JP2003056000A - 高揚程揚重車両 - Google Patents

高揚程揚重車両

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JP2003056000A
JP2003056000A JP2001248971A JP2001248971A JP2003056000A JP 2003056000 A JP2003056000 A JP 2003056000A JP 2001248971 A JP2001248971 A JP 2001248971A JP 2001248971 A JP2001248971 A JP 2001248971A JP 2003056000 A JP2003056000 A JP 2003056000A
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boom
winch
lift vehicle
bucket
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登司男 横山
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/46Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with reciprocating digging or scraping elements moved by cables or hoisting ropes ; Drives or control devices therefor
    • E02F3/58Component parts
    • E02F3/60Buckets, scrapers, or other digging elements
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/40Dippers; Buckets ; Grab devices, e.g. manufacturing processes for buckets, form, geometry or material of buckets
    • E02F3/413Dippers; Buckets ; Grab devices, e.g. manufacturing processes for buckets, form, geometry or material of buckets with grabbing device

Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用性の高い油圧ショベルの作業機を一部改
造することで、移動容易にして高揚程での揚重作業を行
える機能性を有し、経済的に有利な構成の高揚程揚重車
両を提供する。 【解決手段】 下部走行体11に支持される上部旋回体
12の旋回フレームに基端を軸支持されて背部にガイド
シーブ37を配置されるブーム13と、前記旋回フレー
ムとブーム13間に配置されるブームシリンダ15と、
ブーム13先端部に枢支されてガイドシーブ24,38
を備えるアーム16と、前記ブーム13とアーム16間
に配置されるアームシリンダ17と、前記アーム16先
端部に吊設される揚重機構20と、上部旋回体に設置の
ウインチ35を備え、そのウインチ35にて操作される
複数のワイヤロープ41,42をガイドシーブを巡らせ
て、少なくとも一本を前記揚重機構20に固定して昇降
用ロープとし、この昇降用ロープと他のロープとで揚重
機構の掘削用バケット30を昇降自在に吊下げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として大深度で
の揚土作業あるいは機材等の揚重作業を可能にする高揚
程揚重車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、工事現場で掘削土を搬出する作業
を行うに際し、例えば構築物を地上部から上方へ構築す
ると同時に、地下方向にも掘り下げて地下躯体を構築す
る方式の逆打ち工法が採用され、構築作業の合理化が図
られている。このような逆打ち工法での掘削現場で掘削
される土砂を外部に搬出するには、その土砂の搬出個所
が変更になるので、例えば隧道掘削工事のように掘削土
の搬出個所を特定して、その位置に地中から掘削された
土砂を定置式の土砂搬出装置で地上部まで運び上げた
後、ダンプトラックに移して搬出するような方式が採用
できない。そのために、地下で掘削された土砂は短期の
うちに搬出個所を変えて地上部に運び出して、ダンプト
ラックによって処理場に運ばれることになっている。
【0003】このようなことから、掘削された土砂は、
建設工事が進行している構築物の内部において地下から
地上部に運び上げると同時に、ダンプトラックに移して
搬出させる必要がある。また、前記逆打ち工法以外の土
木建設作業においては、地中での掘削工事現場から掘削
土を搬出して処理場に運び出すような作業を行うに際し
て、最近では大深度での排土を地下から一挙に地上部に
揚土して搬出するような作業が多くなっている。
【0004】このように、最近の掘削を伴う工事現場、
特に地下から多量の掘削土を地上部に搬出して現場以外
に搬送する工事では、以前のように土砂搬出装置を定置
して使用するような状態から、移動が容易で土砂などの
揚重ができる作業機が要求されるようになってきた。し
かしながら、このような構築されつつある構築物の内部
での揚重作業には、その作業機に高さ制限が生じ、一般
に使用されるクローラクレーンのような揚重機を使用す
ることは、その構造上無理である。また、市街地などで
工事現場の周囲や上部に空中線その他の障害となるもの
がある場合、作業機の動作に高さ制限を受けることが多
い。このような高さ制限を受ける工事現場では、その土
砂搬出についても従来方式の揚重機を用いての作業には
困難が生じ、工期も長引くという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本出願人で
は、前述のような問題を解決するために、先願発明(特
願2000−8532号)によって、いわゆる低車高で
高揚程の揚重作業が行える作業機を提案したのである。
この作業機は、走行車体上に平行四節リンクによるブー
ム支持機構を備えたもので、そのブームの先端部に揚重
装置を吊下げて低姿勢で揚重作業を行える構成にされて
いる。そして、ブームを伸縮構造にすると、水平にスラ
イドさせて吊下げ位置を移動させることができるもので
ある。
【0006】この作業機によれば、ブーム支持機構に平
行四節リンク機構を採用することによって、全高を低く
抑えられ、ブームの伸縮機構によって吊荷の前方移動を
容易にする利点があり、建屋内の天井高さの制約が厳し
い個所での作業には有利である。しかしながら、この先
願発明のものでは巻上手段(ウインチ)が揚重装置に組
み込まれたものであるために、揚重部での自重量が大き
くなって構造的に問題が生じる。そこで、ウインチを車
載構造にしてその問題点を解決するようにしたが、この
技術ではブーム支持機構並びに伸縮機構そのものがかな
り複雑であり、ブーム支持機構の起伏操作と伸縮機構の
伸縮操作の両方の操作系を必要とすることによる運転操
作の複雑さ、装置としての価格が高価になるという問題
がある。また、汎用性のある標準的な油圧ショベルの作
業機構造とは全く異なるために、専用機として保有する
必要がある。したがって、需要者としては複数機種を備
えることになって負担が嵩むという問題点がある。
【0007】このほかに、空間高さに制約を受ける現場
での揚重機として、例えば特開平10−120369号
公報によって地下工事用クレーンが開示されている。こ
の公報に記載されているクレーンでは、走行台車上に水
平方向に伸縮する伸縮ブームを備え、この伸縮ブームの
基端部にブーム先端から吊下げられる吊り具を操作する
ワイヤロープを巻上げるウインチが搭載され、このよう
な伸縮ブームを昇降させる昇降装置と旋回装置を備えた
構成であることが記載されている。
【0008】しかしながら、この構成ではワイヤロープ
による吊り荷の巻上げ操作をするウインチが伸縮ブーム
の基端部に搭載されるので、揚重作業時の揚程が高くな
ると当然ウインチの巻取り量が多くなって大型化するこ
とになり、構造的にブームの基端部に付設することが困
難になるという問題がある。また、ブームに搭載される
ウインチが大型化すると、ブームを昇降させるための昇
降装置も当然能力を高める必要上関連する機器が大型化
することになるという問題がある。また、この種の作業
機においても、前記特願2000−8532による作業
機と同様に、専用機となることから、保有するには需要
者としては複数機種を備えることになって負担が嵩むと
いう問題点がある。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、汎用性の高い油圧ショベルの作業機を一部改
造することによって、移動容易にして高揚程での揚重作
業を行える機能性を所有して、しかも経済的に有利な構
成の高揚程揚重車両を提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、第1発明による高揚程揚重
車両は、下部走行体上に支持される上部旋回体に基端を
軸支持されて起伏可能な部材からなるアーム支持機構
と、このアーム支持機構に起伏可能に軸支持されるアー
ムと、このアームの両端部および前記アーム支持機構に
配されるガイドシーブと、前記アームの先端から垂下さ
せる揚重機構の昇降用ワイヤロープを前記ガイドシーブ
を巡らせて巻き取り・繰出すウインチとを備え、そのウ
インチを前記上部旋回体もしくは前記アーム支持機構の
主部材に設置することを特徴とするものである。
【0011】本発明によれば、アーム支持機構およびア
ームがともに起伏可能に構成され、そのアーム支持機構
もしくは上部旋回体に揚重機構の昇降用ワイヤロープを
昇降させるウインチが設置されているので、アーム支持
機構とアームを協働して起伏させることにより、高さ制
限を受ける個所において地面から作業機の最上部までの
高さを低くして、揚重物を水平移動させることができ
る。また、アームの先端から昇降用ワイヤロープによっ
て垂下される揚重機構、例えばクラムシェルバケットを
高揚程で操作できるので、大深度での掘削土の搬出作業
を行うような場合に、そのバケットを吊上げてそのまま
水平移動できることから、ダンプトラックに積込む操作
までを一連で行え、作業能率を向上させることができ
る。
【0012】第2発明による高揚程揚重車両は、下部走
行体に支持される上部旋回体の旋回フレームに基端を軸
支持されて背部にガイドシーブを配置されるブームと、
前記旋回フレームとブームとの間に配置されてそのブー
ムを起伏させるブームシリンダと、前記ブームの先端部
に軸支持されて前後両端部にガイドシーブを備えるアー
ムと、前記ブームとアームとの間に配置されてそのアー
ムを起伏させるアームシリンダと、前記アームの先端部
に吊設される吊下げ体と、前記上部旋回体上に設置され
るウインチとを備え、前記ウインチにて巻取り繰出され
る複数のワイヤロープを前記ガイドシーブを巡らせて、
そのうちの少なくとも一本を前記吊下げ体に固定して昇
降用ロープとされ、この昇降用ロープと他のロープとで
前記吊下げ体を介してその下部に掘削用バケットを昇降
自在に吊下げた構成であることを特徴とするものであ
る。
【0013】この第2発明においては、上部旋回体の旋
回フレーム上に基端を軸支持されるブームがブームシリ
ンダによって起伏され、そのブームの先端部に軸支持さ
れて前方に伸びるアームもまたアームシリンダによって
起伏されるように構成されているので、ブームおよびア
ームの起伏を制御してアーム先端部の位置を調整するこ
とにより、アーム先端部に吊設される吊下げ体の位置を
作業状況に応じて上部旋回体側から遠ざけたり、あるい
は近付けたりすることができ、両者を状況に応じて変位
させることでブームやアームを大きく起伏させることな
く吊下げ体の位置を変えることができる。言換えると、
作業機を大きく起伏変動させることなく掘削用バケット
の移動を行わせることができるのである。
【0014】この発明によれば、起伏自在にされたブー
ムとアームとの組合せ構造にして、これら部材の背部に
沿わせて掘削用バケットの昇降並びに開閉用ワイヤロー
プのローピングを行い、かつ掘削用バケットをアーム先
端部に吊設の吊下げ体を介して昇降自在に吊下げられる
構成とされるので、コンパクトにまとめられ、前述のよ
うに作業機を大きく起伏させずに掘削用バケットの吊下
げ位置を移動させることができ、吊下げ体によって掘削
用バケットを昇降させる際のワイヤロープの配分を揺れ
や回動の発生が防止できる状態にできることから、高さ
制限を受ける現場での揚重作業を容易にする。また、高
揚程での安定昇降を行わせることが可能となる。したが
って、大深度での地中掘削土を搬出して、そのまま地上
部などでダンプトラックへの搬出土の直接積込み作業を
行うことができ、作業性を著しく向上させることができ
るという効果がある。
【0015】また、この発明において、下部走行体およ
び上部旋回体とブームに、汎用性のある油圧ショベルの
構成要部を利用して、アーム部の改造と揚重部の組替
え、およびウインチの車載を行うようにすれば、汎用の
油圧ショベルから高揚程揚重車両への変換が可能にな
り、安価にして高性能の揚重車両を提供することができ
るのである。
【0016】しかも、この発明によれば、前述のよう
に、ブームとアームとの二関節起伏操作ができるため
に、土砂の掘削搬上位置から排出(廃土)位置までの前
後移動を少なくでき、ダンプトラックへの積込み作業が
容易である。このため、ダンプトラックをこの高揚程揚
重車両の前方位置に配置でき、路上に隣接する工事現場
においても占有幅を少なくして有効に作業を行うことが
できる。そのほかに、輸送に際しても、油圧ショベルと
同様にして姿勢を嵩低くできるので、経済的に輸送する
ことが可能である。
【0017】また、前記アーム支持機構あるいはブーム
には、旋回フレームに軸支持される基端軸穴部と、起伏
用ブームシリンダの先端部を連結する中間支持軸と、先
端部で前記アームを連結枢支する先端軸穴部と、そのア
ーム支持機構の主部材またはブームの上面部に設けられ
たアーム起伏用のアームシリンダの基端部を枢支する支
持ブラケットとを有し、前記主部材またはブームの背部
には、前記ウインチにより巻取り繰出されるワイヤロー
プをガイドするガイドシーブが配置されているのがよい
(第3発明)。こうすると、アーム支持機構の主部材ま
たはブームに設けられる軸穴部での軸支持と中間支持軸
部に対する起伏用のシリンダの連結で、その主部材また
はブームを旋回フレーム上で起伏自在にし、背部に設け
られるガイドシーブとアーム連結位置近傍に配されるガ
イドシーブによって、アーム先端に垂設される掘削用バ
ケットを吊下げ昇降操作するワイヤロープを、主部材ま
たはブームの起伏に際して影響を与えることなく操作で
きる。
【0018】また、前記アーム支持機構あるいはブーム
には、旋回フレームに軸支持される基端軸穴部と、起伏
用ブームシリンダの先端部を連結する中間支持軸と、先
端部で前記アームを連結枢支する先端軸穴部と、そのア
ーム支持機構の主部材またはブームの下面部に設けられ
たアーム起伏用のアームシリンダの基端部を枢支する支
持ブラケットとを有し、前記主部材またはブームの背部
と前記アームの後端部には、前記ウインチにより巻取り
繰出されるワイヤロープをガイドするガイドシーブが配
置されているのがよい(第4発明)。こうすると、前記
アームシリンダを主部材またはブームの下面側に配置し
て、アームの起伏を行わせるようにするので、ワイヤロ
ープの上方での配置が容易になり、また、アームシリン
ダの保持圧力が低目に抑えられるという利点がある。
【0019】前記揚重機構の吊下げ体に吊下げられる掘
削機としてクラムシェルバケットを用いられ、このクラ
ムシェルバケットを操作する少なくとも二本の吊下げワ
イヤロープとバケット開閉ワイヤロープとは、それら機
能ごとに独立する各ウインチ2基によって操作される構
成であるのがよい(第5発明)。こうすると、クラムシ
ェルバケットで土砂掘削作業を実施するに際して、それ
ぞれの機能に応じたウインチの駆動により、その操作を
確実に行わせることができ、結果的に運転制御を容易に
する。また、前記各ウインチ2基は、それらの駆動軸を
同軸上に配置されるのが好ましい(第6発明)。このよ
うにすると、ウインチを同期回転可能にして、コンパク
トにまとめて設置することができる。
【0020】前記ワイヤロープは、車載されたウインチ
の巻胴から前記アーム支持機構もしくはブームおよび前
記アームの両端部に設けられるガイドシーブと、前記揚
重機構におけるガイドシーブを介して、前記掘削機を吊
下げ、前記揚重機構に到るように巻掛けられている(第
7発明)。こうすることで、二関節構造の起伏部分の変
位に対して巻掛けワイヤロープが無理なく追従でき、吊
下げられる掘削機の作動に際しても揚重機構の吊下げ体
においてクラムシェルバケットの揚降時に開閉用のワイ
ヤロープも有効に吊下げ昇降ロープとして活用でき、そ
れらワイヤロープの配分を吊下げ体において設定するこ
とで、昇降時の振れや回動を防止して正常な昇降動作を
行わせることができる。
【0021】また、前記第1発明および第2発明におい
て、前記ワイヤロープを操作するウインチを、旋回フレ
ーム後部のカウンタウエイト上部に設置するのがよい
(第8発明)。また、前記上部旋回体の後部に設置され
るカウンタウエイト上面中央部に凹所が設けられ、この
凹所に前記ウインチを格納設置するのがよい(第9発
明)。さらに、前記カウンタウエイト上面に設置される
ウインチに対し、そのウインチの周囲を囲う保護カバー
をカウンタウエイト上に設置されるのがよい(第10発
明)。このように、ウインチをカウンタウエイト上に設
置することで、その質量をカウンタウエイトとして活用
することができるので、経済的である。また、そのウイ
ンチを凹所に設置したり、カバーによってウインチを囲
うようにすることで外部に対する安全性が確保できる。
なお、カバーを設ける場合には、開閉可能にすることで
点検整備を容易にする。
【0022】さらに、前記ウインチの巻胴からアーム先
端部に吊下げられる揚重機構へのワイヤロープに対し、
前記ウインチの巻胴から前記アームの後端部に付設され
るガイドシーブまでの間に、前記ワイヤロープを緊張さ
せるロープテンショナーが配置されているのがよい(第
11発明)。このようにすることで、各ワイヤロープが
常時緊張状態を維持することができ、高揚程での揚降動
作時にワイヤロープが不揃いの動きをすることなく掘削
機の揚重を確実なものとすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明による高揚程揚重車
両の具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ説明
する。
【0024】図1には、本実施形態の高揚程揚重車両の
全体外観図が示されている。なお、この図にはブームお
よびアームが変位した場合の態様を二点鎖線によって併
記されている。図2にはバケット吊下げ枠とバケットと
の支持構造を表わす正面図が、図3に図2のA−A視図
が、それぞれ示されている。
【0025】この実施形態の高揚程揚重車両10は、装
軌式の下部走行体11上に旋回機構を介して上部旋回体
12が載置され、この上部旋回体12の旋回フレーム
(図示せず)における前上部に、基端部13aを軸支持
されて彎曲形状にされたブーム13(本発明のアーム支
持機構に対応)が設けられ、このブーム13の中間部側
面から側方横向きに突設される中間支持軸14と前記旋
回フレーム上とを繋ぐようにして配設されるブームシリ
ンダ15によって前記ブーム13が起伏可能に支持され
ている。そして、そのブーム13の先端部13bには所
要長さのアーム16が基部16aで軸支持されており、
このアーム16の先端部に揚重機構20が吊設され、上
部旋回体12上に搭載されるウインチによって前記ブー
ム13およびアーム16の背面部(上面部)に沿って配
されるワイヤロープの先端部をアーム先端に吊設される
揚重機構20に繋いで揚降できるように構成されてい
る。なお、図中符号12Aは運転室、19はカウンタウ
エイトである。
【0026】前記アーム16は、その基部16aを二股
状に形成されたブーム13の先端部13bにて枢支ピン
18により上下に回動可能に支持され、その基部16a
の上側後方に突出すようにされる後端部16bで前記ブ
ーム13の上面部に付設されるアームシリンダ17のロ
ッド端部とピン連結され、そのアームシリンダ17によ
って前記基部16aの枢支ピン18を基点にしてアーム
16を上下方向に回動起伏できるようにされている。ま
た、このアーム16の先端部16cには、軸線に直交し
て横向きに貫通する枢支軸27が取付けられ、この枢支
軸27にて上端部を枢支されて揚重機構20のバケット
吊下げ枠21(本発明の吊下げ体に相当)が吊下げられ
ている。
【0027】前記ブーム13の上面部に付設されるアー
ムシリンダ17は、その基端部を前記ブーム13の背部
に突設されたブラケットに基端を枢支され、ロッド端部
を前述のようにアームの後端部16bにピン連結され、
伸縮操作でアーム16が枢支ピン18を基点として上下
に回動し、起伏できるようにされている。
【0028】前記揚重機構20は、前記アーム16の先
端部に上端部を枢支軸27にて支持されて吊設されるバ
ケット吊下げ枠21と、このバケット吊下げ枠21の下
側に吊下げられるクラムシェルバケット30(以下、単
にバケット30という)と、上部旋回体12上に搭載さ
れるウインチ35と、このウインチ35から前記ブーム
13およびアーム16の背部に沿ってそのアーム先端に
到りバケット吊下げ枠21を経てバケット30を吊下げ
操作するワイヤロープ41,42とで構成されている。
【0029】前記バケット吊下げ枠21は、直立する二
枚の基部材22aに対して、その左右にそれぞれ二枚の
副部材22b、22bを直交して取付けられて十字形に
形成される枠体22と、この枠体22の四方に突出す部
分の先端にそれぞれ一体に付設されるシーブブラケット
23,23,23,23と、前記基部材22aの上部な
らびに副部材22b,22bの上部と各シーブブラケッ
ト23にそれぞれ軸ピンにて支持されるシーブ24〜2
6とで構成されている。
【0030】このバケット吊下げ枠21に設けられる前
記各シーブ24〜26は、図2および図3によって示さ
れるように配設され、シーブブラケット23に支持され
るシーブのうちアーム16の軸線方向にて前後に配され
るシーブ25a,25aがバケット30を昇降させるワ
イヤロープ41の案内となり、前記軸線方向に交差して
左右に位置するシーブ25b,25bがバケット開閉操
作を行わせるワイヤロープ42の案内となるようにされ
ている。それら各シーブ25(符号25で代表して示
す)の支持位置は、バケット吊下げ枠21の中心から等
距離となるようにされている。なお、このバケット吊下
げ枠21の中心を通る垂線が基端の枢支軸27に配され
る各ガイドシーブ24(トップシーブ)に掛かるワイヤ
ロープ41,42の垂下中心線を通る面上に位置するよ
うに関係付けられている。
【0031】バケット30は、周知構造のものであっ
て、前記バケット吊下げ枠21の四方に配設されたシー
ブ25に巻掛けられる四本のワイヤロープ41,41,
42,42で吊下げられ、そのうち二本のワイヤロープ
がバケット吊下げロープ41として先端をバケット30
の支持フレーム31に固定され、他の二本のワイヤロー
プをバケット開閉シーブブロック32,33に周知の手
段で巻掛けて開閉操作ロープ42とされている。なお、
前記開閉操作ロープ42は、端部をウインチ35の巻胴
に固定され、実質的に一本のワイヤロープが用いられて
いる。したがって、前記四本のワイヤロープ41,4
1,42,42はバケット30を吊下げて昇降するとき
に、四方からほぼ均等にバケット30を吊下げて昇降さ
せることができるので、その途中でバケット30が大き
く振れることなく安定状態で昇降させることができるよ
うになされている。
【0032】前記各ワイヤロープ41,42を操作する
ウインチ35は、上部旋回体12の運転室12A後方部
に、前記ブーム13の軸線方向と直交する一軸線に揃え
て二個の巻胴を備えたものを二台配設されている。これ
らウインチ35は原則として同一直径の巻胴を備え、バ
ケット30の昇降操作時に二台同期して回転するように
され、バケット30の開閉操作時にはそのうちの一台が
回転するようにされている。また、これらウインチ35
は、駆動機として油圧モータが組み込まれ、バケットの
フリーフォールが行えるように制御される。
【0033】このようなウインチ35により繰出し巻き
取られるワイヤロープ41,42は、図1に示されるよ
うに、ウインチの巻胴からブーム13およびアーム16
の背部に沿って先端のシーブ24(トップシーブ)を経
てバケット吊下げ枠21上のガイドシーブを介しバケッ
ト30の昇降が行えるように巻巡られている。そのため
に、ワイヤロープ41,42は、途中をブーム13の背
部に突出して設けられたブラケット36に支持されるガ
イドシーブ37、およびアーム16の後端部16bにお
けるアームシリンダ17のロッド端との連結軸16d上
に支持されるガイドシーブ38によってブーム13なら
びにアーム16と接触しないように案内される。
【0034】なお、揚重車両の各作動部は、上部旋回体
12上に搭載される制御手段によって作動するようにさ
れており、運転室12A内に設けられる周知の操作手段
によって前記制御手段を介してブーム13およびアーム
16の起伏とウインチ35による揚重機構20の作動を
行えるようにされている。
【0035】このように構成される本実施形態の高揚程
揚重車両10は、装軌式の下部走行体11を駆動して工
事現場における所要位置に移動させて作業を行うことが
できる。
【0036】例えばダンプトラックに排土した後に、再
び立坑(土砂搬出口)内へ掘削土砂の掘削作業を行うに
は、運転者が運転室12Aにおいて操作して、ブームシ
リンダ15とアームシリンダ17をそれぞれ作動させる
ことにより、ブーム13およびアーム16を起伏させ
る。すなわち、図1において、ブームシリンダ15とア
ームシリンダ17を伸長させると、鎖線aで表わされる
ように、実線で示される位置からブーム13を起すとと
もにアーム16が伏せて、そのアーム16先端部が上部
旋回体12側に引き寄せられる。したがって、その状態
でウインチ35を駆動してワイヤロープ41,42を繰
出せば、揚重機構20を下降させて立坑内に吊下ろすこ
とができる。
【0037】また、ブーム13の姿勢を図1で実線にて
表わされる状態に保ってアームシリンダ17を伸長操作
させれば、ブーム13の先端部13bにおける枢支ピン
18を基点にしてアーム16が下向きに回動され、その
先端に吊下げられる揚重機構20を図1で鎖線bで示さ
れるようにアーム先端から対応位置の立坑に向けて垂下
させることができる。このような状態にすると、ブーム
13が低い姿勢を保って揚重機構20のバケット30を
昇降操作することが可能である。そして、バケット30
によって地中から土砂を搬出させたならば、アームシリ
ンダ17をそのまま収縮操作すると、アーム16が上向
き回動してブーム13の前方に突出す姿勢とすることが
できる(実線で示す状態)。
【0038】前記立坑内から土砂の搬出を行う作業にお
いては、例えば立坑(土砂搬出口)に対応してこの高揚
程揚重車両10を配置して、土砂搬出口に近い位置にダ
ンプトラック50を待機させ、ブーム13とアーム16
を起伏操作して前記土砂搬出口の上方に揚重機構20を
位置させてからバケット30を降下させ、地中における
掘削土をバケット30にて掬い取らせ、地上まで吊上げ
て後、そのバケット30の支持フレーム31をバケット
吊下げ枠21の下面に当設させた状態にして、そのまま
アーム16を起すようにするとともにブーム13の起立
から倒伏状態に移行操作すると、図1において鎖線cで
示される位置から水平に前方へ(矢印Pで示す)水平移
動させることができる。したがって、待機するダンプト
ラック50の荷台上適所位置にてバケット30を開操作
させることにより、搬出した土砂を荷台に投下して積み
込むことができる。
【0039】このように本実施形態によれば、ブーム1
3とアーム16を同時に起伏操作することによって、地
中から運び上げた土砂を待機しているダンプトラック5
0に対して移動させてそのまま積込む作業が連続的に行
えるので、作業性を高めることができる。しかも、揚重
機構20を吊下げているブーム13とアーム16を低い
姿勢に保ちつつ揚重作業を行うことができるので、高さ
制限を受ける場所での作業であっても、極端にブーム1
3を起さない限り無理なく作業できる。もちろん、旋回
動作や起伏操作については、油圧ショベルと同様に行え
るので、操作性もよく、輸送時にあってはアーム16を
ブーム13の下側に折り込むようにすることで車高を低
くして輸送することができる。
【0040】次に、高揚程揚重車両の他の実施形態とし
て図4に示されるのは、ウインチ35の配置をカウンタ
ウエイト19上に設けたものである。この実施形態にあ
っては、その基本的構成において前記実施形態のものと
ウインチの配置を除いて同じであるので、符号について
は前記実施の形態と同一個所について同一の符号を付し
て詳細な説明を省略している。
【0041】この実施形態の高揚程揚重車両10Aで
は、ウインチ35が上部旋回体12の後部に配するカウ
ンタウエイト19上に設置されており、ブーム13の背
部に設けられたガイドシーブ37を介してアーム13側
にワイヤロープ41,42を繰出されるようにされてい
る。このようにすると、ウインチ35がカウンタウエイ
ト19の一部を担う働きをするので、その分車両として
有利になる。
【0042】このように、ウインチ35をカウンタウエ
イト19上に配置するに際しては、そのカウンタウエイ
ト19上面部を中窪みにして、その部分にウインチ35
を配置するのが好ましい。また、そのウインチ35設置
個所の周囲をカバーで囲うようにして外部に対する保護
を図ることで、運転中におけるウインチ並びに外部に対
する安全性が確保できる。なお、カバー(図示省略)を
設けるときには、開閉可能な構造にすることで、ウイン
チの点検整備を容易にする。
【0043】また、図5に示されるのは高揚程揚重車両
の他の実施形態であって、基本構成において前記実施形
態のものと同じであり、アームシリンダの付設位置を異
にするものである。したがって、同一もしくは同様の構
成については前記実施形態のものと同一の符号を付して
詳細な説明を省略している。
【0044】この実施形態の高揚程揚重車両10Bは、
アーム16を起伏操作するアームシリンダ17が、ブー
ム13の下面部に下向きに付設されたブラケット17e
により基端を枢支され、そのロッド17aの先端をアー
ム16の基部16a前方位置下面部に付されたブラケッ
ト17fにピン連結された構成となっている。
【0045】このような構成にすることによって、アー
ムシリンダ17をブーム13の下面側に配置されるの
で、ウインチ35により操作されるワイヤロープ41,
42がアームシリンダ17との接触を避けるためのガイ
ドシーブ37を高く位置させたりすることがなくなって
ローピングの容易化を図ることができる。また、アーム
シリンダ17によるアーム16の保持圧力を低目に設定
できるという利点が生じる。なお、この形式において
も、図5に鎖線dで表されるように、ウインチ35をカ
ウンタウエイト19上に設置することができる。
【0046】また、前述の各形式の高揚程揚重車両10
(10A,10B)において、図6に示されるように、
ブーム16の背部に設けられるガイドシーブ37の支持
構造について、ロープテンショナー45としての役目を
付加することができる。
【0047】このロープテンショナー45は、ブーム1
3の背部に設けられるブラケット36aに基端を枢支さ
れる所要長さのリンク45aにガイドシーブ37を回転
自在に支持して設け、このリンク45aの中間とブーム
13の背部との間にガススプリング45bもしくは圧縮
バネを配して、常時ガイドシーブ37を上方向に押上げ
るクッション性を備えた付勢力が与えられるように構成
されている。
【0048】ワイヤロープ41,42は、前記ロープテ
ンショナー45が付設されることによって常時緊張状態
に保たれ、バケット30の昇降時にもその吊下げ状態を
均等に維持されることになるので、前述のように、バケ
ット吊下げ枠21によって配分された吊下げ条件のもと
でバケット30を振れや回転運動を生じさせることなく
安定状態で昇降させることができるのである。また、ウ
インチ35においてもロープに緩みが生じないから乱巻
が発生しないで正常な運転ができる。
【0049】次に、図7に示されるのは、ウインチ35
をブーム13の背部における基端より位置に搭載した場
合の実施形態である。この場合、ウインチ35の搭載位
置が車両の全高H以内、できれば運転室12Aの天井部
以下に収まるようにして設けることで、本体輸送時の車
高を確保でき、輸送コストを下げることが可能になると
いう利点がある。
【0050】このように構成される本実施形態の高揚程
揚重車両によれば、たとえば油圧ショベルを一部改造し
て高揚程揚重作業を行わせる作業車両とすることがで
き、ショベルの標準的なレバー操作方法を崩さずに運転
操作できる構成と機能を備えるものであるから、作業性
が良好である。また、前述のように作業時の車高を低く
できるので作業現場での制約が少ない。しかも、安定的
な揚降操作が可能であるとともに搬出後における揚重機
構の横移動が容易であるから高揚程(大深度)での土砂
搬出作業を能率よく行うことができる。もちろん、機動
性に富むので条件のよくない作業現場でも活躍できると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態の高揚程揚重車両の全体外
観図である。
【図2】図2は、バケット吊下げ枠とバケットとの支持
構造を表わす正面図である。
【図3】図3は、図2のA−A視図である。
【図4】図4は、高揚程揚重車両の他の実施形態を示す
図である。
【図5】図5は、高揚程揚重車両の他の実施形態を示す
図である。
【図6】図6は、高揚程揚重車両の他の実施形態を示す
図である。
【図7】図7は、高揚程揚重車両の他の実施形態を示す
図である。
【符号の説明】
10,10A,10B 高揚程揚重車両 11 下部走行体 12 上部旋回体 12A 運転室 13 ブーム 15 ブームシリンダ 16 アーム 17 アームシリンダ 18 枢支ピン 19 カウンタウエイト 20 揚重機構 21 バケット吊下げ枠 24〜26 シーブ 30 バケット 35 ウインチ 37,38 ガイドシーブ 41,42 ワイヤロープ 45 ロープテンショナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E02F 3/47 E02F 3/47 B 5/02 5/02 R

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体上に支持される上部旋回体に
    基端を軸支持されて起伏可能な部材からなるアーム支持
    機構と、このアーム支持機構に起伏可能に軸支持される
    アームと、このアームの両端部および前記アーム支持機
    構に配されるガイドシーブと、前記アームの先端から垂
    下させる揚重機構の昇降用ワイヤロープを前記ガイドシ
    ーブを巡らせて巻き取り・繰出すウインチとを備え、そ
    のウインチを前記上部旋回体もしくは前記アーム支持機
    構の主部材に設置することを特徴とする高揚程揚重車
    両。
  2. 【請求項2】 下部走行体に支持される上部旋回体の旋
    回フレームに基端を軸支持されて背部にガイドシーブを
    配置されるブームと、前記旋回フレームとブームとの間
    に配置されてそのブームを起伏させるブームシリンダ
    と、前記ブームの先端部に軸支持されて前後両端部にガ
    イドシーブを備えるアームと、前記ブームとアームとの
    間に配置されてそのアームを起伏させるアームシリンダ
    と、前記アームの先端部に吊設される吊下げ体と、前記
    上部旋回体上に設置されるウインチとを備え、前記ウイ
    ンチにて巻取り繰出される複数のワイヤロープを前記ガ
    イドシーブを巡らせて、そのうちの少なくとも一本を前
    記吊下げ体に固定して昇降用ロープとされ、この昇降用
    ロープと他のロープとで前記吊下げ体を介してその下部
    に掘削用バケットを昇降自在に吊下げた構成であること
    を特徴とする高揚程揚重車両。
  3. 【請求項3】 前記アーム支持機構あるいはブームに
    は、旋回フレームに軸支持される基端軸穴部と、起伏用
    ブームシリンダの先端部を連結する中間支持軸と、先端
    部で前記アームを連結軸支持する先端軸穴部と、そのア
    ーム支持機構の主部材またはブームの上面部に設けられ
    たアーム起伏用のアームシリンダの基端部を枢支する支
    持ブラケットとを有し、前記主部材またはブームの背部
    には、前記ウインチにより巻取り繰出されるワイヤロー
    プをガイドするガイドシーブが配置されている請求項1
    または2に記載の高揚程揚重車両。
  4. 【請求項4】 前記アーム支持機構あるいはブームに
    は、旋回フレームに軸支持される基端軸穴部と、起伏用
    ブームシリンダの先端部を連結する中間支持軸と、先端
    部で前記アームを連結枢支する先端軸穴部と、そのアー
    ム支持機構の主部材またはブームの下面部に設けられた
    アーム起伏用のアームシリンダの基端部を枢支する支持
    ブラケットとを有し、前記主部材またはブームの背部と
    前記アームの後端部には、前記ウインチにより巻取り繰
    出されるワイヤロープをガイドするガイドシーブが配置
    されている請求項1または2に記載の高揚程揚重車両。
  5. 【請求項5】 前記揚重機構の吊下げ体に吊下げられる
    掘削機としてクラムシェルバケットが用いられ、このク
    ラムシェルバケットを操作する少なくとも二本の吊下げ
    ワイヤロープとバケット開閉ワイヤロープとは、それら
    機能ごとに独立する各ウインチ2基によって操作される
    構成である請求項1または2に記載の高揚程揚重車両。
  6. 【請求項6】 前記各ウインチ2基は、それらの駆動軸
    を同軸上に配置される請求項5に記載の高揚程揚重車
    両。
  7. 【請求項7】 前記ワイヤロープは、車載されたウイン
    チの巻胴から前記アーム支持機構もしくはブームおよび
    前記アームの両端部に設けられるガイドシーブと、前記
    揚重機構におけるガイドシーブを介して、前記掘削機を
    吊下げ、前記揚重機構に到るように巻掛けられている請
    求項1,2または5のいずれかに記載の高揚程揚重車
    両。
  8. 【請求項8】 前記ワイヤロープを操作するウインチ
    を、旋回フレーム後部のカウンタウエイト上部に設置さ
    れる請求項1または2に記載の高揚程揚重車両。
  9. 【請求項9】 前記上部旋回体の後部に設置されるカウ
    ンタウエイト上面中央部に凹所が設けられ、この凹所に
    前記ウインチを格納設置される請求項8に記載の高揚程
    揚重車両。
  10. 【請求項10】 前記カウンタウエイト上面に設置され
    るウインチに対し、そのウインチの周囲を囲う保護カバ
    ーをカウンタウエイト上に設置される請求項8に記載の
    高揚程揚重車両。
  11. 【請求項11】前記ウインチの巻胴からアーム先端部に
    吊下げられる揚重機構へのワイヤロープに対し、前記ウ
    インチの巻胴から前記アームの後端部に付設されるガイ
    ドシーブまでの間に、前記ワイヤロープを緊張させるロ
    ープテンショナーが配置されている請求項1〜4のうち
    のいずれかに記載の高揚程揚重車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102219157A (zh) * 2011-06-03 2011-10-19 长沙中联重工科技发展股份有限公司 基于载重小车的可变倍率转换绕绳系统
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JP2015140642A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 日立建機株式会社 建設機械
CN108385748A (zh) * 2018-04-26 2018-08-10 上海金泰工程机械有限公司 用于抓斗的钢丝绳自动涨紧结构

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