JP3232528U - 髪アクセサリー用のヘアゴム係止具 - Google Patents

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大介 西川
大介 西川
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株式会社ニシカワ
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Abstract

【課題】ヘアゴムの交換が誰にでも簡単に短時間で行える髪アクセサリー用のヘアゴム係止具を提供する。【解決手段】髪アクセサリー用のヘアゴム係止具1は、正面視略コ字状を呈し、基体2、開閉スプリング3、基体2の折り返し膨隆部4とで形成されている。髪アクセサリーの背面部に止着される基体2の中央付近にヘアゴムを挿通係止するための空間部5を形成し、基体2における空間部5位置にヘアゴムを通過案内させるための通過開口部6を基体2に形成し、通過開口部6を開閉するための開閉スプリング3を基体2に取り付け、開閉スプリング3には通過開口部6を閉状態にするため弾発力が常時付与されている。【選択図】図1

Description

本考案は、髪飾りとして使用される髪アクセサリーにヘアゴムを取り付けるためのヘアゴム係止具に関する。
従来より、頭部のおしゃれをするために髪飾りが利用されている。
この髪飾りは一般的に髪アクセサリーと称され、多数の種類のものが存在する。例えばアルミや真鍮などの金属製の髪アクセサリーを髪を束ねたポニーテール部に太めの輪ゴム状ヘアゴムを介して取り付けられる。
このヘアゴムを金属製の髪アクセサリーに取り付けるために、髪アクセサリーの背面側にパイプ体を半田などを溶融して接着し、そのパイプ体にヘアゴムを挿通して取り付ける方法が採用されていた。
あるいは髪アクセサリーの背面部にカシメパーツを半田などを溶融して接着し、このカシメパーツをカシメる方法でヘアゴムを取り付けていた。
特開2012−210248号公報 実用新案登録第3175337号公報
上記した従来のヘアゴムの取り付け方法では、ヘアゴムが切れたりして交換する場合に、ヘアゴムを髪アクセサリーから簡単に取り外せないという問題があった。
そのため、へゴムの交換のために髪アクセサリーを再利用することができなくなったり、切れたヘアゴムを取り外した場合には簡単に新しいものに交換できず、修理費用が嵩んでしまうなどの弊害があった。
本考案は、ヘアゴムの交換が誰にでも簡単に短時間で行える髪アクセサリー用のヘアゴム係止具を提供せんとするものである。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、髪アクセサリーの背面部に止着される基体の中央付近にヘアゴムを挿通係止するための空間部を形成し、この基体におけるに前記空間部位置にヘアゴムを通過案内させるための通過開口部を基体に形成し、この通過開口部を開閉するための開閉スプリングを基体に取り付け、この開閉スプリングには通過開口部を閉状態にするため弾発力が常時付与されていることを特徴とする髪アクセサリー用のヘアゴム係止具である。
また請求項2記載の考案は、基体の素材は真鍮であり、開閉スプリングの素材はステンレス線材であることを特徴とする請求項1記載の髪アクセサリー用のヘアゴム係止具である。
請求項3に記載の考案は、開閉スプリングの素材であるステンレス線材の両端部の取り付け位置を、開閉スプリングの延伸方向にずらせたことを特徴とする請求項1又は2記載の髪アクセサリー用のヘアゴム係止具である。
請求項4に記載の考案は、基体における通過開口部付近に、開閉スプリングの先端に臨む折り返し膨隆部を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の髪アクセサリー用のヘアゴム係止具である。
上記した請求項1に係る髪アクセサリー用のヘアゴム係止具は、基体に取り付けた開閉スプリングを弾発力に抗して押し戻して通過開口部を開状態とし、その状態で新しいヘアゴムを通過開口部を経由して基体の空間部に収め、以後は開閉スプリングの弾発力で自動的に通過開口部を閉状態にすると、新しいヘアゴムは基体の空間部から外れないこととなる。
また請求項2は、基体の素材を真鍮とし、開閉スプリングの素材をステンレス線材としたため、基体を金属製髪アクセサリーの背面部に半田付けして止着したり、開閉スプリングの両端部を基体に半田付けして止着することが容易で、かつ半田付け時の過熱があっても開閉スプリングの弾発力(バネ性)が失われないという効果がある。
さらに請求項3は、開閉スプリングの素材であるステンレス線材の両端部の取り付け位置を、開閉スプリングの延伸方向にずらせるだけで開閉スプリングの弾発力(バネ性)が簡単に確保できるという効果がある。
つぎに請求項4は、基体における通過開口部付近に、開閉スプリングの先端に臨む折り返し膨隆部を形成したため、開閉スプリングの先端付近が折り返し膨隆部と隙間なく接することができ、開閉スプリングの閉状態が確実に形成できるという効果がある。
本考案に係る髪アクセサリー用のヘアゴム係止具の正面斜視図である。 同背面斜視図である。 本考案に係る髪アクセサリー用のヘアゴム係止具を、髪アクセサリーの背面部に取り付けた状態の斜視図である。 本考案に係る髪アクセサリー用のヘアゴム係止具にヘアゴムを差し込む途中の状態の正面斜視図である。 本考案に係る髪アクセサリー用のヘアゴム係止具にヘアゴムを差し込み終わった状態の正面斜視図である。
以下添付図面に基づいて、本考案髪アクセサリー用のヘアゴム係止具の一実施の形態を詳説するが、本考案はこれらの実施の形態に制限されるものではない。
図1に示す髪アクセサリー用のヘアゴム係止具1は、正面視略コ字状を呈し、基体2、開閉スプリング3、基体の折り返し膨隆部4とで形成されている。
図中の符号5は基体の中央付近に設けられた空間部,6は開閉スプリングで開閉されるヘアゴム導入路となる開口部、7は髪アクセサリー、8はヘアゴムを示す。
髪アクセサリー7は適宜の金属製でなり、この髪アクセサリーの背面部7aに基体2を半田付けなどの適宜手段で取り付け、基体2の開口部6が髪アクセサリー7の取り付け位置の反対側に位置するように準備する。
基体2の開口部6には開閉スプリング3が設けられており、開閉スプリングの先端付近は、基体の折り返し膨隆部4に当接するように位置して開口部6を閉状態に維持している。
このように開閉スプリング3は常時、その付与された弾発力(ばね性)で、開口部6を閉状態に保っている。
ついで、新しいヘアゴム8を基体2の空間部5に係止するために、開閉スプリングに付与されている弾発力に抗して圧力を加えて開閉スプリング3の閉状態を解除して、開口部6を開状態とする(図4参照)。
開口部6が開状態となった時点で、新しいヘアゴム8を開口部6を経由して空間部5に案内して、基体2とヘアゴム8の係止を完成させる。
基体2とヘアゴム8の係止が完了したのち、開閉スプリング3への圧力を解除すると、開閉スプリング3は付与されている弾発力にて自動的に開口部6を閉状態に戻すため、空間部5に収められたヘアゴム8は開口部6から外側には移動できなくなり、確実な基体2への係止が完成する(図5参照)。
基体2が取り付けられる髪アクセサリー7の主な素材は真鍮であるので、基体2の素材も真鍮とすることが好ましく、開閉スプリング3は強度と弾発性の確保の観点から直径0.7〜1.2mm程度のステンレス線材の使用が好ましい。このステンレス線材をクリップ状に折り曲げて開閉スプリング3を完成させ、開閉スプリングの両端部3a,3bを基体2に外れないように半田付けなどで取り付ける。
さらに開閉スプリングの素材であるステンレス線材の両端部の取り付け位置を、開閉スプリングの延伸方向にずらせると、開閉スプリングの弾発力(バネ性)が簡単に確保できるため、簡単な構造で壊れにくいヘアゴム係止具が安価に作成できることとなる。
また基体における通過開口部付近に、開閉スプリング3の先端に臨む折り返し膨隆部3a,3bを形成しておくと、閉状態時に開閉スプリング3の先端と基体2との隙間が確実に埋められて、開閉スプリング3の閉状態が確実に形成でき、ヘアゴム係止具1の安全な使用ができるため、使用者にとって極めて使い勝手の良いヘアゴム係止具1が得られることとなる。
本考案の髪アクセサリー用のヘアゴム係止具は、髪アクセサリーを製造する現場、さらに髪アクセサリーを使用する現場で利用することが可能であり、その利用範囲は大変広いものとなる。
1 …髪アクセサリー用のヘアゴム係止具
2 …基体
3 …開閉スプリング
3a,3b …開閉スプリングの基端
4 …基体の折り返し膨隆部
5 …空間部
6 …開口部
7 …髪アクセサリー
7a …髪アクセサリーの背面部
8 …ヘアゴム

Claims (4)

  1. 髪アクセサリーの背面部に止着される基体の中央付近にヘアゴムを挿通係止するための空間部を形成し、この基体におけるに前記空間部位置にヘアゴムを通過案内させるための通過開口部を基体に形成し、この通過開口部を開閉するための開閉スプリングを基体に取り付け、この開閉スプリングには通過開口部を閉状態にするため弾発力が常時付与されていることを特徴とする髪アクセサリー用のヘアゴム係止具。
  2. 基体の素材は真鍮であり、開閉スプリングの素材はステンレス線材であることを特徴とする請求項1記載の髪アクセサリー用のヘアゴム係止具。
  3. 開閉スプリングの素材であるステンレス線材の両端部の取り付け位置を、開閉スプリングの延伸方向にずらせたことを特徴とする請求項1又は2記載の髪アクセサリー用のヘアゴム係止具。
  4. 基体における通過開口部付近に、開閉スプリングの先端に臨む折り返し膨隆部を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の髪アクセサリー用のヘアゴム係止具。
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