JP2000342893A - 洗濯機等における二つ折れ蓋の開閉装置 - Google Patents

洗濯機等における二つ折れ蓋の開閉装置

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JP2000342893A
JP2000342893A JP11160779A JP16077999A JP2000342893A JP 2000342893 A JP2000342893 A JP 2000342893A JP 11160779 A JP11160779 A JP 11160779A JP 16077999 A JP16077999 A JP 16077999A JP 2000342893 A JP2000342893 A JP 2000342893A
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Tadashi Iijima
忠 飯島
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気洗濯機等の二つ折れ蓋の折曲自在な関節
箇所にダンパーを装設することで、その蓋開閉操作によ
る衝撃騒音と、閉蓋状態での外力に伴う振動騒音の発生
を抑止する。 【解決手段】 二つ折れ蓋11は基部11aが枢着軸1
1bにより機器本体10に枢支の基端側蓋11Aと、そ
の自由端部11cにヒンジ部12とダンパー14を介し
て連枢用基部11dが連枢の先端側蓋11Bとからな
る。基端側蓋11Aの自由基端部11eと機器本体10
との間に発条13が跨設されて図1(A)の開口10b
に対する閉蓋状態では閉蓋力が作用し、思案線Lより枢
着軸11bが左側へ移行すると開蓋力が作用し、蓋の開
閉両動作に対しダンパー14の抵抗力が作用すること
で、閉蓋時の外力振動に共振し難く、図1(B)の状態
で先端側蓋11Bから手を離しても基端側蓋11Aに衝
当して騒音を発生することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は全自動の洗濯機とか
各種の容器等に対し、その開口を開閉自在なるよう蝶着
した二つ折れ蓋に関し、特にその関節箇所にヒンジ部を
有する開閉装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば電気洗濯機などにあっては、図8
に示す如く機器本体1の開口端部1aにおける開口1b
を、二つ折れ蓋2によって開閉自在としたものが知られ
ている。この二つ折れ蓋2は、基端側蓋2Aとその自由
端部2aにヒンジ2bにより連枢用基部2cが枢着され
ている先端側蓋2Bとからなっており、さらに基端側蓋
2Aの基部2dは開口端部1aに枢着軸2eによって枢
着され、当該基部2dから延設の自由端部2fと機器本
体1との間にあっては、コイルスプリング等による発条
3の第1、第2端子3a、3bが係止されている。
【0003】そして図8(A)の如く開口1bが二つ折
れ蓋2によって閉止状態にあるときは、枢着軸2eが第
1、第2端子3a、3bを結ぶ思案線Lよりも右側にあ
るため、基端側蓋2Aには閉蓋力Fが作用し、これによ
り二つ折れ蓋2は機器本体1に押当状態となって開口1
bを閉止するようになる。次に図8(B)の如く二つ折
れ蓋2を開成操作して行くと、上記の枢着軸2eが思案
線L上まで回動変移して思案点に位置することとなるか
ら、これ以上開成させれば発条3の弾発力が作用して、
基端側蓋2Aの開成を助勢して図8(C)の状態とな
り、この際先端側蓋2Bに対する開成操作を解除すれ
ば、同図8(D)の如く二つ折れ蓋2は折り畳み状態で
起立し、開口1bの開成状態が保持されるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の二つ折れ蓋
2に係る開閉装置によるときは、発条3の弾発力を利用
することにより、二つ折れ蓋2の開成操作が助勢される
ことから楽に開口1bを開成できると共に、閉成状態に
あっては当該発条3の弾発力を閉成方向への助勢に活用
でき、開口1bの二つ折れ蓋2による閉成状態が保持さ
れることから、振動などの外力により二つ折れ蓋2が、
がたついてしまうことも抑制することができる。しか
し、図8(B)の状態から二つ折れ蓋2を押し込んで、
図8(A)の如き閉成状態とした際、上説の通り閉蓋力
が付与されることにはなるが、電気洗濯機のように振動
が激しい機器の場合にあっては、二つ折れ蓋2が機器本
体1に対して、当該振動に伴う上下動によって騒音を発
したりする欠陥もある。
【0005】本発明は上記従来例の欠陥に鑑み検討され
たもので、請求項1にあっては、前説の従来技術と同じ
く、二つ折れ扉における基端側蓋と先端側蓋とを、単に
ヒンジ部によって枢着するだけの構成とするのではな
く、基端側蓋の自由端部と先端側蓋の連枢用基部とを枢
着することになるヒンジ部には、基端側蓋と先端側蓋と
の開動と閉動とに対して制動力を発揮することができる
ダンパーを設けることにより、適所に設けた当該ダンパ
ーによる制動力を利用し、二つ折れ蓋の開閉操作にあっ
て、不本意な動作音の発生を大幅に削減すると共に、当
該開閉の操作性をも改善可能とし、さらに閉蓋状態にお
ける振動外力に対しても、二つ折れ蓋のばらつきによる
不快音の発生を抑止可能にしようとするのが、その目的
である。そして請求項2にあっては上記請求項1におけ
るダンパーに関し、その固定部を基端側蓋に取着し、当
該ダンパーの回転子については、先端側蓋の回り止め係
嵌Dに係嵌するだけの構成とすることで、請求項1の目
的を簡易な組み立て操作によって実現可能にしようとし
ている。
【0006】さらに請求項3にあっては、上記請求項1
の構成に加えて、前説のヒンジ部を改善するようにし、
上記した先端側蓋を基端側蓋の幅員方向へスライド操作
するだけで、先端側蓋に設けた軸受板から突設のヒンジ
軸ピンを、基端側蓋に設けた軸承開口体に回動自在なる
よう嵌合してヒンジ部を構成可能とし、しかも基端側蓋
に設けたダンパーと先端側蓋に設けられているダンパー
用係嵌部とが、係嵌状態となるようにするのである。し
かも、基端側蓋に設けた弾性係止突子を、上記の軸承開
口体に対して摺動状態にて移行させた後、当該軸承開口
体から復原脱落させることで、前記の軸受板と弾性係止
突子との間に軸承開口体を挟持状態となし、かくて簡易
な操作でビスの締着作業などを行うことなしに、前掲移
行操作だけで迅速に二つ折れ蓋を構成し得るようにする
のが、その目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、請求項1によるときは二つ折れ蓋は、機
器本体の開口端部に基端側蓋の基部を枢着軸により上下
方向へ開閉動自在なるよう枢着すると共に、当該基端側
蓋の自由端部には、先端側蓋の連枢用基部をヒンジ部に
より上下方向へ開閉動自在なるよう連枢することにより
構成され、当該二つ折れ蓋によって、前記の開口端部に
開設した開口が、基端側蓋と先端側蓋との連装平板状態
で閉成され、当該基端側蓋と先端側蓋の内折れ折曲状態
で開成自在となり、上記の基端側蓋の基部における自由
基端部と、機器本体との間にあって跨設した発条の弾発
力によって、基端側蓋には立装状態へ向けての開蓋力を
付与すると共に、二つ折れ蓋による開口の閉成状態に向
けての閉蓋力が付与され、さらに前記基端側蓋の自由端
部と先端側蓋の連枢用基部とを枢着するヒンジ部には、
当該基端側蓋と先端側蓋との開動と閉動とに対して制動
力を発揮することのできるダンパーが設けられているこ
とを特徴とする洗濯機等における二つ折れ蓋の開閉装
置。
【0008】次に請求項2にあっては、上記請求項1に
おいてダンパーは、その固定部が基端側蓋に取着され、
当該固定部に所定の抵抗力をもって回転自在なるよう嵌
装突設の回転子とからなり、当該回転子は基端側蓋に対
してヒンジ部により枢着された先端側蓋の回り止め係嵌
口に係嵌されていることを、その内容としている。
【0009】さらに請求項3の場合には、前記した請求
項1の構成に対して、基端側蓋の自由端部と先端側蓋の
連枢用基部を連枢のヒンジ部は、当該連枢用基部から互
いに離間して突設した夫々ヒンジ軸ピンの設けられた軸
受板と弾性係止突子、そしてこのヒンジ軸ピンが先端側
蓋のヒンジ軸線方向への移行によって回動自在に軸装さ
れるよう基端側蓋の連枢用基部に設けられた軸承開口体
とからなり、上記弾性係止突子は、同上先端側蓋の移行
による軸承開口体との弾圧摺動から離脱復原することに
より、当該弾性係止突子と前記の軸受け板とにより上記
軸承開口体が挟持自在であり、前記したダンパーは基端
側蓋の自由端部に設けると共に、先端側扉の連枢用基部
にはダンパー用係嵌部を設け、前記先端側蓋の移行によ
りダンパーとダンパー用係嵌部とが、前記のヒンジ軸線
上にあって連結されるようにしたことを付加するように
している。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明につき図1ないし図7によ
って以下詳記すると、図1と図2によって理解される通
り、既知の如く機器本体10の開口端部10aには、二
つ折れ蓋11における基端側蓋11Aの基部11aが、
横設した枢着軸11bによって、上下方向へ開閉動自在
なるよう枢着されていると共に、当該基端側蓋11Aの
自由端部11cには、先端側蓋11bの連枢用基部11
dを、ヒンジ部12によって上下方向へ開閉動自在なる
よう連枢することにより、前記の二つ折れ蓋11が構成
されている。ここで上記の開口端部10aに開設された
開口10bは、図1(A)のように基端側蓋11Aと先
端側蓋11Bとのヒンジ部12による連装平板状態とな
ることで閉成され得ることになり、また図2(B)によ
って明示の通り当該基端側蓋11Aと先端側蓋11Bが
内折れ折曲状態となって起立することにより、開成自在
となることも、従来のものと同じである。
【0011】さらに、前説した従来例と同様に、上記基
端側蓋11Aの基部11aにおける自由基端部11eと
機器本体10との間には、コイルスプリング等による発
条13が跨設されており、このことによって当該発条1
3の弾発力がその第1端子13aと第2端子13bとを
外向きに押当するよう作用し、この結果基端側蓋11A
が枢着軸11bを中心にして開動させて、立装状態へ向
けての開蓋力が発揮されると共に、当該二つ折れ蓋11
による開口10bの閉成状態に指向する閉蓋力が、前説
した思案点の関係から発揮され得る構成となっている。
【0012】さて本発明では、その請求項1に明示され
ている通り前記したヒンジ部12によって基端側蓋11
Aと先端側蓋11Bとが折り畳み自在に枢着されている
だけでなく、当該ヒンジ部12には、当該基端側蓋11
Aと先端側蓋11Bとの開動と閉動とに対して制動力を
発揮し得るように構成されたダンパー14が付設されて
いるのである。当該ダンパー14としては汎用のものを
採択することができ、図6に例示の如く円筒状の固定部
14aには粘性流体を収納し、これに軸装された回転子
14bには、図示されていない抵抗板等を軸着してお
き、当該回転子14bの一端を、固定部14aから突設
して回り止め軸嵌部14cを固設するようにしており、
従って前記の如き制動力を発揮させるためには、当該回
り止め軸嵌部14cが、後に詳細の構成等により基端側
蓋11Aに対する先端側蓋11Bの開閉動に際して、ヒ
ンジ部12と共に開閉動するようにすればよいこととな
る。
【0013】従って上記請求項1によるときは、図1
(A)の如き閉蓋状態にあって基端側蓋11Aと先端側
蓋11Bとが連装閉板状態にあって開口10bを閉成し
ているときは、単に発条13による基端側蓋11Aに対
する閉蓋力Fにより二つ折れ蓋11が機器本体10に押
当しているだけでなく、外力である振動を受けても、基
端側蓋11Aと先端側蓋11Bとの折曲動に対して、ダ
ンパー14による抵抗力が加算され、この結果二つ折れ
蓋11の不本意な振動による騒音の発生を大幅に抑制す
ることが可能となる。さらに重要なことは図1(A)の
状態から先端側蓋11Bを持って開蓋操作した場合、ダ
ンパー14の抵抗力により先端側蓋11Bが不本意に折
れ曲がってしまい開蓋操作が行いにくくなってしまった
り、図1(B)の如き状態で先端側蓋11Bから手を離
してしまうようなことがあっても、先端側蓋11Bが急
速に回動降下して起立状態の基端側蓋11Aに衝当し、
これによって大きな騒音を発したり二つ折れ蓋11を損
傷するといった挙動を確実に阻止し得ることになる。
【0014】また図2(A)を参照して説示すると、思
案線L上に枢着軸11bと第1、第2端子13a、13
bが存する状態から二つ折り蓋11を押し込んで閉蓋状
態とする場合にも、この際の操作応力がダンパー14の
抵抗力によって減殺されるため、発条13により閉蓋力
Fが作用しても強い力で閉蓋されることが抑制されるこ
とから、この際における騒音の発生も大幅に緩和され
る。
【0015】次に請求項2について以下説示すると、上
記した請求項1において、そのダンパー14の一実施態
様を示すもので、前記の如く当該ダンパー14は図3な
いし図7によって理解される通り、固定部14aと回転
子14bとを具有し、固定部14aが基端側蓋11Aに
取着されると共に、当該固定部14aに所定の抵抗力を
もって回転自在なるよう嵌装突設の回転子14bが、基
端側蓋11Aに対してヒンジ部12により枢着された先
端側蓋11Bにおける回り止め係嵌口11fに係嵌され
るよう構成されている。さらに図示例によって詳説する
と、図7に開示の通りダンパー14の固定部14aに
は、その取着基部14dから固定突子14eと係止断片
14fとからなる係止爪14gを一対だけ突設させてお
り、一方基端側蓋11Aにおける自由端部11cの基側
衝当板11gには、一対の係止スリット11hが穿設さ
れている。そして図7(A)のように当該ダンパー14
の係止爪14gを基側衝当板11gの係止スリット11
hに圧入するだけで、係止弾片14fの変形と復原とに
より、このダンパー14を自由端部11cにあって簡易
に取着できるようにしている。
【0016】また請求項3にあっては、前記した請求項
1の構成に対して、二つ折れ蓋11を組み立てるため以
下の如き機構をもったヒンジ部12が付加されている。
すなわち、基端側蓋11Aに対して先端側蓋11Bを連
枢する以前の状態を示している図3によって理解される
ように、当該ヒンジ部12の構成は、先端側蓋2Aの前
記連枢用基部11dにおける先側衝当枠11iにあっ
て、内側へ突設した軸受板12aから枢着軸11bの蓋
軸線S方向に対して平行に突設したヒンジ軸ピン12b
と、このヒンジ軸ピン12bが先端側蓋11Bの図4に
示されているヒンジ軸線方向Hへの移行操作により、回
動自在なるよう軸嵌される軸承開口体12cとを具備し
ている。この軸承開口体12cは、上記の軸受板12a
と同様に図示例では、一対だけ基端側蓋11Aにおける
前記基側衝当板11gの外側面にあって固設され、さら
に前説したダンパー14の固設位置に対応して、基側衝
当板11gの中央には、ダンパー14の収納可能な欠設
箇所11jが形成されている。
【0017】さらに請求項3の場合には、上記した先端
側蓋11Bの先側衝当枠11iにおける内面にあって、
図3に明示の通り先端側蓋11Bの天板11k寄りか
ら、L字状に曲成された弾性係止突子12dが、前記の
軸受板12aから蓋軸線S方向へ離間して突設されてお
り、これには天板11kから離間する方向へ摺接自由端
部12eが延出されている。そして図4の状態から先端
側蓋11Bを前説の如くヒンジ軸線方向Hへ移行させる
際には、上記の弾性係止突子12dにおける摺接自由端
部12eが、軸承開口体12cに対して変形による復原
力によって弾圧摺動することとなり、さらに当該移行を
続行することにより、上記の摺接自由端部12eが、軸
承開口体12cの長手方向端部から復原力により脱落す
る。この結果当該弾性係止突子12dと前記の軸受板1
2aとによって、当該軸承開口体12cを挟持すること
になり、かくして簡易な先端側蓋11Bの移行操作だけ
で、抜け止めの状態としたヒンジ部12を迅速にして容
易に組み付けてしまうことが可能となる。
【0018】さて、上記の如き移行操作によって、ヒン
ジ部12の組み立てが完了されると共に前記のダンパー
14についても、切欠箇所11jに収納された当該ダン
パー14の回り止め軸嵌部14cが、前記した先側衝当
枠11iから起立させた係嵌板11mに、回り止め係嵌
口11fを穿設したダンパー用係嵌部11nに係嵌する
ことで、ダンパー14の抵抗力を、ヒンジ部12による
二つ折り蓋11の折曲に基づく開閉動に対して、参画さ
せることが可能となる。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のようにして構成されてい
るから、請求項1によるときは単に発条が設けられて、
二つ折り蓋11の開成操作を容易とし、閉蓋状態の安定
化が得られるだけでなく、二つ折り蓋のヒンジ部にダン
パーを近設するようにしたので、その開成操作が緩除に
行い得るので不本意に基端側蓋と先端側蓋等の衝当によ
り大きな音を発したり、構成部材を損傷するといった問
題を解消することができる。また二つ折り蓋の閉蓋状態
にあっても、ダンパーによる抵抗力が開閉双方向に対し
て作用することから、外力としての振動を受けても、機
器本体に対する二つ折り蓋打撃音が発生するといったこ
とも回避可能となる。そして請求項2にあっては、上記
の請求項1におけるダンパーについて、その固定部を基
端側蓋に取着し、回転子を先端側蓋の回り止め係嵌口に
係嵌するよう構成するようにしたので、二つ折り蓋の簡
易にして迅速な組み立て操作が可能となる。
【0020】次に請求項3の構成では請求項1における
ヒンジ部に関し、基端側蓋に対して先端側蓋をスライド
させるといった簡易な操作だけでヒンジ軸ピンを軸承開
口体に回転自在なるよう嵌装でき、かつこの際弾性係止
突子の復原力を利用して、ヒンジ軸ピンが軸承開口体か
ら抜出してしまうことを阻止するようにしたので、二つ
折り蓋の組み立て作業を迅速にして、しかも全く工具な
どを用いることなしに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二つ折れ蓋の開閉装置に係る要部
を示し、(A)はその閉蓋状態における略示側面図で、
(B)は半開成状態の略示側面図である。
【図2】図1と同じ開閉装置の要部を示し、(A)はそ
の閉蓋状態における略示側面図で、(B)は開成状態の
略示側面図である。
【図3】同上開閉装置の要部を示した二つ折れ蓋の組み
立て前における略示斜視図である。
【図4】同上開閉装置の要部を示した二つ折れ蓋の組み
立て前における略示斜視図である。
【図5】同上開閉装置の要部を示した二つ折れ蓋の組み
立て完了後における略示斜視図である。
【図6】同上開閉装置に用いられるダンパー斜視図であ
る。
【図7】図6のダンパーを基端側蓋に取着する手順を示
し、(A)は当該取着以前における正面図で、(B)は
取着後の正面図である。
【図8】従来の二つ折れ蓋の開閉装置の要部を示し、
(A)はその閉蓋状態(B)は閉蓋直前状態、(C)は
半開成状態、(D)は開成状態における各略示側面図で
ある。
【符号の説明】
10 機器本体 10a 開口端部 10b 開口 11 二つ折れ蓋 11A 基端側部 11B 先端側蓋 11a 基部 11b 枢着軸 11c 自由端部 11d 連枢用基部 11e 自由基端部 11f 回り止め係嵌部 11n ダンパー用係嵌部 12 ヒンジ部 12a 軸受板 12b ヒンジ軸ピン 12c 軸承開口体 12d 弾性係止突子 12e 摺接自由端部 13 発条 14 ダンパー 14a 固定部 14b 回転子 H ヒンジ軸線方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つ折れ蓋は、機器本体の開口端部に基
    端側蓋の基部を枢着軸により上下方向へ開閉動自在なる
    よう枢着すると共に、当該基端側蓋の自由端部には、先
    端側蓋の連枢用基部をヒンジ部により上下方向へ開閉動
    自在なるよう連枢することにより構成され、当該二つ折
    れ蓋によって、前記の開口端部に開設した開口が、基端
    側蓋と先端側蓋との連装平板状態で閉成され、当該基端
    側蓋と先端側蓋の内折れ折曲状態で開成自在となり、上
    記の基端側蓋の基部における自由基端部と、機器本体と
    の間にあって跨設した発条の弾発力によって、基端側蓋
    には立装状態へ向けての開蓋力を付与すると共に、二つ
    折れ蓋による開口の閉成状態に向けての閉蓋力が付与さ
    れ、さらに前記基端側蓋の自由端部と先端側蓋の連枢用
    基部とを枢着するヒンジ部には、当該基端側蓋と先端側
    蓋との開動と閉動とに対して制動力を発揮することので
    きるダンパーが設けられていることを特徴とする洗濯機
    等における二つ折れ蓋の開閉装置。
  2. 【請求項2】 ダンパーは、その固定部が基端側蓋に取
    着され、当該固定部に所定の抵抗力をもって回転自在な
    るよう嵌装突設の回転子とからなり、当該回転子は基端
    側蓋に対してヒンジ部により枢着された先端側蓋の回り
    止め係嵌口に係嵌されている請求項1記載の洗濯機等に
    おける二つ折れ蓋の開閉装置。
  3. 【請求項3】 二つ折れ蓋は、機器本体の開口端部に基
    端側蓋の基部を枢着軸により上下方向へ開閉動自在なる
    よう枢着すると共に、当該基端側蓋の自由端部には、先
    端側蓋の連枢用基部をヒンジ部により上下方向へ開閉動
    自在なるよう連枢することにより構成され、当該二つ折
    れ蓋によって、前記の開口端部に開設した開口が、基端
    側蓋と先端側蓋との連装平板状態で閉成され、当該基端
    側蓋と先端側蓋の内折れ折曲状態で開成自在となり、上
    記の基端側蓋の基部における自由基端部と、機器本体と
    の間にあって跨設した発条の弾発力によって、基端側蓋
    には立装状態へ向けての開蓋力を付与すると共に、二つ
    折れ蓋による開口の閉成状態に向けての閉蓋力が付与さ
    れ、さらに前記基端側蓋の自由端部と先端側蓋の連枢用
    基部とを枢着するヒンジ部には、当該基端側蓋と先端側
    蓋との開動と閉動とに対して制動力を発揮することので
    きるダンパーが設けられ、さらに上記した基端側壁の自
    由端部と先端側蓋の連枢用基部を連枢のヒンジ部は、当
    該連枢用基部から互いに離間して突設した夫々ヒンジ軸
    ピンの設けられた軸受板と弾性係止突子、そしてこのヒ
    ンジ軸ピンが先端側蓋のヒンジ軸線方向への移行によっ
    て回動自在に軸装されるよう基端側蓋の連枢用基部に設
    けられた軸承開口体とからなり、上記弾性係止突子は、
    同上先端側蓋の移行による軸承開口体との弾圧摺動から
    離脱復原することにより、当該弾性係止突子と前記の軸
    受け板とにより上記軸承開口体が挟持自在であり、前記
    したダンパーは基端側蓋の自由端部に設けると共に、先
    端側蓋の連枢用基部にはダンパー用係嵌部を設け、前記
    先端側蓋の移行によりダンパーとダンパー用係嵌部と
    が、前記のヒンジ軸線上にあって連結されるようにした
    ことを特徴とする洗濯機等における二つ折れ蓋の開閉装
    置。
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