JP3935764B2 - 傘骨の修理方法及びそれに使用する器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は傘骨の修理方法及びそれに使用する器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
傘骨(親骨又は受骨)が折れたとき、折れた箇所の骨を包んで補強する金具が市販されている。外観は添付図面の図2の符号11で示すような形状のもので、U字型の金属板の上端に4箇所程度突起部分12がある。修理するときは、傘骨をU字型の溝に中に置き、この突起部分12をペンチで締め上げることにより、傘骨をしっかりと包み込んでいる。なお、図2は本発明の修理方法を示す実施例であるが、補強金具11自体は公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この修理作業は、傘を広げた状態で行うことになるが、完全に広げた状態では傘骨と傘布が密着するため補強金具11を設定するだけでも一苦労である。さらに補強金具の小さな上端突起12をペンチでつまむのは相当に手慣れた人でなければ難しい。
【0004】
本発明は、この修理作業を容易にするための方法とそれに使用する器具を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による傘骨の修理方法(請求項1)は、(a)傘をややすぼめた位置で仮固定する工程、(b)金属板の上端に突起部分を有する断面U字型の金属板からなる補強金具を折れた傘骨にあてがう工程、(c)2本の脚部とこの脚部を繋ぐ円弧部分を有するかしめ具であって、前記脚部に設けられた相互に向き合った切り欠きを有するものを前記補強金具に当てて、前記切り欠きにより、前記突起部分を内側に曲げて前記傘骨を包み込むようにかしめる工程、を有することを特徴とする。
【0006】
本発明で使用する器具(請求項3)は、傘をややすぼめた位置で仮固定する工程で使用する仮固定具であって、両端にフックを有する紐からなり、中棒の突起部と受け骨の間を連結することを特徴とする。
【0007】
本発明で使用する別の器具(請求項5)は、補強家具をかしめる工程で使用するかしめ具であって、2本の脚部とこの脚部を繋ぐ円弧部分を有し、前記脚部には相互に向き合った切り欠きが設けられていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の態様】
前記方法において、請求項1の第1工程には請求項3の仮固定具を使用することが好ましい。紐の部分が弾力性のあるゴム糸のようなものであれば、傘の大きさに関係なく、紐の長さの自動調節が可能である。また、弾力性のない紐であっても、調節スライドのような長さ調節具を取り付ければ同じ目的を達せられる。さらに、器具を使用せず指で押さえているだけでもよい。要するに請求項5のかしめ具が挿入できる程度の隙間ができればよいのである。
【0009】
【実施例】
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
【0010】
図1は、本発明による傘骨修理方法の第1工程を示す斜視図である。この工程では、まず、いったん傘1を広げ、その後、ややすぼめた位置で傘を仮固定する。本発明によるこの仮固定方法は、両端にフック2,3を有する紐4からなる仮固定具5で中棒の突起部6aと受け骨7,17の間を連結することを特徴とする。折畳み傘以外の最近の傘はバネ8の力を利用した自動開傘機能があるが、この紐4がバネ8の力と打ち消しあって傘は中途半端な位置で仮固定される。なお、自動開傘機能のついていない傘の場合でも、傘を図1のように逆さにして作業をすれば重力により傘が開こうとするのでこの仮固定具は使用可能である。
【0011】
この位置では、親骨9と傘布10の間が密着せず指が楽に入れられる程度の隙間ができる。そこで、第2工程として、折れた傘骨に断面U字型の金属板からなる補強金具11をあてがう。従来技術の箇所で記したように、この補強金具11は、金属板の上端に4箇所程度突起部分12がある。傘骨にあてがうときにはこの突起部分12が傘内部を向くようにする。
【0012】
修理の第3工程は突起部分の締め上げである。この作業には、図2,3に示すような本発明のかしめ具13を使用する。図3(a)はかしめ具の自然状態を示し、(b)は変形させた状態を示す。このかしめ具は、全体が合成樹脂により一体成形され、図3(a)に示すように、2本の脚部14,14とこの脚部を繋ぐ円弧部分15を有する。さらに、この2本の脚部には相互に向き合った切り欠き16,16が設けられていて、図3(b)の変形状態では切り欠き同士が接触して孔を形成する。なお、図3(b)の状態では円弧部分15が変形することにより、図3(a)の状態に戻ろうとする復元力が生じる。なお、符号17は位置決め用のノッチである。
【0013】
補強金具の突起部分を締め上げるとき、図2に示すように、このかしめ具13を補強金具11にあて、前記切り欠き16に突起部分12を有する補強金具11をはめる。その後、2本の脚部の上下から指で力を加えて図3(b)の状態とする。切り欠き16同士が接触するときには、補強金具11もその突起部分12も十分にかしめられ、傘骨は補強金具11によりしっかりと包み込まれる。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、特別な訓練を必要とせず、誰でも簡単に傘骨の修理が可能となる。
【0015】
特に、本発明第1工程で使用する仮固定具を使用すれば、ややすぼめた位置で傘を仮固定することができるので、修理作業が容易になる。
【0016】
また、本発明第3工程で使用するかしめ具を使用すれば、大きなペンチを使用するときと異なり、補強金具のかしめ作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による傘骨修理方法の第1工程を示す斜視図である。
【図2】本発明による傘骨修理方法の第3工程を示す斜視図である。
【図3】(a)はかしめ具の自然状態を示し、(b)は変形させた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 傘
2,3 フック
4 紐
5 仮固定具
6 中棒
6a 中棒の突起部
7 骨
8 バネ
9 親骨
10 傘布
11 補強金具
12 突起部分
13 かしめ具
15 円弧部分
16 切り欠き
Claims (5)
- (a)傘をややすぼめた位置で仮固定する第1工程、
(b)金属板の上端に突起部分(12)を有する断面U字型の金属板からなる補強金具(11)を折れた傘骨にあてがう第2工程、
(c)2本の脚部(14)とこの脚部を繋ぐ円弧部分(15)を有するかしめ具(13)であって、前記脚部に設けられた相互に向き合った切り欠き(16)を有するものを前記補強金具(11)に当てて、前記切り欠き(16)により、前記突起部分(12)を内側に曲げて前記傘骨を包み込むようにかしめる第3工程、
を有することを特徴とする傘骨の修理方法。 - 前記第1工程が、両端にフック(2,3)を有する紐(4)で、中棒の突起部(6a)と受け骨(7又は17)の間を連結することからなる請求項1記載の方法。
- 請求項1の第1工程で使用する仮固定具(5)であって、両端にフック(2,3)を有する紐(4)からなり、中棒の突起部(6a)と受け骨(7又は17)の間を連結することを特徴とする仮固定具。
- 紐(4)の長さが調節可能である請求項3記載の仮固定具。
- 請求項1の第3工程で使用するかしめ具(13)であって、2本の脚部(14)とこの脚部を繋ぐ円弧部分(15)を有し、前記脚部には相互に向き合った切り欠き(16)が設けられていることを特徴とするかしめ具。
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