JP2575000B2 - 洋傘の傘骨連結体 - Google Patents

洋傘の傘骨連結体

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JP2575000B2
JP2575000B2 JP21455694A JP21455694A JP2575000B2 JP 2575000 B2 JP2575000 B2 JP 2575000B2 JP 21455694 A JP21455694 A JP 21455694A JP 21455694 A JP21455694 A JP 21455694A JP 2575000 B2 JP2575000 B2 JP 2575000B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハジキを用いることな
く、安定した開傘及び閉傘状態を維持することのできる
洋傘の傘骨連結体に関する。
【0002】
【従来の技術】ハジキなしの傘は、部品数が少なく、構
造が単純なため安価に提供できるという利点がある。而
して、従来知られているハジキなしの傘は、図4に示す
ように、下ロクロ12の上端近くに支骨11の内端を回
動自在に取り付け、下ロクロ12の下端近くに引張りバ
ネ13の内端を取り付け、開傘状態において支骨11と
引張りバネ13とが略平行になるように構成されてい
る。そこで、開傘操作時に下ロクロ12を傘軸15に沿
って押し上げ、支骨11の内端の下ロクロ12への取付
位置が支骨の外端の親骨10への取付位置よりも上方に
なるところまで下ロクロを持ち上げると、これらの傘骨
や引張りバネの角度関係により、引張りバネ13が親骨
10を引き寄せる力が、支骨11を介して下ロクロ12
を上方へ移動させるように働き、これにより傘は閉じる
ことなく一定の開傘状態が保たれるようになっている。
【0003】然しながら、下ロクロ12はハジキ等によ
って傘軸15に対して係止されている訳ではないので、
例えば傘が強風によって下側から煽られて親骨10が上
側へ拡がり、これに伴って支骨の外端の親骨10への取
付位置が支骨11の内端の下ロクロ12への取付位置よ
りも上方へもたらされると、傘骨及び引張りバネの角度
関係が変化し、そのあと風が止んで親骨10が元の開傘
位置に復帰するとき、支骨11を介して下ロクロ12を
押し下げる力が作用し、傘はそのまま閉じてしまうとい
う不都合があった。また、引張りバネ13が支骨11よ
りも下側で露出しているため、髪の毛が挟まったり絡ま
ったりすることも多く、不具合であった。
【0004】更にまた、傘を閉じたとき、傘軸15と支
骨11の間に引張りバネ13が介在するので、親骨10
が傘軸側に完全に引き寄せられず、露先が外側に散らば
った状態を呈し、歩行中に周りの物に引っ掛かって傘骨
が破損することもあった。そしてまた、露出状態にある
引張りバネ13が閉傘操作時に傘骨と接触して摩耗した
り、引っ掛かって変形したりし易いという問題もあっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためなされたものであり、その目的とすると
ころは、安定した開傘及び閉傘状態を保つことができ、
故障や破損もなく、使い勝手のよいハジキ無しの洋傘の
傘骨連結体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、傘軸と;
傘軸の上端に固定された上ロクロと;傘軸に沿って上
下に移動可能に取り付けられた下ロクロと; 下ロクロ
の上端開口内に嵌め込まれ、下ロクロに対して軸方向に
所定の範囲で変位可能なよう連結され、下ロクロと共に
傘軸に沿って上下に移動可能な制動ロクロと; 内端が
上ロクロに回動自在に取り付けられた親骨と; 内端が
下ロクロに回動自在に取り付けられ、外端が親骨の中間
位置に回動自在に取り付けられた支骨と; 内端が制動
ロクロに回動自在に取り付けられ、外端が支骨の中間位
置に回動自在に取り付けられた引張りバネと、から成
り; 上記制動ロクロの周壁には軸方向に伸びる長孔を
形成し、この長孔内へ下ロクロの内壁から突出する係止
ピンの先端を差し入れることにより、制動ロクロを下ロ
クロに対して軸方向に長孔の長さの範囲で軸方向に変位
可能なよう、かつ、下ロクロと共に上下に移動可能なよ
うに連結し; 上記制動ロクロの周壁には、更に、外面
が制動ロクロの外周面より膨出し、外側から内側へ押し
曲げると、その内面が傘軸の外周壁に圧接する少なくと
も一対の可撓性の突片を形成し、開傘時に下ロクロを押
し上げ制動ロクロがその最終上端位置に達した後も更に
下ロクロを押し上げると、上記可撓性の突片が下ロクロ
の内壁面により内側へ押し曲げられて突片の内面が傘軸
の外周壁に圧接して傘軸を締め付け、下ロクロ及び制動
ロクロを開傘状態において一定位置に保持するよう作用
し; 親骨に対する支骨の外端の取付け位置は、開傘時
において、下ロクロに対する支骨の内端の取付け位置よ
りも下方に位置するよう設定し; 更に、支骨に対する
引張りバネの外端の取付け位置は、閉傘時においても引
張りバネの引張り力が支骨に作用して、支骨及び親骨を
傘軸側へ引き寄せるよう作用する位置に設定したこと;
を特徴とする洋傘の傘骨連結体によって達成できる。
【0007】
【作用】上記の如き構成であると、開傘時に制動ロクロ
の突片が傘軸を締め付けて下ロクロと共に傘軸上の一定
位置に保たれるため、不用意に傘が閉じたりすることが
ない。また、引張りバネは支骨の上側に張られているの
で、髪の毛を挟むこともなく、閉傘時には断面U字型の
支骨のU字溝の中に嵌まり込み保護されるので、曲がっ
たりすることがなく、更にまた、閉傘状態において引張
りバネは支骨を傘軸側へ引き寄せるので、親骨も支骨を
介して傘軸側へ引き寄せられ、露先は握り柄の近くに集
まって周囲の物に引っ掛かったりすることがない。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しつゝ本発明を具体的に説
明する。図1は、本発明に係る洋傘の傘骨連結体の要部
を示す分解斜視図、図2は、閉傘時の状態を示す説明
図、図3は、開傘時の状態を示す説明図である。
【0009】上ロクロ23は、通常の傘と同様に、傘軸
20の上端に固定され、下ロクロ24は、傘軸に沿って
上下に移動可能に取り付けられている。本発明に特有の
制動ロクロ3は、下ロクロ24の上端開口内に嵌め込ま
れ、後述する係止ピン25と長孔30の機能により、下
ロクロ24に対して軸方向に所定の範囲で変位可能なよ
う連結され、下ロクロと共に傘軸に沿って上下に移動可
能なよう構成されている。親骨21の内端は上ロクロ2
3に回動自在に取り付けられ、支骨22の内端は下ロク
ロ24に回動自在に取り付けられ、支骨22の外端は親
骨21の中間位置に回動自在に取り付けられている。ま
た、引張りバネ4の内端は制動ロクロ3に回動自在に取
り付けられ、外端は支骨22の中間位置に回動自在に取
り付けられている。
【0010】而して、上記制動ロクロ3の周壁には軸方
向に伸びる長孔30が形成され、この長孔内へ、下ロク
ロ24にその内壁から内側へ向けて突出するように取り
付けた係止ピン25の先端が差し込まれている。従っ
て、制動ロクロ3は、下ロクロ24に対して軸方向に長
孔30の長さの範囲で軸方向に変位可能なよう連結され
ることになり、これにより下ロクロ24を傘軸20に沿
って上下に引き動かすと、これと一緒に制動ロクロ3も
移動するようになっている。
【0011】制動ロクロ(3)の周壁には、上記長孔3
0のほかに、コの字型の切込みにより周壁の内外へ傾動
可能な一対の可撓性の突片31,32(突片32は図1
では制動ロクロ3の裏側に位置するので隠れて見えな
い。図2及び図3参照。)が設けられている。この突片
31及び32の外面は制動ロクロの外周面より膨出して
圧接面311,321を形成し、この圧接面に外側から
圧力を加えて突片31,32を内側へ押し曲げると、突
片31及び32の内面が傘軸20の外周壁に押し付けら
れ、傘軸20を挟んで締め付けるようになっている。
【0012】なお、親骨21に対する支骨22の外端の
取付け位置は、開傘時において、下ロクロ24に対する
支骨22の内端の取付け位置よりも下方に位置するよう
に設定され、また、支骨22に対する引張りバネ4の外
端の取付け位置は、閉傘時においても引張りバネの引張
り力が支骨に作用して、支骨及び親骨を傘軸側へ引き寄
せるよう作用する位置に設定されている。
【0013】以上の如く構成された本発明の傘骨連結体
の機能を図2及び図3を参照しつゝ説明する。図2に示
す如く、傘を閉じた状態においては、制動ロクロ3の突
片31及び32は下ロクロ24の上部開口から完全に露
出して外側に拡がった状態にある。そのため、傘軸20
に対する締付け力はなく、開傘のため下ロクロ24を押
し上げると、制動ロクロ3も抵抗なく下ロクロ24と共
に押し上げられる。押し上げる過程においても、制動ロ
クロ3は引張りバネ4の引張り力の作用で上方に引き上
げられ、下ロクロ24の中に嵌まり込むことはない。
【0014】このようにして下ロクロ24を押し上げ、
下ロクロ24に対する支骨22の内端の取付け位置が、
親骨21に対する支骨22の外端の取付け位置よりも上
に達すると引張りバネ4の引張り力で下ロクロ24は上
に向けて引かれ、手を放しても傘は閉じることがない。
然しながら、それでもなお下ロクロ24を押し上げ、制
動ロクロ3の上端が上ロクロ23の下端に突き当たり最
終上端位置に達した後も更に下ロクロを押し上げると、
図3に示す如く、下ロクロ24の上端開口の内面が制動
ロクロ3の突片31,32の圧接面311,321に圧
着し、可撓性突片31,32を内側へ押し曲げる。然る
ときは、突片31,32の内面が傘軸20の外周壁に圧
接して傘軸を強く締め付け、下ロクロ及び制動ロクロを
一定位置に保持するよう作用し、開傘状態が保たれる。
この状態で、強風が吹いて傘が下側から煽られ、親骨2
1に対する支骨22の外端の取付け位置が、下ロクロ2
4に対する支骨22の内端の取付け位置よりも上方に持
ち上げられても、制動ロクロ3及び下ロクロ24が傘軸
20上で動かないようになっているので、図4に示した
従来の傘のように不用意に傘が閉じてしまうことがな
い。
【0015】次いで、傘を閉じる際には、下ロクロ24
を引き下げると、制動ロクロ3は下ロクロの上端開口か
ら抜け出し、締め付けていた傘軸を開放し、下方へ向け
て自由に引き降ろすことが可能となり、再び図2に示す
ような閉傘状態にもたらされる。このとき、引張りバネ
4は支骨22のU字溝内に収容されて保護され、また、
その引張り力により支骨22及び親骨21は傘軸側へ引
き寄せられて、親骨が外側へ広がるのが防止される。
【0016】
【発明の効果】本発明は、叙上の如く構成されるから、
本発明によるときは、安定した開傘及び閉傘状態を保つ
ことができ、故障や破損もなく、使い勝手のよいハジキ
無しの洋傘の傘骨連結体が提供されるものである。な
お、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、上記
の説明から当業者が容易に想到しうるすべての変更実施
例を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洋傘の傘骨連結体の要部を示す分
解斜視図である。
【図2】閉傘時の状態を示す説明図である。
【図3】開傘時の状態を示す説明図である。
【図4】従来のハジキなし洋傘の説明図である。
【符号の説明】
20 傘軸 21 親骨 22 支骨 23 上ロクロ 24 下ロクロ 25 係止ピン 3 制動ロクロ 30 長孔 31,32 突片 4 引張りバネ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】傘軸(20)と、 傘軸の上端に固定された上ロクロ(23)と、 傘軸に沿って上下に移動可能に取り付けられた下ロクロ
    (24)と、 下ロクロの上端開口内に嵌め込まれ、下ロクロに対して
    軸方向に所定の範囲で変位可能なよう連結され、下ロク
    ロと共に傘軸に沿って上下に移動可能な制動ロクロ
    (3)と、 内端が上ロクロ(23)に回動自在に取り付けられた親
    骨(21)と、 内端が下ロクロ(24)に回動自在に取り付けられ、外
    端が親骨(21)の中間位置に回動自在に取り付けられ
    た支骨(22)と、 内端が制動ロクロ(3)に回動自在に取り付けられ、外
    端が支骨(22)の中間位置に回動自在に取り付けられ
    た引張りバネ(4)と、から成り、 上記制動ロクロ(3)の周壁には軸方向に伸びる長孔
    (30)を形成し、この長孔内へ下ロクロ(24)の内
    壁から突出する係止ピン(25)の先端を差し入れるこ
    とにより、制動ロクロ(3)を下ロクロに対して軸方向
    に長孔(30)の長さの範囲で軸方向に変位可能なよ
    う、かつ、下ロクロと共に上下に移動可能なように連結
    し、 上記制動ロクロ(3)の周壁には、更に、外面が制動ロ
    クロの外周面より膨出し、外側から内側へ押し曲げる
    と、その内面が傘軸の外周壁に圧接する少なくとも一対
    の可撓性の突片(31)を形成し、開傘時に下ロクロ
    (24)を押し上げ制動ロクロ(3)がその最終上端位
    置に達した後も更に下ロクロを押し上げると、上記可撓
    性の突片(31)が下ロクロの内壁面により内側へ押し
    曲げられて突片の内面が傘軸の外周壁に圧接して傘軸を
    締め付け、下ロクロ及び制動ロクロを開傘状態において
    一定位置に保持するよう作用し、 親骨(21)に対する支骨(22)の外端の取付け位置
    は、開傘時において、下ロクロ(24)に対する支骨
    (22)の内端の取付け位置よりも下方に位置するよう
    設定し、更に、 支骨(22)に対する引張りバネ(4)の外端の取付け
    位置は、閉傘時においても引張りバネの引張り力が支骨
    に作用して、支骨及び親骨を傘軸側へ引き寄せるよう作
    用する位置に設定したこと、 を特徴とする洋傘の傘骨連結体。
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JPH0884615A JPH0884615A (ja) 1996-04-02
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