの間隔を異なるように構成
することもできる。
【0038】上記実施例における車輌の上部旋回体3は
本発明の作業機支持構造体に、ブームシリンダ6はブー
ム起伏シリンダに、揚重作業装置20は揚重作業用機器
に、それぞれ対応する。
【0039】上述の可変四節リンクによるブーム支持機
構を備えた作業機としては、揚重作業のみならず他の建
設作業機にも採用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の可変四節リンクによるブーム
支持機構を備えた揚重作業機の一実施例正面図である。
【図2】図2は、ブーム支持機構による伸縮ブームの動
作態様説明図である。
【図3】図3は、本実施例の揚重作業機を輸送する時の
態様を表わす図で、姿勢を低く収める操作時を示す図
(a)、およびトレーラに搭載された態様を示す図
(b)である。
【図4】図4は、揚重作業機の他の実施例図である。
【符号の説明】
1 揚重作業機 2 履帯走行式の車輌 3 上部旋回体 4,7 取付ピン 4a,9 連結ピン 5 第1リンク 6 ブームシリンダ(第3リンク) 6a ブームシリンダのロッド 8 リンクシリンダ 8a リンクシリンダのロッド 10 ブーム支持機構 11 伸縮ブーム 12 ベースブーム 13 先端ブーム 14 ブーム伸縮シリンダ 15 チルトシリンダ 16 アーム 20 揚重作業装置 21 昇降装置 25 クラムシェルバケット 26 滑車 27 巻上げ機 28 吊上げ索 29 フックブロック 30 ダンプトラック 31 低床トレーラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F205 AA07 AC02 BA06 CA03 CA10 CB02 KA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機支持構造体に基端をピン支持され
    る所要長さの第1リンクおよび第3リンクと、これら第
    1リンクおよび第3リンクの先端によってピン連結され
    て支持されるブームと、前記ブームに一端を連結される
    とともに、他端を前記第1リンクまたは第3リンクの基
    部にピン連結されるリンクシリンダとを備えて、前記第
    3リンクまたは第1リンクをブーム起伏シリンダで構成
    され、ブームの先端に作業用機器が付設されていること
    を特徴とする可変四節リンクによるブーム支持機構を備
    えた作業機。
  2. 【請求項2】 前記ブームを支持する第1リンクと第3
    リンクとは、作業機支持構造体に取り付くそれらリンク
    の基端間距離Lとブームに連結される先端間距離L
    とがほぼ等間隔にされる請求項1に記載の可変四節リン
    クによるブーム支持機構を備えた作業機。
  3. 【請求項3】 前記ブームはスライド伸縮構造にされる
    請求項1に記載の可変四節リンクによるブーム支持機構
    を備えた作業機。
  4. 【請求項4】 前記ブームの先端部には、アームを基端
    部で上下動可能に軸着され、そのアームに作業用機器が
    ブーム先端部に付設されるチルトシリンダによって上下
    動可能に付設される請求項1に記載の可変四節リンクに
    よるブーム支持機構を備えた作業機。
  5. 【請求項5】 前記第3リンクのブーム起伏シリンダの
    縮み側ストロークエンド時のリンク長さが第1リンク長
    さとほぼ同一であることを特徴とする請求項1または2
    に記載の可変四節リンクによるブーム支持機構を備えた
    作業機。
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KR101935761B1 (ko) 2017-07-21 2019-01-04 안주신 퀵커플러
JP2022064290A (ja) * 2020-10-13 2022-04-25 コアーテック株式会社 伸縮装置
US11835115B1 (en) 2022-12-01 2023-12-05 CORETECH Co., Ltd Telescopic apparatus

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